JP3829740B2 - 監視用画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は監視用画像処理装置に関し、特に背景と対象の輝度が類似の場合の処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図11は従来の監視用画像処理装置の構成図である。同図において、1は監視用画像処理装置に処理される映像を受けるビデオ入力部、2はビデオ入力部1から入る映像信号を量子化するA/D変換部、3はA/D変換部2からの出力を受け原画像データ(以下、原画像という)を記憶する原画像蓄積部、4はA/D変換部2からの出力を受け相応の演算を行い作成した、比較用の背景画像データ(以下、背景画像という)を記憶する背景画像蓄積部である。5は背景画像蓄積部4のデータを一定ルールで演算し背景画像を更新(以下、背景更新という)する背景更新部であり、一般的には単純なルールで更新する(例:過去5枚の原画像の平均を背景画像とする、等)。6は原画像蓄積部3と背景画像蓄積部4の2つの画像を比較し、原画像の輝度データと背景画像の輝度データの差分である輝度差分データ及び原画像の色データと背景画像の色データの差分である色差分データ(以下、背景差分若しくは輝度背景差分、及び色背景差分という)を算出する背景差分部、7は背景差分部6のデータを2値化するための閾値を算出する閾値演算部であり、輝度背景差分を元に単純なルールで最適閾値を求めるのが一般的である(例:輝度背景差分の平均値を閾値にする、等)。
【0003】
8は閾値演算部7で求められた閾値で輝度背景差分を2値化する2値化部であり、2値化されたデータは変化領域と称するものとする。9は2値化部8から出力される2値データを受け、その特徴量(例:変化領域の面積、縦横寸法、等)を算出する特徴量演算部であり、10は予め記憶してある、発報対象の特徴量パラメーター設定値であり、オペレータが事前に決定した発報対象(例:人物、車)の特徴量(例:面積の上限、下限、縦横寸法の上限、下限)等を含むものとし、オペレータが発報を希望する発報対象を総称して正規発報対象と称するものとする。11は特徴量演算部9から出力される特徴量データと、発報対象の特徴量パラメーター設定値10とを比較し、特徴量データが特徴量パラメーター設定値10に該当するかどうかを認識する認識処理部であり、一致した場合をイベントと称し、イベントを発生させた発報対象を特にイベント対象と称するものとする。12はイベント発見を知らせる通知である。13は通知12を受けそれを知らせる発報(例:ビープ(BEEP音)を出す、等)をする発報処理部である。
【0004】
図12は図11の認識処理部11の処理の詳細に示したフローチャートであり、認識処理部11は次の処理(S22)乃至(S25)を行って、特徴量演算部9で算出された変化領域の特徴量と特徴量パラメーター設定値10とを対比して、発報対象か否かを判断する。処理(S22)では、変化領域が一定時間連続で存在するかを判断し、処理(S23)では、変化領域の特徴量のうち、面積が所定値であるか否かを判断する。処理(S24)では、変化領域の特徴量のうち、縦横寸法が所定値であるか否かを判断する。処理(S25)では、変化領域の特徴量のうち、移動速度が所定値であるか否かを判断する。処理(S26)では、以上の結果を受け、ここまででNGが無ければ正規発報対象と判断し、イベント通知12を出力する。逆に1つでもNGがあれば正規発報対象ではないと判断し、イベント通知12を出力しない。なお、上記の処理(S22)ないし(S26)はソフトウエア(S/W)によって処理されるのが一般的である。
【0005】
次に、図11の監視用画像処理装置の動作について代表的な例を説明する。外部から装置(例えばビデオカメラ)から監視用画像処理装置に与えられた映像信号はビデオ入力部1で受け取り、A/D変換部2に送られる。A/D変換部2では受け取ったビデオ信号を後の処理の為にデジタルデータに変換する。1画素あたり8ビットの多値データに変換するのが一般的である。原画像蓄積部3では入力された原画像を蓄積し後の処理に備える。背景画像蓄積部4では入力された原画像を元に作成された背景画像を蓄積し後の処理に備える。背景更新部5では、背景画像蓄積部4に蓄積してある背景画像を定期的に一定ルールで背景更新する。これは定期的にサンプリングされた原画像を元に演算処理されるのが一般であり、例としては過去5シーンの原画像の各画素の値を平均した平均画像を背景画像とする方法や、一定時間前の原画像を入れ替える方法等が一般的である。
