JP3857406B2

JP3857406B2 - Air conditioner for automobile

Info

Publication number: JP3857406B2
Application number: JP03168598A
Authority: JP
Inventors: 豊森山; 由延対比地; 充遠藤; 真弓笠原; 克己上原
Original assignee: Calsonic Kansei Corp
Current assignee: Calsonic Kansei Corp
Priority date: 1998-02-13
Filing date: 1998-02-13
Publication date: 2006-12-13
Anticipated expiration: 2018-02-13
Also published as: JPH11227442A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車用空気調和装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
自動車用空気調和装置は周知のように、空調ユニットのケース内にエバポレータを通過した冷風と、ヒータコアを通過した温風とを混合させて調温するエアミックス室を備えている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
エアミックス室内での冷風と温風との混合作用、つまり、エアミックス性を向上させるには、該エアミックス室に冷風と温風とを互いに衝突する方向に偏向させる風向ガイドを設ければよいのであるが、風向ガイドによって通風を偏向させた場合通気抵抗が大きくなって、特にフルクールベントモード時やフルホットデフロスタモード時の高風量化が損なわれてしまうことと併せて、ブロワの高出力化が要求され該ブロワの高出力化に伴って騒音が大きくなってしまう不具合を生じる。
【０００４】
そこで、本発明はエアミックス性、高風量、低騒音の何れをも満足することができる自動車用空気調和装置を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
請求項１の発明にあっては、ケース内に配設したエバポレータの下流にヒータコアと、該ヒータコアを迂回するバイパス通路とを設けて、これらヒータコアとバイパス通路の下流をエアミックス室とした構造において、前記バイパス通路の下流に該バイパス通路を流通する空気流と略平行に分配壁を設けて、エアミックス室をバイパス通路を通過した冷風の一部がそのまま通過可能な冷風通路と、バイパス通路を通過した冷風とヒータコアを通過した温風とが混合して通過し得るエアミックス通路とに隔成すると共に、前記冷風通路にベントモード時とデフロスタモード時に該冷風通路を開放する遮断ドアを設けたことを特徴としている。
【０００７】
請求項２の発明にあっては、ケース内に配設したエバポレータの下流にヒータコアと、該ヒータコアを迂回するバイパス通路とを設けて、これらヒータコアとバイパス通路の下流をエアミックス室とした構造において、前記バイパス通路の下流に該バイパス通路を流通する空気流と略平行に分配壁を設けて、エアミックス室をバイパス通路を通過した冷風の一部がそのまま通過可能な冷風通路と、バイパス通路を通過した冷風とヒータコアを通過した温風とが混合して通過し得るエアミックス通路とに隔成すると共に、前記冷風通路に少くともベントモード時に該冷風通路を開放する遮断ドアを設け、かつ、エアミックス通路の温風主流に面した側部にフット通路を設けると共に、フットモード時に該エアミックス通路の下流側を閉じて該エアミックス通路をフット通路に連通し、バイレベルモード時に半開状態に作動されるフットドアを設けたことを特徴としている。
【０００８】
請求項３の発明にあっては、請求項１または２に記載のケースは、エバポレータの上流側の側壁にブロワユニットを接続するブロワ接続口を備え、前記エバポレータはケース内に直立状態から適宜の傾きをもって配設したことを特徴としている。
【０００９】
請求項４の発明にあっては、請求項１〜３に記載のエバポレータとヒータコアとの間に配設されて、エバポレータを通過した冷風のヒータコア側とバイパス通路側とへの配風を行うエアミックスドアを、スライド機構によってスライド移動されるスライドドアで構成したことを特徴としている。
【００１０】
【発明の効果】
