JP3865879B2 - 仮想空間表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンピュータ内部に三次元コンピュータグラフィックスモデル群や二次元画像群によって構成される仮想的な三次元空間を構成し、この仮想空間内を入力装置を用いて視点と視線を更新しながらウォークスルーすることができるリアルタイムコンピュータグラフィックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この発明に関連する従来技術としては、例えば、特開平7−262400号公報「コンピュータグラフィクス表示装置」がある。上記公報には、前進したい場合は、前進の指示だけで、階段の上り下りやスロープに沿った移動や壁に沿った移動を可能とし、簡便な操作で実世界的なウォークスルーを行うことを目的とするコンピュータグラフィクス表示装置が開示されている。
【0003】
図10は、特開平7−262400号公報「コンピュータグラフィクス表示装置」に示された従来のコンピュータグラフィクス表示装置を示す図である。
図10において、121はコンピュータグラフィクス表示装置、120は視点位置及び視線方向を変えるための入力装置、133は仮想空間を記憶する記憶装置、134は表示装置、122は視線制御手段、123は視線データである。
【0004】
次に、動作について説明する。
視線制御手段122が、入力部120から視線移動命令を受け取ると、視線制御手段122は、移動処理を行うための視線データ123を計算する。表示装置134は、視線データ123を用いて、記憶装置133に記憶してある仮想空間を表示する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の仮想空間表示装置は、以上のように構成されているので、視点位置と視線方向は入力装置からの視点位置変化値と視線方向変化値を用いて同時に変化させることしかできない。このため、人間の体の位置(視点)と目の方向(視線方向)は、本来ある程度に独立して動作するものであるのと比べて違和感があった。
図11に、従来のコンピュータグラフィックス表示装置における視点位置と視線方向の関係を示す。
図11に示すように、体100と頭101は一体化しており、つまり、見ている方向に体が移動することを示している。このことは、体100に対する視点ベクトルV1 103と頭101に対する視線ベクトルV2 102が一体化していることを意味している。
このように、視線ベクトルV2 102と視点ベクトルV1 103が一体化していると、よそ見をしながら、視線方向とは別の方向に移動するという人間の行動を実現できないという問題が発生する。
【0006】
この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、図12に示すように、視点位置である体100の視点ベクトルV1 103(移動方向)と視線方向である頭101の視線ベクトルV2 102とを別々に変化させることができる仮想空間表示装置を得ることを目的とする。
【0007】
また、この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、入力装置からの過去の複数個の視点位置変化値を用いて視点位置を変化させることができる仮想空間表示装置を得ることを目的とする。
【0008】
また、この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、入力装置からの過去の複数個の視線方向変化値を用いて視線方向を変化させることができる仮想空間表示装置を得ることを目的とする。
【0009】
また、この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、将来の視点位置変化値を予測して視点位置を変化させることができる仮想空間表示装置を得ることを目的とする。
【0010】
また、この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、将来の視線方向変化値を予測して視線方向を変化させることができる仮想空間表示装置を得ることを目的とする。
【0011】
更に、この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、常に注視点を見ながらウォークスルーすることができる仮想空間表示装置を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る仮想空間表示装置は、以下の要素を備えることを特徴とする。
(a)仮想空間を表示するための情報を記憶する仮想空間情報記憶部、
(b)上記仮想空間情報記憶部に記憶されている仮想空間をウォークスルーするときの位置情報を記憶する位置記憶部、
(c)上記仮想空間情報記憶部に記憶されている仮想空間をウォークスルーするときの視線方向を示す視線情報を記憶する視線記憶部、
(d)上記仮想空間をウォークスルーするときの直前の位置に対する変化値を位置変化値情報として入力するとともに、直前の視線方向に対する変化値を視線変化値情報として入力する入力部、
