JP3846557B2 - Blower unit, outdoor unit of air conditioner, outdoor unit of refrigerator - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、空気調和機の室外ユニットや冷凍機の室外ユニット等の送風機を備えた送風ユニットの騒音を低減できる構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図17は例えば実開平3−57327号公報に示された従来の空気調和機の室外ユニットの斜視図である。図において、101は空気調和機の室外ユニットの本体(以下室外ユニット本体と称す)、106aは正面空気吸込み口、106bは背面空気吸込み口、107a,107bはそれぞれ熱交換器、103a,103bはそれぞれ左右側面板、104は上面板、112はプロペラファン、114は空気吹出し口113に設けた吹出しガードである。
【0003】
次に動作について説明する。プロペラファン112の回転により、正面空気吸込み口106aと背面空気吸込み口106bから外気を吸込み、プロペラファン112の下流に設けられた吹出しガード114から室外ユニット本体1の外へ吹き出される。この時、室外ユニット本体1に吸い込まれる空気は、途中熱交換器107a,107bを通過する際に、熱交換を行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の空気調和機の室外ユニットは以上のように構成されているので、吹出しガード114部分のみから生じる送風による周囲への騒音は指向性が特に無くほぼ均一なものであるが、室外ユニット本体101の周囲からの騒音は、正面空気吸込み口106a及び背面空気吸込み口106b側が左右側面板103a,103b等の他の面よりも開口面が広く、室外ユニット内部からの音が洩れやすいため、室外ユニットの外で観測される騒音は空気吸込み口106a,106bのある方向の図17のx方向で他の方向である図のy方向よりも大きくなり、ユニットの騒音の最大騒音が大きいという課題があった。
【0005】
この発明は、上記のような課題を解消するためになされたもので、空気調和機の室外ユニット等の送風機を備えた送風ユニットの周囲で、極端に騒音が大きくなる方向がなく、装置の最大騒音を小さくでき、また、騒音全体を小さくできる送風ユニット又は空気調和機の室外ユニット及び冷凍機の室外ユニットを得ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係わるこの発明の送風ユニットは、送風機と、この送風機を収納する本体の周囲の少なくとも一側面に開設した空気吸込み口と、前記本体の上面に開設した空気吹出し口と、この空気吹出し口に設けたガードと、を備えた送風ユニットにおいて、前記ガードに通風される間隔を有して並んだ列状のリブを備え、前記空気吸込み口が複数の側面にある場合は、前記ガードの通風方向と直交する方向の前記ガードが無い状態における送風ユニットの前記本体周囲からの騒音の指向性が最も大きくなる開口面積の一番大きい空気吸込み口のある方向に、前記ガードの騒音の指向性が前記リブの軸の横方向より小さい前記リブの軸長方向を向けたものである。
【0007】
請求項2に係わるこの発明の送風ユニットは、前記リブの軸の断面形状を、前記送風機による通風方向の縦方向寸法を横方向寸法より長く形成したものである。
【0008】
請求項3に係わるこの発明の送風ユニットは、送風機と、この送風機を収納する本体の周囲の少なくとも一側面に開設した空気吸込み口と、前記本体の上面に開設した空気吹出し口と、この空気吹出し口に設けたガードと、を備えた送風ユニットにおいて、前記ガードに通風される間隔を有して並んだ列状のリブを備え、前記ガードの通風方向と直交する方向の前記ガードが無い状態における送風ユニットの前記本体周囲からの騒音の指向性が他の側面より大きい空気吸込み口を開設した側面方向に、前記ガードの騒音の指向性が前記リブの軸の横方向より小さい前記リブの軸長方向を向けるとともに、前記リブの軸の断面形状を、前記送風機による通風方向の縦方向寸法を横方向寸法より長く形成したものである。
【0009】
請求項4に係わるこの発明の送風ユニットは、前記空気吸込み口が1側面にある場合に、前記空気吸込み口のある側面方向に、前記ガードの前記リブの軸長方向を向けたものである。
【0010】
請求項5に係わるこの発明の送風ユニットは、前記空気吸込み口が対向する2側面にある場合に、前記空気吸込み口のある側面方向に、前記ガードの前記リブの軸長方向をそれぞれ向けたものである。
【0011】
請求項6に係わるこの発明の送風ユニットは、前記リブの軸の断面形状を、前記送風機による通風方向に長い略楕円形状に形成したものである。
【0012】
請求項7に係わるこの発明の送風ユニットは、前記ガードをプラスチック部材により形成したものである。
【0014】
請求項8に係わるこの発明の空気調和機の室外ユニットは、前記請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の発明の送風ユニットが、その本体内部に熱交換器を備えた空気調和機の室外ユニットとしたものである。
【0015】
請求項9に係わるこの発明の冷凍機の室外ユニットは、前記請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の発明の送風ユニットが、その本体内部に熱交換器を備えた冷蔵庫やショーケース等の冷凍機の室外ユニットとしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図4はこの発明の実施の形態1である空気調和機の室外ユニットを示す図で、図1は空気調和機の室外ユニットの斜視図、図2は図1の空気調和機の室外ユニットの構造を概念的に表す縦断面図、図3は図1の空気調和機の室外ユニットの構造を概念的に表す横断面図、図4は吹出しガードのリブの要部横断面図である。また、方向を分かりやすく説明するためxyzの軸座標を表示する。図において、1は空気調和機の室外ユニットの本体(以下、室外ユニット本体と称す)で、周囲をそれぞれ鉄等の金属部材等よりなる正面板2a、背面板2b、左右側面板3a、3bで形成し、上下面をそれぞれ上面板4、底板5とで箱状に形成している。
