JP3854495B2

JP3854495B2 - Construction method of tunnel junction

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Publication number: JP3854495B2
Application number: JP2001347961A
Authority: JP
Inventors: 高見沢計夫; 幸長茂雄; 長嶋康; 井櫻潤示
Original assignee: Taisei Corp
Current assignee: Taisei Corp
Priority date: 2001-11-13
Filing date: 2001-11-13
Publication date: 2006-12-06
Anticipated expiration: 2021-11-13
Also published as: JP2003148086A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トンネルの分合流部の構築方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、道路トンネルや地下鉄等のトンネルをシールド工法で構築する場合において、これらのトンネルと出入口分合流部との接続方法は、路上から開削した開削分合流部にシールドトンネルを接続する開削工法が主流である。
近年では、２本のトンネルの通過部分の外側を、止水と山留めを目的とした連続地中壁を施工しておき、シールド通過後に２本のシールドトンネル間を掘削し、連結部のセグメントを解体し、ランプ構造物を構築する方法が提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した従来の方法は、いずれも路面の専有面積が幅、長さともに広範囲になると同時に工事期間の間、路面の使用が広範囲にわたって制限されるため、交通渋滞のネックや工事公害の元となっている。
【０００４】
【本発明の目的】
本発明は上記したような従来の問題点に鑑みて考えられたもので、開削部を極力縮小して路面の専有面積を最小限にしたトンネルの分合流部の構築方法を提供することを目的とする。
また本発明は、工期短縮とコストダウンを図ったトンネルの分合流部の構築方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的のうち少なくとも一つを達成するようにしたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するために、本発明のトンネルの分合流部の構築方法は、間隔を開けて掘削した複数のトンネル間を接続して構築するトンネルの分合流部の構築方法であって、掘削可能なセグメントを複数のトンネルが対向する側面に配置して前記トンネルを構築し、前記トンネルの坑内から前記分合流部を構成する鉛直方向支持部材を補強材を兼ねて構築し、路上部のランプ出入口に構築したＵ字擁壁部の一方から矩形シールドを前記トンネル間に向けて掘進し、前記矩形シールドによって前記トンネル間を掘削すると同時に前記トンネルの掘削可能なセグメントを掘削し、前記矩形シールドを前記トンネルと並進した後に路上部の他のＵ字擁壁部へ向けて掘進し、分合流部の掘削後、一方のトンネルのセグメントと補強材を取り外し、分合流部と一方のトンネルのセグメントとの一体化を行うものである。
【０００６】
また、本発明のトンネルの分合流部の構築方法は、間隔を開けて掘削した複数のトンネル間を接続して構築するトンネルの分合流部の構築方法であって、路上部のランプ出入口を結ぶ途上に立坑を構築し、前記立坑に接続する分合流部トンネルを構築し、前記分合流部トンネルから矩形シールドを路上部のランプ出入口に構築したＵ字擁壁部の一方へ向けて掘進するとともに、シールドを水平掘進して該分合流部トンネルを前記トンネルとランプ部とに分岐し、前記ランプ部の掘削後、前記矩形シールドを前記立坑に再投入し、前記矩形シールドを路上部の他方のＵ字擁壁部へ向けて掘進して行うものである。
【０００７】
【本発明の実施の形態１】
