JP3865458B2

JP3865458B2 - Damped folded roof structure

Info

Publication number: JP3865458B2
Application number: JP11706197A
Authority: JP
Inventors: 和貴二川; 仁見後藤
Original assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Current assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date: 1997-05-07
Filing date: 1997-05-07
Publication date: 2007-01-10
Anticipated expiration: 2017-05-07
Also published as: JPH10306550A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、折曲形成した鋼板材料に、制振シートを貼設して建築物の屋根部に適用した制振折板屋根構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来のこの種の折板屋根構造としては、例えば、図６に示すようなものが知られている（特公昭５８−２０３５２号公報等参照）。
【０００３】
このような従来のものでは、建築物の屋根部に配設される折板１が、略平坦状に形成された底部２ａを有する谷部２と、略平坦状に形成された頭頂部３ａを有する山部３とを、この山部３両側に位置する傾斜面部４，４によって連続させることにより、交互に所定ピッチで折曲形成されている。
【０００４】
このうち、前記各山部３には、その頭頂部３ａ両側に膨出部３ｂ，３ｂが設けられている。また、この膨出部３ｂ，３ｂの下縁には、下方開口部５の面積を狭める窪み部３ｃ，３ｃが形成されている。
【０００５】
そして、この下方開口部５には、建築物の構造体である梁６の脚部７上端７ａに設けられた嵌合鍔部８が、挿入嵌合されて、前記窪み部３ｃ，３ｃに、両側端部８ａ，８ａを係止するように構成されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の折板屋根構造では、降雨等により、雨滴が折板１に当たると、折板１が、振動して騒音を発生することが知られている。
【０００７】
このため、折板１裏面側全面に、制振シートを貼設して、制振性を向上させる構造が考えられるが、このような構造では、直接、雨滴が当たらない箇所の裏面側にも制振シートが貼設されてしまい、不要な制振シートが増大してしまうといった問題があった。
【０００８】
また、前記窪み部３ｃ，３ｃに、嵌合鍔部８の両側端部８ａ，８ａが係止されるように構成されているので、この窪み部３ｃ，３ｃと、両側端部８ａ，８ａとの間に、前記制振シートが介在してしまう。
【０００９】
このため、挟み込まれた制振シートが、押圧力により破損したり、経時劣化の進行が早まって、脱落等を起こす虞があった。従って、シートの耐久性により、屋根部の建て付けが左右されてしまい、耐風性能等の構造強度の確保が困難となるいった問題があった。
【００１０】
そこで、この発明は、制振シート材料の増大を抑制して、耐風性能等の構造強度の確保ができる制振折板屋根構造を提供することを課題としている。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため本願発明の請求項１に記載されたものでは、建築物の屋根部に配設され、谷部と山部とを、交互に折曲形成する折板本体の裏面側に、制振シートを貼設してなる折板を有する制振折板屋根構造であって、前記折板本体には、少なくとも雨滴の当たる部分の裏面に位置させて前記制振シートが貼設された有シート部と、略鉛直方向からの雨滴の当たらない部分の裏面に位置させた無シート部とが形成されている制振折板屋根構造としたことを特徴とする。
【００１２】
このように構成された請求項１記載のものでは、折板本体の裏面側に貼設された制振シートによって、前記制振シートが貼設される有シート部と前記制振シートが設けられていない無シート部とが形成される。
【００１３】
前記有シート部では、雨滴の当接により発生する振動が、該有シート部の制振シートによって抑制されることにより、騒音が減少させられる。しかも、このように構成されたものでは、前記無シート部が、雨滴が直接当接しない部分に形成されている。このため、該当接しない部分では、雨滴による騒音が略発生しないので、騒音レベルが上昇する虞がなく、しかも、該無シート部では、制振シート材料を削減する事により、製造コストを減少させることが出来る。
【００１４】
そして、請求項２に記載されたものでは、前記無シート部は、前記屋根部構造体が当接する部分に形成されている各請求項１又は２記載の制振折板屋根構造を特徴としている。
