JP3838557B2 - Corner wooden beam installation method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅の増築時の屋根工事に際し、作業の簡易化を図ることができる隅木梁の設置工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
寄棟造りの住宅の桁側面に増築すると、増築後では、増築前と比べて、棟高さが高くなったり、棟方向が変わったりして、小屋組架構全体が変わることが多い(図1参照)。
【0003】
このような場合には、新しい小屋組に対応させて、小屋組中央の垂直部材の頂部に新しい隅木梁を設ける必要が生じる。このため、従来は、既存の小屋組を解体して、新しい小屋組に施工し直していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、既存の小屋組を全面的に解体して、新しい小屋組に施工し直すので、多くの時間と労力を要し、施工期間が長くなるだけでなく、作業性が悪いという問題点があった。
【0005】
また、小屋組の各鋼製部材が鋼等の金属からなる場合には、小屋組の中央の垂直部材の頂部に、溶接により新規の隅木梁を設けることは可能ではあるが、垂直部材の頂部と新規の隅木梁との接合を溶接により行うために、作業性が悪いだけでなく、顧客が既存の住宅内で従来通り生活を営むことを考慮すると、十分な安全性を確保することは困難であるという問題点があった。
【0006】
更に、既存の小屋組を全面解体することにより、多量の産業廃棄物が発生し、これを運搬、処理するために、費用がかかるという問題点があった。
【0007】
更にまた、前述のように、多くの場合は、増築工事中であっても、顧客が既存の住宅内で生活を営むため、短期間で増築工事を終了することが望ましいが、施工期間が長くなるにしたがって、顧客に不便を強いる期間が長くなり、顧客の負担が大きくなるという問題点があった。
【0008】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、隅木を支持する隅木梁を有する屋根造りの住宅の桁側面に増築する際の屋根工事において、大棟中間部の垂直部材に新規の隅木梁の設置を容易に行うことができる隅木梁の設置工法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するためになされた本発明の請求項1に記載の隅木梁の設置工法は、大棟中間部の垂直部材に隅木梁を設ける隅木梁の設置工法であって、前記垂直部材の頂部近傍に設置された母屋受けに設置される母屋受け接続部と該母屋受け接続部の一端側から既存の隅木梁の立上り角度と略等しい角度で立ち上がる隅木梁接続部とを有する隅木梁設置金具を用い、前記隅木梁接続部と新規の隅木梁の端部とを締結具で締結することにより、前記隅木梁接続部に前記新規の隅木梁の端部を接続し、前記母屋受け接続部と前記母屋受けとを締結具で締結することにより、前記新規の隅木梁を前記大棟中間部に設置することを特徴とするものである。
【0010】
請求項2に記載の隅木梁の設置工法は、大棟中間部の垂直部材に隅木梁を設ける隅木梁の設置工法であって、前記垂直部材の頂部に設置される平部と前記垂直部材の頂部近傍に設置された母屋受けに設置される母屋受け接続部と該母屋受け接続部の一端側から既存の隅木梁の立上り角度と略等しい角度で立ち上がる隅木梁接続部とを有する隅木梁設置金具を用い、前記隅木梁接続部と新規の隅木梁の端部とを締結具で締結することにより、前記隅木梁接続部に前記新規の隅木梁の端部を接続し、前記平部と前記垂直部材の頂部とを締結具で締結し、前記母屋受け接続部と前記母屋受けとを締結具で締結することにより、前記新規の隅木梁を前記大棟中間部に設置することを特徴とするものである。
【0011】
請求項3に記載の隅木梁の設置工法は、大棟中間部の垂直部材に隅木梁を設ける隅木梁の設置工法であって、前記垂直部材の頂部近傍に設置された母屋受けに設置される母屋受け接続部と該母屋受け接続部の一端側から既存の隅木梁の立上り角度と略等しい角度で立ち上がり新規の隅木梁の端部を接続した隅木梁接続部とを有する隅木梁設置金具を用い、前記母屋受け接続部と前記母屋受けとを締結具で締結することにより、前記新規の隅木梁を前記大棟中間部に設置することを特徴とするものである。
【0012】
請求項4に記載の隅木梁の設置工法は、大棟中間部の垂直部材に隅木梁を設ける隅木梁の設置工法であって、前記垂直部材の頂部に設置される平部と前記垂直部材の頂部近傍に設置された母屋受けに設置される母屋受け接続部と該母屋受け接続部の一端側から既存の隅木梁の立上り角度と略等しい角度で立ち上がり新規の隅木梁の端部を接続した隅木梁接続部とを有する隅木梁設置金具を用い、前記平部と前記垂直部材の頂部とを締結具で締結し、前記母屋受け接続部と前記母屋受けとを締結具で締結することにより、前記新規の隅木梁を前記大棟中間部に設置することを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る隅木梁の設置工法について図面に基づいて説明する。本発明の第1の実施形態に係る隅木梁の設置工法は、図1に示すように、寄棟造りの小屋組1がトラス小屋組である場合に、大棟2の中間部に、既存の隅木梁3の立上り角度と略等しい角度で、新規の隅木梁4を設けるものであって、図2に示すように、大棟2の中間部下の垂直部材である真束5の頂部6及び該頂部6近傍に設置された母屋受け7に、隅木梁設置金具8を用いて、新規の隅木梁4を設置することにより行うものである。以下、更に詳細に説明する。