【0017】
6a,6bはそれぞれ正面板2a、背面板2bに開設した正面空気吸込み口と背面空気吸込み口である。7a,7bは内部に冷媒を循環させる冷媒流路を有し、アルミのフィン等を空気が流通する間隔をあけて積層した熱交換器で、それぞれ正面空気吸込み口6aと背面空気吸込み口6bに対向して室外ユニット本体1の前後に配置している。8は室外ユニット本体1の下部に仕切板9により区画形成した機械室で、圧縮機10を配置している。
【0018】
11は上面板4に開設した円形の開口部で、この開口部に送風機であるプロペラ式のファン12を設けている。13は室外ユニット本体1からの送風が吹き出される室外ユニット本体1上部の空気吹出し口で、ファン12の下流側の空気吹出し口13を覆うガードである吹出しガード14を設けている。この吹出しガード14は、室外ユニット本体1内への異物の混入防止や、作業者の手が入らないようにファン12から保護する働きをするもので、この実施の形態では成形しやすいようにポリプロピレン等のプラスチック部材により形成しており、通風される間隔を有して一方向に長く並んだ列状の複数のリブ14aを備え、このリブ14aの軸長方向を室外ユニット本体1の前後方向である図1のX軸方向、つまり空気吸込み口6a,6bの方向に向けて配置している。なお、リブ14aの間隔は送風や騒音に影響を及ぼさないようにできるだけ広い間隔が望ましいが、上記のとおり人の手の指が入らない間隔で、できるだけ広い間隔にしている。
【0019】
また、この吹出しガード14のリブ14aについてさらに詳しく説明する。図4は吹出しガード14のリブ14aの要部横断面を示すもので、図において15aはファン12による通風方向である縦方向(z方向)の厚さ寸法、15bは横方向(y方向)の厚さ寸法である。吹出しガード14に必要な要求特性の一つに、外側の上方から(図ではz方向から)力が加わっても決められた以上に変形、破壊しない耐力がある必要があり、この特性に対しては断面の縦方向寸法が大きく関わるため、縦方向寸法15aを横方向寸法15bよりも長くすることにより、必要な耐力を有する条件にて横断面寸法15bを小さくしている。そして、これにより吹出しガード14の開口率を大きく採り、つまり開口面積を広くし、送風の流れの抵抗を抑えて、ファン12による通風の騒音を小さくできるとともに、吹出しガード14を通過する風の流速を抑えて発生する騒音を小さくすることができるので、結果として室外ユニットの騒音を更に小さくするという効果を得ることができるものである。
【0020】
なお、この実施の形態ではリブ14aをファン12の送風による通風方向に長い楕円形状にして、上下に丸く窄まるように形成しているので、吹出される風がスムーズに流れて吹出しガード14部分の騒音を小さくできるとともに、プラスチック部材によりリブの形状を成型する際、断面の楕円形状の一番膨らむ部分で上下に成形型を分割して形成すればリブ14aを成形することができ、また楕円により成形型から取り出しやすいため、成型がしやすいという効果もある。
【0021】
次に室外ユニットの動作について説明する。空気調和機が運転されて室外ユニット本体1のファン12が回転すると、その送風作用により正面空気吸込み口6aおよび背面空気吸込み口6bから外部空気が室外ユニット本体1内に吸い込まれる。そして、外部空気が熱交換器7a,7bを通過する際に、熱交換器7a,7b内の冷媒流路を循環し、空気調和機の冷暖房の運転等により外部空気よりも高温または低温状態の冷媒と熱交換が行われる。次いで、熱交換機7a,7bを通過し、室外ユニット本体1内に吸い込まれた空気は、ファン12により空気吹出し口13の吹出しガード14を通過して室外ユニット本体1の上方から外部へと吹き出される。また、冷媒は機械室8に設けられた圧縮機10の圧縮作用により室外ユニットの冷媒流路および連通する室内ユニット(図示せず)の冷媒流路内を循環する。
【0022】
次に室外ユニットの騒音について説明する。室外ユニット本体1の周囲で聞こえる騒音の主な音源としては、圧縮機10などの冷媒回路要素部品とファン12及び吹出しガード14が挙げられる。これらの音源から発生する騒音の一部は直接室外ユニット本体1外部へ放射され、またその一部は室外ユニット本体1内部へ放射される。そして室外ユニット本体1内部へ放射された音は室外ユニット本体1を囲む部材の透過率が大きい部分ほど音の透過量も多く室外ユニット本体1の外へ伝播される。つまり、室外ユニット本体1を囲む部材のうち正面板2a、背面板2b、左右側面板3a,3bは鉄等の金属部材が使われることが多く、また塞がれているため透過率が比較的小さいが、熱交換器7a,7bが配置された正面空気吸込み口6a及び背面空気吸込み口6b分部は空気が通過するように開口した風路を有するために音の透過率が最も大きい。このため吹出しガード14の通風方向と直交する方向の空気吸込み口6a,6bのある方向である図1のx方向で音の透過が大きく、つまりこの室外ユニット本体1ではその形態の特性として、他の騒音発生源に大きな指向性の変化があるなどの特別な条件がない場合、通常は空気吸込み口6a,6bのある方向に音の指向性を有し、騒音が大きくなる。すなわち、図1の室外ユニット本体1では吹出しガード14がない状態で、室外ユニット本体1の側面周囲からの騒音を計測すると特に前後方向のx軸方向で音の指向性(騒音)が大きく、左右方向のy方向で指向性が小さくなる。
【0023】
