JP3848553B2 - Soundproof wall stopper - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、防音壁を構成する吸音パネルを支柱に固定する防音壁用止め金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、高速道路、鉄道線路などの両脇に立設される防音壁は、吸音パネルの幅に対応した間隔を以て道路側縁に沿って立設された支柱間に複数の吸音パネルを縦に積み重ねることで構成している。
支柱はH形鋼から成り、隣接する支柱同士はその凹溝を内向させており、該凹溝に吸音パネルの側縁をスライド自在に保持している。
凹溝は吸音パネルの肉厚より幅広で、吸音パネルはその前面の吸音面を凹溝の幅内で車道側へ片寄せ、凹溝における吸音パネル背面側の隙間に止め金具を楔の様に打ち込んで固定している。
止め金具は、例えば図29に示す様に、薄肉な帯状金属板を所定形状に屈曲形成したものにして、開閉方向に弾性を有する略凹字状の楔子体aと、該楔子体aの一方bの上端より凹字の内側へ略く字状に連続形成した内側支え部cと、楔子体aの他方dの上端より斜め上方へ突出した支持部eとから構成されている。
そして、支柱T間に介装した最下層の吸音パネルPの左右側縁を止め金具で支柱Tの凹溝Dに楔留めし、同様な手順で積み上げられる各吸音パネルPを楔留めして防音壁Wを形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成の止め金具による楔留めにあっては、凹溝Dにおける吸音パネルP背面側の隙間Sに、楔子体aの下端側を挿入し、ハンマーで楔子体aの上端を何度も叩打して楔留めせねばならず、その楔留め作業に手間、時間を要すると共に、叩打によって止め金具が変形して役に立たない場合があった。
特に民家に隣接する場所での夜間工事では、ハンマーの叩打で生ずる打撃音が騒音となる課題を有していた。
【0004】
上記の様に楔留めされた止め金具は、図29より明らかな通り、隙間S内で拡開している楔子体aの他方d及び支持部eの夫々が吸音パネルP背面及び上面に当接し、楔子体aの一方bの上端のみが内側支え部cの弾発力により凹溝Dの側壁D1を圧接することにより、吸音パネルPを車道側へ押圧している。
かかる状態において、楔子体aの他方dは、吸音パネルP背面に面接しているとしても、内側支え部cの弾発力が作用するのは、内側支え部cが他方dの内面に接触している屈曲部だけであって、かかる部位と上下位置の異なる楔子体aの一方bの上端の2点で吸音パネルPを凹溝D内の車道側へ押圧しているに過ぎず、上記構成の止め金具では、吸音パネルPを凹溝D内に押圧保持するに十分な押圧力が期待できない。
加えて、隙間S内に配した楔子体aにおいて、その一方bの上端以外は凹溝Dの側壁D1に未接触で、該側壁D1との間に隙間を有しているので、安定性に欠け、ガタつき易く、走行する車の風圧や暴風等を吸音パネルPが受けると、騒音が発生する課題を有していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題に鑑み、一対の対向壁の下端部の夫々を開放方向に弾性を有する略U字状の折れ曲がり部で連結して楔子体と成し、該楔子体の対向壁の左右端部間にその上下に渡って前記開放方向に付勢したバネ材を介装すると共に、折れ曲がり部と対向壁下端との連結部位間の最大開き幅を、吸音パネル背面と凹溝側壁で構成される隙間よりも幅大に設定することにより、前記隙間に楔子体を介在すると、各対向壁の外面全体が吸音パネル背面と凹溝側壁の夫々を密着状に押圧し、吸音パネルを凹溝内に十分な押圧力で以て安定的に押圧保持する様にして、上記課題を解決する。
又、楔子体の対向壁の内側中間部上下に離間配置すると共に、対向壁の夫々に上下で食い違う様に突設した係止片と、該係止片に対し、これらを重合保持、又は重合解除する様に係脱自在に設けた掛け外し片とから成るロック手段を設けることにより、折れ曲がり部と対向壁下端との連結部位間の最大開き幅が上記隙間よりも幅大に設定されていても、バネ材及び折れ曲がり部の弾性力に抗して楔子体を上記隙間よりも薄肉な偏平状に圧縮保持できるため、吸音パネル背面と側壁との隙間に難なく介入させてロック手段を解除することで、上記の如く楔子体を拡開変形させる様にして、叩打することなく楔子体をセットすると共に、その作業性の向上を図る様にして、上記課題を解決する。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図に示す止め金具1は、吸音パネルPの幅に対応した間隔を以て高速道路等の側縁に沿って立設された支柱T間に複数の吸音パネルPを縦に積み重ねることで構成される防音壁Wにおいて、H形鋼から成る支柱Tの凹溝D内に配した吸音パネルPの左右側縁の背面と、これに対向する凹溝Dの側壁D1との隙間S(凹溝Dの幅と吸音パネルPの肉厚との差に相当)に介装することにより、吸音パネルPの左右側縁を凹溝D内に強固に保持するものである。
そして、止め金具1は、一対の対向壁2、2aを設けると共に、該対向壁2、2aの下端部の夫々を開放方向に弾性を有する略U字状の折れ曲がり部3で連結して成る楔子体4と、該楔子体4の対向壁2、2aの左右端部間の夫々にその上下に渡って前記開放方向へ付勢する様に介装した左右一対のバネ材5と、該バネ材5間(対向壁2、2a内側の中間部)に設けられ、且つバネ材5及び折れ曲がり部3の弾性力に抗して楔子体4を隙間Sよりも薄肉な略偏平状に圧縮保持するロック手段6とから主に構成している。
【0007】
対向壁2、2aは、薄肉で縦長矩形状の金属板製にして、一方の対向壁2の上端部には、ワイヤ挿通孔7を設けると共に、吸音パネルPの上面に載置する支持板8を楔子体4の開放方向(外方)へ所定角度(後述の吸音パネルP上面の傾斜角度に対応)を以て延設している。
又、対向壁2、2aは、その左右側縁を相互に対向する様に屈曲形成することにより、後述するバネ材5の伸縮方向端部5aを係止するバネ止め部9を設けている。
【0008】
折れ曲がり部3は、細長帯板をU字状に屈曲してその開放方向に弾性を有するものにして、対向壁2、2aの左右下端部の夫々を一体的に連結しており、対向壁2、2a間に介装したバネ材5と折れ曲がり部3の弾性力によって対向壁2、2aの上端部間の最大開き幅を上記隙間Sよりも幅大にして、且つ、折れ曲がり部3と対向壁2、2a下端との連結部位10間の最大開き幅を上記隙間Sよりも幅大に設定している。
又、折れ曲がり部3は、その上端(対向壁2、2a下端部との連結部位10)が対向壁2、2a下端部の左右から発し、その下端(折り返し部位11)が対向壁2、2aの縦軸線に指向する様に斜行する様に成している。
そして、折れ曲がり部3の折り返し部位11を、上記の如く対向壁2、2aに比し幅小に設定することにより、折り返し部位11に可撓性を付与して折り返し部位11で以て対向壁2、2aを捻転自在と成している。
又、折れ曲がり部3の変形例としては、図16に示す様に、連結部位10を対向壁2、2aと同幅と成し、下方へ向かうに従い徐々に幅狭と成した(正面視)略逆三角形状に形成したものが挙げられる。
この折れ曲がり部3も、その下端の折り返し部位11が幅小であるため、上記と同様に、折り返し部位11に可撓性を付与して折り返し部位11で以て対向壁2、2aを捻転自在と成る。
【0009】
バネ材5は、バネ鋼鋼材製にして、上下に長いU字形バネから成り、その伸縮方向端部5aを楔子体4の左右外方へ指向する様に対向壁2、2aの左右端部間に介装している。
そして、対向壁2、2aの左右側縁に設けたバネ止め部9がバネ材5の上記端部5aを係止し、バネ材5が楔子体4の外部へ食み出さない様にしている。
