JP3828769B2 - 電子無線システムのリソース・アセットのリアル・タイム・プログラミング - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アビオニクスおよび電子無線システムに関する。特に、本発明は、リアル・タイムでプログラム可能な電子無線システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
本願は、同時に出願した米国特許出願第09/651754号、および米国特許第09/651,757号に関連している。
【0003】
軍用航空機は、3つの重要な部類の機能、即ち通信、ナビゲーション(航行)および識別(CNI)を実装可能な電子無線またはCNIアビオニクス・システムを必要とする。通信機能は、例えば、音声無線を通じた通信およびデータ・ネットワークへのインターフェースを含み、航行機能は、例えば、入力無線ビーコン、グライドスロープ指示、および全地球測位システム(GPS)の受信を含み、識別機能は、例えば、敵味方識別質問(呼び掛け:interrogation)を含む。民間航空機の場合、軍用識別機能は不要であり、通常サーベイランス(監視)機能が代わりに設けられる。監視機能は、例えば、民間識別(civil identification)、ならびにその他の航空機の位置および飛行経路判定を含む。通信機能、航行機能、識別機能、および監視機能を、以下ではまとめて電子無線システムの無線機能と呼ぶことにする。
【0004】
従来では、所定の独立したリソース・アセット(resource asset)集合体が典型的な無線機能を遂行していた。リソース・アセットは、例えば、アンテナ、アンテナ予備調整ユニット、受信予備選択器、トランシーバ(送受信機:即ち、送信機および受信機)、モデム(即ち、変調器および復調器)、ディジタル信号プロセッサ、増幅器、マイクロフォン、ヘッドセット等を含む。したがって、音声チャネル受信無線機能は、アンテナ、アンテナ予備調整ユニット、予備選択器、送信電力増幅器、受信機、モデム、ディジタルーアナログ変換器、およびヘッドセットを用いれば、遂行することができる。リソース・アセットは、当該リソース・アセットが実行するように設計された特定の無線機能専用であった。
【0005】
言い換えると、従来の電子無線システムは、設けようとする無線機能性に唯一のポイント設計アーキテクチャ(point design architecture)を用いて開発されていた。各無線機能は、別個の専用アーキテクチャを必要とし、そのために設計が固定化するので、例えば、性能アップグレードや技術向上のための変更が困難であった。航空機が実行しなければならない無線機能の総数が増大するに連れて、電子無線システムの複雑性およびサイズ、重量、ならびに電力要求量も全体として増大した。しかしながら、航空機において、サイズ、重量、および電力要求量を制限する必要性は、最重要課題である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
航空機、特に軍用航空機は、共通して、その航空計画がミッション・セグメントと呼ばれる単位に細分されている。一般に、いずれの所与のミッション・セグメントにおいても、航空機は、当該航空機が対応する無線機能の内所定の部分集合のみを実施するに過ぎない。その例として、ミッション・セグメントは、無線機能の内第1部分集合が動作する「出発および復帰(リカバリ)」、無線機能の内第2部分集合が動作する「空中戦闘および地上攻撃」、および無線機能の内第3部分集合が動作する「基地への安全な帰還」を含む場合がある。航空機は個々のミッション・セグメントの間その全ての無線機能の内部分集合のみを用いるに過ぎないが、過去の電子無線システムの設計では、多くの場合、航空機は、常時無線機能全てを備えるために必要なリソース・アセット全てを装備しなければならなかった。
【0007】
