JP3860468B2 - Gas stove burner - Google Patents

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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バーナ本体と、それに載置させた載置状態に組み付けられるバーナキャップとが設けられ、
前記バーナ本体と前記バーナキャップとの間に、外方に向けて炎を形成する炎口が周方向に沿って形成されたガスコンロ用バーナに関する。
【０００２】
【従来の技術】
かかるガスコンロ用バーナは、図２３に示すように、炎口Ｈからガス燃料と一次空気との混合ガスを噴出し、バーナ本体Ｂｍの外周部に沿って上方に二次空気（図２３において破線矢印にて示す）を通流させて、炎口Ｈから噴出される混合ガスの燃焼域に燃焼用の二次空気を供給する状態で、炎口Ｈから噴出される混合ガスを燃焼させるものである（例えば、特開２００１−２４８８０９号公報参照）。尚、図２３において、２８は、バーナ本体ＢｍにおけるバーナキャップＢｃとの間に炎口Ｈを形成する炎口形成部である。
そして、例示はしないが、従来技術に関する上記公報の図８及び図９に示されるように、炎口形成部２８を、バーナキャップＢｃの下縁部よりも外方に張り出し且つ炎口Ｈの下縁と同高さに位置する張り出し部を略全周にわたって同一の小さい張り出し量（バーナキャップＢｃの下縁部よりも外方に突出する寸法）にて備えるように構成し、炎口Ｈにて形成される炎Ｆがバーナ本体Ｂｍの外周部に沿って上方に流れる二次空気により煽られるのを、張り出し部２９により抑制することが考えられる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、かかるコンロ用バーナでは、燃焼量を調整自在に構成するが、上記公報の図８及び図９にて示される如く、従来のように、単純に、炎口の下縁と同高さで略全周にわたって同一の小さい張り出し量にて張り出す張り出し部を設けただけでは、燃焼量を小さくした直後に、バーナ本体の外周部に沿って上方に流れる二次空気が燃焼量の大きい状態に対応して多量に流れている状態で炎が小さくなると、小さい炎が二次空気により煽られ易くなるという問題があった。炎が煽られると、炎が吹き消されたり火移りしなくなったりして、燃焼が不安定になる。
ちなみに、炎口を、バーナキャップの外周部下部とバーナ本体との間に全周又は略全周にわたって隙間状に形成された保炎口を備えて構成して、燃焼量を小さくした直後に小さな炎が煽られて燃焼が不安定になるのを、保炎口にて形成される保炎の保炎作用により抑制するようにすることが行われるが、燃焼量を小さくした直後に、保炎自体も煽られて、燃焼が不安定になり易く、改善の余地があった。
そこで、燃焼量を小さくした直後に炎が二次空気により煽られるのを抑制するために、炎口の下縁と同高さで略全周にわたって同一の張り出し量にて張り出す張り出し部の張り出し量を、十分に大きくすることが考えられるが、単純に張り出し量を大きくすると、下記の如き問題が発生する。
即ち、張り出し部の張り出し量が大きいと、二次空気の供給が妨げられ易いので、燃焼量を大きくして炎が大きくなった場合に、二次空気が不足し易くなって燃焼が不安定になり易いという問題が生じる。又、炎が大きくなると、炎が張り出し部にへばりつき易くなって、炎が張り出し部にはうように横向きに形成され易くなり、加熱効率が悪くなるという問題も生じる。特に、小さい加熱調理用容器の場合は、炎が横向きに形成されると、加熱調理用容器の底に対する炎の接触面積が狭くなり易く、加熱効率が悪化し易い。
又、かかるガスコンロ用バーナにおいては、五徳の過熱を抑制する等のために、炎口を、主炎口部分と、その主炎口部分よりも小さな炎を形成する補助炎口部分とを備えて構成して、補助炎口部分を五徳の爪部分に対応させて配置する場合がある。
このような場合、略全周にわたって同一の張り出し量にて張り出す張り出し部の張り出し量が大きいと、燃焼量を大きくして、主炎口部分にて形成される炎が大きくなった場合に、二次空気が不足し易くなり、燃焼が不安定になり易いという問題が生じる。又、主炎口部分にて形成される炎が張り出し部にへばりつき易くなって、炎が張り出し部にはうように横向きに形成され易くなり、加熱効率が悪くなるという問題も生じる。
【０００４】
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、大燃焼量から小燃焼量に切り換えるときの燃焼状態を安定に維持できながら、大燃焼量時には二次空気を適切に供給でき、更には、加熱効率の向上を図ることが可能なガスコンロ用バーナを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
〔請求項１記載の発明〕
請求項１に記載の特徴構成は、前記炎口が、前記バーナキャップの外周部下部と前記バーナ本体との間に隙間状に形成された保炎口を備えて構成され、
前記バーナ本体における前記バーナキャップとの間に前記炎口を形成する炎口形成部が、前記バーナキャップよりも外方に張り出し且つ前記炎口よりも下方側に間隔を隔てて位置する張り出し部を備えるように構成されていることにある。
請求項１に記載の特徴構成によれば、炎口が、バーナキャップの外周部下部とバーナ本体との間に隙間状に形成された保炎口を備えて構成されていることから、保炎口にて形成される保炎の保炎作用により、炎口にて安定燃焼させることができる。
そして、燃焼量を小さくした直後に二次空気が多量に流れている状態で炎が小さくなっても、小さい炎が煽られるのを張り出し部にて抑制することができ、且つ、保炎口にて形成される保炎が二次空気にて煽られるのも張り出し部にて抑制することができて、燃焼状態を安定に維持できながら、その張り出し部が炎口よりも下方側に位置していることから、燃焼量が大きくなって炎が大きくなった場合でも、二次空気が不足することなく適切に供給され、又、炎が張り出し部から離間し易くなって張り出し部にへばりつくのが抑制されるので、炎が横向きになるのが抑制されて上向きに形成され易くなる。
つまり、燃焼量を小さくした直後に炎が小さくなったときに、その小さい炎が二次空気により煽られるのを抑制し、且つ、保炎が二次空気により煽られるのを抑制するために、張り出し部の張り出し量を十分に大きくして、大燃焼量から小燃焼量に切り換えるときの燃焼状態を安定に維持できるようにしながらも、張り出し部が炎口よりも下方側に位置していて、炎と張り出し部との間に隙間が形成され易いので、燃焼量を大きくして炎が大きくなった場合でも、二次空気が不足することなく適切に供給され、又、炎は、張り出し部にへばりつくのが抑制されて、加熱効率を向上し得るように上向きに形成される。
従って、大燃焼量から小燃焼量に切り換えるときの燃焼状態を安定に維持できながら、大燃焼量時には二次空気を適切に供給でき、更には、加熱効率の向上を図ることが可能なガスコンロ用バーナを提供することができるようになった。
【０００６】
〔請求項２記載の発明〕
請求項２に記載の特徴構成は、前記炎口が、主炎口部分と、その主炎口部分よりも小さな炎を形成する補助炎口部分とを備えて構成され、
前記バーナ本体における前記バーナキャップとの間に前記炎口を形成する炎口形成部が、前記バーナキャップよりも外方に張り出す張り出し部を備えるように設けられ、
前記張り出し部のうち、前記補助炎口部分に対応する張り出し部が、前記主炎口部分に対応する張り出し部よりも外方側に突出するように構成されていることにある。
請求項２に記載の特徴構成によれば、補助炎口部分にて形成される炎は、燃焼量を小さくした直後に二次空気が多量に流れている状態で小さくなっても、補助炎口部分に対応する張り出し部の張り出し量が大きいことから、バーナ本体の外周部に沿って上方に流れる二次空気により煽られるのが抑制されて、燃焼状態を安定に維持でき、主炎口部分にて形成される炎は、燃焼量が大きくなって炎が大きくなった場合でも、主炎口部分に対応する張り出し部の張り出し量が小さいことから、二次空気が不足することなく適切に供給され、又、炎が張り出し部にへばりつくのが抑制されて、炎が横向きになるのが抑制され、加熱効率を向上し得るように上向きに形成される。
つまり、補助炎口部分にて形成される炎が燃焼量を小さくした直後に小さくなっても、その炎が二次空気にて煽られるのを十分に抑制できるように、その補助炎口部分に対応する張り出し部の張り出し量は十分に大きくし、燃焼量が大きくなって、主炎口部分にて形成される炎が大きくなっても、二次空気が不足することなく適切に供給され、且つ、張り出し部にへばりつくのを十分に抑制できるように、主炎口部分に対応する張り出し部の張り出し量を小さくすることが可能となるのである。
ちなみに、主炎口部分にて形成される炎は、補助炎口部分にて形成される炎に比べて大きくて長いので、主炎口部分に対応する張り出し部の張り出し量が小さくても、二次空気にて煽られるのを抑制できる。又、補助炎口部分にて形成される炎は、主炎口部分にて形成される炎に比べて短いので、炎が張り出し部にへばりつき易くなって横向きに形成され易くなっても、加熱調理用容器の底に対する炎の接触面積が狭くなるのが抑制される。
従って、大燃焼量から小燃焼量に切り換えるときの燃焼状態を安定に維持できながら、大燃焼量時には二次空気を適切に供給でき、更には、加熱効率の向上を図ることが可能なガスコンロ用バーナを提供することができるようになった。
【０００７】
〔請求項３記載の発明〕
請求項３に記載の特徴構成は、前記炎口が、主炎口部分と、その主炎口部分よりも小さな炎を形成する補助炎口部分とを備えて構成され、
前記バーナ本体における前記バーナキャップとの間に前記炎口を形成する炎口形成部が、前記バーナキャップよりも外方に張り出し且つ前記炎口よりも下方側に位置する張り出し部を備えるように構成され、
前記張り出し部のうち、前記補助炎口部分に対応する張り出し部が、前記主炎口部分に対応する張り出し部よりも外方側に突出するように構成されていることにある。
請求項３に記載の特徴構成によれば、補助炎口部分に対応する張り出し部は、炎口よりも下方側に位置し、しかも、張り出し量が大きいことから、補助炎口部分にて形成される炎は、張り出し部にへばりつくのが抑制され、又、燃焼量を小さくした直後に二次空気が多量に流れている状態で小さくなっても、バーナ本体の外周部に沿って上方に流れる二次空気により煽られるのが抑制されるので、燃焼状態を安定に維持でき、主炎口部分に対応する張り出し部は、炎口よりも下方側に位置し、しかも、張り出し量が小さいことから、主炎口部分にて形成される炎については、燃焼量が大きくなって炎が大きくなった場合でも、二次空気が不足することなく適切に供給され、又、張り出し部から離間し易くなって張り出し部にへばりつくのが抑制されて、炎が加熱効率を向上し得るように上向きに形成され易くなる。
つまり、張り出し部は炎口よりも下方側に位置していて、炎のへばりつきを抑制することができることから、補助炎口部分に対応する張り出し部については、炎が張り出し部にへばりつくのを十分に抑制しながらも、燃焼量を小さくした直後に二次空気が多量に流れている状態で炎が小さくなっても、二次空気により炎が煽られるのを十分に抑制することができるように、張り出し量を大きくすることが可能となる。
又、主炎口部分にて形成される炎については、張り出し部が炎口よりも下方側に位置すること及び張り出し部の張り出し量が小さいことにより、二次空気の供給が妨げられるのを抑制すると共に、張り出し部にへばりつくのを抑制することができることから、主炎口部分に対応する張り出し部については、燃焼量が大きくなって炎が大きくなった場合でも、二次空気が不足すること無く適切に供給され、且つ、炎が張り出し部にへばりつくのが十分に抑制されるように、張り出し部の張り出し量を小さくしながらも、張り出し量を小さくする程度を、バーナ本体の外周部に沿って上方に流れる二次空気により炎が煽られることを十分に抑制できる範囲に止めることが可能となる。
要するに、補助炎口部分にて形成される炎については、燃焼量を小さくした直後に二次空気が多量に流れている状態で炎が小さくなっても、その炎が二次空気にて煽られるのを十分に抑制できるようにしながら、燃焼量が大きくなって炎が大きくなったときの張り出し部へのへばりつきをも十分に抑制することが可能となり、主炎口部分にて形成される炎については、燃焼量の大小にかかわらず、二次空気が不足することなく適切に供給され、且つ、張り出し部にへばりつくのを十分に抑制できるようにしながら、燃焼量を小さくした直後の二次空気による煽りをも十分に抑制することが可能となる。
従って、大燃焼量から小燃焼量に切り換えるときの燃焼状態を安定に維持できながら、大燃焼量時には二次空気を適切に供給でき、更には、加熱効率の向上を図ることが可能なガスコンロ用バーナを提供することができるようになった。
【０００８】
〔請求項４記載の発明〕
請求項４に記載の特徴構成は、前記補助炎口部分に対応する張り出し部に、前記周方向に沿い且つその周方向両端が開口した凹溝が設けられていることにある。
請求項４に記載の特徴構成によれば、加熱調理用容器から煮汁が吹き出して、補助炎口部分に対応する張り出し部に流下しても、流下した煮汁は、凹溝に沿って流れてその凹溝の両端の開口部から流下するので、煮汁により補助炎口部分が詰まるのを防止することができる。
つまり、補助炎口部分は、主炎口部分に比べて炎口の開口面積が狭いことから、加熱調理用容器から吹き出した煮汁が入り込んで詰まり易いのであるが、その補助炎口部分に対応する張り出し部に、周方向に沿い且つその周方向両端が開口した凹溝を設けることにより、張り出し部に流下した煮汁を凹溝を伝わせて張り出し部から流下させることができるので、煮汁により補助炎口部分が詰まるのを防止することができる。
従って、炎口のつまりを解除するためのメンテナンス作業に係る負担を軽減することができるようになった。
【０００９】
〔請求項５記載の発明〕
請求項５に記載の特徴構成は、前記炎口が、前記周方向に間隔を隔てて設けられた複数の主炎口、及び、それら複数の主炎口の下部に連通する状態で、前記バーナ本体と前記バーナキャップとの間の外周部に全周又は略全周にわたって隙間状に形成された保炎口を備えて構成され、
前記バーナ本体の前記炎口形成部における前記保炎口を形成する部分に、前記周方向に全周又は略全周にわたる状態で、凹溝が設けられ、
前記周方向に隣接する主炎口同士の間に、混合管からガス燃料が供給される保炎流路が、前記凹溝に連通する状態で設けられていることにある。
請求項５に記載の特徴構成によれば、混合管からガス燃料と一次空気との混合ガスが供給されると、混合ガスが主炎口から噴出すると共に、保炎流路に流入して保炎口から吐出し、主炎口により主炎が形成され、保炎口により保炎が形成される状態で燃焼する。
この場合、保炎流路を流れる混合ガスの一部が、主炎口間の保炎口から吐出して、主炎口間に保炎が形成され、並びに、主炎口を流れる混合ガスのエジェクター作用により、保炎流路を流れる混合ガスの一部が凹溝を通じて、主炎口の下方の保炎口にも流れてそこから吐出して、主炎口の下方にも保炎が形成されるので、保炎が略全周にわたって形成されこととなり、主炎口の下方に形成される保炎にて、主炎口から噴出する混合ガスが保炎される状態で燃焼するので、主炎のリフトが抑制されて、全体として安定燃焼する。
