JP3867742B2

JP3867742B2 - PTP package

Info

Publication number: JP3867742B2
Application number: JP09298597A
Authority: JP
Inventors: 慎次平本; 道徳真鍋
Original assignee: Shionogi and Co Ltd
Current assignee: Shionogi and Co Ltd
Priority date: 1997-03-27
Filing date: 1997-03-27
Publication date: 2007-01-10
Anticipated expiration: 2017-03-27
Also published as: JPH10273162A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品、医薬品等をＰＴＰ包装したＰＴＰ包装体、特に各種錠剤，カプセル剤などの医療用固形製剤をＰＴＰ包装したＰＴＰ包装体に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来から、各種錠剤やカプセル剤などの医療用固形製剤の包装形態として、ブリスタ包装の一つであるＰＴＰ包装が多用されている。このＰＴＰ包装は、被包装物の固形製剤を、成型シートに形成されたシートの一面側に開放した複数の収容ポケット内に収容し、該成型シートの一面側全面に破断可能な台紙フィルムを接着して上記収容ポケットを密封したものであり、固形製剤を取り出す場合には、上記成型シートの他面側から収容ポケット内の固形製剤を押圧し、該固形製剤で上記台紙フィルムを突き破ることにより、内部の固形製剤を取り出すものである。
【０００３】
このＰＴＰ包装によれば、一枚のシートに複数の固形製剤を１つずつ独立して密封包装することができ、しかも一枚のシートから必要量の製剤のみを他の製剤を開封することなく取り出すことができるので、医薬の包装形態として非常に優れるものである。この場合、通常はシートにスリットやミシン目等の切取線を形成し、この切取線に沿ってシートを切り取ることによって、シートを１つの収容ポケットを有する分割部に分割し得るようになっており、調剤薬局等で処方箋などに応じて調剤を行う場合に、調剤量を調整するようになっている。
【０００４】
しかしながら、近年、このように１製剤単位に分割し得るＰＴＰ包装による誤飲事故の問題が取り沙汰されている。即ち、調剤後、患者に与えられたＰＴＰ包装製剤が、上記収容ポケットから取り出されずに、１製剤単位に分割された状態で誤飲されてしまう事故が多数報告されており、この場合ＰＴＰ包装シートが消化管の内壁を傷つけたり、また消化管内に滞留して外科的な処置が必要となる場合もあり（これらを総称して「ＰＴＰ異物症」という）、大きな問題となることも少なくない。
【０００５】
そこで、このような誤飲の問題を解消するため製薬業界を中心に検討が重ねられており、次のような対策が検討され、また一部実施されている。
▲１▼包装シートに取り出し図、注意説明などの表示を徹底する。
▲２▼１製剤単位に分離できないように、従来の切取線の全部又は一部を省略して、例えば最小分離単位が２製剤単位となるようにする。
▲３▼誤飲しても消化管等を傷つけることなく、また消化管内等に滞留しにくい形状のシートの開発。
▲４▼誤飲してもＸ線撮影によりシートの滞留箇所が確認できる新素材の開発。
▲５▼シート素材として、体内で溶ける可溶性ポリマー等の開発。
【０００６】
しかしながら、いずれの対策も必ずしも十分な効果が得られていない。
即ち、上記▲１▼の対策は、従来からも行われているが、未だ誤飲事故が多数報告されており、むしろ増加傾向にある。上記▲２▼の対策は、最近製薬業界において推進されている方法であり、誤飲防止としては、非常に有効な方法であると考えられるが、調剤薬局等において、１回服薬量，１日服薬回数，服薬日数等に応じて指示通りの数に調剤する際、鋏等を用いてシートを切断分離しなければならないケースが多々生じることとなり、調剤効率を低下させている。また、上記▲３▼の対策としては、１製剤ごとに分割した際、シートの角部が丸みを帯びた状態となるように切取線を形成し、誤飲した場合でも消化管が傷つきにくく、かつ消化管に滞留しにくいようにすることが提案されているが（特開平８−５８８３９号公報）、誤飲事故自体を防止することはできず、根本的な対策とはなり得ない。更に、上記▲４▼及び▲５▼の対策については、包装される薬剤への影響やコスト，成型性などの点から有効な素材が得られていないのが現状である。
【０００７】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、誤飲の発生を未然に防止することができ、しかも製造コストの上昇や取扱い性の低下などを招くことなく、誤飲対策として有効かつ有用なＰＴＰ包装体を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
近年、ＰＴＰ包装の誤飲対策としては、包装シートを１製剤ごとに分割できないように包装シートの最小分割単位を２製剤以上とすることが提案され、一部実施されているが、この方法には上述のように取扱い性に関する欠点がある。そこで、本発明者は、この場合に問題となる取扱い性の低下、即ち上述した調剤時の取扱い性低下の問題を解消するため更に検討を重ねた結果、切取線による一枚の包装シートの分割単位を、２個の収容ポケットを有する２個組分割部と、３個の収容ポケットを有する３個組分割部との２種類の分割部とすることにより、鋏等を用いる必要なくシートに設けられた切取線でシートを分割することによって、実際に行われているほとんどの調剤ケースに対応することができ、特に１２個の収容ポケットを有するシートにおいて、上記切取線による分割部を３枚の２個組分割部と２枚の３個組分割部とに分割する場合、及び、１８個の収容ポケットを有するシートにおいて、６枚の２個組分割部と２枚の３個組分割部とに分割する場合又は３枚の２個組分割部と４枚の３個組分割部とに分割する場合に、１個の収容ポケット単位に分割されるシートと遜色のない優れた取扱い性を達成し得ることを見出し、本発明を完成したものである。
【０００９】
従って、本発明は、複数の収容ポケットがシートの一面側に開放した状態に形成された成型シートの前記各収容ポケット内に被包装物を収容し、該成型シートの一面側全面に破断可能な台紙フィルムを接着して上記収容ポケットを密封すると共に、上記収容ポケット間に切取線を形成して、切り取り可能な複数の分割部に区画したＰＴＰ包装体において、上記複数の分割部が、２個の収容ポケットを有する２個組分割部と、３個の収容ポケットを有する３個組分割部との２種類の分割部であることを特徴とするＰＴＰ包装体を提供する。
【００１０】
また、本発明は好適な実施態様として、１２個の収容ポケットを有し、３枚の２個組分割部と２枚の３個組分割部とに区画された上記本発明のＰＴＰ包装体、及び、１８個の収容ポケットを有し、６枚の２個組分割部と２枚の３個組分割部とに区画された、又は３枚の２個組分割部と４枚の３個組分割部とに区画された上記本発明のＰＴＰ包装体を提供する。
【００１１】
【発明の実施の形態及び実施例】
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明のＰＴＰ包装体は、上述のように、カプセル剤や各種錠剤等の医療用固形製剤に使用されるもので、シートに形成した切取線によって切り取り可能な、２個の収容ポケットを有する２個組分割部と３個の収容ポケットを有する３個組分割部とにシートを区画したものであり、これにより鋏等を用いる必要なくシートに設けられた切取線でシートを分割することで、実際に行われているほとんどの調剤ケースに対応することができるようにしたものである。
【００１２】
即ち、本発明者は、カプセル剤や錠剤の一回の服薬量は特別なケースを除いて１〜３錠（以下、単位は便宜上「錠」とするが、これはカプセル剤を除外するものではない）であること、また１日の服薬回数も特別なケースを除いて１〜４回であること、更に１回の調剤で出される薬剤量は通常１〜７日分であり、週単位で２週間以上調剤される場合でも７日分の倍数で処理し得ることから、調剤量の関係因子である▲１▼１回服薬量，▲２▼１日服薬回数，及び▲３▼服薬日数を
▲１▼１回服薬量１〜３錠
▲２▼１日服薬回数１〜４回
▲３▼服薬日数１〜７日
に設定してこれらの組み合わせにより調剤される可能性のある調剤量を求めたところ、表１〜３に示した結果を得た。
【００１３】
下記表１〜３に示されているように、調剤量は２錠から８４錠までの範囲であり、かつ通常の処方では調剤される可能性のない調剤量もいくつかあり、また複数の組み合わせにより発生する調剤量もいくつかあることが判明した。そこで、調剤される可能性のある調剤量を抜き出し、更に各調剤量につきその調剤量が発生する組み合わせの数を調剤度数として求めた。結果を図１に示す。なお、１回服薬数が１錠で１日服薬回数が１回の薬剤を１日分だけ調剤して患者に与えることは、極めて特殊なケースを除いて行われないので、この組み合わせによる調剤量１錠については無視することとした。
【００１４】
【表１】

