JP3863495B2 - Outside holo device for railway vehicles - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄道車両の妻間に設けられる外ホロ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
鉄道車両の妻間(連結部)は、人が入り込めるスペースがあるものが多く、ホーム停車中にこの間へ落ちるおそれがある。そのために、下記特許文献1に記載の外ホロ装置(転落防止装置)が提案されている。この従来の外ホロ装置は、図10(A)及び(B)に示すように、隣接する各車両101,101の妻部の下部に、板材102,102を互いに突き合わせて設けるものであった。
【0003】
つまり、妻部の取付金103にゴム製の転落防止板102を取り付け、乗客が線路に落ちるのを防止しようとするものである。そして、両妻に設けた転落防止板102をゴム製とすることで、車両走行中にカーブなどで車両妻間が小さくなって、転落防止板102同士が干渉しても、後に基本形状に戻す工夫がなされている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−1165号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の外ホロ装置では、両妻に取り付けたゴム製の転落防止板102は、車両の動きに伴って互いに干渉するため(図10(C)参照)、ゴムなどの弾性材を使用する必要があり、意匠的に優れたものとは言い得なかった。また、従来の外ホロ装置は、転落防止だけを目的としているため、意匠的に車両との一体感がなかった。なお、意匠性を向上させるために、転落防止板に車両と一体感のある塗装を施すことも行われているが、その場合でも、車両の動きに伴って互いに干渉するため、表面の塗装がはげ、塗り直しが必要になるものであった。
【0006】
また、従来の外ホロ装置は、前記干渉によって、転落防止板に亀裂や割れが起こり易かった。また、車庫などにおいて、高温時に前記干渉した状態で放置しておくと、基本形状へ戻りにくくなったり、最悪は戻らなくなったりするおそれがあった。
【0007】
さらに、高速走行時に風圧によって、転落防止板が車両外側に折れ曲がるおそれもあった。しかも、車両と転落防止板とが平滑な面一に配置されないため、その凹凸および表面の摩擦係数が大きく、渦が発生しやすく、車外騒音の発生要因になっていた。また、転落防止板が折れ曲がることによっても、車両表面に沿った流れが剥離し、騒音の原因となっていた。つまり、車両表面に沿った空気の流れは、転落防止板の部分で剥離し、後続車両の妻面、側面、屋根の表面に再付着して、騒音の原因となっていた。
【0008】
また、従来の外ホロ装置では、両妻から転落防止板を突出させるだけだったので、曲線ホーム(曲線外側)での停車では、妻間が広くなってしまうものであった。そのため、妻と転落防止板の間に、人が入り込める程度の隙間が生じてしまうものであった。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その主たる目的は、意匠性を改善し、車両との一体感に優れ、表面塗装のはげや塗り直しを防止する外ホロ装置を提供することにある。また、転落防止板の亀裂や割れ、変形の防止と、車両と転落防止板とを平滑な面一に配置して、騒音防止を図ることにある。さらに、曲線ホームにおいても、有効な転落防止を図ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、鉄道車両の妻間に設けられる外ホロ装置であって、隣接した車両の妻間に配置される転落防止板と、車両の動きに応じて作動して、転落防止板を妻間中央部に配置する中央保持機構と、転落防止板を車両幅方向内側に付勢する付勢手段と、一定以上の転落防止板の引き込みを防止するストッパーとを備え、付勢手段の付勢力に対抗して転落防止板を車両幅方向外側に押し出して、妻間の近接を可能とされ、前記中央保持機構は、伸縮可能に平行四辺形を組み合わせたパンタグラフ状部を備え、パンタグラフ状部は、伸縮方向両端部が自在継手を介して妻部に接続されると共に、伸縮方向中央部にはシャフトを介して転落防止板が保持されており、転落防止板は、コイルバネからなる付勢手段によって車両幅方向内側に付勢されると共に、パンタグラフ状部から車両幅方向外側に突出して設けられたストッパーによって、一定以上の車両幅方向内側への移動が防止されており、転落防止板の裏面には、その幅方向内側に行くに従って車両幅方向内側に傾斜した傾斜板が設けられており、妻間が近接した際には、前記傾斜板が乗り上げることで、コイルバネの付勢力に対抗して転落防止板を車両幅方向外側へ押し出すためのローラーが、妻部に設けられていることを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、鉄道車両の妻間に設けられる外ホロ装置であって、隣接した車両の妻間に配置される転落防止板と、車両の動きに応じて作動して、転落防止板を妻間中央部に配置する中央保持機構と、転落防止板を車両幅方向内側に付勢する付勢手段