請求項１に記載の発明によれば、ベントモード時は冷風通路に設けた遮断ドアが開動して該冷風通路を開放するため、バイパス通路を通過した冷風が冷風通路およびエアミックス通路の両方に流通することと、これら冷風通路とバイパス通路を隔成した分配壁がバイパス通路を流通する空気流と略平行に設けられていて通気抵抗を小さく抑制できることによって、ベント吹出口からの吹出し風量を増大できて冷房性能を向上することができる。
【００１１】
また、このように高風量が要求されるベントモード時には通気抵抗を極力小さく抑制できることから、ブロワの出力を小さく抑制できて省動力化を図ることができると共に、該ブロワの低出力化によって騒音を低減することもできる。
また、冷風通路に設けた遮断ドアはデフロスタモード時にも開動して該冷風通路を開放するため、ヒータコアを通過した温風をエアミックス通路および冷風通路の両方に流通させて高風量化を図れるため、デフロスタ性能を向上することができる。
【００１２】
一方、ベントモードおよびデフロスタモード以外では遮断ドアにより冷風通路を遮断してエアミックス通路のみへの流通を行わせるため、エアミックス性を向上することができる。
【００１４】
請求項２に記載の発明によれば、請求項１の発明とほぼ同様の効果が得られる他、エアミックス通路の温風主流に面した側部にフット通路を設けてあって、フットドアはフットモード時にエアミックス通路の下流側を閉じて該エアミックス通路をフット通路に連通し、バイレベルモード時に半開状態に作動されるようにしてあるから、フットモード時にはエアミックス室内の空気流の全てをエアミックス通路に集流させてフット通路へ流通させることができるのでエアミックス性を向上できることは勿論、バイレベルモード時にはフットドアの半開作動によってエアミックス通路内の温風の主流の一部をフット通路へ流通させることができるため、フット吹出口とベント吹出口とから吹出される温調空気に適切な温度差を持たせることができて、理想的なバイレベル分布の空調を行うことができる。
【００１５】
請求項３に記載の発明によれば、請求項１または２の発明の効果に加えて、エバポレータを直立状態から適宜の傾きをもって配設してあるため、ケース側壁に設けられるブロワ接続口は、ケースの大型化を伴うことなく開口面積を可及的に大きく設定することができ、空調ユニットの小型化と高風量化を実現することができる。
【００１６】
請求項４に記載の発明によれば、請求項１〜３の発明の効果に加えて、エアミックスドアをスライドドアで構成してあるため、エバポレータとヒータコアとの間の間隔を極力狭めることができて、空調ユニットをより一層小型化することができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面と共に詳述する。
【００１８】
図１において、１は空調ユニットのケースを示し、該ケース１内には該ケース１の側壁に設けたブロワ接続口２に接続された図外のブロワユニットから送風されてくる空気の上流側から、エバポレータ３とヒータコア４とをこの順に配設してある。
【００１９】
エバポレータ３は直立状態から適宜の角度θで前傾して配置してあり、かつ、ヒータコア４はケース１の略下半部に配設して該ヒータコア４の上端部とケース１の上壁との間をバイパス通路５としてある。
【００２０】
エバポレータ３とヒータコア４との間には、エバポレータ３を通過した冷風をヒータコア４に指向させる下向きに、又はバイパス通路５に指向させる上向きに選択的に通風させ、あるいは該冷風を前記両方に適宜の比率で分配するエアミックスドア６を配設してあると共に、ヒータコア４の上方部分を前記エバポレータ３を通過した冷風と、ヒータコア４を通過した温風とが混合するエアミックス室７としてある。
【００２１】
エアミックスドア６は本実施形態にあっては、図外の公知のスライド機構によってバイパス通路５を閉止する位置とヒータコア４側の通路を閉止する位置とに亘って上下方向にスライド移動される円弧状のスライドドアで構成している。
【００２２】
エアミックス室７には、前記バイパス通路５の下流に該バイパス通路５を流通する空気流と略平行に分配壁８を設けて、該エアミックス室７をバイパス通路５を通過した冷風の一部がそのまま通過可能な冷風通路７Ａと、バイパス通路５を通過した冷風とヒータコア４を通過した温風とが混合して通過し得るエアミックス通路７Ｂとに隔成してある。
【００２３】
９は前記冷風通路７Ａに設けた遮断ドアで、本実施形態では該遮断ドア９はベントモード時とデフロスタモード時に冷風通路７Ａを開放するように作動制御している。
【００２４】
エアミックス室７の上方のケース１上壁にはベント吹出口１０を設けてあると共に、該ベント吹出口１０の前側に隣接してデフロスタ吹出口１１を設けてある。
