JP3837738B2 - ノード探索システムおよびその方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サービスを提供するノードなどを探索するためのノード探索システムおよびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータ・ネットワークにおいては、コンピュータによって各種のサービスが提供されている。
提供されるサービスの代表例として、WWW(World Wide Web)システムによる情報提供サービス、サーバ-クライアントシステムによるプリントサービスなどが挙げられる。
ネットワーク上のサービスを利用しようとするとき、ユーザは、所望の処理、望ましいサービス属性(例えば、機能、性能)、制約条件(例えば、サポートされる通信プロトコル、使用される課金の種類)、または最小化または最大化する測定基準(例えば、費用、品質)を要求として持つ。
この要求に基づいて、ユーザは、ネットワーク上に散在する各種のサーバ装置の中から、要求を満足するサーバ装置を発見し、さらに、その中からひとつを選択し、そのサーバ装置のネットワーク上の位置を示す識別情報(ネットワーク・アドレス、ドメイン・ネーム、URL など。以下、サービス位置と呼ぶ。)によってサーバ装置を指定し、ネットワークを介して通信を行い、所望の処理を実行させる。
【0003】
ここで、近年、インターネット利用の一般化により、多くのユーザが、遠隔地のコンピュータが提供する各種のサービスを、ネットワークを介して利用できるようになった。
また、自動販売機や家庭用電化製品などのさまざまな装置や機器がネットワークに直接、接続されるようになってきつつあり、今後サービスの内容はさらに多様化することが予想されている。
従って、ユーザの要求を満足する未知のサーバ装置などのサービス位置やサービス属性に関する情報を、ユーザやクライアント装置に提供するシステムの重要性が増している。
また、同時に、サーバ装置などの情報を提供するシステムには、探索可能範囲の広域性と、探索可能対象の多様性とが求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した要望に応えるべくなされたものであり、ネットワークに含まれる未知のノードの中から、ユーザが所望するサービスに適合したノードを探索することができるノード探索システムおよびその方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、探索可能な範囲が広く、探索可能な対象が多様なノード探索システムおよびその方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
[ノード探索システム]
上記目的を達成するために、本発明にかかるノード探索システムは、複数の領域を含むネットワークのノード探索システムであって、前記複数の領域それぞれは、ノードと探索装置とをそれぞれ1つ以上ずつ含み、前記ノードの内の第1のノードそれぞれは、同じ領域内の探索装置と通信して、他のノードのネットワークにおける位置を探索する第1の探索手段と、前記探索および探索以外により得られたノードの位置を用いて、他のノードと通信する通信手段とを有し、前記ノードそれぞれは、前記他の領域内のノードまたは探索装置に対して、それぞれの領域内の探索装置の位置を通知し、前記他の領域内の探索装置の位置の通知を受けた場合に、通知された他の領域内の探索装置の位置を、同じ領域内の探索装置に通知し、前記探索装置それぞれは、前記通知された他の領域内の探索装置の位置を用いて、他の領域内の探索装置と通信し、それぞれが保持した探索装置の位置を相互に通知する通知手段と、同じ領域内のクライアント装置の通信に応えて、前記通知された他の領域内の探索装置の位置を用いて、他の領域内の探索装置と通信し、サーバ装置の位置を探索する第2の探索手段とを有する。
【0006】
好適には、前記第1のノードは、サービスの提供を受けるクライアント装置であって、前記第1のノード以外のノードは、サービスを提供するサーバ装置である。
【0007】
好適には、前記探索装置は、前記クライアント装置または前記サーバ装置と一体に構成されている。
【0008】
好適には、前記探索装置は、前記第1のノードと、前記第1のノード以外のノードとの間を中継する中継装置をさらに有する。
【0009】
[探索装置]
また、本発明にかかる探索装置は、複数の領域を含むネットワークの探索装置であって、前記複数の領域それぞれは、ノードと探索装置とをそれぞれ1つ以上ずつ含み、前記ノードの内の第1のノードそれぞれは、同じ領域内の探索装置と通信して、他のノードのネットワークにおける位置を探索し、前記探索および探索以外により得られたノードの位置を用いて、他のノードと通信し、前記ノードそれぞれは、前記他の領域内のノードまたは探索装置に対して、それぞれの領域内の探索装置の位置を通知し、前記他の領域内の探索装置の位置の通知を受けた場合に、通知された他の領域内の探索装置の位置を、同じ領域内の探索装置に通知し、前記通知された他の領域内の探索装置の位置を用いて、他の領域内の探索装置と通信し、それぞれが保持した探索装置の位置を相互に通知する通知手段と、同じ領域内のクライアント装置の通信に応えて、前記通知された他の領域内の探索装置の位置を用いて、他の領域内の探索装置と通信し、サーバ装置の位置を探索する探索手段とを有する。
【0010】
[ノード探索方法]
また、本発明にかかるノード探索方法は、複数の領域を含むネットワークのノード探索方法であって、前記複数の領域それぞれは、ノードと探索装置とをそれぞれ1つ以上ずつ含み、前記ノードの内の第1のノードそれぞれは、同じ領域内の探索装置と通信して、他のノードのネットワークにおける位置を探索し、前記探索および探索以外により得られたノードの位置を用いて、他のノードと通信し、前記ノードそれぞれは、前記他の領域内のノードまたは探索装置に対して、それぞれの領域内の探索装置の位置を通知し、前記他の領域内の探索装置の位置の通知を受けた場合に、通知された他の領域内の探索装置の位置を、同じ領域内の探索装置に通知し、前記探索装置それぞれは、前記通知された他の領域内の探索装置の位置を用いて、他の領域内の探索装置と通信し、それぞれが保持した探索装置の位置を相互に通知し、同じ領域内のクライアント装置の通信に応えて、前記通知された他の領域内の探索装置の位置を用いて、他の領域内の探索装置と通信し、サーバ装置の位置を探索する。
【0011】
[プログラム]
また、本発明にかかるプログラムは、複数の領域を含むネットワークのノード探索方法を実現するプログラムであって、前記複数の領域それぞれは、ノードと探索装置とをそれぞれ1つ以上ずつ含み、前記ノードの内の第1のノードそれぞれにおいて、同じ領域内の探索装置と通信して、他のノードのネットワークにおける位置を探索するステップと、前記探索および探索以外により得られたノードの位置を用いて、他のノードと通信するステップとをコンピュータに実行させ、前記ノードそれぞれにおいて、前記他の領域内のノードまたは探索装置に対して、それぞれの領域内の探索装置の位置を通知し、前記他の領域内の探索装置の位置の通知を受けた場合に、通知された他の領域内の探索装置の位置を、同じ領域内の探索装置に通知するステップをコンピュータに実行させ、前記探索装置それぞれにおいて、前記通知された他の領域内の探索装置の位置を用いて、他の領域内の探索装置と通信し、それぞれが保持した探索装置の位置を相互に通知するステップと、同じ領域内のクライアント装置の通信に応えて、前記通知された他の領域内の探索装置の位置を用いて、他の領域内の探索装置と通信し、サーバ装置の位置を探索するステップとをコンピュータに実行させる。
【0012】
【発明の実施の形態】
[本発明の背景]
本発明の実施形態の理解を助けるために、まず、本発明がなされるに至った背景を説明する。
サーバ装置などの情報提供に要求される探索可能範囲の広域化したいという要請、および、探索可能対象を多様化したいという要請に応えるために、下に示すような技術的アプローチがなされている。
【0013】
[第1の技術的アプローチ]
第1の技術的アプローチは、XML(eXtedable Markup Language)技術を導入することによって、WWWシステムで用いられているWWWロボット検索の探索可能対象を多様化することである。