以下図面を参照しながら、本発明に係る一実施の形態について説明する。
【０００８】
＜イ＞トンネル
トンネルは、道路トンネルや地下鉄等のトンネルである。
以下、本例では、間隔を開けて構築した二つの道路トンネル１０Ａ、１０Ｂについて説明するが、道路トンネルは三つでもよい。
二つの道路トンネル１０Ａ、１０Ｂを道路トンネル１０で総称する。
図３に示すように道路トンネル１０は上り線（道路トンネル１０Ａ）と下り線（道路トンネル１０Ｂ）を平行して配置し、これら道路トンネル１０は、例えば公知のシールドで掘削し、セグメント１１Ａ、１１Ｂを組み立てて構築する（説明の便宜上、上り線に関する部材に符号Ａを付加し、下り線に関する部材に符号Ｂを付加して区別する）。
道路トンネル１０Ａ、１０Ｂの路面下には、例えば換気ダクト１４Ａ、１４Ｂを設ける。
本発明は、二つの道路トンネル１０Ａ、１０Ｂの間を矩形シールド２３で掘削できるように、道路トンネル１０Ａと１０Ｂが互いに対向する側面に掘削可能なセグメント１２Ａ、１２Ｂを配置しておく。
【０００９】
掘削可能なセグメント１２Ａ、１２Ｂは、例えば掘削可能なコンクリートや改良土等の複合材料からなり、補強セグメント１３Ａ、１３Ｂに改良土等を予め一体化して製作しておく。
または、現場で補強セグメント１３Ａ、１３Ｂを設置しながら改良土等を充填するようにしてもよい。
【００１０】
＜ロ＞分合流部
分合流部２０は、分合流部トンネル２１とランプ部２２とからなる。
図２及び図３には、上り線（道路トンネル１０Ａ）についてランプ部２２を示し、下り線のランプ部を省略している。
入口ランプ３１及び出口ランプ３２は、Ｕ字開削して構築したＵ字擁壁部３０からなる。
Ｕ字擁壁部３０を構築して施工するものであるから、路上部３３で工事基地として占用するのは、Ｕ字開削部のみであり、従来のように幅、長さともに広範囲になることはない。
入口ランプ３１からランプ部２２を通って自動車(図３で矢印で示す)が進入し、分合流部トンネル２１で上り線１０Ａに合流する。
また、上り線１０Ａを進行している自動車が、分合流部トンネル２１でランプ部２２を通ってランプ出口３２から路上３３へ抜ける。
本発明は、二つの道路トンネル１０Ａ、１０Ｂの間を矩形シールド２３で掘削すると同時に前記した掘削可能なセグメント１２Ａ、１２Ｂを掘削し、補強セグメント１３Ａを取り外し、接続工５０を行って上り線１０Ａのランプ部２２を構築する(図１参照)。
【００１１】
次に、図２、図４乃至図７を参照して道路トンネルの分合流部の構築方法について説明する。
【００１２】
＜イ＞道路トンネルの構築（図４）
公知のシールドで道路トンネル１０Ａと道路トンネル１０Ｂを、互いに所定の間隔を開けて平行に掘削し、上り線と下り線を構築する。
ここで所定の間隔とは、後述するランプ部２２を構築することのできる間隔である。
二つの道路トンネル１０Ａ、１０Ｂの間を矩形シールド２３で掘削できるように道路トンネル１０Ａ、１０Ｂが互いに対向する側面に掘削可能なセグメント１２Ａ、１２Ｂを配置しておく。
前記したように掘削可能なセグメント１２Ａ、１２Ｂは、掘削可能なコンクリートや改良土等の複合材料からなる。
そして道路トンネル１０Ａ、１０Ｂの坑内に補強セグメント１３Ａ、１３Ｂと改良土等を一体化した掘削可能なセグメント１２Ａ、１２Ｂを構築する。
この方法として、補強セグメント１３Ａ、１３Ｂに改良土を予め一体化してセグメント１２Ａ、１２Ｂを製作しておいてこれを現場で配置してもよいし、あるいは現場で補強セグメント１３Ａ、１３Ｂを構築しながら改良土を充填してセグメント１２Ａ、１２Ｂを配置するようにしてもよい。
なお、補強セグメント１３Ａ、１３Ｂは後述する分合流部２０を構築する際の補強材の役目をもつ。
【００１３】
また、路上３３のランプ入口３１及びランプ出口３２にＵ字擁壁部３０を構築する。
Ｕ字擁壁部３０は、プレキャスト版または現場施工のどちらでもよい。プレキャスト版で施工する場合は、工期短縮につながる。
構築した一方のＵ字擁壁部３０からランプ部２２を掘削するとき、ランプ部２２の掘削と並行して、または掘削前に他方のＵ字擁壁部３０をランプ部２２の掘削完了までに構築する。
Ｕ字擁壁部３０の構築で開削されるのは、Ｕ字開削部のみであり、開削範囲は出入ランプ開業後と何ら変わることなく、路上部３３で工事基地として占用する面積は最小限である。
