【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機に代表される弾球遊技機の遊技に用いる遊技球の計数装置、具体的には、遊技球の受皿を備え、計数指令に基づいて受皿から排出する遊技球を計数する遊技球の計数装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、特開平５−８４３５７号公報記載の遊技機では、受皿と別に遊技者の持込み球を計数してクレジットに加算する球取込口を補助的に備え、この補助的な小さな球取込口に一々手で投入する遊技球を計数処理し、持込み球による遊技が行えるようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、以上のような補助的な遊技球の計数装置では、計数処理の高速化が図れない問題がある。また、景品交換場や島の適宜箇所に設けられる既存のジェットカウンタをそのまま組み込むことはコンパクト化の要請に反する。
【０００４】
本発明では、全体構成のコンパクト化を図ると共に、計数処理を高速化できる遊技球の計数装置を提供することを課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
請求項１記載の発明は、上記課題を解決するため、また、構成の一層のコンパクト化を図ると共に、球の送り出し動作を確実かつ円滑に行えるようにするため、及び、球の取込みを一層円滑にするため、図１０、図１２，１３、図４４〜４７に示すように、遊技球の受皿（４）を備え、計数指令に基づいて受皿（４）から排出する遊技球を計数する遊技球の計数装置において、受皿（４）の奥に、計数すべき遊技球を排出路に強制的に送り出す球送出装置（８）を直結しており、球送出装置（８）は、受皿（４）に連通する取込口（８１）と、取込む遊技球を円弧状通路からなる移送路（８２２）に沿って回転方向に整列させて移送する回転移送体（８２）とを備え、前記移送路（８２２）の下方に前記取込口（８１）を、この移送路（８２２）の頂上となる位置に、遊技球の流入部と出口とを有し、前記排出路側に連通する排出口（８３）を設け、前記回転移送体（８２）の回転方向に倣う円弧に沿って下方から上方に向けて遊技球を揚送し、前記頂上を乗り越えて前記排出路側に落下させることにより、遊技球を前記排出口（８３）から取り出す構成とし、さらに、移送路（８２２）の前記頂上に位置する前記流入部に、前記排出路側へ排出されようとする遊技球を検知する上流側検知スイッチを配設する一方、前記出口には、前記排出路側へ排出された遊技球を検知する下流側検知スイッチを配設し、円弧状通路からなる前記移送路（８２２）は、前記受皿（４）の水平線に対し傾斜させ、受皿（４）と取込口（８１）とを連結する球継ぎ路に回転移送体（８２）を臨ませていると共に、回転移送体（８２）の上方において球継ぎ路側に張り出すように駆動モータ（８２１）を配置し、前記駆動モータ（８２１）を収納する筒部（８２Ｔ）を有するモータケース（８２３）を備え、前記筒部（８２Ｔ）の腹面を前記取込口（８１）に臨ませて、遊技球を当該取込口（８１）側に導く誘導部を構成した。
【０００７】
請求項２記載の発明は、通常の遊技球の計数の他に遊技終了時等における遊技球の返却をも行えるようにするため、図１２、図４７に示すように、前記取込口（８１）を挟んで円周方向一側に設けられた前記排出口（８３）と反対側の円周方向他側に第２の排出口（８４）を設け、前記回転移送体（８２）の回転方向を切替えることによって、遊技球を前記第２の排出口（８４）から返却通路（８７）に導く構成にした。
【００１１】
請求項３記載の発明は、ジュース等の液体や煙草の灰等といった正規の遊技球以外の異物が球送出装置８側に侵入するのを未然に防ぐため、図４７に示すように、受皿（４）と取込口（８１）とを連結する球継ぎ路に、下方に開放するスリット（４８２）を設けた。
【００１２】
請求項４記載の発明は、ジュース等の液体や煙草の灰等の異物を捕集するため、図４６に示すように、スリット（４８２）の下方に、該スリット（４８２）からの落下物の捕集具（４８３）を配置した。
【００１３】
請求項５記載の発明は、ジュース等の液体や煙草の灰等の異物を例えばドル箱の内部に入れるため、同じく図４６に示すように、捕集具（４８３）は、受皿（４）の底部から延びる球抜き通路の構成部材（４５０）と一体的に設けた。
【００１５】
請求項６記載の発明は、回転移送体（８２）に遊技球を円滑に取り込ませると共に球詰まり等を防止するため、図４６に示すように、前記移送路（８２２）の途中に、前記回転移送体（８２）の軸線と平行状に延びる片持ちスプリング（８２４）の下方の自由端を臨ませ、遊技球１個分の通過を許容する。
請求項７記載の発明は、前記片持ちスプリング（８２４）は導電性材料から成る。
【００１６】
【発明の作用効果】
請求項１記載の発明では、図１２，１３、図４５，４６に示すように、受皿４の奥に球送出装置８を直結したことにより全体構成のコンパクト化が図れると共に、球送出装置８による強制的な球送りにより計数処理の高速化が図れる。
【００１７】
また、構成の一層のコンパクト化が図れると共に、球の送り出し動作を確実かつ円滑に行える。
移送路（８２２）を受皿（４）の水平線に対し傾斜させたから、回転移送体（８２）に円滑に球を取り込ませることができると共に、受皿（４）内に貯留する多数の遊技球の荷重が駆動モータ（８２１）にそのまま直に作用するのを軽減でき、できるだけ駆動モータ（８２１）にかかる負荷を軽くできる。
受皿（４）と取込口（８１）とを連結する球継ぎ路に回転移送体（８２）を臨ませると共に、回転移送体（８２）の上方において球継ぎ路側に張り出すように駆動モータ（８２１）を配置したから、受皿（４）部分の外方に駆動モータ（８２１）が出っ張るのを防止でき、より一層のコンパクト化が図れる。
モータケース（８２３）に取込口（８１）側に遊技球を導く誘導部を設けたから、球の取込みを一層円滑に行える。
【００１８】
請求項２記載の発明では、図１２、図４７に示すように、回転移送体（８２）の逆転により、移送する遊技球を第２の排出口（８４）を経て返却通路（８７）に導くことができるため、受皿（４）の部分で、通常の遊技球の計数の他に、遊技終了時等における遊技球の返却をも行える。
【００２２】
請求項３記載の発明では、図４７に示すように、スリット（４８２）により、ジュース等の液体や煙草の灰等といった正規の遊技球以外の異物が球送出装置（８）側に侵入するのを未然に防ぐことができる。
【００２３】
請求項４記載の発明では、図４６に示すように、捕集具（４８３）により、ジュース等の液体や煙草の灰等の異物を捕集することができる。
【００２４】
請求項５記載の発明は、同じく図４６に示すように、捕集具（４８３）を球抜き通路の構成部材（４５０）と一体的に設けたから、ジュース等の液体や煙草の灰等の異物を例えばドル箱の内部に入れることができる。
【００２６】
請求項６記載の発明では、図４６に示すように、移送路（８２２）の途中に回転移送体（８２）の軸線と平行状に延びる片持ちスプリング（８２４）の下方の自由端を臨ませ、遊技球１個分の通過を許容したから、多数貯留する遊技球を適度にさばいて回転移送体（８２）に遊技球を円滑に取り込ませることができると共に、移送する遊技球に適度な遊びを付与し、回転移送体（８２）と移送路（８２２）との間で遊技球の噛込みや球詰り等が生じるのを防止できる。
請求項７記載の発明では、片持ちスプリング（８２４）を導電性材料としたから、遊技球の静電気を接地できる。
【００２７】
【発明の実施の形態】
図１において、１００は封入球式のパチンコ遊技機から成る弾球遊技機の本体であり、これに隣接させて現金対応の玉貸機すなわち現金サンド２００を設けている。紙幣投入口２０１又は硬貨投入口２０２から現金を投入することにより、遊技機設置設備側すなわち島３００から所定個数の貸球が供給ノズル２０３、投入口６、投入通路６４を経て受皿４に払い出される。例えば５００円なら１２５個の貸球が払い出される。図１５ステップ００１参照。投入口６は現行機の上皿に相当するため、遊技者への違和感を低減できると共に、遊技機設置設備側との適合性も良い。
【００２８】
図１の現金サンド２００に代え、プリペイドカードの挿入口をもつＣＲサンドを用いてもよく、この場合、カードを挿入すると、遊技機本体１００の操作部１１０の第１表示部１１１にカードの残度数がデジタル表示され、貸出ボタン１２０を一回押すごとに５００円分の１２５個の球が島３００から遊技機本体１００内の払出装置３、払出通路３４を経て受皿４に払い出される。返却ボタン１３０を押すと、ＣＲサンドからカードが返却される。以上、図１５ステップ００２〜００６参照。
【００２９】
図１に示すように、操作部１１０の自動供給ボタン１５０又は手動供給ボタン１６０を押すと、受皿４の奥行方向内方に設ける排出装置５が作動し、受皿４の球が島３００に強制排出される。この排出する球数に等しい数だけクレジット度数が増加し、操作部１１０の第３表示部１１３に表示される。自動供給の場合、クレジットが１０以下であると、最大２５０になるまで受皿４からの排出球を自動的にカウントし、クレジットを増加させる。手動供給の場合、手動供給ボタン１６０を押している間だけ或は押した回数に所定の倍数を乗じた数だけ排出球をカウントし、同じく最大２５０の範囲内でクレジットを増加させる。尚、自動供給でクレジットが０になり、排出装置５を３秒間駆動しても球のカウントがなくクレジットが上がらない場合、手動供給に切り替えている。以上、図１５ステップ００７〜０１３参照。
【００３０】
図１の遊技機本体１００内に封入した封入遊技球は総数２５個であるが、クレジット度数に応じたのべ個数の封入遊技球を用いて遊技をすることができる。すなわち、クレジット度数が例えば２００なら２００回封入遊技球を発射できる。発射ハンドル１０の操作によりソレノイド式の発射装置１から球を打ち出し、フロントガラス２Ａの内方に設ける遊技盤２に球を流下させる。そして、入賞球或はアウト球となった遊技球を再び発射装置１に循環させる。このように封入遊技球が循環する閉回路Ｎは、払出装置３、受皿４、排出装置５を経路中に含む開回路Ｏ側とは独立している。
【００３１】
図１中、符号１１２はトラブル発生時のエラー符号を表示する第２表示部、１４０はクレジット度数の残分に見合う数の球を受皿４に払い出す清算ボタンである。１２１，１３１，１４１，１５１，１６１は各ボタン１２０，１３０，１４０，１５０，１６０の操作時にボタン部分の点燈と同期させて点燈させる補助表示燈である。９は灰皿、４０は受皿４の球を遊技者の手元側のドル箱に入れる押ボタン式の球抜操作具である。
【００３２】
同図１中、１７０は遊技盤２の前部を覆う扉式のフロントカバーであり、１７１は枠上部飾りランプ、１７２は払出ランプ、１７３はトラブルランプ、１７４〜１７８は左右対称の各種演出用ランプ、１７９は演出用ステレオスピーカである。１８１，１８２は遊技機本体１００を固定枠１８０に対して扉状に開く上下のヒンジ部、１８３はドア鍵の正回しで遊技機本体１００の戸開きを許し逆回しでフロントカバー１７０の戸開きを許す鍵穴部である。
【００３３】
図２に示すように、遊技機本体１００は、平面的に見て中央が前方に張り出すように丸みを帯びている。払出装置３の球タンク３０はその上部開口を図示しない島側の遊技球供給口に臨ませている。ところで、島は、複数台の遊技機を横並びに設置する現行主流の集合島の他、１台の遊技機を単独で設置する単独島をも含む。
【００３４】
図３に示すように、投入口６はジョウゴ形を呈し、下部出口から延びる投入通路６４を払出通路３４の下流部途中に合流させている。従って、受皿４に接続される遊技球通路の出口は一箇所のみとなっている。このように投入通路６４と払出通路３４とが合流して受皿４に接続されるため、受皿４への通路接続部が一箇所のみにまとめられ、構造を簡易にできる。
【００３５】
図４に示すように、操作部１１０は遊技者の見下ろし視線に対応させて後傾姿勢にしている。丸みを帯びた部分に設けられる各補助表示燈１２１〜１６１はサイドからもその点燈状況が判るようになっている。
【００３６】
図５に示すように、遊技機本体１００の裏側には、可変図柄表示装置等の主に遊技盤周りの制御対象をコントロールする主基板１９１、操作部１１０，払出装置３，排出装置５等をコントロールする枠基板１９２、これら基板上のＣＰＵやＲＯＭの改ざんを防止する施錠機構付き基板保護装置１９３、主基板に付属するエラー表示基板１９４、盤面端子板１９５、枠中継端子板１９６、これに具備する電源スイッチ１９７、ＣＲサンドとの接続基板１９８などの各種部品を備える。
【００３７】
図５中、７は、払出通路３４の上流側を、投入通路６４と合流する下流側通路３４３と、島３００に開放する回収通路７０側とに切り替えて連通させる切替機構である。３４１は払出通路３４の上流側パイプ部、３４２はパイプ部３４１と切替機構７を結ぶコイル状のフレキシブル通路である。１１は、内蔵する発射装置１に封入球を送る球送り装置１２、これに封入球を導く上流通路１３等を備える封入球の球循環装置である。
【００３８】
図６に示すように、遊技盤２には、発射装置１から打ち出す封入遊技球を盤面に導くガイドレール２０、液晶画面上に３列の数字・記号や各種演出用絵柄を可変表示させる可変図柄表示装置２１、その可変表示を起動する始動入賞口２２、同じく電動チューリップから成る補助始動入賞口２３、可変図柄表示装置２１上で数字等が３列全て揃う大当たりが発生した時に開放するアタッカ２４、補助始動入賞口２３を開成させる抽選を起動する左右ゲート２５、上下左右の一般入賞口２６、盤面サイドランプ２７、６個の風車２８、アウト口２９を設けている。
【００３９】
図６の可変図柄表示装置２１は、１０インチの液晶大画面２１０をもち、透明樹脂板から成る遊技盤２の裏面から図柄を透かして見せるようにしている。図示は省略したが、遊技盤２上には、液晶大画面２１０の部分も含めて、多数の釘が打たれている。
【００４０】
図７に示すように、遊技盤２の裏には、各入賞口２２，２３，２６及びアタッカ２４への入賞球を集める集合樋２２０を設けている。一般入賞口２６に入賞した球は、各流下樋２２１〜２２４を通って集合樋２２０に開放される。流下スパンの長い両端の流下樋２２１，２２４には、球の流下速度を減じる千鳥配置の突起２２５を設けている。始動入賞口２２，２３に入賞した球は、流下樋２２６，２２７から始動口スイッチｂ１を通過した後、集合樋２２０に開放される。アタッカ２４に入賞した球はテンカウントスイッチｂ２を通過した後、流下樋２２８から集合樋２２０に開放される。
【００４１】
図７の集合樋２２０に集められた球は、入賞球検知スイッチｂ３を通過した後、球循環装置１１の盤面排出球通路１４に落ちる。アウト口２９の球は流下樋２２９からそのまま盤面排出球通路１４に落ちる。
【００４２】
図７のテンカウントスイッチｂ２は、アタッカ２４への入賞球が１０個になるとアタッカ２４を閉じる機能をもつと共に、アタッカ２４の最大開放時間３０秒のうち、開放当初の５秒間、開放後１５秒〜２０秒の５秒間に設定したＶ入賞タイミングに１球でも入賞があると、アタッカ２４を最大１６回の繰り返しを限度に再開放させる機能をもつ。尚、アタッカ２４及び一般入賞口２６への入賞球１個当たりの賞球数は１３個、始動入賞口２２，２３への入賞球１個当たりの賞球数は５個に設定している。
【００４３】
図８は、球循環装置１１の詳細を示す。ベース１１Ａには、発射ソレノイド１Ｍをもつ発射装置１、前後一対の発射球検知スイッチ１５、遊技盤面に達せずに戻ってくる球を検知する戻り球検知スイッチ１６、球搬送モータ１７Ｍ及び搬送スクリュー１７Ｓをもつ球搬送装置１７を設けている。ベース１１Ａに展開機構１１Ｂを介して折り畳み及び展開自在としたカバー１１Ｃには、球送りソレノイド１２Ｍ及びスライダ１２Ｓをもつ球送り装置１２、上流通路１３、上流通路１３から球送り装置１２に至る球を検知する球通路スイッチ１８、盤面排出球通路１４、これに連通する下流通路１９を設けている。
【００４４】
図８において、球の流れは以下の通りである。
▲１▼上流通路１３内の球は、球送り装置１２に流れる。
▲２▼球送りソレノイド１２Ｍの動作により、発射装置１に送られる。
▲３▼発射ソレノイド１Ｍの動作により、発射球検知スイッチ１５，１５を通過して盤面へ発射される。
▲４▼盤面排出球通路１４に落ちたアウト球又は入賞球はＡから下流通路１９を通ってＢへ流れる。
▲５▼Ｂへ流れた球は、球搬送装置１７のスクリュー下端位置Ｃに導かれ、球搬送モータ１７Ｍの動作によりスクリュー上端位置Ｄまで上昇する。
▲６▼Ｄまで上昇した球は、Ｅから上流通路１３に戻る。
▲７▼盤面に達しない戻り球は、戻り球検知スイッチ１６を通過して、ＦからＧを通り、盤面排出球と合流してＢへ流れる。
【００４５】
図８の球通路スイッチ１８が一定時間球を検知できなかった場合、循環経路内での球詰りの発生とみなし、エラー状態としている。球送り装置１２及び発射装置１は発射ハンドル１０の回動操作により駆動され、発射球検知スイッチ１５で発射球が検知され且つ戻り球検知スイッチ１６で戻り球が非検知の場合、クレジット度数をカウントダウンするようにしている（図１５ステップ０１４〜０１９参照）。クレジットが０になると、封入球の発射装置１、球送り装置１２、球搬送装置１７が停止し、遊技が終了する（同ステップ０２０）。
【００４６】
図８の球送り装置１２の詳細な動作説明は以下の通りである。
（１）上流通路１３を流れてきた球は、スライダ１２Ｓにより静止する。
（２）球送りソレノイド１２Ｍの吸引動作により、スライダ１２Ｓが上昇する。
（３）スライダ１２Ｓの上昇により、球がスライダ１２Ｓの内部に入る。
（４）球送りソレノイド１２Ｍへの通電を停止することにより、スライダ１２Ｓは下降し通常状態に戻り、内部の球が排出される。
【００４７】
図８の球搬送装置１７の詳細な動作説明は以下の通りである。
［１］下流通路１９を通った球は、球搬送装置１７の搬送スクリュー１７Ｓの下端部Ｃに導かれる。
［２］スクリュー１７Ｓの回転により球は上昇する。
［３］出口Ｄまで上昇した球はスクリュー１７Ｓの歯によって押し出され、上流通路１３に流れる。
尚、発射装置１の作動中、常にスクリュー１７Ｓは回転している。
【００４８】
図８中、１１Ｄはカバー１１Ｃを折り畳み状態でベース１１Ａに係止させる止具の受入穴、１１Ｅは発射装置１、球送り装置１２、球搬送装置１７等の信号を中継する端子板である。
【００４９】
