JP3862260B2

JP3862260B2 - Mobile station

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Publication number: JP3862260B2
Application number: JP2002076466A
Authority: JP
Inventors: 一郎加藤; 博之糸川
Original assignee: Panasonic Corp; Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Corp; Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2002-03-19
Filing date: 2002-03-19
Publication date: 2006-12-27
Anticipated expiration: 2022-03-19
Also published as: JP2003274439A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サービスエリアを複数の無線基地局を中心とする無線ゾーンで構成する時分割多重方式を用いた移動体通信において、各無線基地局から送信される電波の強さを測定する移動局に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、サービスエリアを複数の無線基地局を中心とする無線ゾーンで構成する時分割多重方式を用いた移動体通信においては、一般に、それぞれに異なるキャリア周波数が割り当てられた複数のゾーンを集合した１つのゾーン群と、各々がこのゾーン群と全く同様の構成を有する多数のゾーン群とがハニカム状に隣接して配置され、無線通信網を形成している。
【０００３】
この無線通信網において、移動局は、動き回る為、次から次へと自ゾーンを変えることになる。この場合、移動局はゾーンのスムーズな移行を果たし、安定した通話を保つ必要がある。そこで従来から、移動局は、自身が通話しているゾーンの基地局以外の周辺ゾーンの基地局から送信される電波の受信レベル（以下、周辺ゾーンレベルという）を空きスロット中に検出し、検出した周辺ゾーンレベルと通話中の基地局から送信される電波の受信レベルとを比較して、より受信レベルの高い、安定した通話のできるゾーンに移行できるように常に準備を行っている。
【０００４】
図９は、従来の技術であるデジタル方式自動車電話システム（財団法人電波システム開発センタのＲＣＲＳＴＤ−２７Ｈ）における移動局９００の内部構成図である。
同図に示したように、移動局９００は、アンテナ９０１及び９０２、送信部９０３、受信部９０４、受信レベル検出部９０５、制御部９０６、高周波伝送切替スイッチ９０９及び９１０を備えて構成される。又、制御部９０６は、Ａ／Ｄ変換部９０７及びＣＰＵ９０８を備えて構成される。
【０００５】
高周波伝送切替スイッチ９０９は、制御部９０６からの制御信号Ｓ１がローレベル（Ｌ）のときは端子ａに、ハイレベル（Ｈ）のときは端子ｂにスイッチを切り替える。高周波伝送切替スイッチ９１０は、制御部９０６からの制御信号Ｓ２がローレベル（Ｌ）のときは端子ｄに、ハイレベル（Ｈ）のときは端子ｃにスイッチを切り替える。
【０００６】
送信部９０３はデータの送信処理を行う。受信部９０４は、アンテナ９０１又は９０２で受信した電波を受信レベル検出部９０５に入力する。受信レベル検出部９０５は、受信部９０４から入力された電波の受信レベルを検出し、その受信レベルをアナログ電圧に変換して出力し、Ａ／Ｄ変換部９０７に入力する。尚、このとき出力されるアナログ電圧をＳ３とする。
【０００７】
Ａ／Ｄ変換部９０７は、受信レベル検出部９０５から入力されたアナログ電圧をデジタルデータに変換する。ＣＰＵ９０８は、Ａ／Ｄ変換部９０７によって変換されたデジタルデータを２ｍｓおきに読み込む。
【０００８】
制御部９０６は、移動局９００がバースト受信を行う為に、制御信号Ｓ２によって高周波伝送切替スイッチ９１０を切り替え制御し、送信部９０３と受信部９０４を切り替える。又、制御部９０６は、制御信号Ｓ１によって高周波伝送切替スイッチ９０９を切り替え、アンテナ９０１及びアンテナ９０２を介して受信した電波の受信レベルを、Ａ／Ｄ変換部９０７から読み込んだデジタルデータから判断し、アンテナ９０１又はアンテナ９０２のうち電波の受信レベルの高い方を選択する制御を受信スロットの先頭で行う。尚、以下ではこの制御のことをブランチ選択という。更に、制御部９０６は、アイドル区間に入ると、通話中の基地局のキャリア周波数から周辺ゾーンの基地局のキャリア周波数へと切り替え、周辺ゾーンレベル検出を行う。
【０００９】
以上のように構成された移動局の動作について、図１０のタイミングチャートを参照して説明する。図１０は、従来の技術であるデジタル方式自動車電話システムにおける移動局９００の動作の流れを説明するタイミングチャートである。
【００１０】
まず、受信スロットの先頭で制御部９０８がブランチ選択を行い、受信レベルの高いアンテナを選択する。尚、図２では、アンテナ９０２が選択された場合について図示している。受信スロットに移行すると、アンテナ９０２で受信した電波が、受信部９０４を介して受信レベル検出部９０５に入力され、ここで電波の受信レベルが検出される。そして、検出された受信レベルがアナログ電圧に変換されてＡ／Ｄ変換部９０７に入力され、デジタルデータに変換される。その後、受信スロット区間の受信レベルがＣＰＵ９０８によって読み込まれる。
【００１１】
アイドル区間に移行すると、制御部９０６は、通話中の基地局から周辺ゾーンの基地局のキャリア周波数に切り替え、周辺ゾーンのある１つの基地局から送信される電波をアンテナ９０２で受信する。そして、その電波の受信レベル（周辺ゾーンレベル）のデジタルデータがＣＰＵ９０８によって読み込まれる。ＣＰＵ９０８によって読み込まれたデジタルデータは、通話中の基地局から送信される電波の受信レベルのデジタルデータと比較され、移動局９００は、より受信レベルの高い基地局に接続するように制御される。その後、移動局９００では、アイドル区間が終了し、送信スロットへと移行して送信動作を行う。以降、これらの動作を繰り返す。
【００１２】
ここで、図１０に示したスロット配置において、アイドル区間に割り当てられた時間は５．６６ｍｓである。周辺ゾーンレベル検出を行う際の時間の内訳は、受信スロットから周辺ゾーンの基地局のキャリア周波数への周波数切り替え時間として０．５ｍｓ、受信レベル検出部９０５から出力されるアナログ電圧が、受信部９０４から入力された電波に相応する値になるまでに必要な受信レベル収束時間として０．８ｍｓ、周辺ゾーンの基地局のキャリア周波数から送信スロットへの移行時間として２．２ｍｓとなっている。
【００１３】
つまり、アイドル区間に割り当てられた時間５．６６ｍｓから上記の３つの時間の合計を引いた時間である２．１６ｍｓの間に、移動局９００は、周辺ゾーンレベル検出を行っている。このデジタル方式自動車電話システムにおいては、ＣＰＵ９０８の読み込みタイミングが２ｍｓおきである為、図１０に示した（ａ）のポイントで周辺ゾーンレベルのデジタルデータを読み込んでいる。尚、図９では、周辺ゾーンレベル検出にかかる時間が２．１６ｍｓではなく２．５５ｍｓとなっているが、これは、温度等による受信レベルの変動分を見込んで、多少のマージンをとっている為である。
【００１４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、２帯域を相互に切り替えて動作する移動局では、アイドル区間に割り当てられた時間５．６６ｍｓから、周辺ゾーンの基地局のキャリア周波数から送信スロットへの移行時間２．２ｍｓを引いた３．４６ｍｓという時間が、周辺ゾーンレベル検出に割り当てられた時間であり、１帯域に割り当てられる時間は、半分の１．７３ｍｓとなってしまう。この為、この時間内に周辺ゾーンの基地局のキャリア周波数への移行と、周辺ゾーンレベル検出を終了させなければならず、ＣＰＵ９０８の読み込みタイミング２ｍｓより早く周辺ゾーンレベル検出が終了してしまい、読み込みが間に合わなくなってしまうという問題点が生じる。又、１帯域のみで動作する移動局においても、アイドル区間中に２つの周辺ゾーンにおける周辺ゾーンレベル検出を行う場合、上記と同様の問題点が生じる。
【００１５】
そこで、ＣＰＵ９０８の読み込みタイミングを短くすれば、上記のような問題点は解決できるが、ＣＰＵ９０８の読み込みタイミングを短くすることは、移動局９００の消費電流の増加を招く為、好ましくない。
【００１６】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み為されたものであって、２帯域を相互に切り替えて動作する移動局において、消費電流を増加させることなく２帯域の周辺ゾーンレベル検出を行うことが可能な移動局を提供することを目的とする。
【００１７】
又、本発明は、１帯域のみで動作する移動局においても、消費電流を増加させることなく、周辺ゾーンレベル検出を複数の周辺ゾーンについて行うことが可能な移動局を提供することを目的とする。
【００１８】
【課題を解決するための手段】
本発明の移動局は、時分割多重方式に基づいて無線基地局と通信を行い、前記通信を行っている無線基地局の周辺の無線基地局から送信される電波のレベル値に応じて、前記通信を行っている無線基地局を切り替える移動局であって、時分割多重されたフレーム内の空きスロット区間中に複数の帯域を切り替える切替手段と、前記電波のレベル値を前記複数の帯域についてそれぞれ検出する検出手段と、前記検出された前記電波のレベル値を所定間隔おきに読み込む読み込み手段と、前記読み込み手段が読み込むまでの間、前記電波のレベル値を保持する保持手段とを備えることを特徴とする。
【００１９】
本発明によれば、検出手段が検出した電波のレベル値が、読み込み手段が読み込むまでの間保持される。したがって、検出手段は、読み込み手段の読み込み間隔より短い時間で電波のレベル値の検出を終了することができる。この結果、読み込み手段の読み込み間隔を短くすることなく、複数の帯域における周辺の無線基地局から送信される電波のレベル値を検出することができる。
【００２０】
又、電波を送受信する複数のアンテナを備え、前記切替手段は、前記複数の帯域を切り替える際に、前記複数のアンテナのうち受信する電波のレベル値が最も強いものを選択することを特徴とする。
【００２１】
本発明によれば、切り替えた帯域における受信する電波のレベル値が最も強いアンテナを使用して、周辺の無線基地局から送信される電波のレベル値を検出することができる。この為、異なる帯域において、電波のレベル値を正確に検出することができる。
【００２２】
本発明の移動局は、時分割多重方式に基づいて無線基地局と通信を行い、前記通信を行っている無線基地局の周辺の無線基地局から送信される電波のレベル値に応じて、前記通信を行っている無線基地局を切り替える移動局であって、時分割多重されたフレーム内の空きスロット区間中に前記通信を行っている無線基地局を複数の前記周辺の無線基地局に切り替える切替手段と、前記複数の前記周辺の無線基地局から送信される電波のレベル値をそれぞれ検出する検出手段と、前記検出された前記電波のレベル値を所定間隔おきに読み込む読み込み手段と、前記読み込み手段が読み込むまでの間、前記電波のレベル値を保持する保持手段とを備えることを特徴とする。
【００２３】
本発明によれば、検出手段が検出した電波のレベル値が、読み込み手段が読み込むまでの間保持される。したがって、検出手段は、読み込み手段の読み込み間隔より短い時間で電波のレベル値の検出を終了することができる。この結果、読み込み手段の読み込み間隔を短くすることなく、周辺の複数の無線基地局から送信される電波のレベル値を同一フレームで検出することができる。
【００２４】
又、前記保持手段には、それぞれ異なる前記電波のレベル値が複数保持されることを特徴とする。
【００２５】
本発明によれば、保持手段にそれぞれ異なる電波のレベル値が複数保持される為、周辺の無線基地局１つについて、複数個の電波のレベル値を読み込むことができる。
