JP3856302B2 - 車両のハイブリッドシステム - Google Patents

車両のハイブリッドシステム Download PDF

Info

Publication number
JP3856302B2
JP3856302B2 JP2002078563A JP2002078563A JP3856302B2 JP 3856302 B2 JP3856302 B2 JP 3856302B2 JP 2002078563 A JP2002078563 A JP 2002078563A JP 2002078563 A JP2002078563 A JP 2002078563A JP 3856302 B2 JP3856302 B2 JP 3856302B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
engine
exhaust brake
exhaust
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002078563A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003284204A (ja
Inventor
充広 仁科
祐次 鈴木
達司 宮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by UD Trucks Corp filed Critical UD Trucks Corp
Priority to JP2002078563A priority Critical patent/JP3856302B2/ja
Publication of JP2003284204A publication Critical patent/JP2003284204A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3856302B2 publication Critical patent/JP3856302B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の動力源としてエンジンと電動モータを選択的に切り換えるハイブリッドシステムの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本発明は、動力源としてエンジンと電動モータを選択的に切り換えられるパラレル式ハイブリッド車両に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
従来、パラレル式のハイブリッド車両として、エンジンの出力軸に連結したモータを備え、車両の加速時にモータに電力を供給してエンジンの出力を補助し、減速時および制動時にモータを発電機として作動させて回生制動を行い、発電した電力で蓄電装置を充電するものがあった(特開2000−332963号公報、参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の車両のハイブリッドシステムにあっては、トラック等において、補助ブレーキとして設けられるエキゾーストブレーキが作動すると、モータの回生発電力が少なくなり、車両の運動エネルギを有効に回収することができないという問題点があった。
【0005】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、車両の運動エネルギを有効に回収できるハイブリッドシステムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、エンジンの回転を車輪に伝えるエンジンクラッチと、エンジンの排気通路を閉じるエキゾーストブレーキと、車輪の回転が伝えられるモータとを備え、運転者がエキゾーストブレーキの制動力を要求するエキゾーストブレーキスイッチと、運転者によるアクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセル開度センサと、エンジンクラッチとエキゾーストブレーキとモータの作動を制御する車両コントロールユニットとを備え、車両コントロールユニットは、アクセルペダルの踏み込み量が所定値以下でありかつエキゾーストブレーキスイッチがOFFとなる回生エンジンブレーキ時を判定する手段と、アクセルペダルの踏み込み量が所定値以下でありかつエキゾーストブレーキスイッチがONとなる回生エキゾーストブレーキ時を判定する手段と、回生エンジンブレーキ時にエンジンクラッチを切断してエンジンブレーキを働かせない一方、回生エキゾーストブレーキ時にエキゾーストブレーキを働かせないでエンジンクラッチを接続してエンジンブレーキを働かせる制御手段とを備えるものとした。
【0008】
の発明は、第の発明において、モータの発電電力を蓄える蓄電要素と、この蓄電要素の満充電状態を判定する満充電状態判定手段と、エキゾーストブレーキ要求時にこの満充電状態と判定された場合にモータの回生発電を停止してエキゾーストブレーキを働かせる構成とした。
【0009】
【発明の作用および効果】
第1の発明において、エキゾーストブレーキ要求時でも、エキゾーストブレーキを働かせないでモータに回生発電をさせることにより、エキゾーストブレーキの制動エネルギ相当分の電力が回生され、車両の運動エネルギを有効に回収できる。
