JP3842185B2 - 無線通信システム及び送信局装置 - Google Patents

無線通信システム及び送信局装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、再送制御(伝送路上で発生した符号誤りを補償する制御)における再送遅延時間を短縮する技術に関し、特に、この再送遅延時間を、HiSWANaシステムやHiperLAN type 2システムにおいて短縮する技術に関する。
【0002】
ここで、HiSWANaシステムとは、High Speed Wireless Access Network type a システムの略であり、日本における標準化団体MMAC(Multimedia Mobile Access Communications systems)において標準化された5GHz帯を用いた高速無線アクセスシステム(日本標準規格)である。
【0003】
また、HiperLAN type 2システムとは、欧州における標準化団体ETSI(European Telecommunication Standards Institute)において標準化された5GHz帯を用いた高速無線アクセスシステム(欧州標準規格)である。
【0004】
HiSWANaシステムやHiperLAN type 2システムにおける送信局および受信局は、比較的短い固定長のPDU(Protocol DataUnit)を、その変調モードを切り替えて送受信する。
【0005】
【従来の技術】
[HiSWANaシステムやHiperLAN type 2システムと、再送制御]
一般に、無線通信においては、伝送路上で発生する符号誤りを補償すべく、送信局と受信局とが、次のような再送制御を行っている。
【0006】
すなわち、送信局は、ユーザデータを固定長のPDUに分割し、これに通し番号であるシーケンス番号と誤り検出符号とを付与する。
【0007】
受信局は、この誤り検出符号を用いて、受信したPDUに誤りがあるかどうかを検出する。受信局は、送信局から誤りなく受信されたPDUのシーケンス番号を含むACK(ACKnowledgement)情報、または未だ正常に受信されていないPDUのシーケンス番号を含むNAK(Negative AcKnowledgement)情報を送信局に通知する。
【0008】
送信局は、このACK情報およびNAK情報に基づいて、送信に失敗したPDUを受信局に再送する。
【0009】
この点、HiSWANaシステムやHiperLAN type 2システムでは、送信局は、ユーザデータを分割して54バイト単位の複数のPDUにし、この複数のPDUを2msec周期のフレームに複数個収容して受信局に送信する。
【0010】
送信局は、伝送路上で符号誤りが発生した場合には、受信局から送信されるACK情報およびNAK情報に基づいて、符号誤りのあるPDUのみを選択的に再送する。
【0011】
このように、所定周期のフレーム構成を用いるHiSWANaシステムやHiperLAN type 2システムでは、再送が、最短でも、上記フレーム周期を単位に行われため、フレーム長の整数倍の遅延が避けられない。たとえば、回線設計として物理レイヤにおける平均のPER(Packet Error Rate)が0.1であり、再送制御後の所望の残留PERが10−8であるならば、合計8回のPDU送信(初回送信+再送7回)が必要となる。したがって、フレーム長が2msであることを考慮すると、HiSWANaシステムやHiperLAN type 2システムにおいては、2ms×8回=16ms程度の再送遅延時間を見込む必要がある。
【0012】
また、上位アプリケーションとしてTCP/IPなどを用いて通信を行う場合には、輻輳回避のためのウインドウ制御が、再送に伴う遅延を輻輳によるものと誤解し、スループットを低下させる。
【0013】
したがって、HiSWANaシステムやHiperLAN type 2システムにおいては、再送に伴う遅延を抑えるため、より少ない再送回数で効率的にPER特性を改善することが求められている。
【0014】
[HiSWANaシステムやHiperLAN type 2システムと、リンクアダプテーション]
HiSWANaシステムやHiperLAN type 2システムにおいては、変調方式および誤り訂正の符号化率の組み合わせ(以下、この組み合わせを「変調モード」という。)が、BPSK R=1/2(6Mbps相当)、BPSK R=3/4(9Mbps相当)、QPSK R=1/2(12Mbps相当)、QPSK R=3/4(18Mbps相当)、16QAM R=9/16(27Mbps相当)、16QAM R=3/4(36Mbps相当)、64QAM R=3/4(54Mbps相当)の様に複数規定されている。
【0015】