【００２６】
又、前記複数の電波のレベル値が、それぞれ異なる時刻における電波のレベル値であって、前記読み込み手段は、前記異なる時刻における前記電波のレベル値を平均して読み込むことを特徴とする。
【００２７】
本発明によれば、読み込み手段が、異なる時刻における電波のレベル値を平均して読み込む為、時間変動に対応した電波のレベル値を読み込むことができる。
【００２８】
又、前記読み込み手段は、所定の時刻における前記電波のレベル値を複数のフレーム間で平均して読み込むことを特徴とする。
【００２９】
本発明によれば、所定の時刻における電波のレベル値を複数のフレーム間で平均して読み込む為、広い時間変動に対応した電波のレベル値を読み込むことができる。
【００３０】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
以下では、サービスエリアを複数の無線基地局を中心とする無線ゾーンで構成する時分割多重方式を用いた移動体通信に用いる移動局として携帯電話機を例にあげて説明する
（第一実施形態）
図１は、第一実施形態に係る携帯電話機１００の内部構成図である。
携帯電話機１００は、２帯域（以下、自帯域、他帯域という）を相互に切り替えて動作するものである。図１に示したように、携帯電話機１００は、アンテナ１０１及び１０２、送信部１０３及び１１６、受信部１０４及び１１７、特許請求の範囲の検出手段に該当する受信レベル検出部１０５、特許請求の範囲の切替手段に該当する制御部１０６、及び高周波伝送切替スイッチ１０９、１１０、１１２、１１３を備え、制御部１０６は、A／D変換部１０７、特許請求の範囲の保持手段に該当するバッファ１１８、及び特許請求の範囲の読み込み手段に該当するＣＰＵ１０８を備えて構成される。
【００３１】
高周波伝送切替スイッチ１０９は、制御部１０６からの制御信号Ｓ１がローレベル（Ｌ）のときは端子ａに、ハイレベル（Ｈ）のときは端子ｂにスイッチを切り替える。高周波伝送切替スイッチ１１０は、制御部１０６からの制御信号Ｓ２がローレベル（Ｌ）のときは端子ｄに、ハイレベル（Ｈ）のときは端子ｃにスイッチを切り替える。高周波伝送切替スイッチ１１２は、制御部１０６からの制御信号Ｓ４がローレベル（Ｌ）のときは端子ｆに、ハイレベル（Ｈ）のときは端子ｅにスイッチを切り替える。高周波伝送切替スイッチ１１３は、制御部１０６からの制御信号Ｓ４がローレベル（Ｌ）のときは端子ｈに、ハイレベル（Ｈ）のときは端子ｇにスイッチを切り替える。
【００３２】
送信部１０３及び受信部１０４と送信部１１６及び受信部１１７とは、それぞれ異なる帯域で動作するものであり、帯域の切り替えは高周波伝送切替スイッチ１１０の切り替えによって行われる。尚、送信部１０３及び受信部１０４は他帯域、送信部１１６及び受信部１１７は自帯域で動作するものとする。
【００３３】
又、送信部１０３及び１１６はデータの送信処理を行う。受信部１０４及び１１７は、アンテナ１０１又は１０２で受信した電波を受信レベル検出部１０５に入力する。受信レベル検出部１０５は、受信部１０４又は１１７から入力された電波の受信レベルを検出し、検出した受信レベルをアナログ電圧に変換して出力し、Ａ／Ｄ変換部１０７に入力する。尚、このとき出力されたアナログ電圧をＳ３とする。
【００３４】
Ａ／Ｄ変換部１０７は、受信レベル検出部１０５から入力されたアナログ電圧をデジタルデータに変換する。バッファ１１８は、Ａ／Ｄ変換部１０７から出力されるデジタルデータを、ＣＰＵ１０８が読み込むまでの時間保持する。ＣＰＵ１０８は、バッファ１１８に保持されているデジタルデータを２ｍｓおきに読み込む。
【００３５】
制御部１０６は、移動局１００がバースト受信を行う為に、高周波伝送切替スイッチ１１２及び１１３を切り替え制御し、送信部１０３と受信部１０４又は送信部１１６と受信部１１７とを切り替える。
【００３６】
又、制御部１０６は、制御信号Ｓ１によって高周波伝送切替スイッチ１０９を切り替え、アンテナ１０１及びアンテナ１０２を介して受信した電波の受信レベルを、バッファ１１８から読み込んだデジタルデータから判断し、アンテナ１０１又はアンテナ１０２のうち電波の受信レベルの高い方を選択するブランチ選択を受信スロットの先頭で行う。
【００３７】
更に、制御部１０６は、２つの帯域を切り替える為に、高周波伝送切替スイッチ１１０を制御信号Ｓ２によって切り替え制御する。
【００３８】
又、制御部１０６は、アイドル区間に入ると、通話中の基地局のキャリア周波数から自帯域の周辺ゾーンの基地局のキャリア周波数へと切り替え、自帯域の周辺ゾーンレベル検出を行う。更に、アイドル区間中に、自帯域の周辺ゾーンの基地局のキャリア周波数から他帯域の周辺ゾーンの基地局のキャリア周波数へと切り替え、他帯域の周辺ゾーンレベル検出を行う。
【００３９】
ここで、携帯電話機１００では、通話中の帯域（自帯域）ともう一方の帯域（他帯域）とは帯域が異なる為、電波伝搬状況が互いに相関が無い。この為、例えば、自帯域の周辺ゾーンレベル検出を行う際に用いられたアンテナをそのまま他帯域の周辺ゾーンレベル検出に用いると、そのアンテナが必ずしも受信レベルの高いアンテナとはならない。したがって、他帯域の周辺ゾーンレベル検出を正確に行うことができないという問題点が生じる。
【００４０】
そこで、本実施形態では、自帯域の周辺ゾーンレベル検出から他帯域の周辺ゾーンレベル検出に移行する際に、制御部１０６が再度ブランチ選択を行い、他帯域での受信レベルが高いアンテナを選択する制御を行う構成としている。このブランチ選択に要する時間は１ｍｓである。
【００４１】
尚、２帯域の周辺ゾーンレベル検出の為に必要な時間は、アイドル区間５．６６ｍｓから送信スロット移行時間２．２ｍｓとブランチ選択時間１ｍｓを引いた値である２．４６ｍｓとなる。したがって、１帯域あたりに割り当てられる時間は１．２３ｍｓとなるが、本実施形態では、温度等による受信レベルの変動分を見込み、この値にマージンを加えている。結果、自帯域の周辺ゾーンレベル検出に割り当てられた時間は１．５５ｍｓ、他帯域の周辺ゾーンレベル検出に割り当てられた時間は２．０５ｍｓとなっている。
【００４２】
以下、第一実施形態に係る携帯電話機１００の動作について説明する。
図２は、第一実施形態に係る携帯電話機１００が２帯域の周辺ゾーンレベル検出を行う際のタイミングチャートである。
まず、制御部１０６は、受信スロットの先頭でブランチ選択を行い、アンテナ１０１又は１０２のうち受信レベルの高い方を選択する。ここでは、アンテナ１０２が選択された場合について図示している。又、制御信号Ｓ２をＬにして自帯域に切り替え、制御信号Ｓ４をＬにして、アンテナ１０２と受信部１１７とを接続する。
【００４３】
受信スロットに移行すると、アンテナ１０２で受信した電波が、受信部１１７を介して受信レベル検出部１０５に入力され、ここで電波の受信レベルが検出される。そして、検出した受信レベルをアナログ電圧に変換して、Ａ／Ｄ変換部１０７に入力する。尚、このときのアナログ電圧信号をＳ３としている。Ａ／Ｄ変換部１０７でデジタルデータに変換された受信スロット区間の電波の受信レベルは、ＣＰＵ１０８によって読み込まれるまで、バッファ１１８に保持される（図２のＸ区間）。
【００４４】
アイドル区間に移行すると、制御部１０６は、通話中の基地局のキャリア周波数から自帯域の周辺ゾーンの基地局のキャリア周波数へと切り替え、自帯域の周辺ゾーンレベル検出を行う。アンテナ１０２で受信した自帯域の周辺ゾーンの基地局から送信される電波が、受信部１１７を介して受信レベル検出部１０５に入力され、ここで自帯域の周辺ゾーンレベルが検出される。検出された自帯域の周辺ゾーンレベルはアナログ電圧に変換され、Ａ／Ｄ変換部１０７に入力される。Ａ／Ｄ変換部１０７でデジタルデータに変換された自帯域の周辺ゾーンレベルは、自帯域の周辺ゾーンレベル検出動作終了後、ＣＰＵ１０８の読み込みタイミング（ａ）までバッファ１１８に保持される（図２のＹ区間）。したがって、ＣＰＵ１１８は、自帯域の周辺ゾーンレベルを図２の（ａ）のタイミングで読み込むことができる。
【００４５】
一方、自帯域の周辺ゾーンレベル検出が終わると、制御部１０６は、制御信号Ｓ２をＨにして他帯域に切り替え、再度ブランチ選択を行い、他帯域において受信レベルの高いアンテナを選択する。ここでは、アンテナ１０１が選択された場合について図示している。この結果、アンテナ１０１と受信部１０４が接続される。
【００４６】
その後、制御部１０６は、通話中の基地局のキャリア周波数から他帯域の周辺ゾーンの基地局のキャリア周波数へと切り替え、他帯域の周辺ゾーンレベル検出を行う。アンテナ１０２で受信した他帯域の周辺ゾーンの基地局から送信される電波が、受信部１０４を介して受信レベル検出部１０５に入力され、ここで他帯域の周辺ゾーンレベルが検出される。検出された他帯域の周辺ゾーンレベルはアナログ電圧に変換され、Ａ／Ｄ変換部１０７に入力される。Ａ／Ｄ変換部１０７でデジタルデータに変換された他帯域の周辺ゾーンレベルは、他帯域の周辺ゾーンレベル検出動作終了後、ＣＰＵ１０８の読み込みタイミング（ｂ）までバッファ１１８に保持される（図２のＺ区間）。したがって、ＣＰＵ１０８は、他帯域の周辺ゾーンレベルを図２の（ｂ）のタイミングで読み込むことができる。
【００４７】
ＣＰＵ１０８によって読み込まれたデジタルデータは、通話中の基地局から送信される電波の受信レベルのデジタルデータと比較され、移動局１００は、より受信レベルの高い基地局に接続するように制御される。その後、移動局１００では、アイドル区間が終了し、他帯域の周辺ゾーンのキャリア周波数から送信スロットへの移行時間を経て、送信スロットに移行し、送信動作を行う。以降、これらの動作を繰り返す。
【００４８】
以上説明したように、本実施形態によれば、制御部１０６にバッファ１１８を設け、ＣＰＵ１０８の読み込みタイミングがくるまで、自帯域及び他帯域の周辺ゾーンレベルをバッファ１１８に保持している。自帯域の周辺ゾーンレベル検出に割り当てられた時間は１．５５ｍｓ（このうち０．５ｍｓが周辺ゾーンキャリア周波数への移行時間、０．８ｍｓが受信レベル収束時間）であり、ＣＰＵ１０８の読み込みタイミング２ｍｓでは読み込みが間に合わないが、ＣＰＵ１０８の読み込みタイミングがくるまで自帯域の周辺ゾーンレベルをバッファ１１８に保持しておくことで、ＣＰＵ１０８は、自帯域の周辺ゾーンレベルを読み込むことが可能となる。
【００４９】
又、他帯域の周辺ゾーンレベル検出に割り当てられた時間は２．０５ｍｓ（このうち０．５ｍｓが周辺ゾーンキャリア周波数への移行時間、０．８ｍｓが受信レベル収束時間）であり、ＣＰＵ１０８の読み込みタイミング２ｍｓでは読み込みが間に合わないが、ＣＰＵ１０８の読み込みタイミングがくるまでバッファ１１８に他帯域の周辺ゾーンレベルを保持しておくことで、ＣＰＵ１０８は、他帯域の周辺ゾーンレベルを読み込むことが可能となる。
【００５０】
したがって、本実施形態によれば、２帯域を相互に切り替えて動作する携帯電話機１００において、自帯域及び他帯域の周辺ゾーンレベル検出と周辺ゾーンレベルの読み込み動作とを平行して行うことができる為、ＣＰＵ１０８の読み込みタイミングを短くすることなく、２帯域における周辺ゾーンレベル検出を行うことができる。
【００５１】
又、本実施形態によれば、自帯域の周辺ゾーンレベル検出動作から他帯域の周辺ゾーンレベル検出動作に移行する際にブランチ選択を行っている。この為、他帯域の周辺ゾーンレベル検出の際には、他帯域での受信レベルの高いアンテナを選択することができ、他帯域の周辺ゾーンレベル検出をより正確に行うことができる。
【００５２】
（第二実施形態）
図３は、第二実施形態に係る携帯電話機３００の内部構成図である。尚、同図に示した構成は、図１に示したバッファ１１８を３つ設けた構成としたものである為、図１に示した構成と同様のものには同一符号を付して説明を省略する。
同図に示したように、Ａ／Ｄ変換部１０７の出力には３つのバッファ３１８、３１９、及び３２０が並列に接続されており、３つのバッファに保持されたデジタルデータがＣＰＵ１０８によって２ｍｓおきに読み込まれる。尚、本実施形態ではバッファの数を３つとしているが、これに限らず２個以上であればいくつでも構わない。
【００５３】