【００１４】
＜ロ＞矩形シールドによるランプ部の掘削（図２、図５）
Ｕ字擁壁部３０を構築した出口ランプ３２から矩形シールド２３を道路トンネル１０Ａ、１０Ｂの間に向けて掘進し、ランプ部２２を掘削する。
矩形シールド２３は、Ｕ字擁壁部３０からの斜め低土被り発進のため、開削区間が小規模となる利点がある。
矩形シールド２３が道路トンネル１０Ａ、１０Ｂの間に到達すると、矩形シールド２３は道路トンネル１０Ａ、１０Ｂ間を掘削すると同時に掘削可能なセグメント１２Ａ、１２Ｂを掘削する。
そのまま掘削し、図５の状態に至る。
その後、矩形シールド２３の向きを道路トンネル１０Ａ、１０Ｂの向きと一致するように水平状態にする。
【００１５】
＜ハ＞矩形シールドによる分合流部トンネルの掘削（図２、図５）
水平状態となった矩形シールド２３を、そのまま所定距離を水平掘進する。
ここで所定距離とは、図２及び図３に示す分合流部トンネル２１の長さと一致する距離である。
このようにして矩形シールド２３が道路トンネル１０Ａ、１０Ｂ間を掘削すると同時に掘削可能なセグメント１２Ａ、１２Ｂを掘削しながら水平掘進し、分合流部トンネル２１を掘削する。
掘削後、分合流部２０の底版２０１、天井部２０２、側壁(鉛直方向支持部材)２０３等の構造物を道路トンネル１０Ａ、１０Ｂの坑内に跨って構築しておく(図６参照)。
側壁２０３及び補強セグメント１３Ａ、１３Ｂが道路トンネル１０の補強を兼ねており、矩形シールド２３が掘削可能なセグメント１２Ａ、１２Ｂを掘削しても問題はなく、道路トンネル１０を暫定開業しながら分合流部２０の施工が可能である。
後述する接続工５０を施工する前に、道路トンネル１０と分合流部２０の接続部周辺の地盤に必要に応じて地盤改良４０を行っておく。
地盤改良４０は、例えば注入管４１からモルタルなどの地盤改良剤を注入して行う(図５参照)。
または、置換工法や凍結工法によって地盤改良を行ってもよい。
【００１６】
＜ニ＞矩形シールドによるランプ部の掘削（図２）
分合流部トンネル２１の掘削後、矩形シールド２３の向きをランプ入口３１のＵ字擁壁部３０へ向ける。
再び、矩形シールド２３を路上部３３のランプ入口３１のＵ字擁壁部３０へ向けて掘進する(図２参照)。
矩形シールド２３によってランプ部２２を掘削し、ランプ入口３１のＵ字擁壁部３０へ連絡する。
本例では、矩形シールド２３がランプ出口３２から発進し、入口ランプ３１まで掘進したが、逆に入口ランプ３１から発進し、ランプ出口３２まで掘進してもよい。
【００１７】
＜ホ＞道路トンネルと分合流部の接続工（図６、図７）
道路トンネル１０Ａと分合流部２０の接続工５０は、道路トンネル１０Ａのセグメント補強工５１と分合流部補強工５２とからなる。
セグメント補強工５１は、図６に示すように先ず道路トンネル１０Ａのセグメント１１Ａを巻き込み、コンクリートなどを打設して行う。
分合流部補強工５２は、図７に示すように側壁（鉛直方向支持部材）２０３を残して、底版２０１及び天版２０２を巻き込み、コンクリートなどを打設して行う。
これによって、セグメント補強工５１と分合流部補強工５２のコンクリートが一体化し、道路トンネル１０Ａと分合流部２０を接続する接続工５０が施工される。
コンクリートの養生後、補強セグメント１３Ａと側壁（鉛直方向支持部材）２０３を取り外し、道路トンネル１０Ａと分合流部２０を連絡させて分合流部２０の構築が完了する。
本発明では、矩形シールド２３がランプ出入口（３１、３２）から掘削し、道路トンネル１０Ａ、１０Ｂ間を掘削して、分合流部トンネル２１を掘削し、再びランプ出入口（３１、３２）まで掘削するので、分合流部２０を非開削工法で、１台の矩形シールドで連続して構築することができる。
なお、本発明は、これまで道路トンネル１０について説明したが、地下鉄が地上の鉄道と相互乗り入れするような場合の鉄道トンネルについても適用することができる。
【００１８】
【発明の実施の形態２】
以上は、矩形シールド２３が一方のランプ部２２から掘削し、分合流部トンネル２１を掘削し、再び他方のランプ部２２まで掘削して道路トンネル１０の分合流部２０を構築する方法について説明したが、本実施の形態で説明するように分合流部トンネル２１から夫々ランプ部２２を構築するようにしてもよい(図８参照)。
