JP3829608B2 - Carriage guide shaft support device and recording device of recording device - Google Patents
Carriage guide shaft support device and recording device of recording device Download PDFInfo
- Publication number
- JP3829608B2 JP3829608B2 JP2000285942A JP2000285942A JP3829608B2 JP 3829608 B2 JP3829608 B2 JP 3829608B2 JP 2000285942 A JP2000285942 A JP 2000285942A JP 2000285942 A JP2000285942 A JP 2000285942A JP 3829608 B2 JP3829608 B2 JP 3829608B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carriage guide
- guide shaft
- shaft
- sheet
- carriage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Common Mechanisms (AREA)
- Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)
Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャリッジガイド軸を軸方向に支持する記録装置のキャリッジガイド軸支持装置、及びこのキャリッジガイド軸支持装置と自動シート厚調整機構(自動紙厚調整機構)とを備えた記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、ドットインパクト式の記録装置には、記録ヘッドをキャリッジを介して配置したキャリッジガイド軸がキャリッジガイド軸支持装置により支持され、更に、記録ヘッドとプラテンとの間のプラテンギャップが自動シート厚調整機構により調整されるものがある。
【0003】
自動シート厚調整機構は、キャリッジガイド軸を回動して、記録ヘッドがプラテンまたはシートに当接したことをキャリッジガイド軸の回動負荷に基づき測定して、シートのシート厚を検出し、このシート厚に応じてプラテンギャップを調整するものである。
【0004】
また、キャリッジガイド軸支持装置100は、図9に示すように、キャリッジガイド軸103の偏心軸部104を、第1軸受部材101及び第2軸受部材102から成る軸受109を用いてサイドフレーム105に回動自在に枢支するとともに、皿ばね106の押圧力(ばね力)をキャリッジガイド軸103の偏心軸部104における支持面107に付与して、キャリッジガイド軸103を軸方向に押圧して支持するものである。
【0005】
この皿ばね106の押圧力を用いてキャリッジガイド軸103が軸方向に支持されることにより、キャリッジガイド軸103上をキャリッジが摺動しても、キャリッジガイド軸103の軸方向の移動が抑制されて、キャリッジがキャリッジガイド軸103から落脱することを防止できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、キャリッジガイド軸支持装置100の皿ばね106は、キャリッジガイド軸103の偏心軸部104における支持面107に押圧力を付与するが、この押圧力が作用する位置が偏心軸部104の軸心108から離れていることから、キャリッジガイド軸103を回動させるためのトルクが増大する。しかも、皿ばね106が偏心軸部104における支持面107に接触する接触面積も大きいので、キャリッジガイド軸103の摩擦抵抗が増大する。これらのことから、キャリッジガイド軸103の回動負荷が増大するという問題がある。
【0007】
また、キャリッジガイド軸支持装置100の皿ばね106はばね定数が大きいので、周縁部がキャリッジガイド軸103の支持面107により摩耗して寸法が変化すると、ばね力が急激に変化してしまう。このため、皿ばね106のばね力を押圧力としてキャリッジガイド軸103を軸方向に押圧したときに、キャリッジガイド軸103を軸方向に安定して支持することができない。従って、キャリッジガイド軸103の回動負荷も不安定となってしまうという問題がある。
【0009】
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、キャリッジガイド軸を軸方向に支持しつつ、キャリッジガイド軸の回動負荷を低減できる記録装置のキャリッジガイド軸支持装置及び記録装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、キャリッジガイド軸が偏心軸部を有し、この偏心軸部が本体フレームに軸受を介して回動自在に枢支されるとともに、キャリッジガイド軸が押圧手段により軸方向に押圧されて上記本体フレームに支持される記録装置のキャリッジガイド軸支持装置において、上記押圧手段は、上記偏心軸部の端面における軸心位置に当接して当該偏心軸部を軸方向に押圧するための先端部が先鋭形状の取付軸を備え、この取付軸により偏心軸部を押圧した状態で、上記キャリッジガイド軸を回動自在としたことを特徴とするものである。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記押圧手段がコイルばねを備えることを特徴とするものである。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、上記キャリッジガイド軸の偏心軸部が絶縁性の軸受により本体フレームに回動自在に枢支されるとともに、上記取付軸が電導性材料から成り、この取付軸を介して上記キャリッジガイド軸の偏心軸部が上記本体フレームに接地されたことを特徴とするものである。
【0013】
請求項4に記載の発明は、キャリッジガイド軸が偏心軸部を有し、この偏心軸部が本体フレームに軸受を介して回動自在に枢支されるとともに、キャリッジガイド軸が押圧手段により軸方向に押圧されて上記本体フレームに支持され、上記キャリッジガイド軸を回動して、このキャリッジガイド軸にキャリッジを介して配置された記録ヘッドがプラテンまたはシートに当接したことを、上記キャリッジガイド軸の回動負荷に基づき測定して、上記シートのシート厚を検出し、このシート厚に応じて上記記録ヘッドと上記プラテンとの間のプラテンギャップを調整する記録装置において、上記押圧手段は、上記偏心軸部の端面における軸心位置に当接して当該偏心軸部を軸方向に押圧するための先端部が先鋭形状の取付軸を備え、この取付軸により偏心軸部を押圧した状態で、上記キャリッジガイド軸を回動自在としたことを特徴とするものである。
【0014】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、上記押圧手段がコイルばねを備えることを特徴とするものである。
【0015】