そして、上述のように、周方向に間隔を隔てて設けられた複数の主炎口の下方に沿って、略全周にわたって保炎が形成されるようにすることにより、主炎口にて形成される主炎を保炎にて保炎するようにして、安定燃焼させるように構成したガスコンロ用バーナにおいて、請求項１、２又は３のいずれか１項に記載の特徴構成のように、バーナ本体の炎口形成部に張り出し部を設けることにより、保炎が、燃焼量を小さくした直後に小さくなってもバーナ本体の外周部に沿って上方に流れる二次空気により煽られるのが抑制され、又、主炎は、二次空気が不足することなく供給され、又、横向きになるのが抑制されて上向きに形成され易くなるのである。
ちなみに、請求項２又は３に記載の特徴構成のように、炎口における周方向の一部を、主炎口部分よりも小さな炎を形成する補助炎口部分に構成する場合は、補助炎口部分は、主炎口を無くして保炎口のみにて構成するようにしたり、主炎口よりも開口面積の小さい補助炎口と保炎口にて構成したりする。
そして、このように補助炎口部分を構成する場合において、補助炎口部分を構成する保炎口にて形成される保炎ばかりではなく、主炎口部分を構成する保炎口にて形成される保炎についても、バーナ本体の外周部に沿って上方に流れる二次空気により煽られるのを抑制することができる。
従って、周方向に間隔を隔てて設けられた複数の主炎口の下方に沿って、略全周にわたって保炎が形成されるようにすることにより、主炎口にて形成される主炎を保炎にて保炎するようにして、安定燃焼性を促進させるようにしたガスコンロ用バーナにおいて、大燃焼量から小燃焼量に切り換えるときの保炎の煽りを抑制することができて、その保炎による保炎作用を一段と促進させることができるので、大燃焼量から小燃焼量に切り換えるときの燃焼状態を一段と安定に維持できるようになった。
【００１０】
【発明の実施の形態】
〔第１実施形態〕
以下、図面に基づいて、本発明の第１実施形態を説明する。
図１は、本発明のガスコンロ用バーナ（以下、単にバーナと称する場合がある）を設けたビルトインタイプのガスコンロを示し、このガスコンロは、３台のバ−ナＢとグリルＧを備える本体部Ｍと、その本体部Ｍの上面を覆うトッププレ−ト２１と、このトッププレ−ト２１に載置される五徳２２とを備えて構成してある。
本体部Ｍの奥側には、グリルＧにおける燃焼排ガスを排気する排気口（図示省略）を設け、本体部Ｍの前面部には、バ−ナＢやグリルＧの点火及び消火操作や火力調節を行う複数種の操作具Ｒや、グリルＧの開閉扉Ｄを設けてある。
【００１１】
３台のバーナＢとして、燃焼量が最も大きい高火力バーナＢ１と、その高火力バーナＢ１よりも燃焼量が少なく、鍋底の温度を検出する温度センサＴを備えた標準バーナＢ２と、燃焼量が最も小さい小バーナＢ３とを設けてあり、以下の説明において、３台のバーナＢを区別して説明する必要がある場合は、高火力バーナＢ１、標準バーナＢ２、小バーナＢ３とそれぞれ称して説明する。
【００１２】
図２及び図３に示すように、トッププレ−ト２１には、各バーナＢの設置位置に対応させて、円形の二次空気流路用凹部２１ａを形成すると共に、その凹部２１ａの略中央部に位置させて、バーナＢの上部を挿通させる円形のバ−ナ用貫通孔２１ｂを形成し、その凹部２１ａの外周部に、周方向に間隔を開けて複数の二次空気流入口２１ｃを形成し、並びに、グリルＧの前記排気口を挿通させる排気用貫通孔２１ｅ（図１参照）を開口してある。
トッププレート２１には、各二次空気流路用凹部２１ａに対応させて、リング状の汁受け皿２３を、その内周部をトッププレ−ト２１と間隔を開けて二次空気吐出口２４を形成する状態で、外周部をトッププレート２１上に載置支持させて設けて、トッププレート２１と汁受け皿２３との間に、外周側の複数の二次空気流入口２１ｃから流入させた二次空気を内周側の二次空気吐出口２４から吐出させてバーナＢに供給するように通流させる概ねドーナツ状の二次空気流路２５を形成してある。尚、図３において、二次空気の流れを破線矢印にて示す。
五徳２２は、鍋等を載置する６本の爪２２ａを備え、６本の爪２２ａとバーナＢとの周方向における相対位置関係が所定の設定位置関係になるように位置決めされた状態で、汁受け皿２３を介してトッププレート２１に載置するように構成してある。
【００１３】
３台のバーナＢは、それぞれ同様に、バーナ本体Ｂｍと、それに載置させた載置状態に組み付けられるバーナキャップＢｃとを備えて構成し、バーナ本体Ｂｍに備えさせる本体側嵌合部ＳｍとバーナキャップＢｃに備えさせるキャップ側嵌合部Ｓｃとを、バーナ本体Ｂｍに対してバーナキャップＢｃを載置状態に向けて接近移動させることにより嵌合して、バーナ本体Ｂｍに対するバーナキャップＢｃの水平方向での位置決めを行うように構成してある。
【００１４】
そして、図３、図４、図９ないし図１２、及び、図１４に示すように、バーナキャップＢｃをバーナ本体Ｂｍに対して載置状態に組み付けた状態で、バーナ本体ＢｍとバーナキャップＢｃとの間に、混合ガス分配室１が区画形成され、並びに、その混合ガス分配室１に連通して、外方に向けて炎を形成する炎口Ｈが周方向に沿って形成されるように構成してある。
【００１５】
周方向における五徳２２の爪２２ａに対応する６箇所のうち、後述する点火炎口２０に対応する１箇所を除いた５箇所は、補助炎口部分Ｈｓとし、周方向における五徳２２の爪２２ａに対応する６箇所を除いた部分は主炎口部分Ｈｍとして、補助炎口部分Ｈｓは主炎口部分Ｈｍよりも小さい炎を形成するように構成して、五徳２２の爪２２ａが過熱されるのを抑制するようにしてある。つまり、炎口Ｈは、主炎口部分Ｈｍと、その主炎口部分Ｈｍよりも小さい炎を形成する補助炎口部分Ｈｓにて構成してある。
【００１６】
そして、図３、図４、図６ないし図１２に示すように、高火力バーナＢ１及び標準バーナＢ２については、バーナキャップＢｃの上部に、煮汁を径方向外方に案内して排出する煮汁排出溝５ｅを形成してある。
煮汁排出溝５ｅは、上下方向視において、５箇所の補助炎口部分Ｈｓのうちの２箇所の補助炎口部分Ｈｓと重複するように形成してある。
【００１７】
高火力バーナＢ１及び標準バーナＢ２のバーナキャップＢｃには、主炎口部分Ｈｍに対応する部分に、側方に開く状態で周方向に間隔を隔てて複数の主炎口２を設け、上下方向視において煮汁排出溝５ｅと重複しない補助炎口部分Ｈｓに対応する部分に、補助炎口４を設け、更に、それら複数の主炎口２及び複数の補助炎口４の下部に連通し且つバーナキャップＢｃの側方に開く状態で、バーナ本体ＢｍとバーナキャップＢｃとの間の外周部に略全周にわたる隙間状の保炎口１９を設けてある。
そして、炎口Ｈは、上述したように、主炎口部分Ｈｍと補助炎口部分Ｈｓとから構成してあるが、主炎口部分Ｈｍは、主炎口２及び保炎口１９にて構成し、上下方向視において煮汁排出溝５ｅと重複する２箇所の補助炎口部分Ｈｓ（以下、煮汁排出用の補助炎口部分Ｈｓと称する場合がある）は、主炎口２及び補助炎口４を設けずに保炎口１９のみにて構成し、煮汁排出用以外の補助炎口部分Ｈｓは、補助炎口４及び保炎口１９にて構成してある。
【００１８】
又、図１３及び図１４に示すように、小バーナＢ３については、主炎口部分Ｈｍは、主炎口２と保炎口１９にて構成し、５箇所の補助炎口部分Ｈｓそれぞれを、補助炎口４を設けずに保炎口１９にて構成してある。
【００１９】
先ず、バーナキャップＢｃについて説明を加える。
図４、図６、図８ないし図１０に基づいて、標準バーナＢ２のバーナキャップＢｃについて説明する。
標準バーナＢ２のバーナキャップＢｃは、中央部に軸心が上下方向を向く円環状のキャップ本体５と、その円状の円環状のキャップ本体５の孔に連通する状態で軸心が上下方向を向いてキャップ本体５の下方に連なるキャップ側嵌合部用円筒状体６とを一体的に備えるように、アルミニウムを材料としてダイカストにて型成形して製作してある。そして、円環状のキャップ本体５の孔とキャップ側嵌合部用円筒状体６の筒孔とを連通させて、二次空気を通流させる二次空気孔５Ｂを構成してある。
又、キャップ側嵌合部用円筒状体６にて、キャップ側嵌合部Ｓｃを構成する。
【００２０】
キャップ側嵌合部用円筒状体６の先端は、その略半周部分を上下軸心方向に沿って後退させるように形成して、キャップ側嵌合部用円筒状体６の先端に凹凸部６Ａを形成してある。
【００２１】
キャップ本体５の上部５Ｃは、中央側ほど低くなるように凹んだ凹状、即ちすり鉢状に形成し、下部の外周側には、下方に突出する状態の円環状の厚肉部５Ａを設け、その厚肉部５Ａの下面は、外側ほど上方に位置する傾斜面に形成してある。
そして、キャップ本体５の厚肉部５Ａの下面において、主炎口部分Ｈｍに対応する部分に、主炎口形成用の多数の主炎口用縦溝５ａを周方向に間隔を隔てて斜め上方を向くように形成すると共に、主炎口用縦溝５ａ同士の間には保炎流路用凹部５ｂを形成し、更に、煮汁排出用以外の補助炎口部分Ｈｓに対応する部分に、補助炎口用縦溝５ｈを形成してある。ちなみに、図３に示すように、キャップ本体５の厚肉部５Ａの下面において、点火プラグ１４の設置箇所側方に対応する箇所には、点火炎口２０を形成するための点火炎口用溝５ｄを形成してある。
【００２２】
主炎口用縦溝５ａは、厚肉部５Ａの外周側及び内周側の両方で開口するように斜め上向きに形成し、補助炎口用縦溝５ｈは、厚肉部５Ａの外周側及び内周側の両方で開口し、且つ、主炎口用縦溝５ａよりも浅くなるように斜め上向きに形成し、保炎流路用凹部５ｂは、厚肉部５Ａの外周側で閉じ、内周側で開くと共にその内周側の開口部を保炎流路用凹部５ｂの内部空間よりも狭くして絞り入口５ｃに形成してある。
【００２３】
キャップ本体５のすり鉢状上部５Ｃには、煮汁を、煮汁排出用の２箇所の補助炎口部分Ｈｓに対応する外周部に案内して排出するように、煮汁排出溝５ｅを形成し、二次空気孔５Ｂの孔縁部は、円筒状に起立させて、二次空気孔５Ｂの孔縁部に円筒状起立壁５ｆを設けてある。その円筒状起立壁５ｆは、キャップ本体５のすり鉢状上部５Ｃの外周縁部と略同高さに形成してある。
【００２４】
煮汁排出溝５ｅについて説明を加えると、煮汁排出溝５ｅは、２箇所の煮汁排出用の補助炎口部分Ｈｓのそれぞれに対応する外周部に向かって径方向に延びるように、２本形成してある。
煮汁排出溝５ｅは、キャップ本体５のすり鉢状上部５Ｃを、外周側ほど下方に位置するように傾斜状に窪ませて形成し、更に、キャップ本体５の厚肉部５Ａの端面部には、煮汁排出溝５ｅを形成する凹部の径方向先端の底部から径方向外周に突出するように庇部５ｇを設けてあり、もって、煮汁排出溝５ｅは、バーナ本体ＢｍとバーナキャップＢｃとの間に形成される炎口Ｈよりも、径方向外方に突出するように形成してある。
又、庇部５ｇの下面は、上方に向かって凹んだ状態に形成してある。具体的には、庇部５ｇの下面は、周方向視にて概ね逆Ｖ字状に窪ませてある。
【００２５】
図４、図７、図８、図１１及び図１２に基づいて、高火力バーナＢ１のバーナキャップＢｃについて説明を加える。
高火力バーナＢ１のバーナキャップＢｃは、標準バーナＢ２のバーナキャップＢｃと同様に、キャップ本体５及びキャップ側嵌合部用円筒状体６を備えるが、更に、傘状体７を、キャップ本体５の筒状起立壁５ｆの上方側に、３本の脚部３０にて、二次空気の通流を許容するように間隔を隔てた状態で二次空気孔５Ｂを覆うように支持してある。そして、その傘状体７は、二次空気孔５Ｂよりも小径に形成してあり、バーナキャップＢｃを、アルミニウムを材料としてダイカストにて型成形加工が可能なように構成してある。
キャップ側嵌合部用円筒状体６は、標準バーナＢ２のバーナキャップＢｃと同様であるので説明を省略する。
【００２６】
標準バーナＢ２と同様に、キャップ本体５の上部５Ｃは、外周側ほど高くなるすり鉢状に形成し、下部の外周側には、下方に突出する状態の円環状の厚肉部５Ａを設け、その厚肉部５Ａの下面は、外側ほど上方に位置する傾斜面に形成してある。
キャップ本体５の厚肉部５Ａの下面には、標準バーナＢ２と同様に、主炎口用縦溝５ａ、補助炎口用縦溝５ｈ、保炎流路用凹部５ｂ、点火炎口用溝５ｄを形成してある。
【００２７】
標準バーナＢ２と同様に、キャップ本体５のすり鉢状上部５Ｃには、煮汁を、２箇所の煮汁排出用の補助炎口部分Ｈｓに対応する外周部から排出するように、煮汁排出溝５ｅを形成し、二次空気孔５Ｂの孔縁部は、円筒状に起立させて、二次空気孔５Ｂの孔縁部に円筒状起立壁５ｆを設けてある。但し、円筒状起立壁５ｆは、キャップ本体５のすり鉢状上部５Ｃの上部周縁部よりも低くなるように設けてある。
【００２８】
煮汁排出溝５ｅについて説明を加えると、煮汁排出溝５ｅは、円筒状起立壁５ｆの外周を囲む環状の部分と、一端がその環状の部分に連通し且つ他端が２箇所の煮汁排出用の補助炎口部分Ｈｓのそれぞれに対応する外周部に向かって径方向に延びる２本の直線状の部分を備えて構成してある。
直線状の煮汁排出溝５ｅは、キャップ本体５のすり鉢状上部５Ｃを、外周側ほど下方に位置するように傾斜状に窪ませて形成し、更に、キャップ本体５の厚肉部５Ａの端面部には、直線状の煮汁排出溝５ｅを形成する凹部の径方向先端の底部から径方向外周に突出するように庇部５ｇを設けてあり、もって、高火力バーナＢ１においても、標準バーナＢ２と同様に、煮汁排出溝５ｅは、バーナ本体ＢｍとバーナキャップＢｃとの間に形成される炎口Ｈよりも、径方向外方に突出するように形成してある。
又、庇部５ｇの下面は、標準バーナＢ２と同様に、周方向視にて概ね逆Ｖ字状に窪ませてある。
【００２９】
標準バーナＢ２及び高火力バーナＢ１については、上述の説明から明らかであるが、それらにおいて共通する事項について念のために説明すると、キャップ本体５における煮汁排出溝５ｅの下方に位置する部分には、保炎流路用凹部５ｂを形成するが、主炎口用縦溝５ａ及び補助炎口用縦溝５ｈは形成しないようにして、炎口Ｈのうち、上下方向視にて煮汁排出溝５ｅと重複する部分は、主炎口２及び補助炎口４を設けずに保炎口１９のみを設けて、煮汁排出用の補助炎口部分Ｈｓとして構成し、上下方向視にて煮汁排出溝５ｅと重複しない部分は、主炎口２と保炎口１９とを設けて煮汁排出用の補助炎口部分Ｈｓよりも大きい炎を形成する主炎口部分Ｈｍと、補助炎口４と保炎口１９とを設けて煮汁排出用の補助炎口部分Ｈｓよりも大きい炎を形成する煮汁排出用以外の補助炎口部分Ｈｓとして構成してある。
【００３０】
図１３及び図１４に示すように、小バーナＢ３のバーナキャップＢｃは、軸心が上下方向に向く円盤状のキャップ本体５と、そのキャップ本体５の下方に軸心が上下方向を向いて連なるキャップ側嵌合部用円筒状体８を一体的に備えるように、アルミニウムを材料としてダイカストにて型成形して製作してある。そして、キャップ側嵌合部用円筒状体８にて、キャップ側嵌合部Ｓｃを構成する。
【００３１】
キャップ側嵌合部用円筒状体８は、上下軸心方向に直交する断面形状が円弧状となる割れ筒状に形成すると共に、割れ筒状のキャップ側嵌合部用円筒状体８の割れ部を、後述する本体側嵌合部Ｓｍを構成する突出部１７を挿入する開口部９として機能させるように構成してある。
更に、キャップ側嵌合部用円筒状体８の割れ部の割れ幅を、キャップ側嵌合部用円筒状体８における先端側ほど広くなるようにして、開口部９の開口幅が、キャップ側嵌合部用円筒状体８における先端側に位置する部分ほど広くなるようにしてある。
【００３２】
小バーナＢ３のキャップ本体５は、標準バーナＢ２のキャップ本体５と同様に、厚肉部５Ａを設けると共に、その厚肉部５Ａに、主炎口用縦溝５ａ、保炎流路用凹部５ｂ及び絞り入口５ｃを形成してある。
【００３３】
