JP3876358B2 - Fully closed output learning device for accelerator pedal sensor - Google Patents
Fully closed output learning device for accelerator pedal sensor Download PDFInfo
- Publication number
- JP3876358B2 JP3876358B2 JP2002060671A JP2002060671A JP3876358B2 JP 3876358 B2 JP3876358 B2 JP 3876358B2 JP 2002060671 A JP2002060671 A JP 2002060671A JP 2002060671 A JP2002060671 A JP 2002060671A JP 3876358 B2 JP3876358 B2 JP 3876358B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- learning
- accelerator pedal
- output
- update
- fully closed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アクセル開度に応じた信号を出力するアクセルペダルセンサのアクセル全閉位置での出力(全閉出力)を学習するアクセルペダルセンサの全閉出力学習装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、アクセルペダルセンサのアクセル全閉位置での出力を学習することにより、アクセル開度検出精度を向上させる技術が知られている(特開平10−176555号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
アクセルペダルに直に配置したアクセルペダルセンサでは、アクセルペダルに対し戻し方向に力を入れること(足の甲でペダルを持ち上げるような行為)によって、通常のアクセル全閉位置よりも余計に戻った位置となり、このときに全閉位置でのセンサ出力を学習してしまうと、この位置を基準にしてアクセル開度を検出することになり、アイドル状態においてもアクセルペダルがわずかに踏込まれていると認識されてしまう結果、ハイアイドル状態になってしまうという問題がある。
【0004】
尚、アクセルペダルと別体でアクセルケーブルにて引っ張るタイプのアクセルペダルセンサの場合は、アクセルペダルを持ち上げてもアクセルケーブルがたるむのみでセンサ出力低下方向に力がかかることはほとんどないが、近年、部品の原価低減を目的とした部品構成の簡素化が進み、アクセルペダルの回転角を直接読込むタイプのアクセルペダルセンサが主流となりつつあり、特にこのタイプの場合に、アクセルペダルの持ち上げによるセンサ出力低下を生じやすい。
【0005】
そこで、例えば、10msec毎にアクセルペダルセンサの出力をモニターして所定回数の移動平均を算出し、この移動平均値が前回までの全閉出力の学習値より小さい状態が所定の学習更新周期以上継続したときに、移動平均値により、全閉出力の学習値を更新する構成の場合、前記学習更新周期を長目に設定することによって、学習の更新速度を遅くし、アクセルペダルの持ち上げによる誤学習の頻度を下げることが可能であるが、このように設定すると、工場出荷時に初めて学習する場合に、長い学習時間を必要とし、工場における生産性が悪化するという問題を生じる。
【0006】
このため、本発明では、アクセルペダルの持ち上げ等の一時的な要因による誤学習の防止と、工場出荷時などの初期学習の短縮化による工場生産性の向上との両立を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1の発明では、アクセル開度に応じた信号を出力するアクセルペダルセンサのアクセル全閉位置での出力を学習するアクセルペダルセンサの全閉出力学習装置であって、センサ出力が全閉出力の学習値より小さい状態が所定の学習更新周期以上継続した場合に、センサ出力に基づいて全閉出力の学習値を更新するものにおいて、前記学習更新周期を異なる複数の値に切換可能な学習更新周期切換手段を備えることを特徴とする。
更に、全閉出力の学習値の更新に際し、1回当たりの更新幅を制限値以下に制限する更新幅制限手段を備えると共に、前記学習更新周期の切換えと同時に、前記更新幅の制限値を変更する更新幅切換手段を備えることを特徴とする。