【００１５】
【表２】

【００１６】
【表３】

【００１７】
その結果、図１に示したように、合計３２通りの調剤量があり、また１２の倍数又は約数を調剤するケースが多く、更に１１錠，１３錠などの素数の調剤量を調剤する可能性がないことが分かった。そこで、これら３２通り調剤量を全て調剤することができる２錠単位以上の調剤単位について種々検討を行った結果、２錠単位と３錠単位との組み合わせにより３２通りの全ての調剤量を調剤し得ることを見出したものである。
【００１８】
このように、本発明のＰＴＰ包装体は、ＰＴＰシートを切取線によって切り取り可能な、２個の収容ポケットを有する２個組分割部と３個の収容ポケットを有する３個組分割部とにシートを区画したものである。従って、一枚のＰＴＰシートに形成される収容ポケットの数は、当然上記２個組分割部と３個組分割部とに分割し得る数であり、具体的には、１０ポケット、１２ポケット、１４ポケット、１６ポケット、１８ポケット、２１ポケットなどとすることができる。
【００１９】
ここで、ＰＴＰシートを２個組分割部と３個組分割部とに分離可能とすることにより、通常の調剤量であれば、鋏等を用いることなく切取線で切り取ることによって確実に調剤することができるものであるが、更に検討を行った結果、特に１２ポケットのシートを３枚の２個組分割部と２枚の３個組分割部とに分割し得るようにした場合、及び、１８ポケットのシートを６枚の２個組分割部と２枚の３個組分割部、又は３枚の２個組分割部と４枚の３個組分割部に分割し得るようにした場合には、上記３２通りの調剤量全てを、複数のシートを分割することなく１枚のシートについて切り取り作業を行うだけで、簡単かつ効率的に調剤し得ることが見出された。
【００２０】
即ち、上記１０ポケット（２個組×２＋３個組×２）、１２ポケット（２個組×３＋３個組×２）、１４ポケット（２個組×４＋３個組×２）、１６ポケット（２個組×５＋３個組×２）、１８ポケット（２個組×６＋３個組×２）、２１ポケット（２個組×６＋３個組×３）の各ＰＴＰシートについて、上記３２通りの調剤量に調剤する際の作業性を下記の基準で評価した。なお、比較として２個組のみの分割が可能な従来の１０ポケットシートを用いて同様の評価を行った。結果を表４に示す。
評価基準
○：手作業でシートから切り出すことができ、しかも切り取り作業を１枚のシ
ートについて行えばよく、半端シートが１枚を越えてでない。
△：複数のシートから分割して調剤することができる。（例：９錠を調剤する場合に、一のシートから３錠切り出し、他のシートから６錠切り出して９錠を調剤する場合、即ち、切り取り作業を２枚以上のシートについて行わなければならず、半端なシートが２枚以上できてしまうケース）
×：分割するために鋏などの道具が必要。
【００２１】
その結果、表４に示されているように、２個組分割部のみの従来のＰＴＰシートは、鋏などの道具を用いなければ調剤できないケースが多々生じるのに対して、本発明のＰＴＰシートでは、いずれの調剤量に対しても鋏などの道具を用いることなく、調剤し得るものであり、特に１２ポケットシート及び１８ポケットシートの場合には、他のシートが複数のシートから切り出しを行わなければ調剤し得ないケースがあるのに対して、複数のシートから切り出しを行う必要なく、１枚のシートについて切り出し作業を行うことによりいずれの調剤量であっても確実に調剤し得、一部を切り取った半端なシートが１枚を越えてできることはなく、全ての調剤量を調剤し得ることが見出されたものである。
【００２２】
【表４】