と、一定以上の転落防止板の引き込みを防止するストッパーとを備え、付勢手段の付勢力に対抗して転落防止板を車両幅方向外側に押し出して、妻間の近接を可能とされ、前記中央保持機構は、一片で転落防止板を保持する一方、他片を巻ドラムにて車両幅方向内側に付勢されたワイヤーに接続された板バネを備え、この板バネの他片は、車両幅方向に沿ってスライド可能に構成されており、一方の妻部への前記板バネ他片のスライド保持部は、車両幅方向外側の端部を中心に回転可能なヒンジのプレートに沿ってスライド可能とされており、転落防止板は、前記巻ドラムからなる付勢手段によって車両幅方向内側に付勢されると共に、ストッパーによって一定以上の車両幅方向内側への移動が防止されており、妻間が近接した際には、前記板バネの両片が近接するよう屈曲することで、巻ドラムの付勢力に対抗して転落防止板を車両幅方向外側へ押し出すためのローラーが、妻部に設けられていることを特徴とする。
【0014】
そして、好ましくは上記いずれかの構成に加えて、前記転落防止板は、車両側壁のコンタに沿った形状とされていることを特徴とする鉄道車両の外ホロ装置とするのがよい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の鉄道車両の外ホロ装置について、さらに詳細に説明する。
図1は、本発明の外ホロ装置の一実施例が適用された鉄道車両を示す図であり、図2は、その縦断面図である。
【0016】
この図に示すように、本発明の外ホロ装置1は、隣接する二車両2,2の妻2a,2a間に設けられるものであり、連結部を挟んだ車両幅方法両側に対称に設けられる。本実施例の外ホロ装置1は、妻2a,2a間に配置される転落防止板3を主要部として備える。この転落防止板3は、後述するように干渉するおそれなく取り付けられるので、例えば金属板のような硬質の一枚板によって形成することができる。
【0017】
本実施例の転落防止板3は、図2に示すように、車両2のコンタに沿った断面形状のものが好ましい。つまり、車両2の側面の湾曲に沿った形状とするのがよい。また、転落防止板3の大きさは特に問わないが、図示例では、その幅寸法が直線走行時の妻間距離程度とされ(図3)、その高さ寸法は車両側壁下部から屋根の下部程度までに設定されている。このような転落防止板3は、図2に示すように、上下二箇所において、隣接する車両2の各妻部へ保持される。
【0018】
図3及び図4は、本実施例の転落防止板3の保持構造を示す図であり、図3は平面図、図4は転落防止板3を省略した正面図である。
この図に示すように、本実施例では、隣接する車両の妻間に、パンタグラフ状の保持機構が設けられる。このパンタグラフ状部4は、棒材(板材)を組み合わせたリンク機構であり、伸縮可能な平行四辺形とされている。図示例では、2つの平行四辺形の組合せで、パンタグラフ状部4が構成されている。
【0019】
すなわち、中央部において2本の長棒5,5をクロス状(X状)にピンで揺動可能に接続すると共に、その長棒5の各端部にそれぞれ約半分の長さの短棒6をピンで揺動可能に接続し、且つ上下の短棒6,6同士の先端部をピンで揺動可能に接続している。これにより、図4に示すように、左右に二つの平行四辺形が配置され、図4において左右方向(つまり車両の長手方向)に伸縮自在とされる。しかも、パンタグラフ状部4は、図4において左右及び上下に対称に平行四辺形を組み合わせているので、その伸縮状態にかかわらず、その中央の接続部は、常に妻間の中央部に配置されることになる。
【0020】
このようなパンタグラフ状部4の左右両端部(伸縮方向両端部)は、自在継手7を介して各車両の妻部に接続される。本実施例では、球面軸受を介して妻部に保持される。具体的に説明すると図3に示すように、妻部から突出して設けられた軸受部には、車両幅方向に沿って貫通穴が形成されており、この貫通穴の内周面は略球帯状面に形成されている。そして、その貫通穴には、略球状のボールが回動自在に保持される。そして、このボールに貫通して保持された軸部に、前記短棒が揺動可能に接続される。
【0021】
パンタグラフ状部4の中央部(長棒5同士の接続部)には、スライドベアリングを介して、車両幅方向に沿ってシャフト8が通されている。このシャフト8には、車両幅方向外側の端部に、ブラケット9を介して転落防止板3が固定されている。また、シャフト8には、車両幅方向内側の端部に、フランジ状のバネ座10が固定されている。そして、シャフト8には、このバネ座10と、パンタグラフ状部4の中央接続部との間に、圧縮したコイルバネ11をはめ込んでいる。
【0022】
ここで、パンタグラフ状部4は、妻部に保持されていて車両幅方向にはほぼ固定されており、また転落防止板3とシャフト8とは固定されている。従って、コイルバネ11が伸びようとする力で、シャフト8のバネ座10は車両幅方向内側に常時付勢されることになる。よって、転落防止板3は、車両幅方向内側に常時付勢されることになり、コイルバネ11の付勢力に対抗して(つまりコイルバネ11を圧縮しながら)、車両幅方向外側への移動が可能とされている。
【0023】