【００２５】
これらベント吹出口１０とデフロスタ吹出口１１の分岐部には、ベント吹出口１０とデフロスタ吹出口１１に通風を切換える切換ドア１２を設けてある。
【００２６】
一方、前記エアミックス通路７Ｂの温風主流に面した側部にフット通路１３を設けてある。
【００２７】
この実施形態ではヒータコア４の後側にケース１の後壁が立上がり、ヒータコア４を通過した温風はケース１の後壁に沿った主流となって流通するようになっていて、該ケース１の後壁の上側部でエアミックス通路７Ｂの後壁を構成するようにしてあるため、該エアミックス通路７Ｂの後壁にフット通路１３を開口連設してある。
【００２８】
また、フット通路１３のフット吹出口１４はケース１の側壁に開設してある。
【００２９】
フットドア１５はフット通路１３の前記エアミックス通路７Ｂに面した開口部分を閉塞し得るように配設してあり、該フットドア１５はフットモード時にエアミックス通路７Ｂの下流側を閉じて該エアミックス通路７Ｂをフット通路１３に連通し、バイレベルモード時に半開状態になるように作動制御している。
【００３０】
図１中、１６は前記各制御ドア６，９，１２，１５に設けたシール部材を示す。
【００３１】
以上の実施形態の構造によれば、例えば図１に示すように切換ドア１２をデフロスタ吹出口１１が全閉となる位置に切換えてベント吹出口１０を開放したベントモード時（図１ではエアミックスドア６をヒータコア４側の通路が全閉となるフルクール時を示す）は、冷風通路７Ａの遮断ドア９が同図の実線で示すように開動して該冷風通路７Ａを開放する。
【００３２】
従って、エバポレータ３を通過した冷風の全てが同図の矢印で示すようにバイパス通路５を通過し、この冷風は冷風通路７Ａとエアミックス通路７Ｂの両方を流通してベント吹出口１４に吹出される。
【００３３】
このようにベントモード時には温調空気がエアミックス室７を構成する冷風通路７Ａとエアミックス通路７Ｂの両方へ流通することと、これら冷風通路７Ａとエアミックス通路７Ｂとを隔成する分配壁８が、前記バイパス通路５を流通する空気流と略平行に設けられていて通気抵抗を極く小さく抑制できることによって、ベント吹出口１０からの吹出し風量を増大できて冷房性能を向上することができる。
【００３４】
また、前述のように高風量が要求されるベントモード時には通気抵抗を極力小さく抑制できることから、図外のブロワの出力を小さく抑制できて省動力化を図ることができると共に、該ブロワの低出力化によって騒音を低減することもできる。
【００３５】
図２は前記切換ドア１２をデフロスタ吹出口１１が全閉となる位置に切換えてベント吹出口１０を開放する一方、フットドア１５を半開位置に作動させると共に、エアミックスドア６を冷風と温風とが適宜の分配率で得られるエアミックス位置に作動させたバイレベルモード時を示している。
【００３６】
このバイレベルモード時にはエアミックス室７の冷風通路７Ａに設けた遮断ドア９が遮断状態を維持しているため、バイパス通路５を通過した冷風は同図の矢印で示すようにヒータコア４を通過してケース１の後壁に沿って上昇する温風と合流してエアミックス通路７Ｂ内を流通するようになる。
【００３７】
フット通路１３はこのエアミックス通路７Ｂの温風主流が沿って流れる後壁に開口連設してあるため、温風の主流は該フット通路１３内に流入してフット吹出口１４から吹出される傾向となる一方、冷風の主流はエアミックス通路７Ｂの分配壁８に沿って流通してベント吹出口１４に指向する傾向となるため、フット吹出口１４とベント吹出口１０とから吹出される温調空気に適切な温度差を持たせることができて、理想的なバイレベル分布の空調を行うことができる。
【００３８】
図３はフットモード時を示し、このフットモードではフットドア１５がエアミックス通路７Ｂの下流を全閉近くまで閉じるように作動して該エアミックス通路７Ｂをフット通路１３に連通させる一方、切換ドア１２はベント吹出口１０を閉じてデフロスタ吹出口１１を開放する。
【００３９】
このフットモード時も冷風通路７Ａの遮断ドア９は遮断状態を維持している。
【００４０】
従って、エアミックス室７内の温調空気の全てがこのエアミックス通路７Ｂに流入し、その大部分をフット通路１３へ流通させてフット吹出口１４から吹出させることができるためエアミックス性を向上できると共に、該エアミックス通路７Ｂ内の温調空気の一部を該エアミックス通路７Ｂの下流側へリークさせてデフロスタ吹出口１４から吹出させて、防曇作用を行わせることができる。
【００４１】
