JP3865017B2

JP3865017B2 - Degassing tool for double aerosol device

Info

Publication number: JP3865017B2
Application number: JP36207997A
Authority: JP
Inventors: 聡目加多; 政澄田中; 哲之河合
Original assignee: Daizo Corp
Current assignee: Daizo Corp
Priority date: 1997-12-10
Filing date: 1997-12-10
Publication date: 2007-01-10
Anticipated expiration: 2017-12-10
Also published as: JPH11171268A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は内袋付きの二重エヤゾール製品における前記内袋を破るためのガス抜き用具に関する。さらに詳しくは、二重エヤゾール製品の使用が終わった後、その廃棄前に、容器本体と内袋の間に残っているプロペラントを排出させるべく内袋を破るためのガス抜き用具の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般的にエヤゾール製品は、金属缶からなる容器本体の上端開口部に吐出用のバルブをマウンティングカップにより取り付け、容器本体内に、噴出させたい成分である原液と、加圧力をもたらすプロペラントとを一緒に充填している。しかし原液とプロペラントとを一緒にしておきたくない場合には、図１３に示すように、容器本体１０１内に合成樹脂製あるいはアルミ箔ないしアルミ箔と合成樹脂とのラミネート製の内袋１０２を収容し、内袋１０２に原液Ｇを充填し、容器本体１０１の開口部に内袋１０２の口部を重ねるように取り付けた上で、バルブ１０３のマウンティングカップ１０４をクリンプにより固着し、容器本体１０１と内袋１０２の間隙Ｓにプロペラントを充填している。なお、内袋１０２をバルブ１０３の下部ないしディップチューブ１０５に取り付けることもある。
【０００３】
このような内袋付きの二重エヤゾール製品Ａの場合、使用後の安全処理（焼却炉内で爆発などが生じないようにする）のためにプロペラントを抜こうとしても、容器本体１０１の内部が内袋１０２で隔離されているので、バルブ１０３を開くだけではガス抜きをすることができない。そのため、容器本体に釘などで孔を開けてガス抜きをするように消費者に求めたり、あるいは容器本体の底部に設けたガス充填用のバルブあるいは別個に設けたガス抜き用のバルブを操作して、ガス抜き後に廃棄するよう求めることがある。しかしこのようなガス抜き処理を一般消費者に理解させ、安全に操作するよう徹底させることは難しい。
【０００４】
そこで本出願人は、図１４に示すように、バルブ１０３の下部に、内袋１０２の収縮に伴って内袋１０２を破ることができるスパイク状の突起１０６を備えたガス抜き用具Ｂを設けることを提案している（特開平９−１１８３８０号公報の図１２〜１４参照）。このものは、単に押しボタン１０７を押してバルブ１０３を開き、原液を最後まで放出する操作を行うだけで、プロペラントを抜く操作、すなわちガス抜き操作が自然と行われる利点がある。すなわち、原液を噴出させると内袋１０２が収縮し、それにより突起１０６の先端が内袋１０２を破る。そのため、内袋１０２の中にガスが入り、結局はバルブ１０３を通じてガスを外部に噴出させることができる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
このようなガス抜き用具Ｂは、突起１０６が外方向を向いているので、取り扱いが厄介である。すなわち組み立て作業の時に、作業者がガス抜き用具Ｂを手に持つとき、突起１０６の先端で怪我をしないように、あるいは内袋を傷つけないように慎重に取り扱う必要がある。また、怪我をしないまでも、摘み方によって指が痛むことがある。そのため、手袋を着けたり、ピンセットなどで摘むなどの保護手段を講じる必要があり、それによって作業が繁雑になる。また、ガス抜き用具Ｂの搬送中や組み立て時に、突起の先端がものにぶつかって、鋭利さが損なわれることがある。さらにエヤゾール製品が倒れたときなど、衝撃が加わったときに、内袋１０２が突起１０６に触れて、内袋が傷ついたり、場合によってはプロペラントと原液とが混ざるおそれがある。
【０００６】
本発明は、上記の問題を解消するものであり、取り扱いが容易で、搬送中や組み立て作業中に、作業者および突起を保護することができ、衝撃によって内袋を傷付けにくいガス抜き用具を提供することを技術課題としている。
【０００７】
さらに本発明はガス抜き用具のエヤゾール製品への取り付け作業を容易にすることを第２の課題としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
請求項１の二重エヤゾール製品のガス抜き用具は、内袋を備えた二重エヤゾール製品における、前記内袋が内部の原液を吐出して収縮したときに内部から内袋を破るための用具であって、
（ａ）鋭利な先端（ないし尖端）を備えた本体と、
（ｂ）その本体の先端の近辺に、先端を囲むように配置される、内袋の収縮により変形する程度の可撓性を有する保護体
とを備えていることを特徴としている。
【０００９】
請求項２のガス抜き用具は、前記本体が、放射状に配列された複数個の突起を備えており、各突起が先端を有することを特徴としている。請求項３のガス抜き用具は、前記保護体が、突起に隣接するように、かつその先端周縁が前記本体の鋭利な先端よりも外側になるように設けられる、可撓性を有する舌片であることを特徴としている。請求項４のガス抜き用具は、前記本体と舌片とが一体成形されていることを特徴としている。請求項５のガス抜き用具は、前記保護体が、本体を囲む破壊容易な袋体であることを特徴としている。請求項６のガス抜き用具は、前記袋体における鋭利な先端と対応する部位に、袋体の内外を連通する孔が形成されていることを特徴としている。
【００１０】
請求項７のガス抜き用具は、前記保護体が、本体を囲むように設けられる弾性発泡体であることを特徴としている。請求項８のガス抜き用具は、前記本体が二重エヤゾール製品の内袋内のいずれかの箇所に固定するための取り付け部を備えていることを特徴としている。
【００１１】
本発明の二重エヤゾール製品（請求項９）は、内袋内に上記のいずれかのガス抜き用具を収容していることを特徴としている。
【００１２】
【作用および発明の効果】
請求項１のガス抜き用具においては、鋭利な先端の近辺に、先端を囲むように保護体が配置されているので、保護体をつかんでガス抜き用具を手に持つことができる。そのため怪我をするおそれがなく、指に痛みを感ずることもない。またガス抜き用具を落とした場合などでも、保護体が先端を保護するので、先端の鋭利さが損なわれない。また、衝撃に対して誤作動のおそれもない。
【００１３】
他方、エヤゾール製品を使用して内袋内の原液を使い尽くしたとき、内袋が容器本体と内袋の間のプロペラントの加圧力によって収縮する。その場合、保護体が内袋によって押圧されて変形し、本体の先端が保護体の外部に露出する。そのため鋭利な先端が内袋を内側から破り、内袋の内外を連通させる。それによりエヤゾール製品のバルブを通じてプロペラントを放出させることができる。
【００１４】
請求項２のガス抜き用具においては、本体が放射状に配列された複数個の突起を備えているので、内袋の収縮時の形状や収縮方向に関わらず、確実に内袋を破ることができる。
【００１５】
請求項３のガス抜き用具は、保護体を可撓性の舌片で構成しているので、製造および組立が容易である。また舌片が本体の先端に隣接するように、かつその先端周縁が本体の鋭利な先端より外側になるように設けられているので、内袋が収縮するとき、舌片の先端周縁が内袋に押されて拡がり、そのまま突起が露出する。したがって突起は保護体を貫通する必要がなく、比較的丈夫な舌片を採用しうる。
【００１６】
請求項４のガス抜き用具では、舌片が本体と一体成形されているので、製造および組み立てが容易である。
【００１７】
請求項５のガス抜き用具は、保護体が袋体であるので、どの部位をつかんでも突起に触れない。そのため一層保護作用が高く、安全性が高い。したがって突起の先端は貫通力の高い丈夫なものにすることができる。内袋が収縮する場合は、突起の先端が袋体を貫通して外部に露出し、さらに内袋を貫通して破ることになる。
