JP3840976B2 - 印刷サービス提供システム、印刷管理端末及び端末用プログラム、並びに印刷サービス提供方法 - Google Patents

印刷サービス提供システム、印刷管理端末及び端末用プログラム、並びに印刷サービス提供方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷装置について印刷に関する案内サービスを提供するシステム、端末及びプログラム、並びに方法に係り、特に、印刷形態に応じて印刷装置を効率的に運用することを支援するのに好適な印刷サービス提供システム、印刷管理端末及び端末用プログラム、並びに印刷サービス提供方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ネットワーク上の印刷装置を管理する技術としては、例えば、プリンタサーバにおいて、印刷紙やトナー等の消耗品の残量や印刷装置の状態に関する情報をSNMP(Simple Network Management Protocol)を利用して収集し、ネットワーク管理に必要な構成管理、障害管理及び性能管理を実現するというものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術にあっては、ネットワーク管理者等が収集情報を参照して消耗品を供給することはあっても、カラーインクの残量が少なくなればカラーインクを供給し、モノクロインクの残量が少なくなればモノクロインクを供給するといった程度であり、印刷形態に応じて適切な消耗品を供給することは難しい。
【0004】
例えば、写真を頻繁に印刷する印刷装置であれば、単にカラーインクというのではなく、写真をきれいに印刷することに特化したカラーインクを供給することが望ましく、写真以外の画像を頻繁に印刷する印刷装置であれば、画像をきれいに印刷することに特化したカラーインクを供給することが望ましい。また、テキストを頻繁に印刷する印刷装置であれば、カラー印刷用の印刷用紙を供給するのでは不経済であるため、テキストを印刷するに足りる安価な印刷用紙を供給することが望ましい。
【0005】
しかし、収集情報をみてカラーインクが少なくなったことだけでは、果たして、写真を印刷する頻度が高いのか、画像を印刷する頻度が高いのか、テキストを印刷する頻度が高いのかを区別しがたい。
また、カラー印刷可能な印刷装置を利用していても、実際はカラーで印刷することはほとんどなく、テキストの印刷にしか利用されていないような場合は、その印刷装置を継続利用するよりも、モノクロ専用の印刷装置を購入し交換した方が経済的な場合もある。しかし、やはりこの場合も、収集情報だけでは、適切な判断を行うことが難しい。
【0006】
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、印刷形態に応じて印刷装置を効率的に運用することを支援するのに好適な印刷サービス提供システム、印刷管理端末及び端末用プログラム、並びに印刷サービス提供方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る請求項1記載の印刷サービス提供システムは、複数の印刷形態で印刷可能な印刷装置の印刷に関する案内サービスを提供する印刷サービス提供システムであって、前記印刷装置の利用状況に基づいて前記印刷装置の印刷履歴を示す印刷履歴情報を生成する印刷履歴情報生成手段と、前記印刷履歴情報生成手段で生成した印刷履歴情報に基づいて前記各印刷形態ごとの印刷量を検出する印刷量検出手段と、前記印刷量検出手段の検出結果に基づいて前記印刷装置又は当該印刷装置に用いられる消耗品に関する案内情報をユーザ端末に配信する案内情報配信手段とを備え、前記案内情報配信手段は、前記印刷量検出手段の検出結果に基づいて、前記複数の印刷形態のうち前記印刷装置において利用頻度が所定順位の印刷形態を特定し、特定した当該印刷形態による印刷を支援する案内情報を配信するようになっている。
【0008】
このような構成であれば、印刷装置が印刷に利用されると、印刷履歴情報生成手段により、印刷装置の利用状況に基づいて印刷履歴情報が生成され、印刷量検出手段により、生成された印刷履歴情報に基づいて各印刷形態ごとにその印刷量が検出される。そして、案内情報配信手段により、印刷量検出手段の検出結果に基づいて、複数の印刷形態のうち印刷装置において利用頻度が所定順位のものが特定され、特定された印刷形態による印刷を支援するための案内情報が利用者に配信される。したがって、利用者は、案内情報を参照することにより、印刷装置又はその消耗品に関して支援を受けることができるので、印刷装置において利用頻度が所定順位の印刷形態による印刷が経済面や利便性の点等で効果的になる。
【0009】
ここで、経済面や利便性の点等で利用者を支援する場合は、印刷装置において利用頻度が最も高い又は比較的高い印刷形態について、経済面や利便性の点等で効果的な案内情報を配信することが考えられる。例えば、印刷装置において利用頻度が最も高い又は比較的高い印刷形態による印刷に最適と思われる印刷装置や消耗品に関する案内情報を配信する。以下、本発明に記載の印刷サービス提供方法において同じである。
【0010】
また、印刷装置において利用頻度が最も低い又は比較的低い印刷形態について、印刷装置の販売業者等が、その利用頻度を向上して印刷装置の幅広い機能を利用者に利用してもらいたい場合は、印刷装置において利用頻度が最も低い又は比較的低い印刷形態による印刷を支援するため、そうした印刷形態による印刷を推奨するような内容の案内情報を配信することが考えられる。例えば、印刷装置において利用頻度が最も低い又は比較的低い印刷形態が写真印刷形態であれば、写真の印刷を行ってもらえるように、利用者の嗜好や興味に適合した写真を案内情報に添付して配信する。以下、本発明に記載の印刷サービス提供方法において同じである。
【0011】
また、本システムは、単一の装置として実現するようにしてもよいし、複数の端末を通信可能に接続したネットワークシステムとして実現するようにしてもよい。後者の場合、各構成要素は、それぞれ通信可能に接続されていれば、複数の端末のうちどの端末に属していてもよい。
また、利用者には、使用者のように、印刷装置を実際に利用する者のほか、所有者又は管理者のように、印刷装置の利用について所定の権限又は権利を有する者が含まれる。以下、本発明に記載の印刷サービス提供システム、印刷管理端末及び端末用プログラム、並びに印刷サービス提供方法において同じである。
【0012】
さらに、本発明に係る請求項2記載の印刷サービス提供システムは、複数の印刷形態で印刷可能な印刷端末と、前記印刷端末を管理する印刷管理端末とが通信可能に接続され、前記印刷端末の印刷に関する案内サービスを提供する印刷サービス提供システムであって、前記印刷管理端末は、前記印刷端末の利用状況に基づいて前記印刷端末の印刷履歴を示す印刷履歴情報を生成する印刷履歴情報生成手段と、前記印刷履歴情報生成手段で生成した印刷履歴情報を印刷履歴情報記憶手段に登録する印刷履歴情報登録手段と、前記印刷履歴情報記憶手段の印刷履歴情報に基づいて前記各印刷形態ごとの印刷量を検出する印刷量検出手段と、前記印刷量検出手段の検出結果に基づいて前記印刷端末及び当該印刷端末に用いられる消耗品に関する案内情報をユーザ端末に配信する案内情報配信手段とを有し、前記案内情報配信手段は、前記印刷量検出手段の検出結果に基づいて、前記複数の印刷形態のうち前記印刷端末において利用頻度が所定順位の印刷形態を特定し、特定した当該印刷形態による印刷を支援する案内情報を配信するようになっている。
【0013】
このような構成であれば、印刷端末が印刷に利用されると、印刷管理端末では、印刷履歴情報生成手段により、印刷端末の利用状況に基づいて印刷履歴情報が生成され、印刷履歴情報登録手段により、生成された印刷履歴情報が印刷履歴情報記憶手段に登録される。そして、印刷量検出手段により、印刷履歴情報記憶手段の印刷履歴情報に基づいて各印刷形態ごとにその印刷量が検出され、案内情報配信手段により、印刷量検出手段の検出結果に基づいて、複数の印刷形態のうち印刷端末において利用頻度が所定順位のものが特定され、特定された印刷形態による印刷を支援するための案内情報が利用者に配信される。したがって、利用者は、案内情報を参照することにより、印刷端末又はその消耗品に関して支援を受けることができるので、印刷端末において利用頻度が所定順位の印刷形態による印刷が経済面や利便性の点等で効果的になる。
【0014】
ここで、経済面や利便性の点等で利用者を支援する場合は、印刷端末において利用頻度が最も高い又は比較的高い印刷形態について、経済面や利便性の点等で効果的な案内情報を配信することが考えられる。例えば、印刷端末において利用頻度が最も高い又は比較的高い印刷形態による印刷に最適と思われる印刷端末や消耗品に関する案内情報を配信する。以下、本発明に記載の印刷サービス提供システム、印刷管理端末及び端末用プログラム、並びに印刷サービス提供方法において同じである。
【0015】
また、印刷端末において利用頻度が最も低い又は比較的低い印刷形態について、印刷端末の販売業者等が、その利用頻度を向上して印刷端末の幅広い機能を利用者に利用してもらいたい場合は、印刷端末において利用頻度が最も低い又は比較的低い印刷形態による印刷を支援するため、そうした印刷形態による印刷を推奨するような内容の案内情報を配信することが考えられる。例えば、印刷端末において利用頻度が最も低い又は比較的低い印刷形態が写真印刷形態であれば、写真の印刷を行ってもらえるように、利用者の嗜好や興味に適合した写真を案内情報に添付して配信する。以下、本発明に記載の印刷サービス提供システム、印刷管理端末及び端末用プログラム、並びに印刷サービス提供方法において同じである。
【0016】
また、印刷管理端末は、印刷端末との通信路の一端に接続する通信設備であって少なくともサーバ機能又はクライアント機能を有するものであればよく、サーバ機能及びクライアント機能の両方を兼ね揃えるものとして構成することもできる。以下、本発明に記載の印刷管理端末、端末用プログラム、及び印刷サービス提供方法において同じである。
また、印刷履歴情報記憶手段は、印刷履歴情報をあらゆる手段で且つあらゆる時期に記憶するものであり、印刷履歴情報をあらかじめ記憶してあるものであってもよいし、印刷履歴情報をあらかじめ記憶することなく、本システムの動作時に外部からの入力等によって印刷履歴情報を記憶するようになっていてもよい。また、印刷履歴情報記憶手段は、どこに設けられていてもよく、例えば、印刷端末、印刷管理端末その他の端末に設けることができる。以下、本発明に記載の印刷サービス提供システム、印刷管理端末及び端末用プログラム、並びに印刷サービス提供方法において同じである。
【0017】
さらに、本発明に係る請求項3記載の印刷サービス提供システムは、請求項2記載の印刷サービス提供システムにおいて、前記案内情報配信手段は、前記印刷量検出手段の検出結果に基づいて、前記複数の印刷形態のうち前記印刷端末において利用頻度の最も高い印刷形態を特定し、特定した当該印刷形態による印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報を配信するようになっている。
このような構成であれば、案内情報配信手段により、印刷量検出手段の検出結果に基づいて、複数の印刷形態のうち印刷端末において利用頻度の最も高いものが特定され、特定された印刷形態による印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報が配信される。
【0018】
さらに、本発明に係る請求項4記載の印刷サービス提供システムは、請求項3記載の印刷サービス提供システムにおいて、前記複数の印刷形態のうちいずれかは、写真を印刷する写真印刷形態であり、前記案内情報配信手段は、前記特定した印刷形態が前記写真印刷形態であるときは、写真の印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報を配信するようになっている。
このような構成であれば、特定された印刷形態が写真印刷形態であると、案内情報配信手段により、写真の印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報が配信される。
【0019】
さらに、本発明に係る請求項5記載の印刷サービス提供システムは、請求項3及び4のいずれかに記載の印刷サービス提供システムにおいて、前記複数の印刷形態のうちいずれかは、画像を印刷する画像印刷形態であり、前記案内情報配信手段は、前記特定した印刷形態が前記画像印刷形態であるときは、画像の印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報を配信するようになっている。
このような構成であれば、特定された印刷形態が画像印刷形態であると、案内情報配信手段により、画像の印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報が配信される。
【0020】
さらに、本発明に係る請求項6記載の印刷サービス提供システムは、請求項3乃至5のいずれかに記載の印刷サービス提供システムにおいて、前記複数の印刷形態のうちいずれかは、テキストを印刷するテキスト印刷形態であり、前記案内情報配信手段は、前記特定した印刷形態が前記テキスト印刷形態であるときは、テキストの印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報を配信するようになっている。
【0021】
このような構成であれば、特定された印刷形態がテキスト印刷形態であると、案内情報配信手段により、テキストの印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報が配信される。
ここで、テキスト印刷には、モノクロで行う場合に限らず、カラーで行う場合も含まれる。例えば、テキストを印刷するに足りる安価な印刷用紙を利用者に薦める場合は、カラーによるテキスト印刷を行っている場合でも適用することが可能だからである。
【0022】
さらに、本発明に記載の印刷サービス提供システムは、上記の印刷サービス提供システムにおいて、前記印刷量検出手段は、前記印刷履歴情報に基づいて、第1の印刷材料を第2の印刷材料よりも多く用いる印刷形態についての第1の印刷量、及び前記第2の印刷材料を前記第1の印刷材料よりも多く用いる印刷形態についての第2の印刷量を検出し、前記案内情報配信手段は、前記第1の印刷量及び前記第2の印刷量に基づいて、前記第1の印刷材料を用いる印刷又は前記第2の印刷材料を用いる印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報を配信するようになっている。
【0023】
このような構成であれば、印刷量検出手段により、印刷履歴情報に基づいて第1の印刷量及び第2の印刷量が検出され、案内情報配信手段により、検出された第1の印刷量及び第2の印刷量に基づいて、第1の印刷材料を用いる印刷又は第2の印刷材料を用いる印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報が配信される。
ここで、第1の印刷材料を第2の印刷材料よりも多く用いる印刷形態とは、瞬間的にみて(例えば、1回の印刷を取り出してみた場合)、第1の印刷材料を第2の印刷材料よりも多く用いる印刷形態であってもよいし、統計的にみて(例えば、複数回の印刷を取り出してみた場合)、第1の印刷材料を第2の印刷材料よりも多く用いる印刷形態であってもよい。このことは、第2の印刷材料を第1の印刷材料よりも多く用いる印刷形態について同じである。
【0024】
また、印刷材料とは、トナー、インク、インクリボンその他印刷媒体に印する材料をいう。
さらに、本発明に記載の印刷サービス提供システムは、上記の印刷サービス提供システムにおいて、前記案内情報配信手段は、前記第1の印刷量が前記第2の印刷量よりも多いときは、前記第1の印刷材料を用いる印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報を配信するようになっている。
【0025】
このような構成であれば、第1の印刷量が第2の印刷量よりも多いと、案内情報配信手段により、第1の印刷材料を用いる印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報が配信される。
さらに、本発明に記載の印刷サービス提供システムは、上記の印刷サービス提供システムにおいて、前記案内情報配信手段は、前記第2の印刷量が前記第1の印刷量よりも多いときは、前記第2の印刷材料を用いる印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報を配信するようになっている。
【0026】
このような構成であれば、第2の印刷量が第1の印刷量よりも多いと、案内情報配信手段により、第2の印刷材料を用いる印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報が配信される。
さらに、本発明に記載の印刷サービス提供システムは、上記の印刷サービス提供システムにおいて、前記案内情報配信手段は、前記印刷量検出手段の検出結果に基づいて、前記印刷端末の印刷パフォーマンス、及び前記印刷端末とは性能が異なる他の印刷端末の印刷パフォーマンスを算出し、前記印刷端末の印刷パフォーマンスが前記他の印刷端末の印刷パフォーマンスよりも低いときは、前記他の印刷端末に関する案内情報を配信するようになっている。
【0027】
このような構成であれば、案内情報配信手段により、印刷量検出手段の検出結果に基づいて、印刷端末の印刷パフォーマンス及び他の印刷端末の印刷パフォーマンスが算出される。その結果、印刷端末の印刷パフォーマンスが他の印刷端末の印刷パフォーマンスよりも低いと、他の印刷端末に関する案内情報が配信される。
ここで、他の印刷端末は、少なくとも1つあればよいが、効果的な支援を図る観点からは、多数あるとよい。なお、他の印刷端末とは、利用者の利用に供する印刷端末と印刷パフォーマンスを比較する対象となる印刷端末をいう。
【0028】
さらに、本発明に係る請求項11記載の印刷サービス提供システムは、請求項2乃至10のいずれかに記載の印刷サービス提供システムにおいて、前記印刷端末は、当該印刷端末の状態を示す状態情報を前記印刷管理端末に送信する状態情報送信手段を有し、前記印刷管理端末は、前記印刷端末からの状態情報を状態情報記憶手段に登録する状態情報登録手段を有し、前記案内情報配信手段は、前記状態情報記憶手段の状態情報に基づいて、前記ユーザ端末に前記案内情報を配信するようになっている。
【0029】
このような構成であれば、印刷端末では、状態情報送信手段により、状態情報が印刷管理端末に送信される。
印刷管理端末では、状態情報を受信すると、状態情報登録手段により、受信した状態情報が状態情報記憶手段に登録される。そして、案内情報配信手段により、状態情報記憶手段の状態情報に基づいて、印刷端末又はその消耗品に関する案内情報が利用者に配信される。
【0030】
ここで、状態情報記憶手段は、状態情報をあらゆる手段で且つあらゆる時期に記憶するものであり、状態情報をあらかじめ記憶してあるものであってもよいし、状態情報をあらかじめ記憶することなく、本システムの動作時に外部からの入力等によって状態情報を記憶するようになっていてもよい。また、状態情報記憶手段は、どこに設けられていてもよく、例えば、印刷端末、印刷管理端末その他の端末に設けることができる。
【0031】
さらに、本発明に記載の印刷サービス提供システムは、上記の印刷サービス提供システムにおいて、前記状態情報は、前記第1の印刷材料の現在量又は消費量を示す情報であり、前記案内情報配信手段は、前記状態情報に基づいて、前記第1の印刷材料の現在量が所定以下又は前記第1の印刷材料の消費量が所定以上であると判定したときは、前記第1の印刷材料を用いる印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報を配信するようになっている。
【0032】
このような構成であれば、案内情報配信手段により、状態情報に基づいて、第1の印刷材料の現在量が所定以下又は第1の印刷材料の消費量が所定以上であると判定されると、第1の印刷材料を用いる印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報が配信される。
さらに、本発明に記載の印刷サービス提供システムは、上記の印刷サービス提供システムにおいて、前記状態情報は、前記第2の印刷材料の現在量又は消費量を示す情報であり、前記案内情報配信手段は、前記状態情報に基づいて、前記第2の印刷材料の現在量が所定以下又は前記第2の印刷材料の消費量が所定以上であると判定したときは、前記第2の印刷材料を用いる印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報を配信するようになっている。
【0033】
このような構成であれば、案内情報配信手段により、状態情報に基づいて、第2の印刷材料の現在量が所定以下又は第2の印刷材料の消費量が所定以上であると判定されると、第2の印刷材料を用いる印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報が配信される。
さらに、本発明に記載の印刷サービス提供システムは、上記の印刷サービス提供システムにおいて、前記状態情報は、前記第1の印刷材料及び前記第2の印刷材料の現在量又は消費量を示す情報であり、前記案内情報配信手段は、前記状態情報に基づいて、前記印刷端末の印刷パフォーマンス、及び前記印刷端末とは性能が異なる他の印刷端末の印刷パフォーマンスを算出し、前記印刷端末の印刷パフォーマンスが前記他の印刷端末の印刷パフォーマンスよりも低いときは、前記他の印刷端末に関する案内情報を配信するようになっている。
【0034】
このような構成であれば、案内情報配信手段により、状態情報に基づいて、印刷端末の印刷パフォーマンス及び他の印刷端末の印刷パフォーマンスが算出される。その結果、印刷端末の印刷パフォーマンスが他の印刷端末の印刷パフォーマンスよりも低いと、他の印刷端末に関する案内情報が配信される。
さらに、本発明に係る請求項15記載の印刷サービス提供システムは、請求項11乃至14のいずれかに記載の印刷サービス提供システムにおいて、前記状態情報は、前記印刷端末の故障、不具合又はその他の異常のいずれかに関する情報であり、前記案内情報配信手段は、前記状態情報に基づいて、前記印刷端末が前記故障、前記不具合又は前記その他の異常であると判定したときは、前記印刷端末のサポートセンターに通知するようになっている。