ところで、パンタグラフ状部4には、一定以上の転落防止板3の車両幅方向内側への引き込みを防止するストッパー12が設けられている。本実施例では、長棒5と短棒6との接続部に、その揺動保持部から車両幅方向外側へ棒材を突出してストッパー12としている。本実施例のストッパー12の先端部は、ボール12aが回動自在に保持されている。具体的には、本実施例のストッパー12先端部には、「フリーベア」(登録商標)を使用することができる。このような構成であるから、転落防止板3が車両幅方向内側へ移動すると、転落防止板3の裏面にストッパー12が当接して、それ以上の転落防止板3の引き込みが防止される。図3に示すように、ストッパー12に転落防止板3が当接した状態では、転落防止板3は車両側壁に沿った状態とされる。
【0024】
転落防止板3の裏面の左右には、図3に示すように、その左右方向内側に行くに従って車両幅方向内側に傾斜した傾斜板13が設けられている。一方、妻部の車両幅方向外側の端部には、ローラー14が保持されている。このローラー14は、図3に示すように、上下方向に沿った回転軸まわりに、回転自在とされている。そして、このローラー14は、ストッパー12に転落防止板3が当接した直線走行時の状態において、前記傾斜板13の左右方向外側の端部に当接される。なお、前記傾斜板13は、このローラー14の取付高さに対応して設けられている。
【0025】
本実施例の外ホロ装置1が適用された鉄道車両は、直線走行時には図3に示す状態とされる。一方、図5は、本実施例の外ホロ装置1が適用された鉄道車両のカーブ走行時の状態を示す平面図であり、図6は、その車両幅方向両側の外ホロ装置1(図5のA部とB部)の拡大図である。
【0026】
まず図6(B)に示すように、曲線走行時に隣接した妻同士が近接して、妻間距離が小さくなった場合について説明する。この場合、パンタグラフ状部4の縮小に伴い、転落防止板3の裏面に配置した傾斜板13に沿って、ローラー14が転落防止板3の幅方向内側へ進むことになる。これにより、コイルバネ11の付勢力に対抗して、転落防止板3が車両幅方向外側へ押し出されることになる。そして、カーブ走行が終了すると、今度はローラー14が傾斜板に沿って、転落防止板3の幅方向外側へ進み、コイルバネ11の付勢力で転落防止板3が車両幅方向内側へ復帰することになる。なお、転落防止板3へのストッパー12の当接によって、転落防止板3は一定以上、車両幅方向内側へ移動することはない。
【0027】
一方、図6(A)に示すように、曲線走行時に隣接した妻同士が離間して、妻間距離が大きくなった場合について説明する。この場合、妻間距離の拡大に伴って、パンタグラフ状部4は引き伸ばされることになる。これにより、傾斜板13とローラー14との当接状態は解除されるが、ストッパー12の作用によって転落防止板3が必要以上に車両幅方向内側へ移動することはない。これにより、転落防止板3は、妻間のすき間中央部に配置されると共に、隣接した車両側面に沿ってほぼ配置されることになる。
【0028】
このように、上記実施例の外ホロ装置によれば、車両の偏きによって妻間距離が変化しても、パンタグラフ状部4によって妻間中心が割り出される。従って、パンタグラフ状部4の中央に配置された転落防止板3は、常に妻間中心に存在することになる。また、妻間距離が縮小した場合には、転落防止板3の傾斜板13に沿ってローラー14がスライドすることで、転落防止板3は外側へ押し出される。従って、転落防止板3が車体に当たることはない。
【0029】
このようなことから、転落防止板3は一枚板のパネルで構成することができ、それ自身の変形を必要としない。しかも、車両コンタと連続的な平滑にすることで、車両の連続性を持たせ、意匠性を向上することができる。その際、車両と連続した塗装とすることができるのは言うまでもない。また、転落防止板3を一枚板のパネルにすることで、転落防止板3同士の干渉も防止することができる。
【0030】
なお、リンク機構(パンタグラフ状部)4と転落防止板3は、金属などの剛体とすることで、風圧による折れ曲がりを生じるおそれはない。また、直線部での走行・停車中には、転落防止板3が車両コンタに沿って配置される。しかも、コイルバネ11の作用で、風圧がかかっても、転落防止板3は車体コンタに沿って確実に配置される。なお、曲線走行時においても、転落防止板3を可能な限り車両側面に沿うよう構成されている。
【0031】
また、妻部へのパンタグラフ状部4の保持は、球面軸受7を介して自由固定し、動きに自由度をもたせた。これにより、車体のローリング、上下、左右振動によっても、外ホロ装置1に過負荷がかかるのを防止することができる。つまり、車両走行時の妻間距離の変化や、車両のねじれ、横ずれなど、様々な挙動にも対処することができる。
【0032】
ところで、上述したように、偏きによって妻間距離が転落防止板3の幅寸法より小さくなったり、大きくなったりすることがある。転落防止板3は、一枚板のためその幅寸法を変えることはできないが、妻間距離が小さくなる場合は外側へ押し出して対処し、妻間距離が大きくなる場合には妻間中心に配置して対処した。なお、転落防止板3の押し出しは、車両限界範囲内であるから、走行上の不都合はない。また、転落防止板3を保持するシャフト8は、常に引き込み側に付勢されており、転落防止板3を所定位置まで引き戻そうとするので、転落防止板3は最小限の拡張のみがなされる。