これは、伝送レートの高い変調モードほど伝送効率は高いが、一方で伝送レートの低い変調モードほど通信の信頼性が高いため、基地局とユーザ局との距離による通信状態の差や、フェージング等による時間的な通信状態の変動に対応するため、変調モードをフレーム単位で変更しようとするものである。
【0016】
HiSWANaシステムやHiperLAN type 2システムにおいては、上記変更を行う技術として、リンクアダプテーションが採用されている。すなわち、リンクアダプテーションとは、所望のPERを満足する範囲で最大の伝送レートを実現する変調モードを適応的に利用する技術である。
【0017】
図6は、このリンクアダプテーションを採用した、従来方式における変調モード指定の処理フロー概要を示す図である。
【0018】
図6に示すように、リンクアダプテーションは、まず、あるフレームの通信を開始するにあたり(S101)、所望のPER特性を満足可能な変調モードを選択する(S102)。そして、リンクアダプテーションは、PDUの送信時には、選択された変調モードにて通信を行い(S103)、続けてPDUを送信する場合(S104)には、繰り返し同一の変調モードを用いて通信を行う(S103)。
【0019】
[HiSWANaシステムやHiperLAN type 2システムと、再送PDUのみに高信頼モードを適用する技術]
また、少ない再送回数でPER特性を改善するためには、単純により高信頼の変調モードを適用すれば良いが、少ない周波数資源を有効に活用することも重要な課題であり、定常的に過剰に高信頼の変調モードを適用しつづけることは好ましくない。
【0020】
この問題を両立するための方法としては、再送PDUを送信する場合にのみ高信頼の変調モードを適用するという方法が考えられる。
【0021】
図7に、従来方式における再送PDUのみに高信頼モードを適用する場合の変調モード指定の処理フロー概要を示す。
【0022】
図7に示すように、まず、あるフレームの通信を開始するにあたり(S111)、所望のPER特性を満足可能であるより高効率な変調モードを選択する(S112)とともに、再送PDU用のより高信頼な変調モードを選択する(S113)。
【0023】
PDUの送信にあたっては、初回送信のPDUか再送PDUの送信かを判断し(S114)、初回送信の場合にはより高効率な変調モードを用い通信を行い(S115)、再送時には高信頼な変調モードを用い通信を行う(S116)。さらに続けてPDUを送信する場合(S117)には、S114〜S116の処理を繰り返す。
【0024】
図7に示すように、変調モードを管理することは、再送制御としてStop&Wait型の制御を用いる場合には、送信局および受信局が、送信されるPDUが初回送信なのか再送なのかを区別できるため、比較的簡単である。さらには、何回目の再送かを把握して、再送回数に応じて変調モードをより高信頼化するということも実現可能である。
【0025】
しかし、選択型の再送を行い、かつ、フレーム内に複数のPDUを収容して通信を行う場合には事情が異なる。特に、HiSWANaシステムおよびHiperLAN type 2システムの場合には、帯域の割り当ておよび変調モードの指定は基地局側における集中制御となるため、送信側が送信時に変調モードを自由自在に設定できる訳ではない。
【0026】
[基地局集中制御を用いるシステムと、再送PDUのみに高信頼モードを適用する技術]
しかし、基地局側で再送PDU数および初回送信PDU数を把握可能な基地局集中制御の場合については、再送PDUのみに高信頼モードを適用することも可能である。
【0027】
図8に、従来方式における基地局集中制御の場合の再送PDUのみに高信頼モードを適用する変調モード指定の処理フロー概要を示す。
【0028】
図8に示すように、まず、あるフレームの通信を開始するにあたり(S121)、所望のPER特性を満足可能であるより高効率な変調モードを選択する(S122)とともに、再送PDU用のより高信頼な変調モードを選択する(S123)。
【0029】
さらに、フレーム内で送信する再送PDU数(m個)を把握する(S124)とともに、初回送信PDU数(n個)を把握する(S125)。最初のm個までのPDUであれば(S126)高信頼な変調モードを指定し(S127)、それ以降のPDUであれば(S128)高効率な変調モードを指定する(S129)。
【0030】
この図8の従来方式では、S124およびS125に示したように、基地局が、再送PDU数と初回送信PDU数とをフレーム毎に区別して把握できる必要がある。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、HiSWANaシステムやHiperLAN type 2システムは、初回送信PDU用と再送PDU用とを区別することなく所要帯域の管理を行っている。実際、HiSWANaシステムやHiperLAN type 2システムにおけるユーザ局が基地局に対して行う帯域要求では、単純に所要帯域をPDU数に換算して通知するのみである。
