JP3857767B2 - Double pipe type exhaust manifold - Google Patents

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JP3857767B2 JP07119297A JP7119297A JP3857767B2 JP 3857767 B2 JP3857767 B2 JP 3857767B2 JP 07119297 A JP07119297 A JP 07119297A JP 7119297 A JP7119297 A JP 7119297A JP 3857767 B2 JP3857767 B2 JP 3857767B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用エンジンのシリンダヘッドに取り付けられる排気マニホールドに係わり、特に、外管と内管との二重構造を備えた二重管型排気マニホールドに関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、排ガス中の有害ガスを浄化するための触媒コンバータが、自動車の排気系に取り付けられるようになってきており、この触媒コンバータの触媒活性を、エンジンの始動直後にも低下させないように、排ガス温度低下防止用の断熱用空間を備えた二重管型排気マニホールドが開発されている。
【0003】
図4は、このような二重管型排気マニホールドの一例を示しており、長尺状の外管1および外管3が、軸長方向に直列に配置され、外管1に形成される接続用開口部1aと、外管3に形成される接続用開口部3aとが、互いに向き合って配置されている。
また、外管1および外管3には、所定間隔を置いて、突出部1bおよび突出部3bが、それぞれ2箇所ずつ形成されている。
【0004】
これらの突出部1bおよび突出部3bの開口端には、それぞれシリンダヘッド取付用のフランジ5が溶接されている。
さらに、外管3の接続用開口部3aと反対側に形成される開口端には、触媒コンバータ取付用のフランジ7が溶接されている。
また、図5に示すように、外管1の接続用開口部1aの内径は、外管3の外径と略同径に形成され、この接続用開口部1aの内周側に外管3の接続用開口部3aが挿入されている。
【0005】
そして、接続用開口部1aの先端と、外管3の外周とが溶接9され、外管1と外管3とが固定されている。
また、外管1および外管3の内側には、断熱用空間11aおよび断熱用空間11bを介して、第1および第2の内管13,15が配置されている。
この第2の内管15の第1の内管13側には、第1の内管13の外径と略同径の内径を有する接続用開口部15aが形成され、この接続用開口部15aに内管13に形成される接続用開口部13aが挿入されている。
【0006】
また、第2の内管15の接続用開口部15aの外周には、環状の緩衝材17が配置され、この緩衝材17が、接続用開口部15aの外周にスポット溶接19されている。
そして、緩衝材17の外周が、外管3の接続用開口部3aの内周に密着され、第1および第2の内管13,15が、外管1および外管3の内側の所定の位置に規制されている。
【0007】
上述した二重管型排気マニホールドでは、エンジンの始動,停止により、第1および第2の内管13,15が、軸長方向に熱膨張あるいは熱収縮した際に、緩衝材17により所定の位置に規制されたまま、第1の内管13の接続用開口部13aと、第2の内管15の接続用開口部15aとが、互いに密着した状態で移動し、第1および第2の内管13,15に発生する局部的な熱応力が緩和される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の二重管型排気マニホールドでは、第1および第2の内管13,15が、接続用開口部13aの外周と、接続用開口部15aの外周とを互いに密着させた状態で、熱膨張あるいは熱収縮するため、この熱膨張あるいは熱収縮の際に、擦れ音等の異音が発生するという問題があった。
【0009】
また、第1および第2の内管13,15が、円周方向に熱膨張あるいは熱収縮した際に、接続用開口部13aの外周と、接続用開口部15aの内周との間に隙間が生じると、排気脈動等の振動によりビビリ音が発生するという問題があった。
本発明は、かかる従来の問題点を解決するためになされたもので、簡易な手段で、内管の熱膨張あるいは熱収縮による擦れ音,ビビリ音等の異音の発生を防止することのできる二重管型排気マニホールドを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の二重管型排気マニホールドは、外管と、前記外管の軸長方向の一方の内側に配置される第1の内管と、他方の内側に配置される第2の内管とを備え、前記第2の内管の前記第1の内管側に形成される開口端に、前記第1の内管の前記第2の内管側に形成される開口端を挿入してなる二重管型排気マニホールドにおいて、前記第2の内管の開口端を覆って、前記第2の内管の内周から外周に連続する環状の緩衝材を配置し、この緩衝材の内周を前記第1の内管の外周に密着し、この緩衝材の外周を前記外管の内周に密着してなり、前記外管を、この外管の横断面方向に分割し、この分割端を溶接してなることを特徴とする。
【0011】
請求項2の二重管型排気マニホールドは、請求項1記載の二重管型排気マニホールドにおいて、前記第2の内管を、前記第1の内管より、排ガス出口側に配置してなることを特徴とする。
【0012】