この図３に示す例ではエアミックスドア６でバイパス通路５を全閉にして、エバポレータ３を通過した冷風の全てがヒータコア４を通過するようにしたフルホット状態を示しており、従って、この例ではヒータコア４を通過した温風のみがフット吹出口１４およびデフロスタ吹出口１１から吹出される。
【００４２】
図４はデフロスタモード時を示し、このデフロスタモードでは切換ドア１２がベント吹出口１０を閉じてデフロスタ吹出口１１を開放し、フットドア１５がフット通路１３のエアミックス通路７Ｂとの連設開口部分を閉じてフット通路１３とエアミックス通路７Ｂとの連通を遮断する一方、冷風通路７Ａの遮断ドア９が開動して該冷風通路７Ａを開放する。
【００４３】
この図４ではエアミックスドア６で前述のようにバイパス通路５を全閉にしたフルホット状態を示しており、従って、エバポレータ３を通過した冷風の全てがヒータコア４に導かれ、該ヒータコア４を通過した温風を同図の矢印で示すようにエアミックス通路７Ｂと冷風通路７Ａの両方に流通させて高風量化を図ることができ、デフロスタ性能を向上することができる。
【００４４】
ここで、特に本実施形態にあってはエバポレータ３を直立状態から適宜の傾き角度θで前傾配置してあるため、ケース１の側壁に設けられるブロワ接続口２をケース１の前後方向寸法の拡大を伴うことなく可及的に大きな開口面積で形成でき、従って、空調ユニットの小型化と高風量化を実現することができる。
【００４５】
また、エアミックスドア６はスライドドアとして構成してあるため、エバポレータ３とヒータコア４との間の間隔を極力狭められることができて、空調ユニットをより一層小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態におけるケースの半部を外して内部構造を示したベントモード時の側面図。
【図２】同実施形態のバイレベルモード時の側面図。
【図３】同実施形態のフットモード時の側面図。
【図４】同実施形態のデフロスタモード時の側面図。
【符号の説明】
１ケース
２ブロワ接続口
３エバポレータ
４ヒータコア
５バイパス通路
６エアミックスドア
７エアミックス室
７Ａ冷風通路
７Ｂエアミックス通路
８分配壁
９遮断ドア
１３フット通路
１５フットドア[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an automotive air conditioner.
[0002]
[Prior art]
As is well known, an automobile air conditioner includes an air mix chamber that adjusts temperature by mixing cold air that has passed through an evaporator and hot air that has passed through a heater core, in a case of an air conditioning unit.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In order to improve the mixing effect of the cold air and the hot air in the air mix chamber, that is, to improve the air mix performance, it is only necessary to provide a wind direction guide for deflecting the cold air and the hot air in the direction of colliding with each other. However, when the draft is deflected by the wind direction guide, the ventilation resistance increases, and in addition to the increase in the air volume especially in the full cool vent mode and the full hot defroster mode, the high output of the blower is impaired. Is required, and noise increases with the increase in the output of the blower.