【0006】
背景差分部6は、原画像蓄積部3の出力画像と背景画像蓄積部4からの出力画像とを比較し、各画素毎に輝度背景差分及び色背景差分を求め、それらの差分データより成る画像(以下、輝度差分画像及び色差分画像、という)を出力する。輝度差分画像は一般的には映像中で物体が移動したり光量が変化したりした際の輝度の変化した部分を表す。通常は人物や車両のような物移動物が主であるが、周囲が暗い場合はまれに正確な輝度差分画像が得られない場合がある。閾値演算部7は、背景差分部6から送られる輝度背景差分を2値化する為の閾値を求める。輝度背景差分は多値データであり、そのまま認識処理するには不的確である。以降の判断を高速に行うためにも2値化して2値データに変換するのが一般的である。2値化部8は、上記の閾値をもって輝度背景差分を2値化する。その結果、この2値化された輝度背景差分の変化領域は変化領域を示すものとなる。但し、装置によってはこの2値化を行わずに直接輝度背景差分を認識処理する場合もある。
【0007】
上記の変化領域について説明する。図13は通常の正門の映像であり、今人物が画像内を移動している状態が表示されている。図14は上記の変化領域を黒く染めたスーパーインポーズを重複させて示した映像であり、この場合には移動している人物の位置がそのまま変化領域となっている。
【0008】
特徴量演算部9は、2値化部8から入力された変化領域データを受け、その特徴量を演算する。今、例としてこの特徴量を「連続性」、「面積」、「縦横寸法」及び「速度」とする。「連続性」とは何フレーム変化領域が生存したかの連続時間を表し、「面積」は変化領域の画素数を表し、「縦横寸法」は変化領域の外接矩形の縦長さ、横長さを表し「速度」は変化領域の移動速度を表すものとする。特徴量パラメーター設定値10には、オペレータが発報を希望している正規発報対象(例:人物や車両)の特徴量の範囲や条件が含まれている。認識処理部11は特徴量演算部9からの特徴量データを受け、その特徴量が特徴量パラメーター設定値10に示されている範囲や条件に合致しているか否かの判断を上記の図12のフローチャートに従って行う。合致していると判断されれば、イベント発見となり、そのイベント通知12を出力する。発報処理部13は、このイベント通知を受け、発報処理を行う。この発報処理としては、一般にはビープ(BEEP)音の出力やランプの点灯、上位ホストマシンへの通知・通信がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来の監視用画像処理装置は、以上の通りとなっているため、発報をするかしないかは変化領域の特徴量が特徴量パラメーター設定値に合致するか否かに依存している。例えば、変化領域が正規発報対象であっても、背景と対象が類似の輝度を持つため正確な変化領域を作成できなかったような状況においては、特徴量が特徴量パラメーター設定値(例えば面積値)に合致せず、イベントと判断せず、発報も行わないことになる。このように、正規発報対象であるのに変化領域の不正確さによって発報する事が出来ない事(以降失報と呼称)があり、このことが従来の監視用画像処理装置の課題となっている。
【0010】
即ち、従来の監視用画像処理装置は、背景が暗く且つ移動物の輝度が低い場合や、逆に背景が白く、且つ移動物の輝度が高い場合などには、背景輝度差分が小さい値しか取らないため、変化領域が正確に算出できず、認識処理でイベントと判断されない場合がある。
【0011】
ところで、この種の監視用画像処理装置として、特開平9−9249号公報、特開平9−282569号公報、特開昭62−296687号公報、特開平8−340527号公報及び特開平8−263755号公報においても各種の画像処理方法が提案されているが、背景輝度差分が小さい値しか取らない場合の上記の課題を解決するものではない。