【0032】
さらには、HiSWANaシステムやHiperLAN type 2システムの再送制御は、複雑な選択再送方式を用いているため、連続したフレームで速やかに再送できる場合もあれば、最大7フレームの再送遅延が必要となる場合もあり、これらすべての状況が標準化された規格内で許容されている。
【0033】
したがって、図8の基地局側は、実際の再送がどのタイミングでどの程度行われるかを正確に把握できない。
【0034】
よって、従来は、HiSWANaシステムやHiperLAN type 2システムにおいて、再送PDUのみに限定的に高信頼の変調モードを適用することが非常に困難であった。
【0035】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、割当帯域管理において再送PDUと初回送信PDUとを区別することなしに、再送PDUにはなるべく高信頼の変調モードを適用する一方、初回送信PDUにはできるだけ高効率な変調モードを適用し、高い伝送効率と短い再送遅延とを両立可能な簡易な無線通信方法を提供することにある。
【0036】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、上記課題は、前記特許請求の範囲に記載の手段により解決される。
【0037】
すなわち、請求項1に記載の発明は、ユーザデータを分割して複数の固定長のPDU(Protocol Data Unit)にし、該複数の固定長のPDUを所定の周期のフレーム内に複数個収容して無線回線を介した通信を行う送信局装置および受信局装置から構成され、該送信局装置および受信局装置は伝送レートの異なる複数種類の変調モードを利用可能であり、さらに伝送路上でPDUに誤りが生じた際に再送制御により誤り補償を行う無線通信システムにおいて、前記送信局装置は、同一コネクション宛ての再送PDUを初回送信PDUよりもフレーム内の前方に、もしくは該PDUに付与されるシーケンス番号の古い順に、ひとつのフレーム内へ収容するとともに、同一コネクション宛てのN個のPDUがひとつのフレーム内に収容された際に、当該システムにおいてあらかじめ設定された0<α<1となる係数αを用いて、M−1<α×N≦Mとなる整数Mを求め、フレーム内の最初のM個のPDUについては高信頼な変調モードを用い、それ以降の(N−M)個のPDUについては前記変調モードより伝送効率が高いひとつまたは複数の変調モードを用い、前記受信局装置は、前記送信局装置が用いた変調モードにてPDUの受信処理を行う、ことを特徴とする無線通信システムである。
【0038】
請求項1に記載の発明は、従来とは異なり、ひとつのフレーム内に収容される同一コネクション宛の複数のPDUに適用する変調モードを同一フレーム内で変更し、フレーム内前方のPDUほど高信頼の変調モードを、フレーム内後方のPDUほど高効率の変調モードを適用し、さらに同一フレーム内では再送PDUほど先に先に送信する。また、フレーム内に収容されたPDUの中から、高信頼の変調モードまたは高効率の変調モードが適用されるPDUを容易に決定できる。
【0039】
請求項2に記載の発明は、ユーザデータを分割して複数の固定長のPDU(Protocol Data Unit)にし、該複数の固定長のPDUを所定の周期のフレーム内に複数個収容して無線回線を介した通信を行う送信局装置および受信局装置から構成され、該送信局装置および受信局装置は伝送レートの異なる複数種類の変調モードを利用可能であり、さらに伝送路上でPDUに誤りが生じた際に再送制御により誤り補償を行う無線通信システムにおいて、前記送信局装置は、同一コネクション宛ての再送PDUを初回送信PDUよりもフレーム内の前方に、もしくは該PDUに付与されるシーケンス番号の古い順に、ひとつのフレーム内へ収容するとともに、同一コネクション宛ての複数のPDUがひとつのフレーム内に収容された際に、当該システムにおいてあらかじめ設定された1以上の整数Mを用いて、フレーム内に収容される最初のM個のPDUについては高信頼な変調モードを用い、それ以降のPDUについては前記変調モードより伝送効率が高いひとつまたは複数の変調モードを用い、前記受信局装置は、前記送信局装置が用いた変調モードにてPDUの受信処理を行う、ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システムである。
【0040】
請求項2に記載の発明は、従来とは異なり、ひとつのフレーム内に収容される同一コネクション宛の複数のPDUに適用する変調モードを同一フレーム内で変更し、フレーム内前方のPDUほど高信頼の変調モードを、フレーム内後方のPDUほど高効率の変調モードを適用し、さらに同一フレーム内では再送PDUほど先に先に送信する。また、フレーム内に収容されたPDUの中から、高信頼の変調モードまたは高効率の変調モードが適用されるPDUを容易に決定できる。