【0010】
そして、モータがエキゾーストブレーキの制動エネルギ相当分の電力を回生しているとき、エンジンクラッチを接続してエンジンブレーキを働かせているため、エンジンブレーキと回生ブレーキによって十分な制動力が得られ、主ブレーキの負担を軽減でき、主ブレーキを含めた制動力に余裕が生じる。さらに、このエンジンブレーキ作動時にエンジンの燃料供給を停止することが可能となり、エンジンの燃費を低減できる。
【0011】
の発明において、充電状態に応じて車両の運動エネルギを有効に回収できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0013】
図1に示すように、車両のパワートレインは、エンジン1、エンジンクラッチ3、トランスミッション4を備え、エンジン1の出力がエンジンクラッチ3を介してトランスミッション4の入力軸に伝えられ、トランスミッション4の出力軸の回転が図示しないプロペラシャフトからデファレンシャルギア5およびドライブシャフトを介して左右の後輪(駆動輪)7に伝達される。
【0014】
エンジン1は供給される燃料がシリンダで燃焼し、シリンダで往復動するピストンを介してその出力軸を回転駆動する。エンジンコントロールユニット10はエンジン回転センサ13の検出信号や後述する車両コントロールユニット20からの要求情報信号に応じて燃料供給量を制御し、エンジン1の発生出力を調節する。
【0015】
補助ブレーキとして設けられるエキゾーストブレーキ27は排気通路にエキブレシャッタが介装され、エキブレシャッタが閉弁することによってエンジン1の排気圧力を高めてエンジンブレーキ力を高める。
【0016】
エンジンコントロールユニット10はエキゾーストブレーキスイッチ26が運転者によって操作されてONになると、車両コントロールユニット20からの要求情報信号に応じてエキブレシャッタが閉じてエキゾーストブレーキ27を作動させるようになっている。
【0017】
なお、補助ブレーキとして、例えばエンジンの排気弁を吸入工程で開弁させる圧縮圧力開放式ブレーキや、エンジンブレーキ力を高めるもの以外の他の機構を設けても良い。
【0018】
エンジンクラッチ3はクラッチブースタ8を介してエンジン出力軸とトランスミッション入力軸の接続と切り離しを行う。クラッチブースタ8はクラッチアクチュエータ18から導かれる加圧空気によってエンジンクラッチ3を切り離し、クラッチバルブ19から導かれる大気圧によってエンジンクラッチ3を接続する(図4参照)。
【0019】
さらに、車両のパワートレインは、モータ2、モータクラッチ12、ギア装置13を備え、モータ2の回転がモータクラッチ12及びギア装置13を介してトランスミッション入力軸に伝達される。
【0020】
モータ2は三相同期電動機または三相誘導電動機等の交流機であり、インバータ15によって駆動される。インバータ15は電気二重相キャパシタ(蓄電要素)16に接続され、キャパシタ16の直流充電電力を交流電力に変換してモータ2へ供給するとともに、モータ2の交流発電電力を直流電力に変換してキャパシタ16に充電する。
【0021】
なお、蓄電要素としてキャパシタ16に限らず、化学反応を用いた各種蓄電池を用いても良い。また、モータ2は交流機に限らず直流電動機を用い、DC/DCコンバータによって駆動してもよい。
【0022】
車両に備えられるエアオーバーブレーキシステムは、運転者に操作されて制動空気圧を調節するブレーキバルブ41と、このブレーキバルブ41の制動空気圧を前輪ブレーキブースタ51に導く前輪制動圧通路50と、同じくブレーキバルブ41の制動空気圧を後輪ブレーキブースタ61に導く後輪制動圧通路60とを備える。ブレーキバルブ41は運転者によるブレーキペダルの踏み込み量に応じて前輪制動圧通路50の前輪側制動圧と後輪制動圧通路60の後輪側制動圧をそれぞれ調節する。
【0023】
後輪制動圧通路60の途中にはブレーキバルブ41の制動空気圧を遮断するカットバルブ62と、車両コントロールユニット20から指令に基づいて制動空気圧を調節するプロポーショナルバルブ63とが介装される。そして、ブレーキバルブ41の制動空気圧をプロポーショナルバルブ63を迂回して後輪ブレーキブースタ61に導くバイパス通路64と、プロポーショナルバルブ63から導かれる圧力とバイパス通路64から導かれる圧力のうち高い方を選択して後輪ブレーキブースタ61に導くダブルチェックバルブ65とを備える。図1において、70はブレーキバルブ41及びプロポーショナルバルブ53,63の空気圧源となるリザーバタンクである。
【0024】
前輪制動圧通路50の途中にはブレーキバルブ41の制動空気圧を遮断するカットバルブ52と、車両コントロールユニット20から指令に基づいて制動空気圧を調節するプロポーショナルバルブ53とが介装される。そして、ブレーキバルブ41の制動空気圧をプロポーショナルバルブ53を迂回して前輪ブレーキブースタ51に導くバイパス通路54と、プロポーショナルバルブ53から導かれる圧力とバイパス通路54から導かれる圧力のうち高い方を選択して前輪ブレーキブースタ51に導くダブルチェックバルブ55とを備える。
【0025】