図９は、払出装置３の詳細を示す。球タンク３０の上流側底部裏面には、球切れ検知スイッチ３１を設けている。球タンク３０の下流側端部には、排出装置５と同じ構造のロータリー式球送出装置８をその軸線を傾けて取付けている。球送出装置８は、タンク底部の爪３２に嵌め込むガイド体８１０によりタンク３０と連通する遊技球の取込口８１、取り込む遊技球をモータ８２１の駆動により円弧状通路８２２に沿って移送する溝８２０をもつ回転ディスク８２を具備する。
【００５０】
図１０に示すように、球送出装置８は、その円弧状通路８２２の一側端部に、回転ディスク８２の反時計方向に沿う左回転（正転）に伴い、球タンク３０から移送する遊技球を払出通路３４に排出する排出口８３を具備する。円弧状通路８２２の他側端部には、回転ディスク８２の時計方向に沿う右回転（逆転）に伴い、排出口８３の上流に滞留する遊技球を排出する返却口８４をも具備するが、払出装置３では逆転はさせないため、返却口８４は未使用である。
【００５１】
図１１に示すように、球送出装置８の排出口８３の前後には、遊技球の通過を検知する上流側検知スイッチ８５と下流側検知スイッチ８６とを設けている。
【００５２】
図９〜１１に示すように、払出装置３の動作は以下の通りである。
▲１▼島３００より球タンク３０へ供給された遊技球は、タンク３０の勾配により取込口８１へと流下する。
▲２▼取込口８１に流下した遊技球は、回転ディスク８２の溝８２０又はその上方に貯えられる。
▲３▼遊技球を賞球として払い出す際、回転ディスク８２が左回転（正転）するようにモータ８２１に電流が供給される。
▲４▼回転ディスク８２の溝８２０に入り込んだ遊技球は、ディスク８２の回転に伴い移動し、上流側検知スイッチ８５の上部を通過する。（上流側検知スイッチ８５により所定の遊技球数がカウントされると、モータ８２１を停止する。）
▲５▼上流側検知スイッチ８５を通過した遊技球は、排出口８３へと落下する。この途中には、下流側検知スイッチ８６が設けられていて、この２つのスイッチによりカウントされた遊技球が払い出した賞球数となる。こうして、封入遊技球の入賞があると、所定個数の賞球が受皿４に払い出される（図１５ステップ０２１，０２２参照）。
▲６▼球タンク３０の球切れ検知スイッチ３１により、タンク３０の貯球が検知されなくなると賞球の払い出しを停止する。
【００５３】
図１２は、受皿４部分の詳細を示す。受皿４の底部には、ドル箱へ球を抜くための球抜口４１を開口しており、これを開閉するように球抜スライダ４２を設けている。スライダ４２の裏面に突設するピン４３は、球抜操作具４０の進退により軸４４１回りに揺動するクランク４４の長孔４４２に受入れている。球抜操作具４０を押し込むと、スライダ４２が移動して球抜口４１が開き、受皿４の底部の勾配により遊技球は球抜口４１の下方からこれに連なる下方通路４５を経てドル箱内に落とされる。球抜操作具４０の押込み時、クランク４４の小突起４４３により球抜き検知スイッチ４６が作動される。
【００５４】
図１２に示すように、受皿４の奥には、仕切り４７０により球一個の通過のみ許容させた４区画の球吸込口４７を開口しており、この球吸込口４７の下方に、仕切り４８０をもつ４列の傾斜状ガイドレール４８を設けている。そして、このレール４８に流下させる遊技球を排出装置５に導いている。球吸込口４７を一つ一つが球一個の通過のみ許容する区画構造にしているのは、不正球の挿入等のゴト行為を防止するためである。
【００５５】
図１３に示すように、排出装置５には、払出装置３で用いたと同じロータリー式球送出装置８を採用している。その遊技球の取込口８１に連なるガイド体８１０は、ガイドレール４８の下端爪４９に嵌め込んでいる。基本的に図１０、図１１と同じ構造であるが、排出装置５に用いた球送出装置８では、排出口８３の出口を、そのまま島３００に開放させている。また、回転ディスク８２の逆転により、排出口８３の上流側に滞留する遊技球を返却口８４から返却できるようにしており、返却口８４から延びる返却通路８７の出口８７０を、球抜口４１の下方近傍にある下方通路４５に隣接状に配置している。
【００５６】
このように、排出装置５を回転ディスク８２の回転によるロータリー式の構造としたため、遊技球の強制排出を円滑に行えると共に、回転ディスク８２の逆転により、排出口８３の上流における回転ディスク８２の移送経路中に溜まった遊技球を、返却口８４から遊技者の手元に戻すことができる。更に、返却通路８７から返却される滞留球と、受皿４の球抜口４１から抜かれる遊技球とを同じような位置から受け取ることができ、ドル箱等への球抜きが良好に行える。
【００５７】
図１３中、４２１は球抜スライダ４２に一体化したガイド棒、４２２は一端をガイド棒４２１に受入れ、球抜スライダ４２を閉方向に付勢するスプリングである。
【００５８】
図１３に示すように、排出装置５の正転によるクレジットアップ動作は以下の通りである。
▲１▼受皿４に遊技球が投入されると、受皿４の勾配により遊技球は吸込口４７へ流下する。
▲２▼遊技球は吸込口４７を通過後、ガイドレール４８を経て取込口８１に達する。
▲３▼遊技球は回転ディスク８２の溝８２０又はその上方に貯えられる。
▲４▼遊技球数のカウントによるクレジットアップを行う際、回転ディスク８２が左回転（正転）するようにモータ８２１に電流が供給される。
▲５▼回転ディスク８２の溝８２０に入り込んだ遊技球は、ディスク８２の回転に伴い移動し、上流側検知スイッチ８５（図１０，１１参照）の上部を通過する。（上流側検知スイッチ８５により所定の遊技球数がカウントされると、モータ８２１を停止する。）
▲６▼上流側検知スイッチ８５を通過した遊技球は、島３００へと落下する。この途中には、下流側検知スイッチ８６が設けられていて、この２つのスイッチによりカウントされた遊技球数がクレジットとなる。
【００５９】
図１２に示すように、排出装置５の逆転による残留球及びガイドレール４８上の球の返却は以下の通りである。
▲１▼球抜操作具４０を押し込むと、クランク４４が回転する。
▲２▼クランク４４の回転により球抜き検知スイッチ４６が作動し、回転ディスク８２が右回転（逆転）するように、モータ８２１に電流が供給される。
▲３▼回転ディスク８２の溝８２０に入り込んだ遊技球は、ディスク８２の回転に伴い移動し、返却口８４から返却通路８７へ落下する。
▲４▼遊技球は返却通路８７の勾配により流下し、受皿４の下方（ドル箱）へつながる下方通路４５と合流し、返却が行われる。
【００６０】
このように、球抜操作具４０を作動させて受皿４に貯めた球を抜くとき、連動して自動的に回転ディスク８２の逆転による滞留球の返却も行える。
【００６１】
以上、ドル箱への球返却は、受皿４の貯球が増えたとき任意に行え（図１５ステップ０２３）、また、遊技終了時に清算ボタン１４０を押してクレジット分を受皿４に払い出した後、引き続いて行うことにより、受皿４の球を全て手元に回収できる（同ステップ０２４〜０２７）。尚、一旦クレジット分を受皿４に払い出した後、思い直して遊技を再開する場合、球抜操作具４０を操作しないで、自動供給ボタン１５０又は手動供給ボタン１６０を押すことにより、島３００側に遊技球を排出させて、再びクレジットをアップさせることができる。
【００６２】
図１４は、切替機構７の詳細を示す。ベース７Ａには、払出通路３４の上流側フレキシブル通路３４２に連続する一次側通路７１、円形のセレクタチャンバ７２、払出通路３４の下流側通路３４３に連続する二次側右通路７２１、回収通路７０に連続する二次側左通路７２２を形成しており、上部に被せるカバー７Ｂにより蓋をしている。セレクタチャンバ７２には、軸７３０回りに回転する円板７３裏に一体化するセレクタ７４を配設しており、円板７３表のつまみ７５，７５を左右に倒すことにより、一次側通路７１を二次側の右通路７２１又は左通路７２２何れかにその連通を切替えるようにしている。
【００６３】
図１４中、７４０はセレクタ７４の先端を受入れるベース７Ａ側に設けた左右対称の凹所、７５０はつまみ７５の所定範囲の回転を許容させるカバー７Ｂ側に設けた上下一対の開口部、７６はベース７Ａに設けた４つの位置決め用くぼみ、７７は円板７３に設けたスイッチ操作片７７０付きの左側位置決めラッチ、７８は同円板７３に設けた右側位置決めラッチである。
【００６４】
図１４の状態は、払出通路３４の上流側が下流側に接続された通常状態を示す。このとき、円板７３の側方に取付けた切替検知スイッチ７９はオフ状態である。つまみ７５を回して円板７３を回転させて、一次側通路７１を回収通路７０に接続すると、各ラッチ７７，７８の係止位置が変わり、左側位置決めラッチ７７のスイッチ操作片７７０により切替検知スイッチ７９がオンし、これに連動して、払出装置３における球送出装置８のモータ８２１を正転駆動し、球タンク３０に溜まる遊技球を自動的に島３００に回収するようにしている。
【００６５】
このとき、投入通路６４側にある遊技球は回収されないため、遊技者側に不測の損害を与えることもない。又、回収通路７０側への切替に連動して払出装置３が駆動するため、切替機構７での一つの操作で簡易に遊技球を回収できる。更に、払出装置３から払い出された遊技球は、コイル状のフレキシブル通路３４２を経て切替機構７に至るため、払出装置３と切替機構７とを結ぶ通路構成を簡易にできると共に、フレキシブルでコイル状とした内部通路によって落下球を減速等でき、切替機構７への衝突を緩和できて、その機構を保護できる。
【００６６】
図１４中、３５０は、受皿４がオーバーフローして払出通路３４の球が流れずに滞留してきた場合、これを検知するオーバーフロー検知器であり、二次側右通路７２１の内部に臨む振り子式の検出片３５１と、これの動きでオンオフするスイッチ３５２とを有する。尚、オーバーフローを検出した場合、払出装置３を強制停止するようにしている。
【００６７】
以上のものでは、発射装置１と遊技盤２との間でクレジット度数に応じたのべ個数の封入遊技球を循環させる閉回路Ｎ、遊技機設置設備側との間で遊技球を給排させる開回路Ｏを独立に備え、開回路Ｏは、遊技盤２での入賞による賞球を逐次払い出す払出装置３、払い出された遊技球を貯める受皿４、受皿４に貯める遊技球を遊技機設置設備側に排出させる排出装置５を含み、排出する球数に基づいてクレジット度数を更新するコントローラを設けている。尚、閉回路Ｎと開回路Ｏが独立であるとは、通常の遊技状態で、両回路の遊技球が互いに干渉せず混ざり合ったりしないことをいう。又、コントローラは、例えば主基板１９１や枠基板１９２上のマイクロコンピュータ等を用いて構築している。
【００６８】
以上のものによれば、遊技者は、発射装置１から遊技盤２に向け、現時点で保有するクレジット度数に応じたのべ回数だけ封入遊技球を発射させ、遊技を楽しむことができる。遊技盤２で入賞が生じると、払出装置３から受皿４に賞球が逐次払い出される。このため、遊技者は遊技の進行に応じて、その都度、出玉の実感を得ることができる。封入遊技球の消費により、クレジット度数が減ると、排出装置５により受皿４に貯める遊技球を遊技機設置設備側に排出させる。すると、この排出する球数に基づいてクレジット度数が更新され、封入遊技球による遊技を続行することができる。
【００６９】
しかも、払出装置３、受皿４、排出装置５は、遊技機設置設備側との間で遊技球を給排させる開回路Ｏ上にあり、払出しは遊技機設置設備側からの供給球により行え、大当たり等の大量出玉にも良好に対応できる。また、受皿４に払い出された遊技球は遊技者が直接手にすることができ、ドル箱等に入れることもできる。更に、受皿４の遊技球を排出することによりクレジット度数を更新でき、獲得した球や持込み球による再プレーにも柔軟に対応できる。もちろん、遊技盤２上には、開回路Ｏ側とは独立の外部と遮断された封入遊技球のみが循環するため、クリーンでトラブルが少なく、ゴト対策も改善でき、封入球式の利点がそのまま生かされる。
【００７０】
図１５のステップ０２２では、入賞があると、その都度、賞球を受皿４に払い出すようにしたが、ステップ０２２に代え、ステップ１２２，２２２に示すように、賞球によりクレジットのアップを優先させ、クレジットが上限値２５０に達したとき、これを越える分の賞球を受皿４に払い出すようにしてもよい。
【００７１】
このようにすると、封入遊技球の発射のたびに少なくなるクレジット度数の減少を補って一定範囲のクレジット度数を確保でき、いつの間にかクレジット度数が零になって連続遊技が止まるといった事態を回避できる。それでいて、クレジット度数が上限値に達したときは（図１５ステップ２２２）、この上限値を越える分の賞球は払出装置３から受皿４に逐次払い出される。このため、ある程度の出玉があるとき、遊技者はその遊技の進行に応じた出玉の実感を得ることができる。
【００７２】
図１６は、図８−Ｉにおける発射装置１周りの拡大図であり、該発射装置１は、球循環装置１１の第１主ケースたるベース１１Ａと、これに対し折り畳み及び展開自在としたカバー１１Ｃとの間に、サンドイッチ状にすっぽりと内装している。ベース１１Ａ及びカバー１１Ｃは球循環装置１１の本体ケーシング１１Ｆを構成しており、そのベース１１Ａには、発射ソレノイド１Ｍから打ち出す球Ｐを遊技盤２側のガイドレール２０（図６参照）に導く発射球導出通路１１Ｇを設けている。このように、発射装置１の全体を、発射球導出通路１１Ｇをもつケーシング１１Ｆの内部にすっぽりと入れることにより、球の打ち出しに伴う衝撃音が外部に伝わるのを低減するようにしている。
【００７３】
図１６で明示した発射装置１の他、球送り装置１２や球搬送装置１７（図８参照）も、ベース１１Ａ及びカバー１１Ｃ間にすっぽりと内装しており、一層の低騒音化を図っている。また、発射ソレノイド１Ｍ、球送りソレノイド１２Ｍ、球搬送モータ１７Ｍといった駆動部を有するこれらの装置１，１２，１７を球循環装置１１の本体ケーシング１１Ｆに組付けてユニット化することにより、全体の取扱い及びメンテナンスを容易にしていると共に、適当な振動を球循環装置１１の本体ケーシング１１Ｆに付与し、上流通路１３や内部の球通路内で封入遊技球が円滑に流れるようにしている。
【００７４】
図１７は、図８−ＩＩにおける発射装置１周りの拡大図であり、発射ソレノイド１Ｍは、その外側を覆う半割構造（図１６参照）の第１ハウジング１Ａと第２ハウジング１Ｂとでサンドイッチし、これらハウジング１Ａ，１Ｂの各フランジ部１Ａｆ，１Ｂｆを突き合わせて、複数のネジ１Ｎによりベース１１Ａに取付けている。尚、各ハウジング１Ａ，１Ｂは、内部の発射ソレノイド１Ｍの様子がよく判るように透明ＡＢＳ等の透明部材で形成している。さらに各ハウジング１Ａ，１Ｂの径大な中央半円筒部１Ａｍ，１Ｂｍには、発射ソレノイド１Ｍからの発熱を逃がす円形の通気孔１Ａｈ，１Ｂｈを開口している。
【００７５】
図１８は、図１６，図１７で表わされた発射ソレノイド１Ｍの半割構造のハウジング１Ａ，１Ｂを一層明確にしたものである。発射ソレノイド１Ｍの円筒ケース１ＭＫはハウジング１Ａ，１Ｂの中央半円筒部１Ａｍ，１Ｂｍの内部に、ロッド１ＭＬの前部軸受１Ｍｔは同前部半円筒部１Ａｔ，１Ｂｔの内部に、同ロッド１ＭＬの後部軸受１Ｍｒは同後部半円筒部１Ａｒ，１Ｂｒの内部にそれぞれ収納している。ロッド１ＭＬの先端には、球を打つ先細りゴム製の槌先１Ｍｇを取付けている。尚、このものは、各ハウジング１Ａ，１Ｂの前方先端に半割構造の銃砲部１Ａｇ，１Ｂｇを設けたが、例えば第１ハウジング１Ａ側のみに銃砲部を設けてもよい。
【００７６】
図１９は、発射ソレノイド１Ｍの組立図を示す。固定子巻線１Ｍｆを介装するボビン１ＭＢの外側には金属製の円筒ケース１ＭＫを套嵌している。ボビン１ＭＢの内部にはロッド１ＭＬを結合したプランジャ１Ｍｐを挿入している。プランジャ１Ｍｐの前側には、復帰用コイルスプリング１Ｍｃと前部緩衝部材１Ｍａを介在させ、ボビン１ＭＢに一体化した４本の前部ラッチ脚１Ｍｉに前部軸受１Ｍｔの係止穴１Ｍｚを嵌合係止させている。プランジャ１Ｍｐの後側には、後部緩衝部材１Ｍｂを介在させ、ボビン１ＭＢに一体化した４本の後部ラッチ脚１Ｍｊに後部軸受１Ｍｒの係止穴１Ｍｗを嵌合係止させている。
【００７７】
図１９において、１Ｍｎ，１Ｍｓはボビン１ＭＢの巻線両端の磁極端板である。また、ロッド１の前側は円柱であるが、後側は一側に平坦部１Ｍｕを設けた非円柱としており、これを後部軸受１ＭｒのＤ形通孔１Ｍｄに挿入している。これにより、プランジャ１Ｍｐを回り止めし、その進退動を安定化させている。
【００７８】
図２０は、発射ソレノイド１Ｍの完成図断面である。ここに、ボビン１ＭＢ及び各軸受１Ｍｔ，１Ｍｒは、硬質な合成樹脂材料から成り、ロッド１ＭＬ及びプランジャ１Ｍｐの軸心にブレが生じないようにしている。これに対し、前後両側の各緩衝部材１Ｍａ，１Ｍｂは、ゴム等の軟質な材料から成り、プランジャ１Ｍｐの進退動に伴う衝撃をその弾性変形により吸収緩和し、一層の低騒音化が図れるようにしている。
【００７９】
図２１において、１Ｍｅは固定子巻線１Ｍｆと結ばれる口出線であり、図２３にも示すように、後部緩衝部材１Ｍｂの切欠部１Ｍｙから取り出している。図２２に示すように、前部緩衝部材１Ｍａ側からは口出線は出ないが、材料及び組立管理を容易にするため、前部緩衝部材１Ｍａにも切欠部１Ｍｘを設けて部品の共通化を図っているが、もちろん機能上問題となることはない。尚、口出線１Ｍｅは、図１７に示す第２ハウジング１Ｂの後部半円筒部１Ｂｒの切欠１Ｂｑから取り出すようにしている。
【００８０】
図２４〜２６は、球循環装置１１の第２実施例の詳細を示す。本体ケーシング１１Ｆの第１主ケースたるベース１１Ａは、図８のものと同様、遊技機本体１００の裏側に取付けるものである（図５参照）。
【００８１】
図２４及び図２５に示すように、ベース１１Ａには、発射ソレノイド１Ｍをもつ発射装置１、発射球導出通路１１Ｇ、前後一対の発射球検知スイッチ１５（１５ａ，１５ｂ）、遊技盤面に達せずに戻ってくる球を回収する戻り球回収通路１１Ｈ、戻り球を検出する戻り球検知スイッチ１６、プレート状の発射球及び戻り球カバー１１Ｊを設け、発射関連機構部をまとめている。発射球及び戻り球カバー１１Ｊは、３辺に位置する先鋭三角鉤状の係止爪１１Ｋと平面内２箇所の位置決めピン１１Ｌによりベース１１Ａに着脱自在に取付けている。
【００８２】
図２４において、本体ケーシング１１Ｆの第２主ケースたるカバー１１Ｃは、回動式の展開機構１１Ｂにより、ベース１１Ａに重ね合わせた折り畳み状態（通常の使用状態）と、展開させて互いの内部を外部に開き、点検・清掃等に対応させた展開状態とに位置変更自在としている。発射関連機構部をまとめたベース１１Ａ側とは異なり、カバー１１Ｃ側には、球循環機構部をまとめている。このように、２つに分かれる主ケース１１Ａ，１１Ｃのそれぞれに、独立した機能を集約させることにより、組付及びメンテナンス等を一層容易にしている。
【００８３】
図２４及び図２６に示すように、カバー１１Ｃの表側には、傾斜状通路から成る上流通路１３及びその通路カバー１１Ｍ、閉回路Ｎ中の過剰球を島３００に排出する過剰球排出通路１１Ｎ及びその通路カバー１１Ｐを設けている。上流通路カバー１１Ｍは、上下一対３箇所の外側張出し爪１１Ｑとこれを引っ掛ける引掛爪１１Ｒによりカバー１１Ｃに対し着脱自在にしている。排出通路カバー１１Ｐは、３箇所の先鋭三角鉤状の係止爪１１Ｓ及び係止孔１１Ｔと２つの位置決めピン１１Ｕによりカバー１１Ｃに対し着脱自在にしている。
【００８４】
図２４及び図２６において、カバー１１Ｃの内側には、球搬送モータ１７Ｍ、減速機１７ｍ及び搬送スクリュー１７Ｓをもつ球搬送装置１７、上流通路１３から球送り装置１２に至る球を検知する球通路スイッチ１８、上流通路１３に折り返して連通する傾斜状の連通路１１Ｖ及び盤面排出球通路１４をもつ球送り通路ケース１１Ｗ、盤面排出球通路１４及び戻り球回収通路１１Ｈに連通する下流通路１９をもつ下流通路ケース１１Ｘ、球送りソレノイド１２Ｍ及びスライダ１２Ｓをもつ球送り装置１２及びこれを保持する球送りケース１１Ｙを設けている。
【００８５】
図２４及び図２６において、球搬送装置１７は３箇所をネジによりカバー１１Ｃの内側に取付けている。球送り通路ケース１１Ｗは、４組の先鋭三角鉤状の係止爪１１Ｚ及び係止孔１１ａと２組の位置決め用筒状ボス１１ｂ及び受入孔１１ｄによりカバー１１Ｃの内側に着脱自在に取付けている。下流通路ケース１１Ｘは、２箇所の先鋭三角鉤状の係止爪１１ｅ及び係止孔１１ｆと２つの位置決めピン１１ｇにより球送り通路ケース１１Ｗの裏側に着脱自在に取付けている。球送りケース１１Ｙは、上側の先鋭三角鉤状の係止爪１１ｈ及び係止孔１１ｉと下側のＬ型爪１１ｊ及び引掛孔１１ｍと２つの位置決めピン１１ｎにより球送り通路ケース１１Ｗの裏側に着脱自在に取付けている。
【００８６】
図２４において、球の流れは以下の通りである。
▲１▼上流通路１３内の球は、連通路１１Ｖを経て球送り装置１２に流れる。
▲２▼球送りソレノイド１２Ｍの動作により、発射装置１に送られる。
▲３▼発射ソレノイド１Ｍの動作により、発射球検知スイッチ１５ａ，１５ｂを通過して盤面へ発射される。
▲４▼盤面排出球通路１４に落ちたアウト球又は入賞球はＡから下流通路１９を通ってＢへ流れる。
▲５▼Ｂへ流れた球は、球搬送装置１７のスクリュー下端位置Ｃに導かれ、球搬送モータ１７Ｍの動作によりスクリュー上端位置Ｄまで上昇する。
▲６▼Ｄまで上昇した球は、Ｅから上流通路１３に戻る。
▲７▼盤面に達しない戻り球は、戻り球回収通路１１Ｈから戻り球検知スイッチ１６を通過して、ＦからＧを通り、下流通路１９において盤面排出球と合流し、Ｂへ流れ、アウト球や入賞球と同様、球搬送装置１７によりスクリュー上端位置Ｄまで上昇する。
【００８７】
図２４において、球通路スイッチ１８の機能、クレジットのカウントダウン、球送り装置１２の動作、発射装置１の動作、球搬送装置１７の動作等は、図８を参照して説明した上記内容と同じである。尚、球通路スイッチ１８は、図８及び図２４のもの何れも、壁を隔てて検出端面に遊技球が存在しているか否かを感知する近接スイッチから成るものである。また、ベース１１Ａ及びカバー１１Ｃ、発射球及び戻り球カバー１１Ｊ、上流通路カバー１１Ｍ、排出通路カバー１１Ｐ、球送り通路ケース１１Ｗ、下流通路ケース１１Ｘ、球送りケース１１Ｙは透明ＡＢＳ等の透明部材で形成しており、内部の封入遊技球の循環状態が容易に目視できるようになっている。
【００８８】
図２４及び図２６において、球搬送装置１７は下方の球を上方に揚送する球揚送装置１７を構成している。このような球揚送装置１７を設けたことにより、球循環装置１１内において盤面排出球（入賞球、アウト球）及び戻り球の球通路落差を十分に確保でき、その球の流れを円滑にできると共に、一旦下方に集めた球を揚送して発射装置１に導くから、発射装置１に安定して球を供給することができる。尚、このような球搬送装置１７は、封入式のものに限らず、例えば、通常の遊技機において打ち損ない等による戻り球を下皿に放出させるのではなく、発射装置に自動的に導く機構にも適用できる。この場合、一々下皿から手で上皿に球を入れ直す手間が省ける。
【００８９】
図２４及び図２６における上流通路１３及び連通路１１Ｖは、球送り装置１２を経て発射装置１に導く前の封入遊技球を整列させる傾斜状通路から成るものであるが、同時に閉回路Ｎ中に所定数の封入遊技球、例えば２５個の球Ｐを一時的に貯留する球貯留許容部を構成する。すなわち、上流通路１３及び連通路１１Ｖには、本例では最大２５個の球Ｐを保持できるようにしている。尚、許容個数は２５個以上の数（例えば３０個）でもよいし、これ以下の数でもよい。
【００９０】
図２６に示すように、上流通路１３の入口すなわち球搬送装置１７の出口には、幅が略球１個分の寸法で、奥行が球１個半から２個分に満たない寸法の球受継樋１３Ｊを設けており、この球受継樋１３Ｊの反上流通路１３側に、貯留許容数（本例では２５個）を越える封入遊技球の乗り越えを可能にするオーバーフロー振分体１３Ｗを設け、この振分体１３Ｗを挟んで超過球排出通路１１Ｎの入口側を隣接させている。
【００９１】
図２６に示すように、点検・清掃時等に閉回路Ｎ中に封入遊技球を過剰に封入したような場合で、上流通路１３及び連通路１１Ｖに最大２５個の封入遊技球Ｐが常時貯留するものであると、球搬送装置１７から搬送されてくる新たな球Ｐはオーバーフロー振分体１３Ｗを乗り越え、超過球排出通路１１Ｎを経て島３００に排出される。これにより、過剰封入が自動的に是正される。球貯留許容部である上流通路１３及び連通路１１Ｖと、超過球排出通路１１Ｎとにより、過剰球数是正手段が構成される。この是正手段は、過剰封入を自動的に是正するため、逆の見方をすると、点検時等に係員は厳密に規定個数を数える必要はなく、少し多めの封入遊技球を封入すればよく、作業性が改善できる。
【００９２】
図２６の状態は、過剰封入だけでなく、上流通路１３や連通路１１Ｖで球詰りが生じた場合にも起こる。この場合も、上流通路１３の入口まで球が溜ってくると、球搬送装置１７から搬送されてくる新たな球Ｐはオーバーフロー振分体１３Ｗを乗り越え、超過球排出通路１１Ｎを経て島３００に排出される。これにより、球詰り発生部位の上流側に球が累積的にどんどん詰め込まれて、新たな球噛み等が発生するのを抑制できる。従って、上記過剰球数是正手段は、同時に球詰り対処手段を兼ねる。
【００９３】
図２６において、球受継樋１３Ｊでゴミ詰りや球噛み等があり、球搬送装置１７から球受継樋１３Ｊへの球の受継ぎに障害が生じた場合にも、球搬送装置１７から搬送されてくる新たな球Ｐはオーバーフロー振分体１３Ｗを乗り越え、超過球排出通路１１Ｎを経て島３００に排出される。これにより、無理な球の押し込みにより球搬送装置１７に過大負荷が作用したり、通路が破損したりする事故を未然に防止できる。従って、上記過剰球数是正手段は、さらに球搬送装置１７からの球受継ぎ障害対処手段をも兼ねる。
【００９４】
図２７は第２実施例の発射装置１周りの平面図、図２８はその正面図であり、それぞれ、第１実施例の図１６、図１７に対応している。このものも、基本的に図１６、図１７を参照して説明した第１実施例と同じ内容である。ただし、図２７のとおり、半割構造の第１ハウジング１Ａのみに略４分の３の円筒外面をもつ銃砲部１ＡＧを設けている。また、その銃砲部１ＡＧの底部には、鋼板等から成る断面Ｖ字型の発射レール１Ｒを設置し、摩耗等を低減している。
【００９５】
図２９は、発射装置１の組立図を示し、図１９〜２３で示したものと同じ発射ソレノイド１Ｍを用い、これを半割構造の第１及びハウジング１Ａ，１Ｂでサンドイッチして４つのネジ１Ｎにてベース１１Ａに取付けている。
【００９６】
図３０〜３２に示すように、ベース１１Ａには、発射装置１の第１ハウジング１Ａの外側を受け入れる凹所１Ｗ、第１ハウジング１Ａの円筒座部１Ｘを受入れるネジボス１Ｙを突設している。
【００９７】
図３３〜３７は、球搬送装置１７の詳細を示す。搬送スクリュー１７Ｓは、第１スクリューケース１７Ａと第２スクリューケース１７Ｂの間に内装している。２つのケース１７Ａ，１７Ｂは、４組の先鋭三角鉤状の係止爪１７Ｆ及びこれを突入させる嵌合孔１７Ｈにより分解自在にしている。２つのケース１７Ａ，１７Ｂの内方に、球入口１７Ｊから球出口１７Ｑに至る球搬送通路１７Ｇを形成している。搬送スクリュー１７Ｓは、中心部にインナーシャフト１７Ｄを一体に具備し、両端を軸受１７Ｒ，１７Ｔで支持している。減速機１７ｍ及び球搬送モータ１７Ｍは、モータブラケット１７Ｚを介して取付け、継手用アダプタ１７Ｕによりシャフト１７Ｄと連結している。出口近くのスクリュー間には球止壁１７Ｗを設けており、軸端側での球噛みを防止して球出口１７Ｑから円滑に球を排出できるようにしている。排出された球Ｐは、上流通路１３の入口に位置する球受継樋１３Ｊに開放される（図２６参照）。尚、１７ａ，１７ｂは各ケース１７Ａ，１７Ｂをカバー１１Ｃに取付ける取付座部である。全体は透明ＡＢＳ等の透明部材から成る。搬送スクリュー１７Ｓの回転数は、球搬送モータ１７Ｍの出力を減速機１７ｍで１５分の１に落とし、約２００ｒｐｍ程度である。
【００９８】
図３８は、球搬送装置１７に着脱自在に付設する球磨き装置１７Ｃを示し、半円筒形のフィルタケース１７ｆ、球出口１７Ｑの対応部位をストレートに開放させた出口部ケース１７ｅ、第１スクリューケース１７Ａ側取付座部１７ａに設ける突起１７ｒに係止する係止片１７ｔ、第１スクリューケース１７Ａに設ける止穴１７ｈに引っ掛けるレバー片１７ｇを一体化している。フィルタケース１７ｆには、不織布、スポンジ、軟質ゴム等のフィルタを入れ、定期的に交換するようにしている。尚、球磨き装置１７Ｃは、汚れる部分であることから、例えば黒色のＡＢＳ等で形成している。
【００９９】
図３９の遊技機は、投入口６から受皿４に至る投入通路６４と、払出装置３から受皿４に至る払出通路３４とを合流させずに独立させて設け、それぞれの出口を受皿４の奥行方向内方に左右対向状に変位させて開口した通路構成をもつ。遊技機本体１００の幅方向一側すなわち遊技機の正面から見て左側には投入通路６４を、他側すなわち右側には払出通路３４をそれぞれ配置している。
【０１００】
このように、投入通路６４の遊技球と払出通路３４の遊技球とは、それぞれ独立して別の出口から受皿４に開放され、受皿４に至る球経路に合流部はないため、投入通路６４及び払出通路３４それぞれの遊技球を受皿４に円滑に導くことができる。又、投入通路６４と払出通路３４とを遊技機本体の幅方向一側と他側に分かれて配置したため、遊技機本体の幅方向中央部に基板設置スペースや裏機構配設スペースを広く確保でき、裏構造をまとまりの良いものにできる。
【０１０１】
図４０に示すように、払出装置３は、上述の図９〜１１の第１実施形態と同様、遊技球を貯める球タンク３０を備え、払出指令に基づいて所定個数の遊技球を払出すものであり、球タンク３０に、払出すべき遊技球を払出通路３４に強制的に送り出す球送出装置８を直結している。これにより、従来のような球タンクから延びる長尺な球整列樋を廃止して省スペース化を図っていると共に、従来のような重力落下を利用した払出しではなく、球送出装置８による強制的な球送りによる払出しにより、その払出し動作の高速化を図り、大当たり時等の大量出球に追従性良く対応できるようにしている。
【０１０２】
また、第１実施形態と同様、球送出装置８は、球タンク３０に連通する取込口８１、取込む遊技球を円弧状通路から成る移送路８２２に沿って回転方向に移送する回転移送体８２、移送する遊技球を払出通路３４に排出する排出口８３をもつロータリー式のものから成る。このように球送出装置８をロータリー式とすることにより、構成の一層のコンパクト化を図ると共に、球の送り出し動作を確実かつ円滑に行えるようにしている。尚、第１実施形態と同様、取込口８１は、球タンク３０の底部に設ける爪３２に嵌め込む着脱式の球ガイド体８１０により球タンク３０の内部と結ばれ、また、回転移送体８２は、外周に遊技球を受入れる所定深さをもち平面から見て円弧状を呈する多数の溝８２０を設けた回転ディスクから成る。
【０１０３】
更に、第１実施形態と同様、回転移送体８２及びその駆動モータ８２１の軸線８２Ｌは、球タンク３０の水平線３０Ｈに対し傾斜させており、回転移送体８２に円滑に球を取り込ませることができるようにしていると共に、球タンク３０内に貯留する多数の遊技球の荷重が駆動モータ８２１にそのまま直に作用するのを軽減し、できるだけ駆動モータ８２１にかかる負荷を軽くするようにしている。その軸線８２Ｌの傾斜角αは、図示のとおり４５°若しくはこの近辺に設定するのが好ましく、球の円滑な取込みと、貯留球による負荷の軽減とが両方うまく図られる。
【０１０４】
軸線８２Ｌの傾斜配置に伴い、複数の遊技球を取込み可能とした一次側の取込口８１、取込む遊技球を回転方向に整列させて移送する回転移送体８２、移送する遊技球を二次側通路に排出する排出口８３を備える球送出装置８にあって、回転移送体８２による移送路８２２をも水平面に対し傾斜させ、この移送路８２２の傾斜方向下方に取込口８１を上方に排出口８３をそれぞれ設けて、下方から斜め上方に向け回転移送体８２の回転方向に倣う円弧に沿って遊技球を揚送するようにしている。これにより、重力に逆らう適度な搬送抵抗の付与により、遊技球が不用意にはじき飛ばされたり、なだれ現象等によって過剰払出しが行われたりすることもなく、しかも、揚送負荷が過大になったり、揚送途中で球噛みや球詰り等が生じたりすることもなく、円滑な強制搬送が行える。
【０１０５】
また、図４０の第２実施形態のものは、図９の第１実施形態と同様、球タンク３０の下位底部に回転移送体８２を臨ませていると共に、回転移送体８２の上方において球タンク３０の内方側に張り出すように駆動モータ８２１を配置している。これにより、球タンク３０の外方に駆動モータ８２１が出っ張るのを防止でき、より一層のコンパクト化が図れる。
【０１０６】
更に、図４０の第２実施形態のものは、図９の第１実施形態と同様、駆動モータ８２１は、前方に直結する減速機８２Ｄと共にモータケース８２３に保持させている。モータケース８２３は、中心部に駆動モータ８２１及び減速機８２Ｄを納める筒部８２Ｔを有し、軸線８２Ｌの傾斜構成と相まって、筒部８２Ｔの下方腹面を球タンク３０の内方から取込口８１側にかけて臨ませ、これにより、取込口８１側に遊技球を導く誘導部を構成している。こうして、駆動モータ８２１の傾斜配置によるコンパクト化と相まって、球の取込みを一層円滑に行えるようにしている。尚、図９の第１実施形態において、モータケース８２３の筒部８２Ｔの左右両側に一体的に張り出す羽根状板部８２Ｆ，８２Ｆも、筒部８２Ｔの下方腹面と同様、取込口８１側に遊技球を導く誘導部を構成している。
【０１０７】
図４０の第２実施形態は、図９の第１実施形態と異なり、回転移送体８２による遊技球の移送路８２２の途中に、斜め上方側から、回転移送体８２の軸線と平行状に延びる片持ちスプリング８２４の下方の自由端を臨ませている。その自由端と移送路８２２の底面との間には、球１個分のリフトを確保しており、取込口８１から離れた排出口８３の間際の最下流側移送路８２２ｄと共に、球一個分の通過を許容する規制通路を構成している。尚、スプリング８２４の上方側端部は、モータケース８２３に固定している。
【０１０８】
このようにスプリング８２４を設けることにより、多数貯留する遊技球を入口側で適度にさばいて回転移送体８２に遊技球を一個づつ円滑に取り込ませると共に、移送する遊技球に適度な遊びを付与し、回転移送体８２と移送路８２２との間で遊技球の噛込みや球詰り等が生じるのを防止できるようにしている。従って、遊技球は回転移送体８２の各溝８２０に円滑に取り込まれ、噛込み等もなく円滑に移送される。尚、スプリング８２４は導電性材料から成り、遊技球の静電気を接地できるようにしている。
【０１０９】
図４０において、３１０は球タンク３０内の球切れ検出器である。図９のものでは壁を隔てて検出端面に遊技球が存在しているか否かを感知する近接スイッチを用いたが、図４０のものでは、球有り時は下方に揺動してマイクロスイッチ３１１をオンし、球切れ時は同スイッチ３１１をオフにする検知板３１２を備えて成る。マイクロスイッチ３１１及び検知板３１２はホルダー３１３に保持させて、球タンク３０の下面に取付けている。３３は球タンク３０からの球落ち防止ガイドであり、上向きに突出する多数の小幅なガイド片３３０をもつ合成樹脂製一体成型品から成る。８２５は移送路８２２の底面及び側面を区画するホッパーケースである。該ホッパーケース８２５には、モータケース８２３及び球ガイド体８１０がネジ止めより取付けられる。ホッパーケース８２５、モータケース８２３、球ガイド体８１０により、球送出装置８を一体にまとめる本体ハウジングを構成している。
【０１１０】
図４１及び４２は、球タンク３０から球送出装置８をその本体ハウジングごと取り外した状態を示す。球ガイド体８１０の先端を嵌め込む爪３２は、タンク底部の円弧状開口３２０に沿って４つ設けている。３２１，３２１は、球送出装置８の本体ハウジングを取付けるボス部であり、図４３に示すホッパーケース８２５の左右に突出させたフランジ８２６，８２６を当接させ、ネジにより取付けるようにしている。従って、爪３２部の嵌合とボス部３２１の２箇所のネジ締めとにより、簡単且つ確実に球送出装置８を装着でき、また、これらを外すことにより簡単に取外しが行える。
【０１１１】
図４３に示すように、図４０の第２実施形態のものは、図９の第１実施形態と異なり、取込口８１を挟んで円周方向一側に設ける排出口８３に対し反対側の円周方向他側に位置する第２の排出口８４を、球タンク３０及び回転移送体８２の溝８２０内に滞留する遊技球を遊技機設置設備側すなわち島に回収する回収口として利用している。すなわち、回転移送体８２は正逆転切換え式の駆動モータ８２１によって同じく正逆転切換え式としており、その逆転により、回転移送体８２で移送する遊技球を排出口８３と別に設ける第２の排出口８４を経て回収通路７０に導く構成にしている。これにより、球タンク３０の部分で、通常の払出しの他に、点検や閉店時等における遊技球の回収をも行え、特別な切換機構７を設ける必要性もなく、一層の構成の簡易化及び小型化が図れるようにしている。尚、回収通路７０の出口は、図３９に示すように島に開放される。
【０１１２】
図４３において、第１排出口８３と第２排出口８４とは、ハの字形に隣接する仕切り壁８３３，８４３を挟んで近接させており、各排出口８３，８４に至る移送路８２２，８２２を、限られた寸法の範囲内で共に最大限に長く確保し、正逆作動時何れについても遊技球の良好な強制移送が行えるようにしている。また、第２排出口８４に至る移送路８２２の途中にも、第１排出口８３に至る移送路８２２の途中に設けた片持ちスプリング８２４と同じものを対称な位置に配設しており、遊技球の回収時にも円滑な作動が行えるようにしている。
【０１１３】
図４４に示すように、取込口８１から離れた下流側の移送路８２２は、上述したとおり、球一個分の通過を許容する規制通路としており、この規制通路に上流側検知スイッチから成る球検出器８５を配設している。この点、図１１も同じである。図１１のものは移送路８２２を垂直に描いているが、図９から明らかなとおり実際には４５°に傾斜しており、図４４と同じである。こうして、斜め上方に向く移送路８２２に沿い、重力に逆らう適度な搬送抵抗を付与しながらの移送構成と相まち、規制通路を通る１個１個の遊技球を球検出器８５で検出させることにより、検出ミスすることなく良好かつ確実な検出を行わせ、検出精度を高めている。
【０１１４】
排出口８３の出口には、下流側検知スイッチから成る第２の球検出器８６を設けており、２つの球検出器８５，８６により、より一層の検出精度の向上を図ると共に、セキュリティを万全にしている。
【０１１５】
ところで、図４４のものは、一次側に貯留する遊技球を回転ディスク等による強制移送手段によって球１個分の通過を許す移送路８２２を経て二次側に送り出す構成において、移送路８２２を上流部から下流部に向けて上を向く傾斜状通路にすると共に、この傾斜状通路の上方に二次側への排出口８３を開口し、この排出口８３の開口位置を頂上とした頂上乗越えにより二次側に遊技球を取り出す構成とする一方、排出口８３の開口位置の前後に第１及び第２の一対の球検出器８５，８６を配置している。このように、重力に逆らう適度な搬送抵抗の付与による良好な搬送と共に、頂上乗り越えによる排出とし、この頂上乗り越え部分の前後において、まさに排出されようとする遊技球と現実に排出された遊技球とを検出するから、極めて適切かつ的確な球計数が行え、信頼性及び精度を極めて高くできるのである。
【０１１６】
図４４において、傾斜状通路と排出口８３との連続部には、傾斜状通路を上昇する遊技球の向きを変えて排出口８３に誘導する誘導体８３０を設けている。この誘導体８３０は、排出口８３の流入部に広い台形状の盗みを確保するホッパーケース８２５側の受入ガイド８３１と、これに対向するモータケース８２３側の三角状押出ガイド８３２とから成る。第２排出口８４側も同様の構成にしており、受入ガイド８４１と押出ガイド８４２とから成る誘導体８４０を設けている。こうして、誘導体８３０，８４０を設けることにより、円滑な球排出が行えるようにしている。
【０１１７】
図４５は、受皿４部分の第２実施形態を示しており、球送出装置８を取外した平面図である。基本的には、図１２の第１実施形態と同じであるが、投入通路６４の出口は受皿４の奥行方向内方の左側に接続し、払出通路３４の出口はその反対側の右側に接続している。
【０１１８】
図４６に示すように、受皿４の奥には、計数すべき遊技球を遊技機設置設備側の島に通じる排出路に強制的に送り出す球送出装置８を直結しており、遊技機正面の自動供給ボタン１５０又は手動供給ボタン１６０の操作に起因した計数指令に基づいて受皿４から排出する遊技球を計数し、クレジットアップするようにしている。こうして、受皿４の奥に球送出装置８を直結することにより、全体構成のコンパクト化を図ると共に、球送出装置８による強制的な球送りにより、計数処理を高速化するようにしている。尚、この技術は、景品交換場や島の適宜箇所等に設けるいわゆるジェットカウンタにも適用できる。
【０１１９】
図４６の第２実施形態も、図１３の第１実施形態と同様、球送出装置８は、受皿４に連通する取込口８１、取込む遊技球を円弧状通路から成る移送路８２２に沿って回転方向に移送する回転移送体８２、移送する遊技球を排出路となる島側に排出する排出口８３をもつロータリー式のものから成る。このように球送出装置８をロータリー式とすることにより、構成の一層のコンパクト化を図ると共に、球の送り出し動作を確実かつ円滑に行えるようにしている。
【０１２０】
尚、図４６の第２実施形態では、図１３の第１実施形態が取込口８１に至る球ガイド体８１０と受皿４からのガイドレール４８とを分離しているのとは異なり、これら球ガイド体８１０とガイドレール４８を丁度一体化させたような球継ぎ路４８１を用い、この球継ぎ路４８１を介して受皿４と取込口８１とを連結している。球継ぎ路４８１はその先端を受皿４の底部に設ける爪４９０に嵌め込む着脱式としている。
【０１２１】
その他、回転移送体８２は外周に遊技球を受入れる所定深さをもち平面から見て円弧状を呈する多数の溝８２０を設けた回転ディスクから成る点、回転移送体８２及びその駆動モータ８２１の軸線８２Ｌを受皿４の水平線４Ｈに対し傾斜させている点、その傾斜角αを４５°若しくはこの近辺に設定するのが良い点、移送路８２２も同様な傾斜構成にして重力に逆らう適度な搬送抵抗の付与による搬送をしている点、球ガイド体８１０に代わる球継ぎ路４８１に回転移送体８２を臨ませ、回転移送体８２の上方において球継ぎ路４８１側に張り出すように駆動モータ８２１を配置している点、駆動モータ８２１を保持するモータケース８２３に取込口８１側に遊技球を導く誘導部を設けている点、回転移送体８２による遊技球の移送路８２２の途中に回転移送体８２の軸線と平行状に延びる片持ちスプリング８２４の自由端を臨ませている点、及び、それぞれの関連事項は、図４０を参照して説明した内容と同じである。
【０１２２】
図４７に示すように、受皿４部分の第２実施形態は、図１２の第１実施形態と同様、回転移送体８２を正逆転切換え式としており、その逆転により移送する遊技球を排出口８３と別に設ける第２の排出口たる返却口８４を経て返却通路８７に導く構成にしている。図４７の返却通路８７は、球継ぎ路４８１の構成体と一体化している。その他、第１の排出口８３と第２の排出口８４とを近接させている点、第２の排出口８４に至る移送中にも片持ちスプリング８２４を配設している点、及び、それぞれの関連事項は、図４３を参照して説明した内容と同じである。
【０１２３】
図４７に示すように、球継ぎ路４８１は、仕切り４８０（４８ｉ，４８ｊ，４８ｋ，４８ｍ，４８ｎ）で区画する４レーンの球通路４８Ａ，４８Ｂ，４８Ｃ，４８Ｄを備え、各通路の底面には、下方に開放するスリット４８２をそれぞれ設けている。図４６に示すように、各スリット４８２の下方には、該スリット４８２からの落下物の捕集具４８３を配置しており、ジュース等の液体や煙草の灰等といった正規の遊技球以外の異物が球送出装置８側に侵入するのを未然に防いでいる。捕集具４８３は、受皿４の底部から延びる球抜き用の下方通路４５の構成部材４５０と一体的に兼用させて設けており、異物は下方の例えばドル箱の内部に戻される。尚、受皿４に直結する球送出装置８の本体ハウジングは、ホッパーケース８２５、モータケース８２３、球ガイド体に代わる球継ぎ路４８１から成り、受皿４側のボス部４０１，４０１にホッパーケース８２５側のフランジ８２６，８２６を当接させてネジにより取付けている。
【０１２４】
図４８に示すように、受皿４から球送出装置８側への球吸込口４７、すなわち球滞留部と球計数機構部とを結ぶ球取込部は、球一個分の通過を許容する複数個の開口区画、具体的には球継ぎ路４８１の４レーンに対応させて４つの開口区画４７Ａ，４７Ｂ，４７Ｃ，４７Ｄをもつ。それぞれは仕切り４７０（４７ｉ，４７ｊ，４７ｋ，４７ｍ，４７ｎ）で区画している。このように、球取込部を球一個分の通過を許容する複数個の開口区画とすることにより、球計数機構部側への供給球を十分に確保して計数処理の高速化を図りながら、異物の挿入やゴト行為を効果的に防止できるようにしている。尚、球取込部を複数の開口区画に仕切ったことから、各開口区画に円滑に球が吸い込まれるように、偏心カムやハンマー等の打部を開口区画近くの壁面に打ち当てる等といった振動付与手段を設け、開口区画に振動を付与するようにしてもよい。
【０１２５】
その他、図４５〜４８の受皿４部分の第２実施形態は、図１２，１３の第１実施形態も同様であるが、図４４を用いて説明した点、すなわち、取込口４１から離れた下流側の移送路８２２を球一個分の通過を許容する規制通路としている点、頂上乗り越えにより球排出を行う点、頂上乗り越えの前後に一対の球検出器８５，８６を配設している点等と内容において同じである。
【０１２６】
図４９は図５における基板まわりの詳細を示す。第１基板たる主基板１９１と第２基板たる枠基板１９２とは、前述したとおり、施錠機構付き基板保護装置から成る単一のロック機構１９３によりロックしている。このように異なる種類の複数の基板を一つのロック機構１９３でロックすることにより、ロック時には複数の基板をまとめてセキュリティが図れ、ロック解除時には、複数の基板を同時にメンテナンスできるのであり、点検、修理等の利便を高めつつ、ＲＯＭの改ざん等のゴト行為に簡易かつ確実に防御することができる。
【０１２７】
図５０に示すように、第１基板たる主基板１９１は、下ケース１９ｉと上ケース１９ｊとを、爪１９ｅと係止段部１９ｇから成る複数の係止手段を介して箱状と成した第１基板ケース１９Ａの内部に納めている。同じく第２基板たる枠基板１９２は、下ケース１９ｋと上ケース１９ｍとを、爪１９ｆと係止段部１９ｈから成る複数の係止手段を介して箱状と成した第２基板ケース１９Ｂの内部に納めている。これら基板ケース１９Ａ，１９Ｂは全体を透明な合成樹脂材料で形成している。コネクタ部分等の外部接続部を除き、ＣＰＵ，ＲＯＭ、周辺回路部品は全て基板ケース１９Ａ，１９Ｂの内部に収めている。
【０１２８】
第１基板ケース１９Ａは、その右端をピン１９ｐをもつヒンジ１９ｘから成る上下一対の回動支持機構により遊技機本体裏のベース部材に支持され、ピン１９ｐを中心として右側に戸開きできるようにしている。一方、第２基板ケース１９Ｂは、その左端をピン１９ｑをもつヒンジ１９ｙから成る上下一対の回動支持機構により遊技機本体裏のベース部材に支持され、ピン１９ｑを中心として左側に戸開きできるようにしている。左右下方側のヒンジ１９ｘ，１９ｙには、各基板ケース１９Ａ，１９Ｂと当接して下方への脱落を防止するサポート片１９ｓを一体化している。
【０１２９】
従って、図５０に示すように各基板ケース１９Ａ，１９Ｂは単独で戸開きできる他、これら基板ケース１９Ａ，１９Ｂは観音開きできるようになっている。これにより、図４９に示すように通常時は各基板ケース１９Ａ，１９Ｂの底面で蓋をした遊技機本体裏のベース部材開口部２Ｒを開放でき、遊技盤２の裏面の球通路並びに、可変図柄表示装置２１の裏側や遊技盤裏面に取付ける液晶コントロール基板や各種中継基板等をむき出しの状態にでき、点検、修理が容易に行えるようにしている。
【０１３０】
図５１にも示すように、前記ロック機構１９３は、各基板ケース１９Ａ，１９Ｂの突き合わせ側上部の段部１９ａ，１９ｂに上から覆い被さる長尺なサポート部１９３Ａ、遊技機本体裏のベース部材に立設させるブラケット１９ｚに回動自在に支持する枢支側基端部１９３Ｂ、遊技機本体裏のベース部材側との間で施錠及び解錠する錠の可動部を保持するＬ形の操作側先端部１９３Ｃとから成る。キーの差し込み及び回転により施錠を外してロックを解除すると、全体は基端部１９３Ｂを中心に９０°以上回動可能となり、サポート部１９３Ａを各基板ケース１９Ａ，１９Ｂの上から退かすことにより、基板まわりのセキュリティを解除できる。
【０１３１】
尚、各基板ケース１９Ａ，１９Ｂの内部には一枚のプリント基板を収納する他、例えば図示のように主基板１９１とエラー表示基板１９４とをまとめて収納するといったように２種以上の基板を一つの基板ケースに収めてもよい。また、各基板ケース１９Ａ，１９Ｂを上下方向に分割する等して、３以上の基板ケースを一つのロック機構１９３でまとめてロックするようにしてもよい。更に、上記ヒンジ１９ｘ，１９ｙやブラケット１９ｚを遊技機本体裏のベース部材に固定するネジは、全て、ロック状態にある各基板ケース１９Ａ，１９Ｂの影やロック機構１９３の影で隠され、ドライバー等は挿入できない構造にしており、セキュリティを万全にしている。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明計数装置を適用した弾球遊技機の正面図。
【図２】図１の平面図。
【図３】投入口周りの通路説明図。
【図４】図１の側面図。
【図５】図１の背面図。
【図６】遊技盤の正面図。
【図７】図６の背面図。
【図８】球循環装置の説明図。
【図９】払出装置の説明図。
【図１０】球送出装置の要部説明図。
【図１１】図１０のＹ−Ｙ断面図。
【図１２】受皿部分の平面的説明図。
【図１３】受皿及び排出装置の断面図。
【図１４】切替機構の正面図。
【図１５】遊技動作を示すフローチャート。
【図１６】図８−Ｉの要部拡大図。
【図１７】図８−ＩＩの要部拡大図。
【図１８】図１６の分解図。
【図１９】発射ソレノイドの分解断面図。
【図２０】同完成断面図。
【図２１】同完成正面図。
【図２２】同完成右側面図。
【図２３】同完成左側面図。
【図２４】球循環装置の第２実施例の説明図。
【図２５】球循環装置のベース側組付完成図。
【図２６】球循環装置のカバー側組付完成図。
【図２７】図１６に対応した発射装置の第２実施例の平面図。
【図２８】図１７に対応した発射装置の第２実施例の正面図。
【図２９】発射装置の第２実施例の組立図。
【図３０】図２８のＸ−Ｘ断面図。
【図３１】図３０のＹ−Ｙ断面図。
【図３２】図３０のＺ矢視側面図。
【図３３】球搬送装置の正面図。
【図３４】図３３のＶ−Ｖ断面図。
【図３５】図３３のＷ−Ｗ端面図。
【図３６】図３３のＲ矢視側面図。
【図３７】図３３のＴ−Ｔ断面図。
【図３８】球磨き装置の説明図。
【図３９】通路構成が異なる弾球遊技機の正面図。
【図４０】払出装置の第２実施形態の説明図。
【図４１】球タンクの第２実施形態の平面図。
【図４２】球タンクの第２実施形態の左側面図。
【図４３】図４０のβ１矢視拡大図。
【図４４】図４３のＹ２−Ｙ２断面図。
【図４５】受皿部分の第２実施形態の平面説明図。
【図４６】受皿及び排出装置の第２実施形態の断面図。
【図４７】図４６のβ２矢視拡大図。
【図４８】受皿部分の第２実施形態の正面説明図。
【図４９】基板ケースまわり平面図。
【図５０】一部断面とした図４９の下面図。
【図５１】ロック機構の断面図。
【符号の説明】
１；発射装置
１Ａ；第１ハウジング、１Ｂ；第２ハウジング
１Ｍ；発射ソレノイド、１Ｍｐ；プランジャ、１ＭＬ；ロッド
１Ｍａ；前部緩衝部材、１Ｍｂ；後部緩衝部材
２；遊技盤、２０；ガイドレール、２Ｒ；ベース部材開口部
３；払出装置、３０；球タンク、３４；払出通路
４；受皿、４８２；スリット、４８３；捕集具
５；排出装置
６；投入口
７；切替機構、７０；回収通路
８；球送出装置、８１；取込口、８２；回転移送体、８３；排出口、
８４；第２の排出口（返却口）、８５；球検出器、８６；第２の球検出器、
８７；返却通路、８２１；駆動モータ、
８２２；移送路、８２３；モータケース、８２４；片持ちスプリング
１１；球循環装置、１２；球送り装置、１７；球搬送装置（球揚送装置）
１１Ｆ；本体ケーシング、１１Ａ；第１主ケース（ベース）
１１Ｂ；展開機構、１１Ｃ；第２主ケース（カバー）
１７Ｓ；搬送スクリュー、１７Ｗ；球止壁、１７Ｃ；球磨き装置
１９Ａ；第１基板ケース、１９Ｂ；第２基板ケース、１９３；ロック機構[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a counting device for game balls used in a game of a ball game machine represented by a pachinko game machine, specifically, a game ball receiving tray, and counting game balls discharged from the receiving tray based on a counting command. The present invention relates to a game ball counting device.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in the gaming machine described in Japanese Patent Laid-Open No. 5-84357, the auxiliary small ball inlet is provided with a ball inlet that counts the player's balls and adds them to the credit separately from the tray. The game balls that are thrown in by hand are counted, so that a game can be played with the brought-in balls.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the auxiliary game ball counting apparatus as described above has a problem that the counting process cannot be speeded up. In addition, it is against the demand for compactness to incorporate existing jet counters as they are at appropriate places on the gift exchange or on the island.
[0004]
It is an object of the present invention to provide a game ball counting device capable of reducing the overall configuration and speeding up the counting process.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The invention described in claim 1 solves the above-mentioned problems, makes the structure more compact, makes sure that the sphere feeding operation can be performed reliably and smoothly, and makes it easier to take in the sphere. for, 10, 12 and 13, as shown in FIG. 44 through 47, comprising a game ball pan (4), the game ball for counting game balls discharged from pan (4) on the basis of the counted instruction The ball delivery device (8) that forcibly sends the game balls to be counted to the discharge path is directly connected to the back of the tray (4). The ball delivery device (8) is connected to the tray (4). And a rotary transfer body (82) for transferring the game balls to be taken in alignment in the rotational direction along the transfer path (822) made of an arcuate path, and the transfer path The intake port (81) is placed below the transfer path (82) below (822). ) At the position of the top of the game ball is provided with a discharge port (83) having an inflow portion and an outlet for the game ball and communicating with the discharge path side, along an arc following the rotation direction of the rotary transfer body (82) The game ball is lifted from the lower side to the upper side, climbed over the top and dropped to the discharge path side to take out the game ball from the discharge port (83). An upstream detection switch for detecting a game ball to be discharged to the discharge path side is disposed at the inflow portion located at the top, while the game ball discharged to the discharge path side is detected at the outlet. A ball that connects the receiving tray (4) and the intake port (81) is provided with a downstream detection switch, and the transfer path (822) formed of an arc-shaped passage is inclined with respect to the horizontal line of the receiving tray (4). Rotating transfer body (82) facing the connection And a motor case (823) having a cylinder portion (82T) in which the drive motor (821) is disposed so as to project to the ball joint path above the rotary transfer body (82) and accommodates the drive motor (821). The guide portion is configured to guide the game ball to the intake port (81) side with the abdominal surface of the cylinder portion (82T) facing the intake port (81) .
[0007]
According to a second aspect of the invention, in order to allow also the return of game balls in the gaming end like in addition to the usual counting game ball, as shown in FIGS. 12 and 47, wherein the inlet (81 ), A second discharge port (84) is provided on the other side in the circumferential direction opposite to the discharge port (83) provided on one side in the circumferential direction, and the rotation direction of the rotary transfer body (82) By switching the above, the game ball is guided from the second outlet (84) to the return passage (87) .
[0011]
According to the third aspect of the present invention, in order to prevent foreign matter other than a regular game ball such as a liquid such as juice or cigarette ash from entering the ball delivery device 8 side, as shown in FIG. 4) A slit (482) opened downward was provided in the ball joint connecting the intake port (81).
[0012]
In the invention according to claim 4, in order to collect foreign substances such as liquid such as juice and cigarette ash, the fallen object from the slit (482) is placed below the slit (482) as shown in FIG. A collector (483) was placed.
[0013]
In the invention according to claim 5, in order to put a foreign substance such as a liquid such as juice or a cigarette ash into a dollar box, for example, as shown in FIG. 46, the collecting tool (483) is provided in the tray (4). It was provided integrally with the component (450) of the ball extraction passage extending from the bottom.
[0015]
According to the sixth aspect of the present invention, as shown in FIG. 46, in order to allow the game ball to be smoothly taken into the rotary transfer body (82) and to prevent clogging of the ball, the rotation is performed in the middle of the transfer path (822). The lower end of the cantilever spring (824) extending in parallel with the axis of the transfer body (82) is allowed to face, and passage of one game ball is allowed.
According to a seventh aspect of the present invention, the cantilever spring (824) is made of a conductive material.
[0016]
[Effects of the invention]
In the first aspect of the present invention, as shown in FIGS. 12, 13, 45 and 46, the ball delivery device 8 is directly connected to the back of the tray 4, so that the overall configuration can be made compact. The counting process can be speeded up by forced ball feeding.
[0017]
In addition, the structure can be further downsized, and the ball feeding operation can be performed reliably and smoothly.
Since the transfer path (822) is inclined with respect to the horizontal line of the tray (4), the rotating transport body (82) can smoothly take in the balls, and loads of a large number of game balls stored in the tray (4) Directly acting on the drive motor (821) can be reduced, and the load on the drive motor (821) can be reduced as much as possible.
The rotary transfer body (82) faces the ball joint that connects the receiving tray (4) and the intake port (81), and the drive motor ( Since 821) is arranged, it is possible to prevent the drive motor (821) from protruding outward from the tray (4), and further compactness can be achieved.
Since the motor case (823) is provided with the guiding portion for guiding the game ball to the intake port (81), the ball can be taken in more smoothly.
[0018]
In the second aspect of the present invention, as shown in FIGS. 12 and 47, the game balls to be transferred are guided to the return passage (87) through the second discharge port (84) by the reverse rotation of the rotary transfer body (82). Therefore, in the portion of the tray (4) , in addition to the normal counting of game balls, the game balls can be returned at the end of the game.
[0022]
In the third aspect of the invention, as shown in FIG. 47, the slit (482) allows foreign matter other than a regular game ball, such as juice liquid or cigarette ash, to enter the ball delivery device (8) side. Can be prevented in advance.
[0023]
In invention of Claim 4 , as shown in FIG. 46, foreign materials, such as liquids, such as juice, and cigarette ash, can be collected with a collection tool (483).
[0024]
Invention of claim 5, wherein, as also shown in FIG. 46, since capturing device (the 483) is provided integrally with the components of the ball vent passage (450), foreign matter ash such liquid or tobacco such as juice Can be placed inside a dollar box, for example.
[0026]
In the invention according to claim 6 , as shown in FIG. 46, the free end below the cantilever spring (824) extending in parallel with the axis of the rotary transfer body (82) is exposed in the middle of the transfer path (822). Since the passage of one game ball is allowed, a large number of stored game balls can be appropriately handled so that the game balls can be smoothly taken into the rotary transfer body (82), and the game balls to be transported can be appropriately played. It is possible to prevent a game ball from being bitten or clogged between the rotary transfer body (82) and the transfer path (822).
In the invention according to claim 7 , since the cantilever spring (824) is made of a conductive material, the static electricity of the game ball can be grounded.
[0027]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In FIG. 1, reference numeral 100 denotes a main body of a ball ball game machine composed of a sealed ball type pachinko game machine, and a ball lending machine corresponding to cash, that is, a cash sand 200 is provided adjacent to the main body. By inserting cash from the bill insertion slot 201 or the coin insertion slot 202, a predetermined number of rental balls are paid out from the gaming machine installation facility side, that is, the island 300, to the tray 4 through the supply nozzle 203, the insertion slot 6, and the insertion passage 64. . For example, if it is 500 yen, 125 balls will be paid out. See step 001 in FIG. Since the slot 6 corresponds to the upper plate of the current machine, it is possible to reduce a sense of incongruity to the player and to have good compatibility with the gaming machine installation equipment side.
[0028]
Instead of the cash sand 200 in FIG. 1, a CR sand having a prepaid card insertion slot may be used. In this case, when the card is inserted, the card remains on the first display unit 111 of the operation unit 110 of the gaming machine body 100. The frequency is digitally displayed, and each time the lending button 120 is pressed, 125 balls for 500 yen are paid out from the island 300 to the tray 4 through the payout device 3 and the payout passage 34 in the gaming machine main body 100. When the return button 130 is pressed, the card is returned from the CR sand. See steps 152-006 in FIG.
[0029]
As shown in FIG. 1, when the automatic supply button 150 or the manual supply button 160 of the operation unit 110 is pressed, the discharge device 5 provided inward in the depth direction of the tray 4 is activated, and the ball of the tray 4 is forcibly discharged to the island 300. Is done. The credit level is increased by a number equal to the number of balls to be discharged and displayed on the third display unit 113 of the operation unit 110. In the case of automatic supply, if the credit is 10 or less, the balls discharged from the tray 4 are automatically counted until the maximum is 250, and the credit is increased. In the case of manual supply, the number of discharged balls is counted only while the manual supply button 160 is being pressed or the number of times the manual supply button 160 is pressed is multiplied by a predetermined multiple, and the credit is also increased within a range of 250 at the maximum. If the credit is 0 by automatic supply and the discharging device 5 is driven for 3 seconds and the ball is not counted and the credit does not increase, the manual supply is switched. See steps 007 to 013 in FIG.
[0030]
Although the total number of the enclosed game balls enclosed in the gaming machine main body 100 of FIG. 1 is 25, it is possible to play using the total number of enclosed game balls according to the credit level. That is, if the credit frequency is 200, for example, the enclosed game ball can be fired 200 times. A ball is launched from the solenoid-type launcher 1 by operating the launch handle 10, and the ball is caused to flow down on the game board 2 provided inside the windshield 2A. Then, the game ball that has become a winning ball or an out ball is circulated to the launching device 1 again. The closed circuit N in which the enclosed game ball circulates in this way is independent of the open circuit O side including the payout device 3, the tray 4 and the discharge device 5 in the path.
[0031]
In FIG. 1, reference numeral 112 denotes a second display unit that displays an error code at the time of trouble occurrence, and reference numeral 140 denotes a clearing button that pays out to the receiving tray 4 a number of balls corresponding to the remaining credit frequency. Reference numerals 121, 131, 141, 151, and 161 are auxiliary display lights that are turned on in synchronization with the button parts when the buttons 120, 130, 140, 150, and 160 are operated. 9 is an ashtray, and 40 is a push-button type ball pulling operation tool for putting the ball of the tray 4 into a dollar box on the player's side.
[0032]
In FIG. 1, 170 is a door-type front cover that covers the front part of the game board 2, 171 is a frame top decoration lamp, 172 is a payout lamp, 173 is a trouble lamp, and 174 to 178 are various symmetrical displays. A lamp 179 is an effect stereo speaker. Reference numerals 181 and 182 denote upper and lower hinges that open the gaming machine main body 100 in a door shape with respect to the fixed frame 180, and 183 allows the door opening of the gaming machine main body 100 by rotating the door key forward and reversely opening the front cover 170. It is a keyhole that allows
[0033]
As shown in FIG. 2, the gaming machine main body 100 is rounded so that the center projects forward when viewed in plan. The ball tank 30 of the payout device 3 has its upper opening facing an unillustrated game ball supply port on the island side. By the way, the island includes a single island in which one gaming machine is installed alone, in addition to the current mainstream collective island in which a plurality of gaming machines are installed side by side.
[0034]
As shown in FIG. 3, the charging port 6 has a jogo-shaped shape, and a charging channel 64 extending from the lower outlet is joined in the middle of the downstream portion of the dispensing channel 34. Therefore, there is only one exit of the game ball passage connected to the tray 4. Thus, since the input passage 64 and the discharge passage 34 are joined and connected to the tray 4, the passage connecting portion to the tray 4 is gathered only at one place, and the structure can be simplified.
[0035]
As shown in FIG. 4, the operation unit 110 is in a backward inclined posture corresponding to the player's looking down line of sight. Each of the auxiliary display rods 121 to 161 provided in the rounded part can be seen from the side.
[0036]
As shown in FIG. 5, on the back side of the gaming machine main body 100, there are a main board 191, a control unit 110, a payout device 3, a discharge device 5, etc. that mainly control a control target around a game board such as a variable symbol display device. A frame substrate 192 to be controlled, a substrate protection device 193 with a locking mechanism that prevents tampering of the CPU and ROM on these substrates, an error display substrate 194 attached to the main substrate, a panel surface terminal plate 195, a frame relay terminal plate 196, and the like Various components such as a power switch 197 and a connection board 198 with a CR sand are provided.
[0037]
In FIG. 5, reference numeral 7 denotes a switching mechanism that switches and communicates the upstream side of the payout passage 34 with a downstream side passage 343 that joins the input passage 64 and a collection passage 70 side that opens to the island 300. Reference numeral 341 denotes an upstream pipe portion of the payout passage 34, and reference numeral 342 denotes a coiled flexible passage connecting the pipe portion 341 and the switching mechanism 7. Reference numeral 11 denotes a ball circulation device for encapsulated spheres, which includes a ball feeding device 12 for sending the encapsulated sphere to the built-in launching device 1 and an upstream passage 13 for guiding the encapsulated sphere to this.
[0038]
As shown in FIG. 6, the game board 2 has a guide rail 20 that guides the enclosed game ball launched from the launcher 1 to the board surface, and a variable design that variably displays three rows of numbers / symbols and various effect designs on the liquid crystal screen. A display device 21, a start winning port 22 for starting its variable display, an auxiliary start winning port 23 also made of an electric tulip, an attacker 24 that is opened when a big hit with all three rows of numbers on the variable symbol display device 21 occurs, The left and right gates 25 for starting the lottery for opening the auxiliary start winning opening 23, the upper and lower left and right general winning openings 26, the panel side lamp 27, the six windmills 28, and the out opening 29 are provided.
[0039]
The variable symbol display device 21 of FIG. 6 has a 10-inch liquid crystal large screen 210 so that the symbols can be seen through the back of the game board 2 made of a transparent resin plate. Although illustration is omitted, a large number of nails including the portion of the large liquid crystal screen 210 are struck on the game board 2.
[0040]
As shown in FIG. 7, on the back of the game board 2, a collective basket 220 for collecting the winning balls 22, 23, 26 and winning balls to the attacker 24 is provided. The ball that has won the general winning opening 26 is released to the collective basket 220 through the respective downstream baskets 221 to 224. Staggered protrusions 225 that reduce the flow velocity of the sphere are provided on the flow rods 221 and 224 at both ends of the long flow span. The balls that have won the start winning ports 22 and 23 pass through the start port switch b1 from the downstream rods 226 and 227, and are then released to the collective rod 220. The ball that won the attacker 24 passes through the ten-count switch b2, and is then released from the falling rod 228 to the collecting rod 220.
[0041]
The balls collected in the collective basket 220 of FIG. 7 fall into the board surface discharge ball passage 14 of the ball circulation device 11 after passing through the winning ball detection switch b3. The ball of the out-port 29 falls from the flow basin 229 to the board discharge ball passage 14 as it is.
[0042]
The ten-count switch b2 in FIG. 7 has a function of closing the attacker 24 when the number of winning balls to the attacker 24 reaches 10, and among the maximum opening time 30 seconds of the attacker 24, 5 seconds at the beginning of the opening, 15 seconds after the opening. If there is even one ball in the V winning timing set to 5 seconds of ˜20 seconds, the attacker 24 has a function of reopening up to a maximum of 16 repetitions. The number of winning balls per winning ball to the attacker 24 and the general winning opening 26 is set to 13, and the number of winning balls per winning ball to the start winning ports 22 and 23 is set to 5.
[0043]
FIG. 8 shows details of the ball circulation device 11. The base 11A includes a launcher 1 having a launch solenoid 1M, a pair of front and rear shot ball detection switches 15, a return ball detection switch 16 that detects a ball that returns without reaching the game board surface, a ball transport motor 17M, and a transport screw 17S. Is provided. A cover 11C that can be folded and unfolded on a base 11A via a deployment mechanism 11B is connected to a ball feed device 12 having a ball feed solenoid 12M and a slider 12S, an upstream passage 13, and an upstream passage 13 to the ball feed device 12. A ball passage switch 18 for detecting a sphere, a board discharge ball passage 14, and a downstream passage 19 communicating therewith are provided.
[0044]
In FIG. 8, the flow of the sphere is as follows.
(1) The sphere in the upstream passage 13 flows to the ball feeder 12.
{Circle around (2)} The ball feed solenoid 12M is sent to the launching device 1 by the operation.
(3) By the operation of the firing solenoid 1M, the firing ball detection switches 15 and 15 are fired to the board surface.
{Circle around (4)} Out balls or winning balls that have fallen into the board discharge ball passage 14 flow from A to B through the downstream passage 19.
{Circle around (5)} The ball that has flowed to B is guided to the screw lower end position C of the ball transfer device 17 and is raised to the screw upper end position D by the operation of the ball transfer motor 17M.
(6) The ball that has risen to D returns from E to the upstream passage 13.
(7) The return ball that does not reach the board surface passes through the return ball detection switch 16, passes from F to G, joins with the board surface discharge ball, and flows to B.