【0014】
既存の隅木梁3は、図3に示すように、2本のC型鋼9を、その開口部が外側を向くように、締結具により締結したものであって、大棟2の端部から軒先10の出隅に向って45°の方向に持ち出すように設けられる(図1参照)ことにより定まる立上り角度αで、真束5と所定の金具11を介して接続している。
【0015】
また、新規の隅木梁4は、図4に示すように、図3に示す既存の隅木梁3と同様の構成であって、その端部に、隅木梁設置金具8と接続するための貫通孔12を穿設している。
【0016】
真束5は、図2に示すように、図3に示す既存の隅木梁3と同様の構成であって、その頂部6には、該頂部6から斜め下方に伸びる登り梁13を接続するために、2本のC型鋼9の上端を覆う頂部金具14が設けられている。そして、図5に示すように、該頂部金具14の蓋部15には、登り梁13と直交する方向に2個の貫通孔16が穿設されている。
【0017】
母屋受け7は、図2に示すように、母屋17を受けるための断面略L字形の金具で、頂部金具14の両端部に固定されたものであり、母屋17を受ける受け部18には、締結具を用いて母屋17を母屋受け7に固定するための貫通孔19が穿設されている。
【0018】
隅木梁設置金具8は、図4に示すように、図2に示す真束5の頂部6に水平に設置される略長方形の平部20と、該平部20の一縁辺から略直角上向きに立ち上がる立上り部21と、該立上り部21の平部20の裏側面から既存の隅木梁3の立上り角度α(図4参照)と略等しい角度で立ち上がる隅木梁接続部22と、平部20の一縁辺と略直交する縁辺から上向きに立ち上がる母屋受け接続部23とを有するものである。
【0019】
平部20は、図4に示すように、隅木梁接続部22と略対角の隅角部に貫通孔24が穿設されており、該貫通孔24から母屋受け接続部23までの長さは、貫通孔24と頂部金具14の貫通孔16とを略一致させたときに母屋受け接続部23が母屋受け7の受け部18(図2参照)にあてがわれる長さとする。
【0020】
立上り部21は、前述のように、平部20の一縁辺から略直角上向きに立ち上がり、平部20側面に母屋受け接続部23の縁辺を固着させて、隅木梁設置金具8の補強を図っている。
【0021】
隅木梁接続部22は、前述のように、図3に示す既存の隅木梁3の立上り角度αと略等しい角度で立ち上がるように、特に平面視では、図5に示すように、立上り部21と略135°の角度をなすように、立上り部21の平部20の裏側面の母屋受け接続部23の方に固着される。そして、同図に示すように、貫通孔25は、隅木梁接続部22を新規の隅木梁4に接続した状態で頂部金具14の蓋部15に平部20を設置したときに、新規の隅木梁4の長軸線Lが棟方向から45°の方向に位置するように穿設される。これにより、平部20を真束5の頂部6に取り付けると、隅木梁接続部22が棟方向に対して45°の軸線上に位置することとなる(図6参照)。
【0022】
母屋受け接続部23は、前述のように、平部20を真束5の頂部6に設置したときに、母屋受け接続部23が母屋受け7の受け部18に全面密着するように(図2参照)、平部20の一縁辺と略直交する縁辺から上向きに立ち上げて形成したものである。そして、図5に示すように、貫通孔27は、立上り部21と反対の端部で、平部20の貫通孔24と頂部金具14の蓋部15の貫通孔16とを略一致させたときに母屋受け7の受け部18の貫通孔19と略一致する位置に穿設される。
【0023】
次に、新規の隅木梁4の設置について説明する。まず、図4に示すように、新規の隅木梁4を構成する2本のC型鋼9の間に、隅木梁設置金具8の隅木梁接続部22を、新規の隅木梁4の貫通孔12と隅木梁接続部22の貫通孔25とが略一致するまで挿入し、新規の隅木梁4の貫通孔12と隅木梁接続部22の貫通孔25とをボルトナットから構成される締結具26で締結することによって、隅木梁設置金具8を新規の隅木梁4の端部に接続する。
【0024】
なお、本実施の形態では、工事現場において新規の隅木梁4と隅木梁設置金具8の隅木梁接続部22とをボルト締めで接続したが、これに限定されるものではなく、あらかじめ工場等において溶接により新規の隅木梁4と隅木梁設置金具8の隅木梁接続部22とを接続しておいてもよい。
【0025】
次に、図5に示すように、頂部金具14の蓋部15の貫通孔16と隅木梁設置金具8の平部20の貫通孔24とが略一致するように、頂部金具14の蓋部15に隅木梁設置金具8の平部20をあてがうとともに、新規の隅木梁4を設置する側の母屋受け7の受け部18に、該受け部18の貫通孔19と隅木梁設置金具8の母屋受け接続部23の貫通孔27とが略一致するように、隅木梁設置金具8の母屋受け接続部23をあてがい、隅木梁設置金具8を真束5の頂部6に載置する。
【0026】
そして、頂部金具14の蓋部15の貫通孔16と隅木梁設置金具8の平部20の貫通孔24とを締結具26で締結することにより、隅木梁設置金具8の平部20を頂部金具14の蓋部15に固定し、母屋受け7の受け部18の貫通孔19と隅木梁設置金具8の母屋受け接続部23の貫通孔27とを締結具26で締結することにより、隅木梁設置金具8の母屋受け接続部23を母屋受け7の受け部18に固定する。これにより、図6に示すように、新規の隅木梁4は、真束5の頂部6に設置される。