ブレーキブースタ51,61はブレーキバルブ41またはプロポーショナルバルブ53,63から導かれる制動空気圧を制動油圧に変換するものであり、図示しないABSモジュレータを介して前輪側ブレーキアクチュエータ57及び後輪側ブレーキアクチュエータ67を作動させ、前輪(従動輪)6及び後輪7に制動力を付与する。ABSモジュレータは車両の制動時に各車輪6,7のスリップ率が目標値に近づくように各ブレーキアクチュエータ57,67に導かれる制動油圧を断続するものである。
【0026】
ブレーキバルブ41の制動空気圧によって各ブレーキブースタ51,61が作動する手動制動時、車両コントロールユニット20からの指令に基づいてカットバルブ52,62が開かれ、ブレーキバルブ41の制動空気圧が各ブレーキブースタ51,61に導かれる。
【0027】
一方、プロポーショナルバルブ53,63の制動空気圧によって各ブレーキブースタ51,61が作動する自動制動時、車両コントロールユニット20からの指令に基づいてカットバルブ52,62が閉じられ、プロポーショナルバルブ53,63からの制動空気圧が各ブレーキブースタ51,61に導かれる。
【0028】
プロポーショナルバルブ53,63は電磁比例流量制御弁で構成され、車両コントロールユニット20からのデューティ信号に応じてその開度がフィードバック制御される。一方、カットバルブ52,62は車両コントロールユニット20からの信号のON・OFFによって開閉する電磁開閉弁によって構成される。
【0029】
車両コントロールユニット20は、エンジンコントロールユニット10及びインバータ15からの情報を入力するとともに、非常スイッチ28、エキゾーストブレーキスイッチ26、アクセル開度センサ22、エンジンクラッチ3のストロークセンサ24、トランスミッション4のギアポジションセンサ23、車速センサ25、制動圧通路50,60に設けられるストップランプスイッチ58,68及び制動圧力センサ59,69からの各検出信号を入力し、これらの信号に基づく運転条件に応じてエンジンクラッチ3の断接、モータクラッチ12の断接、エンジン1の出力とモータ2の出力及びブレーキ制動力を協調して制御する。
【0030】
アクセル開度センサ22は運転者によるアクセルペダルの踏み込み量を検出するものである。
【0031】
非常スイッチ28は運転者の操作によってシステムの作動、停止を切り換えるもので、システムに何らかの異常が発生した場合に車両コントロールユニット20による制御システムを停止できる。
【0032】
図2は車両の減速走行時に制御例を示している車速が例えば3km/hを超えて低下するまでの減速走行時に、プロポーショナルバルブ53,63によって制動空気圧が制御される。一方、車速が例えば3km/hを超えて低下すると、カットバルブ52,62が開弁し、ブレーキバルブ41による手動制動に切換られる。この状態から車速が例えば5km/hを超えて上昇すると、カットバルブ52,62が閉弁し、手動制動から自動制動に切り換えられる。こうして3〜5km/h以下の低速走行時に手動制動が行われることにより、制動力をきめ細かに調節することが可能となり、ブレーキフィーリングを損なわないで済む。
【0033】
ブレーキバルブ41の制動空気圧をカットバルブ52及びプロポーショナルバルブ53を迂回して前輪ブレーキブースタ51に導くバックアップ通路71と、ブレーキバルブ41の制動空気圧が所定値を超えるのに伴ってバックアップ通路71を開通させるアダプタバルブ72と、プロポーショナルバルブ53から導かれる圧力とバックアップ通路71から導かれる圧力のうち高い方を選択して前輪ブレーキブースタ51に導くダブルチェックバルブ73とを備える。
【0034】
アダプタバルブ72はブレーキバルブ41の制動空気圧が所定値を超えるのに伴ってバックアップ通路71を開通させるようになっている。アダプタバルブ72は運転者によってブレーキペダルが大きく踏み込まれない状態ではバックアップ通路71を絞ってブレーキバルブ41の制動空気圧を遮断する一方、ブレーキペダルが大きく踏み込まれるのに伴ってバックアップ通路71を開通させてブレーキバルブ41の制動空気圧を前輪ブレーキブースタ51に導く。万一車両コントロールユニット20等の制御系が失陥した場合には、ブレーキバルブ41の制動空気圧がアダプタバルブ72を介して前輪ブレーキブースタ51に導かれ、前輪6の制動が行われるフェイルセーフ機能が果たされる。
【0035】
図3に示すように、車両の制動時はコースト時、エキゾーストブレーキ要求時、主ブレーキ要求時、エキゾーストブレーキ27と主ブレーキ両方要求時に分けて以下のように制御される。
【0036】
1)コースト時は次の条件で判定される。
・アクセルペダルの踏み込み量が所定値以下のアクセルOFF時
・エキゾーストブレーキスイッチ26がOFFとなるエキゾーストブレーキOFF時
・ブレーキペダルの踏み込み量が所定値以下の主ブレーキOFF時
このコースト時と判定された場合、エンジンクラッチ3を切断し、モータクラッチ12を接続して、エンジンブレーキの制動力(エンジン1のフリクション)の相当分を生じるようにモータ2の交流発電電力をインバータ15を介して制御する。
【0037】
一方、キャパシタ16の充電圧が規定値を超えると、モータクラッチ12を切断し、エンジンクラッチ3を接続して、エンジン1のフリクションのみにより制動する。
【0038】
2)エキゾーストブレーキ要求時は次の条件で判定される。
・アクセルペダルの踏み込み量が所定値以下のアクセルOFF時
・エキゾーストブレーキスイッチ26がONとなるエキゾーストブレーキON時
・主ブレーキOFF時