【0033】
さらに、上述したように、転落防止板3は他の部材と干渉することがないので、その塗装がはげたり、摩耗によって転落防止板3が削られたりすることはなく、交換等の必要もなくなる。さらに、転落防止板3を車両コンタと平滑に配置することで、固体物による一枚の平滑化により摩擦係数を小さくでき、走行中の車体表面に沿った空気の流れを乱すことがなくなり、連結部での騒音低減を向上させると共に、車両の蛇行動の影響を緩和し乗り心地を向上させることができる。
【0034】
また、パンタグラフ状部4の作用により、転落防止板3は常に妻間中心に配置されるので、両車間が広くなるような曲線ホームにおいても、妻と転落防止板3間に人が入り込めるスペースは小さく、乗客への安全確保がより確実になされる。しかも、仮に乗客がホームから落ちそうになって転落防止板3に当たっても、その力は転落防止板3を受けるローラー14やストッパー12で支えることができるので、乗客への安全がより確保される。
【0035】
図7は、本発明の外ホロ装置の第2実施例を示す図であり、車両幅方向の一方の外ホロ装置21のみを示している。また、図8及び図9は、この実施例の外ホロ装置21が適用された鉄道車両のカーブ走行時の状態を示す図である。
【0036】
本実施例においても、前記第1実施例と同様に、妻間には一枚板の転落防止板22が配置される。転落防止板22の左右両端部には、それぞれ板バネ23が設けられる。各板バネ23は、略L字状とされ、その一片23aは、転落防止板22の裏面に重ね合わされて固定され、他片23bは、車両幅方向内側に向けて配置される。なお、略コ字形状の板バネを用いて、その中央片に転落防止板を固定してもよい。
【0037】
図7において左側に配置された板バネ23の先端部には、スライドローラー24が回転自在に保持される。このスライドローラー24は、上下方向に沿った軸まわりに回転自在に保持され、板バネ23の外面に保持されている。そして、このスライドローラー24保持用のブラケット25には、ワイヤー26の端部が固定され、このワイヤー26は、巻ドラム27にて常時巻き取り側に付勢されている。巻ドラム27は、妻壁の車両幅方向中央部側に固定されており、ワイヤー26を巻き取り可能であり、常時巻き取り方向へ付勢力を作用させている。
【0038】
これにより、前記スライドローラー24は、常時、車両幅方向内側へ付勢されることになる。しかも、板バネ23の付勢力によって、スライドローラー24は、通常は妻側へ付勢されているので、ほぼ妻壁に沿って車両幅方向への移動が可能とされている。なお、スライドローラー24は、ワイヤー26及び板バネ23によってのみ保持され、比較的高い自由度で保持される。また、妻壁には、巻ドラム27よりもやや車両幅方向外側位置にストッパー28が突出して設けられており、このストッパー28にスライドローラー24が当接することで、ワイヤー26は所定以上の巻き取りが阻止される。スライドローラー24がストッパー28に当接した状態では、転落防止板22がほぼ車両側壁に沿って配置される。
【0039】
一方、図7において右側に配置された板バネ23の先端部には、スライド部材29が設けられている。このスライド部材29は、スライドアーム30に沿って進退可能に保持される。スライドアーム30は、妻部に固定されたヒンジ31のプレート31aに保持されている。ヒンジ31は、回転軸まわりに二つのプレート31a,31bが回動自在に構成されており、その回転軸を車両幅方向外側の端部に配置して、その一方のプレート31bを車両妻部に固定されている。そして、他方のプレート31aには、その長手方向に沿ってスライドアーム30が設けられており、そのスライドアーム30に沿ってスライド可能に前記スライド部材29が保持される。
【0040】
スライド部材29には、ワイヤー26の端部が固定され、このワイヤー26は、巻ドラム27にて常時巻き取り側に付勢されている。巻ドラム27は、妻壁の車両幅方向中央部側に固定されており、ワイヤー26を巻き取り可能であり、常時巻き取り方向へ付勢力を作用させている。これにより、スライド部材29もスライドローラー24と同様に、常時、車両幅方向内側へ付勢されることになる。なお、スライドアーム30の先端部にはストッパー(不図示)が設けられており、それ以上の車両幅方向内側への移動が阻止される。また、板バネ23の付勢力によって、スライドアーム30は、妻壁へ沿う方向へ付勢される。
【0041】
ところで、両妻部の車両幅方向外側の端部(妻柱)には、それぞれローラー32が設けられている。このローラー32も前記第1実施例と同様に、上下方向に沿う軸まわりに回動自在とされている。
【0042】
このような構成であるから、直線走行時には、図7に示すような状態となり、カーブ走行時には、図8に示すような状態となる。すなわち、図8(B)に示すように、妻間距離が小さくなった場合には、ローラー32が板バネ23の両片(23b,23b)を互いに近接させるよう押さえつけて、これに伴いスライドローラー24及びスライド部材29が巻ドラムワイヤー26の付勢力に対抗して引き出されて車両幅方向外側へ移動する。これにより、転落防止板22は、車両の幅方向外側に押し出されることになる。
【0043】