【００１５】
このように構成された請求項２記載のものでは、前記無シート部が、前記屋根部構造体が当接する部分に形成されているので、従来のように、挟み込まれた制振シートが、押圧力により破損したり、経時劣化の進行が早まって、脱落等を起こす虞がない。
【００１６】
【発明の実施の形態１】
以下、本発明の具体的な実施の形態１について、図面を参照しつつ説明する。
【００１７】
図１，図２及び図５は、この発明の実施の形態１を示すものである。なお、前記従来例と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
【００１８】
まず、構成を説明すると、この実施の形態１の制振折板屋根構造に用いられる制振折板１１としては、図１に示すように建築物の屋根部に配設される折板本体１１ａが、略平坦状に形成された底部２ａを有する谷部２と、略平坦状に形成された頭頂部３ａを有する山部３とを、この山部３両側に位置する傾斜面部４，４によって連続させることにより、交互に所定ピッチで折曲形成されている。
【００１９】
このうち、前記各山部３には、その頭頂部３ａ両側に膨出部３ｂ，３ｂが設けられている。
【００２０】
そして、この実施の形態１では、三連の山部３…間を二つの谷部２，２で接続して、一つの制振折板本体１１ａをユニット構成し、図２に示すように、隣接する他の制振折板本体１１ａの山部３を、この両側に形成した山部３に重複させることにより、軒方向へ連設するように構成されている。
【００２１】
この折板本体１１ａの裏面側には、大，小幅制振シート１２ａ，１２ｂが貼設されている。
【００２２】
これらの大，小幅制振シート１２ａ，１２ｂは、特開平８−２１１４５７号に示されるように、スチレン・イソプレンブロックコポリマーと無機粉体（例えば、酸化鉄，酸化チタン，酸化マグネシウム等の金属酸化物，粒子金属，クレー，タルク，マイカ，石英粉等の鉱物系粉砕体，ガラス繊維，ガラス粉，炭酸カルシウム，石膏等が挙げられ、これらは単独でも良く、二種以上を併用してもよい。）とポリオレフィン系樹脂とからなる樹脂組成物（ポリオレフィン系樹脂１００重量部に対して無機粉体５０〜５００重量部）で形成されている。
【００２３】
また、この実施の形態１では、これらの大，小幅制振シート１２ａ，１２ｂの厚さが、約０．８ｍｍに設定されている。
【００２４】
このうち、大幅制振シート１２ａは、前記谷部２の底部２ａ及び底部２ａの両側に設けられる傾斜面部４，４の略中央位置までに渡り、貼設されると共に、前記小幅制振シート１２ｂを山部３の頭頂部３ａ及び頭頂部３ａの両側に形成される膨出部３ｂ，３ｂの一部までに渡り貼設することにより、雨滴が直接当接する部分に制振シートが貼設される有シート部１３が形成されている。
【００２５】
また、前記膨出部３ｂ，３ｂの下縁には、下方開口部５の面積を狭める窪み部３ｃ，３ｃが形成されている。
【００２６】
この窪み部３ｃ，３ｃ近傍は、前記頭頂部３ａ及び膨出部３ｂ，３ｂの形成により、略鉛直上方から見た場合に、これらの前記頭頂部３ａ及び膨出部３ｂ，３ｂの投影面内に隠れるように形成されている。
【００２７】
従って、これらの窪み部３ｃ，３ｃ近傍部分には、略鉛直方向からの降雨によって、雨滴が直接当接しない。
【００２８】
しかも、この窪み部３ｃ，３ｃ近傍は、折板本体１１ａが、複雑に折り曲げられているので、他の平面状部分に比して、雨水等の当接によって発生する振動が響かない。そして、これらの窪み部３ｃ，３ｃ近傍部分には、前記大，小幅制振シート１２ａ，１２ｂが貼設されていない無シート部１４、１４が形成されている。
【００２９】
また、前記隣接される折板本体１１ａの山部３が、重複される一端の山部３裏面側にも、前記制振シート１２ａが設けられない無シート部１４ａが形成されている。
【００３０】
そして、図２に示すように、この下方開口部５には、建築物の屋根部構造体である梁６の脚部７上端７ａに設けられた嵌合鍔部８が、挿入嵌合されて、前記窪み部３ｃ，３ｃに、両側端部８ａ，８ａが係止されるように構成されている。
この際、前記無シート部１４，１４には、前記嵌合鍔８の両側端部８ａ，８ａ先端が当接されて、係止されるようにしている。
【００３１】
次に、この実施の形態１の作用について説明する。
【００３２】
この実施の形態１では、折板本体１１ａの裏面側に貼設された前記大，小幅制振シート１２ａ，１２ｂによって、制振シートが貼設される有シート部１３…と前記制振シートが設けられていない無シート部１４…とが形成される。
【００３３】
前記有シート部１３では、雨滴の当接により発生する振動が、有シート部１３の大，小幅制振シート１２ａ，１２ｂによって抑制されることにより、騒音が減少させられる。
【００３４】
また、前記無シート部１４が、雨滴が直接当接しない窪み部３ｃ，３ｃ近傍部分に形成されている。このため、この雨滴が殆ど当接しない窪み部３ｃ，３ｃ近傍部分では、雨滴による騒音が、略発生しない。
