JP3859809B2 - Intake air amount control device for internal combustion engine - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、内燃機関の主としてアイドリング時の吸入空気量を制御する吸入空気量制御装置であり、アイドリング運転時、もしくは減速運転時の吸入空気量を制御、即ちアイドリング回転数を制御する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の内燃機関のアイドル回転数制御装置としては、機関温度等の機関暖機状態に応じて目標回転数を定め、実際の回転数を目標回転数に一致させるように吸入空気量をフィードバック制御する装置が公知である。また、フィードバック制御とフィードバックしないオープンループ制御とを機関の各種運転条件に応じて切り換えて制御する吸入空気量制御装置においては、車両が減速走行中で、かつオープンループ制御中でスロットル弁が全閉状態となった瞬間にそのときの機関回転数に応じた吸入空気量の補正量を求め、その補正量だけ吸入空気量を増加させ、それ以降は補正量を徐々に減少させていく方法が例えば特公昭62−40536号公報などにより既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような装置において、機関を空吹かし(レーシング)したとき、あるいはスロットルを踏み込んだ負荷運転状態からスロットル開放エンジンブレーキ状態に移行したような供給吸入空気量の急変時は、吸気管内の負圧の急上昇に起因したオイル上がり、アフターバーンが発生する。
【0004】
また、フィードバック制御の制御遅れに起因して排気ガス浄化性能の一時的低下、機関回転不調、またはエンジンストール(いわゆるエンスト)を起こす可能性が大となり車両の運転フィーリングにも悪影響を与える。
【0005】
このような問題点を解決する方法として、従来は、機関のスロットル弁が全閉状態に変化した瞬間の機関回転数に応じて吸入空気量の補正量を規定し、この補正量分吸入空気量を増加するようにしている。
【0006】
しかしながら、このような従来の方法においても、例えば機関の構成上、スロットル弁からシリンダまでの流路体積が大きくなっている場合、例えばスロットル弁下流に過給機が設けられ流路経路が長くなったような場合には、流路体積が増加するのでスロットル弁の変化に対応した機関回転数の挙動が流路体積の小さいものに比べて鈍くなる。
【0007】
また、このような機関において、前記従来例のように減速判定前の機関運転状態を加味せず、減速判定時の機関回転数に応じて吸入空気補正量を増量する方法では、機関吸入空気量増量後の機関回転数の挙動が不安定となり、最悪の場合エンストを起こすという問題点があった。
【0008】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、車両減速時の吸入空気量制御装置による吸入空気量を適正化し、機関回転数の落ち込みや、車両に対する空走感が発生しない内燃機関の吸入空気量制御装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係る内燃機関の吸入空気量制御装置は、内燃機関の吸入空気量を調節するための吸入空気量制御手段と、前記内燃機関のスロットル弁が開状態から略全閉状態へ移行したことを検出する全閉検出手段と、前記内燃機関の回転数を検出する回転数検出手段と、前記回転数検出手段により検出された前記内燃機関の回転数が所定回転数以上から所定回転数以下へと減速したことを検出する回転数減速検出手段と、前記全閉検出手段より前記スロットル弁が略全閉状態となったと検出された瞬間に、吸入空気量を増加させるための第1の吸入空気補正量を演算する第1の吸入空気補正量演算手段と、前記全閉検出手段より前記スロットル弁が略全閉状態となったと検出された瞬間から、前記回転数減速検出手段より前記内燃機関の回転数が所定回転数以上から所定回転数以下へと減速したと検出するまでの、前記回転数検出手段より検出された回転数の最大値に対応した、吸入空気量を増加させるための第2の吸入空気補正量を演算する第2の吸入空気補正量演算手段と、前記第1及び第2の吸入空気補正量演算手段より求められた前記第1及び第2の吸入空気補正量に応じて前記内燃機関への吸入空気量を増加する吸気量増加手段とを備えたものである。
【0013】
請求項2の発明に係る内燃機関の吸入空気量制御装置は、前記全閉検出手段よりスロットル弁が略全閉状態となったと検出した瞬間に、前記第1の吸入空気補正量演算手段が前記第1の吸入空気補正量を第1の所定値に設定した後に、この第1の所定値を第1の所定期間保持した後、第1の所定タイミング毎に第1の所定減少量ずつゼロまで減少させるものである。
【0014】
請求項3の発明に係る内燃機関の吸入空気量制御装置は、前記全閉検出手段よりスロットル弁が略全閉状態となったと検出された瞬間に、前記第1の吸入空気補正量演算手段が前記第1の所定値、第1の所定期間、第1の所定タイミング及び第1の所定減少量の内少なくとも1つを前記回転数検出手段より検出された回転数に応じて変更するものである。
【0015】
請求項4の発明に係る内燃機関の吸入空気量制御装置は、前記第2の吸入空気補正量演算手段が、前記回転数減速検出手段より回転数が所定回転数以上から所定回転数以下へと減速したと判定した瞬間に、前記第2の吸入空気補正量を第2の所定値に設定し、この第2の所定値を第2の所定期間保持した後、第2の所定タイミング毎に第2の所定減少量ずつゼロまで減少させるものである。
【0016】
請求項5の発明に係る内燃機関の吸入空気量制御装置は、前記回転数減速検出手段よりの回転数が所定回転数以上から所定回転数以下へと減速したと判定した瞬間に、前記第2の吸入空気補正量演算手段が、前記第2の所定値、第2の所定期間、第2の所定タイミング及び第2の所定減少量の内少なくとも1つを前記回転数検出手段より検出された回転数に応じて変更するものである。
【0017】
請求項6の発明に係る内燃機関の吸入空気量制御装置は、前記内燃機関が無負荷運転中であるか負荷運転中であるかを検出する負荷検出手段をさらに設け、前記負荷検出手段は、前記内燃機関により駆動される負荷であるエアコンディショナのコンプレッサ動作信号、パワーステアリングの動作信号、車両に取り付けられている電気負荷動作信号、前記内燃機関により駆動される発電機の動作信号の内少なくとも1つを検出する信号検出機能、及び車両が走行中であるか、停車中であるかを判定する車両走行判定機能を有し、前記信号検出機能による検出信号、あるいは前記車両走行判定機能による車両走行判定結果に基づいて、前記第1の所定値、第1の所定期間、第1の所定タイミング及び第1の所定減少量の内少なくとも1つ変更するか、あるいは前記第2の所定値、第2の所定期間、第2の所定タイミング及び第2の所定減少量の内少なくとも1つ変更するものである。
【0018】
請求項7の発明に係る内燃機関の吸入空気量制御装置は、前記負荷検出手段の前記車両走行判定機能は、車両の走行速度を検出すると共に、変速機が前記内燃機関と車輪とのトルク伝達或いはトルク伝達を遮断していることを検出し、車速が所定値以上、かつ前記変速機が前記内燃機関と車輪とのトルク伝達検出時に負荷運転による車両走行中であると判定するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の一実施の形態を図について詳細に説明する。図1は、本実施の形態による内燃機関の全体構成を示す構成図である。図1において、1は周知の4サイクル火花点火式のエンジンであり、燃焼用空気をエアクリーナ2、吸気管3、スロットル弁7、サージタンク4、インテークマニホールドを介して主に吸入する。
【0021】
燃料は図示しない燃料系からインテークマニホールドに設けられたインジェクタ5を介して供給される。スロットル弁7のスロットル開度θはスロットルセンサ8で検出して、スロットル開度θに応じた信号を出力する。又、スロットル弁7の全閉はアイドルスイッチ9で検出してON/OFF信号を出力する。
【0022】
吸気管3にはスロットル弁7をバイパスするバイパスエア通路11が吸気管3のスロットル弁7より上・下流部に接続されている。このバイパスエア通路11にはバイパスエア通路11の開口断面積を制御するバイパスエア制御弁10が設けられている。このバイパスエア制御弁10により流量制御されたバイパスエアがバイパスエア通路11を通して燃焼用空気としてエンジン1に吸入される。
【0023】
6はエンジン1へ吸入される空気量を測定するため、サージタンク4に設けられた半導体型の圧力センサ、14はエンジン1の冷却水温を検出するサーミスタ型の水温センサ、15は排気管、12はエンジン1のクランクアングルに対応したパルス信号が出力されるクランク角センサ、16は車輪軸の回転速度に比例した周波数のパルス信号を出力する車速センサ、13は電子式制御ユニット19からの信号により制御され、エンジン1の各気筒毎に火花を飛ばすため設置された点火プラグ、17は電子式制御ユニット19に電圧を供給するバッテリ、18は電子式制御ユニット19に供給されるバッテリ電圧をオン/オフするイグニッションキースイッチ、19はエンジン1の駆動制御を行う電子式制御ユニットである。
【0024】
電子式制御ユニット19では、クランク角センサ12、圧力センサ6、水温センサ14、車速センサ16等からの各入力情報を用いて、周知の方法により、エンジン1の燃料噴射量やバイパスエア量、最適点火時期をそれぞれ計算し、計算された燃料噴射量に対応する所定時間だけ燃料を噴射するようにインジェクタ5を制御すると共に、計算されたバイパスエア量が得られるようにバイパスエア制御弁10を制御し、計算された最適点火時期が得られるように点火プラグ13を制御してエンジン1の駆動制御を行う。
【0025】
図2は電子式制御ユニット19の詳細なブロック図である。同図において、100はマイクロコンピュータであり、このマイクロコンピュータ100はエンジン1の回転周期を計測するためのカウンタ201、各種出力の駆動時間を計測するためのタイマ202、アナログ入力信号をデジタル信号に変換するA/D変換器203、デジタル信号を入力してCPU200に伝達するための入力ポート204、ワークメモリとしてのRAM205、図3〜6、図10に示したフローチャート等で示すプログラムを格納しているROM206、CPU200の指令信号を出力するための出力ポート207及びマイクロコンピュータ100の各構成要素を相互に接続してデータ授受を行なわすコモンバス208等から構成される。
