JP3867746B2 - Storage structure of fire pump in fire prevention water tank manhole - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、一般的には防火水槽マンホールへの消防ポンプの収納構造に関するものであり、さらに具体的には、火災発生時にマンホールから消防ポンプを円滑に取り出すことができ、かつ、既設の防火水槽マンホールに対して容易に設置することができるように改善された防火水槽マンホールへの消防ポンプの収納構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
都市部の住宅密集地には、マンホールを介して地上と通じるように地下に所定容量の防火水槽が埋設されており、火災時には、可搬式消防ポンプを前記マンホールの近傍まで運搬し、あるいは消防自動車を前記マンホールの近傍まで移動させ、これらの可搬式消防ポンプ又は消防自動車により前記防火水槽に蓄えた水を利用して消火するようにしている。
しかしながら、消防ポンプや消防自動車の移動には時間がかかるとともに、特に地震その他の災害発生時には、交通渋滞によって可搬式消防ホンプや消防自動車等の移動に長時間を要したり、あるいは移動不能に到ることがあるので、小規模の火災が極めて大きな規模に達することがある。このような場合に、前記防火水槽の貯水を利用した初期消火を可能にするため、最近は、例えば特開平8−158422号公報や特開平9−187527号公報で開示されているように、地下に設置された防火水槽マンホール内に消防ポンプ一式を収納しておき、火災発生時には、前記マンホールから前記消防ポンプを取り出して使用することができるようにしている。
【0003】
前記特開平8−158422号公報に記載の防火水槽マンホールへの消防ポンプの収納構造は、中央部へ吸水管挿通口を有する隔壁(底板)をマンホールの下方部へ取り付けるとともに、中央部に吸水管挿通口を有するポンプ載置台を前記隔壁の上に昇降可能に設置し、エンジンやポンプ本体を含み垂直方向に吸水管を有する消防ポンプを前記ポンプ載置台へ搭載し、消防ポンプの吸水管を前記隔壁及びポンプ載置台の吸水管挿通口に通して、当該吸水管の下端部を防火水槽中に沈ませている。
そして、マンホールの内壁には周方向に係止溝を形成し、前記ポンプ載置台の周縁に形成した複数の係止片を前記係止溝へ係脱可能に係止させ、ポンプ載置台と前記隔壁の間に複数の圧縮バネを圧縮介装するとともに、消防ポンプの使用時には、前記ポンプ載置台の係止部を前記係止溝から脱出させ、前記圧縮バネでポンプ載置台をマンホールの上方部分まで上昇させて消防ポンプをマンホールから取り出すように構成している。
【0004】
前記特開平9−187527号公報に記載のマンホールへの消防ポンプの収納構造は、マンホールの下部へ内側へ突出した鍔部上に環状の軌道を設置し、この軌道に沿って回転する回転機構を設け、この回転機構の上に内筒を取り付け、この内筒内へ左右一対の水平な受け板を昇降可能に設置し、この受け板上に消防ポンプ入りケースを搭載している。前記内筒の内側には上部に所定の角度間隔に固定した各固定具へ垂直に複数本の支持棒を取り付けるとともに、各支持棒に沿って引き上げバネを取り付け、この引き上げバネの下端部を前記それぞれの受け板に固定し、前記内筒の内壁へ一対の傾斜したガイドレールを固定し、前記消防ポンプ入りケースの側部に取り付けた複数の車輪を前記ガイドレールに沿わせ、消防ポンプ入りケースを前記引き上げバネの力によりガイドレールに沿って取り出すように構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記特開平8−158422号公報の消防ポンプの収納構造は、第1に、マンホール内へ隔壁(底板)を取り付けたり、マンホールの内壁に周方向へ係止溝を形成するため、マンホールの改造や設計変更が必要であって、既存防火水槽のマンホールに対して容易に実施することができなかった。
第2に、前記消防ポンプの底部中央部には垂直方向に吸水管が設けられていることが必要であるが、既存の消防ポンプには吸水管が側方を向くように設置されているので、前記収納構造を実施するためには、既存の消防ポンプを使用することができず、特別設計の消防ポンプが必要になり、前述のように既存のマンホールに設置することができないことと相まって、設備費が高価になるという課題があった。
第3に、前記のようにマンホールの下部へ隔壁を取り付けるので、防火水槽内の点検が困難になるという課題があった。
【0006】
前記特開平9−187527号公報の消防ポンプの収納構造は、第1に、マンホールの下部へ内側へ突出した鍔部を形成するので、既存のマンホールの大幅な改造や設計変更が必要(既存のマンホールは円形の孔であり、多くは円筒状のプレキャスト成形品である。)であり、既存の防火水槽マンホールに対して容易に実施することができなかった。
第2に、消防ポンプ入りケースをマンホール内の中筒から取り出す際、消防ポンプ入りケースはその姿勢が垂直状態から水平状態に変更されるので、このような姿勢変更に耐えられるように、エンジンの燃料タンクその他の設計を変更しなければならず、既存の消防ポンプをそのまま使用することができない。したがって、設備費が高価になるという課題があった。
【0007】
この発明の目的は、既存の防火水槽マンホールの設計を変更することなく、既存のマンホールに対しても容易に実施することができる防火水槽マンホールへの消防ポンプの収納構造を提供することにある。
この発明の他の目的は、防火水槽内のカメラなどによる点検が容易に行える防火水槽マンホールへの消防ポンプの収納構造を提供することにある。
この発明のさらに他の目的は、消防ポンプを防火水槽マンホールから取り出して使用する際、消防ポンプの姿勢がマンホール内での収納状態から変化しない防火水槽マンホールへの消防ポンプの収納構造を提供することにある。
この発明のさらに他の目的は、消防ポンプのマンホールからの取出及び収納の際に、当該消防ポンプを昇降ベースによって短時間内に軽くかつ小さな力で昇降させることができるとともに、前記昇降ベースからマンホール外への撤去及び搭載が楽にしかも短時間でできる防火水槽マンホールへの消防ポンプの収納構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明による防火水槽マンホールへの消防ポンプの収納構造は、前述の課題を解決するため以下のように構成したものである。
すなわち、請求項1に記載の防火水槽マンホールへの消防ポンプの収納構造によれば、
防火水槽マンホール(1)の内壁(10)へ上下方向に沿って相対するように設置された少なくとも一対の垂直ガイドレール(2,2)と、
前記垂直ガイドレール(2,2)へ所定の下限レベルから防火水槽マンホール(1)の上端部までを昇降するように設置された昇降ベース(3)とを備え、
前記昇降ベース(3)へ消防ポンプ(4)を搭載した状態で当該消防ポンプ(4)を前記マンホール(1)内へ収容し、