WWWロボット検索技術は、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol, Version 1.0; IETF RFC1945)プロトコルや、HTML(Hyper Text Markup Language)言語などのWWWシステムに依存する専用のテキストベースのキーワード検索技術であって、主にインターネットに適用されている。
【0014】
WWWロボット検索技術は、検索エンジンもしくは検索ロボットと呼ばれるプログラムを用いて、WWWで提供される情報コンテンツ間に設定されたハイパーリンクを自動的にたどらせて情報コンテンツを発見し、キーワードを設定してデータベース化して、ユーザにキーワード検索機能を提供する。
この技術の実例としては、「Lycos(カーネギー・メロン大学商標)」や「Alta Vista(AltaVista Company商標)」などを挙げることができる。
【0015】
WWWロボット検索技術は、テキストベースのキーワード検索技術であるので、ユーザが情報コンテンツを読んでその前後の文脈からそのテキストが何を意味しているのか判別しなければならず、多様なサービスのサービス属性に基づく検索を行うために必要な論理演算ができないため、WWW情報提供サービス以外のサービスを探索することはできなかった。
しかし、XML技術を導入することによって、テキストに意味を持たせることができるので、サービス属性を表現することが可能となり、WWW情報提供サービス以外のサービスにも適用できるようになる。
【0016】
[第2のアプローチ]
第2のアプローチは、一斉同報通信を用いたサービス探索の探索可能範囲を広域化することである。
一斉同報通信を用いたサービス探索技術は、ローカルネットワークに適用されており、下記の手法aおよび手法bまたはいずれかの手法を用いる。
【0017】
[手法a]
クライアント装置がサーバ装置を探索するためのメッセージ(以下、探索メッセージと記す)を、ネットワーク上の全てのコンピュータに対して一斉同報する。
探索メッセージを受信したサーバ装置は、クライアント装置に対して応答メッセージを送信することによって、クライアント装置はサーバ装置の存在と、そのサービス位置を検知することができる。クライアント装置は検知したサーバ装置と通信を行うことによって、サービス属性を取得することができる。
【0018】
[手法b]
サーバ装置が、起動時や一定期間毎に、自らの存在を公示(Advertise)するメッセージ(以下、公示メッセージと呼ぶ。)を一斉同報することによって、クライアント装置がサーバ装置の存在を検知する。
あるいは、クライアント装置の代わりに、専用のサービス探索装置が上記の手法によって全てのサーバ装置のサービス位置とサービス属性を取得して保持しておいて、クライアント装置に対してサーバ装置のサービス属性を検索する機能を提供する。
この手法の実例として、SLP(Service Location Protocol, Version2; IETF RFC2608)を挙げることができる。
【0019】
しかしながら、一斉同報通信を用いたサービス探索技術においては、サーバ装置の検出可能範囲(以下、サービス検出領域と呼ぶ。)が一斉同報通信の到達可能範囲に制限されるので、探索可能範囲が限定されてしまう。
なぜなら、各ネットワークの運用ポリシーに基づく管理上の理由から、一斉同報通信がルータやファイアウォール等のネットワーク中継装置によって遮断される場合もあれば、一斉同報通信のパケットの生存時間(ルータのHOP数など)によって制限される場合もあるからである。
【0020】
ここで、サービス検出領域は、サービスのネットワーク上の位置関係(距離)に依存し、サーバの地理的な位置関係を必ずしも反映せず、運用上、管理主体が同一な範囲のネットワーク(管理ドメインなど)がひとつのサービス検出領域になることが予想される。
その結果として、広域コンピュータ・ネットワークには多数のサービス検出領域が存在することになる。
従って、一斉同報通信を用いるサービス探索技術においては、あるサービス検出領域に含まれるクライアント装置は、自らが含まれるサービス検出領域内においてサービスを提供するサーバ装置を発見することができるが、他のサービス検出領域に位置するサーバ装置を発見することはできない。
仮に、一斉同報通信の到達可能範囲を拡大することができたとしても、探索メッセージや公示メッセージをネットワーク全体に一斉同報することになり、ネットワーク全体の負荷を上昇させ、利用効率を低下させることになる。
【0021】
この点に対応するために、サービス検出領域ごとに存在する全てのサービス探索装置を1つのディレクトリに登録することによって、一斉同報通信を用いたサービス探索技術に広域性を付与する方法が考えられる。
サービス探索装置は、ディレクトリを参照して他のサービス探索装置を発見し、通信を行って、他のサービス検出領域内のサーバ装置に関する情報を取得することにより、複数のサービス検出領域に渡ってサーバ装置の情報を探索する。
この方法は、例えば、本願と同じ出願人による「特願2001−284485(出願日2001年9月19日)」に詳述されている。
【0022】
[改良すべき点]
第1のアプローチを採用すると、ユーザは、サーバ装置のネットワークにおける位置を予め知っていなければ、WWWロボット検索によるキーワード検索機能を利用することができない。
また、データベース化され、検索に用いられる情報は、検索ロボットが不定期に更新するので、サーバ装置は更新のタイミングを予想することも、制御することもできない。
また、本来のサービスの提供に加え、WWW情報提供サービスを提供しなければならないので、サーバ装置の負荷が高くなってしまう。
【0023】
第2のアプローチを採用すると、サービス探索装置を登録するデータベースのネットワークにおける位置を、サービス探索装置自体などが予め知っていなければならないので、システムの運用に人手や知識が必要とされる。
また、データベースをディレクトリ構造を用いて実現するためには、ネットワーク全体にわたるディレクトリ構造を計画的に構築する必要があるので、データベースを一度、構築すると、その変更は非常に難しい。
【0024】
[本発明にかかるノード探索方法の概要]
この部分の記載に含まれる各用語の内、請求項において主要な用語と対応関係にあるものについては、カッコ内に示してあるが、これは、発明の理解を助けることを意図するものであって、本願発明の技術的範囲を限定することを意図するものではない。
本発明にかかるノード探索方法は、基本的には、さらに上位のディレクトリへの登録なしに、サービス探索装置(探索装置)が、他のサービス探索装置(探索装置)を自動的に発見できるように、上述した第2のアプローチにかかるサービス探索技術を改良したものである。
より具体的には、本発明にかかるサービス探索方法(ノード探索方法)において、クライアント装置(第1のノード)は、自らが属さない他のサービス検出領域(他の領域)内に存在するサーバ装置(第1のノード以外のノード)と通信を行い、サービスの提供を受けた時に、自らが含まれるサービス検出領域(同じ領域)内に含まれるサービス探索装置(探索装置)のネットワークにおける位置を、サーバ装置(第1のノード以外のノード)に通知する。
【0025】
逆に、サーバ装置(第1のノード以外のノード)は、自らが含まれるサービス検出領域(同じ領域)内に存在するサービス探索装置(探索装置)の位置を、クライアント装置(第1のノード)が含まれるサービス検出領域のサービス探索置(探索装置)に通知する。
クライアント装置(第1のノード)が含まれるサービス検出領域のサービス探索装置(探索装置)は、サーバ装置(第1のノード以外のノード)が含まれるサービス検出領域のサービス探索装置(探索装置)との間で、それまでに取得したサービス探索装置(探索装置)の位置を、互いに通知しあう。
以上のように、それぞれ異なるサービス検出領域(領域)に含まれるサービス探索装置(探索装置)相互間で、サービス探索装置(探索装置)の位置を通知しあうことにより、それぞれ異なるサービス検出領域(領域)に含まれるサービス探索装置同士が連携したサービス探索を、クライアント装置(第1のノード)に提供することにより、サービスを探索可能な領域を広域化し、かつ、データベースを柔軟に構築できるようにする。
【0026】
さらに図を参照して本発明にかかるノード探索方法の概要を説明する。
図1は、本発明にかかるノード探索方法が適用されるネットワークシステム1の構成を例示する図である。
図2および図3は、本発明にかかるノード探索方法を説明する第1および第2の図である。