【0026】
101〜103は各センサ6、8、9、12、14、16よりマイクロコンピュータ100に信号を入力させる第1〜第3入力インターフェイス、104はマイクロコンピュータ100によって演算された制御信号をインジェクタ5、バイパスエア制御弁10、点火プラグ13へ出力する出力インターフェイス回路、105はイグニッションキースイッチ18を通して入力されるバッテリ電圧を定電圧に変換してマイクロコンピュータ100に供給する第1電源回路。
【0027】
ここで、第1入力インターフェイス回路101に入力されたクランク角センサ12からの信号は、波形整形等されて割り込み信号に変えてマイクロコンピュータ100に入力される。そして、この割り込み信号が発生する毎に、マイクロコンピュータ100のCPU200はカウンタ201の値を読み取ると共に、この読み取った値と前回読み取った値との差からエンジン回転の周期を算出してRAM205へ記憶する。
【0028】
また、第2入力インターフェイス回路102は、入力された圧力センサ6やスロットルセンサ8、水温センサ14等からのアナログ出力信号のノイズ成分の除去や信号増幅等してA/D変換器203に出力するものである。
【0029】
第3入力インターフェイス回路103は、入力されたアイドルスイッチ9等のON/OFF信号や、車速センサ16からのパルス信号等のレベルをデジタル信号レベルに変換して入力ポート204へ出力するものである。
【0030】
出力インターフェイス回路104は、出力ポート207から入力された駆動出力を増幅等の処理を施してインジェクタ5、バイパスエア制御弁10、点火プラグ13等に出力するものである。第1電源回路105はキースイッチ18がON時にバッテリ17からの電圧を入力して定電圧に変換し、マイクロコンピュータ100に供給する。これによりマイクロコンピュータ100は動作を開始する。 尚、ここでマイクロコンピュータ100は吸入空気量制御手段、全閉検出手段、回転数検出手段、回転数減速検出手段、第1および第2の吸入空気補正量演算手段、吸気量増加手段、負荷検出手段をそれぞれ構成する。
【0031】
次に本実施の形態の動作を図3のフローチャートを参照して説明する。まず、マイクロコンピュータ100のRAM205、タイマ202、割込の設定等の初期設定を行った後、ステップS301に進む。ステップS301ではクランク角センサ12からのクランク角信号の割り込み処理にて既に検出したクランク角周期からエンジン回転数NEを表す回転数データNeを求める。
【0032】
ステップS302ではスロットルセンサ8により検出されたスロットル開度θを表すスロットル開度値TH、及び圧力センサ6により検出された吸気管圧力PBを表す吸気管圧力値Pb等を読み込む。ステップS303では、先に読み込んだデータ(Ne、TH、Pb等)に基づいて、後述以外のその他の制御(詳細は述べないが燃料供給、点火時期等の制御を行う。)の処理を行う。
【0033】
ステップS304では先に読み込んだデータ(Ne、アイドルスイッチ9のON/OFF信号、車速センサ16のパルス信号等)に基づいて図4のフローチャートにその詳細を示すバイパスエア制御弁10の制御量演算処理を行う。ステップS304の処理後にステップS301に戻って上記動作を繰り返す。
【0034】
次に図3中のステップS304におけるバイパスエア制御弁10の制御量演算処理の詳細な処理を図4を参照して説明する。まずステップS401ではエンジン1の運転状態(暖機状態等、詳細は述べず)に応じた目標回転数を維持するための基本バイパスエア量QBASEを設定し、ステップS402へ進み、アイドルスイッチ9がONであるか否か、即ちアイドル状態か否か判定する。
【0035】
ONであればステップS403に進み、前回同処理実行時にアイドルスイッチ9がONであったか否かを判定する。即ち、このステップS401,S402でアイドルスイッチ9の変化を判定している。前回アイドルスイッチ9がONであれば、即ちアイドル状態のまま変化がなかった場合はステップS404へ進む。
【0036】
また、前回のステップS403においてアイドルスイッチ9がOFFであれば、即ちアイドル以外からアイドル状態に変化したと判定された場合はステップS409へ進み、第1の所定値としての1段目のバイパスエア補正量(ダッシュポット量)QDP、第1の所定期間としての保持時間TDPを設定する。本実施の形態では一定値XQDP1(例えば12[l/min])、XTDP1(例えば8、本実施の形態では25msecのダウンカウンタを使用し、保持時間は2[sec]となる)を代入する。ステップS401〜ステップS409の処理は第1の吸入空気補正量演算手段の機能を果たすものである。
【0037】
次にステップS410では、次段のダッシュポット量に関係するエンジン回転数最大値NeMAXを現在のNeと初期化し、ステップS411へ進む。また、ステップS404では現在のNeとNeMAXとの比較を行い現在のNeがNeMAXより大きい場合、ステップS405へ進みNeMAXを更新し、ステップS406へ進む。また、現在のNeがNeMAXより小さい場合ステップS406へ進む。
【0038】
また、ステップS406では、回転数条件が成立しているかを判定、即ち現在のNeが所定値(例えば1500[rpm])以上か否かを判定し、条件成立時、即ち所定回転数以上の時は、ステップS411へ進む。また、条件不成立時は、ステップS407へ進み前回に回転数条件が成立しているかどうかを判定し、成立していればステップS408へ進む。
【0039】
このステップS406、S407では回転数が所定回転数以上から以下へと変化した事を判定している。ステップS408では第2の所定値としての2段目のダッシュポット量QDP、第2の所定期間としての保持時間TDPを設定する。本実施の形態では、回転数が所定回転数以上から以下へと変化するまでのNeMAXに対応した値XQDP2、XTDP2が設定される。ここでNeMAXとXQDP2、XTDP2との関係は図7、図8に示された通りである。ステップS404〜ステップS408の処理は第2の吸入空気補正量演算手段の機能を果たすものである。
【0040】
つまりアイドルスイッチ9がONとなってから回転数が所定回転数以下となるまでの間の回転数最大値NeMAXに応じたダッシュポット量XQPD2と保持時間XTDP2が設定され、ステップS411へ進む。また、ステップS407で前回に回転数条件が成立していなかったと判定された場合、ステップS411へ進む。
【0041】
次に、ステップS411では、前記ダッシュポット量以外の補正量Qetc(目標回転数と実回転数との差に応じたフィードバック量、エアコンディショナ接続時等の負荷補正等詳細は述べず)を求め、ステップS412へ進む。ステップS412では、基本バイパスエア量QBASEとダッシュポット量QDPとその他の補正量Qetcとを加算してバイパスエア量QISCを求め、ステップS414へ進む。
【0042】
一方、ステップS402にて、アイドルスイッチ9がOFFであると判定、即ちアイドル以外であると判定された場合、ステップS413へ進みバイパスエア量QISCを基本バイパスエア量QBASEとしてステップS414へ進む。また、本実施の形態ではステッパモータ式のバイパスエア制御弁10を用いているため、ステップS414では、前記バイパスエア量QISCに対応したバイパスエア制御弁10の制御量、つまり目標モータポジションPを求めるために図9に示すQISCマップより目標モータポジションPを求めて、バイパスエア制御弁10の制御量演算処理を終了する。
【0043】
また、図10は前記ルーチン内で演算されたバイパスエア制御弁10の制御量、即ち目標モータポジションPに応じたバイパスエア制御弁10の駆動処理ルーチンであり、例えば10msec毎に実行される。まずステップS1001ではバイパスエア制御弁10の実ポジションを読込み、ステップS1002へ進む。
【0044】
ステップS1002では、前記バイパスエア制御弁10の制御量演算ルーチンにて演算された目標ポジションPと前記実ポジションとの比較を行い、等しいと判定された場合は、そのままバイパスエア制御弁駆動ルーチンを終了する。ステップS1002で目標ポジションPが実ポジッションより小さいと判定された場合はステップS1003へ進み、バイパスエア制御弁10を1ステップだけ閉側へ駆動してバイパスエア制御弁駆動ルーチンを終了する。
【0045】
ステップS1002で目標ポジションPが実ポジッションより大きいと判定された場合はステップS1004へ進み、バイパスエア制御弁10を1ステップだけ開側へ駆動してエア制御弁駆動ルーチンを終了する。このようにバイパスエア制御弁10は、前記バイパスエア制御弁駆動ルーチンを実行する度に1ステップずつ開または閉側へ駆動されていく。そして、ステップS1002で目標ポジションPが実ポジッションと等しい判定された場合はバイパスエア制御弁駆動ルーチンを終了する。
【0046】
また、図5は前記の各種処理内で使用されるタイマ等(詳細は述べず)の処理を行うタイマ処理ルーチンであり、例えば第1および第2の所定タイミングである25msec毎に実行されるものである。まず、ステップS501では、タイマTDP(保持時間2sec:2000)より25msec毎に1を減算し、ステップS502へ進み零との比較を行う。ここで零以下と判定されればステップS503へ進みタイマTDPに零を代入して、タイマ処理を終了する。これにより、第1あるいは第2の吸入空気補正量(XQDP1,XQDP2)の保持経過時間を判定する。
【0047】
また、ステップS502でタイマTDPが零以上であると判定された場合、そこでタイマ処理ルーチンを終了し、次のタイマ処理ルーチンでタイマTDPより1を減算する。このように、この処理ルーチン内で前記タイマTDPの処理が行われる。
【0048】
このタイマ処理ルーチンを通して第1および第2の所定値である吸入空気補正量XQDP1,2(図4のステップS409,S408で設定)を保持する第1および第2の所定期間であるタイマTDPのカウントダウン動作を行う。
【0049】
