JP3838195B2 - Information recording device - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報を磁気テープ等の記録媒体に記録する情報記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
デジタルデータを磁気テープに記録/再生することのできるドライブ装置として、いわゆるテープドライブが知られている。このようなテープドライブは、メディアであるテープカセットのテープ長にもよるが、例えば数十〜数百ギガバイト程度の膨大な記録容量を有することが可能であり、このため、コンピュータ本体のハードディスク等のメディアに記録されたデータをバックアップするなどの用途に広く利用されている。また、データサイズの大きい画像データ等の保存に利用する場合にも好適とされている。
【0003】
そして、上述のようなテープドライブとして、例えば、8mmテ−プを記録媒体として、回転ヘッドによるヘリカルスキャン方式を採用してデータの記録/再生を行うようにされたものが提案され、商品化されている。(Standard ECMA−292号、AIT2フォーマット)。
【0004】
上記のようなテープドライブでは、SCSIインターフェイスを通して、ホストコンピュータより転送されたデータを、所定の単位(Basic Group)でパッキングして論理ブロックとし、論理ブロック毎にエラー訂正符号を構成して記録する。
【0005】
テープドライブのフォーマットでは、エラー訂正パリティの冗長度を小さくして信頼性を高めることが重要である。すなわて、磁気テープの単位面積当たりの記録密度が同じであるならば、エラー訂正パリティの冗長度が小さいフォーマットのほうがホストコンピュータから転送されたデータの記録容量を大きくできる。また、エラー訂正パリティの冗長度が同一であっても、磁気テープへのデータの配し方によって、バーストエラーに対するエラー訂正能力は変わってくる。
【0006】
従来のテープドライブ装置として、AIT2フォーマットのデータフローを説明する。
(1)所定の単位でBasic−Groupを生成。
(2)Basic−Groupを18分割してG1 Sub−Group生成。
(3)G1 Sub−Groupをバイト単位で2分割したG2 Sub−Group生成
(4)G2 Sub−Groupを等分して288個のブロックを生成
(5)288個のブロックをさらに48個ずつ6個のG3 Sub−Groupに分割
(6)前記G3 Sub−Group毎に8個の外符号パリティ、12個の内符号パリティを付加した積符号を生成
(7)前記6個の積符号(後述する)をインターリーブして1トラックに記録
図12(a)はAIT2フォーマットの積符号を示す模式図であり、図12(b)は前記積符号とトラックの関係を示す模式図である。
【0007】
AIT2フォーマットの積符号は56個の内符号ブロック(図12(a)の横軸方向)によって構成されており、外符号パリティは8パリティ付加されている。(内符号ブロック番号0〜3と52〜55)
そして、図12(a)の構成を有する積符号を6個集めて積符号毎にインターリーブして1トラックに記録している。
【0008】
図12(b)に示すように、各積符号の内符号ブロックは6ブロック周期でトラックに配置されている。これによって、例えばトラックに連続して6個の内符号ブロックに相当する大きさのバースト誤りがあった場合も、各積符号単位では1内符号ブロックしか誤っていないことになる。以上のように、AIT2では1トラック当たり、6個の積符号を有し、それらをインターリーブして記録することにより、トラックの一部に発生した誤りを6個の積符号に分散することによって、バースト誤りに強いトラックフォーマットにしている。
【0009】
【非特許文献1】
スタンダード・イー・シー・エム・エイ −292号 1999年12月 45頁から81頁(Standard ECMA−292号 1999.12 P45〜P81)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の構成では1トラック当たり288(6*48)個のデータブロックと、48(6*8)個の外符号パリティブロックで構成されているので、1トラック当たり11%以上のバーストエラーが発生した場合は、エラー訂正不能になってしまう、という課題があった。
【0011】
前記課題を解決すべく本発明の目的は、磁気ヘッドのスキャン方向に大きなバーストエラーが発生した場合も、比較的小さい冗長度でエラー訂正可能となるフォーマットを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、データをヘッドにより磁気テープ上のトラックに記録する情報記録装置であって、データを所定単位でパッキングしたパケットを構成し、前記パケットを分割して積符号を施したN個(Nは2以上の整数)のセクタを生成し、前記各セクタはL個(Lは2以上の整数)の内符号ブロックを有する構成とし、前記各セクタのL個の内符号ブロックがM本(Mは2以上の整数)のトラックに略均等に配されることを特徴とするものである。また、L/Mが整数とならない場合は、(N*L)/M が自然数となるように、N,M,Lを設定するものである。
【0013】
上記構成によって、積符号構成を有するN個のセクタを構成する(N*L)個の内符号ブロックがM本のトラックに略均等に分配できるので、1本のトラックのバースト誤りを、M本のトラックに分配されたN個の積符号の誤り訂正能力を全て使用することができ、比較的小さい冗長度でトラックで発生するバースト誤りに対して、強いエラー訂正能力を有するフォーマットを提供することが可能である。
【0015】
請求項の発明は、請求項1の発明において、各トラックには各セクタを構成している内符号ブロックが(L/M +1)個以下であることを特徴とするものである。
【0016】
これにより、単位セクタあたりの内符号ブロック数Lが記録トラック数Mで割切れない場合も、N*L個の内符号ブロックがM本のトラックに略均等に分配できるので、1本のトラックのバースト誤りを、N個の積符号の誤り訂正能力を全て使用することができる。
【0017】
請求項に記載の発明は、データをヘッドにより磁気テープ上のトラックに記録する情報記録装置であって、データを所定単位でパッキングしたパケットを構成し、前記パケットをMトラック(Mは2以上の整数)に分割して記録し、前記パケットを分割して積符号を施したN個(Nは2以上の整数)のセクタを生成し、各セクタは外符号のデータ部を構成要素とするL1個(L1は2以上の整数)の第1の内符号ブロックと、外符号パリティ部を構成要素とするL2個(L2は2以上の整数)の第2の内符号ブロックによって構成され、前記各セクタの第1及び第2の内符号ブロックが、1 本のトラック当りL2個以下の条件のもとで、M本(Mは2以上の整数)のトラックに略均等に配されることを特徴とするものである
【0018】
これにより、1本のトラック全体にバーストエラーが発生した場合も、エラー訂正によってデータを復元することができる。
