JP3876061B2 - Voice pickup device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧電素子を振動自在に支持した状態で収納するハウジングと、前記圧電素子の検出信号を設定増幅率で増幅する増幅手段とが設けられた音声ピックアップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
かかる音声ピックアップ装置は、音声に起因する機械的振動がハウジングに伝わり、その振動によってハウジング内の圧電素子が振動して、機械的振動を電気信号に変換することで音声を検出する装置であり、携帯電話やトランシーバの通信機等における音声検出に利用される。
従来、この種の音声ピックアップ装置は、圧電素子を支持するハウジングを人の耳部やその付近に当接させて、人の声帯の振動により頭部の骨が振動して音声が伝わるいわゆる骨伝導音声の検出に用いられるのが一般的であった。又、このような機械的振動は一般に微弱であるので、圧電素子の検出信号は、増幅手段にて増幅される。
このように骨伝導音声を検出することで、周囲の騒音の影響を充分に抑制した状態で音声を検出することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来構成では、一般に骨伝導音声の検出のために条件設定されているので、周囲の音声が情報として一定の価値を有して、空気により伝導される音声を検出したい場合であっても、的確に検出できにくいものとなっていた。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、骨伝導音声のみならず、空気により伝導される音声をも的確に検出できる音声ピックアップ装置を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記請求項1記載の構成を備えることにより、圧電素子の状態を検出する音声検出状態検出手段は、前記圧電素子の状態が、人体に当接したハウジングに伝わる骨伝導音声を検出する骨伝導音声検出状態であるか又は空気を介して前記ハウジングに伝わる気導音声を検出する気導音声検出状態であるかを検出し、その検出情報に基づいて、圧電素子の検出信号を設定増幅率で増幅する増幅手段は、前記骨伝導音声検出状態と前記気導音声検出状態とで設定増幅率を異ならせる。つまり、前記骨伝導音声検出状態と気導音声検出状態とでは、圧電素子の信号検出レベルが異なり、そのまま共通の設定増幅率で増幅して出力したのでは、少なくとも一方の状態において、実用に供するレベルの信号が得られないものとなる虞れがあるが、上記のように前記骨伝導音声検出状態と前記気導音声検出状態とで設定増幅率を異ならせることで、設定増幅率を夫々の状態に適したものに設定しておくことができ、前記骨伝導音声検出状態であっても、又、前記気導音声検出状態であっても、圧電素子にて検出した信号を適正な信号レベルで出力することができる。もって、骨伝導音声のみならず、空気により伝導される音声をも的確に検出できる音声ピックアップ装置を提供できるに至った。
【0005】
又、上記請求項2記載の構成を備えることにより、圧電素子を支持するハウジングとそのハウジングを保持する筐体との間で機械的振動を伝達する状態と、機械的振動の伝達を抑制する状態とに切換えられる。従って、人体に当接したハウジングに伝わる骨伝導音声を検出しようとする前記骨伝導音声検出状態では、機械的振動の伝達を抑制する状態として、周囲の騒音により筐体が振動しても、その振動が圧電素子に検出されて雑音となるのを抑制でき、その一方、前記気導音声検出状態では、機械的振動を伝達する状態として、周囲の音声により筐体が振動すると、その振動がハウジングに伝わり、更に圧電素子に伝わって圧電素子を振動させるようにし、空気により伝導される音声で直接ハウジングが振動する成分のみならずハウジングを保持する筐体の振動をも圧電素子にて検出して、周囲の音声を効率良く検出することができる。
【0006】
又、上記請求項4記載の構成を備えることにより、圧電素子を支持するハウジングが人の骨伝導音声を検出するべく人の体の一部に押し付けられると、その押圧される力によって、そのハウジングが、筐体と当接して機械的振動を伝達する位置から、筐体から離間して機械的振動の伝達を抑制する位置に変位する。そして、ハウジングが人の体から離されると、そのハウジングが、弾性部材による復帰付勢力によって、筐体と当接して機械的振動を伝達する位置に復帰し、空気により伝達される音声を検出するのに適した位置となる。つまり、通常は空気により伝達される音声を検出するのに適した状態としておき、人の骨伝導音声を検出するときは、そのための操作力を利用して、骨伝導音声を検出するのに適した状態として、もって、簡単な操作によって空気による伝導される音声及び骨伝導音声の両方を的確に検出することができる。
【0007】
又、上記請求項5記載の構成を備えることにより、圧電素子を支持するハウジングを、筐体と当接する位置側に復帰付勢する弾性部材は、粘弾性を有する。従って、弾性部材を通じてハウジングに伝わる機械的振動を効果的に吸収でき、ハウジングが筐体から離間する位置にあるときに、圧電素子が雑音を検出するのを可及的に抑制できる。
【0008】
又、上記請求項6記載の構成を備えることにより、圧電素子を支持するハウジングが人の骨伝導音声を検出するべく人の体の一部に押し付けられると、その押圧される力によって、そのハウジングが、筐体と当接して機械的振動を伝達する位置から、筐体から離間して機械的振動の伝達を抑制する位置に変位するのを利用して、前記骨伝導音声検出状態にあるか、又は、前記気導音声検出状態にあるかを検出する。すなわち、突出側に復帰付勢された被操作片を備えたスイッチを、筐体から離間する位置への前記ハウジングの変位によって、その被操作片が引退側に押し操作されるように配置しておくのである。従って、前記骨伝導音声検出状態にあるか、又は、前記気導音声検出状態にあるかの検出を、人の骨伝導音声を検出するときの操作力を利用することで、スイッチを備えるだけの簡素な構成で行えるものとしている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の音声ピックアップ装置を携帯電話機に備えた場合の実施の形態を図面に基づいて説明している。
