JP3873109B2 - Sanitary napkin with embossing across the mid-high - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、中高部を横断するエンボスを有する生理用ナプキンに関する。
【0002】
【従来の技術】
生理用ナプキンにおいて、体液の横及び前後漏れ防止を図りながら良好なフィット性を確保することはきわめて重要である。このために、特開平11−33054号公報などに開示されているように、フィット性および吸収性を高めるために中高部を長手方向中央部のみに形成すること、吸収体のよれの防止や吸収要素領域内における体液の前後あるいは横漏れを防止するためにエンボス(圧搾条溝)を形成することが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
中高部を形成することは、股間部に対するフィット性および吸収性を高めるためにきわめて有効である。
【0004】
しかるに、前記先行技術では、中高部を長手方向中央部のみに形成するものであるために、特に長時間使用し、かつ吸収容量も大きいことが要求される夜用には適さない。
【0005】
したがって、本発明の課題は、特に夜用として適し、股間部に対するフィット性および吸収性を著しく改善した生理用ナプキンを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
【0007】
<請求項1記載の発明>
使用面側から体液を受け入れて内部の吸収体に保持する吸収要素と、この裏面側にあって前記吸収要素から裏面側への体液の漏れを防止する漏れ防止シートとを備え、
前記吸収体は、ほぼ長手方向全長にわたって、かつ幅方向中央部に使用面側に高い中高部を有し、
前記吸収体の前記中高部の両側に、前記吸収体の長手方向両端縁近傍まで延在する側部エンボスが形成され、これらのエンボスが前後の少なくとも前側において前記中高部を横断する横断エンボスにより繋がっており、
少なくとも製品の長手方向中間において、製品の両側部にあって、体液の透過を実質的に許さないギャザーカフスシートに対して弾性伸縮部材を有し、製品の装着時その弾性伸縮部材の収縮力により使用者の肌側に起立するギャザーカフスと、前記各側部エンボスの前側部分の外側に3〜8mm離間して外方に曲率中心を有する実質的に円弧状のフィットエンボスと、を有し、
前記ギャザーカフスは、長手方向前後が製品の使用面側に固定され、これらの固定部分の間がそれぞれ製品の使用面側に非固定である、幅方向外方に向かう第1自由部と、これから折り返されて幅方向内方に向かう第2自由部と、を有し、
前記折り返し部分近傍に起立用弾性伸縮部材が固定され、この起立用弾性伸縮部材より幅方向内方の前記第2自由部に当接用弾性伸縮部材が固定された、
ことを特徴とする生理用ナプキン。
【0008】
(作用効果)
A.吸収体は、ほぼ長手方向全長にわたって、かつ幅方向中央部に使用面側に高い中高部を有する。
したがって、中高部が股間部に食い込みフィット性が良好となり、排血口に密着するようになるので、スポット吸収性にも優れる。しかも、中高部は吸収体のほぼ長手方向全長にわたっているので、製品長さあたりの吸収容量が大きいものとなる。
B.吸収体の前記中高部の両側に、前記吸収体の長手方向両端縁近傍まで延在する側部エンボスが形成され、これらのエンボスが前後において前記中高部を横断する横断エンボスにより繋がっている。
吸収体に吸収された体液は、連続するエンボスの存在により、前後の少なくとも吸収した体液が多く溜まり前部漏れが生じ易い前部及び左右から漏れることを防止できる。側部エンボスは、中高部の潰れを防止し、中高部のよれを防止する。したがって、常に中高部が維持されるから、肌との間に隙間を生じることによる漏れの原因を解消できる。
前述のように、製品長さあたりの吸収容量を大きくするために、中高部は吸収体のほぼ長手方向全長にわたっているのが望ましいばかりでなく、違和感がないし、股間部からの横ずれを防ぐためにも望ましいことが知見された。
この反面、中高部の前後においてよれが発生することに対して、中高部を横断する横断エンボスにより、そのよれを防止できる。しかも、たとえ中高部に対して横断エンボスを形成しても、その横断エンボスにより前後漏れを防止できることも知見された。
D.装着時、ギャザーカフスの収縮力により、吸収要素が排血口より前側の側部エンボス及びフィットエンボスを境にして、使用面側に起立するように変形し、排血口より前側部分の両側部における吸収要素の肌との密着性が改善され、かつ、ギャザーカフスの起立性も改善され横漏れを確実に防止できる。
【0009】
<請求項2記載の発明>
前側における各側部エンボスに連なる前部横断エンボスが外方に膨らんでいる請求項1記載の生理用ナプキン。
【0010】
(作用効果)
C.体液は、前側に溜まり易いが、前部横断エンボスが、これに連なる各側部エンボスより外方に外方に膨らんでいるので、中高部のみの吸収保持でなく、その膨らみ部分においても吸収でき吸収容量が大きいものとなる。
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照しながらさらに詳説する。
【0014】
<実施の形態:図1〜図7>
