JP3868350B2 - Combine harvester - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フレール式の刈取部により稈を刈り取ってベーラ室に搬送し、該ベーラ室で稈をロール状に形成するコンバインベーラおいて、刈取部からの搬送風による塵埃が外部へ漏出することを防止するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、飼料作物をベーラ室に搬送して、該ベーラ室の内部でロールに巻き取って、その後、外周に結束紐や被覆シートを被覆して放出するコンバインベーラは公知とされている。該コンバインベーラの刈取部の後部上には搬送ダクト部が配置されており、該搬送ダクト部の後部はベーラ室の上部に挿入されていた。そして、刈取部とダクト部は上下昇降可能に構成され、刈取高さを調整できるとともに、非作業時には上昇させて障害物と当接しないようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の技術においては、ダクト部後部をベーラ室の入口に挿入する部分は、刈取部を昇降させても塵埃が漏れないように周囲にゴム等を配置していたが、確実に密閉することは難しく、多少の漏れが発生し、この漏れた塵埃等がその近傍に配設される運転部にかかり、オペレータにとって作業をし辛くしていたのである。
以上の問題点を鑑み、本発明では塵埃の漏れ出しを十分に抑制することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0005】
機体前部に刈取部を設け、該刈取部の後部に搬送ダクト部を一体的に設け、該搬送ダクト部の後部をベーラ室前部に設けた固定ダクトの前部に挿入して、該部分を連通部とし、前記刈取部と搬送ダクト部を昇降可能に構成したコンバインベーラにおいて、固定ダクト周囲から搬送ダクト部外周に弾性部材を突出して連通部を覆い、該弾性部材の外側を押さえる可撓性部材を固定ダクトに設けたことである。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を説明する。
【0007】
図1は本発明に係るコンバインベーラの側面図、図2はベーラ室の部分を明瞭に示したコンバインベーラの側面図、図3は搬送ダクト部と固定ダクトとの連通部11の側面断面図、図4は同じく平面図である。
【0008】
図5は連通部11に被覆されるカバー体の斜視図、図6は構成例の塵埃風漏出防止手段を示す連通部11の側面図、図7は別構成例のカバー体が被覆された連通部11の側面図である。
【0009】
図8は他の参考例の塵埃風漏出防止手段を示す連通部11の側面図、図9は同じく正面断面図、図10は他の参考例の塵埃風漏出防止手段を示す連通部11の側面図、図11はカバー位置固定部材25の平面図、図12は同じく側面図である。
【0010】
図1及び、図2において、コンバインベーラの全体的な構成を説明する。左右一対のクローラを装備したクローラ式走行装置1の上部に、ロールベーラ装置が載置されて、自走式のコンバインベーラを構成している。該コンバインベーラは、クローラ式走行装置1の前方にフレール式の刈取部2を配置している。該フレール式の刈取部2は、カバー2a内に左右水平方向に駆動軸2bを横架し、該駆動軸2bに水平方向のピンで取り付けたフレール刃2c・2c・・・を放射状に所定間隔・所定角度位置をずらせて配置し、カバー2a内に、固定刃2dを水平方向にフレール刃2cと対向して横設している。該フレール刃2cはプレート状に構成され、前記駆動軸2bを回転させることでフレール刃2c・2c・・・が遠心力で半径方向に向き、立毛状態の飼料作物(稈)をフレール刃2cの回転で切断するとともに、固定刃2dとの間でも切断し、更に、プレート状のフレール刃2cの回転により起風されて、切断稈が搬送ダクト部3内を跳ね上げられて搬送され、一気にベーラ室4内部に投入するようにしている。
【0011】