【００１９】
路上部３３のランプ入口３１とランプ出口３２を結ぶ途上に立坑３５を構築し、この立坑３５から、例えば分合流部トンネル２１の幅を掘削するに十分なシールド２６を水平掘進させ、分合流部トンネル２１を掘削する。
分合流部トンネル２１を構築したら、ランプ部２２を掘削する矩形シールド２５と道路トンネル１０を掘削するシールド２７とに分離する。
矩形シールド２５を路上部３３のランプ出口３２に構築したＵ字擁壁部３０へ向けて掘進するとともに、シールド２７を水平掘進して分合流部トンネル２１を道路トンネル１０とランプ部２２とに分岐する。
矩形シールド２５によってランプ部２２を掘削し、ランプ出口３２のＵ字擁壁部３０へ連絡する。
矩形シールド２５をＵ字擁壁部３０の開削部で解体し、立坑３５へ再投入し、組立後、矩形シールド２５を路上部３３のランプ入口３１のＵ字擁壁部３０へ向けて掘進して行う。
なお、道路トンネル１０を掘削するシールド２７は、反対側から掘進してくるシールド２８と地中接合する。または所定の立坑に到達する。
本例も１台の矩形シールド２５を転用しながら、ランプ部２２を掘削し、分合流部２０を構築する。
また、本例も道路トンネル１０に限らず、地下鉄が地上の鉄道と相互乗り入れするような場合の鉄道トンネルについても適用することができる。
【００２０】
【本発明の効果】
本発明は、以上説明したようになるから次のような効果を得ることができる。
＜イ＞分合流部の掘削は、Ｕ字擁壁部からの斜め低土被り発進または到達のため、開削区間が小規模であり、分合流部構築に関し占用する路上部の工事基地は、Ｕ字開削部だけの狭い範囲を使用するだけである。
したがって、交通渋滞のネックとなることが少なく、また工事公害を大幅に減少させることができる。
＜ロ＞トンネル坑内に分合流部構造物と補強セグメントを構築しているため、トンネルを暫定開業しながら分合流部の構築が可能であり、工期短縮とコストダウン、及び交通渋滞の緩和につながる。
＜ハ＞矩形シールドの転用が可能であるため、出入分合流部を非開削工法で、しかも１台の矩形シールドで連続して分合流部を構築することができる。このため、シールドに要する費用を削減することができる。
＜ニ＞ランプ部施工において、開削区間が短いため、地下埋設物の移設等施工の支障となることが少ない。
【図面の簡単な説明】
【図１】道路トンネルと分合流部の関係を示す説明図。
【図２】道路トンネルと分合流部の構築概要図。
【図３】道路トンネルと分合流部の関係を示す説明図。
【図４】分合流部の施工手順を示す説明図。
【図５】分合流部の施工手順を示す説明図。
【図６】分合流部の施工手順を示す説明図。
【図７】分合流部の施工手順を示す説明図。
【図８】分合流部の他の構築方法を示す説明図。
【符号の説明】
１０・・・道路トンネル
１２・・・掘削可能セグメント
１３・・・補強セグメント
２０・・・分合流部
２１・・・分合流部トンネル
２２・・・ランプ部
２０３・・側壁（鉛直方向支持部材）
２３・・・矩形シールド
３０・・・Ｕ字擁壁部
３１・・・入口ランプ
３２・・・出口ランプ
３３・・・路上[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for constructing a junction / junction portion of a tunnel.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, when tunnels such as road tunnels and subways are constructed by the shield method, the main method of connecting these tunnels to the entrance / exit junction is the open cut method in which the shield tunnel is connected to the open junction that has been cut from the road. It is.