前記昇降ベース(3)は、少なくとも一対の定張力渦巻きバネ(5,5)により上昇方向へ付勢されているとともに、少なくとも一対の水平ガイドレール(30,30)を上方へ臨むように有し、
前記各定張力渦巻きバネ(5,5)の張力の総和と、前記昇降ベース(3)が受ける全荷重と当該昇降ベース(3)自体の重量との総和とがほぼ等しく、
前記消防ポンプ(4)は、当該消防ポンプ(4)の下部に取り付けられた台車(40)を介して前記水平ガイドレール(30,30)へ搭載されており、
前記一対の水平ガイドレール(30,30)の一端側には互いに相対しない側部へ張出状に受け部材(31,31)が取り付けられ、
前記台車(40)の一端側は、当該台車(40)に取り付けられた脚(41)を介して前記各受け部材(31,31)へ載置され、
前記台車(40)の他端側は、当該台車(40)に取り付けられた一対の車輪(42)を介して前記水平ガイドレール(30,30)の他端部へそれぞれ浮上が防止された状態で載置され、
前記台車(40)は、ロック金具(6)により前記水平ガイドレール(30,30)上における移動及び浮上が抑制されていることを特徴としている。
【0009】
請求項2に記載の防火水槽マンホールへの消防ポンプの収納構造は、請求項1の防火水槽マンホールへの消防ポンプの収納構造において、前記一対の水平ガイドレール(30,30)の少なくとも一端部には、前記昇降ベース(3)が前記マンホール(1)の上端部まで上昇したときに、前記各水平ガイドレール(30,30)の端部から前記マンホール(1)の開口縁へ掛け渡される起倒自在な道板(32,32)がそれぞれ取り付けられていることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照しながら、この発明による防火水槽マンホールへの消防ポンプの収納構造の好ましい実施形態を説明する。
図1はこの発明による一実施形態の防火水槽マンホールへの消防ポンプの収納構造の部分破断断面図、図2は図1の実施形態の収納構造の下部構造を示す拡大部分半裁断面図、図3は図1の実施形態の収納構造の上部構造を示す部分拡大断面図、図4は図2の矢印A−Aに沿う部分断面図、図5は昇降ベースを図1の状態からマンホールの上部へ上昇させて消防ポンプを省略した状態の部分平面図、図6は図5の矢印B−Bに沿う部分断面図、図7は図5の矢印C−Cに沿う部分断面図、図8は昇降ベースを図1の状態からマンホールの上部へ上昇させ、台車を水平方向へ移動させ始めた状態を示す部分拡大断面図である。
【0011】
図1のように、防火水槽(図示しない)に設けられた防火水槽マンホール1(以下単に「マンホール」ともいう。)の内壁10には、上下方向に沿って相対するように一対の垂直ガイドレール2,2が固定され、前記垂直ガイドレール2,2には、所定の下限レベル(例えば、マンホール1の上端から700mm前後下方のレベル)からマンホール1の上端部までを昇降するように昇降ベース3が取り付けられ、この昇降ベース3には、ポンプ本体4a,エンジン部4b,燃料タンク4c,図示しない蓋がねじ締められた吸水ホース接続口4d及び放水ホース接続口4eなどを含む消防ポンプ4が搭載されている。
すなわち、前記消防ポンプ4は前記昇降ベース3へ搭載された状態で前記マンホール1内へ収納されている。
【0012】
この実施形態の収納構造において、各垂直ガイドレール2,2は図4で示されているように金属製のチャンネル状部材であり、これらの垂直ガイドレール2,2はマンホール1の内壁10に対して伏せられた状態に配置され、その下端部分は連結部材20によって互いに溶接連結されている。
この実施形態において、各垂直ガイドレール2,2は、図2及び図4で示されているように、それらの下端部分が複数の(この実施形態では各4本)ボルト状の押しネジ21により、マンホール1の内壁10の相対する部分へ突っ張られた状態で固定されている。図の符号23はそれぞれ垂直ガイドレール2,2の底部へ溶接された締付けナット、24はそれぞれのネジ21へねじ合わされたロックナットである。
したがって、垂直ガイドレール2,2は、前記各ロックナット24を緩め、各押しネジ21を緩めることによってマンホール1の内壁10から容易に取り外すことができる。
【0013】
この実施形態において、昇降ベース3は、一部がそれぞれ対応する垂直ガイドレール2へ被さった状態で摺動スライドする短いチャンネル状の摺動体33,33と、対応する垂直ガイドレール2を挟む状態で各摺動体33,33の上端両側部へ連結された一対の水平ガイドレール30,30とを備えており、各摺動体33,33の下端部分には、それぞれ対応する垂直ガイドレール2の相対する面へ接触するように振れ止め用のローラ3aが取り付けられている。
前記振れ止め用のローラ3aは回転しないピンに代えても実施することができるとともに、それらの振れ止め用のローラ3a又はピンは、図示しないスプリングなどにより、それぞれ対応する垂直ガイドレール2へ押し付け状に常時付勢させる構造にすることができる。
一対の水平ガイドレール30,30は、図6及び図7で示すように平行に相対するL字状断面の金属製のアングル状部材によって構成されており、長さ方向の中央部において短い角パイプからなる連結片34によって互いに連結(溶接)されている。
前記連結片34には、下方へ垂直に伸びるようにスライドバー3bが固定されており、このスライドバー3bは、垂直ガイドレール2,2の連結部材20へ貫通状に固定されたガイド筒22へスライドするように挿入されている。
前記水平ガイドレール30,30の中央部より一端部方向へ偏った位置には、それぞれ相対しない側部へ水平に張り出すように受け部材31,31が溶接されている。
【0014】
前記昇降ベース3の各摺動体33のチャンネル状の内部には、対応する垂直ガイドレール2から離れた位置に、定張力(密着)渦巻きバネ5が巻かれた二個のリール50がそれぞれ取り付けられており、各定張力渦巻きバネ5,5の外端部は前記各垂直ガイドレール2の上端部へ固定されている。
この実施形態では、図3で示すように、各垂直ガイドレール2の上端部へ垂直方向に長孔状のスリット25が形成され、このスリット25を塞ぐ状態に各垂直ガイドレール2の上端部へ引っ掛けた状態で取付板51をそれぞれ取り付け、この取付板51へそれぞれ直接又は調整部材52を介して定張力渦巻きバネ5の外端部をネジ止めしている。
なお、定張力渦巻きバネ5の上端部は前述のように各垂直ガイドレール2の上端部にではなく、各垂直ガイドレール2の近傍において、マンホール1の内壁10の上部へ固定されていても差し支えなく、また、リール50を図示とは逆に垂直ガイドレール2の上端部又はマンホール1の内壁10の上部へ取り付け、定張力渦巻きバネ5の他端部を前記摺動体33へ固定しても実施することができる。
【0015】
この実施形態の消防ポンプの収納構造においては、消防ポンプ4の下部には台車40が取り付けられており、前記消防ポンプ4はこの台車40を介して前記水平ガイドレール30,30へ搭載されている。
台車40は、比較的幅が広く前記水平ガイドレール30,30と平行する断面逆チャンネル状(下向きチャンネル状)の取付ベース43と、この取付ベース43の下部四箇所へ均一な高さの各防振ゴム45を介して相対し、当該取付ベース43よりも幅がやや狭く長さがやや長いチャンネル状のシャシー44と、このシャシー44の一端部下面へ前記受け部材31と対応するように固定された脚取付部材46とを備えている。