バッファ３１８には、ある時刻ｔ１における自帯域及び他帯域の周辺ゾーンレベルが、ＣＰＵ１０８によって読み込まれるまで保持される。バッファ３１９には、ある時刻ｔ２における自帯域及び他帯域の周辺ゾーンレベルが、ＣＰＵ１０８によって読み込まれるまで保持される。バッファ３２０には、ある時刻ｔ３における自帯域及び他帯域の周辺ゾーンレベルが、ＣＰＵ１０８によって読み込まれるまで保持される。尚、ＣＰＵ１０８は、各バッファに保持されているデジタルデータを一度に読み込む。即ち、１フレーム（受信スロット＋アイドル区間＋送信スロット）の間に、ＣＰＵ１０８は、３つの時刻における周辺ゾーンレベルを検出することができる。
【００５４】
又、ＣＰＵ１０８は、各バッファに保持されているデジタルデータを平均した値を読み込むようにしても良い。時刻ｔ１からｔ３における周辺ゾーンレベルの平均をとることで、携帯電話機３００が移動していることによる周辺ゾーンレベルの時間変動に対応した、より正確な周辺ゾーンレベルの検出を行うことができる。
【００５５】
又、ＣＰＵ１０８は、例えば、時刻ｔ１における周辺ゾーンレベルを１フレーム毎にバッファ３１８に保持しておき、各フレームにおける時刻ｔ１の周辺ゾーンレベルを平均した値を読み込むようにしても良い。複数フレームにおける時刻ｔ１の周辺ゾーンレベルの平均をとることで、携帯電話機３００が移動していることによる周辺ゾーンレベルの広い時間間隔での変動に対応した周辺ゾーンレベル検出を行うことができる。
【００５６】
以下、第二実施形態に係る携帯電話機３００の動作について説明する。
図４は、第二実施形態に係る携帯電話機３００が２帯域の周辺ゾーンレベル検出を行う際のタイミングチャートである。尚、図４に示した動作は、バッファに３つの時刻における周辺ゾーンレベルが保持されること以外は、図２で説明した動作と同様である為、以下では異なる動作のみについて説明する。
【００５７】
制御部１０６が自帯域の周辺ゾーンレベル検出を行うと、図４のバッファ波形に示したように、時刻ｔ１における自帯域の周辺ゾーンレベルがバッファ３１８に、時刻ｔ２における自帯域の周辺ゾーンレベルがバッファ３１９に、時刻ｔ３における自帯域の周辺ゾーンレベルがバッファ３２０に保持される。これらの各バッファに保持されている自帯域の周辺ゾーンレベルは、自帯域の周辺ゾーンレベル検出動作終了後、ＣＰＵ１０８の読み込みタイミング（ａ）まで保持される（図４のＹ区間）。ＣＰＵ１０８は、（ａ）のタイミングで各バッファの値を読み込む。
【００５８】
一方、制御部１０６が他帯域の周辺ゾーンレベル検出を行うと、図４のバッファ波形に示したように、時刻ｔ１における他帯域の周辺ゾーンレベルがバッファ３１８に、時刻ｔ２における他帯域の周辺ゾーンレベルがバッファ３１９に、時刻ｔ３における他帯域の周辺ゾーンレベルがバッファ３２０に保持される。これらの各バッファに保持されている他帯域の周辺ゾーンレベルは、他帯域の周辺ゾーンレベル検出動作終了後、ＣＰＵ１０８の読み込みタイミング（ｂ）まで保持される（図４のＺ区間）。ＣＰＵ１０８は、（ｂ）のタイミングで各バッファの値を読み込む。
【００５９】
以上説明したように、本実施形態によれば、制御部１０６にバッファを３つ設けたことで、３つの時刻における自帯域及び他帯域の周辺ゾーンレベルを保持しておくことができ、１フレームの間に、３回の周辺ゾーンレベル検出を行うことができる。
【００６０】
（第三実施形態）
図５は、第三実施形態に係る携帯電話機５００の内部構成図である。
携帯電話機５００は、携帯電話機１００や携帯電話機３００とは異なり、１帯域のみで動作するものである。本実施形態では、１帯域のみで動作する携帯電話機５００において、周辺ゾーンレベル検出を１フレームで２つの周辺ゾーンについて行う場合の例を説明する。
【００６１】
図５に示したように、携帯電話機５００は、アンテナ５０１及び５０２、送信部５０３、受信部５０４、受信レベル検出部５０５、制御部５０６、高周波伝送切替スイッチ５０９、及び高周波切替スイッチ５１０を備え、制御部５０６は、Ａ／Ｄ変換部５０７、バッファ５１８、及びＣＰＵ５０８を備えて構成される。
【００６２】
高周波伝送切替スイッチ５０９は、制御部５０６からの制御信号Ｓ１がローレベル（Ｌ）のときは端子ａに、ハイレベル（Ｈ）のときは端子ｂにスイッチを切り替える。高周波伝送切替スイッチ５１０は、制御部５０６からの制御信号Ｓ２がローレベル（Ｌ）のときは端子ｄに、ハイレベル（Ｈ）のときは端子ｃにスイッチを切り替える。
【００６３】
送信部５０３はデータの送信処理を行う。受信部５０４は、アンテナ５０１又は５０２で受信した電波を受信レベル検出部５０５に入力する。受信レベル検出部５０５は、受信部５０４から入力された電波の受信レベルを検出し、検出した受信レベルをアナログ電圧に変換して出力し、Ａ／Ｄ変換部５０７に入力する。尚、このとき出力されたアナログ電圧をＳ３とする。
【００６４】
Ａ／Ｄ変換部５０７は、受信レベル検出部５０５から入力されたアナログ電圧をデジタルデータに変換する。バッファ５１８は、Ａ／Ｄ変換部５０７から出力されるデジタルデータを、ＣＰＵ５０８が読み込むまでの時間保持する。ＣＰＵ５０８は、バッファ５１８に保持されているデジタルデータを２ｍｓおきに読み込む。
【００６５】
制御部５０６は、携帯電話機５００がバースト受信を行う為に、高周波伝送切替スイッチ５１０を切り替え制御し、送信部５０３と受信部５０４とを切り替える。
【００６６】
又、制御部５０６は、制御信号Ｓ１によって高周波伝送切替スイッチ５０９を切り替え、アンテナ５０１及びアンテナ５０２を介して受信した電波の受信レベルを、バッファ５１８から読み込んだデジタルデータによって判断し、アンテナ５０１又はアンテナ５０２のうち電波の受信レベルの高い方を選択するブランチ選択を、受信スロットの先頭で行う。
【００６７】
又、制御部５０６は、アイドル区間に入ると、通話中の基地局のキャリア周波数から第１の基地局のキャリア周波数へと切り替え、第１の周辺ゾーンレベル検出を行う。更に、アイドル区間中に、第１の基地局のキャリア周波数から第２の基地局のキャリア周波数へと切り替え、第２の周辺ゾーンレベル検出を行う。
【００６８】
以下、第三実施形態に係る携帯電話機５００の動作について説明する。
図６は、第一実施形態に係る携帯電話機５００が周辺ゾーンレベル検出を１フレームの間に２つの周辺ゾーンについて行う際のタイミングチャートである。
まず、制御部５０６は、受信スロットの先頭でブランチ選択を行い、アンテナ５０１又は５０２のうち受信レベルの高い方を選択する。ここでは、アンテナ５０２が選択された場合について図示している。又、制御部５０６は、制御信号Ｓ２をＬにして、アンテナ５０２と受信部５０４とを接続する。
【００６９】
受信スロットに移行すると、アンテナ５０２で受信した電波が受信部５０４を介して受信レベル検出部５０５に入力され、ここで電波の受信レベルが検出される。検出された受信レベルはアナログ電圧に変換され、Ａ／Ｄ変換部５０７に入力される。尚、このときのアナログ電圧信号をＳ３としている。Ａ／Ｄ変換部５０７でデジタルデータに変換された受信スロット区間の受信レベルは、ＣＰＵ５０８によって読み込まれるまで、バッファ５１８に保持される（図６のＸ区間）。
【００７０】
アイドル区間に移行すると、制御部５０６は、通話中の基地局のキャリア周波数から第１の基地局のキャリア周波数へと切り替え、第１の周辺ゾーンレベル検出を行う。アンテナ５０２で受信した第１の基地局から送信される電波が、受信部５０４を介して受信レベル検出部５０５に入力され、ここで第１の周辺ゾーンレベルが検出される。検出された第１の周辺ゾーンレベルはアナログ電圧に変換され、Ａ／Ｄ変換部５０７に入力される。Ａ／Ｄ変換部５０７でデジタルデータに変換された第１の周辺ゾーンレベルは、第１の周辺ゾーンレベル検出動作終了後、ＣＰＵ５０８の読み込みタイミング（ａ）までバッファ５１８に保持される（図６のＹ区間）。したがって、ＣＰＵ５１８は、第１の周辺ゾーンレベルを図６の（ａ）のタイミングで読み込むことができる。
【００７１】
一方、制御部５０６は、第１の周辺ゾーンレベル検出が終わると、第１の基地局のキャリア周波数から第２の基地局のキャリア周波数へと切り替え、第２の周辺ゾーンレベル検出を行う。アンテナ５０２で受信した第２の基地局から送信される電波が、受信部５０４を介して受信レベル検出部５０５に入力され、ここで第２の周辺ゾーンレベルが検出される。検出された第２の周辺ゾーンレベルはアナログ電圧に変換され、Ａ／Ｄ変換部１０７に入力される。Ａ／Ｄ変換部５０７でデジタルデータに変換された第２の周辺ゾーンレベルは、第２の周辺ゾーンレベル検出動作終了後、ＣＰＵ５０８の読み込みタイミング（ｂ）までバッファ５１８に保持される（図６のＺ区間）。したがって、ＣＰＵ５０８は、第２の周辺ゾーンレベルを図６の（ｂ）のタイミングで読み込むことができる。
【００７２】
ＣＰＵ５０８によって読み込まれたデジタルデータは、通話中の基地局から送信される電波の受信レベルのデジタルデータと比較され、移動局５００は、より受信レベルの高い基地局に接続するように制御される。その後、移動局５００では、アイドル区間が終了し、第２の基地局のキャリア周波数から送信スロットへの移行時間を経て、送信スロットに移行し、送信動作を行う。以降、これらの動作を繰り返す。
【００７３】
以上説明したように、本実施形態によれば、制御部５０６にバッファ５１８を設け、ＣＰＵ５０８の読み込みタイミングがくるまで、第１及び第２の周辺ゾーンレベルをバッファ５１８に保持している。第１及び第２の周辺ゾーンレベル検出に割り当てられた時間は１．５５ｍｓ（このうち０．５ｍｓが周辺ゾーンキャリア周波数への移行時間、０．８ｍｓが受信レベル収束時間）であり、ＣＰＵ５０８の読み込みタイミング２ｍｓでは読み込みが間に合わないが、ＣＰＵ５０８の読み込みタイミングがくるまで第１及び第２の周辺ゾーンレベルをバッファ５１８に保持しておくことで、ＣＰＵ５０８は、第１及び第２の２つの周辺ゾーンレベルを読み込むことが可能となる。
【００７４】
したがって、本実施形態によれば、１帯域のみで動作する携帯電話機５００において、２つの周辺ゾーンにおける周辺ゾーンレベル検出動作とその周辺ゾーンレベルの読み込み動作とを平行して行うことができる為、ＣＰＵ５０８の読み込みタイミングを短くすることなく、周辺ゾーンレベル検出を１フレームの間に２つの周辺ゾーンについて行うことができる。
【００７５】
（第四実施形態）
図７は、第四実施形態に係る携帯電話機７００の内部構成図である。尚、同図に示した構成は、図５に示したバッファ５１８を３つ設けた構成としたものである為、図５に示した構成と同様のものには同一符号を付して説明を省略する。
同図に示したように、Ａ／Ｄ変換部５０７の出力には３つのバッファ７１８、７１９、及び７２０が並列に接続されており、３つのバッファに保持されたデジタルデータがＣＰＵ５０８によって２ｍｓおきに読み込まれる。尚、本実施形態ではバッファの数を３つとしているが、これに限らず２個以上であればいくつでも構わない。
【００７６】
バッファ７１８には、ある時刻ｔ１における第１及び第２の周辺ゾーンレベルが、ＣＰＵ５０８によって読み込まれるまで保持される。バッファ７１９には、ある時刻ｔ２における第１及び第２の周辺ゾーンレベルが、ＣＰＵ５０８によって読み込まれるまで保持される。バッファ７２０には、ある時刻ｔ３における第１及び第２の周辺ゾーンレベルが、ＣＰＵ５０８によって読み込まれるまで保持される。尚、ＣＰＵ５０８は、各バッファに保持されているデジタルデータを一度に読み込む。即ち、１フレームの間に、ＣＰＵ５０８は、第１及び第２の周辺ゾーンレベルを３つの時刻分検出することができる。
【００７７】
又、ＣＰＵ５０８は、各バッファに保持されているデジタルデータを平均した値を読み込むようにしても良い。時刻ｔ１からｔ３における第１及び第２の周辺ゾーンレベルの平均をとることで、携帯電話機７００が移動していることによる周辺ゾーンレベルの時間変動に対応した、より正確な周辺ゾーンレベルの検出を行うことができる。
【００７８】