次に吹出しガード14の騒音について説明する。本実施の形態1では、室外ユニット本体1の空気吸込み口6a,6b側であるx方向に向いたリブ14aから吹出しガード14が構成されているので、吹出しガード14で発生する騒音の指向性はx軸方向で小さく、騒音が小さくなる。このことについて技術的に説明する。図5は流体音工学の技術書などに紹介されている円柱の空気音の指向性を示す図である。図ではリブ14aに相当する円柱16の軸に垂直な方向のz方向から気流17を吹きつけた場合の円柱16の軸の横方向であるxy平面と、軸の長手方向であるyz平面におけるそれぞれの等音圧線18a、18bの形を示している。図から分かるように軸の長手方向のx方向への音の指向性は、軸の横方向のy方向より小さく、騒音が小さくなるわけである。
【0024】
また、次に吹出しガード14とファン12とを組合せた時の音の指向性の違いを通風無響室にて試験した例を説明する。図6はこの発明の実施の形態1を示す吹出しガードの音の指向性試験の配置を説明する斜視図であり、図7は図6の試験の横から見た断面図である。図において19a、19bはそれぞれ音を検出するマイクロフォン、20はファン12を任意の回転数で回転させるモータ等の駆動装置、21は室外ユニット本体1の空気吹出し口13部分を想定する通風室、22は外部からの音が入らず、また、内部で発生した音が反響しないようにした音の計測用の無響室である。そして、実施の形態1の室外ユニットの空気吹出し口13部分を想定して、吹出しガード14のリブ14aの長手の軸長方向は図6のx方向に揃え、かつ、吹出しガード14の奥にはプロペラファン12を配置し、風がファン12から吹出しガイド14の方向であるz方向へ流れるようにして、ファン12からの風量を変化させ、その時の騒音を図に示した2箇所の位置のマイクロフォン19a、19bにて測定したものである。
【0025】
2つのマイクロフォン19a,19bの位置は吹出しガード14の中心から同じ距離に有り、19aのマイクロフォンは吹出しガード14中心を中心にしてz軸からxz平面上をx軸方向に、19bのマイクロフォンは吹出しガード14中心を中心にしてz軸からyz平面上をy軸方向に同じ角度(この実験では45deg)傾けている。つまり19aのマイクロフォンは吹出しガード14のリブ14aの軸長に沿った方向のx方向への騒音の指向性を、19bのマイクロフォンは吹出しガード14のリブ14aの軸と平行な方向のy方向への指向性を測定したものである。図8がその結果であるが、実線がマイクロフォン19aで測定した騒音レベル、破線がマイクロフォン19bで測定した騒音レベルであり、明らかに実線のマイクロフォン19aで観測されたx軸方向の騒音が破線のマイクロフォン19bで観測されたy軸方向の騒音より低く、つまり、リブ14aの軸長方向への騒音が軸の横方向の騒音に比べて低いことがわかる。
【0026】
次に実施の形態1の室外ユニット本体1の吹出しガード14の効果について詳述する。室外ユニット本体1の大きさは、設置場所への搬入の容易性、設置作業の容易性などの関係から人の背丈よりも極端に大きくなることは少なく、室外ユニット本体1の上方に空気を吹出すこの実施の形態1のユニット形態では、吹出しガード14の位置は人の耳元よりも少し低いかもしくは近い高さとなり、つまり、吹出しガード14が室外ユニット本体1の騒音に与える影響は大きいわけである。
【0027】
そこで、この実施の形態1のように吹出しガード14を装着しない状態の室外ユニット本体1の形態による騒音の指向性特性とこの吹出しガード14の騒音の指向性特性との方向をずらして配置することにより、室外ユニット本体1の形態による騒音の指向性の大きい方向である空気吸込口6a,6bのある方向のx方向で騒音を観測する場合、吹出しガード14の騒音の指向性をずらしたとしても騒音を左右側面板3a,3bのある方向のy方向で観測する場合よりも大きくなるケースもあるが、吹出しガード14からの騒音はリブ14aにより指向性が小さい向きとなっているので、極端に騒音が大きくなることがなく、室外ユニット全体としての騒音を従来に比べ小さく抑えることができる。また、リブ14aを設けるだけの容易な構成で吹出しガード14に音の指向性を得られるわけである。
【0028】
また、室外ユニット本体1の形態による騒音指向性の小さい方向である左右側面板3a,3bの方向のy方向で騒音を観測する場合には、左右側面板3a,3bにより室外ユニット本体1の音の指向性が小さいので全体としての騒音が大きくなることが抑えられている。よって、本実施の形態1では、室外ユニット本体1の騒音を抑えた空気調和機の室外ユニットを得ることができ、実際に製作した試験機の一例によれば、騒音が最大となる空気吸い込み口6aまたは6bの方向の室外ユニット本体1から1m離れた底板5から高さ1mの位置で、従来品に比べ2dBAの騒音を低下させる実験結果を得ることができた。つまり、室外ユニット本体1の騒音の最大値を2dBA低下させることができたわけである。
【0029】
実施の形態2.
図9はこの発明の実施の形態2を示す空気調和機の室外ユニットの斜視図である。なお、上記実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。上記実施の形態1では吹出しガード14と上面板4が別体のものを示したが、図9に示すように、上面板4と吹出しガード14が繋がる構造として一体に形成してもよい。このような構造においても、室外ユニット本体1と吹出しガード14との騒音の指向性の特性は同様であるので、実施の形態1と同様に騒音を抑えた空気調和機の室外ユニットを得られるという効果があり、また更に、上面板4と吹出しガード14が同一材料で一体成形しているので、部品点数や材料数低減及び製造工程数低減などにより製造コストを抑えることができ、本実施の形態によれば騒音を抑えた空気調和機の室外ユニットを低コストで得られるという効果もある。
【0030】
実施の形態3.