【0027】
このとき、、隅木梁設置金具8の隅木梁接続部22は、隅木梁設置金具8を真束5の頂部6に固定すると、桁方向に対して略45°の軸線上に位置し、既存の隅木梁3の立上り角度αと略等しい立上り角度で立ち上がるように、隅木梁設置金具8の立上り部21に設けられているので、図2に示すように、隅木梁設置金具8の平部20を頂部金具14の蓋部15に、隅木梁設置金具8の母屋受け接続部23を母屋受け7の受け部18に固定するだけで、新規の隅木梁4は図4に示す既存の隅木梁3の立上り角度αと略等しい立上り角度で真束5の頂部6に設置されることとなる。
【0028】
以上により、新規の隅木梁4が真束5の頂部6に設置される、即ち、新規の隅木梁4が増築部側に設置される(図1参照)。
【0029】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本発明の第2の実施形態に係る隅木梁の設置工法は、小屋組が和小屋組である場合に、大棟2の中間部に、既存の隅木梁3の立上り角度と略等しい角度で、新規の隅木梁4を設けるものであって、図7に示すように、大棟2の中間部下の垂直部材である小屋束50の頂部51及び該頂部51近傍に設置された母屋受け52に、隅木梁設置金具8を用いて、新規の隅木梁4を設置することにより行うものである。以下、更に詳細に説明する。
【0030】
小屋束50は、第1の実施形態に示す真束5と同様の構成であり、その頂部51に、該頂部51から斜め下方に登り梁53を接続するために、2本のC型鋼9の上端を覆う頂部金具54が設けられている。そして、該頂部金具54の蓋部55には、登り梁53と直交する方向に2個の貫通孔56が穿設されている。
【0031】
母屋受け52は、頂部金具54の蓋部55の両端部を上方へ折り曲げて、母屋17を受ける受け部57を形成したものであり、該受け部57には、締結具を用いて母屋17を母屋受け52に固定するための貫通孔58が穿設されている。
【0032】
新規の隅木梁4の取付けについては、第1の実施形態と同様であり、新規の隅木梁4の端部に隅木梁設置金具8の隅木梁接続部22を接続し、頂部金具54の蓋部55の貫通孔56と隅木梁設置金具8の平部20の貫通孔24とを締結具26で締結することにより、隅木梁設置金具8の平部20を頂部金具54の蓋部55に固定し、母屋受け52の受け部57の貫通孔58と隅木梁設置金具8の母屋受け接続部23の貫通孔27とを締結具26で締結することにより、隅木梁設置金具8の母屋受け接続部23を母屋受け52の受け部57に固定することにより行われる。これにより、新規の隅木梁4は、小屋束50の頂部51に設けられる、即ち、増築部側へ設置されることとなる(図1参照)。
【0033】
なお、第1の実施形態及び第2の実施形態では、各部材を2本のC型鋼9を締結具で締結することにより形成しているが、これに限定されるものではなく、鋼製の管体や木製の角材としてもよい。この場合には、隅木梁設置金具8の隅木梁接続部22の形状を、例えば、図8に示すような形状として、新規の隅木梁100を小屋組中央の真束5の頂部6又は小屋束50の頂部51に設置する。
【0034】
また、第1の実施形態及び第2の実施形態では、真束5の頂部6又は小屋束50の頂部51に隅木梁設置金具8の平部20を固定し、母屋受け7の受け部18又は母屋受け52の受け部57に隅木梁設置金具8の母屋受け接続部23を固定して、新規の隅木梁4を母屋受け7又は母屋受け52に設置することとしているが、例えば、隅木梁設置金具8の形状を図9に示すような形状として、母屋受け7又は母屋受け52のみに隅木梁設置金具8を固定して、新規の隅木梁4を母屋受け7又は母屋受け52に設置するようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1に記載の隅木梁の設置工法は、前記垂直部材の頂部近傍に設置された母屋受けに設置される母屋受け接続部と該母屋受け接続部の一端側から既存の隅木梁の立上り角度と略等しい角度で立ち上がる隅木梁接続部とを有する隅木梁設置金具を用い、前記隅木梁接続部と新規の隅木梁の端部とを締結具で締結することにより、前記隅木梁接続部に前記新規の隅木梁の端部を接続し、前記母屋受け接続部と前記母屋受けとを締結具で締結することにより、前記新規の隅木梁を前記大棟中間部に設置ので、既存の小屋組を全面的に解体することなく、隅木梁を上方へ延長させることができるという利点がある。
【0036】
また、既存の小屋組を全面的に解体しないので、施工期間を短縮することができるだけでなく、労力を削減しながら作業性を向上させることができるという利点がある。
【0037】
更に、締結具により新規の隅木梁を母屋受けに設置するので、作業性の向上を図ることができるだけでなく、溶接接合と比べて、十分な安全性を確保することができるという利点がある。
【0038】
更にまた、既存の小屋組を全面的に解体しないので、産業廃棄物の発生量を減少させることができるだけでなく、これを運搬、処理するための費用を削減することができるという利点がある。
【0039】
そして、施工期間の短縮化により、顧客に不便を強いる期間が短くなり、顧客の負担が小さくなるという利点がある。
【0040】