【0041】
請求項3に記載の発明は、前記受信局装置は、受信信号の強度、または、受信信号の誤り状況、または、受信信号の強度および受信信号の誤り状況、を監視し、受信強度が所定のしきい値以下である場合、または、受信したPDU自体または制御情報に符号誤りが存在する場合、または、受信強度が所定のしきい値以下でありかつ受信したPDUまたは制御情報に符号誤りが存在する場合、にのみ、ひとつのフレーム内に収容される同一コネクション宛ての複数のPDUに対して複数の変調モードを用いる、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無線通信システムである。
【0042】
請求項3に記載の発明によれば、同一フレーム内に収容されたPDUについて複数種類の変調モードが常に適用され続けることがないため、伝送効率を向上できる。
【0043】
請求項4に記載の発明は、ひとつの基地局装置と、該基地局装置と無線回線を介して通信を行う複数のユーザ局装置とで構成され、該基地局装置およびユーザ局装置が前記送信局装置および前記受信局装置の双方の機能を有する無線通信システムにおいて、前記基地局装置は、各ユーザ局装置に割り当てるPDU数と各PDUの変調モードとに関する指示をフレーム毎に通知し、前記ユーザ局装置は、前記フレーム毎に通知される基地局装置からの指示に従ってPDUを送受信する、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無線通信システムである。
【0044】
請求項5に記載の発明は、ユーザデータを分割して複数の固定長のPDU(Protocol Data Unit)にし、該複数の固定長のPDUを所定の周期のフレーム内に複数個収容して無線回線を介した通信を行う送信局装置および受信局装置から構成され、該送信局装置および受信局装置は伝送レートの異なる複数種類の変調モードを利用可能であり、さらに伝送路上でPDUに誤りが生じた際に再送制御により誤り補償を行う無線通信システムにおける前記送信局装置であって、同一コネクション宛ての再送PDUを初回送信PDUよりもフレーム内の前方に、もしくは該PDUに付与されるシーケンス番号の古い順に、ひとつのフレーム内へ収容するとともに、同一コネクション宛てのN個のPDUがひとつのフレーム内に収容された際に、当該システムにおいてあらかじめ設定された0<α<1となる係数αを用いて、M−1<α×N≦Mとなる整数Mを求め、フレーム内の最初のM個のPDUについては高信頼な変調モードを用い、それ以降の(N−M)個のPDUについては前記変調モードより伝送効率が高いひとつまたは複数の変調モードを用いることを特徴とする送信局装置である。
【0045】
請求項6に記載の発明は、ユーザデータを分割して複数の固定長のPDU(Protocol Data Unit)にし、該複数の固定長のPDUを所定の周期のフレーム内に複数個収容して無線回線を介した通信を行う送信局装置および受信局装置から構成され、該送信局装置および受信局装置は伝送レートの異なる複数種類の変調モードを利用可能であり、さらに伝送路上でPDUに誤りが生じた際に再送制御により誤り補償を行う無線通信システムにおける前記送信局装置であって、同一コネクション宛ての再送PDUを初回送信PDUよりもフレーム内の前方に、もしくは該PDUに付与されるシーケンス番号の古い順に、ひとつのフレーム内へ収容するとともに、同一コネクション宛ての複数のPDUがひとつのフレーム内に収容された際に、当該システムにおいてあらかじめ設定された1以上の整数Mを用いて、フレーム内に収容される最初のM個のPDUについては高信頼な変調モードを用い、それ以降のPDUについては前記変調モードより伝送効率が高いひとつまたは複数の変調モードを用いる、ことを特徴とする送信局装置である。
【0046】
【発明の実施の形態】
以下に、添付した図面を参照しつつ、本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。また、本実施形態では、送信局装置を送信局として説明し、受信局装置を受信局として説明する。
【0047】
図1は、本発明の一実施形態における変調モード指定の処理フロー概要を示す図である。
【0048】
まず、あるフレームの通信を開始するにあたり(S1)、所望のPER特性を満足させる変調モードであって、より高効率な変調モードを選択し(S2)、この選択した変調モードよりも高信頼である変調モードを選択する(S3)。
【0049】
さらに、フレーム内のPDUのうち、高信頼な変調モードで送信するPDU数(m個)を決定する(S4)とともに、高効率な変調モードで送信するPDU数(n個)を決定する(S5)。