【００２３】
従って、本発明のＰＴＰ包装体における１枚のシートに形成する収容ポケットの個数及び各分割部への区画は、特に制限されるものではないが、１２個の収容ポケットを有するシートを用いて、３枚の２個組分割部と２枚の３個組分割部とに区画すること、又は、１８個の収容ポケットを有するシートを用いて、６枚の２個組分割部と２枚の３個組分割部、又は３枚の２個組分割部と４枚の３個組分割部に区画することが好ましく、更に携帯性及び調剤時の薬袋への収納性等の観点からシートサイズは可能な限り小さい方が好ましいと考えられ、上記１２ポケットシートとすることがより好ましい。
【００２４】
本発明において、切取線によりＰＴＰシートを２個組分割部と３個組分割部とに区画する方法は、シートの収容ポケット数や該収容ポケットの整列形態などに応じて適宜選択され、要はシートを２個組分割部と３個組分割部とに区画できればよい。
【００２５】
切取線によるシートの区画方法として具体的には、例えば１２の収容ポケットを２列に６ポケットずつ配置したＰＴＰシートの場合、下記のように図２〜５に示した区画方法を例示することができる。
図２：シート１に２列に形成されたポケット列の一段ごとに横方向の切取線３ａを３本形成して、シート１の一端側（図中上側、以下同様）から中間部にかけて２個組分割部４を３枚形成すると共に、残りの部分の縦列間に縦方向の切取線３ｂを形成して２分することにより、３個組分割部５を２枚形成する方法。
図３：シート１の一端側から一段目と二段目との間及び三段目と四段目との間にそれぞれ横方向の切取線３ａを形成して、シート１の一端部に１枚の２個組分割部４を形成すると共に、一端部の切取線３ａからシート１の他端まで縦列間に縦方向の切取線３ｂを形成して、残り２枚の２個組分割部４と２枚の３個組分割部５を形成する方法。
図４：シート１の一端側から二段目と三段目との間及び三段目と四段目との間にそれぞれ横方向の切取線３ａを形成して、シート１の中央部（三段目部分）に１枚の２個組分割部４を形成すると共に、残りの両端側の縦列間にそれぞれ縦方向の切取線３ｂを形成して、残り２枚の２個組分割部４と２枚の３個組分割部５を形成する方法。
図５：シート１に２列に形成されたポケット列の一段ごとに横方向の切取線３ａを３本形成して、シート１の一端側から中間部にかけて２個組分割部４を３枚形成すると共に、残りの部分に対角線方向に斜めの直線又は曲線状の切取線３ｃを形成して２分することにより、３個組分割部５を２枚形成する方法。
【００２６】
この場合、上記図２〜５に例示した各区画方法によって調剤時の取扱い性等に優劣が生じるようなことはなく、いずれの区画方法により区画したＰＴＰシートであっても上述した良好な取扱い性（調剤性）が得られるものであるが、特に図５に示した区画方法の場合には、各切取線３ａ，３ｃが交差する部分が全くなくなるので、各切取線３ａ，３ｃとシート１の外縁との交差部分を斜め又は円弧状に打ち抜くことにより、容易に各分割部４，５の角部にＲをつけることができ、鋭角な角部を生じることなく各分割部４，５を形成することができる。
【００２７】
ここで、図２〜５に例示したような１２ポケットシートの場合は、上記３２通りの調剤量の全てを鋏などの道具を用いることなく、かつ１枚のシートについて切り取り作業を行うことにより確実に調剤し得るものであり、その具体的な調剤法を、上記図２の区画によるシートを例にして図６〜９に示す。また、図１０に、上記表４において調剤作業性の評価を行った１０ポケット（２個組×２＋３個組×２）、１４ポケット（２個組×４＋３個組×２）、１６ポケット（２個組×５＋３個組×２）、１８ポケット（２個組×６＋３個組×２）の各ＰＴＰシートについて、それぞれ区画方法の一例を示すと共に、これら各シートについて９錠、１５錠、２０錠、２１錠及び２７錠の各調剤例を示す。この場合、図１０には参考として図６〜９に示した１２ポケットシート（２個組×３＋３個組×２）の調剤例も併記した。
【００２８】
図６〜９に示したように、１２ポケットシートによれば、上記３２通りの調剤量の全てを、１枚のシートについて切り取り作業を行うことで調剤することができ、効率的に調剤することができると共に、調剤後に一部を切り取った後の半端なシートを１枚を越えて生じることがない。これに対して、図１０に示したように、１０ポケットシートでは９錠及び２１錠の調剤時に２枚のシートについて切り取り作業を行わなければならず、１４ポケットシートでは１５錠及び２７錠の調剤時に２枚のシートについて切り取り作業を行わなければならず、１６ポケットシートでは１５錠の調剤時に２枚のシートについて切り取り作業を行わなければならない。更に、この１６ポケットシートの場合には、２１錠及び２７錠の調剤時に１枚のシートについて切り取り作業を行えば調剤し得るが、必要量を切り取る際の分割操作が複雑となり、分割方法によっては残りのシートが２枚に分割されてしまい、半端なシートが２枚生じてしまう。このように、１０ポケット，１４ポケット，１６ポケットのシートの場合には、切り取り作業を２枚以上のシートについて行わなければならないケースが生じるが、図６〜９及び図１０に併記したように、このような不都合が生じやすい９錠，１５錠，２１錠及び２７錠のいずれの調剤量についても、１２ポケット及び１８ポケットのシートの場合には、切り取り作業を１枚のシートについて行えばよく、しかも調剤後に半端なシートが１枚を越えて生じることもない。
【００２９】
このように、本発明のＰＴＰ包装体は、鋏等の道具を用いることなく、切取線で切り取ることにより、全ての調剤量を確実に調剤することができ、しかも１枚のシートを１２ポケット又は１８ポケットシートとすることにより、更に作業性よく効率的に調剤を行うことができるものである。
【００３０】
本発明のＰＴＰ包装体は、上記収容ポケットが形成された成型シートと、この成型シートの一面側に貼着する破断可能な台紙フィルムとからなり、上記収容ポケットに各種錠剤やカプセル剤などの被包装物を収容し、この成型シートの一面側全面に上記台紙フィルムを貼着して上記収容ポケットを密封すると共に、上記切取線を形成することによって製造される。この場合、上記成型シートや台紙フィルムは、ＰＴＰ包装用として従来から公知のシートやフィルムを用いることができ、また成型シートの成型方法や成型シートへの台紙フィルムの接着方法なども従来公知の方法とすることができ、更に上記切取線の形成についても成型シートや台紙フィルムの材質、切取線の形態（スリット，ミシン目等）、切取線の配置形態（例えば、図２〜５に示した配置）などに応じて公知の方法から最適な方法を選択すればよい。ここで、本発明のＰＴＰ包装体には、特に図示していないが、上記切取線に沿って又は切取線上に、印刷等により区画線を表示して、各分割部を明示することが好ましく、これによって調剤時の取扱い性を更に向上させることができる。
【００３１】
以上、図示等により具体例を挙げて本発明を説明したが、本発明のＰＴＰ包装体は、上記例示のものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り適宜変更することができる。例えば、収容ポケットの数は、上述のように１２ポケット又は１８ポケットとすることが好ましく、特に１２ポケットとすることがより好ましいが、ポケット数はこれらに限定されるものではなく、１０ポケット，１４ポケット，１６ポケット、その他２個の収容ポケットを有する２個組分割部と、３個の収容ポケットを有する３個組分割部とに分けられるポケット数であればよく、またポケットの配置も各図に示された２列に整列した配置に限定されず、３列や４列、更には変則的な配置であってもよく、要は上記２個組分割部と３個組分割部とに区画し得る配置であればよい。更に、本発明のＰＴＰ包装体は、上述のように各種錠剤やカプセル剤などの医療用固形製剤の包装形態として好適に用いられるものであるが、各種食品やその他の物品の包装としても好適に使用し得る。
【００３２】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のＰＴＰ包装体によれば、分割される最小単位が２ポケット以上であるため、錠剤やカプセル剤等の医療用固形製剤の包装として用いた場合に、薬剤を取り出すことなく包装体ごと飲み込んでしまう誤飲事故の発生を効果的に防止することができ、しかも通常の調剤量であれば、鋏等の道具を用いる必要なく簡単に調剤することができ、調剤時の取扱い性を低下させることなく、極めて効果的に誤飲事故の発生を防止することができるものである。また、上述のように、従来からの通常の材料及び方法（装置）により製造することができるので、製造コスト等の大幅な増加を招くこともない。
【図面の簡単な説明】
【図１】調剤される可能性のある調剤数量と各調剤数量の発生度数を示すグラフである。
【図２】本発明の一実施例にかかるＰＴＰ包装体を示す平面図である。
【図３】本発明の他の実施例にかかるＰＴＰ包装体を示す平面図である。
【図４】本発明の更に別の実施例にかかるＰＴＰ包装体を示す平面図である。
【図５】本発明のまた別の実施例にかかるＰＴＰ包装体を示す平面図である。
【図６】錠剤を包装した本発明のＰＴＰ包装体について、２〜１０錠の調剤時に行われるシートの分割方法を例示した説明図である。
【図７】同ＰＴＰ包装体について、１２〜２７錠の調剤時に行われるシートの分割方法を例示した説明図である。
【図８】同ＰＴＰ包装体について、２８〜５４錠の調剤時に行われるシートの分割方法を例示した説明図である。
【図９】同ＰＴＰ包装体について、５６〜８４錠の調剤時に行われるシートの分割方法を例示した説明図である。
【図１０】ポケット数の異なるシート間における、調剤時の作業性を比較した説明図である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a PTP package in which foods, pharmaceuticals and the like are PTP-packaged, and more particularly to a PTP package in which medical solid preparations such as various tablets and capsules are PTP-packaged.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