無線機能データが、当該無線機能をサポートするリソース・アセットを通過する経路を、機能スレッド(thread)と呼ぶ。例えば、VHF音声受信無線機能スレッドは、VHFアンテナにおいて開始し、VHFアンテナ・インターフェース・ユニット、VHF受信機、信号プロセッサ、インターコムへの特殊VHF音声インターフェースを経由し、最終的にヘッドセットに至る。従来の設計技法において欠点となる状況の1つに、無線機能スレッドを形成する際に、独立したリソース・アセットの集合を用いることがあげられる。言い換えると、リソース・アセットは、現ミッション・セグメントに対する無線機能の必要性に基づいて共有されておらず、このため電子無線システムを実現するためのリソース・アセットが過剰に装備されていた。
【0008】
電子航空無線システムのサイズ、重量、およびコストを抑える努力において、ブロック構築手法が開発された。各構築ブロック(ビルディング・ブロック)は、異なる数個の無線機能が必要とする処理の一部を実行することができる。しかしながら、多くの異なる形式の構築ブロック(共通モジュールと呼ぶ)が存在した。したがって、多種多様の構築ブロックを用いて構築された電子無線システムは、共通の設置、パッケージングおよびインフラストラクチャ・リソースを共有することができるが、制御およびデータ・ルーティングの統合の結果、無線機能間に複雑な相互依存性が生じてしまった。この相互依存性は、更に、開発サイクルを複雑化し、別の無線機能の修理、交換、またはアップグレードの結果、無線機能の一集合に対して予期せぬ影響を及ぼす潜在的可能性が高くなった。
【0009】
当業界では、前述の問題およびその他の以前から認められている問題に対処した、プログラム可能な電子無線システムが長い間必要とされていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様は、多数のCNI機能を遂行するためのリソース・アセットを削減し、再構成可能な集合とした電子無線システムである。再構成可能なリソース・アセット集合は、初期の共通モジュールよりも柔軟性および適応性(capability)を向上させつつ、電子無線システムのアーキテクチャの複雑性およびSWAP要件を低減し、しかもいずれの所与の時間においても同時に必要とされるCNI機能の全てを航空機に提供する。
【0011】
本発明の別の態様は、所与の航空機ミッション・セグメントの中で必要なCNI機能を同時に提供する電子無線システムである。
本発明の更に別の態様は、重要なCNI機能には冗長性を備えた電子無線システムである。
【0012】
本発明の更に別の態様は、多数のCNI機能の集合を実装するために装備するリソース・アセットを最小限の集合に抑える設計とした、電子無線システムの設計方法論である。最小限のリソース・アセット集合の使用は、SWAP要件の低減につながる。
【0013】
本発明の好適な実施形態は、RFリソース・アセットおよびプロセッサを含む、電子無線システムを提供する。プロセッサは、航空機の各ミッション・セグメントの間、RF制御および切り替え(スイッチング)制御信号を発生し、RFリソース・アセットによってCNI機能スレッドを作成し、当該ミッション・セグメントの間に必要とされるCNI機能を実現する。また、プロセッサは、マスタとして指定した同一のプロセッサに結合し、マスタが当該プロセッサにCNI機能集合選択信号を送るようにすることもできる。(小規模な単一プロセッサ用途では、マスタは当該プロセッサ内部にある。)CNI機能集合選択信号は、プロセッサがリソース・アセットによって実装するCNI機能集合を制御する。マスタ・プロセッサは、航空機の現ミッション・セグメントに基づいて、CNI機能集合信号を発生することもできる。あるいは、マスタ・プロセッサは、パイロット・オーバーライド(pilot override)に基づいてCNI機能集合選択信号を発生することもできる。
【0014】
また、本発明は、電子無線システムにおいてアセット・リソースを制御する方法も提供する。この方法は、最初に、第1ミッション・セグメント、第2ミッション・セグメント等の間に実現するCNI機能を決定する。いずれの所与のミッションにおいても、6ないし8個のミッション・セグメントがあり得る。また、多任務航空機では、実行しなければならないミッションには数種類あり、その各々のミッション・セグメント集合が少しずつ異なるという場合もある。この場合、リソース・アセットは、航空機が第1ミッション・セグメントにあるときには、第1ミッション・セグメントCNI機能を実現するために、CNI機能スレッドを作成するように構成されている。次いで、航空機が第2ミッション・セグメントに入ると、第2ミッション・セグメントのCNI機能を実現するために、CNI機能スレッドを作成するようにリソース・アセットを再構成する。このようにして、以下同様に行われる。
