JP3834278B2 - DSL connection apparatus and multipoint connection method thereof - Google Patents
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Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は終端装置とユーザ宅との間の接続を行うDSL接続装置に関する。特に、本発明は、独立かつ同時の1対nのマルチポイント接続を可能にするDSL接続装置及びそのマルチポイント接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、光通信システムでは、ビジネスビル、大規模な企業等に対して光ファイバーを敷設するFTTH(Fiber To The Home)、ビジネスビル、大規模企業を除く家屋、住宅、店、事務所等の通信設備を提供される施設を含む小規模のユーザ宅に対して敷設時間、敷設コスト等の問題からFTTC(Fiber To The Curb)、FTTCab(Fiber To The Cabinet)、PDS(Passive Double Star)等が、以下のように、検討されている。
【0003】
図9は本発明の前提となる、2線電話線を介して、光終端装置とユーザ宅との間の接続を行うDSL接続装置の概略構成を示すブロック図である。なお、全図を通して同一の構成要素には同一の番号、符号を付して説明を行う。
FTTC、FTTCabでは、光回線101にはセンター側局であるCO(Central Office)102が接続される。
【0004】
CO102は、光回線101を終端する光終端装置であり、ユーザ宅104の宅外の近くに設けられる。CO102とユーザ宅104との距離は、例えば、約100mである。
この場合、CO102からユーザ宅104の宅内装置であるCPE(Customer Premises Equipment)105のメタリック伝送にはユーザ宅104に配線されている既存のメタリック引き込み線で形成される2線電話線103が利用される。
【0005】
CO102にはO−E(光−電気変換部)/E−O(電気−光変換部)変換部121が設けられ、O−E/E−O変換部121は光回線101からの受信光信号を電気信号に変換し、光回線101への電気信号を送信光信号に変換する。
O−E/E−O変換部121に接続されるDSL(Digital Subscriber Line)接続部122はDMT(Discrete Multi Tone)、Cap(Carrierless Amplitude Phase)方式等の高速通信方式を採用し、CO102とCPE105との間の接続を行う。
【0006】
すなわち、DSL接続部122には送受信部170が設けられ、送受信部170にはDSL変復調部171が設けられる。
DSL変復調部172はCPE105への下り信号(Downstream)の変調を行い、CPE105からの上り信号(Upstream)の復調を行う。
さらに、CPE105には送受信部173が設けられ、送受信部173にはDSL変復調部174が設けられる。
DSL変復調部174はCO102への上り信号(Upstream)の変調を行い、CPE105からの下り信号(Downstream)の復調を行う。
【0007】
図10は図9のDSL接続部122による高速通信方式を説明する図である。
本図に示すように、CPE105からCO102への上り信号(Upstream)、CO102からCPE105への下り信号(Downstream)が異なる周波数帯域で双方向に伝送される。
さらに、CO102のDSL接続部122における送受信部170には等化部172が設けられ、CPE105における送受信部173には等化部175が設けられる。
【0008】
等化部172、等化部175は、ブリッヂタップ(BT)等化器の機能、レベル等化器の機能をそれぞれ有する。
すなわち、ブリッヂタップ(BT)等化器の機能は、ブリッヂタップ(BT)の回線損失に対して受信信号を復元し、レベル等化器の機能は、ローディングコイル等の回路損失に対して受信信号を復元する。
【0009】
等化部172、等化部175は、その等化特性が伝送路で変動するので、伝送路の変動に応じてトレーニングを行う。
上記DSL接続部122では、CO102とCPE105とが1対1で接続することしか許容されていない。
すなわち、ユーザ宅104の複数の部屋の各々にCPEを設置し、1対nのマルチポイント接続であるCO102と各CPEとの間で通信を行うことができない。
【0010】
以下に、1対nのマルチポイント接続例の説明を行う。
図11は本発明の前提となる1対nのマルチポイント接続例を説明する概略構成のブロック図である。本図に示すように、CO102には2線電話線103を媒体とした通信手段として、ISDN(Integrated Services Digital Network)、ADSL(Asymmetry Digital Subscriber Line)がある。CO102はユーザ宅104の宅内にて2線電話線103の通信を終端し、ルータ機能またはブリッジ機能を有し、イーサネット(登録商標)接続部161、ハブ162を有する。
【0011】
CO102のハブ162には4線ケーブル116、117、118を介して複数のCPE107、108、109が接続される。
複数のCPE107、108、109にはイーサネット(登録商標)接続部113、114、115が設けられる。
このように、CO102のイーサネット(登録商標)接続部161、複数のCPE107、108、109のイーサネット(登録商標)接続部113、114、115のイーサネット(登録商標)機能を用いて、CO102と複数のCPE107、108、109との間で、1対nのマルチポイント接続が可能になる。
【0012】
このような従来技術として、ユーザ宅に設置されている単一の電話回線にADSLモデムが複数接続されていることが周知である(例えば、特許文献1参照。)。
【0013】
【特許文献1】
特開2001−127828号公報(段落番号0020、0021、図1)
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術では、1対nのマルチポイント接続であるCO102と各部屋のCPEとの間で通信を行うことができるが、CO102と各部屋のCPEとの間で1対nのマルチポイント接続で独立して同時に通信を行うことができないという問題があった。
さらに、複数の4線ケーブル116、117、118を新たに敷設しなければならないという問題があった。
【0015】