【0035】
このような構成であれば、案内情報配信手段により、状態情報に基づいて、印刷端末が故障、不具合その他の異常であると判定されると、印刷端末のサポートセンターにその旨が通知される。
ここで、サポートセンターは、どのような形態であってもよく、サポートセンターが印刷管理端末と通信可能に接続されている場合はメール等により通知を行えばよいし、印刷管理端末から電話やFAXを通じて連絡可能な場合は、電話やFAXを通じて通知を行えばよい。
【0036】
さらに、本発明に係る請求項16記載の印刷サービス提供システムは、複数の印刷形態で印刷可能な印刷端末と、前記印刷端末を利用する利用端末とが印刷管理端末に通信可能に接続され、前記印刷端末と前記利用端末との間に暗号化コネクションを前記印刷管理端末を媒介して確立し、前記印刷端末と前記利用端末とが暗号化コネクションを通じて印刷データを送受信する印刷サービス提供システムであって、前記印刷端末と前記印刷管理端末との間、及び前記利用端末と前記印刷管理端末との間に、暗号化通信可能な制御用のコネクションである暗号化制御コネクションを確立し、確立した暗号化制御コネクションを通じて前記印刷管理端末から前記印刷端末及び前記利用端末に暗号鍵を配送し、前記印刷端末及び前記利用端末は、配送された暗号鍵を用いて、前記印刷端末と前記利用端末との間に、暗号化通信可能なデータ通信用のコネクションである暗号化データコネクションを確立し、確立した暗号化データコネクションを通じて印刷データを送受信するようになっており、前記印刷管理端末は、前記利用端末による前記印刷端末の利用状況に基づいて前記印刷端末の印刷履歴を示す印刷履歴情報を生成する印刷履歴情報生成手段と、前記印刷履歴情報生成手段で生成した印刷履歴情報を印刷履歴情報記憶手段に登録する印刷履歴情報登録手段と、前記印刷履歴情報記憶手段の印刷履歴情報に基づいて前記各印刷形態ごとの印刷量を検出する印刷量検出手段と、前記印刷量検出手段の検出結果に基づいて前記印刷端末及び当該印刷端末に用いられる消耗品に関する案内情報をユーザ端末に配信する案内情報配信手段とを有し、前記案内情報配信手段は、前記印刷量検出手段の検出結果に基づいて、前記複数の印刷形態のうち前記印刷端末において利用頻度が所定順位の印刷形態を特定し、特定した当該印刷形態による印刷を支援する案内情報を配信するようになっている。
【0037】
このような構成であれば、印刷端末と印刷管理端末との間、及び利用端末と印刷管理端末との間に暗号化制御コネクションが確立され、確立された暗号化制御コネクションを通じて印刷管理端末から印刷端末及び利用端末に暗号鍵が配送される。そして、印刷端末及び利用端末により、配送された暗号鍵を用いて、印刷端末と利用端末との間に暗号化データコネクションが確立され、確立された暗号化データコネクションを通じて印刷データが送受信される。印刷端末では、印刷データを受信すると、受信した印刷データに基づいて印刷が行われる。
【0038】
このように印刷端末が印刷に利用されると、印刷管理端末では、印刷履歴情報生成手段により、利用端末による印刷端末の利用状況に基づいて印刷履歴情報が生成され、印刷履歴情報登録手段により、生成された印刷履歴情報が印刷履歴情報記憶手段に登録される。そして、印刷量検出手段により、印刷履歴情報記憶手段の印刷履歴情報に基づいて各印刷形態ごとにその印刷量が検出され、案内情報配信手段により、印刷量検出手段の検出結果に基づいて、複数の印刷形態のうち印刷端末において利用頻度が所定順位のものが特定され、特定された印刷形態による印刷を支援するための案内情報が利用者に配信される。したがって、利用者は、案内情報を参照することにより、印刷端末又はその消耗品に関して支援を受けることができるので、印刷端末において利用頻度が所定順位の印刷形態による印刷が経済面や利便性の点等で効果的になる。
【0039】
ここで、暗号化データコネクションは、印刷端末と利用端末との間に確立されるものであればよく、印刷端末と利用端末との間に直接確立してもよいし、印刷管理端末又は1若しくは複数の端末を介して印刷端末と利用端末との間に確立してもよい。このことは、暗号化制御コネクションについても同じである。
また、暗号化データコネクションは、印刷端末からの能動的な働きかけにより確立するようにしてもよいし、利用端末からの能動的な働きかけにより確立するようにしてもよい。例えば、印刷端末が利用端末のサービスを利用する場合は、印刷端末からの能動的な働きかけにより確立するのが一般的である。
【0040】
また、印刷管理端末は、印刷端末又は利用端末との通信路の一端に接続する通信設備であって少なくともサーバ機能を有するものであればよく、サーバ機能及びクライアント機能の両方を兼ね揃えるものとして構成することもできる。
一方、上記目的を達成するために、本発明に係る請求項17記載の印刷管理端末は、印刷端末に通信可能に接続される印刷管理端末であって、前記印刷端末の利用状況に基づいて前記印刷端末の印刷履歴を示す印刷履歴情報を生成する印刷履歴情報生成手段と、前記印刷履歴情報生成手段で生成した印刷履歴情報を印刷履歴情報記憶手段に登録する印刷履歴情報登録手段と、前記印刷履歴情報記憶手段の印刷履歴情報に基づいて前記各印刷形態ごとの印刷量を検出する印刷量検出手段と、前記印刷量検出手段の検出結果に基づいて前記印刷端末及び当該印刷端末に用いられる消耗品に関する案内情報をユーザ端末に配信する案内情報配信手段とを備え、前記案内情報配信手段は、前記印刷量検出手段の検出結果に基づいて、前記複数の印刷形態のうち前記印刷端末において利用頻度が所定順位の印刷形態を特定し、特定した当該印刷形態による印刷を支援する案内情報を配信するようになっている。
【0041】
このような構成であれば、請求項2記載の印刷サービス提供システムにおける印刷管理端末と同等の作用が得られる。
一方、上記目的を達成するために、本発明に係る請求項18記載の端末用プログラムは、コンピュータからなる印刷管理端末に実行させるための端末用プログラムであって、前記印刷端末の利用状況に基づいて前記印刷端末の印刷履歴を示す印刷履歴情報を生成する印刷履歴情報生成手段、前記印刷履歴情報生成手段で生成した印刷履歴情報を印刷履歴情報記憶手段に登録する印刷履歴情報登録手段、前記印刷履歴情報記憶手段の印刷履歴情報に基づいて前記各印刷形態ごとの印刷量を検出する印刷量検出手段、及び前記印刷量検出手段の検出結果に基づいて前記印刷端末及び当該印刷端末に用いられる消耗品に関する案内情報をユーザ端末に配信する案内情報配信手段として実現される処理を実行させるためのプログラムであり、前記案内情報配信手段は、前記印刷量検出手段の検出結果に基づいて、前記複数の印刷形態のうち前記印刷端末において利用頻度が所定順位の印刷形態を特定し、特定した当該印刷形態による印刷を支援する案内情報を配信するようになっている。
【0042】
このような構成であれば、印刷管理端末によってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従って印刷管理端末が処理を実行すると、請求項17記載の印刷管理端末と同等の作用が得られる。
一方、上記目的を達成するために、本発明に係る請求項19記載の印刷サービス提供方法は、複数の印刷形態で印刷可能な印刷装置の印刷に関する案内サービスを提供する印刷サービス提供方法であって、前記印刷装置の利用状況に基づいて前記印刷装置の印刷履歴を示す印刷履歴情報を生成する印刷履歴情報生成ステップと、前記印刷履歴情報生成ステップで生成した印刷履歴情報に基づいて前記各印刷形態ごとの印刷量を検出する印刷量検出ステップと、前記印刷量検出ステップの検出結果に基づいて前記印刷装置又は当該印刷装置に用いられる消耗品に関する案内情報をユーザ端末に配信する案内情報配信ステップとを含み、前記案内情報配信ステップは、前記印刷量検出ステップの検出結果に基づいて、前記複数の印刷形態のうち前記印刷装置において利用頻度が所定順位の印刷形態を特定し、特定した当該印刷形態による印刷を支援する案内情報を配信する。
【0043】
さらに、本発明に係る請求項20記載の印刷サービス提供方法は、複数の印刷形態で印刷可能な印刷端末と、前記印刷端末を管理する印刷管理端末とが通信可能に接続され、前記印刷端末の印刷に関する案内サービスを提供する印刷サービス提供方法であって、前記印刷端末の利用状況に基づいて前記印刷端末の印刷履歴を示す印刷履歴情報を生成する印刷履歴情報生成ステップと、前記印刷履歴情報生成ステップで生成した印刷履歴情報を印刷履歴情報記憶手段に登録する印刷履歴情報登録ステップと、前記印刷履歴情報記憶手段の印刷履歴情報に基づいて前記各印刷形態ごとの印刷量を検出する印刷量検出ステップと、前記印刷量検出ステップの検出結果に基づいて前記印刷端末及び当該印刷端末に用いられる消耗品に関する案内情報をユーザ端末に配信する案内情報配信ステップとを前記印刷管理端末で行い、前記案内情報配信ステップは、前記印刷量検出ステップの検出結果に基づいて、前記複数の印刷形態のうち前記印刷端末において利用頻度が所定順位の印刷形態を特定し、特定した当該印刷形態による印刷を支援する案内情報を配信する。
【0044】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1乃至図12は、本発明に係る印刷サービス提供システム、印刷管理端末及び端末用プログラム、並びに印刷サービス提供方法の第1の実施の形態を示す図である。
本実施の形態は、本発明に係る印刷サービス提供システム、印刷管理端末及び端末用プログラム、並びに印刷サービス提供方法を、図1に示すように、ネットワークプリントサービスプロバイダ(以下、単にNPSPという。)サーバ100を利用して、NPSP対応配信サーバ202がNPSP対応プリンタでリモート印刷し、NPSPサーバ100は、NPSP対応配信サーバ202の印刷履歴に基づいて、プリンタ又はその消耗品に関する案内情報をNPSP対応プリンタのユーザに配信する場合について適用したものである。
【0045】
まず、本発明を適用するネットワークシステムの構成を図1を参照しながら説明する。図1は、本発明を適用するネットワークシステムの構成を示す図である。
インターネット199には、図1に示すように、NPSPサーバ100と、印刷データを配信するNPSP対応配信サーバ202と、NPSP対応プリンタにグローバルIPアドレスが専用に割り当てられたネットワーク240と、NPSP対応プリンタにグローバルIPアドレスが共用に割り当てられたネットワーク260とが接続されている。なお、図示しないが、インターネット199には、NPSP対応プリンタのユーザの利用に供するユーザ端末が接続されている。
【0046】
ネットワーク240は、インターネット199に直接接続するNPSP対応プリンタ242と、ルータ等のNAT機器244と、NAT機器244を介してインターネット199に接続するNPSP対応プリンタ246とで構成されている。ここで、NPSP対応プリンタ246は、NAT機器244と1対1で接続していることから、NPSP対応プリンタ246のプライベートIPアドレスとNAT機器244のグローバルIPアドレスとが1対1で対応し、実質的にNPSP対応プリンタ246には、グローバルIPアドレスが専用に割り当てられることになる。
【0047】
ネットワーク260は、NATのほか内部と外部との間でTCP又はUDPのポート番号の変換(以下、単にPATという。)を行うNAT/PAT機器262と、NAT/PAT機器262を介してインターネット199に接続する複数のNPSP対応プリンタ264とで構成されている。
NPSPサーバ100は、NPSP対応配信サーバ202とNPSP対応プリンタとの間で接続に関するサービスを提供するネットワーク接続サービス部110と、NPSP対応配信サーバ202とNPSP対応プリンタとの間で印刷に関するサービスを提供するネットワークプリントサービス部150とで構成されている。
【0048】
ネットワーク接続サービス部110は、暗号鍵を生成する暗号鍵生成部112と、NPSP対応プリンタのユーザ及びNPSP対応配信サーバ202を認証するのに必要なユーザ認証情報を管理するユーザ認証情報管理部114と、NPSP対応プリンタのユーザ及びNPSP対応配信サーバ202の認証を行うユーザ認証部116と、NPSP対応プリンタのユーザ及びNPSP対応配信サーバ202の接続状態を管理するユーザ接続管理部118と、通信可能な複数のユーザをグループとして管理するユーザグループ管理部120と、NPSP対応配信サーバ202とNPSP対応プリンタとの通信を仲介するセッションプロキシ部122とで構成されている。
【0049】
暗号鍵生成部112は、NPSP対応配信サーバ202又はNPSP対応プリンタが指定したユーザグループで通信を行うときに利用する暗号鍵(セッション鍵)を生成する。また、ユーザグループ管理部120で指定した暗号鍵の有効期間を管理し、定期的に暗号鍵を更新する。
ユーザ認証情報管理部114は、NPSP対応プリンタの各ユーザごとに、ユーザID、プリンタID、パスワード、メールアドレス、認証方法、アカウントの有効期限、ログイン回数、最終ログイン時刻、氏名又は所属会社名等をユーザ認証情報として管理する。また、NPSP対応配信サーバ202について、サーバID、パスワード、メールアドレス、認証方法、アカウントの有効期限、ログイン回数、最終ログイン時刻、氏名又は所属会社名等をユーザ認証情報として管理する。認証方法としては、ユーザID及びパスワードによる認証並びにディジタル証明書を用いた認証の一方又は両方を選択することができる。
【0050】
ユーザ認証部116は、NPSP対応配信サーバ202とNPSPサーバ100との間、及びNPSP対応プリンタとNPSPサーバ100との間で、暗号化通信可能な制御用のセッションである暗号化制御セッションを確立する際に、暗号化制御セッションの確立を要求するNPSP対応プリンタのユーザ又はNPSP対応配信サーバ202を、ユーザ認証情報管理部114のユーザ認証情報に基づいて認証する。ここで、暗号化制御セッションの確立には、例えば、SSL(Secure Socket Layer )を採用することができる。
【0051】
また、ユーザ認証部116は、NPSP対応配信サーバ202又はNPSP対応プリンタから受信したユーザ認証情報、及びユーザ認証情報管理部114のユーザ認証情報を用いて、指定された認証方法に従ってユーザの認証を行い、認証に成功したときは、ユーザ接続管理部118にその旨を通知する。認証には、SSLサーバ認証に加えてユーザID及びパスワードによる認証、又はディジタル証明書を用いたSSLクライアント認証を採用することができる。また、ユーザのディジタル証明書の有効期限をValidation Authorityに問い合わせ、ディジタル証明書をLADPサーバ等の証明書のリポジトリから取得することもできる。なお、拡張機能として、認証の成功又は失敗を、ユーザID、時刻、オプションメッセージとセットにしてユーザ認証履歴格納部(不図示)に格納するようにしてもよい。
【0052】
ユーザ接続管理部118は、NPSPサーバ100と暗号化制御セッションを確立しているNPSP対応配信サーバ202又はNPSP対応プリンタから定期的に送信される情報であって、グローバルIPアドレス、暗号化制御セッション確立に利用しているポート番号、ネットワーク形態を示す情報、その他のネットワーク環境に関する情報を、NPSP対応配信サーバ202にあっては配信サーバ情報として、NPSP対応プリンタにあってはプリンタ情報としてそれぞれ管理する。ここで、ネットワーク形態を示す情報とは、グローバルIPアドレスが専用に割り当てられているか共用に割り当てられているかを示す情報である。したがって、NPSP対応配信サーバ202又はNPSP対応プリンタは、ユーザ接続管理部118を利用することによって通信相手方のネットワーク環境を把握することができる。
【0053】
ユーザグループ管理部120は、通信可能な複数のNPSP対応プリンタのユーザ又はNPSP対応配信サーバ202をグループとして管理する。その他、NPSP対応配信サーバ202とNPSP対応プリンタとの間の暗号化通信において、IPパケットの暗号化に利用する暗号化アルゴリズム、IPパケット認証に利用するハッシュアルゴリズム、暗号計算に利用する鍵長に関する情報、暗号鍵の更新期間に関する情報、及びNPSP対応配信サーバ202とNPSP対応プリンタとの間で利用を許可するプロトコルに関する情報を管理する。
【0054】
セッションプロキシ部122は、NPSP対応配信サーバ202とNPSP対応プリンタとの間の暗号化通信において、NPSP対応配信サーバ202及びNPSP対応プリンタにグローバルIPアドレスが共用に割り当てられている場合に、それら端末間の通信を仲介する。すなわち、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)層よりも上位のプロトコル層において、NPSP対応配信サーバ202からのIPパケットをNPSP対応プリンタにルーティングし、NPSP対応プリンタからのIPパケットをNPSP対応配信サーバ202にルーティングする。
【0055】
ネットワークプリントサービス部150は、NPSP対応プリンタによる印刷を管理する印刷管理部152と、NPSP対応配信サーバ202が行った印刷履歴を管理する印刷履歴管理部154と、セッションプロキシ部122で仲介する通信に付加機能を提供するプロキシプラグイン部156と、NPSP対応プリンタのユーザに関するユーザプロファイルを管理するユーザプロファイル管理部158とで構成されている。
【0056】
印刷管理部152は、カラーインクの残量、モノクロインクの残量、トナーの残量、印刷用紙の残り枚数、対応している印刷用紙サイズ、プリンタが異常状態であるか否か等のプリンタの状態に関する状態情報を、暗号化制御セッションを通じてNPSP対応プリンタから取得し、状態情報をプリンタIDと対応付けて記憶する。なお、状態情報の取得、登録及び利用については後段で詳述する。
印刷履歴管理部154は、印刷要求ごとにプリントIDを付し、NPSP対応配信サーバ202が行った印刷履歴として、サーバID、時刻、印刷データのファイル名及び印刷形態等をプリントIDと対応付けて記憶する。印刷形態の種別としては、写真を印刷する写真印刷形態、写真以外の画像を印刷する画像印刷形態、及びテキストを印刷するテキスト印刷形態がある。なお、印刷履歴情報の生成、登録及び利用については後段で詳述する。
【0057】
プロキシプラグイン部156は、セッションプロキシ部122で仲介する暗号化通信において実行させたい付加機能を与える。付加機能としては、例えば、一時的なバッファリングを行い転送レートを変化させる機能、NPSP対応配信サーバ202から受信した印刷データを、NPSP対応プリンタに最適なフォーマットとなるように変換する機能がある。
ユーザプロファイル管理部158は、各NPSP対応プリンタごとに、そのNPSP対応プリンタをそのユーザのユーザIDと対応付けて管理する。
【0058】
次に、NPSP対応配信サーバ202の構成を詳細に説明する。
NPSP対応配信サーバ202は、CPU、ROM、RAM及びI/F等をバス接続した一般的なコンピュータと同一機能を有して構成されている。また、ユーザ情報を記憶するためのユーザ情報記憶装置を有し、ユーザ情報記憶装置には、ユーザID、プリンタID、氏名、連絡先及びユーザが属するグループがユーザ情報として格納されている。ここで、グループは、配信する印刷データの内容によって分類され、ユーザは、希望のグループに属することができる。例えば、商品Aに関する広告情報の配信を受けるグループや、会社Bに関する広告情報の配信を受けるグループがある。
【0059】
また、NPSP対応配信サーバ202は、ROMの所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図2及び図3のフローチャートに示すユーザ情報登録処理及び暗号化リモート印刷要求処理を実行するようになっている。
初めに、ユーザ情報登録処理を図2を参照しながら詳細に説明する。図2は、ユーザ情報登録処理を示すフローチャートである。
【0060】
ユーザ情報登録処理は、NPSP対応プリンタのユーザからの登録要求に応じてユーザ情報を登録する処理であって、CPUにおいて実行されると、図2に示すように、まず、ステップS100に移行するようになっている。
ステップS100では、ユーザ情報の登録要求を受信したか否かを判定し、ユーザ情報の登録要求を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS102に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、登録要求を受信するまでステップS100で待機する。
【0061】
ステップS102では、ユーザIDを入力し、ステップS104に移行して、プリンタIDを入力し、ステップS106に移行して、氏名を入力し、ステップS108に移行して、連絡先を入力し、ステップS110に移行する。
ステップS110では、加入を希望するグループを入力し、ステップS112に移行して、ステップS102〜S110で入力したユーザ情報をユーザ情報記憶装置に登録し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
【0062】
次に、暗号化リモート印刷要求要求処理を図3を参照しながら詳細に説明する。図3は、暗号化リモート印刷要求処理を示すフローチャートである。
暗号化リモート印刷要求処理は、NPSP対応プリンタにリモート印刷を要求する処理であって、CPUにおいて実行されると、図2に示すように、まず、ステップS200に移行するようになっている。
ステップS200では、印刷データの配信が指示されたか否かを判定し、印刷データの配信が指示されたと判定したとき(Yes)は、ステップS201に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、配信が指示されるまでステップS200で待機する。
【0063】
ステップS201では、NPSP対応配信サーバ202とNPSPサーバ100との間に暗号化制御セッションを確立し、ステップS202に移行して、NPSPサーバ100による認証が得られたか否かを判定し、認証が得られたと判定したとき(Yes)は、ステップS203に移行して、配信指示に係るグループに属するすべてのユーザについてユーザ情報をユーザ情報記憶装置から読み出し、ステップS204に移行する。
【0064】