[0004]
Therefore, the present invention provides an automotive air conditioner that can satisfy any of air mixability, high air volume, and low noise.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In the first aspect of the invention, in the structure in which a heater core and a bypass passage that bypasses the heater core are provided downstream of the evaporator disposed in the case, and an air mix chamber is provided downstream of the heater core and the bypass passage. A cooling wall provided downstream of the bypass passage in parallel with the air flow flowing through the bypass passage, and a portion of the cold air that has passed through the bypass passage through the air mix chamber, and a bypass passage. The cool air passage and the warm air that has passed through the heater core are separated into an air mix passage through which the cold air passage can be passed, and a blocking door is provided in the cold air passage to open the cold air passage in the vent mode and the defroster mode. It is characterized by that.
[0007]
In the invention of claim 2 , in a structure in which a heater core and a bypass passage that bypasses the heater core are provided downstream of the evaporator disposed in the case, and the downstream of the heater core and the bypass passage is an air mix chamber. A cooling wall provided downstream of the bypass passage in parallel with the air flow flowing through the bypass passage, and a portion of the cold air that has passed through the bypass passage through the air mix chamber, and a bypass passage. The cool air passage is separated into an air mix passage through which the cold air that has passed and the hot air that has passed through the heater core can be mixed and passed. In addition, a shut-off door that opens the cold air passage at least in the vent mode is provided, and a foot passage is provided on the side of the air mix passage facing the mainstream of the hot air , and the downstream side of the air mix passage is closed in the foot mode. The air mix passage is communicated with the foot passage, and a foot door that is operated in a half-open state in the bi-level mode is provided.
[0008]
In the invention according to claim 3 , the case according to claim 1 or 2 is provided with a blower connection port for connecting a blower unit to a side wall on the upstream side of the evaporator. It is characterized by being arranged with an inclination.
[0009]
In invention of Claim 4, the air which is arrange | positioned between the evaporator and heater core of Claims 1-3 , and distributes the air to the heater core side and bypass passage side of the cold wind which passed the evaporator The mix door is configured by a slide door that is slid and moved by a slide mechanism.
[0010]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, in the vent mode, since the blocking door provided in the cold air passage is opened to open the cold air passage, the cold air passing through the bypass passage is in both the cold air passage and the air mix passage. The distribution wall that divides the cold air passage and the bypass passage is provided substantially in parallel with the air flow that circulates the bypass passage, and the airflow resistance can be suppressed to be small, thereby increasing the amount of air blown from the vent outlet. The cooling performance can be improved.
[0011]
In addition, since the ventilation resistance can be suppressed as small as possible in the vent mode in which a high air volume is required in this way, the output of the blower can be suppressed to a low level, and power can be saved, and noise can be reduced by reducing the output of the blower. It can also be reduced.
In addition, since the shut-off door provided in the cold air passage opens in the defroster mode and opens the cold air passage, the hot air that has passed through the heater core can be circulated through both the air mix passage and the cold air passage to increase the air volume. The defroster performance can be improved.
[0012]
On the other hand, in the modes other than the vent mode and the defroster mode , the cool air passage is shut off by the shut-off door so that the air flows only through the air mix passage.
[0014]
According to the second aspect of the present invention, the effect similar to that of the first aspect of the invention can be obtained , and the foot passage is provided on the side of the air mix passage facing the mainstream of the hot air, and the foot door has In the mode, the downstream side of the air mix passage is closed and the air mix passage is connected to the foot passage. In the bi-level mode, the air mix passage is operated in a half-open state. Since the air mix can be collected in the air mix passage and distributed to the foot passage, the air mix can be improved. Of course, in the bi-level mode, the foot door can be used for part of the hot air in the air mix passage by the half-open operation of the foot door. The temperature-controlled air blown out from the foot outlet and vent outlet can have an appropriate temperature difference. , It is possible to perform the air conditioning of the ideal bi-level distribution.
