JP3849677B2 - Automatic document feeder - Google Patents
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Description
本発明は、原稿を搬送しながらその画像を読取る所謂シートスルータイプの画像読取装置における自動原稿送り装置に関し、更に詳しくは、短い給送パスでありながら的確に給送原稿のサイズを検出し得る原稿サイズ検出手段を備えた自動原稿装置に関する。 The present invention relates to an automatic document feeder in a so-called sheet-through type image reading apparatus that reads an image while conveying a document, and more specifically, can accurately detect the size of a document to be fed while being a short feeding path. The present invention relates to an automatic document apparatus provided with document size detection means.
一般に、電子写真複写機やファクシミリ装置においては、原稿トレーにセットされた原稿を1枚ずつ分離して読取部に連続供給する自動原稿送り装置(ADF装置)を備えている。そして、原稿画情報の読取方式としては、ADF装置の原稿搬送路の途中に読取部を配置して原稿を搬送しながら読取る方式と、読取光学系がプラテンガラス上に載置された原稿の下面を移動しながら読取り走査するフラットベットスキャナ(FBS)方式とを併用したものも広く採用されるようになった。このような装置において、自動送り原稿を読取る際には、上記読取光学系が原稿搬送路の途中の読取ポイントに移動して静止し、搬送される原稿の画情報を逐次読取る。 In general, an electrophotographic copying machine or a facsimile apparatus includes an automatic document feeder (ADF device) that separates documents set on a document tray one by one and continuously supplies them to a reading unit. As a reading method of document image information, a reading unit is arranged in the middle of the document conveyance path of the ADF apparatus to read the document while conveying the document, and a lower surface of the document on which the reading optical system is placed on the platen glass. A combination with a flatbed scanner (FBS) method that scans while moving the image has been widely adopted. In such an apparatus, when reading an automatically fed document, the reading optical system moves to a reading point in the middle of the document conveyance path and stops, and sequentially reads image information of the conveyed document.
そして、上記のようなADF装置においては、原稿の給送(搬送)パス上に配設されたシート幅検出手段と、リードセンサとにより給送中原稿のサイズが検出され、この検出情報に基づき、読取装置その他関連機器の制御がなされる。このような原稿サイズ検出手段を備えたADF装置においては、原稿の搬送パス上に、原稿分離手段直後のサイズセンサと、シート(原稿)幅検出手段と、読取位置の上流側において所定時間におけるシート(原稿)の先端を検出するリードセンサとを設け、リードセンサのオン時におけるサイズセンサのオン・オフ状態とシート幅検出手段によるシート幅情報に基づき、給送中のシートサイズを推定するようになされている(例えば、特許文献1を参照)。
上記特許文献1に開示されたようなADF装置においては、原稿(シート)の搬送パス方向に沿った長さの判定は、実質上センサによる原稿先端の検知情報と同原稿後端の検知情報に基づきなされるが、この両センサによる原稿の先端・後端検出は、原稿のページ間隔が確保される原稿分離手段(さばき手段)の下流側で行われる必要がある。そして、この両センサ間の搬送パスに沿った距離は、汎用の定格用紙全てのサイズ検出が可能なように、最大原稿長さの1/2以上を必要とする。一般には、最大原稿はA3サイズであるので、その長さの1/2、即ち210mm以上の間隔を、上記原稿分離手段から読取部までの搬送パスにおいて確保しなければならず、このような長い搬送パスの確保が、装置を小型化する上で障害ともなっていた。また、搬送パスに沿って原稿サイズ検出専用のセンサを複数種配設する必要があり、コスト上の改善の余地も残されていた。
In the ADF apparatus as disclosed in
本発明は上記のような実情に鑑みなされたものであり、給送パスを短くしても的確な原稿サイズの検出を可能とし、またセンサの数を少なくして装置の小型化及び低コスト化を図ることができる自動原稿送り装置を提供するものである。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and enables accurate document size detection even when the feeding path is shortened. Also, the number of sensors can be reduced to reduce the size and cost of the apparatus. The present invention provides an automatic document feeder capable of achieving the above.