請求項3の二重管型排気マニホールドは、請求項1または請求項2記載の二重管型排気マニホールドにおいて、前記緩衝材は、金属細線を編み込んだ網部材からなり、前記緩衝材と前記第2の内管とを、スポット溶接してなることを特徴とする。
【0013】
(作用)
請求項1の二重管型排気マニホールドでは、第2の内管の開口端に、内周から外周に連続する環状の緩衝材が配置され、この緩衝材の内周が、第1の内管の外周に密着され、緩衝材の外周が、外管の内周に密着される。
【0014】
そして、エンジンの始動,停止により、第1および第2の内管が、軸長方向へ熱膨張あるいは熱収縮する際の擦れ音の発生が防止される。
また、エンジンの始動,停止により、第1および第2の内管が、円周方向に熱膨張あるいは熱収縮する際に、緩衝材により、第1の内管の外周と第2の内管の内周との間に、隙間が発生することが防止され、排気脈動等の振動によるビビリ音の発生が防止される。
【0015】
さらに、取り扱い易いように、外管が、横断面に沿って分割され、この分割端で溶接される。
請求項2の二重管型排気マニホールドでは、第2の内管が、第1の内管より排ガス出口側に配置され、排気方向に向けて延びる第1の内管の開口端により、排ガスの緩衝材への吹き込みが阻止される。
【0016】
そして、排ガスの断熱用空間への侵入が阻止され、排ガス温度の低下が防止される。
請求項3の二重管型排気マニホールドでは、金属細線を編み込んだ網部材により形成される緩衝材が、第2の内管にスポット溶接される。
そして、この緩衝材により、第1および第2の内管の軸長方向への熱膨張あるいは熱収縮が、容易に吸収され、また、緩衝材の第2の内管からの脱落が防止される。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。
図1および図2は、本発明の二重管型排気マニホールドの一実施形態(請求項1ないし請求項3に対応する)を示しており、図1は、図2の要部の詳細を示している。
【0018】
図2において、符号21および符号23は、例えば、肉厚1.5mmのステンレス鋼等からなる長尺状の外管である。
外管21および外管23は、軸長方向に直列に配置され、外管21に形成される接続用開口部21aと、外管23に形成される接続用開口部23aとが、互いに向き合って配置されている。
【0019】
また、外管21および外管23には、所定間隔を置いて、円管状の突出部21bおよび突出部23bが、それぞれ2箇所ずつ形成されている。
これらの突出部21bおよび突出部23bの開口端には、それぞれシリンダヘッド取付用のフランジ25が溶接されている。
また、外管23の接続用開口部23aと反対側の開口端には、触媒コンバータ取付用のフランジ27が溶接されている。
【0020】
さらに、図1に示すように、外管21の接続用開口部21aの内径は、外管23の外径と略同径に形成され、この接続用開口部21aの内周側に外管23の接続用開口部23aが挿入されている。
そして、接続用開口部21aの先端と、外管23の外周とが溶接29され、外管21と外管23とが固定されている。
【0021】
さらに、外管21および外管23の内側には、断熱用空間31aおよび断熱用空間31bを介して、例えば、肉厚0.5mmのステンレス鋼等からなる第1の内管33および第2の内管35が、第2の内管35を第1の内管33より排ガス出口側に位置させて配置されている。
この第2の内管35の第1の内管33側には、第1の内管33の外径より大きい内径を有する接続用開口部35aが形成され、この接続用開口部35aに第1の内管33に形成される接続用開口部33aが挿入されている。
【0022】
さらに、第2の内管35の接続用開口部35aの開口端には、接続用開口部35aの内周から外周に連続する環状の緩衝材37が配置され、この緩衝材37は、接続用開口部35aの外周および内周にスポット溶接39され、第2の内管35に固定されている。
この緩衝材37には、例えば、一般にSUS材と称するステンレス鋼の細線を、メリヤス状に編み込んだものを適度に折り曲げ、弾性を持たせたものが用いられている。
【0023】
また、緩衝材37の内周は、弾性的に第2の内管35の外周に密着され、緩衝材37の外周は、弾性的に外管23の内周に密着されている。
そして、緩衝材37により、第1および第2の内管33,35が、外管21および外管23の内側の所定の位置に規制されている。
上述した二重管型排気マニホールドでは、エンジンの始動,停止により、第1および第2の内管33,35が、軸長方向に熱膨張あるいは熱収縮した際に、緩衝材37により所定の位置に規制されたまま、第1の内管33の接続用開口部33aおよび第2の内管35の接続用開口部35aが、緩衝材37を介して自在に移動し、第1および第2の内管33,35の局部的な熱応力が緩和される。
【0024】
また、第1および第2の内管33,35が、円周方向に熱膨張あるいは熱収縮した際に、緩衝材37が、その熱膨張あるいは熱収縮に追従して変形し、第1の内管33の接続用開口部33aの外周と、第2の内管35の接続用開口部35aの内周との間に隙間が発生することが防止される。
そして、排ガスの排気方向Eに向けて延びる第1の内管33の接続用開口部33aにより、排ガスの緩衝材37への吹き込みが阻止され、排ガス温度の低下が防止される。
【0025】
さらに、断熱用空間31a,31bの断熱作用により、排ガスの温度の低下が防止され、排気通路が冷えているエンジン始動時にも、触媒活性を低下させることなく、排ガスが浄化される。
