JP3871197B2 - Particulate filter - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディーゼルエンジンの排ガス流路などに配置され、排ガス中のパティキュレートを捕集するパティキュレートフィルターに関し、詳しくは触媒機能を有するパティキュレートフィルターに関する。
【0002】
【従来の技術】
ディーゼルエンジンの排ガス流路には、排ガス中の煤などのパティキュレートを捕集するために、従来よりディーゼルパティキュレートフィルター(以下、DPFという)が配置されている。このDPFは、コージェライトなどの耐熱性セラミックスからハニカム形状に形成され、複数のセル(ハニカム通路)は一端面で市松模様状に閉塞されるとともに、一端面で閉塞されていないセルが他端面で閉塞されて他端面でも市松模様状に閉塞されている。
【0003】
このDPFでは、流入側端面に開口するセルから流入した排ガスは、そのセルは流出側端面で閉塞されているためそのまま流出側端面から出ることは困難であるので、セルを構成する隔壁を通過して隣接する流出側端面に開口しているセルから流出する。したがって隔壁を通過する際の濾過作用により、排ガス中のパティキュレートは隔壁上あるいは隔壁中に捕集され、流出側端面からはパティキュレートを含まない排ガスが流出する。
【0004】
ところで隔壁上あるいは隔壁中に捕集されたパティキュレートは次第に堆積し、これによって隔壁に目詰まりが生じて通気抵抗が大きくなってしまう。そこで定期的に加熱したり高温の排ガスを通過させることによって、堆積したパティキュレートを燃焼させ濾過作用を回復させるクリーニングが行われている。
【0005】
そこで隔壁に白金などの触媒金属を担持し、その触媒作用によってパティキュレートを燃焼するばかりでなく、排ガス中の炭化水素や一酸化炭素を酸化分解し、窒素酸化物の一部を還元分解することによって、DPFに排ガス浄化触媒機能をもたせることも行われている。このように触媒金属を担持したDPFによれば、堆積したパティキュレートの燃焼温度が低下するので、排ガス温度でパティキュレートを燃焼除去することができ、DPFを連続的に再生することができる。
【0006】
例えば特公平7-106290号公報には、DPFのセル壁にアルカリ土類金属と白金族金属とを担持した連続再生式DPFが提案されている。また特開平9-094434号公報には、セル壁の細孔内にNOx 吸蔵材を担持したDPFが提案され、このDPFによればパティキュレートの連続酸化とNOx の浄化とを行うことができると記載されている。
【0007】
ところがディーゼルエンジンからの通常走行域での排ガス温度は 150〜 500℃と低いために、上記した連続再生式のDPFを用いて堆積したパティキュレートを排ガス中で連続的に再生するためには、低排ガス温度領域で高い酸化速度が必要となり、貴金属の担持量を多くせざるを得なかった。そのため連続再生式のDPFは価格が高くなり、それが普及の妨げとなっている。
【0008】
また貴金属とNOx 吸蔵材の両方を担持した連続再生式DPFでは、使用時にNOx 吸蔵材が移動して貴金属の表面を覆うために、貴金属の活性が低下するという不具合がある。さらにNOx 吸蔵材は排ガス中の硫黄酸化物をも吸蔵し、硫酸塩となってNOx 吸蔵能が消失するという問題もあった。この現象は硫黄被毒と称されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、貴金属の担持量の低減に伴うパティキュレート燃焼性能の低下を抑制するとともに、NOx 吸蔵材の硫黄被毒も抑制することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明のパティキュレートフィルタの特徴は、互いに平行に延びる複数のセルをもつ略筒状をなし、複数のセルは一端面で市松模様状に閉塞され、一端面で閉塞されていないセルが他端面で閉塞されて他端面でも市松模様状に閉塞されてなるパティキュレートフィルターであって、セルどうしを区画するセル壁には、酸化物担体にNOx 吸蔵材と貴金属とを担持してなる下層と、酸素吸蔵放出能を有する酸化物に貴金属を担持してなり下層の表面に形成された上層と、よりなる触媒層が形成され、貴金属の担持量は上層の方が下層より多いことにある。
【0011】
酸素吸蔵放出能を有する酸化物は、CeO2,CeO2−ZrO2複合酸化物,CeO2−ZrO2−Al2O3 複合酸化物,及び Fe2O3から選ばれる少なくとも一種であることが望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明のパティキュレートフィルタでは、セルどうしを区画するセル壁に、酸化物担体にNOx 吸蔵材と貴金属とを担持してなる下層と、酸素吸蔵放出能を有する酸化物に貴金属を担持してなり下層の表面に形成された上層と、よりなる触媒層が形成されている。したがってNOx 吸蔵材は下層のみに含まれ排ガス流路に表出していないので、NOx 吸蔵材と硫黄酸化物との接触確率が低減され、硫黄被毒を抑制することができ耐久後も高いNOx 浄化能が発現される。
【0013】