又、対向壁2の内面において、バネ材5の下端部に対応した位置に打ち抜き形成により突出した固定用爪12を設け、該固定用爪12にてバネ材5の下端部を係止し、固定用爪12と上記バネ止め部9とにより、対向壁2、2a間におけるバネ材5の位置を保持している。
【0010】
ロック手段6は、楔子体4の対向壁2、2aの内側中間部上下に離間配置すると共に、対向壁2、2aの夫々に上下で食い違う様に突設した係止片13、14と、該係止片13、14に対し、これらを重合保持、又は重合解除する様に係脱自在に設けた掛け外し片15とから成る。
本実施例では、対向壁2には上下に離間配置した2つの係止片13、14を設け、この2つの係止片13、14の間隔に介装される1つの係止片13、14を対向壁2aに設けているが、対向壁2、2aの夫々に単一の係止片13、14を上下に食い違いに配置しても良い。
【0011】
上方係止片13の夫々は、中央にリップ溝16を構成して成る左右一対のL字突片13a、13bから成り、該L字突片13a、13bは、対向壁2、2aの所定部位を外側から内側へ打ち出し形成されている(図7参照)。
下方係止片14の夫々は、リップ溝16より幅小なループ状突片から成り、上記と同様に、平面視略コ字状に打ち出し形成されている(図9参照)。
そして、楔子体4を偏平状に変形した状態において、上下相互で食い違う様に重合した上方係止片13及び下方係止片14は、同一軸線上にリップ溝16及びループホール(ホール)17の夫々がオーバーラップする様に成している。
【0012】
掛け外し片15は、上方係止片13のリップ溝16に対応した幅を有すると共に、重合した上方係止片13のリップ溝16に挿脱自在と成した帯板状にして、且つ上端が楔子体4より突出する上方差し込み部18と、下方係止片14のループホール17に対応した幅を有し、且つ上方係止片13を構成するL字突片13a、13bの先端部間の間隙13cより幅小に形成すると共に、重合した下方係止片14のループホール17に挿脱自在と成した帯板状の下方差し込み部19とを上下連続形成している。
又、上方差し込み部18の上端は円形状に形成し、その中心に円孔18aを設けている。
掛け外し片15の下方差し込み部19は、その長さを以下の様に設定するのがより望ましい。
即ち、上方及び下方差し込み部18、19の挿入により重合保持された上方係止片13のリップ溝16及び下方係止片14のループホール17から上方及び下方差し込み部18、19を同時に離脱する様に、掛け外し片15の下方差し込み部19を長さ設定している。
【0013】
又、掛け外し片15の下方差し込み部19には幅方向左右に突設した凸状のストッパー20を設けている。
このストッパー20は、重合した上方及び下方係止片13、14の夫々より上方及び下方差し込み部18、19を離脱させた重合解除状態において、対向壁2、2aの上方及び下方係止片13、14の間に設けた抜止め片21に掛止する様に成すと共に、重合した上方及び下方係止片13、14に上方及び下方差し込み部18、19を挿入した重合保持状態において、上側の下方係止片14に掛止する様に成す様に、下方差し込み部19の適所に設定している。
【0014】
抜止め片21は、楔子体4の対向壁2、2aの夫々に左右で食い違う様に突設した垂直部21aと、該垂直部21aの先端を前後で食い違う様に鉤状に屈曲形成した水平部21bとから成るL字突片であり、該L字突片21は、対向壁2、2aの所定部位を外側から内側へ打ち出し形成されている。
そして、L字突片21は、上記重合保持状態(楔子体4の偏平状態に相当)で、L字突片21の内角部21cを対角配置させた空間22に、掛け外し片15の下方差し込み部19を遊貫する様に成している(図8参照)。
又、上記重合解除状態で、L字突片21の水平部21bが下方差し込み部19を挟持する様に成し、この時、バネ材5の伸縮方向端部5a全長が対向壁2、2a内面に接した状態で対向壁2、2aの間隔を上記隙間Sより幅大と成す様に設定し、かかる状態の対向壁2、2aの開き幅を、規制(された)最大幅と以下称する。
【0015】
次に、止め金具1の変形例を図18〜28に基づき説明する。この止め金具1aは、隙間Sが比較的広いものに対応する様に楔子体4を厚肉に形成したタイプであり、上記止め金具1と同一又は相当部分には同じ符号を付し、説明を省略する。 この止め金具1aは、バネ材5の形状と、ロック手段6に関連する構成を変形している。
バネ材5は、波形の段を奇数と成した上下に長いジグザグバネから成り、その伸縮方向端部5aを楔子体4の左右外方へ指向する様に対向壁2、2aの左右端部間に介装している。
【0016】
又、ロック手段6における上方及び下方係止片13、14の夫々は対向壁2、2aに1つずつ突設している。
上方係止片13の夫々は、先端側が幅小な凸状穴23を貫設した舌状片から成り、又下方係止片14の夫々は、凸状穴23における幅小穴23aと同幅の方形穴24を貫設した舌状片から成り、上方及び下方係止片13、14は、対向壁2、2aの所定部位を外側から内側へ打ち出し形成することにより形成している(図23、24、26参照)。
そして、楔子体4を偏平状に変形した状態において、上下相互で食い違う様に重合した上方係止片13及び下方係止片14は、同一軸線上に凸状穴23における幅大穴23b及び方形穴24の夫々がオーバーラップする様に成している。
【0017】
掛け外し片15は、上記止め金具1と同様に幅の異なる帯板状の上方差し込み部18と下方差し込み部19を上下連続形成している。
上方差し込み部18は、上端が楔子体4より突出し、上方係止片13の凸状穴23における幅大穴23bに対応した幅を有すると共に、重合した幅大穴23bに挿脱自在と成している。
又、重合した上方及び下方係止片13、14に上方及び下方差し込み部18、19を挿入した重合保持状態において、楔子体4より突出した掛け外し片15の上方差し込み部18上端には、円孔18aを設けた円形部に下方連続すると共に、上側の上方係止片13に掛止する様に、凸状穴23における幅大穴23bより幅大と成した位置決め手段25を設けている。
下方差し込み部19は、上方係止片13の幅小穴23a及び下方係止片14の方形穴24に対応した幅を有すると共に、重合した下方係止片14の方形穴24に挿脱自在と成している。
又、下方差し込み部19は、止め金具1と同様に、上方及び下方差し込み部18、19の挿入により重合保持された上方係止片13の幅大穴23b及び下方係止片14の方形穴24から上方及び下方差し込み部18、19を同時に離脱する様に、長さ設定するのが、より望ましい。
そして、下方差し込み部19には、幅方向左右に凸状に突設したストッパー20を設け、該ストッパー20は、重合した上方及び下方係止片13、14の夫々より上方及び下方差し込み部18、19を離脱させた重合解除状態において、対向壁2、2aの上方及び下方係止片13、14の間に設けた後述の抜止め片26に掛止する様に位置設定されている。
尚、止め金具1に設けたストッパー20は、上記重合保持状態で上側の下方係止片14に掛止すると共に、上記重合解除状態で抜止め片26に掛止する様に構成されて、止め金具1aの位置決め手段25を兼用しているが、止め金具1aに設けたストッパー20は、上記重合解除状態にのみ抜止め片26に掛止する様に設定されている。
【0018】
抜止め片26は、先端側が幅小な凸状穴27を貫設すると共に、対向壁2、2aの夫々に上下で食い違う様に突設した舌状片から成り、該舌状片26は、対向壁2、2aの所定部位を外側から内側へ打ち出し形成されている。