本発明は、原稿載置部に載置された原稿を繰出し、1枚ずつ分離しつつレジストローラでレジスト搬送してその給送パスの下流部の読取部に給送する自動原稿送り装置に関するもので、
上記レジストローラの上流側近傍において、給送された原稿を検出するレジストセンサと、
このレジストセンサの検出信号に基づき、レジストローラのオン・オフ制御をなすと共に、
レジストセンサによる給送原稿の先端検出に基づくレジストローラの駆動開始からレジストセンサによる給送原稿の後端検出までの経過時間とレジストローラの周速度との積に、レジストセンサ及びレジストローラ間の距離を加算することにより、原稿長さを判定する判定手段を備え、
上記読取部の上流側近傍には、給送原稿の先端検出に基づき読取部の読取り開始制御をさせる為のリードセンサが配設され、
上記レジストセンサ及びこのリードセンサ間の上記給送パスに沿った距離が、少なくとも最大原稿長さの1/2に相当する長さであり、
最大原稿長さの1/2に相当する長さよりも短い原稿は、前記判定手段により原稿長さが判定され、
最大原稿長さの1/2に相当する長さよりも長い原稿は、前記レジストセンサ及び前記リードセンサのオン・オフ情報により原稿長さが判定されることを特徴とする。
The present invention relates to an automatic document feeder that feeds a document placed on a document placement unit, separates the documents one by one, and conveys them by a registration roller, and feeds them to a reading unit downstream of the feeding path. so,
A registration sensor for detecting a fed document in the vicinity of the upstream side of the registration roller;
Based on the detection signal of the registration sensor, on / off control of the registration roller is performed,
The distance between the registration sensor and the registration roller is the product of the elapsed time from the start of registration roller driving based on detection of the leading edge of the fed document by the registration sensor to the trailing edge detection of the feeding document by the registration sensor and the peripheral speed of the registration roller. Is provided with determination means for determining the document length by adding
In the vicinity of the upstream side of the reading unit, a lead sensor for controlling the reading start of the reading unit based on the detection of the leading edge of the fed document is disposed.
The distance along the feeding path between the registration sensor and the lead sensor is a length corresponding to at least half of the maximum document length,
A document shorter than a length corresponding to ½ of the maximum document length is determined by the determination means,
The length of a document longer than a length corresponding to ½ of the maximum document length is determined based on on / off information of the registration sensor and the lead sensor.
本発明によれば、レジストセンサによる給送原稿の検出信号に基づき、レジストローラのオン・オフ制御がなされる上に、給送原稿の長さが判定されるから、従来のように原稿サイズ検出の為の専用のサイズセンサが不要とされ、また、それを配設する為のスペースを確保する必要がないから、その分給送パスを短くすることができ、装置の低コスト化及びコンパクト化が図られる。そして、このようなレジストローラのオン・オフ制御及び原稿長さの判定は、給送される原稿毎になされるから、原稿載置部に異なるサイズの原稿が所謂ミックススタックされている場合でも、原稿毎に的確なサイズ検出がなされ、夫々の原稿に応じた読取等の制御が適正になされる。 According to the present invention, the on / off control of the registration roller is performed based on the detection signal of the fed document by the registration sensor, and the length of the fed document is determined. This eliminates the need for a dedicated size sensor, and it is not necessary to secure a space for disposing it, so that the feeding path can be shortened, and the cost of the apparatus is reduced and the size is reduced. Is planned. Since the registration roller on / off control and the document length determination are performed for each document to be fed, even when documents of different sizes are mixed-stacked on the document placement unit, Accurate size detection is performed for each document, and reading and the like are appropriately controlled according to each document.
本発明の装置において、レジストローラの周速度及びレジストセンサとレジストローラ間の距離は既知であるから、これらの演算処理により給送原稿の長さが簡易に算出されるので、この算出結果と、原稿幅検出情報との組合わせにより、原稿サイズの確定も行うことができる。 In the apparatus of the present invention, since the peripheral speed of the registration roller and the distance between the registration sensor and the registration roller are known, the length of the fed document can be easily calculated by these calculation processes. The document size can be determined by a combination with the document width detection information.