したがって、本発明は上記問題点に鑑みて、CO102と各部屋のCPEとの間で1対nのマルチポイント接続で独立して同時に通信を可能にし、4線電話線をあらたに敷設する必要がないDSL接続装置及びそのマルチポイント接続方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記問題点を解決するために、Upstreamの周波数帯域、Downstreamの周波数帯域で終端装置とユーザ宅の宅内装置との間の接続を行うDSL接続装置において、分割された前記Upstreamの周波数帯域、分割された前記Downstreamの周波数帯域を前記ユーザ宅の複数の宅内装置でシェアし、シェアされた前記Upstreamの周波数帯域、シェアされた前記Downstreamの周波数帯域で前記終端装置に対する送受信信号の変復調を行う宅内装置用バンド変復調部と、前記複数の宅内装置と2線電話線で接続される前記終端装置で前記宅内装置用バンド変復調部に対向し、シェアされた前記Upstreamの周波数帯域、シェアされた前記Downstreamの周波数帯域で前記複数の宅内装置に対する送受信信号の変復調を行う終端装置用バンド変復調部と、前記終端装置から受信する信号を回線損失から復元する宅内装置用バンド変復調部の等化部と、前記複数の前記宅内装置から受信する信号を回線損失から復元する終端装置用バンド変復調部の等化部と、シェアした前記Upstreamの周波数帯域のセンター周波数のシングルトーンを前記終端装置に送出して前記終端装置用バンド変復調部の前記等化部にトレーニングさせる宅内装置用バンド変復調部のシングルトーン送出部と、シェアした前記Downstreamの周波数帯域のセンター周波数のシングルトーンを前記複数の宅内装置に送出して前記宅内装置用バンド変復調部の前記等化部にトレーニングさせる終端装置用バンド変復調部のシングルトーン送出部とを備えることを特徴とするDSL接続装置を提供する。
【0017】
この手段により、1対nのマルチポイント接続が行われる終端装置とユーザ宅の各部屋の宅内装置との間で独立して同時に通信することが可能になる。さらに、終端装置と複数の宅内装置との間の接続では2線電話線の利用が可能になり、従来のように新たなケーブルの敷設が不要となる。さらに、独立かつ同時の1対nのマルチポイント接続時に、周波数帯域毎に、通信速度の低下、通信不能といった状況を防止することが可能になり、独立かつ同時の1対nのマルチポイント接続時に周波数帯域毎に伝送路の変動に応じて等化を行うことが可能になる。
さらに、前記終端装置用バンド変復調部は、前記DSL接続装置がFTTHに使用される場合にはユーザ宅の宅内に設置される前記終端装置に設けられ、前記DSL接続装置がFTTC、FTTCabに使用される場合にはユーザ宅の宅外に設置される前記終端装置に設けられ、前記DSL接続装置がADSL、HDSLを含むDSLを通信方式としてインターネットに接続される場合にはインターネットサービスプロバイダの内部に設置される前記終端装置に設けられる。
【0018】
この手段により、DSL接続手段を用いる通信媒体に広く、本発明の適用が可能になる。
さらに、前記宅内装置用バンド変復調部には宅内用周波数選択部が設けられ、前記宅内用周波数選択部は、前記終端部から受信した信号からシェアされた前記Downstreamの周波数帯域の信号を選別し選別された信号を前記宅内装置用バンド変復調部に復調させ、さらに、前記終端装置用バンド変復調部には終端用周波数選択部が設けられ、前記終端用周波数選択部は、前記複数の宅内装置から受信した信号からシェアされた前記Upstreamの周波数帯域の信号を選別し選別された信号を前記終端装置用バンド変復調部に復調さる。
【0019】
この手段により、受信信号の復調時に不要な受信信号の削除が可能になる。
【0021】
さらに、前記宅内装置用バンド変復調部の前記等化部、前記終端装置用バンド変復調部の前記等化部はブリッジタップ(BT)等化器の機能、レベル等化器の機能を有する。
この手段により、独立かつ同時の1対nのマルチポイント接続時にブリッヂタップ(BT)の回線損失に対して送信信号を復元し、ローディングコイル等の回路損失に対して送信信号を復元することが可能になる。
【0022】
さらに、本発明は、Upstreamの周波数帯域、Downstreamの周波数帯域で終端装置とユーザ宅の宅内装置との間の接続を行うDSL接続装置のマルチポイント接続方法において、分割した前記Upstreamの周波数帯域、分割した前記Downstreamの周波数帯域を前記ユーザ宅の複数の宅内装置でシェアし、シェアされた前記Upstreamの周波数帯域、シェアされた前記Downstreamの周波数帯域で前記終端装置に対する送受信信号の変復調を行う工程と、前記複数の宅内装置と2線電話線で接続される前記終端装置で、シェアされた前記Upstreamの周波数帯域、Downstreamの周波数帯域で前記複数の宅内装置に対する送受信信号の変復調を行う工程と、前記終端装置から前記複数の宅内装置への送信信号を復調するためにシェアされた前記Downstreamの周波数帯域の受信信号を選別する工程と、前記複数の宅内装置から前記終端装置への送信信号を復調するためにシェアされた前記Upstreamの周波数帯域の受信信号を選別する工程と、前記複数の宅内装置の各々から受信した信号を等化して回線損失から復元する工程と、前記終端装置から受信した信号を等化して回線損失から復元する工程と、前記複数の宅内装置からシェアした前記Upstreamの周波数帯域のセンター周波数のシングルトーンを受信して前記複数の宅内装置の受信信号の等化のトレーニングを行う工程と、前記終端装置からシェアした前記Downstreamの周波数帯域のセンター周波数のシングルトーンを受信して前記終端装置の受信信号の等化のトレーニングを行う工程とを備えることを特徴とするDSL接続装置のマルチポイント接続方法。
【0023】
この手段により、前記発明と同様に、1対nのマルチポイント接続が行われる終端装置とユーザ宅の各部屋の宅内装置との間で独立して同時に通信することが可能になると共に、独立かつ同時の1対nのマルチポイント接続時に、周波数帯域毎に、通信速度の低下、通信不能といった状況を防止することが可能になる。
【0024】
さらに、独立かつ同時の1対nのマルチポイント接続時に周波数帯域毎に伝送路の変動に応じて等化を行うことが可能になる。
さらに、終端装置と複数の宅内装置との間の接続では2線電話線の利用が可能になり、従来のように新たなケーブルの敷設が不要となる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係るDSL接続装置の概略構成を示すブロック図である。
本図に示に示すように、ユーザ宅104の部屋毎に宅内装置である複数のCPE107、108、109の各々が設置される。
【0026】
複数のCPE107、108、109は、各部屋のモジュラーソケット110、111、112を介して、2線電話線103に接続される。モジュラーソケット110、111、112は、ユーザ宅104の各部屋の壁等に設置される。
複数のCPE107、108、109は、Downstreamの周波数帯域、Upstreamの周波数帯域がそれぞれ分割された所定の、Downstreamの周波数帯域(バンド)、Upstreamの周波数帯域(バンド)をそれぞれシェアする。
【0027】
例えば、FTTC、FTTCabにおいては、CO102は遠隔中継局等のセンター側局であり、光回線101を終端する光終端装置であり、ルータ機能、ブリッジ機能を有する。
CO102とユーザ宅104の複数のCPE107、108、109とは2線電話線103を介して接続される。
複数のCPE107、108、109にはCO102への送信を行う送信部131、132、133がそれぞれ設けられ、さらに、CO102からの受信を行う受信部140、141、142がそれぞれ設けられる。
【0028】
送信部131、132、133には、アップストリームバンドDSL変調部134、135、136がそれぞれ設けられ、さらに、シングルトーン送出部137、138、139が設けられる。
アップストリームバンドDSL変調部134、135、136の各々はシェアされたUpstreamの周波数帯域の信号を変調して、2線電話線103を介して、CO102に送出する。
【0029】
シングルトーン送出部137、138、139の各々は、シェアされたUpstreamの周波数帯域のセンター周波数のシングルトーンをCO102に送出する。
次に、受信部140、141、142には周波数選別部(Split Filter)143、144、145がそれぞれ設けられ、さらに、ダウンストリームバンド復調部146、147、148がそれぞれ設けられ、さらに、等化部143、144、145がそれぞれ設けられる。
【0030】
周波数選別部143、144、145の各々は周波数帯域フィルタであり、CO102から複数のCPE107、108、109に受信した信号から複数のCPE107、108、109の各々にシェアされたDownstreamの周波数帯域の信号を選別する。受信信号の復調時に不要な受信信号の削除を行うためである。
ダウンストリームバンド復調部134、135、136の各々は、周波数選別部143、144、145の各々で周波数選別された信号を復調する。
【0031】
等化部149、150、151の各々はCO102からの受信信号を、回路損失から、復元する。周波数帯域毎に、通信速度の低下、通信不能といった状況を防止するためである。
次に、CO102のO−E/E−O変換部121に接続されるDSL接続部122には複数のCPE107、108、109への送信を行う送信部123、複数のCPE107、108、109からの受信を行う受信部126が設けられる
【0032】
送信部123にはダウンストリームバンドDSL変調部124、シングルトーン送出部125が設けられる。
ダウンストリームバンドDSL変調部124はO−E/E−O変換部121からの信号を、シェアされたDownstreamの周波数帯域で変調して、2線電話線103を介して、ユーザ宅104に送出する。
シングルトーン送出部125はシェアしたDownstreamの周波数帯域のセンター周波数のシングルトーンをユーザ宅104に送出する。
次に、受信部126には周波数選別部(Split Filter)127、アップストリームバンドDSL復調部128、等化部129が設けられる。
【0033】
周波数選別部127は周波数帯域フィルタであり、CO102から複数のCPE107、108、109に受信した信号から複数のCPE107、108、109の各々にシェアされたDownstreamの周波数帯域の信号を選別する。受信信号の復調時に不要な受信信号の削除を行うためである。
アップストリームバンドDSL復調部128は、2線電話線103を介して、複数のCPE107、108、109からの信号を、シェアされたUpstreamの周波数帯域で復調し、O−E/E−O変換部121に送出する。
【0034】
等化部129は複数のCPE107、108、109の各々からの受信信号を、回路損失から、復元する。周波数帯域毎に、通信速度の低下、通信不能といった状況を防止するためである。
なお、等化部129はCPE107、108、109のシングルトーン送出部137、138、139からのシングルトーンを用いてトレーニングを行う。周波数帯域毎に伝送路の変動に応じて等化を行うためである。
【0035】
図2は図1におけるCO102と複数のCPE107、108、109との間の上り信号、下り信号の周波数帯域を説明する図である。
本図に示すように、下り(Downstream)の周波数帯域を複数の周波数帯域a、b、cに分割し、Upstreamの周波数帯域を複数の周波数帯域A、B、Cに分割し、分割された周波数帯域がCO102と複数のCPE107、108、109との通信にシェアされる。
【0036】
具体的には、CO102とCPE107との通信用帯域として、Upstreamの周波数帯域A、Downstreamの周波数帯域aが使用される。
さらに、CO102とCPE108との通信との通信帯域として、Upstreamの周波数帯域B、Downstreamの周波数帯域bが使用される。
さらに、CO102とCPE109との通信用帯域として、Upstreamの周波数帯域C、Downstreamの周波数帯域cが使用される。
【0037】
このようにして、CO102と複数のCPE107、108、109とは、1対nのマルチポイント接続で、独立に同時に通信が可能になる。
なお、同時に独立に通信可能な1対nのマルチポイント接続が可能になるが、Downstreamの周波数帯域、Upstreamの周波数帯域をシェアしているので、最大Rateは1対1接続の場合に比較して低下する。
さらに、CO102と複数のCPE107、108、109との間の通信に2線電話線103が使用されるので、既存の2線電話線が利用可能になる。
【0038】
図3は図1におけるCO102のDSL接続部122における送信部123の具体的構成を示すブロック図である。本図に示すように、送信部123のダウンストリームバンドDSL変調部124にはCPE107用変調部201、CPE108用変調部202、CPE109用変調部203が設けられ、CPE107用変調部201、CPE108用変調部202、CPE109用変調部203は、複数のCPE107、108、109の受信部140、141、142のダウンストリームバンド復調部146、147、148にそれぞれ対応し、シェアされたUpstreamの周波数帯域で信号を変調する。
【0039】
送信部123のシングルトーン送出部125にはCPE107用シングルトーン送出部204、CPE108用シングルトーン送出部205、CPE109用シングルトーン送出部206が設けられ、シングルトーン送出部204、205、206はCPE107、108、109の受信部140、141、142の等化部149、150、151のそれぞれにトレーニングさせるために、周波数分割されたDownstreamの周波数帯域a、b、cにおけるセンター周波数のシングルトーンを送出する。周波数帯域毎に伝送路の変動に応じて等化を行うためである。
【0040】
図4は図1におけるCO102のDSL接続部122における受信部126の具体的構成を示すブロック図である。本図に示すように、受信部126の周波数選別部127にはCPE107用周波数選別部207、CPE108用周波数選別部208、CPE109用周波数選別部209が設けられ、CPE107用周波数選別部207、CPE108用周波数選別部208、CPE109用周波数選別部209は、複数のCPE107、108、109からCO102に受信した信号からシェアされたDownstreamの周波数帯域の信号を選別する。
【0041】
さらに、受信部126のアップストリームバンドDSL復調部128にはCPE107用復調部210、CPE108用復調部211、CPE109用復調部212が設けられ、CPE107用復調部210、CPE108用復調部211、CPE109用復調部212は、複数のCPE107、108、109の送信部131、132、133のアップストリームバンド変調部134、135、136にそれぞれ対応し、シェアされたDownstreamの周波数帯域の復調を行う。