前記各防振ゴム45は、前記取付ベース43及びシャシー44へそれぞれナット止めされている。消防ポンプ4は、取付ベース43に形成された各取付孔47(図5)の部分において、図1のように当該消防ポンプ4の下部取付板4fをそれぞれボルトナット止めすることにより前記取付ベース43へ固定されている。
【0016】
前記台車40の一端側は、前記脚取付部材46の下部へ取り付けられた各ゴム製の脚41を介して前記昇降ベース3の受け部材31,31へ載置され、その他端側は、前記シャシー44の下部へ前記水平ガイドレール30,30へ対応するように取り付けられた一対の車輪42,42を介して、前記水平ガイドレール30,30の他端部へ載置されている。この実施形態ではさらに、前記各水平ガイドレール30,30には、前記脚取付部材46の底部と相対する位置に切り欠きにより凹状の受け部30a,30a(図8)が形成されており、これらの受け部30a,30aへ前記脚取付部材46を嵌め合せ状に支持させることにより、前記台車40の水平移動が阻止されるように構成している。
前記台車40は、前記脚取付部材46の両端部分へ固定された鉤状部材62と、前記鉤状部材62へ引っ掛けられる輪状のスプリング63を上端に有し、前記受け部材31へ軸止めされた回動レバー61とからなるロック金具6により、前記ガイドレール30,30上における浮上が阻止され、各車輪42,42は、それぞれ前記ガイドレール30,30の側部へ固定された浮上阻止板60により浮上が防止されている。
前記シャシー44の端部に固定されている脚取付部材46には、門形のハンドル48が取り付けられており、前記ロック金具6を外すと、前記ハンドル48を持って台車40の脚取付部材46側の端部を水平ガイドレール30,30から持ち上げることができるようになっている。
【0017】
この実施形態の消防ポンプの収納構造において、前記一対の水平ガイドレール30,30には、前記車輪42が位置する部分の反対側の端部に、昇降ベース3がマンホール1の上端部まで上昇したときに、前記各水平ガイドレール30,30の端部から前記マンホール1の開口縁へ掛け渡される起倒自在な道板32,32がそれぞれ取り付けられている。
【0018】
前記マンホール1内の上方には、上端周縁のフランジ71が前記垂直ガイドレール2,2の上端へ支持された状態で、トレイ状のホース収納容器7が設置されており、消防ポンプ4の図示されていない放水ホースは前記ホース収納容器7内に収納されている。
前記ホース収納容器7には中蓋70が被せられており、この中蓋70は、その外周縁に形成したスリット72へ一方の垂直ガイドレール2の上端部に固定した施錠用プレート73を案内し、この施錠用プレート73の孔に錠74のフック75を通して施錠することができるように構成されている。このように施錠することによって、消防ポンプ4やそれの付属品の盗難が防止される。
図1の符号76は中蓋70の把手である。
【0019】
この実施形態の収納構造では、垂直ガイドレール2相互を連結している連結部材20の側部にホース案内環(上方から見て環になっている。)20aが固定されており、このホース案内環20aには、下端の吸い込み口を図示しない防火水槽の貯水中に沈ませた吸水ホース8が、吊り下げ状にかつスライド自在に案内されている。
吸水ホース8の上端には、消防ポンプ4の吸水ホース接続口4dへ接続するための接続金具80がホースバンドを兼ねたストッパ81によって取り付けられおり、吸水ホース8は、前記ホースバンドを兼ねたストッパ81の作用により前記ホース案内環20aへ吊り下げられている。
他方、昇降ベース3の連結片34には着脱金具83が下向きにかつ貫通状に取り付けられており、この着脱金具83へ鎖又はロープからなる引き上げ具82の一端を連結するとともに、その引き上げ具82の他端を前記ホースバンドを兼ねたストッパ81へ連結することにより、昇降ベース3と前記吸水ホース8とを連係させている。
【0020】
この実施形態において、消防ポンプ4側の荷重は約40kgであり、前記各定張力渦巻きバネ5の張力を加算した力は前記消防ポンプ4側の荷重とほぼバランスするように設計されている。
この実施形態のマンホールへの消防ポンプの収納構造において、マンホールの図示しない蓋を開け、錠74を解錠してマンホール1内よりホース収納容器7を取り出すとともに、消防ポンプ4に取り付けられたハンドル4gを持って当該消防ポンプ4を軽く持ち上げると、各定張力渦巻きバネ5の張力により、消防ポンプ4,台車40及び昇降ベース3は、図8のように両側の垂直ガイドレール2,2に沿ってマンホール1内の上部まで上昇する。
この実施形態では、前記全定張力渦巻きバネ5の張力の合計と、消防ポンプ4側、すなわち消防ポンプ4,台車40及び昇降ベース3の重量並びに各摺動体33と垂直ガイドレール2,2との摩擦の合計とがバランスしており、消防ポンプ4を持ち上げる途中でその持ち上げを停止すると、消防ポンプ4が前記停止位置で静止するように設計されている。したがって、消防ポンプ4,台車40及び昇降ベース3をマンホール1内の上部まで上昇させたとき、昇降ベース3はその位置で停止し自重によって下降することはない。
昇降ベース3をマンホール1内の上部まで引き上げた後、ロック金具6を解放し、ハンドル48を持って水平ガイドレール30,30の端部より台車40及び消防ポンプ4の端部を図8のように持ち上げ、道板32を同図のように水平に倒して水平ガイドレール30,30とマンホール1の上部外周の路面とを連続させ、台車40をマンホール1外へ導くように同図左方向へ水平移動し定置させる。
この状態で、前記引き上げ具82を手繰って吸水ホース8を引き上げ、前記接続金具80により前記吸水ホース8を吸水ホース接続口4dへ連結するとともに、前記ホース収納容器7から図示しない放水ホースを取り出してこれを放水ホース接続口4eへ連結すると、消防ポンプ4を使用することができる。
消防ポンプ4を再度マンホール内へ収納する際には、前記放水ホースと吸水ホース8とをそれぞれの接続口4e,4dから取り外し、台車40を水平移動させて車輪42側より水平ガイドレール30,30上に載せ、ロック金具6によって台車40と水平ガイドレール30,30とをロックし、ハンドル4gを持って消防ポンプ4を押し下げることにより、連結部材20の上端へ各摺動体33の下端が突き当たるまで、消防ポンプ4,台車40及び昇降ベース3を下降させればよい。
【0021】
前記実施形態の防火水槽マンホールへの消防ポンプの収納構造は、第1に、マンホール1の内壁10へ上下方向に沿って相対するように設置された少なくとも一対の垂直ガイドレール2,2に沿って、消防ポンプ4が搭載された昇降ベース3が昇降するように構成されているので、既設の防火水槽マンホールに対してその設計を変更したり、改造したりすることなく実施することができる。
第2に、消防ポンプ4をマンホール1から引き上げて撤去し、昇降ベース3を上方へ引き抜くことにより、マンホール1の下方の防火水槽内を支障なく点検することができる。前述のように垂直ガイドレール2,2の下端部を連結部材20で連結した場合でも、この連結部材20の両側空間よりカメラを挿入して内部を点検することができるほか、必要に応じて別の消防ポンプの吸水ホース及び当該吸水ホースのストレーナを出入させることも可能である。
