JP3871045B2 - Call recording apparatus and call recording method - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、通信回線を介して送信される音声データなどの通信を記録する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
銀行、証券等の金融関係、通信販売などのテレマーケティング、または、競馬等の公共事業において、電話回線を利用して取引を行うことがある。このような場合、通話内容を取引内容の確認または証拠として記録しておくことが要求されることがあり、自動的に通話内容を記録する通信録音装置が利用されている。
【0003】
ところで、電話、データ通信などの異なったサービスを同一のデジタル交換機およびデジタルパスを用いて接続可能な通信網として、ISDN(Integrated Services Digital Network)が普及している。ISDNは、情報をデジタル化して伝送させるため、アナログ回線に比べ信号の劣化が少なく、高速な通信が可能である。
【0004】
ここで、ISDNについて、簡単に説明する。ISDNは、呼制御情報などの制御情報を伝送する1つの信号チャンネル(Dチャネル)と、ユーザ情報を伝送する複数の情報チャンネル(Bチャネル)とを備えている。このBチャネルは、音声通信時には、音声データが伝送される通信路であり、ISDN通信網側(通話相手側)からの音声データと、端末側からの音声データとは、別々の通信路を使って伝送される。
【0005】
ISDNなどのデジタル通信に対応したISDN通話録音装置として、特開2000−49979号公報に開示されているものがある。これは、通信網および構内交換機(PBX)のそれぞれが送信する信号を受信し、信号チャネル上でやり取りされる手順を監視して、回線の接続、切断に応じて、該当する情報チャネルの音声データをハードディスクなどの記録媒体に記録するものである。
【0006】
このような通話録音装置を備えた通信システムの一例を図1に示す。本図に示すように、ISDNを利用した通信システムにおいては、通話録音装置101を備える側の端末105は、DSU103およびPBX104を介して通信網102に接続されている。通話録音装置101は、送信機能を持たず、受信機能のみを有し、DSU103とPBX104との間に接続される。一方、相手先の端末105Aは、DSU103Aを介して通信網102に接続される。
【0007】
通話録音装置101は、通信網102と端末105との間で送受信される制御情報やメッセージを受信し、それに基づいて、通信網102から端末105に、または、端末105から通信網102に送信された通信内容を記録媒体などに記録するものである。
【0008】
ところが、多数のオペレータが電話の応対を行うコールセンターなどでこのような通話録音装置101を用いる場合、複数の電話回線に接続され、各電話回線から入力される複数の通話の音声信号を符号化し、1つの通話録音装置101に音声データとして記録することとなる。このような場合、記録されたものを再生するにあたって、インデックスデータが必要となる。
【0009】
このような状況に合わせ、電話回線毎の通話の開始及び終了を検出する手段により検出された通話毎の音声を記録するとともに、通話の行われた時刻、通話の行われた回線(チャンネル)の識別を記録したものを各通話音声のインデックスデータとして記録し、このインデックスデータに基づいて記録された通話音声を検索して再生を行う構成の記録再生装置が考えられている。
【0010】
特開2002−57788号公報に開示されている記録再生装置では、話中を検出して通話毎の音声を記録するとともに、各通話に含まれるDTMF(Dual Tone Multi-Frequency)信号をデコードし、通話毎の音声に関連づけたインデックスとして記録する。インデックスとして記録されるDTMF信号による通話識別コード(以後、DTMFコードと呼ぶ)は、例えば、コールセンタなどのオペレータによって回線端末から、オペレータ自身を示す担当者コード、通話の相手先を示す相手先コード等として入力されたものが用いられる。
【0011】
このような従来の通話録音装置101の全体機能ブロック図を図7に示す。本図に示すように、従来の通話録音装置101は、網側受信部1201と、端末側受信部1202と、加算部1203と、情報チャネル録音部1204と、呼制御検出部1205と、DTMF検出部1206とを備える。
【0012】
網側受信部1201は、網側からの通信を受信し、呼制御情報がやり取りされる信号チャネルと、音声データがやり取りされる情報チャネルとを分離するものである。
【0013】
端末側受信部1202は、端末側からの通信を受信し、信号チャネルと情報チャネルとを分離するものである。
【0014】
加算部1203は、網側受信部1201および端末側受信部1202で分離された情報チャネルを加算(多重)するものである。これにより、送受話は一緒に記録されることになる。一緒に記録することにより、送受話を別々に記録することによる冗長性を減らし、記録容量を削減することができる。
【0015】
情報チャネル録音部1204は、加算部1203により加算された音声データを記録媒体に記録するものである。このとき、記録容量をさらに削減するために、音声圧縮処理を施すなどしてもよい。
【0016】
DTMF検出部1206は、通信中に発生したDTMFコードを検出し、情報チャネル録音部1204に通知するものである。情報チャネル録音部1204は、加算部1203により加算された音声データとともにDTMF検出部1206において検出されたDTMFコードをインデックスとして記録する。記録されたDTMFコードをキーとして、録音された通話を検索できる。
【0017】
呼制御検出部1205は、網側受信部1201および端末側受信部1202において、分離された信号チャネルから、通話の開始および終了などの信号の検出を行うものである。
【0018】
ここで、ISDNを利用した通信システムにおいて、通信網102と端末105間の、1回の通話における呼設定から切断・解放にいたるシーケンス例を図4に示す。
【0019】
本図に示すように、通信網102が呼設定メッセージSETUPを送信する(ステップ401)と、端末105は呼設定を受け付け、呼設定受付メッセージCALL PROCEEDINGを通信網に送信する(ステップ402)。
【0020】
着信した端末105は、呼び出しを行うと共に、通信網102を介して発信側の相手側の端末105Aに、呼び出し中であることを知らせる呼出のメッセージALERTINGを送信する(ステップ403)。
【0021】
そして、端末105がPBX104に対して応答すると、PBX104は通信網102に応答メッセージCONNECTを送信する(ステップ404)。
【0022】
通信網102は、応答メッセージCONNECTを受信すると、応答確認メッセージCONNECTACKを送信する(ステップ405)。この時点で端末105は、通信網102を介して相手側端末105Aとの回線が接続される。そして、情報の送受を行う(ステップ406)。
【0023】
回線の切断が相手側端末105Aから行われる場合を例にあげ、以下切断時のやりとりを説明する。
【0024】
まず、相手側端末105Aの切断メッセージDISCONNECTが通信網102を介して到着すると(ステップ407)、PBX104側から解放メッセージRELEASEが送信され、回線が切断される(ステップ408)。
【0025】
その後、通信網102は、解放完了メッセージRELEASECOMPLETEを端末105に送信する(ステップ409)。
【0026】
このようなシーケンスを呼制御検出部205が検出する。これにより、呼制御検出部1205は、応答メッセージCONNECT受信時には、記録開始の指示を、解放メッセージRELEASE受信時には、記録停止の指示を、情報チャネル録音部1204に出すことができる。この指示に従い、情報チャネル録音部1204は通話の記録を行う。
【0027】
なお、特開2002-57788号公報に開示された方法では、ステップ407の切断メッセージDISCONNECT後のタイミングで、DTMFコードがオペレータによって端末のプッシュボタンを介して入力される(ステップ410)。DTMF検出部1206が入力されたDTMFコードを検出し、情報チャネル録音部1204が音声データからなる通話ファイルと一緒に記録する。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開2002-57788号公報に開示された方法では、DTMFコードの入力は、上記の切断メッセージDISCONNECT(ステップ407)後のタイミング、すなわち、通話終了後に相手先が受話器を置いたあとに行われる。このとき、通信網102は、通話終了の切断メッセージDISCONNECTを送出した後であるためビジートーン(busy tone)を情報チャネル上に出力している。
【0029】
すなわち、オペレータの入力したDTMF信号は、このビジートーンと同時に加算部1203から出力され、情報チャネル録音部1204に入力されることになる。このため、DTMF信号は、ビジートーンと干渉を起こすことがある。
【0030】
また、上述の特開2002-57788号公報に開示された方法では、加算部1203における、通信網102側からの音声データ(以後、網側音声データと呼ぶ)と端末105からの音声データ(以後、端末側音声データと呼ぶ)との加算比率は1:1に固定され、可変することができない。そのため、DTMF信号とビジートーンとのレベル比(振幅比)によっては、DTMFコードの誤検出や検出もれを起こすことがある。
【0031】
そこで、本発明は上記事情に鑑みなされたもので、本発明の目的は、通話録音装置において、DTMFコードの検出率を高める技術を提供するものである。また、その技術を用い、DTMFコードを音声データとともに確実に記録できるようにし、記録された音声データをDTMFコードにより、確実に検索できるようにするものである。
【0032】
【課題を解決するための手段】
DTMFコードの誤検出や検出もれは、DTMF信号とビジートーンのレベル比が検出可能な範囲を越えたり、DTMF信号とビジートーンとが干渉を起こしたりする場合に発生する。このため、本発明においては、通話録音装置において、網側音声データと端末側音声データとの加算処理を改良することより、DTMFコードを確実に検出できるようにする。
【0033】
すなわち、DTMFコード検出時のDTMF信号とビジートーンとのレベル比を検出し、それに基づいて、レベル比が検出可能な範囲になるように加算部において加算比率を制御するものである。または、DTMFコード検出時に、ビジートーンを遮断できるように加算部において、両者の加算比率を制御するものである。
【0034】
例えば、端末と網との間に設置され、前記網を介して行われる前記端末と他の端末との間の通話を記録する通話録音装置であって、前記網から前記端末へ送信されるデータを受信し、これを呼制御情報および通話データに分離する網側受信手段と、前記端末から前記網へ送信されるデータを受信し、これを前記呼制御情報および前記通話データに分離する端末側受信手段と、前記網側受信手段において分離された通話データに含まれる音声信号(以後、網側音声信号と呼ぶ)と前記端末側受信手段において分離された通話データに含まれる音声信号(以後、端末側音声信号と呼ぶ)とを加算する加算手段と、前記加算手段において加算された信号を録音する通話データ録音手段と、前記網側受信手段により分離された呼制御情報および前記網側受信手段において分離された呼制御情報それぞれに含まれる呼制御信号により、前記通話データ録音手段を制御する呼制御検出手段と、前記加算手段において加算された信号から、前記通話を特定する信号(以後、通話特定信号と呼ぶ)を抽出する通話特定信号検出手段と、前記呼制御検出手段の制御に従い、前記網側受信手段において分離された通話データに含まれる着呼側端末が通話を切断した後であることを示す信号(以後、切断後信号と呼ぶ)の最大レベルを検出する網側最大値検出手段と、前記呼制御検出手段の制御に従い、前記端末側受信手段において分離された通話データに含まれる前記通話特定信号の最大レベルを検出する端末側最大値検出手段と、前記通話特定信号検出手段において前記通話特定信号が検出可能な、予め定められた前記通話特定信号と前記切断後信号とのレベル比を保持し、当該レベル比に基づいて、前記網側最大値検出手段および前記端末側最大値検出手段においてそれぞれ検出された前記切断後信号の最大レベルおよび前記通話特定信号の最大レベルを用いて、前記加算手段における前記網側音声信号と前記端末側音声信号との加算比率を決定する加算比率決定手段と、を備えることを特徴とする通話録音装置を提供する。
【0035】
また、端末と網との間に設置され、前記網を介して行われる前記端末と他の端末との間の通話を記録する通話録音装置であって、前記網から前記端末へ送信されるデータを受信し、これを呼制御情報および通話データに分離する網側受信手段と、前記端末から前記網へ送信されるデータを受信し、これを前記呼制御情報および前記通話データに分離する端末側受信手段と、前記網側受信手段において分離された通話データに含まれる音声信号(以後、網側音声信号と呼ぶ)と前記端末側受信手段において分離された通話データに含まれる音声信号(以後、端末側音声信号と呼ぶ)とを加算する加算手段と、前記加算手段において加算された信号を録音する通話データ録音手段と、前記網側受信手段により分離された呼制御情報および前記網側受信手段において分離された呼制御情報それぞれに含まれる呼制御信号により、前記通話データ録音手段および前記加算手段を制御する呼制御検出手段と、前記加算手段において加算された信号から、前記通話を特定する信号(以後、通話特定信号と呼ぶ)を抽出する通話特定信号検出手段と、を備え、前記加算手段は、前記呼制御検出手段からの指示に従い、前記通話の切断を要求することを示す信号を受けてから前記通話が解放されるまでの間、前記網側音声信号と前記端末側音声信号との加算比率を0:1とすることを特徴とする通話録音装置を提供する。
【0036】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施形態について、図面を参照して以下に説明する。
【0037】
本実施形態の通話録音装置を適用したISDN通信システムの一例は、基本的に前述の図1に示すものと同様であり、通話録音装置101に替えて通話録音装置101Aを置くものである。
【0038】
また、本実施形態の通話録音装置101Aを適用したISDN通信システムにおいて、通信網102と端末105間の、呼設定から切断・解放にいたるシーケンスの一例も、基本的に前述の図4に示すものと同様である。このため、ここでは、改めて説明はしない。参照番号などは、図1および図4に用いられているものを、以下においてもそのまま使用する。
【0039】
次に、本実施形態における通話録音装置101Aの機能ブロックを図2に示す。
【0040】
本図に示すように、本実施形態における通話録音装置101Aは、網側受信部201と、端末側受信部202と、加算部203と、情報チャネル録音部204と、呼制御検出部205と、DTMF検出部206と、網側最大値検出部207と、端末側最大値検出部208と、加算比率決定部209とを備える。
【0041】
ここで、網側受信部201と、端末側受信部202と、加算部203と、情報チャネル録音部204と、呼制御検出部205と、DTMF検出部206とは、それぞれ、従来技術において説明した通話録音装置101の、網側受信部1201と、端末側受信部1202と、加算部1203と、情報チャネル録音部1204と、呼制御検出部1205と、DTMF検出部1206と、基本的に同様の機能を有するものである。
【0042】
網側最大値検出部207は、図4に示す1回の通話のシーケンスにおいて、呼制御検出部205が切断DISCONNECTメッセージを検出してから解放RELEASEメッセージを検出するまでの間、通信網102側から入力されたビジートーンの信号レベルを検出し、検出した信号レベルの最大値を保持するとともに、加算比率決定部209に通知するものである。
【0043】
網側最大値検出部207は、次の通話の時(呼制御検出部205が切断DISCONNECTメッセージを検出してから解放RELEASEメッセージを検出するまでの間)にも、同様に、ビジートーンの信号レベルを検出する。検出した信号レベルが、網側最大値検出部207が現在保持している信号レベルより大きい場合、保持している信号レベルを検出した信号レベルに更新する。
【0044】
なお、網側最大値検出部207は、検出した信号レベルが、保持している信号レベルより小さい場合は、保持している信号レベルを更新しない。
【0045】
端末側最大値検出部208は、図4に示す1回の通話のシーケンスにおいて、呼制御検出部205が切断DISCONNECTメッセージを検出してから、解放RELEASEメッセージを検出するまでの間、端末105側から入力されたDTMF信号の信号レベルを検出し、検出した信号レベルの最大値を保持するとともに、加算比率決定部209に通知するものである。
【0046】
端末側最大値検出部208は、次の通話の時にも、同様にDTMF信号のレベルを検出する。検出した信号レベルが、端末側最大値検出部208が現在保持している信号レベルより大きい場合、保持している信号レベルを検出した信号レベルに更新する。
【0047】
なお、端末側最大値検出部208は、検出した信号レベルが、保持している信号レベルより小さい場合は、保持している信号レベルを更新しない。
【0048】
呼制御検出部205は、従来技術において説明した機能に加え、以下の機能を有する。呼制御検出部205は、切断メッセージを検出すると、網側最大値検出部207および端末側最大値検出部208に対して、以降の音声データの最大値を検出するよう指示を出す。そして、解放メッセージを検出すると、網側最大値検出部207および端末側最大値検出部208に対して、最大値取得取得終了の指示を行う。
【0049】
加算比率決定部209は、DTMF検出部206がDTMF信号とビジートーンとを区別可能な信号レベル比のデータを予め保持し、このデータを用いて、網側最大値検出部207および端末側最大値検出部208から入力される両信号の信号レベルの比が、DTMF検出部206が区別可能なレベル比以下となるように、加算部203においてDTMF信号とビジートーンとを加算する比率(加算比率)を決定するものである。
【0050】
従来技術において説明したように、DTMF検出部206は、加算部203から出力されるDTMF信号とビジートーンが加算された加算信号から、DTMF信号を検出する。DTMF検出部206は、DTMF信号の信号レベルとビジートーンの信号レベルとの比が所定の信号レベル比より大きい場合、正確にDTMF信号を検出できない、または、DTMF信号を全く検出できないことがある。このような場合、DTMF検出部206は、情報チャネル録音部204に間違ったDTMFコードを通知したり、DTMFコードを通知できなかったりする。
【0051】
ここで、図3(a)に、DTMF信号の検出が可能な信号レベル比を示し、図3(b)に、DTMF信号の誤検出が発生するまたは検出不可能な信号レベル比を示す。本図に示すように、例えば、DTMF信号の信号レベルとビジートーンの信号レベルとの比を1:Nとして、N=2の場合、DTMF信号を検出でき、Nがそれ以上(ここでは、N=3)になると検出できない場合、加算比率決定部209は、端末側最大値検出部208から入力されるDTMF信号の信号レベルの最大値と網側最大値検出部207から入力されるビジートーンの信号レベルの最大値との比を1:nとすると、n=2以下になるように、DTMF信号とビジートーンとを加算する加算比率を決定する。
【0052】
加算比率決定部209は、決定した加算比率を加算部203に伝え、それを受け取った加算部203は、次回の通話から、その加算比率を用いて、網側受信部201および端末側受信部202とから入力される信号を加算する。
【0053】
なお、実際の運用にあたっては、上記加算比率決定部209において行われる加算比率の決定は、システム運用の開始前の試験中に実施される。試験中に決定しておけば、録音対象となる全ての通話で適切な加算比率での録音が可能となる。
【0054】
また、運用中も、継続して加算比率の決定を続ければ、システムの経時変化に応じて最適な加算比率に調整することが可能である。
【0055】
以上のようなシステムを用いることで、コールセンターなどの多数のオペレータが同一の通話録音装置101Aを用いる場合において、通話終了毎にオペレータがインデックスとして記録しようとするDTMFコードを、精度よく検出できるようになる。それに伴って、DTMFコードを音声データとともに確実に記録することが可能となる。
【0056】
これにより、通話録音装置を再生するにあたって、DTMFコードをキーに検索することができるようになり、所望の音声データを得やすくなる。
【0057】
次に、本発明の第2の実施形態を、図面を参照して以下に説明する。
【0058】
本実施形態の通話録音装置を適用したISDN通信システムの一例は、基本的に前述の図1に示すものと同様であり、通話録音装置101に替えて通話録音装置101Bを置くものである。
【0059】
また、本実施形態の通話録音装置101Bを適用したISDN通信システムにおいて、通信網102と端末105間の、呼設定から切断・解放にいたるシーケンスの一例も、基本的に前述の図4に示すものと同様である。このため、ここでは、改めて説明はしない。参照番号などは、図1および図4に用いられているものを、以下においてもそのまま使用する。
【0060】
次に、本実施形態における通話録音装置101Bの機能ブロックを図5に示す。
【0061】
本図に示すように、本実施形態における通話録音装置101Bは、網側受信部301と、端末側受信部302と、加算比率変更機能付加算部303と、情報チャネル録音部304と、呼制御検出部305と、DTMF検出部306とを備える。
【0062】
網側受信部301と、端末側受信部302と、情報チャネル録音部304と、DTMF検出部306とは、それぞれ、従来技術において説明した通話録音装置101の、網側受信部1201と、端末側受信部1202と情報チャネル録音部1204と、DTMF検出部1206と、基本的に同様の機能を有するものである。
【0063】
ここで、通話識別のためのDTMFコードの入力は、図4に示すシーケンスにおいて、通常、通話終了時の切断メッセージDISCONNECTと解放メッセージRELEASEとの間で行われる。
【0064】
そこで、本実施形態では、加算比率変更機能付加算部303において、切断メッセージDISCONNECTを検出してから解放メッセージRELEASEを検出するまでの間の網側音声データを遮断し、DTMFコードを含む端末側音声データのみを加算比率変更機能付加算部303から出力することにより、加算比率変更機能付加算部303から出力される音声データからDTMFコードを検出する確度を高めるものである。
【0065】
本実施形態における呼制御検出部305は、従来の呼制御検出部1205の機能に加え、図4に示すシーケンスにおいて、特定のメッセージを検出した際に、加算比率変更手段付加算部303に網側音声データと端末側音声データとの加算比率を指示する機能を有する。
【0066】
本実施形態においては、例えば、応答メッセージCONNECTを検出した際に、網側音声データと端末側音声データとを1:1の比率で加算するよう指示を出し、切断メッセージDISCONNECTを検出した際は、両データを0:1の比率で加算するよう指示を出し、次に、解放メッセージRELEASEを検出した際は、両データを1:1の比率で加算するよう指示を出す。
【0067】
このように加算比率を制御することで、加算比率変更手段付加算部303は、切断メッセージDISCONNECTを検出した時から解放メッセージRELEASEを検出するまでの間、網側音声データを加算せず、端末側音声データのみを加算結果として出力することができる。
【0068】
上記の例における各シーケンスにおける加算比率の状態を図6に示す。
【0069】
なお、本実施形態では、応答メッセージCONNECTを検出した時と、解放メッセージRELEASEを検出した時とにおいて、呼制御検出部305は両データの加算比率を1:1に変更する指示を出すよう設定されている。これは、呼制御手順の乱れから、どちらかのメッセージが欠落した場合であっても、対処できるようにするためである。もちろん、両データの加算比率を1:1に変更する指示を出すタイミングは、どちらか一方でも構わない。
【0070】
そして、加算比率変更機能付加算部303は、呼制御検出部305から前述の加算比率の指示を受けると、次の加算比率の指示を受けるまでの間、網側音声データと端末側音声データとを、それぞれ指示された割合で加算し出力する。
【0071】
このように、本実施形態においては、通話終了毎にオペレータがインデックスとして記録しようとするDTMFコードが入力される可能性の高い期間、網側音声データを遮断する。このため、網側音声データに含まれるビジートーンと干渉することによりDTMFコードが検出できなくなる可能性が少なくなり、コールセンターなどの多数のオペレータが同一の通話録音装置101Bを用いる場合において、DTMFコードを精度よく検出できるようになる。それに伴って、DTMFコードを音声データとともに確実に記録することが可能となる。
【0072】
これにより、通話録音装置を再生するにあたって、DTMFコードをキーに検索することができるようになり、所望の音声データを得やすくなる。
【0073】
また、前述した各実施形態の通話録音装置においては、通話録音装置に呼制御情報に含まれる特定のメッセージを検出する呼制御検出部を備え、検出されたメッセージに従って、この呼制御検出部が情報チャネル録音部の音声データの記録の開始および停止の指示を行う構成となっている。
【0074】
ここで、CTI(Computer Telephony Integration)システムのように、呼制御に関する処理を行う装置が通話録音装置とは別個に構成され、通話録音装置は、その装置から信号を得て、情報チャネル録音部の録音開始および停止の制御を行うようにしてもよい。
【0075】
すなわち、端末と網との間に設置されるDSUやPBXなどの通話録音装置とは別個に設置された装置が、信号チャネルの呼制御情報から特定のメッセージを検出し、特定のメッセージを検出したときに通話録音装置に対して呼制御情報の特定のメッセージを検出した旨を通知する信号を出力する機能を有するものとし、通話録音装置は、それらの装置から呼制御情報の特定のメッセージを検出した旨の信号を受信したときに、情報チャンネル録音部において情報チャンネルの記録の開始及び停止を行うよう構成してもよい。
【0076】
この場合、網側受信部は、網側から端末側に送信されるデータを受信して情報チャネルを情報チャンネル録音部に出力する機能を備え、端末側受信部は、端末側から網側に送信されるデータを受信して情報チャネルを情報チャンネル録音部に出力する機能を備えていればよい。
【0077】
なお、以上の各実施形態においては、通信回線としてISDN回線を例にあげ説明したが、本発明の適用はこれに限られない。例えば、送信用データと受信用データとを網を介して別々のチャネルで転送し、受信可能としたものであればよい。例えば、本発明はVoice Over IP等にも適用可能である。
【0078】
また、本発明の構成は、通話録音装置でなくても、各種の公共サービス、企業のカスタマーサービス、または、電話投票システム等に用いられている音声自動応答システムなど、DTMFコードを用いるシステム全般に適用することができる。
【0079】
【発明の効果】
ISDN回線通話録音装置において、通話中に入力されるDTMFによる通話識別コードによる通話検索を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、通信システムの一例を示す図である。
【図2】図2は、本発明の第1の実施形態が適用された通話録音装置の機能ブロック図である。
【図3】図3は、DTMF信号とビジートーンの検出の可否を説明するための図である。
【図4】図4は、ISDNを利用した通信システムにおける1回の通話中のシーケンスを示す図である。
【図5】図5は、本発明の第2の実施形態が適用された通話録音装置の機能ブロック図である。
【図6】図6は、通話中の各シーケンスにおける加算比率の状態を示す図である。
【図7】図7は、従来のISDN回線用通話録音装置の機能ブロック図である。
【符号の説明】
101・・・通話録音装置、102・・・ISDN回線網、103・・・DSU、104・・・PBX、105・・・端末、201・・・網側受信部、202・・・端末側受信部、203・・・加算部、204・・・情報チャネル録音部、205・・・呼制御情報検出部、206・・・DTMF検出部、207・・・網側最大値検出部、208・・・端末側最大値検出部[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a technique for recording communication such as voice data transmitted via a communication line.
[0002]
[Prior art]
Transactions are sometimes made using telephone lines in banking, securities and other financial relationships, telemarketing such as mail order sales, and public works such as horse racing. In such a case, it may be required to record the contents of the call as confirmation or proof of the transaction contents, and a communication recording device that automatically records the contents of the call is used.
[0003]
By the way, ISDN (Integrated Services Digital Network) is widely used as a communication network that can connect different services such as telephone and data communication using the same digital exchange and digital path. Since ISDN digitizes and transmits information, signal degradation is less than that of analog lines, and high-speed communication is possible.
[0004]
Here, ISDN will be briefly described. ISDN includes one signal channel (D channel) for transmitting control information such as call control information, and a plurality of information channels (B channel) for transmitting user information. The B channel is a communication path through which voice data is transmitted during voice communication. The voice data from the ISDN communication network side (calling party side) and the voice data from the terminal side use different communication paths. Is transmitted.
[0005]
Japanese Patent Laid-Open No. 2000-49979 discloses an ISDN call recording device that supports digital communication such as ISDN. This is to receive the signals transmitted by the communication network and the private branch exchange (PBX), monitor the procedure exchanged on the signal channel, and according to the connection / disconnection of the line, the voice data of the corresponding information channel Is recorded on a recording medium such as a hard disk.
[0006]
An example of a communication system equipped with such a call recording device is shown in FIG. As shown in this figure, in a communication system using ISDN, a
[0007]
The
[0008]
However, when such a
[0009]
In accordance with this situation, the voice for each call detected by the means for detecting the start and end of the call for each telephone line is recorded, and the time when the call was made, the line (channel) of the call A recording / reproducing apparatus configured to record an identification record as index data of each call voice and to search and reproduce the call voice recorded based on the index data is considered.
[0010]
In the recording / reproducing apparatus disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 2002-57788, while detecting a busy state and recording a voice for each call, a DTMF (Dual Tone Multi-Frequency) signal included in each call is decoded. Records as an index associated with the voice of each call. A call identification code (hereinafter referred to as a DTMF code) based on a DTMF signal recorded as an index is, for example, a person-in-charge code indicating the operator itself, a destination code indicating the other party of the call, etc. The one entered as is used.
[0011]
An overall functional block diagram of such a conventional
[0012]
The network
[0013]
The terminal
[0014]
The adding
[0015]
The information
[0016]
The DTMF
[0017]
The call
[0018]
Here, in the communication system using ISDN, a sequence example from call setting to disconnection / release in one call between the
[0019]
As shown in this figure, when the
[0020]
The
[0021]
When the terminal 105 responds to the
[0022]
Upon receiving the response message CONNECT, the
[0023]
Taking a case where the line is disconnected from the
[0024]
First, when the disconnect message DISCONNECT of the
[0025]
Thereafter, the
[0026]
The call
[0027]
In the method disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 2002-57788, the DTMF code is input by the operator via the push button of the terminal at the timing after the disconnect message DISCONNECT at step 407 (step 410). The
[0028]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the method disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 2002-57788, the input of the DTMF code is performed at the timing after the disconnect message DISCONNECT (step 407), that is, after the other party puts the handset after the call is finished. Is called. At this time, the
[0029]
That is, the DTMF signal input by the operator is output from the
[0030]
Further, in the method disclosed in the above-mentioned Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-57788, the
[0031]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a technique for increasing the detection rate of a DTMF code in a call recording apparatus. In addition, by using this technology, the DTMF code can be reliably recorded together with the voice data, and the recorded voice data can be surely searched by the DTMF code.
[0032]
[Means for Solving the Problems]
DTMF code error detection or detection leakage occurs when the level ratio of the DTMF signal and the busy tone exceeds the detectable range, or when the DTMF signal and the busy tone cause interference. Therefore, in the present invention, in the call recording apparatus, the DTMF code can be reliably detected by improving the addition process of the network side voice data and the terminal side voice data.
[0033]
That is, the level ratio between the DTMF signal and the busy tone at the time of detecting the DTMF code is detected, and based on the level ratio, the addition ratio is controlled by the adding unit so that the level ratio falls within a detectable range. Alternatively, at the time of detecting the DTMF code, the addition unit controls the addition ratio of both so that the busy tone can be cut off.
[0034]
For example, a call recording apparatus that is installed between a terminal and a network and records a call between the terminal and another terminal that is performed via the network, the data being transmitted from the network to the terminal Network side receiving means for separating the received data into call control information and call data, and the terminal side receiving the data transmitted from the terminal to the network and separating it into the call control information and the call data A voice signal (hereinafter referred to as a network-side voice signal) included in the call data separated by the reception means and the network-side reception means; and a voice signal (hereinafter referred to as a voice signal included in the call data separated by the terminal-side reception means). Terminal unit voice signal), a call data recording unit for recording the signal added by the adding unit, the call control information separated by the network side receiving unit, and the network A call control detecting means for controlling the call data recording means by a call control signal included in each of the call control information separated by the receiving means, and a signal for identifying the call from the signals added by the adding means (hereinafter referred to as the call control detecting means) Call specific signal detecting means for extracting the call specific signal) and the called terminal included in the call data separated by the network side receiving means disconnects the call in accordance with the control of the call control detecting means Network-side maximum value detecting means for detecting the maximum level of a signal indicating that this is a signal (hereinafter referred to as a signal after disconnection), and call data separated by the terminal-side receiving means according to the control of the call control detecting means A terminal-side maximum value detecting means for detecting a maximum level of the included call specifying signal; and a call-predicting signal that can be detected by the call specifying signal detecting means. A level ratio between the predetermined call identification signal and the post-disconnection signal is maintained, and the post-disconnection detected by the network-side maximum value detection unit and the terminal-side maximum value detection unit based on the level ratio Adding ratio determining means for determining an adding ratio between the network side voice signal and the terminal side voice signal in the adding means using the maximum level of the signal and the maximum level of the call specific signal; A call recording device is provided.
[0035]
A call recording device installed between a terminal and a network and recording a call between the terminal and another terminal performed via the network, the data being transmitted from the network to the terminal Network side receiving means for separating the received data into call control information and call data, and the terminal side receiving the data transmitted from the terminal to the network and separating it into the call control information and the call data A voice signal (hereinafter referred to as a network-side voice signal) included in the call data separated by the reception means and the network-side reception means; and a voice signal (hereinafter referred to as a voice signal included in the call data separated by the terminal-side reception means). Terminal unit voice signal), a call data recording unit for recording the signal added in the addition unit, the call control information separated by the network side reception unit, and the network side The call control detecting means for controlling the call data recording means and the adding means by the call control signal included in each of the call control information separated in the communication means, and specifying the call from the signals added in the adding means A call specifying signal detecting means for extracting a signal to be transmitted (hereinafter referred to as a call specifying signal), and the adding means indicates that the call is requested to be disconnected according to an instruction from the call control detecting means The call recording apparatus is characterized in that the addition ratio of the network-side audio signal and the terminal-side audio signal is set to 0: 1 from when the call is received until the call is released.
[0036]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A first embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0037]
An example of an ISDN communication system to which the call recording apparatus of the present embodiment is applied is basically the same as that shown in FIG. 1 described above, and a
[0038]
Further, in the ISDN communication system to which the
[0039]
Next, FIG. 2 shows functional blocks of the
[0040]
As shown in the figure, the
[0041]
Here, the network
[0042]
The network-side maximum
[0043]
Similarly, the network-side maximum
[0044]
The network side maximum
[0045]
The terminal-side maximum
[0046]
The terminal-side maximum
[0047]
Note that the terminal-side maximum
[0048]
The call
[0049]
The addition
[0050]
As described in the prior art, the
[0051]
Here, FIG. 3A shows a signal level ratio at which a DTMF signal can be detected, and FIG. 3B shows a signal level ratio at which a false detection of the DTMF signal occurs or cannot be detected. As shown in this figure, for example, when the ratio of the signal level of the DTMF signal to the signal level of the busy tone is 1: N and N = 2, the DTMF signal can be detected, and N is more than that (here, N = In the case where detection is not possible in 3), the addition
[0052]
The addition
[0053]
In actual operation, the addition ratio determination performed by the addition
[0054]
Further, if the determination of the addition ratio is continued even during operation, it is possible to adjust to the optimal addition ratio in accordance with the change over time of the system.
[0055]
By using the system as described above, when a large number of operators such as call centers use the same
[0056]
This makes it possible to search using the DTMF code as a key when reproducing the call recording device, and it becomes easier to obtain desired audio data.
[0057]
Next, a second embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0058]
An example of an ISDN communication system to which the call recording apparatus of this embodiment is applied is basically the same as that shown in FIG. 1 described above, and a
[0059]
Also, in the ISDN communication system to which the
[0060]
Next, FIG. 5 shows functional blocks of the
[0061]
As shown in the figure, the
[0062]
The network
[0063]
Here, in the sequence shown in FIG. 4, the input of the DTMF code for call identification is normally performed between the disconnect message DISCONNECT and the release message RELEASE at the end of the call.
[0064]
Therefore, in the present embodiment, the
[0065]
In addition to the function of the conventional call
[0066]
In this embodiment, for example, when the response message CONNECT is detected, an instruction is given to add the network side voice data and the terminal side voice data at a ratio of 1: 1, and when the disconnect message DISCONNECT is detected, An instruction is given to add both data at a ratio of 0: 1. Next, when a release message RELEASE is detected, an instruction is given to add both data at a ratio of 1: 1.
[0067]
By controlling the addition rate in this way, the
[0068]
FIG. 6 shows the state of the addition ratio in each sequence in the above example.
[0069]
In this embodiment, the call
[0070]
When the
[0071]
As described above, in this embodiment, the network side voice data is cut off during a period in which there is a high possibility that the DTMF code to be recorded as an index by the operator at the end of the call. For this reason, there is less possibility that the DTMF code cannot be detected due to interference with the busy tone included in the network side voice data. It becomes possible to detect well. As a result, the DTMF code can be reliably recorded together with the audio data.
[0072]
This makes it possible to search using the DTMF code as a key when reproducing the call recording device, and it becomes easier to obtain desired audio data.
[0073]
Further, in the call recording device of each of the embodiments described above, the call recording device includes a call control detection unit that detects a specific message included in the call control information, and the call control detection unit performs information according to the detected message. The channel recording unit is configured to instruct the start and stop of recording of audio data.
[0074]
Here, a device that performs processing related to call control, such as a CTI (Computer Telephony Integration) system, is configured separately from the call recording device, and the call recording device obtains a signal from the device and receives information from the information channel recording unit. Control of starting and stopping recording may be performed.
[0075]
That is, a device installed separately from a call recording device such as DSU or PBX installed between the terminal and the network detects a specific message from the call control information of the signal channel, and detects a specific message. When a call recording device has a function of outputting a signal notifying that a specific message of call control information is detected to the call recording device, the call recording device detects a specific message of call control information from these devices. The information channel recording unit may be configured to start and stop recording of the information channel when a signal to the effect is received.
[0076]
In this case, the network side receiving unit has a function of receiving data transmitted from the network side to the terminal side and outputting the information channel to the information channel recording unit, and the terminal side receiving unit transmits from the terminal side to the network side. It is only necessary to have a function of receiving the received data and outputting the information channel to the information channel recording unit.
[0077]
In each of the above embodiments, an ISDN line has been described as an example of a communication line, but the application of the present invention is not limited to this. For example, the transmission data and the reception data may be transferred by using different channels via the network and can be received. For example, the present invention can be applied to Voice Over IP.
[0078]
Further, the configuration of the present invention is not limited to a call recording device, but can be applied to all systems using DTMF codes such as various public services, corporate customer services, or an automatic voice response system used in a telephone voting system. Can be applied.
[0079]
【The invention's effect】
In the ISDN line call recording device, it is possible to reliably perform a call search using a call identification code by DTMF input during a call.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating an example of a communication system.
FIG. 2 is a functional block diagram of a call recording apparatus to which the first embodiment of the present invention is applied.
FIG. 3 is a diagram for explaining whether or not a DTMF signal and a busy tone can be detected.
FIG. 4 is a diagram showing a sequence during one call in a communication system using ISDN.
FIG. 5 is a functional block diagram of a call recording apparatus to which a second embodiment of the present invention is applied.
FIG. 6 is a diagram illustrating a state of an addition ratio in each sequence during a call.
FIG. 7 is a functional block diagram of a conventional ISDN line call recording device.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (8)
前記網から前記端末へ送信されるデータを受信し、当該データに含まれる通話データを取り出す網側受信手段と、
前記端末から前記網へと送信されるデータを受信し、当該データに含まれる通話データを取り出す端末側受信手段と、
前記網側受信手段において取り出された通話データに含まれる音声信号(以後、網側音声信号と呼ぶ)と前記端末側受信手段において取り出された通話データに含まれる音声信号(以後、端末側音声信号と呼ぶ)とを加算する加算手段と、
前記加算手段において加算された信号を録音する通話データ録音手段と、
前記加算手段において加算された信号から、前記通話を特定する信号(以後、通話特定信号と呼ぶ)を抽出する通話特定信号検出手段と、
前記網側受信手段から出力された通話データに含まれる前記他の端末が通話を切断した後であることを示す信号(以後、切断後信号と呼ぶ)の最大レベルを検出する網側最大値検出手段と、
前記端末側受信手段から出力された通話データに含まれる前記通話特定信号の最大レベルを検出する端末側最大値検出手段と、
端末と網との間で伝送される呼制御情報に含まれる呼制御信号により、前記通話データ録音手段、前記網側最大値検出手段、および、前記端末側最大値検出手段を制御する制御手段と、
前記通話特定信号検出手段において前記通話特定信号が検出可能な、予め定められた前記通話特定信号と前記切断後信号とのレベル比を保持し、当該レベル比に基づいて、前記網側最大値検出手段および前記端末側最大値検出手段においてそれぞれ検出された前記切断後信号の最大レベルおよび前記通話特定信号の最大レベルを用いて、前記加算手段における前記網側音声信号と前記端末側音声信号との加算比率を決定する加算比率決定手段とを備えることを特徴とする通話録音装置。A call recording device that is installed between a terminal and a network and records a call between the terminal and another terminal performed via the network,
Network-side receiving means for receiving data transmitted from the network to the terminal and extracting call data included in the data;
Terminal-side receiving means for receiving data transmitted from the terminal to the network and extracting call data included in the data;
A voice signal (hereinafter referred to as a network side voice signal) included in the call data extracted by the network side receiving means and a voice signal (hereinafter referred to as a terminal side voice signal) included in the call data extracted by the terminal side receiving means. Adding means for adding
Call data recording means for recording the signal added in the adding means;
A call specifying signal detecting means for extracting a signal specifying the call (hereinafter referred to as a call specifying signal) from the signals added by the adding means;
Network-side maximum value detection for detecting a maximum level of a signal (hereinafter referred to as a signal after disconnection) indicating that the other terminal included in the call data output from the network-side receiving means is disconnected. Means,
Terminal-side maximum value detecting means for detecting the maximum level of the call specific signal included in the call data output from the terminal-side receiving means;
Control means for controlling the call data recording means, the network-side maximum value detecting means, and the terminal-side maximum value detecting means by a call control signal included in call control information transmitted between the terminal and the network; ,
The call specific signal detecting means can detect the call specific signal, holds a predetermined level ratio between the call specific signal and the disconnected signal, and detects the network-side maximum value based on the level ratio. Using the maximum level of the signal after disconnection and the maximum level of the call specific signal respectively detected by the means and the terminal side maximum value detection means, the network side voice signal and the terminal side voice signal in the addition means A call recording apparatus comprising: an addition ratio determining means for determining an addition ratio.
前記網側受信手段は、前記受信したデータに含まれる呼制御情報をさらに取り出し、前記制御手段に出力し、
前記端末側受信手段は、前記受信したデータに含まれる呼制御情報をさらに取り出し、前記制御手段に出力することを特徴とする通話録音装置。The call recording device according to claim 1,
The network side receiving means further extracts call control information included in the received data, and outputs to the control means,
The call recording apparatus, wherein the terminal-side receiving means further extracts call control information contained in the received data and outputs the call control information to the control means.
前記切断後信号は、ビジートーンであること
を特徴とする通話録音装置。The call recording device according to claim 1 or 2,
The call recording apparatus, wherein the signal after disconnection is a busy tone.
前記網から前記端末へ送信されるデータを受信し、当該データに含まれる通話データを取り出す網側受信手段と、
前記端末から前記網へと送信されるデータを受信し、当該データに含まれる通話データを取り出す端末側受信手段と、
前記網側受信手段において取り出された通話データに含まれる音声信号(以後、網側音声信号と呼ぶ)と前記端末側受信手段において取り出された通話データに含まれる音声信号(以後、端末側音声信号と呼ぶ)とを加算する加算手段と、
前記加算手段において加算された信号を録音する通話データ録音手段と、
端末と網との間で伝送される呼制御情報に含まれる呼制御信号により、前記通話データ録音手段および前記加算手段を制御する制御手段と、
前記加算手段において加算された信号から、前記通話を特定する信号(以後、通話特定信号と呼ぶ)を抽出する通話特定信号検出手段とを備え、
前記加算手段は、前記制御手段からの指示に従い、前記網側音声信号と前記端末側音声信号との加算比率を1:1および0:1に切り替えることを特徴とする通話録音装置。A call recording device that is installed between a terminal and a network and records a call between the terminal and another terminal performed via the network,
Network-side receiving means for receiving data transmitted from the network to the terminal and extracting call data included in the data;
Terminal-side receiving means for receiving data transmitted from the terminal to the network and extracting call data included in the data;
A voice signal (hereinafter referred to as a network side voice signal) included in the call data extracted by the network side receiving means and a voice signal (hereinafter referred to as a terminal side voice signal) included in the call data extracted by the terminal side receiving means. Adding means for adding
Call data recording means for recording the signal added in the adding means;
Control means for controlling the call data recording means and the adding means by a call control signal included in call control information transmitted between the terminal and the network;
A call specifying signal detecting means for extracting a signal specifying the call (hereinafter referred to as a call specifying signal) from the signals added by the adding means;
The call recording apparatus according to claim 1, wherein the adding means switches the addition ratio of the network side voice signal and the terminal side voice signal between 1: 1 and 0: 1 in accordance with an instruction from the control means.
前記網側受信手段は、前記受信したデータに含まれる呼制御情報をさらに取り出し、前記制御手段に出力し、
前記端末側受信手段は、前記受信したデータに含まれる呼制御情報をさらに取り出し、前記制御手段に出力し、
前記加算手段は、前記呼制御情報に含まれる前記通話の切断を要求することを示す信号を受けてから前記通話が解放されるまでの間、前記網側音声信号と前記端末側音声信号との加算比率を0:1とすることを特徴とする通話録音装置。The call recording device according to claim 4, wherein
The network side receiving means further extracts call control information included in the received data, and outputs to the control means,
The terminal-side receiving means further extracts call control information included in the received data and outputs the call control information to the control means,
The adding means receives the signal indicating that the call is requested to be disconnected included in the call control information until the call is released until the network side voice signal and the terminal side voice signal are A call recording apparatus characterized in that the addition ratio is 0: 1.
前記通話特定信号は、DTMF(Dual Tone Multi-Frequency)信号であり、前記端末の操作者によって入力されるものであること
を特徴とする通話録音装置。The call recording device according to claim 1, 2, 3, 4, or 5,
The call recording apparatus, wherein the call specific signal is a DTMF (Dual Tone Multi-Frequency) signal and is input by an operator of the terminal.
前記網から前記端末へ送信されるデータを受信し、これを呼制御情報および通話データに分離する網側データ分離ステップと、
前記端末から前記網へ送信されるデータを受信し、これを前記呼制御情報および前記通話データに分離する端末側データ分離ステップと、
前記網側データ分離ステップにおいて分離された呼制御情報および前記端末側データ分離ステップにおいて分離された呼制御情報によって得られた制御情報に従って、前記網側データ分離ステップにおいて分離された通話データに含まれる前記他の端末が通話を切断した後であることを示す信号(以後、切断後信号と呼ぶ)から、前記切断後信号の最大レベルを検出するステップと、
前記制御情報に従って、前記端末側データ分離ステップにおいて分離された通話データに含まれる前記通話を特定する信号(以後、通話特定信号と呼ぶ)の最大レベルを検出するステップと、
予め保持された通話特定信号を検出することが可能な範囲を示すデータに基づき、前記切断後信号の最大レベルおよび前記通話特定信号の最大レベルから、前記網側データ分離ステップで分離された通話データに含まれる音声信号(以後、網側音声信号と呼ぶ)および前記端末側データ分離ステップで分離された通話データに含まれる音声信号(以後、端末側音声信号と呼ぶ)を加算する加算比率を算出するステップと、
前記加算比率で加算された網側音声信号および端末側音声信号から、前記通話特定信号を検出するステップと、
前記加算比率で加算された網側音声信号および端末側音声信号とともに、前記検出された通話特定信号とを記録するステップと、を備えること
を特徴とする通話録音方法。A call recording method for recording a call between the terminal and another terminal performed between the terminal and a network via the network,
Network side data separation step of receiving data transmitted from the network to the terminal and separating the data into call control information and call data;
Receiving data transmitted from the terminal to the network, and separating the data into the call control information and the call data;
Included in the call data separated in the network side data separation step according to the call control information separated in the network side data separation step and the control information obtained by the call control information separated in the terminal side data separation step Detecting a maximum level of the signal after disconnection from a signal indicating that the other terminal has disconnected the call (hereinafter referred to as a signal after disconnection);
Detecting a maximum level of a signal (hereinafter referred to as a call specifying signal) for specifying the call included in the call data separated in the terminal-side data separation step according to the control information;
Call data separated in the network-side data separation step from the maximum level of the post-disconnect signal and the maximum level of the call specific signal based on data indicating a range in which the call specific signal can be detected that is held in advance. The sum ratio for adding the voice signal (hereinafter referred to as the network side voice signal) included in the voice signal and the voice signal (hereinafter referred to as the terminal side voice signal) included in the call data separated in the terminal side data separation step is calculated. And steps to
Detecting the call specific signal from the network-side voice signal and the terminal-side voice signal added at the addition ratio;
And recording the detected call specific signal together with the network-side voice signal and the terminal-side voice signal added at the addition ratio.
前記網から前記端末へ送信されるデータを受信し、これを呼制御情報および通話データに分離する網側データ分離ステップと、
前記端末から前記網へ送信されるデータを受信し、これを前記呼制御情報および前記通話データに分離する端末側データ分離ステップと、
前記網側データ分離ステップにおいて分離された呼制御情報および前記端末側データ分離ステップにおいて分離された呼制御情報によって得られた制御情報に従って、前記網側データ分離ステップにおいて分離された通話データに含まれる音声データ(以後、網側音声信号と呼ぶ)および前記端末側データ分離ステップにおいて分離された通話データに含まれる音声データ(以後、端末側音声信号と呼ぶ)の加算比率を決定するステップと、
前記加算比率に従って、前記網側音声信号と前記端末側音声信号とを加算するステップと、
前記加算比率で加算された網側音声信号および端末側音声信号から、前記通話を特定する信号(以後、通話特定信号と呼ぶ)を検出するステップと、
前記加算比率で加算された網側音声信号および端末側音声信号とともに、前記検出された通話特定信号とを記録するステップと、を備えること
を特徴とする通話録音方法。A call recording method for recording a call between the terminal and another terminal performed between the terminal and a network via the network,
Network side data separation step of receiving data transmitted from the network to the terminal and separating the data into call control information and call data;
Receiving data transmitted from the terminal to the network, and separating the data into the call control information and the call data;
Included in the call data separated in the network side data separation step according to the call control information separated in the network side data separation step and the control information obtained by the call control information separated in the terminal side data separation step Determining an addition ratio of voice data (hereinafter referred to as a network-side voice signal) and voice data (hereinafter referred to as a terminal-side voice signal) included in the call data separated in the terminal-side data separation step;
Adding the network side audio signal and the terminal side audio signal according to the addition ratio;
Detecting a signal specifying the call (hereinafter referred to as a call specifying signal) from the network-side audio signal and the terminal-side audio signal added at the addition ratio;
And recording the detected call specific signal together with the network-side voice signal and the terminal-side voice signal added at the addition ratio.
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