【００１８】
請求項６のガス抜き用具は、袋体の本体の先端と対応する部位にあらかじめ孔が形成されている。そのため、先端は袋体を貫通する必要がなく、したがって袋体を丈夫なものにすることができ、先端の貫通力は弱くても足りる。
【００１９】
請求項７のガス抜き用具は、弾性発泡体で本体を囲んでいるので、衝撃に対する安全性が一層高い。
【００２０】
請求項８のガス抜き用具は、取り付け部を備えているので、バルブやチューブ、あるいは内袋の下端部などに取り付けることができる。その取り付け部を利用してガス抜き用具を内袋内にのいずれかの箇所に取り付けておくと、搬送途中などに内袋内で移動しない。そのため、一層内袋を傷つけにくい。ただし取り付け部を備えていないものと同じように、単に内袋内に収容しておくこともできる。
【００２１】
本発明の二重エヤゾール製品（請求項９）は、内袋内に上記のいずれかのガス抜き用具を収容しているので、廃棄時にバルブを開けるだけで、内袋と容器本体の間のプロペラントを排出することができる。
【００２２】
【発明の実施の形態】
つぎに図面を参照しながら本発明の好ましい実施の形態を説明する。図１ａおよび図１ｂはそれぞれ本発明のガス抜き用具の一実施形態を備えたエアゾールバルブを示す一部切り欠き側面図および底面図、図２はそのエアゾールバルブを取り付けた二重エヤゾール製品の断面図、図３ａおよび図３ｂはそれぞれ本発明のガス抜き用具の他の実施形態を備えたエアゾールバルブを示す一部切り欠き側面図および底面図、図４は本発明のガス抜き用具のさらに他の実施形態を備えたエヤゾール製品の断面図、図５は図４におけるガス抜き用具の斜視図、図６および図７は本発明のガス抜き用具のさらに他の実施形態を示す斜視図、図８は本発明のガス抜き用具のさらに他の実施形態を備えたエヤゾール製品の断面図、図９は本発明のガス抜き用具のさらに他の実施形態を示す側面図、図１０ａは本発明のガス抜き用具のさらに他の実施形態を示す断面図、図１０ｂは図１０ａのＸ−Ｘ線断面図、図１１ａは本発明のガス抜き用具のさらに他の実施形態を示す断面図、図１１ｂは図１１ａのXI−XI線断面図、図１２は本発明のガス抜き用具のさらに他の実施形態を示す斜視図である。
【００２３】
図１ａのバルブＣの下面には、ガス抜き用具の本体１が取り付けられており、バルブＣの周囲には、その本体１を覆う袋体ないしカバー２が保護体として取り付けられている。本体１は従来のガス抜き用具（図１３参照）と実質的に同じものである。すなわち図１ｂに示すように、角形のベース３と、そのベースの４隅からそれぞれ下方に突出する角錐状の突起４とを備えている。突起４の先端（尖端）５は後述する内袋（図２の符号１６）を破くことができる程度に鋭利にされている。さらにこの実施形態では角錐状の突起４の先端に続く稜線部４ａの断面が鋭角にされ、いわばエッジ作用を奏する。ベース３の中心には、バルブＣのハウジング６の下部を通すための開口７が設けられている。本体１はたとえば合成樹脂で一体に成形されている。本体１はバルブのマウンティングカップ８あるいはハウジング６に対し、接着、ネジ止め、嵌合などの手段で取り付ける。
【００２４】
カバー２はバルブＣのマウンティングカップ８の周囲に嵌合される周縁部２ａと底部２ｂとを備えたカップ状を呈している。カバー２の底部２ｂの周辺の４箇所には、突起４と対応するように孔９が形成されている。このような孔９を設けることにより、突起２ｂはカバー２を破らなくても外に突出することができる。カバー２の底部２ｂの中心には、バルブＣの下部の筒状突起１０を通すための開口１１が形成されている。
【００２５】
カバー２はたとえば軟質合成樹脂製から熱プレス成形あるいは射出成形などによって成形され、形状保持性を有するが、所定以上の外力により容易に変形する程度の可撓性を有する。変形は弾性変形でもよく、塑性変形でもよい。カバー２の素材は原液によって侵されず、原液を変質させないものであればよく、たとえば高密度ポリエチレン（ＨＤＰＥ）、低密度ポリエチレン（ＬＤＰＥ）、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド（ＮＹ）、エチレン−酢酸ビニル共重合体（ポリエバール）あるいはそれらの積層体、たとえばＰＥ／ＮＹ／ＰＥなどが用いられる。カバー２の厚さは、５〜２０００μm 程度、好ましくは１０〜１０００μm 程度である。ただし補強リブを設けたり、逆に蛇腹状に成形して変形しやすくするなどにより、適切な形状維持性および可撓性が確保できれば、厚さは任意に設定しうる。
【００２６】
カバー２はバルブＣのマウンティングカップ８の周囲に単に嵌合により保持させることもできるが、接着、熱溶着などの手段で取り付けることができる。なおカバー２の上端部を内側に曲げ込み、あるいは本体１の上部を外側に張り出して、カバー２を本体１に対して直接取り付けるようにしてもよく、本体１をバルブＣに取り付けるときに挟み込むなど、本体１と一緒に取り付けることもできる。
【００２７】
図２は図１のバルブＣをエヤゾール製品Ａの容器本体１３に取り付けた状態を示している。図２の容器本体１３は金属缶の上部にテーパ状の肩部１４を成形し、その上端にカーリング加工を施してビード部１５を設けたいわゆるワンピース缶である。図１３の従来例の場合と同じようにスリーピース缶に取り付けることももちろん可能である。図２ではマウンティングカップ８は、容器本体１３のビード部１５にまだクリンプしていない状態で示している。
【００２８】
容器本体１３の内側には有底円筒状の内袋１６が収容されている。内袋１６の上端近辺はテーパー状に細くされて肩部１７とされており、その上端には外向きにフランジ部１８が形成されている。この形状から分かるように、内袋１６は容器本体１の口部から挿入できる程度の可撓性を備えており、かつ、挿入後に元の形状に戻る程度の弾力復帰性を備えている。フランジ部１８は容器本体１３のビード１５とバルブＣのマウンティングカップ８との間に挟着する部位である。
【００２９】
内袋１６の材質は、原液に侵されず、原液に影響を与えないもので、プロペラントが浸透しない程度のガスバリア性を備えているものが用いられる。材質としては、たとえばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、エチレン−酢酸ビニル共重合体などが単体または積層体で用いられる。またガスバリア性を高めるため、アルミ箔とラミネートしたもの、あるいはアルミ箔単独のものも採用しうる。そのようなラミネートやアルミ箔は、たとえば１枚のシートを折り返して、あるいは２枚のシートを重ねて、それぞれ周縁を接着するなどにより、封筒状の内袋に形成することができる。
【００３０】
内袋１６の厚さは、その形状や求める機能などによって異なるが、通常は１０〜２０００μm 程度、好ましくは５０〜１０００μm 程度である。内袋１６の外周面に縦方向のリブを放射状に数カ所程度設けてもよい。そのような縦リブを設けて容器本体１３の内面（および底面）と当接させるときは、プロペラントの充填用の空間Ｓを維持しながら、容器本体１３内に内袋１６を安定して保持することができる。
【００３１】
図２の場合は、ガス抜き用具Ｂの本体１はハウジング６の下部に嵌合し、その下方に止めリング１９を嵌合させて接着することにより固定している。カバー２はマウンティングカップ８の周囲に接着することにより固定している。なおバルブＣは従来公知のものであり、マウンティングカップ８の中央部に環状のバルブラバー８ａを介して固定した有底筒状のハウジング６と、そのハウジング内に上下に移動自在に収容したステム２０と、そのステムを常時上方に付勢するバネ２１とを備えている。マウンティングカップ８の上端周縁部には、容器本体１３のビード部に被せられる湾曲したフランジ２２が設けられ、その内面にガスケット２３が収容されている。
【００３２】
このものは内袋１６に原液Ｇを充填し、内袋１６と容器本体１３の間の空間Ｓにプロペラントを充填した後、マウンティングカップ８をビード部１５にクリンプし、ステム２０にノズルやスパウトを備えた押しボタン２０ａまたはワンタッチキャップなどを嵌合させることにより、エヤゾール製品Ａとなる。そのエヤゾール製品は本発明のエヤゾール製品の一実施形態である。原液Ｇおよびプロペラントは従来の二重エヤゾール製品と同じものを採用することができる。原液としては、たとえば医薬品、医薬部外品、化粧品、雑品などが含まれ、通常の液体のほか、粘性が高いクリーム状ないしジェル状のもの、発泡性を有するフォーム状のもの、それらにパウダーを含有させたものなども含まれる。またプロペラントとしては、空気、窒素ガス、炭酸ガス、亜酸化窒素、それらの混合物などの圧縮ガスのほか、液化石油ガス、ジメチルエーテルなどの液化ガスなどが含まれる。