【0050】
PDUの送信にあたっては、最初のm個までのPDUであれば(S6)高信頼な変調モードを用い(S7)、それ以降のPDUであれば(S8)高効率な変調モードを用いて通信を行う(S9)。
【0051】
図8に示した従来方式の場合には、S124およびS125に示したように、基地局が、再送PDU数と初回送信PDU数とをフレーム毎に区別して把握する必要があったが、本実施形態によれば、上記S4およびS5で示したように、再送PDU数と初回送信PDU数とに依存しない値を用いており、再送PDU数と初回送信PDU数とをフレーム毎に区別して把握する必要がない。
【0052】
図2は、本発明の一実施形態における送信局が送信するPDUの送信順序の決定処理フロー概要を示す図である。
【0053】
まず、あるフレームの通信を開始するにあたり(S11)、このフレームで送信すべきPDUを把握し(S12)、再送PDUを先に、初回送信PDUが後になるように送信順序をソーティングする(S13)。
【0054】
本実施形態における図1および図2の組み合わせは、請求項1に記載した発明の実施形態に対応する。
【0055】
図3は、図2の送信局が送信するPDUの送信順序の決定処理フローの別の実施例を示す図である。
【0056】
まず、あるフレームの通信を開始するにあたり(S21)、このフレームで送信すべきPDUを把握し(S22)、PDUのシーケンス番号順となるように送信順序をソーティングする(S23)。
【0057】
図3で示した処理フローに従えば、自動的に再送PDUが先に、初回送信PDUが後になるように送信順序が調整される。したがって、上記したように、これは、図2に示す送信順序の決定処理フローを実現するためのひとつの実施例とみなすこともできる。
【0058】
なお、本実施形態における図1および図3の組み合わせは、請求項2に記載した発明の実施形態に対応している。
【0059】
図4は、本発明の一実施形態における高信頼な変調モードで送信するPDU数の決定処理フローを示す図である。
【0060】
まず、あるフレームの通信を開始するにあたり(S31)、このフレームで送信すべきPDU数(N個)を把握し(S32)、システムとしてあらかじめ設定された0<α<1となる所定の係数αを用いてM=Round_up[α×N]となる整数Mを算出する(S33)。
【0061】
なお、ここで関数Round_up[ x ]とは、変数xに対しM−1<x≦Mなる整数Mを求める関数である。
【0062】
この図4にて説明した実施形態は、請求項3に記載した発明の実施形態に対応する。
【0063】
また、より簡易に高信頼な変調モードで送信するPDU数Mを決定するために、システムとしてMを固定値とすることも可能であり、これは請求項4に記載した発明の実施形態に対応している。
【0064】
以上、本発明の実施形態について具体的に図を用いて説明してきたが、これらは再送PDUが存在する場合に、その再送PDUの送信成功率を向上するのが目的であり、再送PDUが存在しないと予想される場合には、一時的に本発明の適用を停止することも可能である。これにより、不要に高信頼(すなわち低効率)の変調モードを利用することを避け、伝送効率を高めることが可能である。
【0065】
図5は、本発明の一実施形態における同一フレーム内での複数変調モードの適用の実施の可否判断を行うための処理フローを示す図である。
【0066】
受信局では、フレーム毎に受信信号の受信強度を測定し(S42)、この受信強度が所定のしきい値Pth以下であるかどうかを判断し(S43)、しきい値以下であれば該当フレームの品質が劣化したものと判断する(S44)。
【0067】
さらにフレーム毎に符合誤りがあるPDUまたは制御情報が受信されたかどうかを監視する(S45)。符合誤りがある場合には(S46)、同様に該当フレームの品質が劣化したものと判断する(S47)。これらのフレーム毎の品質劣化情報は、過去の複数フレームに渡る受信状態の履歴情報として記録され(S48)、所定のフレーム数Kに対し、過去Kフレーム以内に品質劣化フレームが存在しない場合には(S49)通信状態を「良好」とし(S50)、存在する場合には「不良」とする(S51)。
【0068】
ここで「不良」と判断された場合には、図4にて説明したように、高信頼の変調モードで送信するPDU数を1以上の整数Mに設定するが、「良好」と判断された場合にはM=0に変更して設定する。この通信状態に関する情報、「良好」または「不良」は、必要に応じて送信局に通知される。
【0069】
本実施形態における図5は、請求項5に記載した発明の実施形態に対応している。なお、図5ではフレーム毎の受信信号の受信強度と符合誤りがある受信PDUの有無の両方を判断に用いる例を示したが、どちらか一方のみを用いることも可能である。同様に、図5では過去の複数フレームの受信状態の履歴を用いる場合を例示したが、単一のフレームの受信状態を用いて判断することも可能である。
