JP3855348B2 - In-furnace conveying device for steel and method for carrying in steel into the furnace - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、特に製鉄工場の条鋼製造の分野において、熱間圧延前の鋼材を加熱する場合、鋼材の品質改善のための熱処理を施す場合等に用いられる加熱炉内での鋼材の搬送装置および、炉内への鋼材の搬入方法に関するものであり、角断面鋼材 (ビレット) および丸断面鋼材 (ビレット) のいずれにも適用可能とした搬送装置および搬入方法を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、条鋼製品としての線材や棒材を例にとると、素材であるビレットは、加熱炉で所定の温度まで加熱された後、圧延機によって目標の製品寸法に成形される。
ここで、加熱炉がウォーキングビーム方式のものである場合には、ビレットは、図6に例示するように、ビレット搬送方向Aに相互に平行に延在するとともに、その方向Aと直交する方向に交互に配設した、ともに複数の固定スキッドaおよび可動スキッドb上を、加熱炉の入口側から出口側へ向けて順次に搬送される。
【0003】
ところで、このビレットの搬送は、両スキッドa,bのそれぞれに、複数のワーク受け面a1,b1をビレット搬送方向Aに等ピッチで設けるとともに、両スキッドa,b間でのピッチもまた等しくしたところにおいて、可動スキッドbの上昇変位によって、そのワーク受け面b1上にビレットBを支持して固定スキッドaから持ち上げ、次いで、その可動スキッドbを、ビレット搬送方向Aに、ワーク受け面の一ピッチ分だけ進出変位させ、その後、可動スキッドbを下降変位させて、そのワーク受け面b1上のビレットBを、固定スキッドaのワーク受け面a1上に引き渡すことによって行われる。このような操作により、ビレットBは、ワーク受け面の1ピッチ分だけ搬送される。その後は、可動スキッドbを、上述したと同様に繰り返し作動させることで、ビレットBの順次搬送が実現される。
【0004】
なお、このようなビレット搬送のために、それぞれのスキッドa,bに設けられるワーク受け面a1,b1の形状は、ビレットBが図示のような角断面形状を有する場合には、図7(a)に示すように、ビレットBが面接触可能な平面形状をなし、また、ビレットBが丸断面形状を有する場合には、それとワーク受け面との接触面接を十分大ならしめるべく、図7(b)に示すようなほぼV形状とするのが普通である。これは、たとえば丸断面ビレットを平面形状のワーク受け面にて支持するときには、ビレットの加熱に際して、そのビレットがスキッドに常時線接触することになって、ビレットのその接触部分がビレット重量によって圧潰変形されることになり、このことは、角断面ビレットをV形状のワーク受け面によって支持するときにもほぼ同様であって、ビレットに変形や疵が生じるのを防止するための工夫である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従って従来は、上述したようなそれぞれの断面形状のビレットを取扱う工場等では、それぞれのワーク受け面形状のスキッドを具えるそれぞれの加熱炉を設置することが必要になって、設備コスト、燃料消費量がともに大きく増大するという問題があった。
この発明は、従来技術の有するこのような問題点を解決することを課題としてなされたものであり、その目的とするところは、一の加熱炉に対し、断面形状が異なる複数種類の鋼材を、それに圧潰変形等の損傷をもたらすことなく円滑に搬送することができる、鋼材の炉内搬送装置および鋼材の炉内搬入方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の、鋼材の炉内搬送装置は、複数のワーク受け面を鋼材搬送方向に等ピッチで有し、相互に平行に延びる固定スキッドおよび可動スキッドのそれぞれを、鋼材搬送方向と直交する方向に間隔をおいて配設してなる鋼材の炉内搬送装置であって、固定スキッドおよび可動スキッドのそれぞれに、平面状ワーク受け面および曲面状ワーク受け面の各々を、半ピッチづつの間隔をおいて設けるとともに、平面状ワーク受け面を、曲面状ワーク受け面側に向けて高さが次第に低くなる傾斜受け面として形成したものである。
【0007】
この装置では、角断面形状を有する鋼材の搬送は、可動スキッドの平面状ワーク受け面と、固定スキッドの平面状ワーク受け面との間でその鋼材の受け渡しを行うことによって、また、丸断面形状の鋼材の搬送は、可動スキッドの曲面状ワーク受け面と、固定スキッドの曲面状ワーク受け面との間でそれの受け渡しを行うことによってできる。従ってこの装置では、一つの搬送装置をもって断面形状の異なる複数種類の鋼材をそれぞれ、変形、疵等の損傷を与えることなく、円滑かつ確実に炉内搬送することができるので、一つの加熱炉をそれらの複数種類の鋼材に共用することが可能となり、設備コストおよび燃料消費量のそれぞれを効果的に低減させることができる。
【0008】
なお、かかる傾斜受け面の傾斜角βは3〜20°の範囲内とすることが好ましい。