また上層では、酸素吸蔵放出能を有する酸化物に貴金属が担持されているため、酸素の吸放出によってパティキュレートの燃焼が促進される。そして上層にはNOx 吸蔵材が含まれていないので、貴金属がNOx 吸蔵材で覆われて失活するような不具合が防止され、貴金属の活性が最大に発現される。これにより貴金属の担持量を低減することができ、安価とすることができる。そしてパティキュレートを堆積に連続して燃焼することができ、パティキュレートフィルタを連続的に再生することができる。
【0014】
本発明のパティキュレートフィルタの基体には、コージェライト、炭化ケイ素などの耐熱性材料から形成された従来のDPFを用いることができる。その大きさ、セル数、気孔率、平均細孔径などは目的に応じて設計すればよい。
【0015】
複数のセルを区画するセル壁には、孔径1〜 100μmの細孔が無数に形成され、それらが連通することで、排ガス流入側のセルから排ガス流出側のセルへセル壁を通過して排ガスが流通可能であり、通気性を確保するとともにパティキュレートを濾過できる構造となっている。そしてセル壁には下層と上層とからなる触媒層が形成され、この触媒層は上記細孔の内周表面とセルの内周表面に形成されている。
【0016】
下層は、酸化物担体と、酸化物担体に担持されたNOx 吸蔵材及び貴金属とから構成されている。酸化物担体としては、 Al2O3,TiO2,ZrO2,SiO2,CeO2,などの一種又は複数種、あるいはこれらから選ばれる複数種の複合酸化物などを用いることができる。中でも比表面積が高く熱安定性に優れた Al2O3が好ましい。またTiO2などを用いれば、固体酸性が強いことから硫黄酸化物の近接が抑制されるため、NOx 吸蔵材の硫黄被毒をさらに抑制することができる。
【0017】
下層に担持されるNOx 吸蔵材としては、K,Na,Li,Csなどのアルカリ金属、Ba,Ca,Mg,Srなどのアルカリ土類金属、La,Pr,Nd,Smなどの希土類金属の中から選択して用いることができる。中でもNOx 吸蔵能が高いアルカリ金属が好ましく用いられる。また貴金属としては、Pt,Rh,Pd,Ir,Ru,Auなどから選択して用いることができ、中でも酸化活性が高いPtを少なくとも用いることが好ましい。
【0018】
下層のコート量は、フィルタ基体1リットルあたり50〜 150gの範囲とすることが好ましい。コート量がこの範囲より少ないとNOx 吸蔵材及び貴金属の担持量が不足するようになり、この範囲より厚くなると排ガスが通過する細孔の径が小さくなって圧損が増大する。
【0019】
また下層におけるNOx 吸蔵材の担持量は、フィルタ基体1リットルあたり0.01〜 0.5モルとするのがよい。NOx 吸蔵材の担持量がこれより少ないとNOx 浄化能が不足し、これより多く担持すると、下層に担持された貴金属を覆う確率が高くなり貴金属の活性が低下するようになる。
【0020】
そして下層における貴金属の担持量は、下層に対して1〜3重量%の範囲が好ましい。貴金属の担持量がこの範囲より少ないとNOx 浄化能が不足し、これより多く担持すると、下層内での担持密度が大き過ぎて高温時に貴金属に粒成長が生じるようになり活性が低下する。
【0021】
上層は、酸素吸蔵放出能を有する酸化物と、この酸化物に担持された貴金属とから構成される。この酸化物は酸素吸蔵放出能を有すれば用い得るが、CeO2,CeO2−ZrO2複合酸化物,CeO2−ZrO2−Al2O3 複合酸化物,及び Fe2O3から選ばれる少なくとも一種であることが特に好ましい。これらの酸化物は酸素吸蔵放出能に特に優れ、かつ耐久性にも優れているからである。
【0022】
上層に担持される貴金属としては、Pt,Rh,Pd,Ir,Ru,Auなどから選択して用いることができ、中でも酸化活性が高いPtを少なくとも用いることが好ましい。
【0023】
上層のコート量は、フィルタ基体1リットルあたり10〜50gの範囲とすることが好ましい。コート量がこの範囲より少ないと貴金属の担持量が不足するようになり、この範囲より厚くなると排ガスが通過する細孔の径が小さくなって圧損が増大する。また排ガスが下層に到達しにくくなるためNOx 浄化能も低下してしまう。
【0024】
上層における貴金属の担持量は、パティキュレートの酸化活性を高めるために下層より多くすることが好ましく、上層に対して1〜10重量%の範囲が好ましく、5重量%以上が特に好ましい。貴金属の担持量がこの範囲より少ないとパティキュレートの酸化能に不足し、これより多く担持すると上層内での担持密度が大き過ぎて高温時の粒成長によって活性が低下する。下層と同一の貴金属を担持してもよいし、異なる貴金属を担持することもできる。
【0025】
下層又は上層を形成するには、例えば上記酸化物粉末のスラリーを一端面からセル内に流し込み、他端面から吸引することでセル壁に付着させ、それを焼成した後に所定量の貴金属あるいはNOx 吸蔵材を担持すればよい。また、予め貴金属を担持した酸化物粉末から形成されたスラリーを用いて同様にセル壁に付着させることもできる。
【0026】
【実施例】
以下、実施例及び比較例により本発明を具体的に説明する。
【0027】
(実施例1)