以上のように構成された二重管型排気マニホールドでは、第2の内管35の接続用開口部35aに、第2の内管35の内周から外周に連続する環状の緩衝材37を配置し、この緩衝材37の内周を、第1の内管33の接続用開口部33aの外周に密着したので、第1および第2の内管33,35が、互いに擦れ合うことことなく、軸長方向に自在に熱膨張あるいは熱収縮することができ、簡易な手段で、擦れ音等の異音の発生を防止することができる。
【0026】
また、緩衝材37の内周を、第1の内管33の接続用開口部33aの外周に密着したので、第1および第2の内管33,35が、円周方向に熱膨張あるいは熱収縮した際に、緩衝材37が、その熱膨張あるいは熱収縮に追従して従って変形することができる。
したがって、接続用開口部33aの外周と、接続用開口部35aの内周との間に、隙間が発生することを防止することができ、排気脈動等の振動によるビビリ音の発生を防止することができる。
【0027】
さらに、外管21と外管23とに分割し、この外管21と外管23とを溶接29したので、外管21,23の製作および取り扱いを容易にすることができる。また、第1の内管33を、第2の内管35より排ガス出口側に配置したので、排気方向Eに向けて延びる第1の内管33の接続用開口部33aにより、排ガスの緩衝材37への吹き込みを阻止することができ、排ガス温度の低下を防止することができる。
【0028】
さらに、金属細線を編み込んだ網部材により緩衝材37を形成したので、第1および第2の内管33,35の軸長方向への熱膨張あるいは熱収縮を容易に吸収することができる。
また、緩衝材37を第1の内管33にスポット溶接39したので、緩衝材37の第2の内管35の接続用開口部35aからの脱落を防止することができる。
【0029】
なお、上述した実施形態では、外管21と外管23とを、軸長方向に直列に配置し、外管21の接続用開口部21aに、外管23の接続用開口部23aを挿入した例について述べたが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、例えば、図3に示すように、外管21および外管23を溶接したものと同形状の一部材からなる外管41を用いても良い。
【0030】
また、上述した実施形態では、外管21の肉厚を1.5mm、第1および第2の内管33,35の肉厚を0.5mmにした例について述べたが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、例えば、外管21の肉厚を1.8mm、第1および第2の内管33,35の肉厚を0.8mmにしても良い。
【0031】
そして、上述した実施形態では、外管21,23をステンレス鋼で形成した例について述べたが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、例えば、鋳鉄あるいはアルミニウム合金等で形成しても良い。
さらに、上述した実施形態では、第1および第2の内管33,35をステンレス鋼で形成した例について述べたが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、例えば、アルミニウム合金等で形成しても良い。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の二重管型排気マニホールドでは、第2の内管の開口端に、第2の内管の内周から外周に連続する環状の緩衝材を配置し、この緩衝材の内周を、第1の内管の外周に密着したので、第1および第2の内管が、互いに擦れ合うことなく、軸長方向に自在に熱膨張あるいは熱収縮することができ、簡易な手段で、擦れ音等の異音の発生を防止することができる。
【0033】
また、緩衝材の内周を、第1の内管の外周に密着したので、第1および第2の内管が、円周方向に熱膨張あるいは熱収縮した際に、緩衝材が、その熱膨張あるいは熱収縮に追従して変形することができる。
したがって、第1の内管の外周と第2の内管の内周との間に隙間が発生することを防止することができ、排気脈動等の振動によるビビリ音の発生を防止することができる。
【0034】
さらに、外管を、横断面に沿って分割したので、外管の製作および取り扱いを容易にすることができる。
請求項2の二重管型排気マニホールドでは、第1の内管を、第2の内管より排ガス出口側に配置したので、排気方向に向けて延びる第1の内管の開口端により、排ガスの緩衝材への吹き込みを阻止することができ、排ガス温度の低下を防止することができる。
【0035】
請求項3の二重管型排気マニホールドでは、金属細線を編み込んだ網部材により緩衝材37を形成したので、第1および第2の内管33,35の軸長方向への熱膨張あるいは熱収縮を容易に吸収することができる。
また、緩衝材37を第1の内管33にスポット溶接39したので、緩衝材37の第2の内管35の接続用開口部35aからの脱落を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の要部の詳細を示す断面図である。
【図2】本発明の二重管型排気マニホールドの一実施形態を示す側面図である。
【図3】外管を一部材で形成した例を示す断面図である。
【図4】従来の二重管型排気マニホールドを示す側面図である。
【図5】従来の二重管型排気マニホールドの要部の詳細を示す断面図である。
【符号の説明】
21,23,41 外管
29 溶接
33 第1の内管
33a 接続用開口部(開口端)
35 第2の内管
35a 接続用開口部(開口端)
37 緩衝材
39 スポット溶接