【0015】
更に、本発明は、電子無線システムを設計する方法を提供する。この方法は、開始すると、航空機が実行しなければならないミッション形式を判定する。次いで、この方法はミッション毎にセグメントを判定する。次に、セグメントの各々に対してCNI機能を決定する。この後、各ミッション・セグメントの間に、およびミッションの各形式に対して規定されるCNI機能を実現するために必要なCNI機能スレッドを作成することができるリソース・アセットを割り当てる。リソース・アセットの割り当ての後、切り替え用ハードウエアによってリソース・アセットの相互接続を決定する。最後に、最少共通アセット手法を用いて、リソース・アセット集合を最少化し、各ミッション・セグメントの中で、その他のミッション・セグメントの間に必要となるCNI機能とは独立して、CNI機能スレッドを作成するために必要なリソース・アセットのみから成るようにする。これが、最終コンプライアンス(準拠性)検査となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
これより図1を参照すると、この図は、電子無線システムの電子無線システム多機能スライス100を示す。多機能スライス100は、アンテナ受信/送信(R/T)インターフェースを含む。このインターフェースは、PA102、ディジタル・プロセッサ104、マルチバンド送受信機(トランシーバ)106,108,110,112、およびアビオニクス・インターフェース114を含む。プロセッサ104および送受信機106,108,110,112は、送受信機―プロセッサ構築ブロック(送受信機/プロセッサ構築ブロック)116として、全体的に集合化して示されている。送受信機/プロセッサ構築ブロック116については、以下で図7および図8を参照しながら詳細に説明することにする。各多機能スライスは、他のあらゆる多機能スライスと構造が同一のプログラム可能な多機能無線機であり、以下で説明するように、これらを互いに結合し、更に複雑な電子無線システムを形成することができる。尚、多機能スライス100は4つの送受信機106,108,110,112を有するものとして示すが、多機能スライスは、個々の用途や、以下に述べるようなリソース・アセットの最適化にしたがって、これよりも多い送受信機または少ない送受信機を有する場合もあることを注記しておく。
【0017】
送受信機106,108,110,112は、マルチ機能スライス100が担当する無線機能に割り当てられる周波数スペクトルにおいて、送信励振器および受信機能性を備えている。好ましくは、送受信機106,108,110,112は、非常に広い範囲の周波数(例えば、VHFバンドからLバンドまで)にわたって同調可能とし、広範囲の無線機能周波数に対応するようにすることが望ましい。その結果、全体的に、各多機能スライスにおいて必要な送受信機が減少し、スライスを基本とするアーキテクチャのサイズ、重量、およびコスト面における利点が容易に得られる。これについては、以下で更に詳しく説明する。
【0018】
スライスの送信機PA102とのアンテナR/Tインターフェースは、1つ以上のアンテナ予備調整器を送受信機106,108,110,112に結合する。アンテナR/Tインターフェース102は、アンテナ・コネクタ120を介してスライス外部からアクセス可能であり、アンテナ選択切り替え、予備選択器のフィルタリング、および送信RF電力増幅を行なう。プロセッサ104は、アンテナR/Tインターフェース102による個々のアンテナ予備調整器の個々の送受信機に対するマッピングを制御し、必要なあらゆる信号処理(モデム)、データ処理、および暗号処理を行なう。制御は、プロセッサ104からローカルRF制御バス122を通じてアンテナR/Tインターフェース102に送られるRF制御信号の形態で行われる。
【0019】