さらに、受信部126の等化部129にはCPE107用ブリッジタップ(BT)等化器213、CPE108用ブリッジタップ(BT)等化器214、CPE109用ブリッジタップ(BT)等化器215、CPE107用レベル等化器216、CPE108用レベル等化器217、CPE109用レベル等化器218が設けられる。
【0042】
CPE107用ブリッジタップ(BT)等化器213、CPE108用ブリッジタップ(BT)等化器214、CPE109用ブリッジタップ等化器215の各々は、ブリッヂタップ(BT)の回線損失に対して複数のCPE107、108、109からの受信信号を復元する。
CPE107用レベル等化器216、CPE108用レベル等化器217、CPE109用レベル等化器218の各々は、ローディングコイル等の回路損失に対して複数のCPE107、108、109からの受信信号を復元する。
【0043】
図5は図1におけるCPE107(108、109)の等化部149(150、151)の概略構成を示すブロック図である。
本図に示すように、CPE107(108、109)の等化部149(150、151)にはブリッジタップ(BT)等化器301(302、303)、レベル等化器304(305、306)が設けられる。
ブリッジタップ(BT)等化器301(302、303)はブリッヂタップ(BT)の回線損失に対してCO102からの受信信号を復元する。
【0044】
レベル等化器304(305、306)はローディングコイル等の回路損失に対してCO102からの受信信号を復元する。
図6は図1におけるCO102と複数のCPE107、108、109との一連の動作を説明する図である。本図に示すように、フェーズ(Phase)1では、CO102のDSL接続部122の送信部123におけるシングルトーン送出部125から複数のCPE107、108、109の受信部140、141、142における等化部149、150、151の各々にシェアされたDownstreamの周波数帯域a、b、cにおけるセンター周波数a0、b0、c0のシングルトーンが送出される。
【0045】
複数のCPE107、108、109の受信部140、141、142における周波数選別部143、144、145の各々では送出されたセンター周波数a0、b0、c0のシングルトーンが選別され、選別されたシングルトーンを用いて、等化部149、150、151の各々がトレーニングを行う。
フェーズ(Phase)2では、CO102からのシングルトーンのリフレクションとして、複数のCPE107、108、109の送信部131、132、133におけるシングルトーン送出部137、138、139からCO102にシェアされたUpstreamの周波数帯域A、B、Cにおけるセンター周波数A0、B0、C0のシングルトーンが送出される。
【0046】
CO102の受信部126における周波数選別部127では送出されたセンター周波数A0、B0、C0のシングルトーンが選別され、選別されたシングルトーンを用いて、等化部129がトレーニングを行う。
フェーズ(Phase)3では、CO102の等化部129、複数のCPE107、108、109の等化部149、150、151のトレーニング後、CO102とCPE107、108、109の各々とは、回線損失を復元しながら、シェアされたDownstreamの周波数帯域a、b、c、シェアされたUpstreamの周波数帯域A、B、Cを介して、1対nのマルチポイント接続で、独自に同時に通信を行うことが可能になる。
【0047】
図7は図1の変形例に係る概略構成を示すブロック図である。本図に示すように、FTTHの場合にはCO102がユーザ宅104の宅内に設けられる。このように、FTTC、FTTCabだけでなく、FTTHにも本発明の適用が可能になる。
図8は図1の他の変形例に係る概略構成を示すブロック図である。本図に示すように、ADSL、HDSLを含むDSLの通信方式の場合には、CO102がインターネットサービスプロバイダの内部に設けられる。このように、光通信だけでなく、ADSL、HDSLを含むDSLの通信方式によるインターネットへの接続にも本発明の適用が可能になる。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ユーザ宅の複数の宅内装置の各々で、シェアされたUpstreamの周波数帯域、Downstreamの周波数帯域で終端装置に対する送受信信号の変復調を行い、複数の宅内装置の各々と2線電話線で接続される終端装置で、シェアされたUpstreamの周波数帯域、Downstreamの周波数帯域で複数の宅内装置に対する送受信信号の変復調を行い、終端装置から複数の宅内装置への送信信号を復調するためにシェアされたDownstreamの周波数帯域の受信信号を選別し、複数の宅内装置から終端装置への送信信号を復調するためにシェアされたUpstreamの周波数帯域の受信信号を選別し、複数の宅内装置の各々から受信した信号を等化して回線損失から復元し、終端装置から受信した信号を等化して回線損失から復元し、複数の宅内装置からシェアしたUpstreamの周波数帯域のセンター周波数のシングルトーンを受信して複数の宅内装置の受信信号の等化のトレーニングを行い、終端装置からシェアしたDownstreamの周波数帯域のセンター周波数のシングルトーンを受信して終端装置の受信信号の等化のトレーニングを行うようにしたので、終端装置とユーザ宅の各部屋の宅内装置との間で1対nのマルチポイント接続で独立して同時に通信することが可能になると共に、独立かつ同時の1対nのマルチポイント接続時に、周波数帯域毎に、通信速度の低下、通信不能といった状況を防止することが可能になる。
【0049】
さらに、独立かつ同時の1対nのマルチポイント接続時に周波数帯域毎に伝送路の変動に応じて等化を行うことが可能になる。
さらに、終端装置と複数の宅内装置との間の接続では2線電話線の利用が可能になり、従来のように新たなケーブルの敷設が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るDSL接続装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1におけるCO102と複数のCPE107、108、109との間の上り信号、下り信号の周波数帯域を説明する図である。
【図3】図1におけるCO102のDSL接続部122における送信部123の具体的構成を示すブロック図である。
【図4】図1におけるCO102のDSL接続部122における受信部126の具体的構成を示すブロック図である。
【図5】図1におけるCPE107(108、109)の等化部149(150、151)の概略構成を示すブロック図である。
【図6】図1におけるCO102と複数のCPE107、108、109との一連の動作を説明する図である。
【図7】図1の変形例に係る概略構成を示すブロック図である。
【図8】図1の他の変形例に係る概略構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の前提となる、2線電話線を介して、光終端装置とユーザ宅との間の接続を行うDSL接続装置の概略構成を示すブロック図である。
【図10】図9のDSL接続部122による高速通信方式を説明する図である。
【図11】本発明の前提となる1対nのマルチポイント接続例を説明する概略構成のブロック図である。
【符号の説明】
101…光回線
102…CO
103…2線電話線
104…ユーザ宅
107、108、109…CPE