前述したようにして送られた給送原稿が、リードセンサに至ったときには、当該原稿の後端が前記レジストセンサにより検出されたかどうかの情報及びその長さデータと、原稿幅の検出データとにより、原稿サイズを確定されることになるから、読取開始前に原稿サイズが確定し、この確定情報に基づき読取制御が給送原稿毎に的確になされる。 When the fed document sent as described above reaches the read sensor, information indicating whether the trailing edge of the document has been detected by the registration sensor, its length data, and detection data of the document width. Since the document size is determined, the document size is determined before the reading is started, and reading control is accurately performed for each fed document based on the determined information.
以下に本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1はファクシミリ装置や複写機、或いはファクシミリと複写の両機能を備えた所謂複合機におけるADF1の要部の縦断面図を示すものである。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a main part of an
図例のADF1は、シートものの原稿Dを1枚ずつ搬送しながら、その両面の画像を読み取って、それぞれデジタル信号として出力するための原稿送り装置として構成されている。ADF1の原稿供給口部2aには、原稿トレー2bが該原稿供給口部2aに向かって下方に傾斜するよう着脱自在に装着され、この原稿供給口部2aと原稿トレー2bとにより原稿載置部2が構成されている。原稿供給口部2a上には、原稿載置部2に堆積された原稿(用紙)Dを上層部より繰出すピックアップローラ3が配設され、このピックアップローラ3に引き続き、繰出された原稿を1枚ずつ分離して給送する原稿分離手段4が装備されている。該原稿分離手段4は、分離ローラ4aとこの分離ローラ4aの周体に弾接するよう付勢された分離パッド4bからなる。ピックアップローラ3で繰出された原稿は、分離ローラ4aと分離パッド4bとの間に導入され、分離ローラ4aの回転に伴う両者の紙に対する摩擦係数の差により1枚ずつ分離され、下流側に給送される。4cは、分離パッド4bを分離ローラ4aの周体に弾接させる為の圧縮スプリングである。
The
上記原稿分離手段4により1枚ずつ分離された原稿は、Uターン状に形成された原稿搬送路(原稿給送パス)5に沿って順次配設されたレジストローラ6、第1搬送ローラ7及び第2搬送ローラ8によりレジスト搬送されて第1の読取ポイント(読取部)P1に至り、更に第3搬送ローラ9により第2の読取ポイントP2に給送され、排出ローラ10により排出トレー11に排出される。第1の読取ポイントP1にはプラテン12が配置され、原稿が該プラテン12上を通過する際、このプラテン12の下部に待機された読取走査装置13により原稿表面の画情報が逐次読み取られ、上記のようにデジタル信号として出力される。
The originals separated one by one by the original separating means 4 are registered
この読取走査装置13は、蛍光灯或いは冷陰極管からなる光源13aと、複数のミラー13b…と、集光レンズ13cと、CCD(電荷結合素子)13dとよりなり、これらがユニット化され、キャリッジ13e上に搭載されている。光源13aからの照射光は、プラテン12上の読取ポイントP1を通過する原稿により反射され、その後4個のミラー13b…で反射を繰り返し、集光レンズ13cで集光され、CCD13dに入光する(1点鎖線の光路参照)。CCD13dでは、原稿の表面上に描かれた画情報が電気信号に変換され、デジタル信号として出力される。
The
図例の読取走査装置13は、フラットベッドスキャナ(FBS)にも兼用するよう構成されている。即ち、図示を一部省略したが、図1における破断部分の右側にはFBS部14が連成されている。上記キャリッジ13eは、図例ではADF原稿の読取位置に静止された状態を示すが、FBS原稿の読取時には、FBS部14内に移動し、FBS部14内をプラテンガラス15の下面に沿って往復移動し、この往復移動の間、プラテンガラス15上に載置された原稿の画情報が、読取走査装置13によって上記同様に読み取られる。ADF1、原稿トレー2b及び排出トレー11は一体化されてプラテンカバーを構成し、紙面奥側をヒンジ部(不図示)として上下に開閉可能とされている。従って、FBS部14にて原稿読み取りを行う際は、このプラテンカバーを開け、露見したプラテンガラス15上に原稿を載置することによりなされる。
The