(e)上記入力部より入力された位置変化値情報と上記位置記憶部に記憶された位置情報とにより新たな位置を計算し位置情報を求め、上記位置情報を上記位置記憶部に記憶する位置計算部、
(f)上記入力部より入力された視線変化値情報と上記視線記憶部に記憶された視線情報とにより新たな視線方向を計算し視線情報を求め、上記視線情報を上記視線記憶部に記憶する視線計算部、
(g)上記位置計算部により計算された位置情報と上記視線計算部により計算された視線情報とに基づいて、上記仮想空間情報記憶部に記憶されている情報を編集して仮想空間を表示する表示部。
【0013】
また、上記仮装空間表示装置は、更に、上記入力部より入力された上記位置変化値情報を所定の履歴分順次保持する位置履歴保持部を備え、
上記位置計算部は、上記位置履歴保持部により保持された位置変化値情報を入力履歴順に取り出し、上記位置記憶部に記憶された位置情報を基に位置を計算し新たな位置情報を求め、上記位置情報を上記位置記憶部に記憶し、
上記表示部は、上記位置計算部により計算された所定の履歴における位置情報と上記視線計算部により計算された最新の視線情報に基づいて、上記仮想空間情報記憶部に記憶されている情報を編集して表示することを特徴とする。
【0014】
また、上記仮装空間表示装置は、更に、上記入力部より入力された上記視線変化値情報を所定の履歴分順次保持する視線履歴保持部を備え、
上記視線計算部は、上記視線履歴保持部により保持された視線変化値情報を入力履歴順に取り出し、上記視線記憶部に記憶された視線情報を基に視線を計算し新たな視線情報を求め、上記視線情報を上記視線記憶部に記憶し、
上記表示部は、上記視線計算部により計算された所定の履歴における視線情報と上記位置計算部により計算された最新の位置情報に基づいて、上記仮想空間情報記憶部に記憶されている情報を編集して表示することを特徴とする。
【0015】
また、上記仮想空間表示装置は、更に、上記位置履歴保持部に記憶されている所定の履歴における位置変化値情報に基づいて、新たな位置変化値情報を予測する位置変化値予測部を備え、
上記位置計算部は、上記位置変化値予測部により予測された位置変化値情報と上記位置記憶部に記憶されている位置情報とにより新たな位置を計算し位置情報を求め、上記位置情報を上記位置記憶部に記憶し、
上記表示部は、上記位置計算部により計算された位置情報と上記視線計算部により計算された視線情報とに基づいて、上記仮想空間情報記憶部に記憶されている情報を編集して仮想空間を表示することを特徴とする。
【0016】
また、上記仮想空間表示装置は、更に、上記視線履歴保持部に記憶されている所定の履歴における視線変化値情報に基づいて、新たな視線変化値情報を予測する視線変化値予測部を備え、
上記視線計算部は、上記視線変化値予測部により予測された視線変化値情報と上記視線記憶部に記憶されている視線情報とにより新たな視線を計算し視線情報を求め、上記視線情報を上記視線記憶部に記憶し、
上記表示部は、上記視線計算部により計算された視線情報と上記位置計算部により計算された位置情報とに基づいて、上記仮想空間情報記憶部に記憶されている情報を編集して仮想空間を表示することを特徴とする。
【0017】
また、この発明に係る仮想空間表示装置は、以下の要素を備えることを特徴とする。
(a)仮想空間を表示するための情報を記憶する仮想空間情報記憶部、
(b)上記仮想空間情報記憶部に記憶されている仮想空間をウォークスルーするときの位置情報を記憶する位置記憶部、
(c)上記仮想空間をウォークスルーするときの視線方向を示す視線情報を記憶する注視点記憶部、
(d)上記仮想空間をウォークスルーするときの直前の位置に対する変化値を位置変化値情報として入力する入力部、
(e)上記仮想空間をウォークスルーするときの視線を1点に固定させる注視点情報を設定し、設定した注視点情報を上記注視点記憶部に記憶する注視点設定部、
(f)上記入力部より入力された位置変化値情報と上記位置記憶部に記憶された位置情報とにより新たな位置を計算し位置情報を求め、上記位置情報を上記位置記憶部に記憶する位置計算部、
(g)上記位置計算部により計算された位置情報と上記注視点記憶部に記憶された注視点情報とに基づいて、視線方向を計算する視線計算部、
(h)上記視線計算部により計算された視線情報に基づいて、上記仮想空間情報記憶部に記憶されている情報を編集して仮想空間を表示する表示部。
【0018】
更に、この発明に係る仮想空間表示装置は、仮想空間を表示するための情報を記憶する仮想空間情報記憶部と、上記仮想空間情報記憶部に記憶されている情報を編集して仮想空間を表示する表示部とを備えた仮想空間表示装置において、視点位置と視線方向とを個別に変化させることにより、視線方向と異なる方向に視点位置を移動させることができることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下に、この発明の一実施の形態を図を用いて説明する。
図1には、この発明の実施の形態1における仮想空間表示装置の構成図である。