【0008】
更に、1つのアクセルペダルに2つのアクセルペダルセンサを備えると共に、2つのアクセルペダルセンサの出力差が所定のしきい値以上となったときに故障と診断する故障診断手段を備え、前記更新幅の制限値は、前記所定のしきい値以下の値に設定されることを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明では、前記学習更新周期の切換えは、イグニッションON後の全閉出力の学習の累積時間に応じて行い、累積時間が所定時間以上となった場合に、前記学習更新周期を長くすることを特徴とする。
【0010】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、学習更新周期を切換可能とすることで、学習更新周期を短くして、工場出荷時のように早く学習を終了したいという要求や、学習更新周期を長くして、アクセルペダルの持ち上げ等の一時的な要因を除き、センサ系の劣化のみを正確に学習したいという要求を、いずれも満足させることができる。
更に、学習更新周期の切換えと同時に、更新幅の制限値を変更することで、更新幅の制限値を大きくして(制限を少なくして)、更に学習速度を早めたり、更新幅の制限値を小さくして(制限を大きくして)、更に学習速度を遅くしたりすることが可能となる。
【0011】
更に、更新幅の制限値を二重系センサの故障診断のしきい値に応じて設定することで、故障診断における誤診断を防止できる。すなわち、二重系センサの出力差が所定のしきい値以上となったときに故障と診断している場合、一方のセンサでしきい値以上の更新幅での更新がなされると、その時点でセンサ系の故障と誤診断してしまう可能性があるが、これを防止することができる。
【0012】
請求項2の発明によれば、学習更新周期の切換えは、イグニッションON後の全閉出力の学習の累積時間に応じて行い、累積時間が所定時間以上となった場合に、学習更新周期を長くすることで、工場出荷時の他、部品交換等において、学習を早期に完了したい場合にも、イグニッションON後に必ず急速学習のチャンスを作れるので好適である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態を示す電制スロットルシステムの概略図である。
アクセルペダル1は、リターンスプリング2によりアクセル全閉位置に付勢されている。
【0014】
電制スロットル弁3は、リターンスプリング(捩りコイルバネ)4により初期位置(比較的低開度側の中立位置)に付勢される一方、スロットル制御モータ5により駆動されるようになっている。
エンジンコントロールユニット(ECU)6は、CPU7、A/D変換器8、モータ駆動回路9などを備え、各種センサからの信号がA/D変換器8を介してCPU7に入力される。
【0015】
アクセルペダルセンサAPS1、APS2は、アクセルペダル1の開度(踏込み量)に応じた電圧信号を発生するポテンショメータ式のセンサであり、独立して2系統設けられ、それぞれの信号がA/D変換器8を介してCPU7に入力される。
スロットルポジションセンサTPS1、TPS2は、電制スロットル弁3の開度に応じた電圧信号を発生するポテンショメータ式のセンサであり、これも独立して2系統設けられ、それぞれの信号がA/D変換器8を介してCPU7に入力される。
【0016】
また、その他のセンサ群100より、エンジン及び車両の運転状態として、エンジン回転数、水温、車速、ギヤ位置等の信号も入力される。
CPU7では、アクセルペダルセンサAPS1、APS2により検出されるアクセルペダル1の開度、更にエンジン及び車両の運転状態に従って、目標スロットル開度を設定し、これに応じて電制スロットル弁3の開度を制御する。具体的には、モータ駆動回路9への電源(BATT)の供給をモータリレー10を介して制御しつつ、スロットルポジションセンサTPS1、TPS2により検出される実スロットル開度が目標スロットル開度に一致するように、モータ駆動回路9をデューティ制御することで、スロットル制御モータ5への電流を制御し、電制スロットル弁3の開度を制御する。
【0017】
ここで、アクセルペダルセンサAPS1、APS2の出力電圧によりアクセル開度を検出する際は、各センサについて、アクセル全閉位置での出力(全閉出力)を学習しておき、実際の出力から全閉出力の学習値(全閉学習値)を減算した値に基づいてアクセル開度を検出している。
次にアクセルペダルセンサの全閉出力の学習(全閉学習)について説明する。
【0018】