図10はこの発明の実施の形態3を示す空気調和機の室外ユニットの斜視図である。なお、上記実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。上記実施の形態1では熱交換器7a,7bが室外ユニット本体1の前後にあって空気吸込み口6a,6bが室外ユニット本体1の前後にあるものを示したが、この実施の形態では断面略コ字形状の熱交換器7cを設け、正面板2aの正面空気吸込み口6aの他に熱交換器7cに対応して左右側面板3a,3bにそれぞれ左側面空気吸込み口6cと右側面空気吸込み口6dを開口している。そして、これら3つの空気吸込み口6a,6c,6dの内、最も開口面積が大きいのは正面板2aに開設する正面空気吸込み口6aである。なお、この実施の形態では背面板2bには空気吸込み口は不要であるため設けられていない。
【0031】
そして、その他は実施の形態1と同様に上面板4には円形の開口部11があり、その開口部11にはファン12が設置され、ファン12の下流側には吹出しガード14が設置されており、この吹出しガード14には主に一方向に並んだ列状かつ列の軸方向が室外ユニット本体1の正面空気吸込み口6aのある方向(x方向)に向けたリブ14aが形成されている。
【0032】
次にこの実施の形態の室外ユニットによる騒音の指向性特性について説明する。室外ユニット本体1の音の透過率が大きい空気吸込み口6a,6c,6dは3方向にあるが、正面板2aにある正面空気吸込み口6aが最も面積が大きいために正面板2a側のx方向の騒音の指向性が最も大きくなる。そして、吹出しガード14の騒音については、この正面板2aの方向であるx軸方向に向いたリブ14aから吹出しガード14が構成されているので、吹出しガード14の騒音の指向性は正面板2aの方向であるx軸方向で小さくなる。
【0033】
この吹出しガード14を考慮しない場合の室外ユニット1の騒音の指向性の大きい方へ、吹出しガード14の騒音の指向性の小さい方を組み合わせることにより、室外ユニット本体1の騒音指向性の大きい方向である正面吸込口6aのx方向で騒音を観測する場合、吹出しガード14の騒音低減の効果があったとしても、騒音を左右側面板3a,3bの方向であるy方向で観測する場合よりも大きくなるケースもあるが、吹出しガード14からの騒音は指向性が小さい向きとなっているので、上記実施の形態1と同様に室外ユニット全体としての騒音が大きくなることを抑えることができ、騒音を抑えた空気調和機の室外ユニットを同様に得ることができる。
【0034】
実施の形態4.
図11はこの発明の実施の形態4を示す空気調和機の室外ユニットの空気吹出し口部分の要部縦断面図である。なお、上記実施の形態と同一又は相当部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。上記実施の形態1〜3では吹出しガード14のリブ14aが平らなものを示したが、図11に示すようにリブ14aの列の横から見た形状を室外ユニット本体1の外側へ膨らんだ反りを持つ形状としてもよい。このようにすると外からの力に対する耐力が増して、リブ14aの断面を小さくして吹出しガード14の開口率を大きく採り、流れの抵抗を抑えて、ファン12の騒音を小さくできるとともに、吹出しガード14を通過する流速を抑えて発生する騒音を小さくすることができるので、結果として室外ユニットの騒音を更に小さくできるものが得られるという効果がある。
【0035】
実施の形態5.
図12はこの発明の実施の形態5を示す空気調和機の室外ユニットの上面図である。なお、上記実施の形態1〜4と同一又は相当部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。上記実施の形態1〜4では吹出しガード14を一方向のx軸方向に向いたリブ14aから構成したものを示したが、図12に示すように他の方向の例えばy軸方向にも必要な強度を確保するためにリブ14bを設けてもよい。その時には主となるリブ14aよりも本数を減らして、リブ14aの長手の軸長方向で騒音が小さくなるという騒音の指向性を失わない程度に他の方向のリブ14bを追加すれば良く、上記実施の形態と同様に室外ユニットの騒音を低減できるという同様の効果を奏する。なお、リブ14aの形成の一例を説明すると、吹出しガード14全体をプラスチック部材のポリプロピレンにより形成し、横方向のリブ14bを適宜設け、リブ14aについては、リブ14aの軸の断面形状のファン12の通風方向の縦方向寸法の最大部分を12mm,横方向寸法の最大部分を3mmとし、リブ14aとリブ14aの列の隙間を手の指がファン12に触ることがないように11mm〜13mmとして形成した。
【0036】
実施の形態6.
図13はこの発明の実施の形態6を示す空気調和機の室外ユニットで、(a)は上面図、(b)は正面図である。なお、上記実施の形態と同一又は相当部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。上記実施の形態1〜5では吹出しガード14が室外ユニット本体1に対して一個のものを示したが、図13に示すように大きな室外ユニット本体1の場合は複数の吹出しガード14を設けてもよく、この実施の形態では6個の吹出しガード14を設けたものであり、このようなものでも上記実施の形態と同様に騒音を低減できる効果が得られる。
【0037】
実施の形態7.
図14はこの発明の実施の形態7を示す図12に相当する空気調和機の室外ユニットの上面図である。なお、上記実施の形態5と同一又は相当部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。上記実施の形態5では室外ユニット本体1の前後に空気吸込み口6a,6bがあるものを示したが、この実施の形態では室外ユニット本体1の周囲の空気吸込み口が正面空気吸込み口6aのみの場合を示している。この場合であっても吹出しガード14を考慮しない場合に室外ユニット本体1の周囲面で騒音が1番大きくなる正面空気吸込み口6a側分部の吹出しガード14を装着した際の騒音を同様に小さくでき、室外ユニットの騒音を小さくできるという効果は上記実施の形態と同様に得られる。
【0038】
実施の形態8.