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an exhaust manifold attached to a cylinder head of an automobile engine, and more particularly, to a double-tube exhaust manifold having a double structure of an outer tube and an inner tube.
[0002]
[Prior art]
Recently, catalytic converters for purifying harmful gases in exhaust gas have been attached to the exhaust system of automobiles, so that the catalytic activity of this catalytic converter does not decrease even immediately after engine startup. A double-pipe type exhaust manifold having a heat insulation space for preventing a decrease in exhaust gas temperature has been developed.
[0003]
FIG. 4 shows an example of such a double-pipe type exhaust manifold. A long outer tube 1 and an outer tube 3 are arranged in series in the axial length direction, and are formed in the outer tube 1. The opening 1a for connection and the opening 3a for connection formed in the outer tube | pipe 3 are arrange | positioned facing each other.
Further, the outer tube 1 and the outer tube 3 are formed with two protruding portions 1b and two protruding portions 3b, respectively, at a predetermined interval.
[0004]
Cylinder head mounting flanges 5 are welded to the open ends of the protrusions 1b and 3b, respectively.
Furthermore, a flange 7 for attaching the catalytic converter is welded to an opening end formed on the opposite side of the connection opening 3 a of the outer tube 3.
As shown in FIG. 5, the inner diameter of the connection opening 1a of the outer tube 1 is formed to be substantially the same as the outer diameter of the outer tube 3, and the outer tube 3 is formed on the inner peripheral side of the connection opening 1a. The connection opening 3a is inserted.
[0005]
And the front-end | tip of the opening part 1a for connection and the outer periphery of the outer tube | pipe 3 are welded 9, and the outer tube | pipe 1 and the outer tube | pipe 3 are being fixed.
Moreover, the 1st and 2nd inner tubes 13 and 15 are arrange | positioned through the space 11a for heat insulation, and the space 11b for heat insulation inside the outer tube | pipe 1 and the outer tube | pipe 3. As shown in FIG.
A connection opening 15a having an inner diameter substantially the same as the outer diameter of the first inner tube 13 is formed on the second inner tube 15 on the first inner tube 13 side, and this connection opening 15a. A connection opening 13 a formed in the inner tube 13 is inserted into the inner tube 13.