110、111、112…モジュラーソケット
121…O−E/E−O変換部
122…DSL接続部
124…ダウンストリームバンドDSL変調部
128…アップストリームバンドDSL復調部
123、131、132、133…送信部
134、135、136…アップストリームバンドDSL変調部
137、138、139…シングルトーン送出部
126、140、141、142…受信部
127、143、144、145…周波数選別部(Split Filter)
146、147、148…ダウンストリームバンドDSL復調部
129、149、150、151…等化部
201…CPE107用変調部
202…CPE108用変調部
203…CPE109用変調部
204…CPE107用シングルトーン送出部
205…CPE108用シングルトーン送出部
206…CPE109用シングルトーン送出部
207…CPE107用Split Filter
208…CPE108用Split Filter
209…CPE109用Split Filter
210…CPE107用復調部
211…CPE108用復調部
212…CPE109用復調部
213…CPE107用ブリッジタップ(BT)等化器
214…CPE108用ブリッジタップ(BT)等化器
215…CPE109用ブリッジタップ(BT)等化器
216…CPE107用レベル等化器
217…CPE108用レベル等化器
218…CPE109用レベル等化器
301、302、303…ブリッジタップ(BT)等化器
304、305、306…レベル等化器[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a DSL connection device that performs a connection between a terminal device and a user's home. In particular, the present invention relates to a DSL connection apparatus that enables independent and simultaneous one-to-n multipoint connection and a multipoint connection method thereof.
[0002]
[Prior art]
In recent years, in optical communication systems, FTTH (Fiber To The Home) for laying optical fibers for business buildings, large-scale enterprises, etc., communication facilities for houses, residences, shops, offices, etc. excluding business buildings and large-scale enterprises FTTC (Fiber To The Cab), FTTCab (Fiber To The Cabinet), PDS (Passive Double Star), etc., for small-scale user homes including facilities provided with It is being considered.
[0003]
FIG. 9 is a block diagram showing a schematic configuration of a DSL connection apparatus that performs a connection between an optical terminal device and a user's home via a two-wire telephone line, which is a premise of the present invention. Note that the same components are denoted by the same reference numerals and symbols throughout the drawings.
In FTTC and FTTCab, a central office CO (Central Office) 102 is connected to the
[0004]
The
In this case, the two-
[0005]
The
A DSL (Digital Subscriber Line)
[0006]
That is, the
The DSL modulation /
Further, the
The
[0007]
FIG. 10 is a diagram for explaining a high-speed communication system using the
As shown in the figure, an upstream signal (Upstream) from the
Further, an
[0008]
The
That is, the function of the bridge tap (BT) equalizer restores the received signal with respect to the line loss of the bridge tap (BT), and the function of the level equalizer receives the signal with respect to the circuit loss of the loading coil or the like. To restore.
[0009]
The
In the
That is, a CPE cannot be installed in each of a plurality of rooms of the user's
[0010]
Hereinafter, an example of 1-to-n multipoint connection will be described.
FIG. 11 is a block diagram of a schematic configuration for explaining an example of 1-to-n multipoint connection as a premise of the present invention. As shown in this figure, the
[0011]
A plurality of
The plurality of
In this way, using the Ethernet (registered trademark) function of the Ethernet (registered trademark)
[0012]
As such a conventional technique, it is well known that a plurality of ADSL modems are connected to a single telephone line installed in a user's house (see, for example, Patent Document 1).