又、ＣＰＵ５０８は、例えば、時刻ｔ１における周辺ゾーンレベルを１フレーム毎にバッファ７１８に保持しておき、各フレームにおける時刻ｔ１の第１及び第２の周辺ゾーンレベルを平均した値を読み込むようにしても良い。複数フレームにおける時刻ｔ１の第１及び第２の周辺ゾーンレベルの平均をとることで、携帯電話機７００が移動していることによる周辺ゾーンレベルの広い時間間隔での変動に対応した第１及び第２の周辺ゾーンレベル検出を行うことができる。
【００７９】
以下、第四実施形態に係る携帯電話機７００の動作について説明する。
図８は、第四実施形態に係る携帯電話機７００が第１及び第２の周辺ゾーンレベル検出を行う際のタイミングチャートである。尚、図８に示した動作は、３つの時刻における第１及び第２の周辺ゾーンレベルが各バッファに保持されること以外は、図６で説明した動作と同様である為、以下では異なる動作のみについて説明する。
【００８０】
制御部５０６が第１の周辺ゾーンレベル検出を行うと、図８のバッファ波形に示したように、時刻ｔ１における第１の周辺ゾーンレベルがバッファ７１８に、時刻ｔ２における第１の周辺ゾーンレベルがバッファ７１９に、時刻ｔ３における第１の周辺ゾーンレベルがバッファ７２０に保持される。これらの各バッファに保持されている第１の周辺ゾーンレベルは、第１の周辺ゾーンレベル検出動作終了後、ＣＰＵ５０８の読み込みタイミング（ａ）まで保持される（図８のＹ区間）。ＣＰＵ５０８は、（ａ）のタイミングで各バッファの値を読み込む。
【００８１】
一方、制御部５０６が第２の周辺ゾーンレベル検出を行うと、図８のバッファ波形に示したように、時刻ｔ１における第２の周辺ゾーンレベルがバッファ７１８に、時刻ｔ２における第２の周辺ゾーンレベルがバッファ７１９に、時刻ｔ３における第２の周辺ゾーンレベルがバッファ７２０に保持される。これらの各バッファに保持されている第２の周辺ゾーンレベルは、第２の周辺ゾーンレベル検出動作終了後、ＣＰＵ５０８の読み込みタイミング（ｂ）まで保持される（図８のＺ区間）。ＣＰＵ５０８は、（ｂ）のタイミングで各バッファの値を読み込む。
【００８２】
以上説明したように、本実施形態によれば、制御部５０６にバッファを３つ設けたことで、第１及び第２の周辺ゾーンレベルを３つの時刻分保持しておくことができ、１フレームの間に、第１及び第２の周辺ゾーンレベル検出を３回づつ行うことができる。
【００８３】
【発明の効果】
本発明によれば、検出手段が検出した電波の強さが、読み込み手段が読み込むまでの間保持される。したがって、検出手段は、読み込み手段の読み込み間隔より短い時間で電波の強さの検出を終了することができる。この結果、読み込み手段の読み込み間隔を短くすることなく、それぞれの帯域における周辺の無線基地局から送信される電波の強さを検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】第一実施形態に係る携帯電話機１００の内部構成図である。
【図２】第一実施形態に係る携帯電話機１００が２帯域の周辺ゾーンレベル検出を行う際のタイミングチャートである。
【図３】第二実施形態に係る携帯電話機３００の内部構成図である。
【図４】第二実施形態に係る携帯電話機３００が２帯域の周辺ゾーンレベル検出を行う際のタイミングチャートである。
【図５】第三実施形態に係る携帯電話機５００の内部構成図である。
【図６】第一実施形態に係る携帯電話機５００が周辺ゾーンレベル検出を１スロットの間に２回行う際のタイミングチャートである。
【図７】第四実施形態に係る携帯電話機７００の内部構成図である。
【図８】第四実施形態に係る携帯電話機７００が第１及び第２の周辺ゾーンレベル検出を行う際のタイミングチャートである。
【図９】従来の技術であるデジタル方式自動車電話システム（財団法人電波システム開発センタのＲＣＲＳＴＤ−２７Ｈ）における移動局９００の内部構成図である。
【図１０】従来の技術であるデジタル方式自動車電話システム（財団法人電波システム開発センタのＲＣＲＳＴＤ−２７Ｈ）における移動局９００の動作の流れを説明するタイミングチャートである。
【符号の説明】
１００，３００，５００，７００，９００携帯電話機
１０１，１０２，５０１，５０２，９０１，９０２アンテナ
１０３，１１６，５０３，９０３送信部
１０４，１１７，５０４，９０４受信部
１０５、５０５，９０５受信レベル検出部
１０６，５０６，９０６制御部
１０７，５０７，９０７Ａ／Ｄ変換部
１０８，５０８，９０８ＣＰＵ
１０９，１１０，１１２，１１３，５０９，５１０，９０９，９１０高周波伝送切替スイッチ
１１８，３１８，３１９，３２０，５１８，７１８，７１９，７２０バッファ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a mobile station that measures the strength of a radio wave transmitted from each radio base station in mobile communication using a time division multiplexing system in which a service area is configured by radio zones centered on a plurality of radio base stations. About.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in mobile communication using a time-division multiplexing method in which a service area is composed of radio zones centered on a plurality of radio base stations, generally, a plurality of zones each having a different carrier frequency assigned thereto are gathered. Two zone groups and a large number of zone groups each having the same configuration as this zone group are arranged adjacent to each other in the form of a honeycomb to form a wireless communication network.
[0003]
In this wireless communication network, the mobile station moves around and changes its own zone from one to the next. In this case, the mobile station needs to perform a smooth transition of the zone and maintain a stable call. Therefore, conventionally, the mobile station detects the reception level (hereinafter referred to as the peripheral zone level) of the radio wave transmitted from the base station of the peripheral zone other than the base station of the zone in which it is talking, and detects it. By comparing the surrounding zone level with the reception level of the radio wave transmitted from the base station in a call, preparations are always made so that a transition can be made to a zone with a higher reception level and a stable call.
[0004]
FIG. 9 is an internal configuration diagram of a mobile station 900 in a digital automobile telephone system (RCR STD-27H of a radio wave system development center) which is a conventional technique.
As shown in the figure, the mobile station 900 includes antennas 901 and 902, a transmission unit 903, a reception unit 904, a reception level detection unit 905, a control unit 906, and high-frequency transmission changeover switches 909 and 910. The control unit 906 includes an A / D conversion unit 907 and a CPU 908.
[0005]
The high-frequency transmission selector switch 909 switches the switch to the terminal a when the control signal S1 from the control unit 906 is at a low level (L) and to the terminal b when the control signal S1 is at a high level (H). The high-frequency transmission selector switch 910 switches the switch to the terminal d when the control signal S2 from the control unit 906 is at a low level (L) and to the terminal c when the control signal S2 is at a high level (H).
[0006]
The transmission unit 903 performs data transmission processing. The reception unit 904 inputs the radio wave received by the antenna 901 or 902 to the reception level detection unit 905. The reception level detection unit 905 detects the reception level of the radio wave input from the reception unit 904, converts the reception level into an analog voltage, outputs the analog voltage, and inputs the analog voltage to the A / D conversion unit 907. The analog voltage output at this time is S3.
[0007]
The A / D conversion unit 907 converts the analog voltage input from the reception level detection unit 905 into digital data. The CPU 908 reads the digital data converted by the A / D conversion unit 907 every 2 ms.