図1に本実施例のパティキュレートフィルタの概略構成を示す。このパティキュレートフィルタは、コージェライトよりなる基体1と、基体1のセル壁10に形成された下層2と、下層2の表面に形成された上層3とから構成されている。基体1は流入側端面に開口し流出側端面が市松状に塞がれたセルと、流入側端面が市松状に塞がれ流出側端面で開口するセルとが交互に形成されたハニカム形状をなしている。なお図1におけるセル壁10の要部拡大図は、排ガスが通過可能な細孔の内部を示している。以下、このパティキュレートフィルタの製造方法を説明し、構成の詳細な説明に代える。
【0028】
基体1として、直径 100mm、長さ 150mmのコージェライト製のDPFを用意した。このDPFの平均細孔径は30μmであり、気孔率は60%である。
【0029】
次に Al2O3粉末 100重量部と、TiO2粉末 100重量部と、ZrO2粉末20重量部と、バインダとしてのアルミナゾル3重量部及びイオン交換水40重量部を混合してスラリーを調製し、DPFの排ガス流入側端面からセル内に充填した後に排ガス流出側端面から吸引してセル壁に付着させた。その後 120℃で2時間乾燥し 500℃で2時間焼成して下コート層を形成した。下コート層はDPFの1リットルあたり 120gである。
【0030】
続いて所定濃度のジニトロジアンミン白金の硝酸溶液を用意し、下コート層をもつDPFを浸漬した後引き上げて余分な液滴を吹き払い、 120℃で2時間乾燥し 500℃で1時間焼成して、下コート層にPtを担持した。Ptの担持量は、下コート層に対して1重量%であり、DPFの1リットルあたり 1.2gである。
【0031】
さらに所定濃度の酢酸カリウムと酢酸リチウムの混合水溶液の所定量を、Ptを担持した下コート層をもつDPFに含浸させ、 120℃で2時間乾燥後 500℃で1時間焼成してKとLiを担持した。これにより下層2を形成した。DPFの1リットルあたりKは 0.2モル、Liは 0.1モル担持された。
【0032】
一方、平均粒径が約1μmのCeO2粉末を用意し、所定濃度のジニトロジアンミン白金の硝酸溶液の所定量を含浸した後、蒸発乾固し 500℃で1時間焼成してPtを担持したPt/CeO2粉末を調製した。Ptの担持量は5重量%である。
【0033】
このPt/CeO2粉末とバインダとしてのセリアゾル及びイオン交換水を混合してスラリーを調製し、下層2が形成されたDPFの流入側端面からセル内に充填した後に流出側端面から吸引して下層2の表面に付着させた。その後 120℃で2時間乾燥し 500℃で2時間焼成して上層3を形成した。上層3はDPFの1リットルあたり約30g形成され、PtはDPFの1リットルあたり約 1.5g担持されている。すなわちDPFの1リットルあたりのPtの担持量は、下層及び上層の合計で約 2.7gである。
【0034】
(実施例2)
下層2のPtの担持量を下層2に対して2重量%としたこと以外は実施例1と同様にして、下層2と上層3を形成した。DPF1リットルあたりのPtの担持量は、下層及び上層の合計で約 3.9gである。
【0035】
(実施例3)
下層2のPtの担持量を下層2に対して 2.9重量%としたこと以外は実施例1と同様にして、下層2と上層3を形成した。DPF1リットルあたりのPtの担持量は、下層及び上層の合計で約 5.0gである。
【0036】
(実施例4)
下層2のPtの担持量を下層2に対して2重量%としたこと、上層3のPtの担持量を上層3に対して約 8.7重量%としたこと以外は実施例1と同様にして、下層2と上層3を形成した。DPF1リットルあたりのPtの担持量は、下層及び上層の合計で約 5.0gである。
【0037】
参考例
下層2のPtの担持量を下層2に対して 3.9重量%としたこと、上層3のPtの担持量を上層3に対して約1重量%としたこと以外は実施例1と同様にして、下層2と上層3を形成した。DPF1リットルあたりのPtの担持量は、下層及び上層の合計で約 5.0gである。
【0038】
(比較例1)
実施例1と同様にして下層1を形成し、CeO2粉末に代えて Al2O3粉末を用いたこと以外は実施例1と同様にして上層2を形成した。DPF1リットルあたりのPtの担持量は、下層及び上層の合計で実施例1と同様の約 2.7gである。
【0039】
(比較例2)
下コート層の形成量をDPF1リットルあたり 150gとしたこと、及び下コート層中のPtの担持量を 3.3重量%としたこと以外は実施例1と同様にして下層2を形成し、これを比較例2のパティキュレートフィルタとした。DPF1リットルあたりのPtの担持量は 5.0gである。
【0040】
<試験・評価>
上記した各フィルタを排気量 4.2Lのディーゼルエンジンの排気系にそれぞれ取付け、入りガス温度 650℃で50時間の耐久試験を行った。次に耐久試験後の各フィルタを排気量2Lのディーゼルエンジンの排気系にそれぞれ取付け、入りガス温度 350℃で3時間運転した。この時のディーゼルパティキュレートの単位時間あたりの排出量(W0)は、 2.9g/時間である。
【0041】
上記試験後の各フィルタを 120℃で4時間乾燥し、その重量(W1)をそれぞれ測定した。次いで電気炉中にて 500℃で2時間加熱して堆積しているディーゼルパティキュレートを燃焼し、その後の重量(W2)をそれぞれ測定した。これらの値から、次式によってディーゼルパティキュレートの燃焼率をそれぞれ算出し、結果を表1に示す。
【0042】
燃焼率(%)=((W1-W2)/(3×W0))× 100