前記クローラ式走行装置1の前側部上、つまり、進行方向右前部に操向ハンドル5や座席や操作レバーなどを配置した運転部6を配置し、オペレータが着座して操縦する。前記フレール式の刈取部2の後部上に搬送ダクト部3の前部が連通され、該搬送ダクト部3は逆「J」字状に構成されて、フレール式の刈取部2の後部から運転部6側部に配置したエンジン8やミッションケース等の上方を迂回して後上方へ延出され、該搬送ダクト部3の後端上部が前記運転部6の側部上へ延出されている。該搬送ダクト部3の後部は、投入部3aとし、ベーラ室4の前部上において、投入部3aの後端下部からロール成形部入口の前下側に位置する回転ローラ7前上方へガイド板50が延設され、ロール成形部入口の前上側に位置する回転ローラ7前部から排風口3dへガイド板51・52が配設され、該ガイド板50・51・52に案内されて刈り稈がベーラ室4内部に投入するようにしている。
【0012】
前記フレール式の刈取部2と搬送ダクト部3は、一体的に構成され、該搬送ダクト部3の側面と本機フレーム22前部との間に昇降シリンダ23が介装されて、該昇降シリンダ23の伸縮によりフレール式の刈取部2を昇降したり、刈り高さを調整できるようにしている。なお、搬送ダクト部3は、本体側の機枠に回動自在に枢支された回動軸20に枢支された支持フレーム24を介して、本機に支持され、該支持フレーム24の基部を中心にフレール式の刈取部2が昇降回動され、上昇時には投入部3aがベーラ室4内に挿入される。
【0013】
前記ベーラ室4は前後半割状に構成されて、開放側筐体4aと固定側筐体4bとからなり、固定側筐体4bが本機フレーム22上に固設され、開放側筐体4aの前部上と固定側筐体4bの後部上が枢結されるとともに、両者の間の上部には開放シリンダ9が介装されて、該開放シリンダ9を伸縮駆動することによって、開放側筐体4aを開閉することを可能としている。
【0014】
また、ベーラ室4内部には、飼料作物を円筒状に成形するために、ベーラ室4内周に沿って側面視で円状に、回転ローラ7・7・・・が複数本左右水平方向に軸架され、該回転ローラ7・7・・・はエンジン8からの動力により図示しない動力伝達機構を介して強制的に同じ方向に回転されている。該回転ローラ7・7・・・が回転することにより、ベーラ室4の内部に投入された飼料作物は、全体が自転して、外周に新たに投入された飼料作物を次々に巻き付けて、徐々にその径を大径として飼料ベールを成形するのである。
【0015】
そして、前記ベーラ室4の内部一杯に、飼料ベールの径が成長すると、開放側筐体4aが開こうとし、その圧力がセンサによって検知されて、運転部6に設けた警報装置を作動させ、または表示してオペレータに認識させ、刈取作業を停止して、ベーラ室4に付設された、結束装置で紐を周囲に巻き付けてベールを固定して結束する。結束作業が終了すると、開放側筐体4aを開いてベールを圃場に放出するのである。
【0016】
また、前記搬送ダクト部3の終端上部には排風口3dが開口され、該排風口3dは排出ダクト10の前部と連通されて覆われており、該排出ダクト10はベーラ室4の上前部から機体後方に延設されている。該排出ダクト10は、前部半割状に構成した開放部10aと固定部10bとからなり、前部の固定部10bがベーラ室4の入口上方に固設され、後部の開放部10aの前部上と固定部10bの後部上が枢支軸16により枢結され、ベールを圃場に放出するときに開放側筐体4aが開くと、開放部10aも回動するようにしている。
【0017】
そして、該排出ダクト10前部において、搬送ダクト部3の終端上部からベーラ室4の入口へ延出するようにふるい線21を設けて排風口3dの前部を覆い、該ふるい線21とベーラ室4の入口上部に配設した前記ガイド板51とを所定の間隔をあけて略一直線上に配置することによって、刈り稈が排風口3dから排出ダクト10に排出され難いようにしている。また、該排出ダクト10後部においては、その後端上部10cを後方下方へ傾斜させ、後端下部10dを開口して、排出ダクト10から搬送風を機体後方下方へ排出するように構成している。なお、排風口3dに網等を配置して刈り稈が出ないように構成することもできる。
【0018】
次に本発明の搬送ダクト部3と、排出ダクト10の前方側固定部10b(以下、固定ダクト)と、の連通部11に、刈取部2からの搬送風により吹き出される塵埃風の漏出防止手段について説明する。まず、塵埃風の漏出防止手段の実施例について説明する。本実施例では、搬送ダクト部3の後部を排出ダクト10前部に挿入する連通部11において生じる隙間に、ゴム等の弾性部材12を、板バネ13を介して押し当てて、塵埃風の漏出を防止している。図3に示すように、排出ダクト10の前端部に配置する弾性部材の固定部であって前方を開口する固定ダクト10bの開口部に搬送ダクト部3後部の投入部3aが挿入されて、連通部11を形成している。全体構成で述べたように前記搬送ダクト部3は、回動自在の回転軸20に固設された支持フレーム24によって支持され、昇降回動可能に構成されている。前記搬送ダクト部3が上昇すると、該搬送ダクト部3の後方に位置する投入部3aは固定ダクト10b内部(ベーラ室4方向)へ深く入り込み、また、下降すると、前記投入部3aは前方へ移動し、前記固定ダクト10bから抜き出る方向へ移動する。