音声ピックアップ装置VPは、図1及び図2に示すように、略棒状の圧電素子1と、圧電素子1を振動自在に支持した状態で収納するハウジング2と、圧電素子1の検出信号を設定増幅率で増幅する増幅手段APとを主要部として構成され、図3に示すように、ハウジング2は、それの表面が露出する状態で、携帯電話機PPの筐体3に保持されている。
【0010】
ハウジング2内における圧電素子1の支持構成並びに圧電素子1の信号処理回路等について詳細に説明する。
圧電素子1は、金属板を二つの圧電セラミック素子でサンドイッチ状に挟んで張り合わせたいわゆるバイモルフ型のものを使用して、検出感度の向上等を図っている。
この圧電素子1は、それの長手方向一端側が回路基板4上に半田付けにより強固に固定保持され、その回路基板4には、圧電素子1の検出信号が入力されて主にインピーダンス変換を行うFET5やその他コンデンサ等が配置されている。回路基板4は、ハウジング2の内壁に固着されているシールドケース6の底面に固着され、ハウジング2の機械的振動が的確に圧電素子1に伝達され、効率良く圧電素子1を振動させるようにしている。尚、シールドケース6は、回路基板4全体を覆い、電磁的にシールドするものであり、圧電素子1の検出信号のS/N比の向上に寄与するものである。又、ハウジング2は、圧電素子1等に対する保護ケースとしても機能している。
【0011】
FET5にてインピーダンス変換等された後の圧電素子1の検出信号は、図示を省略する電気配線にて図2に示す増幅手段APに入力され、設定増幅率にて増幅される。
この増幅手段APには、増幅率の異なる二つのアンプ7a,7bが備えられ、二つのアンプ7a,7bの出力は切換回路8に入力される。
切換回路8は、後述するスイッチ9の入り切りの状態に基づいて、二つのアンプ7a,7bの出力信号の何れか一方を選択的に出力する回路である。
切換回路8の出力信号は、過大な入力信号を設定範囲内の信号レベルに抑制する出力抑制回路10に入力され、その出力抑制回路10の出力信号が携帯電話機PPの信号処理回路に入力される。
【0012】
次に、ハウジング2を筐体3に保持させる構成について説明する。
ハウジング2は、図1に示すように、それの表面が筐体3に形成された開口から突出し、且つ、筐体3に対して固定されているベース板11と粘弾性部材12とによって、ハウジング2のフランジ部2aが、筐体3の内壁に押圧される状態で、筐体3に保持されている。尚、粘弾性部材12は、ゴム材や塩化ビニル等の粘弾性を有する部材であり、ハウジング2を筐体3外方側へ復帰付勢すると共に、ハウジング2に伝わる機械的振動を吸収する。
従って、ハウジング2は、弾性部材SPとして機能する粘弾性部材12によって筐体3、具体的には筐体3の内壁と当接する位置に復帰付勢され、そして、後述するように人の体の一部に押圧される力によってハウジング2が筐体3の内方側に押圧されると、図1(ロ)に示すように、ハウジング2が筐体3から離間する位置に変位する。
ハウジング2が、筐体3の内壁と当接する位置に位置しているときに、ハウジング2と筐体3とが機械的振動を伝達する状態となり、ハウジング2が、筐体3から離間する位置に位置しているときに、ハウジング2と筐体3とが機械的振動の伝達を抑制する状態となり、もって、ハウジング2と、そのハウジング2を保持する筐体3とが、機械的振動を伝達する状態と伝達を抑制する状態とに切換え自在となっている。
【0013】
粘弾性部材12を支持するベース板11には、粘弾性部材12に隣接する状態で、ハウジング2が筐体3と当接する位置に位置しているか、あるいは、筐体3から離間する位置に位置しているかを検出するスイッチ9が設けられている。スイッチ9には、突出側に復帰付勢された被操作片9aが備えられ、この被操作片9aの出退方向がハウジング2の変位方向と一致するように、スイッチ9が配置されている。
ハウジング2が筐体3の内壁から筐体内方側へ離間する位置に変位するに伴って、ハウジング2の底面側が被操作片9aを押し操作し引退側に移動させる。この被操作片9aの引退側への移動によってスイッチ9の入り切りが変化する。
従って、このスイッチ9は、圧電素子1が、人の骨伝導音声を検出する骨伝導音声検出状態であるか、又は、空気により伝導される音声を検出する気導音声検出状態であるかを検出する音声検出状態検出手段VSとして機能し、ハウジング2が筐体3と当接する位置に位置している状態を気導音声検出状態として検出し、筐体3から離間する位置に位置している状態を骨伝導音声検出状態として検出する。
【0014】
次に、上記構成の音声ピックアップ装置VPを備えた携帯電話機PPの動作について、通話の相手方に電話をかける場合を例示して概略的に説明する。
携帯電話機PPの使用者が通話の相手方に電話をかけるときは、筐体3に取り付けられた揺動操作式の開閉蓋14を開いた状態で、図示を省略する電話番号入力ボタン等を操作した後に通話状態に移行する。通話状態では、必要に応じて開閉蓋14を閉じた状態で、携帯電話機PPのスピーカ15を耳に当てて相手方と会話を行う。
このとき、使用者は、筐体3に保持されるハウジング2を、人の人体の一部としての耳近くの顔面に押し当てる。この操作により生じる押圧力によってハウジング2が筐体3の内方側へ変位して、前記骨伝導音声検出状態となる。
【0015】