そして、舌状片26は、上記重合保持状態で、凸状穴27の重合した幅大穴27aに上記掛け外し片15の下方差し込み部19を上下動自在に遊貫する様に成している。又、上記重合解除状態で、凸状穴27の重合した幅小穴27bが下方差し込み部19を挟持する様に成し、この時、バネ材5の伸縮方向端部5a全長が対向壁2、2a内面に接した状態で対向壁2、2aの間隔を上記隙間Sより幅大と成す様に設定し、かかる状態の対向壁2、2aの開き幅を、規制(された)最大幅と以下称する。
【0019】
止め金具1、1aは、上記の様に構成されており、止め金具1、1aの各部材は、ダクロダイズド(登録商標)処理による表面処理を施し、錆び止めしている。
上記処理は、溶融亜鉛メッキによる表面処理よりも焼き付け温度が低い(約300度)ため、特にバネ材のバネ性能に影響を及ぼすことはない。
【0020】
次に、止め金具1、1aの作用について説明する。
先ず、止め金具1における楔子体4の偏平状態では、上端が楔子体4より突出した掛け外し片15が、重合したリップ溝16、抜止め片21で構成する空間22、及び重合したループホール17を縦貫している。
即ち、掛け外し片15の上方差し込み部18が重合したリップ溝16に位置し、上方差し込み部18より連続する下方差し込み部19が上記空間22を遊貫すると共に、ストッパー20が対向壁2に設けた上側の下方係止片14に掛止し、ストッパー20より先の下方差し込み部19の下端が重合したループホール17内に位置している。
この様に、上方及び下方差し込み部18、19が重合したリップ溝16及びループホール17内に存して上方及び下方係止片13、14に係合することにより、上方及び下方係止片13、14を介して対向壁2、2aをバネ材5及び折れ曲がり部3の弾性力に抗して略平行に引き寄せ、楔子体4を隙間Sより薄肉な偏平状に保持している。又、止め金具1aにおける楔子体4の偏平状態では、上端が楔子体4より突出した掛け外し片15が、重合した凸状穴23、27の幅大穴23b、27a及び方形穴24を縦貫している。
即ち、掛け外し片15の上方差し込み部18が重合した凸状穴23の幅大穴23bに位置し、上方差し込み部18より連続する下方差し込み部19が重合した凸状穴27の幅大穴27aを遊貫すると共に、ストッパー20が対向壁2に設けた上側の下方係止片14に掛止し、ストッパー20より先の下方差し込み部19の下端が重合した方形穴24内に位置している。
この様に、上方及び下方差し込み部18、19が重合した凸状穴23の幅大穴23b及び方形穴24内に存して上方及び下方係止片13、14に係合することにより、上方及び下方係止片13、14を介して対向壁2、2aをバネ材5及び折れ曲がり部3の弾性力に抗して略平行に引き寄せ、楔子体4を隙間Sより薄肉な偏平状に保持している。
上記した止め金具1、1aにおける楔子体4の偏平状態では、対向壁2、2a間の左右に存するバネ材5は、その伸縮方向端部5a間の間隙が狭く成る様に圧縮変形した状態で対向壁2、2aを押圧しているので、止め金具1(1a)では、重合したリップ溝16(幅大穴23b)及びループホール17(方形穴24)内に存する上方差し込み部18及び下方差し込み部19の夫々は、上方係止片13及び下方係止片14によりその基端側へ強固に引張されることとなり、掛け外し片15の上記縦貫状態が堅固に維持され、容易に抜けない。
そして、上述の様に楔子体4が偏平化された状態で止め金具1、1aは、保管、輸送される。
【0021】
そして、高速道路等の作業現場での止め金具1、1aの取付けにあたっては以下の様に成される。
ここに、吸音パネルPは、前面と成る吸音面に多数のスリット又は所定形状の穴を形成した金属製又はプラスチック製のパネル型ケースにロックウール、グラスウールなどの吸音材を内装したものであり、吸音パネルPのケースの上下面は、相互に平行な傾斜面と成し、多数の吸音パネルPを支柱T間に介装して積み重ねた状態で、各吸音パネルPの当接する上下面から音が漏れることを極力防止している。
又、吸音パネルPにおいて、支柱Tの凹溝D内に配する左右側縁は、その長さに渡りU字溝P1を凹設し、該U字溝P1内にアイボルトP2を植設しており、該アイボルトP2のリング部には、凹溝D内に吸音パネルPの左右側縁を配した際に落下防止用のワイヤLを挿通している。
そして、現場において、隣接して立設する支柱Tの相対向する凹溝D間に吸音パネルPの左右側縁を挿入し、吸音パネルPの吸音面を凹溝Dの幅内で車道側へ片寄せ、止め金具1、1aにおける支持板8のワイヤ挿入孔7にワイヤLを挿通すると共に支持板8を吸音パネルPの左右側縁の上面に載置し、楔子体4を凹溝Dにおける吸音パネルPの背面側の隙間Sに配する。
【0022】
偏平化している楔子体4は隙間Sより薄肉に設定されているため、隙間Sに楔子体4を難なく挿入でき、かかる状態において、対向壁2は吸音パネルPの背面に面一に接触し、対向壁2aと凹溝Dの側壁D1とは略平行で数ミリ程度の狭小間隔を以て離間している。
そして、楔子体4から突出している掛け外し片15(上方差し込み18)の上端に設けた円孔18aに梃子状の治具(図示せず)を差込んで引き上げることにより、掛け外し片15を上動する。
掛け外し片15を上動させると、止め金具1では、上方及び下方差し込み部18、19が重合したリップ溝16及びループホール17内より離脱し、リップ溝16内に下方差し込み部19の上方部位が位置するが、下方差し込み部19はL字突片13a、13bの先端部間の間隙13cよりも小幅で各リップ溝16を重合保持できないので、上方及び下方係止片13、14が上方及び下方差し込み部18、19によって係止されることで対向壁2、2aを偏平状に引き寄せていた状態が解除され、バネ材5及び折れ曲がり部3の弾性力により対向壁2、2aが拡開して吸音パネルPと側壁D1を押圧する。
この対向壁2、2aの拡開幅は、規制最大幅より幅小で隙間Sに対応しているため、抜止め片21の水平部21bは、下方差し込み部19に未接触ではあるが、楔子体4の偏平時よりも近接している(図8、10参照)。
又、止め金具1aでは、上方及び下方差し込み部18、19が重合した凸状穴23の幅大穴23b及び方形穴24内より離脱し、重合した凸状穴23、27の幅小穴23a、27b内に下方差し込み部19の上方及び下方部位が位置するため、上方及び下方係止片13、14が上方及び下方差し込み部18、19によって係止されることで対向壁2、2aを偏平状に引き寄せていた状態が解除され、バネ材5及び折れ曲がり部3の弾性力により対向壁2、2aが拡開して吸音パネルPと側壁D1を押圧する。
この対向壁2、2aの拡開幅は、規制最大幅より幅小で隙間Sに対応しているため、下方差し込み部19は重合した凸状穴23、27の幅小穴23a、27b内に遊貫されてはいるが、その遊び(重合した幅小穴23a、27bにおける下方差し込み部19との隙間)は、楔子体4の偏平時よりも狭小と成る(図25、27参照)。
かかる状態では、バネ材5の伸縮方向端部5aがその長さに渡って対向壁2、2aに接触して対向壁2、2aを開放方向へ付勢することにより、その付勢力が対向壁2、2aの外面全体に働き、側壁D1と吸音パネルPとを押圧し、吸音パネルPを凹溝D内の車道側へ安定的に押圧保持する。
尚、下方差し込み部19が重合したループホール17(方形穴24)より一旦抜けると、バネ材5等により対向壁2、2aが拡開変形するため、ループホール17(方形穴24)の重合空間の面積は狭まり、この狭まった重合空間に下方差し込み部19が入り込むことはない。
【0023】
カーブした車道に対応して立設する防音壁Wでは、凹溝Dに平面視で湾曲した吸音パネルPの左右側縁が斜めに挿入されることとなり、平面視において隙間Sの左右の長さが異なるが、この様な隙間Sに対しても、対向壁2、2aは対応して開き、吸音パネルPを凹溝D内の車道側へ安定的に押圧保持する。