[0015]
According to the third aspect of the invention, in addition to the effect of the first or second aspect of the invention, the evaporator is disposed with an appropriate inclination from the upright state. The opening area can be set as large as possible without enlarging the case, and the air conditioning unit can be downsized and the air volume can be increased.
[0016]
According to the fourth aspect of the invention, in addition to the effects of the first to third aspects of the invention, since the air mix door is constituted by a slide door, the interval between the evaporator and the heater core can be reduced as much as possible. This can further reduce the size of the air conditioning unit.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0018]
In FIG. 1, reference numeral 1 denotes a case of an air conditioning unit. Inside the case 1, from the upstream side of air blown from a blower unit (not shown) connected to a blower connection port 2 provided on the side wall of the case 1 The evaporator 3 and the heater core 4 are arranged in this order.
[0019]
The evaporator 3 is arranged to be inclined forward at an appropriate angle θ from the upright state, and the heater core 4 is disposed in a substantially lower half of the case 1 so that the upper end of the heater core 4 and the upper wall of the case 1 A bypass passage 5 is provided between the two.
[0020]
Between the evaporator 3 and the heater core 4, the cool air that has passed through the evaporator 3 is selectively passed downward to direct the heater core 4 or upwardly directed to the bypass passage 5. An air mix door 6 that distributes at a ratio is provided, and an upper portion of the heater core 4 is an air mix chamber 7 in which the cool air that has passed through the evaporator 3 and the warm air that has passed through the heater core 4 are mixed.
[0021]
In this embodiment, the air mix door 6 is a circle that is slid in the vertical direction over a position where the bypass passage 5 is closed and a position where the passage on the heater core 4 side is closed by a known slide mechanism (not shown). It consists of an arc-shaped sliding door.
[0022]
A distribution wall 8 is provided in the air mix chamber 7 downstream of the bypass passage 5 so as to be substantially parallel to the air flow flowing through the bypass passage 5, and a part of the cold air that has passed through the bypass passage 5 through the air mix chamber 7. Are separated into a cool air passage 7A through which air can pass as it is and an air mix passage 7B through which the cool air that has passed through the bypass passage 5 and the warm air that has passed through the heater core 4 can be mixed and passed.
[0023]
9 is a blocking door provided in the cold air passage 7A. In this embodiment, the blocking door 9 is controlled to open the cold air passage 7A in the vent mode and the defroster mode.
[0024]
A vent outlet 10 is provided on the upper wall of the case 1 above the air mix chamber 7, and a defroster outlet 11 is provided adjacent to the front side of the vent outlet 10.
[0025]
A switching door 12 that switches ventilation between the vent outlet 10 and the defroster outlet 11 is provided at a branch portion between the vent outlet 10 and the defroster outlet 11.
[0026]
On the other hand, a foot passage 13 is provided on the side of the air mix passage 7B facing the mainstream of hot air.
[0027]
In this embodiment, the rear wall of the case 1 rises on the rear side of the heater core 4, and the warm air that has passed through the heater core 4 flows as a main stream along the rear wall of the case 1. Since the rear wall of the air mix passage 7B is constituted by the upper portion of the rear wall, a foot passage 13 is continuously provided in the rear wall of the air mix passage 7B.
[0028]
Further, the foot outlet 14 of the foot passage 13 is opened on the side wall of the case 1.
[0029]
The foot door 15 is disposed so as to be able to close an opening portion of the foot passage 13 facing the air mix passage 7B, and the foot door 15 closes the downstream side of the air mix passage 7B in the foot mode and closes the air mix passage. 7B is communicated with the foot passage 13 and is controlled to be in a half-open state in the bi-level mode.
[0030]
In FIG. 1, reference numeral 16 denotes a sealing member provided on each of the control doors 6, 9, 12, and 15.
