JP3849915B2 - スクリーン付ゲートポンプ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ゲートポンプに支架した水中ポンプを保護するために、水中ポンプの上流側に配設したスクリーンを止水ゲートに連結したゲートポンプの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、灌漑用や取水用水門に昇降自在に配設した止水ゲートに、水中ポンプを支架させたゲートポンプはよく知られている。また、水中ポンプの保護のためにスクリーンをゲート扉体に一体的に連結したゲートポンプ設備も、例えば、特許第2644864号公報に記載してあるように公知である。そして、この公報においてはスクリーンに付着した異物を除去するために、スクリーンの上方に自動除塵機を設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の止水ゲートにスクリーンを連結したゲートポンプは、水中ポンプが保護されて、自然排水時にはスクリーンを止水ゲートとともに水路から待避できるものであるが、スクリーンの自動除塵機に大きい駆動装置が必要で、設備費も高くなっていた。また、水中ポンプの清掃や点検がゲート本体を大きく引き上げなければ困難で、止水ゲートの建屋も高いものが必要となっていた。この発明は、自然流下のために止水ゲートを引上げる時に、簡単な除塵装置で塵芥等の取除きを可能としたゲートポンプと、点検整備のために止水ゲートを高く引上げる必要のないゲートポンプを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明の要旨は、昇降自在な止水ゲートに水中ポンプを支架し、この水中ポンプの上流側に配設したスクリーンを止水ゲートに連結して、止水ゲートの閉じた状態で強制排水を行なうゲートポンプにおいて、上記スクリーンを立方向の多数のスクリーンバーで構成し、回動自在な多数のスクレパーを水路上方の架台に設け、回動した時に前記スクレパーをスクリーンバーの間に挿入させるもので、スクレパーをスクリーンバーに摺接させ、ゲートポンプを上昇させればスクリーンに付着した塵芥等の取除きが可能となるもので、止水ゲートの建屋も低くて済むものである。そして、止水ゲートに支架した水中ポンプを横軸軸流型の水中ポンプとしたので、閉じた止水ゲートの水中ポンプを停止させても、上流側水路の水位が上昇すれば排水の自然流下も可能であり、止水ゲートを上昇させれば、止水ゲートに連結した水中ポンプの点検も行なえるものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
この発明に係るゲートポンプは上記のように構成してあり、止水ゲートを閉じた強制排水時には、水中ポンプを運転してスクリーンで塵芥等を捕捉しながら上流側水路から下流側水路へ排水させる。この水中ポンプの運転時に、スクリーンの目詰りが発生してポンプの運転水位が低下した時は、点検架台から人力でスクリーンに付着する塵芥を掻き揚げて取除けば、運転水位が上昇して強制排水を再開させることができる。そして、上流側水路の水位が上昇して下流側水路に排水の自然流下が可能となった時は、止水ゲートを閉じた状態でも、停止させた水中ポンプから排水の自然流下が行われる。また、スクレパーを回動してスクレパーをスクリーンに摺接させ、止水ゲートを上昇させれば、水中ポンプの運転中にスクリーンに付着した塵芥が、強制的にスクレパーで掻き落とされ、下流側水路に押流すことができる。止水ゲートとともに上昇した水中ポンプの点検も可能となる。
【0006】
【実施例】
この発明の実施例を図面に基づき詳述すると、図1は水路に設置した止水ゲートの側面図であって、上流側水路1aと下流側水路1bの間に止水ゲート2が設置してあり、図2に示すように、止水ゲート2のゲート扉体3が水路1に設置したゲート4、4に挟持してある。水路1の上方の架橋台5に駆動装置6が載置してあり、駆動装置6から垂下したピンラック棒7にゲート扉体3が連結してある。ゲート扉体3に横軸軸流型の水中ポンプ8が水平軸線上に連結してあり、この水中ポンプ8は、吸込口8aを上流側水路1aに開口し、吐出側に設けたフラップ弁9を上流側水路1aに設けてある。そして、駆動装置6でピンラック棒7を回動してゲート扉体3と水中ポンプ8を昇降させるようにしてあり、ゲート扉体3を上昇させれば、足場等を組む必要もなく、水平状に開口した吸込口8aから水中ポンプ8の地上での点検が行なえるものである。