一方、図8(A)に示すように、妻間距離が大きくなった場合には、ローラー32と板バネ23との近接状態は解除され、スライドローラー24とスライド部材29は、それぞれストッパーに当接した状態で保持されることになる。なお、いずれの場合でも、転落防止板22は妻間中心に配置されることは、前記第1実施例の場合と同様である。
【0044】
また、図9に示すように、隣接する二車両がSカーブ通過時などには、スライドアーム30がヒンジ31にて回転して、板バネ23にかかる荷重の負担が和らげられることになる。
【0045】
このように、本実施例の外ホロ装置では、板バネ23の力で、転落防止板22を適正位置へ移動させることができる。また、転落防止板22は、一枚板のパネルで構成し、車両間の連続性を持たせ、意匠性を向上させることができる。さらに、転落防止板22の車両への固定は、一方の車両の妻面にヒンジ31で固定すると共に、他方の車両には、車体のローリング、上下、左右振動に追随するよう自由支持で車両の妻面をスライドローラー24で自由に移動させる構造とした。なお、図8(B)や図9に示すように、スライドローラー24は、車体妻面から浮き上がっても保持可能である。
【0046】
ところで、偏きによって妻間距離は、転落防止板22幅寸法より小さくなったり、大きくなったりすることがあるが、転落防止板22は一枚板のため、その幅寸法を変えることができない。そこで、本実施例では、妻間距離が小さくなる場合は、車両限界範囲の中で外へ押し出すよう構成した。つまり、妻柱に取り付けたローラー32によってバネ板23bを挟み込むことによって、転落防止板22は外側に押し出される。逆に、妻間距離が広がった場合は、自由支持側(図7左側)のスライドローラー24がストッパー28で固定され、また、他方の支持側(図7右側)のスライド部材29もストッパーで保持され、板バネ23のバネ力で転落防止板22を適正位置へ移動させることができる。
【0047】
なお、車両の偏きで転落防止板22の傾きが変わった状態になっても、直線走行中は常に初期位置に戻る必要がある。その機構として板バネ23端部に巻ドラム式ワイヤー26で引き込んで初期位置に戻る構造としている。また、直線部における走行・停車中においては、風圧力が板にかかっても、妻柱のローラー32で常に転落防止板22が車体コンタに平滑となる構造としている。
【0048】
以上各実施例の発明によれば、一枚板のパネル化した転落防止板3,22は、常に車両妻間の中心に移動し、車体妻間の隙間を塞ぐことによって、乗客が車体妻間に落ちるといった事故を防ぐことができる。また、車体などとの干渉をなくしたので、転落防止板3,22や車体の塗装、欠損、亀裂、変形などが改善される。さらに、連結間で発生する騒音の低減を図ることもできる。つまり、外ホロ(転落防止板)3,22を車両コンタと平滑化することで、連結間で発生する騒音の低減を図ることができる。また、外ホロ3,22を平滑化することで、車両間の隙間をなくし、車体外板との一体感を持たせ、見付けを向上させることができる。
【0049】
【発明の効果】
以上詳述したとおり、本発明の鉄道車両の外ホロ装置によれば、転落防止板同士が干渉することがないので、転落防止板の亀裂、割れ、変形、表面塗装のはげ、その塗り直しの防止を図ることができる。また、曲線ホームにおいても、有効な転落防止を図ることができる。さらに、車両と転落防止板とを平滑な面一に配置して、騒音防止を図ることも可能になる。そして、従来のものより意匠性を改善し、車体との一体感に優れたものとできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の外ホロ装置の一実施例が適用された鉄道車両を示す図である。
【図2】図1の外ホロ装置部分の縦断面図である。
【図3】図1の外ホロ装置を示す平面図である。
【図4】図3の転落防止板を省略した正面図である。
【図5】図1の外ホロ装置が適用された鉄道車両のカーブ走行時の状態を示す平面図である。
【図6】図5の車両幅方向両側の外ホロ装置それぞれの拡大図である。
【図7】本発明の外ホロ装置の他の実施例を示す図であり、車両幅方向の一方の外ホロ装置のみを示している。
【図8】図7の外ホロ装置が適用された鉄道車両のカーブ走行時の状態を示す図である。
【図9】図7の外ホロ装置が適用された鉄道車両のSカーブ走行時の状態を示す図である。
【図10】従来の外ホロ装置を示す図であり、(A)は正面図、(B)及び(C)は平面図である。
【符号の説明】
1 外ホロ装置
2 車両
2a 妻
3 転落防止板
4 パンタグラフ状部(中央保持機構)
7 自在継手(球面軸受)
8 シャフト
11 コイルバネ(付勢手段)
12 ストッパー
13 傾斜板
14 ローラー
21 外ホロ装置
22 転落防止板
23 板バネ
24 スライドローラー
26 ワイヤー
27 巻ドラム
28 ストッパー
29 スライド部材
30 スライドアーム
31 ヒンジ
32 ローラー[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an outer holo device provided between wives of a railway vehicle.