プロセッサ104は、1つ以上のCNIネットワーク・バス・コネクタ124において、多機能スライス100外部からアクセス可能である。多機能スライス100は、CNIネットワーク・バス・コネクタ124を介して、1つ以上のその他の多機能スライスに相互接続することができる。また、ローカルRF制御バス122は、プロセッサ104を送受信機106,108,110,112の各々に接続し、同調およびその他のパラメータの設定のためのコマンドを供給したり、更にアンテナR/Tインターフェースに接続し、周波数設定値の選択やスイッチ位置の制御を行なう。プロセッサ104は、双方向データ・インターフェース(アナログまたはディジタル)10w,10x,10y,10zを介して、送受信機106,108,110,112に接続されている。プロセッサ104および電子無線システム多機能スライス100の他の構成部品との相互接続については、以下で図7および図8に関して更に詳細に説明することにする。
【0020】
アビオニクス・インターフェース114は、航空機のコア・アビオニクスをプロセッサ104に結合する。アビオニクス・インターフェース114は、アビオニクス入力126およびアビオニクス出力128を備えている。アビオニクス入力126および出力128は、電子無線システム多機能スライス100のアビオニクス・コネクタ130においてアクセス可能である。アビオニクス入力126は、例えば、未暗号化音声信号を受け入れるために用いることができ、この信号を暗号化し次いで送信する。アビオニクス出力128は、例えば、受信し解読したデータ信号を供給することができ、データ信号は航空機内のどこかで使用される。
【0021】
次に図2を参照すると、この図は、4つの多機能スライス202,204,206,208から成る多機能電子無線システム200を示す。また、図2には、アンテナ・アパーチャ210,212,214,216、アンテナ予備調整器218,220,222,224、およびコア・アビオニクス226も示す。
【0022】
多機能スライス202,204,206,208は、各多機能スライス202,204,206,208のCNIネットワーク・バス・インターフェースを実装するために用いられる個々のバス・アーキテクチャの要件にしたがって相互接続される。例えば、多機能スライス202,204,206,208は、IEEE−1394シリアル・バス228,230,232を用いて、CNIネットワーク・バス・コネクタ234間に一緒に結合することができる。
【0023】
多機能スライス202,204,206,208は、電子無線システム多機能スライス202,204,206,208のアンテナ・コネクタ236において、航空機のアンテナ予備調整器に結合されている。各多機能スライス202,204,206,208をアンテナ予備調整器の各々に接続する必要はない。しかしながら、特定の多機能スライスを特定のアンテナ予備調整器に接続することによって、この多機能スライスは、予備調整器および関連するアンテナによって、機能スレッドを実行することが可能となる。
【0024】
また、多機能スライス202,204,206,208は、電子無線システム多機能スライス202,204,206,208のアビオニクス・コネクタ238において、航空機のコア・アビオニクス226にも結合されている。航空機のコア・アビオニクス226は、航空機の残り部分から多機能スライスへの入力を備えている。また、コア・アビオニクス226は、電子無線システム多機能スライス202,204,206,208の出力を受信する。これによって、コア・アビオニクス226は、汎用入出力構造として機能し、電子無線システム200に送信する情報を配信したり、電子無線システム200が受信する情報、一例として、ヘッドセット、コクピット・ディスプレイ、または航空機コンピュータへの情報を配信する。
【0025】
次に図3に移ると、この図は、多機能電子無線システムを実現する方法のフローチャート300を示す。ステップ302において、電子無線システムによって遂行する1組の無線機能(即ち、無線機能の種類)を決定する。同時に必要な無線機能の総数、および各機能スライスが実現可能な無線機能の数から、必要なスライスの最少数を決定する。勿論、同一の各多機能スライスにおいて用いられる送受信機は、無線機能スレッドが用いる周波数バンドに対応するように選択される。できるだけ広い周波数範囲で動作可能な送受信機を実装することによって、通常、各多機能スライスにおいて必要となる送受信機の種類が減少し、したがって送受信機の総数も減少する。