このエキゾーストブレーキ要求時と判定された場合、エンジンクラッチ3を接続し、エキブレシャッタを開弁し、モータクラッチ12を接続して、エキゾーストブレーキ27の制動力の相当分を生じるようにモータ2の交流発電電力を制御する。
【0039】
一方、キャパシタ16の充電圧が規定値を超えると、モータクラッチ12を切断し、エキブレシャッタを閉弁して、エンジンブレーキのみにより制動する。
【0040】
3)主ブレーキ要求時は次の条件で判定される。
・アクセルOFF時
・エキゾーストブレーキOFF時
・ブレーキペダルの踏み込み量が所定値を超えた主ブレーキON時
この主ブレーキ要求時と判定された場合、エンジンクラッチ3を切断し、エキブレシャッタを開弁し、モータクラッチ12を接続して、予め設定されたマップに基づき求められた制動力の相当分を生じるようにモータ2の交流発電電力を制御するとともに、残りの制動力を各プロポーショナルバルブ53,63を作動させて各ブレーキアクチュエータ57,67の制動力を制御する。
【0041】
一方、キャパシタ16の充電圧が規定値を超えると、モータクラッチ12を切断し、各ブレーキアクチュエータ57,67のみにより制動する。
【0042】
4)エキゾーストブレーキ27と主ブレーキの両方要求時は次の条件で判定される。
・アクセルOFF時
・エキゾーストブレーキON時
・主ブレーキON時
このエキゾーストブレーキ27と主ブレーキの両方要求時と判定された場合、エンジンクラッチ3を接続し、エキブレシャッタを開弁し、モータクラッチ12を接続して、予め設定されたマップに基づき求められた制動力の相当分を生じるようにモータ2の交流発電電力を制御するとともに、残りの制動力を各プロポーショナルバルブ53,63を作動させて各ブレーキアクチュエータ57,67の制動力を制御する。
【0043】
一方、キャパシタ16の充電圧が規定値を超えると、モータクラッチ12を切断し、エキブレシャッタを閉弁して、エンジンブレーキと各ブレーキアクチュエータ57,67により制動する。
【0044】
図4は上記した制動を行うための制御ブロック図である。車両コントロールユニット20は、エキゾーストブレーキスイッチ26がONとなる回生エキゾーストブレーキ時(エキゾーストブレーキ要求時)を判定する手段31と、エキゾーストブレーキスイッチ26がOFFとなる回生エンジンブレーキ時を判定する手段32と、エンジンクラッチ3の断接を制御する手段33と、クラッチアクチュエータ18の作動を制御するエンジンクラッチカット手段35と、クラッチバルブ19の作動を制御するエンジンクラッチクローズ手段36と、エキゾーストブレーキの作動を制御する手段34とを備える。
【0045】
図5のフローチャートは上記した制動を行うルーチンを示している。これについて説明すると、まずステップ1にてエキゾーストブレーキスイッチ26がONとなる回生エキゾーストブレーキ時と判定されると、ステップ2に進んでエンジンクラッチ3を接続し、ステップ3にてキャパシタ16の充電圧が規定値を超える満充電状態かどうかを判定する。ここで満充電状態と判定されると、ステップ4に進んでエンジンコントロールユニット10がエキゾーストブレーキ27を働かせる指令をする。一方、満充電状態でないと判定されると、ステップ8に進んでエンジンコントロールユニット10がモータ2に回生発電をさせる。
【0046】
ステップ6にてエキゾーストブレーキスイッチ26がOFFとなる回生エンジンブレーキ時と判定されると、ステップ7に進んでキャパシタ16の充電圧が規定値を超える満充電状態かどうかを判定する。ここで満充電状態と判定されると、ステップ8に進んでエンジンコントロールユニット10がメインクラッチ3を接続させる指令をする。一方、満充電状態でないと判定されると、ステップ9に進んでモータ2に回生発電をさせる。
【0047】
このようにして、エキゾーストブレーキスイッチ26がONとなるエキゾーストブレーキ要求時でも、エキゾーストブレーキ27を働かせないでモータ2に回生発電をさせることにより、エキゾーストブレーキ27の制動エネルギ相当分の電力が回生され、車両の運動エネルギを有効に回収できる。
【0048】
モータ2がエキゾーストブレーキ27の制動エネルギ相当分の電力を回生しているとき、エンジンクラッチ3を接続してエンジンブレーキを働かせているため、エンジンブレーキと回生ブレーキによって十分な制動力が得られ、主ブレーキの負担を軽減でき、主ブレーキを含めた制動力に余裕が生じる。さらに、このエンジンブレーキ作動時にエンジン1の燃料供給を停止することが可能となり、エンジン1の燃費を低減できる。
【0049】
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す車両のハイブリッドシステム図。
【図2】同じく減速時の制御例を示す線図。
【図3】同じく制動時の制御内容を示す説明図。
【図4】同じく制動時の制御ブロック図。
【図5】同じく制動時の制御内容を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 エンジン
2 モータ
3 メインクラッチ
4 トランスミッション
6 前輪
7 後輪
10 エンジンコントロールユニット
12 モータクラッチ
15 インバータ
16 キャパシタ
20 車両コントロールユニット
26 エキゾーストブレーキスイッチ
27 エキゾーストブレーキ