図1において、1は仮想空間表示装置、2は仮想空間上をウォークスルーするときの直前の位置に対する変化値を位置変化値情報として入力するとともに、直前の視線方向に対する変化値を視線変化値情報として入力する入力部である。3は仮想空間を表示するための情報を記憶する仮想空間情報記憶部である。9は仮想空間情報記憶部3に記憶されている仮想空間をウォークスルーするときの位置情報を記憶する位置記憶部である。10は仮想空間上をウォークスルーするときの視線方向を示す視線情報を記憶する視線記憶部である。7は入力部2より入力された位置変化値情報5と位置記憶部9に記憶された位置情報9aとにより新たな位置を計算して、計算した位置情報を位置記憶部9に記憶する位置計算部である。8は入力部2より入力された視線変化値情報6と視線記憶部10に記憶された視線情報10aとにより新たな視線方向を計算して、計算した視線情報を視線記憶部10に記憶する視線計算部である。4は位置計算部7により計算された位置情報9bと視線計算部8により視線情報10bとに基づいて、仮想空間情報記憶部3に記憶されている情報を編集して仮想空間を表示する表示部である。
なお、入力部2は、例えば、マウスやジョイスティックや位置センサー等であり、位置変化値情報5や視線変化値情報6は、入力部2の装置に依存する値で入力されるが、例えば、x,y,z別のスカラー値又は(x,y,z)座標である。
【0020】
次に、動作について説明する。
入力部2から位置変化値情報5及び視線変化値情報6が入力される。位置計算部7は、前回の表示に用いた位置情報9aを位置記憶部9より読み出して位置変化値情報5とにより新しい位置情報9bを求める。視線計算部8は、前回の表示に用いた視線情報10aを視線記憶部10より読み出して視線変化値情報6とにより新しい視線情報10bを求める。
【0021】
仮想空間表示装置1は、新しい位置情報9bと視線情報10bとを用いて、仮想空間情報記憶部3に記憶してある仮想空間を表示部4で表示する。表示が終了すると、再び入力部2からの入力を受ける。
これにより、時々刻々と視点位置及び視線方向が入力部2からの入力に従って変化する。
【0022】
例えば、図2に、時間の経過とともに移動方向と、視線方向が異なる具体例を示す。
図2では、人物50が時間tの経過とともに、位置1の矢印方向へ移動し、かつ、視線方向が視線1の矢印が示す方向から視線3の矢印が示す方向へ移動している動作を示している。時間t=1のときは、位置1の方向は視線1と同じ方向である。つまり、人物50は、視線方向と同じ方向に移動していることを示している。しかし、時間t=1からt=3へ経過する途中で視線方向が視線対象51を見るように、視線1→視線2→視線3と変化している。
このように、時間tの経過とともに、移動方向と視線方向がずれてくる場合、表示部4に表示される仮想空間は、移動方向の先に広がる風景を表示する絵から視線対象51が視界に入るような風景を表示する絵に変化する。従来の仮想空間表示装置では、移動する方向の先に視線が存在することが前提とされていたので、図2のように、時間tの経過とともに、視線1から視線3へと視線方向のみが変化するような仮想空間を表示することができなかった。しかし、この発明の仮想空間表示装置を用いることにより、移動方向と視線方向を別々に変化させて、仮想空間を表示することが可能になる。
【0023】
以上のように、この発明の仮想空間表示装置は、入力部を用いて位置と視線を更新しながらウォークスルーすることができる仮想空間において、入力部からの位置変化値情報を用いて新たな位置情報を計算する位置計算部と、入力部からの視線変化値情報を用いて新たな視線方向を計算する視線計算部とを備えた。このため、この発明による仮想空間表示装置は、位置と視線を別々に変化させることができる。
【0024】
実施の形態2.
この発明の一実施の形態を図を用いて説明する。
図3は、この発明の実施の形態2における仮想空間表示装置の構成図である。
図3において、上記実施の形態1において説明した図1と同じ符号の構成要素については、説明を省略する。
11は位置履歴保持部であり、入力部2より入力された位置変化値情報5を所定の履歴順に位置履歴記憶部12に記憶させる。従来の仮想空間表示装置では、入力部2から位置変化値情報5を1秒間に10〜60回程入力する。この実施の形態2では説明を簡単にするため、位置履歴保持部11は、入力部2より入力される4回分の履歴を位置履歴記憶部12に位置変化値情報5を記憶する。このとき、入力部2より入力された位置変化値情報5の履歴が分かるように、履歴情報も記憶する。
【0025】
次に、動作について説明する。
位置履歴保持部11は、位置変化値情報5を、例えば、4回分の履歴を保持するように、位置履歴記憶部12へ記憶する。ここで、位置履歴保持部11は、記憶される複数の位置変化値情報5の履歴が分かるように、履歴情報とともに位置変化値情報を記憶する。
【0026】
図4は、この実施の形態2における入力部2より入力される位置変化値情報5と視線変化値情報6の具体例を視覚的に説明する図である。