次に、バーナ本体Ｂｍについて説明を加えるが、高火力バーナＢ１及び標準バーナＢ２のバーナ本体Ｂｍは同様の構成であるので、高火力バーナＢ１及び標準バーナＢ２のバーナ本体Ｂｍについては、標準バーナＢ２を対象にして、図３ないし図５、図９及び図１０に基づいて説明し、小バーナＢ３のバーナ本体Ｂｍについては、図１３及び図１４に基づいて説明する。
【００３４】
図３ないし図５、図９及び図１０に示すように、高火力バーナＢ１及び標準バーナＢ２のバーナ本体Ｂｍは、混合管１０と、その混合管１０に接続されるバーナベース１１とを一体的に備えるように、アルミニウムを材料としてダイカストにて型成形して製作してある。
混合管１０は、ガスノズル（図示省略）からガス燃料が噴出供給されると共に、そのガス燃料の噴出供給に伴って一次空気が吸引される供給口１０ｉを備えて、その供給口１０ｉから供給されるガス燃料と一次空気とを混合させるように構成してある。
バーナベース１１は、軸心が上下方向に向く円筒状の内周壁１２を備えて、上方が開口した概ね円環状の混合ガス分配室１を内部に形成する概ね円環状に形成し、その混合ガス分配室１に、混合管１０から混合ガスが供給されるように構成してある。そして、バーナベース１１の円筒状の内周壁１２は、バーナキャップＢｃのキャップ側嵌合部用円筒状体６を内嵌させることが可能なように形成して、その内周壁１２を、本体側嵌合部Ｓｍを構成する本体側嵌合部用円筒状体１２として機能させるように構成し、その本体側嵌合部用円筒状体１２の内周面には、その半周にわたって、内方側に向かって突出する突条部１２ａを設けてある。
【００３５】
バーナベース１１の中央部に、混合ガス分配室１を形成する凹部を形成し、バーナベース１１の上部を外周側ほど高くなるすり鉢状に形成し、そのバーナベース１１のすり鉢状の上部を、バーナ本体ＢｍにおけるバーナキャップＢｃとの間に炎口Ｈを形成する炎口形成部１３として機能させるように構成してある。
【００３６】
そして、本発明においては、高火力バーナＢ１、標準バーナＢ２及び小バーナＢ３のそれぞれにおいて、バーナベース１１の炎口形成部１３を、バーナキャップＢｃよりも外方に張り出し且つ炎口Ｈよりも下方側に位置する張り出し部２６を備えるように構成し、更に、高火力バーナＢ１及び標準バーナＢ２のそれぞれにおいては、張り出し部２６のうち、煮汁排出用の補助炎口部分Ｈｓに対応する張り出し部２６ｓ（以下、煮汁排出部対応の張り出し部２６ｓと称する場合がある）が、煮汁排出用以外の補助炎口部分Ｈｓ及び主炎口部分Ｈｍに対応する張り出し部２６ｂ（以下、主炎口部分対応の張り出し部２６ｂと称する場合がある）よりも外方側に突出するように構成してある。
【００３７】
バーナベース１１の炎口形成部１３の外周部側には、略全周にわたる状態で凹溝１３ａを形成し、その凹溝１３ａの外側を囲む突条部１３ｂの高さを、凹溝１３ａの内側を囲む側壁部分１３ｃの高さと略同高さにしてある。凹溝１３ａの外側を囲む突条部１３ｂは、バーナ本体ＢｍにバーナキャップＢｃを載置状態に組み付けた状態で、キャップ本体５の外周縁部の直下に位置するように形成してある。
更に、バーナベース１１の炎口形成部１３の突条部１３ｂの外周部において、煮汁排出用の２箇所を除いた補助炎口部分Ｈｓ及び主炎口部分Ｈｍに対応する部分は、突条部１３ｂよりも高さが低く且つ突条部１３ｂよりも外方側に突出する下がり状段部に形成して、その下がり状段部を大炎口部分対応の張り出し部２６ｂとして機能させ、又、バーナベース１１の炎口形成部１３の突条部１３ｂの外周部おいて、２箇所の煮汁排出用の補助炎口部分Ｈｓに対応する部分は、大炎口部分対応の張り出し部２６ｂよりも高さが低く且つ大炎口部分対応の張り出し部２６ｂよりも外方側に突出する下がり状段部に形成して、その下がり状段部を煮汁排出部対応の張り出し部２６ｓとして機能させるように構成してある。
又、煮汁排出部対応の張り出し部２６ｓには、周方向に沿い且つその周方向両端が開口した凹溝２７を設けてある。
要するに、張り出し部２６のうち、煮汁排出部対応の張り出し部２６ｓが、大炎口部分対応の張り出し部２６ｂよりも外方側に突出するように構成してある。
【００３８】
更に、図３に示すように、バーナベース１１の混合ガス分配室１の外側には、点火プラグ１４を縦向きに挿通するプラグ挿通孔１５を形成すると共に、そのプラグ挿通孔１５の上部開口の上方を覆うようにプラグカバー１６を設け、そのプラグカバー１６には、点火プラグ１４の放電電極１４ａに対向するターゲット電極１６ａを設けてある。
【００３９】
図１３及び図１４に示すように、小バーナＢ３のバーナ本体Ｂｍは、高火力バーナＢ１及び標準バーナＢ２のバーナ本体Ｂｍと同様に、混合管１０と、その混合管１０に接続されたバーナベース１１とを一体的に備えるように、アルミニウムを材料としてダイカストにて型成形して製作してある。
小バーナＢ３の混合管１０は、高火力バーナＢ１及び標準バーナＢ２の混合管１０と同様に構成してある。
小バーナＢ３のバーナベース１１は、上部が開口した概ね有底円筒状に形成し、その内部を混合ガス分配室１として、混合管１０から混合ガスが供給されるように構成してある。
小バーナＢ３のバーナベース１１には、内周壁から張り出す張り出し部１７と、その張り出し部１７の張り出し方向の先端から上方に延びる円柱状の本体側嵌合部用軸体１８とを設けてある。本体側嵌合部用軸体１８は、バーナキャップＢｃのキャップ側円筒状状体８を外嵌させることが可能なように形成してある。
そして、張り出し部１７を、本体側嵌合部用軸体１８の周方向の一部から突出する突出部１７として機能させ、本体側嵌合部Ｓｍを本体側嵌合部用軸体１８と突出部１７とを備えて構成してある。
【００４０】
小バーナＢ３のバーナベース１１には、高火力バーナＢ１及び標準バーナＢ２と同様に、プラグ挿通孔１５、プラグカバー１６、及び、ターゲット電極（図示省略）を設けてある。
又、高火力バーナＢ１及び標準バーナＢ２と同様に、小バーナＢ３のバーナベース１１の上部は、外周側ほど高くなるすり鉢状に形成し、そのバーナベース１１のすり鉢状の上部を、バーナ本体ＢｍにおけるバーナキャップＢｃとの間に炎口Ｈを形成する炎口形成部１３として機能させるように構成してある。
又、バーナベース１１の炎口形成部１３には、高火力バーナＢ１及び標準バーナＢ２と同様に、凹溝１３ａ及びその凹溝１３ａの外側を囲む突条部１３ｂを形成してあるが、バーナキャップＢｃよりも外方に張り出し且つ炎口Ｈよりも下方側に位置する張り出し部２６は、略全周にわたって同一の張り出し量にて設けてある。
【００４１】
次に、バーナキャップＢｃをバーナ本体Ｂｍに載置状態に組み付ける方法について説明する。
図３、図４、図９ないし図１２に示すように、高火力バーナＢ１及び標準バーナＢ２においては、バーナキャップＢｃのキャップ側嵌合部用円筒状体６をバーナ本体Ｂｍの本体側嵌合部用円筒状体１２に内嵌させ、バーナキャップＢｃを、本体側嵌合部用円筒状体１２の内周面とキャップ側嵌合部用円筒状体６の外周面との接当により、バーナ本体Ｂｍにて上下方向に沿う上下軸芯周りに案内される状態で回転させて、特定位相に位相調整する。
バーナキャップＢｃをバーナ本体Ｂｍに対して特定位相に位相調整すると、キャップ側嵌合部用円筒状体６の先端の凹凸部６Ａの凹部に、本体側嵌合部用円筒状体１２の突条部１２ａが係合して、バーナキャップＢｃをバーナ本体Ｂｍに対して接近移動させることが可能となり、キャップ側嵌合部用円筒状体６の先端の凹凸部６Ａの凹部の底面に、本体側嵌合部用円筒状体１２の突条部１２ａが接当する状態となり（この状態が適正嵌合状態に相当する）、バーナキャップＢｃがバーナ本体Ｂｍに対して特定位相に位置決めした状態で水平方向に位置決めされた状態で固定され、もって、バーナキャップＢｃがバーナ本体Ｂｍに対して、特定位相に位置決めされた状態で載置状態に組み付けられる。
【００４２】
バーナキャップＢｃがバーナ本体Ｂｍに対して特定位相以外の位相に位相調整されて、キャップ側嵌合部用円筒状体６の先端の凹凸部６Ａの凸部が、本体側嵌合部用円筒状体１２の突条部１２ａに接当した状態（非適性嵌合状態に相当する）では、点火プラグ１４により点火動作を行っても点火が不可能となるように、バーナキャップＢｃをバーナ本体Ｂｍから離間させるべく、キャップ側嵌合部用円筒状体６の先端の凹凸部６Ａ及び本体側嵌合部用円筒状体１２の突条部１２ａを設定してある。
【００４３】
図１３及び図１４に示すように、小バーナＢ３においては、バーナキャップＢｃのキャップ側嵌合部用円筒状体８をバーナ本体Ｂｍの本体側嵌合部用軸１８に外嵌させ、バーナキャップＢｃを、本体側嵌合部用軸体１８の外周面とキャップ側嵌合部用円筒状体８の内周面との接当により、バーナ本体Ｂｍにて上下方向に沿う上下軸芯周りに案内される状態で回転させて、特定位相に位相調整する。
バーナキャップＢｃをバーナ本体Ｂｍに対して特定位相に位相調整すると、キャップ側嵌合部用円筒状体８の開口部９に、本体側嵌合部用軸体１８の周方向の一部から突出する突出部１７を入れ込んで、バーナキャップＢｃをバーナ本体Ｂｍに対して接近移動させることが可能となり、キャップ側嵌合部用円筒状体８の開口部９の上面に、突出部１７が接当する状態となって、バーナキャップＢｃがバーナ本体Ｂｍに対して特定位相に位置決めした状態で水平方向に位置決めされた状態で固定され、もって、バーナキャップＢｃがバーナ本体Ｂｍに対して、特定位相に位置決めされた状態で載置状態に組み付けられる。
【００４４】
バーナキャップＢｃがバーナ本体Ｂｍに対して特定位相以外の位相に位相調整されて、キャップ側嵌合部用円筒状体８の先端が、突出部１７に接当した状態（非適性嵌合状態に相当する）では、点火プラグ１４により点火動作を行っても点火が不可能となるように、バーナキャップＢｃをバーナ本体Ｂｍから離間させるべく、開口部９及び突出部１７を設定してある。
【００４５】
つまり、高火力バーナＢ１、標準バーナＢ２及び小バーナＢ３においては、本体側嵌合部Ｓｍとキャップ側嵌合部Ｓｃとを、バーナ本体Ｂｍに対してバーナキャップＢｍを上下方向に沿う上下軸心周りでの特定位相に位相調整したときに、バーナキャップＢｍが載置状態となる適正嵌合状態に嵌合し、且つ、特定位相以外の位相では適正嵌合状態に嵌合しないように構成してある。
【００４６】
そして、上述のようにバーナキャップＢｃがバーナ本体Ｂｍに対して組み付けられると、高火力バーナＢ１、標準バーナＢ２及び小バーナＢ３においては、同様に、バーナキャップＢｃのキャップ本体５の主炎口用縦溝５ａ及び保炎流路用凹部５ｂと、バーナ本体Ｂｍのバーナベース１１の炎口形成部１３とにより、混合ガス分配室１に連通する主炎口２、保炎流路３及び点火炎口２０が形成される。但し、高火力バーナＢ１及び標準バーナＢ２においては、更に、バーナキャップＢｃのキャップ本体５の補助炎口用縦溝５ｈと、バーナ本体Ｂｍのバーナベース１１の炎口形成部１３とにより、補助炎口４が形成される。
【００４７】
又、バーナベース１１の炎口形成部１３の突条部１３ｂは、キャップ本体５の厚肉部５Ａの外周縁の下方に沿うように位置させて、ベース面１３の凹溝１３ａをキャップ本体５の厚肉部５Ａの外周縁よりも内方側に位置させることにより、凹溝１３ａを、主炎口２及び保炎流路３に連通させてある。
更に、突条部１３ｂの高さを凹溝１３ａの内側を囲む側壁部分１３ｃの高さと略同高さとすることにより、バーナベース１１の炎口形成部１３とキャップ本体５の厚肉部５Ａの下面との間に、略全周にわたり、且つ、主炎口２及び保炎流路３に連通する状態で隙間を形成して、その隙間を保炎口１９として機能させるように構成してある。
【００４８】
次に、高火力バーナＢ１、標準バーナＢ２及び小バーナＢ３における燃焼形態について説明する。
高火力バーナＢ１及び標準バーナＢ２は、燃焼形態は同様であるので、図１５ないし図１８に基づいて、高火力バーナＢ１及び標準バーナＢ２の燃焼形態を一括して説明する。
尚、高火力バーナＢ１及び標準バーナＢ２においては、図９ないし図１２、及び、図１５ないし図１７において破線矢印にて示すように、二次空気は、トッププレート２１と汁受け皿２３との間に形成される二次空気流路２５の二次空気吐出口２４から、バーナ本体Ｂｍの外周部に沿って上方に向かって供給され、並びに、バーナキャップＢｃの二次空気孔５Ｂを通じて供給される。
【００４９】
混合ガス分配室１に混合ガスが供給されると、混合ガスが主炎口２、補助炎口４及び点火炎口２０から噴出すると共に、絞り入口５ｃから保炎流路３に流入して、保炎流路３において減圧された状態で、保炎口１９から吐出し、点火プラグ１４にて点火動作を行うと、点火炎口２０から噴出する混合ガスが燃焼して点火炎が形成され、その点火炎により、主炎口２、補助炎口４及び保炎口１９から噴出する混合ガスに火移りして、主炎口２により主炎Ｆ１が形成され、補助炎口４にて主炎Ｆ１よりも小さい補助炎（図示省略）が形成され、保炎口１９により保炎Ｆ２が形成されて、全体に燃焼する。各主炎口２により、主炎Ｆ１が斜め上向きに形成され、各補助炎口４により、補助炎が斜め上向きに形成される。
この場合、保炎流路３を流れる混合ガスの一部が、主炎口２間、主炎口２と補助炎口４間の保炎口１９から吐出して、主炎口２間、及び、主炎口２と補助炎口４間に保炎Ｆ２が形成され、並びに、主炎口２及び補助炎口４を流れる混合ガスのエジェクター作用により、保炎流路３を流れる混合ガスの一部が凹溝１３ａを通じて、主炎口２及び補助炎口４の下方の保炎口１９にも流れてそこから吐出して、主炎口２及び補助炎口４の下方にも保炎Ｆ２が形成されるので、保炎Ｆ２が略全周にわたって形成される。
従って、主炎口２及び補助炎口４の下方に保炎Ｆ２が形成されて、主炎口２及び補助炎口４から噴出する混合ガスが保炎Ｆ２にて保炎される状態で燃焼するので、リフトが抑制されて安定燃焼する。
又、主炎口２の下方にも保炎Ｆ２が形成されることで、主炎口２間に形成される保炎Ｆ２を小さくできるので、主炎Ｆ１にスムーズに二次空気を供給することができて、燃焼の安定性を更に向上することが可能となる。
又、保炎流路３には、絞り入口５ｃを通じて混合ガスが供給されることで、保炎流路３においては混合ガスが減圧されるので、保炎流路３から混合ガスが、より均一化された圧力で凹溝１３ａ及び保炎口１９に供給されることとなり、保炎口１９からの混合ガスの吐出が安定するので、保炎Ｆ２が安定して形成され、このことからも燃焼の安定性を更に向上することが可能となる。
【００５０】
又、主炎口２、補助炎口４及び保炎口１９よりも下方に位置する張り出し部２６を設けてあるので、燃焼量を小さくした直後に、バーナ本体Ｂｍの外周部に沿って二次空気が燃焼量の大きい状態に対応して多量に流れている状態で主炎Ｆ１、補助炎及び保炎Ｆ２が小さくなっても、主炎Ｆ１、補助炎及び保炎Ｆ２が二次空気により煽られるのを抑制することができ、又、張り出し部２６が主炎口２、補助炎口４及び保炎口１９よりも下方側に位置しているので、燃焼量を大きくして主炎Ｆ１、補助炎が長くなった場合でも、主炎Ｆ１及び補助炎は、二次空気が不足することなく適切に供給されると共に、張り出し部２６にへばりつくのが抑制されて上向きに形成される。
しかも、煮汁排出部対応の張り出し部２６ｓを大炎口部分対応の張り出し部２６ｂよりも外方側に突出するように構成してあるので、煮汁排出用の補助炎口部分Ｈｓにて形成される保炎Ｆ２は、煮汁排出部対応の張り出し部２６ｓの張り出し量が大きいことから、バーナ本体Ｂｍの外周部に沿って上方に流れる二次空気により煽られるのが一層効果的に抑制され、主炎口部分Ｈｍにて形成される主炎Ｆ１は、大炎口部分対応の張り出し部２６ｂの張り出し量が小さいことから、主炎Ｆ１が、二次空気が不足することなく適切に供給されると共に、張り出し部２６ｂにへばりつくのが一層効果的に抑制されて、主炎Ｆ１が横向きになるのが一段と抑制され、一段と上向きに形成され易くなる。
