JP3860083B2 - Telescopic sleeve for forming through holes in concrete structures - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリート梁などコンクリート構造物に、水道管や電線などを通すための貫通孔を形成するために使用される貫通孔形成用のスリーブに関する。
【0002】
【従来の技術】
コンクリート構造物における貫通孔形成用のスリーブとしては、特開平5−195620号公報に開示されたような伸縮スリーブがすでに提案されている。この伸縮スリーブは、ひも状のスライド手段をひっぱるという簡単な作業で、スリーブ長さを調整して型枠への密着性を高めることを可能としたものであり、特に、いわゆる「ボイド」と呼ばれるボール紙製の紙管とした場合、安上がりで非常に作業性のよいスリーブが提供される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
当該伸縮スリーブは、上記のような優れた利点を有するものであるが、スリーブ端面と型枠との間にできる隙間を介してコンクリートの回り込みが発生する点で改善の余地が残されている。
【0004】
すなわち、型枠内にコンクリートを打設するときに、通常の型枠はベニヤ板であることから、若干ではあるが型枠自体が外側へ膨らんでしまうことは避けられない。そのため、伸縮スリーブを施工した時点では該スリーブの端面を型枠側面に密着させてあっても、コンクリート打設により型枠が膨らむことで、打設時にはスリーブ端面と型枠との間に隙間ができてしまう。その隙間からコンクリートが回り込んでしまう結果、最終的に“はつる”作業を行わなければならないことも多い。
【0005】
このような課題を背景にしたのが本発明であって、さらに確実な型枠への密着性を得られるような仕組みを提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の伸縮スリーブは、外筒と、該外筒の一方の端部から突出可能なようにして該外筒内に挿入される内筒と、を備え、その外筒の他方の端部及び内筒の突出する端部に、型枠への固定面部を設けたことを特徴とする。あるいは、外筒と、該外筒の両端部から突出可能なようにして該外筒内に挿入される一対の内筒と、を備え、その各内筒の突出する端部に、型枠への固定面部を設けたことを特徴とする。すなわち、外筒や内筒の端部に固定面部を設けて型枠への密着性を向上させるものである。
【0007】
このような固定面部は、外筒や内筒の端部に形成したフランジとし、該フランジを釘やネジなどの固定具で型枠へ固定する手法が可能である。あるいは、外筒や内筒の端部を蓋で塞ぎ、この蓋の表面(外側面)を接着面として利用することもできる。その蓋は、筒と一体形成のものでもよいが、たとえば外筒あるいは内筒に嵌合させるなど、取り外し可能に筒端部に装着したものとしておくと、コンクリート打設後に型枠を外すときに一緒に外れてしまうので、片づけ作業にとって都合がよい。また、このような取り外し式の蓋にフランジを設け、このフランジを固定具で型枠へ固定する手法も可能である。
【0008】
また、その片づけ作業、すなわち完成後の伸縮スリーブ剥離作業を考えた場合、外筒の筒壁に軸方向で少なくとも1本のひも状材をかけ回しておくと、このひも状材を外筒の内側から引っ張ることで簡単に外筒をコンクリートから剥離させられる剥離手段となるので、好ましい。このような剥離手段は、針金やワイヤ、ピアノ線などを利用可能である。
【0009】
以上のような本発明の伸縮スリーブにおいても、上記従来技術のようなスライド手段を設けることが可能であるが、特に本発明においては、作りやすさや施工性をさらに追求して、内筒の突出する端部に一端が係止し且つ該内筒の内側を通して延長され、この内筒の他端部を経由した後に外筒に設けた支点孔又は外筒の端部から引き出されるひも状のスライド手段を提案する。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1に、本発明の一例を断面図で示している。
【0011】