[0031]
According to the structure of the above embodiment, for example, as shown in FIG. 1, the switching door 12 is switched to a position where the defroster outlet 11 is fully closed and the vent outlet 10 is opened (in FIG. 1, the air mix). When the door 6 is fully cooled when the passage on the heater core 4 side is fully closed), the shut-off door 9 of the cool air passage 7A is opened as shown by the solid line in the figure to open the cool air passage 7A.
[0032]
Accordingly, all of the cold air that has passed through the evaporator 3 passes through the bypass passage 5 as indicated by the arrow in the figure, and this cold air flows through both the cold air passage 7A and the air mix passage 7B and is blown to the vent outlet 14. The
[0033]
Thus, in the vent mode, the temperature-controlled air flows to both the cold air passage 7A and the air mix passage 7B constituting the air mix chamber 7, and the distribution wall 8 that separates the cold air passage 7A and the air mix passage 7B. However, since it is provided substantially in parallel with the air flow flowing through the bypass passage 5 and the airflow resistance can be suppressed to be extremely small, the amount of air blown from the vent outlet 10 can be increased and the cooling performance can be improved.
[0034]
In addition, since the ventilation resistance can be suppressed as small as possible in the vent mode where a high air flow is required as described above, the output of the blower outside the figure can be suppressed to a low level, and power can be saved, and the low output of the blower can be reduced. Noise can also be reduced by making it easier.
[0035]
In FIG. 2, the switching door 12 is switched to a position where the defroster outlet 11 is fully closed to open the vent outlet 10, while the foot door 15 is operated to a half-open position, and the air mix door 6 is connected to cold air and hot air. Indicates the bi-level mode in which the air mix position is obtained at an appropriate distribution ratio.
[0036]
In this bi-level mode, since the shut-off door 9 provided in the cool air passage 7A of the air mix chamber 7 maintains the shut-off state, the cold air that has passed through the bypass passage 5 passes through the heater core 4 as shown by the arrow in the figure. The hot air rising along the rear wall of the case 1 joins and flows through the air mix passage 7B.
[0037]
Since the foot passage 13 has an opening connected to the rear wall along which the hot air main flow of the air mix passage 7B flows, the main flow of the hot air flows into the foot passage 13 and is blown out from the foot outlet 14. On the other hand, since the main flow of cold air tends to flow along the distribution wall 8 of the air mix passage 7B and be directed to the vent outlet 14, the temperature blown out from the foot outlet 14 and the vent outlet 10 is increased. The air conditioning can have an appropriate temperature difference, and air conditioning with an ideal bi-level distribution can be performed.
[0038]
FIG. 3 shows the foot mode. In this foot mode, the foot door 15 is operated so as to close the downstream of the air mix passage 7B to a nearly closed position so that the air mix passage 7B communicates with the foot passage 13, while the switching door 12 Closes the vent outlet 10 and opens the defroster outlet 11.
[0039]
Even in this foot mode, the blocking door 9 of the cold air passage 7A maintains the blocking state.
[0040]
Accordingly, all of the temperature-controlled air in the air mix chamber 7 flows into the air mix passage 7B, and most of the air can be circulated through the foot passage 13 and blown out from the foot outlet 14 to improve air mix performance. In addition, a part of the temperature-controlled air in the air mix passage 7B can be leaked to the downstream side of the air mix passage 7B and blown out from the defroster outlet 14 to provide an antifogging effect.
[0041]
The example shown in FIG. 3 shows a full hot state in which the bypass passage 5 is fully closed by the air mix door 6 so that all of the cold air that has passed through the evaporator 3 passes through the heater core 4. Then, only the warm air that has passed through the heater core 4 is blown out from the foot outlet 14 and the defroster outlet 11.
[0042]
FIG. 4 shows the defroster mode. In this defroster mode, the switching door 12 closes the vent outlet 10 and opens the defroster outlet 11, and the foot door 15 opens the continuous opening portion of the foot passage 13 with the air mix passage 7B. While closing, the communication between the foot passage 13 and the air mix passage 7B is cut off, while the shut-off door 9 of the cold air passage 7A is opened to open the cold air passage 7A.
