JP3848213B2 - Multi-core cable - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば差動信号伝送用多心ケーブル等の多心ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術について、図面を参照して説明する。
【0003】
図2は、従来の差動信号伝送用多心ケーブルの断面図である。
【0004】
高速でデータ送信を行うストレージェリアネットワーク(SAN)やファイバチャネル(FC)等においては、図2に示すような差動信号伝送用多心ケーブル1が広く使用されている。
【0005】
即ち、この差動信号伝送用多心ケーブル1は、集合撚りされた複数の第1ケーブル心線3と、複数の第1ケーブル心線3と共に集合撚りされた複数の第2ケーブル心線5と、ケーブル心線全体3,5を囲むように押出成形により設けられた外皮7と、ケーブル心線全体3,5と外皮7の間に設けられた遮蔽金属テープ9とを備えている。
【0006】
ここで、各第1ケーブル心線11はそれぞれ4本の絶縁電線11を備えたカッド撚り線であって、各第2ケーブル心線5はそれぞれ4本の絶縁電線13を備えたカッド撚り線である。複数の第1ケーブル心線3によって環状の内層心線ユニット15が形成されると共に、複数の第2ケーブル心線5よって内層心線ユニット15と同心状であって環状の外層心線ユニット17が形成されるよう構成してある。
【0007】
ところで、差動信号用多心ケーブル1の伝送効率を向上させるためには、第1ケーブル心線3と第2ケーブル心線5の線長差を極力少なくする必要がある。そのため、2つの心線ユニット(内層心線ユニット15と外層心線ユニット17)の層心径の差に応じて、複数の第1ケーブル心線3の集合撚りピッチと複数の第2ケーブル心線5の集合撚りピッチを変えて、複数の第1ケーブル心線3の撚り込み率と複数の第2ケーブル心線5の撚り込み率を同じになるように構成してある。
【0008】
更に、2つの心線ユニット15,17の層形状の安定を図るため、複数の第1ケーブル心線3の撚り方向と複数の第2ケーブル心線5の撚り方向は反対になるように構成してある。 即ち、複数の第1ケーブル心線3の撚り方向は左方向(又は右方向)であって、複数の第2ケーブル心線5の撚り方向は右方向(又は左方向)である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、2つの心線ユニット15,17の層心径の差に応じて、複数の第1ケーブル心線3の集合撚りピッチと複数の第2ケーブル心線5の集合撚りピッチを変えているため、複数の第1ケーブル心線3及び複数の第2ケーブル心線5の集合撚りさせる作業が煩雑化して、差動信号伝送用多心ケーブル1の製造時間が長くなるという問題がある。
【0010】
更に、複数の第1ケーブル心線3の集合撚りピッチと複数の第2ケーブル心線3の集合撚りピッチが異なること、及び複数の第1ケーブル心線3の集合撚り方向と複数の第2ケーブル心線5の集合撚り方向が反対であるため、差動信号伝送用多心ケーブル1の可撓性が低下し、差動信号伝送用多心ケーブル1の配線等の作業能率が上がらないという問題がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明にあっては、第1ケーブル心線を複数集合撚りし、第2ケーブル心線を前記第1ケーブル心線と共に複数集合撚りし、第2ケーブル心線が各第1ケーブル心線と重なり合うようにしてそれぞれケーブル心線セットを形成し、ケーブル心線全体を囲むように外皮を設け、
複数の第1ケーブル心線の集合撚り方向と複数の第2ケーブル心線の集合撚り方向が同じになると共に、複数の第1ケーブル心線の集合撚りピッチと複数の第2ケーブル心線の集合撚りピッチが同じになるように構成し、
前記複数の第1ケーブル心線及び前記複数の第2ケーブル心線によって、環状の内層心線ユニット、及び前記内層心線ユニットと同心状であって環状の外層心線ユニットが形成されるように構成し、
各ケーブル心線セットを、ケーブル全長方向に沿って、前記第1ケーブル心線が前記内層心線ユニットの一部を形成しかつ前記第2ケーブル心線が前記外層心線ユニットの一部を形成する内外層形成状態と、前記第1ケーブル心線が前記外層心線ユニットの一部を形成しかつ前記第2ケーブル心線が前記内層心線ユニットの一部を形成する外内層形成状態を同じ割合に保ちつつ、それぞれ交互に切り替わるように構成してなることを特徴とする。
【0012】
請求項1に記載の発明特定事項によると、各ケーブル心線セットをケーブル全長方向に沿って前記内外層形成状態と前記外内層形成状態を同じ割合に保ちつつそれぞれ交互に切り替わるように構成してあるため、前記複数の第1ケーブル心線及び前記複数の第2ケーブル心線によって、それぞれ、前記内層心線ユニットの層心径と前記外層心線ユニットの層心径の平均化した層心径を有する同じ仮想層心線ユニットが形成されているとみなすことができる。そのため、前記複数の第1ケーブル心線の集合撚りピッチと前記複数の第2ケーブル心線の集合撚りピッチが同じであっても、換言すれば、前記複数の第1ケーブル心線の集合撚りピッチと前記複数の第2ケーブル心線の集合撚りピッチを変えることなく、前記複数の第1ケーブル心線の撚り込み率と前記複数の第2ケーブル心線の撚り込み率を同じにでき、前記第1ケーブル心線と前記第2ケーブル心線の線長差を極力少なくして、前記多心ケーブルの伝送効率を向上させることができる。
【0013】