【0019】
この投入部3aはベーラ室4内への投入効率や搬送風の経路等を考慮して回転軸20を中心とした曲率半径が若干異なる構成となっているため、固定ダクト10bの開口部は投入部3aの外形よりも若干大きく構成して搬送ダクト部3の昇降時に両者が干渉しないように許容できる大きさとしている。よって、搬送ダクト部3と固定ダクト10bとの連通部11において隙間が発生し、昇降時にはその隙間の幅も変化する。具体的には、図3に示したように、上昇時における搬送ダクト部103と固定ダクト10bとの連通部11において生じる隙間幅は、下方では大きくなり、上方では小さくなる。
【0020】
従来の構成においては、この隙間から塵埃が漏れ出さないように、連通部11の外周にゴム等の弾性部材を被覆し、該弾性部材の一端を固定ダクト10bの外周へ金属製の板体で固定し、前記隙間を埋めるように構成していた。しかし、前述したように、搬送ダクト部3の昇降に伴う隙間幅の変化に対して、弾性部材が確実に対応することができず、塵埃が一部漏れ出すことがあったのである。
【0021】
そこで、本発明では図3、図4に示すように、連通部11の外周に板状に形成されたゴム等からなる弾性部材12・12・・・が配置され、該弾性部材12の一端(後端)を固定ダクト10b先端(前端)の外周面に位置させて、該弾性部材12の端部の上から搬送ダクト部3側へ板バネ13が延設するように配置して、該弾性部材12と板バネ13を固定ダクト10bと固定用板体15で挟むように配置して、これらをネジまたはボルト14・14・・・により固定ダクト10bの前端部に締結固定している。該ボルト14は、前記弾性部材12、前記板バネ13、前記固定用板体15を挟んで、固定ダクト10bの外周面に対して垂直に固定される。
【0022】
前記板バネ13は、鋼板等金属により構成され、固定ダクト10bの先端側は先細りになるように構成されて、その先端の傾斜に合わせて板バネ13が搬送ダクト部3側に向かって突出されるので、板バネ13先端部が弾性部材12を介して搬送ダクト部3側へ当接して押さえる構成としている。そして、該板バネ13の前後両端部は平面で押圧できるように折曲されており、該板バネ13は撓んでダクト部3の外周面に常時押しつけるような構成としている。つまり、刈取部2を昇降させた時に連通部11における隙間の大きさが変化するときに、その変化に対応して常時弾性部材12が撓むことにより常時押し付けて、弾性部材12とダクト部3の間に隙間が生じないようにするのである。
【0023】
また、図4に示すように、一つの弾性部材12を複数の板バネ13・13(本実施例では二つ)で押さえつける構成とすることもできる。つまり、板状に構成される前記弾性部材12を、複数個の板バネ13・13で押さえることで、幅方向(左右または上下方向)の変形の大きさが異なる場合に、一個で押さえていると片側が浮き上がり隙間が発生する可能性があり、また、搬送ダクト部3の外周面の形状が平面でなく歪んだ場合に、より忠実に弾性部材12を当接させることができるのである。なお、板バネ13の個数は二個以上でも同様の効果を得られる。
【0024】
以上のように構成した板バネ13を用いた塵埃の漏出防止機構は、固定ダクト10bの上下左右の外周面に設けられている。このため、搬送ダクト部3と固定ダクト10bとの連通部11において生じる隙間を、四方から塞ぐことができ、塵埃風の漏出防止効果を高めることができるのである。
このように、搬送ダクト部3の移動に追従して撓む板バネ13を固定ダクト10bの四方の外周面に設けたので、搬送ダクト部3の昇降に伴う隙間の大きさが変化しても、その変化に対応して、隙間を塞ぐことができるのである。
【0025】