【0009】
削除
【0010】
本発明の、鋼材の炉内搬入方法は、それぞれのスキッドの、平面状ワーク受け面および曲面状ワーク受け面の各々を、半ピッチづつの間隔をおいて設けるとともに、平面状ワーク受け面を、曲面状ワーク受け面側に向けて高さが次方に低くなる傾斜受け面とした搬送装置によって、装入テーブル上の所定位置に搬送された一の鋼材を、上述したと同様の固定スキッドに引き渡すに際し、これもまた上述したと同様に変位する可動スキッドの傾斜受け面上にその鋼材を受け取り、角断面鋼材はその傾斜受け面上に、そして、丸断面鋼材は、それの傾斜受け面上での転動に基づいて、傾斜受け面に隣接する曲面状ワーク受け面上に支持し、次いで、可動スキッドを、それの進出方向へ、ワーク受け面の一ピッチ分移動させるとともに下降変位させて、可動スキッド上の鋼材を、固定スキッドの傾斜受け面または曲面状ワーク受け面のいずれか一方に引き渡すものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下にこの発明の実施の形態を図面に示すところに基づいて説明する。
図1はこの発明の装置の一の実施形態を示す要部平面図である。
図中1は装入テーブルを、2は、その装入テーブル1に、それの長さ方向に所定の間隔をおいて配設した複数本のローラをそれぞれ示し、3は、それらの各ローラ2の駆動モータを示す。
ここで、各ローラ2の回転軸線は、装入テーブル1の長さ方向軸線と直交する方向に対して、一方側へわずかな角度θだけ傾けられて位置し、これにより、各ローラ2は、その上、ひいては、装入テーブル1上を搬送される鋼材、たとえばビレットBを、装入テーブル1の両側部に設けたサイドガイド1a、1bのいずれか一方、図ではサイドガイド1aに沿わせて搬送する。
【0012】
さて、一方のサイドガイド1aは、そこに連絡したシリンダ4の作用下で、他方のサイドガイド1bに対して進退変位することができ、図示のように、サイドガイド1aに沿う位置にもたらされたビレットBを、他方のサイドガイド1b側へ押圧変位させることができる。なお、ここに示す装入テーブル1は、両サイドガイド1a、1bをも含めて、後に述べるワーク受け面の配設ピッチのほぼ二ピッチ分の幅を有しており、そのため、ビレットBが図示の一方のサイドガイド1aに沿って位置するそれの一方の位置と、それが他方のサイドガイド1b側に押圧変位された後のそれの他方の位置との間には、ワーク受け面配設ピッチの、実質上一ピッチ分の変位が生じることになる。
ところで、装入テーブル1上を搬送されたビレットBの搬送方向の位置決めは、その装入テーブル1に、位置可変に、または選択使用可能に設けたストッパ5によって行うことができる。
【0013】
また、加熱炉内には、上記装入テーブル1と直交する方向に延在する可動スキッド6および固定スキッド7のそれぞれを、その装入テーブル1に十分接近させて配設する。ここにおいて、可動スキッド6および固定スキッド7のそれぞれは、装入テーブル1の長さ方向、いいかえれば、装入テーブル1上に搬送されたビレットBの長さ方向に所要の間隔をおいて配置され、その配置態様は、所要に応じて、可動スキッド6と固定スキッド7とが交互に、または、いずれか一方のスキッドが、他方のスキッドに対して二本もしくは三本おきに位置するものとすることもできる。
【0014】
ところで、可動スキッド6は、固定スキッド7に対して下降変位することができる他、上昇変位することもでき、さらには、その延在方向に往復運動することもできる。
【0015】
たとえば、このように構成してなる装置によって、装入テーブル上に搬送されたビレットBを加熱炉内へ搬入する場合、いいかえれば、固定スキッド7のワーク受け面上にそれを取り込む場合は、可動スキッド6等を以下のようにして作動させる。装入テーブル1上に搬送されたビレットBが、角断面ビレットのときは、そのビレットBは、それぞれのローラ2の作用下で、一方のサイドガイド1aにその全長に沿った状態で幅方向に位置決めされると同時に、ストッパ5によって長さ方向にも位置決めされる。ビレットBのかかる位置決め状態で、可動スキッド6を、固定スキッド7に対して下降変位させるとともに、図示しない加熱炉に対して、ワーク受け面の一ピッチ相当分だけ後退変位させ、そこで、その可動スキッド6を、装入テーブル1および固定スキッド7の上面レベルより高い位置まで上昇変位させる。
これにより、装入テーブル1のそれぞれのローラ2上に位置決め支持されていたビレットBは、その支持を、可動スキッド6の平面状ワーク受け面11によって肩代わりされて上方へ高く持ち上げられる。
【0016】
その後は、可動スキッド6をワーク受け面の一ピッチ相当分だけ進出変位させ、これにより、ビレットBを支持した平面状ワーク受け面11を、固定スキッド7の第1番目の平面状ワーク受け面11の上方にもちきたし、さらに、その可動スキッド6を、固定スキッド7の上面レベルより下降させ、このことによって、可動スキッド6の平面状ワーク受け面11上のビレットBを、固定スキッド7の平面状ワーク受け面11に引き渡し、これらのことにて一のビレットBの加熱炉内への搬入を終了する。
【0017】
削除
【0018】
削除
【0019】
削除
【0020】