図2はイグニッションON時(OFF→ON時)に起動される初期化ルーチンのフローチャートであり、全閉学習累積時間カウンタTAPS、及び、学習更新周期計測カウンタCAPSCLを共に初期化する(TAPS=0、CAPSCL=0)。
図3はイグニッションON後に一定時間(例えば10msec)毎に実行される全閉学習ルーチンのフローチャートである。
【0019】
ステップ1(図にはS1と記す。以下同様)では、全閉学習累積時間カウンタTAPS(後述するステップ12、13にてカウントされる)と所定値APSINIとを比較し、イグニッションON後の全閉学習累積時間(TAPS)が所定時間(APSINI)以内か否かを判定する。
所定時間以内の場合は、急速学習の必要があるので、ステップ2へ進み、学習更新周期TAPSCLとして、比較的短い周期TAPSCLH(例えば1.5sec)を設定する(TAPSCL=TAPSCLH)と共に、1回当たりの更新幅の制限値LIMを故障診 断のしきい値の範囲内で比較的大きな120mVに設定する。
【0020】
所定時間に達している場合は、急速学習が終了しているので、ステップ3へ進み、学習更新周期TAPSCLとして、比較的長い周期TAPSCLL(例えば60sec)を設定する(TAPSCL=TAPSCLL)と共に、1回当たりの更新幅の制限値LIMを比較的小さな30mVに設定する。尚、ステップ1〜3の部分が学習更新周期切換手段及び更新幅切換手段に相当する。
ステップ4では、アクセルペダルセンサ出力の移動平均値AVAPSと、現在の全閉学習値APSCLとを比較する。
【0021】
尚、アクセルペダルセンサ出力の移動平均値AVAPSは、学習更新周期TAPSCL内におけるセンサ出力のサンプリング値の単純平均値として求めるか、次式のように前回までの移動平均値AVAPSと今回のセンサ出力APSとの加重平均値として求める。
AVAPS=(1−G)×AVAPS+G×APS
Gは重み付け定数で、0<G<1である。
【0022】
移動平均値AVAPS<全閉学習値APSCLの場合は、学習の必要があるので、ステップ5へ進み、学習更新周期計測カウンタCAPSCLをカウントアップする(CAPSCL=CAPSCL+1)。
移動平均値AVAPS>全閉学習値APSCLの場合は、学習の必要がないので、ステップ6へ進み、学習更新周期計測カウンタCAPSCLをリセットする(CAPSCL=0)。従って、このカウンタCAPSCLの値は、アクセルペダルセンサ出力の移動平均値が全閉学習値より小さい状態が継続している時間を表す。
【0023】
ステップ7では、学習更新周期計測カウンタCAPSCLとステップ2又はステップ3にて定めた学習更新周期TAPSCLとを比較し、学習更新周期TAPSCLに達したか否か、言い換えれば、アクセルペダルセンサ出力の移動平均値が全閉学習値より小さい状態での継続時間(CAPSCL)が所定時間(学習更新周期TAPSCL)に達したか否かを判定する。
【0024】
学習更新周期TAPSCLに達した場合は、全閉学習値の更新に入るため、ステップ8へ進み、移動平均値AVAPSが全閉学習値APSCLに対し更新幅の制限値LIMを超えて低下している(AVAPS<APSCL−LIM)か否かを判定する。
この判定でYES、すなわち更新幅の制限値であるLIM以上低下している場合は、ステップ9へ進み、全閉学習値APSCLを現在値からLIMだけ低下させるように更新する(APSCL=APSCL−LIM)。尚、ステップ8、9の部分が更新幅制限手段に相当する。
【0025】
反対にNO、すなわち低下代が更新幅の制限値であるLIM以下の場合は、ステップ10へ進み、全閉学習値APSCLを今回のセンサ出力(移動平均値)AVAPSで置き換えて更新する(APSCL=AVAPS)。
学習値の更新後は、ステップ11へ進み、、学習更新周期計測カウンタCAPSCLをリセットする(CAPSCL=0)。
【0026】
ステップ12では、学習更新周期の切換えに用いる全閉学習累積時間の計時のため、全閉学習条件が成立し、かつ、TAPSCL=TAPSCLH(短い学習更新周期)であるか否かを判定する。
ここで、全閉学習条件は、(1)センサ自体の診断で問題がないこと、(2)バッテリ電圧が所定値(例えば8V)以上であること、(3)二重系センサにおいて両センサがアイドル判定していること、の全てを満たすときに成立するものとする。
【0027】
この判定でYES、すなわち全閉学習条件が成立し、かつ、TAPSCL=TAPSCLH(短い学習更新周期)である場合は、ステップ13へ進んで、全閉学習累積時間TAPSをカウントアップする(TAPS=TAPS+1)。反対にNOの場合は、そのままルーチンを終了する。