次に、塵埃の漏れ出し防止手段の参考例について図5及び、図6により説明する。本参考例では、搬送ダクト部3と固定ダクト10bとの連通部11の外側を被覆するように、布や合成樹脂シート等の変形し易い材質で構成されるカバー体17を前記連通部11周囲に固定することで、塵埃の漏れ出しを防止するものである。前記カバー体17は、図5に示すように、円筒状に形成され、その口径は前記搬送ダクト部3と固定ダクト10bの外形よりも大きく構成し、その両端の開口部の円周部にはベルト通し部17a・17aが設けられている。該ベルト通し部17aは端部を裾上げの如く内側に折り曲げて端部をまつる如く構成して、紐を通すための孔を形成したものであり、該ベルト通し部17aには紐状のベルト18が通されており、該ベルト18の両端部18a・18bは外部に露出されている。そして、該ベルト18の両端部18a・18bを引っ張ることで、カバー体17両端の円周部を中心方向に絞り込み、内径を小さくしてベルト18を結ぶことで固定する構成としている。但し、ベルト18を縛り固定する構成は限定するものではなく、バックルや固定金具等を用いてベルト18を任意位置で固定することもできる。
【0026】
また、前記カバー体17には、円筒における高さ方向(軸心方向)に沿ってスライド式のファスナー19が設けられている。前記ファスナー19の係合を解除すると、円筒形状のカバー体17はシート状に開かれ、シート状の状態から端辺をファスナー19で係合すると、円筒状に構成できる。このため、カバー体17の取り付け及び、取り外し作業を容易に行うことができるようになっている。なお、前記ファスナー19は端辺同士を閉じられる構成であれば限定するものではなく、面状ファスナーや接着等であってもよい。
【0027】
このような構成において、図6に示すように、カバー体17を一枚のシート状の状態から連通部11の外側に巻き付けて、端辺同士をファスナー19により閉じて、カバー体17の一端を搬送ダクト部3外周の適宜位置でベルト18を締めつけて外周径に合わせて絞り込んで結んで固定し、他側を固定ダクト10b外周の適宜位置でベルト18を締めつけて外周径に合わせて絞り込んで結んで固定することで、カバー体17を前記連通部11に対して隙間なく被覆することができると共に、連通部11周囲に固定することができ、刈取部2を昇降させてもカバー体17の前後中途部が皺となったり、引っ張られたりするだけで、カバー体17端部と搬送ダクト部3または固定ダクト10b外周との間で隙間が生じて塵埃が漏れることはないのである。また、メンテナンス等ではベルト18を解いて弛めて、ファスナー19を外すだけで、カバー体17を外すことができ、容易に着脱できるのである。
【0028】
また、前記カバー体17を図7に示すような構成とすることもできる。即ち、カバー体17をジャバラのような形状に構成して、両端部を搬送ダクト部3と固定ダクト10bの外周に前記のようなベルト等で完全に固定してカバー体117とするのである。該カバー体117のジャバラ部分は、搬送ダクト部3が最下降時に伸びきるように構成されている。このように構成することで、搬送ダクト部3上昇時にはジャバラ部分が縮み、また、下降時にはジャバラ部分が伸びるのである。このように、搬送ダクト部3の昇降に伴ってカバー体117が伸縮するので、カバー位置がずれることがなく、バタツクこともない。
【0029】
以上のように、搬送ダクト部3と固定ダクト10bとの連通部11に布等の変形し易い材質で構成されるカバー体17を被覆したので、前記連通部11において生じる隙間から塵埃風が漏出しても、前記カバー体17から外へは出ることがなく、運転部6内への侵入を防止できる。
【0030】
次に、他の参考例について図8及び、図9により説明する。本参考例では、スポンジ等の伸縮性を有する部材を固定ダクトの内周面に貼り付けて、連通部11における隙間からの塵埃風の漏出を防止している。図8に示すように、固定ダクト10bの前端部の連通部11において、正面視略ロ字状(図9)に形成されるスポンジ30が固定ダクト10bの内周面に沿って接着剤等で着接されている。そして、前記固定ダクト10bの前端部に挿通される搬送ダクト部3の外周面に前記スポンジ30が当接して、連通部11において生じる隙間を塞ぐのである。前記スポンジ30の開口部は搬送ダクト部3の外周径に比して小さく構成されている。つまり、搬送ダクト部3の昇降によって隙間幅や隙間の生じる位置は変化するが、スポンジ30の開口部が小さく設計されているために、隙間幅が大きくなるとスポンジ30が広がり、また、隙間幅が小さくなると縮んで常に搬送ダクト部3の外周面に当接するのである。このため、搬送ダクト部3の昇降による隙間の位置変動に関わらず、隙間を塞ぐことができる。尚、本参考例においては、スポンジを利用したものであるが、伸縮性を有するゴム等の部材でも構成することができる。また、他の参考例で説明したカバー体と共に適用することもできる。