ステップS204では、暗号化制御セッションを通じて、読み出したユーザ情報に含まれるプリンタIDを照会要求とともにNPSPサーバ100に送信し、ステップS205に移行して、暗号化制御セッションを通じてNPSPサーバ100からのプリンタ情報を受信し、ステップS206に移行して、暗号化制御セッションを通じて配信サーバ情報をNPSPサーバ100に送信し、ステップS210に移行する。
【0065】
ステップS210では、暗号化制御セッションを通じてNPSPサーバ100からの暗号鍵を受信し、ステップS212に移行して、配信サーバ情報及びプリンタ情報に基づいて、NPSP対応配信サーバ202及びNPSP対応プリンタのネットワーク環境が、NPSP対応配信サーバ202及びそのNPSP対応プリンタにグローバルIPアドレスが専用に割り当てられている形態(以下、このような形態を単に第1の形態という。)であるか否かを判定し、NPSP対応配信サーバ202及びNPSP対応プリンタのネットワーク環境が第1の形態であると判定したとき(Yes)は、ステップS214に移行する。
【0066】
ステップS214では、プリンタ情報に基づいてセッション確立要求をNPSP対応プリンタに送信し、ステップS216に移行して、セッション確立応答を受信したか否かを判定し、セッション確立応答を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS218に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、セッション確立応答を受信するまでステップS216で待機する。
ステップS218では、受信した暗号鍵を用いて、NPSP対応配信サーバ202とNPSP対応プリンタとの間に、暗号化通信可能なデータ通信用のセッションである暗号化データセッションを確立する。ここで、暗号化データセッションの確立には、例えば、IPSec(IP security protocol)、PPTP(Point-to-Point Tunneling Protocol)、L2TP(Layer Two Tunneling Protocol)又はSSLを採用することができる。
【0067】
次いで、ステップS220に移行して、暗号化データセッションを通じてNPSP対応プリンタに印刷データを送信し、ステップS222に移行して、印刷完了の通知を受信したか否かを判定し、印刷完了の通知を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS224に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、印刷完了の通知を受信するまでステップS222で待機する。
ステップS224では、暗号化制御セッションを通じてNPSPサーバ100からの印刷履歴情報を受信し、ステップS226に移行して、受信した印刷履歴情報に基づいて印刷履歴を表示し、ステップS228に移行して、NPSP対応プリンタとの暗号化通信に利用するプリンタ用データポートがオープンされているか否かを判定し、プリンタ用データポートがオープンされていると判定したとき(Yes)は、ステップS230に移行して、プリンタ用データポートをクローズし、ステップS232に移行する。
【0068】
ステップS232では、暗号化データセッションを解放し、ステップS234に移行して、暗号化制御セッションを解放し、ステップS235に移行して、グループに属するすべてのユーザについてステップS212〜S234,S236〜S246の処理が終了したか否かを判定し、すべてのユーザについて処理が終了したと判定したとき(Yes)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させるが、そうでないと判定したとき(No)は、ステップS212に移行する。
【0069】
一方、ステップS228で、プリンタ用データポートがオープンされていないと判定したとき(No)は、ステップS232に移行する。
一方、ステップS212で、NPSP対応配信サーバ202及びNPSP対応プリンタのネットワーク環境が第1の形態でないと判定したとき(No)は、ステップS236に移行して、配信サーバ情報及びプリンタ情報に基づいて、NPSP対応配信サーバ202及びNPSP対応プリンタのネットワーク環境が、NPSP対応配信サーバ202にグローバルIPアドレスが専用に、そのNPSP対応プリンタにグローバルIPアドレスが共用に割り当てられている形態(以下、このような形態を単に第2の形態という。)であるか否かを判定し、NPSP対応配信サーバ202及びNPSP対応プリンタのネットワーク環境が第2の形態であると判定したとき(Yes)は、ステップS238に移行する。
【0070】
ステップS238では、プリンタ用データポートをオープンし、ステップS240に移行して、暗号化制御セッションを通じて、プリンタ用データポートのポート番号を含むリバースセッション確立要求をNPSPサーバ100に送信し、ステップS242に移行して、セッション確立要求を受信したか否かを判定し、セッション確立要求を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS244に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、セッション確立要求を受信するまでステップS242で待機する。
【0071】
ステップS244では、セッション確立応答をNPSP対応プリンタに送信し、ステップS246に移行して、受信した暗号鍵を用いて、NPSP対応配信サーバ202とNPSP対応プリンタとの間に暗号化データセッションを確立し、ステップS220に移行する。
一方、ステップS236で、NPSP対応配信サーバ202及びNPSP対応プリンタのネットワーク環境が第2の形態でないと判定したとき(No)は、ステップS234に移行する。
【0072】
一方、ステップS202で、NPSPサーバ100による認証が得られないと判定したとき(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、NPSPサーバ100の構成を詳細に説明する。
NPSPサーバ100は、CPU、ROM、RAM及びI/F等をバス接続した一般的なコンピュータと同一機能を有して構成されており、ROMの所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図4乃至図8のフローチャートに示す暗号化制御セッション確立処理、暗号化通信管理処理、状態情報更新処理、第1の案内情報配信処理及び第2の案内情報配信処理を実行するようになっている。
【0073】
初めに、暗号化制御セッション確立処理を図4を参照しながら詳細に説明する。図4は、暗号化制御セッション確立処理を示すフローチャートである。
暗号化制御セッション確立処理は、NPSP対応プリンタとNPSPサーバ100との間に暗号化制御セッションを確立する処理であって、CPUにおいて実行されると、図4に示すように、まず、ステップS300に移行するようになっている。
【0074】
ステップS300では、NPSP対応プリンタとNPSPサーバ100との間に暗号化制御セッションを確立し、ステップS302に移行して、そのNPSP対応プリンタについて認証処理を実行し、ステップS304に移行して、認証に成功したか否かを判定し、認証に成功したと判定したとき(Yes)は、ステップS306に移行して、暗号化制御セッションを通じてプリンタ情報を受信し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
【0075】
一方、ステップS304で、NPSP対応プリンタについての認証に失敗したと判定したとき(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、暗号化通信管理処理を図5を参照しながら詳細に説明する。図5は、暗号化通信管理処理を示すフローチャートである。
暗号化通信管理処理は、CPUにおいて実行されると、図5に示すように、まず、ステップS400に移行するようになっている。
【0076】
ステップS400では、NPSP対応配信サーバ202とNPSPサーバ100との間に暗号化制御セッションを確立し、ステップS402に移行して、NPSP対応配信サーバ202について認証処理を実行し、ステップS404に移行して、認証に成功したか否かを判定し、認証に成功したと判定したとき(Yes)は、ステップS406に移行する。
ステップS406では、暗号化制御セッションを通じて照会要求とともにプリンタIDを受信したか否かを判定し、照会要求とともにプリンタIDを受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS408に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、照会要求を受信するまでステップS406で待機する。
【0077】
ステップS408では、受信したプリンタIDに対応するプリンタ情報をユーザ接続管理部118から読み出し、ステップS410に移行して、暗号化制御セッションを通じて、読み出したプリンタ情報をNPSP対応配信サーバ202に送信し、ステップS412に移行して、暗号化制御セッションを通じて配信サーバ情報を受信し、ステップS414に移行して、暗号化制御セッションを通じて、受信した配信サーバ情報をNPSP対応プリンタに送信し、ステップS420に移行する。
【0078】
ステップS420では、暗号鍵を生成し、ステップS422に移行して、暗号化制御セッションを通じて、生成した暗号鍵をNPSP対応配信サーバ202及びNPSP対応プリンタに送信し、ステップS424に移行して、暗号化制御セッションを通じてリバースセッション確立要求を受信したか否かを判定し、リバースセッション確立要求を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS426に移行して、暗号化制御セッションを通じてリバースセッション確立要求をNPSP対応プリンタに送信し、ステップS428に移行する。
【0079】
ステップS428では、印刷完了の通知を受信したか否かを判定し、印刷完了の通知を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS430に移行して、NPSP対応配信サーバ202に関する印刷履歴を更新し、ステップS432に移行して、暗号化制御セッションを通じてNPSP対応配信サーバ202に印刷履歴情報を送信し、ステップS442に移行して、暗号化制御セッションを解放し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
【0080】
一方、ステップS428で、印刷完了の通知を受信しないと判定したとき(No)は、ステップS424に移行する。
一方、ステップS424で、リバースセッション確立要求を受信しないと判定したとき(No)は、ステップS428に移行する。
一方、ステップS404で、NPSP対応配信サーバ202についての認証に失敗したと判定したとき(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
【0081】
次に、状態情報更新処理を図6を参照しながら詳細に説明する。図6は、状態情報更新処理を示すフローチャートである。
状態情報更新処理は、CPUにおいて実行されると、図6に示すように、まず、ステップS500に移行するようになっている。
ステップS500では、暗号化制御セッションを通じてNPSP対応プリンタから状態情報の更新要求を受信したか否かを判定し、状態情報の更新要求を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS502に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、状態情報の更新要求を受信するまでステップS500で待機する。
【0082】
ステップS502では、暗号化制御セッションを通じてNPSP対応プリンタから状態情報及びプリンタIDを受信し、ステップS504に移行して、受信した状態情報をプリンタIDと対応付けて印刷管理部152に登録し、ステップS506に移行する。
ステップS506では、受信した状態情報に基づいてNPSP対応プリンタが異常であるか否かを判定し、NPSP対応プリンタが異常であると判定したとき(Yes)は、ステップS508に移行して、サポートセンターにその旨を通知し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
【0083】
一方、ステップS506で、受信した状態情報に基づいてNPSP対応プリンタが異常でないと判定したとき(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、第1の案内情報配信処理を図7を参照しながら詳細に説明する。図7は、第1の案内情報配信処理を示すフローチャートである。
第1の案内情報配信処理は、印刷履歴情報に基づいて案内情報をユーザ端末に配信する処理であって、CPUにおいて実行されると、図7に示すように、まず、ステップS600に移行するようになっている。なお、以下、各ステップの処理は、NPSP対応プリンタ1台についての処理である。実際には、登録されているすべてのNPSP対応プリンタの数だけ各ステップの処理を実行する。
【0084】
ステップS600では、対象となるNPSP対応プリンタの印刷履歴情報を印刷履歴管理部154から読み出し、ステップS602に移行して、読み出した印刷履歴情報に基づいて、写真印刷形態についての印刷量を検出し、ステップS604に移行して、読み出した印刷履歴情報に基づいて、画像印刷形態についての印刷量を検出し、ステップS606に移行して、読み出した印刷履歴情報に基づいて、テキスト印刷形態についての印刷量を検出し、ステップS608に移行する。
【0085】
ステップS608では、検出した各印刷量に基づいて、対象のNPSP対応プリンタにおいて利用頻度の最も高い印刷形態が写真印刷形態であるか否かを判定し、利用頻度の最も高い印刷形態が写真印刷形態であると判定したとき(Yes)は、ステップS610に移行して、写真印刷形態による印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報を作成する。ステップS610では、例えば、写真をきれいに印刷することに特化したカラーインク又は印刷用紙を紹介することを内容とした案内情報を作成する。
【0086】
次いで、ステップS612に移行して、検出した各印刷量に基づいて、対象のNPSP対応プリンタにおいて利用頻度の最も高い印刷形態が画像印刷形態であるか否かを判定し、利用頻度の最も高い印刷形態が画像印刷形態であると判定したとき(Yes)は、ステップS614に移行して、画像印刷形態による印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報を作成する。ステップS614では、例えば、画像をきれいに印刷することに特化したカラーインク又は印刷用紙を紹介することを内容とした案内情報を作成する。
【0087】
次いで、ステップS616に移行して、検出した各印刷量に基づいて、対象のNPSP対応プリンタにおいて利用頻度の最も高い印刷形態がテキスト印刷形態であるか否かを判定し、利用頻度の最も高い印刷形態がテキスト印刷形態であると判定したとき(Yes)は、ステップS618に移行して、テキスト印刷形態による印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報を作成する。ステップS618では、例えば、テキストを印刷するに足りる安価な印刷用紙を紹介することを内容とした案内情報を作成する。
【0088】
次いで、ステップS620に移行して、読み出した印刷履歴情報に基づいて、カラーインクをモノクロインクよりも多く用いる印刷形態についての印刷量(以下、カラー指向印刷量という。)を検出し、ステップS622に移行して、読み出した印刷履歴情報に基づいて、モノクロインクをカラーインクよりも多く用いる印刷形態についての印刷量(以下、モノクロ指向印刷量という。)を検出し、ステップS624に移行する。
【0089】
ステップS624では、カラー指向印刷量がモノクロ指向印刷量よりも多いか否かを判定し、カラー指向印刷量がモノクロ指向印刷量よりも多いと判定したとき(Yes)は、ステップS626に移行して、カラーインクをモノクロインクよりも多く用いる印刷形態による印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報を作成する。ステップS626では、例えば、カラーできれいに印刷することに特化した印刷用紙又はカラーインクを紹介することを内容とした案内情報を作成する。
【0090】
次いで、ステップS628に移行して、検出した各印刷量に基づいて、対象のNPSP対応プリンタの印刷パフォーマンスを算出し、ステップS630に移行して、検出した各印刷量に基づいて、他のNPSP対応プリンタの印刷パフォーマンスを算出し、ステップS632に移行する。
ステップS632では、印刷パフォーマンスの算出結果に基づいて、対象のNPSP対応プリンタの印刷パフォーマンスが他のNPSP対応プリンタの印刷パフォーマンスよりも低いか否かを判定し、対象のNPSP対応プリンタの印刷パフォーマンスが低いと判定したとき(Yes)は、ステップS634に移行して、他のNPSP対応プリンタに関する案内情報を作成する。ステップS634では、例えば、現在のプリンタよりも他のNPSP対応プリンタの方が経済面や利便性の点等で有利であることを内容とした案内情報を作成する。
【0091】
次いで、ステップS636に移行して、上記各ステップで作成した案内情報を統合してユーザ端末に配信し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS632で、対象のNPSP対応プリンタの印刷パフォーマンスが他のNPSP対応プリンタの印刷パフォーマンス以上であると判定したとき(No)は、ステップS636に移行する。
一方、ステップS624で、カラー指向印刷量がモノクロ指向印刷量以下であると判定したとき(No)は、ステップS638に移行して、モノクロインクをカラーインクよりも多く用いる印刷形態による印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報を作成する。ステップS638では、例えば、モノクロできれいに印刷することに特化した印刷用紙又はモノクロインクを紹介することを内容とした案内情報を作成する。
【0092】
一方、ステップS616で、対象のNPSP対応プリンタにおいて利用頻度の最も高い印刷形態がテキスト印刷形態でないと判定したとき(No)は、ステップS620に移行する。
一方、ステップS612で、対象のNPSP対応プリンタにおいて利用頻度の最も高い印刷形態が画像印刷形態でないと判定したとき(No)は、ステップS616に移行する。
【0093】
一方、ステップS608で、対象のNPSP対応プリンタにおいて利用頻度の最も高い印刷形態が写真印刷形態でないと判定したとき(No)は、ステップS612に移行する。
次に、第2の案内情報配信処理を図8を参照しながら詳細に説明する。図8は、第2の案内情報配信処理を示すフローチャートである。
第2の案内情報配信処理は、状態情報に基づいて案内情報をユーザ端末に配信する処理であって、CPUにおいて実行されると、図8に示すように、まず、ステップS700に移行するようになっている。なお、以下、各ステップの処理は、NPSP対応プリンタ1台についての処理である。実際には、登録されているすべてのNPSP対応プリンタの数だけ各ステップの処理を実行する。
【0094】
ステップS700では、対象のNPSP対応プリンタの状態情報を印刷管理部152から読み出し、ステップS702に移行する。
ステップS702では、読み出した状態情報に基づいて、カラーインクの残量が所定以下であるか否かを判定し、カラーインクの残量が所定以下であると判定したとき(Yes)は、ステップS704に移行して、カラーインクを用いる印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報を作成する。ステップS704では、例えば、カラーできれいに印刷することに特化した印刷用紙又はカラーインクを紹介することを内容とした案内情報を作成する。
【0095】
次いで、ステップS706に移行して、読み出した状態情報に基づいて、モノクロインクの残量が所定以下であるか否かを判定し、モノクロインクの残量が所定以下であると判定したとき(Yes)は、ステップS708に移行して、モノクロインクを用いる印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報を作成する。ステップS708では、例えば、モノクロできれいに印刷することに特化した印刷用紙又はモノクロインクを紹介することを内容とした案内情報を作成する。
【0096】
次いで、ステップS710に移行して、読み出した状態情報に基づいて、対象のNPSP対応プリンタの印刷パフォーマンスを算出し、ステップS712に移行して、読み出した状態情報に基づいて、他のNPSP対応プリンタの印刷パフォーマンスを算出し、ステップS714に移行する。
ステップS714では、印刷パフォーマンスの算出結果に基づいて、対象のNPSP対応プリンタの印刷パフォーマンスが他のNPSP対応プリンタの印刷パフォーマンスよりも低いか否かを判定し、対象のNPSP対応プリンタの印刷パフォーマンスが低いと判定したとき(Yes)は、ステップS716に移行して、他のNPSP対応プリンタに関する案内情報を作成する。ステップS716では、例えば、現在のプリンタよりも他のNPSP対応プリンタの方が経済面や利便性の点等で有利であることを内容とした案内情報を作成する。
【0097】
次いで、ステップS718に移行して、上記各ステップで作成した案内情報を統合してユーザ端末に配信し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS714で、対象のNPSP対応プリンタの印刷パフォーマンスが他のNPSP対応プリンタの印刷パフォーマンス以上であると判定したとき(No)は、ステップS718に移行する。
一方、ステップS706で、モノクロインクの残量が所定以下でないと判定したとき(No)は、ステップS710に移行する。
【0098】