【0026】
ステップ302において、電子無線システムによって遂行する1組の無線機能(即ち、無線機能の種類)を決定する。同時に必要な無線機能の総数、および各機能スライスが実現可能な無線機能の数から、必要なスライスの最少数を決定する。勿論、同一の各多機能スライスにおいて用いられる送受信機は、無線機能スレッドが用いる周波数バンドに対応するように選択される。できるだけ広い周波数範囲で動作可能な送受信機を実装することによって、通常、各多機能スライスにおいて必要となる送受信機の種類が減少し、したがって送受信機の総数も減少する。
【0027】
ステップ304において、ステップ302で特定した無線機能の各々を、特定の多機能スライスに割り当てる。ステップ306において、各多機能スライスを、当該多機能スライスが対応する無線機能と連動するアンテナ予備調整ユニットの各々に接続する。例えば、多機能スライスが対応(サポート)する多機能無線機能が、共通の予備調整器を共有する場合、その予備調整器に対しては1つの接続のみを行なうことが好ましい。
【0028】
一旦多機能スライスを選択し相互接続したなら、多機能スライス内のプロセッサは、各機能スレッド上において音声、データまたは無線航行(ナビゲーション)の送信および受信を主に担当する。以下で更に詳しく説明するが、1つのプロセッサがマスタ・プロセッサに指定され、全ての多機能スライスの調整を実施し、機能スレッドのリソース・アセットに対する割り当てのプログラムおよび再プログラムを行なう。
【0029】
次に図4に移ると、この図は、リアル・タイムでリソース・アセットを再プログラム可能な電子無線システム400を示す。電子無線システム400は、アンテナ402,404,406,408、アンテナ予備調整器410,412,414,416、予備選択器/送信機スイッチ418、送受信機420,422,424,426、プロセッサ428、およびアビオニクス・インターフェース430を備えている。
【0030】
アンテナ402,404,406,408は、電子無線システム400が実行する無線機能に割り当てられている周波数における信号の受信および送信にサポートする。図4では、電子無線システム400は4つのアンテナを有するものとして示されているが、電子無線システムは、電子無線システム400の個々の機能スレッドの要件に応じて、これよりも多いアンテナまたは少ないアンテナを有する場合もある。アンテナ402,404,406,408の各々は、アンテナ予備調整器410,412,414,416にそれぞれ結合されている。
【0031】
アンテナ予備調整器410,412,414,416は、予備選択器/送信機スイッチ418に結合されている。予備選択器/送信機スイッチ418は、例えば、4−4スイッチ、またはN×Mスイッチ、およびRF電力増幅器とすればよい。予備選択器/送信機スイッチ418は、1対1を基準にマップすることができ、あるいはマルチキャスト・モードで動作することもできる。また、送受信機420,422,424,426の各々は、スイッチ418にも接続されている。送受信機420,422,424,426の各々からの音声およびデータは、入力接続部432および出力接続部434(図7で説明するCNIネットワーク・バス接続部と関連付けることができる)を介して、プロセッサ428を経由してアビオニクス・インターフェース430に通信(伝達)される。尚、予備選択器/送信機スイッチ418は、N×Nスイッチ全体である必要はなく、更にいずれのリソース・アセット間に追加のスイッチを備えてもよいことを注記しておく。プロセッサ428は、プログラム可能な機能スレッドに対応するために設けられた、予備選択器/送信機スイッチの接続性を制御する。これについては、以下で説明する。
【0032】
プロセッサ428は、ローカルI/Qインターフェース436によって、送受信機420,424,426,428の各々に接続されている。プロセッサ428は、RF制御バス438を通じてRF制御信号を送ることによって、送受信機420,424,426,428、および予備選択器/送信機スイッチ418を制御し、例えば、送受信機に特定の周波数に同調してデータを受信するように命令したり、更に予備選択器/送信機スイッチ418を統計的に設定するように命令する。また、プロセッサ428は、スイッチ制御ライン439によって、予備選択器/送信機スイッチ418にも(およびその他にスイッチが設けられていれば、そのいずれにも)接続されている。したがって、プロセッサ428は、スイッチ制御ライン439を通じて適切な低レイテンシ切り替え制御信号を送り、リアル・タイムで予備選択器/スイッチ418の入出力動作を制御することができる。
【0033】
個々のミッション・セグメントの間、プロセッサ428は、RF制御信号および切り替え制御信号を発生し、当該ミッション・セグメントの間に必要とされる無線機能を実現する無線機能スレッドを作成する。例えば、出発およびリカバリ(復帰)ミッション・セグメントの間、プロセッサ428はRF制御信号および切り替え制御信号を発生し、出発およびリカバリ無線機能を実現する無線機能スレッドを作成する。出発およびリカバリCNI機能は、例えば、音声通信、グライドスロープ指示、および無線ビーコン取得を含むことができる。
【0034】
この態様では、プロセッサ428は、切り替え制御ユニットとして作用し、完全な機能スレッドを実現するようにリソース・アセット間で信号相互接続を行なう。したがって、例えば、音声送信無線機能では、プロセッサ428は、アビオニクス・インターフェースから、プロセッサを経由して(モデム・エンコードおよび暗号化を行なう場合)、送受信機を経由して(励振器変調、フィルタリング、および増幅を行なう場合)、予備選択器/送信機スイッチ418を経由して(アンテナ接続およびRF電力増幅を行なう場合)、予備調整器まで経路を形成し、最終的にアンテナに達して空中への放射となる。
【0035】
航空機が、ミッション・セグメントを、例えば、空中戦闘および地上攻撃ミッション・セグメントに変更した場合、プロセッサ428は、空中戦闘および地上攻撃無線機能を実現する無線機能スレッドを作成する、RF制御信号および切り替え制御信号を発生する。空中戦闘および地上攻撃無線機能は、例えば、暗号化音声通信、特殊命令が送信されるチャネル上での受信、C−セル、狭帯域(NB)データ受信(例えば、衛星から)、統合ブロードキャスト・サービス(IBS)、IFF質問(インテロゲーション)、IFFトランスポンダ、レーダ高度計、Link−16(JTIDS)機密およびECCM音声およびデータ通信、ならびに全地球測位システム・スレッド(GPS)を含むことができる。
【0036】
プロセッサ428は、各ミッション・セグメントに必要な無線機能スレッドのみを実現するように、RF制御信号および切り替え制御信号を発生することが好ましい。その結果、電子無線システムは、ミッション・セグメント全体を通じて同時無線機能スレッドの最大数に対応するために必要なリソース・アセットを含むだけで済む。例えば、表1は3つのミッション・セグメントA,B,Cの各々において必要なリソース・アセットを示すと仮定する。そして、表2は、従来の独立リソース・アセット設計体系、および本発明の再プログラム可能なリソース・アセット体系の下において、電子無線システムを実現するために必要なリソース・アセットを示す。
【0037】
【表1】
Figure 0003828769
【0038】
【表2】
Figure 0003828769
【0039】
表2に示すように、現ミッション・セグメントによって管理して、機能スレッドをQ,R,R,S,Tリソース・アセットに再度割り当てることによって、必要なリソース・アセットの総数が大幅に削減される。各機能スレッドに独立したリソース・アセットを用いて設計した電子無線システムでは、合計9個のリソース・アセットが必要となる。しかしながら、本発明のリアル・タイム再プログラム可能電子無線システムでは、5つのアセット・リソースだけで済む。リソース・アセットの総数が大幅に減少することにより、電子無線システムのサイズ、重量、および電力(そしてコスト)要件の直接的な削減に至る。
【0040】