図1において上側が製品の前側である。また、以下「内側」「内方」及び「外側」「外方」とは製品の幅方向に関して言う。
【0015】
本発明の生理用ナプキンは、使用面側から体液を受け入れて内部に保持する吸収要素10と、この裏面側にあって吸収要素10から裏面側への体液の漏れを防止するポリエチレンシートなどからなる漏れ防止シート30とを備える。
【0016】
好適には、少なくとも製品の長手方向中間において、製品の両側部にあって、体液の透過を実質的に許さないギャザーカフスシート21に対して、たとえば糸ゴムなどからなる弾性伸縮部材22A,22Bを有し、製品の装着時その弾性伸縮部材22A,22Bの収縮力により使用者の肌側に起立するギャザーカフス20を備えるのが望ましい。
【0017】
吸収要素10は、使用面側に位置し体液を透過させる、不織布や好適には外面から内面方向には体液を通すが逆戻りを防止する小孔を有するポリエチレンシートを用いた表面シート11と、透過した体液を受け入れて内部に保持する綿状粉砕パルプおよび必要によりさらにその上下面もしくは全面を包む吸収紙(図示せず)を有する、中高部12Aが形成された吸収体12とを有している。もちろん、高分子吸収ポリマーを含有させることができる。実施の形態では、表面シート11は、吸収体12の使用面を覆っている。
【0018】
中高部12Aは、製品の長手方向中央の排血口部位(概念的にその部位を符号Zで示す(図7参照))を跨いで長手方向に沿い、かつ幅方向中央部に使用面側に高い部位である。
【0019】
前記各ギャザーカフス20は、吸収要素10の半剛性を有する吸収体12がある位置に設けられ(形成され)ている。
【0020】
漏れ防止シート30は、吸収要素10の側縁より外方に延在してフラップの構成部材としてある。
【0021】
ギャザーカフスシート21は、好適には疎水性または撥水性などの不織布材料からなり、必要ならば体液不透過性プラスチックシートなども用いることであり、その基部21Aの長手方向全体が、表面シート11の表面にホットメルト接着剤などにより固定されている。このギャザーカフスシート21は、吸収要素10の側縁より外方に延在しており、その延在部21Bが、漏れ防止シート30上に重ね合わされ、ホットメルト接着剤などにより相互が一体化され、フラップ40を構成している。フラップ40は、前側フラップ40A、ショーツの股間部に巻き込むためのウイング部40B、及びほぼ長手方向中間から後部に向かって大きく翼を広げる後側フラップ40Cに区分して構成してある。
【0022】
ギャザーカフスシート21は、基部21Aの内方縁の第1折り返し線L1において折り返され、幅方向外方に向かう第1折り返し部21Cが形成され、この第1折り返し部21C終端の第2折り返し線L2において折り返され、幅方向内方に向かう第2折り返し部21Dが形成され、さらに弾性伸縮部材22A,22Bを内包させるために、第2折り返し部21Dの終端の第3折り返し線L3において折り返され、重合部21Eおよび重合部21Fとして、第1折り返し部21C及び第2折り返し部21Dに対してホットメルト接着剤などにより重合状態で固定されている。
【0023】
ギャザーカフス20を構成するために、ギャザーカフスシート21は、製品の長手方向両端部のみにおいて、第1折り返し部21Cが、製品の使用面側に、実施の形態では基部21Aの表面に、ホットメルト接着剤などにより固定されている(この固定領域を図1の破線によるハッチングにより示した)。しかも、第2折り返し部21Dが、重合部21Eを介して、重合部21F及び第1折り返し部21Cにホットメルト接着剤などにより重ね合わせ状態で固定されている(この固定領域を図1の実線によるハッチングにより示した)。なお、各固定領域は全面でなく、間欠的に固定することもできる。
【0024】
他方、図4に明示されているように、製品の長手方向両端部間においては、第1折り返し部21Cが、製品の使用面側に非固定であり、かつ、第2折り返し部21Dが第1折り返し部21Cに非固定とされ、外方に向かう第1自由部Xとこれから折り返されて幅方向内方に向かう第2自由部Yとが構成されている。
【0025】
前記第2折り返し線L2近傍(±1.5mm以内)には、起立用弾性伸縮部材22Aが固定され、この起立用弾性伸縮部材22Aより幅方向内方の第2自由部Yに当接用弾性伸縮部材22B,22Bが固定されている。
【0026】
ギャザーカフス20を平坦化したときのその平面視の幅(第1自由部X幅または第2自由部Yの幅でもある)としては、8〜18mmが望ましい。
【0027】
ここで、各弾性伸縮部材としては、糸ゴムのほか、弾性伸縮性発泡体(たとえば発泡ウレタン)などの採用も可能である。糸ゴムを使用する場合、起立用弾性伸縮部材22Aとしては、第2折り返し線L2近傍に3本以内の数で設けることができる。当接用弾性伸縮部材22Bとしては、第2折り返し部21Dにおいて1本でもよいが、幅方向に複数、たとえば2本とするのが起立・持ち上げ性に優れる。最高で6本以内の配設が可能である。ただ、第2折り返し部21Dの内方縁(第3折り返し線L3)の内方に当接用弾性伸縮部材22Bを設けず、その内方縁から1〜3mm程度離間させることが、肌への接触性が優れる。
【0028】
弾性伸縮部材の固定に際しては、当該弾性伸縮部材にホットメルト接着剤を塗布してギャザーカフスシート21に固定するほか、ギャザーカフスシート21にホットメルト接着剤を塗布して弾性伸縮部材を固定する形態によってもよい。起立用弾性伸縮部材22A及び当接用弾性伸縮部材22B,22Bの伸張率は110〜200%、特に130〜180%が好ましい。