【００３５】
従って、図５に示すように、折板本体１１ａ裏面側全面に制振シートを貼設した場合に比して、騒音レベルが上昇する虞が殆どなく、しかも、前記無シート部１４では、制振シート材料を削減する事により、製造コストを減少させることが出来る。
【００３６】
そして、前記無シート部１４，１４が、前記嵌合鍔部８を挿入嵌合する際に、両側端部８ａ，８ａを係止するように、先端を当設させる前記窪み部３ｃ，３ｃ近傍の膨出部３ｂ，３ｂ部分に形成されている。
【００３７】
このため、両側端部８ａ，８ａは、直接前記膨出部３ｂ，３ｂ内側に当設して、制振シートが、両部材間に介在することにより挟み込まれる虞がない。
【００３８】
また、この実施の形態１では、隣接する制振折板本体１１ａの山部３が、重複される前記一端の山部裏面側にも、無シート部１４ｂが形成されているので、軒方向へ、これらの制振折板１１…を延設する際にも、各制振折板本体１１ａの山部３，３間に制振シートが、挟み込まれる虞がない。
【００３９】
従って、従来のように、挟み込まれた制振シートが、押圧力により破損したり、経時劣化の進行が早まって、脱落等を起こす虞がない。
【００４０】
このため、屋根部構造体によって支持される部分に、無シート部１４を設けることで、シートの耐久性により、屋根部の建て付けが左右されることなく、耐風性能等の構造強度を容易に確保する事が出来る。
【００４１】
【実施の形態２】
図３及び図４は、この発明の実施の形態２の制振屋根構造に用いる制振折板及び制振フィルムを示すものである。なお、前記実施の形態１と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
【００４２】
この実施の形態２のものでは、図３に示すように、薄膜状に形成される制振フィルム１５のフイルム本体１５ａに、前記折板本体１１ａの裏面側に張り付けた状態で、前記大，小幅制振シート１２ａ，１２ｂが前記有シート部１３，１３に対応する箇所に設けられるように予め貼設されている。
【００４３】
このフィルム本体１５ａは、ポリエステル或いはポリエチレンによって構成されている。
【００４４】
次に、この実施の形態２の作用について説明する。
【００４５】
このように構成された実施の形態２のものでは、前記制振フィルム１５を図４に示すように、前記折板本体１１ａの裏面側に張り付けることにより、前記大，小幅制振シート１２ａ，１２ｂが前記有シート部１３，１３に対応する箇所に設けられる。
【００４６】
このため、制振折板１１１を制振フィルム１５の貼設のみで直ちに作成出来、施工が容易で、更に、製造コストの上昇を抑制することが出来る。
【００４７】
なお、前記制振フィルム本体１５ａのみによって形成される無シート部１４は、薄膜状であるので、折板本体１１ａと屋根部構造体等との間に介在されても、屋根部の建て付けが左右される虞が殆どない。
【００４８】
他の構成及び作用については、前記実施の形態１と略同様であるので説明を省略する。
【００４９】
【実施の形態３】
図６は、この発明の実施の形態３の制振折板１１の製造方法を示すものである。なお、前記実施の形態１又は２と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
【００５０】
この実施の形態３では、図６中（ａ）に示されるように、まず、前記制振フィルム１５が、前記大，小幅制振シート１２ａ及び１２ｂと共に、平板状の折板本体１１ａの素材に貼設された後（ｂ）、この制振フィルム１５及び折板本体１１ａの素材が一体としてロールフォーミングにより折曲加工されて、前記制振折板１１が形成される（ｃ）。
【００５１】
このため、平面状の折板本体１１ａの素材に容易に制振フィルム１５を貼設出来、製造工程が簡略化される。
【００５２】
他の構成及び作用については、前記実施の形態１及び２と略同様であるので説明を省略する。
【００５３】
【実施の形態４】
図７は、この発明の実施の形態４の制振折板２１１，１１の製造方法を示すものである。なお、前記実施の形態１乃至３と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
【００５４】
この実施の形態３では、図７中（ａ）に示されるように、まず、前記制振フィルム１５が、前記大，小幅制振シート１２ａ及び１２ｂを、平板状の折板本体１１ａの素材に直接接触させる方向で、貼設された後（ｂ）、該制振フィルム１５及び折板本体１１ａの素材が一体としてロールフォーミングにより、折曲加工される（ｃ）。
【００５５】
このように折曲形成された制振折板２１１は、図７中（ｄ）に示すように、そのまま、
前記屋根構造の一部に用いることができると共に、図７中（ｅ）に示すように、制振フィルム１５のうち、フィルム本体１５ａをこの制振折板１１から剥離してから、前記実施の形態１のように、前記屋根構造の一部に用いることもできる。
【００５６】