【0019】
請求項に記載の発明は、請求項の発明において、(N*(L1+L2))/M が自然数となるように、N,M,L1,L2を設定することを特徴とするものである。
【0020】
これにより、単位セクタあたりの記録ブロック数Lが記録トラック数Mで割切れない場合も、N*L個の内符号ブロックがM本のトラックに略均等に分配できるので、1本のトラック全体にバーストエラーが発生した場合も、エラー訂正によってデータを復元することができる。
【0021】
請求項に記載の発明は、請求項1または記載の発明において、N<Mを満たすようにN,Mを設定することを特徴とするものである。
【0022】
これにより、1トラックに含まれる内符号ブロック数が少なくなり、前記L2も比較的小さくなるので、外符号訂正に要する回路規模を小さくできる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0024】
(実施の形態)
図1に本発明のテープドライブの構成概略を示す。図1において、1はホストコンピュータとSCSIインタフェースをもちいて、データブロックを送受信するSCSIインタフェイス手段、2はSCSIインターフェイス手段1より転送されたデータブロックを圧縮する圧縮/復元手段、3は圧縮/復元手段2から転送されたデータブロックを所定バイトで構成されるパケットに変換するパケット化手段、4は前記パケットを分割してサブパケットを生成し、サブパケット単位で、積符号構成の誤り訂正符号を生成し、それらを記録の最小単位であるシンクブロックに変換するデータ変換手段、5は前記シンクブロックを入力とし、変調等を行い、記録アンプによって増幅した信号を磁気へッドに伝送する記録手段、6は磁気テープの走行を制御する磁気テープ走行制御手段、7は磁気ヘッド、8は磁気テープ、9はSCSIインタフェイス手段1、圧縮手段2、パケット化手段3、データ変換手段4、テープインタフェイス手段5、テープ走行手段6の制御を行うシステムコントローラである。
【0025】
図1で構成されたテープドライブの処理フローの概要について、図2を参照にしながら説明する。
【0026】
図2(a)はホストより転送されるデータブロックの概念図であり、ホストから転送されるデータブロックをLB(Logical Block)と記す。本図でLB1と記しているのはLBの番号1である。LB2、LB3・・・も同様に番号2、番号3のLBである。
【0027】
図2(a)で示した複数のLBは圧縮/復元手段2に入力される。圧縮・復元手段2では前記LBをNブロック(Nは自然数)まとめてLBS(Logical Block Set)とし、LBS単位でデータ圧縮する(図2(b))。データ圧縮の手段としてはALDC等の可逆圧縮を用いる。ALDCの動作原理については、Standard ECMA−222号(Adaptive Lossless Data Compression Algorithm)に記載されているため、説明を割愛する。
【0028】
圧縮/復元手段2で圧縮されたLBSはパケット化手段3に入力され、所定のワード数でパケットされる(図2(c))。ホストからのブロックサイズ、データブロックの圧縮効率の差異によってLBSのブロックサイズが一定でないため、1パケットは、LBSの一部、複数個のLBSで構成される。これらを管理する為、パケット毎に、Packet Information Table(PIT)とPacket Management Table(PMT)を付加している。
【0029】
1パケットの構成について図3を参照にしながら、詳細に説明する。
【0030】
1パケットは374400バイトで構成され、同図に示すように、パケットの先頭バイトから36バイトをPITに割当てている。また先頭から37バイト目から後方にLBSがパッキングされていく。LBSがパックされる毎にPMTが4バイトずつPacketの最終バイトから前方方向にパッキングされていく。LBSのデータサイズが小さく、1Packetに多くのLBSを含む場合は、PMTに割り当てれられるバイト数はLBS数に比例して増加していく。
【0031】
単位LBSに対応する4バイトのPMTのデータ構造を図4に示す。
PMTはPMT−Type、Comp、Byte−Countの3つの要素から構成される。PMT−Typeは対応するLBSの種類を示すものであり、以下のような識別をする。
(1)当該LBSの全バイトが現パケットに含まれている。
(2)当該LBSの先頭バイトが現パケットに含まれているが、全バイトは含まれていない。
(3)当該LBSの先頭バイト、最終バイトが共に現パケットに含まれていない。
(4)当該LBSの最終バイトは現パケットに含まれているが、先頭バイトは含まれていない。
(5)当該LBSはファイルマークである。
(6)当該LBSはセットマークである。
(7)PMTの終了を示す。
【0032】
Compは、当該LBSが前記圧縮/復元手段2でデータ圧縮をおこなったLBSかどうかを識別するビットである。
【0033】
また、現パケットに属する各LBSのバイト長がByte−Countとして登録される。
【0034】
PMTの終了を示すPMT−Typeは、ホストコンピュータから転送される最終のデータブロック等で、1パケットの途中でデータが終了した場合に本PMT−Typeを登録して、パケットを終端している。
【0035】
図5にPITのデータ構造をしめす。PITは以下の7要素で構成される。
(1)Packet−No、
(2)Max−File−Mark−Count、
(3)Max−Set−Mark−Count、
(4)Max−Record−Count、
(5)Packet−No Of Previous File−Mark,
(6)Packet−No Of Previous Set−Mark ,
(7)Packet−No Of Previous Record
(1)はテープ始端からのパケットの連番を示す。(2)はテープ始端からのファイルマーク数、(3)はテープ始端からのセットマーク数、(4)はテープ始端からのデータブロック数。(5)は、前ファイルマークを含むパケット番号、(6)は前セットマークを含むパケット番号、(7)は前データブロックを含むパケット番号である。
【0036】
また、本実施の形態では、データブロックの終了を示す識別データとして、EODパケットを設けている。EODパケットと上述してきた通常データパケットはパケットのPITで識別する。EODパケットのデータ構造を図6に示す。同図にしめすごとく、EODパケットは前記(1)のPacket−No部に24'hFFFFFFを格納している。本実施の形態では、磁気テープに記録できるPacket数が24'hFFFFFFに到達することは不可能であり、Packet−Noの24'hFFFFFFはEODパケットを判定する識別コードにすることができる。
【0037】
パケット化手段3でパケット化されたパケットはデータ変換手段4に入力され、15個に分割される。
【0038】