請求項6に記載の発明は、請求項4または5に記載の発明において、上記キャリッジガイド軸の偏心軸部が絶縁性の軸受により本体フレームに回動自在に枢支されるとともに、上記取付軸が電導性材料から成り、この取付軸を介して上記キャリッジガイド軸の偏心軸部が上記本体フレームに接地されたことを特徴とするものである。
【0016】
請求項1に記載の発明には、次の作用がある。
【0017】
キャリッジガイド軸を軸方向に押圧する押圧手段が、キャリッジガイド軸の偏心軸部の端面における軸心位置に当接して当該偏心軸部を軸方向に押圧するための先端部が先鋭形状の取付軸を備え、この取付軸により偏心軸部を押圧した状態で、上記キャリッジガイド軸を回動自在としたことから、キャリッジガイド軸と取付軸との接触面積を極めて小さくできるとともに、キャリッジガイド軸を回動させるためのトルクを低減できる。これらの結果、キャリッジガイド軸を軸方向に支持しつつ、キャリッジガイド軸の回動負荷を低減できる。
【0018】
請求項2に記載の発明には、次の作用がある。
【0019】
押圧手段が備えるコイルばねは、例えば皿ばねに比べてばね定数が小さいので、変位が大きく変動しても、押圧力となるコイルばねによるばね力が安定する。このため、キャリッジガイド軸を安定して軸方向に支持することができる。
【0020】
請求項3または6に記載の発明には、次の作用がある。
【0021】
キャリッジガイド軸の偏心軸部が絶縁性の軸受により本体フレームに回動自在に枢支された場合であっても、電導性の取付軸を介して、上記キャリッジガイド軸を上記本体フレームに良好に接地させることできる。
【0022】
請求項4に記載の発明には、次の作用がある。
【0023】
記録装置において、キャリッジガイド軸を軸方向に押圧する押圧手段が、キャリッジガイド軸の偏心軸部の端面における軸心位置に当接して当該偏心軸部を軸方向に押圧するための先端部が先鋭形状の取付軸を備え、この取付軸により偏心軸部を押圧した状態で、上記キャリッジガイド軸を回動自在としたので、キャリッジガイド軸と取付軸との接触面積を極めて小さくできるとともに、キャリッジガイド軸を回動させるためのトルクを低減できる。これらの結果、キャリッジガイド軸を軸方向に支持しつつ、キャリッジガイド軸の回動負荷を低減できる。このため、記録装置においては、キャリッジガイド軸の回動負荷に基づき、記録ヘッドがプラテンまたはシートに当接することを正確に測定でき、従って、シート厚を正確に検出できるので、プラテンギャップの調整を高精度に実施できる。
【0024】
請求項5に記載の発明には、次の作用がある。
【0025】
押圧手段が備えるコイルばねは、例えば皿ばねに比べてばね定数が小さいので、変位が大きく変動しても、押圧力となるコイルばねによるばね力が安定する。このため、キャリッジガイド軸を安定して軸方向に支持できるので、キャリッジガイド軸の回動負荷も安定する。この結果、記録装置においては、このキャリッジガイド軸の回動負荷に基づき記録ヘッドがプラテンまたはシートに当接することを正確に測定でき、従って、シート厚を正確に検出できるので、プラテンギャップの調整を高精度に実施できる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
【0027】
図1は、本発明に係る記録装置の一実施の形態が適用されたドットインパクトプリンタを示す斜視図である。図3は、図1のプリンタにおけるプリンタ本体を示す斜視図である。
【0028】
図1及び図2に示す記録装置としてのプリンタ10は、多数の記録ワイヤを、インクリボン(共に図示せず)を介してシートに打ち付けてドットを記録することにより、文字を含む画像を印刷するドットインパクトプリンタである。
【0029】
このプリンタ10は、記録装置本体としてのプリンタ本体11と、このプリンタ本体11の後方側に配置されたプッシュトラクタユニット12(図2)と、プリンタ本体11の上方、下方をそれぞれ覆う外装体としてのアッパケース13A及びロアケース13Bと、プリンタ本体11の前方側に設置されてカットシートの供給を案内するシート供給ガイド43と、プリンタ本体11の後方側で、プッシュトラクタユニット12の上方位置に設置され、カットシートをプリンタ本体11の記録機構部へ1枚づつ供給するカットシートフィーダ44(図1)と、を有して構成される。
【0030】
上記シートには、所定長さに切断された上記カットシートKと、複数枚が連接された連続シートとがある。カットシートKとしては、例えば単票紙、複写紙又はカットフィルム等があり、連続シートとしては連続紙がある。
【0031】
上記プリンタ本体11は、図3及び図6に示すように、本体フレームとしてのベースフレーム14、リアフレーム15、左サイドフレーム16及び右サイドフレーム17と、記録機構部としての記録ヘッド18及びキャリッジ19と、シート搬送機構部としてのプラテン20、シート案内25、第1搬送ローラ21、第2搬送ローラ22、第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24と、を有して構成される。
【0032】
ベースフレーム14及びリアフレーム15の略両端部に、左サイドフレーム16及び右サイドフレーム17が立設して固定される。これらの左サイドフレーム16と右サイドフレーム17間に、キャリッジガイド軸26が架け渡されて回動自在に枢支される。更に、左サイドフレーム16と右サイドフレーム17間にプラテン20が架け渡されて回転自在に配設されるとともに、シート案内25が固定して配設される。
【0033】
プラテン20を含む上記シート搬送機構部は、図3及び図6に示すように、プラテン20に対し、第1搬送ローラ21及び第2搬送ローラ22がプリンタ本体11の前方側に、第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24がプリンタ本体11の後方側にそれぞれ配置されて構成される。第1搬送ローラ21と第2搬送ローラ22が当接状態で上下に配置されて対をなし、フロント側シート搬送ローラ27を構成する。また、第3搬送ローラ23と第4搬送ローラ24とが当接状態で上下に配置されて対をなし、リア側シート搬送ローラ37を構成する。
【0034】
このうち、第1搬送ローラ21及び第4搬送ローラ24が後述の如く駆動ローラであり、第2搬送ローラ22及び第3搬送ローラ23が従動ローラである。また、第1搬送ローラ21及び第3搬送ローラ23は、プラテン20と共にシート案内25の下方に配置され、第2搬送ローラ22及び第4搬送ローラ24はシート案内25の上方に配置される。プラテン20、第1搬送ローラ21及び第3搬送ローラ23の上部は、シート案内25の上方に突出した状態となっている。
【0035】
プラテン20、第1搬送ローラ21及び第4搬送ローラ24は、図3に示す駆動輪列部34により正または逆方向に回転駆動される。この駆動輪列部34は左サイドフレーム16又は右サイドフレーム17の一方、例えば左サイドフレーム16に設置される。
【0036】
この駆動輪列部34は、正転又は逆転可能なシート搬送モータ35の駆動軸に回転一体に固定されたモータピニオン36を備える。このモータピニオン36からの駆動力が、複数の減速ギア48、49及び50を介してプラテン20へ伝達され、更に、減速ギア50から減速ギア51及び52を介して第1搬送ローラ21へ伝達され、更に、減速ギア49から減速ギア53及び54を経て第4搬送ローラ24へ伝達される。