このため、平面状の折板本体１１ａの素材に容易に前記大，小幅制振シート１２ａ及び１２ｂを伴う制振フィルム１５を貼設出来ると共に、フイルム本体１５ａの無い大，小幅制振シート１２ａ及び１２ｂを貼設した前記制振折板１１も、容易に製造出来る。
【００５７】
他の構成及び作用については、前記実施の形態１乃至３と略同様であるので説明を省略する。
【００５８】
以上、この発明の実施の形態１乃至４を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態１乃至４に限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
【００５９】
例えば、前記実施の形態１では、大幅制振シート１２ａは、前記谷部２の底部２ａ及び底部２ａの両側に設けられる傾斜面部４，４の略中央位置までに渡り、貼設されているが、特にこれに限らず、例えば、傾斜面部４，４の一部まで、或いは、底部２ａのみに貼設されても、前記無シート部１４を雨滴が直接当接しない部分に形成するように構成するものであるならばよい。
【００６０】
また、前記小幅制振シート１２ｂを山部３の頭頂部３ａ及び頭頂部３ａの両側に形成される膨出部３ｂ，３ｂの一部までに渡り貼設しているが、特にこれに限らず、例えば、頭頂部３ａのみであっても、前記無シート部１４を雨滴が直接当接しない部分に形成するように構成するものであるならばよい。
【００６１】
また、この実施の形態１では、前記大，小幅制振シート１２ａ，１２ｂの厚さが、約０．８ｍｍに設定されているが、特にこれに限らず、５ｍｍ以下のロール成形等時に折曲成形しやすい厚さであるならばよい。
【００６２】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明の請求項１記載のものによれば、折板本体の裏面側に貼設された制振シートによって、前記制振シートが貼設される有シート部と前記制振シートが設けられていない無シート部とが形成される。
【００６３】
前記有シート部では、雨滴の当接により発生する振動が、該有シート部の制振シートによって抑制されることにより、騒音が減少させられる。しかも、前記無シート部が、雨滴が直接当接しない部分に形成されている。このため、雨滴による騒音が該当接しない部分では、略発生しないので、騒音レベルが上昇する虞がなく、しかも、該無シート部では、制振シート材料を削減する事により、製造コストを減少させることが出来る。
【００６４】
そして、請求項２に記載されたものでは、前記無シート部が、前記屋根部構造体が当接する部分に形成されているので、従来のように、挟み込まれた制振シートが、押圧力により破損したり、経時劣化の進行が早まって、脱落等を起こす虞がない。
【００６５】
このため、シートの耐久性により、屋根部の建て付けが左右されることなく、耐風性能等の構造強度を容易に確保する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態１の制振折板屋根構造に用いる制振折板の構成を説明する要部の斜
視断面図である。
【図２】実施の形態１の制振折板屋根構造の構成を説明する斜視断面図である。
【図３】実施の形態２の制振折板屋根構造に用いる制振フィルムの構成を説明する断面図である。
【図４】実施の形態２の制振折板屋根構造に、制振フィルムを用いた構成を説明する斜視断面図である。
【図５】遮音性能を表すグラフ図である。
【図６】実施の形態３の制振フィルムを貼設した後、折曲形成する制振折板の製造方法を説明し、フイルム本体を折板本体側に貼設する製造工程を表す模式図である。
【図７】実施の形態４の制振フィルムを貼設した後、折曲形成する制振折板の製造方法を説明し、制振シートを折板本体側に貼設する製造工程を表す模式図である。
【図８】従来の折板屋根構造を示す断面図である。
【符号の説明】
２谷部
３山部
４傾斜面部
１１制振折板
１１ａ折板本体
１２ａ大幅制振シート
１２ｂ小幅制振シート
１３有シート部
１４，１４ａ無シート部
１５制振フィルム
１５ａフィルム本体
１１１制振折板
２１１制振折板 [0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention, the steel sheet material formed bent, but about the damping folded plate roof structure is applied to a roof of a building and affixed damping sheet.
[0002]
[Prior art]
As a conventional folded-plate roof structure of this type, for example, one shown in FIG. 6 is known (see Japanese Patent Publication No. 58-20352).