[0045]
When the ball passage switch 18 in FIG. 8 cannot detect a ball for a certain period of time, it is regarded as occurrence of a ball clogging in the circulation path, and an error state is set. The ball feeding device 12 and the launching device 1 are driven by the turning operation of the launching handle 10, and when the launching ball detection switch 15 detects the launching ball and the return ball detection switch 16 does not detect the return ball, the credit count is counted down. (See Steps 014 to 019 in FIG. 15). When the credit becomes 0, the enclosed ball launching device 1, the ball feeding device 12, and the ball transporting device 17 are stopped, and the game is finished (step 020).
[0046]
A detailed operation description of the ball feeding device 12 of FIG. 8 is as follows.
(1) The sphere flowing through the upstream passage 13 is stopped by the slider 12S.
(2) The slider 12S is raised by the suction operation of the ball feed solenoid 12M.
(3) As the slider 12S rises, the sphere enters the slider 12S.
(4) By stopping energization to the ball feed solenoid 12M, the slider 12S descends and returns to the normal state, and the internal ball is discharged.
[0047]
A detailed operation description of the ball transport device 17 of FIG. 8 is as follows.
[1] The sphere that has passed through the downstream passage 19 is guided to the lower end C of the conveying screw 17 </ b> S of the sphere conveying device 17.
[2] The sphere is raised by the rotation of the screw 17S.
[3] The sphere that has risen to the outlet D is pushed out by the teeth of the screw 17 </ b> S and flows into the upstream passage 13.
During the operation of the launching device 1, the screw 17S is always rotating.
[0048]
In FIG. 8, 11D is a receiving hole for a stopper for locking the cover 11C to the base 11A in a folded state, and 11E is a terminal plate for relaying signals from the launching device 1, the ball feeding device 12, the ball transporting device 17, and the like.
[0049]
FIG. 9 shows details of the dispensing device 3. A ball breakage detection switch 31 is provided on the rear surface of the bottom of the upstream side of the ball tank 30. A rotary ball delivery device 8 having the same structure as the discharge device 5 is attached to the downstream end of the ball tank 30 with its axis inclined. The ball delivery device 8 has a game ball take-in port 81 communicating with the tank 30 by a guide body 810 fitted into the claw 32 at the bottom of the tank, and a groove for transferring the game ball to be taken along the arc-shaped passage 822 by driving the motor 821. A rotating disk 82 with 820 is provided.
[0050]
As shown in FIG. 10, the ball delivery device 8 transfers the game from the ball tank 30 to the one side end of the arc-shaped passage 822 along with the counterclockwise rotation (forward rotation) of the rotary disk 82. A discharge port 83 for discharging the ball to the discharge passage 34 is provided. The other end portion of the arc-shaped passage 822 is also provided with a return port 84 for discharging game balls staying upstream of the discharge port 83 in accordance with the clockwise rotation (reverse rotation) of the rotating disk 82 in the clockwise direction. Since the payout device 3 does not perform reverse rotation, the return port 84 is unused.
[0051]
As shown in FIG. 11, an upstream side detection switch 85 and a downstream side detection switch 86 for detecting the passage of the game ball are provided before and after the discharge port 83 of the ball delivery device 8.
[0052]
As shown in FIGS. 9 to 11, the operation of the dispensing device 3 is as follows.
(1) The game balls supplied from the island 300 to the ball tank 30 flow down to the intake port 81 due to the gradient of the tank 30.
(2) The game ball that has flowed down to the intake port 81 is stored in the groove 820 of the rotating disk 82 or above.
(3) When paying out a game ball as a prize ball, a current is supplied to the motor 821 so that the rotating disk 82 rotates counterclockwise (forward rotation).
(4) The game ball that has entered the groove 820 of the rotating disk 82 moves along with the rotation of the disk 82 and passes over the upstream side detection switch 85. (When the predetermined number of game balls is counted by the upstream detection switch 85, the motor 821 is stopped.)
(5) The game ball that has passed through the upstream side detection switch 85 falls to the discharge port 83. In the middle of this, a downstream detection switch 86 is provided, and the number of prize balls paid out by the game balls counted by these two switches is obtained. Thus, when the enclosed game ball is won, a predetermined number of prize balls are paid out to the tray 4 (see steps 021,022 in FIG. 15).
{Circle around (6)} When the ball breakage detection switch 31 of the ball tank 30 stops detecting the storage of the tank 30, the payout of the prize ball is stopped.
[0053]
FIG. 12 shows details of the tray 4 portion. At the bottom of the tray 4, a ball outlet 41 for drawing a ball into the dollar box is opened, and a ball removal slider 42 is provided so as to open and close it. The pin 43 protruding from the back surface of the slider 42 is received in the elongated hole 442 of the crank 44 that swings around the shaft 441 by the advancement / retraction of the ball removal operation tool 40. When the ball pulling operation tool 40 is pushed in, the slider 42 moves to open the ball pulling hole 41. Due to the gradient of the bottom of the tray 4, the game ball passes from below the ball pulling hole 41 to the inside of the dollar box via the lower passage 45 connected thereto. Is dropped. When the ball removal operation tool 40 is pushed in, the ball removal detection switch 46 is operated by the small protrusion 443 of the crank 44.
[0054]
As shown in FIG. 12, in the back of the saucer 4, four compartments of the sphere suction ports 47 that are allowed to pass only one sphere by the partition 470 are opened, and the partition 480 is provided below the sphere suction port 47. Four rows of inclined guide rails 48 are provided. The game balls that flow down on the rails 48 are guided to the discharge device 5. The reason why each of the sphere suction ports 47 has a partition structure that allows only one sphere to pass is to prevent a go-to action such as insertion of an illegal sphere.
[0055]
As shown in FIG. 13, the same rotary type ball delivery device 8 as that used in the dispensing device 3 is adopted for the discharging device 5. The guide body 810 connected to the game ball take-in port 81 is fitted into the lower end claw 49 of the guide rail 48. Although the structure is basically the same as in FIGS. 10 and 11, in the ball delivery device 8 used in the discharge device 5, the outlet of the discharge port 83 is opened to the island 300 as it is. In addition, the game ball staying upstream of the discharge port 83 can be returned from the return port 84 by reversing the rotary disk 82, and the outlet 870 of the return passage 87 extending from the return port 84 is connected to the ball outlet 41. It arrange | positions adjacent to the downward channel | path 45 in the downward vicinity.
[0056]
Thus, since the discharging device 5 has a rotary structure by rotating the rotating disk 82, the game balls can be smoothly discharged forcibly and the rotating disk 82 can be transferred upstream of the discharge port 83 by reversing the rotating disk 82. The game balls accumulated in the route can be returned from the return port 84 to the player. Furthermore, the staying ball returned from the return passage 87 and the game ball pulled out from the ball outlet 41 of the tray 4 can be received from the same position, so that the ball can be satisfactorily removed to the dollar box or the like.
[0057]
In FIG. 13, reference numeral 421 denotes a guide bar integrated with the ball removal slider 42, and 422 denotes a spring that receives one end of the guide rod 421 and biases the ball removal slider 42 in the closing direction.
[0058]
As shown in FIG. 13, the credit-up operation by forward rotation of the discharge device 5 is as follows.
(1) When a game ball is thrown into the tray 4, the game ball flows down to the suction port 47 due to the gradient of the tray 4.
(2) The game ball passes through the suction port 47 and then reaches the intake port 81 through the guide rail 48.
(3) The game ball is stored in the groove 820 of the rotating disk 82 or above.
(4) When performing credit up by counting the number of game balls, a current is supplied to the motor 821 so that the rotating disk 82 rotates counterclockwise (forward rotation).
(5) The game ball that has entered the groove 820 of the rotating disk 82 moves along with the rotation of the disk 82 and passes above the upstream side detection switch 85 (see FIGS. 10 and 11). (When the predetermined number of game balls is counted by the upstream detection switch 85, the motor 821 is stopped.)
(6) The game ball that has passed through the upstream side detection switch 85 falls to the island 300. In the middle of this, a downstream detection switch 86 is provided, and the number of game balls counted by these two switches is credited.
[0059]
As shown in FIG. 12, the return of the remaining sphere and the sphere on the guide rail 48 due to the reverse rotation of the discharge device 5 is as follows.
(1) When the ball removal operation tool 40 is pushed in, the crank 44 rotates.
{Circle around (2)} The ball removal detection switch 46 is operated by the rotation of the crank 44, and current is supplied to the motor 821 so that the rotating disk 82 rotates rightward (reversely).
(3) The game ball that has entered the groove 820 of the rotating disk 82 moves along with the rotation of the disk 82 and falls from the return port 84 to the return passage 87.
(4) The game ball flows down due to the gradient of the return passage 87, joins with the lower passage 45 connected to the lower part (dollar box) of the tray 4 and is returned.
[0060]
In this way, when the ball removal operation tool 40 is operated and the balls stored in the tray 4 are pulled out, the staying balls can be returned automatically by reversing the rotating disk 82 in conjunction with the operation.
[0061]
As described above, the ball return to the dollar box can be arbitrarily performed when the number of balls stored in the tray 4 increases (step 023 in FIG. 15), and after the game is finished, the clearing button 140 is pressed to pay out the credit to the tray 4 and then continue. By doing so, all the balls of the tray 4 can be collected at hand (steps 024 to 027). In addition, once paying out the credit amount to the tray 4 and resuming the game, the game is moved to the island 300 side by pressing the automatic supply button 150 or the manual supply button 160 without operating the ball pulling operation tool 40. The ball can be discharged and credits can be increased again.
[0062]
FIG. 14 shows details of the switching mechanism 7. The base 7A includes a primary side passage 71 continuous with the upstream flexible passage 342 of the payout passage 34, a circular selector chamber 72, a secondary right passage 721 continuous with the downstream side passage 343 of the payout passage 34, and a recovery passage 70. A continuous secondary left passage 722 is formed and covered with a cover 7B covering the top. The selector chamber 72 is provided with a selector 74 that is integrated with the back of the disk 73 that rotates about the shaft 730. By tilting the knobs 75, 75 on the front surface of the disk 73 left and right, the primary passage 71 is opened. The communication is switched to either the right side passage 721 or the left side passage 722 on the secondary side.
[0063]
In FIG. 14, 740 is a symmetrical recess provided on the base 7A side that receives the tip of the selector 74, 750 is a pair of upper and lower openings provided on the cover 7B side that allows the knob 75 to rotate within a predetermined range, and 76 is Four positioning recesses provided on the base 7A, 77 a left positioning latch with a switch operating piece 770 provided on the disc 73, and 78 a right positioning latch provided on the disc 73.
[0064]
The state of FIG. 14 shows a normal state in which the upstream side of the payout passage 34 is connected to the downstream side. At this time, the changeover detection switch 79 attached to the side of the disk 73 is in an OFF state. When the knob 73 is turned to rotate the disc 73 and the primary passage 71 is connected to the recovery passage 70, the latching positions of the latches 77 and 78 change, and the switch operation piece 770 of the left positioning latch 77 changes the switch detection switch. In conjunction with this, the motor 821 of the ball delivery device 8 in the payout device 3 is driven to rotate forward, so that the game balls accumulated in the ball tank 30 are automatically collected on the island 300.
[0065]
At this time, since the game ball on the side of the insertion passage 64 is not collected, there is no unexpected damage to the player side. Further, since the payout device 3 is driven in conjunction with the switching to the collection passage 70 side, the game ball can be collected easily by one operation with the switching mechanism 7. Furthermore, since the game ball paid out from the payout device 3 reaches the switching mechanism 7 through the coil-shaped flexible passage 342, the path configuration connecting the payout device 3 and the switching mechanism 7 can be simplified, and the coil is flexible and coiled. The falling ball can be decelerated or the like by the internal passage formed in the shape, the collision with the switching mechanism 7 can be reduced, and the mechanism can be protected.
[0066]
In FIG. 14, 350 is an overflow detector that detects when the tray 4 overflows and the ball of the payout passage 34 stays without flowing, and is a pendulum type facing the inside of the secondary right passage 721. It has a detection piece 351 and a switch 352 that is turned on and off by its movement. When an overflow is detected, the dispensing device 3 is forcibly stopped.
[0067]
In the above, the game ball is supplied and discharged between the closed circuit N that circulates a total number of enclosed game balls according to the credit level between the launching device 1 and the game board 2 and the game machine installation equipment side. An open circuit O is provided independently, and the open circuit O is a payout device 3 that sequentially pays out winning balls by winning on the game board 2, a receiving tray 4 that stores paid-out gaming balls, and a gaming ball that is stored in the receiving tray 4 A controller that includes the discharge device 5 that discharges to the installation facility side and updates the credit frequency based on the number of balls to be discharged is provided. In addition, that the closed circuit N and the open circuit O are independent means that the game balls of both circuits do not interfere with each other and do not mix in a normal gaming state. The controller is constructed using, for example, a microcomputer on the main board 191 or the frame board 192.
[0068]
According to the above, the player can enjoy the game by firing the enclosed game ball from the launching device 1 toward the game board 2 as many times as the number of credits currently held. When a prize is generated on the game board 2, prize balls are sequentially paid out from the payout device 3 to the tray 4. For this reason, the player can get a real feeling of playing every time the game progresses. When the credit frequency decreases due to consumption of the enclosed game balls, the game balls stored in the tray 4 are discharged to the gaming machine installation equipment side by the discharge device 5. Then, the credit level is updated based on the number of balls to be discharged, and the game with the enclosed game ball can be continued.
[0069]
In addition, the payout device 3, the tray 4 and the discharge device 5 are on an open circuit O for supplying and discharging game balls to and from the gaming machine installation facility side, and the payout can be performed by a supply ball from the gaming machine installation facility side. It can cope well with large numbers of balls such as jackpots. In addition, the game ball paid out to the tray 4 can be directly obtained by the player, and can be put in a dollar box or the like. Furthermore, the credit count can be updated by discharging the game balls in the tray 4, and it is possible to flexibly deal with replays using the acquired balls or brought-in balls. Of course, only the enclosed game ball that is isolated from the outside independent of the open circuit O side circulates on the game board 2, so it is clean and less troublesome, and can improve anti-got measures. It is made use of.
[0070]
In step 022 of FIG. 15, every time there is a prize, the prize ball is paid out to the tray 4, but instead of step 022, priority is given to credit increase by the prize ball as shown in steps 122 and 222. Then, when the credit reaches the upper limit value 250, a prize ball exceeding this value may be paid out to the tray 4.
[0071]
In this way, it is possible to secure a certain range of credit frequency by compensating for a decrease in credit frequency that decreases each time the encapsulated game ball is fired, and avoid situations where the credit frequency becomes zero and the continuous game stops. If the credit frequency reaches the upper limit value (step 222 in FIG. 15), the prize balls exceeding the upper limit value are sequentially paid out from the payout device 3 to the tray 4. For this reason, when there is a certain amount of balls, the player can obtain a real feeling of the balls according to the progress of the game.
[0072]
FIG. 16 is an enlarged view around the launching device 1 in FIG. 8I. The launching device 1 includes a base 11A as a first main case of the ball circulation device 11 and a cover 11C that can be folded and unfolded. The interior is completely sandwiched between the two. The base 11A and the cover 11C constitute a main body casing 11F of the ball circulation device 11, and the base 11A has a launch for guiding the ball P launched from the launch solenoid 1M to the guide rail 20 (see FIG. 6) on the game board 2 side. A ball outlet passage 11G is provided. In this way, the entire launching device 1 is completely placed inside the casing 11F having the launching ball lead-out passage 11G, so that the impact sound accompanying the launch of the ball is reduced from being transmitted to the outside.
[0073]
In addition to the launching device 1 clearly shown in FIG. 16, the ball feeding device 12 and the ball transporting device 17 (see FIG. 8) are also comfortably housed between the base 11A and the cover 11C to further reduce noise. . Further, these devices 1, 12, and 17 having driving units such as a launch solenoid 1M, a ball feed solenoid 12M, and a ball transport motor 17M are assembled in a main body casing 11F of the ball circulation device 11 to form a unit, thereby handling the whole. In addition to facilitating maintenance, appropriate vibration is applied to the main body casing 11F of the ball circulation device 11 so that the enclosed game ball flows smoothly in the upstream passage 13 and the internal ball passage.
[0074]
FIG. 17 is an enlarged view around the firing device 1 in FIG. 8-II. The firing solenoid 1M is sandwiched between a first housing 1A and a second housing 1B having a half structure (see FIG. 16) covering the outside. The flange portions 1Af and 1Bf of the housings 1A and 1B are brought into contact with each other and attached to the base 11A with a plurality of screws 1N. Each housing 1A, 1B is formed of a transparent member such as transparent ABS so that the state of the internal firing solenoid 1M can be clearly understood. Furthermore, circular vent holes 1Ah and 1Bh for releasing heat generated from the firing solenoid 1M are opened in the large central semi-cylindrical portions 1Am and 1Bm of the housings 1A and 1B.
[0075]
FIG. 18 shows the housings 1A and 1B having a halved structure of the firing solenoid 1M shown in FIGS. 16 and 17 more clearly. The cylindrical case 1MLK of the firing solenoid 1M is inside the central semi-cylindrical portions 1Am, 1Bm of the housings 1A, 1B, the front bearing 1Mt of the rod 1ML is inside the front semi-cylindrical portions 1At, 1Bt, and the rear part of the rod 1ML. The bearings 1Mr are housed in the rear semi-cylindrical portions 1Ar and 1Br, respectively. A tip 1M made of a tapered rubber for hitting a ball is attached to the tip of the rod 1ML. In this case, the gun parts 1Ag and 1Bg having a halved structure are provided at the front ends of the housings 1A and 1B. However, for example, the gun parts may be provided only on the first housing 1A side.
[0076]
FIG. 19 shows an assembly drawing of the firing solenoid 1M. A metal cylindrical case 1MK is fitted over the outside of the bobbin 1MB that interposes the stator winding 1Mf. A plunger 1Mp coupled with a rod 1ML is inserted into the bobbin 1MB. On the front side of the plunger 1Mp, a return coil spring 1Mc and a front cushioning member 1Ma are interposed, and the engagement holes 1Mz of the front bearing 1Mt are fitted to the four front latch legs 1Mi integrated with the bobbin 1MB. It is stopped. A rear buffer member 1Mb is interposed on the rear side of the plunger 1Mp, and the locking holes 1Mw of the rear bearing 1Mr are fitted and locked to the four rear latch legs 1Mj integrated with the bobbin 1MB.
[0077]
In FIG. 19, 1Mn and 1Ms are magnetic pole end plates at both ends of the winding of the bobbin 1MB. The front side of the rod 1 is a cylinder, but the rear side is a non-cylinder provided with a flat portion 1Mu on one side, and this is inserted into the D-shaped through hole 1Md of the rear bearing 1Mr. This prevents the plunger 1Mp from rotating and stabilizes its forward / backward movement.
[0078]
FIG. 20 is a completed cross-sectional view of the firing solenoid 1M. Here, the bobbin 1MB and the bearings 1Mt, 1Mr are made of a hard synthetic resin material so that the shaft centers of the rod 1ML and the plunger 1Mp are not shaken. On the other hand, the buffer members 1Ma and 1Mb on both the front and rear sides are made of a soft material such as rubber, so that the impact associated with the forward and backward movement of the plunger 1Mp is absorbed and relaxed by its elastic deformation, so that further noise reduction can be achieved. ing.
[0079]
In FIG. 21, 1Me is a lead wire connected to the stator winding 1Mf, and is taken out from the notch 1My of the rear buffer member 1Mb as shown in FIG. As shown in FIG. 22, there is no lead wire from the front cushioning member 1Ma side, but in order to facilitate material and assembly management, the front cushioning member 1Ma is also provided with a notch 1Mx for common parts. Of course, there is no functional problem. The lead wire 1Me is taken out from the notch 1Bq of the rear semi-cylindrical portion 1Br of the second housing 1B shown in FIG.
[0080]
24 to 26 show details of the second embodiment of the ball circulation device 11. The base 11A, which is the first main case of the main casing 11F, is attached to the back side of the gaming machine main body 100, as in FIG. 8 (see FIG. 5).
[0081]
As shown in FIGS. 24 and 25, the base 11A includes a launching device 1 having a launching solenoid 1M, a launching ball outlet passage 11G, a pair of front and rear launching ball detection switches 15 (15a, 15b), and without reaching the game board surface. A return ball collection passage 11H for collecting the returning ball, a return ball detection switch 16 for detecting the return ball, a plate-like launch ball, and a return ball cover 11J are provided, and the launch-related mechanisms are integrated. The launch ball and return ball cover 11J are detachably attached to the base 11A by means of sharp triangular hook-shaped locking claws 11K located on three sides and two positioning pins 11L in the plane.
[0082]
In FIG. 24, the cover 11C, which is the second main case of the main casing 11F, is folded into a folded state (normal use state) overlaid on the base 11A by the rotation type deployment mechanism 11B, and the interior of each other is externally exposed. The position can be freely changed to the expanded state corresponding to inspection / cleaning. Unlike the base 11A side where the firing related mechanism parts are gathered, the ball circulation mechanism part is gathered on the cover 11C side. As described above, the independent functions are aggregated in each of the two main cases 11A and 11C, thereby facilitating assembly and maintenance.
[0083]
As shown in FIGS. 24 and 26, on the front side of the cover 11C, there is an upstream passage 13 made of an inclined passage, its passage cover 11M, and an excess sphere discharge passage 11N that discharges excess spheres in the closed circuit N to the island 300. And the passage cover 11P is provided. The upstream passage cover 11M is detachably attached to the cover 11C by a pair of upper and lower outer protruding claws 11Q and a hooking claw 11R that hooks the upstream protruding claws 11Q. The discharge passage cover 11P is detachably attached to the cover 11C with three sharp triangular hook-shaped locking claws 11S and locking holes 11T and two positioning pins 11U.
[0084]
In FIGS. 24 and 26, inside the cover 11C, a ball transport device 17 having a ball transport motor 17M, a speed reducer 17m, and a transport screw 17S, and a ball path for detecting a ball from the upstream path 13 to the ball feeder 12 A switch 18, a slanted communication path 11V that is folded back to communicate with the upstream path 13 and a ball feed path case 11W having a board surface discharge ball path 14 and a downstream path 19 that communicates with the board surface discharge ball path 14 and the return ball collection path 11H. A downstream passage case 11X, a ball feeding solenoid 12M, a ball feeding device 12 having a slider 12S, and a ball feeding case 11Y for holding the ball feeding device 12 are provided.
[0085]
24 and 26, the ball conveying device 17 is attached to the inside of the cover 11C with screws at three locations. The ball feed passage case 11W is detachably attached to the inner side of the cover 11C by four sets of sharp triangular hook-shaped locking claws 11Z and locking holes 11a, and two sets of positioning cylindrical bosses 11b and receiving holes 11d. . The downstream passage case 11X is detachably attached to the back side of the ball feed passage case 11W by two sharp triangular hook-like locking claws 11e, a locking hole 11f, and two positioning pins 11g. The ball feed case 11Y is attached to and detached from the back side of the ball feed passage case 11W by an upper sharp triangular hook-shaped locking claw 11h and locking hole 11i, a lower L-shaped claw 11j and a hooking hole 11m, and two positioning pins 11n. Install freely.
[0086]
In FIG. 24, the flow of the sphere is as follows.
(1) The sphere in the upstream passage 13 flows to the ball feeder 12 through the communication passage 11V.
{Circle around (2)} The ball feed solenoid 12M is sent to the launching device 1 by the operation.
(3) By the operation of the launch solenoid 1M, the launch ball detection switches 15a and 15b are passed and fired onto the board surface.
{Circle around (4)} Out balls or winning balls that have fallen into the board discharge ball passage 14 flow from A to B through the downstream passage 19.
{Circle around (5)} The ball that has flowed to B is guided to the screw lower end position C of the ball transfer device 17 and is raised to the screw upper end position D by the operation of the ball transfer motor 17M.
(6) The ball that has risen to D returns from E to the upstream passage 13.
(7) The return ball that does not reach the board surface passes through the return ball detection switch 16 from the return ball collection passage 11H, passes from F to G, merges with the board surface discharge ball in the downstream passage 19, flows to B, and the out ball As with the winning ball, the ball transport device 17 moves up to the screw upper end position D.
[0087]
In FIG. 24, the function of the ball passage switch 18, the credit countdown, the operation of the ball feeding device 12, the operation of the launching device 1, the operation of the ball transport device 17 and the like are the same as those described above with reference to FIG. is there. 8 and 24 is a proximity switch that senses whether or not a game ball is present on the detection end face across a wall. The base 11A and cover 11C, launch ball and return ball cover 11J, upstream passage cover 11M, discharge passage cover 11P, ball feed passage case 11W, downstream passage case 11X, and ball feed case 11Y are transparent members such as transparent ABS. The circulation state of the enclosed enclosed game ball can be easily visually confirmed.
[0088]
24 and 26, the ball transport device 17 constitutes a ball lifting device 17 that lifts the lower ball upward. By providing such a ball lifting device 17, it is possible to secure a sufficient drop in the ball path between the board surface discharge ball (winning ball, out ball) and return ball in the ball circulation device 11, and the flow of the ball is smooth. In addition, since the balls once gathered below are lifted and guided to the launching device 1, the balls can be stably supplied to the launching device 1. Note that such a ball transport device 17 is not limited to a sealed type, but is a mechanism that automatically guides the return ball to the launching device, for example, instead of releasing the return ball due to failure to hit in a normal gaming machine. It can also be applied to. In this case, it is possible to save the trouble of re-inserting the ball into the upper plate by hand from the lower plate.
[0089]
The upstream passage 13 and the communication passage 11V in FIGS. 24 and 26 are composed of inclined passages for aligning the enclosed game balls before being led to the launching device 1 through the ball feeder 12, but at the same time in the closed circuit N A ball storage permitting unit that temporarily stores a predetermined number of enclosed game balls, for example, 25 balls P, is configured. That is, the upstream passage 13 and the communication passage 11V can hold a maximum of 25 balls P in this example. The allowable number may be 25 or more (for example, 30) or less.
[0090]
As shown in FIG. 26, at the inlet of the upstream passage 13, that is, at the outlet of the ball transfer device 17, a ball having a width of approximately one sphere and a depth of less than one and a half to two balls. A transfer rod 13J is provided, and an overflow distributing body 13W is provided on the anti-upstream passage 13 side of the ball transfer rod 13J, which allows over-filled game balls exceeding the allowable storage number (25 in this example). The inlet side of the excess ball discharge passage 11N is adjacent to the distribution body 13W.
[0091]
As shown in FIG. 26, when the enclosed game ball is excessively enclosed in the closed circuit N at the time of inspection / cleaning or the like, a maximum of 25 enclosed game balls P are always in the upstream passage 13 and the communication passage 11V. If it is to be stored, the new ball P transported from the ball transport device 17 gets over the overflow sorter 13W and is discharged to the island 300 through the excess ball discharge passage 11N. This automatically corrects overfilling. The excess passage number correcting means is configured by the upstream passage 13 and the communication passage 11V, which are ball storage allowing portions, and the excess ball discharge passage 11N. This corrective means automatically corrects over-encapsulation, so from the opposite view, the staff does not need to strictly count the specified number at the time of inspection, etc. Can be improved.
[0092]
The state shown in FIG. 26 occurs not only in the overfilling but also in the case where clogging occurs in the upstream passage 13 and the communication passage 11V. Also in this case, when the sphere accumulates up to the entrance of the upstream passage 13, the new sphere P transported from the sphere transport device 17 gets over the overflow distribution body 13W, and reaches the island 300 through the excess sphere discharge passage 11N. Discharged. As a result, it is possible to suppress the balls from being accumulated steadily on the upstream side of the ball clogging occurrence site and the occurrence of new ball biting and the like. Therefore, the excessive ball count correcting means also serves as a ball clogging countermeasure means.
[0093]
In FIG. 26, when the ball transfer rod 13J is clogged with dust or bite, and a failure occurs in the ball transfer from the ball transfer device 17 to the ball transfer rod 13J, the ball transfer device 17 is transferred from the ball transfer device 17. The new sphere P coming over the overflow allotment 13W is discharged to the island 300 through the excess sphere discharge passage 11N. As a result, it is possible to prevent an accident in which an excessive load is applied to the ball transport device 17 or the passage is damaged due to excessive pushing of the ball. Therefore, the excessive ball number correcting means also serves as a ball inheritance failure countermeasure means from the ball conveying device 17.
[0094]
FIG. 27 is a plan view around the launching device 1 of the second embodiment, and FIG. 28 is a front view thereof, corresponding to FIGS. 16 and 17 of the first embodiment, respectively. This is basically the same as the first embodiment described with reference to FIGS. 16 and 17. However, as shown in FIG. 27, only the first housing 1A having a halved structure is provided with a gun section 1AG having a cylindrical outer surface of approximately three quarters. In addition, a V-shaped launch rail 1R made of a steel plate or the like is installed at the bottom of the gun portion 1AG to reduce wear and the like.
[0095]
FIG. 29 shows an assembly drawing of the launching device 1, which uses the same firing solenoid 1M as shown in FIGS. 19 to 23, and sandwiches it between the first and second housings 1A and 1B having four halves and four screws 1N. It is attached to the base 11A.
[0096]
As shown in FIGS. 30 to 32, the base 11 </ b> A is provided with a recess 1 </ b> W that receives the outside of the first housing 1 </ b> A of the launcher 1 and a screw boss 1 </ b> Y that receives the cylindrical seat 1 </ b> X of the first housing 1 </ b> A.
[0097]
33 to 37 show details of the ball transport device 17. The conveying screw 17S is housed between the first screw case 17A and the second screw case 17B. The two cases 17A and 17B are freely disassembled by four sets of sharp triangular hook-shaped locking claws 17F and fitting holes 17H into which the hooks are inserted. A ball transport path 17G extending from the ball inlet 17J to the ball outlet 17Q is formed inward of the two cases 17A and 17B. The conveying screw 17S is integrally provided with an inner shaft 17D at the center, and both ends are supported by bearings 17R and 17T. The reduction gear 17m and the ball transport motor 17M are attached via a motor bracket 17Z, and are connected to the shaft 17D by a joint adapter 17U. A ball stop wall 17W is provided between the screws near the outlet so that the ball can be smoothly discharged from the ball outlet 17Q by preventing the ball from being caught on the shaft end side. The discharged ball P is opened to a ball transfer rod 13J located at the entrance of the upstream passage 13 (see FIG. 26). Reference numerals 17a and 17b denote attachment seats for attaching the cases 17A and 17B to the cover 11C. The whole is made of a transparent member such as transparent ABS. The rotation speed of the conveying screw 17S is about 200 rpm when the output of the ball conveying motor 17M is reduced to 1/15 by the reduction gear 17m.
[0098]
FIG. 38 shows a ball polishing device 17C that is detachably attached to the ball transport device 17, and includes a semi-cylindrical filter case 17f, an outlet case 17e in which the corresponding part of the ball outlet 17Q is opened straight, and a first screw case. A locking piece 17t that locks on the protrusion 17r provided on the 17A side mounting seat 17a and a lever piece 17g that hooks on a stop hole 17h provided on the first screw case 17A are integrated. A filter case such as a nonwoven fabric, sponge, or soft rubber is placed in the filter case 17f and is periodically replaced. Since the ball polishing device 17C is a dirty portion, it is formed of, for example, black ABS.
[0099]
The gaming machine shown in FIG. 39 is provided with the introduction passage 64 extending from the insertion opening 6 to the tray 4 and the dispensing passage 34 extending from the dispensing device 3 to the tray 4 independently without being joined, and each outlet is provided at the depth of the tray 4. It has a passage structure that is displaced inward and leftward and rightward in the direction. An input passage 64 is disposed on one side in the width direction of the gaming machine main body 100, that is, the left side when viewed from the front of the gaming machine, and a payout passage 34 is disposed on the other side, that is, the right side.
[0100]
As described above, the game ball in the input passage 64 and the game ball in the payout passage 34 are independently opened to the receiving tray 4 from different outlets, and there is no joining portion in the ball path leading to the receiving tray 4. And each game ball of the payout passage 34 can be smoothly guided to the tray 4. In addition, since the input passage 64 and the payout passage 34 are arranged separately on one side and the other side in the width direction of the gaming machine main body, it is possible to secure a large board installation space and a back mechanism installation space in the center in the width direction of the gaming machine main body. , Can make the back structure coherent.
[0101]
As shown in FIG. 40, the payout device 3 includes a ball tank 30 for storing game balls, as in the first embodiment of FIGS. 9 to 11 described above, and pays out a predetermined number of game balls based on a payout command. The ball delivery device 8 that forcibly delivers the game ball to be paid out to the payout passage 34 is directly connected to the ball tank 30. As a result, the long ball alignment rod extending from the conventional ball tank is abolished to save space, and the ball delivery device 8 is not forced to use the gravity drop as in the conventional method. By paying out by a simple ball feed, the speeding up of the payout operation is attempted, and it is possible to deal with a large number of balls at a big hit and the like with good followability.
[0102]
Similarly to the first embodiment, the ball delivery device 8 includes a take-in port 81 that communicates with the ball tank 30 and a rotary transfer body that transfers a game ball to be taken in a rotation direction along a transfer path 822 formed by an arcuate path. 82, a rotary type having a discharge port 83 for discharging a game ball to be transferred to the payout passage 34; In this way, the ball delivery device 8 is of a rotary type, so that the configuration can be made more compact and the ball delivery operation can be performed reliably and smoothly. As in the first embodiment, the intake port 81 is connected to the inside of the sphere tank 30 by a detachable sphere guide body 810 that fits into a claw 32 provided at the bottom of the sphere tank 30, and the rotary transfer body 82. Comprises a rotating disk provided with a number of grooves 820 having a predetermined depth for receiving game balls on the outer periphery and having an arc shape when viewed from above.
[0103]
Further, as in the first embodiment, the rotation transfer body 82 and the axis 82L of the drive motor 821 are inclined with respect to the horizontal line 30H of the ball tank 30 so that the rotation transfer body 82 can smoothly take in the sphere. In addition, the load of a large number of game balls stored in the ball tank 30 is reduced from acting directly on the drive motor 821, and the load on the drive motor 821 is reduced as much as possible. The inclination angle α of the axis 82L is preferably set at 45 ° or in the vicinity thereof as shown in the figure, and both smooth uptake of the sphere and reduction of the load caused by the stored sphere are successfully achieved.
[0104]
Along with the inclined arrangement of the axis 82L, the primary side intake port 81 that can take in a plurality of game balls, the rotary transfer body 82 that transfers the game balls to be aligned in the rotation direction, and the game balls to be transferred are secondary In the ball delivery device 8 provided with the discharge port 83 for discharging to the side passage, the transfer path 822 by the rotary transfer body 82 is also inclined with respect to the horizontal plane, and the intake port 81 is set to the upper side in the inclination direction of the transfer path 822. Each of the discharge ports 83 is provided so as to lift the game ball along a circular arc that follows the rotational direction of the rotary transfer body 82 from below to obliquely upward. As a result, due to the provision of appropriate transport resistance against gravity, the game ball is not accidentally blown off or excessive payout due to avalanche phenomenon etc., and the lifting load becomes excessive, Smooth forced conveyance can be performed without causing a bite or a clogged ball during the lifting.
[0105]
Further, in the second embodiment of FIG. 40, as in the first embodiment of FIG. 9, the rotary transfer body 82 faces the lower bottom portion of the ball tank 30, and the ball tank is located above the rotary transfer body 82. The drive motor 821 is arranged so as to project to the inner side of 30. As a result, the drive motor 821 can be prevented from protruding outside the ball tank 30, and further compactness can be achieved.
[0106]
Further, in the second embodiment of FIG. 40, the drive motor 821 is held in the motor case 823 together with the reduction gear 82D directly connected to the front, as in the first embodiment of FIG. The motor case 823 has a cylindrical portion 82T that houses the drive motor 821 and the speed reducer 82D in the center, and coupled with the inclined configuration of the axis 82L, the lower abdominal surface of the cylindrical portion 82T extends from the inside of the ball tank 30 to the intake port 81. Thus, a guiding portion for guiding the game ball to the intake port 81 side is configured. Thus, in combination with the downsizing of the drive motor 821, the ball can be taken in more smoothly. In the first embodiment shown in FIG. 9, the blade-like plate portions 82F and 82F projecting integrally on the left and right sides of the cylinder portion 82T of the motor case 823 are also on the intake port 81 side, like the lower belly surface of the cylinder portion 82T. The guide part which guides the game ball to is constructed.
[0107]
The second embodiment of FIG. 40 is different from the first embodiment of FIG. 9 and extends in the middle of the game ball transfer path 822 by the rotary transfer body 82 from the diagonally upper side in parallel with the axis of the rotary transfer body 82. The lower free end of the cantilever spring 824 is faced. Between the free end and the bottom surface of the transfer path 822, a lift of one ball is secured, and one sphere together with the most downstream transfer path 822d just before the discharge port 83 away from the intake port 81. It constitutes a regulation passage that allows minute passage. The upper end portion of the spring 824 is fixed to the motor case 823.
[0108]
By providing the springs 824 in this way, a large number of game balls to be stored are appropriately handled on the entrance side, and the game balls are smoothly taken into the rotary transfer body 82 one by one, and appropriate play is given to the transferred game balls. In addition, it is possible to prevent the game ball from being bitten or clogged between the rotary transfer body 82 and the transfer path 822. Accordingly, the game balls are smoothly taken into the grooves 820 of the rotary transfer body 82 and smoothly transferred without being bitten. Note that the spring 824 is made of a conductive material so that the static electricity of the game ball can be grounded.