以上のように、イグニッションON後の全閉学習累積時間TAPSが所定時間(APSINI)内の間は、比較的短い学習更新周期TAPSCLH(例えば1.5sec)で全閉学習値を更新し、かつ1回当たりの更新幅の制限値LIMを比較的大きな120mVとしている。
【0028】
また、アクセルペダルセンサはシステムのフェイルセーフから2つのセンサを持ち、2つのセンサの出力差を常時モニターして、所定のしきい値以上の場合に故障と診断する。この場合、2つのセンサの各全閉学習値は同時に更新されないため、1センサの1回当たりの更新幅は故障診断にかからない程度の小さい値とする必要があり、ここでは更新幅の制限値を120mvに設定している。
【0029】
この場合、工場出荷時の初期学習において、予め設定された全閉学習値の初期値を例えば600mVとすると、1回当たりの更新幅の制限値が120mVの場合、全閉学習を終了するために約5回の全閉学習値の更新が必要であるが、このときに比較的短い学習更新周期TAPSCLH(例えば1.5sec)で全閉学習値を更新すれば、1.5sec×5=7.5secで全閉学習を終了でき、生産性を向上させることができる。
【0030】
その後は、比較的長い学習更新周期TAPSCLL(例えば60sec)で全閉学習値を更新し、かつ1回当たりの更新幅の制限値LIMを比較的小さな30mVとしている。
従って、比較的長い学習更新周期TAPSCLL(例えば60sec)で全閉学習値を更新することになるので、一時的に人が誤ってペダル持ち上げ方向に力を加えた場合にも、全閉出力を大きく誤学習することはなくなる。その一方、全閉出力の学習はペダルの磨耗等非常に緩やかな劣化を保証することが目的であるので、緩やかな速度での学習でも十分目的は達成できる。
【0031】
また、このときの1回当たりの更新幅の制限値LIMを比較的小さな30mVとしており、更新幅の制限値LIMを小さくして、更新速度をより緩やかとしている。
アクセルペダルセンサの全閉学習はペダルの磨耗等非常に緩やかな劣化を保証することが目的であるので、1回当たりの更新幅は30mV程度あれば十分であり、このように更新幅を制限することで、ペダル持ち上げ等による誤学習に対する安全性をより向上させることができる。
【0032】
これに対し、工場出荷時の初期学習では、1回当たりの更新幅を30mVとしてしまうと、全閉学習を終了するまでに10から20回のイグニッションキーのON−OFFが必要で工場での生産性が低下しまう。従って、このときは故障診断のしきい値により定まる範囲で最大の120mV程度に設定するのがよい。以上により、工場での生産性を満足させながら、全閉出力の誤学習を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す電制スロットルシステムの概略図
【図2】 イグニッションON時の初期化ルーチンのフローチャート
【図3】 イグニッションON後の全閉学習ルーチンのフローチャート
【符号の説明】
1 アクセルペダル
2 リターンスプリング
3 電制スロットル弁
5 スロットル制御モータ
6 エンジンコントロールユニット(ECU)
7 CPU
APS1、APS2 アクセルペダルセンサ
TPS1、TPS2 スロットルポジションセンサ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a fully closed output learning device for an accelerator pedal sensor that learns an output (fully closed output) at an accelerator fully closed position of an accelerator pedal sensor that outputs a signal corresponding to an accelerator opening.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a technique for improving the accelerator opening detection accuracy by learning the output of the accelerator pedal sensor at the accelerator fully closed position is known (see Japanese Patent Laid-Open No. 10-176555).