削除
【0021】
削除
【0022】
削除
【0023】
図2は、この発明の実施形態を、可動および固定スキッドのそれぞれの上面側に形成される、一ピッチ相当分のワーク受け面について示す側面図である。
ここでは、一ピッチ相当分のワーク受け面内に、平面状ワーク受け面11および曲面状ワーク受け面12のそれぞれを、ほぼ半ピッチづつ交互に設けるとともに、平面状ワーク受け面11を、曲面状ワーク受け面11側に向けて高さが次第に低くなる傾斜受け面とする。かかる傾斜受け面は、その面上に、図に仮想線で示すような角断面ビレットBを載置しても、そのビレットBの滑落を十分に防止し得る一方で、そこに丸断面ビレットBを載置したときには、それを円滑に転動させて、その丸断面ビレッドBの、曲面状ワーク受け面11への確実なる入り込みをもたらし得る範囲の傾斜角βとする。
【0024】
即ち、上記傾斜角βは、3〜20°の範囲内に設定することが好ましい。その理由は、丸断面ビレットが慣性によって転動し曲面状ワーク受け面11に確実に入り込むようにするためには、少なくとも3°の傾斜は必要である。一方で、角断面ビレットをスキッド上に安定 (スキッドの発進, 停止時に倒れたりしないこと) して保持すると共に、丸断面ビレットが過剰な転動によって側部に衝接して、疵が付いたりするおそれがないようにするためには、該傾斜角βは20°以下にしなければならないからである。
【0025】
ところで、この図では図の左側、いいかえれば、装入テーブル1側に平面状ワーク受け面11を設け、それから離れた側に曲面状ワーク受け面12を設けているも、それらの両ワーク受け面11,12の相対位置を逆にすることも可能である。
【0026】
また、図3は、以上のようなワーク受け面11,12のそれぞれを、可動スキッド11および固定スキッド12のそれぞれに、ともに等しい順序で、等ピッチに形成した場合における、角断面ビレットBの搬入工程を示す側面図である。
なおここにおける装入テーブル1は、ビレットを、それの断面形状のいかんにかかわらず、幅方向のほぼ中央部位置にて搬送するものであり、従って、サイドガイド1a1bはいずれも固定タイプのものとすることができる。
ここで、図3(a)に示すところは、可動スキッド6を、固定スキッドおよび装入テーブル1にて搬送された角断面ビレットBに対して下降変位させた状態であり、図3(b)は、その可動スキッド6を、ワーク受け面の一ピッチ相当分だけ加熱炉に対して後退変位させた状態である。
その後は、可動スキッド6の上昇変位に基づいて、図3(c)に示すように、装入テーブル1上の角断面ビレットBを、その可動スキッド6の平面ワーク受け面11によって持上げ支持する。ここにおいて、平面状ワーク受け面11としての傾斜受け面は、前述したように、ビレットBの滑落を十分に阻止し得る傾斜角βにて傾斜することから、その平面状ワーク受け面11上の角断面ビレットBはそこに確実に位置決め支持されることになる。
【0027】
そしてさらには、可動スキッド6を、ワーク受け面の一ピッチ相当分だけ進出変位させて、両スキッド6,7を上下に整列させた後、図3(d)に示すように、可動スキッド6をそれの下限位置まで下降変位させ、その変位の途中で、平面状ワーク受け面11上の角断面ビレットBを、固定スキッド7の平面状ワーク受け面11に引き渡すことにより一の角断面ビレットBの炉内への搬入工程を終了する。しかる後は、可動スキッド6を、上述したところと同様にして繰り返し作動させることにより、新たな角断面ビレットBの炉内への搬入と、既に炉内に搬入されて固定スキッド7の平面状ワーク受け面11上に支持されるビレットBの、次の平面状ワーク受け面11への一ピッチづつの搬送とを同時に行う。
【0028】
図4は、同一の装置をもって丸断面ビレットを炉内搬入する場合の工程図であり、ここでは、可動スキッド6を前述したところと同様に作動させて、図4(a)に示すような下降変位および図4(b)に示すような、一ピッチ相当分の後退変位を経て、図4(c)に示すように上昇させる。
可動スキッド6はこの上昇変位により、装入テーブル1のほぼ中央部位置に搬送された丸断面ビレットBを、図4(c)に実線で示すように、それの平面状ワーク受け面11にて受け取る。この場合、ビレットが角断面であるときは、前述したように、ビレットと平面状ワーク受け面11との摩擦力によってそれの滑落は十分に阻止されることになるものの、丸断面であるときは、そのビレットは平面状ワーク受け面11上を転動して、ついには同図に仮想線で示すように、曲面状ワーク受け面12に入り込み、そこに安定に支持される。
その後は、可動スキッド6に、一ピッチ相当分の進出変位と、図4(d)に示すような下降変位とを行わせることによって、その可動スキッド6の曲面状ワーク受け面12で支持していた丸断面ビレットBを、固定スキッド7の第1番目の曲面状ワーク受け面12に引き渡し、これらのことで炉内搬入工程を終了する。
そして、新たな丸断面ビレットBの炉内搬入および、搬入済み丸断面ビレットBの炉内搬送は、可動スキッド6の上述した作動の繰り返しによって極めて円滑にかつ確実に行われることになる。
【0029】