[0008]
In order for the mobile station 900 to perform burst reception, the control unit 906 switches and controls the high-frequency transmission changeover switch 910 with the control signal S2, and switches between the transmission unit 903 and the reception unit 904. In addition, the control unit 906 switches the high frequency transmission changeover switch 909 according to the control signal S1, determines the reception level of the radio wave received via the antenna 901 and the antenna 902 from the digital data read from the A / D conversion unit 907, Control for selecting the antenna 901 or 902 having the higher radio wave reception level is performed at the head of the reception slot. Hereinafter, this control is referred to as branch selection. Further, when entering the idle period, the control unit 906 switches from the carrier frequency of the base station in communication to the carrier frequency of the base station in the peripheral zone, and performs peripheral zone level detection.
[0009]
The operation of the mobile station configured as described above will be described with reference to the timing chart of FIG. FIG. 10 is a timing chart for explaining the operation flow of the mobile station 900 in the digital automobile telephone system which is a conventional technique.
[0010]
First, the control unit 908 performs branch selection at the head of the reception slot, and selects an antenna with a high reception level. FIG. 2 illustrates the case where the antenna 902 is selected. When shifting to the reception slot, the radio wave received by the antenna 902 is input to the reception level detection unit 905 via the reception unit 904, where the reception level of the radio wave is detected. The detected reception level is converted into an analog voltage, input to the A / D conversion unit 907, and converted into digital data. Thereafter, the reception level of the reception slot section is read by the CPU 908.
[0011]
When transitioning to the idle period, the control unit 906 switches from the base station in communication to the carrier frequency of the base station in the peripheral zone, and receives the radio wave transmitted from one base station in the peripheral zone by the antenna 902. Then, the digital data of the radio wave reception level (peripheral zone level) is read by the CPU 908. The digital data read by the CPU 908 is compared with the digital data of the reception level of the radio wave transmitted from the base station that is talking, and the mobile station 900 is controlled to connect to the base station with a higher reception level. Thereafter, in the mobile station 900, the idle period ends, and the mobile station 900 moves to a transmission slot and performs a transmission operation. Thereafter, these operations are repeated.
[0012]
Here, in the slot arrangement shown in FIG. 10, the time allocated to the idle period is 5.66 ms. The breakdown of the time for detecting the peripheral zone level is 0.5 ms as the frequency switching time from the reception slot to the carrier frequency of the base station in the peripheral zone, and the analog voltage output from the reception level detection unit 905 is the reception unit 904. The reception level convergence time required to reach a value corresponding to the input radio wave is 0.8 ms, and the transition time from the carrier frequency of the base station in the peripheral zone to the transmission slot is 2.2 ms.
[0013]
That is, the mobile station 900 performs the peripheral zone level detection during 2.16 ms, which is a time obtained by subtracting the total of the above three times from the time 5.66 ms allocated to the idle section. In this digital automobile telephone system, since the reading timing of the CPU 908 is every 2 ms, the peripheral zone level digital data is read at the point (a) shown in FIG. In FIG. 9, the time taken to detect the peripheral zone level is 2.55 ms instead of 2.16 ms, but this takes some margin in consideration of the variation in reception level due to temperature and the like. Because of that.
[0014]
[Problems to be solved by the invention]
However, in a mobile station that operates by switching between two bands, the transition time from the carrier frequency of the base station in the peripheral zone to the transmission slot is subtracted from the time of 5.66 ms allocated to the idle period. The time of 46 ms is the time allocated to the peripheral zone level detection, and the time allocated to one band is half of 1.73 ms. Therefore, the transition to the carrier frequency of the base station in the peripheral zone and the detection of the peripheral zone level must be completed within this time, and the detection of the peripheral zone level is completed earlier than the read timing 2 ms of the CPU 908. The problem arises that it will not be in time. Even in a mobile station that operates in only one band, the problem similar to the above occurs when detecting the peripheral zone level in two peripheral zones during the idle period.
[0015]
Therefore, if the reading timing of the CPU 908 is shortened, the above-described problems can be solved. However, shortening the reading timing of the CPU 908 is not preferable because it causes an increase in current consumption of the mobile station 900.