【００３３】
上記の形態のガス抜き用具Ｂは、カバー２が本体１の突起４を覆っているので、この状態のバルブＣをつかんでも突起の先端に触れることはない。また突起４の先端５が他のものに触れることもない。したがって取り扱う作業者が怪我をするおそれがなく、突起の先端５が傷つくおそれもない。
【００３４】
上記のようにして組み立てたエヤゾール製品Ａの押しボタンを押してバルブＣを開くと、ステム２０を通じて内袋１６内と外部とが連通し、空間Ｓ内のプロペラントの加圧力で内袋１６内の原液Ｇが噴出される。原液が噴出して残存量が減ってくると、内袋１６が次第に収縮してくる。内袋１６内の原液がほぼ全量噴出されると、内袋１６は想像線のように壁同士が密着する形態となる。そのとき、ガス抜き用具Ｂのカバー２は内袋１６によって押圧され、想像線のように変形すると共に、本体１の突起４の先端５がカバー２の孔９から露出する。
【００３５】
なお内袋１６が潰れていく過程では、保護体であるカバー２が内袋１６の壁の間に介在しているので、その部分は内袋１６の圧縮に抵抗して最後まで膨れている。そして他の部位が扁平になってから、最後にカバー２が押し潰される。したがって原液が残っている途中で内袋１６が破れるおそれが少なく、原液は最後まで使いきることができる。
【００３６】
突起４が露出するまで内袋１６が収縮すると、内袋１６が突起の先端５に押し当てられる。それにより内袋１６は内側から破られ、内袋の内外が連通する。その後、押しボタンを押してバルブＣを開放することにより、プロペラントを外部に排出することができる。それにより廃棄後の焼却処理などが安全になる。
【００３７】
図３ａおよび図３ｂに示すガス抜き用具Ｂ2 は、図１の本体１の四辺形状のベース３の各辺から、可撓性を有する舌片２４が斜め下方に向けて延びている。舌片２４は保護体であり、この実施形態では本体１と一体に成形されている。各舌片２４は根元部２４ａの幅が小さくされて撓みやすくされ、先端２４ｂは幅が広くされており、本体１の突起４の先端５近辺まで延びている。舌片２４の厚さは、材質によって異なるが、通常０．１〜１０mm程度、好ましくは０．５〜８mm程度である。
【００３８】
このように構成されるガス抜き用具Ｂは、図１の場合と同じように、バルブＣの下部に固定されて使用される。その場合、突起４の先端５が舌片２４によって囲まれているので、バルブＣをつかんでも先端５に触れない。そのため作業者が保護され、同時に先端５自体も保護される。バルブＣは前述と同じように、二重エヤゾール製品の内袋内に収容され、原液およびプロペラントを充填し押しボタンなどを取り付けることによって二重エヤゾール製品が完成する。
【００３９】
このものにおいても、二重エヤゾール製品が使用されて内袋が扁平に撓むとき、舌片２４が下向きに押しつけられることにより舌片２４の先端２４ｂが下向きに撓み、突起４の先端５が舌片２４の外側に露出する。したがってその突起に押圧される内袋１６は突起の先端５により破られ、さらに稜線部４ａにより破れ目が拡げられる。
【００４０】
なおこの実施形態では保護体である舌片２４が本体１と一体に成形されており、図１の場合のようにバルブＣに別々に取り付けていない。そのため、バルブＣに取り付ける前の状態でも、突起４の先端５が舌片２４によって囲まれている。したがってこのガス抜き用具Ｂ2 は、独立した状態においても、作業者の安全性が確保され、突起の先端５が保護される。
【００４１】
ただし前記舌片２４は本体１と別個に、たとえば１枚のシート状の形態で形成してもよい。その場合はあらかじめ本体１に固定した上でバルブＣに取り付けてもよく、また、バルブＣに別々に、あるいは一緒に取り付けるようにしてもよい。図１および図３の実施形態では突起４が４個であるが、１個だけでもよい。しかし複数本の突起を放射状に配列するほうが、内袋を破る作用が確実であるので好ましい。また２本の突起を設ける場合は、互いに直角になるように配置し、４本の突起を設ける場合は十文字状に配置しておくと、それぞれ一方の突起に沿って内袋１６が扁平になった場合に他方の突起が内袋に対して直角に近い角度で当接するので、破れやすくなる。さらに３本以上放射状に設ける場合は、内袋がどの方向に扁平になってもいずれかの突起が内袋に対して深い角度で突き刺さるので、好ましい。他方、突起の本数が多すぎると、１本の突起に加わる内袋の押圧力が弱くなるので、１０本程度以下が好ましく、８本以下が一層好ましい。
【００４２】
突起４が複数本の場合は、前述の舌片２４はそれぞれ隣接する突起４、４の間ごとに設けるのが好ましい。突起４を放射状に設ける場合は、たとえば突起４の個数と同じ枚数にする。ただし各突起４の間ごとに複数枚の舌片２４を設けるようにしてもよい。
【００４３】
前述のガス抜き用具Ｂ、Ｂ2 はいずれもバルブＣに取り付けるようにしているが、ガス抜き用具の位置はそれらに限定されるものではない。たとえば図４の二重エヤゾール製品Ａ2 では、ガス抜き用具Ｂ3 をバルブＣに取り付けず、内袋１６の内部に落とし込んでいる。このガス抜き用具Ｂ3 は、図１のガス抜き用具Ｂの本体１を２個、背中合わせに接合し、あるいは図５に示すガス抜き用具Ｂ4 のように一体成形し、それを袋体２５内に収容したものである。これらの場合は突起４が片面側に４本、反対面側に４本、それぞれ四方に広がるように延びることになる。そのため内袋１６がどの方向に扁平になっても、いずれかの突起４の先端５が内袋１６に対して突き刺さる。
【００４４】
袋体２５は、形状保持性および可撓性を有し、本体１の突起４の先端で容易に破れる程度のものとする。それにより安全に手でつかむことができ、内袋１６が潰れたとき、袋体２５も押しつぶされ、突起４が袋体２５および内袋１６を貫通して内袋１６の内外を連通させる。
【００４５】
袋体２５は通気性および通液性を有する材料で形成するか、内外を連通する孔２６を設ける。なおネット状の素材で袋体２５を形成してもよい。袋体２５の内外を連通させておくと、内袋１６が潰れるとき、袋体２５の内部から原液が出やすく、そのため袋体２５が潰れやすい利点がある。逆に通気性ないし通液性が低い場合は、内部の気体ないし原液が外部に出にくいので、潰れにくくなる。なお想像線で示すように、各本体１ごとに袋体２５を設け、それぞれの本体１を包み込むようにしてもよい。その場合は２個の本体１を接合するときに袋体２５の位置も固定される。したがって図１のように突起４の先端５に対応する孔９を設けることができる。その場合は突起４は袋体２５を破る必要がない。
【００４６】
図６のガス抜き用具Ｂ5 は、先端５が鋭い円錐状の突起４を３本（あるいはそれ以上）、互いに直角になるように設けた本体１と、それらの突起４を囲むように設けた舌片２４とを備えている。このものはベースがなく、突起４同士を互いに根元で連結した形状を備えている。舌片２４は各突起４につき４枚ずつ、互いに間隔をあけて円筒状に配置しており、本体１と一体に成形されている。このガス抜き用具Ｂ5 は突起４の先端５が舌片２４によって保護されているので、袋体に入れずにそのまま内袋に収容することができる。このガス抜き用具Ｂ5 を収容した内袋が収縮すると、舌片２４が撓んで突起４の先端５が突出し、内袋を破ることができる。各突起４は互いに直角に配置されているので、その向きに関わらず、いずれかの突起４が内袋を破ることができる。
【００４７】
図７のガス抜き用具Ｂ6 は、円板の中央部に半円板を立設した形状のベース３と、そのベース３の周囲に突設した複数枚の三角板状の突起４とを備えた本体１を有する。さらに各突起４を囲むように、かつ厚さ方向で隣接して配置されたリング状の保護片２７が本体１と一体に設けられている。保護片２７の肉厚は薄く、そのため可撓性を有する。このものも内袋が収縮すると保護片２７が撓み、突起４の先端５により内袋を破ることができる。また突起４は四方に向けて突出しているので、いずれかの突起４の先端５が内袋を破ることができる。
【００４８】