この骨伝導音声検出状態では、上述のように、ハウジング2が筐体3から離間し、筐体3の機械的振動がハウジングに伝わるのが抑制され、使用者の耳近くへ伝わる骨伝導音声を圧電素子1にて電気信号に変換して的確に検出できるので、周囲の騒音の影響の少ない良好な会話を行える。
又、この骨伝導音声検出状態であることをスイッチ9が検出すると、この検出情報が図2に示す切換回路8に入力され、切換回路8は、圧電素子1の検出信号を増幅する二つのアンプ7a,7bのうちの一方のアンプ7aの出力を選択して出力抑制回路10に出力し、他の処理回路を経て通話の相手方に送信される。尚、アンプ7aの増幅率は、骨伝導音声の検出に適した値に設定されている。
【0016】
一方、携帯電話機PPの使用者が、使用者の発する音声のみならず周囲の音声をも積極的に通話の相手方に伝えたい場合、あるいは、周囲の騒音が十分に小さい場合は、携帯電話機PPのスピーカ15を耳に当て且つ圧電素子1を収納するハウジング2が顔面に当たらないようにして会話を行う。このようにすることで、ハウジング2は筐体3の内壁の当接する状態を維持し、使用者の音声を含む周囲の音声が空気により伝導されて筐体3を振動させると、その振動がハウジング2に伝わる。つまり、ハウジング2は、直接的に使用者の音声等によって振動するのみならず、筐体3から伝えられる機械的振動によっても振動し、両者が圧電素子1の振動に寄与する。従って、筐体3全体が音声の検出に寄与することになる。
【0017】
この空気により伝達される音声を検出する気導音声検出状態であることをスイッチ9が検出すると、この検出情報が図2に示す切換回路8に入力され、二つのアンプ7a,7bのうちのアンプ7bの出力を選択して出力抑制回路10に出力し、他の処理回路を経て通話の相手方に送信される。尚、アンプ7bの増幅率は、上記のように空気により伝導される音声の検出に適した値に設定されており、他方のアンプ7aの設定増幅率との大小関係は、筐体3の大きさ等との関係で変化することになる。
【0018】
〔別実施形態〕
以下、別実施形態を列記する。
▲1▼ 上記実施の形態では、本発明の音声ピックアップ装置VPを携帯電話機PPに備えた場合を例示しているが、トランシーバ等の各種の通信機器の他、種々の録音装置等にも用いることができる。
▲2▼ 上記実施の形態では、圧電素子1を支持するハウジング2、そのハウジング2を保持する筐体3とが、機械的振動を伝達する状態と伝達を抑制する状態とに切換え自在に構成されているが、常時何れか一方の状態にあるように、つまり、例えばハウジング2を筐体3と一体形成する等して、常時筐体3の機械的振動がハウジング2に伝わるようにするか、あるいは、例えば筐体3に取り付けた粘弾性部材にハウジング2を支持させる等して、常時筐体3の機械的振動がハウジングに伝わるのを抑制するようにしても良い。
【0019】
▲3▼ 上記実施の形態では、増幅手段APは、設定増幅率の異なる二つのアンプ7a,7bを備え、何れのアンプの信号を出力するかを選択的に切換えることで、前記骨伝導音声検出状態と前記気導音声検出状態とで、設定増幅率を異ならせているが、増幅率を設定変更可能なアンプを一つ備えて、スイッチ9の出力信号に応じて増幅率を設定変更する等、設定増幅率を異ならせるための構成は種々変更可能である。
▲4▼ 上記実施の形態では、ハウジング2を筐体3と当接する位置側へ復帰付勢する弾性部材SPを、素材として粘弾性を有する粘弾性部材12にて形成しているが、弾性部材SPとしてコイルバネ等を用いても良く、ハウジング2を復帰付勢するための具体構成は種々変更可能である。
【0020】
▲5▼ 上記実施の形態では、前記骨伝導音声検出状態であるか、又は、前記気導音声検出状態であるかを検出する音声検出状態検出手段VSをスイッチ9を備えさせて構成しているが、例えば、筐体3の内壁におけるハウジング2のフランジ部2aとの当接箇所に一対の電極を備え、ハウジング2のフランジ2aにその一対の電極を短絡させるための電極を備えて、ハウジング2が筐体3と当接して、その一対の電極が短絡している状態を前記気導音声検出状態と検出し、ハウジング2が筐体3から離間して、その一対の電極が電気的に絶縁されている状態を前記骨伝導音声検出状態として検出するように構成しても良く、音声検出状態検出手段VSの具体構成は種々変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる要部断面図
【図2】本発明の実施の形態にかかるブロック構成図
【図3】本発明の実施の形態にかかる携帯電話機の外観斜視図
【符号の説明】
1 圧電素子
2 ハウジング
3 筐体
9 スイッチ
9a 被操作片
AP 増幅手段
SP 弾性部材
VS 音声検出状態検出手段[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an audio pickup apparatus provided with a housing that accommodates a piezoelectric element in a state in which the piezoelectric element is supported in a freely oscillating manner, and amplification means that amplifies a detection signal of the piezoelectric element with a set amplification factor.
[0002]
[Prior art]
Such a sound pickup device is a device that detects sound by mechanical vibration caused by sound being transmitted to the housing, the vibration of the piezoelectric element in the housing due to the vibration, and converting the mechanical vibration into an electrical signal, It is used for voice detection in communication devices such as mobile phones and transceivers.