[0006]
An annular cushioning material 17 is disposed on the outer periphery of the connection opening 15a of the second inner tube 15, and the buffering material 17 is spot welded 19 to the outer periphery of the connection opening 15a.
The outer periphery of the cushioning material 17 is brought into close contact with the inner periphery of the connection opening 3 a of the outer tube 3, and the first and second inner tubes 13, 15 are arranged at predetermined positions inside the outer tube 1 and the outer tube 3. Regulated in position.
[0007]
In the above-described double-pipe type exhaust manifold, when the first and second inner pipes 13 and 15 are thermally expanded or contracted in the axial direction by starting and stopping the engine, a predetermined position is set by the buffer material 17. The connection opening 13a of the first inner tube 13 and the connection opening 15a of the second inner tube 15 move in close contact with each other, and the first and second inner tubes 13 The local thermal stress generated in the tubes 13 and 15 is relieved.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a conventional double pipe type exhaust manifold, the first and second inner pipes 13 and 15 tightly contact the outer periphery of the connection opening 13a and the outer periphery of the connection opening 15a. In this state, since thermal expansion or thermal contraction occurs, there has been a problem that abnormal noise such as rubbing noise is generated during the thermal expansion or thermal contraction.
[0009]
Further, when the first and second inner pipes 13 and 15 are thermally expanded or contracted in the circumferential direction, a gap is formed between the outer periphery of the connection opening 13a and the inner periphery of the connection opening 15a. When this occurs, there is a problem that chatter noise is generated due to vibration such as exhaust pulsation.
The present invention has been made to solve such conventional problems, and it is possible to prevent the generation of abnormal noise such as rubbing noise and chatter noise due to thermal expansion or contraction of the inner tube by a simple means. An object is to provide a double pipe type exhaust manifold.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The double pipe type exhaust manifold according to claim 1 includes an outer pipe, a first inner pipe disposed on one inner side in the axial length direction of the outer pipe, and a second inner pipe disposed on the other inner side. And an opening end formed on the second inner tube side of the first inner tube is inserted into an opening end formed on the first inner tube side of the second inner tube. In the double-pipe type exhaust manifold, an annular cushioning material that covers the open end of the second inner tube and that is continuous from the inner periphery to the outer periphery of the second inner tube is disposed. the close contact with the outer periphery of the first inner tube, the Ri and the outer periphery of the cushioning material name in close contact with the inner periphery of the outer tube, the outer tube is divided into cross-sectional direction of the outer tube, the divided The end is welded .
[0011]
The double pipe type exhaust manifold according to claim 2 is the double pipe type exhaust manifold according to claim 1 , wherein the second inner pipe is arranged closer to the exhaust gas outlet side than the first inner pipe. It is characterized by.
[0012]
The double-pipe type exhaust manifold of claim 3 is the double-pipe type exhaust manifold of claim 1 or claim 2 , wherein the cushioning material is made of a net member knitted with a thin metal wire, and the cushioning material and the first The second inner pipe is spot-welded.
[0013]
(Function)
In the double-pipe type exhaust manifold according to claim 1, an annular cushioning material continuing from the inner periphery to the outer periphery is disposed at the opening end of the second inner tube, and the inner periphery of the cushioning material is the first inner tube. The outer periphery of the cushioning material is in close contact with the inner periphery of the outer tube.
[0014]
The start and stop of the engine prevents the generation of rubbing noise when the first and second inner pipes thermally expand or contract in the axial direction.
Further, when the first and second inner pipes are thermally expanded or contracted in the circumferential direction by starting and stopping the engine, the outer periphery of the first inner pipe and the second inner pipe are A gap is prevented from occurring between the inner periphery and chatter noise due to vibrations such as exhaust pulsation.
[0015]
Furthermore, for easy handling, the outer tube is divided along the cross section and welded at this divided end.
In the double-pipe type exhaust manifold according to claim 2 , the second inner pipe is disposed closer to the exhaust gas outlet than the first inner pipe, and the exhaust end of the first inner pipe extending toward the exhaust direction causes the exhaust gas to be exhausted. Blowing into the cushioning material is prevented.
[0016]
And the penetration | invasion to the space for heat insulation of waste gas is blocked | prevented and the fall of waste gas temperature is prevented.
In the double pipe type exhaust manifold according to the third aspect, the buffer material formed by the net member knitted with the fine metal wire is spot-welded to the second inner pipe.
The buffer material can easily absorb thermal expansion or contraction of the first and second inner pipes in the axial length direction, and prevent the buffer material from falling off from the second inner pipe. .
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
1 and 2 show an embodiment (corresponding to claims 1 to 3 ) of a double-pipe type exhaust manifold of the present invention, and FIG. 1 shows the details of the main part of FIG. ing.
[0018]
In FIG. 2, reference numerals 21 and 23 are long outer tubes made of, for example, stainless steel having a thickness of 1.5 mm.
The outer tube 21 and the outer tube 23 are arranged in series in the axial direction, and a connection opening 21a formed in the outer tube 21 and a connection opening 23a formed in the outer tube 23 face each other. Has been placed.
[0019]
In addition, the outer tube 21 and the outer tube 23 are formed with two circular projecting portions 21b and two projecting portions 23b, respectively, at predetermined intervals.
Cylinder head mounting flanges 25 are welded to the open ends of the protrusions 21b and 23b, respectively.
Further, a flange 27 for attaching the catalytic converter is welded to the opening end of the outer tube 23 opposite to the connection opening 23a.
[0020]
Further, as shown in FIG. 1, the inner diameter of the connection opening 21a of the outer tube 21 is formed to be substantially the same as the outer diameter of the outer tube 23, and the outer tube 23 is formed on the inner peripheral side of the connection opening 21a. The connection opening 23a is inserted.
And the front-end | tip of the opening part 21a for a connection and the outer periphery of the outer tube | pipe 23 are welded 29, and the outer tube | pipe 21 and the outer tube | pipe 23 are being fixed.
[0021]
Furthermore, inside the outer tube 21 and the outer tube 23, the first inner tube 33 and the second tube made of, for example, stainless steel having a thickness of 0.5 mm are provided via the heat insulating space 31a and the heat insulating space 31b. The inner pipe 35 is arranged with the second inner pipe 35 positioned on the exhaust gas outlet side from the first inner pipe 33.
A connection opening 35a having an inner diameter larger than the outer diameter of the first inner tube 33 is formed on the first inner tube 33 side of the second inner tube 35. The connection opening 35a has a first opening. A connection opening 33a formed in the inner pipe 33 is inserted.
[0022]
Furthermore, an annular cushioning material 37 that is continuous from the inner periphery to the outer periphery of the connection opening 35a is disposed at the opening end of the connection opening 35a of the second inner pipe 35. Spot welding 39 is performed on the outer periphery and inner periphery of the opening 35 a and is fixed to the second inner pipe 35.
As this buffer material 37, for example, a stainless steel thin wire generally called a SUS material, which is knitted into a knitted shape, is appropriately bent to have elasticity.
[0023]
Further, the inner periphery of the buffer material 37 is elastically adhered to the outer periphery of the second inner tube 35, and the outer periphery of the buffer material 37 is elastically adhered to the inner periphery of the outer tube 23.
The first and second inner tubes 33 and 35 are regulated by the buffer material 37 at predetermined positions inside the outer tube 21 and the outer tube 23.
In the above-described double-pipe type exhaust manifold, when the first and second inner pipes 33 and 35 are thermally expanded or contracted in the axial direction by starting and stopping the engine, a predetermined position is set by the buffer material 37. The connection opening 33a of the first inner tube 33 and the connection opening 35a of the second inner tube 35 are freely moved via the cushioning material 37 while being restricted by the first and second inner tubes 33. The local thermal stress of the inner pipes 33 and 35 is relieved.
[0024]
When the first and second inner pipes 33 and 35 are thermally expanded or contracted in the circumferential direction, the buffer material 37 is deformed following the thermal expansion or contraction, and the first inner tube 33 or 35 is deformed. It is possible to prevent a gap from being generated between the outer periphery of the connection opening 33 a of the tube 33 and the inner periphery of the connection opening 35 a of the second inner tube 35.
Then, the connection opening 33a of the first inner pipe 33 extending in the exhaust direction E of the exhaust gas prevents the exhaust gas from being blown into the buffer material 37 and prevents the exhaust gas temperature from decreasing.