In recent years, a continuous underground wall has been constructed outside the passing part of two tunnels for the purpose of water stopping and mountain retaining, and after passing through the shield, the two shield tunnels are excavated, and the connecting segment is A method of dismantling and building a lamp structure has been proposed.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, all of the above-mentioned conventional methods have a wide road area and length, and at the same time, the use of the road surface is restricted over a wide range during the construction period. It has become.
[0004]
[Object of the present invention]
The present invention was conceived in view of the conventional problems as described above, and an object of the present invention is to provide a method for constructing a merging / merging portion of a tunnel in which the excavated portion is reduced as much as possible to minimize the exclusive area of the road surface. And
It is another object of the present invention to provide a method for constructing a junction / junction portion of a tunnel that shortens the construction period and reduces costs.
The present invention is intended to achieve at least one of the above objects.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the method for constructing a junction / junction portion of a tunnel according to the present invention is a method for constructing a junction / junction portion of a tunnel constructed by connecting a plurality of tunnels excavated at intervals. And constructing the tunnel by arranging excavable segments on the side surfaces facing a plurality of tunnels, and constructing a vertical support member that constitutes the merging / merging portion from the inside of the tunnel as a reinforcing material, Excavating a rectangular shield from one of the U-shaped retaining walls constructed at the ramp entrance of the section toward the tunnel, excavating between the tunnels by the rectangular shield and simultaneously excavating the excavable segment of the tunnel, After translating the rectangular shield with the tunnel, dig toward the other U-shaped retaining wall at the top of the road, and after excavating the junction, remove the segment and reinforcement from one of the tunnels. And, it is performed the integration of the partial merging portion and one of the tunnel segment.
[0006]
Further, the method for constructing the junction / junction part of the tunnel according to the present invention is a construction method of the junction / junction part of the tunnel constructed by connecting a plurality of tunnels excavated at intervals, and connecting the ramp entrance at the upper part of the road Constructing a shaft in the middle, constructing a branch junction tunnel connected to the shaft, and excavating from the branch junction tunnel toward one of the U-shaped retaining walls built at the ramp entrance of the ramp above the road , The shield is horizontally excavated to branch the merging junction tunnel into the tunnel and the ramp portion, and after excavating the ramp portion, the rectangular shield is reintroduced into the shaft, and the rectangular shield is connected to the other of the upper part of the road. It digs towards the U-shaped retaining wall.
[0007]
[Embodiment 1 of the present invention]
Hereinafter, an embodiment according to the present invention will be described with reference to the drawings.
[0008]
 Tunnels are tunnels such as road tunnels and subways.
Hereinafter, in this example, two road tunnels 10A and 10B constructed with an interval between them will be described. However, the number of road tunnels may be three.
The two road tunnels 10A and 10B are collectively referred to as the road tunnel 10.
As shown in FIG. 3, the road tunnel 10 has an upstream line (road tunnel 10A) and a downstream line (road tunnel 10B) arranged in parallel. These road tunnels 10 are excavated with, for example, a known shield, and segments 11A and 11B (For the convenience of explanation, the reference sign A is added to the member related to the up line, and the reference sign B is added to the member related to the down line).
For example, ventilation ducts 14A and 14B are provided below the road surfaces of the road tunnels 10A and 10B.
In the present invention, the excavable segments 12A and 12B are arranged on the side surfaces where the road tunnels 10A and 10B face each other so that the rectangular shield 23 can excavate between the two road tunnels 10A and 10B.
[0009]
The excavable segments 12A and 12B are made of, for example, a composite material such as excavable concrete and improved soil, and the improved soil and the like are integrated with the reinforcing segments 13A and 13B in advance.
Or you may make it fill improvement soil etc., installing reinforcement segment 13A, 13B on the spot.
[0010]
 Split / Merge Partial Junction 20 is composed of a junction / junction tunnel 21 and a ramp 22.
2 and 3, the ramp part 22 is shown for the up line (road tunnel 10A), and the down line ramp part is omitted.
The entrance lamp 31 and the exit lamp 32 include a U-shaped retaining wall portion 30 constructed by cutting a U-shape.
Since the U-shaped retaining wall portion 30 is constructed and constructed, the U-shaped cut-out portion is occupied only as the construction base in the road upper portion 33, and the width and length are wide as in the past. There is no.