かくしてこの装置によれば、可動スキッド6の一ピッチ相当分の進退変位に基づき、角断面ビレットおよび丸断面ビレットのいずれに対しても、それらを常に適切に支持することができ、これにより、ビレットへの損傷の発生を十分に防止することが可能となって、前述した装置と同様の効果を実現することができる。しかもこの装置では、ビレットを、それの断面形状のいかんにかかわらず、装入テーブル1の中央部分にて搬送できるので、断面形状が異なる複数種類のビレットの混流に対しても十分に対処することができる。
【0030】
ちなみに、直径が160mmの丸断面ビレットを、スキッドが水平平面状のワーク受け面を有する従来の搬送装置を用いて炉内で加熱搬送した場合と、図2に示すようなワーク受け面11,12を有する発明装置を用いて加熱搬送した場合とのそれぞれの、スキッドの圧潰変形を測定したところ、図5に示す通りとなった。
同図のグラフから明らかなように、従来装置によればスキッドに、8〜20mmの範囲の大きなつぶれが多数発生したのに対し、発明装置によれば、少数のスキッドに4mm以下のわずかなつぶれが発生するに止まった。
【0031】
【発明の効果】
以上に述べたところから明らかなように、この発明によれば、一の装置を、断面形状の異なる複数種類の鋼材に共用して、それに変形等の損傷をもたらすことなく、確実かつ円滑に搬送することができるので、設備コスト、燃料消費量等を大きく低減させることが可能となる。
また、この発明の方法によれば、装入テーブル上に搬送された鋼材を、それの断面形状のいかんにかかわらず、発明装置を用いて円滑かつ確実に炉内に搬入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の装置の一の実施形態を示す要部平面図である。
【図2】この発明の実施形態を示すワーク受け面の側面図である。
【図3】角断面ビレットの炉内搬入工程図である。
【図4】丸断面ビレットの炉内搬入工程図である。
【図5】丸断面ビレットの圧潰変形量を示すグラフである。
【図6】従来装置を例示する要部斜視図である。
【図7】従来装置のワーク受け面の種類を例示する斜視図である。
【符号の説明】
1 装入テーブル
1a、1b サイドガイド
2 ローラ
3 駆動モータ
4 シリンダ
5 ストッパ
6 可動スキッド
7 固定スキッド
11 平面状ワーク受け面
12 曲面状ワーク受け面
B ビレット
p ピッチ
β 傾斜角[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
In particular, in the field of steel bar manufacturing in steel mills, the present invention is a steel material conveying device in a heating furnace used for heating a steel material before hot rolling, performing a heat treatment for improving the quality of the steel material, and the like. The present invention relates to a method for carrying steel into a furnace, and provides a conveying apparatus and a carrying-in method that can be applied to both square-section steel (billet) and round-section steel (billet).
[0002]
[Prior art]
For example, in the case of wire rods and rods as strip steel products, billets that are raw materials are heated to a predetermined temperature in a heating furnace and then formed into target product dimensions by a rolling mill.
Here, when the heating furnace is of the walking beam system, billet, as illustrated in FIG. 6, mutually as well as extending parallel to the billet conveying direction A, in a direction perpendicular to the direction A The plurality of fixed skids a and movable skids b, which are alternately arranged, are sequentially conveyed from the inlet side to the outlet side of the heating furnace.
[0003]