一方、ステップS702で、カラーインクの残量が所定以下でないと判定したとき(No)は、ステップS706に移行する。
次に、NPSP対応プリンタ242,246,264の構成を詳細に説明する。
NPSP対応プリンタ242,246,264は、CPU、ROM、RAM及びI/F等をバス接続した一般的なコンピュータと同一機能を有して構成されており、ROMの所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図9及び図10のフローチャートに示す暗号化リモート印刷処理及び状態情報更新要求処理を実行するようになっている。
【0099】
初めに、暗号化リモート印刷処理を図9を参照しながら詳細に説明する。図9は、暗号化リモート印刷処理を示すフローチャートである。
暗号化リモート印刷処理は、CPUにおいて実行されると、図9に示すように、まず、ステップS800に移行するようになっている。
ステップS800では、NPSP対応プリンタとNPSPサーバ100との間に暗号化制御セッションを確立し、ステップS802に移行して、NPSPサーバ100による認証が得られたか否かを判定し、認証が得られたと判定したとき(Yes)は、ステップS804に移行して、暗号化制御セッションを通じてプリンタ情報をNPSPサーバ100に送信し、ステップS806に移行して、暗号化制御セッションを通じてNPSPサーバ100からの配信サーバ情報を受信し、ステップS808に移行する。
【0100】
ステップS808に移行では、暗号化制御セッションを通じてNPSPサーバ100からの暗号鍵を受信し、ステップS810に移行して、セッション確立要求を受信したか否かを判定し、セッション確立要求を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS812に移行して、セッション確立応答をNPSP対応配信サーバ202に送信し、ステップS814に移行して、受信した暗号鍵を用いて、NPSP対応配信サーバ202とNPSP対応プリンタとの間に暗号化データセッションを確立し、ステップS816に移行する。
【0101】
ステップS816では、暗号化データセッションを通じてNPSP対応配信サーバ202からの印刷データを受信し、ステップS818に移行して、受信した印刷データに基づいて印刷を行い、ステップS820に移行して、印刷が完了したか否かを判定し、印刷が完了したと判定したとき(Yes)は、ステップS822に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、印刷が完了するまでステップS820で待機する。
【0102】
ステップS822では、NPSP対応配信サーバ202及びNPSPサーバ100に印刷完了の通知を送信し、ステップS824に移行して、暗号化データセッションを解放し、ステップS826に移行して、暗号化制御セッションを解放し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS810で、セッション確立要求を受信しないと判定したとき(No)は、ステップS828に移行して、暗号化制御セッションを通じてリバースセッション確立要求を受信したか否かを判定し、リバースセッション確立要求を受信したとき(Yes)は、ステップS830に移行して、受信したリバースセッション確立要求に含まれるポート番号により特定されるプリンタ用データポートに対して、配信サーバ情報に基づいてセッション確立要求をNPSP対応配信サーバ202に送信し、ステップS832に移行して、セッション確立応答を受信したか否かを判定し、セッション確立応答を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS834に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、セッション確立応答を受信するまでステップS832で待機する。
【0103】
ステップS834では、受信した暗号鍵を用いて、NPSP対応配信サーバ202とNPSP対応プリンタとの間に暗号化データセッションを確立し、ステップS816に移行する。
一方、ステップS828で、暗号化制御セッションを通じてリバースセッション確立要求を受信しないと判定したとき(No)は、ステップS810に移行する。
一方、ステップS802で、NPSPサーバ100による認証が得られないと判定したとき(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
【0104】
次に、状態情報更新要求処理を図10を参照しながら詳細に説明する。図10は、状態情報更新要求処理を示すフローチャートである。
状態情報更新要求処理は、CPUにおいて実行されると、図10に示すように、まず、ステップS900に移行するようになっている。
ステップS900では、自己の状態情報を取得し、ステップS902に移行して、暗号化制御セッションを通じて状態情報の更新要求をNPSPサーバ100に送信し、ステップS904に移行して、取得した状態情報及び自己のプリンタIDを暗号化制御セッションを通じてNPSPサーバ100に送信し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
【0105】
次に、上記第1の実施の形態の動作を図面を参照しながら説明する。
初めに、NPSP対応配信サーバ202にユーザ情報を登録する場合を説明する。
NPSP対応プリンタのユーザが印刷データの配信を受けるためには、NPSP対応配信サーバ202にユーザ情報を登録する必要がある。まず、ユーザは、図示しないユーザ端末においてNPSP対応配信サーバ202に登録要求を送信する。
【0106】
NPSP対応配信サーバ202では、登録要求を受信すると、ステップS102〜S110を経て、ユーザID、プリンタID、氏名、連絡先、加入を希望するグループの入力がユーザに対して要求される。この入力要求に対し、ユーザは、自己のユーザID、プリンタID、氏名、連絡先、加入を希望するグループを入力すると、入力されたユーザ情報がユーザ情報記憶装置に登録される。これによってユーザ情報の登録とともにユーザのグループ化が行われる。
【0107】
次に、NPSP対応配信サーバ202が同一の印刷データをネットワーク240のNPSP対応プリンタで一斉にリモート印刷する場合を図11を参照しながら説明する。図11は、ネットワーク環境が第1の形態である場合の通信手順を示す図である。
ここで、NPSP対応プリンタ242,246のユーザは、同一のグループに属し、NPSP対応配信サーバ202がNPSP対応プリンタ242,246を利用可能となっている。
【0108】
まず、NPSP対応プリンタ242では、ステップS800を経て、図11に示すように、NPSP対応プリンタ242とNPSPサーバ100との間に暗号化制御セッションが確立される。その際、NPSPサーバ100による認証が得られると、ステップS804を経て、暗号化制御セッションを通じて、NPSP対応プリンタ242のプリンタ情報がNPSPサーバ100に送信される。
NPSPサーバ100では、プリンタ情報を受信すると、ステップS306を経て、受信したプリンタ情報がユーザ接続管理部118に格納される。
【0109】
一方、NPSP対応配信サーバ202において、配信を行うべき予定の日時に達した等の所定条件が成立することにより印刷データの配信が指示されると、ステップS201を経て、図11に示すように、NPSP対応配信サーバ202とNPSPサーバ100との間に暗号化制御セッションが確立される。その際、NPSPサーバ100による認証が得られると、ステップS203,S204を経て、配信指示に係るグループに属するすべてのユーザについてユーザ情報が読み出され、暗号化制御セッションを通じて、読み出されたユーザ情報に含まれるプリンタIDが照会要求とともにNPSPサーバ100に送信される。
【0110】
NPSPサーバ100では、照会要求とともにプリンタIDを受信すると、ステップS408,S410を経て、受信したプリンタIDに対応するプリンタ情報が読み出され、暗号化制御セッションを通じて、読み出されたプリンタ情報がNPSP対応配信サーバ202に送信される。
NPSP対応配信サーバ202では、プリンタ情報を受信すると、ステップS206を経て、暗号化制御セッションを通じて配信サーバ情報がNPSPサーバ100に送信される。
【0111】
NPSPサーバ100では、配信サーバ情報を受信すると、受信した配信サーバ情報がユーザ接続管理部118に格納され、ステップS414を経て、暗号化制御セッションを通じて、受信した配信サーバ情報がNPSP対応プリンタ242に送信される。そして、ステップS420,S422を経て、暗号鍵が生成され、それぞれの暗号化制御セッションを通じて、NPSP対応配信サーバ202及びNPSP対応プリンタ242に暗号鍵が送信される。
【0112】
NPSP対応配信サーバ202では、暗号鍵を受信すると、NPSP対応配信サーバ202及びNPSP対応プリンタ242のネットワーク環境が第1の形態であることから、ステップS212,S214を経て、プリンタ情報に基づいてセッション確立要求がNPSP対応プリンタ242に送信される。
NPSP対応プリンタ242では、配信サーバ情報及び暗号鍵を受信した後、セッション確立要求を受信すると、ステップS812を経て、セッション確立応答がNPSP対応配信サーバ202に送信される。
【0113】
NPSP対応配信サーバ202では、セッション確立応答を受信すると、ステップS218,S220を経て、図11に示すように、暗号鍵を用いて、NPSP対応配信サーバ202とNPSP対応プリンタ242との間に暗号化データセッションが確立され、暗号化データセッションを通じてNPSP対応プリンタ242に印刷データが送信される。
NPSP対応プリンタ242では、印刷データを受信すると、ステップS818を経て、受信した印刷データに基づいて印刷が行われる。印刷が完了すると、ステップS822を経て、NPSPサーバ100及びNPSP対応配信サーバ202に印刷完了の通知が送信される。
【0114】
NPSPサーバ100では、印刷完了の通知を受信すると、ステップS430,S432を経て、NPSP対応配信サーバ202に関する印刷履歴が更新され、暗号化制御セッションを通じてNPSP対応配信サーバ202に印刷履歴情報が送信される。
NPSP対応配信サーバ202では、印刷完了の通知を受信した後、印刷履歴情報を受信すると、ステップS226を経て、受信した印刷履歴情報に基づいて印刷履歴が表示される。
【0115】
以上でNPSP対応配信サーバ202とNPSP対応プリンタ242との通信が完了する。通信が完了すると、NPSP対応配信サーバ202とNPSP対応プリンタ242との間の暗号化データセッション、及びNPSP対応プリンタ242とNPSPサーバ100との間の暗号化制御セッションが解放される。
次いで、上記と同様の処理は、NPSP対応プリンタ246について行われる。そして、NPSP対応配信サーバ202とNPSP対応プリンタ246との通信が完了すると、NPSP対応配信サーバ202とNPSP対応プリンタ246との間の暗号化データセッション、NPSP対応配信サーバ202とNPSPサーバ100との間の暗号化制御セッション、及びNPSP対応プリンタ246とNPSPサーバ100との間の暗号化制御セッションが解放される。
【0116】
次に、NPSP対応配信サーバ202が同一の印刷データをネットワーク260のNPSP対応プリンタで一斉にリモート印刷する場合を図12を参照しながら説明する。図12は、ネットワーク環境が第2の形態である場合の通信手順を示す図である。
ここで、NPSP対応プリンタ264のユーザは、同一のグループに属し、NPSP対応配信サーバ202がNPSP対応プリンタ264を利用可能となっている。
【0117】
まず、NPSP対応プリンタ264では、ステップS800を経て、図12に示すように、NPSP対応プリンタ264とNPSPサーバ100との間に暗号化制御セッションが確立される。その際、NPSPサーバ100による認証が得られると、ステップS804を経て、暗号化制御セッションを通じて、NPSP対応プリンタ264のプリンタ情報がNPSPサーバ100に送信される。
NPSPサーバ100では、プリンタ情報を受信すると、ステップS306を経て、受信したプリンタ情報がユーザ接続管理部118に格納される。
【0118】
一方、NPSP対応配信サーバ202において、配信を行うべき予定の日時に達した等の所定条件が成立することにより印刷データの配信が指示されると、ステップS201を経て、図12に示すように、NPSP対応配信サーバ202とNPSPサーバ100との間に暗号化制御セッションが確立される。その際、NPSPサーバ100による認証が得られると、ステップS203,S204を経て、配信指示に係るグループに属するすべてのユーザについてユーザ情報が読み出され、暗号化制御セッションを通じて、読み出されたユーザ情報に含まれるプリンタIDが照会要求とともにNPSPサーバ100に送信される。
【0119】
NPSPサーバ100では、照会要求とともにプリンタIDを受信すると、ステップS408,S410を経て、受信したプリンタIDに対応するプリンタ情報が読み出され、暗号化制御セッションを通じて、読み出されたプリンタ情報がNPSP対応配信サーバ202に送信される。
NPSP対応配信サーバ202では、プリンタ情報を受信すると、ステップS206を経て、暗号化制御セッションを通じて配信サーバ情報がNPSPサーバ100に送信される。
【0120】
NPSPサーバ100では、配信サーバ情報を受信すると、受信した配信サーバ情報がユーザ接続管理部118に格納され、ステップS414を経て、暗号化制御セッションを通じて、受信した配信サーバ情報がNPSP対応プリンタ264に送信される。そして、ステップS420,S422を経て、暗号鍵が生成され、それぞれの暗号化制御セッションを通じて、NPSP対応配信サーバ202及びNPSP対応プリンタ264に暗号鍵が送信される。
【0121】
NPSP対応配信サーバ202では、暗号鍵を受信すると、NPSP対応配信サーバ202及びNPSP対応プリンタ264のネットワーク環境が第2の形態であることから、ステップS236〜S240を経て、プリンタ用データポートがオープンされ、暗号化制御セッションを通じて、プリンタ用データポートのポート番号を含むリバースセッション確立要求がNPSPサーバ100に送信される。
【0122】
NPSPサーバ100では、リバースセッション確立要求を受信すると、ステップS426を経て、暗号化制御セッションを通じてリバースセッション確立要求がNPSP対応プリンタ264に送信される。
NPSP対応プリンタ264では、リバースセッション確立要求を受信すると、ステップS830を経て、受信したリバースセッション確立要求に含まれるポート番号により特定されるプリンタ用データポートに対して、配信サーバ情報に基づいてセッション確立要求がNPSP対応配信サーバ202に送信される。
【0123】
NPSP対応配信サーバ202では、セッション確立要求を受信すると、ステップS244を経て、セッション確立応答がNPSP対応プリンタ264に送信される。
NPSP対応プリンタ264では、セッション確立応答を受信すると、ステップS834を経て、図12に示すように、暗号鍵を用いて、NPSP対応配信サーバ202とNPSP対応プリンタ264との間に暗号化データセッションが確立される。
【0124】
NPSP対応配信サーバ202では、暗号化データセッションが確立されると、ステップS220を経て、暗号化データセッションを通じてNPSP対応プリンタ264に印刷データが送信される。
NPSP対応プリンタ264では、印刷データを受信すると、ステップS818を経て、受信した印刷データに基づいて印刷が行われる。印刷が完了すると、ステップS822を経て、NPSPサーバ100及びNPSP対応配信サーバ202に印刷完了の通知が送信される。
【0125】
NPSPサーバ100では、印刷完了の通知を受信すると、ステップS430,S432を経て、NPSP対応配信サーバ202に関する印刷履歴が更新され、暗号化制御セッションを通じてNPSP対応配信サーバ202に印刷履歴情報が送信される。
NPSP対応配信サーバ202では、印刷完了の通知を受信した後、印刷履歴情報を受信すると、ステップS226を経て、受信した印刷履歴情報に基づいて印刷履歴が表示される。
【0126】
以上でNPSP対応配信サーバ202とNPSP対応プリンタ264との通信が完了する。通信が完了すると、NPSP対応配信サーバ202とNPSP対応プリンタ264との間の暗号化データセッション、及びNPSP対応プリンタ264とNPSPサーバ100との間の暗号化制御セッションが解放される。また、プリンタ用データポートもクローズされる。
次いで、上記と同様の処理は、他のすべてのNPSP対応プリンタ264について行われる。そして、NPSP対応配信サーバ202とそれらNPSP対応プリンタ264との通信が完了すると、NPSP対応配信サーバ202とNPSP対応プリンタ264との間の暗号化データセッション、NPSP対応配信サーバ202とNPSPサーバ100との間の暗号化制御セッション、及びNPSP対応プリンタ264とNPSPサーバ100との間の暗号化制御セッションが解放される。また、プリンタ用データポートもクローズされる。
【0127】
次に、NPSP対応プリンタ242,246,264の状態情報を更新する場合を説明する。なお、NPSP対応プリンタ242,246,264において、状態情報の更新はいずれも同じ要領であるので、以下、NPSP対応プリンタ242を例にとって説明する。
NPSP対応プリンタ242では、所定周期(例えば、1分)ごとに、CPUにより状態情報更新要求処理が実行される。状態情報更新要求処理が実行されると、ステップS900,S902を経て、NPSP対応プリンタ242の状態情報が取得され、暗号化制御セッションを通じて状態情報の更新要求がNPSPサーバ100に送信され、取得された状態情報及びNPSP対応プリンタ242のプリンタIDが暗号化セッションを通じてNPSPサーバ100に送信される。なお、NPSP対応プリンタ242とNPSPサーバ100との間では、状態情報更新要求処理の実行に先立って上記同様の要領で暗号化制御セッションが確立される。
【0128】
NPSPサーバ100では、暗号化制御セッションを通じて状態情報の更新要求を受信すると、ステップS500〜S504を経て、暗号化制御セッションを通じて状態情報及びプリンタIDを受信し、受信した状態情報をプリンタIDと対応付けられて印刷管理部152に登録される。
なお、この際にNPSP対応プリンタ242で故障等の異常が発生していると、NPSPサーバ100では、ステップS506,S508を経て、NPSP対応プリンタ242をサポートすべきサポートセンターにその旨が通知される。
【0129】
次に、案内情報をユーザ端末に配信する場合を説明する。なお、対象のNPSP対応プリンタとしてNPSP対応プリンタ242を例にとって説明する。
NPSPサーバ100では、所定周期(例えば、10日)ごとに、第1の案内情報配信処理及び第2の案内情報配信処理が実行される。
まず、第1の案内情報配信処理が実行されると、ステップS600〜S606を経て、NPSP対応プリンタ242の印刷履歴情報が印刷履歴管理部154から読み出され、読み出された印刷履歴情報に基づいて、写真印刷形態についての印刷量、画像印刷形態についての印刷量及びテキスト印刷形態についての印刷量が検出される。
【0130】
次いで、ステップS608,S612,S616を経て、検出された各印刷量に基づいて、NPSP対応プリンタ242において利用頻度の最も高い印刷形態が、写真印刷形態、画像印刷形態又はテキスト印刷形態のうちいずれであるかが判定される。
ここで、NPSP対応プリンタ242において利用頻度の最も高い印刷形態が写真印刷形態であると判定された場合は、ステップS610を経て、写真印刷形態による印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報が作成される。案内情報は、例えば、写真をきれいに印刷することに特化したカラーインク又は印刷用紙を紹介することを内容としたものとして作成される。
【0131】
一方、NPSP対応プリンタ242において利用頻度の最も高い印刷形態が画像印刷形態であると判定された場合は、ステップS614を経て、画像印刷形態による印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報が作成される。案内情報は、例えば、画像をきれいに印刷することに特化したカラーインク又は印刷用紙を紹介することを内容としたものとして作成される。
一方、NPSP対応プリンタ242において利用頻度の最も高い印刷形態がテキスト印刷形態であると判定された場合は、ステップS618を経て、テキスト印刷形態による印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報が作成される。案内情報は、例えば、テキストを印刷するに足りる安価な印刷用紙を紹介することを内容としたものとして作成される。
【0132】
次いで、ステップS620〜S624を経て、読み出された印刷履歴情報に基づいて、カラー指向印刷量及びモノクロ指向印刷量が検出され、カラー指向印刷量がモノクロ指向印刷量よりも多いか否かが判定される。
ここで、カラー指向印刷量がモノクロ指向印刷量よりも多いと判定された場合は、ステップS626を経て、カラーインクをモノクロインクよりも多く用いる印刷形態による印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報が作成される。案内情報は、例えば、カラーできれいに印刷することに特化した印刷用紙又はカラーインクを紹介することを内容としたものとして作成される。
【0133】
一方、モノクロ指向印刷量がカラー指向印刷量よりも多いと判定された場合は、ステップS638を経て、モノクロインクをカラーインクよりも多く用いる印刷形態による印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報が作成される。案内情報は、例えば、モノクロできれいに印刷することに特化した印刷用紙又はモノクロインクを紹介することを内容としたものとして作成される。
次いで、ステップS628〜S632を経て、検出された各印刷量に基づいて、NPSP対応プリンタ242の印刷パフォーマンス、及び他のNPSP対応プリンタ246,264の印刷パフォーマンスが算出され、その算出結果に基づいて、NPSP対応プリンタ242の印刷パフォーマンスが他のNPSP対応プリンタ246,264の印刷パフォーマンスよりも低いか否かが判定される。