次に、燃焼率を測定後の各フィルタを再び排気量2Lのディーゼルエンジンの排気系にそれぞれ取付け、 A/F=12のリッチ条件で燃焼させた排ガスを入りガス温度 600℃で15分間流して、NOx 吸蔵材に吸蔵されたNOx を還元脱離させた。その後 A/F=35のリーン運転に切り替え、入りガス温度 300℃におけるNOx 吸蔵量を測定した。結果を表1に示す。
【0043】
【表1】

Figure 0003871197
【0044】
実施例1〜4のフィルタは、従来の構成である比較例2に比べてディーゼルパティキュレートの燃焼性能が格段に向上している。これは、各実施例のフィルタでは高温耐久後においても上層3におけるPtの活性点が多く存在していること、及びCeO2からの酸素が供給されたことが大きく寄与していると考えられる。CeO2の効果は、実施例1と比較例1の結果からも明らかである。
【0045】
NOx の吸蔵還元は下層で行われるので、基本的には下層のPtの担持量が多いほど耐久後のNOx 吸蔵量が多くなる。しかし実施例1〜5のフィルタは比較例2に比べて耐久後のNOx 吸蔵量が多く、ここにはPtの担持量との相関関係は見られない。つまり実施例のフィルタはPtの担持量が比較例2より少なくてもNOx 吸蔵量が多く、上層3のCeO2がNOx 吸蔵材の硫黄被毒を抑制していることが推察される。
【0046】
さらに参考例のように上層3のPtの担持量を下層2よりも少なくすると、ディーゼルパティキュレートの燃焼性能が低下していることも明らかである。
【0047】
【発明の効果】
すなわち本発明のパティキュレートフィルタによれば、貴金属の担持量の低減に伴うディーゼルパティキュレートの燃焼性能の低下が抑制されるとともに、NOx 吸蔵材の硫黄被毒も抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のパティキュレートフィルタの概略構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1:基体 2:下層 3:上層 10:セル壁[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a particulate filter that is disposed in an exhaust gas passage of a diesel engine and the like and collects particulates in the exhaust gas, and particularly relates to a particulate filter having a catalytic function.
[0002]
[Prior art]
In order to collect particulates such as soot in the exhaust gas, a diesel particulate filter (hereinafter referred to as DPF) is conventionally arranged in the exhaust gas passage of the diesel engine. This DPF is formed in a honeycomb shape from heat-resistant ceramics such as cordierite, and a plurality of cells (honeycomb passages) are closed in a checkered pattern at one end face, and cells not closed at one end face are closed at the other end face. It is closed and the other end is also closed in a checkered pattern.
[0003]
In this DPF, since the exhaust gas flowing in from the cell that opens to the inflow side end face is difficult to come out from the outflow side end face because the cell is blocked by the outflow side end face, it passes through the partition walls constituting the cell. Then, it flows out from the cell that opens to the adjacent outflow side end face. Accordingly, the particulates in the exhaust gas are collected on or in the partition wall by the filtering action when passing through the partition wall, and the exhaust gas not containing particulates flows out from the end face on the outflow side.