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
With the accelerator pedal sensor that is placed directly on the accelerator pedal, a position that returns more than the normal accelerator fully closed position by applying force in the return direction to the accelerator pedal (an act of lifting the pedal with the instep) If the sensor output at the fully closed position is learned at this time, the accelerator opening is detected based on this position, and it is recognized that the accelerator pedal is slightly depressed even in the idle state. As a result, there is a problem that it becomes a high idle state.
[0004]
In addition, in the case of an accelerator pedal sensor of a type that is pulled apart by an accelerator cable separately from the accelerator pedal, even if the accelerator pedal is lifted, the accelerator cable only sags and there is almost no force in the sensor output decreasing direction. With the progress of simplification of parts configuration for the purpose of reducing the cost of parts, accelerator pedal sensors of the type that directly read the rotation angle of the accelerator pedal are becoming mainstream, especially in this type, sensor output by lifting the accelerator pedal Prone to decline.
[0005]
Therefore, for example, the output of the accelerator pedal sensor is monitored every 10 msec to calculate a moving average of a predetermined number of times, and the state where the moving average value is smaller than the learning value of the fully closed output until the previous time continues for a predetermined learning update period or longer. When the learning value of the fully closed output is updated by the moving average value, the learning update rate is slowed by setting the learning update period to be long, and erroneous learning by lifting the accelerator pedal However, if the setting is made in this way, a long learning time is required when learning for the first time at the time of shipment from the factory, resulting in a problem that productivity in the factory deteriorates.
[0006]
Therefore, an object of the present invention is to achieve both the prevention of mislearning due to temporary factors such as lifting of the accelerator pedal and the improvement of factory productivity by shortening the initial learning at the time of factory shipment. .
[0007]
[Means for Solving the Problems]
For this reason, the invention of
Further, when updating the learning value of the fully-closed output, an update width limiting means for limiting the update width per time to a limit value or less is provided, and the limit value of the update width is changed simultaneously with the switching of the learning update cycle. An update width switching means is provided.
[0008]
In addition, two accelerator pedal sensors are provided in one accelerator pedal, and fault diagnosis means for diagnosing a fault when the output difference between the two accelerator pedal sensors exceeds a predetermined threshold value, The limit value is set to a value equal to or less than the predetermined threshold value.
[0009]
According to a second aspect of the present invention, the learning update cycle is switched according to the accumulated time of learning of the fully-closed output after the ignition is turned on, and when the accumulated time exceeds a predetermined time, the learning update cycle is lengthened. It is characterized by doing.
[0010]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, the learning update cycle can be switched, so that the learning update cycle can be shortened and the learning update cycle can be shortened as in the factory shipment or the learning update cycle can be lengthened. Except for temporary factors such as lifting the accelerator pedal, it is possible to satisfy all the requirements for learning only the deterioration of the sensor system accurately.
Furthermore, by changing the limit value of the update width at the same time as switching the learning update cycle, the limit value of the update width is increased (the limit is reduced) to further increase the learning speed, or the limit value of the update width It is possible to reduce the learning speed (by increasing the limit).
[0011]
Furthermore, by setting the limit value of the update width according to the failure diagnosis threshold value of the dual system sensor, erroneous diagnosis in failure diagnosis can be prevented. In other words, when a fault is diagnosed when the output difference of the dual system sensor exceeds a predetermined threshold value, if one sensor is updated with an update width greater than the threshold value, In this case, it may be erroneously diagnosed as a sensor system failure, but this can be prevented.
[0012]
According to the invention of
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a schematic view of an electric throttle system showing an embodiment of the present invention.
The
[0014]
The
The engine control unit (ECU) 6 includes a CPU 7, an A /
[0015]
The accelerator pedal sensors APS1 and APS2 are potentiometer-type sensors that generate a voltage signal corresponding to the opening degree (depression amount) of the
The throttle position sensors TPS1 and TPS2 are potentiometer type sensors that generate a voltage signal corresponding to the opening degree of the
[0016]
In addition, signals such as engine speed, water temperature, vehicle speed, and gear position are also input from the
In the CPU 7, the target throttle opening is set according to the opening of the
[0017]
Here, when the accelerator opening is detected by the output voltage of the accelerator pedal sensors APS1 and APS2, the output at the accelerator fully closed position (fully closed output) is learned for each sensor, and the actual output is fully closed. The accelerator opening is detected based on a value obtained by subtracting the learning value of the output (full closing learning value).