[0016]
The present invention has been made in view of the above-described conventional problems. In a mobile station that operates by switching between two bands, the peripheral zone level detection of two bands can be performed without increasing current consumption. The object is to provide a possible mobile station.
[0017]
It is another object of the present invention to provide a mobile station that can perform peripheral zone level detection for a plurality of peripheral zones without increasing current consumption even in a mobile station that operates in only one band. .
[0018]
[Means for Solving the Problems]
The mobile station of the present invention communicates with a radio base station based on a time division multiplexing method, and according to the level value of the radio wave transmitted from a radio base station around the radio base station performing the communication, A mobile station that switches a radio base station that is performing communication, and a switching unit that switches a plurality of bands during an empty slot section in a time-division multiplexed frame, and a level value of the radio wave for each of the plurality of bands Detection means for detecting, reading means for reading the detected level value of the radio wave at predetermined intervals, and holding means for holding the level value of the radio wave until the reading means reads. And
[0019]
According to the present invention, the level value of the radio wave detected by the detecting unit is held until the reading unit reads it. Therefore, the detection means can finish the detection of the level value of the radio wave in a time shorter than the reading interval of the reading means. As a result, it is possible to detect the level value of the radio wave transmitted from the surrounding radio base station in a plurality of bands without shortening the reading interval of the reading means.
[0020]
The antenna includes a plurality of antennas for transmitting and receiving radio waves, and the switching means selects the antenna having the strongest received radio wave level value among the plurality of antennas when switching the plurality of bands. .
[0021]
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the level value of the electromagnetic wave transmitted from a surrounding radio base station can be detected using the antenna with the strongest level value of the received radio wave in the switched band. Therefore, radio wave level values can be accurately detected in different bands.
[0022]
The mobile station of the present invention communicates with a radio base station based on a time division multiplexing method, and according to the level value of the radio wave transmitted from a radio base station around the radio base station performing the communication, A mobile station that switches radio base stations that perform communication, and switches the radio base station that performs communication to a plurality of neighboring radio base stations during an empty slot section in a time-division multiplexed frame Means, detecting means for detecting level values of radio waves transmitted from the plurality of neighboring radio base stations, reading means for reading the detected level values of the radio waves at predetermined intervals, and the reading means And holding means for holding the level value of the radio wave until it is read.
[0023]
According to the present invention, the level value of the radio wave detected by the detecting unit is held until the reading unit reads it. Therefore, the detection means can finish the detection of the level value of the radio wave in a time shorter than the reading interval of the reading means. As a result, it is possible to detect the level values of radio waves transmitted from a plurality of neighboring radio base stations in the same frame without shortening the reading interval of the reading means.
[0024]
Further, the holding means holds a plurality of different level values of the radio waves.
[0025]
According to the present invention, since a plurality of different radio wave level values are held in the holding means, it is possible to read a plurality of radio wave level values for one neighboring radio base station.
[0026]
The level values of the plurality of radio waves are radio wave level values at different times, and the reading unit reads the radio wave level values at the different times on average.
[0027]
According to the present invention, the reading means averages the radio wave level values at different times, so that the radio wave level values corresponding to the time fluctuation can be read.
[0028]
Further, the reading means reads the average level value of the radio wave at a predetermined time among a plurality of frames.
[0029]
According to the present invention, since the radio wave level value at a predetermined time is averaged and read among a plurality of frames, the radio wave level value corresponding to a wide time variation can be read.
[0030]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
In the following, a mobile phone will be described as an example of a mobile station used for mobile communication using a time-division multiplexing method in which a service area is composed of radio zones centered on a plurality of radio base stations.
(First embodiment)
FIG. 1 is an internal configuration diagram of the mobile phone 100 according to the first embodiment.
The mobile phone 100 operates by switching between two bands (hereinafter referred to as “self band” and “other band”). As shown in FIG. 1, a mobile phone 100 includes an antenna 101 and 102, a transmission unit 103 and 116, a reception unit 104 and 117, a reception level detection unit 105 corresponding to the detection unit of the claims, and a claim. A control unit 106 corresponding to the switching means, and high-frequency transmission change-over switches 109, 110, 112, and 113. The control unit 106 includes an A / D conversion unit 107 and a buffer 118 corresponding to the holding means of the claims. And a CPU 108 corresponding to the reading means of the claims.
[0031]
The high-frequency transmission selector switch 109 switches the switch to the terminal a when the control signal S1 from the control unit 106 is at a low level (L) and to the terminal b when the control signal S1 is at a high level (H). The high frequency transmission changeover switch 110 switches the switch to the terminal d when the control signal S2 from the control unit 106 is at the low level (L), and to the terminal c when the control signal S2 is at the high level (H). The high-frequency transmission selector switch 112 switches the switch to the terminal f when the control signal S4 from the control unit 106 is at a low level (L) and to the terminal e when the control signal S4 is at a high level (H). The high-frequency transmission selector switch 113 switches the switch to the terminal h when the control signal S4 from the control unit 106 is at a low level (L) and to the terminal g when the control signal S4 is at a high level (H).
[0032]
The transmission unit 103 and the reception unit 104 and the transmission unit 116 and the reception unit 117 operate in different bands, and the switching of the bands is performed by switching the high frequency transmission changeover switch 110. It is assumed that the transmission unit 103 and the reception unit 104 operate in another band, and the transmission unit 116 and the reception unit 117 operate in its own band.
[0033]
The transmission units 103 and 116 perform data transmission processing. The receiving units 104 and 117 input radio waves received by the antenna 101 or 102 to the reception level detecting unit 105. The reception level detection unit 105 detects the reception level of the radio wave input from the reception unit 104 or 117, converts the detected reception level into an analog voltage, outputs the analog voltage, and inputs the analog voltage to the A / D conversion unit 107. The analog voltage output at this time is S3.
[0034]
The A / D conversion unit 107 converts the analog voltage input from the reception level detection unit 105 into digital data. The buffer 118 holds time until the CPU 108 reads the digital data output from the A / D conversion unit 107. The CPU 108 reads the digital data held in the buffer 118 every 2 ms.
[0035]
In order for the mobile station 100 to perform burst reception, the control unit 106 switches and controls the high frequency transmission changeover switches 112 and 113 to switch between the transmission unit 103 and the reception unit 104 or the transmission unit 116 and the reception unit 117.
[0036]
In addition, the control unit 106 switches the high frequency transmission changeover switch 109 according to the control signal S1, determines the reception level of the radio wave received via the antenna 101 and the antenna 102 from the digital data read from the buffer 118, and determines whether the antenna 101 or the antenna Branch selection for selecting the higher reception level of the radio wave among 102 is performed at the head of the reception slot.
[0037]
Further, the control unit 106 performs switching control of the high-frequency transmission selector switch 110 with the control signal S2 in order to switch between the two bands.
[0038]
In addition, when entering the idle period, the control unit 106 switches from the carrier frequency of the base station that is talking to the carrier frequency of the base station in the peripheral zone of the own band, and detects the peripheral zone level of the own band. Further, during the idle period, the carrier frequency of the base station in the peripheral zone of the own band is switched from the carrier frequency of the base station in the peripheral zone of the other band, and the peripheral zone level of the other band is detected.
[0039]
Here, in the mobile phone 100, the radio wave propagation state is not correlated with each other because the band during the call (own band) and the other band (other band) are different. For this reason, for example, if the antenna used when detecting the surrounding zone level of the own band is directly used for detecting the surrounding zone level of the other band, the antenna is not necessarily an antenna having a high reception level. Therefore, there arises a problem that the peripheral zone level detection of other bands cannot be performed accurately.
[0040]
Therefore, in this embodiment, when shifting from the detection of the peripheral zone level of the own band to the detection of the peripheral zone level of the other band, the control unit 106 performs branch selection again and selects an antenna having a high reception level in the other band. It is set as the structure which performs control. The time required for this branch selection is 1 ms.
[0041]
The time required for detecting the peripheral zone level of the two bands is 2.46 ms, which is a value obtained by subtracting the transmission slot transition time 2.2 ms and the branch selection time 1 ms from the idle interval 5.66 ms. Therefore, although the time allocated per band is 1.23 ms, in this embodiment, a fluctuation in the reception level due to temperature or the like is anticipated, and a margin is added to this value. As a result, the time allocated to the detection of the peripheral zone level of the own band is 1.55 ms, and the time allocated to the detection of the peripheral zone level of the other band is 2.05 ms.
[0042]
Hereinafter, the operation of the mobile phone 100 according to the first embodiment will be described.
FIG. 2 is a timing chart when the mobile phone 100 according to the first embodiment detects the peripheral zone levels of the two bands.
First, the control unit 106 performs branch selection at the head of the reception slot, and selects the antenna 101 or 102 having the higher reception level. Here, a case where the antenna 102 is selected is illustrated. Further, the control signal S2 is set to L to switch to the own band, and the control signal S4 is set to L to connect the antenna 102 and the receiving unit 117.
[0043]
When shifting to the reception slot, the radio wave received by the antenna 102 is input to the reception level detection unit 105 via the reception unit 117, where the reception level of the radio wave is detected. Then, the detected reception level is converted into an analog voltage and input to the A / D conversion unit 107. The analog voltage signal at this time is S3. The radio wave reception level in the reception slot section converted into digital data by the A / D converter 107 is held in the buffer 118 until it is read by the CPU 108 (X section in FIG. 2).
[0044]
When shifting to the idle period, the control unit 106 switches from the carrier frequency of the base station that is in a call to the carrier frequency of the base station in the peripheral zone of the own band, and detects the peripheral zone level of the own band. The radio wave transmitted from the base station in the surrounding zone of the own band received by the antenna 102 is input to the reception level detecting unit 105 via the receiving unit 117, where the surrounding zone level of the own band is detected. The detected peripheral zone level of the own band is converted into an analog voltage and input to the A / D converter 107. The peripheral zone level of the own band converted into digital data by the A / D converter 107 is held in the buffer 118 until the read timing (a) of the CPU 108 after the operation of detecting the peripheral zone level of the own band is completed (FIG. 2). Y section). Therefore, the CPU 118 can read the peripheral zone level of its own band at the timing shown in FIG.