この例の伸縮スリーブは、外筒1と、この外筒1の両端部1a,1bからスライド可能に挿入された一対の内筒2,3とを備えている。これら外筒1及び内筒2,3はボール紙から形成された円筒形のボイド管で、外筒1の内径に対し、内筒2,3の外径を1〜2mmほど小さく製造してある。したがって、外筒1内に挿入された内筒2,3は、スライドして外筒端部1a,1bから突出することができる。
【0012】
各内筒2,3の突出端部2a,3aには、固定面部として蓋4,5がはめ込まれている。これら蓋4,5は円形の平面形状を有したボール紙製で、内筒2,3の内径に嵌合する嵌合部4a,5aと、これよりも大径の接着面部4b,5bと、この接着面部4b,5bの表面全体に塗布された接着剤4c,5cと、接着剤4c,5c上の剥離紙4d,5dと、から構成されている。この蓋4,5は、嵌合部4a,5aを内筒2,3の突出端部2a,3a内に嵌合させ、嵌合部4a,5aと接着面部4b,5bとの段差部分を内筒2,3の端面に係止させるようにして装着される。なお、嵌合部4a,5aや接着面部4b,5bの厚みは、嵌合の強さや部品強度を考慮して適宜決定すればよい。また、接着面部4b,5bを図示よりもさらに大径としてフランジを形成し、このフランジを固定具で型枠へ固定するような手法を併用することもできる。
【0013】
本例の伸縮スリーブの場合、さらに、内筒2,3をスライドさせて外筒1から突出させるためのスライド手段6,7が設けられている。図2及び図3に詳細を示すこのスライド手段6,7は、内筒2,3の突出端部2a,3aに係止する係止爪6a,7aを基端にもち、内筒2,3の内側から他端部2b,3bを経由して外側へ出た後、外筒1の内側を通って端部1aから外へ先端が取り出される針金6b,7bにより構成されている。このスライド手段6,7は、内筒2,3の端部2a,3aに係止爪6a,7aを引っ掛けて取り回すだけの簡単な作業で装着でき、内筒や外筒を別途加工したりする必要がないので非常に具合がよい。
【0014】
このようなスライド手段6,7は、図2に示すスライド作業前の状態及び図3に示すスライド作業後の状態で明らかなように、針金6b,7bの先をもって引っ張り出すようにすると、当該針金6b,7bにより内筒2,3の他端部2b,3bが押し出され(矢示方向)、内筒2,3をスライドさせて適度に突出させることができる。そして作業後は、傍にある適当な鉄筋に針金6b,7bを巻き付け固定することで、内筒2,3の突出状態を維持させられる。
【0015】
以上の構造をもつ伸縮スリーブは、最終的には図4のような施工状態で設置されることになる。まず、内筒2,3を外筒1内に引っ込めた短い状態で、鉄筋Fの間を斜めに通して貫通孔形成位置にセットし、外筒1を固定する。そして、先に蓋4,5の剥離紙4d,5dを剥がし、接着剤4c,5cを露出させておく。継いで、飛び出しているワイヤ手段6,7を引っ張って内筒2,3をスライドさせ、型枠Kの壁面へ当接するまで突出させる。これにより、蓋4,5の接着面部4b,5bが型枠Kへ密着し且つ貼り付くことになる。この後は、スライド手段6,7を傍の適当な鉄筋Fにくくりつけてしまえば、型枠間に突っ張り渡した図4の施工状態が維持される。
【0016】
必要なすべての器具が設置されると型枠K内にコンクリートが打ち込まれるが、このとき、その圧力で型枠Kが外側へ若干膨らむ(場合にもよるが5mm程度)。これにより、接着面をもたない従来品の場合は、両内筒2,3の端面と型枠Kとの間に隙間が生じてしまい、この隙間からコンクリートが回り込んでしまうという現象の生じる可能性が高かった。一方、本例の伸縮スリーブの場合は、蓋4,5の接着面部4b,5bが、接着剤4c,5cにより型枠Kに貼り付いて密着しているので、型枠Kの変形に内筒2,3もしくは蓋4,5が追随して移動する。その結果、型枠Kとの密着が保たれ、隙間の生じるおそれはない。
【0017】
また、コンクリート施工後、型枠Kを取り払うときには、蓋4,5が型枠Kと一緒に外れてしまうので、手間が省ける。また、内筒2,3も、大部分は外筒1の中に入った状態にあるので、スライドさせて取り外すのは簡単である。
【0018】