[0002]
[Prior art]
Many wives (connections) of railway vehicles have spaces where people can enter, and there is a risk of falling while the platform is stopped. Therefore, an outer holo device (falling prevention device) described in
[0003]
That is, the rubber fall-preventing
[0004]
[Patent Document 1]
JP 2000-1165 A
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional outer holo device, since the rubber
[0006]
Further, in the conventional outer holo device, the fall prevention plate is easily cracked or broken by the interference. Also, if left in an interfering state at a high temperature in a garage or the like, there is a risk that it will be difficult to return to the basic shape or the worst will not return.
[0007]
Furthermore, the fall prevention plate may be bent to the outside of the vehicle due to wind pressure during high-speed traveling. In addition, since the vehicle and the fall prevention plate are not arranged flush with each other, the unevenness and the friction coefficient of the surface are large, vortices are easily generated, and this is a cause of generation of outside noise. In addition, even when the fall prevention plate is bent, the flow along the vehicle surface is separated, which causes noise. That is, the air flow along the vehicle surface peels off at the fall prevention plate and reattaches to the wife surface, side surface, and roof surface of the following vehicle, causing noise.
[0008]
Further, in the conventional outer holo device, the fall prevention plate is only projected from both the wives. Therefore, when the vehicle stops at the curved home (outside the curved surface), the wife is widened. For this reason, a gap that allows a person to enter between the wife and the fall prevention plate is generated.
[0009]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and its main purpose is to provide an outer holo device that improves the design, has a sense of unity with the vehicle, and prevents baldness and repainting of the surface coating. It is in. Another object of the present invention is to prevent cracks, cracks, and deformation of the fall prevention plate and to prevent noise by arranging the vehicle and the fall prevention plate on a smooth surface. Furthermore, it is intended to effectively prevent falling even in a curved home.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the present invention is an outer holo device provided between the wives of a railway vehicle, and operates according to the movement of the vehicle and a fall prevention plate disposed between the wives of adjacent vehicles. A central holding mechanism that places the fall prevention plate in the center of the wifeThe urging means for urging the fall prevention plate inward in the vehicle width direction and a stopper for preventing the fall prevention plate from being pulled in a certain amount or more are provided to counter the urging force of the urging means. The center holding mechanism is provided with a pantograph-like portion combined with a parallelogram so as to be stretchable, and the pantograph-like portion has both ends in the stretch direction via a universal joint. The fall prevention plate is held via a shaft at the central portion in the telescopic direction, and the fall prevention plate is urged inward in the vehicle width direction by an urging means comprising a coil spring. The stopper provided in the vehicle width direction outward from the pantograph-like portion prevents the vehicle from moving inward in the vehicle width direction beyond a certain level. An inclined plate inclined inward in the vehicle width direction is provided, and when the wife approaches, the inclined plate rides on the outer side in the vehicle width direction against the urging force of the coil spring. Roller to push out to the wifeIt is characterized by that.
[0011]
Also,The present invention is an outer holo device provided between the wives of a railway vehicle, the fall preventing plate disposed between the wives of adjacent vehicles, and the fall preventing plate that operates according to the movement of the vehicle. A central holding mechanism disposed at the center, an urging means for urging the fall prevention plate inward in the vehicle width direction, and a stopper for preventing the fall prevention plate from being pulled more than a certain amount Opposing the fall prevention plate to the outside in the vehicle width direction, it is possible to approach the wife, the central holding mechanism holds the fall prevention plate with one piece, while the other piece with the winding drum in the vehicle width direction A leaf spring connected to the wire biased inward is provided, and the other piece of this leaf spring is configured to be slidable along the vehicle width direction. The slide holder is a hinge that can rotate around the outer edge of the vehicle width direction. The fall prevention plate is urged inward in the vehicle width direction by the urging means comprising the winding drum, and the stopper prevents movement beyond the predetermined amount in the vehicle width direction. When the wives are close to each other, a roller for extruding the fall prevention plate to the outside in the vehicle width direction against the urging force of the winding drum by bending so that both pieces of the leaf springs are close to each other Is provided in the wife section.
[0014]
Preferably, in addition to any one of the above-described configurations, the fall prevention plate is a shape that follows the contour of the side wall of the vehicle.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the outer holo device for a railway vehicle according to the present invention will be described in more detail.
FIG. 1 is a view showing a railway vehicle to which an embodiment of an outer holo device of the present invention is applied, and FIG. 2 is a longitudinal sectional view thereof.