また、図6は前記バイパスエア制御弁10の制御量演算処理ルーチン内で設定された第1または第2び吸入空気補正量である各ダッシュポット量の減算処理を行うルーチンであり、本実施の形態では第1または第2の所定タイミングである500msec毎に実行されるルーチンである。
【0050】
まず、ステップS601で前記タイマ処理ルーチンよりタイマTDPが零であるかどうかを判定、つまり保持時間が経過しているか否かを判定し、タイマTDPが零でなければ、そのままダッシュポット量減算ルーチンを終了し次のダッシュポット量減算ルーチンでタイマTDPが零になるのを待つ。また、ステップS601でタイマTDPが零であればステップS602へ進み、ダッシュポット量QDPを第1または第2の所定減少量である所定値だけ(本実施の形態では3[l/min])減算し、ステップS603へ進む。
【0051】
ステップS603では、ダッシュポット量QDPと零との比較を行い、零以上であると判定されれば、そのままダッシュポット量減算ルーチンを終了する。また、ステップS603でダッシュポット量QDPが零以下であると判定された場合、ステップS604へ進み、ダッシュポット量QDPに零を代入してダッシュポット量減算ルーチンを終了する。これによりステップS412(図4を参照)におけるバイパスエア量QISCは500msec毎に減少し、ステップS414において所定時間後にバイパスエア制御弁10の制御量を0に収束することができる。
【0052】
ここで、図11、12は、前記フローチャートによる車両減速時の動作を補足説明するタイムチャートで、時間軸に対するスロットル弁開度TH、アイドルスイッチ信号、エンジン回転数Ne、バイパスエア量QISC1,2の挙動を示したものである。
【0053】
まず図11は運転者がアクセルを踏込み状態から開放状態、つまり、スロットル弁7が一定開度から全閉状態に変化させたときのタイムチャートであり、回転数Neの挙動における点線はバイパスエア量を増量させなかった時の回転数挙動である。また、回転数Neの挙動における実線(丸1)、(丸2)はバイパスエア量を従来例(丸1)、本実施の形態(丸2)の様にそれぞれ増量を実施した時の回転数Neの挙動である。
【0054】
ここで、バイパスエア量を増量させなかった時の回転数Neの挙動は、一度大きく落ち込みその後、目標回転数(800rpm)になる。また、この時吸気管内負圧が急上昇し、オイル上がり、アフターバーン、排気ガス悪化等が発生する。この不具合を解消するため、従来例では、スルットル弁7が全閉状態、すなわち、アイドルスイッチ9がOFFからONへと変化した瞬間(時刻t1)に、その時の回転数Aに応じてバイパスエア量QISC1を図11中(丸1)のように増量している。そのため、回転数Neの挙動は図11中(丸1)に示すように、目標回転数(800rpm)を遥かに上回った値よりバイパスエア量QISC1の減少量に沿って目標回転数(800rpm)に推移する。
【0055】
しかし、本実施の形態によれば、スロットル弁7が全閉状態となった時刻t1と、回転数が所定回転数(1500rpm)以下になった瞬間(時刻t2)とに、それぞれ図11中(丸2),(丸b),丸cのようにバイパスエア量QISC2が増量され、回転数Neの挙動は、図11中(丸2)の様に(丸1)に比較して短時間に目標回転数へ収束する。
【0056】
また、図12では図11より早くスルットル弁7を全閉−全開−全閉へと変化させた場合であり、時刻t1、すなわち、アイドルスイッチ9がOFFからONへと変化した瞬間に、従来例では、図11と同様に、時刻t1での回転数Aに応じてバイパスエア量QISC1を図12中(丸1)のように増量するため、回転数Neは図12中(丸1)のように、一度落ち込んでから目標回転数(800rpm)を中心に回転数を±方向に変化させながら所定時間後に目標回転数に収束する。
【0057】
しかし本実施の形態の方法によれば、時刻t1でのバイパスエア量QISC2の増量分(丸a)は図11と同量となるが、回転数が所定回転数(1500rpm)以下になった瞬間(時刻t2)でのバイパスエア量QISC2の増量分(丸b)、図11とは違った回転数Bに対応した量となり、回転数Neの挙動は図12中(丸2)の様に短時間で目標回転数へ収束する。この様に、従来例では図11,12ともバイパスエア量QISC1を同一の補正しかできないため、図11では目標回転数への収束が遅くなり、図12では目標回転数より低下する現象が発生する。
【0058】
また、図12の(丸1)に示す現象はスロットル弁7からエンジン1のシリンダまでの流路体積が増加するに従って大きくなる。しかし、本実施の形態では吸気管内負圧の上昇を抑えつつ、その後の目標回転数への収束を正確に速く補正できるので、エンストの危険もなくなり、運転フィーリングも良好となる。
【0059】
また、本実施の形態ではスロットル弁7の全閉判定をアイドルスイッチ9にて判定しているが、本発明は全閉検出手段を限定するものではなく、スロットル弁7が略全閉であると判定できればよく、例えばスロットル開度センサ8の検出値にて判定する、または吸入空気量あるいは吸気管圧力の内いずれかの検出値を、予め定めた値と比較することで判定するようにしてもよい。
【0060】
また、本実施の形態はスロットル弁7の急変化に対する吸入空気量変化の補正について動作処理を説明したものであり、スロットル弁7の低開度からの全閉への変化を含む、単位時間当たりのスロットル弁7の変化が少ない場合、上記吸入空気量の補正を行わないようにしてもよい。
【0061】
また、本実施の形態では吸入空気量制御手段として、バイパスエア通路11の開口断面積を制御するステッパモータ式のバイパスエア制御弁10を用いているが、本発明はこの吸入空気量制御手段に限定するものでなく、例えば、入力電流に比例して流量が変化するリニアソレノイド式のバイパスエア制御弁、あるいは入力電流のON/OFFデューティ比で空気流量を制御する制御弁を用いてもよい。
【0062】
また、本実施の形態ではスロットル弁7が略全閉になってから、エンジン回転数が所定回転(1500rpm)以下に減速したかのエンジン回転数の挙動検出に、エンジン回転数が所定回転数以上から所定回転数以下へと減速傾向にあると判定されるまでの回転数最大値NeMAXに対応して第2のダッシュポット量QDP,第2のタイマ値TDPを設定した後に、第2の空気補正量Qetcを演算した。
【0063】
しかし、エンジン回転数の所定タイミング毎の偏差を演算してRAM205に記憶し、エンジン回転数が所定回転数以上から所定回転数以下へと減速傾向にあると判定された時に記憶された偏差をRAM205より読み出し、この偏差に対応して第2のダッシュポット量QDP,第2のタイマ値TDPを設定した後に、第2の空気補正量Qetcを演算してもよい。
【0064】
或いは回転数が減速傾向にあると判定された時に、今までRAM205に記憶された各偏差を読み出しこれら偏差の移動平均値を求め、この移動平均値に対応して第2のダッシュポット量QDP,第2のタイマ値TDPを設定した後に、第2の空気補正量Qetcを演算してもよい。
【0065】
さらに、エンジン回転数が所定回転数以上から所定回転数以下へと減速したと判定される時間にに対応して第2のダッシュポット量QDP,第2のタイマ値TDPを設定した後に、第2の空気補正量Qetcを演算してもよい。
【0066】
また、本実施の形態では第2段目のダッシュポット量を設定するタイミングを所定回転数(1500rpm)としたが、本発明はこのタイミングを所定回転数と限定するものではなく、エンジン回転数が目標回転数以下に落ち込まないように前以て吸入空気量を補正できるタイミングであればよい。例えばエンジンの少なくとも暖機状態に応じて目標回転数が設定される手段を有し、実回転数と前記目標回転数との偏差を求め、前記偏差が所定値以下となった瞬間に第2段目のダッシュポット量を設定するようにしてもよい。
【0067】
実施の形態2.
上記実施の形態1は、スロットル弁全閉時(第1段目)のダッシュポット量の設定値と保持時間とを、その時のエンジン運転状態に関係なく一定値XQDP、XTDPを設定するように構成し、一定値は吸気管内負圧の急上昇が防止でき、かつ、スロットル弁全閉後のエンジン回転数への影響が最小となる最低値となるように設定している。
【0068】
しかし、実施の形態1において、エンジン回転数低下時(第2段目)のダッシュポット量の設定値と保持時間はスロットル弁全閉後のエンジン回転数の減速度に応じて変化する様に構成しているので、高速回転からの減速時等のエンジン回転数の減速度が大きい場合では、吸入空気量を短時間に大量に補正することとなる。
【0069】
そのため、吸入空気量制御手段の最大流量や、動作速度等の要因により吸入空気量を短時間に大量に補正することができない場合、前記第2段目のダッシュポット量QDPの過不足が発生し、エンジン回転数の目標回転数への収束が悪くなるという問題が生じる。
【0070】
このような現象に対して、実施の形態1の構成において、図4のステップS409に記載した第1段目のダッシュポット量の設定値QDPと保持時間TDPとを、スロットル弁全閉時のエンジン回転数に応じた値、例えば図13、14に示すような値に設定すれよい。
【0071】
この結果、スロットル全閉時に補正される吸入空気量はスロットル全閉時の回転数に応じて適切に増加され、その増加分、第2段目のダッシュポット量の設定値と保持時間との設定を実施の形態1より少なく設定することで例えば図7(丸a)、図8(丸a)で示す破線の様に設定できる。従って、吸入空気量を短時間に大量に補正することができない場合でも、エンジン回転数の目標回転数への収束はすばやく正確に実施できる。
【0072】
本実施の形態は、スロットル全閉時の回転数に応じて変更する値を第1段目のダッシュポット量の設定値と保持時間としたが、本発明は変更する値を設定値と保持時間とに限定するものではなく、スロットル全閉後に補正される吸入空気量がスロットル全閉時の回転数に応じて増減できればよい。例えば実施の形態1に記載された図6のダッシュポット量減算処理を、500msec毎と規定しているところを、スロットル全閉時の回転数に応じて100msec、1secと変更するようにしてもよい。また、図6に示すダッシュポット量減算処理内のステップS602の所定減量を(前記実施の形態1.では3[l/min])スロットル全閉時の回転数に応じて変更するようにしてもよい。
【0073】
実施の形態3.