[0025]
Further, the heat insulating action of the heat insulating spaces 31a and 31b prevents the exhaust gas temperature from decreasing, and the exhaust gas is purified without reducing the catalytic activity even when the engine is started when the exhaust passage is cold.
In the double-pipe type exhaust manifold configured as described above, an annular cushioning material 37 continuous from the inner periphery to the outer periphery of the second inner tube 35 is disposed in the connection opening 35 a of the second inner tube 35. Since the inner periphery of the cushioning material 37 is in close contact with the outer periphery of the connection opening 33a of the first inner pipe 33, the first and second inner pipes 33 and 35 are not rubbed with each other. Thermal expansion or contraction can be freely performed in the longitudinal direction, and generation of abnormal noise such as rubbing noise can be prevented with simple means.
[0026]
Further, since the inner periphery of the buffer material 37 is in close contact with the outer periphery of the connection opening 33a of the first inner tube 33, the first and second inner tubes 33 and 35 are thermally expanded or thermally expanded in the circumferential direction. When contracted, the cushioning material 37 can follow the thermal expansion or contraction and thus deform.
Accordingly, it is possible to prevent a gap from being generated between the outer periphery of the connection opening 33a and the inner periphery of the connection opening 35a, and to prevent the occurrence of chatter noise due to vibration such as exhaust pulsation. Can do.
[0027]
Further, since the outer tube 21 and the outer tube 23 are divided and the outer tube 21 and the outer tube 23 are welded 29, the manufacture and handling of the outer tubes 21 and 23 can be facilitated. Further, since the first inner pipe 33 is disposed on the exhaust gas outlet side from the second inner pipe 35, the exhaust gas buffering material is provided by the connection opening 33a of the first inner pipe 33 extending in the exhaust direction E. Blowing into 37 can be prevented, and a reduction in exhaust gas temperature can be prevented.
[0028]
Furthermore, since the cushioning material 37 is formed by a net member knitted with fine metal wires, the thermal expansion or contraction in the axial length direction of the first and second inner tubes 33 and 35 can be easily absorbed.
Further, since the buffer material 37 is spot welded 39 to the first inner pipe 33, the buffer material 37 can be prevented from falling off from the connection opening 35a of the second inner pipe 35.
[0029]
In the above-described embodiment, the outer tube 21 and the outer tube 23 are arranged in series in the axial direction, and the connection opening 23a of the outer tube 23 is inserted into the connection opening 21a of the outer tube 21. Although an example has been described, the present invention is not limited to such an embodiment. For example, as shown in FIG. 41 may be used.
[0030]
In the above-described embodiment, the example in which the thickness of the outer tube 21 is 1.5 mm and the thickness of the first and second inner tubes 33 and 35 is 0.5 mm has been described. For example, the thickness of the outer tube 21 may be 1.8 mm, and the thickness of the first and second inner tubes 33 and 35 may be 0.8 mm.
[0031]
In the above-described embodiment, the example in which the outer pipes 21 and 23 are formed of stainless steel has been described. However, the present invention is not limited to such an embodiment. For example, the outer pipes 21 and 23 are formed of cast iron or aluminum alloy. Also good.
Further, in the above-described embodiment, the example in which the first and second inner pipes 33 and 35 are formed of stainless steel has been described. However, the present invention is not limited to such an embodiment, for example, an aluminum alloy or the like. May be formed.
[0032]
【The invention's effect】
As described above, in the double-pipe type exhaust manifold according to claim 1, an annular cushioning material that is continuous from the inner periphery to the outer periphery of the second inner tube is disposed at the opening end of the second inner tube. Since the inner periphery of the cushioning material is in close contact with the outer periphery of the first inner tube, the first and second inner tubes can be freely thermally expanded or contracted in the axial direction without rubbing each other, Occurrence of abnormal noise such as rubbing noise can be prevented with simple means.
[0033]
Further, since the inner periphery of the buffer material is in close contact with the outer periphery of the first inner tube, when the first and second inner tubes are thermally expanded or contracted in the circumferential direction, the buffer material is heated. It can be deformed following expansion or thermal contraction.
Therefore, it is possible to prevent a gap from being generated between the outer periphery of the first inner tube and the inner periphery of the second inner tube, and to prevent chatter noise due to vibration such as exhaust pulsation. .