【0134】
ここで、NPSP対応プリンタ242の印刷パフォーマンスが他のNPSP対応プリンタ246,264の印刷パフォーマンスよりも低いと判定された場合は、ステップS634を経て、他のNPSP対応プリンタ246,264に関する案内情報が作成される。案内情報は、例えば、現在のプリンタ242よりも他のNPSP対応プリンタ246,264の方が経済面や利便性の点等で有利であることを内容としたものとして作成される。
【0135】
そして、ステップS636を経て、上記各ステップで作成された案内情報が統合されて電子メール等によりユーザ端末に配信される。したがって、NPSP対応プリンタ242のユーザは、案内情報を参照することにより、NPSP対応プリンタ242又はその消耗品に関して支援を受けることができるので、NPSP対応プリンタ242において利用頻度が最も高い印刷形態による印刷が経済面や利便性の点等で効果的になる。
【0136】
次に、第2の案内情報配信処理が実行されると、ステップS700を経て、NPSP対応プリンタ242の状態情報が印刷管理部152から読み出され、読み出した状態情報に基づいて、カラーインク又はモノクロインクの残量が所定以下であるか否かが判定される。
ここで、カラーインクの残量が所定以下であると判定された場合は、ステップS704を経て、カラーインクを用いる印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報が作成される。案内情報は、例えば、カラーできれいに印刷することに特化した印刷用紙又はカラーインクを紹介することを内容としたものとして作成される。
【0137】
また、モノクロインクの残量が所定以下であると判定された場合は、ステップS708を経て、モノクロインクを用いる印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報が作成される。案内情報は、例えば、モノクロできれいに印刷することに特化した印刷用紙又はモノクロインクを紹介することを内容としたものとして作成される。
次いで、ステップS710〜S714を経て、読み出された状態情報に基づいて、NPSP対応プリンタ242の印刷パフォーマンス、及び他のNPSP対応プリンタ246,264の印刷パフォーマンスが算出され、その算出結果に基づいて、NPSP対応プリンタ242の印刷パフォーマンスが他のNPSP対応プリンタ246,264の印刷パフォーマンスよりも低いか否かが判定される。
【0138】
ここで、NPSP対応プリンタ242の印刷パフォーマンスが他のNPSP対応プリンタ246,264の印刷パフォーマンスよりも低いと判定された場合は、ステップS716を経て、他のNPSP対応プリンタ246,264に関する案内情報が作成される。案内情報は、例えば、現在のプリンタ242よりも他のNPSP対応プリンタ246,264の方が経済面や利便性の点等で有利であることを内容としたものとして作成される。
【0139】
そして、ステップS718を経て、上記各ステップで作成された案内情報が統合されて電子メール等によりユーザ端末に配信される。したがって、NPSP対応プリンタ242のユーザは、案内情報を参照することにより、NPSP対応プリンタ242又はその消耗品に関して支援を受けることができるので、NPSP対応プリンタ242において利用頻度が最も高い印刷形態による印刷が経済面や利便性の点等で効果的になる。
【0140】
なお、以上では、第1の案内情報配信処理及び第2の案内情報配信処理で作成した案内情報をそれぞれ配信するようにしたが、これに限らず、それらを統合して一つのものとして配信するようにしてもよい。
このようにして、本実施の形態では、NPSPサーバ100は、NPSP対応プリンタの利用状況に基づいて印刷履歴情報を生成し、生成した印刷履歴情報を印刷履歴管理部154に登録し、印刷履歴管理部154の印刷履歴情報に基づいて各印刷形態ごとにその印刷量を検出し、その検出結果に基づいて、複数の印刷形態のうちNPSP対応プリンタにおいて利用頻度が最も高いものを特定し、特定した印刷形態による印刷を支援するための案内情報をユーザ端末に配信するようになっている。
【0141】
これにより、ユーザは、案内情報を参照することにより、NPSP対応プリンタ又はその消耗品に関して支援を受けることができるので、NPSP対応プリンタにおいて利用頻度が最も高い印刷形態による印刷が経済面や利便性の点等で効果的になる。したがって、従来に比して、印刷形態に応じてNPSP対応プリンタを効率的に運用することを支援することができる。
さらに、本実施の形態では、NPSPサーバ100は、NPSP対応プリンタにおいて利用頻度が最も高い印刷形態が写真印刷形態であるときは、写真の印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報を配信するようになっている。
【0142】
これにより、NPSP対応プリンタにおいて利用頻度が最も高い印刷形態が写真印刷形態である場合、ユーザは、案内情報を参照することにより、写真の印刷に最適と思われる消耗品に関して支援を受けることができるので、経済面や利便性の点等で写真の印刷が効果的になる。
さらに、本実施の形態では、NPSPサーバ100は、NPSP対応プリンタにおいて利用頻度が最も高い印刷形態が画像印刷形態であるときは、画像の印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報を配信するようになっている。
【0143】
これにより、NPSP対応プリンタにおいて利用頻度が最も高い印刷形態が画像印刷形態である場合、ユーザは、案内情報を参照することにより、画像の印刷に最適と思われる消耗品に関して支援を受けることができるので、経済面や利便性の点等で画像の印刷が効果的になる。
さらに、本実施の形態では、NPSPサーバ100は、NPSP対応プリンタにおいて利用頻度が最も高い印刷形態がテキスト印刷形態であるときは、テキストの印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報を配信するようになっている。
【0144】
これにより、NPSP対応プリンタにおいて利用頻度が最も高い印刷形態がテキスト印刷形態である場合、ユーザは、案内情報を参照することにより、テキストの印刷に最適と思われる消耗品に関して支援を受けることができるので、経済面や利便性の点等でテキストの印刷が効果的になる。
さらに、本実施の形態では、NPSPサーバ100は、カラー指向印刷量がモノクロ指向印刷量よりも多いときは、カラーインクを用いる印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報を配信するようになっている。
【0145】
これにより、NPSP対応プリンタにおいてカラー指向印刷量がモノクロ指向印刷量よりも多い場合、ユーザは、案内情報を参照することにより、カラーインクを用いる印刷に最適と思われる消耗品に関して支援を受けることができるので、カラーインクを用いる印刷が経済面や利便性の点等で効果的になる。
さらに、本実施の形態では、NPSPサーバ100は、モノクロ指向印刷量がカラー指向印刷量よりも多いときは、モノクロインクを用いる印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報を配信するようになっている。
【0146】
これにより、NPSP対応プリンタにおいてモノクロ指向印刷量がカラー指向印刷量よりも多い場合、ユーザは、案内情報を参照することにより、モノクロインクを用いる印刷に最適と思われる消耗品に関して支援を受けることができるので、モノクロインクを用いる印刷が経済面や利便性の点等で効果的になる。
さらに、本実施の形態では、NPSPサーバ100は、検出した各印刷量に基づいて、NPSP対応プリンタの印刷パフォーマンス、及び他のNPSP対応プリンタの印刷パフォーマンスを算出し、NPSP対応プリンタの印刷パフォーマンスが他のNPSP対応プリンタの印刷パフォーマンスよりも低いときは、他のNPSP対応プリンタに関する案内情報を配信するようになっている。
【0147】
これにより、印刷形態によってはNPSP対応プリンタの印刷パフォーマンスが低い場合、ユーザは、案内情報を参照することにより、NPSP対応プリンタに関して支援を受けることができるので、印刷形態に応じた印刷が経済面や利便性の点等でさらに効果的になる。
さらに、本実施の形態では、NPSPサーバ100は、状態情報に基づいて、カラーインクの残量が所定以下であると判定したときは、カラーインクを用いる印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報を配信するようになっている。
【0148】
これにより、カラーインクの残量が所定以下である場合、ユーザは、案内情報を参照することにより、カラーインクを用いる印刷に最適と思われる消耗品に関して支援を受けることができるので、カラーインクを用いる印刷が経済面や利便性の点等で効果的になる。
さらに、本実施の形態では、NPSPサーバ100は、状態情報に基づいて、モノクロインクの残量が所定以下であると判定したときは、モノクロインクを用いる印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報を配信するようになっている。
【0149】
これにより、モノクロインクの残量が所定以下である場合、ユーザは、案内情報を参照することにより、モノクロインクを用いる印刷に最適と思われる消耗品に関して支援を受けることができるので、モノクロインクを用いる印刷が経済面や利便性の点等で効果的になる。
さらに、本実施の形態では、NPSPサーバ100は、状態情報に基づいて、NPSP対応プリンタの印刷パフォーマンス、及び他のNPSP対応プリンタの印刷パフォーマンスを算出し、NPSP対応プリンタの印刷パフォーマンスが他のNPSP対応プリンタの印刷パフォーマンスよりも低いときは、他のNPSP対応プリンタに関する案内情報を配信するようになっている。
【0150】
これにより、NPSP対応プリンタの状態によってはNPSP対応プリンタの印刷パフォーマンスが低い場合、ユーザは、案内情報を参照することにより、NPSP対応プリンタに関して支援を受けることができるので、NPSP対応プリンタの状態に応じた印刷が経済面や利便性の点等でさらに効果的になる。
さらに、本実施の形態では、NPSPサーバ100は、状態情報に基づいて、NPSP対応プリンタが故障、不具合その他の異常であると判定したときは、NPSP対応プリンタのサポートセンターにその旨を通知するようになっている。
【0151】
これにより、NPSP対応プリンタが故障、不具合その他の異常である場合、ユーザは、サポートセンターに連絡せずともサポートセンターによるサポートを受けることが期待できる。
さらに、本実施の形態では、NPSPサーバ100は、照会要求とともにプリンタIDを受信したときは、受信したプリンタIDに対応するプリンタ情報をユーザ接続管理部118から読み出し、読み出したプリンタ情報をNPSP対応配信サーバ202に送信するようになっており、NPSP対応配信サーバ202は、ユーザのグループ化を行い、印刷データを配信するときは、同一グループに属するすべてのユーザについてユーザ情報をユーザ情報記憶装置から読み出し、読み出したユーザ情報に含まれるプリンタIDを照会要求とともにNPSPサーバ100に送信し、その送信によりプリンタ情報を受信したときは、受信したプリンタ情報により特定されるNPSP対応プリンタに印刷データを送信するようになっている。
【0152】
これにより、同一の印刷データを複数のNPSP対応プリンタで印刷するという新たな印刷サービスを提供することができるので、従来に比して、印刷サービスのバリエーションを向上することができる。
さらに、本実施の形態では、NPSP対応配信サーバ202とNPSPサーバ100との間、及びNPSP対応プリンタとNPSPサーバ100との間に暗号化制御セッションを確立し、確立した暗号化制御セッションを通じてNPSPサーバ100からNPSP対応配信サーバ202及びNPSP対応プリンタに暗号鍵を配送し、NPSP対応配信サーバ202及びNPSP対応プリンタは、配送された暗号鍵を用いて、NPSP対応配信サーバ202とNPSP対応プリンタとの間に暗号化データセッションを確立し、確立した暗号化データセッションを通じて印刷データを送受信するようになっている。
【0153】
これにより、NPSP対応配信サーバ202とNPSP対応プリンタとの間で暗号化通信を行うことができるので、盗聴や漏洩等により印刷データが第三者に知得される可能性を低減することができる。また、暗号化制御セッションを通じて暗号鍵を配送するので、盗聴や漏洩等により暗号鍵が第三者に知得される可能性を低減することができる。したがって、従来に比して、リモート印刷を行うにあたって印刷データの機密を保護することができる。
【0154】
さらに、本実施の形態では、NPSP対応配信サーバ202及びNPSP対応プリンタのネットワーク環境が第1の形態である場合に、NPSP対応配信サーバ202及びNPSP対応プリンタは、NPSPサーバ100を介さずにNPSP対応配信サーバ202とNPSP対応プリンタとの間に、暗号鍵を用いて暗号化データセッションを確立するようになっている。
これにより、NPSP対応配信サーバ202及びNPSP対応プリンタのネットワーク環境が第1の形態であっても、暗号化通信を比較的容易に実現することができる。
【0155】
さらに、本実施の形態では、NPSP対応配信サーバ202及びNPSP対応プリンタのネットワーク環境が第2の形態である場合に、NPSP対応配信サーバ202及びNPSP対応プリンタは、NPSPサーバ100を介さずにNPSP対応配信サーバ202とNPSP対応プリンタとの間に、暗号鍵を用いて暗号化データセッションを確立するようになっている。
これにより、NPSP対応配信サーバ202及びNPSP対応プリンタのネットワーク環境が第2の形態であっても、暗号化通信を比較的容易に実現することができる。
【0156】
さらに、本実施の形態では、NPSP対応配信サーバ202及びNPSP対応プリンタのネットワーク環境が第2の形態である場合に、NPSP対応配信サーバ202は、リバースセッション確立要求をNPSPサーバ100に送信し、その要求の送信によりNPSP対応プリンタからのセッション確立要求を受信したときは、セッション確立応答をNPSP対応プリンタに送信し、NPSP対応配信サーバ202とNPSP対応プリンタとの間で暗号鍵を用いたデータ通信を開始するようになっており、NPSPサーバ100は、NPSP対応配信サーバ202からのリバースセッション確立要求を受信したときは、リバースセッション確立要求をNPSP対応プリンタに送信するようになっており、NPSP対応プリンタは、NPSPサーバ100からのリバースセッション確立要求を受信したときは、セッション確立要求をNPSP対応配信サーバ202に送信し、その要求の送信によりNPSP対応配信サーバ202からのセッション確立応答を受信したときは、NPSP対応配信サーバ202とNPSP対応プリンタとの間で暗号鍵を用いたデータ通信を開始するようになっている。
【0157】
これにより、NPSP対応配信サーバ202及びNPSP対応プリンタのネットワーク環境が第2の形態であっても、NPSP対応配信サーバ202からの能動的な働きかけにより暗号化データセッションを確立することができる。
さらに、本実施の形態では、NPSP対応配信サーバ202とNPSP対応プリンタとの間で印刷に関するサービスを提供するネットワークプリントサービス部150を設けた。
【0158】
これにより、ネットワークプリントサービス部150はネットワーク接続サービス部110に依存する機能はあるが、ネットワークプリントサービス部150には印刷に関する情報のみを管理させているため、NPSP対応配信サーバ202、NPSP対応プリンタその他の端末に対して、上記のような暗号化プリントサービスのほかに、プリンタ情報に基づいたサポートサービスやプリントによる情報配信サービスを提供することもできる。
【0159】
さらに、本実施の形態では、ユーザ認証情報管理部114は、NPSP対応配信サーバ202及びNPSP対応プリンタの各ユーザごとに、認証方法をユーザ認証情報として管理するようになっている。
これにより、NPSP対応配信サーバ202及びNPSP対応プリンタの各ユーザごとに異なる認証方法を設定することができるので、リモート印刷を行うにあたって印刷データの機密をさらに保護することができる。また、認証方法を異ならせることで、印刷内容やアプリケーションに応じて異なるセキュリティレベルを設定することができる。
【0160】
さらに、本実施の形態では、ユーザグループ管理部120は、各ユーザグループごとに、IPパケットの暗号化に利用する暗号化アルゴリズム、IPパケット認証に利用するハッシュアルゴリズム、暗号計算に利用する鍵長に関する情報、暗号鍵の更新期間に関する情報、及びNPSP対応配信サーバ202とNPSP対応プリンタとの間で利用を許可するプロトコルに関する情報を管理するようになっている。
【0161】
これにより、各ユーザグループごとに異なる暗号化アルゴリズム等を設定できるので、リモート印刷を行うにあたって印刷データの機密をさらに保護することができる。
さらに、本実施の形態では、NPSPサーバ100と暗号化制御セッションを確立しているNPSP対応配信サーバ202又はNPSP対応プリンタから、配信サーバ情報及びプリンタ情報を定期的に取得して管理するようになっている。
【0162】
これにより、NPSP対応配信サーバ202又はNPSP対応プリンタは、通信相手方について、NPSPサーバ100に接続しているか等のネットワーク環境を把握することができる。また、情報を定期的に取得していることから、NPSP対応配信サーバ202又はNPSP対応プリンタは、通信相手方の比較的最新のネットワーク環境を把握することができる。例えば、グローバルIPアドレスの変更等に対応しやすくなる。
【0163】
さらに、本実施の形態では、NPSPサーバ100は、NPSP対応配信サーバ202にプリンタ情報を、NPSP対応プリンタに配信サーバ情報をそれぞれ送信するようになっている。
これにより、NPSP対応配信サーバ202又はNPSP対応プリンタは、自己及び通信相手方のネットワーク環境に応じた適切な通信方法を採用することができる。
【0164】
さらに、本実施の形態では、プロキシプラグイン部156は、セッションプロキシ部122で仲介する暗号化通信において実行させたい付加機能を与えるようになっている。
これにより、セッションプロキシ部122で仲介する暗号化通信においてサービスの拡張が容易となる。
さらに、本実施の形態では、プロキシプラグイン部156は、セッションプロキシ部122で仲介する暗号化通信において一時的なバッファリングを行い転送レートを変化させる付加機能を与えるようになっている。
【0165】
これにより、転送レートを変更することによりNPSP対応プリンタとの転送レートを調整することができるので、転送レートが異なるNPSP対応プリンタを利用することができる。
さらに、本実施の形態では、NPSP対応プリンタは、NPSP対応配信サーバ202及びNPSPサーバ100に印刷完了の通知を送信するようになっている。
【0166】
これにより、NPSP対応プリンタは、ローカルのメモリやディスクにログ情報を格納しなくて済む。
上記第1の実施の形態において、NPSPサーバ100は、印刷管理端末に対応し、NPSP対応配信サーバ202は、利用端末に対応し、NPSP対応プリンタは、印刷装置に対応し、印刷管理部152は、状態情報記憶手段に対応している。また、印刷履歴管理部154は、印刷履歴情報記憶手段に対応し、ステップS430は、印刷履歴情報生成手段、又は印刷履歴情報生成ステップに対応している。
【0167】
また、上記第1の実施の形態において、ステップS432は、印刷履歴情報登録手段、又は印刷履歴情報登録ステップに対応し、ステップS502,S504は、状態情報登録手段に対応し、ステップ602〜S606は、印刷量検出手段、又は印刷量検出ステップに対応している。また、ステップS610,S614,S618,S626,S634,S636,S638,S704,S708,S716,S718は、案内情報配信手段、又は案内情報配信ステップに対応している。
【0168】
また、上記第1の実施の形態において、ステップS900〜S904は、状態情報送信手段に対応し、カラーインクは、第1の印刷材料に対応し、モノクロインクは、第2の印刷材料に対応し、カラー指向印刷量は、第1の印刷量に対応している。また、モノクロ指向印刷量は、第2の印刷量に対応し、暗号化制御セッションは、暗号化制御コネクションに対応し、暗号化データセッションは、暗号化データコネクションに対応している。
【0169】
次に、本発明の第2の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図13乃至図16は、本発明に係る印刷サービス提供システム、印刷管理端末及び端末用プログラム、並びに印刷サービス提供方法の第2の実施の形態を示す図である。以下、上記第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施の形態は、本発明に係る印刷サービス提供システム、印刷管理端末及び端末用プログラム、並びに印刷サービス提供方法を、図13に示すように、NPSPサーバ100を利用して、NPSP非対応配信サーバ203が同一の印刷データを複数のNPSP非対応プリンタで一斉にリモート印刷する場合について適用したものである。
【0170】
まず、本発明を適用するネットワークシステムの構成を図13を参照しながら説明する。図13は、本発明を適用するネットワークシステムの構成を示す図である。
インターネット199には、図13に示すように、NPSPサーバ100と、NPSP対応プロキシ210と、NPSP対応プロキシ210を介して接続するNPSP非対応配信サーバ203と、ネットワーク240,260とが接続されている。
【0171】
ネットワーク240は、インターネット199に直接接続するNPSP対応プロキシ250と、NPSP対応プロキシ250を介してインターネット199に接続するNPSP非対応プリンタ243と、NAT機器244と、NAT機器244を介してインターネット199に接続するNPSP対応プロキシ252と、NAT機器244及びNPSP対応プロキシ252を介してインターネット199に接続するNPSP非対応プリンタ247とで構成されている。