An automobile (indicated by an arrow in FIG. 3) enters from the entrance lamp 31 through the ramp portion 22, and joins the upstream line 10 A through the branching junction tunnel 21.
In addition, the automobile traveling on the up line 10 A passes through the ramp portion 22 in the junction / junction tunnel 21 and exits from the ramp outlet 32 to the road 33.
The present invention excavates between the two road tunnels 10A and 10B with the rectangular shield 23, and simultaneously excavates the segments 12A and 12B as described above, removes the reinforcing segment 13A, performs the connecting work 50, and connects the upstream line 10A. The lamp unit 22 is constructed (see FIG. 1).
[0011]
Next, a method for constructing the junction / junction portion of the road tunnel will be described with reference to FIGS. 2 and 4 to 7.
[0012]
 Construction of road tunnel (Fig. 4)
The road tunnel 10 A and the road tunnel 10 B are excavated in parallel at a predetermined interval with a known shield to construct an up line and a down line.
Here, the predetermined interval is an interval at which a later-described ramp unit 22 can be constructed.
Segments 12A and 12B that can be excavated are arranged on the side surfaces of the road tunnels 10A and 10B facing each other so that the rectangular shield 23 can excavate between the two road tunnels 10A and 10B.
As described above, the excavable segments 12A and 12B are made of a composite material such as excavable concrete and improved soil.
Then, excavable segments 12A and 12B in which the reinforcing segments 13A and 13B and the improved soil are integrated in the tunnels of the road tunnels 10A and 10B are constructed.
As this method, the improved soil may be integrated with the reinforcing segments 13A and 13B in advance, and the segments 12A and 12B may be manufactured and placed on site, or while the reinforcing segments 13A and 13B are constructed on site. The segments 12A and 12B may be arranged by filling the improved soil.
The reinforcing segments 13A and 13B serve as reinforcing members when constructing the junction / merging portion 20 described later.
[0013]
Further, the U-shaped retaining wall portion 30 is constructed at the lamp inlet 31 and the lamp outlet 32 on the road 33.
The U-shaped retaining wall portion 30 may be either a precast plate or on-site construction. When using the precast version, the construction period will be shortened.
When excavating the ramp portion 22 from the constructed one U-shaped retaining wall portion 30, the other U-shaped retaining wall portion 30 is completed before excavation of the ramp portion 22 in parallel with the excavation of the ramp portion 22 or before excavation. To construct.
The construction of the U-shaped retaining wall 30 is the only part of the U-shaped part that is excavated, and the excavation range is the same as that after the entry / exit ramp is opened, and the area occupied as a construction base on the road upper part 33 is minimal. is there.
[0014]
 Excavation of the ramp section with a rectangular shield (Figs. 2 and 5)
The rectangular shield 23 is dug between the road tunnels 10 A and 10 B from the exit ramp 32 in which the U-shaped retaining wall portion 30 is constructed, and the ramp portion 22 is dug.
The rectangular shield 23 has an advantage that the cut-out section becomes small because of the oblique low earth covering starting from the U-shaped retaining wall portion 30.
When the rectangular shield 23 reaches between the road tunnels 10A and 10B, the rectangular shield 23 excavates between the road tunnels 10A and 10B and simultaneously excavates the segments 12A and 12B that can be excavated.
Excavation is continued as it is, and the state shown in FIG. 5 is reached.
After that, the rectangular shield 23 is placed in a horizontal state so that it coincides with the directions of the road tunnels 10A and 10B.
[0015]
<C> Excavation of the junction / junction tunnel with a rectangular shield (Figs. 2 and 5)
The rectangular shield 23 in the horizontal state is dug horizontally for a predetermined distance as it is.
Here, the predetermined distance is a distance that coincides with the length of the junction / junction tunnel 21 shown in FIGS. 2 and 3.
In this way, the rectangular shield 23 excavates between the road tunnels 10A and 10B, and at the same time excavates the segments 12A and 12B that can be excavated, and excavates the merging junction tunnel 21.
After excavation, structures such as the bottom slab 201, the ceiling 202, and the side walls (vertical support members) 203 of the merging and merging portion 20 are constructed across the tunnels of the road tunnels 10A and 10B (see FIG. 6).