【0070】
たとえば、HiSWANaシステムおよびHiperLAN type 2システムでは、フレーム単位で再送PDUの有無を通知する機能は備えていないが、過去50フレームに渡る通信の状況を通知するためのエラー表示ビットという制御情報が規定されている。ここでは、フレーム毎に符号誤りのあるPDUが存在するか、または制御情報に符合誤りが存在したかを監視するとともに、符合誤り時にはその際の受信信号の信号強度を参照し、符号誤りの状況を分類して管理している。これらのシステムでは、この情報を利用して図5に示した制御を実施することが可能である。
【0071】
なお、従来の方式で示した様に、HiSWANaシステムおよびHiperLAN type 2システムでは、割り当て帯域の管理を全て基地局が集中管理しているため、本発明をこれらのシステムに適用する場合には、使用する変調モードの指定も基地局が行うことになる。本願の請求項6に記載した発明は、これに対応したものである。
【0072】
以上述べた実施形態は、全て本発明を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができる。したがって、本発明の範囲は、特許請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、ひとつのフレーム内に同一コネクション宛てのPDUが複数存在する際に、再送PDUを先に送信すると共にフレーム内前方のPDUの送信を後方のPDUの変調モードに比較して高信頼化する。
【0074】
したがって、本発明によれば、ひとつのフレーム内に同一コネクション宛てのPDUが複数存在する際に、再送PDUの有無ないしは再送PDU数を意識した制御を行うことなく、PDU送信に用いる変調モードを決定できる。
【0075】
よって、本発明によれば、遅延時間の大きくなったPDUの送信成功確率を向上することが可能となり、わずかな伝送効率の低下と引き換えに、再送に伴う遅延時間を大幅に短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における変調モード指定の処理フロー概要を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態における送信局が送信するPDUの送信順序の決定処理フロー概要を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態における送信局が送信するPDUの送信順序の決定処理フローの別の実施例を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態における高信頼な変調モードで送信するPDU数の決定処理フローを示す図である。
【図5】本発明の一実施形態における同一フレーム内での複数変調モードの適用の実施の可否判断を行うための処理フローを示す図である。
【図6】従来方式における変調モード指定の処理フロー概要を示す図である。
【図7】従来方式における再送PDUのみに高信頼モードを適用する場合の変調モード指定の処理フロー概要を示す図である。
【図8】従来方式における基地局集中制御の場合の再送PDUのみに高信頼モードを適用する変調モード指定の処理フロー概要を示す図である。

Claims (6)

  1. ユーザデータを分割して複数の固定長のPDU(Protocol Data Unit)にし、該複数の固定長のPDUを所定の周期のフレーム内に複数個収容して無線回線を介した通信を行う送信局装置および受信局装置から構成され、該送信局装置および受信局装置は伝送レートの異なる複数種類の変調モードを利用可能であり、さらに伝送路上でPDUに誤りが生じた際に再送制御により誤り補償を行う無線通信システムにおいて、
    前記送信局装置は、同一コネクション宛ての再送PDUを初回送信PDUよりもフレーム内の前方に、もしくは該PDUに付与されるシーケンス番号の古い順に、ひとつのフレーム内へ収容するとともに、
    同一コネクション宛てのN個のPDUがひとつのフレーム内に収容された際に、当該システムにおいてあらかじめ設定された0<α<1となる係数αを用いて、M−1<α×N≦Mとなる整数Mを求め、フレーム内の最初のM個のPDUについては高信頼な変調モードを用い、それ以降の(N−M)個のPDUについては前記変調モードより伝送効率が高いひとつまたは複数の変調モードを用い、