【0172】
ネットワーク260は、NAT/PAT機器262と、NAT/PAT機器262を介してインターネット199に接続するNPSP対応プロキシ270と、NAT/PAT機器262及びNPSP対応プロキシ270を介してインターネット199に接続する複数のNPSP非対応プリンタ265とで構成されている。
なお、説明の便宜上、以下、NPSP対応プロキシ210を、NPSP非対応配信サーバ203を収容していることから「配信サーバプロキシ」と総称し、NPSP対応プロキシ250,252,270を、NPSP非対応プリンタを収容していることから「プリンタプロキシ」と総称する。
【0173】
次に、配信サーバプロキシの構成を図14を参照しながら詳細に説明する。図14は、配信サーバプロキシが実行する処理を示すフローチャートである。
配信サーバプロキシは、CPU、ROM、RAM及びI/F等をバス接続した一般的なコンピュータと同一機能を有して構成されており、ROMの所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図14のフローチャートに示す暗号化リモート印刷要求処理を実行するようになっている。なお、配信サーバプロキシには、NPSP非対応配信サーバ203の配信サーバ情報があらかじめ登録されており、配信サーバ情報には、配信サーバプロキシのネットワーク環境に関する情報も含まれている。
【0174】
暗号化リモート印刷要求処理は、CPUにおいて実行されると、図14に示すように、まず、ステップS1000に移行するようになっている。
ステップS1000では、NPSP非対応配信サーバ203からの印刷要求を受信したか否かを判定し、印刷要求を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS1002に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、印刷要求を受信するまでステップS1000で待機する。
【0175】
ステップS1002では、配信サーバプロキシとNPSPサーバ100との間に暗号化制御セッションを確立し、ステップS1004に移行して、NPSPサーバ100による認証が得られたか否かを判定し、認証が得られたと判定したとき(Yes)は、ステップS1006に移行して、NPSP非対応配信サーバ203からのプリンタID及び印刷データを受信し、ステップS1008に移行する。
ステップS1008では、暗号化制御セッションを通じて、受信したプリンタIDを照会要求とともにNPSPサーバ100に送信し、ステップS1010に移行して、暗号化制御セッションを通じてNPSPサーバ100からのプリンタ情報を受信し、ステップS1012に移行して、暗号化制御セッションを通じて配信サーバ情報をNPSPサーバ100に送信し、ステップS1014に移行して、暗号化制御セッションを通じてNPSPサーバ100からの暗号鍵を受信し、ステップS1016に移行する。
【0176】
ステップS1016では、プリンタ情報に基づいてセッション確立要求をプリンタプロキシに送信し、ステップS1018に移行して、セッション確立応答を受信したか否かを判定し、セッション確立応答を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS1020に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、セッション確立応答を受信するまでステップS1018で待機する。
ステップS1020では、受信した暗号鍵を用いて、配信サーバプロキシとプリンタプロキシとの間に暗号化データセッションを確立し、ステップS1022に移行して、暗号化データセッションを通じてプリンタプロキシに印刷データを送信し、ステップS1024に移行して、印刷完了の通知を受信したか否かを判定し、印刷完了の通知を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS1026に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、印刷完了の通知を受信するまでステップS1024で待機する。
【0177】
ステップS1026では、暗号化制御セッションを通じてNPSPサーバ100からの印刷履歴情報を受信し、ステップS1028に移行して、受信した印刷履歴情報をNPSP非対応配信サーバ203に送信し、ステップS1030に移行する。
ステップS1030では、暗号化データセッションを解放し、ステップS1032に移行して、暗号化制御セッションを解放し、ステップS1034に移行して、受信したすべてのプリンタIDについてステップS1016〜S1032の処理が終了したか否かを判定し、すべてのプリンタIDについて処理が終了したと判定したとき(Yes)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させるが、そうでないと判定したとき(No)は、ステップS1016に移行する。
【0178】
一方、ステップS1004で、NPSPサーバ100による認証が得られないと判定したとき(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
なお、以上では、プリンタプロキシと暗号化通信を行う場合について説明したが、上記第1の実施の形態のように、NPSP対応プリンタと暗号化通信を行う場合には、図3のフローチャートに示す暗号化リモート印刷要求処理に相当する処理を実行することで実現できる。
【0179】
次に、プリンタプロキシの構成を図15を参照しながら詳細に説明する。図15は、プリンタプロキシが実行する処理を示すフローチャートである。
プリンタプロキシは、CPU、ROM、RAM及びI/F等をバス接続した一般的なコンピュータと同一機能を有して構成されており、ROMの所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図15のフローチャートに示す暗号化リモート印刷処理を実行するようになっている。なお、プリンタプロキシには、NPSP非対応プリンタのプリンタ情報があらかじめ登録されており、プリンタ情報には、プリンタプロキシのネットワーク環境に関する情報も含まれている。
【0180】
暗号化リモート印刷処理は、CPUにおいて実行されると、図15に示すように、まず、ステップS1100に移行するようになっている。
ステップS1100では、プリンタプロキシとNPSPサーバ100との間に暗号化制御セッションを確立し、ステップS1102に移行して、NPSPサーバ100による認証が得られたか否かを判定し、認証が得られたと判定したとき(Yes)は、ステップS1104に移行して、暗号化制御セッションを通じてプリンタ情報をNPSPサーバ100に送信し、ステップS1106に移行して、暗号化制御セッションを通じてNPSPサーバ100からの配信サーバ情報を受信し、ステップS1108に移行する。
【0181】
ステップS1108に移行では、暗号化制御セッションを通じてNPSPサーバ100からの暗号鍵を受信し、ステップS1110に移行して、セッション確立要求を受信したか否かを判定し、セッション確立要求を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS1112に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、セッション確立要求を受信するまでステップS1110で待機する。
ステップS1112では、セッション確立応答を配信サーバプロキシに送信し、ステップS1114に移行して、受信した暗号鍵を用いて、配信サーバプロキシとプリンタプロキシとの間に暗号化データセッションを確立し、ステップS1116に移行する。
【0182】
ステップS1116では、暗号化データセッションを通じて配信サーバプロキシからの印刷データを受信し、ステップS1118に移行して、受信した印刷データをNPSP非対応プリンタに送信し、ステップS1120に移行して、印刷完了の通知を受信したか否かを判定し、印刷完了の通知を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS1122に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、印刷完了の通知を受信するまでステップS1120で待機する。
【0183】
ステップS1122では、配信サーバプロキシ及びNPSPサーバ100に印刷完了の通知を送信し、ステップS1124に移行して、暗号化データセッションを解放し、ステップS1126に移行して、暗号化制御セッションを解放し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS1102で、NPSPサーバ100による認証が得られないと判定したとき(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
【0184】
なお、以上では、配信サーバプロキシと暗号化通信を行う場合について説明したが、上記第1の実施の形態のように、NPSP対応配信サーバ202と暗号化通信を行う場合には、図9のフローチャートに示す暗号化リモート印刷処理に相当する処理を実行することで実現できる。
次に、上記第2の実施の形態の動作を図面を参照しながら説明する。
初めに、NPSP非対応配信サーバ203が同一の印刷データをネットワーク240のNPSP非対応プリンタで一斉にリモート印刷する場合を図16を参照しながら説明する。図16は、ネットワーク環境が第1の形態である場合の通信手順を示す図である。
【0185】
ここで、NPSP非対応プリンタ243,247のユーザは、同一のグループに属し、NPSP非対応配信サーバ203がNPSP非対応プリンタ243,247を利用可能となっている。
まず、プリンタプロキシでは、ステップS1100を経て、図16に示すように、プリンタプロキシとNPSPサーバ100との間に暗号化制御セッションが確立される。その際、NPSPサーバ100による認証が得られると、ステップS1104を経て、暗号化制御セッションを通じて、NPSP非対応プリンタ243のプリンタ情報がNPSPサーバ100に送信される。
【0186】
NPSPサーバ100では、プリンタ情報を受信すると、ステップS306を経て、受信したプリンタ情報がユーザ接続管理部118に格納される。
一方、NPSP非対応配信サーバ203において、配信を行うべき予定の日時に達した等の所定条件が成立することにより印刷データの配信が指示されると、配信サーバプロキシに印刷要求が送信されるとともに、印刷要求に係るグループに属するすべてのユーザについてユーザ情報が読み出され、暗号化制御セッションを通じて、読み出されたユーザ情報に含まれるプリンタID及び印刷データが配信サーバプロキシに送信される。なお、印刷要求、プリンタID及び印刷データの送信は、例えば、既存のWWW(World Wide Web)ブラウザを利用して行うことができる。以下、配信サーバプロキシとの通信において同じである。
【0187】
配信サーバプロキシでは、印刷要求を受信すると、ステップS1002を経て、図16に示すように、配信サーバプロキシとNPSPサーバ100との間に暗号化制御セッションが確立される。その際、NPSPサーバ100による認証が得られると、ステップS1006,S1008を経て、プリンタID及び印刷データを受信し、暗号化制御セッションを通じて、受信したプリンタIDが照会要求とともにNPSPサーバ100に送信される。
【0188】
NPSPサーバ100では、照会要求とともにプリンタIDを受信すると、ステップS408,S410を経て、受信したプリンタIDに対応するプリンタ情報が読み出され、暗号化制御セッションを通じて、読み出されたプリンタ情報が配信サーバプロキシに送信される。
配信サーバプロキシでは、プリンタ情報を受信すると、ステップS1012を経て、暗号化制御セッションを通じて配信サーバ情報がNPSPサーバ100に送信される。
【0189】
NPSPサーバ100では、配信サーバ情報を受信すると、受信した配信サーバ情報がユーザ接続管理部118に格納され、ステップS414を経て、暗号化制御セッションを通じて、受信した配信サーバ情報がプリンタプロキシに送信される。そして、ステップS420,S422を経て、暗号鍵が生成され、それぞれの暗号化制御セッションを通じて、配信サーバプロキシ及びプリンタプロキシに暗号鍵が送信される。
【0190】
配信サーバプロキシでは、暗号鍵を受信すると、ステップS1016を経て、プリンタ情報に基づいてセッション確立要求がプリンタプロキシに送信される。
プリンタプロキシでは、配信サーバ情報及び暗号鍵を受信した後、セッション確立要求を受信すると、ステップS1112を経て、セッション確立応答が配信サーバプロキシに送信される。
配信サーバプロキシでは、セッション確立応答を受信すると、ステップS1020,S1022を経て、図16に示すように、暗号鍵を用いて、配信サーバプロキシとプリンタプロキシとの間に暗号化データセッションが確立され、暗号化データセッションを通じてプリンタプロキシに印刷データが送信される。
【0191】
プリンタプロキシでは、印刷データを受信すると、ステップS1118を経て、受信した印刷データがNPSP非対応プリンタ243に送信される。
NPSP非対応プリンタ243では、印刷データを受信すると、受信した印刷データに基づいて印刷が行われる。印刷が完了すると、印刷完了の通知がプリンタプロキシに送信される。
プリンタプロキシでは、印刷完了の通知を受信すると、ステップS1122を経て、NPSPサーバ100及び配信サーバプロキシに印刷完了の通知が送信される。
【0192】
NPSPサーバ100では、印刷完了の通知を受信すると、ステップS430,S432を経て、配信サーバプロキシに関する印刷履歴が更新され、暗号化制御セッションを通じて配信サーバプロキシに印刷履歴情報が送信される。
配信サーバプロキシでは、印刷完了の通知を受信した後、印刷履歴情報を受信すると、ステップS1028を経て、受信した印刷履歴情報がNPSP非対応配信サーバ203に送信される。
【0193】
NPSP非対応配信サーバ203では、印刷履歴情報を受信すると、受信した印刷履歴情報に基づいて印刷履歴が表示される。
以上でNPSP非対応配信サーバ203とNPSP非対応プリンタ243との通信が完了する。通信が完了すると、配信サーバプロキシとプリンタプロキシとの間の暗号化データセッション、及びプリンタプロキシとNPSPサーバ100との間の暗号化制御セッションが解放される。
【0194】
次いで、上記と同様の処理は、NPSP非対応プリンタ247について行われる。そして、NPSP非対応配信サーバ203とNPSP非対応プリンタ247との通信が完了すると、配信サーバプロキシとプリンタプロキシとの間の暗号化データセッション、配信サーバプロキシとNPSPサーバ100との間の暗号化制御セッション、及びプリンタプロキシとNPSPサーバ100との間の暗号化制御セッションが解放される。
【0195】
次に、NPSP非対応配信サーバ203が同一の印刷データをネットワーク260のNPSP非対応プリンタで一斉にリモート印刷する場合を説明する。
この場合、NPSP非対応配信サーバ203及びNPSP非対応プリンタのネットワーク環境は第2の形態ではあるが、実際に通信を行う配信サーバプロキシ及びプリンタプロキシのネットワーク環境は第1の形態であるので、上記と同じ要領で行われる。暗号化制御セッション及び暗号化データセッションは、図16に示すように確立される。
【0196】
なお、NPSP非対応配信サーバ203が配信サーバプロキシを介してNPSP対応プリンタでリモート印刷を行う場合には、配信サーバプロキシ及びNPSP対応プリンタのネットワーク環境に応じて、配信サーバプロキシが、上記第1の実施の形態におけるNPSP対応配信サーバ202と同様に動作することで暗号化通信を行うことができる。
また、NPSP対応配信サーバ202がプリンタプロキシを介してNPSP非対応プリンタでリモート印刷を行う場合には、NPSP対応配信サーバ202及びプリンタプロキシのネットワーク環境に応じて、プリンタプロキシが、上記第1の実施の形態におけるNPSP対応プリンタと同様に動作することで暗号化通信を行うことができる。
【0197】
このようにして、本実施の形態では、配信サーバプロキシとNPSPサーバ100との間、及びプリンタプロキシとNPSPサーバ100との間に暗号化制御セッションを確立し、確立した暗号化制御セッションを通じてNPSPサーバ100から配信サーバプロキシ及びプリンタプロキシに暗号鍵を配送し、配信サーバプロキシ及びプリンタプロキシは、配送された暗号鍵を用いて、配信サーバプロキシとプリンタプロキシとの間に暗号化データセッションを確立し、確立した暗号化データセッションを通じて印刷データを送受信するようになっている。
【0198】
これにより、配信サーバプロキシとプリンタプロキシとの間で暗号化通信を行うことができるので、盗聴や漏洩等により印刷データが第三者に知得される可能性を低減することができる。また、暗号化制御セッションを通じて暗号鍵を配送するので、盗聴や漏洩等により暗号鍵が第三者に知得される可能性を低減することができる。したがって、従来に比して、リモート印刷を行うにあたって印刷データの機密を保護することができる。さらに、暗号化データセッションを確立するための特別なプロトコルをNPSP非対応配信サーバ203及びNPSP非対応プリンタに実装する必要がないので、既存のNPSP非対応配信サーバ203及びNPSP非対応プリンタを比較的容易に利用することができる。
【0199】
さらに、本実施の形態では、NPSPサーバ100は、配信サーバプロキシからのセッション確立要求を受信したときは、暗号化制御セッションが確立しているプリンタプロキシの管理下にあるNPSP非対応プリンタのうちNPSP非対応配信サーバ203が利用可能なNPSP非対応プリンタのなかからそのセッション確立要求に係るNPSP非対応プリンタを選択し、プリンタプロキシ及び配信サーバプロキシに暗号化制御セッションを通じて暗号鍵を送信するようになっている。
【0200】
これにより、配信サーバプロキシは、NPSPサーバ100の管理下にあるNPSP非対応プリンタのなかから通信対象を選択することができる。
さらに、本実施の形態では、NPSP非対応配信サーバ203及びNPSP非対応プリンタのネットワーク環境が第1の形態又は第2の形態である場合に、配信サーバプロキシ及びプリンタプロキシは、NPSPサーバ100を介さずに配信サーバプロキシとプリンタプロキシとの間に、暗号鍵を用いて暗号化データセッションを確立するようになっている。
【0201】
これにより、NPSP非対応配信サーバ203及びNPSP非対応プリンタのネットワーク環境が第1の形態又は第2の形態であっても、暗号化通信を比較的容易に実現することができる。
上記第2の実施の形態において、NPSPサーバ100は、印刷管理端末に対応し、NPSP非対応配信サーバ203は、利用端末に対応し、NPSP対応プリンタは、印刷装置に対応し、印刷管理部152は、状態情報記憶手段に対応している。また、印刷履歴管理部154は、印刷履歴情報記憶手段に対応し、ステップS430は、印刷履歴情報生成手段、又は印刷履歴情報生成ステップに対応している。
【0202】
また、上記第2の実施の形態において、ステップS432は、印刷履歴情報登録手段、又は印刷履歴情報登録ステップに対応し、ステップS502,S504は、状態情報登録手段に対応し、ステップ602〜S606は、印刷量検出手段、又は印刷量検出ステップに対応している。また、ステップS610,S614,S618,S626,S634,S636,S638,S704,S708,S716,S718は、案内情報配信手段、又は案内情報配信ステップに対応している。
【0203】
また、上記第2の実施の形態において、ステップS900〜S904は、状態情報送信手段に対応し、カラーインクは、第1の印刷材料に対応し、モノクロインクは、第2の印刷材料に対応し、カラー指向印刷量は、第1の印刷量に対応している。また、モノクロ指向印刷量は、第2の印刷量に対応し、暗号化制御セッションは、暗号化制御コネクションに対応し、暗号化データセッションは、暗号化データコネクションに対応している。
【0204】
次に、本発明の第3の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図17は、本発明に係る印刷サービス提供システム、印刷管理端末及び端末用プログラム、並びに印刷サービス提供方法の第3の実施の形態を示す図である。以下、上記第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施の形態は、本発明に係る印刷サービス提供システム、印刷管理端末及び端末用プログラム、並びに印刷サービス提供方法を、NPSPサーバ100を利用して、NPSP非対応配信サーバ203が同一の印刷データを複数のNPSP対応プリンタで一斉にリモート印刷する場合について適用したものである。なお、本実施の形態におけるネットワーク構成について、上記第1の実施の形態と異なるのは、図1において、NPSP対応配信サーバ202がNPSP非対応配信サーバ203となっている点である。
【0205】
まず、NPSPサーバ100の構成を図17を参照しながら詳細に説明する。図17は、NPSPサーバ100が実行する処理を示すフローチャートである。
NPSPサーバ100は、ROMの所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図17のフローチャートに示す暗号化通信管理処理を実行するようになっている。
暗号化通信管理処理は、CPUにおいて実行されると、図17に示すように、まず、ステップS1200に移行するようになっている。
【0206】
ステップS1200では、NPSP非対応配信サーバ203とNPSPサーバ100との間に暗号化制御セッションを確立し、ステップS1202に移行して、NPSP非対応配信サーバ203について認証処理を実行し、ステップS1204に移行して、認証に成功したか否かを判定し、認証に成功したと判定したとき(Yes)は、ステップS1206に移行する。
ステップS1206では、暗号化制御セッションを通じてNPSP非対応配信サーバ203からのプリンタID及び印刷データを受信し、ステップS1208に移行して、受信したプリンタIDに対応するプリンタ情報をユーザ接続管理部118から読み出し、ステップS1218に移行する。