Conventionally, this type of audio pickup device is a so-called bone-conducting system in which a housing supporting a piezoelectric element is brought into contact with or near a human ear and the bones of the head are vibrated by the vibration of the human vocal cord. Commonly used for speech detection. Since such mechanical vibration is generally weak, the detection signal of the piezoelectric element is amplified by the amplifying means.
By detecting the bone conduction voice in this way, the voice can be detected in a state in which the influence of ambient noise is sufficiently suppressed.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above conventional configuration, since conditions are generally set for detecting bone conduction speech, even if the surrounding speech has a certain value as information and it is desired to detect speech conducted by air. It was difficult to detect accurately.
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object thereof is to provide an audio pickup device capable of accurately detecting not only bone conduction audio but also audio conducted by air.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
By providing the configuration according to
[0005]
Further, by providing the configuration according to
[0006]
Further, by providing the configuration of the fourth aspect, the housing for supporting the piezoelectric element is pressed against the part of the human body in order to detect the bone conduction human voice, by the force that is the pressing, the housing However, it shifts from a position where it abuts on the housing and transmits mechanical vibration to a position where it is separated from the housing and suppresses transmission of mechanical vibration. When the housing is separated from the human body, the housing returns to a position where the housing comes into contact with the housing and transmits mechanical vibration by the return biasing force of the elastic member, and detects the sound transmitted by the air. It is a suitable position. In other words, it is usually in a state suitable for detecting sound transmitted by air, and when detecting human bone conduction sound, it is suitable for detecting bone conduction sound using the operating force for that purpose. As a result, both sound conducted by air and bone conduction sound can be accurately detected by a simple operation.