[0013]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2001-127828 (paragraph numbers 0020 and 0021, FIG. 1)
[0014]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described conventional technology, communication can be performed between the
Further, there is a problem that a plurality of four-
[0015]
Therefore, in view of the above problems, the present invention needs to enable simultaneous and independent communication between the
[0016]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention provides a frequency band of Upstream, a frequency band of Upstream, and a frequency band of Upstream that is divided in a DSL connection apparatus that performs connection between a terminal device and a home device of a user's home in the frequency band of Downstream. The divided Downstream frequency band is shared by a plurality of in-house devices of the user's home, and modulation / demodulation of transmission / reception signals to / from the terminating device is performed in the shared Upstream frequency band and the shared Downstream frequency band. The band modulation / demodulation unit for in-home devices, and the terminal device connected to the plurality of in-home devices via a two-wire telephone line, facing the band modulation / demodulation unit for the in-home devices, and the shared frequency band of the Upstream In the Downstream frequency band. Terminator band modem unit for performing modulation and demodulation of the reception signal to the home deviceAnd an equalizer for a band modulation / demodulation unit for a home device that restores a signal received from the terminal device from a line loss, and a band modulation / demodulation unit for a terminal device that restores a signal received from the plurality of the home devices from a line loss A single tone of the band modulation / demodulation unit for the in-home device that sends the single tone of the center frequency of the shared Upstream frequency band to the termination device and trains the equalization unit of the band modulation / demodulation unit for the termination device to train the equalization unit A single transmission unit and a single band modulation / demodulation unit for a terminal device that transmits a single tone of a shared center frequency of the Downstream frequency band to the plurality of indoor devices and trains the equalization unit of the band modulation / demodulation unit for the indoor device Tone transmitterProvided is a DSL connection device characterized by comprising:
[0017]
By this means, it becomes possible to perform independent and simultaneous communication between the terminating device in which the one-to-n multipoint connection is performed and the in-house device in each room of the user's home. In addition, the connection between the terminal device and a plurality of in-home devices allows the use of a two-wire telephone line, eliminating the need for laying a new cable as in the prior art.The In addition, when independent and simultaneous 1-to-n multipoint connection, it becomes possible to prevent situations such as a decrease in communication speed and inability to communicate for each frequency band, and when independent and simultaneous 1-to-n multipoint connection. It becomes possible to perform equalization according to the fluctuation of the transmission path for each frequency band.
Further, the band modulation / demodulation unit for the termination device is provided in the termination device installed in a user's house when the DSL connection device is used for FTTH, and the DSL connection device is used for FTTC and FTTCab. Installed in the terminal device installed outside the user's home, and installed in the Internet service provider when the DSL connection device is connected to the Internet using DSL including ADSL and HDSL as a communication method. Provided in the termination device.
[0018]
By this means, the present invention can be widely applied to communication media using DSL connection means.
Further, the in-house device band modulation / demodulation unit includes an in-house frequency selection unit, and the in-house frequency selection unit selects and selects a signal in the Downstream frequency band shared from the signal received from the termination unit. The received signal is demodulated by the in-house device band modulation / demodulation unit, and the termination device band modulation / demodulation unit is provided with a termination frequency selection unit, which receives the termination frequency selection unit from the plurality of household devices. The signal of the Upstream frequency band shared from the selected signal is selected, and the selected signal is demodulated by the band modulation / demodulation unit for the terminal device.
[0019]
This measure makes it possible to delete unnecessary received signals when demodulating the received signals.The
[0021]
TheFurther, the equalization unit of the band modulation / demodulation unit for the in-home device and the equalization unit of the band modulation / demodulation unit for the termination device have a function of a bridge tap (BT) equalizer and a function of a level equalizer.
By this means, it is possible to restore the transmission signal with respect to the line loss of the bridge tap (BT) at the time of independent and simultaneous 1-to-n multipoint connection, and to restore the transmission signal with respect to the circuit loss of the loading coil, etc. become.
[0022]
Furthermore, the present invention provides a multipoint connection method for a DSL connection device that performs connection between a terminal device and a user home device in the Upstream frequency band and the Downstream frequency band. Sharing the Downstream frequency band with a plurality of in-home devices of the user's home, and performing modulation / demodulation of transmission / reception signals to and from the terminating device in the shared Upstream frequency band and the shared Downstream frequency band; A step of performing modulation / demodulation of transmission / reception signals for the plurality of in-home devices in the shared Upstream frequency band and the Downstream frequency band in the termination device connected to the plurality of in-home devices via a two-wire telephone line; Before from the device Selecting a reception signal of the Downstream frequency band shared to demodulate transmission signals to a plurality of in-home devices; and sharing to demodulate transmission signals from the plurality of in-home devices to the termination device. A step of selecting a received signal in the Upstream frequency band, a step of equalizing a signal received from each of the plurality of in-home devices and restoring from a line loss, and a line of equalizing the signal received from the terminating device Restoring from loss, receiving a single tone of a center frequency of the Upstream frequency band shared from the plurality of in-home devices to perform equalization training of received signals of the plurality of in-home devices, and the termination Receives the single tone center frequency in the Downstream frequency band shared from the device. Multipoint connection method of DSL connection device, characterized in that it comprises a step of performing equalization of the training of the received signal of the termination device Te.
[0023]
By this means, as in the above-described invention, it becomes possible to perform independent and simultaneous communication between the terminating device in which one-to-n multipoint connection is performed and the in-home device in each room of the user's home, and independently and During simultaneous 1-to-n multipoint connection, it becomes possible to prevent a situation such as a decrease in communication speed or communication failure for each frequency band.
[0024]
Furthermore, equalization can be performed in accordance with fluctuations in the transmission path for each frequency band during independent and simultaneous 1-to-n multipoint connection.
Furthermore, in the connection between the terminal device and the plurality of in-home devices, it is possible to use a two-wire telephone line, and it is not necessary to install a new cable as in the prior art.
[0025]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a block diagram showing a schematic configuration of a DSL connection apparatus according to the present invention.