By the way, this billet transport is provided with a plurality of workpiece receiving surfaces a1 and b1 at equal pitches in the billet transport direction A on both skids a and b, and the pitch between the skids a and b is also equal. However, the upward displacement of the movable skid b supports the billet B on the workpiece receiving surface b1 and lifts it from the fixed skid a. Then, the movable skid b is moved by one pitch of the workpiece receiving surface in the billet conveying direction A. The movable skid b is moved downward by a predetermined amount, and then the movable skid b is displaced downward, and the billet B on the work receiving surface b1 is transferred onto the work receiving surface a1 of the fixed skid a. By such an operation, the billet B is conveyed by one pitch of the workpiece receiving surface. Thereafter, the billet B is sequentially conveyed by repeatedly operating the movable skid b in the same manner as described above.
[0004]
For such billet conveyance, the shapes of the work receiving surfaces a1 and b1 provided on the skids a and b are as shown in FIG. 7A when the billet B has an angular cross-sectional shape as shown. as shown in), the billet B is no surface contact possible planar shape, when the billet B having a round cross-sectional shape, the same order makes it large enough contact interview with the work receiving surface, FIG. 7 ( It is common to have a substantially V shape as shown in b). This is because, for example, when a round cross-section billet is supported by a planar workpiece receiving surface, when the billet is heated, the billet is always in line contact with the skid, and the contact portion of the billet is deformed by the billet weight. This is substantially the same when the angular cross-section billet is supported by the V-shaped workpiece receiving surface, and is a device for preventing the billet from being deformed or wrinkled.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, in the past, it has been necessary to install each heating furnace equipped with a skid with each workpiece receiving surface shape in a factory or the like that handles billets having the respective cross-sectional shapes as described above. There was a problem that both amounts increased greatly.