The side wall 203 and the reinforcing segments 13A and 13B also serve as reinforcement for the road tunnel 10, and there is no problem even if the rectangular shield 23 can excavate the segments 12A and 12B. 20 constructions are possible.
Before constructing a connecting work 50 to be described later, the ground improvement 40 is performed on the ground around the connecting portion between the road tunnel 10 and the branching junction 20 as necessary.
The ground improvement 40 is performed by, for example, injecting a ground improvement agent such as mortar from the injection pipe 41 (see FIG. 5).
Alternatively, the ground improvement may be performed by a replacement method or a freezing method.
[0016]
<D> Excavation of the ramp part by rectangular shield (Fig. 2)
After excavation of the junction / junction tunnel 21, the direction of the rectangular shield 23 is directed toward the U-shaped retaining wall 30 of the lamp inlet 31.
Again, the rectangular shield 23 is dug toward the U-shaped retaining wall portion 30 of the lamp inlet 31 in the upper portion 33 (see FIG. 2).
The lamp portion 22 is excavated by the rectangular shield 23 and communicates with the U-shaped retaining wall portion 30 at the lamp inlet 31.
In this example, the rectangular shield 23 starts from the lamp outlet 32 and digs up to the inlet lamp 31, but conversely, it starts from the inlet lamp 31 and digs up to the lamp outlet 32.
[0017]
<E> Connection work between road tunnel and junction (Figs. 6 and 7)
The connecting work 50 between the road tunnel 10A and the merging / merging portion 20 includes a segment reinforcing work 51 and a merging / merging part reinforcing work 52 of the road tunnel 10A.
As shown in FIG. 6, the segment reinforcement work 51 is performed by first entraining the segment 11A of the road tunnel 10A and placing concrete or the like.
As shown in FIG. 7, the merging / merging portion reinforcement work 52 is performed by leaving the side wall (vertical support member) 203, entraining the bottom plate 201 and the top plate 202, and placing concrete or the like.
As a result, the concrete of the segment reinforcing work 51 and the dividing / merging portion reinforcing work 52 are integrated, and the connecting work 50 for connecting the road tunnel 10 A and the dividing / merging part 20 is constructed.
After the curing of the concrete, the reinforcing segment 13A and the side wall (vertical support member) 203 are removed, and the road tunnel 10A and the merging / merging portion 20 are connected to complete the construction of the merging / merging portion 20.
In the present invention, the rectangular shield 23 is excavated from the ramp entrance / exit (31, 32), excavated between the road tunnels 10A, 10B, excavated the junction junction tunnel 21, and excavated again to the ramp entrance / exit (31, 32). Therefore, the merging and merging portion 20 can be continuously constructed by a single rectangular shield by a non-open cutting method.
Although the present invention has been described with respect to the road tunnel 10, the present invention can also be applied to a railway tunnel in a case where a subway enters a railway on the ground.
[0018]
Second Embodiment of the Invention
The above describes the method in which the rectangular shield 23 is excavated from one ramp portion 22, excavates the junction / junction portion tunnel 21, and excavates again to the other ramp portion 22 to construct the junction / junction portion 20 of the road tunnel 10. However, as will be described in the present embodiment, the ramp portions 22 may be constructed from the junction / junction portion tunnel 21 (see FIG. 8).
[0019]
A shaft 35 is constructed on the way of connecting the ramp inlet 31 and the lamp outlet 32 of the road upper portion 33, and a shield 26 sufficient to excavate, for example, the width of the split junction tunnel 21 is horizontally excavated from the vertical shaft 35, thereby Tunnel 21 is excavated.
When the junction / junction tunnel 21 is constructed, it is separated into a rectangular shield 25 for excavating the ramp portion 22 and a shield 27 for excavating the road tunnel 10.
The rectangular shield 25 is dug toward the U-shaped retaining wall portion 30 constructed at the ramp outlet 32 of the road upper portion 33, and the shield 27 is dug horizontally to branch the junction / junction portion tunnel 21 into the road tunnel 10 and the ramp portion 22. To do.