[0004]
By the way, the particulates collected on or in the partition walls gradually accumulate, which causes clogging of the partition walls and increases the airflow resistance. Therefore, cleaning is performed by periodically heating or passing high-temperature exhaust gas to burn up the accumulated particulates and restore the filtering action.
[0005]
Therefore, the catalyst metal such as platinum is supported on the partition wall, and not only the particulates are burned by the catalytic action, but also the oxidative decomposition of hydrocarbons and carbon monoxide in the exhaust gas and the reductive decomposition of part of the nitrogen oxides. Thus, the DPF is also provided with an exhaust gas purification catalyst function. Thus, according to the DPF carrying the catalyst metal, the combustion temperature of the accumulated particulates is lowered, so that the particulates can be burned and removed at the exhaust gas temperature, and the DPF can be regenerated continuously.
[0006]
For example, Japanese Patent Publication No. 7-106290 proposes a continuous regeneration type DPF in which an alkaline earth metal and a platinum group metal are supported on the cell wall of the DPF. Japanese Laid-Open Patent Publication No. 9-094434 proposes a DPF in which a NO x storage material is supported in the pores of the cell wall. According to this DPF, continuous oxidation of particulates and NO x purification can be performed. It is stated that it can be done.
[0007]
However, since the exhaust gas temperature in the normal running region from a diesel engine is as low as 150 to 500 ° C., in order to continuously regenerate the particulates deposited using the continuous regeneration type DPF in the exhaust gas, it is low. A high oxidation rate was required in the exhaust gas temperature range, and the amount of noble metal supported had to be increased. Therefore, the price of the continuous regeneration type DPF is high, which hinders its spread.
[0008]
Further, the continuous regeneration type DPF carrying both the noble metal and the NO x storage material has a problem that the activity of the noble metal is lowered because the NO x storage material moves and covers the surface of the noble metal during use. Furthermore, the NO x storage material also stores sulfur oxides in the exhaust gas and becomes a sulfate, which causes a problem that the NO x storage capacity disappears. This phenomenon is called sulfur poisoning.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of such circumstances, and it is intended to suppress a decrease in particulate combustion performance associated with a reduction in the amount of noble metal supported, and to suppress sulfur poisoning of the NO x storage material. To do.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The feature of the particulate filter of the present invention that solves the above problem is that it has a substantially cylindrical shape having a plurality of cells extending in parallel to each other, and the plurality of cells are closed in a checkered pattern at one end face and closed at one end face. a particulate filter no cell is being closed in a checkered pattern in the other end surface is closed at the other end surface, on the cell walls partitioning the cells with each other, the bearing and the nO x storage material and the noble metal on the oxide support And a catalyst layer composed of an upper layer formed on the surface of the lower layer formed by supporting a noble metal on an oxide having an oxygen storage / release capability, and the amount of noble metal supported is higher in the upper layer than in the lower layer. There are many .
[0011]
The oxide having oxygen storage / release ability is at least one selected from CeO 2 , CeO 2 —ZrO 2 composite oxide, CeO 2 —ZrO 2 —Al 2 O 3 composite oxide, and Fe 2 O 3. desirable.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The particulate filter of the present invention, the cell walls partitioning the cells with each other, and a lower layer formed by carrying and the NO x storage material and the noble metal on the oxide support, and a noble metal is supported on the oxide having oxygen storage capacity An upper layer formed on the surface of the lower layer and a catalyst layer comprising the upper layer are formed. Therefore, the NO x storage material is contained only in the lower layer and does not appear in the exhaust gas flow path, so the contact probability between the NO x storage material and sulfur oxide is reduced, and sulfur poisoning can be suppressed and high after durability. NO x purification ability is expressed.
[0013]
In the upper layer, the noble metal is supported on the oxide having the ability to store and release oxygen, so that the combustion of particulates is promoted by the absorption and release of oxygen. And since the NO x storage material is not included in the upper layer, the problem that the precious metal is covered with the NO x storage material and deactivated is prevented, and the activity of the precious metal is maximized. As a result, the amount of noble metal supported can be reduced and the cost can be reduced. And the particulates can be burned continuously to the deposition, and the particulate filter can be continuously regenerated.
[0014]
A conventional DPF formed of a heat resistant material such as cordierite or silicon carbide can be used for the base of the particulate filter of the present invention. The size, the number of cells, the porosity, the average pore diameter, etc. may be designed according to the purpose.
[0015]
An infinite number of pores having a pore diameter of 1 to 100 μm are formed on the cell walls that divide a plurality of cells, and these communicate with each other so that the exhaust gas passes through the cell wall from the exhaust gas inflow side cell to the exhaust gas outflow side cell. Can be circulated, and it has a structure capable of ensuring air permeability and filtering particulates. A catalyst layer composed of a lower layer and an upper layer is formed on the cell wall, and this catalyst layer is formed on the inner peripheral surface of the pore and the inner peripheral surface of the cell.