図7にパケットを分割する概念図を示す。同図に示すように、374400バイトのデータを有するパケットは24960バイト毎に分割され、15個のサブパケットとなる。本実施の形態では、パケットの先頭から順番に15個のサブパケットを作成している(図2(d))。
【0039】
前記15個のサブパケットは夫々誤り訂正符号を構成される。誤り訂正符号では、符号間距離の大きく取れるリードソロモン符号が一般的に使用されている。図8は誤り訂正符号の構成図である。各サブパケットは図8の縦軸方向の160バイトに対して誤り訂正パリティを12バイト付加される。
【0040】
一般的に、同図の縦軸方向の160バイトのデータと12バイトの誤り訂正パリティを外符号と呼び、12バイトの誤り訂正パリティを外符号パリティと呼ぶ。外符号は単位サブパケット当たり156コード作成される。
【0041】
サブパケットは上記のように外符号生成された後、同図の横方向に156ワードを有する172個のブロックに分割される。
【0042】
さらに、前記ブロックは156バイトのデータに、誤り訂正パリティを16バイト付加される。誤り訂正パリティの生成方法についてはECMA292号に詳述してあるので説明を割愛する。
【0043】
これらの156バイトのデータと16バイトの誤り訂正パリティとを合わせた172バイトの誤り訂正符号を内符号、誤り訂正パリティを内符号パリティと呼ぶ。内符号も外符号と同様にリードソロモン符号を用いている。
【0044】
図8に示す誤り訂正符号の構成では、サブパケットのデータに対して、図8の縦軸方向に外符号パリティを付加して外符号を生成し、図8の横軸方向の156バイトのデータに対して内符号パリティを付加して内符号を生成している。これらの外符号と内符号とは直交関係にあるので、一般的に積符号と呼ばれる。
【0045】
上記のように、サブパケットは外符号、内符号による誤り訂正積符号を施されたセクタとなる。図8の横軸の172バイトの1つの内符号(単位内符号)を内符号ブロックと呼ぶ。各セクタは172個の内符号ブロックを有している。前記172個の内符号ブロックの内、160個はデータから構成される内符号ブロックであり、12個は外符号パリティ部で構成される内符号ブロックである。
【0046】
データから構成される1セクタ当たり160個の内符号ブロックは、さらに20分割され、8ブロックずつ1本の記録トラックにマッピングされる(図2(e))。1セクタ当たり8個の内符号ブロックが1本の記録トラックにマッピングされるので、1トラック当たりに含まれるデータから構成されるの内符号ブロックの数は、8*15=120ブロックとなる。
【0047】
さらに内符号ブロックは3バイトの識別符号(SYNCID)と、2バイトの同期符号(SYNC)を付加され、シンクブロックとなる。シンクブロックは記録トラックを構成する基本単位である。
図9にシンクブロックの模式図を示す。
【0048】
前記SYNCIDは、シンクブロックの識別符号であり、本実施の形態では
(1)各トラック内の記録ブロックのトラック始端からの連番(シンク番号)
(2)単位パケット内の記録トラックの連番(トラック番号)
(3)各記録ブロックの記録内容(データ/EOD/Amble)の識別番号
を格納している。
【0049】
また、これらの内符号ブロックはセクタ単位でインターリーブされてトラックにマッピングされている。つまり、トラックの最初のシンクブロックのデータをセクタ1に属する内符号ブロックとすると、次のシンクブロックのデータはセクタ2に属する内符号ブロック、その次のシンクブロックのデータはセクタ3に属する内符号ブロック―――というようにインターリーブされる。
数式で示すと、
・トラック番号をA(0≦A≦19;Aは整数)、
・シンクブロック番号をB(0≦B≦159 ;Bは整数))を有するシンクブロックのデータは、
・セクタの内符号ブロック番号 :20*INT(B/15)+ A
・セクタ番号 :(2*B+4*A)%15、
の内符号ブロックのデータと一致する。
【0050】
INT():整数化演算子、()%15:()内を15で割った余り
図10は各セクタとトラックとの対応を示す図である。縦軸はトラックのシンクブロック番号、横軸は単位パケットにおけるトラック番号を示している。また、長方形で囲まれた内部の符号は、各シンクブロックを構成している内符号ブロックの属するセクタ内の内符号ブロック番号、セクタ番号の順に示している。
【0051】
例えば、同図の最左のトラックの上から2番目のシンクブロックは0−2の符号が記してあり、これは2番目のセクタの0番目の内符号ブロックのデータであることを示している。
【0052】
シンクブロック番号 ≧ 160の場合は、外符号パリティからなる内符号ブロックが、各シンクブロックにマッピングされている。以下外符号パリティからなる内符号ブロックのマッピング法について説明する。
【0053】
外符号パリティからなる内符号ブロックはセクタ当たり12ブロックあり、12/20は整数とならない為、1セクタ当たりの外符号パリティからなる内符号ブロックは等分に20本のトラックに分割できない。
【0054】
ゆえに、本実施の形態では1パケット当たり12*15=180個の外符号パリティからなる内符号ブロックを20本のトラックに9ブロックずつ分配している。また、できるだけ均等に単位セクタの記録ブロックを均等にトラックに配置するために、1トラックに含まれるセクタ当りの外符号パリティからなる内符号ブロック数を1個または2個としている。
【0055】
外符号パリティ部の内符号ブロックの各シンクブロックへのマッピングを図10に示す。
【0056】
同図に示すように120番以上のシンクブロック番号を有するシンクブロックに配置される外符号パリティからなる内符号ブロックも、略均等に配置されている。
【0057】
以上のように、1トラックあたり129個のシンクブロックが生成され、1パケット当り172*15個の内符号ブロックが、20本のトラックに記録手段5により記録される。
【0058】
つぎに、本実施の形態によって磁気テープ8に記録されたデータの再生で、1パケットを構成する20本のトラックの内、トラック番号0のトラックが全て誤った場合の誤り訂正の動作について説明する。全体の構成及びデータフローについては、図1及び図2の逆なので説明を割愛し、図1のデータ変換手段4の再生時の構成、動作について図11を参照にしながら説明する。
【0059】
磁気テープ8に記録済みのデータは再生ヘッド10によって再生され、再生手段11に入力される。再生手段では再生アンプ、イコライザイ等によって再生ヘッド10より再生された再生データを検出する。再生手段11から出力された検出データは内符号訂正手段12に入力され、シンクブロックの図9に示したシンクブロックの同期符号を検出すると共に、シンクブロックの識別符号を検出する。これにより、当該検出されたシンクブロックのトラック番号とトラック内のシンクブロック番号を識別することができる。また、シンクブロックに属する内符号ブロックにエラー訂正を行う。本実施の形態では内符号パリティが16バイト付加されているので、各内符号ブロック毎に8バイトのデータまでを訂正できる。(一般的に、誤り訂正パリティ数/2)の誤りまでが、リードソロモン符号で訂正されることが知られている。)誤りが9個以上有った場合は誤りフラグが各内符号ブロック毎に誤りフラグが出力される。