[0003]
In such a conventional thing, the folding plate 1 arrange | positioned at the roof part of a building has the trough part 2 which has the bottom part 2a formed in the substantially flat shape, and the top part 3a formed in the substantially flat shape. The ridge portions 3 are continuously formed by the inclined surface portions 4 and 4 located on both sides of the ridge portion 3 so that the ridge portions 3 are alternately bent at a predetermined pitch.
[0004]
Among these, each ridge part 3 is provided with bulging parts 3b, 3b on both sides of the crown part 3a. In addition, depressions 3c and 3c for narrowing the area of the lower opening 5 are formed at the lower edges of the bulging portions 3b and 3b.
[0005]
And in this lower opening 5, a fitting collar 8 provided on the leg 7 upper end 7a of the beam 6 which is a structure of a building is inserted and fitted, and the recesses 3c, 3c Both side ends 8a, 8a are configured to be locked.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a conventional folded plate roof structure, it is known that when the raindrop hits the folded plate 1 due to rain or the like, the folded plate 1 vibrates and generates noise.
[0007]
For this reason, a structure is considered in which a damping sheet is attached to the entire back surface of the folded plate 1 to improve the damping performance. However, in such a structure, the back side of the portion where raindrops do not directly hit is also possible. There is a problem that the vibration damping sheet is pasted and an unnecessary vibration damping sheet increases.
[0008]
Moreover, since it is comprised so that the both-sides edge part 8a, 8a of the fitting collar part 8 may be latched by the said hollow part 3c, 3c, this hollow part 3c, 3c, both-side edge part 8a, 8a, The vibration damping sheet is interposed between the two.
[0009]
For this reason, there is a possibility that the sandwiched vibration damping sheet may be damaged due to the pressing force, or the deterioration with time may be accelerated and may drop off. Therefore, there is a problem that the construction of the roof portion is influenced by the durability of the sheet, and it is difficult to ensure the structural strength such as wind resistance.
[0010]
Accordingly, the present invention, the damping increase of the sheet material is suppressed, and an object of the invention to provide a damping folded plate roof structure which can ensure the structural strength, such as wind performance.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the invention described in claim 1 of the present invention is arranged on the roof side of the building, and on the back side of the folded plate body that alternately bends and forms valleys and peaks. The vibration-damping plate roof structure having a folded plate formed by affixing a vibration-damping sheet, wherein the vibration-damping sheet is affixed to the folded-plate main body so as to be positioned at least on the back surface of the portion where raindrops hit. and a perforated sheet portion, characterized in that a substantially vertical and the free sheet portion is positioned on the rear surface of the not exposed portions of raindrops from the direction are formed Tei Ru damping folded plate roof structure.
[0012]
In the thing of Claim 1 comprised in this way, the sheet | seat part to which the said damping sheet is affixed and the said damping sheet are provided by the damping sheet affixed on the back surface side of the folded-plate main body. A non-sheet portion that is not formed is formed.
[0013]
In the seated portion, the vibration generated by the contact of raindrops is suppressed by the damping sheet of the seated portion, thereby reducing noise. Moreover, by than ash is thus configured, the non sheet portion, raindrops are formed in a portion that does not contact directly. For this reason, since noise due to raindrops does not substantially occur in the portions that do not correspond to each other, there is no possibility that the noise level will rise, and in the non-sheet portion, the manufacturing cost is reduced by reducing the vibration damping sheet material. I can do it.
[0014]
And what was described in Claim 2 WHEREIN: The said sheet-less part is characterized by each damping-folded plate roof structure formed in the part which the said roof part structure contact | abuts. .
[0015]
Those of the thus configured according to claim 2, wherein said non-sheet unit, since the roof structure is formed in contact with part, as in the prior art, sandwiched damping sheet, press There is no risk of breakage due to pressure or rapid progress of deterioration over time, causing dropout and the like .
[0016]
DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS Embodiment 1
Hereinafter, a specific first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0017]
1, 2 and 5 show Embodiment 1 of the present invention. The same or equivalent parts as those in the conventional example will be described with the same reference numerals.
[0018]
First, the configuration will be described. As the damping plate 11 used in the damping plate roof structure of the first embodiment, a folded plate body 11a disposed on the roof portion of a building as shown in FIG. However, the trough portion 2 having the bottom portion 2a formed in a substantially flat shape and the crest portion 3 having the top portion 3a formed in a substantially flat shape are formed by the inclined surface portions 4 and 4 located on both sides of the crest portion 3. By making them continuous, they are alternately bent at a predetermined pitch.
[0019]
Among these, each ridge part 3 is provided with bulging parts 3b, 3b on both sides of the crown part 3a.
[0020]
And in this Embodiment 1, it connects between the three mountain parts 3 ... by the two trough parts 2 and 2, and comprises one vibration damping plate main body 11a as a unit, as shown in FIG. By overlapping the ridges 3 of other adjacent vibration-damping folded plate main bodies 11a with the ridges 3 formed on both sides, the ridges 3 are connected in the eave direction.
[0021]
Large and small vibration damping sheets 12a and 12b are attached to the back side of the folded plate body 11a.
[0022]
These large and small vibration damping sheets 12a and 12b are made of a styrene / isoprene block copolymer and an inorganic powder (for example, metal oxides such as iron oxide, titanium oxide, and magnesium oxide) as disclosed in JP-A-8-21457. , Particulate metal, clay, talc, mica, quartz powder and other mineral-based pulverized bodies, glass fibers, glass powder, calcium carbonate, gypsum, and the like. These may be used alone or in combination of two or more. ) And a polyolefin resin (50 to 500 parts by weight of inorganic powder with respect to 100 parts by weight of polyolefin resin).
[0023]
In the first embodiment, the thicknesses of the large and small width damping sheets 12a and 12b are set to about 0.8 mm.
[0024]
Among these, the significant vibration damping sheet 12a is pasted to the substantially center position of the bottom surface 2a of the valley portion 2 and the inclined surface portions 4 and 4 provided on both sides of the bottom portion 2a, and the narrow vibration damping sheet 12b. Is pasted up to the top 3a of the mountain 3 and part of the bulging portions 3b, 3b formed on both sides of the top 3a, so that the vibration damping sheet is pasted on the part where the raindrop directly contacts. A sheet portion 13 is formed.
[0025]
In addition, depressions 3c and 3c that narrow the area of the lower opening 5 are formed at the lower edges of the bulging portions 3b and 3b.
[0026]
The vicinity of the recesses 3c, 3c is formed within the projection plane of the top 3a and the bulges 3b, 3b when viewed from above substantially vertically due to the formation of the top 3a and the bulges 3b, 3b. It is formed so as to hide.
[0027]
Therefore, raindrops do not directly contact the depressions 3c and 3c in the vicinity of the depressions due to rainfall from a substantially vertical direction.
[0028]
In addition, since the folded plate body 11a is bent in a complicated manner in the vicinity of the recessed portions 3c and 3c, vibrations generated by contact with rainwater or the like do not affect compared to other planar portions. And in these hollow parts 3c and 3c vicinity part, the sheetless parts 14 and 14 to which the said large and small width damping sheets 12a and 12b are not affixed are formed.
[0029]
Moreover, the non-sheet part 14a in which the said damping sheet 12a is not provided is formed also in the crest part 3 back surface side of the end of the crest part 3 of the adjacent folded plate main body 11a which overlaps.
[0030]
Then, as shown in FIG. 2, a fitting collar 8 provided at the upper end 7 a of the leg 7 of the beam 6, which is a building roof structure, is inserted and fitted into the lower opening 5. The both end portions 8a and 8a are engaged with the recess portions 3c and 3c.
At this time, the end portions of both side end portions 8a and 8a of the fitting rod 8 are brought into contact with the non-sheet portions 14 and 14 so as to be locked.
[0031]
Next, the operation of the first embodiment will be described.
[0032]
In the first embodiment, the large- and small-width damping sheets 12a and 12b stuck on the back surface side of the folded plate body 11a are provided with the sheet portion 13 to which the damping sheet is stuck and the damping sheet. A non-sheet portion 14 is provided.
[0033]
In the sheet portion 13, noise generated by the vibration generated by the contact of raindrops is suppressed by the large and small width damping sheets 12 a and 12 b of the sheet portion 13.
[0034]
Further, the non-sheet portion 14 is formed in the vicinity of the recessed portions 3c and 3c where raindrops do not directly contact. For this reason, in the vicinity of the depressions 3c, 3c where the raindrops hardly contact, noise due to the raindrops is not substantially generated.
[0035]
Therefore, as shown in FIG. 5, there is almost no possibility that the noise level will increase as compared with the case where a vibration damping sheet is pasted on the entire back surface of the folded plate body 11a. By reducing the vibration sheet material, the manufacturing cost can be reduced.
[0036]
And when the said sheet-less parts 14 and 14 insert and fit the said fitting collar part 8, the said hollow part 3c and 3c vicinity which makes a front-end | tip contact so that both edge part 8a, 8a may be latched Are formed in the bulging portions 3b and 3b.
[0037]
For this reason, the both side end portions 8a and 8a are directly placed inside the bulging portions 3b and 3b, and there is no possibility that the vibration damping sheet is interposed between the two members.
[0038]
Moreover, in this Embodiment 1, since the peak part 3 of the adjacent damping-fold plate main body 11a has the sheet | seat-less part 14b formed also in the peak part back surface side of the said one end, it goes to the eaves direction. Also, when extending these damping plates 11 ..., there is no possibility that the damping sheet is sandwiched between the ridges 3, 3 of each damping plate main body 11a.
[0039]
Therefore, unlike the conventional case, there is no possibility that the sandwiched vibration damping sheet will be damaged by the pressing force, or the deterioration with time will be accelerated, so that it will not fall off.
[0040]
For this reason, by providing the non-sheet portion 14 in the portion supported by the roof structure, structural strength such as wind resistance performance can be easily obtained without affecting the building of the roof portion due to the durability of the seat. Can be secured.
[0041]
Embodiment 2
3 and 4 show a vibration-damping plate and a vibration-damping film used in the vibration-damping roof structure according to Embodiment 2 of the present invention. Note that portions that are the same as or equivalent to those in the first embodiment will be described with the same reference numerals.
[0042]
In the second embodiment, as shown in FIG. 3, the large and small widths of the vibration damping film 15 formed in a thin film shape are attached to the film main body 15a on the back side of the folded plate main body 11a. The damping sheets 12a and 12b are pasted in advance so as to be provided at locations corresponding to the sheet portions 13 and 13, respectively.
[0043]
The film body 15a is made of polyester or polyethylene.
[0044]
Next, the operation of the second embodiment will be described.
[0045]
In the second embodiment configured as described above, the vibration damping film 15 is attached to the back surface side of the folded plate body 11a as shown in FIG. 12b is provided in the place corresponding to the said sheet | seat parts 13 and 13. FIG.
[0046]
For this reason, the damping plate 111 can be created immediately by simply attaching the damping film 15, the construction is easy, and the increase in manufacturing cost can be suppressed.
[0047]
Since the sheetless portion 14 formed only by the vibration damping film main body 15a is in a thin film shape, the roof portion can be built even if it is interposed between the folded plate main body 11a and the roof structure. There is almost no risk of being affected.
[0048]
Since other configurations and operations are substantially the same as those of the first embodiment, description thereof is omitted.
[0049]
Embodiment 3
FIG. 6 shows a method for manufacturing the vibration damping plate 11 according to the third embodiment of the present invention. The same or equivalent parts as in the first or second embodiment will be described with the same reference numerals.
[0050]
In Embodiment 3, as shown in FIG. 6A, first, the damping film 15 is used as a material for the flat folded plate body 11a together with the large and small width damping sheets 12a and 12b. After being affixed (b), the vibration damping film 15 and the material of the folded plate body 11a are integrally bent by roll forming to form the damping folded plate 11 (c).
[0051]
For this reason, the damping film 15 can be easily affixed to the raw material of the flat folded plate main body 11a, and the manufacturing process is simplified.
[0052]
Since other configurations and operations are substantially the same as those of the first and second embodiments, description thereof will be omitted.
[0053]
Embodiment 4
FIG. 7 shows a method of manufacturing the vibration damping plates 211 and 11 according to the fourth embodiment of the present invention. The same or equivalent parts as in the first to third embodiments will be described with the same reference numerals.
[0054]
In the third embodiment, as shown in FIG. 7A, first, the damping film 15 uses the large and small width damping sheets 12a and 12b as the material of the flat folded plate body 11a. After being attached in the direction of direct contact (b), the material of the damping film 15 and the folded plate main body 11a is bent by roll forming (c).
[0055]
As shown in FIG. 7 (d), the vibration-damping plate 211 formed in this way is bent as it is.
While being able to be used for a part of the roof structure, as shown in FIG. 7 (e), the film main body 15a of the vibration damping film 15 is peeled from the vibration damping folding plate 11, and then the above-mentioned implementation is performed. Like form 1, it can also be used for a part of the roof structure.
[0056]
Therefore, the vibration damping film 15 with the large and small width damping sheets 12a and 12b can be easily attached to the material of the flat folded plate body 11a, and the large and small width damping sheets 12a without the film body 15a and The vibration-damping folded plate 11 with 12b attached thereto can also be easily manufactured.
[0057]
Other configurations and operations are substantially the same as those of the first to third embodiments, and thus description thereof is omitted.
[0058]
As mentioned above, although Embodiment 1 thru | or 4 of this invention was explained in full detail with drawing, the concrete structure is not restricted to this Embodiment 1 thru | or 4, The design change etc. of the range which does not deviate from the summary of this invention It is included in this invention even if it exists.
[0059]
For example, in the first embodiment, the significant vibration damping sheet 12a is pasted up to substantially the center position of the bottom surface 2a of the valley portion 2 and the inclined surface portions 4 and 4 provided on both sides of the bottom portion 2a. In particular, the present invention is not limited to this. For example, even when pasted to a part of the inclined surface portions 4 and 4 or only on the bottom portion 2a, the non-sheet portion 14 is formed in a portion where raindrops do not directly contact. If it is what you want to do.
[0060]
In addition, the narrow vibration damping sheet 12b is pasted up to the top 3a of the ridge 3 and part of the bulging portions 3b, 3b formed on both sides of the top 3a. For example, even if it is only the top portion 3a, the non-sheet portion 14 may be configured to be formed in a portion where raindrops do not directly contact.
[0061]
In the first embodiment, the thicknesses of the large and small vibration damping sheets 12a and 12b are set to about 0.8 mm. However, the thickness is not limited to this, and it is bent at the time of roll forming or the like of 5 mm or less. It is sufficient if the thickness is easy to mold.
[0062]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, the sheet sheet portion on which the vibration damping sheet is pasted by the vibration damping sheet pasted on the back surface side of the folded plate body and the A non-sheet portion where no vibration damping sheet is provided is formed.
[0063]
In the seated portion, the vibration generated by the contact of raindrops is suppressed by the damping sheet of the seated portion, thereby reducing noise. Moreover, the non-sheet portion is formed in a portion where raindrops do not directly contact. For this reason, the noise level caused by raindrops does not substantially occur, so there is no risk of an increase in noise level. In addition, the non-sheet portion reduces the manufacturing cost by reducing the vibration damping sheet material. I can do it.
[0064]
And in what was described in Claim 2 , since the said sheet-less part is formed in the part which the said roof part structure contact | abuts, the vibration-damping sheet | seat inserted | pinched by the conventional pressure is carried out by pressing force. There is no risk of breakage or rapid deterioration over time leading to dropout or the like.
[0065]
Therefore, the durability of the sheet, without with built roof portion is left, Ru can be easily secured structural strength such as wind performance.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective cross-sectional view of a main part for explaining a configuration of a vibration-damping folded plate used in a vibration-damping folded plate roof structure according to a first embodiment of the present invention.
2 is a perspective cross-sectional view illustrating a configuration of a vibration-damping folded plate roof structure according to Embodiment 1. FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view illustrating a configuration of a vibration damping film used in the vibration damping folded plate roof structure according to the second embodiment.
4 is a perspective cross-sectional view illustrating a configuration in which a vibration damping film is used for the vibration-damping folded plate roof structure of Embodiment 2. FIG.
FIG. 5 is a graph showing sound insulation performance.
FIG. 6 is a schematic diagram illustrating a manufacturing process for sticking a film main body to the folded plate body side, explaining a manufacturing method of a vibration-damping folded plate that is bent after the vibration-damping film of Embodiment 3 is pasted. It is.
7 illustrates a manufacturing method of a vibration-damping folded plate that is bent after the vibration-damping film of Embodiment 4 is pasted, and a schematic diagram illustrating a manufacturing process in which a damping sheet is pasted on the folded-plate main body side. FIG. FIG.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a conventional folded plate roof structure.
[Explanation of symbols]
2 Valley 3 Mountain
4 Inclined surface
DESCRIPTION OF SYMBOLS 11 Damping folding plate 11a Folding plate main body 12a Large damping sheet 12b Narrow width damping sheet 13 Sheet | seat part 14, 14a No sheet | seat part 15 Damping film 15a Film body
111 damping plate
211 Damping folded plate

Claims

A vibration-damping folded plate roof having a folded plate that is disposed on the roof portion of a building and has a vibration-damping sheet pasted on the back side of a folded-plate body that alternately bends valleys and peaks. Structure,
Wherein the folded plate body, no sheet is positioned on the rear surface of the part and the perforated sheet portion to which the vibration-damping sheet is affixed by positioning the back surface of a portion exposed to at least raindrops, the raindrops from substantially vertical direction does not strike damping folded plate roof structure, characterized in Tei Rukoto parts and are formed.

The free sheet unit, damping folded plate roof structure of each according to claim 1, characterized in that the roof structure is formed in a portion abutting.