Conventionally, PTP packaging, which is one of blister packaging, has been frequently used as a packaging form for medical solid preparations such as various tablets and capsules. In this PTP package, the solid preparation of the package is stored in a plurality of storage pockets opened on one side of the sheet formed on the molded sheet, and a breakable mount film is bonded to the entire surface of the one side of the molded sheet. And when the storage pocket is sealed, when taking out the solid preparation, by pressing the solid preparation in the storage pocket from the other side of the molded sheet, by breaking through the mount film with the solid preparation, The internal solid preparation is taken out.
[0003]
According to this PTP packaging, a plurality of solid preparations can be individually sealed and packaged on a single sheet, and only the required amount of the preparation can be opened from one sheet without opening other preparations. Since it can be taken out, it is very excellent as a pharmaceutical packaging form. In this case, normally, the sheet can be divided into divided portions having one accommodation pocket by forming a cut line such as a slit or a perforation in the sheet, and cutting the sheet along the cut line. When dispensing according to a prescription at a pharmacy or the like, the dispensing amount is adjusted.
[0004]
However, in recent years, the problem of accidental ingestion due to PTP packaging that can be divided into one preparation unit has been discussed. That is, after dispensing, many accidents have been reported in which the PTP packaged preparation given to the patient is accidentally swallowed in a state of being divided into one preparation unit without being taken out from the storage pocket. May damage the inner wall of the gastrointestinal tract, or may stay in the gastrointestinal tract and require surgical treatment (collectively referred to as “PTP foreign body disease”), which is often a major problem.
[0005]
Therefore, studies have been made mainly by the pharmaceutical industry in order to eliminate such a problem of accidental ingestion, and the following measures have been studied and partially implemented.
(1) Thoroughly display on the packing sheet, such as drawings and explanations of cautions.
(2) All or part of the conventional cutoff line is omitted so that it cannot be separated into 1 preparation unit, for example, the minimum separation unit is 2 preparation units.
(3) Development of a sheet with a shape that does not damage the digestive tract even if it is accidentally swallowed and does not stay in the digestive tract.
(4) Development of a new material that can confirm the staying position of the sheet by X-ray photography even if accidentally ingested.
(5) Development of soluble polymers that melt in the body as sheet materials.
[0006]
However, none of the countermeasures is necessarily effective.
In other words, the measure (1) has been taken, but many accidents of accidental ingestion have been reported and are increasing. The measure (2) is a method recently promoted in the pharmaceutical industry, and is considered to be a very effective method for preventing accidental ingestion. When dispensing to the number as instructed according to the number of times of medication, the number of days of medication, etc., there are many cases in which the sheet must be cut and separated using a scissors or the like, and the dispensing efficiency is reduced. In addition, as a measure of the above (3), when dividing into each preparation, a cut line is formed so that the corners of the sheet are rounded, and the digestive tract is not easily damaged even if it is accidentally swallowed. Although it has been proposed to make it difficult to stay in the gastrointestinal tract (Japanese Patent Laid-Open No. 8-58839), it is not possible to prevent accidental ingestion itself and cannot be a fundamental measure. Furthermore, with regard to the measures (4) and (5) above, no effective material has been obtained from the viewpoints of influence on the medicine to be packaged, cost, moldability, and the like.
[0007]