図5に、伸縮スリーブの他の例を示してある。この例は、内筒を片側1つとした例である。すなわち、上記同様の外筒10内へ、その一方の端部11から上記同様の内筒20を挿入している。この内筒20における突出端部21にも、嵌合部41、接着面部42、接着剤43、剥離紙44からなる上記同様の蓋40がはめ込まれている。そして、内筒20は、上記同様に係止爪61、針金62からなるスライド手段60により、スライドさせて適宜突出させることができる。
【0019】
一方、外筒10の他方の端部12には、蓋40と同様の嵌合部51、接着面部52、接着剤53、剥離紙54からなる蓋50がはめ込まれている。すなわち、蓋50は、嵌合部51で外筒10の内径に嵌合し、この嵌合部51と接着面部52との段差部分で外筒10の端面に係止している。また、接着面部52の表面全体に接着剤53が塗布され、施工前は剥離紙54を被せてある。
【0020】
この伸縮スリーブの設置方法は、まず、内筒20を引っ込めた状態で鉄筋間を通して貫通孔形成位置へセットし、外筒10の他方の端部12にある蓋50の剥離紙52を剥がして、当該他方の端部12を先に型枠へ貼り付け密着させ、外筒10を固定する。そして、内筒20の蓋40における剥離紙44を剥がし、スライド手段60を引っ張って内筒20をスライドさせ、型枠へ押し付ける。すると、外筒10と内筒20とで図4同様の状態が得られ、同じ作用効果が発揮される。
【0021】
以上の他の例としてさらに、コンクリート施工後の剥離作業を容易にする例を図6に示す。この例の伸縮スリーブは、外筒100の筒壁101に、ひも状材として1本の針金102をかけ回してある。本例の場合、針金102がずれないように、筒壁101の外周側に一条の溝103を凹設してこの中に針金102を通すようにしている。なお、針金すなわちひも状材102は、図示のようにつながった環になったものでもよいし、外筒100の内側で切れて端部が垂れ下がったようなものでもよい。つまり、筒壁101の外周側を軸方向に差し渡してある状態であれば、どのような形態でもよい。
【0022】
この外筒100に内筒2,3を挿入して伸縮スリーブとして使用すれば、コンクリート施工後に内筒を取り外した後、外筒100の内側にある針金102をもって強く引っ張りさえすれば、当該針金102に引きずられて筒壁101が内側へ変形し、コンクリートから引き剥がすことが簡単にできる。したがって、コンクリート施工後の剥離作業が非常に容易となる。特に、このような針金102を用いた剥離手段を2箇所以上設けておけば非常に楽である。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、スライド可能な内筒を外筒内に挿入した伸縮スリーブについて、型枠に当接する端面に固定面部を設けたことにより、型枠が膨らんでもこれに追従することができるので、型枠への密着性がより確実となり、作業効率のいっそうの向上を期待できる。また、コンクリート施工後の回収作業においても、固定面部として嵌合式の蓋を使用した場合は型枠とともに回収され、また、内筒は抜き取りが簡単にできるし、外筒についても剥離手段を採用しておくことで、非常に簡単に回収作業を行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の伸縮スリーブの一例を示した断面図。
【図2】図1の部分拡大図。
【図3】内筒を突出させた状態で示した図2相当の拡大図。
【図4】図1の伸縮スリーブを型枠内へ設置した状態を説明した概略図
【図5】本発明の伸縮スリーブの他の例を示した断面図。
【図6】剥離手段を設けた外筒の断面図。
【符号の説明】
1,10,100 外筒
2,3,20 内筒
4,5,40,50 蓋[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a sleeve for forming a through hole used for forming a through hole for passing a water pipe, an electric wire or the like in a concrete structure such as a concrete beam.