即ち、折れ曲がり部3の折り返し部位11は、可撓性が付与されて折り返し部位11で以て対向壁2、2aを捻転自在と成すと共に、対向壁2、2a間の左右端部に夫々独立したバネ材5を設けているので、左右の長さが異なる隙間Sに対応する様に、楔子体4の左右の一方が幅広く開き、他方が幅狭に開いて側壁D1と吸音パネルPとを押圧する。
又、止め金具1、1aの楔子体4の開き幅に比し、隙間Sが比較的大きい場合には、図17に示す様に、対向壁2、2aと同長で同幅の断面コ字状の補助具28と共に、楔子体4を隙間Sに配し、対向壁2、2aを介したバネ材5の付勢力を側壁D1と吸音パネルPとに作用させ、吸音パネルPを凹溝D内の車道側へ安定的に押圧保持できる様にする。
【0024】
【発明の効果】
要するに本発明は、H型鋼から成る支柱Tの凹溝Dの側壁D1間に嵌め込んだ吸音パネルPの左右側縁の背面と、該背面に対向する凹溝Dの側壁D1との隙間Sに介装する防音壁用の止め金具1であって、一対の対向壁2、2aの下端部の夫々を開放方向に弾性を有する略U字状の折れ曲がり部3で連結して楔子体4を設け、該楔子体4の対向壁2、2a間に前記開放方向に付勢したバネ材5を介装し、バネ材5及び折れ曲がり部3の弾性力に抗して楔子体4を隙間Sよりも薄肉な偏平状に圧縮保持するロック手段6を設けて止め金具1を構成したので、隙間Sに偏平状態の楔子体4を配した後、ロック手段6による圧縮保持状態を解除することにより、弾性復帰するバネ材5と折れ曲がり部3の弾性力で吸音パネルPを車道側へ押圧して凹溝D内にガタつきなく強固に固定することができ、従来の様に楔子体をハンマーで叩打することなく、容易に吸音パネルPを楔留めでき、その作業効率を向上させることができると共に、騒音発生の不具合を解消できる。
又、対向壁2、2a下端と折れ曲がり部3との連結部位10間の最大開き幅を隙間Sよりも幅大に設定したので、連結部位10から上方の対向壁2、2aの最大開き幅は連結部位10間の最大開き幅よりも幅大となるため、ロック手段6による楔子体4の圧縮保持状態を解除してバネ材5と折れ曲がり部3の付勢力で対向壁2、2aを拡開させることにより、対向壁2、2a間に上下に渡って介装したバネ材5が対向壁2、2aの外面全体を吸音パネルP背面と凹溝Dの側壁D1の夫々に密着状に押圧させることができ、吸音パネルPを凹溝D内に十分な押圧力で以て安定的に押圧保持することができる。
【0025】
折れ曲がり部3は、その折り返し部位11を対向壁2、2aに比し幅小に設定することにより、折り返し部位11に可撓性を付与して折り返し部位11で以て対向壁2、2aを捻転自在、即ち、対向壁2、2a左右の開きを自在と成すと共に、対向壁2、2aの左右端部間の夫々に上下に渡って独立したバネ材5を配置したので、吸音パネルPの左右側縁が斜めに凹溝Dに挿入された場合など、平面視で左右長さが異なる隙間Sを生じても、この異形な隙間Sに対応する様に、楔子体4の左右の一方が幅広く開き、他方が幅狭に開いて対向壁2、2aの外面を吸音パネルPの背面と凹溝Dの側壁D1に隙間無く密着させ、且つ、対向壁2、2aが十分な押圧力で以て吸音パネルP背面と凹溝Dの側壁D1を押圧させることができる。
【0026】
バネ材5は、上下に長いU字形バネ、又は波形の段を奇数と成したジグザグバネにして、且つ、バネ材5の伸縮方向端部5aを外方へ指向する様に対向壁2、2aの左右端部間に介装したので、楔留めした楔子体4において、伸縮方向端部5aがその長さに渡って対向壁2、2aに接触して対向壁2、2aを開放方向へ付勢でき、その付勢力を対向壁2、2aの外面全体へ作用させて、側壁D1と吸音パネルPとを押圧できると共に、バネ材5の間(対向壁2、2a内側の中間部)にロック手段6を設けるスペースを形成できる。
又、対向壁2、2a左右側縁には、バネ材5の伸縮方向端部5aを係止するバネ止め部9を設けたので、楔子体4を偏平状と成すことでバネ材5を圧縮変形させても、対向壁2、2aの左右からバネ材5を食み出させず、バネ材5を溶接やビスなどで固定することなく、対向壁2、2a間の定位置に保持させられる。
この様にバネ材5は楔子体4に対し永久結合されていないため、ロック手段6によって圧縮又は圧縮解除された楔子体4の各状態に応じバネ材5を何らの規制なく変形させることができる。
又、従来の楔子体は薄板を所定形状に屈曲形成して楔子体の全体に弾性を付与したものであり、バネ鋼鋼材製でない従来のものは、その押圧力が当然ながら弱く、充分に吸音パネルPを凹溝D内に押圧保持できない欠点を有しているが、本発明のものは、吸音パネルPを押圧する主力要素であるバネ材5を楔子体4と別体としたため、バネ鋼鋼材から成るバネ材5の付勢力で強固に吸音パネルPを押圧固定でき、かかる従来の欠点をも解消している。
又、対向壁2、2aの内面のバネ材5の下端部に対応する位置に、固定用爪12を設けたので、バネ止め部9と相俟ってバネ材5を対向壁2、2a間の定位置に保持させられる。
【0027】
ロック手段6は、楔子体4の対向壁2、2aの内側中間部上下に離間配置すると共に、対向壁2、2aの夫々に上下で食い違う様に係止片13、14を突設すると共に、該係止片13、14に対し、これらを重合保持、又は重合解除する掛け外し片15を係脱自在に設けたので、開放方向に作用する楔子体4(折れ曲がり部3)の弾性力と、伸縮方向端部5aの長さ方向に渡って作用するバネ材5の弾性力に抗し、掛け外し片15にて上方及び下方係止片13、14の夫々を上下で食い違う様に重合保持することにより、対向壁2、2aが平行に近接する様に、対向壁2、2aの上下を引き寄せられ、楔子体4の薄肉偏平化を堅固に保持できると共に、楔子体4を略平板状にコンパクト化でき、楔子体4同士を嵩張らせることなく、多数を重ねて梱包することができる。
【0028】
上方係止片13の夫々は、中央にリップ溝16を構成して成る左右一対のL字突片13a、13bから成り、下方係止片14の夫々は、リップ溝16より幅小なループ状突片から成り、掛け外し片15は、上方係止片13のリップ溝16に対応した幅を有すると共に、重合した上方係止片13のリップ溝16に挿脱自在と成した帯板状にして、且つ上端が楔子体4より突出する上方差し込み部18と、下方係止片14のループホール17に対応した幅を有し、且つ上方係止片13を構成するL字突片13a、13bの先端部間の間隙13cより幅小に形成すると共に、重合した下方係止片14のループホール17に挿脱自在と成した帯板状の下方差し込み部19とを上下連続形成したので、掛け外し片15の上方及び下方差し込み部18、19を重合したリップ溝16及びループホール17に嵌め込むことにより、バネ材5及び折れ曲がり部3の弾性力に抗して上方及び下方係止片13、14が上方及び下方差し込み部18、19に係止して対向壁2、2aを偏平状に引き寄せ、その状態を保持できる。
かかる状態では、バネ材5及び折れ曲がり部3の弾性力が対向壁2、2aと共にリップ溝16及びループホール17を開放方向へ付勢しているため、上方及び下方差し込み部18、19は重合したリップ溝16及びループホール17で挟持された状態と成り、リップ溝16及びループホール17からの掛け外し片15の脱落を防止でき、これにより、楔子体4が偏平状態に上記の如く保持された止め金具1の輸送中等に生ずる振動によってその偏平状態が解除することはない。
又、楔子体4を隙間Sに挿入した後、楔子体4の偏平状態を解除すべく掛け外し片15を専用の治具にて引き上げるに際し、上方差し込み部18(掛け外し片15)の上端が楔子体4より突出しているため、治具を掛け外し片15上端にセッティングし易く作業性が良い。