【0060】
前記内符号訂正手段12で内符号訂正および誤り検出をされた内符号ブロックは、パケット格納手段13に入力される。パケット格納手段13では、1パケット15セクタ分の内符号ブロックと内符号ブロックの誤り訂正の可否を格納できるメモリを有しており、各内符号ブロック毎に図11と逆のマッピングがおこなわれる。例えば、トラック番号0、シンクブロック番号1のシンクブロックに属する内符号ブロックは、セクタ番号1、内符号ブロック番号0のメモリ位置に格納される。
【0061】
トラック番号0のシンクブロックが全て誤った場合は、トラック番号0のシンクブロックに対応した内符号ブロックの誤り訂正は全て否となってメモリに記録される。
【0062】
トラック番号1〜トラック番号19のシンクブロックに配されて記録されていた内符号ブロックは内符号訂正手段12で誤り訂正可と判定されて、それぞれ図11と逆のマッピングがおこなわれ各メモリ位置に格納される。
【0063】
パケット格納手段13に格納された内符号ブロックと誤りフラグは各セクタ毎に、外符号訂正手段14により外符号訂正を施される。外符号訂正は、図8の縦軸の方向に前記誤りフラグを使用して行われる。
【0064】
誤りフラグは、外符号における誤りのバイト位置を示しており、誤り位置が確定できれば、外符号パリティの数に相当する誤りが訂正できることが知られている。
【0065】
本実施の形態の外符号は12バイトの外符号パリティを有しているので、12バイトの誤りまでが訂正可能である。
【0066】
また、本実施の形態ではトラック0が全て誤った場合でも、各セクタの内符号ブロックの誤りフラグは、高々9ブロックであるので、外符号訂正によって誤り訂正が可能であり、1トラックが破損した場合でもデータの修復が可能となる。
【0067】
以上本実施の形態によれば、ホストコンピュータから転送されるデータを374400バイト単位にパッキングしてパケットを構成し、前記パケットを順番に15個に分割して24960バイトのサブパケットを構成し、前記サブパケットに積符号を施し、172個の内符号ブロックによって構成されるセクタを生成し、前記各セクタを構成している内符号ブロックを20本のトラックに略均等にインターリーブしている。
【0068】
以上の構成により、積符号構成を有する15個のセクタを構成する15*172個の内符号ブロックが20本のトラックに略均等に分配できるので、1本のトラックのバースト誤り(129個の内符号ブロックの誤り)は、1個の積符号当り8〜9個の内符号ブロックの誤りとなり、1本のトラックに対して15個の積符号の誤り訂正能力を全て使用することができるので、バーストエラーに強い情報記録装置を提供できる。
【0069】
また、本実施の形態では、1セクタを構成する内符号ブロックは172個であり、172/20は整数とならないため、これらを20本のトラックに均等配分はできないが、1パケットを構成するセクタ数を15に設定して(15*172/20)が整数となるようにし、かつ1本のトラックに含まれる各セクタを構成している内符号ブロックの数が9個以下(172/20+1=9.6)となるようにインターリーブしている。
【0070】
以上のように各パラメータを設定することにより、セクタ数よりも記録トラック数が大で、かつ記録トラック数がセクタ数で割切れないような場合も、各セクタを構成している内符号ブロックを20本のトラックに略均等にインターリーブすることができ、バーストエラーに強い情報記録装置を提供できる。
【0071】
さらに、本実施の形態によれば、ホストコンピュータから転送されるデータを374400バイト単位にパッキングしてパケットを構成し、前記パケットを順番に15個に分割して24960バイトのサブパケットを構成し、前記サブパケットに積符号を施したセクタを生成し、各セクタの外符号構成は160バイトのデータに対して12バイトの外符号パリティが付加されている構成である。よって各セクタは160個の外符号のデータ部を構成要素とする第1の内符号ブロックと、12個の外符号パリティ部を構成要素とする第2の内符号ブロックによって構成され、各トラックには単位セクタ当り高々9(<12)個の内符号ブロックが略均等に配されている。
【0072】
以上の構成により、積符号構成を有する15個のセクタを構成する15*172個の内符号ブロックが20本のトラックに略均等に分配できるので、1本のトラックのバースト誤り(129個の内符号ブロックの誤り)は、1個の積符号当り8〜9個の内符号ブロックの誤りとなる。一方、各セクタの積符号構成は、12個の内符号ブロックの誤りまで訂正可能であるので、1本のトラックが完全に誤った場合についても誤り訂正が可能であり、よりバーストエラーに強い情報記録装置を提供できる。
【0073】
【発明の効果】
以上のように本発明は、積符号構成を有するN個のセクタの(N*L)個の内符号ブロックがM本のトラックに略均等に分配できるので、1本のトラックのバースト誤りを、M本のトラックに分配されたN個の積符号の誤り訂正能力を全て使用することができ、比較的小さい冗長度でトラックで発生するバースト誤りに対して、強いエラー訂正能力を有するフォーマットを提供することが可能である。
【0074】
また、前記N、MをN<Mとすることにより、1本のトラックを構成するシンクブロック数を比較的小さく設定することができ、比較的小さい外符号パリティ数で1トラック訂正ができるので回路規模も小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に記載のテープドライブ装置のブロック図
【図2】本発明の実施の形態に記載のテープドライブ装置のデータフロー図
【図3】本発明の実施の形態に記載のパケットの構造図
【図4】本発明の実施の形態に記載のPMTの構造図
【図5】本発明の実施の形態に記載のPITの構造図
【図6】本発明の実施の形態に記載のEODパケットのPITの構造図
【図7】本発明の実施の形態に記載のサブパケットの概念図
【図8】本発明の実施の形態に記載のセクタの構成図
【図9】本発明の実施の形態に記載のシンクブロックの構成図
【図10】本発明の実施の形態に記載の内符号ブロックのトラックへの配置図
【図11】本発明の実施の形態に記載の再生時でのデータ変換手段の内部構成図
【図12】従来の情報記録装置の内符号ブロックのトラックへの配置図
【符号の説明】
1 SCSIインタフェイス手段
2 圧縮/復元手段
3 パケット化手段
4 データ変換手段
12 内符号訂正手段
13 パケット格納手段
14 外符号訂正手段
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an information recording apparatus for recording information on a recording medium such as a magnetic tape.
[0002]
[Prior art]
A so-called tape drive is known as a drive device capable of recording / reproducing digital data on a magnetic tape. Such a tape drive can have a huge recording capacity of, for example, several tens to several hundreds gigabytes, depending on the tape length of a tape cassette as a medium. Widely used in applications such as backing up data recorded on media. It is also suitable for use in storing image data having a large data size.
[0003]
As a tape drive as described above, for example, a recording medium that records and reproduces data by adopting a helical scan method using a rotating head using an 8 mm tape as a recording medium is proposed and commercialized. ing. (Standard ECMA-292, AIT2 format).
[0004]
In the tape drive as described above, the data transferred from the host computer through the SCSI interface is packed in a predetermined unit (Basic Group) to form a logical block, and an error correction code is configured and recorded for each logical block.
[0005]
In the tape drive format, it is important to increase the reliability by reducing the redundancy of error correction parity. In other words, if the recording density per unit area of the magnetic tape is the same, the recording capacity of the data transferred from the host computer can be increased in the format in which the redundancy of the error correction parity is small. Even if the redundancy of the error correction parity is the same, the error correction capability for a burst error varies depending on how the data is distributed on the magnetic tape.
[0006]
A data flow of the AIT2 format will be described as a conventional tape drive device.
(1) Generate Basic-Group in a predetermined unit.
(2) Basic-Group is divided into 18 to generate G1 Sub-Group.
(3) G2 Sub-Group generation by dividing G1 Sub-Group into two bytes by byte
(4) G2 Sub-Group is equally divided to generate 288 blocks
(5) Divide 288 blocks into 6 G3 Sub-Groups by 48
(6) Generate a product code with 8 outer code parities and 12 inner code parities added for each G3 Sub-Group.
(7) Interleave the six product codes (described later) and record in one track
12A is a schematic diagram showing product codes in the AIT2 format, and FIG. 12B is a schematic diagram showing the relationship between the product codes and tracks.
[0007]
The product code in the AIT2 format is composed of 56 inner code blocks (in the horizontal axis direction in FIG. 12A), and 8 parity is added to the outer code parity. (Inner code block numbers 0 to 3 and 52 to 55)
Then, six product codes having the configuration of FIG. 12A are collected, interleaved for each product code, and recorded on one track.
[0008]
As shown in FIG. 12B, the inner code blocks of each product code are arranged on the track at a period of 6 blocks. Thus, for example, even when there is a burst error having a size corresponding to six inner code blocks in succession on a track, only one inner code block is erroneous in each product code unit. As described above, AIT2 has six product codes per track, and by interleaving and recording them, by distributing errors generated in a part of the track to six product codes, The track format is robust against burst errors.
[0009]
[Non-Patent Document 1]
Standard ECM-292 No. December 1999, pages 45-81 (Standard ECMA-292 1999.12 P45-P81)
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the conventional configuration is composed of 288 (6 * 48) data blocks per track and 48 (6 * 8) outer code parity blocks, a burst error of 11% or more per track. If it occurs, there is a problem that error correction becomes impossible.
[0011]
In order to solve the above-described problems, an object of the present invention is to provide a format that enables error correction with a relatively small redundancy even when a large burst error occurs in the scanning direction of a magnetic head.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
  To solve the above problems, Claim 1The present invention is an information recording apparatus for recording data on a track on a magnetic tape by a head, comprising a packet in which data is packed in a predetermined unit, and dividing the packet into N pieces (N Is an integer of 2 or more), each sector has L (L is an integer of 2 or more) inner code blocks, and L inner code blocks of each sector are M (M Are arranged substantially evenly on tracks of 2 or more integers). When L / M is not an integer, N, M, and L are set so that (N * L) / M is a natural number.
[0013]
With the above configuration, since (N * L) inner code blocks constituting N sectors having a product code configuration can be distributed substantially evenly to M tracks, a burst error of one track can be reduced to M. To provide a format having strong error correction capability against burst errors occurring in a track with a relatively small redundancy, which can use all the error correction capability of N product codes distributed to a plurality of tracks Is possible.
[0015]
  Claim2The invention of claim 1 is characterized in that, in the invention of claim 1, each track has (L / M + 1) or less inner code blocks constituting each sector.
[0016]
As a result, even when the number L of inner code blocks per unit sector is not divisible by the number M of recording tracks, N * L inner code blocks can be distributed evenly to M tracks. Burst errors can be made using all the error correction capabilities of N product codes.
[0017]
  Claim3The information recording apparatus according to the invention is an information recording apparatus for recording data on a track on a magnetic tape by a head, comprising a packet in which data is packed in a predetermined unit, and the packet is divided into M tracks (M is an integer of 2 or more) N segments (N is an integer equal to or greater than 2) are generated by dividing the packet and product code is applied, and each sector is composed of L1 (the outer code data portion is a component). L1 is an integer equal to or greater than 2) and L2 (L2 is an integer equal to or greater than 2) second inner code blocks having an outer code parity part as a component. The first and second inner code blocks are1 Under the condition of L2 or less per track, the tracks are arranged substantially evenly on M tracks (M is an integer of 2 or more)..
[0018]
Thus, even when a burst error occurs in one entire track, data can be restored by error correction.
[0019]
  Claim4The invention described in claim3In the present invention, N, M, L1, and L2 are set so that (N * (L1 + L2)) / M is a natural number.
[0020]
As a result, even when the number of recording blocks L per unit sector is not divisible by the number of recording tracks M, N * L inner code blocks can be distributed evenly over M tracks, so that the entire track can be distributed. Even when a burst error occurs, data can be restored by error correction.
[0021]
  Claim5The invention described in claim 1 provides2In the described invention, N and M are set so as to satisfy N <M.
[0022]
As a result, the number of inner code blocks included in one track is reduced, and the L2 is also relatively reduced, so that the circuit scale required for outer code correction can be reduced.