【００５１】
高火力バーナＢ１及び標準バーナＢ２において、加熱調理用容器から煮汁がバーナキャップＢｃのすり鉢状上部５Ｃに吹きこぼれても、円筒状起立壁５ｆにより二次空気孔５Ｂ内に落下するのが抑制されながら、煮汁は、煮汁排出溝５ｅを通じて、バーナキャップＢｃの外周部から流下して排出される。そして、煮汁排出溝５ｅから煮汁が煮汁排出部対応の張り出し部２６ｓ上に落下しても、張り出し部２６ｓが炎口Ｈよりも低く形成されており、しかも、張り出し部２６ｓには凹溝７が形成されていて煮汁が凹溝７を通じて落下されることから、炎口Ｈに入り込むのが抑制されて、炎口Ｈが詰まるのが抑制される。
又、仮に、煮汁が大炎口部分対応の張り出し部２６ｂ上に落下しても、張り出し部２６ｂが炎口Ｈよりも低く形成されていることから、炎口Ｈに入り込むのが抑制されて、炎口Ｈが詰まるのが抑制される。
【００５２】
小バーナＢ３においては、高火力バーナＢ１及び標準バーナＢ２のように煮汁排出用の補助炎口部分Ｈｓが設けられずに、張り出し部２６が略全周にわたって同一の張り出し量にて設けられていることから、主炎口部分Ｈｍにおいては、図１５及び図１６にて示す高火力バーナＢ１及び標準バーナＢ２の場合と同様に、主炎口２及び保炎口１９にて燃焼し、補助炎口部分Ｈｓにおいては、図１６にて示す燃焼形態と同様に、保炎口１９にて燃焼する。
但し、小バーナＢ３においては、二次空気は、トッププレート２１と汁受け皿２３との間に形成される二次空気流路２５の二次空気吐出口２４から、バーナ本体Ｂｍの外周部に沿って上方に向かって供給される。
【００５３】
そして、小バーナＢ３においては、主炎口２及び保炎口１９よりも下方に位置する張り出し部２６を設けてあるので、燃焼量を小さくした直後に、バーナ本体Ｂｍの外周部に沿って二次空気が燃焼量の大きい状態に対応して多量に流れている状態で主炎Ｆ１及び保炎Ｆ２が小さくなっても、主炎Ｆ１及び保炎Ｆ２が二次空気により煽られるのを抑制することができ、又、張り出し部２６が主炎口２及び保炎口１９よりも下方側に位置しているので、燃焼量を大きくして主炎Ｆ１が長くなった場合でも、主炎Ｆ１は、張り出し部２６にへばりつくのが抑制されて上向きに形成される。
又、仮に、煮汁が張り出し部２６上に落下しても、張り出し部２６が炎口Ｈよりも低く形成されていることから、炎口Ｈに入り込むのが抑制されて、炎口Ｈが詰まるのが抑制される。
【００５４】
以下、本発明の第２及び第３の各実施形態を説明するが、各実施形態においては、張り出し部２６の構成が異なる以外は、第１実施形態と同様であるので、同じ構成要素や同じ作用を有する構成要素については、重複説明を避けるために、説明及び図示を省略し、主として、張り出し部２６について説明する。
【００５５】
〔第２実施形態〕
第２実施形態においては、図１９及び図２０に示すように、高火力バーナＢ１及び標準バーナＢ２のそれぞれにおいては、バーナ本体ＢｍにおけるバーナキャップＢｃとの間に炎口Ｈを形成する炎口形成部１３を、炎口Ｈの下縁と同一高さにてバーナキャップよりも外方に張り出す張り出し部２６を備えるように設け、その張り出し部２６のうち、煮汁排出用の補助炎口部分Ｈｓに対応する張り出し部２６ｓが、他の補助炎口部分Ｈｓ及び主炎口部分Ｈｍに対応する張り出し部２６ｂよりも外方側に突出するように構成してある。
説明を加えると、高火力バーナＢ１及び標準バーナＢ２のそれぞれにおいては、バーナベース１１の炎口形成部１３において、凹溝１３ａの外側を囲む部分を、凹溝１３ａの内側を囲む側壁部分１３ｃの高さと略同高さの平面状に形成して、第１実施形態の如き突状部１３ｂを形成せず、その平面状部分を張り出し部２６としてある。
【００５６】
〔第３実施形態〕
第３実施形態においては、図２１及び図２２に示すように、小バーナＢ３において、バーナ本体ＢｍにおけるバーナキャップＢｃとの間に炎口Ｈを形成する炎口形成部１３を、バーナキャップＢｃよりも外方に張り出し且つ炎口Ｈよりも下方側に位置する張り出し部２６を備えるように構成し、更に、補助炎口部分Ｈｓに対応する張り出し部２６ｓが、主炎口部分Ｈｍに対応する張り出し部２６ｂよりも外方側に突出するように構成してある。
尚、補助炎口部分Ｈｓに対応する張り出し部２６ｓは、上記の第１実施形態における煮汁排出部対応の張り出し部２６ｓと同様に構成してある。
【００５７】
〔別実施形態〕
次に別実施形態を説明する。
（イ） 張り出し部２６は、上記の各実施形態において例示した構成以外に種々に構成することが可能である。
例えば、上記の第１実施形態においては、高火力バーナＢ１及び標準バーナＢ２においても、小バーナＢ３と同様に、バーナキャップＢｃよりも外方に張り出し且つ炎口Ｈよりも下方側に位置する張り出し部２６を、略全周にわたって同一の張り出し量にて設けても良い。
【００５８】
又、上記の第１実施形態においては、煮汁排出部対応の張り出し部２６ｓを大炎口部分対応の張り出し部２６ｂよりも高さが低くなるように設けたが、煮汁排出部対応の張り出し部２６ｓを大炎口部分対応の張り出し部２６ｂと同高さに設けても良い。
【００５９】
又、上記の第３実施形態においては、小バーナＢ３の炎口形成部１３を、バーナキャップＢｃよりも外方に張り出し且つ炎口Ｈよりも下方側に位置する張り出し部２６を備えるように構成し、その張り出し部２６のうち、補助炎口部分Ｈｓに対応する張り出し部２６ｓが主炎口部分Ｈｍに対応する張り出し部分２６ｂよりも外方に突出するように構成する場合について例示したが、これに代えて、炎口形成部１３を、炎口Ｈの下縁（具体的には、保炎口１９の下縁）と同高さにてバーナキャップＢｃよりも外方に張り出す張り出し部２６を備えるように構成し、その張り出し部２６のうち、補助炎口部分Ｈｓに対応する張り出し部２６ｓが主炎口部分Ｈｍに対応する張り出し部分２６ｂよりも外方に突出するように構成しても良い。
説明を加えると、バーナベース１１の炎口形成部１３において、凹溝１３ａの外側を囲む部分を、凹溝１３ａの内側を囲む側壁部分１３ｃの高さと略同高さの平面状に形成して、上記の実施形態の如き突状部１３ｂを形成せず、その平面状部分を張り出し部２６とする。
【００６０】
（ロ） ５箇所の補助炎口部分Ｈｓのうち、煮汁排出用の補助炎口部分Ｈｓ以外の３箇所の補助炎口部分Ｈｓに対応する張り出し部２６も、煮汁排出部対応の張り出し部２６ｓと同様に、主炎口部分Ｈｍに対応する張り出し部２６よりも外方側に突出するように構成しても良い。
又、上記の実施形態においては、５箇所の補助炎口部分Ｈｓのうちの２箇所の補助炎口部分Ｈｓに対応して煮汁排出溝５ｅを設ける場合について例示したが、煮汁排出溝５ｅは、５箇所の補助炎口部分Ｈｓのうちの１箇所の補助炎口部分Ｈｓに対応して設けたり、３箇所以上の補助炎口部分Ｈｓに対応して設けても良い。そして、煮汁排出溝５ｅを設けた補助炎口部分Ｈｓに対応する張り出し部２６を、上記の各実施形態と同様に主炎口部分Ｈｍに対応する張り出し部２６よりも外方側に突出する煮汁排出部対応の張り出し部２６ｓとして構成しても良い。
【００６１】
（ハ） 本発明は、上記の実施形態において例示した如き３台のバ−ナＢを備えた所謂三口のガスコンロ以外に、２台のバ−ナＢを備えた所謂二口のガスコンロや、１台のバ−ナＢを備えた所謂一口のガスコンロ等、種々のガスコンロのガスコンロ用バーナに適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のガスコンロ用バーナを設けたガスコンロの斜視図
【図２】第１実施形態に係るガスコンロ用バーナを設けたガスコンロの要部の平面図
【図３】第１実施形態に係るガスコンロ用バーナを設けたガスコンロの要部の縦断面図
【図４】第１実施形態に係るガスコンロ用バーナの要部の分解斜視図
【図５】第１実施形態に係るガスコンロ用バーナのバーナ本体を示す平面図
【図６】実施形態に係るガスコンロ用バーナのバーナキャップの平面図
【図７】実施形態に係るガスコンロ用バーナのバーナキャップの平面図
【図８】実施形態に係るガスコンロ用バーナのバーナキャップの底面図
【図９】図８におけるＸ−Ｏ−Ｙ矢視図
【図１０】図８におけるＶ−Ｏ−Ｗ矢視図
【図１１】図８におけるＸ−Ｏ−Ｙ矢視図
【図１２】図８におけるＶ−Ｏ−Ｗ矢視図
【図１３】第１実施形態に係るガスコンロ用バーナの要部の分解斜視図
【図１４】第１実施形態に係るガスコンロ用バーナの要部の縦断面図
【図１５】第１実施形態に係るガスコンロ用バーナの要部の縦断面図
【図１６】第１実施形態に係るガスコンロ用バーナの要部の縦断面図
【図１７】第１実施形態に係るガスコンロ用バーナの要部の縦断面図
【図１８】第１実施形態に係るガスコンロ用バーナの要部の斜視図
【図１９】第２実施形態に係るガスコンロ用バーナの要部の縦断面図
【図２０】第２実施形態に係るガスコンロ用バーナの要部の縦断面図
【図２１】第３実施形態に係るガスコンロ用バーナのバーナ本体を示す平面図
【図２２】第３実施形態に係るガスコンロ用バーナの要部の縦断面図
【図２３】従来のガスコンロ用バーナの要部の縦断面図
【符号の説明】
２ 主炎口
３ 保炎流路
１０ 混合管
１３ 炎口形成部
１３ａ 凹溝
１９ 保炎口
２６ 張り出し部
２６ｂ 主炎口部分に対応する張り出し部
２６ｓ 補助炎口部分に対応する張り出し部
２７ 凹溝
Ｂｃ バーナキャップ
Ｂｍ バーナ本体
Ｈ 炎口
Ｈｍ 主炎口部分
Ｈｓ 補助炎口部分[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is provided with a burner body and a burner cap that is assembled in a mounted state mounted thereon,
The present invention relates to a burner for a gas stove in which a flame opening that forms a flame outward is formed along a circumferential direction between the burner body and the burner cap.
[0002]
[Prior art]
As shown in FIG. 23, such a gas stove burner ejects a mixed gas of gaseous fuel and primary air from the flame outlet H, and secondary air (indicated by a broken line arrow in FIG. 23) upwards along the outer periphery of the burner body Bm. The mixed gas ejected from the flame port H is burned in a state where secondary air for combustion is supplied to the combustion region of the mixed gas ejected from the flame port H. (For example, refer to JP 2001-248809 A). In FIG. 23, reference numeral 28 denotes a flame port forming portion that forms a flame port H between the burner body Bm and the burner cap Bc.
Although not illustrated, as shown in FIGS. 8 and 9 of the above-mentioned publication relating to the prior art, the flame opening forming portion 28 protrudes outward from the lower edge portion of the burner cap Bc and below the flame opening H. The overhanging part located at the same height as the edge is provided with the same small overhanging amount (dimension protruding outward from the lower edge part of the burner cap Bc) over substantially the entire circumference. It can be considered that the overhanging portion 29 prevents the formed flame F from being beaten by the secondary air flowing upward along the outer peripheral portion of the burner body Bm.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, such a burner for a stove is configured so that the amount of combustion can be adjusted. However, as shown in FIGS. 8 and 9 of the above publication, it simply has the same height as the lower edge of the flame mouth as shown in FIG. Just by providing a projecting part that projects over the entire circumference with the same small projecting amount, immediately after reducing the combustion amount, the secondary air that flows upward along the outer periphery of the burner body becomes a state with a large combustion amount. Correspondingly, when the flame is small in a state where it flows in a large amount, there is a problem that the small flame is easily blown by the secondary air. When a flame is burned, the flame is blown out or no longer burns, and the combustion becomes unstable.