【0031】
次に他の参考例について説明する。本参考例では、図10に示すように、搬送ダクト部3側と固定ダクト10b側にそれぞれカバー位置固定手段を設けて、連通部11を被覆するカバー体の両端部の位置を固定し、塵埃風によるカバー体の位置ずれを防止するようにしている。本参考例におけるカバー体は、図5に示したような構成のものを用いたものとする。搬送ダクト部3側に設けられたカバー位置固定部材25は図11、図12に示すような構成としている。即ち、鋼板等の略四角状の板体の中央に、搬送ダクト部3の外周径に合わせたサイズの開口部25bを穿設し、該開口部25b周囲を基部25aとする。該基部25aからカバー引っ掛け部27を外方向に突出して、該カバー引っ掛け部27の端部27aを所定幅だけ固定ダクト10b方向に折曲して構成している。前記基部25aから前方側には支持部28が突出しており、該支持部28に穿設された孔28aに図示せぬボルト等を締結することで、前記カバー位置固定部材25を搬送ダクト部3の外周面に固定可能としている。
【0032】
また、本参考例の固定ダクト10b側においては、実施例において説明した固定用板体15の端辺を、固定ダクト10b外周面に対して垂直方向に折曲して略L字状に形成して、該板体15をゴム押さえ兼、カバー位置固定手段としている。
【0033】
以上のように構成されたカバー位置固定手段において、カバー体17を取り付ける際、カバー体17の両端部に備えられるベルト18の両端部18a・18bを引っ張って内径が小さくなると、カバー体17の端部は、搬送ダクト3側と固定ダクト10b側のカバー位置固定部材に引っかかり、位置が固定されるのである。このため、塵埃風によるカバー体17の横ずれを防止することができる。また、固定ダクト側のカバー位置固定部材をゴム押さえと兼用したので、部品点数の増加を抑えることができる。
【0034】
次に、他の参考例について説明する。本参考例においては、実施例において説明したような板バネを用いたゴム押さえ構造と、他の参考例において説明したような連通部11にカバー体17を被覆する構造を併用したものである。前述した二つの参考例を併用することで、搬送ダクト部3と固定ダクト10bとの連通部11に生じる隙間を板バネによるゴム押さえ構造で塵埃風の漏出を防止し、さらに、カバー体を被覆する構造によって前記連通部11において漏出してしまった塵埃をカバー体内部に閉じ込めるので、前述した一つの参考例を用いる場合に比して確実に塵埃の漏出を防ぐことができる。また、連通部11に生じる隙間を塞いでいることから、カバー体が固定ダクト10b内に巻き込まれる虞がないものである。
【0035】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
【0036】
機体前部に刈取部を設け、該刈取部の後部に搬送ダクト部を一体的に設け、該搬送ダクト部の後部をベーラ室前部に設けた固定ダクトの前部に挿入して該部分を連通部とし、前記刈取部と搬送ダクト部を昇降可能に構成したコンバインベーラにおいて、
固定ダクト周囲から搬送ダクト部外周に弾性部材を突出して連通部を覆い、該弾性部材の外側を押さえる可撓性部材を固定ダクトに設けたので、
搬送ダクト部の昇降に伴う隙間幅の変化に対応して、隙間を塞ぐことができるようになり、塵埃風の漏出防止効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るコンバインベーラの側面図。
【図2】 ベーラ室の部分を明瞭に示したコンバインベーラの側面図。
【図3】 搬送ダクト部と固定ダクトとの連通部11の側面断面図。
【図4】 同じく平面図。
【図5】 連通部11に被覆されるカバー体の斜視図。
【図6】 他の参考例の塵埃風漏出防止手段を示す連通部11の側面図。
【図7】 他の参考例のカバー体が被覆された連通部11の側面図。
【図8】 他の参考例の塵埃風漏出防止手段を示す連通部11の側面図。
【図9】 同じく正面断面図。
【図10】 他の参考例の塵埃風漏出防止手段を示す連通部11の側面図。
【図11】 カバー位置固定部材25の平面図。
【図12】 同じく側面図。