図4において、P0 ,P1 ,・・・,P5 は、入力部2より視線変化値情報6と位置変化値情報5とを入力するタイミングを示している。実際は、1秒間に10回〜60回程の入力が入力部2により行われるが、ここでは説明を分かりやすくするため、1秒間に1回入力を行うものとし、P0 ,P1 ,・・・は1秒間に1回の入力タイミングを示している。また、a0 ,a1 はP0 ,P1 ,・・・のタイミングで入力される視線方向を示している。P0 におけるa0 の視線方向を基準として、a1 はa0 よりも右へ30度ずれている。また、a2 はa0 よりも右へ60度ずれており、a3 は更にa0 よりも右へ90度ずれている。a4 ,a5 はa3 と同じ視線方向である。
また、b0 ,b1 はP0 ,P1 ,・・・のタイミングで入力される位置方向を示している。P0 におけるb0 の位置方向を基準として、b1 はb0 よりも右へ30度ずれている。また,b2 はb0 よりも右へ60度ずれており、b3 は更にb0 よりも右へ90度ずれている。b4 ,b5 はb3 と同じ位置方向である。
図4で示すP0 ,P1 ,・・・,P5 における視線方向と位置方向は全て等しく、視線方向に移動することを示している。
図3に示した仮想空間表示装置1では、入力部2より入力した視線変化値情報6は、入力の都度、視線計算部8に入力され、視線情報10bが出力される。但し、入力部2より入力した位置変化値情報5は、位置履歴保持部11により位置履歴記憶部12に所定の量だけ保持される。ここでは、上記したように、4回分の位置変化値情報5を位置履歴記憶部12に保持するようにした。このため、図4のように、P0 ,P1 のタイミングで位置変化値情報5が入力部2より入力されると、P4 のタイミングでは、b1 ,b2 ,b3 ,b4 が位置履歴記憶部12に保持され、一番履歴の古いb0 の位置変化値情報5が位置履歴記憶部12より位置履歴保持部11によって出力され、位置計算部7に入力される。また、P4 のタイミングでは、a4 の視線変化値情報6が視線計算部8に入力される。実際には、P4 のタイミングでは、視線方向はa4 であり、位置方向はb4 であるにも関わらず、この実施の形態2では、位置方向がb0 である。例えば、図1に示した仮想空間表示装置では、P0 ,P1 ,P2 ,・・・,P5 のそれぞれのタイミングで入力される視線方向と位置方向に基づいて、図5に示すような軌跡60に従い、視線方向と同じ方向に人間が移動する。しかし、図3に示した仮想空間表示装置では、P4 のタイミングになるまで、人間はP0 における位置に停止して動かず、視線だけがa1 ,a2 ,a3 の方向に動く。そして、P4 のタイミングで人間がb0 の方向に歩き出す。しかし、このときの視線は、人間の歩く方向に対して90度右を向いていることになる。
【0027】
このことは、視線方向の変化に対して位置の変化が遅れることを示している。つまり、例えば、人間が物を取ろうとして移動しようとするとき、まず、取ろうとする物を見てから、その物に近づいて行くという人間の習性を視線方向の変化に対して位置方向の変化を自動的に遅らせることにより、仮想空間上に容易に表現できることを示している。
【0028】
実施の形態3.
この発明の一実施の形態を図を用いて説明する。
図6は、この発明の実施の形態3における仮想空間表示装置の構成図である。
1は仮想空間表示装置であり、2は位置変化値情報5及び視線変化値情報6を入力するマウスやジョイスティックなどの入力部である。7は位置計算部であり、9は位置記憶部である。位置計算部7は、入力部2より位置変化値情報5を入力するとともに、直前の位置情報を位置記憶部9より位置情報9aとして入力し、新たな位置を計算し、計算した位置情報を位置記憶部9に記憶する。6は視線変化値情報であり、入力部2より視線の変化値として入力される情報である。13は視線履歴保持部であり、入力部2より入力した視線変化値情報6を履歴で視線履歴記憶部14に一定の履歴分の視線変化値情報6を記憶させる。8は視線計算部であり、10は視線記憶部である。視線計算部8は、視線履歴記憶部14に記憶されている実際のタイミングよりも過去のタイミングにおいて入力された視線変化値情報を入力するとともに、視線記憶部10より直前の視線情報10aを入力し、新たな視線情報を計算する。計算した視線情報は、視線記憶部10に記憶する。3は仮想空間を表示するための情報を記憶する仮想空間情報記憶部である。4は表示装置であり、位置記憶部9より最新の位置情報9bと視線記憶部10より最新の視線情報10bを入力するとともに、仮想空間情報記憶部3より仮想空間情報3bを入力し、位置情報9bと視線情報10bに基づいて、仮想空間を編集し表示する装置である。
【0029】
次に、動作について説明する。
視線履歴保持部13は、視線変化値情報6を、例えば、4回分の履歴を保持するように、視線履歴記憶部14へ記憶する。ここで、視線履歴保持部13は、視線履歴記憶部14へ記憶する複数の視線変化値情報6の履歴が分かるように、履歴情報とともに、視線変化値情報を記憶する。
【0030】
上記実施の形態2において説明した図4を用いて、図6に示した仮想空間表示装置を説明する。