By the way, the flame outlet is configured with a flame holding opening formed in a gap shape over the entire circumference or substantially the entire circumference between the lower part of the outer periphery of the burner cap and the burner body, and immediately after the combustion amount is reduced. It is attempted to suppress the instability of combustion due to the burning of the flame by suppressing the flame holding action of the flame holding formed at the flame holding port. It was beaten by itself, and combustion was likely to be unstable, so there was room for improvement.
Therefore, in order to prevent the flame from being blown by secondary air immediately after reducing the combustion amount, the overhang of the overhanging portion that projects at the same height as the lower edge of the flame opening and over the entire circumference is the same. Although it is conceivable to increase the amount sufficiently, if the overhang amount is simply increased, the following problems occur.
That is, if the overhanging amount of the overhanging portion is large, the supply of secondary air is likely to be hindered, so that when the combustion amount is increased and the flame becomes large, the secondary air tends to be insufficient and the combustion becomes unstable. The problem of being easy to occur arises. Further, when the flame becomes large, the flame tends to stick to the overhanging portion, and the flame tends to be formed sideways like the overhanging portion, resulting in a problem that heating efficiency is deteriorated. In particular, in the case of a small cooking container, if the flame is formed sideways, the contact area of the flame with the bottom of the cooking container tends to be narrowed, and the heating efficiency tends to deteriorate.
In addition, in such a gas stove burner, in order to suppress overheating of the virtues, the flame mouth is provided with a main flame mouth portion and an auxiliary flame mouth portion that forms a flame smaller than the main flame mouth portion. In some cases, the auxiliary flame outlet portion may be arranged corresponding to the five virtue claw portions.
In such a case, if the amount of overhang of the overhanging portion that is overhanging substantially the entire circumference is large, the amount of combustion is increased, and the flame formed in the main flame opening portion becomes large. The problem is that secondary air tends to be insufficient and combustion tends to become unstable. In addition, the flame formed at the main flame opening portion tends to stick to the overhanging portion, and the flame tends to be formed sideways like the overhanging portion, resulting in a problem that heating efficiency is deteriorated.
[0004]
The present invention has been made in view of such circumstances, and its purpose is to appropriately supply secondary air at a large combustion amount while maintaining a stable combustion state when switching from a large combustion amount to a small combustion amount. In addition, another object is to provide a gas stove burner capable of improving the heating efficiency.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
[Invention of Claim 1]
The characteristic configuration according to claim 1 is configured such that the flame opening includes a flame holding opening formed in a gap shape between the lower part of the outer peripheral portion of the burner cap and the burner body.
A flame port forming portion that forms the flame port between the burner body and the burner cap protrudes outward from the burner cap and below the flame port. At intervals It exists in being comprised so that the overhang | projection part located may be provided.
According to the characteristic configuration of the first aspect, since the flame port is configured to include a flame holding port formed in a gap shape between the lower part of the outer peripheral portion of the burner cap and the burner body, Due to the flame holding action of the flame holding formed at the mouth, stable combustion can be achieved at the flame mouth.
And even if the flame is reduced in a state where a large amount of secondary air is flowing immediately after reducing the combustion amount, it is possible to suppress the small flame from being burned at the overhanging portion, and to the flame holding port. It is possible to suppress the flame holding formed by the secondary air from being blown out by the overhanging portion, and while maintaining the combustion state stably, the overhanging portion is positioned below the flame opening. Therefore, even when the amount of combustion increases and the flame becomes large, the secondary air is properly supplied without running out, and it is easy to separate the flame from the overhanging part and suppress the sticking to the overhanging part. Therefore, the flame is suppressed from being turned sideways and is easily formed upward.
That is, in order to suppress the small flame from being blown by the secondary air when the flame is reduced immediately after reducing the combustion amount, and to suppress the flame holding from being blown by the secondary air, While the amount of overhang of the overhanging portion is sufficiently large so that the combustion state when switching from a large combustion amount to a small combustion amount can be maintained stably, the overhanging portion is located below the flame opening, Since a gap is easily formed between the flame and the overhanging part, even when the amount of combustion is increased and the flame becomes large, the secondary air is properly supplied without running out. It is formed upward so that sticking is suppressed and heating efficiency can be improved.
Therefore, while maintaining a stable combustion state when switching from a large combustion amount to a small combustion amount, secondary air can be appropriately supplied when the combustion amount is large, and further, heating efficiency can be improved. Burners can now be offered.
[0006]
[Invention of Claim 2]
The characteristic configuration according to claim 2 is configured such that the flame mouth includes a main flame mouth portion and an auxiliary flame mouth portion that forms a smaller flame than the main flame mouth portion,
A flame port forming portion that forms the flame port between the burner cap and the burner cap in the burner body is provided with a projecting portion that projects outward from the burner cap,
Among the overhanging portions, the overhanging portion corresponding to the auxiliary flame mouth portion is configured to protrude outward from the overhanging portion corresponding to the main flame mouth portion.
According to the characteristic configuration of the second aspect, even if the flame formed in the auxiliary flame mouth portion becomes small in a state where a large amount of secondary air flows immediately after the combustion amount is reduced, the auxiliary flame mouth Since the overhang of the overhanging part corresponding to the part is large, it is suppressed from being blown by the secondary air flowing upward along the outer peripheral part of the burner body, the combustion state can be maintained stably, and the main flame outlet part can be maintained. Even if the amount of combustion increases and the flame becomes large, the amount of overhang at the overhanging part corresponding to the main flame opening is small, so secondary air is adequately supplied without running out. Further, the flame is suppressed from sticking to the overhanging portion, the flame is suppressed from being turned sideways, and is formed upward so that the heating efficiency can be improved.
In other words, even if the flame formed in the auxiliary flame mouth portion becomes small immediately after the combustion amount is reduced, the auxiliary flame mouth portion can be sufficiently suppressed so that the flame is sufficiently suppressed from being blown by the secondary air. The amount of overhang of the corresponding overhang is sufficiently large, the amount of combustion is large, and even if the flame formed at the main flame outlet increases, the secondary air is properly supplied without running out, and Thus, it is possible to reduce the amount of overhang of the overhanging portion corresponding to the main flame opening so that the sticking to the overhanging portion can be sufficiently suppressed.
Incidentally, the flame formed in the main flame mouth portion is larger and longer than the flame formed in the auxiliary flame mouth portion, so even if the overhang amount corresponding to the main flame mouth portion is small, It can suppress being blown by the secondary air. In addition, since the flame formed at the auxiliary flame opening is shorter than the flame formed at the main flame opening, cooking is easy even if the flame tends to stick to the overhanging part and be formed sideways. It is suppressed that the contact area of the flame with respect to the bottom of the container for use becomes narrow.
Therefore, while maintaining a stable combustion state when switching from a large combustion amount to a small combustion amount, secondary air can be appropriately supplied when the combustion amount is large, and further, heating efficiency can be improved. Burners can now be offered.
[0007]
[Invention of Claim 3]
The characteristic configuration according to claim 3, wherein the flame outlet comprises a main flame mouth portion and an auxiliary flame mouth portion that forms a smaller flame than the main flame mouth portion,
A flame port forming portion that forms the flame port between the burner cap and the burner cap in the burner body includes a projecting portion that projects outward from the burner cap and is positioned below the flame port. And
Among the overhanging portions, the overhanging portion corresponding to the auxiliary flame mouth portion is configured to protrude outward from the overhanging portion corresponding to the main flame mouth portion.
According to the characteristic configuration of the third aspect, since the overhanging portion corresponding to the auxiliary flame opening portion is located below the flame opening and has a large overhanging amount, it is formed at the auxiliary flame opening portion. The flame is suppressed from sticking to the overhanging part, and even if the secondary air is reduced in a state where a large amount of secondary air is flowing immediately after the combustion amount is reduced, it flows upward along the outer peripheral part of the burner body. Since it is suppressed from being blown by the secondary air, the combustion state can be stably maintained, and the overhanging portion corresponding to the main flame opening is located below the flame opening, and since the overhang is small, As for the flame formed at the main flame opening, even if the amount of combustion increases and the flame becomes large, secondary air is properly supplied without running out, and it is easy to separate from the overhanging portion. Sticking to the overhang is suppressed. Has been, tends upward is formed so as flame can improve the heating efficiency.
In other words, since the overhanging part is located below the flame opening and can suppress the sticking of the flame, the overhanging part corresponding to the auxiliary flame opening part can sufficiently prevent the flame from sticking to the overhanging part. While suppressing, even if the flame is reduced in a state where a large amount of secondary air flows immediately after reducing the combustion amount, so that the flame can be sufficiently suppressed from being burned by the secondary air, The overhang amount can be increased.
In addition, for the flame formed at the main flame outlet, the supply of secondary air is prevented from being hindered by the fact that the overhanging portion is located below the flame opening and the overhanging amount of the overhanging portion is small. In addition, since it is possible to suppress sticking to the overhanging portion, the overhanging portion corresponding to the main flame opening portion does not run out of secondary air even when the amount of combustion increases and the flame becomes large. Along with the outer peripheral part of the burner body, the extent to which the overhang is reduced while the overhang of the overhang is reduced so that the flame is sufficiently suppressed from spreading to the overhang. It becomes possible to stop in a range in which it is possible to sufficiently suppress the burning of the flame by the secondary air flowing upward.
In short, for the flame formed at the auxiliary flame opening, even if the flame is reduced immediately after the combustion amount is reduced and the secondary air is flowing in large quantities, the flame is burned by the secondary air. It is possible to sufficiently suppress the sticking to the overhanging part when the amount of combustion increases and the flame becomes large, and the flame formed at the main flame mouth part Regardless of the amount of combustion, the secondary air is properly supplied without running out, and it is possible to sufficiently suppress the sticking to the overhanging part, while the secondary air immediately after reducing the combustion amount. It is possible to sufficiently suppress the resentment.
Therefore, while maintaining a stable combustion state when switching from a large combustion amount to a small combustion amount, secondary air can be appropriately supplied when the combustion amount is large, and further, heating efficiency can be improved. Burners can now be offered.
[0008]
[Invention of Claim 4]
According to a fourth aspect of the present invention, the projecting portion corresponding to the auxiliary flame opening portion is provided with a concave groove that is open along both the circumferential direction and the circumferential direction.
According to the characteristic configuration of the fourth aspect, even when the broth is blown out from the cooking container and flows down to the overhanging portion corresponding to the auxiliary flame opening portion, the flowed down broth flows along the concave groove and is Since it flows down from the opening part of the both ends of a ditch | groove, it can prevent that an auxiliary flame mouth part is blocked with boiling water.
That is, the auxiliary flame mouth portion has a smaller opening area of the flame mouth than the main flame mouth portion, and the boiled juice blown out from the cooking container easily enters and corresponds to the auxiliary flame mouth portion. By providing the overhanging portion with a groove along the circumferential direction and open at both ends in the circumferential direction, the broth that has flowed down to the overhanging portion can flow down the overhanging groove from the overhanging portion. It is possible to prevent clogging of the mouth portion.
Therefore, it has become possible to reduce the burden associated with the maintenance work for releasing the clogging of the flame outlet.
[0009]
[Invention of Claim 5]
According to a fifth aspect of the present invention, the burner communicates with the plurality of main flame ports provided at intervals in the circumferential direction and the lower portions of the plurality of main flame ports. It is configured to include a flame holding port formed in a gap shape over the entire circumference or substantially the entire circumference on the outer peripheral portion between the main body and the burner cap,
In the state where the flame holding port is formed in the flame port forming portion of the burner body, a groove is provided in a state extending over the entire circumference or substantially the entire circumference in the circumferential direction,
Between the main flame openings adjacent to each other in the circumferential direction, a flame-holding channel through which gas fuel is supplied from the mixing tube is provided in a state communicating with the concave groove.
According to the characteristic configuration of the fifth aspect, when the mixed gas of the gas fuel and the primary air is supplied from the mixing pipe, the mixed gas is ejected from the main flame opening and flows into the flame holding flow path and is maintained. It discharges from a flame mouth, a main flame is formed by the main flame mouth, and it burns in a state where flame holding is formed by the flame holder.
In this case, a part of the mixed gas flowing through the flame holding channel is discharged from the flame holding port between the main flame ports, flame holding is formed between the main flame ports, and the mixed gas flowing through the main flame port Due to the ejector action, a part of the mixed gas flowing through the flame holding channel flows through the concave groove to the flame holding port below the main flame port and is discharged from there, forming flame holding also under the main flame port. Therefore, the flame holding is formed over substantially the entire circumference, and the flame holding formed below the main flame port burns in a state where the mixed gas ejected from the main flame port is held, so the main Flame lift is suppressed and stable combustion is achieved as a whole.
Then, as described above, the flame holding is formed over the entire circumference along the lower part of the plurality of main flame openings provided at intervals in the circumferential direction, thereby forming the main flame opening. A burner for a gas stove configured to stably burn the main flame to be held by holding the flame, as in the characteristic configuration according to any one of claims 1, 2, and 3. By providing the overhanging part in the flame mouth forming part of the main body, it is suppressed that the flame holding is blown by the secondary air flowing upward along the outer peripheral part of the burner main body even if the flame holding is reduced immediately after the combustion amount is reduced. Moreover, the main flame is supplied without a shortage of secondary air, and the main flame is restrained from being turned sideways and is easily formed upward.
By the way, when the part in the circumferential direction in the flame outlet is configured as an auxiliary flame mouth portion that forms a smaller flame than the main flame mouth portion, as in the characteristic configuration according to claim 2 or 3, the auxiliary flame mouth The portion may be configured with only the flame holding port without the main flame port, or may be configured with an auxiliary flame port and a flame holding port having a smaller opening area than the main flame port.
And in the case of constituting the auxiliary flame mouth portion in this way, it is formed not only by the flame holding mouth forming the auxiliary flame mouth portion but also by the flame holding mouth constituting the main flame mouth portion. The flame holding can also be suppressed from being blown by the secondary air flowing upward along the outer peripheral portion of the burner body.
Accordingly, the main flame formed at the main flame mouth is formed by forming a flame holding over substantially the entire circumference along the lower side of the plurality of main flame holes provided at intervals in the circumferential direction. In a gas stove burner that promotes stable combustion by holding the flame by holding the flame, it is possible to suppress the burning of the flame holding when switching from a large combustion amount to a small combustion amount. Since the flame holding action by the flame can be further promoted, the combustion state when switching from the large combustion amount to the small combustion amount can be maintained more stably.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[First Embodiment]
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described based on the drawings.
FIG. 1 shows a built-in type gas stove provided with a burner for a gas stove according to the present invention (hereinafter sometimes referred to simply as “burner”), and this gas stove has a main body M having three burners B and a grill G. And a top plate 21 covering the upper surface of the main body M, and five virtues 22 placed on the top plate 21.
An exhaust port (not shown) for exhausting combustion exhaust gas from the grill G is provided on the back side of the main body M, and ignition and extinguishing operations of the burner B and the grill G and thermal power control are provided on the front surface of the main body M. A plurality of types of operation tools R for performing the above and an opening / closing door D for the grill G are provided.
[0011]
As the three burners B, a high burner B1 having the largest combustion amount, a standard burner B2 having a combustion amount that is smaller than that high burner B1 and detects the temperature of the pan bottom, and a burn amount The smallest burner B3 is provided, and in the following description, when it is necessary to distinguish and describe the three burners B, they will be referred to as high-burner B1, standard burner B2, and small burner B3, respectively. .