[0016]
The lower layer is composed of an oxide carrier, a NO x storage material and a noble metal supported on the oxide carrier. As the oxide carrier, one or more of Al 2 O 3 , TiO 2 , ZrO 2 , SiO 2 , CeO 2 , or a plurality of complex oxides selected from these can be used. Among them, Al 2 O 3 having a high specific surface area and excellent thermal stability is preferable. In addition, when TiO 2 or the like is used, the solid acidity is strong, so that the proximity of the sulfur oxide is suppressed, so that the sulfur poisoning of the NO x storage material can be further suppressed.
[0017]
The the NO x storage material that is supported on the lower layer, K, Na, Li, alkali metals such as Cs, Ba, Ca, Mg, alkaline earth metals such as Sr metal, La, Pr, Nd, rare earth metals such as Sm It can be used by selecting from among them. Of these, alkali metals having a high NO x storage capacity are preferably used. The noble metal can be selected from Pt, Rh, Pd, Ir, Ru, Au, and the like. Among them, it is preferable to use at least Pt having high oxidation activity.
[0018]
The lower layer coat amount is preferably in the range of 50 to 150 g per liter of the filter substrate. When the coating amount is less than this range, the amount of the NO x storage material and the noble metal supported becomes insufficient. When the coating amount is thicker than this range, the diameter of the pores through which the exhaust gas passes becomes smaller and the pressure loss increases.
[0019]
The amount of the NO x storage material supported in the lower layer is preferably 0.01 to 0.5 mol per liter of the filter substrate. If the amount of the NO x storage material supported is less than this, the NO x purification ability is insufficient, and if it is supported more than this, the probability of covering the noble metal supported in the lower layer increases and the activity of the noble metal decreases.
[0020]
The amount of noble metal supported in the lower layer is preferably in the range of 1 to 3% by weight relative to the lower layer. Amount of the noble metal is insufficient is small and the NO x purification performance than this range, when more bearing than this, the activity is as grain growth occurs in the noble metal loading density in the lower layer is too large at a high temperature is reduced.
[0021]
The upper layer is composed of an oxide having oxygen storage / release ability and a noble metal supported on the oxide. This oxide can be used as long as it has oxygen storage / release ability, but is selected from CeO 2 , CeO 2 —ZrO 2 composite oxide, CeO 2 —ZrO 2 —Al 2 O 3 composite oxide, and Fe 2 O 3 Particularly preferred is at least one kind. This is because these oxides are particularly excellent in oxygen storage / release ability and excellent in durability.
[0022]
The noble metal supported on the upper layer can be selected from Pt, Rh, Pd, Ir, Ru, Au and the like, and among them, it is preferable to use at least Pt having high oxidation activity.
[0023]
The coating amount of the upper layer is preferably in the range of 10 to 50 g per liter of the filter substrate. When the coating amount is less than this range, the amount of noble metal supported becomes insufficient. When the coating amount is greater than this range, the diameter of the pores through which the exhaust gas passes becomes small and the pressure loss increases. Further, since the exhaust gas does not easily reach the lower layer, the NO x purification ability is also lowered.
[0024]
The amount of the noble metal supported in the upper layer is preferably larger than that of the lower layer in order to increase the oxidation activity of the particulates, preferably in the range of 1 to 10% by weight, particularly preferably 5% by weight or more. If the loading amount of the noble metal is less than this range, the particulate oxidizing ability is insufficient, and if it is loaded more than this range, the loading density in the upper layer is too large and the activity is lowered by the grain growth at high temperature. The same noble metal as that of the lower layer may be supported, or a different noble metal may be supported.
[0025]
In order to form the lower layer or the upper layer, for example, the slurry of the oxide powder is poured into the cell from one end surface and sucked from the other end surface to adhere to the cell wall, and after firing it, a predetermined amount of noble metal or NO x What is necessary is just to carry an occlusion material. Moreover, it can also adhere to a cell wall similarly using the slurry formed from the oxide powder which carry | supported the noble metal previously.
[0026]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be specifically described with reference to Examples and Comparative Examples.
[0027]
Example 1
FIG. 1 shows a schematic configuration of the particulate filter of the present embodiment. This particulate filter includes a base 1 made of cordierite, a lower layer 2 formed on the cell wall 10 of the base 1, and an upper layer 3 formed on the surface of the lower layer 2. The substrate 1 has a honeycomb shape in which cells that are open at the inflow side end surface and closed at the outflow side end surface are checkered and cells that are closed at the inflow side end surface and are open at the outflow side end surface are alternately formed. There is no. The enlarged view of the main part of the cell wall 10 in FIG. 1 shows the inside of the pore through which the exhaust gas can pass. Hereinafter, the method for manufacturing the particulate filter will be described, and a detailed description of the configuration will be given.