[0016]
As shown in this figure, the
[0017]
The
[0018]
3 and 4 are views showing a holding structure of the
As shown in this figure, in this embodiment, a pantograph-like holding mechanism is provided between the wives of adjacent vehicles. The pantograph-
[0019]
That is, two
[0020]
The left and right ends (both ends in the expansion / contraction direction) of the pantograph-
[0021]
A
[0022]
Here, the pantograph-
[0023]
By the way, the pantograph-
[0024]
As shown in FIG. 3,
[0025]
The railway vehicle to which the
[0026]
First, as shown in FIG. 6 (B), a case will be described in which adjacent wives are close to each other during curve traveling and the distance between the wives is reduced. In this case, along with the reduction of the pantograph-
[0027]
On the other hand, as shown in FIG. 6 (A), a case will be described in which adjacent wives are separated from each other at the time of curve traveling and the distance between the wives is increased. In this case, the pantograph-
[0028]
Thus, according to the outer holo device of the above embodiment, the center of the wife is determined by the pantograph-
[0029]
For this reason, the
[0030]
The link mechanism (pantograph-like portion) 4 and the
[0031]
Further, the pantograph-
[0032]
By the way, as described above, the distance between the wife may be smaller or larger than the width dimension of the
[0033]
Furthermore, as described above, the
[0034]
In addition, because of the action of the pantograph-
[0035]
FIG. 7 is a view showing a second embodiment of the outer holo device of the present invention, and shows only one
[0036]
Also in this embodiment, a single plate
[0037]
In FIG. 7, a
[0038]
Thereby, the
[0039]
On the other hand, a
[0040]
An end portion of a
[0041]
By the way, the
[0042]
Since it is such a structure, it will be in a state as shown in FIG. 7 at the time of a straight line driving | running | working, and will be in a state as shown in FIG. 8 at the time of curve driving | running | working. That is, as shown in FIG. 8B, when the distance between the wife is reduced, the
[0043]
On the other hand, as shown in FIG. 8A, when the distance between the wives is increased, the proximity state between the
[0044]
As shown in FIG. 9, when two adjacent vehicles pass through the S curve, the
[0045]
Thus, in the outer holo device of the present embodiment, the
[0046]
By the way, although the distance between the wives may be smaller or larger than the width dimension of the
[0047]
Even if the inclination of the
[0048]
As described above, according to the embodiments of the present invention, the
[0049]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the outer holo device of the railway vehicle of the present invention, the fall prevention plates do not interfere with each other, so that the fall prevention plates are cracked, cracked, deformed, surface-painted, and repainted. Prevention can be achieved. In addition, effective fall prevention can be achieved even in curved homes. Furthermore, noise can be prevented by arranging the vehicle and the fall prevention plate on a smooth surface. And the design property is improved from the conventional one, and it can be made excellent in the sense of unity with the vehicle body.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a railway vehicle to which an embodiment of an outer holo device of the present invention is applied.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view of the outer holo device portion of FIG.
3 is a plan view showing the outer holo device of FIG. 1. FIG.
4 is a front view in which the fall prevention plate of FIG. 3 is omitted. FIG.
FIG. 5 is a plan view showing a state of the railway vehicle to which the outer holo device shown in FIG. 1 is applied during curve running.
6 is an enlarged view of each outer holo device on both sides in the vehicle width direction of FIG. 5;
FIG. 7 is a view showing another embodiment of the outer holo device of the present invention, and shows only one outer holo device in the vehicle width direction.
FIG. 8 is a diagram showing a state of the railway vehicle to which the outer holo device of FIG. 7 is applied during curve running.
FIG. 9 is a diagram showing a state during traveling on an S curve of a railway vehicle to which the outer holo device of FIG. 7 is applied.
10A and 10B are diagrams showing a conventional outer holo device, in which FIG. 10A is a front view, and FIGS. 10B and 10C are plan views.