[0012]
As shown in FIGS. 2 and 3, the top plate 21 is formed with a circular secondary air flow path recess 21a corresponding to the installation position of each burner B, and substantially at the center of the recess 21a. A circular burner through-hole 21b that is inserted in the upper portion of the burner B is formed, and a plurality of secondary air inlets 21c are formed in the outer peripheral portion of the concave portion 21a at intervals in the circumferential direction. An exhaust through-hole 21e (see FIG. 1) through which the exhaust port of the grill G is inserted is formed.
The top plate 21 is provided with a ring-shaped juice receiving tray 23 corresponding to each of the recesses 21a for the secondary air flow path, and a secondary air discharge port 24 with an inner peripheral portion spaced apart from the top plate 21. In the formed state, the outer peripheral portion is placed and supported on the top plate 21, and the secondary is introduced between the top plate 21 and the juice receiving tray 23 from the plurality of secondary air inlets 21 c on the outer peripheral side. A generally doughnut-shaped secondary air flow path 25 through which air is discharged from the secondary air discharge port 24 on the inner peripheral side and supplied to the burner B is formed. In addition, in FIG. 3, the flow of secondary air is shown with the broken-line arrow.
Gotoku 22 includes six claws 22a for placing a pan or the like, and is positioned so that the relative positional relationship in the circumferential direction between the six claws 22a and the burner B is a predetermined set positional relationship. It is configured to be placed on the top plate 21 via the soup pan 23.
[0013]
Similarly, each of the three burners B includes a burner body Bm and a burner cap Bc that is assembled in a mounted state placed on the burner body Bm. The cap side fitting portion Sc provided to the burner cap Bc is fitted to the burner main body Bm by moving the burner cap Bc closer to the loading state, and the burner cap Bc is horizontal with respect to the burner main body Bm. It is configured to perform positioning in the direction.
[0014]
As shown in FIGS. 3, 4, 9 to 12, and 14, the burner body Bm and the burner cap Bc are mounted in a state where the burner cap Bc is mounted on the burner body Bm. In the meantime, the mixed gas distribution chamber 1 is partitioned and the flame port H communicating with the mixed gas distribution chamber 1 and forming a flame outward is formed along the circumferential direction. It is configured.
[0015]
Of the six locations corresponding to the claws 22a of the five virtues 22 in the circumferential direction, five locations excluding one location corresponding to the ignition flame port 20 described later are the auxiliary flame mouth portions Hs, and the claws 22a of the five virtues 22 in the circumferential direction are The part excluding the corresponding six places is the main flame mouth part Hm, and the auxiliary flame mouth part Hs is configured to form a flame smaller than the main flame mouth part Hm, and the claws 22a of the five virtues 22 are overheated. It is trying to suppress. That is, the flame outlet H is composed of a main flame mouth portion Hm and an auxiliary flame mouth portion Hs that forms a flame smaller than the main flame mouth portion Hm.
[0016]
As shown in FIGS. 3, 4, 6 to 12, for the high-burning burner B1 and the standard burner B2, the broth is discharged on the upper part of the burner cap Bc while guiding the broth radially outward. A groove 5e is formed.
The broth discharge groove 5e is formed so as to overlap with two auxiliary flame outlet portions Hs out of the five auxiliary flame outlet portions Hs when viewed in the vertical direction.
[0017]
The burner caps Bc of the high-fired burner B1 and the standard burner B2 are provided with a plurality of main flame ports 2 at intervals in the circumferential direction in a state corresponding to the main flame port portion Hm so as to open sideways. The auxiliary flame outlet 4 is provided in a portion corresponding to the auxiliary flame outlet portion Hs that does not overlap with the broth discharge groove 5e in view, and further communicated with the plurality of main flame outlets 2 and the lower portions of the plurality of auxiliary flame outlets 4 and burners. In a state of opening to the side of the cap Bc, a gap-shaped flame holding port 19 is provided on the outer peripheral portion between the burner body Bm and the burner cap Bc.
The flame outlet H is composed of the main flame mouth portion Hm and the auxiliary flame mouth portion Hs as described above, and the main flame mouth portion Hm is constituted by the main flame mouth 2 and the flame holding mouth 19. In addition, two auxiliary flame outlet portions Hs that overlap with the broth discharge groove 5e in the vertical direction (hereinafter, may be referred to as auxiliary flame outlet portions Hs for discharging the broth) are the main flame mouth 2 and the auxiliary flame mouth 4. The auxiliary flame outlet portion Hs other than for boiling water discharge is constituted by the auxiliary flame outlet 4 and the flame holder 19.
[0018]
Further, as shown in FIGS. 13 and 14, for the small burner B3, the main flame outlet Hm is composed of the main flame outlet 2 and the flame holder 19, and each of the five auxiliary flame outlets Hs, The auxiliary flame port 4 is not provided and the flame holding port 19 is used.
[0019]
First, the burner cap Bc will be described.
The burner cap Bc of the standard burner B2 will be described with reference to FIGS. 4, 6, and 8 to 10. FIG.
The burner cap Bc of the standard burner B2 has an axial center in the vertical direction in a state where it communicates with an annular cap body 5 whose axial center faces in the vertical direction at the center, and a hole in the circular annular cap main body 5. It is manufactured by die-casting using aluminum as a material so as to be integrally provided with a cap-side fitting portion cylindrical body 6 facing downwardly from the cap body 5. And the secondary air hole 5B which allows the secondary air to flow by making the hole of the annular cap main body 5 and the cylinder hole of the cylindrical body 6 for cap side fitting parts communicate is comprised.
Further, the cap-side fitting portion Sc is constituted by the cap-side fitting portion cylindrical body 6.
[0020]
The front end of the cap-side fitting portion cylindrical body 6 is formed so that its substantially semicircular portion is retracted along the vertical axis direction, and the concave-convex portion 6A is formed at the tip of the cap-side fitting portion cylindrical body 6. Is formed.
[0021]
The upper portion 5C of the cap body 5 is formed in a concave shape that is recessed so as to become lower toward the center side, that is, in a mortar shape, and an annular thick portion 5A that protrudes downward is provided on the outer peripheral side of the lower portion. The lower surface of the thick wall portion 5A is formed as an inclined surface positioned upward as it goes outward.
Then, on the lower surface of the thick portion 5A of the cap body 5, a number of main flame mouth vertical grooves 5a for forming a main flame mouth are formed obliquely upward at intervals in the circumferential direction at a portion corresponding to the main flame mouth portion Hm. In addition, a flame holding channel recess 5b is formed between the main flame outlet vertical grooves 5a, and a portion corresponding to the auxiliary flame mouth portion Hs other than for discharging the broth is used as an auxiliary. A vertical groove 5h for the flame opening is formed. Incidentally, as shown in FIG. 3, on the lower surface of the thick portion 5A of the cap body 5, an ignition flame opening groove for forming an ignition flame port 20 is formed at a location corresponding to the side where the ignition plug 14 is installed. 5d is formed.
[0022]
The main flame outlet vertical groove 5a is formed obliquely upward so as to open on both the outer peripheral side and the inner peripheral side of the thick part 5A, and the auxiliary flame vertical groove 5h is formed on the outer peripheral side of the thick part 5A. Opened on both inner peripheral sides and formed obliquely upward so as to be shallower than the main flame outlet longitudinal groove 5a, the flame-holding channel recess 5b is closed on the outer peripheral side of the thick portion 5A, The opening on the circumferential side and the opening on the inner circumferential side thereof are made narrower than the internal space of the flame-holding channel recess 5b and formed in the throttle inlet 5c.
[0023]
The mortar-shaped upper part 5C of the cap body 5 is formed with a simmered drainage groove 5e so that the simmered juice is guided and discharged to the outer periphery corresponding to the two auxiliary flame outlets Hs for discharging the simmered soup. The hole edge portion of the air hole 5B is raised in a cylindrical shape, and a cylindrical standing wall 5f is provided at the hole edge portion of the secondary air hole 5B. The cylindrical upright wall 5f is formed at substantially the same height as the outer peripheral edge of the mortar-shaped upper part 5C of the cap body 5.
[0024]
When the explanation about the broth discharge groove 5e is added, two of the broth discharge grooves 5e are formed so as to extend in the radial direction toward the outer peripheral portion corresponding to each of the two auxiliary flame outlet portions Hs for discharging the broth. is there.
The broth discharge groove 5e is formed by inclining the mortar-shaped upper part 5C of the cap body 5 so as to be positioned downward on the outer peripheral side, and further, on the end surface part of the thick part 5A of the cap body 5 The eaves part 5g is provided so as to protrude from the bottom of the radial tip of the concave part forming the broth discharge groove 5e to the outer periphery in the radial direction, and the broth discharge groove 5e is provided between the burner body Bm and the burner cap Bc. It is formed so as to protrude outward in the radial direction from the formed flame opening H.
Further, the lower surface of the flange portion 5g is formed so as to be recessed upward. Specifically, the lower surface of the flange 5g is recessed in a generally inverted V shape when viewed in the circumferential direction.
[0025]
Based on FIG. 4, FIG. 7, FIG. 8, FIG. 11 and FIG. 12, the burner cap Bc of the high thermal power burner B1 will be described.
Like the burner cap Bc of the standard burner B2, the burner cap Bc of the high-thermal-power burner B1 includes the cap body 5 and the cap-side fitting portion cylindrical body 6, but the umbrella body 7 is further replaced with the cap body 5 Is supported by the three leg portions 30 so as to cover the secondary air holes 5B at a distance so as to allow the passage of the secondary air. . The umbrella 7 is formed to have a smaller diameter than the secondary air hole 5B, and the burner cap Bc is configured so that it can be die-molded with aluminum as a material.
Since the cylindrical body 6 for cap side fitting parts is the same as the burner cap Bc of standard burner B2, description is abbreviate | omitted.
[0026]
Similar to the standard burner B2, the upper part 5C of the cap body 5 is formed in a mortar shape that becomes higher toward the outer peripheral side, and an annular thick part 5A that protrudes downward is provided on the outer peripheral side of the lower part. The lower surface of the thick wall portion 5A is formed as an inclined surface positioned upward as it goes outward.
On the lower surface of the thick part 5A of the cap body 5, as with the standard burner B2, a main flame vertical groove 5a, an auxiliary flame vertical groove 5h, a flame holding channel concave part 5b, and an ignition flame groove 5d. Is formed.
[0027]
Similar to the standard burner B2, the mortar-shaped upper portion 5C of the cap body 5 is formed with a broth discharge groove 5e so as to discharge the broth from the outer peripheral portion corresponding to the two auxiliary flame outlet portions Hs for discharging the broth. The hole edge of the secondary air hole 5B is raised in a cylindrical shape, and a cylindrical rising wall 5f is provided at the hole edge of the secondary air hole 5B. However, the cylindrical upright wall 5f is provided so as to be lower than the upper peripheral edge of the mortar-shaped upper part 5C of the cap body 5.
[0028]
The broth discharge groove 5e will be described in detail. The broth discharge groove 5e includes an annular portion surrounding the outer periphery of the cylindrical upright wall 5f, one end communicating with the annular portion, and the other end for discharging the broth. Two linear portions extending in the radial direction toward the outer peripheral portion corresponding to each of the auxiliary flame outlet portions Hs are provided.
The straight broth discharge groove 5e is formed by inclining the mortar-shaped upper portion 5C of the cap body 5 so as to be positioned downward toward the outer peripheral side, and further, the end surface portion of the thick portion 5A of the cap body 5 Is provided with a flange 5g so as to protrude radially outward from the bottom of the radial tip of the recess that forms the straight boiled discharge groove 5e, and even in the high thermal power burner B1, Similarly, the broth discharge groove 5e is formed so as to protrude outward in the radial direction from the flame outlet H formed between the burner body Bm and the burner cap Bc.
Further, the lower surface of the flange portion 5g is recessed in a substantially inverted V shape when viewed in the circumferential direction, like the standard burner B2.
[0029]
As for the standard burner B2 and the high-fired burner B1, it is clear from the above description, but when explaining matters common to them, the portion located below the broth discharge groove 5e in the cap body 5 includes: The flame holding channel recess 5b is formed, but the main flame outlet vertical groove 5a and the auxiliary flame outlet vertical groove 5h are not formed, and the boiled juice discharge groove 5e of the flame outlet H as viewed in the vertical direction The overlapping portion is not provided with the main flame mouth 2 and the auxiliary flame mouth 4, but is provided with only the flame holding mouth 19 and is configured as the auxiliary flame mouth portion Hs for discharging the broth, and the broth discharge groove 5e when viewed in the vertical direction. The non-overlapping portions are provided with a main flame opening 2 and a flame holding opening 19 to form a flame larger than the auxiliary flame opening Hs for discharging the broth, the auxiliary flame opening 4 and the flame holding opening 19. And larger than the auxiliary flame outlet Hs for discharging the broth It is constituted as an auxiliary flame port portion Hs except for broth discharge to form a.
[0030]
As shown in FIGS. 13 and 14, the burner cap Bc of the small burner B <b> 3 is connected to a disc-shaped cap body 5 whose axis is directed in the vertical direction, and the axis is directed downward in the cap body 5 in the vertical direction. The cap-side fitting portion cylindrical body 8 is integrally formed by die-casting using aluminum as a material. And the cap side fitting part Sc is comprised with the cylindrical body 8 for cap side fitting parts.
[0031]
The cap-side fitting portion cylindrical body 8 is formed in a cracked cylindrical shape in which the cross-sectional shape orthogonal to the vertical axis direction is an arc shape, and the cracked cylindrical cap-side fitting portion cylindrical body 8 is cracked. The portion is configured to function as an opening 9 into which a protruding portion 17 constituting a main body side fitting portion Sm described later is inserted.
Furthermore, the crack width of the crack portion of the cap-side fitting portion cylindrical body 8 is made wider toward the tip end side of the cap-side fitting portion cylindrical body 8 so that the opening width of the opening portion 9 becomes the cap side. The portion located on the distal end side of the fitting-use cylindrical body 8 is made wider.
[0032]
Similar to the cap body 5 of the standard burner B2, the cap body 5 of the small burner B3 is provided with a thick portion 5A, and in the thick portion 5A, a main groove vertical groove 5a and a flame holding channel recessed portion 5b. In addition, a throttle inlet 5c is formed.
[0033]
Next, the burner body Bm will be described. Since the burner bodies Bm of the high thermal power burner B1 and the standard burner B2 have the same configuration, the burner bodies Bm of the high thermal power burner B1 and the standard burner B2 are the standard burner B2. 3 to 5, 9 and 10, and the burner body Bm of the small burner B 3 will be described with reference to FIGS. 13 and 14.
[0034]
As shown in FIGS. 3 to 5, 9, and 10, the burner body Bm of the high-fired burner B <b> 1 and the standard burner B <b> 2 is integrally formed with the mixing tube 10 and the burner base 11 connected to the mixing tube 10. In order to prepare for this, it is made by die-casting using aluminum as a material.
The mixing tube 10 is provided with a supply port 10i through which gas fuel is ejected and supplied from a gas nozzle (not shown), and primary air is sucked in along with the supply of the gas fuel, and is supplied from the supply port 10i. Gas fuel and primary air are mixed.
The burner base 11 is provided with a cylindrical inner peripheral wall 12 whose axial center is directed in the vertical direction, and is formed in a substantially annular shape in which a generally annular mixed gas distribution chamber 1 having an open top is formed inside, and the mixed gas. The distribution chamber 1 is configured to be supplied with a mixed gas from a mixing tube 10. The cylindrical inner peripheral wall 12 of the burner base 11 is formed so that the cap-side fitting portion cylindrical body 6 of the burner cap Bc can be fitted therein, and the inner peripheral wall 12 is formed on the main body side. The main body side fitting portion cylindrical body 12 is configured to function as the main body side fitting portion cylindrical body 12 constituting the fitting portion Sm. A protruding portion 12a is provided to protrude toward the surface.