図８の二重エヤゾール製品Ａ3 はバルブＣの下端の筒状突起１０にチューブ２８を取り付け、そのチューブ２８の下部にガス抜き用具Ｂ7 を取り付けている。このチューブ２８は、ディップチューブに似ているが、むしろ内袋１６が収縮したときに原液の通路を確保するためのものである。この実施形態のガス抜き用具Ｂは、チューブ２８に取り付けられるリング状のベース３とその周囲に放射状に突出する先端が鋭利な複数本の突起４とを備えた本体１を有する。そして本体１の周囲に、スポンジ状の弾性を有する発泡体２９が保護体として囲んでいる。なおこの実施形態では、チューブ２８によって姿勢が決まっているので、突起４はチューブ２８を中心とする放射状に配列するだけでよい。
【００４９】
この実施形態の場合も、通常の状態では発泡体２９が作業者を突起４から保護し、突起４自体も発泡体２９によって保護される。そして内袋１６が収縮したときは、想像線で示すように、内袋１６が発泡体２９を押しつぶし、それにより突起４が発泡体２９の外側に突出する。そのため、突起４の先端が内袋１６を破る。なお内袋１６が有底筒状に形成されている場合は、上端近辺や底部が潰れくく、もっとも最後に潰れる。そのため、ガス抜き用具Ｂはチューブ２８の上端部あるいは下端部近辺に設けるのが好ましく、それにより最後まで内容物を有効に噴出させることができる。
【００５０】
なお図８のガス抜き用具Ｂ7 も、図４のように内袋１６内で自由に移動できるように独立して収容してもよい。その場合はガス抜き用具Ｂ7 は自由に向きを変えられるので、どの方向に袋体が扁平になってもよいように、突起４を上下前後左右のあらゆる方向に放射状に突出させるのが好ましく、少なくとも３〜４本の突起を、いわば忍者が使う「撒き菱、鉄菱」のように、正四面体の頂点の位置になるように配置するのが好ましい。
【００５１】
他方、図４〜７のガス抜き用具Ｂ3 、Ｂ4 、Ｂ5 、Ｂ6 についても、図８の実施形態と同じようにチューブ２８の途中に固定するようにしてもよい。図４および図８のガス抜き用具Ｂ3 、Ｂ7 などのように、独立して内袋１６に収容することができるガス抜き用具を底部や上部が潰れにくい内袋に収容する場合は、チューブ２８に取り付けるほか、たとえば紐、糸などの柔軟な線素材、あるいは合成樹脂などの形状維持性および可撓性を備えた細長片などで、内袋１６の底部側あるいは上部側に位置するように吊るすようにしてもよい。
【００５２】
本発明のガス抜き用具は内袋１６の内面の適切な位置に接着させておくこともできる。その場合はたとえば図９のガス抜き用具Ｂ8 のように、１本の突起４を扁平なベース３に対して直角に突出させておき、その突起４をカバー２で覆うようにすればよい。このものは、内袋１６がベース３に沿って扁平に潰れるときにカバー２が押圧され、孔９から露出した突起４の先端５によって内袋１６が破られる。この形態のガス抜き用具Ｂ8 は、シートを折り畳んで周縁部を接合した封筒型の内袋に好適である。
【００５３】
図１０ａに示すガス抜き用具Ｂ9 は、バルブＣのハウジング６の下端から下方に延びる３枚の可撓片３０と、各可撓片３０の下端近辺の内面に突設した突起４とを備えている。３枚の可撓片３０は図１０ｂに示すように、隙間３１をあけて筒状に配置され、各突起４の先端５はそれらの隙間３１に向けられている。したがってこの実施形態では、１本の突起４について、その突起４を支持する１枚の可撓片３０がベースとして作用し、他の２枚の可撓片３０が保護体として作用する。すなわち突起４自体、あるいは突起４とそれを支持する可撓片３０が本体で、他の２枚の可撓片３０が保護体である。可撓片３０とハウジング６とは一体に成形してもよく、別個に成形し、その後に結合してもよい。また突起４も可撓片４と一体成形することもでき、別個に成形することもできる。別個に成形する場合は、突起４は金属片などにより成形することもできる。
【００５４】
このガス抜き用具Ｂ9 では、内袋が収縮したとき、３枚の可撓片３０の下端部が集まるように変形する。そのため突起４の先端５は、１枚の可撓片３０の変形量の２倍の割合で隙間３１から突出する。そして突出した先端５に内袋が押しつけられ、それにより内袋が破られる。なお図１０ａおよび図１０ｂから分かるように、突起４は上下に肉厚が薄い刃の形状を備えており、そのため内袋を切り裂くことができる。しかし縦に長い刃としてもよく、また円錐状あるいは針状の形態を備えていてもよい。この薄い刃に形成しうる点は他の実施形態の突起についても同じである。
【００５５】
図１１ａおよび図１１ｂのガス抜き用具Ｂ10は、可撓片３０の長さを除いて図１０ａ、図１０ｂのガス抜き用具Ｂ9 と実質的に同じ構成を有する。このものは可撓片３０の下端部の内面に突設される突起４の先端５が内袋の上端近辺を破ることができる。前述したように、内袋はバルブＣのマウンティングカップ８と容器本体との間に挟まれるので、もっとも最後に収縮する。そのため原液を充分に使いきってから内袋を破ることができる。
【００５６】
図１２のガス抜き用具Ｂ11はバルブのハウジングの下端から下方向に延びるチューブ２８の下端に外向きに突設した２本の突起４と、それらの突起の間に横方向に突設した支持杆３２と、その支持杆の先端から両側に延びる円弧状の舌片２４とを備えている。円弧状の舌片２４は全体として円形に配置され、舌片２４の端部の間には隙間３１が設けられている。このものも内袋が収縮するときに舌片が撓み、突起４の鋭利な先端５が外部に露出するので、内袋を破ることができる。突起４と支持杆３２は３本以上であってもよい。なお突起４と支持杆３２とを一体に成形してチューブ２８に取り付けるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１ａおよび図１ｂはそれぞれ本発明のガス抜き用具の一実施形態を備えたエアゾールバルブを示す一部切り欠き側面図および底面図である。
【図２】図２はそのエアゾールバルブを取り付けた二重エヤゾール製品の断面図である。
【図３】図３ａおよび図３ｂはそれぞれ本発明のガス抜き用具の他の実施形態を備えたエアゾールバルブを示す一部切り欠き側面図および底面図である。
【図４】本発明のガス抜き用具のさらに他の実施形態を備えたエヤゾール製品の断面図である。
【図５】図４におけるガス抜き用具の斜視図である。
【図６】本発明のガス抜き用具のさらに他の実施形態を示す斜視図である。
【図７】本発明のガス抜き用具のさらに他の実施形態を示す斜視図である。
【図８】本発明のガス抜き用具のさらに他の実施形態を備えたエヤゾール製品の断面図である。
【図９】本発明のガス抜き用具のさらに他の実施形態を示す側面図である。
【図１０】図１０ａは本発明のガス抜き用具のさらに他の実施形態を示す断面図であり、図１０ｂは図１０ａのＸ−Ｘ線断面図である。
【図１１】図１１ａは本発明のガス抜き用具のさらに他の実施形態を示す断面図であり、図１１ｂは図１１ａのXI−XI線断面図である。
【図１２】本発明のガス抜き用具のさらに他の実施形態を示す斜視図である。
【図１３】本発明が適用される二重エヤゾール製品の一例を示す断面図である。
【図１４】従来のガス抜き用具の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
Ｂガス抜き用具
１本体
２カバー
４突起
５先端
１３容器本体
１６内袋
Ｓ空間
Ｇ原液
Ｂ2 ガス抜き用具
２４舌片
Ｂ3 ガス抜き用具
２５袋体
Ｂ4 ガス抜き用具
２８チューブ
２９発泡体
Ｂ5 ガス抜き用具
Ｂ6 ガス抜き用具
Ｂ7 ガス抜き用具
Ｂ8 ガス抜き用具
Ｂ9 ガス抜き用具
Ｂ10 ガス抜き用具
Ｂ11 ガス抜き用具[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a gas venting tool for breaking the inner bag in a double aerosol product with an inner bag. More particularly, the present invention relates to an improvement in a gas venting tool for breaking an inner bag so that a propellant remaining between a container body and an inner bag is discharged after the use of the double aerosol product is finished and before the disposal.