図15はこの発明の実施の形態8を示す図14に相当する空気調和機の室外ユニットの上面図である。なお、上記実施の形態7と同一又は相当部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。上記実施の形態7では室外ユニット1の空気吸込み口が正面空気吸込み口6aの一面のみの場合に実施の形態5と同様なリブ14a形状の吹出しガード14を設けるものを示したが、この場合、背面板2b側は空気吸込み口がないので、騒音が洩れにくいため背面板2bの近傍側の吹出しガード14のリブ14cを、リブ14aによる正面空気吸込み口6a側の騒音が小さくなるという吹出しガード14の音の指向性に影響を及ぼさない範囲であれば、空気抵抗や手が入らないような大きさにすればよいだけであり、リブ14aの方向と異なっても、上記実施の形態と同様の効果が得られる。
【0039】
実施の形態9.
図16はこの発明の実施の形態9を示す図12に相当する空気調和機の室外ユニットの上面図である。なお、上記実施の形態5と同一又は相当部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。上記実施の形態5では室外ユニット1の前後に空気吸込み口6a,6bがあるものを示したが、この実施の形態では熱交換器7dが略L字形状で、室外ユニット本体1の周囲の空気吸込み口が正面空気吸込み口6aと左側面空気吸込み口6cのみの場合を示している。この場合、吹出しガイド14がない場合の室外ユニットの周囲の騒音の指向性は左側面空気吸込み口6cと正面空気吸込み口6a方向で強くなるため、吹出しガード14のリブ14aの騒音の指向性が小さくなる長手方向を左側面空気吸込み口6cと正面空気吸込み口6aの合わせ部分となる斜め方向に向けてもよい。このようにしても、室外ユニット本体1の騒音を低減できるものが得られる効果がある。
【0040】
また、上記実施の形態では室外ユニット本体1の周囲側面から空気を吸い込み、上方へ吹出す形態の空気調和機の室外ユニットに適用したものを示したが、特にこの形態の場合、吹出しガイド14の部分が人の立った状態の耳の近傍になるため、騒音の低減効果が著しく得られるものであるが、他の形態の空気調和機の室外ユニットにも適用可能であり、吹出しガード14の通風方向と直交する方向の吹出しガード14が無い状態における室外ユニットの本体1の騒音の指向性の大きい方向に、吹出しガード14の騒音の指向性の小さい方向を向けて配置すればよく、室外ユニット全体の騒音を低減できる効果は同様に得られる。
【0041】
また、上記実施の形態1ではリブ14aの軸の断面形状の楕円形状を上下に均一な整った楕円としたが、これに限定されるものでなく、上下の一方の円が多少大きく他方が多少小さいものでも、また、多少いびつであってもよく同様の効果が得られる。また、上記実施の形態ではリブ14aとリブ14a間の間隔が同一の例を示したが、異なった間隔であったり、リブ14aの太さも均一でないものであっても音の指向性がリブ14aの軸長方向で小さくなるものであればよく、上記実施の形態と同様の効果を奏する。また、上記実施の形態では、リブ14aをプラスチック部材により形成したものを示したが、高価となりやすいが、金属部材であってもよい。
【0042】
また、上記実施の形態ではファン12の下流側である空気吹出し口13側に設けた吹出しガード14のリブ14aの構成にて騒音を低下させるものを示したが、ファン12の上流側の空気吸込み口側にガードがある場合、そのガードに吹出しガード14のリブ14aと同様の構成及び配置を適用してもよく、上記実施の形態と同様に騒音を低減できるものが得られる効果がある。
【0043】
また、上記実施の形態では空気調和機の室外ユニットついて説明してきたが、業務用冷蔵庫やショーケース等の冷凍機の室外ユニットはその構造、作用が類似しており、特に騒音指向性に関しても殆ど同じである。このため、本発明を冷凍機の室外ユニットに実施してもよく、同様に騒音を抑えた冷凍機の室外ユニットを得られるという効果がある。
【0044】
また、空気調和機や冷凍機の室外ユニットの他、送風機を備えた他の送風ユニットにおいても同様にこの発明を適用でき、送風ユニットの騒音を同様に小さくできるものが得られる効果がある。なお、空気調和機の室外ユニットや冷凍機の室外ユニットの場合は、他の送風ユニットに比べて、特に屋外に設置されるケースが多いため、騒音低減による環境への配慮の効果が大きいものが得られる。
【0045】
【発明の効果】
以上、説明したとおり第1の発明に係わる送風ユニットは、送風機と、この送風機を収納する本体の周囲の少なくとも一側面に開設した空気吸込み口と、前記本体の上面に開設した空気吹出し口と、この空気吹出し口に設けたガードと、を備えた送風ユニットにおいて、前記ガードに通風される間隔を有して並んだ列状のリブを備え、前記空気吸込み口が複数の側面にある場合は、前記ガードの通風方向と直交する方向の前記ガードが無い状態における送風ユニットの前記本体周囲からの騒音の指向性が最も大きくなる開口面積の一番大きい空気吸込み口のある方向に、前記ガードの騒音の指向性が前記リブの軸の横方向より小さい前記リブの軸長方向を向けたので、送風ユニット本体とガードの両者の音が相乗して極端に騒音が大きくなることがなく、騒音を小さくできる送風ユニットを得られ、また、ガードの位置が上方にあってガードの騒音が人の耳元の近傍になるため、特に騒音低減の効果が顕著に得られるという効果がある。また、さらに容易な構成で騒音を小さくできる送風ユニットを得られるという効果がある。
【0046】
請求項2に係るこの発明の送風ユニットは、前記リブの軸の断面形状を、前記送風機による通風方向の縦方向寸法を横方向寸法より長く形成したので、ガードの開口面積を広くでき、ガード部分の騒音を小さくできるものが得られる効果がある。
【0047】