[0035]
A concave portion for forming the mixed gas distribution chamber 1 is formed in the central portion of the burner base 11, and the upper portion of the burner base 11 is formed in a mortar shape that becomes higher toward the outer peripheral side, and the mortar-shaped upper portion of the burner base 11 is It is comprised so that it may function as the flame mouth formation part 13 which forms the flame mouth H between the burner cap Bc in the main body Bm.
[0036]
In the present invention, in each of the high-burning burner B1, the standard burner B2, and the small burner B3, the flame port forming portion 13 of the burner base 11 projects outward from the burner cap Bc and below the flame port H. In addition, in each of the high heating power burner B1 and the standard burner B2, the overhanging portion 26s corresponding to the auxiliary flame outlet portion Hs for discharging the broth in the overheating portion 26 is configured. (Hereinafter, it may be referred to as the overhang portion 26s corresponding to the broth discharge portion), but the overhang portion 26b corresponding to the auxiliary flame portion Hs and the main flame portion Hm other than those for discharging the broth (hereinafter, corresponding to the main flame portion). It may be configured to project outward from the protruding portion 26b.
[0037]
On the outer peripheral side of the flame mouth forming portion 13 of the burner base 11, a concave groove 13a is formed in a state extending over substantially the entire circumference, and the height of the protruding portion 13b surrounding the outer side of the concave groove 13a is set to The height is substantially the same as the height of the side wall portion 13c surrounding the inner side. The protruding portion 13b surrounding the outer side of the concave groove 13a is formed so as to be located immediately below the outer peripheral edge portion of the cap body 5 in a state where the burner cap Bc is mounted on the burner body Bm.
Furthermore, in the outer peripheral part of the ridge part 13b of the flame formation part 13 of the burner base 11, the part corresponding to the auxiliary flame part Hs and the main flame part Hm excluding two places for discharging the broth is a ridge part. Forming a lower step that is lower than 13b and projecting outward from the ridge 13b, and functioning as a projecting portion 26b corresponding to the large flame opening, In the outer peripheral portion of the ridge portion 13b of the flame mouth forming portion 13 of the burner base 11, the portions corresponding to the two auxiliary flame outlet portions Hs for discharging the broth are higher than the overhanging portion 26b corresponding to the large flame mouth portion. It is configured to be formed in a lowered step portion that protrudes outward from the overhanging portion 26b corresponding to the large flame outlet portion and to function as the overhanging portion 26s corresponding to the broth discharge portion. It is.
Moreover, the overhang | projection part 26s corresponding to a broth discharge part is provided with the ditch | groove 27 which the circumferential direction both ends opened along the circumferential direction.
In short, of the overhang portion 26, the overhang portion 26s corresponding to the broth discharge portion is configured to protrude outward from the overhang portion 26b corresponding to the large flame opening portion.
[0038]
Further, as shown in FIG. 3, a plug insertion hole 15 through which the ignition plug 14 is inserted vertically is formed outside the mixed gas distribution chamber 1 of the burner base 11, and an upper opening of the plug insertion hole 15 is formed. A plug cover 16 is provided so as to cover the upper side, and a target electrode 16 a facing the discharge electrode 14 a of the spark plug 14 is provided on the plug cover 16.
[0039]
As shown in FIGS. 13 and 14, the burner body Bm of the small burner B3 is similar to the burner body Bm of the high thermal power burner B1 and the standard burner B2, and the burner base connected to the mixing tube 10 is used. 11 is integrally formed by die casting using aluminum as a material.
The mixing tube 10 of the small burner B3 is configured in the same manner as the mixing tube 10 of the high thermal power burner B1 and the standard burner B2.
The burner base 11 of the small burner B3 is formed in a substantially bottomed cylindrical shape with an open top, and the inside thereof is used as the mixed gas distribution chamber 1 so that the mixed gas is supplied from the mixing tube 10.
The burner base 11 of the small burner B3 is provided with a projecting portion 17 projecting from the inner peripheral wall, and a columnar body-side fitting portion shaft body 18 extending upward from the tip of the projecting portion 17 in the projecting direction. . The main body side fitting portion shaft body 18 is formed so that the cap side cylindrical body 8 of the burner cap Bc can be externally fitted.
The overhanging portion 17 functions as the protruding portion 17 protruding from a part of the body-side fitting portion shaft body 18 in the circumferential direction, and the body-side fitting portion Sm protrudes from the body-side fitting portion shaft body 18. And a portion 17.
[0040]
The burner base 11 of the small burner B3 is provided with a plug insertion hole 15, a plug cover 16, and a target electrode (not shown) in the same manner as the high thermal power burner B1 and the standard burner B2.
Similarly to the high thermal power burner B1 and the standard burner B2, the upper portion of the burner base 11 of the small burner B3 is formed in a mortar shape that becomes higher toward the outer peripheral side, and the mortar-shaped upper portion of the burner base 11 is formed into the burner body Bm Is configured to function as a flame opening forming portion 13 that forms a flame hole H with the burner cap Bc.
Further, the flame mouth forming portion 13 of the burner base 11 is formed with a groove 13a and a ridge portion 13b surrounding the outside of the groove 13a, similar to the high heating power burner B1 and the standard burner B2. The projecting portion 26 projecting outward from the cap Bc and positioned below the flame outlet H is provided with the same projecting amount over substantially the entire circumference.
[0041]
Next, a method of assembling the burner cap Bc to the burner body Bm in a mounted state will be described.
As shown in FIGS. 3, 4 and 9 to 12, in the high thermal power burner B1 and the standard burner B2, the cylindrical body 6 for the cap side fitting portion of the burner cap Bc is fitted on the main body side of the burner main body Bm. The inner cylinder 12 for the part is fitted inside, and the burner cap Bc is brought into contact with the inner circumferential surface of the cylindrical body 12 for the main body side fitting part and the outer circumferential surface of the cylindrical body 6 for the cap side fitting part, The burner body Bm is rotated while being guided around the vertical axis along the vertical direction, and the phase is adjusted to a specific phase.
When the phase of the burner cap Bc is adjusted to a specific phase with respect to the burner main body Bm, the protrusion of the cylindrical body 12 for main body side fitting portion is formed in the concave portion of the concave and convex portion 6A at the tip of the cylindrical body 6 for cap side fitting portion. The portion 12a is engaged, and the burner cap Bc can be moved closer to the burner main body Bm, and the main body side is placed on the bottom surface of the concave portion of the concave and convex portion 6A at the tip of the cap-side fitting portion cylindrical body 6. The protruding portion 12a of the cylindrical portion 12 for fitting portion comes into contact (this state corresponds to a proper fitting state), and the burner cap Bc is horizontally positioned in a specific phase with respect to the burner body Bm. The burner cap Bc is fixed in a state of being positioned in the direction, and the burner cap Bc is assembled in a mounted state in a state of being positioned at a specific phase with respect to the burner body Bm.
[0042]
The phase of the burner cap Bc is adjusted to a phase other than the specific phase with respect to the burner main body Bm, and the convex portion of the concave and convex portion 6A at the tip of the cylindrical body for cap side fitting portion 6 is cylindrical for the main body side fitting portion. In a state of contact with the protrusion 12a of the body 12 (corresponding to an improper fitting state), the burner cap Bc is attached to the burner body Bm so that ignition is not possible even if the ignition operation is performed by the spark plug 14. In order to make them separate from each other, the concave and convex portion 6A at the tip of the cap-side fitting portion cylindrical body 6 and the protrusion 12a of the main body-side fitting portion cylindrical body 12 are set.
[0043]
As shown in FIGS. 13 and 14, in the small burner B3, the cap-side fitting portion cylindrical body 8 of the burner cap Bc is externally fitted to the body-side fitting portion shaft 18 of the burner body Bm, and the burner cap Bc is contacted with the outer peripheral surface of the body-side fitting portion shaft body 18 and the inner peripheral surface of the cap-side fitting portion cylindrical body 8 around the vertical axis along the vertical direction in the burner body Bm. The phase is adjusted to a specific phase by rotating in a guided state.
When the phase of the burner cap Bc is adjusted to a specific phase with respect to the burner body Bm, the opening 9 of the cap-side fitting portion cylindrical body 8 projects from a part of the body-side fitting portion shaft 18 in the circumferential direction. Thus, the burner cap Bc can be moved closer to the burner main body Bm, and the protrusion 17 is in contact with the upper surface of the opening 9 of the cylindrical body 8 for the cap-side fitting portion. In this state, the burner cap Bc is fixed in a state of being positioned in a horizontal direction with the burner cap Bc positioned in a specific phase with respect to the burner body Bm, and thus the burner cap Bc is fixed in a specific phase with respect to the burner body Bm. It is assembled in the mounting state in a state where it is positioned on.
[0044]
The burner cap Bc is phase adjusted to a phase other than the specific phase with respect to the burner body Bm, and the tip of the cap-side fitting portion cylindrical body 8 is in contact with the protruding portion 17 (in an improper fitting state). In other words, the opening 9 and the protrusion 17 are set so that the burner cap Bc is separated from the burner body Bm so that ignition is impossible even if the ignition operation is performed by the spark plug 14.
[0045]
That is, in the high thermal power burner B1, the standard burner B2, and the small burner B3, the main body side fitting portion Sm and the cap side fitting portion Sc are vertically aligned with the burner cap Bm with respect to the burner main body Bm. When the phase is adjusted to the specific phase around, the burner cap Bm is fitted into the proper fitting state where it is placed, and is not fitted into the proper fitting state at a phase other than the specific phase. It is.
[0046]
When the burner cap Bc is assembled to the burner main body Bm as described above, the high burner B1, the standard burner B2, and the small burner B3 are similarly used for the main flame outlet of the cap main body 5 of the burner cap Bc. The main flame port 2, the flame holding channel 3 and the ignition flame communicated with the mixed gas distribution chamber 1 by the vertical groove 5a and the flame holding channel recess 5b and the flame port forming part 13 of the burner base 11 of the burner body Bm. A mouth 20 is formed. However, in the high-fired burner B1 and the standard burner B2, the auxiliary flame is further formed by the auxiliary groove vertical groove 5h of the cap body 5 of the burner cap Bc and the flame mouth forming portion 13 of the burner base 11 of the burner body Bm. A mouth 4 is formed.
[0047]
In addition, the protrusion 13b of the flame mouth forming portion 13 of the burner base 11 is positioned along the lower edge of the outer peripheral edge of the thick portion 5A of the cap body 5, and the concave groove 13a of the base surface 13 is formed in the cap body 5. The recessed groove 13 a is communicated with the main flame outlet 2 and the flame-holding flow path 3 by being positioned on the inner side of the outer peripheral edge of the thick wall portion 5 </ b> A.
Furthermore, by making the height of the protrusion 13b substantially the same as the height of the side wall portion 13c surrounding the inside of the concave groove 13a, the flame mouth forming portion 13 of the burner base 11 and the thick portion 5A of the cap body 5 are formed. A gap is formed between the lower surface and the main flame port 2 and the flame-holding flow path 3 over substantially the entire circumference, and the gap functions as the flame-holding port 19. .
[0048]
Next, the combustion mode in the high thermal power burner B1, the standard burner B2, and the small burner B3 will be described.
Since the combustion forms of the high thermal power burner B1 and the standard burner B2 are the same, the combustion forms of the high thermal power burner B1 and the standard burner B2 will be described collectively based on FIGS.
In the high thermal power burner B1 and the standard burner B2, as shown by the broken line arrows in FIGS. 9 to 12 and FIGS. 15 to 17, the secondary air flows between the top plate 21 and the juice receiving tray 23. From the secondary air discharge port 24 of the secondary air flow path 25 formed in the above, it is supplied upward along the outer peripheral portion of the burner body Bm, and is supplied through the secondary air hole 5B of the burner cap Bc. .
[0049]
When the mixed gas is supplied to the mixed gas distribution chamber 1, the mixed gas is ejected from the main flame port 2, the auxiliary flame port 4 and the ignition flame port 20, and flows into the flame holding flow path 3 from the throttle inlet 5c. When the pressure is reduced in the flame holding flow path 3 and discharged from the flame holding port 19 and the ignition plug 14 performs an ignition operation, the mixed gas ejected from the ignition flame port 20 burns to form an ignition flame, Due to the ignition flame, the gas is transferred to the gas mixture ejected from the main flame mouth 2, the auxiliary flame mouth 4 and the flame holding mouth 19, and the main flame F 1 is formed by the main flame mouth 2. An auxiliary flame (not shown) smaller than F1 is formed, flame holding F2 is formed by the flame holding port 19, and the entire flame burns. The main flame F1 is formed obliquely upward by each main flame outlet 2, and the auxiliary flame is formed diagonally upward by each auxiliary flame opening 4.
In this case, a part of the mixed gas flowing through the flame holding channel 3 is discharged from the flame holding port 19 between the main flame ports 2, between the main flame port 2 and the auxiliary flame port 4, and between the main flame ports 2, and A flame holding F2 is formed between the main flame mouth 2 and the auxiliary flame mouth 4, and one of the mixed gas flowing through the flame holding passage 3 by the ejector action of the mixed gas flowing through the main flame mouth 2 and the auxiliary flame mouth 4 The portion flows into the flame holding port 19 below the main flame opening 2 and the auxiliary flame port 4 through the concave groove 13 a and discharges from there, and the flame holding F 2 is also below the main flame opening 2 and the auxiliary flame opening 4. Since it is formed, the flame holding F2 is formed over substantially the entire circumference.
Therefore, the flame holding F2 is formed below the main flame opening 2 and the auxiliary flame opening 4, and the mixed gas ejected from the main flame opening 2 and the auxiliary flame opening 4 burns in a state where the flame holding is performed by the flame holding F2. Therefore, the lift is suppressed and stable combustion is performed.
Further, since the flame holding F2 is also formed below the main flame mouth 2, the flame holding F2 formed between the main flame mouths 2 can be reduced, so that secondary air can be smoothly supplied to the main flame F1. It is possible to further improve the stability of combustion.
Further, since the mixed gas is supplied to the flame holding channel 3 through the throttle inlet 5c, the mixed gas is decompressed in the flame holding channel 3, so that the mixed gas is more uniform from the flame holding channel 3. Since the gas is supplied to the concave groove 13a and the flame holding port 19 with the increased pressure, and the discharge of the mixed gas from the flame holding port 19 is stabilized, the flame holding F2 is stably formed. It is possible to further improve the stability.
[0050]
Further, since the overhanging portion 26 is provided below the main flame opening 2, the auxiliary flame opening 4 and the flame holding port 19, immediately after reducing the amount of combustion, the secondary flame extends along the outer peripheral portion of the burner body Bm. Even if the main flame F1, the auxiliary flame, and the flame holding F2 are reduced in a state where the air is flowing in a large amount corresponding to the state where the combustion amount is large, the main flame F1, the auxiliary flame, and the flame holding F2 are caused by the secondary air Since the overhanging portion 26 is located below the main flame opening 2, the auxiliary flame opening 4 and the flame holding opening 19, the combustion amount is increased to increase the main flame F 1, Even when the auxiliary flame becomes longer, the main flame F1 and the auxiliary flame are appropriately supplied without being deficient in secondary air, and are prevented from sticking to the overhanging portion 26 and formed upward.
Moreover, since the overhang portion 26s corresponding to the broth discharge portion is configured to protrude outward from the overhang portion 26b corresponding to the large flame opening portion, it is formed by the auxiliary flame outlet portion Hs for discharging the broth. The flame holding F2 is more effectively suppressed from being blown by the secondary air flowing upward along the outer peripheral portion of the burner body Bm because the overhang amount of the overhang portion 26s corresponding to the broth discharge portion is large. The main flame F1 formed at the mouth portion Hm is appropriately supplied without a shortage of secondary air since the amount of the overhang portion 26b corresponding to the large flame mouth portion is small, Sticking to the overhanging portion 26b is more effectively suppressed, and the main flame F1 is further prevented from being turned sideways and more easily formed upward.
[0051]
In the high thermal power burner B1 and the standard burner B2, even if boiled juice spills from the cooking container into the mortar-like upper part 5C of the burner cap Bc, it is suppressed from falling into the secondary air hole 5B by the cylindrical standing wall 5f. The soup is discharged from the outer periphery of the burner cap Bc through the soup discharge groove 5e. Even if the broth falls from the broth discharge groove 5e onto the overhang portion 26s corresponding to the broth discharge portion, the overhang portion 26s is formed lower than the flame opening H, and the groove 7 is formed with the concave groove 7s. Since it is formed and the broth falls through the concave groove 7, entry into the flame opening H is suppressed and clogging of the flame opening H is suppressed.
Moreover, even if the broth falls on the overhanging portion 26b corresponding to the large flame opening portion, since the overhanging portion 26b is formed lower than the flame opening H, entry into the flame opening H is suppressed, The clogging of the flame port H is suppressed.
[0052]
In the small burner B3, the auxiliary flame outlet portion Hs for discharging the broth is not provided unlike the high-burning burner B1 and the standard burner B2, and the protruding portion 26 is provided with the same protruding amount over substantially the entire circumference. Therefore, in the main flame outlet portion Hm, as in the case of the high power burner B1 and the standard burner B2 shown in FIG. 15 and FIG. In the portion Hs, the flame holding port 19 burns in the same manner as the combustion mode shown in FIG.
However, in the small burner B3, the secondary air flows from the secondary air discharge port 24 of the secondary air flow path 25 formed between the top plate 21 and the juice receiving tray 23 along the outer peripheral portion of the burner body Bm. And supplied upward.
[0053]
In the small burner B3, since the overhanging portion 26 is provided below the main flame opening 2 and the flame holding opening 19, immediately after the combustion amount is reduced, the small burner B3 is formed along the outer peripheral portion of the burner main body Bm. Even if the main flame F1 and the flame holding F2 become small in a state where the secondary air flows in a large amount corresponding to the state where the combustion amount is large, the main flame F1 and the flame holding F2 are prevented from being blown by the secondary air. In addition, since the overhanging portion 26 is located below the main flame opening 2 and the flame holding opening 19, even when the main flame F1 is lengthened by increasing the combustion amount, the main flame F1 is , The sticking to the overhanging portion 26 is suppressed and formed upward.
Also, even if the broth falls on the overhanging portion 26, the overhanging portion 26 is formed lower than the flame opening H, so that the entry into the flame opening H is suppressed and the flame opening H is clogged. Is suppressed.
[0054]
Hereinafter, each of the second and third embodiments of the present invention will be described. In each embodiment, except that the configuration of the overhang portion 26 is different, it is the same as the first embodiment. In order to avoid redundant description of the components having the function, description and illustration are omitted, and the overhang portion 26 will be mainly described.
[0055]
[Second Embodiment]
In the second embodiment, as shown in FIG. 19 and FIG. 20, in each of the high thermal power burner B1 and the standard burner B2, a flame mouth forming a flame mouth H between the burner cap Bc in the burner body Bm. The portion 13 is provided with an overhanging portion 26 that protrudes outward from the burner cap at the same height as the lower edge of the flame opening H, and of the overhanging portion 26, the auxiliary flame outlet portion Hs for discharging the broth The overhanging portion 26s corresponding to is projected outward from the overhanging portion 26b corresponding to the other auxiliary flame opening portion Hs and the main flame opening portion Hm.
In addition, in each of the high thermal power burner B1 and the standard burner B2, in the flame mouth forming portion 13 of the burner base 11, a portion surrounding the outside of the recessed groove 13a is defined as a portion of the side wall portion 13c surrounding the inside of the recessed groove 13a. The projection portion 13b is not formed as in the first embodiment, but is formed as a projecting portion 26. The projecting portion 13b is not formed as in the first embodiment.
[0056]
[Third Embodiment]
In the third embodiment, as shown in FIGS. 21 and 22, in the small burner B3, the flame port forming portion 13 that forms the flame port H between the burner body Bm and the burner cap Bc is provided by the burner cap Bc. And a projecting portion 26s corresponding to the auxiliary flame mouth portion Hs, and a projecting portion 26s corresponding to the auxiliary flame mouth portion Hs. It is configured to protrude outward from the portion 26b.
In addition, the overhang | projection part 26s corresponding to the auxiliary flame mouth part Hs is comprised similarly to the overhang | projection part 26s corresponding to the broth discharge part in said 1st Embodiment.
[0057]
[Another embodiment]
Next, another embodiment will be described.
(A) The overhang portion 26 can be variously configured in addition to the configurations exemplified in the above embodiments.
For example, in the above-described first embodiment, the high-burner B1 and the standard burner B2 also project outwardly from the burner cap Bc and below the flame outlet H, similarly to the small burner B3. The portion 26 may be provided with the same overhang over substantially the entire circumference.
[0058]
In the first embodiment, the overhang portion 26s corresponding to the broth discharge portion is provided to be lower in height than the overhang portion 26b corresponding to the large flame outlet portion. However, the overhang portion 26s corresponding to the broth discharge portion is provided. May be provided at the same height as the overhanging portion 26b corresponding to the large flame opening portion.
[0059]
Further, in the third embodiment, the flame port forming portion 13 of the small burner B3 is configured to have a projecting portion 26 that projects outward from the burner cap Bc and is located below the flame port H. In the overhang portion 26, the overhang portion 26s corresponding to the auxiliary flame port portion Hs is illustrated as projecting outward from the overhang portion 26b corresponding to the main flame port portion Hm. Instead, the overhanging portion 26 that projects the flame mouth forming portion 13 outward from the burner cap Bc at the same height as the lower edge of the flame mouth H (specifically, the lower edge of the flame holding mouth 19). Of the overhanging portion 26, the overhanging portion 26s corresponding to the auxiliary flame opening portion Hs may protrude outward from the overhanging portion 26b corresponding to the main flame opening portion Hm. good.
In addition, in the flame formation part 13 of the burner base 11, the part surrounding the outer side of the concave groove 13a is formed in a planar shape substantially the same height as the side wall part 13c surrounding the inner side of the concave groove 13a. The projecting portion 13b as in the above embodiment is not formed, and the planar portion is used as the projecting portion 26.
[0060]
(B) Of the five auxiliary flame outlet portions Hs, the overhang portions 26 corresponding to the three auxiliary flame mouth portions Hs other than the auxiliary flame outlet portion Hs for discharging the broth are also the overhang portions 26s corresponding to the broth discharge portion. Similarly, it may be configured to protrude outward from the overhanging portion 26 corresponding to the main flame opening portion Hm.
Moreover, in said embodiment, although illustrated about the case where the broth discharge groove | channel 5e was provided corresponding to the two auxiliary flame-mouth part Hs of the five auxiliary flame-portion parts Hs, It may be provided corresponding to one auxiliary flame mouth portion Hs of the five auxiliary flame mouth portions Hs, or may be provided corresponding to three or more auxiliary flame mouth portions Hs. And the overhang | projection part 26 corresponding to the auxiliary flame mouth part Hs which provided the broth discharge groove | channel 5e protrudes outward from the overhang part 26 corresponding to the main flame mouth part Hm similarly to said each embodiment. You may comprise as the overhang | projection part 26s corresponding to a discharge part.
[0061]
(C) In addition to the so-called three-neck gas stove having three burners B as exemplified in the above embodiment, the present invention is a so-called two-neck gas stove having two burners B, The present invention can be applied to a gas stove burner of various gas stoves such as a so-called single gas stove equipped with a burner B of a table.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a gas stove provided with a gas stove burner of the present invention.
FIG. 2 is a plan view of a main part of a gas stove provided with a gas stove burner according to the first embodiment.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view of a main part of a gas stove provided with a gas stove burner according to the first embodiment.
FIG. 4 is an exploded perspective view of the main part of the gas stove burner according to the first embodiment.
FIG. 5 is a plan view showing a burner body of the gas stove burner according to the first embodiment.
FIG. 6 is a plan view of a burner cap of the gas stove burner according to the embodiment.
FIG. 7 is a plan view of the burner cap of the gas stove burner according to the embodiment.
FIG. 8 is a bottom view of the burner cap of the gas stove burner according to the embodiment.
9 is an XY arrow view in FIG.
FIG. 10 is a view taken along the line V-O-W in FIG.
11 is a view taken in the direction of arrows X-O-Y in FIG. 8;
12 is a view taken along the line V-O-W in FIG.
FIG. 13 is an exploded perspective view of the main part of the gas stove burner according to the first embodiment.
FIG. 14 is a longitudinal sectional view of an essential part of the gas stove burner according to the first embodiment.
FIG. 15 is a longitudinal sectional view of an essential part of the gas stove burner according to the first embodiment.
FIG. 16 is a longitudinal sectional view of an essential part of the gas stove burner according to the first embodiment.
FIG. 17 is a longitudinal sectional view of an essential part of the gas stove burner according to the first embodiment.
FIG. 18 is a perspective view of the main part of the gas stove burner according to the first embodiment.
FIG. 19 is a longitudinal sectional view of a main part of a gas stove burner according to a second embodiment.
FIG. 20 is a longitudinal sectional view of a main part of a gas stove burner according to a second embodiment.
FIG. 21 is a plan view showing a burner body of a gas stove burner according to a third embodiment.
FIG. 22 is a longitudinal sectional view of an essential part of a gas stove burner according to a third embodiment.
FIG. 23 is a longitudinal sectional view of a main part of a conventional gas stove burner.
[Explanation of symbols]
2 Main flame mouth
3 Flame holding channel
10 Mixing tube
13 Flame mouth forming part
13a groove
19 Flame holder
26 Overhang
26b Overhang corresponding to the main flame outlet
26s Overhang part corresponding to auxiliary flame outlet
27 Groove
Bc burner cap
Bm burner body
H Flame outlet
Hm Main flame part
Hs Auxiliary flame part

Claims (5)

バーナ本体と、それに載置させた載置状態に組み付けられるバーナキャップとが設けられ、
前記バーナ本体と前記バーナキャップとの間に、外方に向けて炎を形成する炎口が周方向に沿って形成されたガスコンロ用バーナであって、
前記炎口が、前記バーナキャップの外周部下部と前記バーナ本体との間に隙間状に形成された保炎口を備えて構成され、
前記バーナ本体における前記バーナキャップとの間に前記炎口を形成する炎口形成部が、前記バーナキャップよりも外方に張り出し且つ前記炎口よりも下方側に間隔を隔てて位置する張り出し部を備えるように構成されているガスコンロ用バーナ。A burner main body and a burner cap that is assembled in a mounting state mounted thereon are provided,
Between the burner body and the burner cap, a gas stove burner in which a flame opening that forms a flame outward is formed along the circumferential direction,
The flame port is configured to include a flame holding port formed in a gap shape between the lower part of the outer peripheral portion of the burner cap and the burner body,
A flame port forming portion that forms the flame port between the burner cap and the burner cap in the burner body protrudes outward from the burner cap and is positioned at a distance from the flame port at a lower side. A gas stove burner configured to provide. バーナ本体と、それに載置させた載置状態に組み付けられるバーナキャップとが設けられ、
前記バーナ本体と前記バーナキャップとの間に、外方に向けて炎を形成する炎口が周方向に沿って形成されたガスコンロ用バーナであって、
前記炎口が、主炎口部分と、その主炎口部分よりも小さな炎を形成する補助炎口部分とを備えて構成され、
前記バーナ本体における前記バーナキャップとの間に前記炎口を形成する炎口形成部が、前記バーナキャップよりも外方に張り出す張り出し部を備えるように設けられ、
前記張り出し部のうち、前記補助炎口部分に対応する張り出し部が、前記主炎口部分に対応する張り出し部よりも外方側に突出するように構成されているガスコンロ用バーナ。A burner main body and a burner cap that is assembled in a mounting state mounted thereon are provided,
Between the burner body and the burner cap, a gas stove burner in which a flame opening that forms a flame outward is formed along the circumferential direction,
The flame mouth is configured to include a main flame mouth portion and an auxiliary flame mouth portion that forms a smaller flame than the main flame mouth portion,
A flame port forming portion that forms the flame port between the burner cap and the burner cap in the burner body is provided with a projecting portion that projects outward from the burner cap,
A gas stove burner configured such that, of the overhanging portion, the overhanging portion corresponding to the auxiliary flame mouth portion protrudes outward from the overhanging portion corresponding to the main flame mouth portion. バーナ本体と、それに載置させた載置状態に組み付けられるバーナキャップとが設けられ、
前記バーナ本体と前記バーナキャップとの間に、外方に向けて炎を形成する炎口が周方向に沿って形成されたガスコンロ用バーナであって、
前記炎口が、主炎口部分と、その主炎口部分よりも小さな炎を形成する補助炎口部分とを備えて構成され、
前記バーナ本体における前記バーナキャップとの間に前記炎口を形成する炎口形成部が、前記バーナキャップよりも外方に張り出し且つ前記炎口よりも下方側に位置する張り出し部を備えるように構成され、
前記張り出し部のうち、前記補助炎口部分に対応する張り出し部が、前記主炎口部分に対応する張り出し部よりも外方側に突出するように構成されているガスコンロ用バーナ。A burner main body and a burner cap that is assembled in a mounting state mounted thereon are provided,
Between the burner body and the burner cap, a gas stove burner in which a flame opening that forms a flame outward is formed along the circumferential direction,
The flame mouth is configured to include a main flame mouth portion and an auxiliary flame mouth portion that forms a smaller flame than the main flame mouth portion,
A flame port forming portion that forms the flame port between the burner cap and the burner cap in the burner body includes a projecting portion that projects outward from the burner cap and is positioned below the flame port. And
A gas stove burner configured such that, of the overhanging portion, the overhanging portion corresponding to the auxiliary flame mouth portion protrudes outward from the overhanging portion corresponding to the main flame mouth portion. 前記補助炎口部分に対応する張り出し部に、前記周方向に沿い且つその周方向両端が開口した凹溝が設けられている請求項２又は３記載のガスコンロ用バーナ。The burner for a gas stove according to claim 2 or 3, wherein a groove corresponding to the auxiliary flame opening portion is provided with a groove along the circumferential direction and having both ends opened in the circumferential direction. 前記炎口が、前記周方向に間隔を隔てて設けられた複数の主炎口、及び、それら複数の主炎口の下部に連通する状態で、前記バーナ本体と前記バーナキャップとの間の外周部に全周又は略全周にわたって隙間状に形成された保炎口を備えて構成され、
前記バーナ本体の前記炎口形成部における前記保炎口を形成する部分に、前記周方向に全周又は略全周にわたる状態で、凹溝が設けられ、
前記周方向に隣接する主炎口同士の間に、混合管からガス燃料が供給される保炎流路が、前記凹溝に連通する状態で設けられている請求項１〜４のいずれか１項に記載のガスコンロ用バーナ。The outer periphery between the burner body and the burner cap in a state where the flame opening communicates with a plurality of main flame openings provided at intervals in the circumferential direction, and lower portions of the plurality of main flame openings. It is configured with a flame holding port formed in a gap shape over the entire circumference or substantially the entire circumference,
In the state where the flame holding port is formed in the flame port forming portion of the burner body, a groove is provided in a state extending over the entire circumference or substantially the entire circumference in the circumferential direction,
5. The flame holding channel through which gas fuel is supplied from a mixing tube is provided between the main flame ports adjacent in the circumferential direction in a state of communicating with the concave groove. The burner for a gas stove described in the paragraph.
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