【0029】
起立用弾性伸縮部材22Aの伸張応力が、当接用弾性伸縮部材22Bの伸張応力より大きいことがギャザーカフス20全体の起立性の点で望ましい。それらの伸張応力の差は10〜40%が好ましい。
【0030】
さらに、前後の少なくとも一方の端部、好適には両端部において、製品の長手方向中央からの基準で、第1自由部Xの延長部分の固定開始位置が、第2自由部Yの前後方向延長部分の第1自由部Xへの重ね合わせ固定開始位置より、製品の長手方向端縁側に偏位していることが望ましい。すなわち、図1に図示するように、第1自由部Xの収縮有効長さD1が、第2自由部Yの収縮有効長さD2より長い方が望ましい。
【0031】
さて、本発明においては、吸収要素10には吸収体12のよれ防止、体液の拡散防止、ならびにフィット性向上などのための周回エンボス50、及び一対の円弧状のフィットエンボス51が形成されている。
【0032】
周回エンボス50は、中高部12Aの両側に、本発明に係る側部エンボスとして、排血口部位Zを跨ぐ長さ範囲にわたって形成され、これらの側部エンボスは、排血口部位Zの前側部エンボス50B及び後側部エンボス50Cと、これらより幅方向外方に膨出する形状を有する膨出エンボス50Aとにより形成されている。
さらに、前端部において両側の前側部エンボス50B,50Bとを繋いでふくらみのある頭様の前部エンボス50Dと、後端部において両側の後側部エンボス50C,50Cとを繋いで半円状の後部エンボス50Eとを有し、全体として連続する曲線をなしている。
【0033】
かかる構成の下で、本発明のナプキンを装着する場合には、漏れ防止シート30の裏面(表面)に設けた粘着剤(図示せず)をショーツ内面に当てて仮止めするとともに、ウイング部40Bをショーツの外面に巻き込み粘着剤(図示せず)により仮固定する。
【0034】
装着状態を概念的に図5および図6に示した。ナプキンは前後方向に股間部に沿って湾曲する。このとき、弾性伸縮部材22A,22Bの収縮力により、ギャザーカフス20が起立する。したがって、ギャザーカフス20が横漏れ防止用バリヤーカフスを構成する。
【0035】
このとき、第1自由部Xと第2自由部Yとの折り返し部分(第2折り返し線L2)近傍に起立用弾性伸縮部材22Aが固定されているから、装着時において前後方向の湾曲に伴ってその起立用弾性伸縮部材22Aの収縮力により、ギャザーカフス20が使用面側に起立する。この起立ライン(第2折り返し線L2)を起点として、第2自由部Yに当接用弾性伸縮部材22B,22Bが固定されていることもあって、当接用弾性伸縮部材22B,22Bの収縮力により、第2自由部Yの製品幅方向内側部分が前記起立ラインより使用面側により高く起立する。したがって、ギャザーカフス20全体の起立高を大きくでき、装着者の動きが極端であっても、その動きに良好に追従して常に肌に接するから、横漏れ防止効果が高いものとなる。
【0036】
ギャザーカフス20を形成するに、第1自由部Xと第2自由部Yとの折り返し形態を採っている。しかるに、第1自由部Xと第2自由部Yとの折り返し形態を採ることにより、幅方向にある程度狭い幅内において、第1自由部X及び第2自由部Yを起立させることができるので、体液受け入れ性に優れ、及び体液の浸透開始有効面積を広く取ることができる。しかも、装着時において前後方向の湾曲に伴ってその起立用弾性伸縮部材22Aの収縮力により、比較的幅狭の第1自由部Xが平坦化することなく確実に起立し、当接用弾性伸縮部材22Bの収縮力により、同様に比較的幅狭の第2自由部Yが平坦化することなく確実に起立するので、ギャザーカフス20全体として幅狭でありながら、大きくかつ確実に起立するギャザーカフス20が得られる。そして、第1自由部X自体として確実に起立し、第2自由部Y自体も確実に起立することは、製品の面と直交する方向のギャザーカフス20のクッション性を高め、肌へのフィット性を良好にし、横漏れ防止効果を高める。
【0037】
他方、本発明に係る吸収要素10は、排血口部位Zを跨いで長手方向に沿い、かつ幅方向中央部に使用面側に高い中高部12Aを有する。したがって、中高部12Aが股間部に対して良好にフィットかつ密着し、排血口からの体液はそのまま中高部12Aに吸収され吸収性が良好となる。
【0038】
ギャザーカフス20はその収縮力が排血口部位Zを跨ぐ範囲に相当する長さ範囲に作用するように構成され、吸収要素10の中高部12Aの両側に、排血口部位Zを跨ぐ長さ範囲にわたってエンボスが形成され、これらのエンボスは、排血口部位Zにおいて前後より幅方向外方に膨出する形状をなす膨出エンボス50Aを有する。
【0039】
しかるに、ギャザーカフス20の収縮力により、その収縮力作用域に対応する吸収要素10の長さ範囲全体が収縮しようとする。このとき、膨出エンボス50Aを有するので、排血口部位Z近傍の膨出エンボス50Aが、図5に示す吸収体12が変形したときの等高線Sによって判るように、ならびに図6に示すように、排血口側に膨らむ。
【0040】
その結果、吸収要素10の中高部12Aが股間にフィットするばかりでなく、その中高部12Aが排血口側に膨らんでフィットするため、排血口と吸収要素10とが密着し、ポイント吸収を図ることができ、漏れ防止効果が高いものとなる。