【0207】
ステップS1218では、暗号鍵を生成し、ステップS1220に移行して、暗号化制御セッションを通じて、生成した暗号鍵をNPSP対応プリンタに送信し、ステップS1222に移行して、プリンタ情報に基づいて、NPSPサーバ100及びNPSP対応プリンタのネットワーク環境が第1の形態であるか否かを判定し、NPSPサーバ100及びNPSP対応プリンタのネットワーク環境が第1の形態であると判定したとき(Yes)は、ステップS1224に移行する。
【0208】
ステップS1224では、プリンタ情報に基づいてセッション確立要求をNPSP対応プリンタに送信し、ステップS1226に移行して、セッション確立応答を受信したか否かを判定し、セッション確立応答を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS1228に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、セッション確立応答を受信するまでステップS1226で待機する。
ステップS1228では、生成した暗号鍵を用いて、NPSPサーバ100とNPSP対応プリンタとの間に暗号化データセッションを確立し、ステップS1230に移行して、暗号化データセッションを通じてNPSP対応プリンタに印刷データを送信し、ステップS1232に移行する。
【0209】
ステップS1232では、印刷完了の通知を受信したか否かを判定し、印刷完了の通知を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS1234に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、印刷完了の通知を受信するまでステップS1232で待機する。
ステップS1234では、NPSP非対応配信サーバ203に関する印刷履歴を更新し、ステップS1236に移行して、暗号化制御セッションを通じてNPSP非対応配信サーバ203に印刷履歴情報を送信し、ステップS1238に移行して、NPSP対応プリンタとの暗号化通信に利用するプリンタ用データポートがオープンされているか否かを判定し、プリンタ用データポートがオープンされていると判定したとき(Yes)は、ステップS1240に移行して、プリンタ用データポートをクローズし、ステップS1242に移行する。
【0210】
ステップS1242では、暗号化データセッションを解放し、ステップS1244に移行して、暗号化制御セッションを解放し、ステップS1245に移行して、受信したすべてのプリンタIDについてステップS1220〜S1244,S1246〜S1256の処理が終了したか否かを判定し、すべてのプリンタIDについて処理が終了したと判定したとき(Yes)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させるが、そうでないと判定したとき(No)は、ステップS1220に移行する。
【0211】
一方、ステップS1238で、プリンタ用データポートがオープンされていないと判定したとき(No)は、ステップS1242に移行する。
一方、ステップS1222で、NPSPサーバ100及びNPSP対応プリンタのネットワーク環境が第1の形態でないと判定したとき(No)は、ステップS1246に移行して、プリンタ情報に基づいて、NPSPサーバ100及びNPSP対応プリンタのネットワーク環境が第2の形態であるか否かを判定し、NPSPサーバ100及びNPSP対応プリンタのネットワーク環境が第2の形態であると判定したとき(Yes)は、ステップS1248に移行する。
【0212】
ステップS1248では、プリンタ用データポートをオープンし、ステップS1250に移行して、暗号化制御セッションを通じて、プリンタ用データポートのポート番号を含むリバースセッション確立要求をNPSP対応プリンタに送信し、ステップS1252に移行して、セッション確立要求を受信したか否かを判定し、セッション確立要求を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS1254に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、セッション確立要求を受信するまでステップS1252で待機する。
【0213】
ステップS1254では、セッション確立応答をNPSP対応プリンタに送信し、ステップS1256に移行して、生成した暗号鍵を用いて、NPSPサーバ100とNPSP対応プリンタとの間に暗号化データセッションを確立し、ステップS1230に移行する。
一方、ステップS1246で、NPSPサーバ100及びNPSP対応プリンタのネットワーク環境が第2の形態でないと判定したとき(No)は、ステップS1244に移行する。
【0214】
一方、ステップS1204で、NPSP非対応配信サーバ203についての認証に失敗したと判定したとき(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、上記第3の実施の形態の動作を説明する。
初めに、NPSP非対応配信サーバ203が同一の印刷データをネットワーク240のNPSP対応プリンタで一斉にリモート印刷する場合を説明する。
【0215】
ここで、NPSP対応プリンタ242,246のユーザは、同一のグループに属し、NPSP非対応配信サーバ203がNPSP対応プリンタ242,246を利用可能となっている。
まず、NPSP対応プリンタ242では、ステップS800を経て、NPSP対応プリンタ242とNPSPサーバ100との間に暗号化制御セッションが確立される。その際、NPSPサーバ100による認証が得られると、ステップS804を経て、暗号化制御セッションを通じて、NPSP対応プリンタ242のプリンタ情報がNPSPサーバ100に送信される。
【0216】
NPSPサーバ100では、プリンタ情報を受信すると、ステップS306を経て、受信したプリンタ情報がユーザ接続管理部118に格納される。
一方、NPSP非対応配信サーバ203において、配信を行うべき予定の日時に達した等の所定条件が成立することにより印刷データの配信が指示されると、ステップS201を経て、NPSP非対応配信サーバ203とNPSPサーバ100との間に暗号化制御セッションが確立される。その際、NPSPサーバ100による認証が得られると、ステップS203,S204を経て、配信指示に係るグループに属するすべてのユーザについてユーザ情報が読み出され、暗号化制御セッションを通じて、読み出されたユーザ情報に含まれるプリンタID及び印刷データがNPSPサーバ100に送信される。なお、暗号化制御セッションの確立は、例えば、既存のWWWブラウザを利用して行うことができる。以下、NPSPサーバ100との通信において同じである。
【0217】
NPSPサーバ100では、プリンタID及び印刷データを受信すると、ステップS1208,S1218,S1220を経て、受信したプリンタIDに対応するプリンタ情報が読み出され、暗号鍵が生成され、暗号化制御セッションを通じてNPSP対応プリンタ242に暗号鍵が送信される。そして、NPSPサーバ100及びNPSP対応プリンタ242のネットワーク環境が第1の形態であることから、ステップS1222,S1224を経て、プリンタ情報に基づいてセッション確立要求がNPSP対応プリンタ242に送信される。
【0218】
NPSP対応プリンタ242では、暗号鍵を受信した後、セッション確立要求を受信すると、ステップS812を経て、セッション確立応答がNPSPサーバ100に送信される。
NPSPサーバ100では、セッション確立応答を受信すると、ステップS1228,S1230を経て、暗号鍵を用いて、NPSPサーバ100とNPSP対応プリンタ242との間に暗号化データセッションが確立され、暗号化データセッションを通じてNPSP対応プリンタ242に印刷データが送信される。
【0219】
NPSP対応プリンタ242では、印刷データを受信すると、ステップS818を経て、受信した印刷データに基づいて印刷が行われる。印刷が完了すると、ステップS822を経て、NPSPサーバ100に印刷完了の通知が送信される。
NPSPサーバ100では、印刷完了の通知を受信すると、ステップS1234,S1236を経て、NPSP非対応配信サーバ203に関する印刷履歴が更新され、暗号化制御セッションを通じてNPSP非対応配信サーバ203に印刷履歴情報が送信される。
【0220】
NPSP非対応配信サーバ203では、印刷履歴情報を受信すると、受信した印刷履歴情報に基づいて印刷履歴が表示される。
以上でNPSP非対応配信サーバ203とNPSP対応プリンタ242との通信が完了する。通信が完了すると、NPSP対応プリンタ242とNPSPサーバ100との間の暗号化制御セッション及び暗号化データセッションが解放される。
【0221】
次いで、上記と同様の処理は、NPSP対応プリンタ246について行われる。そして、NPSP非対応配信サーバ203とNPSP対応プリンタ246との通信が完了すると、NPSP非対応配信サーバ203とNPSPサーバ100との間の暗号化制御セッション、並びにNPSP対応プリンタ246とNPSPサーバ100との間の暗号化制御セッション及び暗号化データセッションが解放される。
【0222】
次に、NPSP非対応配信サーバ203が同一の印刷データをネットワーク260のNPSP対応プリンタで一斉にリモート印刷する場合を説明する。
ここで、NPSP対応プリンタ264のユーザは、同一のグループに属し、NPSP非対応配信サーバ203がNPSP対応プリンタ264を利用可能となっている。
まず、NPSP対応プリンタ264では、ステップS800を経て、NPSP対応プリンタ264とNPSPサーバ100との間に暗号化制御セッションが確立される。その際、NPSPサーバ100による認証が得られると、ステップS804を経て、暗号化制御セッションを通じて、NPSP対応プリンタ264のプリンタ情報がNPSPサーバ100に送信される。
【0223】
NPSPサーバ100では、プリンタ情報を受信すると、ステップS306を経て、受信したプリンタ情報がユーザ接続管理部118に格納される。
一方、NPSP非対応配信サーバ203において、配信を行うべき予定の日時に達した等の所定条件が成立することにより印刷データの配信が指示されると、ステップS201を経て、NPSP非対応配信サーバ203とNPSPサーバ100との間に暗号化制御セッションが確立される。その際、NPSPサーバ100による認証が得られると、ステップS203,S204を経て、配信指示に係るグループに属するすべてのユーザについてユーザ情報が読み出され、暗号化制御セッションを通じて、読み出されたユーザ情報に含まれるプリンタID及び印刷データがNPSPサーバ100に送信される。なお、暗号化制御セッションの確立は、例えば、既存のWWWブラウザを利用して行うことができる。以下、NPSPサーバ100との通信において同じである。
【0224】
NPSPサーバ100では、プリンタID及び印刷データを受信すると、ステップS1208,S1218,S1220を経て、受信したプリンタIDに対応するプリンタ情報が読み出され、暗号鍵が生成され、暗号化制御セッションを通じてNPSP対応プリンタ264に暗号鍵が送信される。そして、NPSPサーバ100及びNPSP対応プリンタ264のネットワーク環境が第2の形態であることから、ステップS1246,S1248を経て、プリンタ用データポートがオープンされ、暗号化制御セッションを通じて、プリンタ用データポートのポート番号を含むリバースセッション確立要求がNPSP対応プリンタ264に送信される。
【0225】
NPSP対応プリンタ264では、リバースセッション確立要求を受信すると、ステップS830を経て、受信したリバースセッション確立要求に含まれるポート番号により特定されるプリンタ用データポートに対して、セッション確立要求がNPSPサーバ100に送信される。
NPSPサーバ100では、セッション確立要求を受信すると、ステップS1254を経て、セッション確立応答がNPSP対応プリンタ264に送信される。
【0226】
NPSP対応プリンタ264では、セッション確立応答を受信すると、ステップS834を経て、暗号鍵を用いて、NPSPサーバ100とNPSP対応プリンタ264との間に暗号化データセッションが確立される。
NPSPサーバ100では、暗号化データセッションが確立されると、ステップS1230を経て、暗号化データセッションを通じてNPSP対応プリンタ264に印刷データが送信される。
【0227】
NPSP対応プリンタ264では、印刷データを受信すると、ステップS818を経て、受信した印刷データに基づいて印刷が行われる。印刷が完了すると、ステップS822を経て、NPSPサーバ100に印刷完了の通知が送信される。
NPSP対応プリンタ264では、印刷データを受信すると、ステップS818を経て、受信した印刷データに基づいて印刷が行われる。印刷が完了すると、ステップS822を経て、NPSPサーバ100に印刷完了の通知が送信される。
【0228】
NPSPサーバ100では、印刷完了の通知を受信すると、ステップS1234,S1236を経て、NPSP非対応配信サーバ203に関する印刷履歴が更新され、暗号化制御セッションを通じてNPSP非対応配信サーバ203に印刷履歴情報が送信される。
NPSP非対応配信サーバ203では、印刷履歴情報を受信すると、受信した印刷履歴情報に基づいて印刷履歴が表示される。
【0229】
以上でNPSP非対応配信サーバ203とNPSP対応プリンタ264との通信が完了する。通信が完了すると、NPSP対応プリンタ264とNPSPサーバ100との間の暗号化制御セッション及び暗号化データセッションが解放される。
次いで、上記と同様の処理は、他のすべてのNPSP対応プリンタ264について行われる。そして、NPSP非対応配信サーバ203とそれらNPSP対応プリンタ264との通信が完了すると、NPSP非対応配信サーバ203とNPSPサーバ100との間の暗号化制御セッション、並びにNPSP対応プリンタ264とNPSPサーバ100との間の暗号化制御セッション及び暗号化データセッションが解放される。
【0230】
このようにして、本実施の形態では、NPSP非対応配信サーバ203とNPSPサーバ100との間、及びNPSP対応プリンタとNPSPサーバ100との間に暗号化制御セッションを確立し、確立したそれぞれの暗号化制御セッションを通じて、NPSP非対応配信サーバ203からNPSPサーバ100に印刷データを、NPSPサーバ100からNPSP対応プリンタに暗号鍵を送信し、NPSPサーバ100及びNPSP対応プリンタは、暗号鍵を用いて、NPSPサーバ100とNPSP対応プリンタとの間に暗号化データセッションを確立し、確立した暗号化データセッションを通じてNPSP非対応配信サーバ203からの印刷データを送受信するようになっている。
【0231】
これにより、NPSPサーバ100とNPSP対応プリンタとの間で暗号化通信を行うことができるので、盗聴や漏洩等により印刷データが第三者に知得される可能性を低減することができる。また、暗号化制御セッションを通じて暗号鍵を配送するので、盗聴や漏洩等により暗号鍵が第三者に知得される可能性を低減することができる。したがって、従来に比して、リモート印刷を行うにあたって印刷データの機密を保護することができる。さらに、暗号化データセッションを確立するための特別なプロトコルをNPSP非対応配信サーバ203に実装する必要がないので、既存のNPSP非対応配信サーバ203を比較的容易に利用することができる。
【0232】
さらに、本実施の形態では、NPSPサーバ100は、NPSP非対応配信サーバ203からのセッション確立要求を受信したときは、暗号化制御セッションが確立しているNPSP対応プリンタのうちNPSP非対応配信サーバ203が利用可能なNPSP対応プリンタのなかからそのセッション確立要求に係るNPSP対応プリンタを選択し、選択したNPSP対応プリンタに暗号化制御セッションを通じて暗号鍵を送信するようになっている。
【0233】
これにより、NPSP非対応配信サーバ203は、NPSPサーバ100の管理下にあるNPSP対応プリンタのなかから通信対象を選択することができる。
上記第3の実施の形態において、NPSPサーバ100は、印刷管理端末に対応し、NPSP非対応配信サーバ203は、利用端末に対応し、NPSP対応プリンタは、印刷装置に対応し、印刷管理部152は、状態情報記憶手段に対応している。また、印刷履歴管理部154は、印刷履歴情報記憶手段に対応し、ステップS430は、印刷履歴情報生成手段、又は印刷履歴情報生成ステップに対応している。
【0234】
また、上記第3の実施の形態において、ステップS432は、印刷履歴情報登録手段、又は印刷履歴情報登録ステップに対応し、ステップS502,S504は、状態情報登録手段に対応し、ステップ602〜S606は、印刷量検出手段、又は印刷量検出ステップに対応している。また、ステップS610,S614,S618,S626,S634,S636,S638,S704,S708,S716,S718は、案内情報配信手段、又は案内情報配信ステップに対応している。
【0235】
また、上記第3の実施の形態において、ステップS900〜S904は、状態情報送信手段に対応し、カラーインクは、第1の印刷材料に対応し、モノクロインクは、第2の印刷材料に対応し、カラー指向印刷量は、第1の印刷量に対応している。また、モノクロ指向印刷量は、第2の印刷量に対応し、暗号化制御セッションは、暗号化制御コネクションに対応し、暗号化データセッションは、暗号化データコネクションに対応している。
【0236】
なお、上記第1の実施の形態において、NPSPサーバ100は、NPSP対応配信サーバ202による印刷履歴に基づいて案内情報を配信するように構成したが、これに限らず、それ以外の端末がNPSP対応プリンタを利用することがあれば、その端末による印刷履歴も考慮することが望ましい。この場合、NPSP対応プリンタで印刷により生じた費用は、基本的にそのユーザが負担することになるが、NPSP対応配信サーバ202が広告業者等であり、なおかつ、NPSP対応配信サーバ202による印刷が印刷の大部分を占める場合は、トナー、インク、インクリボン、印刷用紙などの消耗品をユーザが購入する際に、そのユーザに対して割引販売を行うようにしてもよい。このことは、第2及び第3の実施の形態において同じである。
【0237】
また、上記第1の実施の形態において、NPSPサーバ100は、状態情報に基づいて、NPSP対応プリンタが故障、不具合その他の異常であると判定したときは、NPSP対応プリンタのサポートセンターにその旨を通知するように構成したが、これに限らず、ユーザが修復できるような軽微な異常である場合は、NPSP対応プリンタにおいて直接ユーザにその旨を通知するように構成してもよい。このことは、第2及び第3の実施の形態において同じである。
【0238】
また、上記第1の実施の形態において、NPSPサーバ100は、消耗品に関する案内情報をユーザ端末に配信するように構成したが、これに限らず、NPSP対応プリンタでインク等の残量が少なくなってきたときは、NPSP対応プリンタにおいてインク等を供給すべき旨を通知するように構成してもよい。このことは、第2及び第3の実施の形態において同じである。
また、上記第1の実施の形態において、NPSPサーバ100は、印刷履歴情報又は状態情報を公開するようには構成しなかったが、これに限らず、ユーザから情報の公開が許可されているNPSP対応プリンタについては、外部からのアクセスに応じて印刷履歴情報又は状態情報を公開するように構成してもよい。このことは、第2及び第3の実施の形態において同じである。
【0239】
また、上記第1、第2及び第3の実施の形態においては、NPSP対応プリンタ又はNPSP非対応プリンタは、印刷データを受信したときは、受信した印刷データに基づいて印刷を行うように構成したが、これに限らず、受信した印刷データをそのプリンタで印刷可能な形式に変換するデータ変換部を設けて構成してもよい。
これにより、NPSP対応プリンタ又はNPSP非対応プリンタが対応していない印刷データも取り扱うことができる。
【0240】
また、上記第3の実施の形態においては、NPSP非対応配信サーバ203がNPSP対応プリンタでリモート印刷を行う場合を説明したが、これに限らず、NPSP非対応配信サーバ203がNPSP非対応プリンタでリモート印刷を行う場合には、NPSP非対応プリンタをプリンタプロキシを介して接続し、NPSPサーバ100及びプリンタプロキシのネットワーク環境に応じて、プリンタプロキシが、上記第1の実施の形態におけるNPSP対応プリンタと同様に動作することで暗号化通信を行うことができる。
【0241】
これにより、暗号化データセッションを確立するための特別なプロトコルをNPSP非対応配信サーバ203及びNPSP非対応プリンタに実装する必要がないので、既存のNPSP非対応配信サーバ203及びNPSP非対応プリンタを比較的容易に利用することができる。
また、上記第1の実施の形態においては、NPSP対応配信サーバ202及びNPSP対応プリンタのネットワーク環境が第1の形態又は第2の形態である場合に、NPSP対応配信サーバ202及びNPSP対応プリンタは、NPSPサーバ100を介さずにNPSP対応配信サーバ202とNPSP対応プリンタとの間に、暗号鍵を用いて暗号化データセッションを確立するように構成したが、これに限らず、NPSPサーバ100を介してNPSP対応配信サーバ202とNPSP対応プリンタとの間に、暗号鍵を用いて暗号化データセッションを確立するように構成してもよい。
【0242】
また、上記第2の実施の形態においては、配信サーバプロキシは、NPSP非対応配信サーバ203からのプリンタIDを受信し、受信したプリンタIDをNPSPサーバ100に送信し、その送信によりプリンタ情報を受信したときは、受信したプリンタ情報に基づいてプリンタプロキシにアクセスするように構成したが、これに限らず、ユーザ情報記憶装置を備え、同一グループに属するすべてのユーザについてユーザ情報をユーザ情報記憶装置から読み出し、読み出したユーザ情報に含まれるプリンタIDをNPSPサーバ100に送信し、その送信によりプリンタ情報を受信したときは、受信したプリンタ情報に基づいてプリンタプロキシにアクセスするように構成してもよい。このことは、上記第3の実施の形態におけるNPSPサーバ100についても同じである。
【0243】