上記実施の形態1,2において、吸入空気量の補正はエンジン1の運転状態が無負荷であるかどうかが加味されていないため、例えばエアコンディショナのコンプレッサ負荷等がエンジンに接続され、前記負荷がエンジン1にて駆動されている場合、スロットル弁全閉後のエンジン回転数の減速度が無負荷時より増加する。
【0074】
従って、エンジン1に接続された負荷を加味せず、実施の形態1,2の構成で、吸入空気量の補正を実施した場合、エンジン回転数が目標回転数よりも低下することがある。このような現象に対して、実施の形態1,2の構成に負荷検出手段、例えば、エアコンディショナのコンプレッサの動作信号を図1、2に示す電子式制御ユニット19のマイクロコンピュータ100へ図2の第3の入力インターフェイス103、入力ポート204を通して入力させることで、コンプレッサの動作信号に応じて吸入空気補正量を切り換えることもできる。
【0075】
例えば前記コンプレッサが動作中であれば、第1段目のダッシュポット量の設定時に図4のフローチャートのステップS409で設定されるXQDP1の代わりに図13の(丸a)の特性で示され値を設定し、前記コンプレッサが動作中でなければ、図4のステップS409通りに設定するように構成すれば、更に正確な吸入空気量の補正を実施できる。
【0076】
また、本実施の形態では前記負荷検出に応じて変更する値を第1段目のダッシュポット量の設定値のみとしたが、本発明は変更する値を第1段目のダッシュポット量の設定値に限定するものではなく、吸入空気量補正実施中の機関の負荷状態に応じて吸入空気補正量が増減できればよい。
【0077】
例えば第1段目のダッシュポット量の保持時間、ダッシュポット量減算処理のタイミング、またダッシュポット量減算量、もしくは前記第2段目のダッシュポット量の設定値、保持時間、ダッシュポット量減算処理のタイミング、またダッシュポット量減算量の内いずれか、または複数を組み合わせて変更するようにしてもよい。
【0078】
また、本実施の形態は、負荷検出手段をエアコンディショナの動作信号に限定するものではなく、エンジン1に接続される負荷の有無が検出できれば良く、例えば、パワーステアリング装着車のパワーアシスト実施信号(例えば油圧式の場合の油圧回路内に設けられた油圧スイッチ、または電気式の場合のモーター駆動信号等)、車両に取り付けられている電気負荷(例えばヘッドライトやリアデフォッガ等)のスイッチ入力信号、もしくは車両に接続されている発電機の発電動作信号(フィールドコイルの励磁信号)などを取り込む方法を採っても前記同様の結果が得られる。
【0079】
また、車両走行時はエンジン1が負荷運転中と判定し、前記ダッシュポット量の変更を実施してもよい。エンジン1のトルクを駆動輪に伝達/遮断(ニュートラル)する変速機を備え、この変速機によりトルク伝達を遮断状態に選ばれている時、すなわちニュートラルにシフトされている時にON、ニュートラル以外にシフトされている時にOFFとなるスイッチを設けて、このスイッチの状態信号を第3の入力インターフェイス回路103、入力ポート204を通してCPU200に入力する。
【0080】
そして、OFFの状態信号が入力されている状態で車速センサ16からの信号を所定タイミング(600[msec])毎にモニタし、所定タイミング間一度でも車速センサ16から信号が入力された時、車両走行時と判定して前記同様ダッシュポット量の設定値、保持時間、ダッシュポット量減算処理のタイミング、またダッシュポット量減算量の内いずれか、または複数を組み合わせて変更する様にしても前記同様の結果が得られる。
【0081】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、内燃機関の吸入空気量を調節するための吸入空気量制御手段と、前記内燃機関のスロットル弁が開状態から略全閉状態へ移行したことを検出する全閉検出手段と、前記内燃機関の回転数を検出する回転数検出手段と、前記回転数検出手段により検出された前記内燃機関の回転数が所定回転数以上から所定回転数以下へと減速したことを検出する回転数減速検出手段と、前記全閉検出手段より前記スロットル弁が略全閉状態となったと検出された瞬間に、吸入空気量を増加させるための第1の吸入空気補正量を演算する第1の吸入空気補正量演算手段と、前記全閉検出手段より前記スロットル弁が略全閉状態となったと検出された瞬間から、前記回転数減速検出手段より前記内燃機関の回転数が所定回転数以上から所定回転数以下へと減速したと検出するまでの、前記回転数検出手段より検出された回転数の最大値に対応した、吸入空気量を増加させるための第2の吸入空気補正量を演算する第2の吸入空気補正量演算手段と、前記第1及び第2の吸入空気補正量演算手段より求められた前記第1及び第2の吸入空気補正量に応じて前記内燃機関への吸入空気量を増加する吸気量増加手段とを備えたので、インマニ負圧の上がりすぎに起因する排出ガスの悪化、オイル上がり、アフターバーン等が防止でき、かつスムーズに機関回転数を目標回転数へ収束させることが出来るという優れた効果が得られる。
【0085】
請求項2の発明によれば、前記全閉検出手段よりスロットル弁が略全閉状態となったと検出した瞬間に、前記第1の吸入空気補正量演算手段が前記第1の吸入空気補正量を第1の所定値に設定した後に、この第1の所定値を第1の所定期間保持した後、第1の所定タイミング毎に第1の所定減少量ずつゼロまで減少させるようにしたので、内燃機関の回転数を目標回転数にスムーズに収束させることができるという効果がある。
【0086】
請求項3の発明によれば、前記全閉検出手段よりスロットル弁が略全閉状態となったと検出された瞬間に、前記第1の吸入空気補正量演算手段が前記第1の所定値、第1の所定期間、第1の所定タイミング及び第1の所定減少量の内少なくとも1つを前記回転数検出手段より検出された回転数に応じて変更するようにしたので、内燃機関の回転数を目標回転数によりスムーズに収束させることができるという効果がある。
【0087】
請求項4の発明によれば、前記第2の吸入空気補正量演算手段が、前記回転数減速検出手段より回転数が所定回転数以上から所定回転数以下へと減速したと判定した瞬間に、前記第2の吸入空気補正量を第2の所定値に設定し、この第2の所定値を第2の所定期間保持した後、第2の所定タイミング毎に第2の所定減少量ずつゼロまで減少させるようにしたので、内燃機関の回転数を目標回転数にスムーズにしかも短時間で収束させることができるという効果がある。
【0088】
請求項5の発明によれば、前記回転数減速検出手段よりの回転数が所定回転数以上から所定回転数以下へと減速したと判定した瞬間に、前記第2の吸入空気補正量演算手段が、前記第2の所定値、第2の所定期間、第2の所定タイミング及び第2の所定減少量の内少なくとも1つを前記回転数検出手段より検出された回転数に応じて変更させるようにしたので、内燃機関の回転数を目標回転数によりスムーズにしかも短時間で収束させることができるという効果がある。
【0090】
請求項6の発明によれば、前記内燃機関が無負荷運転中であるか負荷運転中であるかを検出する負荷検出手段をさらに設け、前記負荷検出手段に、前記内燃機関により駆動される負荷であるエアコンディショナのコンプレッサ動作信号、パワーステアリングの動作信号、車両に取り付けられている電気負荷動作信号、前記内燃機関により駆動される発電機の動作信号の内少なくとも1つを検出する信号検出機能、及び車両が走行中であるか、停車中であるかを判定する車両走行判定機能を設け、前記信号検出機能による検出信号、あるいは前記車両走行判定機能による車両走行判定結果に基づいて、前記第1の所定値、第1の所定期間、第1の所定タイミング及び第1の所定減少量の内少なくとも1つ変更するか、あるいは前記第2の所定値、第2の所定期間、第2の所定タイミング及び第2の所定減少量の内少なくとも1つ変更するようにしたので、機関負荷に応じて前記減速時の吸入空気補正量を設定する様にすれば更にスムーズに回転数を目標回転数まで低下させることができるという効果がある。
【0091】
請求項7の発明によれば、前記負荷検出手段の前記車両走行判定機能が、車両の走行速度を検出すると共に、変速機が前記内燃機関と車輪とのトルク伝達或いはトルク伝達を遮断していることを検出し、車速が所定値以上、かつ前記変速機が前記内燃機関と車輪とのトルク伝達検出時に負荷運転による車両走行中であると判定するようにしたので、車両の負荷運転時であってもスムーズに回転数を目標回転数まで低下させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態による内燃機関の吸入空気量制御装置を示すシステム構成図である。
【図2】 この発明の電子式制御ユニットの構成図である。
【図3】 この発明の電子式制御ユニット内の処理内容を説明するためのフローチャートである。
【図4】 この発明のバイパスエア制御弁の制御量演算処理の内容を説明するためのフローチャートである。
【図5】 この発明のタイマ処理の内容を説明するためのフローチャートである。
【図6】 この発明のダッシュポット量減算処理の内容を説明するためのフローチャートである。
【図7】 この発明の一実施の形態のエンジン回転数最大値と2段目のダッシュポット設定値との関係を説明するための特性図である。
【図8】 この発明の一実施の形態のエンジン回転数最大値と2段目のダッシュポット保持時間との関係を説明するための特性図である。
【図9】 この発明の一実施の形態のバイパスエア制御弁の流量特性を示す特性図である。
【図10】 この発明のバイパスエア制御弁駆動処理の内容を説明するためのフローチャートである。
【図11】 この発明の一実施の形態の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図12】 この発明の一実施の形態の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図13】 この発明の一実施の形態のエンジン回転数最大値と1段目のダッシュポット設定値との関係を説明するための特性図である。
【図14】 この発明の一実施の形態のエンジン回転数最大値と2段目のダッシュポット保持時間との関係を説明するための特性図である。
【符号の説明】
1 内燃機関、6 圧力センサ、7 スロットル弁、9 アイドルスイッチ、10 バイパスエア制御弁、12 クランク角センサ、14 水温センサ、19
電子式制御ユニット。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to an intake air amount control device that mainly controls an intake air amount during idling of an internal combustion engine, and relates to a device that controls the intake air amount during idling operation or deceleration operation, that is, controls the idling speed. It is.
[0002]
[Prior art]
As a conventional idling engine speed control device for an internal combustion engine, a target engine speed is determined according to the engine warm-up state such as the engine temperature, and the intake air amount is feedback-controlled so that the actual engine speed matches the target engine speed. Devices are known. In addition, in an intake air amount control device that performs control by switching between feedback control and open loop control without feedback according to various operating conditions of the engine, the throttle valve is fully closed while the vehicle is decelerating and is open loop control. For example, a method of obtaining a correction amount of the intake air amount corresponding to the engine speed at the moment when the state is reached, increasing the intake air amount by the correction amount, and thereafter gradually decreasing the correction amount. This is already known from Japanese Patent Publication No. 62-40536.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In such a device, when the engine is idling (racing), or when the supply intake air amount suddenly changes from the load operation state where the throttle is depressed to the throttle open engine brake state, the negative pressure in the intake pipe is reduced. Oil rises and afterburn occurs due to sudden rise.
[0004]
In addition, the possibility of causing a temporary decrease in exhaust gas purification performance, engine rotation malfunction, or engine stall (so-called engine stall) due to a delay in feedback control is increased, which adversely affects the driving feeling of the vehicle.
[0005]
As a method for solving such a problem, conventionally, a correction amount of the intake air amount is defined according to the engine speed at the moment when the throttle valve of the engine changes to the fully closed state, and the intake air amount by this correction amount To increase.
[0006]
However, even in such a conventional method, for example, when the flow path volume from the throttle valve to the cylinder is large due to the configuration of the engine, for example, a supercharger is provided downstream of the throttle valve, and the flow path path becomes long. In such a case, since the flow path volume increases, the behavior of the engine speed corresponding to the change of the throttle valve becomes duller than that of a small flow path volume.
[0007]
Further, in such an engine, the method of increasing the intake air correction amount according to the engine speed at the time of deceleration determination without taking into account the engine operating state before the deceleration determination as in the conventional example, the engine intake air amount There was a problem that the behavior of the engine speed after the increase became unstable and the engine stalled in the worst case.
[0008]
The present invention has been made to solve the above-described problems, and optimizes the intake air amount by the intake air amount control device when the vehicle decelerates, causing a drop in engine speed and a feeling of idling to the vehicle. An object is to obtain an intake air amount control device for an internal combustion engine that does not.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
An intake air amount control device for an internal combustion engine according to a first aspect of the present invention includes an intake air amount control means for adjusting the intake air amount of the internal combustion engine and the throttle valve of the internal combustion engine from an open state to a substantially fully closed state. Detected by the fully closed detection means for detecting the transition, the rotational speed detection means for detecting the rotational speed of the internal combustion engine, and the rotational speed detection means Of the internal combustion engine The number of revolutions has decelerated from above the prescribed number of revolutions to below the prescribed number of revolutions. Rotational speed deceleration detecting means for detecting And a first intake air correction amount for calculating a first intake air correction amount for increasing the intake air amount at the moment when the throttle valve is detected to be substantially fully closed by the fully closed detection means. Computing means; From the moment when the throttle valve is detected to be substantially fully closed by the fully closed detection means, From the rotation speed deceleration detecting means Of the internal combustion engine When the number of rotations decelerates from a specified value to a specified value Corresponding to the maximum value of the rotation speed detected by the rotation speed detection means until detection, A second intake air correction amount calculating means for calculating a second intake air correction amount for increasing the intake air amount; as well as Obtained from the second intake air correction amount calculation means The first and second And an intake air amount increasing means for increasing the intake air amount to the internal combustion engine in accordance with the intake air correction amount.