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0024]
(Embodiment)
FIG. 1 shows a schematic configuration of the tape drive of the present invention. In FIG. 1, 1 is a SCSI interface means for transmitting and receiving data blocks using a host computer and a SCSI interface, 2 is a compression / decompression means for compressing data blocks transferred from the SCSI interface means 1, and 3 is compression / decompression. Packetizing means 4 for converting the data block transferred from the means 2 into a packet composed of predetermined bytes, 4 generates a subpacket by dividing the packet, and generates an error correction code having a product code structure in units of subpackets. Data converting means for generating and converting them into sync blocks, which are the minimum unit of recording, 5 is a recording means for receiving the sync block as input, performing modulation, etc., and transmitting a signal amplified by a recording amplifier to a magnetic head , 6 is a magnetic tape running control means for controlling the running of the magnetic tape, and 7 is a magnetic head. , 8 magnetic tape, 9 SCSI interface unit 1, the compression means 2, packetization means 3, the data converter 4, a tape interface means 5, a system controller for controlling the tape running means 6.
[0025]
An outline of the processing flow of the tape drive configured in FIG. 1 will be described with reference to FIG.
[0026]
FIG. 2A is a conceptual diagram of a data block transferred from the host, and the data block transferred from the host is denoted as LB (Logical Block). In the figure, LB1 is denoted by LB number 1. Similarly, LB2, LB3,...
[0027]
The plurality of LBs shown in FIG. 2A are input to the compression / decompression means 2. The compression / decompression means 2 combines the LBs into N blocks (N is a natural number) into an LBS (Logical Block Set) and compresses the data in units of LBS (FIG. 2B). As means for data compression, reversible compression such as ALDC is used. Since the operating principle of ALDC is described in Standard ECMA-222 (Adaptive Lossless Data Compression Algorithm), the description is omitted.
[0028]
The LBS compressed by the compression / decompression means 2 is input to the packetizing means 3 and packeted with a predetermined number of words (FIG. 2 (c)). Since the block size of the LBS is not constant due to the difference in the block size from the host and the compression efficiency of the data block, one packet is composed of a part of the LBS and a plurality of LBSs. In order to manage these, a packet information table (PIT) and a packet management table (PMT) are added to each packet.
[0029]
The configuration of one packet will be described in detail with reference to FIG.
[0030]
One packet is composed of 374400 bytes, and as shown in the figure, 36 bytes from the first byte of the packet are allocated to the PIT. The LBS is packed backward from the 37th byte from the top. Each time the LBS is packed, the PMT is packed forward by 4 bytes from the last byte of the packet. When the data size of the LBS is small and many LBSs are included in one packet, the number of bytes allocated to the PMT increases in proportion to the number of LBSs.
[0031]
A data structure of a 4-byte PMT corresponding to the unit LBS is shown in FIG.
The PMT is composed of three elements: PMT-Type, Comp, and Byte-Count. PMT-Type indicates the type of the corresponding LBS, and is identified as follows.
(1) All bytes of the LBS are included in the current packet.
(2) The first byte of the LBS is included in the current packet, but not all bytes.
(3) The first byte and the last byte of the LBS are not included in the current packet.
(4) The last byte of the LBS is included in the current packet, but the first byte is not included.
(5) The LBS is a file mark.
(6) The LBS is a set mark.
(7) Indicates the end of the PMT.
[0032]
Comp is a bit for identifying whether or not the LBS is an LBS subjected to data compression by the compression / decompression means 2.
[0033]
Also, the byte length of each LBS belonging to the current packet is registered as Byte-Count.
[0034]
The PMT-Type indicating the end of the PMT is the last data block transferred from the host computer or the like, and when the data ends in the middle of one packet, this PMT-Type is registered and the packet is terminated.
[0035]
FIG. 5 shows the data structure of PIT. The PIT is composed of the following seven elements.
(1) Packet-No,
(2) Max-File-Mark-Count,
(3) Max-Set-Mark-Count,
(4) Max-Record-Count,
(5) Packet-No Of Previous File-Mark,
(6) Packet-No Of Previous Set-Mark,
(7) Packet-No Of Previous Record
(1) indicates the serial number of the packet from the beginning of the tape. (2) is the number of file marks from the beginning of the tape, (3) is the number of set marks from the beginning of the tape, and (4) is the number of data blocks from the beginning of the tape. (5) is the packet number including the previous file mark, (6) is the packet number including the previous set mark, and (7) is the packet number including the previous data block.
[0036]
In this embodiment, an EOD packet is provided as identification data indicating the end of a data block. The EOD packet and the normal data packet described above are identified by the PIT of the packet. The data structure of the EOD packet is shown in FIG. As shown in the figure, the EOD packet stores 24′hFFFFFF in the Packet-No part of (1). In the present embodiment, the number of packets that can be recorded on the magnetic tape cannot reach 24'hFFFFFF, and the Packet-No 24'hFFFFFF can be used as an identification code for determining an EOD packet.
[0037]
The packetized packet by the packetizing means 3 is input to the data converting means 4 and divided into 15 pieces.
[0038]
FIG. 7 shows a conceptual diagram for dividing a packet. As shown in the figure, a packet having 374400 bytes of data is divided every 24960 bytes, resulting in 15 subpackets. In this embodiment, 15 subpackets are created in order from the beginning of the packet (FIG. 2 (d)).
[0039]
Each of the 15 subpackets constitutes an error correction code. In the error correction code, a Reed-Solomon code that allows a large distance between codes is generally used. FIG. 8 is a block diagram of the error correction code. In each subpacket, 12 bytes of error correction parity are added to 160 bytes in the vertical axis direction of FIG.
[0040]
In general, the 160-byte data and 12-byte error correction parity in the vertical axis direction in the figure are called outer codes, and the 12-byte error correction parity is called outer code parity. Outer codes are created with 156 codes per unit subpacket.
[0041]
After the outer packet is generated as described above, the subpacket is divided into 172 blocks having 156 words in the horizontal direction in FIG.
[0042]
Further, the block is obtained by adding 16 bytes of error correction parity to 156 bytes of data. An error correction parity generation method is described in detail in ECMA292, and will not be described.
[0043]
A 172-byte error correction code obtained by combining the 156-byte data and the 16-byte error correction parity is referred to as an inner code, and the error correction parity is referred to as an inner code parity. As with the outer code, the inner code uses a Reed-Solomon code.
[0044]
In the configuration of the error correction code shown in FIG. 8, an outer code is generated by adding an outer code parity to the subpacket data in the vertical axis direction of FIG. 8, and 156 bytes of data in the horizontal axis direction of FIG. An inner code is generated by adding an inner code parity. Since these outer code and inner code are orthogonal to each other, they are generally called product codes.