Next, learning of the fully closed output of the accelerator pedal sensor (fully closed learning) will be described.
[0018]
FIG. 2 is a flowchart of an initialization routine started when the ignition is turned on (OFF → ON), and initializes both the fully closed learning accumulated time counter TAPS and the learning update period measurement counter CAPSCL (TAPS = 0, CAPSCL = 0).
FIG. 3 is a flowchart of a fully-closed learning routine executed every certain time (for example, 10 msec) after the ignition is turned on.
[0019]
In step 1 (denoted as S1 in the figure, the same applies hereinafter), the fully closed learning accumulated time counter TAPS (counted in
If it is within the predetermined time, rapid learning is necessary. Therefore, the process proceeds to step 2, and a relatively short period TAPSCLH (for example, 1.5 sec) is set as the learning update period TAPSCL (TAPSCL = TAPSCLH) and once per time set to a relatively large 120mV within the update width of the limit value LIM fault diagnosis threshold.
[0020]
If the predetermined time has been reached, rapid learning has been completed, and thus the process proceeds to step 3 where a relatively long period TAPSCLL (for example, 60 sec) is set as the learning update period TAPSCL (TAPSCL = TAPSCLL) once. The per-update width limit value LIM is set to a relatively small 30 mV.
In step 4, the moving average value AVAPS of the accelerator pedal sensor output is compared with the current fully closed learning value APSCL.
[0021]
The moving average value AVAPS of the accelerator pedal sensor output is obtained as a simple average value of the sampling values of the sensor output within the learning update period TAPSCL, or the moving average value AVAPS up to the previous time and the current sensor output APS as in the following equation: It is calculated as a weighted average value.
AVAPS = (1-G) × AVAPS + G × APS
G is a weighting constant, and 0 <G <1.
[0022]
If the moving average value AVAPS <the fully closed learning value APSCL, it is necessary to learn, so the process proceeds to step 5 and the learning update period measurement counter CAPSCL is counted up (CAPSCL = CAPSCL + 1).
If the moving average value AVAPS> the fully closed learning value APSCL, there is no need for learning, so the process proceeds to step 6 and the learning update period measurement counter CAPSCL is reset (CAPSCL = 0). Therefore, the value of the counter CAPSCL represents the time during which the moving average value of the accelerator pedal sensor output is smaller than the fully closed learning value.
[0023]
In step 7, the learning update period measurement counter CAPSCL is compared with the learning update period TAPSCL determined in
[0024]
When the learning update period TAPSCL has been reached, since the update of the fully closed learning value is started, the process proceeds to step 8 where the moving average value AVAPS is lower than the update width limit value LIM with respect to the fully closed learning value APSCL. It is determined whether (AVAPS <APSCL− LIM ).
If YES in this determination, that is, if it is lower than the limit value LIM of the update width, the process proceeds to step 9 where the fully closed learning value APSCL is updated so as to decrease by LIM from the current value (APSCL = APSCL− LIM). ).
[0025]
NO Conversely, i.e. if: LIM drop allowance is the limiting value of the update width, the process proceeds to step 10 to update replaces the fully closed learning value APSCL in this sensor output (moving average value) AVAPS (APSCL = AVAPS).
After the learning value is updated, the process proceeds to step 11 to reset the learning update period measurement counter CAPSCL (CAPSCL = 0).
[0026]
In
Here, the fully closed learning condition is (1) that there is no problem in diagnosis of the sensor itself, (2) that the battery voltage is a predetermined value (for example, 8V) or more, and (3) in the dual system sensor, both sensors are It shall be established when all of the idle determination is satisfied.
[0027]
If this determination is YES, that is, if the fully closed learning condition is satisfied and TAPSCL = TAPSCLH (short learning update cycle), the routine proceeds to step 13 where the fully closed learning accumulated time TAPS is counted up (TAPS = TAPS + 1). ). On the other hand, if NO, the routine is terminated as it is.
