JP3829004B2 - Articulator - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歯冠修復物あるいは義歯の加工形成に使用される咬合器に係り、特に、下顎フレームに装着した石膏歯列模型と、上顎フレームに装着した石膏歯列模型との咬合調整に際し、上顎フレームを後方移動のみならず前方への移動をも可能として、患者毎に異なる咬合動作を可及的に近似させることができ、作業効率を向上させつつ、精度の高い咬合調整を容易に行うことができる咬合器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、歯冠修復物、義歯等の加工形成に使用される石膏歯列模型は、患者の上顎または下顎の印象に流動石膏を流し込んで成形され、当該患者の治療歯部位を含む石膏歯列模型とこれに対合する石膏歯列模型を、一対をなす咬合器の下顎および上顎フレームに着脱自在に固定するようになっている。
【0003】
そして歯冠修復物、義歯の加工形成を実際に行う際には、まず現状の上下石膏歯列模型の咬合状態を確認し、次いで治療歯部位の石膏歯列部分を精密ノコで切除した後に、離脱した治療歯部位の石膏歯列部分に所要の修復物の被冠あるいは義歯の形成を施し、これを再び装着した治療歯部位を含む石膏歯列模型と対合する石膏歯列模型との咬合が最良状態となるように、治療歯部位における修正、加工を適宜に繰り返し行う方法が一般に採用されている。
【0004】
しかしながら上述のような咬合調整に用いる従来の咬合器では、下顎側の石膏歯列模型を装着する下顎フレームに対し、上顎側の石膏歯列模型を装着する上顎フレームを回動軸を介して上下動自在に固定する構成であるため、食物を咬む場合おいて患者毎に微妙に異なる下顎の前後進運動を含む複雑な咬合運動に適合し得ないものであった。
【0005】
そこで近年では、患者の実際の咬合運動に近似するように上顎フレームを軸支する回動軸を下顎フレームに対して適宜に遊動可能とした構成も提案されているが、このものは基準定位置から回動軸を後方にのみ移動する構成、すなわち下顎フレームに対して上顎フレームを後方に相対移動させるだけのものであるため、上顎フレームを前方に移動する必要が生じた場合には、上顎側の石膏歯列模型の固定位置を前方にずらして上顎フレームに再装着した後に咬合調整を行う、という煩わしい調整作業を余儀なくされ、咬合器を用いて歯冠修復物、義歯の加工形成を行う矯正および観察が非常に面倒となる、という欠点を有するものであった。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の如き実状に鑑み咬合器の機能および作業性の向上を目指すその研究、開発過程で創案されたものであって、その目的とするところは、上顎フレームを軸支する回動軸を下顎フレームに対して適宜に遊動可能とするものでありながら、上顎フレームを前方に移動する必要が生じた場合にも、上顎側の石膏歯列模型を前方にずらすような作業を要することなく、簡単かつ柔軟に上顎フレームの前方移動を行うことができ、作業者の負担を最小限に抑えて作業効率の向上と高い精度を維持することができる咬合器を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
課題を解決するため、本発明が採用した技術的手段は、下顎側の石膏歯列模型を着脱自在に装着する下顎フレームの後端に一対の支柱を離間対向状に立設し、かつ上顎側の石膏歯列模型を着脱自在に装着する上顎フレームの回動軸を、各支柱の背面側から後方に向けて斜設した支承面と、当該各支柱の側面部位に設けた凹溝との間で支持するように構成した咬合器において、上記回動軸を凹溝側に向けて押圧する弾持部材を各支柱毎にそれぞれ装着し、支承面に沿う回動軸の後方への移動を弾持部材の付勢力に抗して許すと共に、上記回動軸の嵌入面を外周方向に凹設した調整ピンを、支柱の頂部から前記凹溝を貫通して直交状に挿通し、上記調整ピンの嵌入面を凹溝に合致させた際に、これに進入する回動軸の前方への移動を可能としたことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明を図面に示した一実施例に基づいて詳細に説明する。
図1および2において、1は上下の石膏歯列模型2、3を着脱自在に装着する咬合器であって、該咬合器1は、下石膏歯列模型3の支持台として兼用される下顎フレーム4に一対の支柱5、6を離間対向状に立設し、かつ後方に延出する連結フレーム7を当該支柱5、6間に一体に跨設すると共に、上記各支柱5、6の頂部近傍の側面部位には凹溝8がそれぞれ設けられており、上顎フレーム9の後端側を軸支する回動軸10を凹溝8、8に嵌入させて当該上顎フレーム9を上下回動自在とする咬合器1が構成されている。
【0009】
上記連結フレーム7と各支柱5、6の背面側との間には前傾状の支承面7a、7aが斜設されており、凹溝8、8に嵌入した上顎フレーム9の回動軸10を当該支承面7aに沿って後方に移動可能とし、かつ後述する弾持部材11、11の付勢力により、回動軸10を凹溝8、8内の基準定位置に押圧するようになっている。
【0010】
上記上顎フレーム9の下面には、取付けベース12が摘みネジ13で着脱自在に螺装されており、取付けベース12の下面に固定用石膏14を介して石膏歯列模型2を固定し、該石膏歯列模型2を上顎フレーム9とともに上下動させることにより咬合調整を行うようになっている。