【符号の説明】
2 フレール式の刈取部
3 搬送ダクト部
4 ベーラ室
6 運転部
10b 固定ダクト
11 連通部
12 弾性部材
13 可撓性部材
17 カバー体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention cuts the cocoons by the flare type mowing unit and transports them to the baler chamber, and in the combine baler that forms the cocoons in a roll shape in the baler chamber, the dust due to the conveying wind from the mowing unit leaks to the outside. The present invention relates to a technique for preventing this.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a combine baler is known in which a feed crop is conveyed to a baler chamber, wound on a roll inside the baler chamber, and then released by covering the outer periphery with a binding string or a covering sheet. A transport duct portion is disposed on the rear portion of the harvester of the combine baler, and the rear portion of the transport duct portion is inserted into the upper portion of the baler chamber. The cutting part and the duct part can be moved up and down, the cutting height can be adjusted, and the cutting part is raised during non-working so as not to come into contact with an obstacle.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional technology, the part where the rear part of the duct part is inserted into the inlet of the baler chamber has rubber or the like arranged so that dust does not leak even if the cutting part is raised or lowered, but it is securely sealed. This is difficult, and some leakage occurs, and the leaked dust or the like is applied to the operation unit disposed in the vicinity thereof, which makes it difficult for the operator to work.
In view of the above problems, an object of the present invention is to sufficiently suppress the leakage of dust.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The problem to be solved by the present invention is as described above. Next, means for solving the problem will be described.