[0002]
[Prior art]
As a sleeve for forming a through hole in a concrete structure, an expansion sleeve as disclosed in JP-A-5-195620 has already been proposed. This telescopic sleeve is a simple operation of pulling a string-like slide means, and it is possible to adjust the sleeve length to improve the adhesion to the formwork, and is particularly called a “void”. In the case of a cardboard made of cardboard, a cheap and very good workability sleeve is provided.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The elastic sleeve has the excellent advantages as described above, but there is still room for improvement in that the concrete wraps around the gap formed between the sleeve end surface and the mold.
[0004]
That is, when concrete is placed in the mold, since the normal mold is a plywood, it is unavoidable that the mold itself swells outward slightly. Therefore, even when the end surface of the expansion sleeve is installed, even if the end surface of the sleeve is in close contact with the side surface of the mold, the mold frame swells due to the concrete placement. I can do it. As a result of the concrete getting around from the gap, it is often necessary to finally perform a “hanging” operation.
[0005]
It is the present invention against the background of such a problem, and proposes a mechanism capable of obtaining more reliable adhesion to a formwork.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The telescopic sleeve of the present invention comprises an outer cylinder and an inner cylinder that is inserted into the outer cylinder so as to protrude from one end of the outer cylinder, and the other end of the outer cylinder and A fixing surface portion to the mold is provided at the protruding end portion of the inner cylinder. Alternatively, an outer cylinder and a pair of inner cylinders that are inserted into the outer cylinder so as to protrude from both end portions of the outer cylinder, and to the formwork at the protruding end of each inner cylinder The fixed surface portion is provided. That is, a fixed surface portion is provided at the end of the outer cylinder or the inner cylinder to improve the adhesion to the mold.
[0007]
Such a fixing surface portion can be a flange formed at the end of the outer cylinder or the inner cylinder, and a method of fixing the flange to the formwork with a fixing tool such as a nail or a screw is possible. Or the edge part of an outer cylinder or an inner cylinder is closed with a lid | cover, and the surface (outer side surface) of this lid | cover can also be utilized as an adhesive surface. The lid may be formed integrally with the cylinder. However, if the lid is removably attached to the end of the cylinder, for example, fitted to the outer cylinder or the inner cylinder, when removing the formwork after placing the concrete Since it will come off together, it is convenient for cleaning work. Moreover, a method of providing a flange on such a detachable lid and fixing the flange to the formwork with a fixture is also possible.
[0008]
Also, when considering the cleanup operation, that is, the expansion sleeve peeling operation after completion, if at least one string-like material is wound around the cylinder wall of the outer cylinder in the axial direction, the string-like material is attached to the outer cylinder. Pulling from the inside is preferable because it provides a peeling means that can easily peel the outer cylinder from the concrete. Such peeling means can use a wire, a wire, a piano wire, or the like.
[0009]
Even in the above-described telescopic sleeve of the present invention, it is possible to provide the sliding means as in the above prior art, but in the present invention, in particular, the projecting of the inner cylinder further pursues ease of manufacture and workability. A string-like slide that is locked to one end of the inner cylinder and extended through the inside of the inner cylinder, and is drawn from a fulcrum hole provided in the outer cylinder or the end of the outer cylinder after passing through the other end of the inner cylinder Suggest means.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a sectional view showing an example of the present invention.