【0011】
なお15は上顎フレーム9の回動先端側を下顎フレーム4との間で支持するインサイザルガイドピン、15aは下顎フレーム4の先端に設けたインサイザルガイドピン15の弾性受け板である。また16は連結フレーム7の中央に螺設されて上顎フレーム9の下限位置を調整する調整ノブ、17は上顎フレーム9の上面に埋設されたマンガンアルミ磁石であって、石膏歯列模型2を固定した取付けベース12を上顎フレーム9に取付ける際には、図3に示すように、上顎フレーム9の上面をマンガンアルミ磁石17を介して調整ノブ16に磁着させることにより当該上顎フレーム9を確実に開放状態に固定することができ、不用意に上顎フレーム9が回動して機械的衝撃を生ずるようなことがなく、咬合器1の精度低下、破損を未然に防止することができる。
【0012】
一方前記弾持部材11、11は、図4(a)に示すように、板バネ18、18の基端を止めネジ19で各支柱5、6の側面にそれぞれ止着してなり、その先端に突設した当接体20、20を凹溝8、8内に進入させて、該凹溝8、8に嵌入する回動軸10の両端部を押圧することにより、各支承面7a、7aに沿う回動軸10の後方への移動を当該弾持部材11、11の付勢力に抗して許すように構成されていると共に、上記回動軸10の嵌入面21aを外周方向に凹設した調整ピン21(図5(a)に図示)が、各支柱5、6の頂部から凹溝8、8を貫通して直交状に挿通されており、図4(b)に示すように、上記調整ピン21の頭部に設けたノブ22を回動させて嵌入面21aを凹溝8に合致させた際には、当該嵌入面21aに進入する回動軸10の前方への移動を可能にした構成となっている。
【0013】
本発明は叙上の如く構成されているから、石膏歯列模型を用いた治療歯部位の加工、成形を行うに当って、まず下顎側の石膏歯列模型3を下顎フレーム4上に固定し、また予め固定用石膏14に固定した上顎側の石膏歯列模型2を取付けベース12を介して上顎フレーム9に固定する。次いで現状の上下石膏歯列模型2、3の咬合状態を確認した後、治療歯部位の石膏歯列部分に所要の切断、加工や修復物の被冠、義歯の形成等を施し、再度これを装着した治療歯部位を含む石膏歯列模型と対合する石膏歯列模型との咬合が最良状態となるように、治療歯部位における修正、加工を咬合器1を用いて適宜に繰り返し行なわれることになる。
【0014】
このような咬合器1による咬合調整作業において、下顎フレーム4に対して上顎フレーム9を後方に相対移動させる場合には、作業者が上顎フレーム9全体を把持して上下回動させながら後方にずらすと、基準定位置の凹溝8、8内に保持されていた回動軸10が弾持部材11、11の付勢力に抗して凹溝8内あるいはこれから離脱して支承面7a、7aに沿う後方への移動が行われ、治療歯部位の修正、加工の確認および上下の咬合状態の観察がなされる。
【0015】
また下顎フレーム4に対して上顎フレーム9を前方に相対移動させる必要が生じた場合は、弾持部材11、11の付勢力で基準定位置の凹溝8、8内に回動軸10が保持された状態(図4(a))で、作業者が調整ピン21のノブ22を回動させて嵌入面21aが凹溝8に合致すると、上記弾性部材11、11に押圧されていた回動軸10が嵌入面21aに進入し、上顎フレーム9が前方に相対移動することになる。
【0016】
したがって、煩わしい石膏歯列模型の装脱作業を行うことなく、食物を咬む患者毎に微妙に異なる下顎の前後進運動を含む複雑な咬合運動に可及的に近似させた咬合調整を容易に行うことができ、咬合器を用いた歯冠修復物、義歯の加工形成のための矯正および観察を効率良くかつスムーズに続行することができる。
【0017】
図5(b)〜(e)は調整ピン21の他の実施例を示すものであって、同図(b)および(c)は嵌入面の形状を21b、21cと変更して回動軸10の前方への移動量を変化させる構成を示し、このような異なる嵌入面21a〜21cの調整ピン21を複数用意することにより、極め細かな咬合調整を行うことができるようになる。また、同図(d)は上記(a)〜(c)の嵌入面21a〜21cを螺子構成でなる一本の調整ピン21´に形成したものであって、この場合には調整ピン21´を支柱5、6の頂部から螺入して螺進退の大小調整で各嵌入面を凹溝8に合致させることで、調整ピンの交換を要することなく回動軸10の前方への移動量を広範囲に確保することができる。更に同図(e)では上記(d)の螺子構成の調整ピン21´´にテーパ状の嵌入面部21dを一体に形成し、螺進退の大小調整で無段階に回動軸10の前方への移動量をより極め細かに調整することができるようになる。
【0018】
また本実施例では板バネ18、18の基端を止めネジ19で各支柱5、6の側面にそれぞれ止着し、その先端に突設した当接体20、20を凹溝8、8内に進入させて凹溝8、8に嵌入する回動軸10の両端部を押圧する構成の弾持部材11、11を示したが、これに限定されることなく、図6および図7に示すように、コ字状に形成したホルダ23、23に押圧ピン24、24を進退自在に挿通して各ホルダ23、23を支承面7a、7a上に固定し、上記押圧ピン24、24の先端を圧縮コイル弾機25、25で回動軸10に押し当てる構成、あるいは折返し状に曲成した板バネ26、26の基端を支承面7a、7a上に止着し、その先端に突設した当接体27、27を回動軸10に押し当てる構成としてもよい。
【0019】
【発明の効果】
