JP3869667B2 - Concrete formwork holding device end stop and concrete structure - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリート打設時に型枠を締付けて保持するためのコンクリート型枠保持装置に係わり、特にその保持装置に使用される端止体と、この端止体を有するコンクリート構造物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンクリート構造物の製造時に使用される型枠保持装置としては、セパレータ(連結杆)と、このセパレータの一端又は両端に固着された端止体(プラグ)を有しており、型枠の外部方向がら挿入される型枠締付体とこの端止体とで型枠を保持し、コンクリート打設時にはこれらセパレータと端止体とはコンクリート構造物内に埋設された状態となる。
このような、コンクリート型枠保持装置の端止体としては種々知られている。
例えば、図8で示すように特開平8−135187号では、セラミックスよりなる外装部材1aと、この外装部材1aの内部に嵌装される金属ナット1bとで端止体1を構成し、金属ナット1bにセパレータ2の先端を螺着している。3は型枠、4は型枠締付体としてのボルトである。
【0003】
図9は、かぶり厚さを調節するためにそれぞれセラミックスよりなる複数個の分割された端止体を組み合わせて端止体1を構成したものである。同図の(a)は同径のものを複数連結したもので、最内側に配置される分割端止体に金属ナット1bを嵌着し、この金属ナット1bにセパレータ2が螺合され、また、型枠3の外部からはボルト4が金属ナット1bに螺合される。図9の(b)は端止体1として異径のものを組み合わせて構成したものである。
【0004】
図10は、端止体1を構成する外装部材1aを、モルタルに樹脂を混和して構成したもので、その内部にはねじ筒部1bが挿入されている。このねじ筒部1bの一方側にはセパレータ2が螺着され、また、他方側には型枠3を貫通して型枠締付体4が螺着されてコンクリート6が打設される。コンクリート打設後は型枠3及び型枠締付体4は除去されるが、除去後のねじ筒部1bの外側穴内には、モルタルが詰め込まれるか、ねじキャップをねじ込んで穴が塞がれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記した各従来のものにおいては、コンクリート構造物内に埋設される端止体の一部をセラミックスやモルタルで形成したとしても、セパレータや型枠締付体を螺合するために端止体の内部に配設されるねじは金属の雌ねじであることから、この金属部材をセラミックスやモルタルの無機質で覆ったとしても、この無機質部分の劣化は生じないが、その内部の金属部分に水分が侵入して発錆腐食し、その腐食が金属よりなるセパレータにまで波及する。
また、水分の侵入を防止するために、型枠除去後にコンクリート表面側から樹脂やキャップで覆ったとしても、長期間の使用による経年変化等によって劣化し、その部分より水分が侵入して金属部分を腐食する。
端止体部分に腐食発生が始まると、コンクリート構造体の表面にクラックが発生するなどの劣化が始まり、コンクリート構造体の耐久性を損なうことになる。
【0006】
したがって、本発明が目的とするところは、腐食の生じない端止体とコンクリート構造体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1は、セパレータの少なくとも一端に装着されるセラミックス焼結体よりなり、且つその外表部に凹凸部が形成された端止体と、この端止体の内部に形成された雌ねじ部を介して型枠と係合するための型枠締付体を備えたコンクリート型枠保持装置において、
前記端止体は、酸化アルミニウム、ジルコニア、炭化珪素、窒化珪素の何れかを90〜98W%を有する主成分とし、この主成分に焼結補助剤としての副成分を2〜10W%添加し、混合破砕、造粒した後成形し、1500〜1700℃で1.5〜3.00時間焼成して構成したことを特徴としたものである。
【0008】
本発明の第2は、前記端止体と型枠締付体とを係合してなるコンクリート型枠保持装置の型枠内にコンクリートを打設し、その後の型枠と型枠締付体を除去して構成されたことを特徴としたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態を示すものである。10は本発明における端止体で、この端止体10はセラミックスよりなって、その内部軸方向の中心部には、セラミックス焼結時に雌ねじ部11が形成されている。また、この端止体10はコンクリート6の打設後においてはそのコンクリートと接する外形面を、例えば軸方向の中央部が膨出するような球面状をなし、必要に応じてその一部には回り止めもしくは引張力を強固とするための切欠部12を有する凹凸部が形成される。雌ねじ部11の一端側にはセパレータ2の先端が螺着されるが、その際、セパレータ2の先端が雌ねじ内に嵌合しやすいよう雌ねじ部11よりやや大な径を有した面取部13が設けられている。端止体10の反セパレータ側には、型枠3を保持するようにして型枠締付体4が螺合される。
【0016】
図2は、コンクリート型枠保持装置の構成図を示したもので、図1のように構成された端止体10がセパレータ2の両端に取付けられて、それぞれ型枠締付体4と共に型枠3を保持し、両型枠間にコンクリートが打設されてコンクリート構造物が形成される。
なお、7は桟木、8はパイプ、9は当接体で、これらは型枠3の外側(反コンクリート打設側)において型枠締付体4のナットを介して取り付けられ、型枠3の支持をより強固にしている。コンクリートが打設され、一定時間の養生後は型枠締付体4のナットを取り外し、当接体9、パイプ8、桟木7を除去した後、締付体4と端止体10との螺合を解除することによって型枠3をコンクリート構造物より解体することが出来る。
【0017】
図3は、コンクリート型枠保持装置の組み立て時に、端止体10と型枠3間にゴムリング等よりなるシール14を介在させたものである。このように構成することにより、型枠3と端止体10との密着性を高め、コンクリート打設時におけるコンクリートの端止体10内への侵入を防止すると共に、衝撃による端止体の損傷を防止するものである。
コンクリート打設後は、同図(b)で示すように、シール14は除去される。
シール14は、一成分系の接着剤にて貼付されるが、接着剤としては、例えばシアノアクリレート系の瞬間接着剤が使用され、この瞬間接着剤は接着作業を迅速に行うことが出来て、また、除去するに際しても剥離を容易に行うことが出来る利点がある。
【0018】
図4は、型枠解体後に生じた雌ねじ部11の穴内に充填物15を詰める例を示したものである。
型枠解体後の雌ねじ部11の穴には、アイボルト等を螺着して作業者安全のための命綱を通してモルタル塗布作業等を行うものに利用してもよく、また、コンクリート構造物の製造後、その構造物をすぐに使用しないときには、雌ねじ部11の外側開口部にはキャップを装着するか、モルタルを充填するか等の充填物15が挿入されて塵埃や湿気等の侵入を防止する。
充填物15がキャップの場合には、その表面にメートルねじかウイットねじかを区分する表示と、そのねじの大きさを表す例えば、M12やW12を表示しておくとよい。これは、使用される端止体10の雌ねじ部11が、メートルねじの場合とウイットねじの両方が使用されるため、後日その判別を容易にするためである。
【0019】
図5は、かぶりに応じて端止体10の筒部分を変化させた場合を示したもので、(a)図はセラミックスにより筒状に形成された補助筒体10aを接着剤によって端止体の筒部に接着してかぶりを大きくしたものである。ここで使用される接着剤としては、常温で硬化するエポキシ樹脂が使用され、例えばエポキシ樹脂系二液の接着剤で、主剤としては主成分であるエポキシ樹脂(ビスフェノールA型エポキシ樹脂中間体)と、充填剤,染料からなり、硬化剤としては主成分のポリチオールと充填剤とからなっている。この主剤と硬化剤の二液を50:50で混合し、これを塗布後、両者を接合して静止状態として自然硬化し接着させる。(b)図は端止体10の筒部10b自体を一体的に長く形成してかぶりを確保したもので、その際、切欠部12とは異なる段部12aを設けることにより、強固な回り止めとすることができる。
【0020】
図6は、端止体10の中空部(雌ねじ部)に隔壁16を設けたもので、この隔壁16は、端止体とセラミックスによって一体的にか、若しくは別部材によって形成したものである。このように構成することにより、例え浸水があったとしても、セパレータ2側への水分侵入をこの隔壁16で防ぎ、金属よりなるセパレータ2の腐食を防止することが出来る。
【0021】
図7は、回り止め若しくは引っ張り力を強固にするための例を示したもので、
(a)図は端止体10の外周部に凹凸部17を設けたものである。
(b)図は半円形状の凹凸部17と受圧部18を設けたものである。受圧部18は、図5(a)と同様にして接着剤によって端止体10に接着される。
(c)図の凹凸部17はたまご形(円弧錘形状)に設けられたもので、これら(b)(c)図の凹凸部17は1個若しくは複数個が端止体の外周部に設けられる。
また、(d)図の端止体10は、多角形にて形成したものである。
【0022】
上記のように形成されるセラミックスよりなる端止体は、次のようにして製造される。
【0023】
先ず、秤量工程において、本発明におけるセラミックス焼結体の主成分として酸化アルミニウム、ジルコニア、炭化珪素および窒化珪素のうち、何れかが使用されるが、ここでは、その主成分として例えば酸化アルミニウムを使用した場合、平均粒径1μm以下で純度99.9%以上のAl2O3粉末を所定量(90〜98W%の範囲)秤量し、焼結助剤としての副成分を添加する。主成分としての酸化アルミニウムの量が90W%以下となると、接続継手として機能する端止体の強度が不足し、特にねじ部のねじ山が破損する。また、98W%以上になると焼結温度を高くする必要が生じて経済的に好ましくない。したがって、主成分としてのAl2O3の量は、90〜98W%の範囲が適当である。副成分である焼結助剤としては、MgO,SiO2,CaOが好ましく、このうちの一種類もしくは複数種の混合で2〜10W%添加する。この副成分は焼成温度を低下させるための働きをする。
【0024】
秤量された原料は、混合破砕工程に送られ、この混合破砕工程では、秤量工程において秤量された主成分と副成分よりなる出発原料に純水を加え、ボールミルによって10時間程度の混合破砕が行なわれ、造粒工程に送られる。
【0025】
造粒工程では、混合粉砕によって得られた原料スラリーに、ポリビニールアルコールなどの有機バインダーと、分散剤として例えばポリカルボン酸アンモニウム塩を添加し、スプレードライヤーで150°C程度の温度で乾燥し、噴霧造粒する。造粒された顆粒としては、その粒径が30μm以下になると流動性が悪化し、成形型への充填が困難となって空洞が発生する。また、粒径が200μm以上となると、端止体としての強度、靭性が低下して所望値のものを得ることが困難となる。したがって、約30〜200μmの範囲に分布しているものがよく、この分布範囲のものが80%以上を占めているものが好ましい。
【0026】
造粒工程によって得られた顆粒は、成形工程において端止体としての所望の枠型に充填され、等方圧静水成形機により圧力をかけて成形する。成形圧力としては、約3〜10MPaの範囲、好ましくは5MPaの圧力にて成形する。なお、圧力が3〜10MPaの範囲以下になると、成形圧力不足によって欠けやクラックが発生し、また、それ以上となると圧力解除までの時間がかかり過ぎて生産性が低下し、しかも、離型性が悪くなって型割れが発生しやすくなる
成形工程において成形された成形品は、焼成工程で例えばガス炉によって、焼成保持温度1500〜1700°Cで1.5〜3.00時間焼成する。焼成後は焼成保持温度から400°C近辺までを50〜200°C/時間の降温速度で冷却してアルミナセラミックスの端止体が製造される。
【0027】
なお、セラミックスの主成分としてアルミナ焼結体を使用した場合、原料はジルコニア等と比較して安価となる利点は有するが、靭性がやや劣る。したがって、破壊強度のより強固なものが要求されるときには、原料に繊維状物質を添加して焼結すればよい。その時は、上記した混合粉砕工程の次に繊維物添加工程を設け、混合粉砕された粉末に、例えば炭素珪素よりなる長繊維、短繊維のウイスカーを体積比で0.01〜5.0程度の範囲で添加した後に造粒工程に送ればよい。
【0028】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明によれば、コンクリート構造物の端止体をセラミックスによって構成し、しかも、この端止体には雌ねじ部までをセラミックスによって一体的に形成したものであるから、従来のように雌ねじ部を金属で形成したものと異なり腐食が発生するようなことがなくなる。
また、腐食が発生しない端止体をコンクリートに埋設しても、端止体部分からの腐食が始まるといった問題は生じないので、コンクリート構造物の表面にクラックが発生するなどの劣化現象はなく、コンクリート構造物の耐久性が損なわれることがないので、長期間に渡っての耐久性の高いコンクリート構造物を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す端止体の構成図。
【図2】本発明の端止体を使用したコンクリート型枠保持装置の構成図。
【図3】本発明の他の実施形態を示したもので、(a)はシール取付状態図、(b)はシール取り外し後の状態図。
【図4】本発明の他の実施形態を示す端止体の構成図。
【図5】本発明の他の実施形態を示したもので、(a)は補助筒体取付状態図、(b)は筒部一体形成時の端止体の構成図。
【図6】本発明の他の実施形態を示す端止体の構成図。
【図7】本発明の他の実施形態を示したもので、(a)〜(c)はそれぞれ端止体外形凹凸部の変形図、(d)は端止体の多角形状態図。
【図8】従来の端止体を示す構成図。
【図9】従来の他の端止体を示したもので、(a)は複数の同径筒体よりなる端止体の構成図、(b)は異径の筒体を有する端止体の構成図。
【図10】従来の他の端止体を示す構成図。
【符号の説明】
1,10…端止体
2…セパレータ
3…型枠
4…型枠締付体
6…コンクリート
7…桟木
8…パイプ
9…当接体
14…シール
15…充填物
16…隔壁
17…凹凸部
18…受圧部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a concrete formwork holding device for fastening and holding a formwork when placing concrete, and more particularly to an end stopper used in the holding device and a concrete structure having this end stop. is there.
[0002]
[Prior art]
As a formwork holding device used at the time of manufacturing a concrete structure, it has a separator (connection rod) and an end stopper (plug) fixed to one end or both ends of the separator, and the external direction of the formwork The mold frame is held by the mold clamp body to be inserted and the end stopper, and when the concrete is placed, the separator and the end stopper are embedded in the concrete structure.
Various types of end stops of such concrete formwork holding devices are known.
For example, as shown in FIG. 8, in Japanese Patent Laid-Open No. 8-135187, an
[0003]
FIG. 9 shows the structure of the
[0004]
FIG. 10 shows an
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In each of the above-mentioned conventional ones, even if a part of the end stopper embedded in the concrete structure is formed of ceramics or mortar, the end stopper is screwed in order to screw the separator or the mold fastening body. Since the screw disposed inside is a metal internal screw, even if this metal member is covered with ceramic or mortar mineral, this inorganic part will not deteriorate, but moisture will penetrate into the metal part inside it. Then, rust corrosion occurs and the corrosion spreads to the separator made of metal.
In order to prevent moisture from entering, even if the concrete surface is covered with resin or a cap after removing the formwork, it will deteriorate due to secular change due to long-term use, etc. Corrodes.
When corrosion starts on the end-stop body portion, deterioration such as cracks on the surface of the concrete structure starts, which impairs the durability of the concrete structure.
[0006]
Accordingly, an object of the present invention is to provide an end stop and a concrete structure that do not cause corrosion.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
1st of this invention consists of the ceramic sintered compact with which at least one end of a separator is mounted | worn, and the end stop body in which the uneven | corrugated | grooved part was formed in the outer surface part, and the internal thread part formed in the inside of this end stop body In a concrete formwork holding device provided with a formwork tightening body for engaging with a formwork through
The end body is mainly composed of aluminum oxide, zirconia, silicon carbide, or silicon nitride having 90 to 98 W%, and a secondary component as a sintering aid is added to the main component in an amount of 2 to 10 W%, The mixture is crushed and granulated, then molded, and fired at 1500 to 1700 ° C. for 1.5 to 3.00 hours .
[0008]
According to a second aspect of the present invention, concrete is placed in a mold of a concrete mold holding device formed by engaging the end stop and a mold clamp, and the subsequent mold and mold clamp It is characterized by having been removed.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 shows an embodiment of the present invention.
[0016]
FIG. 2 is a block diagram of the concrete mold holding device.
In addition, 7 is a crosspiece, 8 is a pipe, 9 is a contact body, these are attached via the nut of the
[0017]
FIG. 3 shows a
After the concrete is placed, the
The
[0018]
FIG. 4 shows an example in which the filler 15 is packed into the hole of the
In the hole of the
When the filling 15 is a cap, it is preferable to display on the surface thereof whether it is a metric screw or a wit screw, and display the size of the screw, for example, M12 or W12. This is because both the metric screw and the wit screw are used as the
[0019]
FIG. 5 shows a case where the cylindrical portion of the
[0020]
In FIG. 6, a
[0021]
FIG. 7 shows an example for strengthening the detent or pulling force.
(A) The figure shows an
(B) In the figure, a semicircular
(C) The concavo-
Moreover, the end stop 10 of the (d) figure is formed in the polygon.
[0022]
The end stop made of ceramics formed as described above is manufactured as follows.
[0023]
First, in the weighing step, any one of aluminum oxide, zirconia, silicon carbide and silicon nitride is used as the main component of the ceramic sintered body in the present invention. Here, for example, aluminum oxide is used as the main component. In this case, a predetermined amount (in the range of 90 to 98 W%) of Al 2 O 3 powder having an average particle diameter of 1 μm or less and a purity of 99.9% or more is weighed, and a subsidiary component as a sintering aid is added. When the amount of aluminum oxide as a main component is 90 W% or less, the strength of the end stop functioning as a connection joint is insufficient, and in particular, the thread of the thread portion is damaged. On the other hand, if it is 98 W% or more, it is necessary to increase the sintering temperature, which is not economically preferable. Therefore, the range of 90 to 98 W% is appropriate for the amount of Al 2 O 3 as the main component. MgO, SiO 2 , and CaO are preferable as the sintering aid as an auxiliary component, and 2 to 10 W% is added by mixing one or more of them. This subcomponent serves to lower the firing temperature.
[0024]
The weighed raw materials are sent to the mixing and crushing step. In this mixing and crushing step, pure water is added to the starting raw material consisting of the main component and subcomponents weighed in the weighing step, and the mixed crushing is performed for about 10 hours by a ball mill. And sent to the granulation process.
[0025]
In the granulation step, an organic binder such as polyvinyl alcohol and, for example, a polycarboxylic acid ammonium salt as a dispersant are added to the raw material slurry obtained by mixing and grinding, and dried at a temperature of about 150 ° C. with a spray dryer, Spray granulate. As the granulated granule, when its particle size is 30 μm or less, the fluidity is deteriorated, and it becomes difficult to fill the mold and a cavity is generated. On the other hand, when the particle size is 200 μm or more, the strength and toughness as an end stop are lowered, and it becomes difficult to obtain a desired value. Therefore, it is preferable that the material is distributed in a range of about 30 to 200 μm, and that in this distribution range occupies 80% or more.
[0026]
The granules obtained by the granulation step are filled in a desired frame mold as an end stop in the molding step, and are molded by applying pressure with an isostatic hydrostatic molding machine. The molding pressure is about 3 to 10 MPa, preferably 5 MPa. If the pressure is in the range of 3 to 10 MPa or less, chipping or cracking occurs due to insufficient molding pressure, and if it is more than that, it takes too much time until the pressure is released, and the productivity is lowered. The molded product molded in the molding process in which mold cracking is likely to occur is fired for 1.5 to 3.00 hours at a firing holding temperature of 1500 to 1700 ° C., for example, by a gas furnace in the firing process. After firing, the alumina ceramic end body is manufactured by cooling from the firing holding temperature to around 400 ° C. at a temperature drop rate of 50 to 200 ° C./hour.
[0027]
In addition, when an alumina sintered body is used as the main component of the ceramic, the raw material has an advantage that it is less expensive than zirconia or the like, but the toughness is slightly inferior. Therefore, when a material having higher fracture strength is required, a fibrous material may be added to the raw material and sintered. At that time, a fiber addition step is provided next to the above-described mixing and pulverizing step, and the mixed and pulverized powder has long fibers and short fiber whiskers made of, for example, carbon silicon at a volume ratio of about 0.01 to 5.0. What is necessary is just to send to the granulation process, after adding in the range.
[0028]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the end stop of the concrete structure is made of ceramics, and the end screw is integrally formed of ceramics up to the internal thread portion. Unlike the case where the female screw portion is made of metal, corrosion does not occur.
In addition, even if an end stop that does not cause corrosion is embedded in concrete, there is no problem of starting corrosion from the end stop, so there is no deterioration phenomenon such as cracking on the surface of the concrete structure. Since the durability of the concrete structure is not impaired, a concrete structure having high durability over a long period of time can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram of an end stopper showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a configuration diagram of a concrete formwork holding device using the end stopper of the present invention.
FIGS. 3A and 3B show another embodiment of the present invention, in which FIG. 3A is a diagram showing a state where a seal is attached, and FIG. 3B is a diagram showing a state after the seal is removed;
FIG. 4 is a configuration diagram of an end stopper showing another embodiment of the present invention.
FIGS. 5A and 5B show another embodiment of the present invention, in which FIG. 5A is an attached state diagram of an auxiliary cylinder, and FIG.
FIG. 6 is a configuration diagram of an end stopper showing another embodiment of the present invention.
FIGS. 7A and 7B show another embodiment of the present invention, in which FIGS. 7A to 7C are respectively modified views of an end-stop body outer shape uneven portion, and FIG. 7D is a polygonal state diagram of the end-stop body.
FIG. 8 is a configuration diagram showing a conventional end stopper.
FIGS. 9A and 9B show another conventional end stopper, in which FIG. 9A is a configuration diagram of an end stopper including a plurality of same-diameter cylindrical bodies, and FIG. 9B is an end stopper having cylindrical bodies of different diameters. FIG.
FIG. 10 is a configuration diagram showing another conventional end stopper.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記端止体は、酸化アルミニウム、ジルコニア、炭化珪素、窒化珪素の何れかを90〜98W%を有する主成分とし、この主成分に焼結補助剤としての副成分を2〜10W%添加し、混合破砕、造粒した後成形し、1500〜1700℃で1.5〜3.00時間焼成して構成したことを特徴としたコンクリート型枠保持装置の端止体。 An end stop body made of a ceramic sintered body mounted on at least one end of the separator and having an uneven portion formed on the outer surface thereof, and a mold frame is connected via a female screw portion formed inside the end stop body. In a concrete formwork holding device provided with a formwork fastening body for joining,
The end body is mainly composed of aluminum oxide, zirconia, silicon carbide, or silicon nitride having 90 to 98 W%, and a secondary component as a sintering aid is added to the main component in an amount of 2 to 10 W%, An end body of a concrete formwork holding apparatus, which is formed by mixing, crushing, granulating, and molding and firing at 1500 to 1700 ° C. for 1.5 to 3.00 hours .
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