[0013]
Claim 2 In the intake air amount control device for an internal combustion engine according to the present invention, the first intake air correction amount calculating means detects the first intake air correction amount calculating means at the moment when the fully closed detecting means detects that the throttle valve is substantially fully closed. The first After the intake air correction amount is set to a first predetermined value, the first predetermined value is held for a first predetermined period, and then decreased to zero by a first predetermined decrease amount at each first predetermined timing. It is.
[0014]
Claim 3 In the intake air amount control apparatus for an internal combustion engine according to the invention, the first intake air correction amount calculating means is the first intake air correction amount calculating means when the throttle valve is detected to be substantially fully closed by the fully closed detecting means. At least one of the predetermined value, the first predetermined period, the first predetermined timing, and the first predetermined decrease amount is changed according to the rotational speed detected by the rotational speed detecting means.
[0015]
Claim 4 In the intake air amount control device for an internal combustion engine according to the invention, the second intake air correction amount calculation means decelerates the rotation speed from a predetermined rotation speed to a predetermined rotation speed by the rotation speed deceleration detection means. At the moment of judgment, The second The intake air correction amount is set to a second predetermined value, and after the second predetermined value is held for a second predetermined period, the second predetermined decrease amount is decreased to zero at each second predetermined timing. is there.
[0016]
Claim 5 In the intake air amount control device for an internal combustion engine according to the invention, the second intake air is determined at a moment when it is determined that the rotational speed from the rotational speed deceleration detecting means has decreased from a predetermined rotational speed to a predetermined rotational speed. The correction amount calculating means determines at least one of the second predetermined value, the second predetermined period, the second predetermined timing, and the second predetermined decrease amount according to the rotational speed detected by the rotational speed detecting means. To change.
[0017]
The intake air amount control device for an internal combustion engine according to claim 6 further includes load detection means for detecting whether the internal combustion engine is in no-load operation or in load operation, and the load detection means Is a compressor operation signal of an air conditioner, which is a load driven by the internal combustion engine, an operation signal of a power steering, an electric load operation signal attached to a vehicle, and an operation signal of a generator driven by the internal combustion engine. A signal detection function for detecting at least one of them, and a vehicle travel determination function for determining whether the vehicle is running or stopped, a detection signal by the signal detection function, or the vehicle travel determination function Or at least one of the first predetermined value, the first predetermined period, the first predetermined timing, and the first predetermined decrease amount, or the second predetermined value. , Changing at least one of the second predetermined period, the second predetermined timing, and the second predetermined decrease amount. Is.
[0018]
An intake air amount control device for an internal combustion engine according to the invention of claim 7 is characterized in that the load detection means. The vehicle travel determination function detects the travel speed of the vehicle, detects that the transmission is blocking torque transmission or torque transmission between the internal combustion engine and the wheels, the vehicle speed is equal to or higher than a predetermined value, and When the transmission detects torque transmission between the internal combustion engine and the wheels, it determines that the vehicle is running under load operation. Is.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiment 1 FIG.
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 is a configuration diagram showing the overall configuration of the internal combustion engine according to the present embodiment. In FIG. 1, reference numeral 1 denotes a known four-cycle spark ignition type engine, which mainly sucks combustion air through an air cleaner 2, an intake pipe 3, a throttle valve 7, a surge tank 4, and an intake manifold.
[0021]
The fuel is supplied from a fuel system (not shown) through an injector 5 provided in the intake manifold. The throttle opening θ of the throttle valve 7 is detected by a throttle sensor 8 and a signal corresponding to the throttle opening θ is output. The fully closed throttle valve 7 is detected by an idle switch 9 and outputs an ON / OFF signal.
[0022]
A bypass air passage 11 that bypasses the throttle valve 7 is connected to the intake pipe 3 upstream and downstream of the throttle valve 7 of the intake pipe 3. The bypass air passage 11 is provided with a bypass air control valve 10 that controls the opening cross-sectional area of the bypass air passage 11. The bypass air whose flow rate is controlled by the bypass air control valve 10 is taken into the engine 1 through the bypass air passage 11 as combustion air.
[0023]
6 is a semiconductor type pressure sensor provided in the surge tank 4 for measuring the amount of air taken into the engine 1, 14 is a thermistor type water temperature sensor for detecting the cooling water temperature of the engine 1, 15 is an exhaust pipe, 12 Is a crank angle sensor that outputs a pulse signal corresponding to the crank angle of the engine 1, 16 is a vehicle speed sensor that outputs a pulse signal having a frequency proportional to the rotational speed of the wheel shaft, and 13 is a signal from the electronic control unit 19. Spark plugs that are controlled and installed to fly sparks for each cylinder of the engine 1, 17 is a battery that supplies voltage to the electronic control unit 19, and 18 is a battery voltage that is supplied to the electronic control unit 19. An ignition key switch 19 that is turned off is an electronic control unit 19 that controls the driving of the engine 1.
[0024]
The electronic control unit 19 uses each input information from the crank angle sensor 12, the pressure sensor 6, the water temperature sensor 14, the vehicle speed sensor 16 and the like by a well-known method to determine the fuel injection amount and bypass air amount of the engine 1 and the optimum amount. The ignition timing is calculated, the injector 5 is controlled to inject fuel for a predetermined time corresponding to the calculated fuel injection amount, and the bypass air control valve 10 is controlled to obtain the calculated bypass air amount. Then, the ignition plug 13 is controlled so that the calculated optimal ignition timing is obtained, and the drive control of the engine 1 is performed.
[0025]
FIG. 2 is a detailed block diagram of the electronic control unit 19. In the figure, reference numeral 100 denotes a microcomputer. The microcomputer 100 converts a counter 201 for measuring the rotation period of the engine 1, a timer 202 for measuring drive times of various outputs, and converts an analog input signal into a digital signal. A / D converter 203, an input port 204 for inputting a digital signal and transmitting it to the CPU 200, a RAM 205 as a work memory, and programs shown in the flowcharts shown in FIGS. A ROM 206, an output port 207 for outputting a command signal of the CPU 200, and a common bus 208 for connecting and receiving the components of the microcomputer 100 to exchange data are included.
[0026]
Reference numerals 101 to 103 denote first to third input interfaces for inputting signals to the microcomputer 100 from the sensors 6, 8, 9, 12, 14 and 16, and 104 denotes a control signal calculated by the microcomputer 100 to the injector 5 and bypass. An air interface valve 10 and an output interface circuit for outputting to the spark plug 13, 105 is a first power supply circuit that converts the battery voltage input through the ignition key switch 18 into a constant voltage and supplies it to the microcomputer 100.
[0027]
Here, the signal from the crank angle sensor 12 input to the first input interface circuit 101 is subjected to waveform shaping or the like and converted to an interrupt signal and input to the microcomputer 100. Each time this interrupt signal is generated, the CPU 200 of the microcomputer 100 reads the value of the counter 201 and calculates the cycle of the engine rotation from the difference between the read value and the previously read value and stores it in the RAM 205. .
[0028]
The second input interface circuit 102 removes noise components from the analog output signals from the input pressure sensor 6, throttle sensor 8, water temperature sensor 14, etc., and outputs the signal to the A / D converter 203. Is.
[0029]
The third input interface circuit 103 converts the level of the input ON / OFF signal such as the idle switch 9 and the pulse signal from the vehicle speed sensor 16 into a digital signal level and outputs it to the input port 204.
[0030]
The output interface circuit 104 performs processing such as amplification on the drive output input from the output port 207 and outputs it to the injector 5, the bypass air control valve 10, the spark plug 13, and the like. The first power supply circuit 105 receives the voltage from the battery 17 when the key switch 18 is ON, converts it to a constant voltage, and supplies it to the microcomputer 100. Thereby, the microcomputer 100 starts operation. Here, the microcomputer 100 includes an intake air amount control means, a fully closed detection means, a rotation speed detection means, a rotation speed deceleration detection means, first and second intake air correction amount calculation means, an intake air amount increase means, Load detection means Respectively.
[0031]
Next, the operation of the present embodiment will be described with reference to the flowchart of FIG. First, after initial settings such as the RAM 205, timer 202, and interrupt setting of the microcomputer 100 are performed, the process proceeds to step S301. In step S301, rotation speed data Ne representing the engine rotation speed NE is obtained from the crank angle period already detected in the crank angle signal interruption process from the crank angle sensor 12.
[0032]
In step S302, a throttle opening value TH representing the throttle opening θ detected by the throttle sensor 8, an intake pipe pressure value Pb representing the intake pipe pressure PB detected by the pressure sensor 6, and the like are read. In step S303, based on the previously read data (Ne, TH, Pb, etc.), processing of other control (control of fuel supply, ignition timing, etc. is performed although details are not described) is performed.
[0033]
In step S304, the control amount calculation processing of the bypass air control valve 10 whose details are shown in the flowchart of FIG. 4 based on the previously read data (Ne, the ON / OFF signal of the idle switch 9, the pulse signal of the vehicle speed sensor 16, etc.). I do. After the process of step S304, the process returns to step S301 to repeat the above operation.
[0034]
Next, detailed processing of the control amount calculation processing of the bypass air control valve 10 in step S304 in FIG. 3 will be described with reference to FIG. First, in step S401, a basic bypass air amount QBASE for maintaining the target rotational speed in accordance with the operation state of the engine 1 (warm-up state and the like are not described in detail) is set, and the process proceeds to step S402 and the idle switch 9 is turned on. It is determined whether it is in the idle state.
[0035]
If it is ON, the process proceeds to step S403, and it is determined whether or not the idle switch 9 was ON when the same process was executed last time. That is, the change of the idle switch 9 is determined in steps S401 and S402. If the idle switch 9 was previously turned on, that is, if there was no change in the idle state, the process proceeds to step S404.
[0036]
Further, if the idle switch 9 is OFF in the previous step S403, that is, if it is determined that the idle state has changed from a state other than the idle state, the process proceeds to step S409, and the first-stage bypass air correction as the first predetermined value is performed. An amount (dashpot amount) QDP and a holding time TDP as a first predetermined period are set. In this embodiment, a constant value XQDP1 (for example, 12 [l / min]) and XTDP1 (for example, 8, a 25 msec down counter is used in this embodiment and the holding time is 2 [sec]) are substituted. The processing from step S401 to step S409 fulfills the function of the first intake air correction amount calculation means.
[0037]
In step S410, the engine speed maximum value NeMAX related to the dashpot amount in the next stage is initialized to the current Ne, and the process proceeds to step S411. In step S404, the current Ne is compared with NeMAX. If the current Ne is greater than NeMAX, the process proceeds to step S405, NeMAX is updated, and the process proceeds to step S406. If the current Ne is smaller than NeMAX, the process proceeds to step S406.