As shown in the figure, each of a plurality of
[0026]
The plurality of
The plurality of
[0027]
For example, in FTTC and FTTCab, the
The
The plurality of
[0028]
The
Each of the upstream
[0029]
Each of the single
Next, the
[0030]
Each of the
Each of the downstream
[0031]
Each of the
Next, the
[0032]
The
The downstream band
The single
Next, the
[0033]
The
The upstream
[0034]
The equalizing
Note that the
[0035]
FIG. 2 is a diagram for explaining the frequency bands of the upstream and downstream signals between the
As shown in the figure, the downstream frequency band is divided into a plurality of frequency bands a, b, and c, the Upstream frequency band is divided into a plurality of frequency bands A, B, and C, and the divided frequencies are divided. The bandwidth is shared for communication between the
[0036]
Specifically, Upstream frequency band A and Downstream frequency band a are used as communication bands between the
Further, Upstream frequency band B and Downstream frequency band b are used as communication bands for communication between
Further, the frequency band C of Upstream and the frequency band c of Downstream are used as communication bands between the
[0037]
In this way, the
In addition, 1-to-n multipoint connection that enables independent communication at the same time is possible. However, since the Downstream frequency band and the Upstream frequency band are shared, the maximum rate is higher than that in the case of 1-to-1 connection. descend.
Furthermore, since the two-
[0038]
FIG. 3 is a block diagram showing a specific configuration of the
[0039]
The single
[0040]
FIG. 4 is a block diagram showing a specific configuration of the
[0041]
Further, the upstream
Further, the
[0042]
Each of the bridge tap (BT)
Each of the
[0043]
FIG. 5 is a block diagram showing a schematic configuration of the equalization unit 149 (150, 151) of the CPE 107 (108, 109) in FIG.
As shown in this figure, the equalizers 149 (150, 151) of the CPE 107 (108, 109) include a bridge tap (BT) equalizer 301 (302, 303) and a level equalizer 304 (305, 306). Is provided.
The bridge tap (BT) equalizer 301 (302, 303) restores the received signal from the
[0044]
The level equalizer 304 (305, 306) restores the received signal from the
FIG. 6 is a diagram for explaining a series of operations of the
[0045]
In each of the
In
[0046]
The
In Phase 3, after training the
[0047]
FIG. 7 is a block diagram showing a schematic configuration according to a modification of FIG. As shown in this figure, in the case of FTTH, the
FIG. 8 is a block diagram showing a schematic configuration according to another modification of FIG. As shown in the figure, in the case of a DSL communication system including ADSL and HDSL, the
[0048]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, each of a plurality of in-home devices at a user's home performs modulation / demodulation of a transmission / reception signal to / from a terminal device in the shared Upstream frequency band and the Downstream frequency band, and the plurality of in-home devices The terminal device connected to each of the two terminals by a two-line telephone line performs modulation / demodulation of transmission / reception signals to / from a plurality of in-home devices in the shared Upstream frequency band and the Downstream frequency band, and transmitted from the end device to the plurality of in-home devices Selecting a received signal in a shared Downstream frequency band to demodulate the signal, and selecting a received signal in an Upstream frequency band shared to demodulate a transmission signal from a plurality of in-home devices to a terminating device; Equalize the signals received from each of the multiple in-home devices to recover from line loss, The signal received from the end device is equalized and restored from the line loss, the single tone of the center frequency of the Upstream frequency band shared from the plurality of in-home devices is received, and the received signal equalization training of the plurality of in-home devices is performed. And receiving the single tone of the center frequency of the Downstream frequency band shared from the terminal device to perform training for equalization of the received signal of the terminal device. In addition, it is possible to communicate independently with 1 to n multipoint connection between them, and at the time of independent and simultaneous 1 to n multipoint connection, the communication speed decreases and communication becomes impossible for each frequency band. It becomes possible to prevent the situation.
[0049]
Furthermore, equalization can be performed in accordance with fluctuations in the transmission path for each frequency band during independent and simultaneous 1-to-n multipoint connection.
Furthermore, in the connection between the terminal device and the plurality of in-home devices, it is possible to use a two-wire telephone line, and it is not necessary to install a new cable as in the prior art.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a schematic configuration of a DSL connection apparatus according to the present invention.
2 is a diagram illustrating frequency bands of upstream signals and downstream signals between a
3 is a block diagram showing a specific configuration of a
4 is a block diagram showing a specific configuration of a
5 is a block diagram showing a schematic configuration of an equalization unit 149 (150, 151) of the CPE 107 (108, 109) in FIG. 1. FIG.
6 is a diagram for explaining a series of operations of
7 is a block diagram showing a schematic configuration according to a modification of FIG.
8 is a block diagram showing a schematic configuration according to another modification of FIG. 1;
FIG. 9 is a block diagram showing a schematic configuration of a DSL connection apparatus that performs a connection between an optical terminal device and a user's home via a two-wire telephone line, which is a premise of the present invention.
10 is a diagram for explaining a high-speed communication method by the
FIG. 11 is a block diagram of a schematic configuration for explaining an example of 1-to-n multipoint connection as a premise of the present invention.
[Explanation of symbols]
101 ... Optical line
102 ... CO
103 ... 2-wire telephone line
104: User's house
107, 108, 109 ... CPE
110, 111, 112 ... modular socket
121 ... OE / EO conversion unit
122 ... DSL connection
124: Downstream band DSL modulation unit
128: Upstream band DSL demodulator
123, 131, 132, 133 ... Transmitter
134, 135, 136... Upstream band DSL modulator
137, 138, 139 ... single tone transmission unit
126, 140, 141, 142 ... receiver
127, 143, 144, 145... Frequency selection unit (Split Filter)
146, 147, 148 ... downstream band DSL demodulator
129, 149, 150, 151 ... equalization section
201: Modulation section for CPE107
202 ... Modulation section for CPE108
203 ... Modulation section for CPE109
204: Single tone transmission unit for CPE107
205 ... Single tone transmission unit for CPE108
206 ... Single tone transmission unit for CPE109
207 ... Split Filter for CPE107
208 ... Split Filter for CPE108
209 ... Split Filter for CPE109
210 ... CPE107 demodulator
211... Demodulator for CPE108
212 ... CPE109 demodulator
213 ... Bridge tap (BT) equalizer for CPE107
214 ... Bridge tap (BT) equalizer for CPE108
215 ... Bridge tap (BT) equalizer for CPE109
216 ... Level equalizer for CPE107
217 ... Level equalizer for CPE108
218 ... Level equalizer for CPE109
301, 302, 303 ... Bridge tap (BT) equalizer
304, 305, 306 ... Level equalizer
Claims (7)
分割された前記Upstreamの周波数帯域、分割された前記Downstreamの周波数帯域を前記ユーザ宅の複数の宅内装置でシェアし、シェアされた前記Upstreamの周波数帯域、シェアされた前記Downstreamの周波数帯域で前記終端装置に対する送受信信号の変復調を行う宅内装置用バンド変復調部と、
前記複数の宅内装置と2線電話線で接続される前記終端装置で前記宅内装置用バンド変復調部に対向し、シェアされた前記Upstreamの周波数帯域、シェアされた前記Downstreamの周波数帯域で前記複数の宅内装置に対する送受信信号の変復調を行う終端装置用バンド変復調部と、
前記終端装置から受信する信号を回線損失から復元する宅内装置用バンド変復調部の等化部と、
前記複数の前記宅内装置から受信する信号を回線損失から復元する終端装置用バンド変復調部の等化部と、
シェアした前記Upstreamの周波数帯域のセンター周波数のシングルトーンを前記終端装置に送出して前記終端装置用バンド変復調部の前記等化部にトレーニングさせる宅内装置用バンド変復調部のシングルトーン送出部と、
シェアした前記Downstreamの周波数帯域のセンター周波数のシングルトーンを前記複数の宅内装置に送出して前記宅内装置用バンド変復調部の前記等化部にトレーニングさせる終端装置用バンド変復調部のシングルトーン送出部とを備えることを特徴とするDSL接続装置。In a DSL connection device that performs a connection between a terminal device and a customer premises device in the Upstream frequency band and the Downstream frequency band,
The divided Upstream frequency band and the divided Downstream frequency band are shared by a plurality of in-house devices of the user's home, and the Upstream frequency band is shared, and the termination is performed in the shared Downstream frequency band. A band modulation / demodulation unit for a home device that performs modulation / demodulation of a transmission / reception signal for the device;
The terminal device connected to the plurality of in-home devices via a two-wire telephone line is opposed to the band modulation / demodulation unit for the in-home device, and is shared in the Upstream frequency band and the shared Downstream frequency band. A band modulation / demodulation unit for a terminal device that performs modulation / demodulation of transmission / reception signals to / from an in-home device ;
An equalization unit of a band modulation / demodulation unit for a home device that restores a signal received from the terminal device from a line loss;
An equalization unit of a band modulation / demodulation unit for a terminal device that restores signals received from the plurality of home devices from line loss;
A single tone transmission unit of a band modulation / demodulation unit for a home device that transmits a single tone of a center frequency of the shared frequency band of the Upstream to the termination device and trains the equalization unit of the band modulation / demodulation unit for the termination device;
A single tone transmission unit of a band modulation / demodulation unit for a terminal device that transmits a shared single tone of a center frequency of the frequency band of the Downstream to the plurality of household devices and trains the equalization unit of the band modulation / demodulation unit for the household device; DSL connection device, characterized in that it comprises a.
分割した前記Upstreamの周波数帯域、分割した前記Downstreamの周波数帯域を前記ユーザ宅の複数の宅内装置でシェアしシェアされた前記Upstreamの周波数帯域、シェアされた前記Downstreamの周波数帯域で前記終端装置に対する送受信信号の変復調を行う工程と、
前記複数の宅内装置と2線電話線で接続される前記終端装置で、シェアされた前記Upstreamの周波数帯域、シェアされた前記Downstreamの周波数帯域で前記複数の宅内装置に対する送受信信号の変復調を行う工程と、
前記終端装置から前記複数の宅内装置への送信信号を復調するためにシェアされた前記Downstreamの周波数帯域の受信信号を選別する工程と、
前記複数の宅内装置から前記終端装置への送信信号を復調するためにシェアされた前記Upstreamの周波数帯域の受信信号を選別する工程と、
前記複数の宅内装置から受信した信号を等化して回線損失から復元する工程と、
前記終端装置から受信した信号を等化して回線損失から復元する工程と、
前記複数の宅内装置からシェアした前記Upstreamの周波数帯域のセンター周波数のシングルトーンを受信して前記複数の宅内装置の受信信号の等化のトレーニングを行う工程と、
前記終端装置からシェアした前記Downstreamの周波数帯域のセンター周波数のシングルトーンを受信して前記終端装置の受信信号の等化のトレーニングを行う工程とを備えることを特徴とするDSL接続装置のマルチポイント接続方法。In a multipoint connection method of a DSL connection device that performs a connection between a terminal device and an in-home device at a user's home in the Upstream frequency band and the Downstream frequency band,
The divided Upstream frequency band, the divided Downstream frequency band is shared by a plurality of in-home devices of the user's home and shared, and the Upstream frequency band is shared and transmitted / received to the terminal device in the shared Downstream frequency band A step of modulating / demodulating the signal;
A step of performing modulation / demodulation of transmission / reception signals for the plurality of in-home devices in the shared Upstream frequency band and the shared Downstream frequency band in the termination device connected to the plurality of in-home devices via a two-wire telephone line When,
Screening received signals in the Downstream frequency band shared to demodulate transmission signals from the terminating device to the plurality of in-home devices;
Screening received signals in the Upstream frequency band shared to demodulate transmission signals from the plurality of in-home devices to the termination device;
Equalizing signals received from the plurality of in-home devices and restoring from line loss;
Equalizing the signal received from the terminator and restoring from line loss;
Receiving a single tone of a center frequency of the Upstream frequency band shared from the plurality of in-home devices, and performing training for equalization of received signals of the plurality of in-home devices;
Receiving a single tone of a center frequency in the frequency band of the Downstream shared from the terminal device, and performing training for equalization of a received signal of the terminal device. Method.
Priority Applications (1)
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