Claims (2)

  1. エンジンの回転を車輪に伝えるエンジンクラッチと、エンジンの排気通路を閉じるエキゾーストブレーキと、車輪の回転が伝えられるモータとを備え、運転者がエキゾーストブレーキの制動力を要求するエキゾーストブレーキスイッチと、運転者によるアクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセル開度センサと、エンジンクラッチとエキゾーストブレーキとモータの作動を制御する車両コントロールユニットとを備え、車両コントロールユニットは、アクセルペダルの踏み込み量が所定値以下でありかつエキゾーストブレーキスイッチがOFFとなる回生エンジンブレーキ時を判定する手段と、アクセルペダルの踏み込み量が所定値以下でありかつエキゾーストブレーキスイッチがONとなる回生エキゾーストブレーキ時を判定する手段と、回生エンジンブレーキ時にエンジンクラッチを切断してエンジンブレーキを働かせない一方、回生エキゾーストブレーキ時にエキゾーストブレーキを働かせないでエンジンクラッチを接続してエンジンブレーキを働かせる制御手段と、を備えたことを特徴とする車両のハイブリッドシステム。
  2. 前記モータの発電電力を蓄える蓄電要素と、この蓄電要素の満充電状態を判定する満充電状態判定手段と、エキゾーストブレーキ要求時にこの満充電状態と判定された場合にモータの回生発電を停止してエキゾーストブレーキを働かせる構成としたことを特徴とする請求項1に記載の車両のハイブリッドシステム
JP2002078563A 2002-03-20 2002-03-20 車両のハイブリッドシステム Expired - Lifetime JP3856302B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002078563A JP3856302B2 (ja) 2002-03-20 2002-03-20 車両のハイブリッドシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002078563A JP3856302B2 (ja) 2002-03-20 2002-03-20 車両のハイブリッドシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003284204A JP2003284204A (ja) 2003-10-03
JP3856302B2 true JP3856302B2 (ja) 2006-12-13