第3に、前記昇降ベース3は、一端側がリール50へ巻かれた少なくとも一対の定張力渦巻きバネ5,5により上昇方向へ付勢されているので、これらの定張力渦巻きバネ5の張力を利用して消防ポンプ4を軽く上昇させて取り出したり、あるいはこれを再収納することができる。
第4に、前記垂直ガイドレール2,2相互の下端部分は連結部材20によって互いに連結され、各垂直ガイドレール2,2はそれらの下端部分が複数の押しネジ21により前記マンホール1の内壁10の相対する部分へ突っ張り状態に固定されているので、垂直ガイドレール2,2を容易にマンホール1の内壁から取り外すことができる。
第5に、前記昇降ベース3下部には、前記マンホール1の中心部に対応する位置へ垂直方向に沿うスライドバー3bを固定するとともに、前記連結部材20には前記スライドバー3bへ対応する位置へ垂直方向に沿うガイド筒22を固定し、前記スライドバー3bを前記ガイド筒22へスライド自在に挿入したので、昇降ベース3の昇降作動がより安定する。
第6に、前記昇降ベース3の両端部には、それぞれ対応する垂直ガイドレール2へ接触する触れ止め用のピン又はローラ3aが取り付けられているので、昇降ベース3の横振れを防止してその昇降作動を一層安定させることができる。
第7に、昇降ベース3には上方に臨むほぼ水平な少なくとも一対の水平ガイドレール30,30を備え、前記消防ポンプ4は、当該消防ポンプ4の下部に取り付けらた台車40を介して前記水平ガイドレール30,30へ搭載したので、消防ポンプ4をマンホール1から引き上げた後、これを水平移動させてその収納状態の姿勢を変化させることなく安定して使用することができる。
第8に、ロック金具6により前記水平ガイドレール30,30上における台車40の移動を抑制するように構成したので、地震などの際に消防ポンプ4の移動や離脱を防止することができるとともに、消防ポンプ4を昇降ベース3とともに安定して昇降させることができる。
第9に、一対の水平ガイドレール30,30の一端側には互いに相対しない側部へ張出状に受け部材31,31が取り付けられ、前記台車40の一端側は、当該台車40に取り付けられた脚41を介して前記受け部材31,31へ載置され、前記台車40の他端側は、当該台車40に取り付けられた一対の車輪42を介して前記水平ガイドレール30,30の他端部へそれぞれ浮上が防止された状態で載置されているので、収納状態において消防ポンプ4がより安定するとともに、台車40の一方の端部を持ち上げることにより容易に水平方向へ移動させることができる。
第10に、一対の水平ガイドレール30,30の少なくとも一端部には、前記昇降ベース3がマンホール1の上端部まで上昇したときに、前記各水平ガイドレール30,30の端部から前記マンホール1の開口縁へ掛け渡される起倒自在な道板32,32が取り付けられているので、マンホール1の上部へ上昇させた台車40を、水平方向へ円滑に移動させることができる。
第11に、前記消防ポンプ4の吸水ホース8は、前記ホース案内環20aへスライド自在に案内し収納したので、消防ポンプ4の設計を変更することなく、一般に市販されている消防ポンプをそのまま使用することができる。また、重量のある吸水ホース8は、マンホール1内へ固定された部材である連結部材20のホース案内環20aへ吊り下げられているので、昇降部全体の重量を軽減することができる。
第12に、ホース収納容器7には、当該収納容器7又は前記垂直ガイドレール2の上端部へ施錠可能な中蓋70が被せられているので、消防ポンプ4及びその付属部品類の盗難を防止することができる。
第13に、台車40には防振ゴム45が取り付けられているとともに、ゴム製の脚41を設けているので、消防ポンプの運転中にそのずれ動きを防止することができる。
【0022】
その他の実施形態
前記実施形態では、マンホール1内の上部空間にホース収納容器7を設置し、このホース収納容器7内に放水ホースを収納し、吸水ホース8は連結部材20のホース案内環20aへ吊り下げ状に保持させるように構成したが、各ホースは消防ポンプ4の各接続口4d,4eへ接続された状態で昇降ベース3へ搭載されていても差し支えない。
また、吸水ホース8は、放水ホースとともに前記ホース収納容器7内へ収納するように構成しても実施することができる。
台車40は前述のような構成に代えて、水平ガイドレール30,30に沿って摺動するように構成することができる。
【0023】
【発明の効果】
請求項1の発明に係る防火水槽マンホールへの消防ポンプの収納構造によれば、マンホール1の内壁10へ上下方向に沿って相対するように設置された少なくとも一対の垂直ガイドレール2,2に沿って、消防ポンプ4が搭載された昇降ベース3を昇降させ得るように構成されているので、既設の防火水槽のマンホールに対してその設計を変更したり改造したりすることなく設置することができる。
消防ポンプ4をマンホール1から引き上げた状態で、マンホール1の下方の防火水槽内を点検することができる。
前記昇降ベース3は、少なくとも一対の定張力渦巻きバネ5,5により上昇方向へ付勢されているので、昇降行程の昇降量を大にすることができるほか、安定かつ一定した張力を得ることができる。
前記各定張力渦巻きバネ5,5の張力の総和と、前記昇降ベース3が受ける全荷重と当該昇降ベース3自体の重量との総和とがほぼ等しいので、消防ポンプ4を軽く上昇させて取り出したり、あるいはこれを再収納すことができるほか、消防ポンプ4を搭載した昇降ベース3を持ち上げる途中でその持ち上げを停止した場合昇降ベース3は前記停止位置で静止し自重で下降することはない。
昇降ベース3には上方に臨むほぼ水平な少なくとも一対の水平ガイドレール30,30を備え、前記消防ポンプ4は、当該消防ポンプ4の下部に固定された台車40を介して前記水平ガイドレール30,30へ搭載したので、消防ポンプ4をマンホール1から引き上げた後、これを水平移動させてその収納状態の姿勢を変化させることなく安定して使用することができる。
ロック金具6により前記水平ガイドレール30,30上における台車40の移動や浮上を抑制するように構成したので、地震などの際に消防ポンプ4の移動や離脱を防止することができるとともに、消防ポンプ4を昇降ベース3とともに安定して昇降させることができる。
また、一対の水平ガイドレール30,30の一端側には互いに相対しない側部へ張出状に受け部材31,31が取り付けられ、前記台車40の一端側は、当該台車40に取り付けられた脚41を介して前記受け部材31,31へ載置され、前記台車40の他端側は、当該台車40に取り付けられた一対の車輪42を介して前記水平ガイドレール30,30の他端部へそれぞれ浮上が防止された状態で載置されているので、収納状態において消防ポンプ4がより安定するとともに、台車40の一方の端部を持ち上げて容易に水平方向へ移動させることができる。
【0024】