[0002]
[Prior art]
In general, aerosol products have a discharge valve attached to the upper end opening of a container body made of a metal can with a mounting cup, and a stock solution that is a component to be ejected into the container body and a propellant that provides pressure. Filled together. However, if it is not desired to keep the stock solution and the propellant together, as shown in FIG. 13, an inner bag 102 made of synthetic resin or aluminum foil or laminate of aluminum foil and synthetic resin is placed in the container body 101. The inner bag 102 is filled with the stock solution G, attached so that the opening of the inner bag 102 overlaps the opening of the container body 101, and the mounting cup 104 of the valve 103 is fixed by crimping. And a gap S between the inner bags 102 is filled with propellant. The inner bag 102 may be attached to the lower part of the valve 103 or the dip tube 105.
[0003]
In the case of such a double aerosol product A with an inner bag, even if an attempt is made to remove the propellant for safe processing after use (to prevent explosion in the incinerator), the inside of the container body 101 Is isolated by the inner bag 102, it is not possible to vent the gas simply by opening the valve 103. Therefore, consumers are asked to vent the container body with nails, etc., or the gas filling valve provided at the bottom of the container body or a separate gas venting valve is operated. And may be asked to dispose of after degassing. However, it is difficult to let the general consumer understand such a degassing process and ensure that it is operated safely.
[0004]
Accordingly, as shown in FIG. 14, the applicant of the present invention is provided with a gas venting tool B having a spike-like projection 106 that can break the inner bag 102 as the inner bag 102 contracts, at the lower portion of the valve 103. (Refer to FIGS. 12 to 14 of JP-A-9-118380). This has the advantage that the operation of removing the propellant, that is, the degassing operation is naturally performed simply by pressing the push button 107 to open the valve 103 and releasing the stock solution to the end. That is, when the stock solution is ejected, the inner bag 102 contracts, and thereby the tip of the protrusion 106 breaks the inner bag 102. Therefore, the gas enters the inner bag 102, and eventually the gas can be ejected to the outside through the valve 103.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Such a degassing tool B is difficult to handle because the projection 106 faces outward. That is, when the operator holds the gas venting tool B in the assembly operation, it is necessary to handle it carefully so as not to be injured at the tip of the projection 106 or to damage the inner bag. Also, even if you do not get hurt, your fingers may hurt depending on how you pick. Therefore, it is necessary to take protective measures such as wearing gloves or picking with tweezers, which complicates work. In addition, when the gas venting tool B is being transported or assembled, the tip of the protrusion may hit an object, and sharpness may be lost. Further, when an impact is applied, such as when the aerosol product falls, the inner bag 102 may touch the protrusion 106, the inner bag may be damaged, and in some cases, the propellant and the stock solution may be mixed.
[0006]
The present invention solves the above problems, provides a gas venting tool that is easy to handle, can protect workers and protrusions during transportation and assembly operations, and is less likely to damage the inner bag due to impact. It is a technical issue to do.
[0007]
Furthermore, this invention makes it the 2nd subject to make the attachment operation | work to the aerosol product of a degassing tool easy.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The degassing device for a double aerosol product according to claim 1 is a device for breaking an inner bag from the inside when the inner bag is contracted by discharging an undiluted solution in the double aerosol product provided with an inner bag. There,
(A) a body with a sharp tip (or point);
(B) A protective body that is disposed in the vicinity of the front end of the main body so as to surround the front end and is flexible enough to be deformed by contraction of the inner bag.
It is characterized by having.
[0009]
The degassing tool according to claim 2 is characterized in that the main body includes a plurality of projections arranged radially, and each projection has a tip. The degassing tool according to claim 3 is a flexible tongue piece provided so that the protective body is adjacent to the protrusion and the peripheral edge of the protective body is outside the sharp tip of the main body. It is characterized by being. The degassing tool according to claim 4 is characterized in that the main body and the tongue piece are integrally formed. The degassing tool according to claim 5 is characterized in that the protective body is an easily breakable bag surrounding the main body. The gas venting tool according to claim 6 is characterized in that a hole communicating with the inside and outside of the bag body is formed at a portion corresponding to the sharp tip of the bag body.
[0010]
The degassing tool according to claim 7 is characterized in that the protective body is an elastic foam provided so as to surround the main body. The degassing tool according to claim 8 is characterized in that the main body is provided with a mounting portion for fixing to any location in the inner bag of the double aerosol product.
[0011]
The double aerosol product of the present invention (Claim 9) is characterized in that any of the above-mentioned gas venting tools is accommodated in an inner bag.
[0012]
[Operation and effect of the invention]
In the degassing tool according to the first aspect, since the protective body is disposed in the vicinity of the sharp tip so as to surround the tip, the degassing tool can be held in the hand by holding the protective body. Therefore, there is no risk of injury and there is no pain in the fingers. In addition, even when the gas venting tool is dropped, the protector protects the tip, so that the sharpness of the tip is not impaired. In addition, there is no risk of malfunction due to impact.
[0013]
On the other hand, when the stock solution in the inner bag is exhausted using the aerosol product, the inner bag is contracted by the pressure of the propellant between the container body and the inner bag. In that case, the protector is pressed and deformed by the inner bag, and the tip of the main body is exposed to the outside of the protector. Therefore, the sharp tip breaks the inner bag from the inside, and the inside and outside of the inner bag communicate with each other. This allows the propellant to be released through the valve of the aerosol product.
[0014]
In the degassing tool according to claim 2, since the main body includes a plurality of protrusions arranged radially, the inner bag can be reliably broken regardless of the shape and direction of shrinkage of the inner bag. .
[0015]
The degassing tool according to claim 3 is easy to manufacture and assemble because the protective body is formed of a flexible tongue. Further, since the tongue piece is provided so as to be adjacent to the front end of the main body and the tip periphery thereof is outside the sharp tip of the main body, when the inner bag is contracted, the front end periphery of the tongue piece is the inner bag. The protrusion is exposed as it is. Therefore, the protrusion does not need to penetrate the protective body, and a relatively strong tongue can be employed.
[0016]
In the gas venting tool according to the fourth aspect, since the tongue piece is integrally formed with the main body, manufacture and assembly are easy.
[0017]
In the degassing tool according to the fifth aspect, since the protective body is a bag body, the projection is not touched by grasping any part. Therefore, the protective effect is higher and the safety is higher. Therefore, the tip of the projection can be made strong with a high penetrating force. When the inner bag shrinks, the tip of the protrusion penetrates the bag body and is exposed to the outside, and further penetrates the inner bag and breaks.
[0018]
In the gas venting tool according to the sixth aspect, a hole is formed in advance at a site corresponding to the tip of the bag body. Therefore, the tip does not need to penetrate the bag body, and therefore the bag body can be made strong, and the penetrating force at the tip can be weak.
[0019]
Since the gas venting tool according to the seventh aspect surrounds the main body with the elastic foam, the safety against impact is further enhanced.
[0020]
Since the degassing tool according to the eighth aspect includes the attachment portion, it can be attached to a valve, a tube, a lower end portion of the inner bag, or the like. If the degassing tool is attached to any location in the inner bag using the attachment portion, it does not move in the inner bag during the conveyance. Therefore, it is difficult to damage the inner bag. However, it can also be simply stored in the inner bag as in the case of not having the attachment portion.