As described above, while the fully closed learning accumulated time TAPS after the ignition is ON is within the predetermined time (APSINI), the fully closed learning value is updated at a relatively short learning update period TAPSCLH (for example, 1.5 sec), and 1 The limit value LIM of the update width per time is set to a relatively large 120 mV.
[0028]
Further, the accelerator pedal sensor has two sensors for failsafe of the system, and constantly monitors the output difference between the two sensors, and diagnoses a failure when it exceeds a predetermined threshold value. In this case, since the fully closed learning values of the two sensors are not updated at the same time, the update width per sensor needs to be a small value that does not affect the fault diagnosis. It is set to 120 mv.
[0029]
In this case, in the initial learning at the time of factory shipment, if the initial value of the preset fully closed learning value is 600 mV, for example, when the limit value of the update width per one time is 120 mV, the fully closed learning is terminated. The fully closed learning value needs to be updated about 5 times. If the fully closed learning value is updated at a relatively short learning update period TAPSCLH (for example, 1.5 sec) at this time, 1.5 sec × 5 = 7. Fully closed learning can be completed in 5 seconds, and productivity can be improved.
[0030]
Thereafter , the fully closed learning value is updated at a relatively long learning update period TAPSCLL (for example, 60 sec), and the limit value LIM of the update width per time is set to a relatively small 30 mV.
Therefore, since the fully closed learning value is updated at a relatively long learning update period TAPSCLL (for example, 60 sec), even when a person accidentally applies a force in the pedal lifting direction, the fully closed output is increased. There will be no false learning. On the other hand, learning of the fully closed output is intended to guarantee very gradual deterioration such as pedal wear, so that the purpose can be sufficiently achieved even by learning at a gradual speed.
[0031]
Further, the limit value LIM of the update width per time at this time is set to a comparatively small 30 mV, the limit value LIM of the update width is reduced, and the update speed is made more gradual .
Since the purpose of the fully closed learning of the accelerator pedal sensor is to guarantee a very gradual deterioration such as pedal wear, an update width of about 30 mV is sufficient per time, and thus the update width is limited in this way. As a result, safety against mislearning caused by lifting the pedal or the like can be further improved.
[0032]
On the other hand, in the initial learning at the time of factory shipment, if the update width per one time is set to 30 mV, it is necessary to turn the ignition key on and off 10 to 20 times until the fully closed learning is completed, and production at the factory. The sex will be reduced. Accordingly, at this time, it is preferable to set the maximum value to about 120 mV within a range determined by the failure diagnosis threshold. As described above, it is possible to prevent erroneous learning of the fully closed output while satisfying the productivity in the factory.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram of an electric throttle system showing an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a flowchart of an initialization routine when an ignition is turned on. FIG. 3 is a flowchart of a fully-closed learning routine after the ignition is turned on. ]
1 Accelerator pedal
2 Return spring
3 Electric throttle valve
5 Throttle control motor
6 Engine control unit (ECU)
7 CPU
APS1, APS2 Accelerator pedal sensor
TPS1, TPS2 Throttle position sensor
Claims (2)
センサ出力が全閉出力の学習値より小さい状態が所定の学習更新周期以上継続した場合に、センサ出力に基づいて全閉出力の学習値を更新するものにおいて、
前記学習更新周期を異なる複数の値に切換可能な学習更新周期切換手段を備え、
更に、全閉出力の学習値の更新に際し、1回当たりの更新幅を制限値以下に制限する更新幅制限手段を備えると共に、前記学習更新周期の切換えと同時に、前記更新幅の制限値を変更する更新幅切換手段を備え、
更に、1つのアクセルペダルに2つのアクセルペダルセンサを備えると共に、2つのアクセルペダルセンサの出力差が所定のしきい値以上となったときに故障と診断する故障診断手段を備え、
前記更新幅の制限値は、前記所定のしきい値以下の値に設定されることを特徴とするアクセルペダルセンサの全閉出力学習装置。A fully closed output learning device for an accelerator pedal sensor that learns an output at an accelerator fully closed position of an accelerator pedal sensor that outputs a signal corresponding to an accelerator opening,
When the sensor output is smaller than the learning value of the fully-closed output and continues for a predetermined learning update period or longer, the learning value of the fully-closed output is updated based on the sensor output.