請求項3に係るこの発明の送風ユニットは、送風機と、この送風機を収納する本体の周囲の少なくとも一側面に開設した空気吸込み口と、前記本体の上面に開設した空気吹出し口と、この空気吹出し口に設けたガードと、を備えた送風ユニットにおいて、前記ガードに通風される間隔を有して並んだ列状のリブを備え、前記ガードの通風方向と直交する方向の前記ガードが無い状態における送風ユニットの前記本体周囲からの騒音の指向性が他の側面より大きい空気吸込み口を開設した側面方向に、前記ガードの騒音の指向性が前記リブの軸の横方向より小さい前記リブの軸長方向を向けるとともに、前記リブの軸の断面形状を、前記送風機による通風方向の縦方向寸法を横方向寸法より長く形成したので、送風ユニット本体とガードの両者の音が相乗して極端に騒音が大きくなることがなく、騒音を小さくできる送風ユニットを得られ、また、ガードの位置が上方にあってガードの騒音が人の耳元の近傍になるため、特に騒音低減の効果が顕著に得られるという効果がある。また、さらに容易な構成で騒音を小さくできる送風ユニットを得られる効果がある。また、さらにガードの開口面積を広くでき、ガード部分の騒音を小さくできるものが得られる効果がある。
【0048】
請求項4に係るこの発明の送風ユニットは、前記空気吸込み口が1側面にある場合に、前記空気吸込み口のある側面方向に、前記ガードの前記リブの軸長方向を向けたので、空気吸込み口の方向の騒音が極端に大きくなることがなく、騒音を小くできる送風ユニットを得られるという効果がある。
【0049】
請求項5に係るこの発明の送風ユニットは、前記空気吸込み口が対向する2側面にある場合に、前記空気吸込み口のある側面方向に、前記ガードの前記リブの軸長方向をそれぞれ向けたので、空気吸込み口の方向の騒音が極端に大きくなることがなく、騒音を小さくできる送風ユニットを得られるという効果がある。
【0050】
請求項6に係るこの発明の送風ユニットは、前記リブの軸の断面形状を、前記送風機による通風方向に長い略楕円形状に形成したので、楕円形状により送風がスムーズに流れてガード部分の騒音を小さくできるという効果がある。
【0051】
請求項7に係るこの発明の送風ユニットは、前記ガードをプラスチック部材により形成したので、リブの形状を成型しやすいという効果がある。
【0053】
請求項8に係るこの発明の空気調和機の室外ユニットは、前記請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の送風ユニットが、その本体内部に熱交換器を備えた空気調和機の室外ユニットとしたので、騒音の小さな空気調和機の室外ユニットを得られるという効果があり、特に空気調和機の室外ユニットは屋外に設置されるケースが多いため、騒音低減による環境への配慮の効果が大きいものが得られる効果がある。
【0054】
請求項9に係るこの発明の冷凍機の室外ユニットは、前記請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の送風ユニットが、その本体内部に熱交換器を備えた冷蔵庫やショーケース等の冷凍機の室外ユニットとしたので、騒音の小さな冷凍機の室外ユニットを得られるという効果があり、特に冷凍機の室外ユニットは屋外に設置されるケースが多いため、騒音低減による環境への配慮の効果が大きいものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す空気調和機の室外ユニットの斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態1を示す図1の空気調和機の室外ユニットの構造を概念的に表す縦断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1を示す図1の空気調和機の室外ユニットの構造を概念的に表す横断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1を示す吹出しガードのリブの要部横断面図である。
【図5】 流体音工学の技術書などに紹介されている円柱の空気音の指向性を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態1を示す吹出しガードの音の指向性試験の配置を説明する斜視図である。
【図7】 この発明の実施の形態1を示す図6の試験の横から見た断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態1を示す図6の吹出しガードの音の指向性試験の測定結果グラフである。
【図9】 この発明の実施の形態2を示す空気調和機の室外ユニットの斜視図である。
【図10】 この発明の実施の形態3を示す空気調和機の室外ユニットの斜視図である。
【図11】 この発明の実施の形態4を示す空気調和機の室外ユニットの空気吹出し口部分の要部縦断面図である。
【図12】 この発明の実施の形態5を示す空気調和機の室外ユニットの上面図である。
【図13】 この発明の実施の形態6を示す空気調和機の室外ユニットで、(a)は上面図、(b)は正面図である。
【図14】 この発明の実施の形態7を示す図12に相当する空気調和機の室外ユニットの上面図である。
【図15】 この発明の実施の形態8を示す図14に相当する空気調和機の室外ユニットの上面図である。
【図16】 この発明の実施の形態9を示す図12に相当する空気調和機の室外ユニットの上面図である。
【図17】 従来の空気調和機の室外ユニットの斜視図である。
【符号の説明】
1 室外ユニット本体(送風ユニットの本体)、2a 正面板、2b 背面板、3a 左側面板、3b 右側面板、4 上面板、5 底板、6a 正面空気吸込み口、6b 背面空気吸込み口、6c 左側面空気吸込み口、6d 右側面空気吸込み口、7a,7b,7c,7d 熱交換器、8 機械室、9 仕切板、10圧縮機、11 開口部、12 ファン(送風機)、13 空気吹出し口、14吹出しガード(ガード)、14a リブ、14b リブ、14c リブ、15a 縦方向の厚さ、15b 横方向の厚さ、16 円柱、17 気流、18a,18b 等音圧線、19a,19b マイクロフォン、20 駆動装置、21 通風室、22 無響室、101 室外ユニット本体、103a 左側面板、103b 右側面板、104 上面板、106a 正面空気吸込み口、106b 背面空気吸込み口、107a,107b 熱交換器、112 プロペラファン、113 空気吹出し口、114 吹出しガード。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a configuration capable of reducing noise of a blower unit including a blower such as an outdoor unit of an air conditioner or an outdoor unit of a refrigerator.