This invention was made as an object to solve such problems of the prior art, and the object of the invention is to provide a plurality of types of steel materials having different cross-sectional shapes for one heating furnace, Another object of the present invention is to provide a steel material in-furnace conveying apparatus and a steel material carrying-in method that can be smoothly conveyed without causing damage such as crushing deformation.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The steel material conveying device in the furnace of the present invention has a plurality of workpiece receiving surfaces at an equal pitch in the steel material conveying direction, and each of the fixed skid and the movable skid extending in parallel to each other in a direction orthogonal to the steel material conveying direction. An in-furnace conveyance device for steel materials arranged at intervals, each of a flat work receiving surface and a curved work receiving surface being spaced by half a pitch on each of a fixed skid and a movable skid . The planar workpiece receiving surface is formed as an inclined receiving surface whose height gradually decreases toward the curved workpiece receiving surface side .
[0007]
In this device, the steel material having an angular cross-sectional shape can be transferred by transferring the steel material between the flat work receiving surface of the movable skid and the flat work receiving surface of the fixed skid. The steel material can be transferred by transferring it between the curved workpiece receiving surface of the movable skid and the curved workpiece receiving surface of the fixed skid. Therefore, in this apparatus, a plurality of types of steel materials having different cross-sectional shapes can be transported smoothly and reliably in the furnace without causing damage such as deformation and wrinkles with one transport apparatus. It becomes possible to share these multiple types of steel materials, and each of the equipment cost and the fuel consumption can be effectively reduced.
[0008]
Contact name inclination angle β of such inclined receiving surface is preferably in the range of 3 to 20 °.
[0009]
Delete [0010]
In the method of carrying in the steel of the present invention , each of the skids is provided with a flat workpiece receiving surface and a curved workpiece receiving surface at intervals of a half pitch, and the planar workpiece receiving surface is provided, One steel material conveyed to a predetermined position on the charging table by the conveying device having an inclined receiving surface whose height is lowered toward the curved workpiece receiving surface side to the fixed skid as described above. Upon delivery, it also receives the steel on the inclined receiving surface of the movable skid, which is also displaced as described above, the square section steel on the inclined receiving surface, and the round section steel on the inclined receiving surface. Is supported on the curved workpiece receiving surface adjacent to the inclined receiving surface, and then the movable skid is moved by one pitch of the workpiece receiving surface in the advancing direction and moved downward. It is intended to hand over steel on the movable skid, on one of the inclined receiving surface or curved workpiece receiving surface of the stationary skids.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below based on the drawings.
FIG. 1 is a plan view of an essential part showing an embodiment of the apparatus of the present invention.
In the figure, 1 indicates a charging table, 2 indicates a plurality of rollers disposed on the charging table 1 at predetermined intervals in the length direction thereof, and 3 indicates each of the
Here, the rotational axis of each
[0012]
Now, one
By the way, the positioning of the billet B conveyed on the charging table 1 in the conveying direction can be performed by the
[0013]
In the heating furnace, each of the
[0014]
Incidentally, the
[0015]
For example, when the billet B transported on the charging table is carried into the heating furnace by the apparatus configured as described above, in other words, when the billet B is taken into the work receiving surface of the fixed
As a result, the billet B that has been positioned and supported on the
[0016]
Thereafter, the
[0017]
Delete [0018]
Delete [0019]
Delete [0020]
Delete [0021]
Delete [0022]
Delete [0023]
2, the implementation form of the invention, are formed in the respective upper surface side of the movable and stationary skids is a side view showing a workpiece receiving face one pitch equivalent.
Here, each of the planar
[0024]
That is, the inclination angle β is preferably set within a range of 3 to 20 °. The reason is that an inclination of at least 3 ° is necessary in order for the round cross-section billet to roll by inertia and enter the curved
[0025]
By the way, in this figure, a flat
[0026]
Further, FIG. 3 shows the loading of the square cross-section billet B when the
The charging table 1 here transports the billet at substantially the center position in the width direction regardless of the cross-sectional shape thereof. Therefore, the side guides 1a1b are all fixed types. can do.