[0043]
FIG. 4 shows a full hot state in which the bypass passage 5 is fully closed at the air mix door 6 as described above. Therefore, all the cold air that has passed through the evaporator 3 is guided to the heater core 4, and the heater core 4 is The passed hot air can be circulated through both the air mix passage 7B and the cold air passage 7A as indicated by the arrows in the figure to increase the air volume, and the defroster performance can be improved.
[0044]
Here, especially in the present embodiment, the evaporator 3 is forwardly inclined from the upright state with an appropriate inclination angle θ, so that the blower connection port 2 provided on the side wall of the case 1 has a dimension in the longitudinal direction of the case 1. It can be formed with as large an opening area as possible without enlarging, and therefore, the air conditioning unit can be downsized and the air volume can be increased.
[0045]
Further, since the air mix door 6 is configured as a slide door, the interval between the evaporator 3 and the heater core 4 can be reduced as much as possible, and the air conditioning unit can be further miniaturized.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view in a vent mode showing an internal structure with a half of a case removed in an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side view showing a bi-level mode according to the embodiment.
FIG. 3 is a side view of the embodiment in a foot mode.
FIG. 4 is a side view of the embodiment in a defroster mode.
[Explanation of symbols]
1 Case 2 Blower connection port 3 Evaporator 4 Heater core 5 Bypass passage 6 Air mix door 7 Air mix chamber 7A Cold air passage 7B Air mix passage 8 Distribution wall 9 Shut-off door 13 Foot passage 15 Foot door

Claims

A heater core (4) and a bypass passage (5) bypassing the heater core (4) are provided downstream of the evaporator (3) disposed in the case (1), and the heater core (4) and the bypass passage (5 ) In which the air mixing chamber (7) is provided downstream, and a distribution wall (8) is provided downstream of the bypass passage (5) in parallel with the air flow flowing through the bypass passage (5). A cold air passage (7A) through which a portion of the cold air that has passed through the bypass passage (5) can pass through the chamber (7), and a cold air that has passed through the bypass passage (5) and a hot air that has passed through the heater core (4) The cooling air passage (7A) is provided with a blocking door (9) that opens the cooling air passage (7A) in the vent mode and the defroster mode. Characterized by Automotive air conditioning system to be.

A heater core (4) and a bypass passage (5) bypassing the heater core (4) are provided downstream of the evaporator (3) disposed in the case (1), and the heater core (4) and the bypass passage (5 ) In which the air mixing chamber (7) is provided downstream of the bypass passage (5), a distribution wall (8) is provided substantially in parallel with the air flow flowing through the bypass passage (5). A cool air passage (7A) through which a portion of the cool air that has passed through the bypass passage (5) can pass through the chamber (7), a cool air that has passed through the bypass passage (5), and a warm air that has passed through the heater core (4) The cooling air passage (7A) is separated from the air mixing passage (7B) that can be mixed and passed, and at least the blocking door (9) that opens the cooling air passage (7A) in the vent mode is provided, and Air mix passage ( ) Provided with a foot passage (13) on the side facing the hot air mainstream, and in the foot mode, the downstream side of the air mix passage (7) is closed so that the air mix passage (7B) becomes the foot passage (13). An automotive air conditioner comprising a foot door (15) that communicates and is operated in a half-open state in the bi-level mode.

The case (1) has a blower connection port (2) for connecting the blower unit to the upstream side wall of the evaporator (3), and the evaporator (3) is disposed in the case (1) with an appropriate inclination from an upright state. The automotive air conditioner according to claim 1 or 2 , wherein

An air mix door (between the evaporator (3) and the heater core (4)) that distributes the cold air that has passed through the evaporator (3) to the heater core (4) side and the bypass passage (5) side ( 6), air-conditioner for vehicle according to any one of claims 1 to 3, characterized by being configured by a sliding door which is slid by the slide mechanism.