[0021]
The double aerosol product of the present invention (Claim 9) contains any of the above-mentioned gas venting tools in the inner bag, so that the propeller between the inner bag and the container body can be simply opened by opening the valve. Can be discharged.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, a preferred embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. 1a and 1b are respectively a partially cutaway side view and a bottom view showing an aerosol valve equipped with an embodiment of the degassing device of the present invention, and FIG. 2 is a sectional view of a double aerosol product with the aerosol valve attached thereto. FIGS. 3a and 3b are respectively a partially cutaway side view and a bottom view showing an aerosol valve with another embodiment of the degassing tool of the present invention, and FIG. 4 is a further embodiment of the degassing tool of the present invention. FIG. 5 is a perspective view of the degassing tool in FIG. 4, FIGS. 6 and 7 are perspective views showing still another embodiment of the degassing tool of the present invention, and FIG. FIG. 9 is a side view showing still another embodiment of the degassing device of the present invention, and FIG. 10a is the degassing device of the present invention. 10b is a cross-sectional view taken along the line XX of FIG. 10a, FIG. 11a is a cross-sectional view showing still another embodiment of the degassing tool of the present invention, and FIG. 11b is a cross-sectional view of FIG. XI-XI sectional view, FIG. 12 is a perspective view which shows other embodiment of the degassing tool of this invention.
[0023]
A main body 1 of a gas venting tool is attached to the lower surface of the valve C in FIG. 1a, and a bag body or a cover 2 covering the main body 1 is attached around the valve C as a protective body. The main body 1 is substantially the same as a conventional gas venting tool (see FIG. 13). That is, as shown in FIG. 1b, a square base 3 and pyramidal projections 4 projecting downward from the four corners of the base are provided. The tip (tip) 5 of the protrusion 4 is sharpened to such an extent that an inner bag (reference numeral 16 in FIG. 2) described later can be broken. Furthermore, in this embodiment, the cross section of the ridge line portion 4a following the tip of the pyramidal projection 4 is made an acute angle, so that an edge effect is achieved. At the center of the base 3, an opening 7 for passing the lower part of the housing 6 of the valve C is provided. The main body 1 is integrally formed of synthetic resin, for example. The main body 1 is attached to the mounting cup 8 of the valve or the housing 6 by means such as adhesion, screwing, and fitting.
[0024]
The cover 2 has a cup shape including a peripheral edge portion 2a and a bottom portion 2b that are fitted around the mounting cup 8 of the valve C. Holes 9 are formed at four locations around the bottom 2 b of the cover 2 so as to correspond to the protrusions 4. By providing such a hole 9, the protrusion 2 b can protrude outside without breaking the cover 2. At the center of the bottom 2 b of the cover 2, an opening 11 is formed through which the cylindrical protrusion 10 below the valve C is passed.
[0025]
The cover 2 is formed of, for example, a soft synthetic resin by hot press molding or injection molding, and has shape retention, but has flexibility enough to be easily deformed by an external force of a predetermined level or more. The deformation may be elastic deformation or plastic deformation. The material of the cover 2 may be any material that is not affected by the stock solution and does not alter the stock solution. For example, high-density polyethylene (HDPE), low-density polyethylene (LDPE), polypropylene, polyvinyl chloride, polyamide (NY), ethylene-acetic acid A vinyl copolymer (polyevar) or a laminate thereof such as PE / NY / PE is used. The thickness of the cover 2 is about 5 to 2000 μm, preferably about 10 to 1000 μm. However, the thickness can be arbitrarily set as long as appropriate shape maintenance and flexibility can be ensured by providing reinforcing ribs or conversely forming the bellows to facilitate deformation.
[0026]
The cover 2 can be simply held around the mounting cup 8 of the valve C by fitting, but can be attached by means such as adhesion or heat welding. The upper end of the cover 2 may be bent inward, or the upper portion of the main body 1 may be extended outwardly so that the cover 2 is directly attached to the main body 1 or sandwiched when the main body 1 is attached to the valve C. It can also be attached together with the main body 1.
[0027]
FIG. 2 shows a state in which the valve C of FIG. 1 is attached to the container body 13 of the aerosol product A. The container body 13 in FIG. 2 is a so-called one-piece can in which a tapered shoulder portion 14 is formed on the upper portion of a metal can and a bead portion 15 is provided by curling the upper end. Of course, it is possible to attach to a three-piece can as in the case of the conventional example of FIG. In FIG. 2, the mounting cup 8 is shown in a state where it is not yet crimped to the bead portion 15 of the container body 13.
[0028]
A bottomed cylindrical inner bag 16 is accommodated inside the container body 13. The vicinity of the upper end of the inner bag 16 is tapered to form a shoulder portion 17, and a flange portion 18 is formed outwardly at the upper end thereof. As can be seen from this shape, the inner bag 16 is flexible enough to be inserted from the mouth of the container body 1 and has a resilience that returns to its original shape after insertion. The flange portion 18 is a portion that is sandwiched between the bead 15 of the container body 13 and the mounting cup 8 of the valve C.
[0029]
The inner bag 16 is made of a material that is not affected by the stock solution, does not affect the stock solution, and has a gas barrier property that does not penetrate the propellant. As the material, for example, polyethylene, polypropylene, polyvinyl chloride, polyamide, ethylene-vinyl acetate copolymer or the like is used alone or in a laminate. Moreover, in order to improve gas barrier property, the thing laminated with aluminum foil or the thing of aluminum foil independent can also be employ | adopted. Such a laminate or aluminum foil can be formed in an envelope-like inner bag by, for example, folding one sheet or stacking two sheets and bonding the peripheral edges thereof.
[0030]
The thickness of the inner bag 16 varies depending on its shape and desired function, but is usually about 10 to 2000 μm, preferably about 50 to 1000 μm. Several longitudinal ribs may be provided radially on the outer peripheral surface of the inner bag 16. When such vertical ribs are provided and brought into contact with the inner surface (and bottom surface) of the container body 13, the inner bag 16 is stably held in the container body 13 while maintaining the space S for filling with propellant. can do.
[0031]
In the case of FIG. 2, the main body 1 of the gas venting tool B is fitted to the lower part of the housing 6, and a stopper ring 19 is fitted to the lower part thereof and fixed by bonding. The cover 2 is fixed by adhering around the mounting cup 8. The valve C is a conventionally known one, and has a bottomed cylindrical housing 6 fixed to the center of the mounting cup 8 via an annular valve rubber 8a, and a stem 20 accommodated in the housing so as to be movable up and down. And a spring 21 that constantly biases the stem upward. A curved flange 22 that covers the bead portion of the container body 13 is provided on the peripheral edge of the upper end of the mounting cup 8, and a gasket 23 is accommodated on the inner surface thereof.
[0032]
In this case, the inner bag 16 is filled with the stock solution G, the space S between the inner bag 16 and the container body 13 is filled with the propellant, and then the mounting cup 8 is crimped to the bead portion 15, and the nozzle 20 or spout is placed on the stem 20. By fitting a push button 20a provided with or a one-touch cap, an aerosol product A is obtained. The aerosol product is an embodiment of the aerosol product of the present invention. The stock solution G and propellant can be the same as the conventional double aerosol product. Stock solutions include, for example, pharmaceuticals, quasi-drugs, cosmetics, miscellaneous goods, etc. In addition to ordinary liquids, creams or gels with high viscosity, foams with foaming properties, powders on them Also included. Propellants include compressed gases such as air, nitrogen gas, carbon dioxide gas, nitrous oxide, and mixtures thereof, and liquefied gas such as liquefied petroleum gas and dimethyl ether.
[0033]
In the gas venting tool B of the above-described form, the cover 2 covers the projection 4 of the main body 1, so that even if the valve C in this state is grasped, the tip of the projection is not touched. Further, the tip 5 of the protrusion 4 does not touch other things. Therefore, there is no fear that the operator who handles it will be injured and the tip 5 of the projection will not be damaged.
[0034]
When the push button of the aerosol product A assembled as described above is pressed to open the valve C, the inside of the inner bag 16 communicates with the outside through the stem 20, and the inside of the inner bag 16 is filled with the pressure of the propellant in the space S. Stock solution G is ejected. When the stock solution is ejected and the remaining amount decreases, the inner bag 16 gradually contracts. When almost all the undiluted solution in the inner bag 16 is ejected, the inner bag 16 comes into a form in which the walls are in close contact like an imaginary line. At that time, the cover 2 of the gas venting tool B is pressed by the inner bag 16 and is deformed like an imaginary line, and the tip 5 of the protrusion 4 of the main body 1 is exposed from the hole 9 of the cover 2.