【0007】
図1及び図2に示すように、水中ポンプ8の吸込口8aの近傍に立て方向の多数のスクリーンバー10a…からなるバースクリーン10が張設してあり、上流側水路1aから下流側水路1bに強制排水させる時に、塵芥等をバースクリーン10で捕捉するようにしてある。このバースクリーン10はゲート扉体3に支架してあり、水中ポンプ8を連結したゲート扉体3と一緒にバースクリーン10が水路1から昇降できるようにしてあり、上流側水路の水位が上昇して下流側水路に排水の自然流下が可能となった時は、バースクリーン10をゲート扉体3と一緒に上昇させるようにしてある。なお、上流側水路1aから下流側水路1bに自然排水させる時には、止水ゲート2を閉じた状態でも、停止させた水中ポンプ8から排水の自然流下が行われるものである。
【0008】
先端に多数のスクレパー12がスクレパー可動棒13に連結してあり、この可動棒13が水路上方の架台11に回動自在に軸支してある。スクレパー可動棒13を架台11上に横倒した時に、回動するスクレパー12がバースクリーン10のスクリーンバー10aの間に挿入されるようになっている。そして、自然放水する時に、止水ゲート2を上昇させれば、吸込水路1a側に設置したスクレパー12が塵芥等を掻き落とし、下流側水路1bから河川などに放流するようにしてある。水中ポンプ8の上方にバースクリーン10の点検架台14がゲート扉体3に連結してあり、水中ポンプ8の運転中にバースクリーン10の目詰まりが発生し、水中ポンプ8の運転水位が低下した時には、スクレパー可動棒13を起してスクレパー12をバースクリーン10から離反させ、熊手等を使用して人力にて塵芥を除去すれば、水中ポンプの運転水位を回復することができる。なお、バースクリーン10の代りに金網状のスクリーンを水中ポンプ8の上流側水路1aに配設してゲート扉体3に一体的に連結してもよいものである。
【0009】
【発明の効果】
この発明は、上記のように構成してあり、止水ゲートとスクリーンを一体としたので、強制排水時は同時に降下し、自然排水時は同時に上昇することによりスクリーンの特別な昇降装置は不用となり、止水ゲートを上昇させるだけで、スクリーンに捕捉した塵芥等を取除くことができる。即ち、従来の止水ゲートにスクリーンを連結したゲートポンプは、スクリーンに摺接させる自動除塵機の駆動装置が大きくなり、設備費も高くなっていたものであるが、この発明にあっては、回動自在なスクレパーをスクリーンの上方に対設して、このスクレパーをスクリーンに摺接自在としたので、スクレパーをスクリーンに当接させ、止水ゲートを上昇させればスクリーンに付着した塵芥等の取除きが可能となるもので、止水ゲートの建屋も低くなり、設備費も安く済むものである。そして、止水ゲートに支架した水中ポンプを横軸軸流型の水中ポンプとしたので、閉じた止水ゲートの水中ポンプを停止させても、上流側水路の水位が上昇すれば排水の自然流下も可能であり、止水ゲートを上昇させれば、止水ゲートに連結した水中ポンプの点検も行なえるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係るスクリーン付ゲートポンプの一部縦断側面図である。
【図2】この発明に係るスクリーン付ゲートポンプの正面図である。
【符号の説明】
2 止水ゲート
8 水中ポンプ
10 バースクリーン
11 架台
12 スクレパー
Claims (2)
- 昇降自在な止水ゲート(2)に水中ポンプ(8)を支架し、この水中ポンプ(8)の上流側に配設したスクリーン(10)を止水ゲートに連結して、止水ゲート(2)の閉じた状態で強制排水を行なうゲートポンプにおいて、上記スクリーン(10)を立方向の多数のスクリーンバー(10a)で構成し、回動自在な多数のスクレパー(12)を水路上方の架台(11)に設け、回動した時に前記スクレパー(12)をスクリーンバー(10a)の間に挿入させることを特徴とするスクリーン付ゲートポンプ。
- 上記止水ゲート(2)に支架した水中ポンプ(8)を横軸軸流型の水中ポンプとしたことを特徴とする請求項1記載のスクリーン付ゲートポンプ。
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