[0045]
As described above, the subpacket is a sector that has been subjected to an error correction product code using an outer code and an inner code. One inner code (unit inner code) of 172 bytes on the horizontal axis in FIG. 8 is called an inner code block. Each sector has 172 inner code blocks. Of the 172 inner code blocks, 160 are inner code blocks composed of data, and 12 are inner code blocks composed of an outer code parity part.
[0046]
The 160 inner code blocks per sector composed of data are further divided into 20 blocks, and 8 blocks are mapped to one recording track (FIG. 2 (e)). Since eight inner code blocks per sector are mapped to one recording track, the number of inner code blocks composed of data included in one track is 8 * 15 = 120 blocks.
[0047]
Further, the inner code block is added with a 3-byte identification code (SYNCID) and a 2-byte synchronization code (SYNC) to become a sync block. A sync block is a basic unit constituting a recording track.
FIG. 9 shows a schematic diagram of the sync block.
[0048]
The SYNC ID is a sync block identification code.
(1) Serial number from the track start end of each recording block in each track (sync number)
(2) Recording track serial number (track number) in a unit packet
(3) Identification number of recording contents (data / EOD / Amble) of each recording block
Is stored.
[0049]
These inner code blocks are interleaved in sector units and mapped to tracks. That is, if the data of the first sync block of the track is the inner code block belonging to sector 1, the data of the next sync block is the inner code block belonging to sector 2, and the data of the next sync block is the inner code block belonging to sector 3. Blocks are interleaved like this.
In formula,
The track number is A (0 ≦ A ≦ 19; A is an integer),
The data of the sync block having the sync block number B (0 ≦ B ≦ 159; B is an integer)) is
・ Internal code block number of sector: 20 * INT (B / 15) + A
-Sector number: (2 * B + 4 * A)% 15
It matches the data of the inner code block.
[0050]
INT (): integer operator, ()% 15: remainder of dividing () by 15
FIG. 10 shows the correspondence between each sector and track. The vertical axis indicates the sync block number of the track, and the horizontal axis indicates the track number in the unit packet. Also, the internal codes enclosed by rectangles are shown in the order of the inner code block number and the sector number in the sector to which the inner code block constituting each sync block belongs.
[0051]
For example, the second sync block from the top of the leftmost track in the figure has a code 0-2, which indicates that it is the data of the 0th inner code block of the second sector. .
[0052]
When sync block number ≧ 160, an inner code block including outer code parity is mapped to each sync block. A method for mapping the inner code block composed of the outer code parity will be described below.
[0053]
The inner code block composed of the outer code parity is 12 blocks per sector, and 12/20 is not an integer. Therefore, the inner code block composed of the outer code parity per sector cannot be equally divided into 20 tracks.
[0054]
Therefore, in this embodiment, 9 blocks of inner code blocks each consisting of 12 * 15 = 180 outer code parities per packet are distributed over 20 tracks. Further, in order to evenly arrange the recording blocks of the unit sectors on the tracks as much as possible, the number of inner code blocks made up of outer code parity per sector included in one track is set to one or two.
[0055]
FIG. 10 shows the mapping of the inner code block of the outer code parity part to each sync block.
[0056]
As shown in the figure, the inner code blocks including the outer code parity arranged in the sync blocks having the sync block numbers of 120 or more are also arranged substantially equally.
[0057]
As described above, 129 sync blocks are generated per track, and 172 * 15 inner code blocks per packet are recorded by the recording means 5 on 20 tracks.
[0058]
Next, an error correction operation in the case where all of the 20 tracks constituting one packet are wrong in the reproduction of the data recorded on the magnetic tape 8 according to the present embodiment will be described. . Since the entire configuration and data flow are the reverse of those shown in FIGS. 1 and 2, the description thereof will be omitted, and the configuration and operation during reproduction of the data conversion means 4 shown in FIG.
[0059]
Data recorded on the magnetic tape 8 is reproduced by the reproducing head 10 and input to the reproducing means 11. The reproduction means detects reproduction data reproduced from the reproduction head 10 by a reproduction amplifier, an equalizer, and the like. The detection data output from the reproduction means 11 is input to the inner code correction means 12 to detect the sync code of the sync block shown in FIG. 9 of the sync block and the sync block identification code. Thereby, the track number of the detected sync block and the sync block number in the track can be identified. Further, error correction is performed on the inner code block belonging to the sync block. In this embodiment, 16 bytes of inner code parity are added, so that up to 8 bytes of data can be corrected for each inner code block. It is known that errors up to (generally error correction parity number / 2) are corrected by Reed-Solomon codes. When there are 9 or more errors, an error flag is output for each inner code block.
[0060]
The inner code block subjected to inner code correction and error detection by the inner code correction means 12 is input to the packet storage means 13. The packet storage means 13 has an internal code block for 15 sectors per packet and a memory capable of storing the error correction possibility of the internal code block, and the inverse mapping of FIG. 11 is performed for each internal code block. For example, the inner code block belonging to the sync block of track number 0 and sync block number 1 is stored in the memory location of sector number 1 and inner code block number 0.
[0061]
If all the sync blocks with track number 0 are erroneous, all the error corrections of the inner code block corresponding to the sync block with track number 0 are all denied and recorded in the memory.
[0062]
The inner code blocks that are arranged and recorded in the sync blocks of track numbers 1 to 19 are determined to be error-correctable by the inner code correction means 12, and are mapped in the opposite directions to those in FIG. Stored.
[0063]
The inner code block and error flag stored in the packet storage means 13 are subjected to outer code correction by the outer code correction means 14 for each sector. Outer code correction is performed using the error flag in the direction of the vertical axis in FIG.
[0064]
The error flag indicates the byte position of the error in the outer code, and it is known that if the error position can be determined, an error corresponding to the number of outer code parities can be corrected.
[0065]
Since the outer code of the present embodiment has a 12-byte outer code parity, errors up to 12 bytes can be corrected.
[0066]
Further, in this embodiment, even if all the tracks 0 are wrong, the error flag of the inner code block of each sector is 9 blocks at most, so that error correction is possible by outer code correction, and one track is damaged. Even in this case, the data can be restored.
[0067]
As described above, according to the present embodiment, data transferred from the host computer is packed in units of 374400 bytes to form a packet, and the packet is divided into 15 pieces in order to form a 24960-byte sub-packet. A product code is applied to the subpacket to generate a sector composed of 172 inner code blocks, and the inner code blocks constituting each sector are interleaved approximately evenly over 20 tracks.