The present invention has been made in view of the above circumstances, can prevent the occurrence of accidental ingestion, and is effective and useful as a countermeasure against accidental ingestion without incurring an increase in production cost or a decrease in handleability. An object is to provide a PTP package.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In recent years, as a countermeasure against accidental ingestion of PTP packaging, it has been proposed that the minimum division unit of a packaging sheet is two or more preparations so that the packaging sheet cannot be divided into one preparation, and this is partly implemented. As mentioned above, there are drawbacks related to handling. Therefore, the present inventor has conducted further studies in order to eliminate the above-mentioned problem in handling deterioration, that is, the problem in handling ease at the time of dispensing. Is provided on the sheet without the need to use a heel or the like by using two types of divided portions, a two-piece divided portion having two receiving pockets and a three-piece divided portion having three receiving pockets. By dividing the sheet by the cut line, most of the actual dispensing cases can be handled. Particularly in a sheet having twelve storage pockets, a set of three divided parts by the cut line is used. When dividing into a split part and two triplet split parts, and in a sheet having 18 storage pockets, split into six double split parts and two triple split parts Case or three In the case of dividing into an individual division part and four three-part division parts, it has been found that excellent handling characteristics comparable to a sheet divided into one accommodation pocket unit can be achieved. It has been completed.
[0009]
Therefore, according to the present invention, a packaged article is accommodated in each accommodation pocket of a molded sheet formed in a state where a plurality of accommodation pockets are opened on one surface side of the sheet, and the entire surface on one surface side of the molded sheet can be broken. In the PTP package that is bonded to the mount film and seals the accommodation pocket and forms a cut line between the accommodation pockets and is divided into a plurality of division parts that can be cut off, the plurality of division parts include two pieces. Provided is a PTP package characterized in that it is a two-part divided part including a two-part divided part having an accommodation pocket and a three-part divided part having three accommodation pockets.
[0010]
In addition, as a preferred embodiment of the present invention, the PTP package according to the present invention has twelve storage pockets and is divided into three double divided parts and two triple divided parts, And it has 18 storage pockets, and is divided into six two-piece division parts and two three-piece division parts, or three two-piece division parts and four three-piece sets The PTP package of the present invention divided into divided parts is provided.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in more detail.
As described above, the PTP package of the present invention is used for medical solid preparations such as capsules and various tablets, and has two accommodation pockets that can be cut off by a tear line formed on a sheet. The sheet is divided into a group division part and a three-part division part having three accommodation pockets, so that the sheet is actually divided by the cutting line provided on the sheet without the need to use a hook or the like. It is designed to be able to handle almost all dispensing cases.
[0012]
That is, the present inventor decided that the dosage of capsules and tablets at one time is 1 to 3 tablets (except for special cases, the unit is hereinafter referred to as “tablets” for convenience, but this does not exclude capsules). In addition, the number of daily doses is 1 to 4 except for special cases, and the amount of drug delivered in one preparation is usually 1 to 7 days. Even if dispensed for more than 2 weeks, it can be processed in multiples of 7 days, so the factors related to the amount to be dispensed are (1) the amount taken once, (2) the number of times taken per day, and (3) the number of days taken. (1) Amount of one dose taken 1-3 tablets (2) Number of daily doses 1-4 times (3) Number of days taken 1-7 days to find the amount of medicines that may be dispensed by these combinations As a result, the results shown in Tables 1 to 3 were obtained.
[0013]
As shown in Tables 1 to 3 below, the dispensing amount ranges from 2 to 84 tablets, and there are some dispensing amounts that may not be dispensed in a normal formulation, and there are multiple combinations. It has also been found that there are several dosages generated by. Therefore, the amount of dispensing that could be dispensed was extracted, and the number of combinations that produced the dispensing amount for each dispensing amount was determined as the dispensing frequency. The results are shown in FIG. In addition, since it is not performed except for a very special case, it is not possible to dispense a single daily dose of a single tablet and a single daily dose to the patient. One tablet was ignored.
[0014]
[Table 1]