[0045]
On the other hand, when the detection of the peripheral zone level of the own band is completed, the control unit 106 sets the control signal S2 to H to switch to another band, performs branch selection again, and selects an antenna having a high reception level in the other band. Here, the case where the antenna 101 is selected is illustrated. As a result, the antenna 101 and the receiving unit 104 are connected.
[0046]
After that, the control unit 106 switches from the carrier frequency of the base station that is talking to the carrier frequency of the base station in the peripheral zone of the other band, and detects the peripheral zone level of the other band. The radio wave transmitted from the base station in the peripheral zone in the other band received by the antenna 102 is input to the reception level detection unit 105 via the receiving unit 104, where the peripheral zone level in the other band is detected. The detected peripheral zone level of the other band is converted into an analog voltage and input to the A / D conversion unit 107. The peripheral zone level of the other band converted into digital data by the A / D conversion unit 107 is held in the buffer 118 until the read timing (b) of the CPU 108 after the peripheral zone level detection operation of the other band is completed (FIG. 2). Z section). Therefore, the CPU 108 can read the peripheral zone level of the other band at the timing shown in FIG.
[0047]
The digital data read by the CPU 108 is compared with the digital data of the reception level of the radio wave transmitted from the base station that is talking, and the mobile station 100 is controlled to connect to the base station with a higher reception level. After that, in the mobile station 100, the idle period ends, and after a transition time from the carrier frequency of the peripheral zone of the other band to the transmission slot, the mobile station 100 moves to the transmission slot and performs a transmission operation. Thereafter, these operations are repeated.
[0048]
As described above, according to the present embodiment, the buffer 118 is provided in the control unit 106, and the peripheral zone levels of the own band and other bands are held in the buffer 118 until the read timing of the CPU 108 comes. The time allocated to the detection of the peripheral zone level of the own band is 1.55 ms (of which 0.5 ms is the transition time to the peripheral zone carrier frequency and 0.8 ms is the reception level convergence time). Although reading is not in time, the CPU 108 can read the peripheral zone level of its own band by holding the peripheral zone level of its own band in the buffer 118 until the reading timing of the CPU 108 comes.
[0049]
Also, the time allocated to the detection of the peripheral zone level of the other band is 2.05 ms (of which 0.5 ms is the transition time to the peripheral zone carrier frequency, and 0.8 ms is the reception level convergence time). Although reading is not in time in 2 ms, the CPU 108 can read the peripheral zone level of the other band by holding the peripheral zone level of the other band in the buffer 118 until the reading timing of the CPU 108 comes.
[0050]
Therefore, according to the present embodiment, in the cellular phone 100 that operates by switching between two bands, the peripheral zone level detection of the own band and the other band and the reading operation of the peripheral zone level can be performed in parallel. The peripheral zone level detection in the two bands can be performed without shortening the reading timing of the CPU 108.
[0051]
Further, according to the present embodiment, branch selection is performed when shifting from the peripheral zone level detection operation of the own band to the peripheral zone level detection operation of another band. For this reason, when detecting the surrounding zone level of the other band, an antenna having a high reception level in the other band can be selected, and the surrounding zone level of the other band can be detected more accurately.
[0052]
(Second embodiment)
FIG. 3 is an internal configuration diagram of the mobile phone 300 according to the second embodiment. The configuration shown in the figure is a configuration in which three buffers 118 shown in FIG. 1 are provided. Therefore, the same components as those shown in FIG. Omitted.
As shown in the figure, three buffers 318, 319, and 320 are connected in parallel to the output of the A / D converter 107, and the digital data held in the three buffers is sent by the CPU 108 every 2 ms. Is read. In the present embodiment, the number of buffers is three. However, the number of buffers is not limited to this.
[0053]
The buffer 318 holds the peripheral zone levels of the own band and other bands at a certain time t1 until the CPU 108 reads them. The buffer 319 holds the peripheral zone levels of the own band and the other band at a certain time t2 until the CPU 108 reads them. The buffer 320 holds the peripheral zone levels of the own band and other bands at a certain time t3 until the CPU 108 reads them. The CPU 108 reads the digital data held in each buffer at a time. That is, during one frame (reception slot + idle period + transmission slot), the CPU 108 can detect the peripheral zone levels at three times.
[0054]
The CPU 108 may read a value obtained by averaging the digital data held in each buffer. By taking an average of the peripheral zone levels from time t1 to time t3, it is possible to perform more accurate detection of the peripheral zone level corresponding to the temporal fluctuation of the peripheral zone level due to the movement of the mobile phone 300.
[0055]
Further, for example, the CPU 108 may hold the peripheral zone level at the time t1 in the buffer 318 for each frame, and read the average value of the peripheral zone levels at the time t1 in each frame. By taking an average of the peripheral zone levels at time t1 in a plurality of frames, it is possible to detect the peripheral zone level corresponding to the fluctuation of the peripheral zone level over a wide time interval due to the movement of the mobile phone 300.
[0056]
Hereinafter, the operation of the mobile phone 300 according to the second embodiment will be described.
FIG. 4 is a timing chart when the mobile phone 300 according to the second embodiment detects the peripheral zone levels of the two bands. The operation shown in FIG. 4 is the same as the operation described with reference to FIG. 2 except that the peripheral zone levels at three times are held in the buffer. Therefore, only different operations will be described below.
[0057]
When the control unit 106 detects the surrounding zone level of its own band, as shown in the buffer waveform of FIG. 4, the surrounding zone level of its own band at time t1 is stored in the buffer 318, and the surrounding zone level of its own band at time t2 is displayed. The buffer 319 holds the peripheral zone level of its own band at time t3 in the buffer 320. The surrounding zone level of the own band held in each of these buffers is held until the reading timing (a) of the CPU 108 after the operation of detecting the surrounding zone level of the own band (Y section in FIG. 4). The CPU 108 reads the value of each buffer at the timing (a).
[0058]
On the other hand, when the control unit 106 detects the peripheral zone level of the other band, as shown in the buffer waveform of FIG. 4, the peripheral zone level of the other band at time t1 is stored in the buffer 318 and the peripheral zone of the other band at time t2. The level is held in the buffer 319, and the peripheral zone level of the other band at the time t3 is held in the buffer 320. The peripheral zone levels of the other bands held in these buffers are held until the read timing (b) of the CPU 108 after the operation of detecting the peripheral zone levels of the other bands is completed (Z section in FIG. 4). The CPU 108 reads the value of each buffer at the timing (b).
[0059]
As described above, according to the present embodiment, by providing three buffers in the control unit 106, it is possible to hold the peripheral zone levels of the own band and other bands at three times, and one frame. During this period, the peripheral zone level detection can be performed three times.
[0060]
(Third embodiment)
FIG. 5 is an internal configuration diagram of the mobile phone 500 according to the third embodiment.
Unlike the mobile phone 100 and the mobile phone 300, the mobile phone 500 operates in only one band. In the present embodiment, an example will be described in which peripheral zone level detection is performed for two peripheral zones in one frame in the mobile phone 500 that operates only in one band.
[0061]
As shown in FIG. 5, the mobile phone 500 includes antennas 501 and 502, a transmission unit 503, a reception unit 504, a reception level detection unit 505, a control unit 506, a high-frequency transmission switch 509, and a high-frequency switch 510. The control unit 506 includes an A / D conversion unit 507, a buffer 518, and a CPU 508.
[0062]
The high-frequency transmission selector switch 509 switches the switch to the terminal a when the control signal S1 from the control unit 506 is at a low level (L) and to the terminal b when the control signal S1 is at a high level (H). The high frequency transmission changeover switch 510 switches the switch to the terminal d when the control signal S2 from the control unit 506 is at the low level (L), and to the terminal c when the control signal S2 is at the high level (H).
[0063]
The transmission unit 503 performs data transmission processing. The reception unit 504 inputs the radio wave received by the antenna 501 or 502 to the reception level detection unit 505. The reception level detection unit 505 detects the reception level of the radio wave input from the reception unit 504, converts the received reception level into an analog voltage, outputs the analog voltage, and inputs the analog voltage to the A / D conversion unit 507. The analog voltage output at this time is S3.
[0064]
The A / D conversion unit 507 converts the analog voltage input from the reception level detection unit 505 into digital data. The buffer 518 holds the digital data output from the A / D conversion unit 507 until the CPU 508 reads it. The CPU 508 reads the digital data held in the buffer 518 every 2 ms.
[0065]
The control unit 506 controls the high-frequency transmission changeover switch 510 to switch between the transmission unit 503 and the reception unit 504 so that the mobile phone 500 performs burst reception.
[0066]
Further, the control unit 506 switches the high frequency transmission changeover switch 509 according to the control signal S1, determines the reception level of the radio wave received via the antenna 501 and the antenna 502 based on the digital data read from the buffer 518, and determines whether the antenna 501 or the antenna Branch selection for selecting the higher reception level of the radio wave among 502 is performed at the head of the reception slot.
[0067]
In addition, when entering the idle period, the control unit 506 switches from the carrier frequency of the base station in communication to the carrier frequency of the first base station, and performs first peripheral zone level detection. Further, during the idle period, the carrier frequency of the first base station is switched to the carrier frequency of the second base station, and second peripheral zone level detection is performed.
[0068]
Hereinafter, the operation of the mobile phone 500 according to the third embodiment will be described.
FIG. 6 is a timing chart when the mobile phone 500 according to the first embodiment performs the peripheral zone level detection for two peripheral zones during one frame.
First, the control unit 506 performs branch selection at the head of the reception slot, and selects the antenna 501 or 502 having the higher reception level. Here, a case where the antenna 502 is selected is illustrated. Further, the control unit 506 sets the control signal S2 to L and connects the antenna 502 and the receiving unit 504.