【0012】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、背景と対象が類似の輝度を持っている場合においても対象を高精度の検出することを可能にした監視用画像処理装置を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る監視用画像処理装置は、原画像データの輝度データと比較用の背景画像データの輝度データとを比較し輝度背景差分を求めて、少なくともその輝度背景差分に基づいて発報対象を検出する監視用画像処理装置において、前記背景画像データの輝度データが予め設定された低輝度エリア又は高輝度エリアの何れに該当するかどうかを判断し、低輝度エリアに該当し、且つ前記輝度背景差分が負の値のとき、又は高輝度エリアに該当し、且つ前記輝度背景差分が正の値のときには、前記輝度背景差分に所定のゲインアップを施して該輝度背景差分を補正する補正手段を備えたものであり、輝度背景差分を補正して増大することにより、2値化後の変化領域がより切り出されやすくなるようにし、それにより背景と対象が類似の輝度の場合でも正確な変化領域を作成でき、発報対象を高精度に検出することができるので、失報を防ぐことができる。
【0014】
本発明の請求項2に係る監視用画像処理装置は、請求項1に係る監視用画像処理装置において、前記補正手段は、前記背景画像データの輝度データが前記低輝度エリアに該当し、且つ前記輝度背景差分が負の値のときには、前記低輝度エリアで輝度が低い程ゲインを大きくして補正するものである。
【0015】
本発明の請求項3に係る監視用画像処理装置は、請求項2に係る監視用画像処理装置において、前記補正手段は、前記低輝度エリアを複数のエリアに分割し、輝度が低いエリア程ゲインを大きくして補正するものである。
【0016】
本発明の請求項4に係る監視用画像処理装置は、請求項1又2に係る監視用画像処理装置において、前記補正手段は、前記背景画像データの輝度データが前記低輝度エリアに該当し、且つ前記輝度背景差分が負の値のときには、前記輝度背景差分に、前記原画像の色データと前記背景画像の色データとの差分である色背景差分を所定量加算する補正をする。
【0017】
本発明の請求項5に係る監視用画像処理装置は、請求項1又2に係る監視用画像処理装置において、前記補正手段は、前記低輝度エリアを複数のエリアに分割し、前記輝度背景差分の輝度をゲインアップするとともに、輝度が低い側のエリアにおいては、ゲインアップされた輝度背景差分に、前記原画像の色データと前記背景画像の色データとの差分である色背景差分を所定量加算する。
【0018】
本発明の請求項6に係る監視用画像処理装置は、請求項1乃至4の何れかの監視用画像処理装置において、前記補正手段は、前記背景画像データの輝度データが高輝度エリアに該当し、且つ前記輝度背景差分が正の値のときには、高輝度エリアの輝度が高い程ゲインを大きくして補正をする。
【0019】
本発明の請求項7に係る監視用画像処理装置は、請求項6に係る監視用画像処理装置において、前記補正手段は、前記高輝度エリアを複数のエリアに分割し、輝度が高いエリア程ゲインを大きくする。
【0020】
本発明の請求項8に係る監視用画像処理装置は、請求項1又は6に係る監視用画像処理装置において、前記補正手段は、前記背景画像データの輝度データが前記高輝度エリアに該当し、且つ前記輝度背景差分が正の値のときには、前記輝度背景差分に、前記原画像の色データと前記背景画像の色データとの差分である色背景差分を所定量加算する。
【0021】
本発明の請求項9に係る監視用画像処理装置は、請求項1又は6に係る監視用画像処理装置において、前記補正手段は、高輝度エリアを複数のエリアに分割し、前記輝度背景差分をゲインアップするとともに、輝度が高い側のエリアにおいては、ゲインアップされた輝度背景差分に、前記原画像データの色データと前記背景画像データの色データとの差分である色輝度背景差分を所定量加算する。
【0022】
【発明の実施の形態】
実施形態1.
図1は本発明の実施形態1に係る監視用画像処理装置の構成図である。同図において、(1)〜(13)は図8の従来のものと同一であり、その説明は省略する。(14)は背景画像の輝度データ及び輝度背景差分に基づいて輝度背景差分のゲインアップ用のゲインを算出して増幅するゲインアップ部であり、本発明の補正手段を構成している。ゲインアップ部14の機能を図2乃至図4に基づいて説明する。
【0023】
図2はゲインアップ部14の一つの態様を示した図であり、カメラ画像の中のあるエリアにおける、背景画像の輝度と輝度背景差分との関係を表している。横軸が背景画像の輝度であり、取り得る値は輝度0(黒)から輝度255(白)とする。縦軸は輝度背景差分である。輝度背景差分は、背景画像の輝度から原画像の輝度(移動物の輝度)を引いたデータであるため、背景画像より移動物が黒い場合には、輝度背景差分は正の値を取る。逆に背景画像より移動物が白い場合には、輝度背景差分は負の値を取る。とりえる値はいずれも0(差分がない)から255(差分が最大)とする。但し、背景画像の輝度が255の場合にはそれより移動物が高い輝度ではあり得ないため、取り得る輝度背景差分は負の値のみである。同様に、背景画像の輝度が0の場合はそれより移動物が低い輝度ではあり得ないため、取り得る輝度背景差分は正の値のみである。この判断を全体に展開すると、背景画像の輝度と輝度背景差分の関係は、以下の平行四辺形の中のみに存在することが分かる。
平行四辺形(0,0)(255,−255)(255,0)(0,+255)
【0024】
いま、背景画像の輝度0〜127までを低輝度エリアとする。同様に、背景画像の輝度128〜255までを高輝度エリアとする。低輝度エリアにおいて、移動物が背景より更に低輝度である場合には、その輝度背景差分は小さい負の値を取る。以下の三角形Aの範囲内である。
三角形A(0,0)(127,−127)(127,0)
【0025】
ゲインアップ部14では例えばこの場合、輝度背景差分の値を2倍にゲインアップする処理をする。その結果、三角形Aは、以下の三角形Cの範囲に拡大されることになる。
三角形C(0,0)(127,−255)(127,0)
【0026】
また、高輝度エリアにおいて、移動物が背景より更に高輝度である場合には、その輝度背景差分は小さい正の値を取る。以下の三角形Bの範囲内である。
三角形B(255,0)(127,+127)(127,0)
【0027】
ゲインアップ部14では例えばこの場合、輝度背景差分の値を2倍にゲインアップする処理をする。その結果、三角形Bは、以下の三角形Dの範囲に拡大される。
三角形D(255,0)(127,+255)(127,0)
【0028】
ゲインアップ部14は、上記の三角形A,B以外の領域においては、輝度背景差分をゲインアップせずにそのまま出力する。なお、ゲインアップ部14は図2の他にも、他の態様を取ることができるので、それを図3及び図4に基づいて説明する。
【0029】
図3はゲインアップ部14の他の態様を示した図である。いま、背景画像の輝度0〜63までを低輝度エリアαとし、背景画像の輝度64〜127までを低輝度エリアβとする。同様にして、背景画像の輝度192〜255までを高輝度エリアαとし、背景画像の輝度128〜191までを高輝度エリアβとする。ゲインアップ部14では例えばこの場合には、高輝度エリアα及び低輝度エリアαでは輝度背景差分を4倍にゲインアップする処理をする。高輝度エリアβ及び低輝度エリアβでは輝度背景差分を2倍にゲインアップする処理をする。その結果、三角形Aは、輝度0〜63の間は以下の三角形Eの範囲に、輝度64〜127の間は以下の三角形Cの範囲に、それぞれ拡大される。
三角形C(0,0)(127,−255)(127,0)
三角形E(0,0)(63,−255)(63,0)
【0030】
また、同様に、三角形Bは、輝度127〜191の間は以下の三角形Dの範囲に、輝度192〜255の間は以下の三角形Fの範囲に、それぞれ拡大される。三角形D(255,0)(127,+255)(127,0)
三角形F(255,0)(191,+255)(191,0)
【0031】
図4はゲインアップ部14の更に他の態様を示した図である。いま、背景画像の輝度0〜127までを低輝度エリアとする。同様に、背景画像の輝度128〜255までを高輝度エリアとする。ゲインアップ部14では例えば低輝度エリア及び高輝度エリアの場合には、輝度背景差分を2倍にゲインアップする処理をする。その結果、三角形Aは、以下の三角形Cの範囲に拡大される。
三角形C(0,0)(127,−255)(127,0)
【0032】
また、同様にして、三角形Bは、以下の三角形Dの範囲に拡大される。
三角形D(255,0)(127,+255)(127,0)
【0033】
更にここで、色背景差分の加算処理を行う。いま、背景画像の輝度0〜63までを色加算対象エリアとする。同様に、背景画像の輝度192〜255までを色加算対象エリアとする。色加算対象エリアでは、ここに色背景差分値の1/2を加算する。色背景差分値の1/2とは、取り得る値の範囲としては 0〜127であるものとする。加算される部分は以下の四角形E、四角形Fで示される部分である。
Figure 0003829740
【0034】