[0028]
As the substrate 1, a cordierite DPF having a diameter of 100 mm and a length of 150 mm was prepared. This DPF has an average pore diameter of 30 μm and a porosity of 60%.
[0029]
Next, 100 parts by weight of Al 2 O 3 powder, 100 parts by weight of TiO 2 powder, 20 parts by weight of ZrO 2 powder, 3 parts by weight of alumina sol as a binder and 40 parts by weight of ion-exchanged water were mixed to prepare a slurry. After filling the cell from the exhaust gas inflow side end surface of the DPF, the cell was sucked from the exhaust gas outflow side end surface and adhered to the cell wall. Thereafter, it was dried at 120 ° C. for 2 hours and baked at 500 ° C. for 2 hours to form an undercoat layer. The lower coat layer is 120 g per liter of DPF.
[0030]
Next, prepare a nitric acid solution of dinitrodiammineplatinum with a predetermined concentration, immerse the DPF with the lower coat layer, lift it up, blow off excess droplets, dry at 120 ° C for 2 hours, and fire at 500 ° C for 1 hour. Pt was supported on the lower coat layer. The amount of Pt supported is 1% by weight with respect to the lower coat layer, and 1.2 g per liter of DPF.
[0031]
Further, a predetermined amount of a mixed aqueous solution of potassium acetate and lithium acetate having a predetermined concentration is impregnated into a DPF having an undercoat layer supporting Pt, dried at 120 ° C. for 2 hours, and then calcined at 500 ° C. for 1 hour to remove K and Li. Supported. Thereby, the lower layer 2 was formed. 0.2 mol of Li and 0.1 mol of Li were supported per liter of DPF.
[0032]
On the other hand, a CeO 2 powder having an average particle diameter of about 1 μm was prepared, impregnated with a predetermined amount of nitric acid solution of dinitrodiammine platinum having a predetermined concentration, evaporated to dryness, fired at 500 ° C. for 1 hour, and Pt carrying Pt. / CeO 2 powder was prepared. The supported amount of Pt is 5% by weight.
[0033]
This Pt / CeO 2 powder is mixed with ceria sol as a binder and ion-exchanged water to prepare a slurry, filled into the cell from the inflow side end surface of the DPF in which the lower layer 2 is formed, and then sucked from the outflow side end surface to obtain the lower layer 2 adhered to the surface. Thereafter, it was dried at 120 ° C. for 2 hours and calcined at 500 ° C. for 2 hours to form an upper layer 3. The upper layer 3 is formed at about 30 g per liter of DPF, and Pt is supported at about 1.5 g per liter of DPF. That is, the amount of Pt supported per liter of DPF is about 2.7 g in total for the lower layer and the upper layer.
[0034]
(Example 2)
A lower layer 2 and an upper layer 3 were formed in the same manner as in Example 1 except that the amount of Pt supported in the lower layer 2 was 2 wt% with respect to the lower layer 2. The amount of Pt supported per liter of DPF is about 3.9 g in total for the lower layer and the upper layer.
[0035]
(Example 3)
A lower layer 2 and an upper layer 3 were formed in the same manner as in Example 1 except that the amount of Pt supported in the lower layer 2 was 2.9 wt% with respect to the lower layer 2. The amount of Pt supported per liter of DPF is about 5.0 g in total for the lower layer and the upper layer.
[0036]
Example 4
Example 1 except that the amount of Pt supported by the lower layer 2 was 2% by weight with respect to the lower layer 2 and the amount of Pt supported by the upper layer 3 was about 8.7% by weight with respect to the upper layer 3. Lower layer 2 and upper layer 3 were formed. The amount of Pt supported per liter of DPF is about 5.0 g in total for the lower layer and the upper layer.
[0037]
( Reference example )
Except that the amount of Pt supported on the lower layer 2 was 3.9% by weight with respect to the lower layer 2, and the amount of Pt supported on the upper layer 3 was about 1% by weight with respect to the upper layer 3, Lower layer 2 and upper layer 3 were formed. The amount of Pt supported per liter of DPF is about 5.0 g in total for the lower layer and the upper layer.
[0038]
(Comparative Example 1)
The lower layer 1 was formed in the same manner as in Example 1, and the upper layer 2 was formed in the same manner as in Example 1 except that Al 2 O 3 powder was used instead of CeO 2 powder. The amount of Pt supported per liter of DPF is about 2.7 g in the same manner as in Example 1 in the total of the lower layer and the upper layer.
[0039]
(Comparative Example 2)
A lower layer 2 was formed in the same manner as in Example 1 except that the amount of the lower coat layer was 150 g per liter of DPF, and the amount of Pt supported in the lower coat layer was 3.3% by weight. The particulate filter of Example 2 was used. The amount of Pt supported per liter of DPF is 5.0 g.