[0069]
When shifting to the reception slot, the radio wave received by the antenna 502 is input to the reception level detection unit 505 via the reception unit 504, where the reception level of the radio wave is detected. The detected reception level is converted into an analog voltage and input to the A / D conversion unit 507. The analog voltage signal at this time is S3. The reception level of the reception slot section converted into digital data by the A / D conversion unit 507 is held in the buffer 518 until it is read by the CPU 508 (X section in FIG. 6).
[0070]
When transitioning to the idle period, the control unit 506 switches from the carrier frequency of the base station in communication to the carrier frequency of the first base station, and performs first peripheral zone level detection. The radio wave transmitted from the first base station received by the antenna 502 is input to the reception level detection unit 505 via the reception unit 504, where the first peripheral zone level is detected. The detected first peripheral zone level is converted into an analog voltage and input to the A / D converter 507. The first peripheral zone level converted into digital data by the A / D conversion unit 507 is held in the buffer 518 until the read timing (a) of the CPU 508 after the first peripheral zone level detection operation is finished (FIG. 6). Y section). Therefore, the CPU 518 can read the first peripheral zone level at the timing shown in FIG.
[0071]
On the other hand, when the first peripheral zone level detection ends, the control unit 506 switches from the carrier frequency of the first base station to the carrier frequency of the second base station, and performs the second peripheral zone level detection. The radio wave transmitted from the second base station received by the antenna 502 is input to the reception level detection unit 505 via the reception unit 504, where the second peripheral zone level is detected. The detected second peripheral zone level is converted into an analog voltage and input to the A / D converter 107. The second peripheral zone level converted into digital data by the A / D conversion unit 507 is held in the buffer 518 until the read timing (b) of the CPU 508 after the second peripheral zone level detection operation ends (in FIG. 6). Z section). Therefore, the CPU 508 can read the second peripheral zone level at the timing shown in FIG.
[0072]
The digital data read by the CPU 508 is compared with the digital data of the reception level of the radio wave transmitted from the base station that is talking, and the mobile station 500 is controlled to connect to the base station with a higher reception level. Thereafter, in the mobile station 500, the idle period ends, and after a transition time from the carrier frequency of the second base station to the transmission slot, the mobile station 500 moves to the transmission slot and performs a transmission operation. Thereafter, these operations are repeated.
[0073]
As described above, according to the present embodiment, the buffer 518 is provided in the control unit 506, and the first and second peripheral zone levels are held in the buffer 518 until the reading timing of the CPU 508 comes. The time allocated to the detection of the first and second peripheral zone levels is 1.55 ms (of which 0.5 ms is the transition time to the peripheral zone carrier frequency and 0.8 ms is the reception level convergence time). Although the reading is not in time at the timing of 2 ms, the CPU 508 holds the first and second peripheral zone levels in the buffer 518 until the reading timing of the CPU 508 comes. Can be read.
[0074]
Therefore, according to the present embodiment, in the mobile phone 500 that operates only in one band, the peripheral zone level detection operation in the two peripheral zones and the reading operation of the peripheral zone level can be performed in parallel. The peripheral zone level detection can be performed for two peripheral zones during one frame without shortening the read timing of.
[0075]
(Fourth embodiment)
FIG. 7 is an internal configuration diagram of the mobile phone 700 according to the fourth embodiment. Since the configuration shown in FIG. 5 is a configuration in which three buffers 518 shown in FIG. 5 are provided, the same components as those shown in FIG. Omitted.
As shown in the drawing, three buffers 718, 719, and 720 are connected in parallel to the output of the A / D conversion unit 507, and the digital data held in the three buffers is every 2 ms by the CPU 508. Is read. In the present embodiment, the number of buffers is three. However, the number of buffers is not limited to this.
[0076]
The buffer 718 holds the first and second peripheral zone levels at a certain time t1 until the CPU 508 reads them. The buffer 719 holds the first and second peripheral zone levels at a certain time t2 until the CPU 508 reads them. The buffer 720 holds the first and second peripheral zone levels at a certain time t3 until the CPU 508 reads them. Note that the CPU 508 reads digital data held in each buffer at a time. That is, during one frame, the CPU 508 can detect the first and second peripheral zone levels for three times.
[0077]
The CPU 508 may read a value obtained by averaging digital data held in each buffer. By taking an average of the first and second peripheral zone levels from time t1 to time t3, more accurate detection of the peripheral zone level corresponding to the time variation of the peripheral zone level due to the movement of the mobile phone 700 is performed. It can be carried out.
[0078]
Further, for example, the CPU 508 holds the peripheral zone level at time t1 in the buffer 718 for each frame, and reads the average value of the first and second peripheral zone levels at time t1 in each frame. Also good. By taking the average of the first and second peripheral zone levels at time t1 in a plurality of frames, the first and second corresponding to fluctuations of the peripheral zone level over a wide time interval due to the movement of the mobile phone 700. Can be detected.
[0079]
Hereinafter, an operation of the mobile phone 700 according to the fourth embodiment will be described.
FIG. 8 is a timing chart when the mobile phone 700 according to the fourth embodiment detects the first and second peripheral zone levels. The operation shown in FIG. 8 is the same as the operation described in FIG. 6 except that the first and second peripheral zone levels at three times are held in the respective buffers. Only that will be described.
[0080]
When the controller 506 detects the first peripheral zone level, the first peripheral zone level at time t1 is stored in the buffer 718 and the first peripheral zone level at time t2 is detected as shown in the buffer waveform of FIG. The buffer 719 holds the first peripheral zone level at time t3 in the buffer 720. The first peripheral zone level held in each of these buffers is held until the read timing (a) of the CPU 508 after the end of the first peripheral zone level detection operation (Y section in FIG. 8). The CPU 508 reads the value of each buffer at the timing (a).
[0081]
On the other hand, when the control unit 506 detects the second peripheral zone level, the second peripheral zone level at time t1 is stored in the buffer 718 and the second peripheral zone at time t2 as shown in the buffer waveform of FIG. The level is held in the buffer 719, and the second peripheral zone level at the time t3 is held in the buffer 720. The second peripheral zone level held in each of these buffers is held until the read timing (b) of the CPU 508 after the end of the second peripheral zone level detection operation (Z section in FIG. 8). The CPU 508 reads the value of each buffer at the timing (b).
[0082]
As described above, according to the present embodiment, by providing three buffers in the control unit 506, the first and second peripheral zone levels can be held for three times, and one frame is stored. In the meantime, the first and second peripheral zone level detections can be performed three times.
[0083]
【The invention's effect】
According to the present invention, the strength of the radio wave detected by the detection unit is held until the reading unit reads. Therefore, the detection means can finish the detection of the strength of the radio wave in a time shorter than the reading interval of the reading means. As a result, it is possible to detect the strength of the radio wave transmitted from the surrounding radio base station in each band without shortening the reading interval of the reading means.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an internal configuration diagram of a mobile phone 100 according to a first embodiment.
FIG. 2 is a timing chart when the cellular phone 100 according to the first embodiment detects the peripheral zone levels of two bands.
FIG. 3 is an internal configuration diagram of a mobile phone 300 according to a second embodiment.
FIG. 4 is a timing chart when the mobile phone 300 according to the second embodiment detects the peripheral zone levels of two bands.
FIG. 5 is an internal configuration diagram of a mobile phone 500 according to a third embodiment.
FIG. 6 is a timing chart when the mobile phone 500 according to the first embodiment performs peripheral zone level detection twice during one slot.
FIG. 7 is an internal configuration diagram of a mobile phone 700 according to a fourth embodiment.
FIG. 8 is a timing chart when the mobile phone 700 according to the fourth embodiment performs first and second peripheral zone level detection.
FIG. 9 is an internal configuration diagram of a mobile station 900 in a conventional digital automobile telephone system (RCR STD-27H of a radio wave system development center).
FIG. 10 is a timing chart for explaining the flow of operation of a mobile station 900 in a conventional digital car telephone system (RCR STD-27H of a radio wave system development center).
[Explanation of symbols]
100, 300, 500, 700, 900 mobile phone
101, 102, 501, 502, 901, 902 Antenna
103, 116, 503, 903 transmitter
104, 117, 504, 904 receiver
105, 505, 905 Reception level detector
106,506,906 Control unit
107,507,907 A / D converter
108,508,908 CPU
109,110,112,113,509,510,909,910 High frequency transmission changeover switch
118, 318, 319, 320, 518, 718, 719, 720 buffer

Claims

A radio base station that performs communication with a radio base station based on a time division multiplexing method and performs the communication according to a level value of a radio wave transmitted from a radio base station around the radio base station that performs the communication A mobile station that switches stations,
Switching means for switching a plurality of bands during an empty slot section in a time-division multiplexed frame;
Detecting means for detecting the level value of the radio wave for each of the plurality of bands; and reading means for reading the detected level value of the radio wave at predetermined intervals;
A mobile station comprising: holding means for holding a level value of the radio wave until the reading means reads.

It has multiple antennas to send and receive radio waves,
2. The mobile station according to claim 1, wherein when the plurality of bands are switched, the switching unit selects one of the plurality of antennas having the strongest received radio wave level value.

A radio base station that performs communication with a radio base station based on a time division multiplexing method and performs the communication according to a level value of a radio wave transmitted from a radio base station around the radio base station that performs the communication A mobile station that switches stations,
Switching means for switching the radio base station performing the communication to a plurality of peripheral radio base stations during an empty slot section in a time-division multiplexed frame;
Detecting means for respectively detecting level values of radio waves transmitted from the plurality of surrounding radio base stations;
Reading means for reading the detected radio wave level value at predetermined intervals;
A mobile station comprising: holding means for holding a level value of the radio wave until the reading means reads.

4. The mobile station according to claim 1, wherein the holding means holds a plurality of different level values of the radio waves.

5. The level values of the plurality of radio waves are radio wave level values at different times, respectively, and the reading unit reads the radio wave level values at the different times on average. Mobile station.

6. The mobile station according to claim 5, wherein the reading means reads the level value of the radio wave at a predetermined time on average between a plurality of frames.