本発明にかかるノード探索方法は、例えば、図1に示すように、それぞれクライアント装置3およびサーバ装置4A〜4Cなどネットワークを構成するノードおよびサービス探索装置5A〜5Bを含む複数のサービス検出領域10A〜10Cが、広域ネットワーク12などを介して接続されたネットワークシステム1に適用される。
【0027】
サービス検出領域10Aのクライアント装置3のユーザは、経験的な方法により、それまで未知だった、他のサービス検出領域10Bのサーバ装置4Bを発見することがある。
ここで経験的な方法とは、例えば、知人から教えてもらう、雑誌などの出版物に紹介されたものを見て知る、商業広告を見かけるなど、サービス探索装置5Aなどの電子的な手段によらない方法を指している。
ユーザが、クライアント装置3を用いて、このようにして発見したサーバ装置4Bを使用し、さらに、図2に示すように、サーバ装置4Bの情報を、同じサービス検出領域10Aに含まれるサービス探索装置5Aに通知しても、サービス探索装置5Aは、サービス検出領域10Bのサービス探索装置5Bの存在を知ることはできない。
【0028】
一方、図3に示すように、クライアント装置3が、サービス検出領域10Aのサービス探索装置5Aの位置をサービス探索装置5Bに通知し、反対に、サーバ装置4Bが、サービス検出領域10Bのサービス探索装置5Bの位置をサービス探索装置5Aに通知すると、サービス探索装置5A,5Bは、通知されたお互いの位置を用いて相互に通信することができる。
このようにして、サービス探索装置5A,5Bを通信可能な状態にして、相互に、サービス検出領域10A,10Bに含まれるサーバ装置4A,4Bの情報を探索するようにすると、クライアント装置3は、サービス探索装置5Aにアクセスして、サービス検出領域10Aに含まれるサーバ装置4Aだけでなく、サービス検出領域10Bに含まれるサーバ装置4Bの探索も可能になる。
【0029】
このように、クライアント装置3が、他のサービス検出領域10B,10Cに含まれるサーバ装置4B,4Cと通信し、サービスを利用するたびに、サーバ装置4B,4Cが、サービス検出領域10B,10Cのサービス探索装置5B,5Cの位置をサービス探索装置5Aに通知するようにすると、サービス探索装置5Aを用いてサーバ装置を探索可能な範囲が、徐々に広がってゆき、最終的には、サービス探索装置5Aにアクセスすることにより、ネットワークシステム1全体に渡ってサーバ装置を探索することができるようになる。
【0030】
[第1実施形態]
本発明の第1の実施形態を説明する。
図4は、本発明にかかるノード探索方法が適用されるネットワークシステム2の構成を例示する図である。
図4に示すように、ネットワークシステム2は、IPネットワーク10A〜10C、および、インターネットなどの広域ネットワーク12が、ファイアウォール装置16A,16Bおよびルータ装置14を介して接続されて構成される。
IPネットワーク10A〜10Cそれぞれは、相互接続関係と管理主体とに依存する上述のサービス検出領域であって、クライアント装置3、サーバ装置4A〜4Cおよびサービス探索装置6A〜6Cを、それぞれ1つ以上含む(ただし、IPネットワーク10B,10Cのクライアント装置3は、図4において省略されている)。
【0031】
IPネットワーク10それぞれの内部においては、全てのサーバ装置4(サーバ装置4A〜4C・サービス探索装置6A〜6C・IPネットワーク10A〜10Cのいずれかを特定せずに示す場合には、単にサーバ装置4・サービス探索装置6・IPネットワーク10とも記す)は、IPマルチキャスト(一斉同報)通信により、全てのサービス探索装置6に対してサーバ装置4の情報の公示を行うことができる。
なお、ネットワークシステム2においては、IPマルチキャスト(一斉同報)以外の通信は、XMLによって記述されたメッセージと、HTTPプロトコルによって行われる。
ネットワークシステム2は、これらの構成部分により、図1〜図3を参照して、その概略を説明した本発明にかかるノード探索方法を実現する。
【0032】
[ハードウェア構成]
まず、クライアント装置3、サーバ装置4およびサービス探索装置6のハードウェア構成を説明する。
【0033】
[クライアント装置3・サービス探索装置6]
図5は、図4に示したクライアント装置3およびサービス探索装置6のハードウェア構成を例示する図である。
図5に示すように、クライアント装置3およびサービス探索装置6は、CPU402およびメモリ404などを含む本体400、IPネットワーク10を介して他のネットワークノードと通信する通信装置420、FD装置・CD装置・HDD装置などの記録装置440、CRT表示装置、キーボードおよびマウスなどから構成され、ユーザインターフェース(UI)用の画像をユーザに対して表示し、ユーザの操作を受け入れる表示・入力装置460から構成されている。
つまり、クライアント装置3およびサービス探索装置6は、ネットワークを介して通信可能な一般的なコンピュータとしてのハードウェアを備えている。
【0034】
[サーバ装置4]
図6は、図4に示したサーバ装置4のハードウェア構成を例示する図である。
なお、図6に示した各構成部分のうち、図5と実質的に同じものには、同じ符号が付してある。
図6に示すように、サーバ装置4は、クライアント装置3・サービス探索装置6と同様なハードウェアに、サーバ装置4がプリントサービスを提供する場合にはプリンタ480、サーバ装置4がファイルサービスを提供する場合にはファイルシステム482といった、サーバ装置4がサービスを提供するために必要なハードウェアが付加されている。
【0035】
[ソフトウェア構成]
次に、クライアント装置3、サーバ装置4およびサービス探索装置6のソフトウェア構成を説明する。
クライアント装置3、サーバ装置4およびサービス探索装置6において実行されるソフトウェア(プログラム)は、例えば、記録媒体442(図5,図6)を介してクライアント装置3、サーバ装置4およびサービス探索装置6それぞれに供給され、メモリ404にロードされて実行される。
【0036】
[クライアント装置3のソフトウェア構成]
図7は、図4に示したクライアント装置3において実行されるクライアントノード用プログラム30の構成を示す図である。
図7に示すように、クライアントノード用プログラム30は、適用業務クライアント部300、アドレス取得部302およびサービス発見部304から構成される。
【0037】
[サービス発見部304]
クライアントノード用プログラム30において、サービス発見部304は、あらかじめ設定されたサービス探索装置6Aネットワークシステム2における位置(IPアドレスなど)、および、図8を参照して後述するようにアドレス取得部302が取得したサービス探索装置6Aの位置(アドレス)を用いて、IPネットワーク10Aを介して、サービス探索装置6Aのサービス探索部600(図13を参照して後述する)と通信し、ユーザが所望するサービスを提供するサーバ装置4A〜4Cの検索を行う。
【0038】
[適用業務クライアント部300]
適用業務クライアント部300は、ユーザが表示・入力装置460(図5)に対して入力したサーバ装置4のネットワークシステム2における位置(IPアドレスなど)、および、サービス探索装置6Aを用いての検索の結果として見つけられたサーバ装置4の位置(アドレス)を用いて、IPネットワーク10A〜10Cおよび広域ネットワーク12を介して、サーバ装置4A〜4Cの適用業務サービス部420(図10を参照して後述)と通信して、それぞれが提供するサービスの提供を受ける。
【0039】
[アドレス取得部302]
図8は、図7に示したクライアントノード用プログラム30のアドレス取得部302の第1の処理(S10)を示すフローチャートである。
図9は、図8に示したクライアントノード用プログラム30のアドレス取得部302の第2の処理(S12)を示すフローチャートである。
図8に示すように、アドレス取得部302は、IPマルチキャスト(一斉同報)通信を行い、自らが含まれる(同じ)同じIPネットワーク10Aに属するサービス探索装置6Aに応答を要求し(S100)、この要求に対してサービス探索装置6Aから返される応答を受信する(S102)。
サービス探索装置6Aからの応答には、サービス探索装置6Aの位置(アドレス)が含まれており、アドレス取得部302は、この応答に含まれるサービス探索装置6Aの位置(アドレス)を記憶する(S104)。
【0040】
また、図9に示すように、アドレス取得部302は、自らが含まれない(他の)IPネットワーク10B,10Cのサーバ装置4B,4Cと通信した場合には、適用業務クライアント部300から、サービスを提供するサーバ装置4の位置(アドレス)の通知を受ける(S120)。
次に、アドレス取得部302は、通信相手のサーバ装置4B,4Cに、クライアント装置3と同じIPネットワーク10Aに含まれるサービス探索装置6Aの位置(アドレス)の取得を要求するメッセージを生成し(S122)、生成したメッセージを送信する(S124)。
【0041】
次に、通信相手のサーバ装置4B,4Cが、この要求に応じて、応答のメッセージを返すと、アドレス取得部302は、この応答を受信する(S126)。
次に、アドレス取得部302は、通信相手のサーバ装置4B,4Cに対して、同じIPネットワーク10Aに含まれるサービス探索装置6Aの位置(アドレス)を通知する通知メッセージを生成し、生成した通知メッセージを、通信相手のサーバ装置4B,4Cに対して送信する(S128)。
サーバ装置4B,4Cは、クライアント装置3から受けたサービス探索装置6Aの位置(アドレス)を用いてサービス探索装置6Aにアクセスし、サービス探索装置6B,6Cの位置(アドレス)を、サービス探索装置6Aに通知する(S130)。
【0042】
[サーバノード用プログラム42]
図10は、図4に示したサーバ装置4において実行されるサーバノード用プログラム42の構成を示す図である。
図10に示すように、サーバノード用プログラム42は、適用業務サービス部422、アドレス取得部424およびサービス情報部426から構成される。
【0043】
[適用業務サービス部422]
サーバ装置4A〜4Aのサーバノード用プログラム42において、適用業務サービス部422は、クライアント装置3の適用業務クライアント部300(図7)との間で通信を行い、プリンタ480およびファイルシステム482(図6)などを制御して、要求されたサービスをクライアント装置3に対して提供させる。
【0044】
[アドレス取得部424]
サーバ装置4B,4Cそれぞれのサーバノード用プログラム42において、アドレス取得部424は、他のIPネットワーク10Aのクライアント装置3と通信した場合には、クライアント装置3のアドレス取得部302(図7)から、IPネットワーク10Aのサービス探索装置6Aの位置(アドレス)の通知を受ける。
また、サーバ装置4B,4Cそれぞれのサーバノード用プログラム42において、アドレス取得部424は、クライアント装置3と通信した場合には、クライアント装置3から通知されたサービス探索装置6Aの位置(アドレス)を用いてサービス探索装置6Aと通信し、サーバ装置4B,4Cと同じIPネットワーク10B,10Cに含まれるサービス探索装置6B,6Cの位置(アドレス)を、サービス探索装置6Aに通知する。
【0045】
図11は、図10に示したサーバノード用プログラム42のアドレス取得部424の第1の処理(S14)を示すフローチャートである。
図12は、図10に示したサーバノード用プログラム42のアドレス取得部424の第2の処理(S16)を示すフローチャートである。
図11,図12に示すように、サーバ装置4B,4Cは、クライアント装置3から、サービス探索装置6B,6Cの位置(アドレス)の通知を要求されると、サービス探索装置6Aへのサービス探索装置6B,6Cの位置(アドレス)を含む応答メッセージを作成し、作成した応答メッセージを、サービス探索装置6Aに対して送信する。
【0046】
[サービス情報部426]
サービス情報部426は、IPマルチキャスト(一斉同報)通信により、例えば一定の時間間隔で、同じIPネットワーク10に含まれるサービス探索装置6に対して、サーバ装置4A〜4Cそれぞれ存在、位置(アドレス)、および、サーバ装置4A〜4Cそれぞれが提供するサービスの属性など、サーバ装置4A〜4Cの探索に必要な情報を公示し、サービス探索装置6からの応答を要求する(S140)。
サービス情報部426は、サービス探索装置6からの応答を受信すると(S142)、サービス探索装置6の位置(アドレス)を記憶する(S144)。
【0047】
[探索装置用プログラム60]
図13は、図4に示したサービス探索装置6において実行されるサービス探索装置用プログラム60の構成を示す図である。
図13に示すように、サービス探索装置用プログラム60は、サービス探索部600、アドレス受信部602、アドレス記憶部604および情報交換部606から構成される。
【0048】
[サービス探索部600]
サービス探索部600は、同じIPネットワーク10に含まれるサーバ装置4からのIPマルチキャスト(一斉同報)による存在・位置(アドレス)およびサービス属性などの情報の公示を受け、受けたサーバ装置4の情報を記憶する。
また、サービス探索部600は、同じくIPマルチキャスト(一斉同報)によるサーバ装置4からの応答要求を受け、自らの位置(アドレス)を含む応答メッセージを、サーバ装置4に対して返す。
【0049】
また、IPネットワーク10Aのサービス探索部600は、同じIPネットワーク10Aに含まれるクライアント装置3からの要求に応じて、他のIPネットワーク10B,10Cのサービス探索装置6B,6Cと連携してサーバ装置4A〜4Cの情報を検索し、検索の結果として得られたサーバ装置4の情報を、クライアント装置3に対して通知する。
【0050】
[アドレス受信部602]
図14は、図13に示したサービス探索装置用プログラム60のアドレス記憶部604の処理を示すフローチャートである。
アドレス受信部602は、他のIPネットワーク10に含まれるサーバ装置4のアドレス取得部424から、このサーバ装置4と同じIPネットワーク10に含まれるサービス探索装置6の位置(アドレス)を受信し、アドレス記憶部604および情報交換部606に対して出力する。
【0051】
図14を参照して、さらにアドレス受信部602の処理を説明する。
IPネットワーク10Aにおいて、サービス探索装置6Aのアドレス受信部602は、他のIPネットワーク10B,10Cに含まれるサーバ装置4B,4Cから、他のIPネットワーク10B,10Cに含まれるサービス探索装置6B,6Cの位置(アドレス)を通知するメッセージを受信する(S180)。
アドレス受信部602は、受けたサービス探索装置6B,6Cの位置(アドレス)と、既にアドレス記憶部604に記憶されている既知の他のサービス探索装置6B,6Cと照合する(S182)。
【0052】
アドレス受信部602は、照合の結果、新たに受けた位置(アドレス)が、既にアドレス記憶部604に登録済みの場合には処理を終え、これ以外の場合にはS186の処理に進む(S184)。
アドレス受信部602は、新たなサービス探索装置6B,6Cの位置(アドレス)を、アドレス記憶部604に対して出力し、登録させる(S186)。
アドレス受信部602は、新たなサービスサービス探索装置6B,6Cの位置(アドレス)を、情報交換部606に通知する。
【0053】
[アドレス記憶部604]
アドレス記憶部604は、アドレス受信部602および情報交換部606から入力された他のIPネットワーク10に含まれるサービス探索装置6の位置(アドレス)を記憶・登録し、記憶・登録したサービス探索装置6の位置(アドレス)を、アドレス受信部602および情報交換部606に対して出力する。
【0054】
[情報交換部606]
図15は、図13に示したサービス探索装置用プログラム60のアドレス記憶部604の第1の処理(S20)を示すフローチャートである。
図16は、図13に示したサービス探索装置用プログラム60のアドレス記憶部604の第2の処理(S22)を示すフローチャートである。
情報交換部606は、アドレス受信部602から入力された他のIPネットワーク10に含まれる既知のサービス探索装置6それぞれの位置(アドレス)を用いて、それまで未知だった新たなサービス探索装置6の位置(アドレス)が入力された場合に、この新たなサービス探索装置6の位置(アドレス)を、既知の他のサービス探索装置6の情報交換部606に対して通知する。
また、情報交換部606は、他の既知の他のサービス探索装置6の情報交換部606から、新たなサービス探索装置6の位置(アドレス)の通知を受け、通知された新たなサービス探索装置6の位置(アドレス)を、アドレス記憶部604に対して出力する。
【0055】
図15,図16を参照して、情報交換部606の処理をさらに説明する。
図15に示すように、情報交換部606は、アドレス受信部602から、新たなサービス探索装置6の位置(アドレス)の通知を受けると(S200)、新たなサービス探索装置6の情報交換部606に対して、既知のサービス探索装置6の位置(アドレス)の情報交換を要求する要求メッセージを生成し(S202)、生成した要求メッセージを、新たなサービス探索装置6に対して送信する(S204)。
【0056】
情報交換部606は、新たなサービス探索装置6から、一定時間以内に応答メッセージを受けたか否かを判断し、応答メッセージを受けない場合には処理を終了し、これ以外の場合にはS208の処理に進む(S206)。
情報交換部606は、新たなサービス探索装置6が取得する既知のサービス探索装置6の位置(アドレス)を要求するアドレス要求メッセージを生成し(S208)、生成したアドレス要求メッセージを、既知のサービス探索装置6の情報交換部606に対して送信する(S210)。
【0057】
情報交換部606は、新たなサービス探索装置6から、このサービス探索装置6が新たに取得したサービス探索装置6の位置(アドレス)を含む応答メッセージを受け(S212)、受けた応答メッセージに含まれる全てのサービス探索装置6の位置(アドレス)と、アドレス記憶部604に記憶・登録されているサービス探索装置6の位置(アドレス)とを照合する(S214)。
【0058】
情報交換部606は、受けた応答メッセージ中のサービス探索装置6のアドレスが、アドレス記憶部604に登録されていない場合にはS218の処理に進み、これ以外の場合には処理を終了する(S216)。
情報交換部606は、受けた応答メッセージ中のサービス探索装置6のアドレスを、それまで未知だった新たなサービス探索装置6の位置(アドレス)として、アドレス記憶部604に登録する(S218)。
また、サービス探索部600は、既知のサービス探索装置6に対して、定期的に、情報交換を要求するメッセージを送信することにより、それぞれが保持している既知のサービス探索装置6について、情報交換を行う。
【0059】
図16に示すように、情報交換部606は、既知のサービス探索装置6の情報交換部606から、情報交換を要求するメッセージを受けると(S220)、このれに応答する応答メッセージを生成し(S222)、通信相手の既知のサービス探索装置6の情報交換部606に、生成した応答メッセージを送信する(S224)。
情報交換部606は、相手のサービス探索装置6の情報交換部606から、既知のサービス探索装置6の位置(アドレス)の照合を要求する要求メッセージを受けると(S226)、情報交換部606は、全てのサービス探索装置6の位置(アドレス)と、アドレス記憶部604に記憶されている全てのサービス探索装置6の位置(アドレス)とを照合する(S228)。
なお、既知のサービス探索装置6の情報は、一覧リストの形式で通信相手から当該サービス探索装置6に送られてくる。
従って、「全てのサービス探索装置6の位置」とは、この一覧リストに含まれる全てのサービス探索装置6のアドレスを意味する。
情報交換部606は、全てのアドレスがアドレス記憶部604に登録されていない場合にはS232の処理に進み、これ以外の場合には処理を終了する(S230)。
【0060】
情報交換部606は、それまで未知だったサービス探索装置6の位置(アドレス)を、アドレス記憶部604に登録する(S232)。
情報交換部606は、新たに取得したサービス探索装置6のアドレス(照合結果)を含む応答メッセージを生成し(S234)、生成したメッセージを、通信相手のサービス探索装置6の情報交換部606に対して送信する。
【0061】
[ネットワークシステム2の全体動作]
以下、図17〜図23を参照して、本発明にかかるノード探索方法を実行するネットワークシステム2の第1の実施形態における全体動作を説明する。
図17は、ネットワークシステム2の第1の実施形態における全体動作を示す第1の図であって、サーバ装置4が起動時および定期的に行うサービス公示処理を示す。
図17に示すように、サーバ装置4(例えばサーバ装置4A)は、起動時および起動後の一定期間ごとに、同じIPネットワーク10B内に対して、IPマルチキャスト(一斉同報)通信を行うことによって、自らの存在を公示する(1)。
サービス探索装置6Bは、サーバ装置4BからのIPマルチキャスト(一斉同報)通信を待ち受けており、サーバ装置4Bからの公示によって、新たなサーバ装置4Bを検知すると、そのサーバ装置4Bに対して、図18に示すようなサービス情報を要求する(2)。
サーバ装置4Bは、サービス探索装置6Bの要求に応えて、保持しているサービス情報を通知する(3)。
【0062】
図18は、ネットワークシステム2の第1の実施形態における全体動作を示す第2の図であって、サービス情報を示す。
なお、図18に示すように、サービス情報には、サービス種別、ネットワーク情報、地理情報、使用許諾情報およびサービス属性が含まれる。
サービス種別は、サーバ装置4が提供するサービスの種類を示し、サービス種別の例としては、プリント・サービスおよびスキャン・サービスなどを挙げることができる。
ネットワーク情報は、ネットワークシステム2において、サーバ装置4Bを一意に識別するもので、ネットワーク情報の例として、IPアドレス、FQDN(Fully Qualified Domain Name)、URI(Universal Resource Identifier)などを挙げることができる。
【0063】
地理情報は、サーバの地理的な位置を示す情報であって、例えば、緯度・経度の座標を必ず含んでいなければならない。
使用許諾情報は、そのサービスを公開する範囲を規定するもので、無制限、ネットワーク限定などがある。
【0064】
サービス属性は、一般属性およびサービス依存属性から構成されている。
一般属性は、例えば、課金情報、転送プロトコル情報、運営組織情報およびサービス依存属性などを含む。
課金情報は、そのサービスの使用料とその支払い方法を示す。
セキュリティ情報は、そのサービスが対応しているセキュリティ・プロトコルのリストを含む。
転送プロトコル情報は、そのサービスを使用するための通信プロトコルやAPI(Application Program Interface)などを示す。
【0065】
運営組織情報は、そのサービスの運用主体である企業や部門、団体、個人などの名前と連絡方法などを示す。
サービス依存属性は、サービス種別ごとに定義され、品質、性能、付加機能、対応文書フォーマットのリスト、対応言語のリスト、対応文字セットのリストおよびドライバ入手先情報などが含まれる。
【0066】
図19は、ネットワークシステム2の第1の実施形態における全体動作を示す第3の図であって、サービス探索装置6が起動時に行うサービス検出処理を示す。
また、図19に示すように、サービス探索装置6(例えばサービス探索装置6B)は、起動時に、IPマルチキャスト(一斉同報)通信を行うことによって、自らの存在を公示する(1)。
サーバ装置4Bは、サービス探索装置6BからのIPマルチキャスト(一斉同報)通信を待ち受けており、サーバ装置4Bは、サービス探索装置6Bの公示を検知すると、そのサービス探索装置6Bに対して、図18に示したようなサービス情報を通知する(2)。
【0067】
サービス探索装置6Bは、サーバ装置4Bから通知されたサービス情報を保持し、サーバ装置4Bからのサービス公示を一定期間以上受信しなかった場合にそれを破棄する。
新たにサービス情報を保持してから破棄するまでの期間は、IPネットワーク10Bの管理者などによって設定されるが、通常、2日程度とすることで、日常的なサーバ装置4Bの電源のオン・オフによって不必要な破棄が発生することを回避することができる。
サービス探索装置6Bは、IPネットワーク10Bの中のサーバ装置4Bから通知されたサービス情報を蓄積する。
【0068】
図20は、ネットワークシステム2の第1の実施形態における全体動作を示す第4の図であって、クライアント装置3側のサービス探索装置6Aに対してサーバ装置4(例えばサーバ装置4B)側のサービス探索装置6Bの位置(アドレス)を通知する場合の通信シーケンスを示す。
図20に示すように、クライアント装置3がサーバ装置4(例えばサーバ装置4B)のサービスを利用する(1)。
【0069】
サーバ装置4Bが、クライアント装置3からサービス探索装置6Aの位置(アドレス)の通知を受ける(2)。
サーバ装置4Bが、サービス探索装置6Aに対してサービス探索装置6Bの位置(アドレス)を通知し(3)、サービス探索装置6Aがサーバ装置4Bから通知された位置(アドレス)を用いて、サービス探索装置6Bとの間で通信を行う(4)。
【0070】
図21は、ネットワークシステム2の第1の実施形態における全体動作を示す第5の図であって、クライアント装置3が、サービス探索装置6Aを用いてサーバ装置4の探索を行う処理を示す。
図21に示すように、クライアント装置3は、IPネットワーク10A内部に対してIPマルチキャスト(一斉同報)通信を行うことによって、IPネットワーク10A内のサービス探索装置6Aに応答を要求する(1)。
サービス探索装置6Aは、IPネットワーク10A内に対するクライアント装置3からのIPマルチキャスト(一斉同様)通信を待ち受け、これを受信するとIPネットワーク10A内に対してIPマルチキャスト(一斉同報)通信で応答することによって、自らの存在を公示する(2)。
【0071】
クライアント装置3は、サービス探索装置6Aに対して、探索条件を記述したクエリーを通知してサービス探索要求を行う(3)。
サービス探索装置6Aは、クライアント装置3からのサービス探索要求を受け付けると、IPネットワーク10A内のサーバ装置4Aのサービス情報を検索すると同時に、他のサービス探索装置6(例えばサービス探索装置6B)に検索を依頼する(4)。
他のサービス探索装置6Bからサービス探索依頼結果を受信し(5)、自らのIPネットワーク10A内のサーバ装置4Aの検索結果とをマージして、サービス探索結果としてクライアント装置3に通知する。
【0072】
[変形例]
なお、第1の実施形態においては、説明の簡略化のために、IPネットワーク10A〜10Cそれぞれが1つのサービス検出領域である場合を例示したが、IPネットワーク10A〜10Cそれぞれが複数のサービス検出領域を含んでいてもよく、また、IPネットワーク10A〜10Cの内の複数が、1つのサービス検出領域を構成してもよい。
また、サービス探索装置6Bは、ネットワーク管理プロトコルSNMP(Simple Network Management Protocol)によって、サーバ装置4Bからサービス情報を収集することも可能である。
【0073】
また、クライアント装置3は、ユーザが通常使用するサービス探索装置6Aのネットワークアドレスをユーザによってあらかじめ登録されていて、サーバ装置4Bからのサービス探索装置アドレスの取得要求に応えて、登録されたサービス探索装置6Aの位置(アドレス)を応答するように構成されてもよい。
また、サービス探索装置6Aが、クライアント装置3に対して、Webページによって専用の検索機能を提供してもよい。
また、サーバ装置4B,4Cが、直接IPネットワーク10Aのサービス探索装置6Aにサービス探索装置6B,6Cの位置(アドレス)を通知するのではなく、サーバ装置4B,4Cが、クライアント装置3を介してサービス探索装置6Aにサービス探索装置6B,6Cの位置(アドレス)を通知するようにしてもよい。
【0074】
図22は、ネットワークシステム2の第1の実施形態における全体動作を示す第6の図であって、サーバ装置4側のサービス探索装置6に対して、クライアント装置3側のサービス探索装置6Aの位置(アドレス)を通知する場合の通信シーケンスを示す。
なお、サービス探索装置6A〜6Bの間の位置の通知を、図22に示すように変形することも可能である。
図22に示すように、クライアント装置3が、他のIPネットワーク10に含まれるサーバ装置4(例えばサーバ装置4B)上のサービスを利用(1)、さらに、サーバ装置4Bから、サーバ装置4Bと同じIPネットワーク10に含まれるサービス探索装置6の位置(アドレス)を取得する(2)。
【0075】
クライアント装置3は、取得したサービス探索装置6の位置(アドレス)を用いてサービス探索装置6と通信し、クライアント装置3と同じIPネットワーク10に含まれるサービス探索装置6の位置(アドレス)を、サービス探索装置6に通知する(3)。
サービス探索装置6は、クライアント装置3から通知されたサービス探索装置6の位置(アドレス)を用いて、既知のサービス探索装置6の位置(アドレス)の情報を交換する(4)。
【0076】
[第2実施形態]
以下、本発明の第2の実施形態を説明する。
図23は、ネットワークシステム2の第2の実施形態における第1の動作を示す図である。
図24は、ネットワークシステム2の第2の実施形態における第2の動作を示す図である。
【0077】
図23,図24に示した本発明にかかるノード探索方法は、ネットワークシステム2において、サービス探索装置6A〜6Cの間の位置の通知方法を変更したものである。
図23に示すように、サーバ装置4側のサービス探索装置6にサービス探索装置6Aの位置(アドレス)を通知する場合、クライアント装置3がサーバ装置4(例えばサーバ装置4B)のサービスを利用し(1)、サーバ装置4Bが、クライアント装置3からサービス探索装置6Aの位置(アドレス)の通知を受け(2)、サーバ装置4Bが、サービス探索装置6Bに対してサービス探索装置6Aの位置(アドレス)を通知し、サービス探索装置6Bがサーバ装置4Bから通知された位置(アドレス)を用いて、サービス探索装置6Aとの間で通信を行う(4)ことも可能である。
【0078】
また、図24に示すように動作を変更することも可能である。
つまり、クライアント装置3側のサービス探索装置6Aに対して、サーバ装置4側のサービス探索装置6の位置(アドレス)を通知する場合には、クライアント装置3が、あるサーバ装置4(例えばサーバ装置4B)上のサービスを利用すると、サーバ装置4Bに対して、サーバ装置4Bが含まれるIPネットワーク10B内に存在するサービス探索装置6Bの位置(アドレス)を要求し、これを取得する。
クライアント装置3は、取得したサービス探索装置6Bの位置(アドレス)を、サービス探索装置6Aに通知する。
【0079】
サービス探索装置6Aは、他のサービス探索装置6Bの位置(アドレス)を通知されると、通知された位置(アドレス)を用いて、他のサービス探索装置6Bとの間で通信を行い、互いが保持している既知のサービス探索装置6の位置(アドレス)の一覧リストを通知し合う。
サービス探索装置6A,6Bは、それぞれ、通信相手のサービス探索装置6B,6Aから通知された既知のサービス探索装置6の位置(アドレス)の一覧リストと、自らの既知サービス探索装置6の位置(アドレス)の一覧リストとを照合し、登録されていない未知サービス探索装置アドレスを既知サービス探索装置アドレスの一覧リストに追加する。
【0080】
[第3実施形態]
以下、本発明の第3の実施形態を説明する。
図25は、本発明の第3の実施形態として示すサービス探索装置用プログラム70の構成を示す図である。
図25に示すように、サービス探索装置6Aにおいて実行されるサービス探索装置用プログラム70は、図13に示したサービス探索装置用プログラム60に、適用業務中継サービス部700を付加した構成を採る。
サービス探索装置用プログラム70において、適用業務中継サービス部700は、IPネットワーク10Aに含まれるクライアント装置3と、他のIPネットワーク10B,10Cに含まれるサーバ装置4B,4Cとの間の通信を中継する。
【0081】
図26は、ネットワークシステム2の第3の実施形態における第1の動作を示す図である。
図27は、ネットワークシステム2の第3の実施形態における第2の動作を示す図である。
図26に示すように、クライアント装置3側のサービス探索装置6Aが、サーバ装置4(例えばサーバ装置4B)からサービス探索装置6Bの位置(アドレス)を取得する場合、クライアント装置3が、サービス探索装置用プログラム70を実行するサービス探索装置6Aを介してサーバ装置4Bのサービスを利用し(1)、サービス探索装置6Aが、サーバ装置4Bからサービス探索装置6Bの位置(アドレス)を取得し(2)、サービス探索装置6Aがサービス探索装置6Bに対してアクセスし、通信を行う(3)ことも可能である。
【0082】
また、図27に示すように、クライアント装置3が、サービス探索装置6Aを介してサーバ装置4(例えばサーバ装置4B)のサービスを利用し(1)、サーバ装置4Bが、サービス探索装置6Aの位置(アドレス)を取得し(2)、サーバ装置4Bが、取得したアドレスをサービス探索装置6Bに通知し、サービス探索装置6Bがサービス探索装置6Aにアクセスし、通信を行う(4)ことも可能である。
【0083】
[第4実施例]
以下、本発明の第4の実施形態を説明する。
図28は、ネットワークシステム2の第4の実施形態における動作を示す図である。
図28に示すように、クライアント装置3がサーバ装置4(例えばサーバ装置4B)のサービスを利用し(1)、クライアント装置3がサーバ装置4Bの位置(アドレス)をサービス探索装置6Aに通知し(2)、サービス探索装置6Aがサーバ装置4Bからサービス探索装置6Bの位置(アドレス)を取得し(3)、サービス探索装置6Aがサービス探索装置6Bにアクセスして通信を行う(4)ことも可能である。
【0084】
[第5実施形態]
以下、本発明の第5の実施形態を説明する。
図29は、ネットワークシステム2の第5の実施形態における動作を示す図である。
第5の実施形態は、サービス探索装置6とクライアント装置3とが一体に構成されている場合に適用される。
図29に示すように、サービス探索装置6Aを兼ねるクライアント装置3がサーバ装置4(例えばサーバ装置4B)のサービスを利用し(1)、サービス探索装置6Bの位置(アドレス)を取得し(2)、取得したサービス探索装置6Bの位置(アドレス)を、他のIPネットワーク10(例えばIPネットワーク10C)のサービス探索装置6Cを兼ねるクライアント装置3に通知する(3)。
このように、サービス探索装置6とクライアント装置3を一体に構成することができ、また、サービス探索装置6とサーバ装置4とを一体に構成することもできる。
【0085】
[効果]
以上説明したように、本発明にかかるノード探索方法が適用されるネットワークシステム2によれば、一斉同報通信の到達範囲外に存在する他のサービス探索装置を自動的に発見でき、柔軟で、過度のトラヒックを発生させない。
また、ネットワークシステム2によれば、ネットワーク全体にわたってサービスを探索するには非常な時間を要するが、ユーザのサービス利用情報を用いているので、ユーザの利用行動の範囲は短時間で発見可能である。
よって、本発明によれば、(1)探索可能範囲の広域性、(2)探索可能対象の多様性、の両者を同時に達成しつつ、運用に人手や知識が不要で、柔軟性があるサービス探索システムおよび装置を提供することが可能である。
【0086】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明にかかるノード探索システムおよびその方法によれば、ネットワークに含まれる未知のノードの中から、ユーザが所望するサービスに適合したノードを探索することができる。
また、本発明にかかるノード探索システムおよびその方法は、探索可能な範囲が広く、探索可能な対象が多様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるノード探索方法が適用されるネットワークシステムの構成を例示する図である。
【図2】本発明にかかるノード探索方法を説明する第1の図である。
【図3】本発明にかかるノード探索方法を説明する第2の図である。
【図4】本発明にかかるノード探索方法が適用されるネットワークシステムの構成を例示する図である。
【図5】図4に示したクライアント装置およびサービス探索装置のハードウェア構成を例示する図である。
【図6】図4に示したサーバ装置のハードウェア構成を例示する図である。
【図7】図4に示したクライアント装置において実行されるクライアントノード用プログラムの構成を示す図である。
【図8】図7に示したクライアントノード用プログラムのアドレス取得部の第1の処理(S10)を示すフローチャートである。
【図9】図8に示したクライアントノード用プログラムのアドレス取得部の第2の処理(S12)を示すフローチャートである。
【図10】図4に示したサーバ装置において実行されるサーバノード用プログラムの構成を示す図である。
【図11】図10に示したサーバノード用プログラムのサービス情報部の第1の処理(S14)を示すフローチャートである。
【図12】図10に示したサーバノード用プログラムのサービス情報部の第2の処理(S16)を示すフローチャートである。
【図13】図4に示したサービス探索装置において実行されるサービス探索装置用プログラムの構成を示す図である。
【図14】図13に示したサービス探索装置用プログラムのアドレス記憶部の処理を示すフローチャートである。
【図15】図13に示したサービス探索装置用プログラムのアドレス記憶部の第1の処理(S20)を示すフローチャートである。
【図16】図13に示したサービス探索装置用プログラムのアドレス記憶部の第2の処理(S22)を示すフローチャートである。
【図17】ネットワークシステムの第1の実施形態における全体動作を示す第1の図であって、サーバ装置が起動時および定期的に行うサービス公示処理を示す。
【図18】ネットワークシステムの第1の実施形態における全体動作を示す第2の図であって、サービス情報を示す。
【図19】ネットワークシステムの第1の実施形態における全体動作を示す第3の図であって、サービス探索装置が起動時に行うサービス検出処理を示す。
【図20】ネットワークシステムの第1の実施形態における全体動作を示す第4の図であって、クライアント装置3側のサービス探索装置に対してサーバ装置(例えばサーバ装置4B)側のサービス探索装置の位置(アドレス)を通知する場合の通信シーケンスを示す。
【図21】ネットワークシステムの第1の実施形態における全体動作を示す第5の図であって、クライアント装置が、サービス探索装置を用いてサーバ装置の探索を行う処理を示す。
【図22】ネットワークシステムの第1の実施形態における全体動作を示す第6の図であって、サーバ装置側のサービス探索装置に対して、クライアント装置側のサービス探索装置の位置(アドレス)を通知する場合の通信シーケンスを示す。
【図23】ネットワークシステムの第2の実施形態における第1の動作を示す図である。
【図24】ネットワークシステムの第2の実施形態における第2の動作を示す図である。
【図25】本発明の第3の実施形態として示すサービス探索装置用プログラムの構成を示す図である。
【図26】ネットワークシステムの第3の実施形態における第1の動作を示す図である。
【図27】ネットワークシステムの第3の実施形態における第2の動作を示す図である。
【図28】ネットワークシステムの第4の実施形態における動作を示す図である。
【図29】ネットワークシステムの第5の実施形態における動作を示す図である。
【符号の説明】
1,2・・・ネットワークシステム
10・・・IPネットワーク(サービス検出領域)
12・・・広域ネットワーク
3・・・クライアント装置
400・・・本体
402・・・CPU
404・・・メモリ
420・・・通信装置
440・・・記録装置
442・・・記録媒体
460・・・表示・入力装置
30・・・クライアントノード用プログラム
300・・・適用業務クライアント部
302・・・アドレス取得部
304・・・サービス発見部
4・・・サーバ装置
480・・・プリンタ
482・・・ファイルシステム
42・・・サーバノード用プログラム
422・・・適用業務サービス部
424・・・アドレス取得部
426・・・サービス情報部
5,6・・・サービス探索装置
60,70・・・・サービス探索装置用プログラム
600・・・サービス探索部
602・・・アドレス受信部
604・・・アドレス記憶部
606・・・情報交換部
700・・・適用業務中継サービス部

Claims (12)

  1. 複数の領域を含むネットワークのノード探索システムであって、前記複数の領域それぞれは、ノードと探索装置とをそれぞれ1つ以上ずつ含み、
    前記ノードの内の第1のノードそれぞれは、
    同じ領域内の探索装置と通信して、他のノードのネットワークにおける位置を探索する第1の探索手段と、
    前記探索および探索以外により得られたノードの位置を用いて、他のノードと通信する通信手段と
    を有し、
    前記ノードそれぞれは、
    前記他の領域内のノードに対して、それぞれの領域内の探索装置の位置を通知し、
    前記他の領域内の探索装置の位置の通知を受けた場合に、同じ領域内の探索装置の位置を、前記他の領域内の探索装置に通知し、
    前記探索装置それぞれは、
    前記通知された他の領域内の探索装置の位置を用いて、他の領域内の探索装置と通信し、それぞれが保持した探索装置の位置を相互に通知する通知手段と、
    同じ領域内の第1のノードの通信に応えて、前記通知された他の領域内の探索装置の位置を用いて、他の領域内の探索装置と通信し、前記第1のノード以外のノードの位置を探索する第2の探索手段と
    を有する
    ノード探索システム。
  2. 複数の領域を含むネットワークのノード探索システムであって、前記複数の領域それぞれは、ノードと探索装置とをそれぞれ1つ以上ずつ含み、
    前記ノードの内の第1のノードそれぞれは、
    同じ領域内の探索装置と通信して、他のノードのネットワークにおける位置を探索する第1の探索手段と、
    前記探索および探索以外により得られたノードの位置を用いて、他のノードと通信する通信手段と
    を有し、
    前記ノードそれぞれは、
    前記他の領域内のノードに対して、それぞれの領域内の探索装置の位置を通知し、
    前記他の領域内の探索装置の位置の通知を受けた場合に、通知された他の領域内の探索装置の位置を、同じ領域内の探索装置に通知し、
    前記探索装置それぞれは、
    前記通知された他の領域内の探索装置の位置を用いて、他の領域内の探索装置と通信し、それぞれが保持した探索装置の位置を相互に通知する通知手段と、
    同じ領域内の第1のノードの通信に応えて、前記通知された他の領域内の探索装置の位置を用いて、他の領域内の探索装置と通信し、前記第1のノード以外のノードの位置を探索する第2の探索手段と
    を有する
    ノード探索システム。
  3. 前記探索装置は、前記クライアント装置または前記サーバ装置と一体に構成されている
    請求項1または2に記載のノード探索システム。
  4. 前記第1のノードと同じ領域内の探索装置は、
    前記第1のノードと、前記第1のノード以外のノードとの間を中継する中継手段
    をさらに有する
    請求項1〜3のいずれかに記載のノード探索システム。
  5. 前記第1のノードは、サービスの提供を受けるクライアント装置であって、
    前記第1のノード以外のノードは、サービスを提供するサーバ装置である
    請求項1〜4のいずれかに記載のノード探索システム。
  6. 前記第1のノードは、サービスを提供するサーバ装置であって、
    前記第1のノード以外のノードは、サービスの提供を受けるクライアント装置である
    請求項1〜3のいずれかに記載のノード探索システム。
  7. 複数の領域を含むネットワークの探索装置であって、前記複数の領域それぞれは、ノードと探索装置とをそれぞれ1つ以上ずつ含み、前記ノードの内の第1のノードそれぞれは、同じ領域内の探索装置と通信して、他のノードのネットワークにおける位置を探索し、前記探索および探索以外により得られたノードの位置を用いて、他のノードと通信し、前記ノードそれぞれは、前記他の領域内のノードに対して、それぞれの領域内の探索装置の位置を通知し、前記他の領域内の探索装置の位置の通知を受けた場合に、同じ領域内の探索装置の位置を、前記他の領域内の探索装置に通知し、
    前記通知された他の領域内の探索装置の位置を用いて、他の領域内の探索装置と通信し、それぞれが保持した探索装置の位置を相互に通知する通知手段と、
    同じ領域内の第1のノードの通信に応えて、前記通知された他の領域内の探索装置の位置を用いて、他の領域内の探索装置と通信し、前記第1のノード以外のノードの位置を探索する探索手段と
    を有する探索装置。
  8. 複数の領域を含むネットワークの探索装置であって、前記複数の領域それぞれは、ノードと探索装置とをそれぞれ1つ以上ずつ含み、前記ノードの内の第1のノードそれぞれは、同じ領域内の探索装置と通信して、他のノードのネットワークにおける位置を探索し、前記探索および探索以外により得られたノードの位置を用いて、他のノードと通信し、前記ノードそれぞれは、前記他の領域内のノードに対して、それぞれの領域内の探索装置の位置を通知し、前記他の領域内の探索装置の位置の通知を受けた場合に、通知された他の領域内の探索装置の位置を、同じ領域内の探索装置に通知し、
    前記通知された他の領域内の探索装置の位置を用いて、他の領域内の探索装置と通信し、それぞれが保持した探索装置の位置を相互に通知する通知手段と、
    同じ領域内の第1のノードの通信に応えて、前記通知された他の領域内の探索装置の位置を用いて、他の領域内の探索装置と通信し、前記第1のノード以外のノードの位置を探索する探索手段と
    を有する探索装置。
  9. 複数の領域を含むネットワークのノード探索方法であって、前記複数の領域それぞれは、ノードと探索装置とをそれぞれ1つ以上ずつ含み、
    前記ノードの内の第1のノードそれぞれは、
    同じ領域内の探索装置と通信して、他のノードのネットワークにおける位置を探索し、
    前記探索および探索以外により得られたノードの位置を用いて、他のノードと通信し、
    前記ノードそれぞれは、
    前記他の領域内のノードに対して、それぞれの領域内の探索装置の位置を通知し、前記他の領域内の探索装置の位置の通知を受けた場合に、同じ領域内の探索装置の位置を、前記他の領域内の探索装置に通知し、
    前記探索装置それぞれは、
    前記通知された他の領域内の探索装置の位置を用いて、他の領域内の探索装置と通信し、それぞれが保持した探索装置の位置を相互に通知し、
    同じ領域内の第1のノードの通信に応えて、前記通知された他の領域内の探索装置の位置を用いて、他の領域内の探索装置と通信し、前記第1のノード以外のノードの位置を探索する
    ノード探索方法。
  10. 複数の領域を含むネットワークのノード探索方法であって、前記複数の領域それぞれは、ノードと探索装置とをそれぞれ1つ以上ずつ含み、
    前記ノードの内の第1のノードそれぞれは、
    同じ領域内の探索装置と通信して、他のノードのネットワークにおける位置を探索し、
    前記探索および探索以外により得られたノードの位置を用いて、他のノードと通信し、
    前記ノードそれぞれは、
    前記他の領域内のノードに対して、それぞれの領域内の探索装置の位置を通知し、前記他の領域内の探索装置の位置の通知を受けた場合に、通知された他の領域内の探索装置の位置を、同じ領域内の探索装置に通知し、
    前記探索装置それぞれは、
    前記通知された他の領域内の探索装置の位置を用いて、他の領域内の探索装置と通信し、それぞれが保持した探索装置の位置を相互に通知し、
    同じ領域内の第1のノードの通信に応えて、前記通知された他の領域内の探索装置の位置を用いて、他の領域内の探索装置と通信し、前記第1のノード以外のノードの位置を探索する
    ノード探索方法。
  11. 複数の領域を含むネットワークのノード探索方法を実現するプログラムであって、前記複数の領域それぞれは、ノードと探索装置とをそれぞれ1つ以上ずつ含み、
    前記ノードの内の第1のノードそれぞれにおいて、
    同じ領域内の探索装置と通信して、他のノードのネットワークにおける位置を探索するステップと、
    前記探索および探索以外により得られたノードの位置を用いて、他のノードと通信するステップと
    をコンピュータに実行させ、
    前記ノードそれぞれにおいて、
    前記他の領域内のノードに対して、それぞれの領域内の探索装置の位置を通知し、前記他の領域内の探索装置の位置の通知を受けた場合に、同じ領域内の探索装置の位置を、前記他の領域内の探索装置に通知するステップ
    をコンピュータに実行させ、
    前記探索装置それぞれにおいて、
    前記通知された他の領域内の探索装置の位置を用いて、他の領域内の探索装置と通信し、それぞれが保持した探索装置の位置を相互に通知するステップと、
    同じ領域内の第1のノードの通信に応えて、前記通知された他の領域内の探索装置の位置を用いて、他の領域内の探索装置と通信し、前記第1のノード以外のノードの位置を探索するステップと
    をコンピュータに実行させる
    プログラム。
  12. 複数の領域を含むネットワークのノード探索方法を実現するプログラムであって、前記複数の領域それぞれは、ノードと探索装置とをそれぞれ1つ以上ずつ含み、
    前記ノードの内の第1のノードそれぞれにおいて、
    同じ領域内の探索装置と通信して、他のノードのネットワークにおける位置を探索するステップと、
    前記探索および探索以外により得られたノードの位置を用いて、他のノードと通信するステップと
    をコンピュータに実行させ、
    前記ノードそれぞれにおいて、
    前記他の領域内のノードに対して、それぞれの領域内の探索装置の位置を通知し、前記他の領域内の探索装置の位置の通知を受けた場合に、通知された他の領域内の探索装置の位置を、同じ領域内の探索装置に通知するステップ
    をコンピュータに実行させ、
    前記探索装置それぞれにおいて、
    前記通知された他の領域内の探索装置の位置を用いて、他の領域内の探索装置と通信し、それぞれが保持した探索装置の位置を相互に通知するステップと、
    同じ領域内の第1のノードの通信に応えて、前記通知された他の領域内の探索装置の位置を用いて、他の領域内の探索装置と通信し、前記第1のノード以外のノードの位置を探索するステップと
    をコンピュータに実行させる
    プログラム。
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