    前記受信局装置は、前記送信局装置が用いた変調モードにてPDUの受信処理を行う、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. ユーザデータを分割して複数の固定長のPDU(Protocol Data Unit)にし、該複数の固定長のPDUを所定の周期のフレーム内に複数個収容して無線回線を介した通信を行う送信局装置および受信局装置から構成され、該送信局装置および受信局装置は伝送レートの異なる複数種類の変調モードを利用可能であり、さらに伝送路上でPDUに誤りが生じた際に再送制御により誤り補償を行う無線通信システムにおいて、
    前記送信局装置は、同一コネクション宛ての再送PDUを初回送信PDUよりもフレーム内の前方に、もしくは該PDUに付与されるシーケンス番号の古い順に、ひとつのフレーム内へ収容するとともに、
    同一コネクション宛ての複数のPDUがひとつのフレーム内に収容された際に、当該システムにおいてあらかじめ設定された1以上の整数Mを用いて、フレーム内に収容される最初のM個のPDUについては高信頼な変調モードを用い、それ以降のPDUについては前記変調モードより伝送効率が高いひとつまたは複数の変調モードを用い、
    前記受信局装置は、前記送信局装置が用いた変調モードにてPDUの受信処理を行う、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  3. 前記受信局装置は、受信信号の強度、または、受信信号の誤り状況、または、受信信号の強度および受信信号の誤り状況、を監視し、受信強度が所定のしきい値以下である場合、または、受信したPDU自体または制御情報に符号誤りが存在する場合、または、受信強度が所定のしきい値以下でありかつ受信したPDUまたは制御情報に符号誤りが存在する場合、にのみ、ひとつのフレーム内に収容される同一コネクション宛ての複数のPDUに対して複数の変調モードを用いる、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無線通信システム。
  4. ひとつの基地局装置と、該基地局装置と無線回線を介して通信を行う複数のユーザ局装置とで構成され、該基地局装置およびユーザ局装置が前記送信局装置および前記受信局装置の双方の機能を有する無線通信システムにおいて、
    前記基地局装置は、各ユーザ局装置に割り当てるPDU数と各PDUの変調モードとに関する指示をフレーム毎に通知し、
    前記ユーザ局装置は、前記フレーム毎に通知される基地局装置からの指示に従ってPDUを送受信する、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無線通信システム。
  5. ユーザデータを分割して複数の固定長のPDU(Protocol Data Uni t)にし、該複数の固定長のPDUを所定の周期のフレーム内に複数個収容して無線回線を介した通信を行う送信局装置および受信局装置から構成され、該送信局装置および受信局装置は伝送レートの異なる複数種類の変調モードを利用可能であり、さらに伝送路上でPDUに誤りが生じた際に再送制御により誤り補償を行う無線通信システムにおける前記送信局装置であって、
    同一コネクション宛ての再送PDUを初回送信PDUよりもフレーム内の前方に、もしくは該PDUに付与されるシーケンス番号の古い順に、ひとつのフレーム内へ収容するとともに、
    同一コネクション宛てのN個のPDUがひとつのフレーム内に収容された際に、当該システムにおいてあらかじめ設定された0<α<1となる係数αを用いて、M−1<α×N≦Mとなる整数Mを求め、フレーム内の最初のM個のPDUについては高信頼な変調モードを用い、それ以降の(N−M)個のPDUについては前記変調モードより伝送効率が高いひとつまたは複数の変調モードを用いることを特徴とする送信局装置。
  6. ユーザデータを分割して複数の固定長のPDU(Protocol Data Unit)にし、該複数の固定長のPDUを所定の周期のフレーム内に複数個収容して無線回線を介した通信を行う送信局装置および受信局装置から構成され、該送信局装置および受信局装置は伝送レートの異なる複数種類の変調モードを利用可能であり、さらに伝送路上でPDUに誤りが生じた際に再送制御により誤り補償を行う無線通信システムにおける前記送信局装置であって、
    同一コネクション宛ての再送PDUを初回送信PDUよりもフレーム内の前方に、もしくは該PDUに付与されるシーケンス番号の古い順に、ひとつのフレーム内へ収容するとともに、
    同一コネクション宛ての複数のPDUがひとつのフレーム内に収容された際に、当該システムにおいてあらかじめ設定された1以上の整数Mを用いて、フレーム内に収容される最初のM個のPDUについては高信頼な変調モードを用い、それ以降のPDUについては前記変調モードより伝送効率が高いひとつまたは複数の変調モードを用いる、ことを特徴とする送信局装置。
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