[0015]
[Table 2]

[0016]
[Table 3]

[0017]
As a result, as shown in FIG. 1, there are a total of 32 dispensing amounts, and in many cases dispensing multiples or divisors of 12, it is possible to dispense prime dispensing amounts such as 11 tablets and 13 tablets. I found that there was no sex. Therefore, as a result of various investigations on two or more tablet units capable of dispensing all of these 32 dosages, all 32 dosages were dispensed by combining 2 tablet units and 3 tablet units. It has been found to obtain.
[0018]
Thus, in the PTP package of the present invention, the PTP sheet can be cut by a tear line, and the sheet is divided into a two-piece divided part having two accommodation pockets and a three-piece divided part having three accommodation pockets. It is what was partitioned. Therefore, the number of storage pockets formed in one PTP sheet is naturally a number that can be divided into the above-mentioned two-piece divided portion and three-piece divided portion, specifically, 10 pockets, 12 pockets, There may be 14 pockets, 16 pockets, 18 pockets, 21 pockets, and the like.
[0019]
Here, by making the PTP sheet separable into a two-part divided part and a three-part divided part, if it is a normal dispensing amount, it is surely dispensed by cutting off with a tear line without using a flaw etc. However, as a result of further examination, in particular, when a 12-pocket sheet can be divided into three two-piece division parts and two three-piece division parts, and 18 When the pocket sheet can be divided into six two-piece division parts and two three-piece division parts, or three two-piece division parts and four three-piece division parts It has been found that all of the above-mentioned 32 dispensing amounts can be dispensed easily and efficiently simply by cutting out one sheet without dividing a plurality of sheets.
[0020]
That is, the above 10 pockets (2 sets × 2 + 3 sets × 2), 12 pockets (2 sets × 3 + 3 sets × 2), 14 pockets (2 sets × 4 + 3 sets × 2), 16 pockets (2 sets) For each PTP sheet of group x 5 + 3 group x 2), 18 pockets (2 groups x 6 + 3 groups x 2), 21 pockets (2 groups x 6 + 3 groups x 3) The workability during the evaluation was evaluated according to the following criteria. For comparison, the same evaluation was performed using a conventional 10 pocket sheet that can be divided into only two sets. The results are shown in Table 4.
Evaluation criteria ○: The sheet can be manually cut out, and the cutting operation may be performed on one sheet, and the number of half-end sheets does not exceed one.
Δ: Can be dispensed from a plurality of sheets. (Example: When dispensing 9 tablets, 3 tablets are cut out from one sheet, 6 tablets are cut out from the other sheet, and 9 tablets are dispensed. That is, the cutting operation must be performed on two or more sheets. , A case where two or more half-finished sheets are produced)
×: Tools such as a spear are necessary to divide.
[0021]
As a result, as shown in Table 4, the conventional PTP sheet having only the two-part divided section often occurs in a case where it cannot be dispensed without using a tool such as a bag, whereas the PTP sheet of the present invention. Then, any amount of dispensing can be dispensed without using a tool such as a bag. Especially in the case of 12 pocket sheets and 18 pocket sheets, other sheets are cut out from a plurality of sheets. If there is a case where it cannot be dispensed without it, it is not necessary to cut out from a plurality of sheets, and it is possible to reliably dispense at any dispensing amount by carrying out a cutting operation on one sheet. It has been found that there is no more than one half-cut sheet from which a portion is cut off, and that it is possible to dispense all dispensing amounts.
[0022]
[Table 4]