請求項2に記載の隅木梁の設置工法は、前記垂直部材の頂部に設置される平部と前記垂直部材の頂部近傍に設置された母屋受けに設置される母屋受け接続部と該母屋受け接続部の一端側から既存の隅木梁の立上り角度と略等しい角度で立ち上がる隅木梁接続部とを有する隅木梁設置金具を用い、前記隅木梁接続部と新規の隅木梁の端部とを締結具で締結することにより、前記隅木梁接続部に前記新規の隅木梁の端部を接続し、前記平部と前記垂直部材の頂部とを締結具で締結し、前記母屋受け接続部と前記母屋受けとを締結具で締結することにより、前記新規の隅木梁を前記大棟中間部に設置するので、請求項1の利点に加えて、新規の隅木梁の設置強度の向上を図ることができるという利点がある。
【0041】
請求項3に記載の隅木梁の設置工法は、前記垂直部材の頂部近傍に設置された母屋受けに設置される母屋受け接続部と該母屋受け接続部の一端側から既存の隅木梁の立上り角度と略等しい角度で立ち上がり新規の隅木梁の端部を接続した隅木梁接続部とを有する隅木梁設置金具を用い、前記母屋受け接続部に穿設された貫通孔と前記母屋受けに穿設された貫通孔とを締結具で締結することにより、前記新規の隅木梁を前記大棟中間部に設置するので、請求項1の利点に加えて、工事現場での施工の省力化を図ることができるという利点がある。
【0042】
請求項4に記載の隅木梁の設置工法は、前記垂直部材の頂部に設置される平部と前記垂直部材の頂部近傍に設置された母屋受けに設置される母屋受け接続部と該母屋受け接続部の一端側から既存の隅木梁の立上り角度と略等しい角度で立ち上がり新規の隅木梁の端部を接続した隅木梁接続部とを有する隅木梁設置金具を用い、前記平部に穿設された貫通孔と前記垂直部材の頂部に穿設された貫通孔とを締結具で締結し、前記母屋受け接続部に穿設された貫通孔と前記母屋受けに穿設された貫通孔とを締結具で締結することにより、前記新規の隅木梁を前記大棟中間部に設置するので、請求項2の利点に加えて、工事現場での施工の省力化を図ることができるという利点がある。
【0043】
即ち、本発明の隅木梁の設置工法によれば、施工の省力化、コストダウン及び廃棄物の削減を図ることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る小屋組の概略を示す平面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す図1のA部分を妻側からみた概略側面図である。
【図3】既存の隅木梁を妻側からみた図1の概略側面図である。
【図4】新規の隅木梁と隅木梁設置金具との接続手順を示す概略斜視図である。
【図5】新規の隅木梁の設置手順を示す概略図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を示す図1のA部分の概略平面図である。
【図7】本発明の第2の実施形態を示す図1のA部分を妻側からみた概略側面図である。
【図8】他の実施の形態に係る隅木梁設置金具を示す概略平面図である。
【図9】他の実施の形態に係る隅木梁設置金具を示す概略平面図である。
【符号の説明】
2 大棟
3 既存の隅木梁
4 新規の隅木梁
5 垂直部材(真束)
6 頂部
7 母屋受け
8 隅木梁設置金具
19 母屋受けの貫通孔
22 隅木梁接続部
23 母屋受け接続部
26 締結具
27 母屋受け接続部の貫通孔[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a corner wooden beam installation method capable of simplifying work in roof construction when a house is extended.
[0002]
[Prior art]
When an extension is added to the side of a girder-built house, the overall structure of the hut often changes after the extension due to the height of the building or the direction of the building changing compared to before the extension (see Figure 1). ).
[0003]
In such a case, it is necessary to provide a new corner wooden beam at the top of the vertical member at the center of the shed corresponding to the new shed. For this reason, in the past, the existing hut assembly was dismantled and reconstructed into a new hut assembly.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the existing shed is completely dismantled and rebuilt into a new shed, it takes a lot of time and labor, and not only the construction period is lengthened but also the workability is poor. It was.
[0005]