[0011]
The telescopic sleeve of this example includes an
[0012]
[0013]
In the case of the expandable sleeve of this example, slide means 6 and 7 for sliding the
[0014]
As apparent from the state before the sliding operation shown in FIG. 2 and the state after the sliding operation shown in FIG. 3, the sliding
[0015]
The telescopic sleeve having the above structure is finally installed in a construction state as shown in FIG. First, in a short state in which the
[0016]
When all the necessary tools are installed, concrete is driven into the mold K. At this time, the mold K slightly swells outward due to the pressure (about 5 mm depending on the case). As a result, in the case of a conventional product having no adhesive surface, a gap is generated between the end faces of the
[0017]
Further, when removing the formwork K after the concrete construction, the
[0018]
FIG. 5 shows another example of the elastic sleeve. In this example, the inner cylinder is one on each side. That is, the same
[0019]
On the other hand, the
[0020]
In the installation method of the expansion sleeve, first, the
[0021]
FIG. 6 shows an example of facilitating the peeling work after concrete construction as another example. The elastic sleeve of this example has a
[0022]
If the
[0023]
【The invention's effect】
According to the present invention, the expansion sleeve in which the slidable inner cylinder is inserted into the outer cylinder is provided with the fixed surface portion on the end surface that abuts the mold frame, so that it can follow the mold frame even if it swells. Therefore, the adhesion to the formwork becomes more reliable, and further improvement in work efficiency can be expected. Also, in the collection work after concrete construction, when a fitting lid is used as the fixed surface part, it is collected together with the mold, the inner cylinder can be easily removed, and the outer cylinder is also equipped with a peeling means. By doing so, it becomes very easy to collect.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an example of an expandable sleeve of the present invention.
FIG. 2 is a partially enlarged view of FIG.
FIG. 3 is an enlarged view corresponding to FIG. 2 and showing an inner cylinder projecting.
4 is a schematic view illustrating a state in which the expansion sleeve of FIG. 1 is installed in a mold. FIG. 5 is a cross-sectional view illustrating another example of the expansion sleeve of the present invention.
FIG. 6 is a cross-sectional view of an outer cylinder provided with peeling means.
[Explanation of symbols]
1, 10, 100
Claims (7)
コンクリート施工後に前記内筒を前記外筒から取り外した後、前記外筒の内側にある前記剥離手段を引っ張ることで前記外筒の筒壁が当該剥離手段に引きずられて内側へ変形し、該外筒をコンクリートから引き剥がすことができることを特徴とするコンクリート構造物の貫通孔形成用伸縮スリーブ。An outer cylinder, an inner cylinder that is inserted into the outer cylinder so as to protrude from one end of the outer cylinder, and at least one string-like material is hung in the axial direction on the cylindrical wall of the outer cylinder A peeling means formed by rotation, and at the other end of the outer cylinder and the protruding end of the inner cylinder, a fixing surface to the mold is provided ,
After removing the inner cylinder from the outer cylinder after the concrete construction, the cylinder wall of the outer cylinder is dragged by the peeling means and deformed inward by pulling the peeling means inside the outer cylinder. A telescopic sleeve for forming a through hole in a concrete structure, wherein the tube can be peeled off from the concrete.
コンクリート施工後に前記内筒を前記外筒から取り外した後、前記外筒の内側にある前記剥離手段を引っ張ることで前記外筒の筒壁が当該剥離手段に引きずられて内側へ変形し、該外筒をコンクリートから引き剥がすことができることを特徴とするコンクリート構造物の貫通孔形成用伸縮スリーブ。An outer cylinder, a pair of inner cylinders that are inserted into the outer cylinder so as to protrude from both ends of the outer cylinder, and at least one string-like material in the axial direction is hung on the cylinder wall of the outer cylinder. A peeling means formed by rotation, and at each protruding end of each inner cylinder, a fixing surface portion to the mold is provided ,
After removing the inner cylinder from the outer cylinder after the concrete construction, the cylinder wall of the outer cylinder is dragged by the peeling means and deformed inward by pulling the peeling means inside the outer cylinder. A telescopic sleeve for forming a through hole in a concrete structure, wherein the tube can be peeled off from the concrete.
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