[0068]
With the above configuration, 15 * 172 inner code blocks constituting 15 sectors having a product code configuration can be distributed almost evenly over 20 tracks. The error of the code block) is an error of 8 to 9 inner code blocks per product code, and the error correction capability of 15 product codes can be used for one track. An information recording device that is resistant to burst errors can be provided.
[0069]
Further, in this embodiment, there are 172 inner code blocks constituting one sector, and 172/20 is not an integer. Therefore, these cannot be equally distributed over 20 tracks, but sectors constituting one packet. The number is set to 15 so that (15 * 172/20) is an integer, and the number of inner code blocks constituting each sector included in one track is 9 or less (172/20 + 1 = 9.6) is interleaved.
[0070]
By setting each parameter as described above, even when the number of recording tracks is larger than the number of sectors and the number of recording tracks is not divisible by the number of sectors, the inner code blocks constituting each sector are changed. It is possible to provide an information recording apparatus that can interleave almost 20 tracks and is resistant to burst errors.
[0071]
Further, according to the present embodiment, the data transferred from the host computer is packed in units of 374400 bytes to form a packet, the packet is divided into 15 pieces in order to form a 24960 byte sub-packet, A sector in which a product code is applied to the subpacket is generated, and the outer code configuration of each sector is a configuration in which a 12-byte outer code parity is added to 160-byte data. Therefore, each sector is composed of a first inner code block having a data part of 160 outer codes as a constituent element and a second inner code block having twelve outer code parity parts as a constituent element. In this example, at most 9 (<12) inner code blocks are arranged substantially evenly per unit sector.
[0072]
With the above configuration, 15 * 172 inner code blocks constituting 15 sectors having a product code configuration can be distributed almost evenly over 20 tracks. (Code block error) results in 8 to 9 inner code block errors per product code. On the other hand, since the product code configuration of each sector can correct up to 12 errors in the inner code block, error correction is possible even when one track is completely erroneous, and information that is more resistant to burst errors. A recording device can be provided.
[0073]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, (N * L) inner code blocks of N sectors having a product code configuration can be distributed substantially evenly to M tracks. The error correction capability of N product codes distributed over M tracks can be used, and a format having strong error correction capability is provided for burst errors that occur in tracks with relatively small redundancy. Is possible.
[0074]
Further, by setting N and M to N <M, the number of sync blocks constituting one track can be set relatively small, and one track correction can be performed with a relatively small number of outer code parities. The scale can also be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram of a tape drive device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a data flow diagram of the tape drive device according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a structural diagram of a packet according to an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a structural diagram of a PMT described in an embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a structural diagram of the PIT described in the embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a structural diagram of a PIT of an EOD packet according to an embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a conceptual diagram of a subpacket described in the embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a configuration diagram of a sector described in the embodiment of the present invention;
FIG. 9 is a configuration diagram of a sync block according to the embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a layout diagram of inner code blocks according to an embodiment of the present invention on a track.
FIG. 11 is an internal configuration diagram of data conversion means at the time of reproduction described in the embodiment of the present invention;
FIG. 12 is a layout diagram of inner code blocks on a track in a conventional information recording apparatus.
[Explanation of symbols]
1 SCSI interface means
2 Compression / decompression means
3 Packetization means
4 Data conversion means
12 Inner code correction means
13 Packet storage means
14 Outer code correction means

Claims (5)

データをヘッドにより磁気テープ上のトラックに記録する情報記録装置であって、データを所定単位でパッキングしたパケットを構成し、前記パケットを分割して積符号を施したN個(Nは2以上の整数)のセクタを生成し、前記各セクタはL個(Lは2以上の整数)の内符号ブロックを有し、前記各セクタのL個の内符号ブロックM本(Mは2以上の整数)のトラックに略均等に配する構成とし、L/M が自然数でない場合においても、(N*L)/M が自然数となるように、N,M,Lを設定することを特徴とする情報記録装置。An information recording apparatus for recording data on a track on a magnetic tape by a head, comprising a packet in which data is packed in predetermined units, and dividing the packet into N pieces (N is 2 or more) generating a sector integer), wherein each sector have a inner code blocks of L (L is an integer of 2 or more), the M pieces (M L number of inner code blocks of each sector is an integer of 2 or more ) substantially and uniformly distributing constituting the track, when L / M is not a natural number also, information and sets the (N * L) / M so that a natural number, N, M, L Recording device. 各トラックには各セクタを構成している内符号ブロックが(L/M +1)個以下であることを特徴とする請求項1記載の情報記録装置。  2. An information recording apparatus according to claim 1, wherein each track has (L / M + 1) or less inner code blocks constituting each sector. データをヘッドにより磁気テープ上のトラックに記録する情報記録装置であって、データを所定単位でパッキングしたパケットを構成し、前記パケットをMトラック(Mは2以上の整数)に分割して記録し、前記パケットを分割して積符号を施したN個(Nは2以上の整数)のセクタを生成し、各セクタは外符号のデータ部を構成要素とするL1個(L1は2以上の整数)の第1の内符号ブロックと、外符号パリティ部を構成要素とするL2個(L2は2以上の整数)の第2の内符号ブロックによって構成され、前記各セクタの第1及び第2の内符号ブロックが、1本のトラック当りL2個以下の条件のもとで、M本(Mは2以上の整数)のトラックに略均等に配されることを特徴とする情報記録装置。An information recording apparatus for recording data on a track on a magnetic tape by a head, comprising a packet in which data is packed in a predetermined unit, and recording the packet by dividing it into M tracks (M is an integer of 2 or more). , N packets (N is an integer of 2 or more) are generated by dividing the packet and product code is applied, and each sector is L1 (L1 is an integer of 2 or more) having the data part of the outer code as a component. ) First inner code block and L2 second inner code blocks (L2 is an integer of 2 or more) having the outer code parity part as components, and the first and second of each sector An information recording apparatus characterized in that the inner code blocks are arranged substantially evenly on M tracks (M is an integer of 2 or more) under the condition of L2 or less per track. (N*(L1+L2))/M が自然数となるように、N,M,L1,L2を設定することを特徴とする請求項記載の情報記録装置。4. The information recording apparatus according to claim 3 , wherein N, M, L1, and L2 are set so that (N * (L1 + L2)) / M is a natural number. N<Mを満たすようにN,Mを設定することを特徴とする請求項1またはに記載の情報記録装置。 3. The information recording apparatus according to claim 1, wherein N and M are set so as to satisfy N <M.
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