動作において、プロセッサ428は、例えば、CNIネットワーク・バスを通じて無線機能集合選択信号を受信する。無線機能集合選択信号は、プロセッサ428に、どの無線機能スレッドが現在必要であるかを示す。プロセッサ428は、指定したマスタ・プロセッサ440から無線機能集合選択信号を受信することができる。マスタ・プロセッサ440は、航空機の現ミッション・セグメントを追跡する。あるいは、無線機能集合選択信号は、パイロット・オーバーライドまたは選択スイッチに応答して、アビオニクス・インターフェースを介して受信することもできる。
【0041】
また、リソース・アセットが再プログラム可能なことから、重要な無線機能のフォールト・トレランスが高められる。プロセッサ428は、故障したリソース・アセットを避ける代わりの無線機能スレッドを実現するRFおよび切り替え制御信号によって、故障したリソース・アセットを回避することができる。遂行可能な無線機能の総数、および現ミッション・セグメントにおいて用いられている無線機能の数に応じて、重要な無線機能を設定し直すことにより、重要でない(または重要性の優先度が低い)無線機能を利用できないようにすることができる。各ミッション・セグメントの種々の無線機能間における優先順位は、ミッションの前に、その優先順位に応じて設定し直した無線機能を用いて、マスタ・プロセッサ440において予めプログラムしておくことができる。あるいは、パイロットは、あらゆる所望の無線機能に割り当てられる無線機能要求スイッチを用いて、リアル・タイムで無線機能の優先順位を割り当てたり、あるいは無線機能の優先順位を無視(無効に)することもできる。
【0042】
次に図5に移ると、この図は、電子無線システムにおいてリソース・アセット集合を制御するための、本発明の方法のフローチャート500を示す。最初に、ステップ501において、兵器システム・プラットフォームが実行しなければならないミッション形式(例えば、CAS、AI、AA、SEAD)を全て定義(規定)し、各ミッション形式毎にセグメントを定義する。ステップ502において、航空機の第1ミッション形式の第1ミッション・セグメントの間に必要な無線機能を決定する。同様に、航空機の第2ミッション・セグメントの間に必要な無線機能を決定する(ステップ504)。ステップ505は、第1ミッション形式のミッション・セグメント全てについて、以上のステップを繰り返す。
【0043】
ステップ506において、航空機が第1ミッション・セグメントで動作しているときに、第1ミッション・セグメントの無線機能を実現するように、リソース・アセット集合を構成する。先に注記したように、構成は、RF制御信号および切り替え制御信号を発生し、無線機能スレッドを作成することを含むことができる。続いて、航空機が第2ミッション・セグメントで動作しているときに、リソース・アセットを再構成し、第2ミッション・セグメントの無線機能を実現し、残りのミッション・セグメント全てについて、同様にリソース・アセットを再構成する。ステップ509は、残りのミッション形式全てについて、ステップ502、504、506、508を繰り返す。次いで、ステップ510では、全てのミッション形式に対して全てのミッション・フェーズを満足する、必要な機能の最少共通集合を求める。
【0044】
図6を参照すると、この図は、電子無線システムを設計する方法のフローチャートを示す。ステップ602において、第1、第2ミッションおよび全てのミッション・セグメントを定義する(501および601の結果)。次に、ステップ604において、ミッション・ステップの各々において必要な無線機能を決定する(509の結果)。次に、RF周波数、シグナリング形式、帯域幅、および同時性に基づいて、最適なアセット集合を定義する(ステップ605)。
【0045】
アセットの割り当てを行い、どのアセット・リソースが第1ミッション・セグメントの無線機能に必要か、そしてどのアセット・リソースが第2および全てのミッション・セグメントの無線機能に必要かを判断する(ステップ606)。次に、切り替え用ハードウエアを介して、リソース・アセットの相互接続を指定する(ステップ608)。リソース・アセットは、第1ミッション・セグメントの無線機能全てが第1ミッション・セグメントの間実現可能となるように接続し、第2ミッション・セグメントおよび全てのミッション・セグメントの間に、第2ミッション・セグメントおよび全てのミッション・セグメントの無線機能全てが実現可能となるように接続する。