そして、掛け外し片15を所定長さ引き上げることによって、上方及び下方差し込み部18、19を重合したリップ溝16及びループホール17から離脱させると、リップ溝16内に下方差し込み部19の上方部位が位置するが、下方差し込み部19はL字突片13a、13bの先端部間の間隙13cよりも幅小で各リップ溝16を重合保持できないため、上方及び下方係止片13、14が上方及び下方差し込み部18、19によって係止されることで対向壁2、2aを偏平状に引き寄せていた状態が解除され、バネ材5及び折れ曲がり部3の弾性力により対向壁2、2aを拡開変形させられ、簡単に楔子体4を隙間Sに楔留めできる。
【0029】
上方係止片13の夫々は、先端側が幅小な凸状穴23を貫設した舌状片から成り、下方係止片14の夫々は、凸状穴23における幅小穴23aと同幅の方形穴24を貫設した舌状突片から成り、掛け外し片15は、上方係止片13の凸状穴23における幅大穴23bに対応した幅を有すると共に、重合した幅大穴23bに挿脱自在と成した帯板状にして、且つ上端が楔子体4より突出する上方差し込み部18と、上方係止片13の幅小穴23a及び下方係止片14の方形穴24に対応した幅を有すると共に、重合した下方係止片14の方形穴24に挿脱自在と成した帯板状の下方差し込み部19とを上下連続形成したので、掛け外し片15の上方及び下方差し込み部18、19を重合した凸状穴23の幅大穴23b及び方形穴24に嵌め込むことにより、バネ材5及び折れ曲がり部3の弾性力に抗して上方及び下方係止片13、14が上方及び下方差し込み部18、19に係止して対向壁2、2aを偏平状に引き寄せ、その状態を保持できる。
かかる状態では、バネ材5及び折れ曲がり部3の弾性力が対向壁2、2aと共に幅大穴23b及び方形穴24を開放方向へ付勢しているため、上方及び下方差し込み部18、19は重合した幅大穴23b及び方形穴24で挟持された状態と成り、幅大穴23b及び方形穴24からの掛け外し片15の脱落を防止でき、これにより、楔子体4が偏平状態に上記の如く保持された止め金具1の輸送中等に生ずる振動によってその偏平状態が解除することはない。
又、上方差し込み部18の上端が楔子体4より突出しているため、上記と同様に治具を掛け外し片15上端にセッティングし易く作業性が良い。
そして、掛け外し片15を引き上げ、上方及び下方差し込み部18、19を重合した凸状穴23の幅大穴23b及び方形穴24から離脱させると、重合した凸状穴23、27の幅小穴23a、27b内に下方差し込み部19の上方及び下方部位が位置するため、上方及び下方係止片13、14が上方及び下方差し込み部18、19によって係止されることで対向壁2、2aを偏平状に引き寄せていた状態が解除されバネ材5及び折れ曲がり部3の弾性力により対向壁2、2aを拡開変形させられ、簡単に楔子体4を隙間Sに楔留めできる。
【0030】
上方及び下方差し込み部18、19の挿入により重合保持された上方及び下方係止片13、14から上方及び下方差し込み部18、19を同時に離脱する様に、掛け外し片15の下方差し込み部19を長さ設定したので、楔子体4を隙間Sに楔留めすべく掛け外し片15を引き上げた時に、その上方及び下方差し込み部18、19による上方及び下方係止片13、14の重合保持状態を一気に解除して楔子体4を瞬時に拡開変形させることができ、後の楔子体4による吸音パネルPの楔留め作業を円滑に行うことができる。
【0031】
掛け外し片15の下方差し込み部19には幅方向左右に突設した凸状のストッパー20を設けると共に、重合した上方及び下方係止片13、14の夫々より上方及び下方差し込み部18、19を離脱させた重合解除状態において、ストッパー20を掛止する抜止め片21、26を対向壁2、2aの上方及び下方係止片13、14の間に設けたので、偏平状態の楔子体4を隙間Sに配置して掛け外し片15を引き上げ楔子体4を拡開変形させると、ストッパー20が抜止め片21、26に掛止し、掛け外し片15をそれ以上引き上げできない様にして、楔子体4から完全離脱させず、対向壁2、2a間に保持させることにより、楔子体4の拡開変形後において掛け外し片15を廃棄する手間を省くと共に、高架な場所の作業であっても誤って掛け外し片15を落下させる様な危険をも回避できる。
【0032】
ストッパー20は、重合した上方及び下方係止片13、14に上方及び下方差し込み部18、19を挿入した重合保持状態において、上側の下方係止片14に掛止する様に成すか、又は、重合した上方及び下方係止片13、14に上方及び下方差し込み部18、19を挿入した重合保持状態において、楔子体4より突出した掛け外し片15の上方差し込み部18上端には、上側の上方係止片13に掛止する位置決め手段25を設けたので、楔子体4の偏平化にあたり、下方差し込み部19を重合した下方係止片14内に必要以上に挿入させず、重合した上方係止片13内に上方差し込み部18を対応させると共に、その上端が楔子体4より突出させた一定の形態と成すことが容易にでき、偏平化作業を効率的に行える。
【0033】
抜止め片21は、対向壁2、2aの夫々に左右で食い違う様に突設した垂直部21aと、該垂直部21aの先端を前後で食い違う様に鉤状に屈曲形成した水平部21bとから成るL字突片であり、上記重合保持状態で、L字突片の内角部21cを対角配置させた空間22に、上記掛け外し片15の下方差し込み部19を遊貫する様に成し、上記重合解除状態で、L字突片21の水平部21bが下方差し込み部19を挟持する様に成したもの、又は、抜止め片26は、先端側が幅小な凸状穴27を貫設すると共に、対向壁の夫々に上下で食い違う様に突設した舌状片から成り、上記重合保持状態で、凸状穴27の重合した幅大穴27aに上記掛け外し片15の下方差し込み部19を遊貫する様に成し、上記重合解除状態で、凸状穴27の重合した幅小穴27bが下方差し込み部19を挟持する様に成し、この時、バネ材5の伸縮方向端部5a全長が対向壁2、2a内面に接した状態で対向壁2、2aの間隔を上記隙間Sより幅大(規制最大幅)と成したので、規制最大幅の範囲内であれば、隙間S内で拡開した楔子体4は、バネ材5の伸縮方向端部5aがその長さ方向全体で対向壁2、2aに付勢力を作用させられ、確実に対向壁2、2aの外面全体で側壁D1と吸音パネルPとを押圧でき、吸音パネルPを凹溝D内に十分な押圧力で以て安定的に押圧保持することができると共に、掛け外し片15を引き上げてもストッパー20を抜止め片21に掛止させられ、掛け外し片15を楔子体4から完全離脱させず、上記と同様なる効果を奏する。
【0034】
楔子体4における一方の対向壁2、2aの上端部には、ワイヤ挿通孔7を設けると共に、吸音パネルPの上面に載置される支持板8を延設したので、落下防止用のワイヤLをワイヤ挿通孔7に通して支持板8を吸音パネルPの側縁上面に載置することにより、凹溝D内において吸音パネルPの背面の隙間Sの所定位置に偏平状態の楔子体4を保持でき、又高架な場所の作業であってもワイヤLによって誤って止め金具1を落下させる様な危険をも回避できる等その実用的効果甚だ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】止め金具の正面図である。
【図2】図1の背面図である。
【図3】図1の左側面図である。
【図4】図1の平面図である。
【図5】図1の底面図である。
【図6】図1のAーA断面図である。
【図7】図1のBーB断面拡大図である。
【図8】図1のCーC断面拡大図である。
【図9】図1のDーD断面拡大図である。
【図10】吸音パネル固定状態にある止め金具の水平断面図である。
【図11】吸音パネルの固定過程におけるロック手段の解除前の断面図である。
【図12】ロック手段の解除後の吸音パネル固定状態を示す断面図である。
【図13】図12における楔子体の正面図である。
【図14】図12における楔子体の平面図である。
【図15】防音壁の断面図である。