[0023]
Therefore, the number of storage pockets formed in one sheet and the division into each divided portion in the PTP package of the present invention is not particularly limited, but using a sheet having 12 storage pockets, Partitioning into two 2-part division parts and two three-part division parts, or using a sheet having 18 storage pockets, six two-part division parts and two 3 It is preferable to divide it into individual division parts, or three two-part division parts and four three-part division parts, and sheet size is possible from the viewpoints of portability and storage in a medicine bag at the time of dispensing. It is considered that the smaller one is preferable, and the 12 pocket sheet is more preferable.
[0024]
In the present invention, the method of partitioning the PTP sheet into a two-piece divided portion and a three-piece divided portion by a cutting line is appropriately selected according to the number of storage pockets of the sheets and the alignment form of the storage pockets. Can be divided into a two-piece division unit and a three-piece division unit.
[0025]
Specifically, for example, in the case of a PTP sheet in which 12 storage pockets are arranged in 6 rows in 2 rows, the partitioning method shown in FIGS. 2 to 5 can be exemplified as follows. .
Fig. 2: Three horizontal cut lines 3a are formed in each row of pocket rows formed in two rows on the sheet 1, and two sets are formed from one end side of the sheet 1 (upper side in the figure, the same applies hereinafter) to the middle portion. A method of forming two divided parts 4 by forming three divided parts 4 and forming a cut line 3b in the vertical direction between the remaining columns and dividing it into two.
FIG. 3: A horizontal cut line 3 a is formed between the first stage and the second stage and between the third stage and the fourth stage from one end side of the sheet 1, and one sheet is formed at one end of the sheet 1. In addition to forming the two-piece split section 4, a vertical cut line 3 b is formed between the vertical lines from the cut line 3 a at one end to the other end of the sheet 1, and the remaining two split sets 4 and two sheets A method of forming the triple division unit 5.
FIG. 4: A horizontal cut line 3 a is formed between the second stage and the third stage and between the third stage and the fourth stage from one end side of the sheet 1, so that the center portion (three stages) of the sheet 1 is formed. A pair of split sections 4 is formed in the eye portion), and vertical cut lines 3b are formed between the remaining columns on both ends, and the remaining two split sections 4 and 2 are formed. The method of forming the triple division part 5 of.
FIG. 5: Three horizontal cut lines 3a are formed for each row of pocket rows formed in two rows on the sheet 1, and three double divided portions 4 are formed from one end side of the sheet 1 to the middle portion. In addition, a method of forming two pieces of the three-part divided portions 5 by forming diagonal lines or curved cut lines 3c in the diagonal direction in the remaining portion and dividing into two.
[0026]
In this case, there is no such thing as superiority or inferior handling property at the time of dispensing by each of the partitioning methods illustrated in FIGS. 2 to 5, and the above-described good handling property even if it is a PTP sheet partitioned by any partitioning method (Dispensing property) can be obtained, but particularly in the case of the partitioning method shown in FIG. 5, there is no portion where the