[0005]
A cutting part is provided at the front part of the machine body, a conveying duct part is integrally provided at the rear part of the cutting part, and the rear part of the conveying duct part is inserted into the front part of the fixed duct provided at the front part of the baler chamber. In the combine baler configured so that the mowing part and the transport duct part can be moved up and down, the flexible member projects from the periphery of the fixed duct to the outer periphery of the transport duct part to cover the communication part and presses the outside of the elastic member. This is that the sexual member is provided in the fixed duct.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the invention will be described.
[0007]
1 is a side view of a combine baler according to the present invention, FIG. 2 is a side view of a combine baler clearly showing a portion of a baler chamber, and FIG. 3 is a side cross-sectional view of a
[0008]
Figure 5 is a perspective view of a cover body to be coated in the communicating
[0009]
8 is a side view of the
[0010]
1 and 2, the overall structure of the combine baler will be described. A roll baler device is mounted on the upper part of the crawler
[0011]
A
[0012]
The flail
[0013]
The baler chamber 4 is divided into a front and rear half, and includes an
[0014]
In addition, in the inside of the baler chamber 4, a plurality of rotating rollers 7, 7... Are horizontally arranged in a horizontal direction in a side view along the inner periphery of the baler chamber 4 in order to form a forage crop in a cylindrical shape. The rotary rollers 7, 7... Are forcibly rotated in the same direction by a power from the
[0015]
And when the diameter of the feed bale grows in the inside of the baler chamber 4, the
[0016]
In addition, an
[0017]
A
[0018]
Next, prevention of leakage of dust wind blown out by the conveying air from the
[0019]
Since the charging
[0020]
In the conventional configuration, an elastic member such as rubber is coated on the outer periphery of the
[0021]
Therefore, in the present invention, as shown in FIGS. 3 and 4,
[0022]
The
[0023]
Moreover, as shown in FIG. 4, it can also be set as the structure which presses down the one
[0024]
The dust leakage prevention mechanism using the
As described above, since the
[0025]
Next, a reference example of dust leakage prevention means will be described with reference to FIGS. In this reference example , a
[0026]
The
[0027]
In such a configuration, as shown in FIG. 6, the
[0028]
Further, the
[0029]
As described above, since the
[0030]
Next, another reference example will be described with reference to FIGS. In this reference example , a member having elasticity such as sponge is attached to the inner peripheral surface of the fixed duct to prevent the leakage of dust from the gap in the
[0031]
Next, another reference example will be described. In this reference example , as shown in FIG. 10, cover position fixing means are provided on the
[0032]
Further, on the fixed
[0033]
In the cover position fixing means configured as described above, when the
[0034]
Next, another reference example will be described. In the present embodiment, in which in combination with the rubber retainer structure using the leaf spring as described, the structure for covering the
[0035]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, the following effects can be obtained.
[0036]
A cutting part is provided at the front part of the machine body, a conveying duct part is integrally provided at the rear part of the cutting part, and the rear part of the conveying duct part is inserted into the front part of the fixed duct provided at the front part of the baler chamber. In the combine baler that is configured to be able to move up and down the cutting part and the transport duct part as a communication part,
Since the elastic member protrudes from the periphery of the fixed duct to the outer periphery of the transport duct to cover the communication portion, and the flexible member that holds the outside of the elastic member is provided in the fixed duct,
Corresponding to the change of the gap width accompanying the raising and lowering of the transport duct portion, the gap can be closed, and the dust wind leakage preventing effect can be enhanced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a combine baler according to the present invention.
FIG. 2 is a side view of a combine baler clearly showing a portion of a baler chamber.
FIG. 3 is a side sectional view of a
FIG. 4 is also a plan view.
FIG. 5 is a perspective view of a cover body that is covered with a
FIG. 6 is a side view of the
FIG. 7 is a side view of the
FIG. 8 is a side view of the
FIG. 9 is a front sectional view of the same.
FIG. 10 is a side view of the
11 is a plan view of a cover
FIG. 12 is a side view of the same.
[Explanation of symbols]
2 Freil-
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