[Explanation of symbols]
1 Outside holo device
2 Vehicle
2a wife
3 Fall prevention plate
4 Pantograph-shaped part (center holding mechanism)
7 Universal joint (spherical bearing)
8 Shaft
11 Coil spring (biasing means)
12 Stopper
13 Inclined plate
14 Roller
21 Outside holo device
22 Fall prevention plate
23 leaf spring
24 Slide roller
26 wires
27 roll drum
28 Stopper
29 Slide member
30 Slide arm
31 Hinge
32 rollers
Claims (4)
隣接した車両の妻間に配置される転落防止板と、
車両の動きに応じて作動して、転落防止板を妻間中央部に配置する中央保持機構と、
転落防止板を車両幅方向内側に付勢する付勢手段と、
一定以上の転落防止板の引き込みを防止するストッパーとを備え、
付勢手段の付勢力に対抗して転落防止板を車両幅方向外側に押し出して、妻間の近接を可能とされ、
前記中央保持機構は、伸縮可能に平行四辺形を組み合わせたパンタグラフ状部を備え、
パンタグラフ状部は、伸縮方向両端部が自在継手を介して妻部に接続されると共に、伸縮方向中央部にはシャフトを介して転落防止板が保持されており、
転落防止板は、コイルバネからなる付勢手段によって車両幅方向内側に付勢されると共に、パンタグラフ状部から車両幅方向外側に突出して設けられたストッパーによって、一定以上の車両幅方向内側への移動が防止されており、
転落防止板の裏面には、その幅方向内側に行くに従って車両幅方向内側に傾斜した傾斜板が設けられており、
妻間が近接した際には、前記傾斜板が乗り上げることで、コイルバネの付勢力に対抗して転落防止板を車両幅方向外側へ押し出すためのローラーが、妻部に設けられている
ことを特徴とする鉄道車両の外ホロ装置。An outer holo device provided between wives of a railway vehicle,
A fall prevention plate disposed between the wives of adjacent vehicles;
A central holding mechanism that operates according to the movement of the vehicle and arranges the fall prevention plate in the central part of the wife ,
Urging means for urging the fall prevention plate inward in the vehicle width direction;
For example Bei and a stopper to prevent the retraction of certain level or more of the fall preventing plate,
Pushing the fall prevention plate outward in the vehicle width direction against the urging force of the urging means, the proximity between the wife is made possible ,
The central holding mechanism includes a pantograph-like portion that combines parallelograms in a stretchable manner,
The pantograph-like part is connected to the wife part through the universal joint at both ends in the extension / contraction direction, and a fall prevention plate is held through the shaft at the center part in the extension / contraction direction.
The fall prevention plate is urged inward in the vehicle width direction by an urging means comprising a coil spring, and is moved inward in the vehicle width direction by a predetermined amount or more by a stopper provided so as to protrude outward from the pantograph-like portion. Is prevented,
On the back surface of the fall prevention plate, there is an inclined plate that is inclined inward in the vehicle width direction as it goes inward in the width direction.
The wife is provided with a roller for pushing the fall prevention plate outward in the vehicle width direction against the biasing force of the coil spring when the wife comes close to the inclined plate. an outer holographic devices of railway vehicle you.
隣接した車両の妻間に配置される転落防止板と、
車両の動きに応じて作動して、転落防止板を妻間中央部に配置する中央保持機構と、
転落防止板を車両幅方向内側に付勢する付勢手段と、
一定以上の転落防止板の引き込みを防止するストッパーとを備え、
付勢手段の付勢力に対抗して転落防止板を車両幅方向外側に押し出して、妻間の近接を可能とされ、
前記中央保持機構は、一片で転落防止板を保持する一方、他片を巻ドラムにて車両幅方向内側に付勢されたワイヤーに接続された板バネを備え、
この板バネの他片は、車両幅方向に沿ってスライド可能に構成されており、
一方の妻部への前記板バネ他片のスライド保持部は、車両幅方向外側の端部を中心に回転可能なヒンジのプレートに沿ってスライド可能とされており、
転落防止板は、前記巻ドラムからなる付勢手段によって車両幅方向内側に付勢されると共に、ストッパーによって一定以上の車両幅方向内側への移動が防止されており、
妻間が近接した際には、前記板バネの両片が近接するよう屈曲することで、巻ドラムの付勢力に対抗して転落防止板を車両幅方向外側へ押し出すためのローラーが、妻部に設けられている
ことを特徴とする鉄道車両の外ホロ装置。An outer holo device provided between wives of a railway vehicle,
A fall prevention plate disposed between the wives of adjacent vehicles;
A central holding mechanism that operates according to the movement of the vehicle and arranges the fall prevention plate in the central part of the wife ,
Urging means for urging the fall prevention plate inward in the vehicle width direction;
For example Bei and a stopper to prevent the retraction of certain level or more of the fall preventing plate,
Pushing the fall prevention plate outward in the vehicle width direction against the urging force of the urging means, the proximity between the wife is made possible ,
The central holding mechanism includes a leaf spring connected to a wire urged inward in the vehicle width direction by a winding drum while holding the fall prevention plate by one piece,
The other piece of the leaf spring is configured to be slidable along the vehicle width direction.
The slide holding part of the other part of the leaf spring to one wife part is slidable along a hinge plate that can rotate around the outer end in the vehicle width direction,
The fall prevention plate is urged inward in the vehicle width direction by the urging means comprising the winding drum, and is prevented from moving inward in the vehicle width direction beyond a certain level by a stopper.
When the wife approaches, the roller for pushing the fall prevention plate outward in the vehicle width direction against the urging force of the winding drum by bending so that both pieces of the leaf spring come close to each other outer holo apparatus railway vehicle characterized in that provided in the.
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の鉄道車両の外ホロ装置。The outer holo device for a railway vehicle according to claim 1 or 2, wherein the fall prevention plate has a shape along a contour of a vehicle side wall.
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の鉄道車両の外ホロ装置。The outer holo of the railway vehicle according to claim 1 or 2, wherein the fall prevention plate is arranged smoothly along the contour of the vehicle side wall with the vehicle side wall to reduce noise. apparatus.
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