図6の仮想空間表示装置1の視線履歴保持部13は、上記したように、視線変化値情報6の4回分の履歴を保持するように、視線履歴記憶部14に記憶する。このため、図4のP3 におけるタイミングでは、a0 ,a1 ,a2 ,a3 の視線変化値情報6が視線履歴記憶部14に記憶されている。また、P4 におけるタイミングでは、a1 ,a2 ,a3 ,a4 の視線変化値情報6が視線履歴記憶部14に記憶され、a0 の視線変化値情報6が、視線履歴保持部13によって、視線履歴記憶部14より出力され、視線計算部8に入力される。また、入力部2より入力されたb4 の位置変化値情報が位置計算部7に入力される。
視線計算部8は、入力されたa0 の視線変化値情報6と視線記憶部10より読み出した直前の視線情報10a基に、新たな視線情報10bを計算する。位置計算部7は、入力したb4 の位置変化値情報5と位置記憶部9より入力した直前の位置情報9aを基に、新しい位置情報9bを計算する。表示部4は、視線情報10bと位置情報9bと仮想空間情報3bに基づいて、仮想空間を編集し表示する。
図1に示した仮想空間表示装置では、P0 からP5 における位置変化値情報5と視線変化値情報6が、入力部2からの入力の度に位置計算部7と視線計算部8にそれぞれ入力され、新しい位置情報9bと新しい視線情報10bが計算される。例えば、図1に示した仮想空間表示装置によって人間の動作を仮想空間に表示するのであれば、図4に示したP0 からP5 における動作は、図5に示したような軌跡になる。しかし、図6に示した仮想空間表示装置では、P4 のタイミングになるまで、人間の視線方向は、P0 における視線方向、つまり、a0 の視線方向に停止したままである。そして、P4 ,P5 のタイミングに移行する経過で、視線方向がa0 →a1 へ移動する。P4 ,P5 のタイミングでは、歩いている方向(b4 ,b5 )に対して左へ90度方向の視線から左へ60度方向の視線へと徐々に視線が移るような仮想空間が表示部4に表示される。
【0031】
このことは、位置の変化に対して視線の変化が遅れることを示している。つまり、例えば、人間が机の前に座って手紙を書いているときに辞書を棚へ取りに行こうとするが、気持ちが手紙の方にあって視線は手紙を見たままで、体だけいすから立ち上がり、足は棚の方に向かい歩き始めて、途中から視線方向が歩く方向についていくというような動作を仮想空間に再現することを示している。実施の形態3の仮想空間表示装置は、視線変化値情報6を位置変化値情報5に対して遅れるように値を入力しなくても、自動的に視線変化値情報6を位置変化値情報5に対して遅らせることができるので、上記したような場面を仮想空間に再現することが容易にできる。
【0032】
実施の形態4.
この発明の一実施の形態を図を用いて説明する。
図7は、この発明の実施の形態4における仮想空間表示装置の構成図である。
図7において、15は位置変化値予測部であり、位置履歴記憶部12に履歴で記憶されている位置変化値情報5を用いて位置変化値情報の変動や差分などを計算し、将来入力部2により入力されるであろう位置変化値予測値16を予測する。位置計算部7は、位置変化値予測部15が算出した位置変化値予測値16を入力するとともに、位置記憶部9より直近の位置情報9aを入力し、位置情報9bを算出する。
仮想空間表示装置1を構成する他の構成要素については、上記実施の形態3における図3の仮想空間表示装置1を構成する構成要素と同様の機能を有するものとする。
【0033】
次に、動作について説明する。
位置履歴記憶部12に履歴で記憶されている位置変化値情報を用いて、位置変化値予測部15は、過去の複数個の位置変化値の変動や差分などを計算し、これに基づいて、入力部2より将来入力されるであろう位置変化値予測値16を予測する。
【0034】
例えば、位置履歴記憶部12は、4回分の位置変化値情報5とそれぞれの位置変化値情報の履歴を示す履歴情報とを記憶するものとする。位置変化値予測部15は、位置履歴記憶部12に記憶されている4回分の位置変化値情報5を用いて、5回目に位置変化値情報5として入力部2により入力されるであろう位置変化値を予測する。位置変化値の予測は、例えば、従来のように、スカラー値を用いて行う予測方法を使用する。
【0035】
位置計算部7は、前回の表示に用いた位置情報9aと位置変化値予測値16を用いて新しい位置情報9bを求める。
【0036】
このように、実施の形態4における仮想空間表示装置は、入力部から次に入力されるであろう将来の位置変化値を予測する位置変化値予測部を備えることによって、将来の位置変化値を予測し、位置情報を変化させることができるものである。
【0037】
以上のように、実施の形態4では、位置変化値予測部を仮想空間表示装置が備え、上記位置変化値予測部は、位置履歴記憶部から過去の複数個の位置変化値を用いて、将来の位置変化値を予測して予測した位置変化値を位置計算部へ渡す。このため、実施の形態4における仮想空間表示装置は、将来の位置変化値を予測して位置を変化させることができる。
【0038】
実施の形態5.