請求項2の発明に係る防火水槽マンホールへの消防ポンプの収納構造によれば、一対の水平ガイドレール30,30の少なくとも一端部には、前記昇降ベース3がマンホール1の上端部まで上昇したときに、前記各水平ガイドレール30,30の端部から前記マンホール1の開口縁へ掛け渡される起倒自在な道板32,32が取り付けられているので、マンホール1の上部へ上昇させた台車40を、水平方向へ円滑に移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による一実施形態の防火水槽マンホールへの消防ポンプの収納構造の部分破断断面図である。
【図2】 図1の実施形態の収納構造の下部構造を示す拡大部分半裁断面図である。
【図3】 図1の実施形態の収納構造の上部構造を示す部分拡大断面図である。
【図4】 図2の矢印A−Aに沿う部分断面図である。
【図5】 昇降ベースを図1の状態からマンホールの上部へ上昇させて消防ポンプを省略した状態の部分平面図である。
【図6】 図5の矢印B−Bに沿う部分断面図である。
【図7】 図5の矢印C−Cに沿う部分断面図である。
【図8】 可動ベースを図1の状態からマンホールの上部へ上昇させ、台車を水平方向へ移動させ始めた状態を示す部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 防火水槽マンホール
10 マンホールの内壁
2 垂直ガイドレール
20 連結部材
20a 吸水ホース案内環
21 押しネジ
22 ガイド筒
23 締付け用ナット
24 ロックナット
25 スリット
3 昇降ベース
3a 振れ止めローラ又はピン
3b スライドバー
30 水平ガイドレール
30a 受け部
31 受け部材
32 道板
33 摺動体
34 連結片
4 消防ポンプ
4a ポンプ本体
4b エンジン部
4c 燃料タンク
4d 吸水ホース接続口
4e 放水ホース接続口
4f 取付板
4g ハンドル
40 台車
41 脚
42 車輪
43 取付ベース
44 シャシー
45 防振ゴム
46 脚取付部材
48 ハンドル
5 定張力渦巻きバネ
50 リール
51 取付板
52 調整部材
6 ロック金具
60 浮上阻止板
61 回動レバー
62 鉤状部材
63 輪状のスプリング
7 ホース収納容器
70 中蓋
71 鍔部
72 スリット
73 施錠用プレート
74 錠
75 フック
76 把手
8 吸水ホース
80 接続金具
81 ホースバンドを兼ねたストッパ
82 引き上げ具
83 着脱金具[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention generally relates to a fire pump storage structure in a fire prevention water tank manhole, and more specifically, a fire pump can be smoothly taken out from a manhole in the event of a fire, and an existing fire prevention water tank The present invention relates to a storage structure for a fire pump in a fire prevention water tank manhole improved so that it can be easily installed in a manhole.
[0002]
[Prior art]
In a densely populated residential area in an urban area, a fire-resistant water tank of a predetermined capacity is buried underground so as to communicate with the ground via a manhole. In the event of a fire, a portable fire pump is transported to the vicinity of the manhole, or a fire engine Is moved to the vicinity of the manhole, and fire extinguishing is carried out using the water stored in the fire prevention water tank by these portable fire pumps or fire engines.
However, the movement of fire pumps and fire trucks takes time, and in the event of an earthquake or other disaster, it may take a long time to move portable fire humps or fire cars due to traffic congestion, or it may become impossible to move. Small fires can reach very large scale. In such a case, in order to enable initial fire extinguishing using the water stored in the fire prevention water tank, recently, as disclosed in, for example, Japanese Patent Laid-Open Nos. 8-158422 and 9-187527, A set of fire fighting pumps is stored in a fire prevention water tank manhole installed in the building so that the fire pump can be taken out from the manhole and used in the event of a fire.
[0003]