Here, the method shown in FIG. 3 (a), the
Then, based on the rising displacement of the
[0027]
And further, the
[0028]
Figure 4 is a process diagram of a case where with the same device carries a round cross-section billet furnace, wherein, in a
The
Thereafter, the
Then, the new round-section billet B is carried into the furnace and the loaded round-section billet B is carried in the furnace very smoothly and reliably by repeating the above-described operation of the
[0029]
Thus, according to this apparatus, it is possible to always properly support both the angular cross-section billet and the round cross-section billet based on the advance and retreat displacement corresponding to one pitch of the
[0030]
Incidentally, the round cross-section billet 160mm in diameter, and if the skid was heated transported in a furnace using a conventional conveying apparatus with a horizontal plane of the workpiece receiving surface, the
As can be seen from the graph of FIG. 5, the conventional device caused many large collapses in the range of 8 to 20 mm in the skid, whereas the inventive device produced a slight collapse of 4 mm or less in a small number of skids. Stopped to occur.
[0031]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, according to the present invention, one apparatus is shared by a plurality of types of steel materials having different cross-sectional shapes, and is transported reliably and smoothly without causing damage such as deformation. Therefore, the equipment cost, fuel consumption, etc. can be greatly reduced.
Moreover, according to the method of this invention, the steel material conveyed on the charging table can be smoothly and reliably carried into the furnace using the inventive device regardless of the cross-sectional shape thereof.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of an essential part showing an embodiment of an apparatus of the present invention .
2 is a side view of a work receiving surface showing the implementation form of the present invention.
FIG. 3 is a view showing a process of carrying a billet in a cross section into a furnace.
FIG. 4 is a view showing a process of carrying a round cross-section billet into a furnace.
FIG. 5 is a graph showing the amount of crush deformation of a round cross-section billet.
FIG. 6 is a perspective view of relevant parts illustrating a conventional device.
FIG. 7 is a perspective view illustrating types of workpiece receiving surfaces of a conventional apparatus.
[Explanation of symbols]
1 Charging table
1a,
7 fixed skids
11 Planar workpiece receiving surface
12 Curved workpiece receiving surface B Billet p Pitch β Inclination angle
Claims (2)
固定スキッドおよび可動スキッドのそれぞれに、平面状ワーク受け面および曲面状ワーク受け面の各々を、半ピッチづつの間隔をおいて設けるとともに、平面状ワーク受け面を、曲面状ワーク受け面側に向けて高さが次第に低くなる傾斜受け面として形成してなる鋼材の炉内搬送装置。 A steel furnace having a plurality of workpiece receiving surfaces at equal pitches in the steel material conveyance direction, and each of a fixed skid and a movable skid extending in parallel with each other at intervals in a direction perpendicular to the steel material conveyance direction An internal transfer device,
Each of the fixed skid and the movable skid is provided with a flat work receiving surface and a curved work receiving surface at intervals of a half pitch, and the flat work receiving surface is directed toward the curved work receiving surface. A steel material in-furnace transfer device formed as an inclined receiving surface whose height gradually decreases.
装入テーブルに対して昇降変位するとともに、炉内方向に対して進退する可動スキッドの傾斜受け面上に前記鋼材を受け取り、角断面鋼材は傾斜受け面上に、丸断面鋼材は傾斜受け面に隣接する曲面状ワーク受け面上に支持した状態で、可動スキッドを進出方向へ、ワーク受け面の一ピッチ分移動させ、その後、可動スキッド上の鋼材を、固定スキッドの傾斜受け面または曲面状ワーク受け面のいずれか一方に引き渡すことを特徴とする鋼材の炉内搬入方法。When the steel material conveyed to a predetermined position on the charging table by the apparatus according to claim 1 is delivered to a fixed skid provided in the furnace and extending in a direction perpendicular to the charging table,
The steel material is received on an inclined receiving surface of a movable skid that moves up and down relative to the charging table and advances and retreats in the furnace direction, the square cross-section steel material is on the inclined receiving surface, and the round cross-section steel material is on the inclined receiving surface. With the movable skid supported by the adjacent curved workpiece receiving surface, the movable skid is moved by one pitch in the advance direction, and then the steel on the movable skid is moved to the inclined receiving surface of the fixed skid or the curved workpiece. A method for carrying in steel into a furnace, wherein the steel material is delivered to one of the receiving surfaces.
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