この発明の一実施の形態を図を用いて説明する。
図8は、この発明の実施の形態5における仮想空間表示装置の構成図である。図8において、17は視線変化値予測部であり、視線履歴記憶部14に履歴で記憶されている視線変化値情報6を用いて、入力部2により将来入力されるであろう視線変化値予測値18を予測する。視線計算部8は、視線変化値予測部17によって予測された視線変化値予測値18を入力するとともに、視線記憶部10より直近の視線情報10aを入力し、新たな視線情報10bを計算する。図8における仮想空間表示装置1を構成するその他の構成要素については、上記実施の形態3の図6と同様とする。
【0039】
次に、動作について説明する。
視線履歴記憶部14に履歴で記憶されている視線変化値情報を用いて、視線変化値予測部17は、過去の複数個の視線変化値の変動や差分などを計算し、これに基づいて、入力部2より将来入力されるであろう視線変化値予測値18を求める。
【0040】
例えば、視線履歴記憶部14には、過去4回分の視線変化値情報が記憶されるものとする。視線変化値予測部17は、入力部2より5回目の視線変化値情報6として入力されるであろう視線変化値を予測して、視線変化値予測値18を出力する。視線変化値予測部17は、例えば、従来の予測方法のようにスカラー値を用いて、視線変化値を予測する。
【0041】
視線計算部8は、前回の表示に用いた視線情報10aと視線変化値予測値18を用いて新しい視線情報10bを求める。
【0042】
上記に説明した仮想空間表示装置は、入力部から将来入力されるであろう視線変化値を予測する視線変化値予測部を備えることで、将来の視線変化値を予測して視線方向を変化させることができるものである。
【0043】
以上のように、実施の形態5の仮想空間表示装置は、視線変化値予測部を備える。視線変化値予測部は、視線履歴記憶部から過去の複数個の視線変化値情報を受け取り、将来入力部2により入力されるであろう視線変化値情報を予測して、予測した視線変化値予測値を視線計算部へ渡す。このため、仮想空間表示装置は、将来の視線変化値を予測して視線方向を変化させることができる。
【0044】
また、実施の形態4で説明した仮想空間表示装置の位置変化値予測部15と、この実施の形態5で説明した仮想空間表示装置の視線変化値予測部17のそれぞれを同時に備える仮想空間表示装置であっても構わない。位置変化値予測部、或いは、視線変化値予測部を備えることによって仮想空間に表示する物体の位置変化値情報、或いは、視線変化値情報を物体の動きに合わせて逐一入力することなく、位置変化値情報、或いは、視線変化値情報の過去に入力された情報を所定の数だけ履歴で記憶させておくことによって、次の位置変化値、或いは、視線変化値を予測することができる。
【0045】
実施の形態6.
この発明の一実施の形態を図を用いて説明する。
図9は、この発明の実施の形態6における仮想空間表示装置の構成図である。
図9において、2,5,7,9,9a,9b,3は上記実施の形態1における仮想空間表示装置を構成する要素と同じものである。19は注視点設定部であり、仮想空間をウォークスルーするときの視線を一点に固定させる注視点情報20aを設定する。設定した注視点情報20aは、注視点記憶部20に記憶する。21は視線計算部であり、位置計算部7によって計算された位置情報9bと注視点記憶部20に記憶されている注視点情報20bを入力し、新たな視線方向23を計算する。表示部4は、視線方向23と仮想空間情報記憶部3に記憶されている仮想空間情報3bを入力し、編集して仮想空間を表示する。
【0046】
次に、動作について説明する。
注視点設定部19により設定される仮想空間内の三次元座標である注視点情報20aは、マウスなどの注視点指示装置によって指示される。視線計算部21は、位置情報9b、例えば、三次元座標(x0,y0,z0)と注視点情報20b、例えば、三次元座標(x1,y1,z1)を用いて、位置情報9bから注視点を見る三次元ベクトル(x1→x0,y1→y0,z1→z0)の視線方向23を計算する。
【0047】
上記に説明した仮想空間表示装置は、位置情報と注視点情報を用いて視線方向を計算する視線計算部を備えることで、常に注視点を見ながらウォークスルーすることができる。
【0048】
以上のように、実施の形態6における仮想空間表示装置は、注視点設定部と視線計算部を備えた。注視点設定部は、視線を常に一点に向けるための視点を設定し、視線計算部は、位置情報と注視点情報を用いて視線方向を計算する。このため、この実施の形態6における仮想空間表示装置は、常に注視点を見ながらウォークスルーすることができる。
【0049】
【発明の効果】
以上のように、この発明の仮想空間表示装置によれば、位置計算部と視線計算部とを備え、入力部より位置変化値情報と視線変化値情報とを別々に入力し、上記位置計算部には位置変化値情報を入力し、上記視線計算部には視線変化値情報を入力し、位置計算部は位置情報を計算し、視線計算部は視線情報を計算するような構成にした。このため、位置と視線方向を別々に変化させることができる仮想空間表示装置を得ることができる効果がある。また、視点位置と視線方向とを別々に変化させることで、人間と同じように、体の位置と目の方向(視線方向)がある程度に独立して動作する様子を表現することができ、現実感のある仮想空間を表示することができる効果がある。