また、上記第1、第2及び第3の実施の形態においては、ネットワーク接続サービス部110及びネットワークプリントサービス部150をNPSPサーバ100に実装して構成しているが、これに限らず、異なるサーバにそれぞれ実装し、それらサーバを通信可能に接続して構成してもよい。
このように機能を分割することにより、ネットワーク接続サービス部110を、配信サーバとプリンタとの間の安全な通信を提供するための基本ネットワークサービスとして利用することができる。
【0244】
また、上記第2の実施の形態においては、NPSP非対応クライアントがNPSP対応プロキシ経由でNPSP非対応プリンタと接続するように構成したが、これに限らず、NPSP対応クライアントが、そのネットワーク環境によって、NPSP対応プリンタとの直接経路と、NPSP対応プロキシ経由での経路とを選択可能な場合には、NPSP対応プリンタと直接暗号化データセッションを確立して印刷データの送受信を行ってもよいし、NPSP対応プロキシを介してNPSP対応プリンタと暗号化データセッションを確立して印刷データの送受信を行ってもよい。
【0245】
また、上記第1、第2及び第3の実施の形態においては、NPSP対応クライアント又はNPSP対応プリンタが指定したユーザグループで通信を行うときに利用する暗号鍵を生成する暗号鍵生成部112を設けて構成したが、これに限らず、暗号化制御セッションを確立するためのプロトコルに暗号鍵を生成して配布する機能が含まれている場合には、暗号鍵生成部112に代えてそのプロトコルの機能を利用するように構成してもよい。例えば、クライアントとプリンタとがNPSPサーバ100を介さずにSSLでプリント要求を受信する場合は、SSLのネゴシエーションで暗号鍵(セッション鍵)の生成と配布が行われるので、NPSPサーバ100の暗号鍵生成部112を利用する必要はない。また、IPSecの場合は、IKEという鍵交換プロトコルが規定されており、IKEを利用すると、IKEの機能で暗号鍵の生成と配送が行われる。しかし、IPSecによる暗号化通信は、IKEの利用は必須ではないため、他の鍵交換プロトコルを利用してもよい。この場合は、NPSPサーバ100の暗号鍵生成部112を利用して暗号鍵の生成と配送を行い、IPSecで暗号化通信を行う。
【0246】
また、上記第1、第2及び第3の実施の形態においては、暗号化制御セッション及び暗号化データセッションをそれぞれ確立し、暗号化データセッションを通じて印刷データを送受信するように構成したが、これに限らず、暗号化制御セッションのみを確立し、暗号化制御セッションを通じて印刷要求又は印刷データを送受信するように構成してもよい。この場合は、必ずNPSPサーバ100を経由するので、NPSPサーバ100が宛先を判断して印刷要求又は印刷データをNPSP対応クライアントやNPSP対応プロキシに暗号化制御セッションを通じてデータを送信する。なお、暗号化データセッションのみを確立し、暗号化データセッションを通じて印刷要求又は印刷データを送受信するように構成してもよい。
【0247】
また、上記第1、第2及び第3の実施の形態においては、暗号化通信を行うにあたって暗号化制御セッションを確立するように構成したが、これに限らず、暗号化通信を行うか否かにかかわらず、暗号化制御セッションを常に確立しっぱなしの状態を保持するように構成してもよいし、定期的に確立するように構成してもよい。
また、上記第1、第2及び第3の実施の形態において、図2乃至図9、図14、図15及び図17のフローチャートに示す処理を実行するにあたってはいずれも、ROMにあらかじめ格納されている制御プログラムを実行する場合について説明したが、これに限らず、これらの手順を示したプログラムが記憶された記憶媒体から、そのプログラムをRAMに読み込んで実行するようにしてもよい。
【0248】
ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。
また、上記第1、第2及び第3の実施の形態においては、本発明に係る印刷サービス提供システム、印刷管理端末及び端末用プログラム、並びに印刷サービス提供方法を、インターネット199からなるネットワークシステムに適用した場合について説明したが、これに限らず、例えば、インターネット199と同一方式により通信を行ういわゆるイントラネットに適用してもよい。もちろん、インターネット199と同一方式により通信を行うネットワークに限らず、通常のネットワークに適用することもできる。
【0249】
また、上記第1の実施の形態においては、本発明に係る印刷サービス提供システム、印刷管理端末及び端末用プログラム、並びに印刷サービス提供方法を、図1に示すように、NPSPサーバ100を利用して、NPSP対応配信サーバ202がNPSP対応プリンタでリモート印刷し、NPSPサーバ100は、NPSP対応配信サーバ202の印刷履歴に基づいて、プリンタ又はその消耗品に関する案内情報をNPSP対応プリンタのユーザに配信する場合について適用したが、これに限らず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で他の場合にも適用可能である。
【0250】
また、上記第2の実施の形態においては、本発明に係る印刷サービス提供システム、印刷管理端末及び端末用プログラム、並びに印刷サービス提供方法を、図13に示すように、NPSPサーバ100を利用して、NPSP非対応配信サーバ203が同一の印刷データを複数のNPSP非対応プリンタで一斉にリモート印刷する場合について適用したが、これに限らず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で他の場合にも適用可能である。
【0251】
また、上記第3の実施の形態においては、本発明に係る印刷サービス提供システム、印刷管理端末及び端末用プログラム、並びに印刷サービス提供方法を、NPSPサーバ100を利用して、NPSP非対応配信サーバ203が同一の印刷データを複数のNPSP対応プリンタで一斉にリモート印刷する場合について適用したが、これに限らず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で他の場合にも適用可能である。
【0252】
また、上記第1、第2及び第3の実施の形態においては、広告等の印刷データを配信する場合について説明したが、これに限らず、テレビ、ビデオ、PC、携帯端末等の画像処理機器への情報配信技術にも応用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用するネットワークシステムの構成を示す図である。
【図2】 ユーザ情報登録処理を示すフローチャートである。
【図3】 暗号化リモート印刷要求処理を示すフローチャートである。
【図4】 暗号化制御セッション確立処理を示すフローチャートである。
【図5】 暗号化通信管理処理を示すフローチャートである。
【図6】 状態情報更新処理を示すフローチャートである。
【図7】 第1の案内情報配信処理を示すフローチャートである。
【図8】 第2の案内情報配信処理を示すフローチャートである。
【図9】 暗号化リモート印刷処理を示すフローチャートである。
【図10】 状態情報更新要求処理を示すフローチャートである。
【図11】 ネットワーク環境が第1の形態である場合の通信手順を示す図である。
【図12】 ネットワーク環境が第2の形態である場合の通信手順を示す図である。
【図13】 本発明を適用するネットワークシステムの構成を示す図である。
【図14】 配信サーバプロキシが実行する処理を示すフローチャートである。
【図15】 プリンタプロキシが実行する処理を示すフローチャートである。
【図16】 ネットワーク環境が第1の形態である場合の通信手順を示す図である。
【図17】 NPSPサーバ100が実行する処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 NPSPサーバ
110 ネットワーク接続サービス部
112 暗号鍵生成部
114 ユーザ認証情報管理部
116 ユーザ認証部
118 ユーザ接続管理部
120 ユーザグループ管理部
122 セッションプロキシ部
150 ネットワークプリントサービス部
152 印刷管理部
154 印刷履歴管理部
156 プロキシプラグイン部
158 ユーザプロファイル管理部
240,260 ネットワーク
244 NAT機器
262 NAT/PAT機器
202 NPSP対応配信サーバ
203 NPSP非対応配信サーバ
242,246,264 NPSP対応プリンタ
243,247,265 NPSP非対応プリンタ

Claims (20)

  1. 複数の印刷形態で印刷可能な印刷装置の印刷に関する案内サービスを提供する印刷サービス提供システムであって、
    前記印刷装置の利用状況に基づいて前記印刷装置の印刷履歴を示す印刷履歴情報を生成する印刷履歴情報生成手段と、前記印刷履歴情報生成手段で生成した印刷履歴情報に基づいて前記各印刷形態ごとの印刷量を検出する印刷量検出手段と、前記印刷量検出手段の検出結果に基づいて前記印刷装置又は当該印刷装置に用いられる消耗品に関する案内情報をユーザ端末に配信する案内情報配信手段とを備え、
    前記案内情報配信手段は、前記印刷量検出手段の検出結果に基づいて、前記複数の印刷形態のうち前記印刷装置において利用頻度が所定順位の印刷形態を特定し、特定した当該印刷形態による印刷を支援する案内情報を配信するようになっていることを特徴とする印刷サービス提供システム。
  2. 複数の印刷形態で印刷可能な印刷端末と、前記印刷端末を管理する印刷管理端末とが通信可能に接続され、前記印刷端末の印刷に関する案内サービスを提供する印刷サービス提供システムであって、
    前記印刷管理端末は、前記印刷端末の利用状況に基づいて前記印刷端末の印刷履歴を示す印刷履歴情報を生成する印刷履歴情報生成手段と、前記印刷履歴情報生成手段で生成した印刷履歴情報を印刷履歴情報記憶手段に登録する印刷履歴情報登録手段と、前記印刷履歴情報記憶手段の印刷履歴情報に基づいて前記各印刷形態ごとの印刷量を検出する印刷量検出手段と、前記印刷量検出手段の検出結果に基づいて前記印刷端末及び当該印刷端末に用いられる消耗品に関する案内情報をユーザ端末に配信する案内情報配信手段とを有し、
    前記案内情報配信手段は、前記印刷量検出手段の検出結果に基づいて、前記複数の印刷形態のうち前記印刷端末において利用頻度が所定順位の印刷形態を特定し、特定した当該印刷形態による印刷を支援する案内情報を配信するようになっていることを特徴とする印刷サービス提供システム。
  3. 請求項2において、
    前記案内情報配信手段は、前記印刷量検出手段の検出結果に基づいて、前記複数の印刷形態のうち前記印刷端末において利用頻度の最も高い印刷形態を特定し、特定した当該印刷形態による印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報を配信するようになっていることを特徴とする印刷サービス提供システム。
  4. 請求項3において、
    前記複数の印刷形態のうちいずれかは、写真を印刷する写真印刷形態であり、
    前記案内情報配信手段は、前記特定した印刷形態が前記写真印刷形態であるときは、写真の印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報を配信するようになっていることを特徴とする印刷サービス提供システム。
  5. 請求項3及び4のいずれかにおいて、
    前記複数の印刷形態のうちいずれかは、画像を印刷する画像印刷形態であり、
    前記案内情報配信手段は、前記特定した印刷形態が前記画像印刷形態であるときは、画像の印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報を配信するようになっていることを特徴とする印刷サービス提供システム。
  6. 請求項3乃至5のいずれかにおいて、
    前記複数の印刷形態のうちいずれかは、テキストを印刷するテキスト印刷形態であり、
    前記案内情報配信手段は、前記特定した印刷形態が前記テキスト印刷形態であるときは、テキストの印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報を配信するようになっていることを特徴とする印刷サービス提供システム。
  7. 請求項3乃至6のいずれかにおいて、
    前記印刷量検出手段は、前記印刷履歴情報に基づいて、第1の印刷材料を第2の印刷材料よりも多く用いる印刷形態についての第1の印刷量、及び前記第2の印刷材料を前記第1の印刷材料よりも多く用いる印刷形態についての第2の印刷量を検出し、
    前記案内情報配信手段は、前記第1の印刷量及び前記第2の印刷量に基づいて、前記第1の印刷材料を用いる印刷又は前記第2の印刷材料を用いる印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報を配信するようになっていることを特徴とする印刷サービス提供システム。
  8. 請求項7において、
    前記案内情報配信手段は、前記第1の印刷量が前記第2の印刷量よりも多いときは、前記第1の印刷材料を用いる印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報を配信するようになっていることを特徴とする印刷サービス提供システム。
  9. 請求項7及び8のいずれかにおいて、
    前記案内情報配信手段は、前記第2の印刷量が前記第1の印刷量よりも多いときは、前記第2の印刷材料を用いる印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報を配信するようになっていることを特徴とする印刷サービス提供システム。
  10. 請求項2乃至9のいずれかにおいて、
    前記案内情報配信手段は、前記印刷量検出手段の検出結果に基づいて、前記印刷端末の印刷パフォーマンス、及び前記印刷端末とは性能が異なる他の印刷端末の印刷パフォーマンスを算出し、前記印刷端末の印刷パフォーマンスが前記他の印刷端末の印刷パフォーマンスよりも低いときは、前記他の印刷端末に関する案内情報を配信するようになっていることを特徴とする印刷サービス提供システム。
  11. 請求項2乃至10のいずれかにおいて、
    前記印刷端末は、当該印刷端末の状態を示す状態情報を前記印刷管理端末に送信する状態情報送信手段を有し、
    前記印刷管理端末は、前記印刷端末からの状態情報を状態情報記憶手段に登録する状態情報登録手段を有し、
    前記案内情報配信手段は、前記状態情報記憶手段の状態情報に基づいて、前記ユーザ端末に前記案内情報を配信するようになっていることを特徴とする印刷サービス提供システム。
  12. 請求項11において、
    前記状態情報は、前記第1の印刷材料の現在量又は消費量を示す情報であり、
    前記案内情報配信手段は、前記状態情報に基づいて、前記第1の印刷材料の現在量が所定以下又は前記第1の印刷材料の消費量が所定以上であると判定したときは、前記第1の印刷材料を用いる印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報を配信するようになっていることを特徴とする印刷サービス提供システム。
  13. 請求項11及び12のいずれかにおいて、
    前記状態情報は、前記第2の印刷材料の現在量又は消費量を示す情報であり、
    前記案内情報配信手段は、前記状態情報に基づいて、前記第2の印刷材料の現在量が所定以下又は前記第2の印刷材料の消費量が所定以上であると判定したときは、前記第2の印刷材料を用いる印刷に最適と思われる消耗品に関する案内情報を配信するようになっていることを特徴とする印刷サービス提供システム。
  14. 請求項11乃至13のいずれかにおいて、
    前記状態情報は、前記第1の印刷材料及び前記第2の印刷材料の現在量又は消費量を示す情報であり、
    前記案内情報配信手段は、前記状態情報に基づいて、前記印刷端末の印刷パフォーマンス、及び前記印刷端末とは性能が異なる他の印刷端末の印刷パフォーマンスを算出し、前記印刷端末の印刷パフォーマンスが前記他の印刷端末の印刷パフォーマンスよりも低いときは、前記他の印刷端末に関する案内情報を配信するようになっていることを特徴とする印刷サービス提供システム。
  15. 請求項11乃至14のいずれかにおいて、
    前記状態情報は、前記印刷端末の故障、不具合又はその他の異常のいずれかに関する情報であり、
    前記案内情報配信手段は、前記状態情報に基づいて、前記印刷端末が前記故障、前記不具合又は前記その他の異常であると判定したときは、前記印刷端末のサポートセンターに通知するようになっていることを特徴とする印刷サービス提供システム。
  16. 複数の印刷形態で印刷可能な印刷端末と、前記印刷端末を利用する利用端末とが印刷管理端末に通信可能に接続され、前記印刷端末と前記利用端末との間に暗号化コネクションを前記印刷管理端末を媒介して確立し、前記印刷端末と前記利用端末とが暗号化コネクションを通じて印刷データを送受信する印刷サービス提供システムであって、
    前記印刷端末と前記印刷管理端末との間、及び前記利用端末と前記印刷管理端末との間に、暗号化通信可能な制御用のコネクションである暗号化制御コネクションを確立し、確立した暗号化制御コネクションを通じて前記印刷管理端末から前記印刷端末及び前記利用端末に暗号鍵を配送し、
    前記印刷端末及び前記利用端末は、配送された暗号鍵を用いて、前記印刷端末と前記利用端末との間に、暗号化通信可能なデータ通信用のコネクションである暗号化データコネクションを確立し、確立した暗号化データコネクションを通じて印刷データを送受信するようになっており、
    前記印刷管理端末は、前記利用端末による前記印刷端末の利用状況に基づいて前記印刷端末の印刷履歴を示す印刷履歴情報を生成する印刷履歴情報生成手段と、前記印刷履歴情報生成手段で生成した印刷履歴情報を印刷履歴情報記憶手段に登録する印刷履歴情報登録手段と、前記印刷履歴情報記憶手段の印刷履歴情報に基づいて前記各印刷形態ごとの印刷量を検出する印刷量検出手段と、前記印刷量検出手段の検出結果に基づいて前記印刷端末及び当該印刷端末に用いられる消耗品に関する案内情報をユーザ端末に配信する案内情報配信手段とを有し、
    前記案内情報配信手段は、前記印刷量検出手段の検出結果に基づいて、前記複数の印刷形態のうち前記印刷端末において利用頻度が所定順位の印刷形態を特定し、特定した当該印刷形態による印刷を支援する案内情報を配信するようになっていることを特徴とする印刷サービス提供システム。
  17. 印刷端末に通信可能に接続される印刷管理端末であって、
    前記印刷端末の利用状況に基づいて前記印刷端末の印刷履歴を示す印刷履歴情報を生成する印刷履歴情報生成手段と、前記印刷履歴情報生成手段で生成した印刷履歴情報を印刷履歴情報記憶手段に登録する印刷履歴情報登録手段と、前記印刷履歴情報記憶手段の印刷履歴情報に基づいて前記各印刷形態ごとの印刷量を検出する印刷量検出手段と、前記印刷量検出手段の検出結果に基づいて前記印刷端末及び当該印刷端末に用いられる消耗品に関する案内情報をユーザ端末に配信する案内情報配信手段とを備え、
    前記案内情報配信手段は、前記印刷量検出手段の検出結果に基づいて、前記複数の印刷形態のうち前記印刷端末において利用頻度が所定順位の印刷形態を特定し、特定した当該印刷形態による印刷を支援する案内情報を配信するようになっていることを特徴とする印刷管理端末。
  18. コンピュータからなる印刷管理端末に実行させるための端末用プログラムであって、
    前記印刷端末の利用状況に基づいて前記印刷端末の印刷履歴を示す印刷履歴情報を生成する印刷履歴情報生成手段、前記印刷履歴情報生成手段で生成した印刷履歴情報を印刷履歴情報記憶手段に登録する印刷履歴情報登録手段、前記印刷履歴情報記憶手段の印刷履歴情報に基づいて前記各印刷形態ごとの印刷量を検出する印刷量検出手段、及び前記印刷量検出手段の検出結果に基づいて前記印刷端末及び当該印刷端末に用いられる消耗品に関する案内情報をユーザ端末に配信する案内情報配信手段として実現される処理を実行させるためのプログラムであり、
    前記案内情報配信手段は、前記印刷量検出手段の検出結果に基づいて、前記複数の印刷形態のうち前記印刷端末において利用頻度が所定順位の印刷形態を特定し、特定した当該印刷形態による印刷を支援する案内情報を配信するようになっていることを特徴とする端末用プログラム。
  19. 複数の印刷形態で印刷可能な印刷装置の印刷に関する案内サービスを提供する印刷サービス提供方法であって、
    前記印刷装置の利用状況に基づいて前記印刷装置の印刷履歴を示す印刷履歴情報を生成する印刷履歴情報生成ステップと、前記印刷履歴情報生成ステップで生成した印刷履歴情報に基づいて前記各印刷形態ごとの印刷量を検出する印刷量検出ステップと、前記印刷量検出ステップの検出結果に基づいて前記印刷装置又は当該印刷装置に用いられる消耗品に関する案内情報をユーザ端末に配信する案内情報配信ステップとを含み、
    前記案内情報配信ステップは、前記印刷量検出ステップの検出結果に基づいて、前記複数の印刷形態のうち前記印刷装置において利用頻度が所定順位の印刷形態を特定し、特定した当該印刷形態による印刷を支援する案内情報を配信することを特徴とする印刷サービス提供方法。
  20. 複数の印刷形態で印刷可能な印刷端末と、前記印刷端末を管理する印刷管理端末とが通信可能に接続され、前記印刷端末の印刷に関する案内サービスを提供する印刷サービス提供方法であって、
    前記印刷端末の利用状況に基づいて前記印刷端末の印刷履歴を示す印刷履歴情報を生成する印刷履歴情報生成ステップと、前記印刷履歴情報生成ステップで生成した印刷履歴情報を印刷履歴情報記憶手段に登録する印刷履歴情報登録ステップと、前記印刷履歴情報記憶手段の印刷履歴情報に基づいて前記各印刷形態ごとの印刷量を検出する印刷量検出ステップと、前記印刷量検出ステップの検出結果に基づいて前記印刷端末及び当該印刷端末に用いられる消耗品に関する案内情報をユーザ端末に配信する案内情報配信ステップとを前記印刷管理端末で行い、
    前記案内情報配信ステップは、前記印刷量検出ステップの検出結果に基づいて、前記複数の印刷形態のうち前記印刷端末において利用頻度が所定順位の印刷形態を特定し、特定した当該印刷形態による印刷を支援する案内情報を配信することを特徴とする印刷サービス提供方法。
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