The lamp portion 22 is excavated by the rectangular shield 25 and communicated with the U-shaped retaining wall portion 30 at the lamp outlet 32.
The rectangular shield 25 is dismantled at the cut-out portion of the U-shaped retaining wall portion 30 and reintroduced into the vertical shaft 35. After assembly, the rectangular shield 25 is dug toward the U-shaped retaining wall portion 30 at the ramp entrance 31 of the road upper portion 33. Do it.
In addition, the shield 27 excavating the road tunnel 10 is connected to the shield 28 that is excavated from the opposite side. Or it reaches a predetermined shaft.
In this example, the diverging / merging portion 20 is constructed by excavating the ramp portion 22 while diverting one rectangular shield 25.
Further, the present example is not limited to the road tunnel 10 but can be applied to a railway tunnel in a case where a subway enters a railway on the ground.
[0020]
[Effect of the present invention]
Since the present invention has been described above, the following effects can be obtained.
 The excavation of the merging junction is a small open excavation section due to the start or arrival of the oblique low earth covering from the U-shaped retaining wall, and the construction base on the upper part of the road used for the construction of the merging junction is U It only uses a narrow area of the cut-out part.
Therefore, it is less likely to become a bottleneck for traffic congestion and construction pollution can be greatly reduced.
 Because the junction structure and reinforcement segment are built in the tunnel tunnel, the junction can be constructed while the tunnel is temporarily opened, leading to reduction of construction period, cost reduction, and reduction of traffic congestion. .
<C> Since the rectangular shield can be diverted, it is possible to construct the junction / merging portion continuously by the non-cutting method by the non-cutting method and by one rectangular shield. For this reason, the cost which a shield requires can be reduced.
<D> In the ramp construction, the excavation section is short, so there is little hindrance to construction such as relocation of underground objects.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram showing a relationship between a road tunnel and a junction / merging section.
FIG. 2 is a schematic diagram of the construction of a road tunnel and a junction.
FIG. 3 is an explanatory diagram showing a relationship between a road tunnel and a junction / merging section.
FIG. 4 is an explanatory view showing a construction procedure of a merging / merging portion.
FIG. 5 is an explanatory view showing a construction procedure of a junction / merging portion.
FIG. 6 is an explanatory diagram showing a construction procedure of a junction / merging portion.
FIG. 7 is an explanatory diagram showing a construction procedure of a merging / merging portion.
FIG. 8 is an explanatory diagram showing another construction method of the merging / merging portion.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... Road tunnel 12 ... Excavable segment 13 ... Reinforcement segment 20 ... Split junction 21 ... Split junction tunnel 22 ... Lamp part 203 .... Side wall (vertical support member)
23 ... Rectangular shield 30 ... U-shaped retaining wall 31 ... Entrance ramp 32 ... Exit ramp 33 ... On the road

Claims

A method for constructing a tunnel junction where a plurality of tunnels excavated at intervals are connected and constructed.
Constructing the tunnel by arranging excavable segments on the sides facing multiple tunnels,
Constructing a vertical support member that constitutes the merging and merging portion from the inside of the tunnel also serves as a reinforcing material,
A rectangular shield is dug from one of the U-shaped retaining walls constructed at the ramp entrance at the top of the road toward the tunnel,
Excavating between the tunnels by the rectangular shield and simultaneously excavating the excavable segment of the tunnel;
After translating the rectangular shield with the tunnel, dig toward the other U-shaped retaining wall of the upper part of the road,
After excavating the junction, remove one tunnel segment and reinforcement,
Integrate the merging section with one tunnel segment,
How to construct a tunnel junction.

A method for constructing a tunnel junction where a plurality of tunnels excavated at intervals are connected and constructed.
Constructed a shaft on the way to the ramp entrance at the top of the road,
Establish a merging junction tunnel connecting to the shaft,
A rectangular shield is dug from the junction / junction tunnel toward one of the U-shaped retaining walls constructed at the ramp entrance at the top of the road, and the shield is dug horizontally to connect the junction / junction tunnel to the tunnel and the ramp. Branch,
After excavation of the ramp portion, the rectangular shield is reintroduced into the shaft,
The rectangular shield is dug toward the other U-shaped retaining wall at the top of the road,
How to construct a tunnel junction.