【0050】
また、入力部からの位置変化値情報を位置履歴記憶部に所定の履歴分記憶させる位置履歴保持部と、上記位置履歴記憶部に記憶した所定の履歴分の位置変化値情報を入力して、新たな位置情報を計算する位置計算部とを備える構成にした。このため、視線情報は、随時入力部より入力された視線変化値情報を用いて視線計算部によって最新の視線情報を計算し、位置情報は、過去に入力部より入力された位置変化値情報を用いて位置情報を計算しているので、視線に対して位置が遅れるような動作を仮想空間に表現する。従って、例えば、移動する方向を先に見て、後から移動の動作がついていくような人間の習性を仮想空間に表現することができる効果がある。
【0051】
また、入力部からの視線変化値情報を視線履歴記憶部に所定の履歴分記憶させる視線保持部を備え、上記視線履歴記憶部に記憶された所定の履歴分の視線変化値情報より視線変化値情報を入力して、視線情報を求める視線計算部を備える構成にした。このため、位置情報は、最新の位置情報を位置計算部で求め、視線情報は、所定の過去の視線変化値情報に基づいた視線情報を計算するので、位置に対して視線方向が遅れるような仮想空間を表示することができる効果がある。例えば、自動車やジェットコースターなどの乗り物に乗った際に感じる横Gを表現した仮想空間を表示できる効果がある。また、他の例として、視線の変化が位置の変化に遅れて追随するような動作をする場合の仮想空間を容易に表現できる効果がある。
【0052】
また、将来の位置変化値を予測する位置変化値予測部を備えるように仮想空間表示装置を構成した。このため、将来の位置変化値を予測して視点位置を変化させることができる仮想空間表示装置を得ることができる。これにより、入力部より位置変化値情報を常に入力する必要がなくなるので、仮想空間を表示させる作業を容易に行うことができる効果がある。また、視線方向の変化は入力に同期し、視点位置の変化は実際の位置変化値情報を入力するタイミングよりも、早いタイミングで位置を変化させることができるので、現実よりも動作を誇張した仮想空間が表現できるという効果がある。
【0053】
また、将来の視線変化値を予測する視線変化値予測部を備えるように仮想空間表示装置を構成した。このため、将来の視線変化値を予測して視線方向を変化させることができる仮想空間表示装置を得ることができるという効果がある。これにより、ユーザは、入力部より視線変化値情報を常に入力する必要がなくなり、仮想空間表示の作業を容易に行うことができる効果がある。また、位置の変化は入力に同期し、視線方向の変化は実際に入力部より視線変化値情報を入力するタイミングよりも、早いタイミングで変化させることができるので、これから進んで行く方向を先に見るという仮想空間が表現できるという効果がある。
【0054】
更に、位置と注視点を用いて視線方向を計算する視線計算部を備えるように仮想空間表示装置を構成した。このため、常に注視点を見ながら、ウォークスルーすることもできる仮想空間表示装置を得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の仮想空間表示装置を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1における移動方向と視線方向が異なる具体例を説明する図である。
【図3】 この発明の実施の形態2の仮想空間表示装置を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態2における位置変化値情報と視線変化値情報とを具体的に説明する図である。
【図5】 この発明の実施の形態2における人間の移動方向の軌跡を説明する図である。
【図6】 この発明の実施の形態3の仮想空間表示装置を示す構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態4の仮想空間表示装置を示す構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態5の仮想空間表示装置を示す構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態6の仮想空間表示装置を示す構成図である。
【図10】 従来の仮想空間を表示するコンピュータグラフィクス表示装置を示す構成図である。
【図11】 従来のコンピュータグラフィックス表示装置における視点位置と視線方向の関係を示す図である。
【図12】 この発明における仮想空間表示装置の視点位置と視線方向の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 仮想空間表示装置、2 入力部、3 仮想空間情報記憶部、4 表示部、5 位置変化値情報、6 視線変化値情報、7 位置計算部、8 視線計算部、9 位置記憶部、10 視線記憶部、11 位置履歴保持部、12 位置履歴記憶部、13 視線履歴保持部、14 視線履歴記憶部、15 位置変化値予測部、16 位置変化値予測値、17 視線変化値予測部、18 視線変化値予測値、19 注視点設定部、20 注視点記憶部、20a,20b 注視点情報、21 視線計算部、23 視線方向、50 人間、51 視線対象、60 軌跡、100 体、101 頭、102 視線のベクトルV2 、103 視点のベクトルV1

Claims (4)

  1. 想空間を表示するための情報を記憶する仮想空間情報記憶部
    記仮想空間情報記憶部に記憶されている仮想空間をウォークスルーするときの位置情報を記憶する位置記憶部
    記仮想空間情報記憶部に記憶されている仮想空間をウォークスルーするときの視線方向を示す視線情報を記憶する視線記憶部
    記仮想空間をウォークスルーするときの直前の位置に対する変化値を位置変化値情報として入力するとともに、直前の視線方向に対する変化値を視線変化値情報として入力する入力部
    上記位置変化値情報を予め定めた個数分の最新の履歴を記憶して保持する位置履歴記憶部と、
    上記位置履歴記憶部が記憶している位置変化値情報のうち最も古い履歴の位置変化値情報を取得し、取得した位置変化値情報を上記位置計算部に出力し、上記入力部が入力した位置変化値情報を上記位置履歴記憶部に記憶する位置履歴保持部と、
    上記位置履歴保持部により位置変化値情報が出力された場合は、出力された位置変化値情報を入力し、入力した位置変化値情報と上記位置記憶部に記憶された位置情報とにより新たな位置を計算し位置情報を求め、求めた位置情報を上記位置記憶部に記憶し、上記位置履歴保持部により位置変化値情報が出力されない場合は、何ら位置の計算を行わない位置計算部
    記入力部より入力された視線変化値情報と上記視線記憶部に記憶された視線情報とにより新たな視線方向を計算し視線情報を求め、上記視線情報を上記視線記憶部に記憶する視線計算部
    位置記憶部が記憶する位置情報と上記視線記憶部が記憶する視線情報とに基づいて、上記仮想空間情報記憶部に記憶されている情報を編集して仮想空間を表示する表示部
    を備えることを特徴とする仮想空間表示装置。
  2. 想空間を表示するための情報を記憶する仮想空間情報記憶部
    記仮想空間情報記憶部に記憶されている仮想空間をウォークスルーするときの位置情報を記憶する位置記憶部
    記仮想空間情報記憶部に記憶されている仮想空間をウォークスルーするときの視線方向を示す視線情報を記憶する視線記憶部
    記仮想空間をウォークスルーするときの直前の位置に対する変化値を位置変化値情報として入力するとともに、直前の視線方向に対する変化値を視線変化値情報として入力する入力部
    記入力部より入力された位置変化値情報と上記位置記憶部に記憶された位置情報とにより新たな位置を計算し位置情報を求め、上記位置情報を上記位置記憶部に記憶する位置計算部
    上記視線変化値情報を予め定めた個数分の最新の履歴を記憶して保持する視線履歴記憶部と、
    上記視線履歴記憶部が記憶している視線変化値情報のうち最も古い履歴の視線変化値情報を取得し、取得した視線変化値情報を上記視線計算部に出力し、上記入力部が入力した視線変化値情報を上記視線履歴記憶部に記憶する視線履歴保持部と、
    上記視線履歴保持部により視線変化値情報が出力された場合は、出力された視線変化値情報を入力し、入力した視線変化値情報と上記視線記憶部に記憶された視線情報とにより新たな視線方向を計算し視線情報を求め、求めた視線情報を上記視線記憶部に記憶し、上記視線履歴保持部により視線変化値情報が出力されない場合は、何ら視線の計算を行わない視線計算部
    位置記憶部が記憶する位置情報と上記視線記憶部が記憶する視線情報とに基づいて、上記仮想空間情報記憶部に記憶されている情報を編集して仮想空間を表示する表示部
    を備えることを特徴とする仮想空間表示装置。
  3. 上記仮想空間表示装置は、更に、上記位置履歴記憶部に記憶されている個数分の位置変化値情報に基づいて、新たな位置変化値情報を予測する位置変化値予測部を備え、
    上記位置計算部は、上記位置変化値予測部により予測された位置変化値情報と上記位置記憶部に記憶されている位置情報とにより新たな位置を計算し位置情報を求め、上記位置情報を上記位置記憶部に記憶し、
    上記表示部は、上記位置記憶部が記憶する位置情報と上記視線記憶部が記憶する視線情報とに基づいて、上記仮想空間情報記憶部に記憶されている情報を編集して仮想空間を表示することを特徴とする請求項記載の仮想空間表示装置。
  4. 上記仮想空間表示装置は、更に、上記視線履歴記憶部に記憶されている個数分の視線変化値情報に基づいて、新たな視線変化値情報を予測する視線変化値予測部を備え、
    上記視線計算部は、上記視線変化値予測部により予測された視線変化値情報と上記視線記憶部に記憶されている視線情報とにより新たな視線方向を計算し視線情報を求め、上記視線情報を上記視線記憶部に記憶し、
    上記表示部は、上記視線記憶部が記憶する視線情報と上記位置記憶部が記憶する位置情報とに基づいて、上記仮想空間情報記憶部に記憶されている情報を編集して仮想空間を表示することを特徴とする請求項記載の仮想空間表示装置。
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