Learning update cycle switching means capable of switching the learning update cycle to different values,
Further, when updating the learning value of the fully-closed output, an update width limiting means for limiting the update width per time to a limit value or less is provided, and the limit value of the update width is changed simultaneously with the switching of the learning update cycle. with an update width switching means for,
In addition, two accelerator pedal sensors are provided in one accelerator pedal, and a failure diagnosis means for diagnosing a failure when an output difference between the two accelerator pedal sensors exceeds a predetermined threshold value,
The fully closed output learning device for an accelerator pedal sensor , wherein the limit value of the update width is set to a value equal to or less than the predetermined threshold value .
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002060671A JP3876358B2 (en) | 2002-03-06 | 2002-03-06 | Fully closed output learning device for accelerator pedal sensor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002060671A JP3876358B2 (en) | 2002-03-06 | 2002-03-06 | Fully closed output learning device for accelerator pedal sensor |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003260953A JP2003260953A (en) | 2003-09-16 |
JP3876358B2 true JP3876358B2 (en) | 2007-01-31 |
Family
ID=28669946
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002060671A Expired - Fee Related JP3876358B2 (en) | 2002-03-06 | 2002-03-06 | Fully closed output learning device for accelerator pedal sensor |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3876358B2 (en) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5293214B2 (en) * | 2009-01-20 | 2013-09-18 | 日産自動車株式会社 | Engine control device |
NL2004401A (en) * | 2009-04-15 | 2010-10-18 | Asml Netherlands Bv | Lithographic apparatus, positioning system, and positioning method. |
JP6655916B2 (en) * | 2015-09-07 | 2020-03-04 | 株式会社ケーヒン | Movement amount calculation device |
-
2002
- 2002-03-06 JP JP2002060671A patent/JP3876358B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003260953A (en) | 2003-09-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4020899B2 (en) | Electronic throttle control device | |
JP3296222B2 (en) | Throttle control device | |
US7171946B1 (en) | Electronic throttle control apparatus | |
JP2008256703A (en) | Method and apparatus for measuring variable parameter in automobile | |
KR0144399B1 (en) | Throttle control device for internal combustion engine | |
CN110872998B (en) | Method for verifying CVVD position learning result and CVVD system for verifying CVVD position learning result | |
JP3876358B2 (en) | Fully closed output learning device for accelerator pedal sensor | |
JP2006312945A (en) | Throttle valve control device | |
JP3864086B2 (en) | Rim home control method for automotive electronic throttle system | |
JP3877835B2 (en) | Automotive throttle control device | |
JPH0777100A (en) | Full closing opening learning device for subthrottle valve | |
EP1378643B1 (en) | Failure diagnosis apparatus for throttle valve actuating device | |
JPH07324640A (en) | Throttle controller for internal combustion engine | |
US4790276A (en) | Idling revolution control device for internal combustion engine | |
JP4021134B2 (en) | Throttle valve control device | |
JP3946365B2 (en) | Vehicle drive output control method and apparatus | |
JP3547619B2 (en) | Internal combustion engine control device | |
JP2003113936A (en) | Electric range changing device for automatic transmission | |
JPH08312430A (en) | Idling engine speed control method | |
KR0148837B1 (en) | Throttle valve control device of an internal combustion engine | |
JP4082487B2 (en) | Electronic throttle control device | |
JP4917065B2 (en) | Engine idle speed control device | |
KR100418797B1 (en) | Method of protecting an engine stalling and the increase of an engine rpm | |
JP6655916B2 (en) | Movement amount calculation device | |
JPH11351034A (en) | Study control method for electronic throttle |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040326 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060207 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060403 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060704 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060808 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20060908 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061003 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061016 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091110 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101110 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111110 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121110 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121110 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131110 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |