JP3835373B2 - キッチンカウンター用前面壁構造 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キッチンカウンター用前面壁構造に関するものであり、特に、該前面壁にマグネット式ハンギングパーツを着脱自在に吸着させ該マグネット式ハンギングパーツに台所回りの小物用品を吊り下げ又は係合できるようにしたキッチンカウンター用前面壁構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、壁紙の裏面に磁性体を設け、該壁紙表面に磁石を着脱自在に吸着できるようにした壁面があった（例えば、特許文献１参照。）。
【０００３】
【特許文献１】
特開平４−１４５５７公報（第２頁、図４）
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献１の壁面は磁石を吸着できない壁面との境界部の構成が開示されていない。本発明は、磁石を吸着できる壁面とそれに連接される磁石を吸着できない壁面との境界部の外観構成の美観を向上させ、また、既存の壁面の一部に磁石を吸着できる壁面を追加改造するとき、キッチンカウンターの既存の前面化粧板の一部を剥がすだけで、該磁性体壁を目地用ジョイナーを介して装着できるキッチンカウンター用前面壁構造を提供することを課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、次のような技術的手段を講じている。すなわち、請求項１記載の発明は、表面化粧板と裏面磁性体板とのそれぞれの下端部を、目地用ジョイナーの裏面側支承棚で支承してなる磁性体壁を構成し、該磁性体壁をキッチンカウンターの前面化粧板の上縁部に該目地用ジョイナーを介して略面一に連接させたことを特徴とするキッチンカウンター用前面壁構造である。この構成により、磁性体壁の表面化粧板に、マグネット式ハンギングパーツを装着し、小物用品を該マグネット式ハンギングパーツに掛けることができ、台所回りをきれいに整理できる。又、台所の改装時においても、キッチンカウンターの既存の前面化粧板の一部を剥がすだけで、該磁性体壁を目地用ジョイナーを介して装着できるから、該磁性体壁の装着位置に制限を受けにくく、その台所の最も適した位置に該磁性体壁を装着できるのである。
【０００６】
しかも、請求項１記載の発明は、上記目地用ジョイナーの裏面側支承棚に仕切り壁を立設し、無機系不燃板である表面化粧板と裏面磁性体板とのそれぞれの下端部を該仕切り壁で仕切った状態で支承したキッチンカウンター用前面壁構造である。この構成により、該表面化粧板や裏面磁性体板が目地用ジョイナーの裏面側支承棚からずれたり離脱したりしにくく、該両者間の距離が安定し、該表面化粧板の表面のマグネット吸着力が安定するのである。
【０００７】
請求項２記載の発明は、請求項１記載のキッチンカウンター用前面壁構造において、上記表面化粧板を目地用ジョイナーに着脱自在に装着するとともに、該表面化粧板とキッチンカウンターの前面化粧板とのそれぞれの表面模様を略同一模様形状にしたキッチンカウンター用前面壁構造である。この構成により、既存の前面化粧板と磁性体壁の表面化粧板との間に違和感がなく、良好な意匠性を維持できる。
【０００８】
更に、請求項３記載の発明は、請求項１記載のキッチンカウンター用前面壁構造において、上記裏面磁性体板の背面に不燃材を配設するとともに、該不燃材を目地用ジョイナーの裏面側支承棚で支承したキッチンカウンター用前面壁構造である。この構成により、該磁性体壁の耐火性能が向上するとともに、キッチンカウンターの前面化粧板の厚みに対して該磁性体壁の厚みが小さいとき該不燃材でその間隙を充填することができ該磁性体壁をしっかりと装着できるのである。
【０００９】
又、請求項４記載の発明は、請求項１記載のキッチンカウンター用前面壁構造において、表面化粧板と裏面磁性体板とのそれぞれの上端部を、目地用ジョイナーの裏面側支承棚で支承したキッチンカウンター用前面壁構造である。この構成により、該磁性体壁が一個の独立した部品となり、運搬や施工時の取り扱いが容易となる。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照してより詳細に説明する。図１は本発明にかかるキッチンカウンター用前面壁構造の一実施例を示す正面図、図２は図１におけるＡ−Ａ線断面図である。図において、１は表面化粧板であり、いわゆるケイカル板やシラスバルーン入りの無機系不燃板、その他セメント系材料で形成したものである。２は裏面磁性体板であり鉄、ニッケル、コバルト等の強磁性体で形成するのがよい。該裏面磁性体板２は磁性体材料の金属粉をゴムや合成樹脂板に混在させたものでもよい。３は目地用ジョイナーであり、実施例においてはアルミニウム、合成樹脂等の押出し成形品である。４は本発明に係る磁性体壁であり表面化粧板１と裏面磁性体板２と目地用ジョイナー３とからなる。該目地用ジョイナー３は表面側垂直帯体３３の裏面の略中央部に水平方向に伸びた裏面側支承棚３１が形成されており、該実施例では該裏面側支承棚３１の略中央部に２個の仕切り壁３２が間隔をおいて立設されている。該目地用ジョイナー３の裏面側支承棚３１は表面化粧板１の下端部１１と裏面磁性体板２の下端部２１とを該仕切り壁３２、３２を介して支承している。また、該表面化粧板１の上端部１２と裏面磁性体板２の上端部２２とのそれぞれは、上下を反転した上側の目地用ジョイナー３の裏面側支承棚３１に仕切り壁３２、３２を介して支承されている。５はキッチンカウンター、６はキッチンカウンターの前面化粧板であり実施例において該前面化粧板６の厚みは５ｍｍであり上記表面化粧板１の厚みの約３倍あるが両者の材質及び表面の模様形状は同一にしている。７はロックウール等からなる不燃材である。該不燃材７は裏面磁性体板２の背面に配設された状態で目地用ジョイナー３の裏面側支承棚３１に支承されている。該不燃材７を裏面磁性体板２と壁下地材８との間に充填することにより磁性体壁４の耐火性能が向上するとともに、キッチンカウンター５の前面化粧板６の厚みに対して該磁性体壁４の厚みが小さいとき該不燃材７でその間隙を充填することができ該磁性体壁４をしっかりと装着できるのである。９はマグネット式ハンギングパーツである。図１に示す如くマグネット式ハンギングパーツ９をその両端に設けた磁石９１、９１の磁力で磁性体壁４の表面化粧板１に吸着させ、図外の台所回りの小物用品を該マグネット式ハンギングパーツ９に吊り下げることができるようにしている。
【００１１】
図３は本発明にかかるキッチンカウンター用前面壁構造の他の実施例における部分断面図であり、該実施例では裏面磁性体板２を鋼板で構成し磁性体壁４の全体の厚みが下方のキッチンカウンターの前面化粧板６の厚みと略同一になるよう該裏面磁性体板２の厚みを厚くし、壁下地材８に密接するようにしている。
【００１２】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項１記載の発明は、表面化粧板１と裏面磁性体板２とのそれぞれの下端部１１、２１を、目地用ジョイナー３の裏面側支承棚３１で支承してなる磁性体壁４を構成し、該磁性体壁４をキッチンカウンター５の前面化粧板６の上縁部に該目地用ジョイナー３を介して略面一に連接させたことを特徴とするキッチンカウンター用前面壁構造であるから、キッチンカウンター５の前面に装着した磁性体壁４の表面化粧板１に、マグネット式ハンギングパーツ８を着脱自在に装着することができ、従って、小物用品を該マグネット式ハンギングパーツ９に掛けることができ、台所回りをきれいに整理できるとともに、キッチンでの作業性の向上を図ることができる。又、台所の改装時においても、キッチンカウンター５の既存の前面化粧板６の一部を剥がすだけで、該磁性体壁４を目地用ジョイナー３を介して装着できるから、該磁性体壁４の装着位置に制限を受けにくく、その台所の最も適した位置に該磁性体壁４を装着できるのである。
【００１３】
更に、請求項１記載の発明は、上記目地用ジョイナー３の裏面側支承棚３１に仕切り壁３２を立設し、無機系不燃板である表面化粧板１と裏面磁性体板２とのそれぞれの下端部１１、２１を該仕切り壁３２で仕切った状態で支承しているから、該表面化粧板１や裏面磁性体板２が目地用ジョイナー３の裏面側支承棚３１からずれたり離脱したりしにくく、該両者間の距離が安定し、該表面化粧板１の表面のマグネット吸着力が安定するのである。
【００１４】
請求項２記載の発明は、請求項１記載のキッチンカウンター用前面壁構造において、上記表面化粧板１を目地用ジョイナー３に着脱自在に装着するとともに、該表面化粧板１とキッチンカウンター５の前面化粧板６とのそれぞれの表面模様を略同一模様形状にしたから、既存の前面化粧板６と磁性体壁４の表面化粧板１との間に違和感がなく、良好な意匠性を維持できる。
【００１５】
請求項３記載の発明は請求項１記載のキッチンカウンター用前面壁構造において、上記裏面磁性体板２の背面に不燃材７を配設するとともに、該不燃材７を目地用ジョイナー３の裏面側支承棚３１で支承したから、該磁性体壁４の耐火性能が向上するとともに、キッチンカウンター５の前面化粧板６の厚みに対して該磁性体壁４の厚みが小さいとき該不燃材７でその間隙を充填することができ該磁性体壁４をしっかりと装着できるのである。
【００１６】
又、請求項４記載の発明は、請求項１記載のキッチンカウンター用前面壁構造において、表面化粧板１と裏面磁性体板２とのそれぞれの上端部１２、２２を、目地用ジョイナー３の裏面側支承棚３１で支承したであるから、該磁性体壁４が一個の独立した部品となり、運搬や施工時の取り扱いが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明にかかるキッチンカウンター用前面壁構造の一実施例を示す正面図。
【図２】図１におけるＡ−Ａ線断面図。
【図３】本発明にかかるキッチンカウンター用前面壁構造の他の実施例における部分断面図。
【符号の説明】
１ 表面化粧板
１１ 表面化粧板の下端部
１２ 表面化粧板の上端部
２ 裏面磁性体板
２１ 裏面磁性体板の下端部
２２ 裏面磁性体板の上端部
３ 目地用ジョイナー
３１ 目地用ジョイナーの裏面側支承棚
３２ 目地用ジョイナーの仕切り壁
３３ 目地用ジョイナーの表面側垂直帯体
４ 磁性体壁
５ キッチンカウンター
６ キッチンカウンターの前面化粧板
７ 不燃材
８ 壁下地材
９ マグネット式ハンギングパーツ
９１ 磁石
【発明の属する技術分野】
本発明は、キッチンカウンター用前面壁構造に関するものであり、特に、該前面壁にマグネット式ハンギングパーツを着脱自在に吸着させ該マグネット式ハンギングパーツに台所回りの小物用品を吊り下げ又は係合できるようにしたキッチンカウンター用前面壁構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、壁紙の裏面に磁性体を設け、該壁紙表面に磁石を着脱自在に吸着できるようにした壁面があった（例えば、特許文献１参照。）。
【０００３】
【特許文献１】
特開平４−１４５５７公報（第２頁、図４）
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献１の壁面は磁石を吸着できない壁面との境界部の構成が開示されていない。本発明は、磁石を吸着できる壁面とそれに連接される磁石を吸着できない壁面との境界部の外観構成の美観を向上させ、また、既存の壁面の一部に磁石を吸着できる壁面を追加改造するとき、キッチンカウンターの既存の前面化粧板の一部を剥がすだけで、該磁性体壁を目地用ジョイナーを介して装着できるキッチンカウンター用前面壁構造を提供することを課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、次のような技術的手段を講じている。すなわち、請求項１記載の発明は、表面化粧板と裏面磁性体板とのそれぞれの下端部を、目地用ジョイナーの裏面側支承棚で支承してなる磁性体壁を構成し、該磁性体壁をキッチンカウンターの前面化粧板の上縁部に該目地用ジョイナーを介して略面一に連接させたことを特徴とするキッチンカウンター用前面壁構造である。この構成により、磁性体壁の表面化粧板に、マグネット式ハンギングパーツを装着し、小物用品を該マグネット式ハンギングパーツに掛けることができ、台所回りをきれいに整理できる。又、台所の改装時においても、キッチンカウンターの既存の前面化粧板の一部を剥がすだけで、該磁性体壁を目地用ジョイナーを介して装着できるから、該磁性体壁の装着位置に制限を受けにくく、その台所の最も適した位置に該磁性体壁を装着できるのである。
【０００６】
しかも、請求項１記載の発明は、上記目地用ジョイナーの裏面側支承棚に仕切り壁を立設し、無機系不燃板である表面化粧板と裏面磁性体板とのそれぞれの下端部を該仕切り壁で仕切った状態で支承したキッチンカウンター用前面壁構造である。この構成により、該表面化粧板や裏面磁性体板が目地用ジョイナーの裏面側支承棚からずれたり離脱したりしにくく、該両者間の距離が安定し、該表面化粧板の表面のマグネット吸着力が安定するのである。
【０００７】
請求項２記載の発明は、請求項１記載のキッチンカウンター用前面壁構造において、上記表面化粧板を目地用ジョイナーに着脱自在に装着するとともに、該表面化粧板とキッチンカウンターの前面化粧板とのそれぞれの表面模様を略同一模様形状にしたキッチンカウンター用前面壁構造である。この構成により、既存の前面化粧板と磁性体壁の表面化粧板との間に違和感がなく、良好な意匠性を維持できる。
【０００８】
更に、請求項３記載の発明は、請求項１記載のキッチンカウンター用前面壁構造において、上記裏面磁性体板の背面に不燃材を配設するとともに、該不燃材を目地用ジョイナーの裏面側支承棚で支承したキッチンカウンター用前面壁構造である。この構成により、該磁性体壁の耐火性能が向上するとともに、キッチンカウンターの前面化粧板の厚みに対して該磁性体壁の厚みが小さいとき該不燃材でその間隙を充填することができ該磁性体壁をしっかりと装着できるのである。
【０００９】
又、請求項４記載の発明は、請求項１記載のキッチンカウンター用前面壁構造において、表面化粧板と裏面磁性体板とのそれぞれの上端部を、目地用ジョイナーの裏面側支承棚で支承したキッチンカウンター用前面壁構造である。この構成により、該磁性体壁が一個の独立した部品となり、運搬や施工時の取り扱いが容易となる。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照してより詳細に説明する。図１は本発明にかかるキッチンカウンター用前面壁構造の一実施例を示す正面図、図２は図１におけるＡ−Ａ線断面図である。図において、１は表面化粧板であり、いわゆるケイカル板やシラスバルーン入りの無機系不燃板、その他セメント系材料で形成したものである。２は裏面磁性体板であり鉄、ニッケル、コバルト等の強磁性体で形成するのがよい。該裏面磁性体板２は磁性体材料の金属粉をゴムや合成樹脂板に混在させたものでもよい。３は目地用ジョイナーであり、実施例においてはアルミニウム、合成樹脂等の押出し成形品である。４は本発明に係る磁性体壁であり表面化粧板１と裏面磁性体板２と目地用ジョイナー３とからなる。該目地用ジョイナー３は表面側垂直帯体３３の裏面の略中央部に水平方向に伸びた裏面側支承棚３１が形成されており、該実施例では該裏面側支承棚３１の略中央部に２個の仕切り壁３２が間隔をおいて立設されている。該目地用ジョイナー３の裏面側支承棚３１は表面化粧板１の下端部１１と裏面磁性体板２の下端部２１とを該仕切り壁３２、３２を介して支承している。また、該表面化粧板１の上端部１２と裏面磁性体板２の上端部２２とのそれぞれは、上下を反転した上側の目地用ジョイナー３の裏面側支承棚３１に仕切り壁３２、３２を介して支承されている。５はキッチンカウンター、６はキッチンカウンターの前面化粧板であり実施例において該前面化粧板６の厚みは５ｍｍであり上記表面化粧板１の厚みの約３倍あるが両者の材質及び表面の模様形状は同一にしている。７はロックウール等からなる不燃材である。該不燃材７は裏面磁性体板２の背面に配設された状態で目地用ジョイナー３の裏面側支承棚３１に支承されている。該不燃材７を裏面磁性体板２と壁下地材８との間に充填することにより磁性体壁４の耐火性能が向上するとともに、キッチンカウンター５の前面化粧板６の厚みに対して該磁性体壁４の厚みが小さいとき該不燃材７でその間隙を充填することができ該磁性体壁４をしっかりと装着できるのである。９はマグネット式ハンギングパーツである。図１に示す如くマグネット式ハンギングパーツ９をその両端に設けた磁石９１、９１の磁力で磁性体壁４の表面化粧板１に吸着させ、図外の台所回りの小物用品を該マグネット式ハンギングパーツ９に吊り下げることができるようにしている。
【００１１】
図３は本発明にかかるキッチンカウンター用前面壁構造の他の実施例における部分断面図であり、該実施例では裏面磁性体板２を鋼板で構成し磁性体壁４の全体の厚みが下方のキッチンカウンターの前面化粧板６の厚みと略同一になるよう該裏面磁性体板２の厚みを厚くし、壁下地材８に密接するようにしている。
【００１２】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項１記載の発明は、表面化粧板１と裏面磁性体板２とのそれぞれの下端部１１、２１を、目地用ジョイナー３の裏面側支承棚３１で支承してなる磁性体壁４を構成し、該磁性体壁４をキッチンカウンター５の前面化粧板６の上縁部に該目地用ジョイナー３を介して略面一に連接させたことを特徴とするキッチンカウンター用前面壁構造であるから、キッチンカウンター５の前面に装着した磁性体壁４の表面化粧板１に、マグネット式ハンギングパーツ８を着脱自在に装着することができ、従って、小物用品を該マグネット式ハンギングパーツ９に掛けることができ、台所回りをきれいに整理できるとともに、キッチンでの作業性の向上を図ることができる。又、台所の改装時においても、キッチンカウンター５の既存の前面化粧板６の一部を剥がすだけで、該磁性体壁４を目地用ジョイナー３を介して装着できるから、該磁性体壁４の装着位置に制限を受けにくく、その台所の最も適した位置に該磁性体壁４を装着できるのである。
【００１３】
更に、請求項１記載の発明は、上記目地用ジョイナー３の裏面側支承棚３１に仕切り壁３２を立設し、無機系不燃板である表面化粧板１と裏面磁性体板２とのそれぞれの下端部１１、２１を該仕切り壁３２で仕切った状態で支承しているから、該表面化粧板１や裏面磁性体板２が目地用ジョイナー３の裏面側支承棚３１からずれたり離脱したりしにくく、該両者間の距離が安定し、該表面化粧板１の表面のマグネット吸着力が安定するのである。
【００１４】
請求項２記載の発明は、請求項１記載のキッチンカウンター用前面壁構造において、上記表面化粧板１を目地用ジョイナー３に着脱自在に装着するとともに、該表面化粧板１とキッチンカウンター５の前面化粧板６とのそれぞれの表面模様を略同一模様形状にしたから、既存の前面化粧板６と磁性体壁４の表面化粧板１との間に違和感がなく、良好な意匠性を維持できる。
【００１５】
請求項３記載の発明は請求項１記載のキッチンカウンター用前面壁構造において、上記裏面磁性体板２の背面に不燃材７を配設するとともに、該不燃材７を目地用ジョイナー３の裏面側支承棚３１で支承したから、該磁性体壁４の耐火性能が向上するとともに、キッチンカウンター５の前面化粧板６の厚みに対して該磁性体壁４の厚みが小さいとき該不燃材７でその間隙を充填することができ該磁性体壁４をしっかりと装着できるのである。
【００１６】
又、請求項４記載の発明は、請求項１記載のキッチンカウンター用前面壁構造において、表面化粧板１と裏面磁性体板２とのそれぞれの上端部１２、２２を、目地用ジョイナー３の裏面側支承棚３１で支承したであるから、該磁性体壁４が一個の独立した部品となり、運搬や施工時の取り扱いが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明にかかるキッチンカウンター用前面壁構造の一実施例を示す正面図。
【図２】図１におけるＡ−Ａ線断面図。
【図３】本発明にかかるキッチンカウンター用前面壁構造の他の実施例における部分断面図。
【符号の説明】
１ 表面化粧板
１１ 表面化粧板の下端部
１２ 表面化粧板の上端部
２ 裏面磁性体板
２１ 裏面磁性体板の下端部
２２ 裏面磁性体板の上端部
３ 目地用ジョイナー
３１ 目地用ジョイナーの裏面側支承棚
３２ 目地用ジョイナーの仕切り壁
３３ 目地用ジョイナーの表面側垂直帯体
４ 磁性体壁
５ キッチンカウンター
６ キッチンカウンターの前面化粧板
７ 不燃材
８ 壁下地材
９ マグネット式ハンギングパーツ
９１ 磁石
Claims (4)
- 表面化粧板と裏面磁性体板とのそれぞれの下端部を、目地用ジョイナーの裏面側支承棚で支承してなる磁性体壁を構成し、該磁性体壁をキッチンカウンターの前面化粧板の上縁部に該目地用ジョイナーを介して略面一に連接させたキッチンカウンター用前面壁構造であって、上記目地用ジョイナーの裏面側支承棚に仕切り壁を立設し、無機系不燃板である表面化粧板と裏面磁性体板とのそれぞれの下端部を該仕切り壁で仕切った状態で支承したことを特徴とするキッチンカウンター用前面壁構造。
- 上記表面化粧板を目地用ジョイナーに着脱自在に装着するとともに、該表面化粧板とキッチンカウンターの前面化粧板とのそれぞれの表面模様を略同一模様形状にした請求項１記載のキッチンカウンター用前面壁構造。
- 上記裏面磁性体板の背面に不燃材を配設するとともに、該不燃材を目地用ジョイナーの裏面側支承棚で支承した請求項１記載のキッチンカウンター用前面壁構造。
- 上記表面化粧板と裏面磁性体板とのそれぞれの上端部を、目地用ジョイナーの裏面側支承棚で支承した請求項１記載のキッチンカウンター用前面壁構造。
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|---|---|---|---|
| JP2002230867A JP3835373B2 (ja) | 2002-08-08 | 2002-08-08 | キッチンカウンター用前面壁構造 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004065710A JP2004065710A (ja) | 2004-03-04 |
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2002
- 2002-08-08 JP JP2002230867A patent/JP3835373B2/ja not_active Expired - Fee Related
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