The storage structure of the fire pump in the fire prevention water tank manhole described in JP-A-8-158422 has a partition wall (bottom plate) having a water absorption pipe insertion port at the center part attached to the lower part of the manhole and a water absorption pipe at the center part. A pump mounting table having an insertion port is installed on the partition wall so as to be movable up and down, and a fire pump having a water absorption pipe in the vertical direction including the engine and the pump body is mounted on the pump mounting table, and the water absorption pipe of the fire pump is connected to the pump mounting table. The lower end portion of the water absorption pipe is submerged in the fire prevention water tank through the partition wall and the water absorption pipe insertion port of the pump mounting table.
Then, a locking groove is formed in the inner wall of the manhole in the circumferential direction, and a plurality of locking pieces formed on the peripheral edge of the pump mounting table are detachably locked to the locking groove, A plurality of compression springs are interposed between the partition walls, and when the fire pump is used, the locking portion of the pump mounting table is escaped from the locking groove, and the pump mounting table is moved to the upper part of the manhole by the compression spring. The fire pump is configured to be lifted up from the manhole.
[0004]
The housing structure of the fire pump in the manhole described in the above-mentioned JP-A-9-187527 has an annular track on the collar projecting inward to the lower part of the manhole, and a rotating mechanism that rotates along this track. An inner cylinder is mounted on the rotating mechanism, a pair of left and right horizontal receiving plates are installed in the inner cylinder so as to be movable up and down, and a case containing a fire pump is mounted on the receiving plate. Inside the inner cylinder, a plurality of support bars are vertically attached to each fixing tool fixed on the upper part at a predetermined angular interval, a lifting spring is attached along each supporting bar, and the lower end of the lifting spring is attached to the lower end of the lifting cylinder. Fixed to each receiving plate, fixed to a pair of inclined guide rails to the inner wall of the inner cylinder, a plurality of wheels attached to the side of the case with the fire pump included along the guide rail, and a case with a fire pump Is taken out along the guide rail by the force of the lifting spring.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The fire pump storage structure disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-158422 has firstly been modified so that a partition wall (bottom plate) is installed in the manhole or a locking groove is formed in the inner wall of the manhole in the circumferential direction. It was necessary to change the design and could not be easily implemented for the existing fire prevention water tank manhole.
Secondly, it is necessary that a water absorption pipe is provided vertically in the center of the bottom of the fire pump. However, since the water absorption pipe is installed sideways in the existing fire pump. In order to implement the storage structure, it is not possible to use an existing firefighting pump, a specially designed firefighting pump is required, coupled with the fact that it cannot be installed in an existing manhole as described above, There was a problem that the equipment cost was expensive.