【0041】
中高部12Aの両側に形成するエンボス50B及び50Cは、中高部12Aの左右によれを防ぐ機能がある反面、吸収した体液を横方向外方に阻止する機能もある。しかるに、中高部12Aでの吸収性能を超える体液の排泄があったとしても、膨出エンボス50Aは排血口部位Zにおいて前後より幅方向外方に膨出する形状をなしているので、中高部12Aの外方においても体液の吸収が可能であり、漏れを防止できる。
【0042】
ここで、前記吸収体12は、長さ270〜310mm、幅75〜90mmとすることができる。中高部12Aとしては、吸収体12の全幅に対して20〜40%、その重量は両側部に対して1.5〜2倍、厚みは6〜8mmとすることができる。排血口部位Zが製品の長手方向中央から±10mm〜±30mmとなるように設計することができる。膨出エンボス50A,50Aの中心は、ウイング部40B,40Bの中心より後方側に50〜70mm位置する構成とすることができる。膨出エンボス50Aの前後エンボスからの膨出長は5mm〜30mmとすることができる。
【0043】
前側部エンボス50B,膨出エンボス50A及び後側部エンボス50Cの終端は、吸収体12の長手方向両端縁近傍まで延在する。この延在端は、吸収体12の長手方向端縁から10〜60mm離間させるのが望ましい。前部横断エンボス50Dの中高部側縁からの膨出長は5〜15mmが好適である。後部横断エンボス50Eは必須とするが、前部横断エンボス50Dは省略することもできる。前部横断エンボス50Dの好適な形状は図示のように、外方に曲率中心を有する実質的に円弧状のものである。
【0044】
フィットエンボス51は、前部横断エンボス50Dと外方に3〜8mm離間しているのが望ましい。フィットエンボス51の長手方向長さは35〜45mmが好ましい。
【0045】
また、エンボスは、完全に連続のほか、間欠的に形成してもよい。エンボスの形成に際しては、特開平9−108262号に記載のように、長さ方向に高圧搾部と低圧搾部とが交互になる形態で形成できる。加圧ヒートシールなどによりエンボスを形成することもできる。
【0046】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明によれば、特に夜用として適し、股間部に対するフィット性および吸収性を著しく改善した生理用ナプキンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の生理用ナプキンの第1の実施の形態における使用面側からの平面図である。
【図2】 図1の2−2線矢視図である。
【図3】 図1の3−3線矢視図である。
【図4】 本発明の生理用ナプキンの使用状態におけるギャザーカフスの長手方向端部と中央部との関係を示す要部拡大断面図である。
【図5】 使用状態の斜視図である
【図6】 図1の6−6線に沿う使用状態における側面図である。
【図7】 エンボスを中心にした平面図である。
【符号の説明】
10…吸収要素、11…表面シート、12…吸収体、12A…中高部、20…ギャザーカフス、21…ギャザーカフスシート、22A…起立用弾性伸縮部材、22B…当接用弾性伸縮部材、30…漏れ防止シート、31,40…フラップ、50…周回エンボス、50A…膨出エンボス、50B…前側部エンボス、50C…後側部エンボス、50D…前部横断エンボス、50E…後部横断エンボス、51…フィットエンボス、Z…排血口部位。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a sanitary napkin having an emboss that traverses a mid-high portion.
[0002]
[Prior art]
In a sanitary napkin, it is extremely important to ensure a good fit while preventing side and side leakage of body fluids. For this reason, as disclosed in JP-A-11-33054 and the like, the middle and high portions are formed only in the central portion in the longitudinal direction in order to improve the fit and absorbency, and the prevention and absorption of the absorbent body. It is known to form embossments (squeezed grooves) to prevent front and back or side leakage of body fluid in the element region.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Forming the mid-high portion is extremely effective for improving fit and absorbability to the crotch region.
[0004]
However, in the prior art, the middle and high portions are formed only in the central portion in the longitudinal direction, and therefore, it is not suitable for night use that requires a long time use and a large absorption capacity.
[0005]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a sanitary napkin that is particularly suitable for night use and has significantly improved fit and absorbability to the crotch.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention that has solved the above problems is as follows.
[0007]
<Invention of
An absorption element that receives body fluid from the use surface side and holds it in the internal absorbent body, and a leakage prevention sheet that is on the back surface side and prevents leakage of body fluid from the absorption element to the back surface side,
The absorbent body has a middle and high portion that is substantially over the entire length in the longitudinal direction and is high on the use surface side in the center portion in the width direction,
Side embosses extending to the vicinity of both end edges in the longitudinal direction of the absorber are formed on both sides of the middle-high portion of the absorber, and these embosses are connected by transverse embossing that crosses the middle-high portion at least on the front and rear sides. And
At least in the middle of the product in the longitudinal direction, it has elastic elastic members with respect to the gathered cuff sheet that is not allowed to permeate body fluids at both sides of the product. A gather cuff standing on the skin side of the user, and a substantially arc-shaped fit emboss having a center of curvature outwardly spaced 3 to 8 mm outside the front side portion of each side embossing,
The gather cuff is fixed to the use surface side of the product in the longitudinal direction, and the first free portion facing outward in the width direction, between these fixed portions is not fixed to the use surface side of the product. A second free portion that is folded back and goes inward in the width direction,
An elastic elastic member for standing is fixed in the vicinity of the folded portion, and an elastic elastic member for contact is fixed to the second free portion inward in the width direction from the elastic elastic member for standing.
A sanitary napkin characterized by that.
[0008]
(Function and effect)
A. The absorbent body has a middle and high portion that is high on the use surface side substantially over the entire length in the longitudinal direction and in the center portion in the width direction.
Therefore, the mid-high portion bites into the crotch portion, the fitting property becomes good, and comes into close contact with the blood drainage port, so that the spot absorbability is also excellent. Moreover, since the middle and high portions extend substantially over the entire length in the longitudinal direction of the absorber, the absorption capacity per product length is large.
B. Side embosses extending to the vicinity of both end edges in the longitudinal direction of the absorber are formed on both sides of the middle and high portions of the absorber, and these embosses are connected by transverse embosses that cross the middle and high portions in the front and rear.
Due to the presence of continuous embossing, the body fluid absorbed by the absorbent body can be prevented from leaking from the front and left and right where a large amount of absorbed body fluid is accumulated at the front and back, and front leakage is likely to occur. The side embossing prevents the middle and high parts from being crushed and prevents the middle and high parts from twisting. Therefore, since the middle and high parts are always maintained, the cause of leakage due to the formation of a gap between the skin and the skin can be eliminated.
As described above, in order to increase the absorption capacity per product length, it is desirable not only that the middle and high parts extend over the entire length in the longitudinal direction of the absorbent body, but also because there is no sense of incongruity and to prevent lateral displacement from the crotch part. It was found desirable.
On the other hand, against the occurrence of warpage before and after the middle and high portions, the warpage can be prevented by the transverse embossing crossing the middle and high portions. In addition, it has been found that even if a transverse emboss is formed on the middle and high parts, the transverse embossing can prevent front-rear leakage.
D. At the time of wearing, due to the contraction force of the gathered cuffs, the absorbent element is deformed so that it stands up on the use surface side by side embossing and fit embossing on the front side from the blood drainage port, and both sides of the front part from the blood draining port The adhesion of the absorbent element to the skin is improved, and the standing of the gather cuff is also improved, so that side leakage can be reliably prevented.
[0009]
<Invention of
The sanitary napkin according to
[0010]
(Function and effect)
C. Body fluid tends to accumulate on the front side, but the front cross-embossed bulge outwards from each side embossed to the outside, so it can be absorbed not only at the middle and high parts but also at the bulged part. The absorption capacity is large.
[0011]
[0012]
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in more detail with reference to the drawings.
[0014]
<Embodiment: FIGS. 1-7>
In FIG. 1, the upper side is the front side of the product. Hereinafter, “inside”, “inside” and “outside” and “outside” refer to the width direction of the product.
[0015]
The sanitary napkin of the present invention comprises an
[0016]
Preferably,
[0017]
The
[0018]
The middle-
[0019]
Each gather
[0020]
The
[0021]
The gather
[0022]
The gather
[0023]
In order to constitute the gather
[0024]
On the other hand, as clearly shown in FIG. 4, between the longitudinal ends of the product, the first folded
[0025]
An elastic
[0026]
When the gathered
[0027]
Here, as each elastic elastic member, besides elastic rubber, an elastic elastic foam (for example, urethane foam) can be adopted. When the rubber thread is used, the elastic
[0028]
When the elastic elastic member is fixed, a hot melt adhesive is applied to the elastic elastic member and fixed to the gather
[0029]
It is desirable that the stretching stress of the elastic elastic member for standing 22A is larger than the tensile stress of the elastic elastic member for
[0030]
Furthermore, the fixing start position of the extended portion of the first free portion X is the longitudinal extension of the second free portion Y on the basis from the center in the longitudinal direction of the product at at least one of the front and rear ends, preferably both ends. It is desirable to deviate from the position of starting the overlapping fixing of the part to the first free part X toward the end edge in the longitudinal direction of the product. That is, as shown in FIG. 1, it is desirable that the effective contraction length D1 of the first free part X is longer than the effective contraction length D2 of the second free part Y.
[0031]
In the present invention, the
[0032]
The
Further, the front end embosses 50B and 50B on both sides are connected at the front end portion, and a head-like front emboss 50D having a bulge and the rear side embosses 50C and 50C on both sides at the rear end portion are connected in a semicircular shape. It has a
[0033]
Under such a configuration, when the napkin of the present invention is mounted, an adhesive (not shown) provided on the back surface (front surface) of the
[0034]
The wearing state is conceptually shown in FIGS. The napkin is curved along the crotch portion in the front-rear direction. At this time, the gather
[0035]
At this time, the standing elastic
[0036]
In forming the gather
[0037]
On the other hand, the
[0038]
The gather
[0039]
However, due to the contraction force of the gather
[0040]
As a result, not only the
[0041]
The embosses 50B and 50C formed on both sides of the middle-
[0042]
Here, the
[0043]
Ends of the front side embossing 50B, the bulging
[0044]
The fit emboss 51 is preferably 3-8 mm away from the
[0045]
Further, the embossing may be formed continuously or intermittently. When forming the emboss, as described in JP-A-9-108262, the emboss can be formed in a form in which the high pressing parts and the low pressing parts alternate in the length direction. Embossing can also be formed by pressure heat sealing or the like.
[0046]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to provide a sanitary napkin that is particularly suitable for night use and has significantly improved fit and absorbability to the crotch.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view from the use surface side in a first embodiment of a sanitary napkin of the present invention.
FIG. 2 is a view taken along line 2-2 in FIG.
FIG. 3 is a view taken along the line 3-3 in FIG. 1;
FIG. 4 is an enlarged cross-sectional view of a main part showing a relationship between a longitudinal end portion and a central portion of a gathered cuff when the sanitary napkin of the present invention is used.
FIG. 5 is a perspective view of the usage state. FIG. 6 is a side view of the usage state along line 6-6 in FIG.
FIG. 7 is a plan view centered on embossing.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記吸収体は、ほぼ長手方向全長にわたって、かつ幅方向中央部に使用面側に高い中高部を有し、
前記吸収体の前記中高部の両側に、前記吸収体の長手方向両端縁近傍まで延在する側部エンボスが形成され、これらのエンボスが前後の少なくとも前側において前記中高部を横断する横断エンボスにより繋がっており、
少なくとも製品の長手方向中間において、製品の両側部にあって、体液の透過を実質的に許さないギャザーカフスシートに対して弾性伸縮部材を有し、製品の装着時その弾性伸縮部材の収縮力により使用者の肌側に起立するギャザーカフスと、前記各側部エンボスの前側部分の外側に3〜8mm離間して外方に曲率中心を有する実質的に円弧状のフィットエンボスと、を有し、
前記ギャザーカフスは、長手方向前後が製品の使用面側に固定され、これらの固定部分の間がそれぞれ製品の使用面側に非固定である、幅方向外方に向かう第1自由部と、これから折り返されて幅方向内方に向かう第2自由部と、を有し、
前記折り返し部分近傍に起立用弾性伸縮部材が固定され、この起立用弾性伸縮部材より幅方向内方の前記第2自由部に当接用弾性伸縮部材が固定された、
ことを特徴とする生理用ナプキン。An absorption element that receives body fluid from the use surface side and holds it in the internal absorbent body, and a leakage prevention sheet that is on the back surface side and prevents leakage of body fluid from the absorption element to the back surface side,
The absorbent body has a middle and high portion that is substantially over the entire length in the longitudinal direction and is high on the use surface side in the center portion in the width direction,
Side embosses extending to the vicinity of both end edges in the longitudinal direction of the absorber are formed on both sides of the middle-high portion of the absorber, and these embosses are connected by transverse embossing that crosses the middle-high portion at least on the front and rear sides. And
At least in the middle of the product in the longitudinal direction, it has elastic elastic members with respect to the gathered cuff sheet that is not allowed to permeate body fluids at both sides of the product. A gather cuff standing on the skin side of the user, and a substantially arc-shaped fit emboss having a center of curvature outwardly spaced 3 to 8 mm outside the front side portion of each side embossing,
The gather cuff is fixed to the use surface side of the product in the longitudinal direction, and the first free portion facing outward in the width direction, between these fixed portions is not fixed to the use surface side of the product. A second free portion that is folded back and goes inward in the width direction,
An elastic elastic member for standing is fixed in the vicinity of the folded portion, and an elastic elastic member for contact is fixed to the second free portion inward in the width direction from the elastic elastic member for standing.
A sanitary napkin characterized by that.
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