従って、この結果、本来(255,0)−(0,255)の直線上にあった輝度背景差分の最大値ラインが、(255,0)−(191,+255)−(191,+127)−(127,+255)−(127,+127)−(0,255)のラインに変更になっている。同様に、この結果、本来(0,0)−(255,−255)の直線上にあった輝度背景差分の最小値ラインが、(0,−127)−(63,−255)−(63,−127)−(127,−255)−(127,−127)−(255,−255)のラインに変更になっている。
【0035】
図1のゲインアップ部14の機能が明らかになったところで、図1の監視用画像処理装置の動作を説明する。ゲインアップ部14以外の部分の動作は図11のものと同じであるが、外部から装置(例えばビデオカメラ)から監視用画像処理装置に与えられた映像信号はビデオ入力部1で受け取り、A/D変換部2に送られ、A/D変換部2ではそのビデオ信号をデジタルデータに変換する。原画像蓄積部3ではデジタルデータに変換された原画像を蓄積する。背景画像蓄積部4ではデジタルデータに変換された原画像を元に作成された背景画像を蓄積する。背景更新部5では、背景画像蓄積部4に蓄積してある背景画像を定期的に一定ルールで背景更新する。
【0036】
背景差分部6は原画像蓄積部3の出力画像と背景画像蓄積部4からの出力画像を比較し、各画素毎に輝度背景差分及び色背景差分を求め、その差分データより成る画像(輝度差分画像及び色差分画像)を出力する。ゲインアップ部14は、図2乃至図4の何れかの方法によって輝度背景差分を処理して必要に応じてゲインアップ(増幅)する。ゲインアップ部14が例えば図2の態様の場合には、図5のフローチャートに示されるように、画素の背景画像の輝度が低輝度エリア(輝度0〜127)及び高輝度エリア(輝度128〜255)の何れに該当するかを判断し(S31)、低輝度エリアに該当し、且つ輝度背景差分が負の値であると判断したとき(S32)、又は高輝度エリアに該当し、且つ輝度背景差分が正の値であると判断されたとき(S33)には、輝度背景差分の値を2倍にゲインアップする処理をする(S34)。それ以外の場合には、輝度背景差分をそのまま出力することとなる。
【0037】
また、ゲインアップ部14が例えば図3の態様の場合には、図6のフローチャートに示されるように、背景画像の輝度が、低輝度エリアα、低輝度エリアβ、高輝度エリアβ及び高輝度エリアαの何れに該当するかを判断し(S35)、低輝度エリアαに該当し、且つ輝度背景差分が負の値であると判断と判断したとき(S36)、又は高輝度エリアαに該当し、且つ輝度背景差分が正の値であると判断したとき(S39)には、輝度背景差分を4倍にゲインアップする処理をする(S40)。また、低輝度エリアβに該当し、且つ輝度背景差分が負の値であると判断したとき(S37)、又は高輝度エリアβに該当し、且つ輝度背景差分が正の値であると判断したとき(S38)には、輝度背景差分を2倍にゲインアップする処理をする(S41)。それ以外の場合には、輝度背景差分をそのまま出力することとなる。
【0038】
また、ゲインアップ部14が例えば図4の態様の場合には、図7のフローチャートに示されるように、背景画像の輝度が低輝度エリア(輝度0〜127)及び高輝度エリア(輝度128〜255)の何れに該当するかを判断し(S31)、低輝度エリアに該当し、且つ輝度背景差分が負の値であると判断したとき(S32)、又は高輝度エリアに該当し、且つ輝度背景差分が正の値であると判断されたとき(S33)には、輝度背景差分の値を2倍にゲインアップする処理をする(S34)。そして、背景画像の輝度が色加算対象エリア(輝度0〜63、192〜255)に該当する場合には、ここに色背景差分値の1/2を加算する処理を行う。それ以外の場合には、輝度背景差分をそのまま出力することとなる。なお、上記の処理(図5〜図7)は各画素についてそれぞれ行うものとする。
【0039】
閾値演算部7は、ゲインアップ部14の出力である補正後の輝度背景差分を2化する為の閾値を求める。輝度背景差分は多値データであり、そのまま認識処理をするには不的確であるので、以降の判断を高速に行うためにも2値化して2値データに変換する。2値化部8は、上記の閾値をもって補正後の輝度背景差分を2値化する。その結果、この2値化された輝度背景差分の変化領域は変化領域を示すものとなる。
【0040】
補正後の輝度背景差分は、高輝度エリアの輝度の高い移動物や低輝度エリアの輝度の低い移動物のような、本来輝度背景差分が出にくい状況においても、大きな値を取りうることが可能なため、2値化するとシルエットがとぎれてしまうような画像でも、正確なシルエットを算出する事が可能となる。
【0041】
図8は原画像を示した図である。今青い服を着た人物が薄暗い廊下を移動している。この場合移動している人物の位置がそのまま変化領域となるのが理想ではあるが、実際は背景の輝度が低く移動物の輝度も低いため、輝度背景差分が低い値しか取らず、明確に人物のシルエットに沿った変化領域が得られない。
【0042】
図9はその変化領域をベタ染めしたスーパーインポーズを重複させて示した映像である。特に暗いパーテーションに重なる胸から下が輝度差が少なく、変化領域が得られていない。補正後の輝度背景差分であれば、本来輝度背景差分が低い値しか取らないエリアでも補正によって大きな値を取り得るため、明確に人物のシルエットに沿った変化領域が得られる。
【0043】
図10はその変化領域をベタ染めしたスーパーインポーズを重複させて示した映像である。本来暗いパーテーションに重なる胸から下が輝度差が少なく、変化領域が得られにくい所であるが、補正された結果、明確な人物のシルエットが得られるようになっている。
【0044】
特徴量演算部9以降の処理は図11に記載のものと基本的に同じであるが、その概要を説明する。特徴量演算部9は2値化部8から入力された変化領域データを受け、その特徴量を演算する。特徴量パラメーター設定値10には、オペレータが発報を希望している正規発報対象(例:人物や車両)の特徴量の範囲や条件が含まれている。認識処理部11は特徴量演算部9からの特徴量データを受け、その特徴量が特徴量パラメーター設定値10に示されている範囲や条件に合致しているか否かの判断を上記の図12のフローチャートに従って行う。
【0045】
認識処理部11は、連続性判断の処理(S22)においては特徴量演算部9で演算された特徴量の「連続性」を見る。連続時間が特徴量パラメーター設定値の範囲や条件に合致した際にOKと、合致しなかった場合にNGと判断する。例えば特徴量パラメーター設定値の範囲が「最小4フレーム最大10フレーム」である場合には、連続時間が4〜10フレームで有ればOK、それ以外で有ればNGと判断される。面積判断の処理(S23)においては特徴量演算部9で演算された特徴量の「面積」を見る。面積が特徴量パラメーター設定値の範囲や条件に合致した際にOKと、合致しなかった場合にNGと判断する。例えば特徴量パラメーター設定値の範囲が「最小500画素、最大1000画素」である場合、面積が500〜1000画素で有ればOK、それ以外で有ればNGと判断される。縦横判断の処理(S24)においては特徴量演算部9で演算された特徴量の「縦横寸法」を見る。縦横寸法が特徴量パラメーター設定値の範囲や条件に合致した際にはOKと、合致しなかった場合にNGと判断する。例えば特徴量パラメーター設定値の範囲が「縦最小50画素、最大100画素」「横最小50画素、最大100画素」である場合、縦横寸法とも50〜100画素で有ればOK、それ以外で有ればNGと判断される。
【0046】
速度判断の処理(S25)においては、特徴量演算部9で演算された特徴量の「速度」を見る。速度が特徴量パラメーター設定値の範囲や条件に合致した際にはOKと、合致しなかった場合にNGと判断する。例えば特徴量パラメーター設定値の範囲が「最小50画素/秒、最大100画素/秒」である場合、縦横寸法とも50〜100画素/秒で有ればOK、それ以外で有ればNGと判断される。なお、「面積」、「縦横寸法」及び「移動速度」は、連続性判断の処理(S22)で示される所定時間中の各画像における特徴量の平均を算出して、特徴量パラメーター設定値と比較されるのが一般的である。処理(S26)においては、イベント通知出力まですべてOKで至った場合には、ここでイベント通知12を出力する。発報処理部13は、このイベント通知を受け、発報処理を行う。
【0047】
実施形態2.
なお、上述の実施形態においては、高輝度エリア及び低輝度エリアのゲインをそれぞれ2段階に設定する例について説明したが(図3)、3段階以上の多段階に設定するようにしてもよいし、或いは関数式で表現するようにしてもよい。また、輝度背景差分に色背景差分を所定量加算する例においては、低輝度エリア及び高低輝度エリアをそれぞれ複数のエリアに分割し、輝度背景差分を所定のゲインでゲインアップするとともに、低輝度エリアの輝度が低い側のエリア及び高低輝度エリアの輝度が高い側のエリアにおいては、ゲインアップされた輝度背景差分に色背景差分を所定量加算する例について説明したが(図4)、ゲインアップを省略して、輝度背景差分に色背景差分を所定量加算してもよい。
【0048】
実施形態3.
図2〜図4及び図5〜図7においては、低輝度エリアを輝度0〜127とし、高輝度エリアを輝度128〜255とし、低輝度エリアαを輝度0〜63とし、低輝度エリアβを輝度64〜127とし、高輝度エリアβを輝度128〜191とし、高輝度エリアαを輝度192〜255とし、また、色加算対象エリアを輝度0〜63、192〜255とする例について説明したが、これらは一例に過ぎず、本発明においてはこれらの輝度の分割例に限定されるものではなく、適宜変更することができる。
【0049】
【発明の効果】
以上のように請求項1に係る発明よれば、背景画像のデータの輝度データが予め設定された低輝度エリア又は高輝度エリアの何れに該当するかどうかを判断し、低輝度エリアに該当し、且つ輝度背景差分が負の値のとき、又は高輝度エリアに該当し、且つ輝度背景差分が正の値のときには、輝度背景差分に所定のゲインアップを施して輝度背景差分を補正するようにしたので、背景と対象が類似の輝度の場合でも正確な変化領域を作成することが可能になっており、その結果、失報が防止できる。即ち、従来はこのような状況では、変化領域が小さくしか切り出せなかったため、認識処理部で特徴量判定で何らかの条件を満たせず(例:面積が小さい等)、その結果イベントとして判断されない事が多かったが、本発明よれば、変化領域がより正確に切り出せるようになるため、特徴量を判定するときに除外される確率が減り、イベントとしてより高精度に判断されるようになる。
【0050】
また、請求項2に係る発明よれば、背景画像データの輝度データが低輝度エリアに該当し、且つ輝度背景差分が負の値のときには、低輝度エリアで輝度が低い程ゲインを大きくするようにしたので、従来正確に算出できなかった低輝度エリアの変化領域を、背景と対象が類似の輝度の場合でも正確な変化領域をより高精度の作成することが可能になっており、その結果、失報が防止できる。
【0051】
また、請求項3に係る発明よれば、低輝度エリアを複数のエリアに分割し、輝度が低いエリア程ゲインを大きくするようにしたので、ゲインが多段階に設定されており、ゲインを変更する際の処理が簡単になっている。
【0052】
また、請求項4に係る発明よれば、背景画像データの輝度データが低輝度エリアに該当し、且つ輝度背景差分が負の値のときには、輝度背景差分に、色背景差分を所定量加算するようにしたので、背景と移動物の輝度が同じでも色が異なれば輝度背景差分を増大でき、その結果変化領域を正確に算出できる。従って、背景と移動物の輝度が極端に類似していても、背景と移動物の色が異なれば、移動物を正確に検出することができる。
【0053】
また、請求項5に係る発明よれば、低輝度エリアを複数のエリアに分割し、輝度背景差分をゲインアップするとともに、輝度が低い側のエリアにおいては、ゲインアップされた輝度背景差分に色背景差分を所定量加算するようにしたので、特に、輝度が低い側のエリアにおいて、背景と移動物の輝度が同じでも色が異なれば輝度背景差分を増大でき、その結果変化領域を正確に算出できる。従って、背景と移動物の輝度が極端に類似していても、背景と移動物の色が異なれば、移動物を正確に検出することができる。
【0054】
また、請求項6に係る発明よれば、背景画像の輝度データが高輝度エリアに該当し、且つ輝度背景差分が正の値のときには、高輝度エリアの輝度が高い程ゲインを大きくするようにしたので、従来正確に算出できなかった高い輝度エリアの変化領域を、背景と対象が類似の輝度の場合でも、より高精度に正確に作成することが可能になっており、その結果、失報が防止できる。
【0055】
また、請求項7に係る発明よれば、高輝度エリアを複数のエリアに分割し、輝度が高いエリア程ゲインを大きくするようにしたので、ゲインが多段階に設定されており、ゲインを変更する際の処理が簡単になっている。
【0056】
また、請求項8に係る発明よれば、背景画像の輝度データが高輝度エリアに該当し、且つ輝度背景差分が正の値のときには、輝度背景差分に色背景差分を所定量加算するようにしたので、背景と移動物の輝度が同じでも色が異なれば輝度背景差分を増大でき、その結果変化領域を正確に算出できる。従って、背景と移動物の輝度が極端に類似していても、背景と移動物の色が異なれば、移動物を正確に検出することができる
【0057】
また、請求項9に係る発明よれば、高輝度エリアを複数のエリアに分割し、輝度背景差分をゲインアップするとともに、輝度が高い側のエリアにおいては、ゲインアップされた輝度背景差分に、色背景差分を所定量加算するようにしたので、特に、輝度が高い側のエリアにおいて、背景と移動物の輝度が同じでも色が異なれば輝度背景差分を増大でき、その結果変化領域を正確に算出できる。従って、背景と移動物の輝度が極端に類似していても、背景と移動物の色が異なれば、移動物を正確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1に係る監視用画像処理装置の構成図である。