[0038]
In step S406, it is determined whether or not the rotation speed condition is satisfied, that is, whether or not the current Ne is a predetermined value (for example, 1500 [rpm]) or more, and when the condition is satisfied, that is, when the rotation speed is equal to or higher than the predetermined rotation speed. Advances to step S411. When the condition is not satisfied, the process proceeds to step S407, and it is determined whether or not the rotation speed condition is satisfied last time. If the condition is satisfied, the process proceeds to step S408.
[0039]
In steps S406 and S407, it is determined that the rotational speed has changed from a predetermined rotational speed to a following rotational speed. In step S408, a second-stage dashpot amount QDP as a second predetermined value and a holding time TDP as a second predetermined period are set. In the present embodiment, the values XQDP2 and XTDP2 corresponding to NeMAX until the rotation speed changes from the predetermined rotation speed to the following are set. Here, the relationship between NeMAX and XQDP2 and XTDP2 is as shown in FIGS. The processing from step S404 to step S408 fulfills the function of the second intake air correction amount calculation means.
[0040]
That is, the dashpot amount XQPD2 and the holding time XTDP2 corresponding to the maximum rotational speed value NeMAX from when the idle switch 9 is turned on until the rotational speed becomes equal to or lower than the predetermined rotational speed are set, and the process proceeds to step S411. On the other hand, if it is determined in step S407 that the rotation speed condition has not been satisfied last time, the process proceeds to step S411.
[0041]
Next, in step S411, a correction amount Qetc other than the dashpot amount (a feedback amount corresponding to the difference between the target rotational speed and the actual rotational speed, details of load correction when the air conditioner is connected, etc. is not described). The process proceeds to step S412. In step S412, the bypass air amount QISC is obtained by adding the basic bypass air amount QBASE, the dashpot amount QDP, and the other correction amount Qetc, and the process proceeds to step S414.
[0042]
On the other hand, if it is determined in step S402 that the idle switch 9 is OFF, that is, it is determined that it is other than idle, Step S413 The process proceeds to step S414 with the bypass air amount QISC as the basic bypass air amount QBASE. Further, since the stepper motor type bypass air control valve 10 is used in the present embodiment, in step S414, the control amount of the bypass air control valve 10 corresponding to the bypass air amount QISC, that is, Target motor position In order to obtain P, the target motor position P is obtained from the QISC map shown in FIG. 9, and the control amount calculation process of the bypass air control valve 10 is terminated.
[0043]
FIG. 10 is a drive processing routine of the bypass air control valve 10 according to the control amount of the bypass air control valve 10 calculated in the routine, that is, the target motor position P, and is executed every 10 msec, for example. First, in step S1001, the actual position of the bypass air control valve 10 is read, and the process proceeds to step S1002.
[0044]
In step S1002, the target position P calculated in the control amount calculation routine of the bypass air control valve 10 is compared with the actual position. If it is determined that they are equal, the bypass air control valve drive routine is terminated as it is. To do. If it is determined in step S1002 that the target position P is smaller than the actual position, the process proceeds to step S1003, the bypass air control valve 10 is driven to the closed side by one step, and the bypass air control valve drive routine is ended.
[0045]
If it is determined in step S1002 that the target position P is larger than the actual position, the process proceeds to step S1004, the bypass air control valve 10 is driven to the open side by one step, and the air control valve drive routine is terminated. In this way, the bypass air control valve 10 is driven to open or close step by step each time the bypass air control valve drive routine is executed. If it is determined in step S1002 that the target position P is equal to the actual position, the bypass air control valve drive routine is terminated.
[0046]
FIG. 5 is a timer processing routine for performing processing of timers and the like (not described in detail) used in the various processes described above, and is executed, for example, every 25 msec as the first and second predetermined timings. It is. First, in step S501, 1 is subtracted every 25 msec from the timer TDP (holding time 2 sec: 2000), and the process proceeds to step S502 to compare with zero. If it is determined that the value is equal to or less than zero, the process proceeds to step S503, where zero is substituted for the timer TDP, and the timer process is terminated. Thereby, the holding elapsed time of the first or second intake air correction amount (XQDP1, XQDP2) is determined.
[0047]
If it is determined in step S502 that the timer TDP is equal to or greater than zero, the timer processing routine is ended there, and 1 is subtracted from the timer TDP in the next timer processing routine. Thus, the timer TDP is processed in this processing routine.
[0048]
Through this timer processing routine, the first and second predetermined values, intake air correction amounts XQDP1, 2 (set in steps S409 and S408 in FIG. 4) are held. Perform the action.
[0049]
FIG. 6 is a routine for performing subtraction processing for each dashpot amount which is the first or second intake air correction amount set in the control amount calculation processing routine of the bypass air control valve 10. In the embodiment, the routine is executed every 500 msec which is the first or second predetermined timing.
[0050]
First, in step S601, it is determined whether or not the timer TDP is zero from the timer processing routine, that is, whether or not the holding time has elapsed. If the timer TDP is not zero, the dashpot amount subtraction routine is directly executed. The process waits until the timer TDP becomes zero in the next dashpot amount subtraction routine. If the timer TDP is zero in step S601, the process proceeds to step S602, and the dashpot amount QDP is subtracted by a predetermined value that is the first or second predetermined decrease amount (3 [l / min] in the present embodiment). Then, the process proceeds to step S603.
[0051]
In step S603, the dashpot amount QDP is compared with zero. If it is determined that the dashpot amount QDP is equal to or greater than zero, the dashpot amount subtraction routine is terminated as it is. If it is determined in step S603 that the dashpot amount QDP is less than or equal to zero, the process proceeds to step S604 where zero is substituted for the dashpot amount QDP and the dashpot amount subtraction routine is terminated. As a result, the bypass air amount QISC in step S412 (see FIG. 4) decreases every 500 msec, and the control amount of the bypass air control valve 10 can converge to 0 after a predetermined time in step S414.
[0052]
Here, FIGS. 11 and 12 are time charts supplementarily explaining the operation at the time of deceleration of the vehicle according to the flowchart. The throttle valve opening TH with respect to the time axis, the idle switch signal, the engine speed Ne, and the bypass air amounts QISC1 and 2 are shown. It shows the behavior.
[0053]
First, FIG. 11 is a time chart when the driver depresses the accelerator to an open state, that is, when the throttle valve 7 is changed from a certain opening to a fully closed state, and the dotted line in the behavior of the rotational speed Ne indicates the bypass air amount. This is the rotational speed behavior when the amount is not increased. The solid lines (circle 1) and (circle 2) in the behavior of the rotation speed Ne indicate the rotation speed when the bypass air amount is increased as in the conventional example (circle 1) and this embodiment (circle 2), respectively. This is the behavior of Ne.
[0054]
Here, the behavior of the rotational speed Ne when the amount of bypass air is not increased drops once and then reaches the target rotational speed (800 rpm). At this time, the negative pressure in the intake pipe suddenly rises, resulting in oil rise, afterburn, exhaust gas deterioration, and the like. In order to eliminate this problem, in the conventional example, when the throttle valve 7 is in a fully closed state, that is, at the moment when the idle switch 9 changes from OFF to ON (time t1), the amount of bypass air depends on the rotational speed A at that time. QISC1 is increased as shown in FIG. 11 (circle 1). Therefore, as shown in FIG. 11 (circle 1), the behavior of the rotational speed Ne is set to the target rotational speed (800 rpm) along the amount of decrease in the bypass air amount QISC1 from a value far exceeding the target rotational speed (800 rpm). Transition to.
[0055]
However, according to the present embodiment, the time t1 when the throttle valve 7 is fully closed and the moment (time t2) when the rotational speed becomes equal to or lower than the predetermined rotational speed (1500 rpm) are shown in FIG. The bypass air amount QISC2 is increased as shown in circles 2), b), and c, and the behavior of the rotational speed Ne is shorter in time than (circle 1) as shown in (circle 2) in FIG. It converges to the target speed.
[0056]
FIG. 12 shows a case where the throttle valve 7 is changed from fully closed to fully open to fully closed earlier than FIG. 11, and at the time t1, that is, the instant when the idle switch 9 changes from OFF to ON. Then, as in FIG. 11, the bypass air amount QISC1 is increased as shown in FIG. 12 (circle 1) according to the rotational speed A at time t1, so the rotational speed Ne is as shown in FIG. 12 (circle 1). In addition, once it falls, it converges to the target rotational speed after a predetermined time while changing the rotational speed in the ± direction around the target rotational speed (800 rpm).
[0057]
However, according to the method of the present embodiment, the increased amount (circle a) of the bypass air amount QISC2 at the time t1 is the same as that in FIG. 11, but the moment when the rotational speed becomes the predetermined rotational speed (1500 rpm) or less. The amount of increase in the bypass air amount QISC2 at (time t2) (circle b) becomes an amount corresponding to the rotational speed B different from FIG. 11, and the behavior of the rotational speed Ne is short as shown in FIG. 12 (circle 2). It converges to the target speed over time. Thus, in the conventional example, only the same correction of the bypass air amount QISC1 can be performed in both FIGS. 11 and 12, so that the convergence to the target rotational speed is delayed in FIG. 11, and the phenomenon of lowering the target rotational speed in FIG. 12 occurs. .
[0058]
Also, the phenomenon shown in (circle 1) of FIG. 12 increases as the flow path volume from the throttle valve 7 to the cylinder of the engine 1 increases. However, in this embodiment, since the subsequent convergence to the target rotational speed can be corrected accurately and quickly while suppressing the increase in the negative pressure in the intake pipe, there is no danger of engine stall, and the driving feeling is improved.
[0059]
Further, in the present embodiment, whether or not the throttle valve 7 is fully closed is determined by the idle switch 9, but the present invention does not limit the fully closed detection means, and the throttle valve 7 is substantially fully closed. For example, the determination may be made based on the detection value of the throttle opening sensor 8, or the detection value of either the intake air amount or the intake pipe pressure may be compared with a predetermined value. Good.
[0060]
Further, the present embodiment describes the operation process for correcting the intake air amount change with respect to the sudden change of the throttle valve 7, and includes a change from a low opening degree of the throttle valve 7 to a fully closed state per unit time. When the change of the throttle valve 7 is small, the intake air amount may not be corrected.
[0061]
In this embodiment, a stepper motor type bypass air control valve 10 for controlling the opening cross-sectional area of the bypass air passage 11 is used as the intake air amount control means. For example, a linear solenoid type bypass air control valve in which the flow rate changes in proportion to the input current, or a control valve that controls the air flow rate with the ON / OFF duty ratio of the input current may be used.
[0062]
In the present embodiment, the engine speed is equal to or higher than the predetermined speed for detecting the behavior of the engine speed as to whether the engine speed has been reduced to a predetermined speed (1500 rpm) or less after the throttle valve 7 is substantially fully closed. The second air correction is performed after setting the second dashpot amount QDP and the second timer value TDP corresponding to the maximum rotational speed value NeMAX until it is determined that the vehicle tends to decelerate from the predetermined rotational speed to the predetermined rotational speed or less. The quantity Qetc was calculated.
[0063]
However, the deviation at a predetermined timing of the engine speed is calculated and stored in the RAM 205, and the deviation stored when it is determined that the engine speed tends to decelerate from the predetermined speed to the predetermined speed is stored in the RAM 205. The second air correction amount Qetc may be calculated after reading out and setting the second dashpot amount QDP and the second timer value TDP corresponding to this deviation.
[0064]
Alternatively, when it is determined that the rotational speed tends to decelerate, each deviation stored in the RAM 205 is read to obtain a moving average value of these deviations, and the second dashpot amount QDP, After setting the second timer value TDP, the second air correction amount Qetc may be calculated.
[0065]
Furthermore, after setting the second dashpot amount QDP and the second timer value TDP corresponding to the time when it is determined that the engine speed has decreased from the predetermined speed to the predetermined speed, the second dashpot amount QDP is set. The air correction amount Qetc may be calculated.
[0066]
Further, in the present embodiment, the timing for setting the second-stage dashpot amount is set to a predetermined rotational speed (1500 rpm), but the present invention does not limit this timing to the predetermined rotational speed, and the engine rotational speed is Any timing may be used as long as the intake air amount can be corrected in advance so as not to drop below the target rotational speed. For example, it has means for setting the target rotational speed according to at least the warm-up state of the engine, obtains a deviation between the actual rotational speed and the target rotational speed, and at the moment when the deviation becomes a predetermined value or less, You may make it set the amount of dashpots of eyes.
[0067]
Embodiment 2. FIG.
The first embodiment is configured to set the constant values XQDP and XTDP for the dashpot amount set value and the holding time when the throttle valve is fully closed (first stage) regardless of the engine operating state at that time. The constant value is set so that the negative pressure in the intake pipe can be prevented from abruptly rising and the influence on the engine speed after the throttle valve is fully closed is minimized.
[0068]
However, in the first embodiment, the setting value and the holding time of the dashpot amount when the engine speed is reduced (second stage) are configured to change according to the deceleration of the engine speed after the throttle valve is fully closed. Therefore, when the deceleration of the engine speed is large, such as when decelerating from high-speed rotation, the intake air amount is corrected in a large amount in a short time.
[0069]
Therefore, if the intake air amount cannot be corrected in a large amount in a short time due to factors such as the maximum flow rate of the intake air amount control means and the operating speed, the dashpot amount QDP in the second stage will be excessive or insufficient. As a result, the problem of poor convergence of the engine speed to the target speed occurs.
[0070]
For such a phenomenon, in the configuration of the first embodiment, the first-stage dashpot amount set value QDP and the holding time TDP described in step S409 of FIG. A value corresponding to the number of revolutions, for example, a value as shown in FIGS.
[0071]
As a result, the amount of intake air corrected when the throttle is fully closed is appropriately increased according to the rotation speed when the throttle is fully closed, and the amount of increase is set to the setting value and holding time of the second stage dashpot amount. Can be set as shown by the broken lines in FIG. 7 (circle a) and FIG. 8 (circle a), for example. Therefore, even when the intake air amount cannot be corrected in a large amount in a short time, the convergence of the engine speed to the target speed can be performed quickly and accurately.
[0072]
In the present embodiment, the value to be changed according to the rotation speed when the throttle is fully closed is the first dashpot amount setting value and the holding time. However, the present invention sets the changing value to the setting value and the holding time. The intake air amount corrected after the throttle is fully closed may be increased or decreased according to the rotation speed when the throttle is fully closed. For example, the dashpot amount subtraction process in FIG. 6 described in the first embodiment may be changed from 100 msec to 1 sec depending on the rotation speed when the throttle is fully closed, instead of defining every 500 msec. . Further, the predetermined amount of reduction in step S602 in the dashpot amount subtraction process shown in FIG. 6 (3 [l / min] in the first embodiment) may be changed according to the rotation speed when the throttle is fully closed. Good.
[0073]
Embodiment 3 FIG.
In the first and second embodiments, the correction of the intake air amount does not take into account whether or not the operating state of the engine 1 is unloaded. For example, a compressor load of an air conditioner is connected to the engine, and the load Is driven by the engine 1, the deceleration of the engine speed after the throttle valve is fully closed increases from the time of no load.
[0074]
Therefore, if the intake air amount is corrected with the configuration of the first and second embodiments without considering the load connected to the engine 1, the engine speed may be lower than the target speed. For such a phenomenon, the operation signals of the load detection means, for example, the compressor of the air conditioner, in the configuration of the first and second embodiments are sent to the microcomputer 100 of the electronic control unit 19 shown in FIGS. By inputting through the third input interface 103 and the input port 204, the intake air correction amount can be switched according to the operation signal of the compressor.
[0075]
For example, if the compressor is in operation, the value indicated by the characteristic of (circle a) in FIG. 13 is used instead of XQDP1 set in step S409 in the flowchart of FIG. 4 when setting the dashpot amount in the first stage. If the setting is made and the compressor is not in operation, the intake air amount can be corrected more accurately if the setting is made as in step S409 in FIG.
[0076]
In the present embodiment, the value to be changed according to the load detection is only the setting value for the first-stage dashpot amount, but the present invention sets the value to be changed to the first-stage dashpot amount setting. The value is not limited to a value, and it is sufficient that the intake air correction amount can be increased or decreased according to the load state of the engine during which the intake air amount correction is being performed.
[0077]
For example, first stage dashpot amount holding time, dashpot amount subtraction processing timing, dashpot amount subtraction amount, or second stage dashpot amount setting value, holding time, dashpot amount subtraction processing The timing may be changed by combining any one or more of the dashpot amount subtraction amounts.
[0078]
In the present embodiment, the load detection means is not limited to the operation signal of the air conditioner, and it is only necessary to detect the presence or absence of a load connected to the engine 1, for example, a power assist execution signal of a vehicle equipped with a power steering. (For example, a hydraulic switch provided in a hydraulic circuit in the case of a hydraulic type, or a motor drive signal in the case of an electric type), a switch input signal of an electric load (for example, a headlight, a rear defogger, etc.) attached to the vehicle Alternatively, the same result as described above can be obtained by taking in a power generation operation signal (field coil excitation signal) of a generator connected to the vehicle.
[0079]
Further, when the vehicle is traveling, it may be determined that the engine 1 is under load operation, and the dashpot amount may be changed. A transmission that transmits / cuts off the torque of the engine 1 to / from the drive wheels (neutral) is provided, and when the transmission of torque is selected to be cut off by this transmission, that is, when shifted to neutral, shifts to other than neutral. When the switch is turned on, a switch that is turned off is provided, and a status signal of the switch is input to the CPU 200 through the third input interface circuit 103 and the input port 204.
[0080]
Then, the signal from the vehicle speed sensor 16 is monitored every predetermined timing (600 [msec]) while the OFF state signal is input, and when the signal is input from the vehicle speed sensor 16 even once during the predetermined timing, the vehicle Even if it is determined that the vehicle is traveling and the dashpot amount setting value, the holding time, the dashpot amount subtraction process timing, the dashpot amount subtraction amount, or a combination of a plurality of dashpot amount subtraction amounts are changed in combination, the same as above Result is obtained.
[0081]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, the intake air amount control means for adjusting the intake air amount of the internal combustion engine and the fully closed state that detects that the throttle valve of the internal combustion engine has shifted from the open state to the substantially fully closed state. Detected by a detection means, a rotation speed detection means for detecting the rotation speed of the internal combustion engine, and the rotation speed detection means Of the internal combustion engine The number of revolutions has decelerated from above the prescribed number of revolutions to below the prescribed number of revolutions. Rotational speed deceleration detecting means for detecting And a first intake air correction amount for calculating a first intake air correction amount for increasing the intake air amount at the moment when the throttle valve is detected to be substantially fully closed by the fully closed detection means. Computing means; From the moment when the throttle valve is detected to be substantially fully closed by the fully closed detection means, From the rotation speed deceleration detecting means Of the internal combustion engine When the number of rotations decelerates from a specified value to a specified value Corresponding to the maximum value of the rotation speed detected by the rotation speed detection means until detection, A second intake air correction amount calculating means for calculating a second intake air correction amount for increasing the intake air amount; as well as Obtained from the second intake air correction amount calculation means The first and second Intake amount increasing means to increase the intake air amount to the internal combustion engine according to the intake air correction amount, preventing exhaust gas deterioration, oil increase, afterburn etc. due to excessive intake manifold negative pressure It is possible to obtain an excellent effect that the engine speed can be smoothly converged to the target speed.
[0085]
Claim 2 According to the invention, at the moment when the fully closed detection means detects that the throttle valve is substantially fully closed, the first intake air correction amount calculating means is The first After the intake air correction amount is set to the first predetermined value, the first predetermined value is held for a first predetermined period, and then decreased to zero by a first predetermined decrease amount at each first predetermined timing. As a result, the rotational speed of the internal combustion engine can be smoothly converged to the target rotational speed.
[0086]
Claim 3 According to this invention, the first intake air correction amount calculating means is the first predetermined value and the first predetermined moment at the moment when the fully closed detecting means detects that the throttle valve is substantially fully closed. Since at least one of the period, the first predetermined timing and the first predetermined decrease amount is changed according to the rotational speed detected by the rotational speed detecting means, the rotational speed of the internal combustion engine is changed to the target rotational speed. It is possible to converge smoothly.
[0087]
Claim 4 According to the present invention, at the moment when the second intake air correction amount calculating means determines that the rotational speed has been reduced from the predetermined rotational speed to the predetermined rotational speed by the rotational speed deceleration detecting means. The second The intake air correction amount is set to a second predetermined value, and after the second predetermined value is held for a second predetermined period, the second predetermined decrease amount is decreased to zero at each second predetermined timing. Therefore, there is an effect that the rotational speed of the internal combustion engine can be smoothly converged to the target rotational speed in a short time.
[0088]
Claim 5 According to the invention, at the moment when it is determined that the rotational speed from the rotational speed deceleration detecting means has decelerated from a predetermined rotational speed to a predetermined rotational speed, the second intake air correction amount computing means is Since at least one of the predetermined value of 2, the second predetermined period, the second predetermined timing, and the second predetermined decrease amount is changed according to the rotational speed detected by the rotational speed detection means, There is an effect that the rotational speed of the internal combustion engine can be smoothly converged in a short time by the target rotational speed.