【0037】
これにより、プラテン20及び第1搬送ローラ21が同一方向に、第4搬送ローラ24が反対方向に回転して、カットシートまたは連続シートを、プリンタ本体11の前方から後方へ矢印A(図6)方向へ搬送可能とし、または、プリンタ本体11の後方から前方へ矢印B(図6)方向へ搬送可能とする。従って、カットシート及び連続シートは、キャリッジ19の後述の主走査方向に直交する副走査方向に搬送される。
【0038】
図4及び図6に示す上記プッシュトラクタユニット12は、連続シート(例えば連続紙)を、プラテン20を備えた上記シート搬送機構部へ供給するものであり、左右一対のトラクタ28を有する。これらのトラクタ28は、トラクタ駆動軸29に回転一体且つ軸方向摺動自在に軸支されたトラクタ駆動プーリ(不図示)と、トラクタガイド軸30に回転自在且つ軸方向に摺動自在に軸支されたトラクタ従動プーリ(不図示)とにトラクタベルト31が巻き掛けられ、シート押え蓋32を備えて構成される。
【0039】
一対のトラクタ28間の距離は、搬送すべき連続シート(連続紙)の幅寸法に応じて調整可能とされる。また、トラクタベルト31の全外周に突設された複数本のピン33が、連続シートの幅方向両側に穿設された穴(不図示)に係合可能とされる。このトラクタベルト31も前述の駆動輪列部34(図3)により駆動される。
【0040】
つまり、駆動輪列部34のモータピニオン36からの駆動力は、図4に示すように、第4搬送ローラ24のローラ軸に設けられた伝動ギア55から、中間ギア56及び57を経て、プッシュトラクタユニット12のトラクタ駆動軸29に固定されたトラクタ駆動ギア(不図示)へ伝達され、これによりプッシュトラクタユニット12のトラクタベルト31が駆動可能とされる。
【0041】
このプッシュトラクタユニット12は、プラテン20、フロント側シート搬送ローラ27(第1搬送ローラ21及び第2搬送ローラ22)並びにリア側シート搬送ローラ37(第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24)と共に連続紙等の連続シートを、主にプリンタ本体11の後方から前方へ矢印B(図6)方向に搬送し、または、プリンタ本体11の前方から後方へ矢印A方向に搬送可能とする。
【0042】
図1に示す前記シート供給ガイド43は、プリンタ本体11の前方側において、アッパケース13Aに着脱自在に設置される。このシート供給ガイド43は、単票紙又は複写紙等のカットシートを、プリンタ本体11の前方から後方へ手差しで1枚ずつ供給する際に、このカットシートを案内する。このシート供給ガイド43により案内されたカットシートは、プラテン20、フロント側シート搬送ローラ27及びリア側シート搬送ローラ37等のシート搬送機構部により搬送される。
【0043】
同じく図1に示す前記カットシートフィーダ44は、プリンタ本体11の後方側に設置されて、単票紙又は複写紙等のカットシートを、プリンタ本体11の後方から前方へ1枚ずつ自動供給するものである。
【0044】
つまり、このカットシートフィーダ44は、図示しないが、供給ローラの回転動作によって、複数枚のカットシートを積層状態で保持するホッパから、最上位のカットシートをピックアップして供給し、この際、最上位のカットシートと共に重送されるカットシートを、分離機構にて分離するものである。供給ローラの一又は複数回転により、1枚のカットシートがプリンタ本体11へ供給される。
【0045】
このカットシートフィーダ44の供給ローラも、前述の駆動輪列部34(図3)により駆動される。即ち、駆動輪列部34のモータピニオン36からの駆動力は、図4に示すように、第4搬送ローラ24のローラ軸に設けられた伝動ギア55から、中間ギア56及び57を経てカットシートフィーダ44の供給ローラ駆動ギア(不図示)へ伝達され、これにより、カットシートフィーダ44の供給ローラが駆動される。
【0046】
上記中間ギア57を、カットシートフィーダ44の供給ローラ駆動ギアと前述のプッシュトラクタユニット12のトラクタ駆動ギアとに選択的に噛み合わせ可能とし、且つリア側シート搬送ローラ37の接触圧を変更可能とする機構がレリース機構58である。このレリース機構58は、プリンタ10に供給されるシートの種類(カットシート、連続シート)に応じてプリンタ10のシート使用モードを切り換えるものであり、レリース軸59、レリースレバー60及びレリース駆動モータ61を有して構成される。
【0047】
レリース軸59の端部にはピニオン62が形成され、このピニオン62がレリースレバー60のベース部60Aにおけるラック63に噛み合わされている。また、レリースレバー60のベース部60Aには図示しないラックが形成され、このラックがレリース駆動モータ61のモータピニオン(不図示)に噛み合わされて、レリース駆動モータ61の駆動によりレリースレバー60が、プリンタ10の前後方向に移動可能とされる。
【0048】
一方、レリース軸59には、このレリース軸59の回動によって、リア側シート搬送ローラ37の第3搬送ローラ23を第4搬送ローラ24方向へ移動させ、または第4搬送ローラ24から離反させるカム(不図示)が形成されている。また、レリースレバー60のベース部60Aには、レリースレバー60の移動によって中間ギア57を、プッシュトラクタユニット12のトラクタ駆動ギアとカットシートフィーダ44の供給ローラ駆動ギア(カットシートフィーダ44がプリンタ本体11に装着されている場合に限る。)とに択一に噛み合わせ可能とするカム64が形成されている。
【0049】
レリースレバー60が移動されて連続シート位置に設定され、プリンタ10が連続シート使用モードに切り換えられることにより、カム64の作用で、中間ギア57がプッシュトラクタユニット12のトラクタ駆動ギアに噛み合い、プッシュトラクタユニット12が動作状態となると共に、レリース軸59が回動して、このレリース軸59のカムの作用で、リア側シート搬送ローラ37の第3搬送ローラ23を第4搬送ローラ24から離反する方向に移動させ、第3搬送ローラ23と第4搬送ローラ24との接触圧を減少させる。
【0050】
また、レリースレバー60が移動されてカットシート位置に設置され、プリンタ10がカットシート使用モードに切り換えられることにより、カム64の作用で、プリンタ本体11にカットシートフィーダ44が装着されている場合に限り、中間ギア57がカットシートフィーダ44の供給ローラ駆動ギアに噛み合い、カットシートフィーダ44が動作状態となると共に、レリース軸59が回動して、このレリース軸59のカムの作用で、リア側シート搬送ローラ37の第3搬送ローラ23を第4搬送ローラ24へ押圧し、第3搬送ローラ23と第4搬送ローラ24との接触圧を増大させる。
【0051】
さて、図3に示す前記キャリッジ19は、キャリッジガイド軸26に摺動自在に挿通されると共に、リアフレーム15の上端部に摺接され、更に記録ヘッド18を搭載する。キャリッジガイド軸26がプラテン20と平行に配置されることから、キャリッジ19は、これらプラテン20、キャリッジガイド軸26の軸方向と一致する主走査方向に走行(走査)可能に設けられる。
【0052】
このキャリッジ19は、キャリッジ駆動モータ38の正転又は逆転により往復移動されるタイミングベルト39(図6)に結合される。従って、キャリッジ19は、キャリッジ駆動モータ38の正転又は逆転により、タイミングベルト39を介し、キャリッジガイド軸26に案内されて、主走査方向における図3の左向き又は右向きに走査される。ここで、キャリッジ駆動モータ38は、シート搬送モータ35、レリース駆動モータ61及び後述のシート厚検出用モータ66とともに例えばステッピングモータにて構成される。
【0053】
また、キャリッジ19には、図5にも示すように、リボンカセット装着部40が設けられ、このリボンカセット装着部40に、インクリボンを収納したリボンカセット40Aが装着される。更にキャリッジ19には、リボンカセットのインクリボンを、プラテン20に接して搬送されるシート(カットシートまたは連続シート)から保護するリボンマスクホルダ41が設置されている。リボンカセット40A内のインクリボンは、リボンカセット装着部40に設置されたリボン駆動軸42により、記録ヘッド18の記録ワイヤの前方を移動可能に設けられる。
【0054】
上記記録ヘッド18は多数の記録ワイヤ(不図示)を備え、これらの記録ワイヤの突出方向前方に、上述の如くインクリボンが位置する。記録ヘッド18は、キャリッジ19と共に主走査方向に走行される間に、記録ワイヤを突出させてインクリボンに打ち当て、このインクリボンのインクを、プラテン20と記録ヘッド18との間に搬送されるシート(カットシート又は連続シート)に付着させて、このシートに文字を含む画像を記録する。
【0055】
記録ヘッド18による記録動作は、キャリッジ19が図3の主走査方向左向き又は右向きに走行される間に、記録ヘッド18の記録ワイヤにより一行文の記録がなされ、この一行文の記録がなされる度に、シートがカットシートの場合には、シート搬送機構部(プラテン20、第1搬送ローラ21、第2搬送ローラ22、第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24)が、またシートが連続シートの場合には、上記シート搬送機構部及びプッシュトラクタユニット12が、それぞれシートを所定長(通常行間分)搬送させ、これらの動作が繰り返されることにより実施される。
【0056】
ところで、このプリンタ10には、図5に示すように、キャリッジガイド軸26を回動して、記録ヘッド18がプラテン20またはシートに当接したことを、キャリッジガイド軸26の回動負荷により測定して、シートのシート厚を検出し、このシート厚に応じてキャリッジガイド軸26を回動させて記録ヘッド18とプラテン20との間のプラテンギャップを調整する自動シート厚調整機構65(即ち自動紙厚調整機構)が装備されている。
【0057】
この自動シート厚調整機構65は、シート厚検出用モータ66、ロータリーエンコーダ67、出力ギア68、減速ギア69、70及び71を有して構成され、この減速ギア71が、キャリッジガイド軸26の両端部の偏心軸部72の一方に固定されている。偏心軸部72がキャリッジガイド軸26に対し偏心する偏心量Lは、例えば1mm程度である。
【0058】
出力ギア68は、シート厚検出用モータ66の出力軸に固定され、図6にも示すように、この出力ギア68に減速ギア69が噛み合う。減速ギア70は、減速ギア69と回転一体に形成されて減速ギア71に噛み合う。これにより、シート厚検出用モータ66の駆動力が出力ギア68、減速ギア69、70及び71を経て偏心軸部72へ伝達され、キャリッジガイド軸26が回動される。すると、このキャリッジガイド軸26が偏心軸部72との偏心量Lに対応する量(例えばL=1mmの場合には、2mm)だけ鉛直方向に上下動し、キャリッジ19を介して記録ヘッド18がプラテン20に対し接離する。
【0059】
ロータリーエンコーダ67は、シート厚検出用モータ66の出力軸に回転一体に設けられたスリット板73と、このスリット板73に対向して配置された、例えば発光ダイオード及びフォトダイオード等からなる投受光器74と、を有してなる。投受光器74の発光ダイオードから出射されてスリット板73のスリットを通過した光が、投受光器74のフォトダイオードに受光されてパルス波に変換され、このパルス波をカウントすることにより、シート厚検出用モータ66の回転角が検出される。
【0060】
このように構成された自動シート厚調整機構65によるシート厚の検出とプラテンギャップの調整は、次のようにしてなされる。
【0061】
まず、プラテン20の直上にシートが存在しない状態でシート厚検出用モータ66を回転して、記録ヘッド18がプラテン20に接近する方向にキャリッジガイド軸26を回動させる。記録ヘッド18がプラテン20に接近すると、シート厚検出用モータ66にキャリッジガイド軸26の回動負荷が作用し、このシート厚検出用モータ66のロータとステータとの安定位置がずれて、ロータリーエンコーダ67の投受光器74(フォトダイオード)から出力されるパルス波形の周期が長くなる。即ち、このパルス波形の周期Tiが理論値Troよりも長くなるため、(Ti−Tro)>0となる。この(Ti−Tro)を累積させてスレッシュホールド値Tthに到達した時点で、シート厚検出用モータ66の回転を停止し、その時までにシート厚検出用モータ66(ステップモータ)を駆動したパルス数をカウントして、基準位置(例えばプラテンギャップが最大となるプラテンギャップベース位置)からプラテン20(プラテン面)までの距離を測定する。
【0062】
次に、記録ヘッド18を上昇させて上記基準位置に位置付け、更に、プラテン20の直上にシートを位置付ける。この状態で、シート厚検出用モータ66を回転して、記録ヘッド18がプラテン20上のシートに接触する方向にキャリッジガイド軸26を回動させる。記録ヘッド18がプラテン20上のシートに接触すると、シート厚検出用モータ66にキャリッジガイド軸26の回動負荷が作用するので、前述と同様にして、ロータリーエンコーダ67の投受光器74(フォトダイオード)から出力されるパルス波形の周期(Ti)とその理論値(Tro)との差(Ti−Tro)を累積して、この(Ti−Tro)の累積値がスレッシュホールド値Tthに到達した時点でシート厚検出用モータ66の回転を停止する。そして、その時までにシート厚検出用モータ66(ステップモータ)を駆動したパルス数をカウントすることにより、基準位置からプラテン20上のシート(シート面)までの距離を測定する。
【0063】
その後、上述のようにして測定されたシート面とプラテン面との差を演算してシート厚とする。そして、シート厚検出用モータ66を駆動しキャリッジガイド軸26を回動させて、記録ヘッド18とプラテン20との間のプラテンギャップを上述のようにして算出したシート厚に応じて調整する。
【0064】
さて、キャリッジガイド軸26は、図3及び図7に示すキャリッジガイド軸支持装置80の軸受79を用いて、左サイドフレーム16及び右サイドフレーム17に、回動自在に枢支されるとともに、軸方向に押圧されて支持される。このキャリッジガイド軸支持装置80は、図8に示すように、第1軸受部材81、第2軸受部材82、取付軸83、押圧手段としてのコイルばね84及び取付ブラケット85を有して構成される。第1軸受部材81及び第2軸受部材82が軸受79を構成する。
【0065】
キャリッジガイド軸26は、前述のように、両端部に偏心軸部72が設けられる。この偏心軸部72が、第1軸受部材81及び第2軸受部材82を介して左サイドフレーム16及び右サイドフレーム17に回動自在に挿通されて、キャリッジガイド軸26は、これらの左サイドフレーム16及び右サイドフレーム17に回動自在に枢支される。また、偏心軸部72の軸心86は、キャリッジガイド軸26の主要部の軸心87に対し、前述の如く偏心量Lだけ偏心して設定されている。
【0066】
上記第2軸受部材82は、左サイドフレーム16及び右サイドフレーム17の枢支開口91に嵌装され、例えば樹脂等の絶縁性材料にて構成される。また、第1軸受部材81は、第2軸受部材82の内周に回転一体に嵌合され、例えば焼結金属等にて構成される。第1軸受部材81の内周に、キャリッジガイド軸26の偏心軸部72が回転自在に挿入されて、キャリッジガイド軸26は、左サイドフレーム16及び右サイドフレーム17に対し、偏心軸部72の軸心86を中心に回動自在に枢支可能に設けられる。
【0067】
キャリッジガイド軸26における偏心軸部72の端面88には、軸心86の位置に、テーパ面90を有する支持穴89が形成されている。このテーパ面90の頂点90Aが、偏心軸部72の軸心86上に位置する。
【0068】
前記取付軸83は、先端が円錐形状の先鋭な先端部92を備え、軸方向に摺動可能に取付ブラケット85に挿通されている。この取付軸83には、先端部92付近にばね受け93がかしめ固定され、このばね受け93と取付ブラケット85との間に、ワッシャ95を介してコイルばね84が介在される。このコイルばね84のばね力により、取付軸83は先端部92方向へ付勢される。
【0069】
また、取付軸83には、先端部92と反対の基端部にストッパ94がかしめ固定される。このストッパ94は、取付軸83がコイルばね84の付勢力により取付ブラケット85に対し先端部92方向へ相対移動する際に、この取付ブラケット85に当接して取付軸83の抜け止めを果たす。
【0070】
ここで、上記取付ブラケット85は側面視コ字形状であり、左サイドフレーム16に固定される。この取付ブラケット85は、コイルばね84とともに金属製であり導電性を有する。従って、キャリッジガイド軸26は、取付軸83の先端部92が、後述の如く、偏心軸部72の支持穴89のテーパ面90に当接することにより、取付軸83及び取付ブラケット85を経て左サイドフレーム16に接地される。
【0071】
このように、コイルばね84及び取付ブラケット85を介して左サイドフレーム16に配設された取付軸83は、その先端部92が、キャリッジガイド軸26の偏心軸部72における支持穴89のテーパ面90の頂点90Aに当接する。これにより、コイルばね84からのばね力が押圧力としてキャリッジガイド軸26に対し、このキャリッジガイド軸26の軸方向に作用して、このキャリッジガイド軸26は軸方向に押圧支持される。
【0072】
従って、上記実施の形態によれば、次の効果▲1▼〜▲5▼を奏する。
【0073】
▲1▼キャリッジガイド軸支持装置80においては、取付軸83が、コイルばね84及び取付ブラケット85を介して左サイドフレーム16に配設され、この取付軸83の先鋭形状の先端部92が、キャリッジガイド軸26の偏心軸部72における端面88に形成された支持穴89のテーパ面90の頂点90Aに当接して、コイルばね84のばね力により取付軸83を介してキャリッジガイド軸26を軸方向に押圧支持することから、キャリッジガイド軸26と取付軸83との接触面積を極めて小さくできるとともに、キャリッジガイド軸26の偏心軸部72における支持穴89の頂点90Aに、コイルばね84のばね力が押圧力として取付軸83を介して作用するので、このキャリッジガイド軸26を回動させるためのトルクを低減できる。これらの結果、キャリッジガイド軸26を軸方向に支持しつつ、キャリッジガイド軸26の回動負荷を低減できる。
【0074】
▲2▼自動シート厚調整機構65においては、一般に、キャリッジガイド軸26を回動して、記録ヘッド18をプラテン20またはシートに当接させるまでのキャリッジガイド軸26の回動負荷と、当接したときのキャリッジガイド軸26の回動負荷との差が著しいほど、記録ヘッド18がプラテン20またはシートに当接したことを正確に測定できる。上記▲1▼の如く、キャリッジガイド軸支持装置80がキャリッジガイド軸26の回動時における回動負荷を低減することから、自動シート厚調整機構65は、キャリッジガイド軸26の回動負荷に基づき、記録ヘッド18がプラテン20またはシートに当接することを正確に測定でき、従って、このシートのシート厚を正確に検出できるので、プラテンギャップの調整を高精度に実施できる。
【0075】
▲3▼キャリッジガイド軸支持装置80においては、押圧手段となるコイルばね84は、例えば皿ばねに比べてばね定数が小さいので、変位が大きく変動しても、押圧力となるコイルばね84のばね力が安定する。このため、キャリッジガイド軸26を安定して軸方向に支持できるので、キャリッジガイド軸26の回動負荷も安定する。
【0076】
▲4▼キャリッジガイド軸支持装置80が、▲3▼の如く、キャリッジガイド軸26の回動負荷を安定させることから、自動シート厚調整機構65は、このキャリッジガイド軸26の安定した回動負荷に基づき、記録ヘッド18がプラテン20またはシートに当接することを正確に測定でき、従って、シートのシート厚を正確に検出できるので、プラテンギャップの調整を高精度に実施できる。
【0077】
▲5▼キャリッジガイド軸支持装置80における取付軸83の先端部92が、キャリッジガイド軸26の偏心軸部72における支持穴89のテーパ面90内の頂点90Aに当接し、取付軸83が取付ブラケット85を介して左サイドフレーム16に配設され、これらの取付軸83及び取付ブラケット85が電導性材料(金属材料)にて構成されたことから、キャリッジガイド軸26が、絶縁性の第2軸受部材82により左サイドフレーム16に、第1軸受部材81との協働作用で回動自在に枢支された場合であっても、電導性の取付軸83及び取付ブラケット85を介して、キャリッジガイド軸26を左サイドフレーム16に良好に接地させることができる。
【0078】
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本実施の形態では、記録装置がドットインパクトプリンタの場合を述べたが、インクジェットプリンタ等の他の記録装置に本発明を適用してもよい。
【0079】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明に係る記録装置のキャリッジガイド軸支持装置によれば、キャリッジガイド軸を軸方向に押圧する押圧手段が、キャリッジガイド軸の偏心軸部の端面における軸心位置に当接して当該偏心軸部を軸方向に押圧するための先端部が先鋭形状の取付軸を備え、この取付軸により偏心軸部を押圧した状態で、上記キャリッジガイド軸を回動自在としたことから、キャリッジガイド軸と取付軸との接触面積を極めて小さくできるとともに、キャリッジガイド軸を回動させるためのトルクを低減できる。これらの結果、キャリッジガイド軸を軸方向に支持しつつ、キャリッジガイド軸の回動負荷を低減できる。
【0080】
請求項4に記載の発明に係る記録装置によれば、キャリッジガイド軸を軸方向に押圧する押圧手段が、キャリッジガイド軸の偏心軸部の端面における軸心位置に当接して当該偏心軸部を軸方向に押圧するための先端部が先鋭形状の取付軸を備え、この取付軸により偏心軸部を押圧した状態で、上記キャリッジガイド軸を回動自在としたことから、キャリッジガイド軸を軸方向に支持しつつ、キャリッジガイド軸の回動負荷を低減でき、この結果、高精度にプラテンギャップを調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録装置の一実施の形態が適用されたドットインパクトプリンタを示す斜視図である。
【図2】図1のプリンタで、カットシートフィーダを取り外した状態の斜視図である。
【図3】図1のプリンタにおけるプリンタ本体を示す斜視図である。
【図4】図3のプリンタ本体のシート搬送機構部を示す斜視図である。
【図5】図3のプリンタ本体を別の角度から目視した斜視図である。
【図6】図3のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】図3のキャリッジガイド軸支持装置を拡大して示す斜視図である。
【図8】図7の軸方向に沿う断面図である。
【図9】従来の記録装置におけるキャリッジガイド軸支持装置を示す断面図である。
【符号の説明】
10 プリンタ(記録装置)
16 左サイドフレーム(本体フレーム)
17 右サイドフレーム(本体フレーム)
18 記録ヘッド
19 キャリッジ
20 プラテン
26 キャリッジガイド軸
65 自動シート厚調整機構
72 キャリッジガイド軸の偏心軸部
80 キャリッジガイド軸支持装置
81 第1軸受部材
82 第2軸受部材
83 取付軸
84 コイルばね(押圧手段)
85 取付ブラケット
86 偏心軸部の軸心
88 偏心軸部の端面
89 支持穴
92 取付軸の先端部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a carriage guide shaft support device for a recording device that supports a carriage guide shaft in the axial direction, and a recording device including the carriage guide shaft support device and an automatic sheet thickness adjustment mechanism (automatic paper thickness adjustment mechanism).
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, for example, in a dot impact type recording apparatus, a carriage guide shaft in which a recording head is disposed via a carriage is supported by a carriage guide shaft support device, and further, a platen gap between the recording head and the platen is an automatic sheet. Some are adjusted by a thickness adjusting mechanism.
[0003]
The automatic sheet thickness adjustment mechanism rotates the carriage guide shaft, measures the contact of the recording head with the platen or the sheet based on the rotation load of the carriage guide shaft, and detects the sheet thickness of the sheet. The platen gap is adjusted according to the sheet thickness.
[0004]
In addition, as shown in FIG. 9, the carriage guide
[0005]
Since the
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, the
[0007]
Further, since the
[0009]
An object of the present invention has been made in consideration of the above-described circumstances, and a carriage guide shaft support device and a recording device for a recording apparatus that can reduce the rotational load of the carriage guide shaft while supporting the carriage guide shaft in the axial direction. To provide an apparatus.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In the first aspect of the invention, the carriage guide shaft has an eccentric shaft portion, the eccentric shaft portion is pivotally supported by the main body frame via a bearing , and the carriage guide shaft is pivoted by the pressing means. In the carriage guide shaft support device of the recording apparatus that is pressed in the direction and supported by the main body frame, the pressing means abuts the axial center position on the end surface of the eccentric shaft portion and presses the eccentric shaft portion in the axial direction. The carriage guide shaft is configured to be rotatable in a state in which the tip end portion has a sharp mounting shaft and the eccentric shaft portion is pressed by the mounting shaft .
[0011]
The invention of
[0012]
The invention according to claim 3 is the invention according to
[0013]
According to a fourth aspect of the present invention, the carriage guide shaft has an eccentric shaft portion, the eccentric shaft portion is pivotally supported by the main body frame via a bearing, and the carriage guide shaft is pivoted by the pressing means. The carriage guide shaft is supported by the main body frame, rotated by the carriage guide shaft, and the carriage guide shaft is in contact with the platen or the sheet. In the recording apparatus that measures based on the rotational load of the shaft, detects the sheet thickness of the sheet, and adjusts the platen gap between the recording head and the platen according to the sheet thickness, the pressing unit includes: The mounting shaft is provided with a sharpened mounting shaft that is in contact with the axial position of the end surface of the eccentric shaft portion and presses the eccentric shaft portion in the axial direction. While pressing the eccentric shaft portion Ri, it is characterized in that it has a rotatable said carriage guide shaft.
[0014]
The invention according to claim 5 is the invention according to
[0015]
Invention according to
[0016]
The invention described in claim 1 has the following action.
[0017]
A mounting means for pressing the carriage guide shaft in the axial direction is an attachment shaft having a sharp tip at the tip for pressing the eccentric shaft portion in the axial direction by abutting the axial center position on the end surface of the eccentric shaft portion of the carriage guide shaft Since the carriage guide shaft is rotatable while the eccentric shaft portion is pressed by the mounting shaft, the contact area between the carriage guide shaft and the mounting shaft can be made extremely small, and the carriage guide shaft can be rotated. Torque for moving can be reduced. As a result, the rotational load on the carriage guide shaft can be reduced while supporting the carriage guide shaft in the axial direction.
[0018]
The invention according to
[0019]
Since the coil spring provided in the pressing means has a smaller spring constant than, for example, a disc spring, even if the displacement fluctuates greatly, the spring force by the coil spring serving as the pressing force is stabilized. For this reason, the carriage guide shaft can be stably supported in the axial direction.
[0020]
The invention according to
[0021]
Even when the eccentric shaft portion of the carriage guide shaft is pivotally supported by the main body frame by an insulating bearing, the carriage guide shaft is preferably attached to the main body frame via the conductive mounting shaft. Can be grounded.
[0022]
The invention according to
[0023]
In the recording apparatus, the pressing means for pressing the carriage guide shaft in the axial direction abuts the axial center position on the end surface of the eccentric shaft portion of the carriage guide shaft, and the tip portion for pressing the eccentric shaft portion in the axial direction is sharp. Since the carriage guide shaft can be rotated while the eccentric shaft portion is pressed by the mounting shaft, the contact area between the carriage guide shaft and the mounting shaft can be made extremely small, and the carriage guide Torque for rotating the shaft can be reduced. As a result, the rotational load on the carriage guide shaft can be reduced while supporting the carriage guide shaft in the axial direction. For this reason, in the recording apparatus, it is possible to accurately measure that the recording head abuts against the platen or the sheet based on the rotational load of the carriage guide shaft, and therefore it is possible to accurately detect the sheet thickness. Can be implemented with high accuracy.
[0024]
The invention according to claim 5 has the following effects.
[0025]
Since the coil spring provided in the pressing means has a smaller spring constant than, for example, a disc spring, even if the displacement fluctuates greatly, the spring force by the coil spring serving as the pressing force is stabilized. For this reason, since the carriage guide shaft can be stably supported in the axial direction, the rotation load of the carriage guide shaft is also stabilized. As a result, in the recording apparatus, it is possible to accurately measure that the recording head abuts against the platen or the sheet based on the rotation load of the carriage guide shaft, and therefore it is possible to accurately detect the sheet thickness. Can be implemented with high accuracy.
[0026]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0027]
FIG. 1 is a perspective view showing a dot impact printer to which an embodiment of a recording apparatus according to the present invention is applied. FIG. 3 is a perspective view showing a printer body in the printer of FIG.
[0028]
A
[0029]
The
[0030]
The sheet includes the cut sheet K cut to a predetermined length and a continuous sheet in which a plurality of sheets are connected. Examples of the cut sheet K include cut sheet paper, copy paper, and cut film, and examples of the continuous sheet include continuous paper.
[0031]
3 and 6, the printer
[0032]
A
[0033]
As shown in FIGS. 3 and 6, the sheet conveying mechanism including the
[0034]
Among these, the
[0035]
The
[0036]
The
[0037]
As a result, the
[0038]
The
[0039]
The distance between the pair of
[0040]
That is, the driving force from the
[0041]
The
[0042]
The
[0043]
Similarly, the
[0044]
That is, although not shown, the
[0045]
The supply roller of the
[0046]
The
[0047]
A
[0048]
On the other hand, the
[0049]
When the
[0050]
Further, when the
[0051]
Now, the
[0052]
The
[0053]
Further, as shown in FIG. 5, the
[0054]
The
[0055]
In the recording operation by the
[0056]
As shown in FIG. 5, the
[0057]
The automatic sheet
[0058]
The
[0059]
The
[0060]
Detection of the sheet thickness and adjustment of the platen gap by the automatic sheet
[0061]
First, the sheet
[0062]
Next, the
[0063]
Thereafter, the difference between the sheet surface and the platen surface measured as described above is calculated to obtain the sheet thickness. Then, the sheet
[0064]
The
[0065]
As described above, the
[0066]
The
[0067]
A
[0068]
The mounting
[0069]
A
[0070]
Here, the mounting
[0071]
As described above, the mounting
[0072]
Therefore, according to the above embodiment, the following effects (1) to (5) are achieved.
[0073]
(1) In the carriage guide
[0074]
(2) In the automatic sheet
[0075]
(3) In the carriage guide
[0076]
(4) Since the carriage guide
[0077]
(5) The
[0078]
As mentioned above, although this invention was demonstrated based on the said embodiment, this invention is not limited to this. For example, although the case where the recording apparatus is a dot impact printer has been described in the present embodiment, the present invention may be applied to other recording apparatuses such as an ink jet printer.
[0079]
【The invention's effect】
According to the carriage guide shaft support device of the recording apparatus of the first aspect, the pressing means for pressing the carriage guide shaft in the axial direction abuts on the axial center position on the end surface of the eccentric shaft portion of the carriage guide shaft. Since the tip portion for pressing the eccentric shaft portion in the axial direction has a sharp mounting shaft, and the eccentric shaft portion is pressed by the mounting shaft, the carriage guide shaft can be rotated . The contact area between the carriage guide shaft and the mounting shaft can be made extremely small, and the torque for rotating the carriage guide shaft can be reduced. As a result, the rotational load on the carriage guide shaft can be reduced while supporting the carriage guide shaft in the axial direction.
[0080]
According to the recording apparatus of the fourth aspect of the present invention, the pressing means for pressing the carriage guide shaft in the axial direction abuts on the axial center position on the end surface of the eccentric shaft portion of the carriage guide shaft, thereby causing the eccentric shaft portion to move. The tip for pressing in the axial direction has a sharp mounting shaft, and the carriage guide shaft can be rotated while the eccentric shaft is pressed by this mounting shaft. As a result, the rotation load of the carriage guide shaft can be reduced, and as a result, the platen gap can be adjusted with high accuracy.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a dot impact printer to which an embodiment of a recording apparatus according to the invention is applied.
FIG. 2 is a perspective view of the printer of FIG. 1 with a cut sheet feeder removed.
3 is a perspective view showing a printer main body in the printer of FIG. 1. FIG.
4 is a perspective view showing a sheet conveying mechanism portion of the printer main body of FIG. 3. FIG.
5 is a perspective view of the printer body of FIG. 3 viewed from another angle.
6 is a cross-sectional view taken along line VI-VI in FIG.
7 is an enlarged perspective view showing the carriage guide shaft support device of FIG. 3. FIG.
8 is a cross-sectional view taken along the axial direction of FIG.
FIG. 9 is a cross-sectional view showing a carriage guide shaft support device in a conventional recording apparatus.
[Explanation of symbols]
10 Printer (recording device)
16 Left side frame (body frame)
17 Right side frame (body frame)
18
85
Claims (6)
上記押圧手段は、上記偏心軸部の端面における軸心位置に当接して当該偏心軸部を軸方向に押圧するための先端部が先鋭形状の取付軸を備え、この取付軸により偏心軸部を押圧した状態で、上記キャリッジガイド軸を回動自在としたことを特徴とする記録装置のキャリッジガイド軸支持装置。The carriage guide shaft has an eccentric shaft portion, and this eccentric shaft portion is pivotally supported by the main body frame via a bearing , and the carriage guide shaft is pressed in the axial direction by the pressing means to be attached to the main body frame. In the carriage guide shaft support device of the recording device to be supported,
The pressing means includes a mounting shaft with a sharp tip that is in contact with the axial position of the end surface of the eccentric shaft portion and presses the eccentric shaft portion in the axial direction. A carriage guide shaft support device for a recording apparatus, wherein the carriage guide shaft is rotatable in a pressed state .
上記押圧手段は、上記偏心軸部の端面における軸心位置に当接して当該偏心軸部を軸方向に押圧するための先端部が先鋭形状の取付軸を備え、この取付軸により偏心軸部を押圧した状態で、上記キャリッジガイド軸を回動自在としたことを特徴とする記録装置。 The carriage guide shaft has an eccentric shaft portion, and this eccentric shaft portion is pivotally supported by the main body frame via a bearing, and the carriage guide shaft is pressed in the axial direction by the pressing means to be attached to the main body frame. The carriage guide shaft is supported and rotated, and it is measured based on the rotation load of the carriage guide shaft that the recording head disposed on the carriage guide shaft via the carriage contacts the platen or the sheet. In the recording apparatus that detects the sheet thickness of the sheet and adjusts the platen gap between the recording head and the platen according to the sheet thickness,
The pressing means includes a mounting shaft with a sharp tip that is in contact with the axial position of the end surface of the eccentric shaft portion and presses the eccentric shaft portion in the axial direction. A recording apparatus, wherein the carriage guide shaft is rotatable in a pressed state .
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000285942A JP3829608B2 (en) | 2000-09-20 | 2000-09-20 | Carriage guide shaft support device and recording device of recording device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000285942A JP3829608B2 (en) | 2000-09-20 | 2000-09-20 | Carriage guide shaft support device and recording device of recording device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002096520A JP2002096520A (en) | 2002-04-02 |
JP3829608B2 true JP3829608B2 (en) | 2006-10-04 |
Family
ID=18769934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000285942A Expired - Fee Related JP3829608B2 (en) | 2000-09-20 | 2000-09-20 | Carriage guide shaft support device and recording device of recording device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3829608B2 (en) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3745747B2 (en) * | 2003-05-21 | 2006-02-15 | シャープ株式会社 | Imaging device |
-
2000
- 2000-09-20 JP JP2000285942A patent/JP3829608B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002096520A (en) | 2002-04-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004051302A (en) | Sheet feeder, and printer on which the sheet feeder is mounted | |
JP3829608B2 (en) | Carriage guide shaft support device and recording device of recording device | |
US6869175B2 (en) | Recording apparatus | |
JP4686843B2 (en) | Detection device for recording apparatus and recording apparatus provided with the same | |
JP4367609B2 (en) | Carriage and liquid ejecting apparatus provided with the carriage | |
JPH10250184A (en) | Recorder | |
JP3705103B2 (en) | Carriage guide shaft support device and recording device of recording device | |
JP4352248B2 (en) | Recording device | |
JP3763252B2 (en) | Control method of recording apparatus | |
JP3755391B2 (en) | Recording device | |
JP2002225376A (en) | Recorder | |
JP4336948B2 (en) | Liquid ejecting interval switching device, carriage, liquid ejecting device | |
JP3837997B2 (en) | Recording apparatus and control method thereof | |
JP2006076118A (en) | Recorded medium detection device, recording device, and liquid jetting device | |
JP2004050539A (en) | Platen gap adjuster, and recorder | |
JP2003266857A (en) | Recording apparatus | |
JP3775192B2 (en) | Recording device | |
JP2004050590A (en) | Method and mechanism for adjusting platen gap of recorder, and recorder | |
JP3141924B2 (en) | Paper ejection mechanism of printer | |
JP6008089B2 (en) | Image recording device | |
JP4419263B2 (en) | Printing device | |
JP3758458B2 (en) | Recording device | |
JP2003080785A (en) | Recorder | |
JP3738666B2 (en) | Recording apparatus and control method thereof | |
JP4765214B2 (en) | Recording device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20040204 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040204 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20040204 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050630 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050705 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050831 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060620 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060703 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100721 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110721 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110721 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120721 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120721 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130721 Year of fee payment: 7 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |