JP3865256B2 - 音声符号化方法及び音声復号方法 - Google Patents
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すなわち、
ヘッダ情報と、圧縮PCMアクセスユニットを含むユーザデータと、を含んだデータ構造にすると共に、前記圧縮PCMアクセスユニットは前記フレーム中に複数設けられ、前記ステップにより選択された各チャネルの線形予測方法と予測残差と所定の先頭サンプル値を含む予測符号化データを、前記圧縮PCMアクセスユニット内に配置されるサブパケットに格納する場合に前記予測残差をビット情報に基づいたビット数でパッキングして格納し、前記圧縮PCMアクセスユニットが前記フレーム中の先頭のものである場合には、さらに、前記サブパケットにリスタートヘッダを設けると共に前記先頭サンプル値を収納し、また、さらに、前記各圧縮PCMアクセスユニット内に前記サブパケット内のデータが可変ビットレート圧縮された圧縮データであることを示すVBR識別子を含む同期情報部を設けるステップと、
からなる音声符号化方法。
2)請求項1記載の音声符号化方法により符号化されたデータから元の音声信号を復号する音声復号方法であって、
前記ユーザデータから圧縮PCMアクセスユニットを抽出するステップと、
前記圧縮PCMアクセスユニットからVBR識別子を抽出するステップと、
前記抽出された識別子に基づいて前記リスタートヘッダを有する前記圧縮PCMアクセスユニットから前記先頭サンプル値を取り出すと共に、前記各圧縮PCMアクセスユニットから予測残差および線形予測方法を含む予測符号化データを取り出すステップと、
前記予測残差をビット情報に基づいたビット数で復号し、この復号した予測残差と前記先頭サンプル値と線形予測方法とに基づいて予測値を算出するステップと、
この算出された予測値から前記ステレオ2チャネルの音声信号を復元するステップと、
からなる音声復号方法。
・フレームヘッダ(40ビット)と、
・和信号ch(L+R)の1フレームの先頭サンプル値(25ビット)と、
・差信号ch(L−R)の1フレームの先頭サンプル値(25ビット)と、
・和信号ch(L+R)のサブフレーム毎の予測器選択フラグ(3ビット×80)と、
・差信号ch(L−R)のサブフレーム毎の予測器選択フラグ(3ビット×80)と、
・和信号ch(L+R)のサブフレーム毎のビット数フラグ(5ビット×80)と、
・差信号ch(L−R)のサブフレーム毎のビット数フラグ(5ビット×80)と、
・和信号ch(L+R)の予測残差データ列(可変ビット数)と、
・差信号ch(L−R)の予測残差データ列(可変ビット数)とを
アクセスユニットとして多重化し、可変レートビットストリームとして出力する。上記予測残差データ列はサブパケットを構成する。このような予測符号化によれば、原信号が例えばサンプリング周波数=192kHz、量子化ビット数=24ビット、2チャネルの場合、59%の圧縮率を実現することができる。
・1バイトのサブストリームIDと、
・2バイトのUPC/EAN−ISRC(Universal Product Code/European Article Number-International Standard Recording Code)番号、及びUPC/EAN−ISRCデータと、
・1バイトのプライベートヘッダ長と、
・2バイトの第1アクセスユニットポインタと、
・4バイトのオーディオデータ情報(ADI)と、
・0〜7バイトのスタッフィングバイトとに、
より構成されている。
このように圧縮PCMのAパケットのADIは、4バイトに選定され、通常の非圧縮のPCMのAパケットのADIよりも4バイトだけ短くされている。したがってオーディオデータは4バイト分増加させることができる。
ートヘッダとPPCMブロック(フレーム先頭サンプル値を含む)により構成されている。
・1パケット当たりのサンプル数:サンプリング周波数fsに応じて40、80又は160が選択される。
・データレート:VBRの場合には「0」(サブパケット内のデータが圧縮データであることを示す識別子)
・サンプリング周波数fs及び量子化ビット数Qb
・チャネル割り当て情報
リスタートヘッダはフレーム毎にチャネル相関回路A(加算回路と減算回路を有すること)を明記した情報を有している。図13に示したフォーマットの可変レートビットストリームデータは、図6のデマルチプレクサ21以下の構成からなるデコーダ3D1、3D2により元の2チャネルオーディオ信号に復号される。
1b、4b 減算回路
5a、5b 割り算器
11D1 差分演算回路
11D2 差分演算回路
12a−1〜12a−n 予測器
12b−1〜12b−n 予測器
13a−1〜13a−n,13b−1〜13b−n 減算器
16D1,16D2,16A,16S,16L,16R バッファ・選択器
15A 予測回路
15S 予測回路
15L 予測回路
15R 予測回路
Claims (2)
- ステレオ2チャネルの音声信号を、そのままのチャネル又は互いに相関をとったチャネル毎に、入力される音声信号に応答して先頭サンプル値を所定時間のフレーム単位で得ると共に、特性が異なる複数の線形予測方法により時間領域の過去から現在の信号の線形予測値がそれぞれ予測され、その予測される線形予測値と前記音声信号とから得られる予測残差が最小となるような線形予測方法を選択して予測符号化するステップと、
ヘッダ情報と、圧縮PCMアクセスユニットを含むユーザデータと、を含んだデータ構造にすると共に、前記圧縮PCMアクセスユニットは前記フレーム中に複数設けられ、前記ステップにより選択された各チャネルの線形予測方法と予測残差と所定の先頭サンプル値を含む予測符号化データを、前記圧縮PCMアクセスユニット内に配置されるサブパケットに格納する場合に前記予測残差をビット情報に基づいたビット数でパッキングして格納し、前記圧縮PCMアクセスユニットが前記フレーム中の先頭のものである場合には、さらに、前記サブパケットにリスタートヘッダを設けると共に前記先頭サンプル値を収納し、また、さらに、前記各圧縮PCMアクセスユニット内に前記サブパケット内のデータが可変ビットレート圧縮された圧縮データであることを示すVBR識別子を含む同期情報部を設けるステップと、
からなる音声符号化方法。 - 請求項1記載の音声符号化方法により符号化されたデータから元の音声信号を復号する音声復号方法であって、
前記ユーザデータから圧縮PCMアクセスユニットを抽出するステップと、
前記圧縮PCMアクセスユニットからVBR識別子を抽出するステップと、
前記抽出された識別子に基づいて前記リスタートヘッダを有する前記圧縮PCMアクセスユニットから前記先頭サンプル値を取り出すと共に、前記各圧縮PCMアクセスユニットから予測残差および線形予測方法を含む予測符号化データを取り出すステップと、
前記予測残差をビット情報に基づいたビット数で復号し、この復号した予測残差と前記先頭サンプル値と線形予測方法とに基づいて予測値を算出するステップと、
この算出された予測値から前記ステレオ2チャネルの音声信号を復元するステップと、
からなる音声復号方法。
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