3rdly, since the partition was attached to the lower part of a manhole as mentioned above, the subject that the inspection in a fire prevention water tank became difficult occurred.
[0006]
First, since the fire pump storage structure disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 9-187527 forms a flange that protrudes inwardly to the lower part of the manhole, it is necessary to drastically modify and change the design of the existing manhole (existing The manhole is a circular hole, and most of them are cylindrical precast molded products.) And could not be easily implemented for existing fireproof water tank manholes.
Secondly, when the case with the fire pump is taken out from the middle cylinder in the manhole, the posture of the case with the fire pump is changed from the vertical state to the horizontal state. The fuel tank and other design must be changed, and the existing firefighting pump cannot be used as it is. Therefore, there has been a problem that the equipment cost becomes expensive.
[0007]
The objective of this invention is providing the accommodation structure of the fire pump in the fire prevention water tank manhole which can be easily implemented with respect to the existing manhole, without changing the design of the existing fire prevention water tank manhole.
Another object of the present invention is to provide a fire pump storage structure in a fire water tank manhole that can be easily inspected by a camera in the fire water tank.
Still another object of the present invention is to provide a fire fighting pump storage structure in a fire prevention water tank manhole in which the posture of the fire fighting pump does not change from the storage state in the manhole when the fire fighting pump is taken out from the fire prevention water tank manhole and used. It is in.
Still another object of the present invention is to allow the fire pump to be lifted and lowered with light and small force within a short time by the lifting base when the fire pump is taken out from the manhole and stored. The object is to provide a fire pump storage structure in a fire prevention water tank manhole that can be easily removed and mounted outside.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The fire pump housing structure in the fire prevention water tank manhole according to the present invention is configured as follows in order to solve the above-described problems.
That is, according to the storage structure of the fire pump in the fire prevention water tank manhole according to
At least a pair of vertical guide rails (2, 2) installed to face the inner wall (10) of the fire prevention water tank manhole (1) along the vertical direction;
An elevating base (3) installed to elevate the vertical guide rails (2, 2) from a predetermined lower limit level to the upper end of the fire prevention water tank manhole (1),
The fire pump (4) is housed in the manhole (1) with the fire pump (4) mounted on the lift base (3),
The elevating base (3) is urged upward by at least a pair of constant tension spiral springs (5, 5) and has at least a pair of horizontal guide rails (30, 30) facing upward. ,
The total tension of the constant tension spiral springs (5, 5), the total load received by the lifting base (3) and the weight of the lifting base (3) itself are substantially equal,
The fire pump (4) is mounted on the horizontal guide rail (30, 30) via a carriage (40) attached to the lower part of the fire pump (4).
A receiving member (31, 31) is attached to one end side of the pair of horizontal guide rails (30, 30) in a protruding manner on side portions that are not opposed to each other.
One end side of the carriage (40) is placed on the receiving members (31, 31) via legs (41) attached to the carriage (40),
The other end of the carriage (40) is prevented from rising to the other end of the horizontal guide rail (30, 30) via a pair of wheels (42) attached to the carriage (40). Placed in
The carriage (40) is characterized in that movement and levitation on the horizontal guide rails (30, 30) are suppressed by a lock fitting (6).
[0009]
The storage structure of the fire pump in the fire prevention water tank manhole according to
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a preferred embodiment of a storage structure of a fire pump in a fire prevention water tank manhole according to the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a partially cutaway sectional view of a storage structure of a fire pump in a fire prevention water tank manhole according to an embodiment of the present invention, FIG. 2 is an enlarged partial half sectional view showing a lower structure of the storage structure of the embodiment of FIG. 1 is a partially enlarged sectional view showing the upper structure of the storage structure of the embodiment of FIG. 1, FIG. 4 is a partially sectional view taken along arrow AA in FIG. 2, and FIG. 5 is a diagram showing the lifting base from the state of FIG. FIG. 6 is a partial sectional view taken along the arrow BB in FIG. 5, FIG. 7 is a partial sectional view taken along the arrow CC in FIG. 5, and FIG. It is the elements on larger scale which show the state which raised the base from the state of Drawing 1 to the upper part of a manhole, and started to move a cart in the horizontal direction.
[0011]
As shown in FIG. 1, a pair of vertical guide rails are provided on an
That is, the
[0012]
In the storage structure of this embodiment, each
In this embodiment, as shown in FIGS. 2 and 4, each
Therefore, the
[0013]
In this embodiment, the elevating
The steadying
The pair of
A
The receiving
[0014]
Two
In this embodiment, as shown in FIG. 3, a
Note that the upper end of the constant
[0015]
In the fire pump housing structure of this embodiment, a
The
Each of the
[0016]
One end side of the
The
A gate-shaped
[0017]
In the fire pump housing structure of this embodiment, the pair of
[0018]
A tray-like hose storage container 7 is installed above the
The hose storage container 7 is covered with an
[0019]
In the storage structure of this embodiment, a hose guide ring (a ring as viewed from above) 20a is fixed to the side portion of the connecting
At the upper end of the
On the other hand, a
[0020]
In this embodiment, the load on the
In the fire pump storage structure in the manhole according to this embodiment, the unillustrated lid of the manhole is opened, the
In this embodiment, the total tension of the all-constant
After raising the elevating
In this state, the
When the
[0021]
The fire pump storage structure in the fire prevention water tank manhole of the above embodiment is firstly along at least a pair of
Secondly, the
Third, the elevating
Fourth, the lower end portions of the
Fifth, a
Sixth, since both ends of the elevating
Seventh, the elevating
Eighth, since the lock fitting 6 is configured to suppress the movement of the
Ninth, receiving
Tenth, at least one end of the pair of
Eleventh, since the
12thly, since the hose storage container 7 is covered with an
13thly, since the
[0022]
Other embodiments
In the embodiment, the hose storage container 7 is installed in the upper space in the
Further, the
The
[0023]
【The invention's effect】
According to the storage structure of the fire pump in the fire prevention water tank manhole according to the first aspect of the invention, along the at least one pair of
With the
The elevating
Since the sum of the tensions of the constant tension spiral springs 5 and 5 and the sum of the total load received by the lifting
The elevating
Since the lock fitting 6 is configured to suppress the movement and levitation of the
In addition, receiving
[0024]
According to the storage structure of the fire pump in the fire prevention water tank manhole according to the invention of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially cutaway sectional view of a structure for housing a fire pump in a fire prevention water tank manhole according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged partial cutaway sectional view showing a lower structure of the storage structure of the embodiment of FIG. 1;
FIG. 3 is a partially enlarged cross-sectional view showing an upper structure of the storage structure of the embodiment of FIG.