In addition, when each steel member of the hut is made of metal such as steel, it is possible to provide a new corner wooden beam by welding on the top of the vertical member at the center of the shed, but the top of the vertical member In addition to poor workability, it is difficult to ensure sufficient safety in consideration of customers living as usual in existing houses. There was a problem that.
[0006]
Furthermore, there is a problem in that a large amount of industrial waste is generated by dismantling the existing hut as a whole, and it is expensive to transport and process the waste.
[0007]
Furthermore, as described above, in many cases, it is desirable that the extension work be completed in a short period of time because the customer lives in the existing house even during the extension work. Accordingly, there has been a problem that the period of inconvenience to the customer becomes longer and the burden on the customer becomes larger.
[0008]
The present invention has been made in view of the above problems, and in roof construction when expanding to the side of a girder of a roofed house having a corner beam that supports the corner tree, a novel corner tree is used as a vertical member in the middle part of the large building. An object of the present invention is to provide an installation method of a corner wooden beam that can be easily installed.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The corner wooden beam installation method according to claim 1 of the present invention made to achieve the above object is a corner wooden beam installation method in which a corner wooden beam is provided on a vertical member in a middle part of a large building. Corner wooden beam installation bracket having a purlin receiving connection portion installed in a purlin receiving portion installed near the top and a corner wooden beam connecting portion rising from one end side of the purlin receiving connection portion at an angle substantially equal to the rising angle of an existing corner wooden beam And connecting the end of the new corner wooden beam to the corner wooden beam connecting portion by fastening the corner wooden beam connecting portion and the end of the new corner wooden beam with a fastener, and the purlin receiving connection portion The new corner wooden beam is installed in the middle part of the main building by fastening the purlin receptacle with a fastener.