[0109]
In FIG. 40, reference numeral 310 denotes a ball break detector in the ball tank 30. In FIG. 9, a proximity switch that senses whether or not a game ball is present on the detection end face across a wall is used. In FIG. 40, when there is a ball, the micro switch 311 swings downward. And a detection plate 312 that turns off the switch 311 when the ball is out. The micro switch 311 and the detection plate 312 are held by the holder 313 and attached to the lower surface of the ball tank 30. Reference numeral 33 denotes a ball drop prevention guide from the ball tank 30, which is composed of a synthetic resin integral molded product having a large number of small guide pieces 330 protruding upward. Reference numeral 825 denotes a hopper case that partitions the bottom and side surfaces of the transfer path 822. A motor case 823 and a ball guide body 810 are attached to the hopper case 825 by screws. The hopper case 825, the motor case 823, and the ball guide body 810 constitute a main body housing for integrating the ball delivery device 8 together.
[0110]
41 and 42 show a state where the ball delivery device 8 is removed from the ball tank 30 together with its main body housing. Four claws 32 into which the tip of the ball guide body 810 is fitted are provided along the arc-shaped opening 320 at the bottom of the tank. Reference numerals 321 and 321 denote boss portions to which the main body housing of the ball delivery device 8 is attached, and flanges 826 and 826 projecting to the left and right of the hopper case 825 shown in FIG. Therefore, the ball delivery device 8 can be easily and reliably attached by fitting the claw 32 part and screwing the two parts of the boss part 321, and can be easily removed by removing them.
[0111]
As shown in FIG. 43, the second embodiment of FIG. 40 is different from the first embodiment of FIG. 9 in that it is on the opposite side to the discharge port 83 provided on one side in the circumferential direction across the intake port 81. The second discharge port 84 located on the other side in the circumferential direction is used as a recovery port for collecting the game ball staying in the groove 820 of the ball tank 30 and the rotary transfer body 82 on the game machine installation equipment side, that is, the island. Yes. That is, the rotary transfer body 82 is also set to the forward / reverse switching type by the forward / reverse switching type drive motor 821, and the second discharge port 84 in which the game ball transferred by the rotary transfer body 82 is provided separately from the discharge port 83 by the reverse rotation. Then, the structure is led to the recovery passageway 70. Thereby, in the part of the ball tank 30, in addition to normal payout, it is possible to collect the game balls at the time of inspection or closing, without the need for providing a special switching mechanism 7, and further simplifying the configuration and The size can be reduced. The outlet of the collection passage 70 is opened to the island as shown in FIG.
[0112]
In FIG. 43, the first discharge port 83 and the second discharge port 84 are close to each other with partition walls 833 and 843 adjacent to each other in a letter C shape, and the transfer paths 822 and 822 leading to the discharge ports 83 and 84, respectively. Are both as long as possible within a limited size range, so that the game ball can be forcibly transferred in any forward or reverse operation. In addition, the same cantilever spring 824 provided in the middle of the transfer path 822 leading to the first discharge port 83 is disposed at a symmetrical position in the middle of the transfer path 822 leading to the second discharge port 84, Smooth operation is also possible when collecting game balls.
[0113]
As shown in FIG. 44, the transfer path 822 on the downstream side away from the intake port 81 is a restricting passage that allows passage of one ball as described above, and the restricting passage includes a ball composed of an upstream detection switch. A detector 85 is provided. This also applies to FIG. In FIG. 11, the transfer path 822 is drawn vertically, but as is apparent from FIG. 9, it is actually inclined at 45 ° and is the same as FIG. 44. In this way, the ball detector 85 detects each game ball passing through the regulation path along the transfer path 822 that faces obliquely upward while providing an appropriate conveyance resistance against gravity. As a result, good and reliable detection can be performed without detection error, and detection accuracy is improved.
[0114]
A second sphere detector 86 comprising a downstream detection switch is provided at the outlet of the discharge port 83. The two sphere detectors 85 and 86 improve the detection accuracy further and ensure security. I have to.
[0115]
44, the game ball stored on the primary side is sent to the secondary side through a transfer path 822 that allows passage of one ball by a forced transfer means such as a rotating disk. By making the inclined passage upward from the section toward the downstream section, and opening the discharge port 83 to the secondary side above the inclined passage, and over the top with the opening position of the discharge port 83 as the top While the game ball is taken out to the secondary side, a first and second pair of ball detectors 85 and 86 are arranged before and after the opening position of the discharge port 83. In this way, with good transport by giving appropriate transport resistance against gravity, it is discharged by getting over the top, and the game ball that is about to be discharged and the game ball that is actually discharged before and after this top crossing part Therefore, the ball count can be performed extremely appropriately and accurately, and the reliability and accuracy can be extremely increased.
[0116]
In FIG. 44, a continuous portion between the inclined passage and the discharge port 83 is provided with a derivative 830 that changes the direction of the game ball that moves up the inclined passage and guides it to the discharge port 83. The derivative 830 includes a receiving guide 831 on the hopper case 825 side that secures a wide trapezoidal theft at the inflow portion of the discharge port 83, and a triangular extrusion guide 832 on the motor case 823 side that faces the receiving guide 831. The second discharge port 84 side has the same configuration, and a derivative 840 including a receiving guide 841 and an extrusion guide 842 is provided. Thus, by providing the derivatives 830 and 840, smooth ball discharge can be performed.
[0117]
FIG. 45 shows a second embodiment of the tray 4 portion and is a plan view with the ball delivery device 8 removed. Basically, it is the same as in the first embodiment of FIG. 12, but the outlet of the input passage 64 is connected to the left side in the depth direction of the tray 4 and the outlet of the discharge passage 34 is connected to the right side on the opposite side. is doing.
[0118]
As shown in FIG. 46, a ball delivery device 8 that forcibly sends the game balls to be counted to the discharge path leading to the island on the gaming machine installation facility side is directly connected to the back of the tray 4, The game balls discharged from the tray 4 are counted based on the counting command resulting from the operation of the automatic supply button 150 or the manual supply button 160, and credits are increased. Thus, by directly connecting the ball delivery device 8 to the back of the tray 4, the overall configuration is made compact, and the counting process is speeded up by forced ball feed by the ball delivery device 8. This technique can also be applied to a so-called jet counter provided at a prize exchange or an appropriate place on an island.
[0119]
In the second embodiment of FIG. 46 as well, in the same manner as in the first embodiment of FIG. 13, the ball delivery device 8 includes an intake port 81 that communicates with the tray 4 and a transfer path 822 that includes a game ball to be taken in an arc-shaped passage. And a rotary type having a discharge port 83 for discharging a game ball to be transferred to the island side serving as a discharge path. In this way, the ball delivery device 8 is of a rotary type, so that the configuration can be made more compact and the ball delivery operation can be performed reliably and smoothly.
[0120]
In the second embodiment shown in FIG. 46, unlike the first embodiment shown in FIG. 13, the sphere guide body 810 reaching the intake port 81 and the guide rail 48 from the tray 4 are separated. A ball joint 481 in which the guide body 810 and the guide rail 48 are just integrated is used, and the tray 4 and the intake port 81 are connected via the ball joint 481. The ball joint path 481 is detachable so that its tip is fitted into a claw 490 provided at the bottom of the tray 4.
[0121]
In addition, the rotary transfer body 82 is composed of a rotary disk having a predetermined depth for receiving a game ball on the outer periphery and provided with a number of grooves 820 having an arc shape when viewed from above, and the axis of the rotary transfer body 82 and its drive motor 821. The point that 82L is inclined with respect to the horizontal line 4H of the tray 4, the inclination angle α should be set to 45 ° or in the vicinity thereof, and the transfer path 822 has a similar inclination configuration to provide an appropriate conveyance resistance against gravity. The rotation transfer body 82 faces the ball joint path 481 instead of the ball guide body 810, and the drive motor 821 is extended above the rotation transfer body 82 to the side of the ball joint path 481. The point where it is disposed, the motor case 823 holding the drive motor 821 is provided with a guiding portion for guiding the game ball to the intake port 81 side, the transfer path 822 of the game ball by the rotary transfer body 82 The point where the free end of the cantilever spring 824 extending in parallel with the axis of the rotary transfer body 82 is faced in the middle, and the related matters are the same as those described with reference to FIG.
[0122]
As shown in FIG. 47, in the second embodiment of the tray 4 portion, as in the first embodiment of FIG. 12, the rotary transfer body 82 is a forward / reverse switching type, and the game ball transferred by the reverse rotation is discharged to the discharge port 83. In addition, it is configured to lead to the return passage 87 through a return port 84 which is a second discharge port provided separately. The return passage 87 in FIG. 47 is integrated with the component of the ball joint 481. In addition, the first discharge port 83 and the second discharge port 84 are close to each other, the cantilever spring 824 is disposed during the transfer to the second discharge port 84, and The related items are the same as those described with reference to FIG.
[0123]
As shown in FIG. 47, the ball joint 481 includes four-lane ball passages 48A, 48B, 48C, and 48D partitioned by partitions 480 (48i, 48j, 48k, 48m, and 48n). In addition, slits 482 that open downward are provided. As shown in FIG. 46, a falling object collecting tool 483 from each slit 482 is arranged below each slit 482, and a foreign object other than a regular game ball such as liquid such as juice or cigarette ash. Is prevented from entering the ball delivery device 8 side. The collecting tool 483 is provided integrally with the constituent member 450 of the lower passage 45 for ball removal extending from the bottom of the tray 4, and the foreign matter is returned to the inside of, for example, the dollar box below. The main body housing of the ball delivery device 8 directly connected to the tray 4 is composed of a hopper case 825, a motor case 823, and a ball joint 481 instead of the ball guide body, and the boss portions 401 and 401 on the tray 4 side are connected to the hopper case 825 side. The flanges 826 and 826 are attached to each other by screws.
[0124]
As shown in FIG. 48, the ball suction port 47 from the tray 4 to the ball delivery device 8 side, that is, the ball intake portion connecting the ball retention portion and the ball counting mechanism portion, allows a plurality of balls to pass. 4 opening sections 47A, 47B, 47C and 47D corresponding to the four lanes of the spherical connecting path 481. Each is partitioned by a partition 470 (47i, 47j, 47k, 47m, 47n). In this way, by making the ball take-in part a plurality of opening sections that allow passage of one sphere, it is possible to secure a sufficient supply sphere to the sphere counting mechanism part side while speeding up the counting process. In this way, it is possible to effectively prevent the insertion of foreign objects and the act of goto. In addition, since the ball take-in portion is partitioned into a plurality of opening sections, vibration such as hitting a hitting part such as an eccentric cam or a hammer against a wall surface near the opening section so that the balls are sucked smoothly into each opening section. An applying unit may be provided to apply vibration to the opening section.
[0125]
In addition, although 2nd Embodiment of the saucer 4 part of FIGS. 45-48 is the same as that of 1st Embodiment of FIG.12, 13, the point demonstrated using FIG. The downstream transfer path 822 is a restricting passage that allows one ball to pass, the ball is discharged by getting over the top, and the pair of ball detectors 85 and 86 are arranged before and after the top getting over. And the same in content.
[0126]
FIG. 49 shows details around the substrate in FIG. As described above, the main substrate 191 as the first substrate and the frame substrate 192 as the second substrate are locked by the single lock mechanism 193 including the substrate protection device with a locking mechanism. In this way, by locking a plurality of different types of substrates with a single locking mechanism 193, a plurality of substrates can be secured together when locked, and a plurality of substrates can be maintained at the same time when unlocked. It is possible to easily and surely protect against gossip such as falsification of the ROM while improving convenience.
[0127]
As shown in FIG. 50, the main substrate 191 which is the first substrate has a lower case 19i and an upper case 19j which are formed in a box shape via a plurality of locking means comprising a claw 19e and a locking step portion 19g. One board case 19A is housed. Similarly, the frame substrate 192, which is the second substrate, includes a lower case 19k and an upper case 19m that are formed in a box shape through a plurality of locking means including claws 19f and locking step portions 19h. I have paid. These substrate cases 19A and 19B are entirely formed of a transparent synthetic resin material. Except for an external connection part such as a connector part, the CPU, ROM, and peripheral circuit components are all housed in the substrate cases 19A and 19B.
[0128]
The first board case 19A is supported at its right end by a base member on the back of the gaming machine body by a pair of upper and lower rotating support mechanisms comprising a hinge 19x having a pin 19p, and can be opened to the right with the pin 19p as a center. Yes. On the other hand, the second substrate case 19B is supported on the base member on the back of the gaming machine main body by a pair of upper and lower rotation support mechanisms including a hinge 19y having a pin 19q at the left end, and can be opened to the left with the pin 19q as the center. I have to. The left and right hinges 19x and 19y are integrated with support pieces 19s that abut against the substrate cases 19A and 19B and prevent downward falling.
[0129]
Therefore, as shown in FIG. 50, each of the board cases 19A and 19B can be opened independently, and the board cases 19A and 19B can be opened in double doors. As a result, as shown in FIG. 49, the base member opening 2R on the back of the gaming machine body, which is normally covered with the bottom of each board case 19A, 19B, can be opened, and the ball passage on the back of the gaming board 2 and the variable symbols can be opened. The liquid crystal control board and various relay boards to be attached to the back side of the display device 21 and the back side of the game board can be exposed so that inspection and repair can be easily performed.
[0130]
As shown in FIG. 51, the lock mechanism 193 is provided on a long support portion 193A that covers the stepped portions 19a, 19b on the upper side of the board cases 19A, 19B from above, and a base member on the back of the gaming machine body. L-shaped operation side distal end holding the movable part of the lock to be locked and unlocked between the pivot-side base end 193B rotatably supported by the bracket 19z to be erected and the base member side on the back of the gaming machine body Part 193C. When the lock is released by releasing the lock by inserting and rotating the key, the whole can be rotated by 90 ° or more about the base end portion 193B, and the support portion 193A is retracted from above each of the substrate cases 19A, 19B. Security around the board can be released.
[0131]
Each of the substrate cases 19A and 19B accommodates a single printed board, and, for example, two or more kinds of boards such as a main board 191 and an error display board 194 as shown in FIG. It may be housed in one substrate case. Further, three or more substrate cases may be locked together by one lock mechanism 193 by dividing each substrate case 19A, 19B in the vertical direction. Further, the screws for fixing the hinges 19x and 19y and the bracket 19z to the base member on the back of the gaming machine main body are all hidden by the shadows of the board cases 19A and 19B in the locked state and the shadows of the lock mechanism 193, and the like. Has a structure that can't be inserted, and is fully secure.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a ball game machine to which a counting device of the present invention is applied.
FIG. 2 is a plan view of FIG.
FIG. 3 is an explanatory view of a passage around a charging port.
4 is a side view of FIG. 1. FIG.
FIG. 5 is a rear view of FIG. 1;
FIG. 6 is a front view of the game board.
7 is a rear view of FIG. 6. FIG.
FIG. 8 is an explanatory diagram of a ball circulation device.
FIG. 9 is an explanatory diagram of a payout device.
FIG. 10 is an explanatory diagram of a main part of a ball delivery device.
11 is a YY sectional view of FIG.
FIG. 12 is an explanatory plan view of a saucer portion.
FIG. 13 is a cross-sectional view of a tray and a discharge device.
FIG. 14 is a front view of a switching mechanism.
FIG. 15 is a flowchart showing a game operation.
16 is an enlarged view of a main part of FIG. 8-I.
FIG. 17 is an enlarged view of a main part of FIG. 8-II.
18 is an exploded view of FIG.
FIG. 19 is an exploded cross-sectional view of a firing solenoid.
FIG. 20 is a sectional view of the same.
FIG. 21 is a front view of the completed device.
FIG. 22 is a right side view of the completion.
FIG. 23 is a left side view of the completed device.
FIG. 24 is an explanatory diagram of a second embodiment of the ball circulation device.
FIG. 25 is a base side assembly completion drawing of the ball circulation device.
FIG. 26 is a completed drawing of the cover side assembly of the ball circulation device.
FIG. 27 is a plan view of a second embodiment of the launcher corresponding to FIG. 16;
FIG. 28 is a front view of a second embodiment of the launching apparatus corresponding to FIG.
FIG. 29 is an assembly drawing of the second embodiment of the launcher.
30 is a cross-sectional view taken along the line XX in FIG.
31 is a cross-sectional view taken along the line YY in FIG. 30;
32 is a side view taken along the arrow Z in FIG. 30. FIG.
FIG. 33 is a front view of the ball conveyance device.
34 is a VV cross-sectional view of FIG. 33. FIG.
35 is a WW end view of FIG. 33. FIG.
36 is a side view taken along the arrow R in FIG. 33;
37 is a cross-sectional view taken along the line TT in FIG. 33. FIG.
FIG. 38 is an explanatory diagram of a ball polishing apparatus.
FIG. 39 is a front view of a ball game machine with different passage configurations.
FIG. 40 is an explanatory diagram of a second embodiment of the payout device.
FIG. 41 is a plan view of a second embodiment of a sphere tank.
FIG. 42 is a left side view of the second embodiment of the ball tank.
43 is an enlarged view taken in the direction of arrow β1 in FIG. 40. FIG.
44 is a Y2-Y2 cross-sectional view of FIG. 43. FIG.
FIG. 45 is an explanatory plan view of a second embodiment of the tray part.
FIG. 46 is a cross-sectional view of the second embodiment of the tray and the discharge device.
47 is an enlarged view of the β2 arrow in FIG. 46. FIG.
FIG. 48 is a front explanatory view of a second embodiment of the saucer portion.
FIG. 49 is a plan view around the substrate case.
50 is a bottom view of FIG. 49, with a partial cross section.
FIG. 51 is a cross-sectional view of a lock mechanism.
[Explanation of symbols]
1; launching device 1A; first housing, 1B; second housing 1M; firing solenoid, 1Mp; plunger, 1ML; rod 1Ma; front cushioning member, 1Mb; rear cushioning member 2; game board, 20; guide rail, 2R Base member opening 3; dispensing device, 30; ball tank, 34; dispensing passage 4; tray, 482; slit, 483; collection device 5; discharge device 6; Ball delivery device, 81; intake port, 82; rotary transfer body, 83; discharge port,
84; second outlet (return port), 85; sphere detector, 86; second sphere detector,
87; return passage; 821; drive motor;
822; transfer path, 823; motor case, 824; cantilever spring 11; ball circulation device, 12; ball feeding device, 17; ball transport device (ball lifting device)
11F; body casing, 11A; first main case (base)
11B; deployment mechanism, 11C; second main case (cover)
17S; conveying screw, 17W; ball stop wall, 17C; ball polishing device 19A; first substrate case, 19B; second substrate case, 193; lock mechanism