[0002]
[Prior art]
FIG. 17 is a perspective view of an outdoor unit of a conventional air conditioner disclosed in, for example, Japanese Utility Model Publication No. 3-57327. In the figure, 101 is a main body of an outdoor unit of an air conditioner (hereinafter referred to as an outdoor unit main body), 106a is a front air inlet, 106b is a rear air inlet, 107a and 107b are heat exchangers, and 103a and 103b are respectively Left and right side plates, 104 is a top plate, 112 is a propeller fan, and 114 is a blowout guard provided at the
[0003]
Next, the operation will be described. The rotation of the
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Since the conventional outdoor unit of the air conditioner is configured as described above, noise to the surroundings due to the air generated only from the
[0005]
The present invention has been made to solve the above-described problems. There is no direction in which noise is extremely increased around a blower unit including a blower such as an outdoor unit of an air conditioner, and the maximum of the apparatus. The object is to obtain a blower unit or an outdoor unit of an air conditioner and an outdoor unit of a refrigerator that can reduce noise and reduce the overall noise.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The blower unit of the present invention according to
[0007]
The blower unit of the present invention according to claim 2 is:The cross-sectional shape of the rib shaft is formed such that the longitudinal dimension in the ventilation direction by the blower is longer than the lateral dimension.It is a thing.
[0008]
The blower unit of the present invention according to claim 3 is:A blower unit comprising a blower, an air suction port established on at least one side surface around the body that houses the blower, an air blowout port established on the upper surface of the body, and a guard provided on the air blowout port The directivity of noise from the periphery of the main body of the blower unit in a state in which there are no ribs in a direction orthogonal to the ventilation direction of the guard, provided with ribs arranged in rows with intervals to be ventilated by the guard The direction of the noise of the guard is directed in the axial direction of the rib, which is smaller than the lateral direction of the axis of the rib, and the cross-sectional shape of the axis of the rib The longitudinal dimension of the ventilation direction by the blower is longer than the lateral dimension.It is a thing.
[0009]
The blower unit of the present invention according to
[0010]
The blower unit of the present invention according to
[0011]
The blower unit of the present invention according to claim 6 is:The cross-sectional shape of the rib shaft was formed into a substantially elliptical shape that was long in the direction of ventilation by the blower.Is.
[0012]
The blower unit of the present invention according to claim 7 is:The guard is formed of a plastic member.It is a thing.
[0014]
Claim8An outdoor unit of an air conditioner according to the present invention according to
[0015]
Claim9The outdoor unit of the refrigerator according to the present invention according to
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1 to 4 are views showing an outdoor unit of an air conditioner according to
[0017]
[0018]
[0019]
Further, the rib 14a of the
[0020]
In this embodiment, the
[0021]
Next, the operation of the outdoor unit will be described. When the air conditioner is operated and the
[0022]
Next, the noise of the outdoor unit will be described. As main sound sources of noise heard around the outdoor unit
[0023]
Next, the noise of the
[0024]
Next, an example will be described in which a difference in sound directivity when the
[0025]
The positions of the two
[0026]
Next, the effect of the
[0027]
Accordingly, the noise directivity characteristics of the outdoor unit
[0028]
When the noise is observed in the y direction of the left and
[0029]
Embodiment 2. FIG.
FIG. 9 is a perspective view of an outdoor unit of an air conditioner showing Embodiment 2 of the present invention. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the same or equivalent part as the said
[0030]
Embodiment 3 FIG.
FIG. 10 is a perspective view of an outdoor unit of an air-conditioning apparatus according to Embodiment 3 of the present invention. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the same or equivalent part as the said
[0031]
Other than that, the
[0032]
Next, the directivity characteristic of noise by the outdoor unit of this embodiment will be described. The
[0033]
In the direction where the noise directivity of the outdoor unit
[0034]
FIG. 11 is a longitudinal sectional view of an essential part of an air outlet portion of an outdoor unit of an air
[0035]
12 is a top view of an outdoor unit of an air-conditioning apparatus according to
[0036]
Embodiment 6 FIG.
FIG. 13 shows an outdoor unit of an air conditioner showing Embodiment 6 of the present invention, in which (a) is a top view and (b) is a front view. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the same or equivalent part as the said embodiment, and detailed description is abbreviate | omitted. In the first to fifth embodiments, the
[0037]
Embodiment 7 FIG.