[0010]
The installation method of a corner wooden beam according to
[0011]
The installation method of a corner wooden beam according to
[0012]
The corner wooden beam installation method according to
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a method for installing a corner beam according to the present invention will be described with reference to the drawings. As shown in FIG. 1, the installation method of the corner beam according to the first embodiment of the present invention is an existing method in the middle part of the
[0014]
As shown in FIG. 3, the existing corner
[0015]
Further, as shown in FIG. 4, the new corner
[0016]
As shown in FIG. 2, the
[0017]
As shown in FIG. 2, the
[0018]
As shown in FIG. 4, the corner
[0019]
As shown in FIG. 4, the
[0020]
As described above, the rising
[0021]
As described above, the corner wooden
[0022]
As described above, when the
[0023]
Next, installation of a new corner
[0024]
In the present embodiment, the
[0025]
Next, as shown in FIG. 5, the
[0026]
Then, the through
[0027]
At this time, the corner
[0028]
Thus, the new corner
[0029]
Next, a second embodiment of the present invention will be described. The installation method of the corner wooden beam according to the second embodiment of the present invention is an angle substantially equal to the rising angle of the existing corner
[0030]
The
[0031]
The
[0032]
The attachment of the new
[0033]
In the first embodiment and the second embodiment, each member is formed by fastening two C-shaped
[0034]
In the first embodiment and the second embodiment, the
[0035]
【The invention's effect】
As described above, the corner beam installation method according to claim 1 of the present invention includes a purlin support connection portion installed in a purlin support installed near the top of the vertical member and one end of the purlin support connection portion. Using a corner beam connecting bracket having a corner beam connecting portion that rises at an angle substantially equal to the rising angle of the existing corner beam from the side, and fastening the corner tree beam connecting portion and the end of the new corner beam with a fastener By connecting the end of the new corner wooden beam to the corner wooden beam connecting portion, and fastening the purlin receiving connection portion and the purlin receiver with a fastener, the new corner wooden beam is connected to the middle ridge Therefore, there is an advantage that the corner beam can be extended upward without completely dismantling the existing hut assembly.
[0036]
Moreover, since the existing hut assembly is not completely dismantled, there is an advantage that not only the construction period can be shortened but also the workability can be improved while reducing labor.
[0037]
Furthermore, since a new corner wooden beam is installed in the purlin receptacle by the fastener, not only can the workability be improved, but also there is an advantage that sufficient safety can be ensured as compared with the welding joint.
[0038]
Furthermore, since the existing cabin is not completely dismantled, there is an advantage that not only the amount of industrial waste generated can be reduced, but also the cost for transporting and processing the waste can be reduced.
[0039]
And, by shortening the construction period, there is an advantage that the period of inconvenience to the customer is shortened and the burden on the customer is reduced.
[0040]
The installation method of the corner wooden beam according to
[0041]
The installation method of the corner wooden beam according to
[0042]
5. The method of installing a corner wooden beam according to
[0043]
That is, according to the corner beam installation method of the present invention, there are advantages that labor saving of construction, cost reduction, and reduction of waste can be achieved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing an outline of a cabin set according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic side view of a portion A of FIG. 1 showing the first embodiment of the present invention as viewed from the wife side.
FIG. 3 is a schematic side view of FIG. 1 in which an existing corner beam is viewed from the wife side.
FIG. 4 is a schematic perspective view showing a connection procedure between a new corner wooden beam and a corner wooden beam installation metal fitting.
FIG. 5 is a schematic view showing a procedure for installing a new corner beam.
FIG. 6 is a schematic plan view of a portion A in FIG. 1 showing the first embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a schematic side view of a portion A of FIG. 1 showing the second embodiment of the present invention as seen from the wife side.
FIG. 8 is a schematic plan view showing a corner wooden beam installation metal fitting according to another embodiment.
FIG. 9 is a schematic plan view showing a corner wooden beam installation metal fitting according to another embodiment.
[Explanation of symbols]
2
6
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