これを要するに本発明は、下顎側の石膏歯列模型を着脱自在に装着する下顎フレームの後端に一対の支柱を離間対向状に立設し、かつ上顎側の石膏歯列模型を着脱自在に装着する上顎フレームの回動軸を、各支柱の背面側から後方に向けて斜設した支承面と、当該各支柱の側面部位に設けた凹溝との間で支持するように構成した咬合器において、上記回動軸を凹溝側に向けて押圧する弾持部材を各支柱毎にそれぞれ装着し、支承面に沿う回動軸の後方への移動を弾持部材の付勢力に抗して許すと共に、上記回動軸の嵌入面を外周方向に凹設した調整ピンを、支柱の頂部から前記凹溝を貫通して直交状に挿通し、上記調整ピンの嵌入面を凹溝に合致させた際に、これに進入する回動軸の前方への移動を可能としたから、上顎フレームを軸支する回動軸を下顎フレームに対して適宜に遊動可能とするものでありながら、上顎フレームを前方に移動する必要が生じた場合にも、上顎側の石膏歯列模型を前方にずらすような作業を要することなく、簡単かつ柔軟に上顎フレームの前方移動を行うことができ、作業者の負担を最小限に抑えて作業効率の向上と高い精度を維持することができると共に、煩わしい石膏歯列模型の装脱作業を行うことなく、食物を咬む患者毎に微妙に異なる下顎の前後進運動を含む複雑な咬合運動に可及的に近似させた咬合調整を容易に行うことができ、咬合器を用いた歯冠修復物、義歯の加工形成のための矯正および観察を効率良くかつスムーズに続行することができる、という極めて有用な新規的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は咬合器の全体側面図である。
(b)は同上平面図である。
【図2】(a)は支柱を含む下顎フレームの側面図である。
(b)は同上平面図である。
【図3】上顎フレームを全面開放した状態の咬合器を示す全体側面図である。
【図4】(a)は基準定位置にある回動軸と弾持部材の押圧状態を示す要部拡大一部断面図である。
(b)は調整ピンの回動で凹溝と嵌入面が合致した状態を示す要部拡大一部断面図である。
【図5】(a)は調整ピンの全体側面図である。
(b)は嵌入面を変更した調整ピンの全体側面図である。
(c)は嵌入面を変更した調整ピンの全体側面図である。
(d)は異なる嵌入面を複数凹設した調整ピンの全体側面図である。
(e)は嵌入面をテーパ状に形成した調整ピンの全体側面図である。
【図6】(a)は他の構成の弾持部材を採用した咬合器の全体側面図である。
(b)は同上平面図である。
【図7】(a)は他の構成の弾持部材を採用した咬合器の全体側面図である。
(b)は同上平面図である。
【符号の説明】
1 咬合器
2 上石膏歯列模型
3 下石膏歯列模型
4 下顎フレーム
5 支柱
6 支柱
7a 支承面
8 凹溝
9 上顎フレーム
10 回動軸
11 弾持部材
21 調整ピン
21a 嵌入面[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an articulator that is used for processing and forming a crown restoration or a denture, and in particular, for occlusal adjustment between a gypsum dentition model mounted on a lower jaw frame and a gypsum dentition model mounted on an upper jaw frame, The upper jaw frame can be moved not only backward but also forward so that different occlusal movements for each patient can be approximated as much as possible, improving work efficiency and easily performing high-precision occlusal adjustment. It relates to an articulator that can.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a gypsum dentition model used for processing and forming dental restorations, dentures, etc. is formed by pouring fluid gypsum into the impression of the upper or lower jaw of a patient and including the treatment tooth part of the patient. And the gypsum dentition model which opposes this is detachably fixed to the lower jaw and upper jaw frame of a pair of articulators.
[0003]