[0035]
In the process in which the inner bag 16 is crushed, the cover 2 as a protector is interposed between the walls of the inner bag 16, so that the portion swells to the end against the compression of the inner bag 16. And after the other part becomes flat, the cover 2 is finally crushed. Therefore, the inner bag 16 is less likely to be broken while the stock solution remains, and the stock solution can be used up to the end.
[0036]
When the inner bag 16 contracts until the protrusion 4 is exposed, the inner bag 16 is pressed against the tip 5 of the protrusion. Thereby, the inner bag 16 is torn from the inside, and the inside and outside of the inner bag communicate with each other. Thereafter, by pushing the push button to open the valve C, the propellant can be discharged to the outside. This makes it safe to incinerate after disposal.
[0037]
In the gas venting tool B2 shown in FIGS. 3a and 3b, a flexible tongue piece 24 extends obliquely downward from each side of the quadrilateral base 3 of the main body 1 of FIG. The tongue piece 24 is a protective body, and in this embodiment is formed integrally with the main body 1. Each tongue piece 24 has a base portion 24 a with a reduced width so that it can bend easily. A tip 24 b has a wider width and extends to the vicinity of the tip 5 of the projection 4 of the main body 1. The thickness of the tongue 24 varies depending on the material, but is usually about 0.1 to 10 mm, preferably about 0.5 to 8 mm.
[0038]
The gas venting tool B configured as described above is used by being fixed to the lower part of the valve C as in the case of FIG. In that case, since the tip 5 of the projection 4 is surrounded by the tongue piece 24, the tip 5 is not touched even when the valve C is grasped. Therefore, the operator is protected, and at the same time, the tip 5 itself is protected. The valve C is accommodated in the inner bag of the double aerosol product as described above, and the double aerosol product is completed by filling the stock solution and the propellant and attaching a push button or the like.
[0039]
Also in this case, when the double aerosol product is used and the inner bag bends flatly, the tongue piece 24 is pressed downward, whereby the tip 24b of the tongue piece 24 is bent downward, and the tip 5 of the protrusion 4 is the tongue. Exposed to the outside of the piece 24. Therefore, the inner bag 16 pressed by the protrusion is broken by the tip 5 of the protrusion, and further, the tear line is expanded by the ridgeline portion 4a.
[0040]
In this embodiment, the tongue piece 24 as a protection body is formed integrally with the main body 1 and is not separately attached to the valve C as in the case of FIG. Therefore, the tip 5 of the protrusion 4 is surrounded by the tongue piece 24 even in a state before being attached to the valve C. Therefore, this degassing tool B2 ensures the safety of the operator and protects the tip 5 of the projection even in an independent state.
[0041]
However, the tongue piece 24 may be formed separately from the main body 1, for example, in the form of one sheet. In that case, it may be fixed to the main body 1 in advance and attached to the valve C, or may be attached to the valve C separately or together. In the embodiment of FIGS. 1 and 3, the number of the protrusions 4 is four, but only one may be used. However, it is preferable to arrange a plurality of protrusions in a radial pattern because the action of breaking the inner bag is certain. When two protrusions are provided, the inner bag 16 is flattened along one protrusion when the protrusions are arranged at right angles to each other, and when four protrusions are provided, they are arranged in a cross shape. In this case, the other protrusion comes into contact with the inner bag at an angle close to a right angle, so that it easily breaks. Further, when three or more are provided in a radial pattern, it is preferable that any projection is pierced at a deep angle with respect to the inner bag regardless of which direction the inner bag becomes flat. On the other hand, if the number of protrusions is too large, the pressing force of the inner bag applied to one protrusion becomes weak, so about 10 or less is preferable, and 8 or less is more preferable.
[0042]
In the case where there are a plurality of protrusions 4, it is preferable that the above-described tongue piece 24 is provided between the adjacent protrusions 4 and 4. In the case where the protrusions 4 are provided radially, for example, the number of protrusions 4 is the same as the number of protrusions 4. However, a plurality of tongue pieces 24 may be provided between the protrusions 4.
[0043]
The gas venting tools B and B2 are both attached to the valve C, but the position of the gas venting tools is not limited to them. For example, in the double aerosol product A2 of FIG. 4, the degassing tool B3 is not attached to the valve C but dropped into the inner bag 16. In this degassing tool B3, two main bodies 1 of the degassing tool B shown in FIG. 1 are joined back to back, or are integrally formed like the degassing tool B4 shown in FIG. It is a thing. In these cases, four protrusions 4 extend on one side and four on the opposite side so as to spread in four directions. Therefore, no matter which direction the inner bag 16 becomes flat, the tip 5 of any one of the protrusions 4 sticks into the inner bag 16.
[0044]
The bag body 25 has shape retention and flexibility and is easily broken at the tip of the protrusion 4 of the main body 1. Thereby, it can be safely grasped by hand, and when the inner bag 16 is crushed, the bag body 25 is also crushed, and the protrusion 4 penetrates the bag body 25 and the inner bag 16 to communicate the inside and outside of the inner bag 16.
[0045]
The bag body 25 is formed of a material having air permeability and liquid permeability, or is provided with a hole 26 that communicates inside and outside. The bag body 25 may be formed of a net-like material. When the inside and outside of the bag body 25 are communicated, when the inner bag 16 is crushed, there is an advantage that the stock solution is easily discharged from the inside of the bag body 25, and thus the bag body 25 is easily crushed. On the other hand, when the air permeability or liquid permeability is low, the internal gas or stock solution is difficult to be discharged to the outside. In addition, as shown with an imaginary line, the bag body 25 may be provided for each main body 1, and each main body 1 may be wrapped. In that case, when the two main bodies 1 are joined, the position of the bag body 25 is also fixed. Therefore, a hole 9 corresponding to the tip 5 of the protrusion 4 can be provided as shown in FIG. In that case, the protrusion 4 does not need to break the bag body 25.
[0046]
6 includes a main body 1 provided with three (or more) conical protrusions 4 with sharp tips 5 at right angles to each other, and a tongue provided so as to surround these protrusions 4. And a piece 24. This has no base and has a shape in which the protrusions 4 are connected to each other at the base. Four tongue pieces 24 are arranged in a cylindrical shape at intervals from each other, and are formed integrally with the main body 1. Since the tip 5 of the projection 4 is protected by the tongue piece 24, the gas venting tool B5 can be accommodated in the inner bag as it is without being put in the bag body. When the inner bag containing the degassing tool B5 is contracted, the tongue piece 24 is bent and the tip 5 of the protrusion 4 protrudes, and the inner bag can be broken. Since each protrusion 4 is arranged at right angles to each other, any protrusion 4 can break the inner bag regardless of its orientation.
[0047]
The degassing tool B6 of FIG. 7 is a main body provided with a base 3 having a shape in which a semi-disc is erected at the center of the disc, and a plurality of triangular plate-like projections 4 projecting around the base 3. 1 Further, a ring-shaped protective piece 27 is provided integrally with the main body 1 so as to surround each protrusion 4 and adjacently disposed in the thickness direction. The protective piece 27 is thin and therefore flexible. Also in this case, when the inner bag contracts, the protective piece 27 is bent, and the inner bag can be broken by the tip 5 of the protrusion 4. Further, since the protrusion 4 protrudes in all directions, the tip 5 of any one of the protrusions 4 can break the inner bag.
[0048]
In the double aerosol product A3 of FIG. 8, a tube 28 is attached to the cylindrical projection 10 at the lower end of the valve C, and a degassing tool B7 is attached to the lower portion of the tube 28. This tube 28 is similar to a dip tube, but rather serves to secure a passage for the stock solution when the inner bag 16 contracts. The gas venting tool B of this embodiment has a main body 1 provided with a ring-shaped base 3 attached to a tube 28 and a plurality of projections 4 with sharp tips projecting radially around the base 3. A foam 29 having sponge-like elasticity surrounds the main body 1 as a protective body. In this embodiment, since the posture is determined by the tube 28, the protrusions 4 need only be arranged radially around the tube 28.
[0049]
Also in this embodiment, the foam 29 protects the operator from the protrusion 4 in a normal state, and the protrusion 4 itself is also protected by the foam 29. When the inner bag 16 contracts, as shown by an imaginary line, the inner bag 16 crushes the foam 29, whereby the protrusion 4 protrudes outside the foam 29. Therefore, the tip of the protrusion 4 breaks the inner bag 16. In addition, when the inner bag 16 is formed in the bottomed cylinder shape, the upper end vicinity and the bottom part are crushed, and are crushed last. Therefore, it is preferable to provide the gas venting tool B in the vicinity of the upper end portion or the lower end portion of the tube 28, whereby the contents can be effectively ejected to the end.