cut lines

3 a and 3 c intersect with each other, so that the

cut lines

3 a and 3 c and the outer edge of the sheet 1 By punching the intersecting portion in a slanted or arcuate manner, the corners of the divided portions 4 and 5 can be easily rounded, and the divided portions 4 and 5 can be formed without causing sharp corner portions. Can do.
[0027]
Here, in the case of a 12-pocket sheet as illustrated in FIGS. 2 to 5, all of the above-mentioned 32 dispensing amounts can be reliably obtained by cutting out one sheet without using a tool such as a basket. The specific dispensing method is shown in FIGS. 6 to 9 by taking the sheet by the section of FIG. 2 as an example. FIG. 10 shows 10 pockets (2 groups × 2 + 3 groups × 2), 14 pockets (2 groups × 4 + 3 groups × 2), 16 pockets (2 An example of the partitioning method is shown for each PTP sheet of individual sets × 5 + 3 sets × 2) and 18 pockets (2 sets × 6 + 3 sets × 2), and 9 tablets, 15 tablets, and 20 tablets for each of these sheets , 21 tablet formulations and 27 tablet formulations are shown. In this case, FIG. 10 also shows an example of dispensing 12 pocket sheets (2 sets × 3 + 3 sets × 2) shown in FIGS.
[0028]
As shown in FIGS. 6 to 9, according to the 12-pocket sheet, all of the above 32 kinds of dispensing amounts can be dispensed by performing a cutting operation on one sheet, and can be dispensed efficiently. In addition, it is possible to prevent more than one half sheet from being cut out after dispensing. On the other hand, as shown in FIG. 10, in the case of 9 pockets and 21 tablets for 10 pocket sheets, two sheets must be cut off, and for 15 pocket tablets, 15 tablets are dispensed. Sometimes two sheets have to be cut out, and with 16 pocket sheets, two sheets have to be cut out when dispensing 15 tablets. Furthermore, in the case of this 16-pocket sheet, it can be dispensed by cutting out one sheet at the time of dispensing 21 tablets and 27 tablets, but the dividing operation when cutting the necessary amount becomes complicated, and depending on the dividing method, The remaining sheet is divided into two sheets, resulting in two half-finished sheets. Thus, in the case of sheets of 10 pockets, 14 pockets, and 16 pockets, there is a case where the cutting operation must be performed on two or more sheets, but as described in FIGS. 6 to 9 and FIG. For any of the 9 tablet, 15 tablet, 21 tablet and 27 tablet preparations that are likely to cause such inconvenience, in the case of 12 pocket and 18 pocket sheets, the cutting operation may be performed on one sheet, Moreover, there is no possibility that more than one sheet is formed after dispensing.
[0029]
As described above, the PTP package of the present invention can reliably dispense all dispensing amounts by cutting with a tear line without using a tool such as a scissors, and moreover, one sheet can be made into 12 pockets or 18 By using a pocket sheet, it is possible to efficiently dispense with better workability.
[0030]
The PTP package of the present invention comprises a molded sheet in which the accommodation pocket is formed and a breakable mount film that is attached to one side of the molded sheet, and the accommodation pocket is covered with various tablets and capsules. The package is accommodated, and the mount film is adhered to the entire surface of one side of the molded sheet to seal the accommodation pocket, and the cut line is formed. In this case, as the molded sheet or mount film, a conventionally known sheet or film can be used for PTP packaging, and a molding method of the molded sheet or a method of bonding the mount film to the molded sheet is also a conventionally known method. Further, regarding the formation of the cut line, the material of the molded sheet or the mount film, the form of the cut line (slit, perforation, etc.), the arrangement form of the cut line (for example, the arrangement shown in FIGS. 2 to 5), etc. Accordingly, an optimum method may be selected from known methods. Here, although not particularly illustrated in the PTP package of the present invention, it is preferable to clearly indicate each divided portion by displaying a dividing line by printing or the like along or on the cutting line. Therefore, the handling property at the time of dispensing can be further improved.
[0031]
As described above, the present invention has been described with reference to specific examples. However, the PTP package of the present invention is not limited to the above-described examples, and can be appropriately changed without departing from the gist of the present invention. it can. For example, the number of storage pockets is preferably 12 pockets or 18 pockets as described above, and more preferably 12 pockets, but the number of pockets is not limited to these. Any number of pockets can be used as long as the number of pockets can be divided into a two-piece split section having two pockets, 16 pockets, and three other pockets, and a three-piece split section having three receiving pockets. It is not limited to the arrangement arranged in the two rows shown in FIG. 3, but may be three rows, four rows, or an irregular arrangement. Any arrangement can be used. Furthermore, although the PTP package of the present invention is suitably used as a packaging form for medical solid preparations such as various tablets and capsules as described above, it is also suitable as a packaging for various foods and other articles. Can be used.
[0032]
【The invention's effect】
As described above, according to the PTP package of the present invention, since the minimum unit to be divided is 2 pockets or more, the drug is taken out when used as a package for a solid medical preparation such as a tablet or capsule. It is possible to effectively prevent accidental ingestion accidents that would swallow the entire package without any trouble, and if it is a normal dispensing amount, it can be easily dispensed without the use of tools such as a bag. The occurrence of accidental ingestion can be prevented very effectively without degrading the handleability of the bottle. Moreover, since it can manufacture with the conventional normal material and method (apparatus) as mentioned above, a significant increase in manufacturing cost etc. is not caused.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a graph showing the number of dispensings that can be dispensed and the frequency of occurrence of each dispensing quantity.
FIG. 2 is a plan view showing a PTP package according to one embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a plan view showing a PTP package according to another embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a plan view showing a PTP package according to still another embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a plan view showing a PTP package according to another embodiment of the present invention.
FIG. 6 is an explanatory diagram illustrating a sheet dividing method performed when dispensing 2 to 10 tablets in the PTP package of the present invention in which tablets are packaged.
FIG. 7 is an explanatory view exemplifying a sheet dividing method performed when dispensing 12 to 27 tablets of the PTP package.
FIG. 8 is an explanatory view exemplifying a sheet dividing method performed when dispensing 28 to 54 tablets of the PTP package.
FIG. 9 is an explanatory view exemplifying a sheet dividing method performed when dispensing 56 to 84 tablets of the PTP package.
FIG. 10 is an explanatory diagram comparing workability during dispensing between sheets having different numbers of pockets.

Claims

A mount film (seal sheet) that accommodates an object to be packaged in each of the accommodation pockets of the molded sheet formed in a state where a plurality of accommodation pockets are opened on one side of the sheet, and can be broken on the entire one side of the molded sheet. In the PTP packaging body that seals the accommodation pocket by forming a cut line between the accommodation pockets, and is divided into a plurality of divided portions that can be cut off,
The PTP package is characterized in that the plurality of divided portions are two types of divided portions including a two-piece divided portion having two receiving pockets and a three-piece divided portion having three receiving pockets. .

The PTP package according to claim 1, wherein the package is a medical solid preparation.

The PTP package according to claim 1, wherein the PTP package has twelve storage pockets and is divided into three double divided parts and two triple divided parts.

It has 18 storage pockets, and is divided into six double-piece division parts and two three-piece division parts, or three double-piece division parts and four triple-piece division parts The PTP package according to claim 1 or 2, which is divided into two groups.

The PTP package according to any one of claims 1 to 4, wherein each dividing portion is clearly indicated by displaying a dividing line along or on the cutoff line.