上記のように、第1の読取ポイントP1で表面画像が読み取られた原稿は、更に、第3搬送ローラ9により搬送されて第2の読取ポイントP2に至るが、この第2の読取ポイントP2は、搬送原稿の裏面側に配置された密着型イメージセンサ16と、これに接触的に配置されたプラテンローラ17との接触点とされる。すなわち、前記密着型イメージセンサ16とプラテンローラ17との間に導入される原稿は、プラテンローラ17の回転により密着型イメージセンサ16の読取面を摺接しながら給送され、この間原稿の裏面画像が密着型イメージセンサ16により読取られ、電気信号に変換されてデジタル信号として出力される。
As described above, the original whose surface image has been read at the first reading point P1 is further conveyed by the third conveying
上記分離ローラ4a、レジストローラ6、第1〜第3搬送ローラ7〜9、プラテンローラ17及び排出ローラ10は、1個のモーター(不図示)を駆動源とし、適宜ギヤ或いはベルト等の伝達手段(同)を介し駆動伝達がなされ、また適宜電磁クラッチ(同)により個々にオン・オフ制御がなされるよう構成されている。
The
ピックアップローラ3は、分離ローラ4aの駆動軸4dから駆動伝達されるよう構成される。これを略述すれば、該駆動軸4dにはトルクリミッタ(不図示)を介しフレーム3aが上下揺動可能に取付けられ、このフレーム3aの先側には支軸3bが軸回転可能に支持されている。上記駆動軸4dに取付けられたプーリー4eと、支軸3bに取付けられたプーリー3cとの間にベルト3dが張設されており、駆動軸4dの回転がプーリー4e、ベルト3d及びプーリー3cを介して支軸3bに伝達され、更にこの支軸3bの回転はワンウェイクラッチ(不図示)を介してピックアップローラ3に伝達されるようになされている。
The
斯く構成されたピックアップローラ3は、待機状態ではフレーム3aをして上方に位置し、上記駆動軸4dが正回転(A方向)すると、上記トルクリミッタの作用によりフレーム3aが駆動軸4dを支点として下方に揺動する。この揺動はピックアップローラ3が原稿載置部2上に堆積された原稿Dの最上層部に押当した時に停止するが、駆動軸4dの引続く回転により、上記伝達系(プーリー4e、ベルト3d及びプーリー3c)を介しピックアップローラ3が回転する。このように、駆動軸4dが正回転している間、ピックアップローラ3は堆積原稿Dの最上層部に押当されながら回転するので、原稿Dは最上層部より逐次繰出されて行く。そして、駆動軸4dが一旦停止し逆回転(反A方向)すると、フレーム3aがトルクリミッタの作用により上方に揺動し、その後の駆動軸4dの停止により、待機状態に静止保持される。
The
分離ローラ4aは不図示のワンウェイクラッチを介し駆動軸4dから駆動伝達される。従って、駆動軸4dの正回転により、上記のようにピックアップローラ3から原稿Dが繰出され、繰出された原稿は分離ローラ4aと分離パッド4bとの間に導入され、前記のように1枚ずつ分離されて下流側に給送される。分離ローラ4aから給送された原稿Dは、レジストローラ6によりレジストされて更に下流側に搬送されるが、このレジストローラ6以降の各ローラ7、8、9、17、10の周速は、分離ローラ4a及びピックアップローラ3の周速より大とされ、分離ローラ4aとレジストローラ6との間で原稿のページ間隔を確保するようになされている。従って、分離ローラ4aから給送された原稿Dの先端がレジストローラ6に差し掛かるとその周速度差により、原稿に搬送負荷(引張力)が掛かるが、分離ローラ4a及びピックアップローラ3には上述のように不図示のワンウェイクラッチが組み込まれており、これにより両ローラ4a、3が空回転し、上記搬送負荷が緩和される。
The
レジストローラ6、第1〜第3搬送ローラ7、8、9及び排出ローラ10には、夫々プレッシャーローラ6a、7a、8a、9a及び10aが対設され、原稿はこれらローラにニップされて搬送される。上記分離ローラ4aとこれに連関するピックアップローラ3及びプレッシャーローラ6a、7aは、ヒンジピン18aを支点として上下に開閉可能に枢着されたジャムアクセスカバー18の内側に取付けられている。従って、第2搬送ローラ8に至るまでの原稿搬送路5で原稿ジャムが発生した場合は、このジャムアクセスカバー18を開けることにより、分離パッド4b、レジストローラ6、第1搬送ローラ7との間が開放されるので、ジャム原稿の取出しが容易に行える。
また、第2搬送ローラ8、第3搬送ローラ9、これらと対をなすプレッシャーローラ8a、9a、プラテンローラ17及び排出ローラ10は、ADF1を含む前記プラテンカバーの機枠をなす機体フレーム19及びこれに固定された筒状の中間インナーガイドフレーム20に取付けられている。更に、密着型イメージセンサ16及びプレッシャーローラ10aは、レジストローラ6の駆動軸6bに対し該駆動軸6bを支点として上下に開閉可能に枢着された中間フレーム21に取付けられている。第3搬送ローラ9以降でのジャム時には、上記ジャムアクセスカバー18を開けた上で中間フレーム21を開ければ、密着型イメージセンサ16とプラテンローラ17との間、及び排出ローラ10とプレッシャーローラ10aとのニップ関係が開放されるから、この部分でのジャム原稿の取出しが容易に行える。