【図2】 図1のゲインアップ部の一つの態様を示した図である。
【図3】 図1のゲインアップ部の他の態様を示した図である。
【図4】 図1のゲインアップ部の更に他の態様を示した図である。
【図5】 図2の態様のゲインアップ部の処理を示したフローチャートである。
【図6】 図3の態様のゲインアップ部の処理を示したフローチャートである。
【図7】 図4の態様のゲインアップ部の処理を示したフローチャートである。
【図8】 原画像を示した図である。
【図9】 差分データに補正を施さなかった場合の2値化の結果を示した図である。
【図10】 差分データに補正を施さなかった場合の2値化の結果を示した図である。
【図11】 従来の監視用画像処理装置の構成図である。
【図12】 図11の認識処理部の処理を示したフローチャートである。
【図13】 原画像を示した図である。
【図14】 変化領域をスーパーインポーズした原画像を示した図である。
【符号の説明】
1 ビデオ入力部、2 背景画像蓄積部、3 原画像蓄積部、4 背景画像蓄積部、5 背景更新部、6 背景差分部、7 閾値演算部、8 2値化部、9 特徴量演算部、10 特徴量パラメーター設定値、11 認識処理部、12 イベント通知、13 発報処理部、14 ゲインアップ部。

Claims (9)

  1. 原画像データの輝度データと比較用の背景画像データの輝度データとを比較し輝度背景差分データを求めて、少なくともその輝度背景差分データに基づいて発報対象を検出する監視用画像処理装置において、
    前記背景画像データの輝度データが予め設定された低輝度エリア又は高輝度エリアの何れに該当するかどうかを判断し、低輝度エリアに該当し、且つ前記輝度背景差分データが負の値のとき、又は高輝度エリアに該当し、且つ前記輝度背景差分データが正の値のときには、前記輝度背景差分データに所定のゲインアップを施して該輝度背景差分データを補正する補正手段を備えたことを特徴とする監視用画像処理装置。
  2. 前記補正手段は、前記背景画像データの輝度データが前記低輝度エリアに該当し、且つ前記輝度背景差分データが負の値のときには、前記低輝度エリアで輝度が低い程ゲインを大きくして補正することを特徴とする請求項1記載の監視用画像処理装置。
  3. 前記補正手段は、前記低輝度エリアを複数のエリアに分割し、輝度が低いエリア程ゲインを大きくして補正することを特徴とする請求項2記載の監視用画像処理装置。
  4. 前記補正手段は、前記背景画像データの輝度データが前記低輝度エリアに該当し、且つ前記輝度背景差分データが負の値のときには、前記輝度背景差分データに、前記原画像の色データと前記背景画像の色データとの差分である色背景差分データを所定量加算する補正をすることを特徴とする請求項1又は2記載の監視用画像処理装置。
  5. 前記補正手段は、前記低輝度エリアを複数のエリアに分割し、前記輝度背景差分データの輝度をゲインアップするとともに、輝度が低い側のエリアにおいては、ゲインアップされた輝度背景差分データに、前記原画像の色データと前記背景画像の色データとの差分である色背景差分データを所定量加算することを特徴とする請求項1又は2記載の監視用画像処理装置。
  6. 前記補正手段は、前記背景画像データの輝度データが高輝度エリアに該当し、且つ前記輝度背景差分データが正の値のときには、高輝度エリアの輝度が高い程ゲインを大きくして補正をすることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の監視用画像処理装置。
  7. 前記補正手段は、前記高輝度エリアを複数のエリアに分割し、輝度が高いエリア程ゲインを大きくして補正することを特徴とする請求項6記載の監視用画像処理装置。
  8. 前記補正手段は、前記背景画像データの輝度データが前記高輝度エリアに該当し、且つ前記輝度背景差分データが正の値のときには、前記輝度背景差分データに、前記原画像の色データと前記背景画像の色データとの差分である色背景差分データを所定量加算することを特徴とする請求項1又は6記載の監視用画像処理装置。
  9. 前記補正手段は、高輝度エリアを複数のエリアに分割し、前記輝度背景差分データをゲインアップするとともに、輝度が高い側のエリアにおいては、ゲインアップされた輝度背景差分データに、前記原画像データの色データと前記背景画像データの色データとの差分である色背景差分データを所定量加算することを特徴とする請求項1又は6記載の監視用画像処理装置。
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