また、各第1ケーブル心線に前記第2ケーブル心線が重なり合うようにしてそれぞれ前記ケーブル心線セットを形成しているため、前記複数の第1ケーブル心線の集合撚り方向と前記複数の第2ケーブル心線の集合撚り方向を反対にしなくても、2つの心線ユニット(前記内層心線ユニットと前記外層心線ユニット)の層形状が安定する。
更に、前記複数の第1ケーブル心線の集合撚り方向と前記複数の第2ケーブル心線の集合撚り方向が同じになるように構成したため、前記多心ケーブルの可撓性がより高くなる。
【0014】
請求項2に記載の発明にあっては、請求項1に記載の発明特定事項の他に、各第1ケーブル心線及び各第2ケーブル心線はそれぞれ対撚り線であって、前記第1ケーブル心線の対撚りピッチと前記第2ケーブル心線の対撚りピッチが同じであることを特徴とする。
【0015】
ここで、対撚り線とはカッド撚り線を含む意である。
【0016】
請求項3に記載の発明にあっては、請求項1に記載の発明特定事項の他に、隣接する前記ケーブル心線セットの間に第3ケーブル心線がそれぞれ配置され、第3ケーブル心線を第1ケーブル心線及び第2ケーブル心線と共に複数集合撚りし、複数の第1ケーブル心線の集合撚り方向、複数の第2ケーブル心線の集合撚り方向、及び複数の第3ケーブル心線の集合撚り方向がそれぞれ同じになると共に、複数の第3ケーブル心線の集合撚りピッチが複数の第1ケーブル心線及び複数の第2ケーブル心線の集合撚りピッチが同じになるように構成し、前記複数の第3ケーブル心線によって、前記内層心線ユニットの層心径と前記外層心線ユニットの層心径の平均化した層心径を有してあって同心状かつ環状の中間層心線ユニットを形成するように構成してなることを特徴とする。
【0017】
請求項3に記載の発明特定事項によると、請求項1に記載の発明特定事項の他に、前記複数の第3ケーブル心線によって前記仮想層心線ユニットと同じ層心径を有する前記中間層心線ユニットを形成することができるため、前記複数の第3ケーブル心線の集合撚りピッチが前記複数の第1ケーブル心線及び前記複数の第2ケーブル心線の集合撚りピッチが同じであっても、3種類のケーブル心線(前記第1ケーブル心線、前記第2ケーブル心線、前記第3ケーブル心線)の線長差を極力少なくして、前記多心ケーブルの伝送効率を向上させることができる。
【0018】
また、前記複数の第1ケーブル心線の集合撚り方向、前記第2ケーブル心線の集合撚り方向、及び前記第3ケーブル心線の集合撚り方向がそれぞれ同じになるように構成したため、前記多心ケーブルの可撓性がより高くなる。
【0019】
請求項4に記載の発明にあっては、請求項3に記載の発明特定事項の他に、各第1ケーブル心線、各第2ケーブル心線、及び各第3ケーブル心線はそれぞれ対撚り線であって、前記第1ケーブル心線の対撚りピッチ、前記第2ケーブル心線の対撚りピッチ、及び前記第3ケーブル心線の対撚りピッチがそれぞれ同じであることを特徴とする。
【0020】
ここで、対撚り線とはカッド撚り線を含む意である。
【0021】
請求項5に記載の発明にあっては、請求項1から請求項4のうちいずれかの請求項に記載の発明特定事項の他に、前記ケーブル心線全体のが集合中心に配置された中心介在を備えてなることを特徴とする。
【0022】
請求項5に記載の発明特定事項によると、請求項1から請求項4のうちのいずれかの請求項に記載の発明特定事項の他に、前記中心介在によって2つの心線ユニット(前記内層心線ユニットと前記外層心線ユニット)の層形状がより安定する。
【0023】
請求項6に記載の発明にあっては、請求項1から請求項5のうちのいずれかの請求項に記載の発明特定事項の他に、前記ケーブル心線全体と前記外皮の間に設けられた遮蔽層を備えてなることを特徴とする。
【0024】
請求項7に記載の発明特定事項にあっては、請求項1から請求項6のうちいずれかの請求項に記載の発明特定事項の他に、前記外皮はPVC材からなることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0026】
図1は、本発明の実施の形態に係わる差動信号伝送用多心ケーブルの断面図である。
【0027】
図1に示すように、本発明の実施の形態に係わる差動信号伝送用多心ケーブル19は、複数集合撚りした(本発明の実施の形態にあっては4本集合撚りした)第1ケーブル心線21と、複数集合撚りした(本発明の実施の形態にあっては4本集合撚りした)第2ケーブル心線23と、複数集合撚した(本発明の実施の形態にあっては4本集合撚りした)第3ケーブル心線25と、ケーブル心線全体21,23,25の集合中心に配置された中心介在27と ケーブル心線全体21,23,25を囲むように押出成形により設けられた外皮29と、ケーブル心線全体2,23,25と外皮29の間に設けられた遮蔽金属テープ31とを備えている。
【0028】
第2ケーブル心線23は、各第1ケーブル心線21と重なり合うにようしてそれぞれケーブル心線セットSTを形成してあって、第1ケーブル心線23と共に複数集合撚りされるものである。なお、複数(本発明の実施の形態にあっては4つ)のケーブル心線セットSTは、差動信号伝送用多心ケーブル19の任意の断面において等間隔に配置されている。また、複数の第3ケーブル心線25は、隣接するケーブル心線セットST間にそれぞれ配置されてあって、第1ケーブル心線21及び第2ケーブル心線23と共に複数集合撚りされるものである。
【0029】