Family

ID=29228444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002078563A Expired - Lifetime JP3856302B2 (ja) 2002-03-20 2002-03-20 車両のハイブリッドシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3856302B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007263620A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp 回生性能検査方法
US8784263B2 (en) * 2011-08-31 2014-07-22 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Vehicle drive apparatus with momentary switch-activated exhaust brake
JP6498880B2 (ja) 2014-06-30 2019-04-10 トヨタ自動車株式会社 車両の駆動装置
JP2016041567A (ja) * 2014-08-19 2016-03-31 日野自動車株式会社 ハイブリッド車両のブレーキシステム
JP6628549B2 (ja) * 2015-10-19 2020-01-08 日産自動車株式会社 車両のセーリングストップ制御方法及び制御装置
KR102354195B1 (ko) * 2017-08-28 2022-01-21 (주)엠피에스코리아 Phev 청소차 주행 제어장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003284204A (ja) 2003-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3921109B2 (ja) 車両のハイブリッドシステム
JP3255012B2 (ja) ハイブリッド車
US6325470B1 (en) Method and apparatus for proportioning regenerative braking
CN102442286B (zh) 线控制动系统能量再生装置及制动系统控制方法
CA2753457C (en) Hybrid braking system
CN112677772B (zh) 基于电子液压制动的汽车再生制动控制系统的控制方法
CN102256839B (zh) 用于机动车的制动装置以及用于其控制的方法
US20080100129A1 (en) Vehicle System Having Regenerative Brake Control
WO2000074966A1 (fr) Vehicule hybride
KR101272515B1 (ko) 전기자동차의 오토크루즈 제어 방법
JPH11275708A (ja) 車両の制動エネルギー制御装置とその制御方法
CN106904079A (zh) 一种纯电动汽车的再生制动控制方法
JP6898843B2 (ja) 電動車両の制御装置、制御方法および制御システム
US6099089A (en) Method and apparatus for regenerative and friction braking
CN102490617A (zh) 具有主动辅助制动功能的混合制动系统及控制方法
CN202491793U (zh) 一种线控制动系统能量再生装置
US6186253B1 (en) Brake activated torque disable in hybrid electric vehicles
CN103153724A (zh) 电动车辆的制动控制装置
CN115140001B (zh) 一种重装电动叉车电液复合制动系统及控制方法
CN113165634B (zh) 在混合阶段控制减速的方法和装置
CN201030800Y (zh) 一种电机回馈制动与气压制动联合控制的制动装置
JP3856302B2 (ja) 車両のハイブリッドシステム
CN106904155A (zh) 电动轮卡车电液控制液压储能再生制动与辅助驱动装置
CN110816283A (zh) 一种电动汽车制动能量回收控制系统及方法
JP3772124B2 (ja) 車両のブレーキシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060830

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060907

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3856302

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120922

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120922

Year of fee payment: 6

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120922

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120922

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150922

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

EXPY Cancellation because of completion of term
R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371