And when actually carrying out the processing of the crown restoration, denture, first check the occlusal state of the current upper and lower gypsum dentition model, then cut the plaster dentition part of the treatment tooth part with a precision saw, Occlusal with a gypsum dentition model that includes the treated dental part with the crown or denture of the required restoration applied to the gypsum dentition part of the detached treatment tooth part In general, a method of repeatedly performing correction and processing on the treatment tooth site as appropriate is employed so that the best condition is achieved.
[0004]
However, in the conventional articulator used for the occlusal adjustment as described above, the upper jaw frame on which the upper plaster model is mounted is moved up and down through the rotation shaft with respect to the lower jaw frame on which the lower plaster model is mounted. Since it is configured to be freely movable, when biting food, it cannot be adapted to complicated occlusal movements that include the forward and backward movements of the lower jaw slightly different for each patient.
[0005]
Therefore, in recent years, a configuration has been proposed in which a rotation shaft that supports the upper jaw frame can be freely moved with respect to the lower jaw frame so as to approximate the actual occlusal movement of the patient. Since the rotation axis is moved only backward, that is, only to move the upper jaw frame backward relative to the lower jaw frame, if it is necessary to move the upper jaw frame forward, the upper jaw side Correction of the restoration of dental crowns and dentures using an articulator. In addition, it has a drawback that observation is very troublesome.
[0006]
[Problems to be solved by the present invention]
The present invention was devised in the course of research and development aimed at improving the function and workability of the articulator in view of the actual situation as described above, and the object is to rotate the upper jaw frame. Although the shaft can be freely moved with respect to the lower jaw frame, even when the upper jaw frame needs to be moved forward, it is necessary to move the upper jaw plaster model forward. It is intended to provide an articulator capable of easily and flexibly moving the upper jaw frame forward, minimizing the burden on the operator, and improving work efficiency and maintaining high accuracy. .
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the problems, the technical means adopted by the present invention is that a pair of support columns are vertically provided on the rear end of the lower jaw frame on which the gypsum dental model on the lower jaw side is detachably mounted, Between the support surface inclined to the rear from the back side of each column and the recessed groove provided in the side part of each column In each of the articulators configured to be supported by a support member, a supporting member that presses the rotating shaft toward the concave groove side is attached to each column, and the backward movement of the rotating shaft along the support surface is flexed. An adjustment pin that allows against the urging force of the holding member and that has an insertion surface of the rotating shaft recessed in the outer peripheral direction passes through the concave groove from the top of the column and is inserted perpendicularly, and the adjustment pin When the fitting surface of this is aligned with the concave groove, it is possible to move the rotating shaft entering this forward. The one in which the features.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention will be described in detail based on an embodiment shown in the drawings.
1 and 2, reference numeral 1 denotes an articulator for detachably mounting upper and lower
[0009]
Between the
[0010]
A
[0011]
[0012]
On the other hand, as shown in FIG. 4A, the
[0013]
Since the present invention is configured as described above, when processing and molding a treatment tooth portion using a gypsum dentition model, first, the
[0014]
In the occlusal adjustment work by the articulator 1, when the
[0015]
Further, when it is necessary to move the
[0016]
Therefore, it is possible to easily perform occlusal adjustment that approximates as much as possible the complicated occlusal movement including the forward and backward movement of the lower jaw, which is slightly different for each patient who bites the food, without carrying out the cumbersome plaster model. It is possible to continue the correction and observation for the restoration of the crown and the denture using the articulator efficiently and smoothly.
[0017]
FIGS. 5B to 5E show other embodiments of the adjusting
[0018]
Further, in this embodiment, the base ends of the
[0019]
【The invention's effect】
In short, in the present invention, a pair of support pillars are erected on the rear end of the lower jaw frame for detachably mounting the lower jaw side plaster model, and the upper side plaster model is detachable. An articulator configured to support the rotation axis of the upper jaw frame to be mounted between a support surface obliquely provided rearward from the back side of each column and a concave groove provided in a side surface portion of each column. In each of the above, a supporting member that presses the rotating shaft toward the concave groove is attached to each column, and the backward movement of the rotating shaft along the bearing surface is resisted against the biasing force of the supporting member. The adjusting pin having the insertion surface of the rotating shaft recessed in the outer circumferential direction is inserted through the concave groove from the top of the column in an orthogonal manner so that the insertion surface of the adjusting pin is aligned with the concave groove. The pivot shaft that enters this can be moved forward, so that the upper jaw frame is pivotally supported. Although the movement axis can be freely moved with respect to the lower jaw frame, even when the upper jaw frame needs to be moved forward, an operation of shifting the upper plaster model is required. Therefore, it is possible to easily and flexibly move the upper jaw frame forward, minimizing the burden on the operator, improving work efficiency and maintaining high accuracy, and mounting a troublesome plaster dental model. It is possible to easily adjust the occlusion as close as possible to the complicated occlusal movement including the forward and backward movement of the lower jaw, which is slightly different for each patient who bites the food, without using the occlusion machine. This presents a very useful novel effect that the correction and observation for the restoration of the crown restoration and the denture can be efficiently and smoothly continued.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is an overall side view of an articulator.
(B) is a plan view of the same.
FIG. 2A is a side view of a lower jaw frame including struts.
(B) is a plan view of the same.
FIG. 3 is an overall side view showing the articulator with the upper jaw frame fully open.
4A is an enlarged partial cross-sectional view of a main part showing a pressing state of a rotation shaft and a holding member at a reference fixed position. FIG.
(B) is a principal part expansion partial sectional view which shows the state which the ditch | groove and the insertion surface corresponded by rotation of the adjustment pin.
FIG. 5A is an overall side view of an adjustment pin.
(B) is the whole side view of the adjustment pin which changed the insertion surface.
(C) is the whole side view of the adjustment pin which changed the insertion surface.
(D) is an overall side view of an adjustment pin having a plurality of different insertion surfaces recessed.
(E) is the whole side view of the adjustment pin which formed the insertion surface in the taper shape.
FIG. 6A is an overall side view of an articulator that employs a holding member having another configuration.
(B) is a plan view of the same.
FIG. 7A is an overall side view of an articulator employing a holding member having another configuration.
(B) is a plan view of the same.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
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