FIG. 14 is a top view of an outdoor unit of an air conditioner corresponding to FIG. 12 showing Embodiment 7 of the present invention. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the same or equivalent part as the said
[0038]
FIG. 15 is a top view of an outdoor unit of an air conditioner corresponding to FIG. 14
[0039]
FIG. 16 is a top view of an outdoor unit of an air conditioner corresponding to FIG. 12
[0040]
Moreover, in the said embodiment, although what was applied to the outdoor unit of the air conditioner of the form which suck | inhales air from the surrounding side surface of the outdoor unit
[0041]
In the first embodiment, the elliptical shape of the cross-section of the axis of the
[0042]
In the above embodiment, the structure of the
[0043]
Moreover, although the outdoor unit of the air conditioner has been described in the above embodiment, the outdoor unit of the refrigerator such as a commercial refrigerator or a showcase is similar in structure and operation, and particularly with respect to noise directivity. The same. For this reason, you may implement this invention in the outdoor unit of a refrigerator, and there exists an effect that the outdoor unit of the refrigerator which suppressed the noise similarly can be obtained.
[0044]
In addition to the outdoor unit of the air conditioner and the refrigerator, the present invention can be similarly applied to other blower units provided with a blower, and there is an effect that a noise that can reduce the noise of the blower unit can be obtained. In the case of outdoor units of air conditioners and outdoor units of refrigerators, there are many cases that are installed outdoors especially compared to other blower units. can get.
[0045]
【The invention's effect】
As described above, the blower unit according to the first invention is as described above.A blower unit comprising a blower, an air suction port established on at least one side surface around the body that houses the blower, an air blowout port established on the upper surface of the body, and a guard provided on the air blowout port In this case, when the air suction ports are provided on a plurality of side surfaces, there is no guard in the direction perpendicular to the ventilation direction of the guard. In the direction of the air suction port having the largest opening area in which the directivity of noise from the surroundings of the main body of the blower unit is the largest in the rib, the directionality of the noise of the guard is smaller than the lateral direction of the axis of the rib Since the sound of both the blower unit body and the guard is synergistic, noise is not increased excessively, and a blower unit that can reduce noise can be obtained. Since the position of the guard is in the vicinity of the ear noise guard is human In the above, in particular the effect of noise reduction has the effect of obtaining remarkably. Further, there is an effect that it is possible to obtain a blower unit that can reduce noise with a simpler configuration.
[0046]
The blower unit of the present invention according to claim 2 is:The cross-sectional shape of the rib shaft is formed such that the vertical dimension in the ventilation direction by the blower is longer than the horizontal dimension, so that the guard opening area can be increased and the noise of the guard part can be reduced. .
[0047]
The blower unit of the present invention according to claim 3 is:A blower unit comprising a blower, an air suction port established on at least one side surface around the body that houses the blower, an air blowout port established on the upper surface of the body, and a guard provided on the air blowout port The directivity of noise from the periphery of the main body of the blower unit in the state where there are no ribs in a direction orthogonal to the ventilation direction of the guard The direction of the noise of the guard is directed in the axial direction of the rib, which is smaller than the lateral direction of the axis of the rib, and the cross-sectional shape of the axis of the rib Since the longitudinal dimension of the ventilation direction by the blower is longer than the lateral dimension, the noise of both the blower unit main body and the guard is synergistically increased significantly. Without obtain a blower unit which can reduce the noise and, since the position of the guard is in the vicinity of the ear noise guard is human In the above, in particular the effect of noise reduction has the effect of obtaining remarkably. In addition, there is an effect that it is possible to obtain a blower unit that can reduce noise with a simpler configuration. Further, there is an effect that the opening area of the guard can be further increased and the guard portion can be reduced in noise.
[0048]
The blower unit of the present invention according to
[0049]
The blower unit of the present invention according to
[0050]
The blower unit of the present invention according to claim 6 is:Since the cross-sectional shape of the rib shaft is formed in a substantially elliptical shape that is long in the direction of ventilation by the blower, the elliptical shape has an effect that the air flows smoothly and the noise of the guard portion can be reduced.
[0051]
The blower unit of the present invention according to claim 7 is:Since the guard is formed of a plastic member, there is an effect that the shape of the rib can be easily formed.
[0053]
Claim8An outdoor unit of an air conditioner according to the present invention according to
[0054]
Claim9The outdoor unit of the refrigerator of this invention according to
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of an outdoor unit of an air-conditioning apparatus according to
FIG. 2 is a longitudinal sectional view conceptually showing the structure of the outdoor unit of the air conditioner of FIG. 1
FIG. 3 is a cross sectional view conceptually showing the structure of the outdoor unit of the air conditioner of FIG. 1
FIG. 4 is a cross-sectional view of the main part of the rib of the blowout guard showing the first embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a diagram showing the directivity of cylindrical air sound introduced in a technical book of fluid sound engineering.
FIG. 6 is a perspective view for explaining the arrangement of the sound directivity test of the blowout guard according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a cross-sectional view seen from the side of the test of FIG. 6
FIG. 8 is a measurement result graph of a sound directivity test of the blowout guard of FIG. 6
FIG. 9 is a perspective view of an outdoor unit of an air conditioner showing Embodiment 2 of the invention.
FIG. 10 is a perspective view of an outdoor unit of an air conditioner showing Embodiment 3 of the invention.
FIG. 11 is a longitudinal sectional view of an essential part of an air outlet part of an outdoor unit of an air
FIG. 12 is a top view of an outdoor unit of an air-conditioning apparatus according to
13 is an outdoor unit of an air conditioner showing Embodiment 6 of the present invention, in which (a) is a top view and (b) is a front view. FIG.
FIG. 14 is a top view of an outdoor unit of an air conditioner corresponding to FIG. 12 and showing Embodiment 7 of the present invention.
FIG. 15 is a top view of an outdoor unit of an air conditioner corresponding to FIG. 14 and showing
FIG. 16 is a top view of an outdoor unit of an air conditioner corresponding to FIG. 12 and showing
FIG. 17 is a perspective view of an outdoor unit of a conventional air conditioner.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (9)
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