[0007]
In addition, by providing the configuration according to the fifth aspect, the elastic member that urges the housing that supports the piezoelectric element back to the position where it abuts the housing has viscoelasticity. Therefore, mechanical vibration transmitted to the housing through the elastic member can be effectively absorbed, and the piezoelectric element can be suppressed from detecting noise as much as possible when the housing is at a position away from the housing.
[0008]
Further, by providing the above-described structure according to
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS Embodiments of a case where a voice pickup device according to the present invention is provided in a mobile phone will be described below with reference to the drawings.
As shown in FIGS. 1 and 2, the audio pickup device VP sets and amplifies a substantially rod-shaped
[0010]
The support structure of the
The
The
[0011]
The detection signal of the
The amplification means AP includes two
The
The output signal of the
[0012]
Next, a configuration for holding the
As shown in FIG. 1, the
Therefore, the
When the
[0013]
The
As the
Therefore, the
[0014]
Next, the operation of the cellular phone PP provided with the voice pickup device VP having the above-described configuration will be schematically described by exemplifying a case where a call is made to the other party of the call.
When a user of the mobile phone PP makes a call to the other party, the telephone number input button or the like (not shown) is operated with the swinging-type opening / closing
At this time, the user presses the
[0015]
In this bone conduction sound detection state, as described above, the
When the
[0016]
On the other hand, when the user of the mobile phone PP wants to actively transmit not only the user's voice but also the surrounding voice to the other party of the call, or when the ambient noise is sufficiently low, A conversation is held with the
[0017]
When the
[0018]
[Another embodiment]
Hereinafter, other embodiments are listed.
(1) In the above embodiment, the case where the voice pickup device VP of the present invention is provided in the cellular phone PP is exemplified, but it is used for various recording devices such as transceivers as well as various recording devices. Can do.
(2) In the above embodiment, the
[0019]
(3) In the above embodiment, the amplifying means AP includes two
(4) In the above embodiment, the elastic member SP for returning and urging the
[0020]
(5) In the above embodiment, the voice detection state detection means VS for detecting whether the bone conduction voice detection state or the air conduction voice detection state is provided with the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a main part according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a block configuration diagram according to an embodiment of the invention. FIG. 3 is an external perspective view of a mobile phone according to an embodiment of the invention. Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記圧電素子の状態を検出する音声検出状態検出手段を備え、
前記音声検出状態検出手段は、前記圧電素子の状態が人体に当接した前記ハウジングに伝わる骨伝導音声を検出する骨伝導音声検出状態であるか又は空気を介して前記ハウジングに伝わる気導音声を検出する気導音声検出状態であるかを検出し、
前記増幅手段は、前記音声検出状態検出手段の検出情報に基づいて、前記骨伝導音声検出状態と前記気導音声検出状態とで、前記設定増幅率を異ならせるように構成されている音声ピックアップ装置。An audio pickup device provided with a housing for storing a piezoelectric element in a state of being supported in a freely vibrating manner, and an amplifying means for amplifying a detection signal of the piezoelectric element with a set amplification factor,
Voice detection state detection means for detecting the state of the piezoelectric element;
The sound detection state detection means is a bone conduction sound detection state in which the state of the piezoelectric element detects a bone conduction sound transmitted to the housing in contact with a human body or air conduction sound transmitted to the housing via air. Detect if the air conduction voice detection state to detect,
The amplifying unit is configured to vary the set amplification factor between the bone conduction sound detection state and the air conduction sound detection state based on detection information of the sound detection state detection unit. .
前記圧電素子が前記骨伝導音声検出状態の場合に、前記ハウジングと前記筐体との間で機械的振動の伝達を抑制する状態とする請求項2に記載の音声ピックアップ装置。 The audio pickup device according to claim 2, wherein when the piezoelectric element is in the bone conduction audio detection state, transmission of mechanical vibration is suppressed between the housing and the housing.
前記ハウジングが、人の体の一部に押圧される力によって、前記筐体と当接する位置から前記筐体から離間する位置に変位するように構成されている請求項2に記載の音声ピックアップ装置。The housing is displaceable between a position where the housing comes into contact with the housing and is in the state of transmission, and a position where the housing is separated from the housing and enters the state of suppressing the transmission, and the housing is in contact with the housing. Supported by an elastic member so as to be biased back to the position side,
The audio pickup device according to claim 2, wherein the housing is configured to be displaced from a position in contact with the housing to a position away from the housing by a force pressed against a part of a human body. .
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