The second conveying roller 8, the third conveying
分離ローラ4aとレジストローラ6との間にレジストセンサ22が、また、レジストローラ6と第1搬送ローラ7との間に原稿幅検出センサ23が、更に第2搬送ローラ8の上流側近傍にはリードセンサ24が、夫々配設されている。後記する制御手段25(図3参照)は、分離ローラ4aから給送された原稿の先端をレジストセンサ22により検出すると、レジストセンサ22とレジストローラ6との間の距離L1に基づき予め算出・設定された所定時間(原稿先端がレジストローラ6に到達するまで時間)の経過後にレジストローラ6を作動させる(前記電磁クラッチをオン)べく制御する。また、同制御手段25は、リ−ドセンサ24により給送原稿の先端が検出されると、第2搬送ローラ8を作動(同上)して読取ポイントPにレジスト搬送すべく制御すると共に読取走査装置13をこの原稿の給送に同期させて動作制御する。
A
上記レジストセンサ22及びリードセンサ24は、原稿幅検出センサ23と共に給送原稿のサイズ検出手段を構成する。レジストセンサ22の原稿検出位置と、リードセンサ24による原稿先端検出位置との間の原稿搬送路(原稿給送パス)5に沿った距離Lは、最大原稿長さの1/2若しくは1/2よりやや大とされている。従って、最も汎用性の高いこの種読取装置では最大原稿サイズがA3であるので、上記Lは210mm若しくは210mmよりやや大とされる。以下図2及び図3も参照して、この原稿サイズ検出手段について述べる。
The
図2において、原稿幅検出センサ23は、原稿給送方向Bに直交する方向に併設された3個のフィラー型センサ23a、23b、23cから構成される。本実施形態では、原稿給送方向Bに向かって右辺側に各原稿を揃える例を示しているが、センタ揃え或いは左辺側揃えも除外するものではない。図2の例は、最大原稿サイズをA3としており、このようなセンサ配置においては、使用される原稿用紙が定格用紙である場合、レジストローラ6から給送される原稿の先端がこれらセンサ23a、23b、23cに作用することにより、以下のような原稿幅情報が得られる。尚、以下において(T)は上記原稿給送方向Bに沿った縦置きを、(Y)は原稿給送方向Bに直交する横置きを、夫々意味する。
In FIG. 2, the document
(1)センサ23a、23b、23cが全てオフの場合、原稿サイズはB5(T)若しくはそれ以下のサイズである。
(2)センサ23aがオン、23b、23cがオフの場合、原稿サイズはA4(T)である。
(3)センサ23a、23bがオンで、23cがオフの場合、原稿サイズはB4(T)若しくはB5(Y)である。
(4)センサ23a、23b、23cが全てオンの場合、原稿サイズはA3(T)若しくはA4(Y)である。
(1) When the
(2) When the
(3) When the
(4) When all the
上記原稿幅の検出においては、ピックアップローラ3で繰出され、分離ローラ4aで分離・給送される原稿は、前記のように周速度の大きいレジストローラ6によりレジスト搬送されるから、分離ローラ4aの下流側では後続原稿との間にページ間隔が確保されることになり、従って、原稿幅検出センサ23による検出は、給送される原稿毎になされる。そして、上記(3)(4)では、まだ原稿サイズが確定していないが、原稿後端がフィラー型のレジストローラ22をオフとした時(レジストローラ22から外れた時)或いは原稿先端がフィラー型の原稿先端検出センサ24に至り、該センサ24をオンとした時点でこれら不確定の原稿サイズが確定する。
In the detection of the document width, the document fed by the
即ち、原稿先端がレジストセンサ22をオンとした後、上記所定時間経過後レジストローラ6の作動がオンとされ、同時にタイマー22aがスタートする。レジストローラ6によりレジスト搬送される原稿が、(3)のようにセンサ23a、23bをオンし、23cをオフとする場合は、当該給送原稿はB4(T)若しくはB5(Y)のいずれかであるが、その先端がリードセンサ24に至る前に、その後端がレジストセンサ22をオフとすると、上記ターマー22aがストップし、その経過時間tをCPU(制御手段)25に出力する。CPU25は、この入力情報に基づき、当該原稿の長さを、vt+L1(vはレジストローラ6の周速度)で算出する。
In other words, after the leading edge of the document turns on the
ここに、リードセンサ24がオンとなる前に、レジストセンサ22がオフとされているから、当該原稿長さ(vt+L1)は最大原稿長さの1/2より小、即ち210mmより小であり、従って、その原稿サイズはB5(Y)原稿であると判定される。また、リードセンサ24がオンとなった時点で、なおレジストセンサ22がオフとなっていない場合は、原稿長さは210mm以上であることは明らかであるから、当該原稿のサイズはB4(T)であると判定される。この場合、リードセンサ24がオンとなった時点で上記タイマー22aがストップし、リセットされる。