4 is a partial cross-sectional view taken along arrow AA in FIG. 2. FIG.
FIG. 5 is a partial plan view of a state where the elevating base is raised from the state of FIG. 1 to the upper part of the manhole and the fire pump is omitted.
6 is a partial cross-sectional view taken along arrow BB in FIG.
7 is a partial cross-sectional view taken along arrow CC in FIG.
8 is a partial enlarged cross-sectional view showing a state in which the movable base is raised from the state of FIG. 1 to the upper part of the manhole and the carriage is started to move in the horizontal direction.
[Explanation of symbols]
1 fire prevention water tank manhole
10 Inner wall of manhole
2 Vertical guide rail
20 connecting members
20a Water absorption hose guide ring
21 Press screw
22 Guide tube
23 Tightening nut
24 Lock nut
25 slits
3 Lifting base
3a Stabilizing roller or pin
3b Slide bar
30 Horizontal guide rail
30a receiving part
31 receiving member
32 Road board
33 Sliding body
34 Connecting pieces
4 Firefighting pump
4a Pump body
4b Engine part
4c Fuel tank
4d Water absorption hose connection port
4e Water discharge hose connection port
4f Mounting plate
4g handle
40 carts
41 legs
42 wheels
43 Mounting base
44 Chassis
45 Anti-vibration rubber
46 Leg mounting member
48 Handle
5 Constant tension spiral spring
50 reel
51 Mounting plate
52 Adjustment member
6 Lock bracket
60 Levitation prevention plate
61 Rotating lever
62 Saddle-shaped member
63 Ring-shaped spring
7 Hose storage container
70 Inner lid
71
72 slits
73 Locking plate
74 tablets
75 hook
76 Handle
8 Water absorption hose
80 Connecting bracket
81 Stopper that also serves as a hose band
82 Lifting tool
83 Detachable bracket
Claims (2)
前記垂直ガイドレール(2,2)へ所定の下限レベルから防火水槽マンホール(1)の上端部までを昇降するように設置された昇降ベース(3)とを備え、
前記昇降ベース(3)へ消防ポンプ(4)を搭載した状態で当該消防ポンプ(4)を前記マンホール(1)内へ収容し、
前記昇降ベース(3)は、少なくとも一対の定張力渦巻きバネ(5,5)により上昇方向へ付勢されているとともに、少なくとも一対の水平ガイドレール(30,30)を上方へ臨むように有し、
前記各定張力渦巻きバネ(5,5)の張力の総和と、前記昇降ベース(3)が受ける全荷重と当該昇降ベース(3)自体の重量との総和とがほぼ等しく、
前記消防ポンプ(4)は、当該消防ポンプ(4)の下部に取り付けられた台車(40)を介して前記水平ガイドレール(30,30)へ搭載されており、
前記一対の水平ガイドレール(30,30)の一端側には互いに相対しない側部へ張出状に受け部材(31,31)が取り付けられ、
前記台車(40)の一端側は、当該台車(40)に取り付けられた脚(41)を介して前記各受け部材(31,31)へ載置され、
前記台車(40)の他端側は、当該台車(40)に取り付けられた一対の車輪(42)を介して前記水平ガイドレール(30,30)の他端部へそれぞれ浮上が防止された状態で載置され、
前記台車(40)は、ロック金具(6)により前記水平ガイドレール(30,30)上における移動及び浮上が抑制されていることを特徴とする、
防火水槽マンホールへの消防ポンプの収納構造。At least a pair of vertical guide rails (2, 2) installed to face the inner wall (10) of the fire prevention water tank manhole (1) along the vertical direction;
An elevating base (3) installed to elevate the vertical guide rails (2, 2) from a predetermined lower limit level to the upper end of the fire prevention water tank manhole (1),
The fire pump (4) is housed in the manhole (1) with the fire pump (4) mounted on the lift base (3),
The elevating base (3) is urged upward by at least a pair of constant tension spiral springs (5, 5) and has at least a pair of horizontal guide rails (30, 30) facing upward. ,
The total tension of the constant tension spiral springs (5, 5), the total load received by the lifting base (3) and the weight of the lifting base (3) itself are substantially equal,
The fire pump (4) is mounted on the horizontal guide rail (30, 30) via a carriage (40) attached to the lower part of the fire pump (4).
A receiving member (31, 31) is attached to one end side of the pair of horizontal guide rails (30, 30) in a protruding manner on side portions that are not opposed to each other.
One end side of the carriage (40) is placed on the receiving members (31, 31) via legs (41) attached to the carriage (40),
The other end of the carriage (40) is prevented from rising to the other end of the horizontal guide rail (30, 30) via a pair of wheels (42) attached to the carriage (40). Placed in
The carriage (40) is characterized in that movement and levitation on the horizontal guide rails (30, 30) are suppressed by a lock fitting (6).
Storage structure of fire pumps in fire prevention water tank manholes.
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