【図16】図1の変形例を示す正面図である。
【図17】補助具を設けた止め金具の水平断面図である。
【図18】楔子体を厚肉に形成した止め金具の正面図である。
【図19】図18の背面図である。
【図20】図18の左側面図である。
【図21】図18の平面図である。
【図22】図18の底面図である。
【図23】図18のEーE断面図である。
【図24】図18のFーF断面拡大図である。
【図25】図18のGーG断面拡大図である。
【図26】図18のHーH断面拡大図である。
【図27】厚肉に形成した止め金具による吸音パネル固定状態を示す水平断面図である。
【図28】ロック手段の解除後の吸音パネル固定状態を示す断面図である。
【図29】従来の止め金具の断面図である。
【符号の説明】
1、1a 止め金具
2、2a 対向壁
3 折れ曲がり部
4 楔子体
5 バネ材
5a 伸縮方向端部
6 ロック手段
7 ワイヤ挿通孔
8 支持板
9 バネ止め部
10 連結部位
11 折り返し部位
12 固定用爪
13 上方係止片
13a、13b L字突片
13c 間隙
14 下方係止片
15 掛け外し片
16 リップ溝
17 ループホール
18 上方差し込み部
19 下方差し込み部
20 ストッパー
21 抜止め片
21a 垂直部
21b 水平部
21c 内角部
22 空間
23 凸状穴
23a 幅小穴
23b 幅大穴
24 方形穴
25 位置決め手段
26 抜止め片
27 凸状穴
27a 幅大穴
27b 幅小穴
D 凹溝
D1 側壁
P 吸音パネル
S 隙間
T 支柱[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a soundproof wall stopper for fixing a sound absorbing panel constituting a soundproof wall to a column.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, soundproof walls standing on both sides of expressways, railway tracks, etc., stack a plurality of sound absorbing panels vertically between pillars standing along the road side edge at intervals corresponding to the width of the sound absorbing panels. It consists of that.
The struts are made of H-shaped steel, and adjacent struts have their concave grooves facing inward, and the side edges of the sound absorbing panel are slidably held in the concave grooves.
The groove is wider than the wall thickness of the sound absorbing panel, and the sound absorbing panel has its sound absorbing surface fronted to the roadway side within the width of the groove, and the clasp is attached to the gap on the back side of the sound absorbing panel in the groove. It is fixed by driving.
For example, as shown in FIG. 29, the fastener is formed by bending a thin band-shaped metal plate into a predetermined shape, a substantially concave wedge body a having elasticity in the opening and closing direction, and one of the wedge bodies a. An inner support portion c continuously formed in a substantially U-shape from the upper end of b to the inside of the concave shape, and a support portion e protruding obliquely upward from the upper end of the other d of the wedge body a.
Then, the left and right edges of the sound absorbing panel P in the lowermost layer interposed between the columns T are wedged in the concave grooves D of the columns T with stoppers, and the sound absorbing panels P stacked in the same procedure are wedged and soundproofed. A wall W is formed.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of wedge fastening with the fastener having the above structure, the lower end side of the wedge body a is inserted into the gap S on the back side of the sound absorbing panel P in the concave groove D, and the upper end of the wedge body a is repeatedly applied with a hammer. It has to be struck and wedged, and it takes time and effort to perform the staking operation. In addition, there are cases in which the stopper is deformed by tapping and is not useful.
In particular, during night construction in a place adjacent to a private house, there was a problem that the hitting sound generated by hitting a hammer became noise.
[0004]
As is clear from FIG. 29, the other end d of the wedge body a and the support portion e that are widened in the gap S are in contact with the back surface and the upper surface of the sound absorbing panel P. Only the upper end of one side b of the wedge body a presses the side wall D1 of the concave groove D by the elastic force of the inner support portion c, thereby pressing the sound absorbing panel P toward the roadway side.
In such a state, even if the other side d of the wedge body a is in contact with the back surface of the sound absorbing panel P, the elastic force of the inner support part c acts on the inner support part c in contact with the inner surface of the other d. The above-mentioned configuration is merely pressing the sound-absorbing panel P toward the roadway side in the groove D at two points of the upper end of one b of the wedge body a which is different from the above-mentioned part and the vertical position. With such a fastener, a pressing force sufficient to press and hold the sound absorbing panel P in the concave groove D cannot be expected.
In addition, in the wedge body a arranged in the gap S, since the other than the upper end of one b is not in contact with the side wall D1 of the concave groove D and has a gap between the side wall D1, the stability is improved. When the sound absorbing panel P receives wind pressure, storms, or the like of a traveling vehicle, there is a problem that noise is generated.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In view of the above problems, the present invention forms a wedge body by connecting each of the lower end portions of a pair of opposed walls with a substantially U-shaped bent portion having elasticity in the opening direction. The spring material urged in the opening direction across the upper and lower sides is interposed between the end portions, and the maximum opening width between the connecting portions of the bent portion and the lower end of the opposing wall is constituted by the back surface of the sound absorbing panel and the side wall of the groove. If the wedge body is interposed in the gap, the entire outer surface of each facing wall presses the back surface of the sound absorbing panel and the side wall of the groove in close contact with each other, and the sound absorbing panel is recessed in the groove. The above-mentioned problem is solved by stably pressing and holding the inside with a sufficient pressing force.
In addition, while being spaced apart in the middle part of the inner side of the opposing wall of the wedge body, the locking pieces projecting so as to be different from each other on the opposing wall, and these holding pieces are superposed or held. By providing a locking means comprising an detachable piece that is detachably provided so as to be released, the maximum opening width between the connecting portions of the bent portion and the lower end of the opposing wall is set to be larger than the gap. However, since the wedge body can be compressed and held in a flat shape thinner than the gap against the elastic force of the spring material and the bent portion, the locking means can be released by intervening in the gap between the back surface of the sound absorbing panel and the side wall without difficulty. Thus, the above-mentioned problem is solved by expanding and deforming the wedge body as described above, setting the wedge body without hitting it, and improving the workability.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings.
The
The
[0007]
The
In addition, the
[0008]
The
Further, the
Then, by setting the folded
Further, as a modification of the
Since the folded
[0009]
The
And the
Further, on the inner surface of the opposing
[0010]
The locking means 6 is spaced apart from the upper and lower inner intermediate portions of the opposing
In the present embodiment, the opposing
[0011]
Each of the
Each of the
When the
[0012]
The
Further, the upper end of the
It is more desirable to set the length of the
That is, the upper and
[0013]
Further, a
The
[0014]
The retaining
The L-shaped projecting
Further, the
[0015]
Next, a modified example of the
The
[0016]
Each of the upper and
Each of the
Then, the
[0017]
The
The
Further, in the superposition holding state in which the upper and
The
Similarly to the
The
The
[0018]
The retaining
Then, the tongue-
[0019]
The
Since the baking temperature is lower than the surface treatment by hot dip galvanization (about 300 degrees), the spring performance of the spring material is not particularly affected.
[0020]
Next, the operation of the
First, in the flattened state of the
That is, the
In this way, the upper and lower
That is, the
In this way, by engaging the upper and
In the flat state of the
Then, the
[0021]
Then, the attachment of the
Here, the sound-absorbing panel P is a panel-type case made of metal or plastic in which a number of slits or holes having a predetermined shape are formed on the sound-absorbing surface that is the front surface, and a sound-absorbing material such as rock wool or glass wool is incorporated therein, The upper and lower surfaces of the case of the sound absorbing panel P are inclined surfaces parallel to each other, and in a state where a large number of the sound absorbing panels P are stacked between the columns T and stacked, Is prevented as much as possible.
Further, in the sound absorbing panel P, the left and right side edges arranged in the concave groove D of the support column T have a U-shaped groove P1 recessed over the length, and an eyebolt P2 is implanted in the U-shaped groove P1. In addition, when the left and right side edges of the sound absorbing panel P are arranged in the concave groove D, a drop-preventing wire L is inserted into the ring portion of the eyebolt P2.
Then, on the site, the left and right edges of the sound absorbing panel P are inserted between the opposing concave grooves D of the support columns T that are erected adjacently, and the sound absorbing surface of the sound absorbing panel P is moved to the roadway side within the width of the concave groove D. The wire L is inserted into the
[0022]
Since the flattened
Then, by inserting a lever-like jig (not shown) into a
When the hanging
Since the widening width of the facing
Further, in the
The widening width of the opposing
In this state, the
Note that once the
[0023]
In the sound barrier W standing up corresponding to the curved roadway, the left and right side edges of the sound absorbing panel P curved in a plan view are inserted obliquely into the concave groove D, and the left and right lengths of the gap S in the plan view. However, the opposing
That is, the folded
If the gap S is relatively large compared to the opening width of the
[0024]
【The invention's effect】
In short, the present invention provides a clearance S between the back of the left and right side edges of the sound absorbing panel P fitted between the side walls D1 of the concave groove D of the column T made of H-shaped steel and the side wall D1 of the concave groove D facing the rear surface. A
Further, since the maximum opening width between the connecting
[0025]
The
[0026]
The
Moreover, since the
Thus, since the
In addition, the conventional wedge body is formed by bending a thin plate into a predetermined shape to give elasticity to the entire wedge body. The conventional one not made of spring steel is of course weak in pressing force and sufficiently absorbs sound. Although the panel P cannot be pressed and held in the concave groove D, the
Further, since the fixing
[0027]
The locking means 6 is spaced apart from the upper and lower inner intermediate portions of the opposing
[0028]
Each of the
In this state, the elastic force of the
In addition, after the
When the upper and
[0029]
Each of the
In this state, the elastic force of the
Moreover, since the upper end of the
Then, when the hanging
[0030]
The
[0031]
The
[0032]
The
[0033]
The retaining
[0034]
Since the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a fastener.
2 is a rear view of FIG. 1. FIG.
FIG. 3 is a left side view of FIG. 1;
4 is a plan view of FIG. 1. FIG.
FIG. 5 is a bottom view of FIG. 1;
6 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 1. FIG.
7 is an enlarged cross-sectional view taken along the line BB in FIG. 1. FIG.
FIG. 8 is an enlarged cross-sectional view taken along the line CC of FIG.
9 is an enlarged cross-sectional view taken along the line DD of FIG.
FIG. 10 is a horizontal sectional view of the fastener in a state where the sound absorbing panel is fixed.
FIG. 11 is a cross-sectional view of the sound absorbing panel before the lock means is released in the fixing process.
FIG. 12 is a cross-sectional view showing a fixed state of the sound absorbing panel after the locking means is released.
13 is a front view of the wedge body in FIG. 12. FIG.
14 is a plan view of the wedge body in FIG. 12. FIG.
FIG. 15 is a cross-sectional view of a soundproof wall.
FIG. 16 is a front view showing a modification of FIG. 1;
FIG. 17 is a horizontal sectional view of a stopper provided with an auxiliary tool.
FIG. 18 is a front view of a fastener having a thick wedge body formed thick.
FIG. 19 is a rear view of FIG. 18;
20 is a left side view of FIG.
FIG. 21 is a plan view of FIG. 18;
22 is a bottom view of FIG. 18. FIG.
23 is a cross-sectional view taken along the line EE of FIG.
24 is an enlarged cross-sectional view taken along the line F-F in FIG. 18;
25 is an enlarged sectional view taken on line GG in FIG. 18;
FIG. 26 is an enlarged cross-sectional view taken along the line HH in FIG.
FIG. 27 is a horizontal cross-sectional view showing a state in which the sound absorbing panel is fixed by a thick metal fitting.
FIG. 28 is a sectional view showing a fixed state of the sound absorbing panel after the locking means is released.
FIG. 29 is a cross-sectional view of a conventional fastener.
[Explanation of symbols]
1, 1a fastener
2, 2a Opposite wall
3 Bent part
4 wedge bodies
5 Spring material
5a Stretch direction end
6 Locking means
7 Wire insertion hole
8 Support plate
9 Spring stopper
10 Connection sites
11 Folded part
12 Claw for fixing
13 Upper locking piece
13a, 13b L-shaped protrusion
13c gap
14 Lower locking piece
15 Hanging piece
16 Lip groove
17 Loop hole
18 Upper insertion part
19 Lower insertion part
20 Stopper
21 retaining piece
21a Vertical section
21b Horizontal part
21c Interior corner
22 space
23 Convex hole
23a Small hole
23b Wide hole
24 square hole
25 Positioning means
26 retaining piece
27 Convex hole
27a Wide hole
27b Small hole
D groove
D1 side wall
P sound absorption panel
S clearance
T prop
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