Here, since the
また、レジストローラ6によりレジスト搬送される原稿が、(4)のようにセンサ23a、23b及び23cをオンとする場合は、当該給送原稿はA3(T)若しくはA4(Y)のいずれかであるが、その先端がリードセンサ24に至ると略同時あるいは直後に、その後端がレジストセンサ22をオフとすると、上記ターマー22aがストップし、その経過時間tをCPU(制御手段)25に出力する。CPU25は、この入力情報に基づき、上記同様当該原稿の長さを、vt+L1で算出する。
Also, when the document transported by the
ここに、リードセンサ24がオンとなる略同時あるいは直後に、レジストセンサ22がオフとされるから、当該原稿長さ(vt+L1)は最大原稿長さの1/2より小、即ち210mmより小であり、従って、その原稿サイズはA4(Y)原稿であると判定される。また、リードセンサ24がオンとなった時点で、なおレジストセンサ22がオフとなっていない場合は、原稿長さは210mm以上であることは明らかであるから、当該原稿のサイズはA3(T)であると判定される。この場合も、上記同様、リードセンサ24がオンとなった時点で上記タイマー22aがストップし、リセットされる。
Here, since the
このように、レジストセンサ22のオン・オフ情報、原稿幅検出センサ23の検出情報及びリードセンサ24のオン・オフ情報に基づき全ての給送原稿のサイズが的確に判定され、しかも、いずれの場合も、原稿先端が第2搬送ローラ8に導入される前にその原稿サイズが確定するから、この確定情報に基づき、CPU25によって、第2搬送ローラ8及び読取走査手段13の作動制御が的確になされる。即ち、第1読取ポイントP1或いは第2読取ポイントP2においては、この確定した原稿サイズ情報に基づき適正な読取走査制御がなされ、或いは読取画情報の適正な出力制御がなされる。しかも、原稿サイズの確定は、原稿毎になされるから、原稿載置部2上に異なるサイズの原稿がミックススタックされていても、上記読取走査制御や読取画情報の出力制御が、原稿毎に適正になされる。更に、レジストセンサ22が原稿サイズ検出に兼用されるから、原稿サイズ検出専用のセンサを少なくすることができ、その設置スペースを確保する必要がなく、これにより装置のコンパクト化を図ることができる。特に、図1のように、FBS装置の一側辺部において原稿をUターン搬送するよう構成し、原稿トレー2bの下に排出トレー11を設けるようにしたADF装置のように、原稿給送パス長さに制約がある場合には、その実効は極めて大である。また、上記計算式に基づき原稿の長さが正確に算出されるから、原稿幅検出センサによる検出情報とこの計算結果に基づき、定格サイズ以外のリーガルサイズやレターサイズの判定も的確になされる。
As described above, the sizes of all the fed documents are accurately determined based on the on / off information of the
図1において、26は原稿先端揃え用シャッタであり、待機状態の時には、原稿載置部2上に突出し、原稿トレー2b上にセットされる原稿Dの先端を揃えることが可能とされている。このシャッタ26は、レジストローラ6の回転に連動して上下揺動するリンク機構(一部図示省略)27に設けられており、このリンク機構27の上下揺動により原稿載置部2上に出没するよう構成されている。このように、レジストローラ6に機械的に連動させて、シャッタ26を原稿載置部2上に出没させるようにしているから、ソレノイド等の高価な電気部品を用いることなく簡易に構成することができる。
In FIG. 1,
尚、上記実施形態では、レジストセンサ22、原稿幅検出センサ23あるいはリードセンサ24として、フィラー型のセンサを採用した例を示したが、これに限らず、その他の同様の機能を奏するセンサも採用可能である。また、ADF装置として、両面読取用の例を示したが、片面読取のADF装置にも本発明が適用され得ることは言うまでもない。更に、制御手段としてのCPU25は、上記以外に装置各機構部の動作制御等も司るものであることは言うまでもない。
In the above-described embodiment, an example in which a filler-type sensor is used as the
1 ADF(自動原稿送り装置)
2 原稿載置部
5 原稿搬送路(給送パス)
6 レジストローラ
22 レジストセンサ
24 リードセンサ
25 制御手段
P1 読取ポイント(読取部)
L 原稿先端検出センサと移動検出手段の原稿当接位置との距離
L1 レジストセンサ及びレジストローラ間の距離
1 ADF (Automatic Document Feeder)
2 Document placement section 5 Document transport path (feed path)
6