[0050]
The degassing tool B7 in FIG. 8 may also be accommodated independently so that it can be freely moved in the inner bag 16 as shown in FIG. In that case, since the direction of the gas venting tool B7 can be changed freely, it is preferable to project the protrusions 4 radially in all directions up, down, front, back, left and right so that the bag body may be flat in any direction. It is preferable to arrange the three to four protrusions so that they are located at the apexes of a regular tetrahedron, as in the so-called “butterfly diamond, iron diamond” used by ninjas.
[0051]
On the other hand, the degassing tools B3, B4, B5, B6 of FIGS. 4 to 7 may be fixed in the middle of the tube 28 as in the embodiment of FIG. When the degassing tool that can be independently housed in the inner bag 16, such as the degassing tools B3 and B7 in FIGS. In addition to attaching, for example, a flexible wire material such as a string or a thread, or an elongated piece having a shape maintaining property and flexibility such as a synthetic resin, it is hung so as to be positioned on the bottom side or the upper side of the inner bag 16. It may be.
[0052]
The degassing tool of the present invention can be adhered to an appropriate position on the inner surface of the inner bag 16. In that case, for example, as shown in the degassing tool B8 in FIG. 9, one protrusion 4 is projected at right angles to the flat base 3, and the protrusion 4 is covered with the cover 2. In this case, the cover 2 is pressed when the inner bag 16 is flattened along the base 3, and the inner bag 16 is broken by the tip 5 of the protrusion 4 exposed from the hole 9. The degassing tool B8 of this form is suitable for an envelope-type inner bag in which a sheet is folded and its peripheral edge is joined.
[0053]
A degassing tool B9 shown in FIG. 10a includes three flexible pieces 30 extending downward from the lower end of the housing 6 of the valve C, and a protrusion 4 protruding from the inner surface near the lower end of each flexible piece 30. Yes. As shown in FIG. 10 b, the three flexible pieces 30 are arranged in a cylindrical shape with a gap 31 therebetween, and the tip 5 of each protrusion 4 is directed to the gap 31. Therefore, in this embodiment, with respect to one protrusion 4, one flexible piece 30 that supports the protrusion 4 acts as a base, and the other two flexible pieces 30 act as a protector. That is, the protrusion 4 itself or the protrusion 4 and the flexible piece 30 that supports the protrusion 4 are the main body, and the other two flexible pieces 30 are the protectors. The flexible piece 30 and the housing 6 may be formed integrally, or may be formed separately and then joined together. Further, the protrusion 4 can be formed integrally with the flexible piece 4 or can be formed separately. When forming separately, the protrusion 4 can also be formed by a metal piece or the like.
[0054]
In this gas venting tool B9, when the inner bag is contracted, it is deformed so that the lower ends of the three flexible pieces 30 are gathered. Therefore, the tip 5 of the protrusion 4 protrudes from the gap 31 at a rate twice the amount of deformation of the single flexible piece 30. Then, the inner bag is pressed against the protruding tip 5, thereby breaking the inner bag. As can be seen from FIGS. 10a and 10b, the protrusion 4 has a shape of a blade with a thin wall thickness at the top and bottom, so that the inner bag can be torn. However, it may be a vertically long blade or may have a conical or needle shape. The points that can be formed on this thin blade are the same for the protrusions of the other embodiments.
[0055]
The degassing tool B10 of FIGS. 11a and 11b has substantially the same configuration as the degassing tool B9 of FIGS. 10a and 10b except for the length of the flexible piece 30. In this case, the tip 5 of the protrusion 4 protruding from the inner surface of the lower end of the flexible piece 30 can break the vicinity of the upper end of the inner bag. As described above, since the inner bag is sandwiched between the mounting cup 8 of the valve C and the container body, the inner bag is contracted last. Therefore, the inner bag can be broken after the stock solution is fully used.
[0056]
The degassing tool B11 shown in FIG. 12 has two protrusions 4 projecting outward from the lower end of the tube 28 extending downward from the lower end of the valve housing, and a support rod projecting laterally between these protrusions. 32 and an arcuate tongue piece 24 extending to both sides from the tip of the support rod. The arc-shaped tongue piece 24 is arranged in a circular shape as a whole, and a gap 31 is provided between the end portions of the tongue piece 24. Also in this case, the tongue piece bends when the inner bag contracts, and the sharp tip 5 of the protrusion 4 is exposed to the outside, so that the inner bag can be broken. There may be three or more protrusions 4 and support rods 32. Note that the protrusion 4 and the support rod 32 may be integrally formed and attached to the tube 28.
[Brief description of the drawings]
FIGS. 1a and 1b are a partially cutaway side view and a bottom view, respectively, showing an aerosol valve equipped with an embodiment of the degassing tool of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of a double aerosol product fitted with the aerosol valve.
FIGS. 3a and 3b are a side view and a bottom view, partly cut away, showing an aerosol valve with another embodiment of the degassing tool of the present invention, respectively.
FIG. 4 is a cross-sectional view of an aerosol product provided with still another embodiment of the degassing tool of the present invention.
FIG. 5 is a perspective view of the gas venting tool in FIG. 4;
FIG. 6 is a perspective view showing still another embodiment of the gas venting tool of the present invention.
FIG. 7 is a perspective view showing still another embodiment of the gas venting tool of the present invention.
FIG. 8 is a cross-sectional view of an aerosol product provided with still another embodiment of the degassing tool of the present invention.
FIG. 9 is a side view showing still another embodiment of the gas venting tool of the present invention.
FIG. 10a is a cross-sectional view showing still another embodiment of the degassing tool of the present invention, and FIG. 10b is a cross-sectional view taken along the line XX of FIG. 10a.
11a is a sectional view showing still another embodiment of the degassing tool of the present invention, and FIG. 11b is a sectional view taken along the line XI-XI of FIG. 11a.
FIG. 12 is a perspective view showing still another embodiment of the gas venting tool of the present invention.
FIG. 13 is a cross-sectional view showing an example of a double aerosol product to which the present invention is applied.
FIG. 14 is a perspective view showing an example of a conventional gas venting tool.
[Explanation of symbols]
B Degassing tool
1 Body
2 Cover
4 protrusions
5 Tip
13 Container body
16 Inner bag
S space
G Stock solution
B2 gas venting tool
24 Tongue pieces
B3 gas venting tool
25 bags
B4 Degassing tool
28 tubes
29 Foam
B5 Degassing tool
B6 Degassing tool
B7 Degassing tool
B8 Degassing tool
B9 Gas venting tool
B10 Degassing tool
B11 Degassing tool

Claims

In a double aerosol product provided with an inner bag, the inner bag is a tool for breaking the inner bag from the inside when the inner bag is discharged and contracted,
(A) a body with a sharp tip;
(B) A degassing tool for a double aerosol product provided with a protective body that is disposed in the vicinity of the tip of the main body and is flexible so as to be deformed by contraction of the inner bag. .

The gas venting tool according to claim 1, wherein the main body includes a plurality of protrusions arranged radially, and each protrusion has a tip.

3. The tongue piece having flexibility, wherein the protector is provided so as to be adjacent to the tip of the main body and so that the peripheral edge of the protector is outside the sharp tip of the main body. Degassing tool.

The degassing tool according to claim 3, wherein the main body and the tongue piece are integrally formed.

The degassing tool according to claim 1 or 2, wherein the protective body is a bag body that surrounds the main body and is easy to break.

The degassing tool according to claim 5, wherein a hole communicating with the inside and outside of the bag body is formed at a portion corresponding to the sharp tip of the bag body.

The degassing tool according to claim 1 or 2, wherein the protective body is an elastic foam provided so as to surround the main body.

The degassing tool according to claim 1, 2, 3, 4, 5, 6 or 7, wherein the main body includes an attachment portion for fixing the main body at any location in the inner bag of the double aerosol product.

The double aerosol product which accommodates the degassing tool in any one of Claim 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7 or 8 in an inner bag.