複数の第1ケーブル心線21の集合撚りピッチ、複数の第2ケーブル心線23の集合撚りピッチ、及び複数の第3ケーブル心線25の集合撚りピッチは同じになるように構成してある。また、複数の第1ケーブル心線21の集合撚り方向、複数の第2ケーブル心線23の集合撚り方向、及び複数の第3ケーブル心線25の集合撚り方向は同じになるように構成してある。
【0030】
各第1ケーブル心線21は、それぞれ4本の絶縁電線33を備えたカッド撚り線であり、各第2ケーブル心線23はそれぞれ4本の絶縁電線35を備えたカッド撚り線であって、各第3ケーブル心線25はそれぞれ4本の絶縁電線37を備えたカッド撚り線である。ここで、各第1ケーブル心線21のカッド撚りピッチ、各第2ケーブル心線23のカッド撚りピッチ、及び各第3ケーブル心線25のカッド撚りピッチは同じになるように構成してある。また、各第1ケーブル心線21のカッド撚り方向、各第2ケーブル心線23のカッド撚り方向、及び各第3ケーブル心線25のカッド撚り方向は同じになるように構成してある。
【0031】
また、複数の第1ケーブル心線21及び複数の第2ケーブル心線23によって、環状の内層心線ユニット39、及び内層心線ユニット39と同心状であって環状の外層心線ユニット41が形成されるように構成してある。更に、複数の第3ケーブル心線25によって、内層心線ユニット39の層心径d1と外層心線ユニット41の層心径d2の平均化した層心径d3を有してあって同心状かつ環状の中間層心線ユニット43を形成するように構成してある。
【0032】
そして、各ケーブル心線セットSTを、ケーブル全長方向(図1において紙面に向かって表裏方向)に沿って、内外層形成状態と外内層形成状態を同じ割合に保ちつつ、それぞれ交互に切り替わるように構成してある。
【0033】
ここで、前記内外層形成状態とは、第1ケーブル心線21が内層心線ユニット39の一部を形成しかつ第2ケーブル心線23が外層心線ユニット41の一部を形成する状態のことをいい、図1において上側と右側に位置する2つのケーブル心線セットSTが前記内外層形成状態にある。前記外内層形成状態とは、第1ケーブル心線21が外層心線ユニット41の一部を形成しかつ第2ケーブル心線23が内層心線ユニット39の一部を形成する状態のことをいい、図1において下側と左側に位置する2つのケーブル心線セットSTが前記外内層形成状態にある。
【0034】
なお、本発明の実施の形態にあっては、1集合撚りピッチ分に相当する部分の間で、各ケーブル心線セットSTがそれぞれ前記内外層形成状態と前記外内層形成状態に2回交互に切り替わって元の層形成状態に復帰しているが、4回以上の複数回切り替わっても差し支えない。
【0035】
また、外皮29は、PVC材により構成される。
【0036】
次に、本発明の実施の形態の作用について説明する。
【0037】
各ケーブル心線セットSTをケーブル全長方向に沿って前記内外層形成状態と前記外内層形成状態を同じ割合に保ちつつそれぞれ交互に切り替わるように構成してあるため、複数の第1ケーブル心線21及び複数の第2ケーブル心線23によって、それぞれ、内層心線ユニット39の層心径d1と外層心線ユニット41の層心径d2の平均化した層心径d3を有する同じ仮想層心線ユニットが形成されているとみなすことができる。また、複数の第3ケーブル心線25によって前記仮想層心線ユニットと同じ層心径d3を有する中間層心線ユニット43を形成することができる。そのため、複数の第1ケーブル心線21の集合撚りピッチ、複数の第2ケーブル心線23の集合撚りピッチ、及び複数の第3ケーブル心線25の集合撚りピッチが同じであっても、換言すれば、複数の第1ケーブル心線21の集合撚りピッチ、複数の第2ケーブル心線23の集合撚りピッチ、及び複数の第3ケーブル心線25の集合撚りピッチを変えることなく、3種類のケーブル心線(第1ケーブル心線21、第2ケーブル心線23、第3ケーブル心線25)の線長差を極力少なくして、差動信号伝送用多心ケーブル1の伝送効率を向上させることができる。
【0038】
また、各第1ケーブル心線21に第2ケーブル心線23が重なり合うようにしてそれぞれケーブル心線セットSTを形成しているため、複数の第1ケーブル心線21の集合撚り方向と複数の第2ケーブル心線23の集合撚り方向を反対にしなくても、2つの心線ユニット(内層心線ユニット39と外層心線ユニット41)の層形状が安定する。
【0039】
以上の如き、本発明の実施の形態によれば、複数の第1ケーブル心線21の集合撚りピッチ、複数の第2ケーブル心線23の集合撚りピッチ、及び複数の第3ケーブル心線25の集合撚りピッチを変えることなく、3種類のケーブル心線21,23,25の線長差を極力少なくして差動信号伝送用多心ケーブル19の伝送効率を向上させるため、複数の第1ケーブル心線21、複数の第2ケーブル心線23、及び複数の第3ケーブル心線25の集合撚り作業が簡略化して、差動信号伝送用多心ケーブル19の製造時間が短くなる。
【0040】
また、複数の第1ケーブル心線21の集合撚りピッチ、複数の第2ケーブル心線23の集合撚りピッチ、及び複数の第3ケーブル心線25の集合撚りピッチは同じにすると共に、複数の第1ケーブル心線21の集合撚り方向、複数の第2ケーブル心線23の集合撚り方向、及び複数の第3ケーブル心線25の集合撚り方向は同じにしているため、差動信号伝送用多心ケーブル19の可撓性が高くなって、差動信号伝送用多心ケーブル19の配線作業等の作業能率が向上する。
【0041】
なお、本発明は、前述の発明の実施の形態の説明に限るものではなく、例えば、差動信号伝送用多心ケーブル19以外の多心ケーブルに適用することができ、また、各ケーブル心線21(23,25)をそれぞれ4本の絶縁電線33(35,37)を備えたカッド撚り線からなるものとする代わりに、2本の絶縁電線を備えた対撚り線からなるもの、或いは光ファイバ心線を備えたものに変更することができる。
【0042】
【発明の効果】
請求項1から請求項7のうちのいずれかの請求項に記載の発明によれば、前記複数の第1ケーブル心線の集合撚りピッチと前記複数の第2ケーブル心線の集合撚りピッチを変えることなく、前記第1ケーブル心線と前記第2ケーブル心線の線長差を極力少なくして多心ケーブルの伝送効率を向上させるため、前記複数の第1ケーブル心線及び前記複数の第2ケーブル心線の集合撚り作業が簡略化して、前記多心ケーブルの製造時間が短くなる。
【0043】
また、前記複数の第1ケーブル心線の集合撚りピッチと前記複数の第2ケーブル心線の集合撚りピッチが同じであるため、前記多心ケーブルの可撓性が高くなって、前記多心ケーブルの配線作業等の作業能率が向上する。特に、前記多心ケーブルの可撓性がより高くなるため、前記多心ケーブルの配線作業等の作業能率はより向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係わる差動信号伝送用多心ケーブルの断面図である。
【図2】 従来の差動信号伝送用多心ケーブルの断面図である。
【符号の説明】
19 差動信号伝送用多心ケーブル
21 第1ケーブル心線
23 第2ケーブル心線
25 第3ケーブル心線
27 中心介在
29 外皮
31 遮蔽金属テープ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a multicore cable such as a multicore cable for differential signal transmission.
[0002]
[Prior art]
Prior art will be described with reference to the drawings.
[0003]
FIG. 2 is a cross-sectional view of a conventional multicore cable for differential signal transmission.
[0004]
In a storage area network (SAN) or a fiber channel (FC) that performs data transmission at high speed, a
[0005]
That is, the
[0006]
Here, each first cable core wire 11 is a quad stranded wire provided with four insulated wires 11, and each second
[0007]
By the way, in order to improve the transmission efficiency of the differential signal
[0008]
Further, in order to stabilize the layer shape of the two
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, the set twist pitch of the plurality of first
[0010]
Furthermore, the collective twist pitch of the plurality of
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In the first aspect of the present invention, a plurality of first cable core wires are twisted together, a plurality of second cable core wires are twisted together with the first cable core wires, and the second cable core wires are connected to the first cable core wires. Each cable core set is formed so as to overlap with the cable core, and a sheath is provided so as to surround the entire cable core ,
The set twist direction of the plurality of first cable cores and the set twist direction of the plurality of second cable cores are the same, and the set twist pitch of the plurality of first cable cores and the set of the plurality of second cable cores Configure the twist pitch to be the same,
The plurality of first cable cores and the plurality of second cable cores form an annular inner layer core unit and an annular outer layer core unit that is concentric with the inner layer core unit. Configure
In each cable core set, the first cable core forms part of the inner layer core unit and the second cable core forms part of the outer layer unit along the entire length of the cable. The inner and outer layer formation state is the same as the outer and inner layer formation state in which the first cable core wire forms part of the outer layer core wire unit and the second cable core wire forms part of the inner layer core wire unit. It is characterized in that it is configured to switch alternately while maintaining the ratio.
[0012]
According to the invention specific matter of
[0013]
Further, since the cable core sets are formed so that the second cable cores overlap each first cable core, the collective twist direction of the plurality of first cable cores and the plurality of first cables The layer shape of the two core units (the inner core unit and the outer core unit) is stable even if the collective twist direction of the two cable cores is not reversed.
Furthermore, since the collective twist direction of the plurality of first cable cores and the collective twist direction of the plurality of second cable cores are the same, the flexibility of the multi-core cable is further increased.
[0014]
In the invention described in claim 2 , in addition to the invention specific matter described in
[0015]
Here, the term “twisted wire” means a quad twisted wire.
[0016]
In the invention according to
[0017]
According to the invention specific matter of
[0018]
Further , since the collective twist direction of the plurality of first cable cores, the collective twist direction of the second cable cords, and the collective twist direction of the third cable cords are respectively the same, the multicore The cable becomes more flexible.
[0019]
In the invention described in claim 4 , in addition to the invention specific matter described in
[0020]
Here, the term “twisted wire” means a quad twisted wire.
[0021]
In the invention according to
[0022]
According to the invention specific matter of the fifth aspect, in addition to the invention specific matter of any one of the first to fourth aspects, the two core unit (the inner layer cores) are interposed by the central interposition. The layer shape of the wire unit and the outer core unit is more stable.
[0023]
In the invention described in claim 6 , in addition to the invention specific matter described in any one of
[0024]
In the invention specific matter according to
[0025]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0026]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a differential signal transmission multi-core cable according to an embodiment of the present invention.
[0027]
As shown in FIG. 1, a
[0028]
Each of the second
[0029]
The collective twist pitch of the plurality of
[0030]
Each
[0031]
The plurality of
[0032]
Each cable core set ST is alternately switched along the entire cable length direction (the front and back direction toward the paper surface in FIG. 1) while maintaining the inner / outer layer formation state and the outer / inner layer formation state at the same ratio. It is configured.
[0033]
Here, the inner / outer layer formation state refers to a state in which the
[0034]
In the embodiment of the present invention, between the portions corresponding to one set twist pitch, each cable core set ST alternates twice between the inner and outer layer formation state and the outer and inner layer formation state, respectively. It has been switched to return to the original layer formation state, but it may be switched more than four times.
[0035]
The
[0036]
Next, the operation of the embodiment of the present invention will be described.
[0037]
Since each cable core set ST is configured to be alternately switched along the entire length of the cable while maintaining the inner and outer layer formation state and the outer and inner layer formation state at the same ratio, a plurality of
[0038]
In addition, since the cable core set ST is formed so that the
[0039]
As described above, according to the embodiment of the present invention, the collective twist pitch of the plurality of
[0040]
In addition, the collective twist pitch of the plurality of
[0041]
The present invention is not limited to the description of the embodiment of the invention described above, and can be applied to, for example, a multi-core cable other than the
[0042]
【The invention's effect】
According to
[0043]
Further, since the collective twist pitch of the plurality of first cable cores and the collective twist pitch of the plurality of second cable cores are the same, the flexibility of the multi-core cable is increased, and the multi-core cable is increased. The work efficiency of wiring work etc. is improved. Particularly, since the flexibility of the multi-core cable becomes higher, the work efficiency of the multi-core cable wiring work and the like is further improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a multicore cable for differential signal transmission according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of a conventional multicore cable for differential signal transmission.
[Explanation of symbols]
19 Multi-core cable for
Claims (7)
複数の第1ケーブル心線の集合撚り方向と複数の第2ケーブル心線の集合撚り方向が同じになると共に、複数の第1ケーブル心線の集合撚りピッチと複数の第2ケーブル心線の集合撚りピッチが同じになるように構成し、
前記複数の第1ケーブル心線及び前記複数の第2ケーブル心線によって、環状の内層心線ユニット、及び前記内層心線ユニットと同心状であって環状の外層心線ユニットが形成されるように構成し、
各ケーブル心線セットを、ケーブル全長方向に沿って、前記第1ケーブル心線が前記内層心線ユニットの一部を形成しかつ前記第2ケーブル心線が前記外層心線ユニットの一部を形成する内外層形成状態と、前記第1ケーブル心線が前記外層心線ユニットの一部を形成しかつ前記第2ケーブル心線が前記内層心線ユニットの一部を形成する外内層形成状態を同じ割合に保ちつつ、それぞれ交互に切り替わるように構成してなることを特徴とする多心ケーブル。 A plurality of first cable cores are twisted together, a plurality of second cable cores are twisted together with the first cable cores, and the second cable cores overlap each first cable core, respectively. Form a set and provide an outer skin to surround the entire cable core ,
The set twist direction of the plurality of first cable cores and the set twist direction of the plurality of second cable cores are the same, and the set twist pitch of the plurality of first cable cores and the set of the plurality of second cable cores Configure the twist pitch to be the same,
The plurality of first cable cores and the plurality of second cable cores form an annular inner layer core unit and an annular outer layer core unit that is concentric with the inner layer core unit. Configure
In each cable core set, the first cable core forms part of the inner layer core unit and the second cable core forms part of the outer layer unit along the entire length of the cable. The inner and outer layer formation state is the same as the outer and inner layer formation state in which the first cable core wire forms part of the outer layer core wire unit and the second cable core wire forms part of the inner layer core wire unit. A multi-core cable configured to be switched alternately while maintaining a ratio.
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JP2002163109A JP3848213B2 (en) | 2002-06-04 | 2002-06-04 | Multi-core cable |
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