L Distance between the document leading edge detection sensor and the document contact position of the movement detection means L1 Distance between the registration sensor and the registration roller
Claims (1)
上記レジストローラの上流側近傍において、給送された原稿を検出するレジストセンサと、
このレジストセンサの検出信号に基づき、レジストローラのオン・オフ制御をなすと共に、
レジストセンサによる給送原稿の先端検出に基づくレジストローラの駆動開始からレジストセンサによる給送原稿の後端検出までの経過時間とレジストローラの周速度との積に、レジストセンサ及びレジストローラ間の距離を加算することにより、原稿長さを判定する判定手段を備え、
上記読取部の上流側近傍には、給送原稿の先端検出に基づき読取部の読取り開始制御をさせる為のリードセンサが配設され、
上記レジストセンサ及びこのリードセンサ間の上記給送パスに沿った距離が、少なくとも最大原稿長さの1/2に相当する長さであり、
最大原稿長さの1/2に相当する長さよりも短い原稿は、前記判定手段により原稿長さが判定され、
最大原稿長さの1/2に相当する長さよりも長い原稿は、前記レジストセンサ及び前記リードセンサのオン・オフ情報により原稿長さが判定されることを特徴とする自動原稿送り装置。 An automatic document feeder that feeds a document placed on a document placement unit, conveys the document by a registration roller while separating it one by one, and feeds it to a reading unit downstream of the feeding path,
A registration sensor for detecting a fed document in the vicinity of the upstream side of the registration roller;
Based on the detection signal of the registration sensor, on / off control of the registration roller is performed,
The distance between the registration sensor and the registration roller is the product of the elapsed time from the start of registration roller driving based on detection of the leading edge of the fed document by the registration sensor to the trailing edge detection of the feeding document by the registration sensor and the peripheral speed of the registration roller. Is provided with determination means for determining the document length by adding
In the vicinity of the upstream side of the reading unit, a lead sensor for controlling the reading start of the reading unit based on the detection of the leading edge of the fed document is disposed.
The distance along the feeding path between the registration sensor and the lead sensor is a length corresponding to at least half of the maximum document length,
A document shorter than a length corresponding to ½ of the maximum document length is determined by the determination means,
An automatic document feeder, wherein a document longer than a length corresponding to ½ of the maximum document length is determined based on on / off information of the registration sensor and the lead sensor.
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