[0090]
Claim 6 According to the invention of Load detecting means for detecting whether the internal combustion engine is in no-load operation or in load operation; The load detection means includes a compressor operation signal of an air conditioner that is a load driven by the internal combustion engine, a power steering operation signal, an electric load operation signal attached to a vehicle, and a generator driven by the internal combustion engine. A signal detection function for detecting at least one of the operation signals and a vehicle travel determination function for determining whether the vehicle is running or stopped, and a detection signal by the signal detection function or the vehicle Based on the vehicle travel determination result by the travel determination function, at least one of the first predetermined value, the first predetermined period, the first predetermined timing, and the first predetermined decrease amount is changed, or the second At least one of the predetermined value, the second predetermined period, the second predetermined timing, and the second predetermined decrease amount is changed. There is an effect that can be reduced to the target rotational speed a rotational speed more smoothly if so as to set the intake air correction amount during the deceleration Te.
[0091]
Claim 7 According to the invention, the vehicle travel determination function of the load detection means detects the travel speed of the vehicle and also detects that the transmission is blocking torque transmission or torque transmission between the internal combustion engine and the wheels. In addition, since it is determined that the vehicle speed is equal to or higher than the predetermined value and the transmission is running on the vehicle by load driving when the transmission of torque between the internal combustion engine and the wheels is detected, the vehicle can be smoothly operated even during load driving of the vehicle. There is an effect that the rotational speed can be reduced to the target rotational speed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a system configuration diagram showing an intake air amount control device for an internal combustion engine according to an embodiment of the present invention;
FIG. 2 is a configuration diagram of an electronic control unit of the present invention.
FIG. 3 is a flowchart for explaining processing contents in the electronic control unit of the present invention;
FIG. 4 is a flowchart for explaining the contents of a control amount calculation process of the bypass air control valve of the present invention.
FIG. 5 is a flowchart for explaining the contents of timer processing according to the present invention;
FIG. 6 is a flowchart for explaining the contents of a dashpot amount subtraction process according to the present invention.
FIG. 7 is a characteristic diagram for explaining a relationship between an engine speed maximum value and a second-stage dashpot setting value according to the embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a characteristic diagram for explaining the relationship between the maximum engine speed and the second stage dashpot holding time according to the embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a characteristic diagram showing a flow characteristic of the bypass air control valve according to the embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a flowchart for explaining the contents of a bypass air control valve drive process of the present invention.
FIG. 11 is a time chart for explaining the operation of the embodiment of the invention.
FIG. 12 is a time chart for explaining the operation of the embodiment of the invention.
FIG. 13 is a characteristic diagram for illustrating the relationship between the engine speed maximum value and the first-stage dashpot setting value according to the embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a characteristic diagram for illustrating the relationship between the maximum engine speed and the second-stage dashpot holding time according to one embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Internal combustion engine, 6 Pressure sensor, 7 Throttle valve, 9 Idle switch, 10 Bypass air control valve, 12 Crank angle sensor, 14 Water temperature sensor, 19
Electronic control unit.

Claims (7)

内燃機関の吸入空気量を調節するための吸入空気量制御手段と、
前記内燃機関のスロットル弁が開状態から略全閉状態へ移行したことを検出する全閉検出手段と、
前記内燃機関の回転数を検出する回転数検出手段と、
前記回転数検出手段により検出された前記内燃機関の回転数が所定回転数以上から所定回転数以下へと減速したことを検出する回転数減速検出手段と、
前記全閉検出手段より前記スロットル弁が略全閉状態となったと検出された瞬間に、吸入空気量を増加させるための第1の吸入空気補正量を演算する第1の吸入空気補正量演算手段と、
前記全閉検出手段より前記スロットル弁が略全閉状態となったと検出された瞬間から、前記回転数減速検出手段より前記内燃機関の回転数が所定回転数以上から所定回転数以下へと減速したと検出するまでの、前記回転数検出手段より検出された回転数の最大値に対応した、吸入空気量を増加させるための第2の吸入空気補正量を演算する第2の吸入空気補正量演算手段と、
前記第1及び第2の吸入空気補正量演算手段より求められた前記第1及び第2の吸入空気補正量に応じて前記内燃機関への吸入空気量を増加する吸気量増加手段と
を備えたことを特徴とする内燃機関の吸入空気量制御装置。
An intake air amount control means for adjusting the intake air amount of the internal combustion engine;
A fully-closed detecting means for detecting that the throttle valve of the internal combustion engine has shifted from an open state to a substantially fully-closed state;
A rotational speed detection means for detecting the rotational speed of the internal combustion engine;
A rotation speed reduction detection means for detecting that the rotation speed of the internal combustion engine detected by the rotation speed detection means has been reduced from a predetermined rotation speed to a predetermined rotation speed;
First intake air correction amount calculation means for calculating a first intake air correction amount for increasing the intake air amount at the moment when the throttle valve is detected as being substantially fully closed by the fully closed detection means. When,
From the moment when the throttle valve is detected to be substantially fully closed by the full-close detection means, the rotational speed of the internal combustion engine is decelerated from a predetermined rotation speed to a predetermined rotation speed by the rotation speed reduction detection means. The second intake air correction amount calculation for calculating the second intake air correction amount for increasing the intake air amount corresponding to the maximum value of the rotation number detected by the rotation number detection means until Means,
An intake air amount increasing means for increasing the intake air amount to the internal combustion engine in accordance with the first and second intake air correction amounts determined by the first and second intake air correction amount calculating means. An intake air amount control apparatus for an internal combustion engine.
前記第1の吸入空気補正量演算手段は、前記全閉検出手段より前記スロットル弁が略全閉状態となったと検出された瞬間に、前記第1の吸入空気補正量を第1の所定値に設定した後に、この第1の所定値を第1の所定期間保持した後、第1の所定タイミング毎に第1の所定減少量ずつゼロまで減少する
ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の吸入空気量制御装置。
The first intake air correction amount calculation means sets the first intake air correction amount to a first predetermined value at the moment when the full-close detection means detects that the throttle valve is substantially fully closed. 2. The internal combustion engine according to claim 1, wherein after the setting, the first predetermined value is held for a first predetermined period, and then decreased to zero by a first predetermined decrease amount at each first predetermined timing. Engine intake air amount control device.
前記第1の吸入空気補正量演算手段は、前記第1の所定値、第1の所定期間、第1の所定タイミング及び第1の所定減少量の内少なくとも1つを、前記全閉検出手段より前記スロットル弁が略全閉状態となったと検出された瞬間に前記回転数検出手段より検出された回転数に応じて変更する
ことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の吸入空気量制御装置。
The first intake air correction amount calculating means receives at least one of the first predetermined value, the first predetermined period, the first predetermined timing, and the first predetermined decrease amount from the fully closed detection means. 3. The intake air amount control for an internal combustion engine according to claim 2, wherein a change is made in accordance with the rotational speed detected by the rotational speed detection means at the moment when it is detected that the throttle valve is substantially fully closed. apparatus.
前記第2の吸入空気補正量演算手段は、前記回転数減速検出手段より前記内燃機関の回転数が所定回転数以上から所定回転数以下へと減速したと検出した瞬間に、前記第2の吸入空気補正量を第2の所定値に設定し、この第2の所定値を第2の所定期間保持した後、第2の所定タイミング毎に第2の所定減少量ずつゼロまで減少する
ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の吸入空気量制御装置。
The second intake air correction amount calculating means detects the second intake air at the moment when the rotational speed deceleration detecting means detects that the rotational speed of the internal combustion engine has decelerated from a predetermined rotational speed to a predetermined rotational speed. The air correction amount is set to a second predetermined value, and after the second predetermined value is held for a second predetermined period, the second predetermined decrease amount is decreased to zero at each second predetermined timing. The intake air amount control device for an internal combustion engine according to claim 1.
前記第2の吸入空気補正量演算手段は、前記第2の所定値、第2の所定期間、第2の所定タイミング及び第2の所定減少量の内少なくとも1つを、前記回転数減速検出手段より前記内燃機関の回転数が所定回転数以上から所定回転数以下へと減速したと検出した瞬間に前記回転数検出手段より検出された回転数に応じて変更する
ことを特徴とする請求項4に記載の内燃機関の吸入空気量制御装置。
The second intake air correction amount calculating means calculates at least one of the second predetermined value, a second predetermined period, a second predetermined timing, and a second predetermined decrease amount as the rotational speed deceleration detecting means. 5. The method according to claim 4, wherein the engine speed is changed according to the rotational speed detected by the rotational speed detection means at the moment when it is detected that the rotational speed of the internal combustion engine has decelerated from a predetermined rotational speed to a predetermined rotational speed. An intake air amount control device for an internal combustion engine according to claim 1.
前記内燃機関が無負荷運転中であるか負荷運転中であるかを検出する負荷検出手段をさらに備え、
前記負荷検出手段は、前記内燃機関により駆動される負荷であるエアコンディショナのコンプレッサ動作信号、パワーステアリングの動作信号、車両に取り付けられている電気負荷動作信号、前記内燃機関により駆動される発電機の動作信号の内少なくとも1つを検出する信号検出機能、及び車両が走行中であるか、停車中であるかを判定する車両走行判定機能を有し、前記信号検出機能による検出信号、あるいは前記車両走行判定機能による車両走行判定結果に基づいて、前記第1の所定値、第1の所定期間、第1の所定タイミング及び第1の所定減少量の内少なくとも1つ変更するか、あるいは前記第2の所定値、第2の所定期間、第2の所定タイミング及び第2の所定減少量の内少なくとも1つ変更する
ことを特徴とする請求項2ないし5のいずれかに記載の内燃機関の吸入空気量制御装置。
Load detecting means for detecting whether the internal combustion engine is in no-load operation or in load operation;
The load detecting means includes an air conditioner compressor operation signal, a power steering operation signal, an electric load operation signal attached to a vehicle, and a generator driven by the internal combustion engine. A signal detection function for detecting at least one of the operation signals and a vehicle travel determination function for determining whether the vehicle is traveling or stopped, and a detection signal by the signal detection function, or Based on the vehicle travel determination result by the vehicle travel determination function, at least one of the first predetermined value, the first predetermined period, the first predetermined timing, and the first predetermined decrease amount is changed, or the first second predetermined value, the second predetermined time period, no claim 2, characterized in that at least one change of the second predetermined timing and a second predetermined decrement Intake air amount control system for an internal combustion engine according to any of the 5.
前記負荷検出手段の前記車両走行判定機能は、車両の走行速度を検出すると共に、変速機が前記内燃機関と車輪とのトルク伝達或いはトルク伝達を遮断していることを検出し、車速が所定値以上、かつ前記変速機が前記内燃機関と車輪とのトルク伝達検出時に負荷運転による車両走行中であると判定する
ことを特徴とする請求項6に記載の内燃機関の吸入空気量制御装置。
The vehicle travel determination function of the load detection means detects the travel speed of the vehicle and detects that the transmission is blocking torque transmission or torque transmission between the internal combustion engine and the wheels, and the vehicle speed is a predetermined value. 7. The intake air amount control apparatus for an internal combustion engine according to claim 6, wherein the transmission determines that the vehicle is running under load operation when torque transmission between the internal combustion engine and wheels is detected .
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