[0034]
Furthermore, since the outer tube is divided along the cross section, the outer tube can be easily manufactured and handled.
In the double-pipe type exhaust manifold according to claim 2 , since the first inner pipe is arranged on the exhaust gas outlet side from the second inner pipe, the exhaust end of the first inner pipe extending in the exhaust direction is exhausted. Can be prevented from blowing into the buffer material, and the exhaust gas temperature can be prevented from lowering.
[0035]
In the double-pipe type exhaust manifold according to claim 3, since the buffer material 37 is formed by a net member knitted with a fine metal wire, the first and second inner pipes 33 and 35 are thermally expanded or contracted in the axial length direction. Can be easily absorbed.
Further, since the buffer material 37 is spot welded 39 to the first inner pipe 33, the buffer material 37 can be prevented from falling off from the connection opening 35a of the second inner pipe 35.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing details of a main part of FIG.
FIG. 2 is a side view showing an embodiment of the double pipe type exhaust manifold of the present invention.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing an example in which an outer tube is formed of a single member.
FIG. 4 is a side view showing a conventional double pipe type exhaust manifold.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing details of a main part of a conventional double pipe type exhaust manifold.
[Explanation of symbols]
21, 23, 41 Outer tube 29 Welding 33 First inner tube 33a Connection opening (opening end)
35 Second inner pipe 35a Connection opening (open end)
37 Buffer material 39 Spot welding

Claims (3)

外管(21,23,41)と、前記外管(21,23,41)の軸長方向の一方の内側に配置される第1の内管(33)と、他方の内側に配置される第2の内管(35)とを備え、前記第2の内管(35)の前記第1の内管(33)側に形成される開口端(35a)に、前記第1の内管(33)の前記第2の内管(35)側に形成される開口端(33a)を挿入してなる二重管型排気マニホールドにおいて、
前記第2の内管(35)の開口端(35a)を覆って、前記第2の内管(35)の内周から外周に連続する環状の緩衝材(37)を配置し、この緩衝材(37)の内周を前記第1の内管(33)の外周に密着し、この緩衝材(37)の外周を前記外管(21,23,41)の内周に密着してなり、
前記外管(21,23)を、この外管(21,23)の横断面方向に分割し、この分割端を溶接(29)してなることを特徴とする二重管型排気マニホールド。
An outer tube (21, 23, 41), a first inner tube (33) disposed inside one of the outer tubes (21, 23, 41) in the axial length direction, and the other inner tube A second inner pipe (35), and an opening end (35a) formed on the side of the first inner pipe (33) of the second inner pipe (35), the first inner pipe ( 33) In the double pipe type exhaust manifold formed by inserting an open end (33a) formed on the second inner pipe (35) side of
An annular cushioning material (37) continuous from the inner periphery to the outer periphery of the second inner tube (35) is disposed so as to cover the open end (35a) of the second inner tube (35). (37) the inner circumference of the close contact with the outer periphery of the first inner tube (33), Ri greens in close contact with the inner periphery of the outer tube the outer periphery of the cushioning material (37) (21,23,41) ,
A double-pipe type exhaust manifold, wherein the outer pipe (21, 23) is divided in the cross-sectional direction of the outer pipe (21, 23), and the divided end is welded (29) .
請求項1記載の二重管型排気マニホールドにおいて、
前記第2の内管(35)を、前記第1の内管(33)より、排ガス出口側に配置してなることを特徴とする二重管型排気マニホールド。
The double pipe type exhaust manifold according to claim 1,
The double pipe type exhaust manifold is characterized in that the second inner pipe (35) is arranged on the exhaust gas outlet side from the first inner pipe (33) .
請求項1または請求項2記載の二重管型排気マニホールドにおいて、
前記緩衝材(37)は、金属細線を編み込んだ網部材からなり、前記緩衝材(37)と前記第2の内管(35)とを、スポット溶接(39)してなることを特徴とする二重管型排気マニホールド。
The double pipe type exhaust manifold according to claim 1 or 2 ,
The buffer material (37) is made of a net member knitted with fine metal wires, and the buffer material (37) and the second inner pipe (35) are spot-welded (39). Double pipe type exhaust manifold.
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