[0040]
<Test and evaluation>
Each filter described above was attached to the exhaust system of a diesel engine with a displacement of 4.2 L, and an endurance test was conducted for 50 hours at an inlet gas temperature of 650 ° C. Next, each filter after the durability test was attached to the exhaust system of a diesel engine with a displacement of 2 L, and operated at an inlet gas temperature of 350 ° C. for 3 hours. At this time, the emission amount (W 0 ) per unit time of the diesel particulates is 2.9 g / hour.
[0041]
Each filter after the test was dried at 120 ° C. for 4 hours, and its weight (W 1 ) was measured. Subsequently, the deposited diesel particulates were burned by heating at 500 ° C. for 2 hours in an electric furnace, and the subsequent weight (W 2 ) was measured. From these values, the combustion rate of diesel particulates was calculated by the following formula, and the results are shown in Table 1.
[0042]
Combustion rate (%) = ((W 1 -W 2 ) / (3 x W 0 )) x 100
Next, reattach each filter after measuring the combustion rate to the exhaust system of a diesel engine with a displacement of 2L, and let the exhaust gas burned under the rich condition of A / F = 12 flow in at a gas temperature of 600 ° C for 15 minutes. and the occluded NO x was reduced desorbed the NO x storage material. Then switched to lean operation of A / F = 35, it was measured the NO x storage amount in the gas temperature 300 ° C. entering. The results are shown in Table 1.
[0043]
[Table 1]
Figure 0003871197
[0044]
In the filters of Examples 1 to 4, the combustion performance of diesel particulates is remarkably improved as compared with Comparative Example 2 which is a conventional configuration. This is probably because the filter of each example has many Pt active sites in the upper layer 3 even after high temperature endurance and the supply of oxygen from CeO 2 . The effect of CeO 2 is also evident from the results of Example 1 and Comparative Example 1.
[0045]
Since NO x storage reduction is performed in the lower layer, basically, the greater the amount of Pt supported in the lower layer, the greater the NO x storage amount after durability. But filters of Examples 1 to 5 have much the NO x storage amount after the durability test than Comparative Example 2, not seen correlation between the amount of supported Pt here. Filter That embodiment the NO x storage amount in the supported amount is less than that of Comparative Example 2 of Pt is large, it is presumed that CeO 2 of the upper layer 3 is suppressed sulfur poisoning of the NO x storage material.
[0046]
Furthermore, it is clear that the combustion performance of diesel particulates is reduced when the amount of Pt supported in the upper layer 3 is smaller than that in the lower layer 2 as in the reference example .
[0047]
【The invention's effect】
That is, according to the particulate filter of the present invention, a decrease in the combustion performance of diesel particulates due to a reduction in the amount of noble metal supported is suppressed, and sulfur poisoning of the NO x storage material is also suppressed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram showing a schematic configuration of a particulate filter according to an embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1: Substrate 2: Lower layer 3: Upper layer 10: Cell wall

Claims (2)

互いに平行に延びる複数のセルをもつ略筒状をなし、複数の該セルは一端面で市松模様状に閉塞され、一端面で閉塞されていない該セルが他端面で閉塞されて他端面でも市松模様状に閉塞されてなるパティキュレートフィルターであって、
該セルどうしを区画するセル壁には、酸化物担体にNOx 吸蔵材と貴金属とを担持してなる下層と、酸素吸蔵放出能を有する酸化物に貴金属を担持してなり該下層の表面に形成された上層と、よりなる触媒層が形成され、貴金属の担持量は上層の方が下層より多いことを特徴とするパティキュレートフィルタ。
It has a substantially cylindrical shape with a plurality of cells extending in parallel with each other, and the plurality of cells are closed in a checkered pattern at one end face, and the cells not closed at one end face are closed at the other end face, and the other end face is also checked. A particulate filter blocked in a pattern,
The cell walls defining the cells to each other, and a lower layer formed by carrying and the NO x storage material and the noble metal on the oxide support, a noble metal oxide having oxygen storage capacity on the surface of the carrier to become lower layer A particulate filter comprising a formed upper layer and a catalyst layer comprising a noble metal supported in a higher amount in the upper layer than in the lower layer .
前記酸素吸蔵放出能を有する酸化物は、CeO2,CeO2−ZrO2複合酸化物,CeO2−ZrO2−Al2O3 複合酸化物,及び Fe2O3から選ばれる少なくとも一種である請求項1に記載のパティキュレートフィルタ。The oxide having oxygen storage / release ability is at least one selected from CeO 2 , CeO 2 —ZrO 2 composite oxide, CeO 2 —ZrO 2 —Al 2 O 3 composite oxide, and Fe 2 O 3. Item 2. The particulate filter according to Item 1.
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