【0046】
リソース・アセット最少化ステップ610において、最少のリソース・アセット集合を決定し(例えば、全てのミッションに対して全てのミッション・セグメントを満足する、必要最少量の共通アセットを求める最少化アルゴリズム611を用いて)、ミッション・セグメントのいずれの1つに関連する無線機能でも、その全てが、最少のリソース・アセット集合を用いて同時に実現可能となるようにする。次に、追加のミッション・セグメントが生ずるに連れて、プロセッサ428は無線機能スレッドを再プログラムし、追加の各ミッション・セグメントにおいて必要な無線機能を遂行する。リソース・アセットの数を最少に抑えているので、電子無線システムは、リソース・アセットの不要な重複を含まない。
【0047】
次に図7に移ると、この図は送受信機/プロセッサ構築ブロック700を示す。構築ブロック700は、多数の送受信機704,706,708,710に結合されたプロセッサ702を含む。CNIネットワーク・バス712が、CNIネットワーク・バス・コネクタ716を介して、多機能スライス境界714の外側からプロセッサ702に接続する。構築ブロック700は、例えば、多機能スライスに挿入することができる物理的ハードウエア・ユニットとしてもよい。しかしながら、更に一般化すると、構築ブロック700は、電子無線システムの設計者が、例えば、新たな電子無線システムを設計するときに、CADライブラリから読み出すことができる設計単位を表す。
【0048】
同相および直交(IQ)インターフェース718,720,722,724が、プロセッサ702を送受信機704〜710に接続する。しかしながら、IQインターフェースは、プロセッサ702が採用する特定の変調技法に適したその他のデータ・インターフェースと置換してもよい。構築ブロック700は、同様にプロセッサ702を送受信機704〜710に接続する、ローカルRF制御バス726を含む。加えて、外部制御バス728がプロセッサ702に接続し、外部制御バス・コネクタ730を介して多機能スライス境界714の外側からアクセス可能である。各送受信機704〜710は、RF入力(例えば、受信RF入力732)、およびキャリア発生器送信出力(例えば、キャリア励起(励振器)出力734)を含む。これらは、例えば、アンテナ・インターフェース/送信機ユニットに接続する。
【0049】
プロセッサ702は、送信および受信方向において、各送受信機704〜710毎に、暗号化のサポートを含むことが好ましい。一実施形態では、プロセッサ702は、プログラム・メモリから暗号化対応(サポート)ソフトウエアを実行し、暗号化および解読を行い、更にECCM(妨害対策)アプリケーションを実行する。代替実施形態では、CNIネットワーク・バス712を用いて、専用の暗号化回路をプロセッサ702、および送受信機704〜710に接続し、暗号化、解読およびECCMを処理する。適用する暗号化の種類は、構築ブロックを用いる個々の用途によって決められ、例えば、以下の暗号化およびECCM規格、KGV−8、KGV−10、KGV−11、KGV−23、KG−84A、KGR−96、KG−125、KY−58、およびHavequick Appliqueに対する対応を含む。
【0050】
プロセッサ702は、それが位置する多機能スライスに対して、高速制御機能を実行する。高速制御機能は、同時に多数の無線機能を遂行するために、予備処理、信号処理、データ/メッセージ処理、ならびに暗号化ECCMならびにメッセージ・セキュリティ処理を含む。したがって、1つの送受信機/プロセッサ構築ブロック702は、以前では、多数の別個のモジュール間に分散されていた処理を局在化させる。このような局在化は、高速アナログーディジタル変換器、高クロック速度プロセッサ、高密度フィールド(現場)プログラム可能ゲート・アレイ、高密度メモリ、一体化暗号プロセッサ、および市販の共通バス・デバイスを用いて遂行することができる。
【0051】
プロセッサ702は、CNIネットワーク・バス712を通じて、その多機能スライスの外部と通信する。このために、CNIネットワーク・バス712は、IEEE−1394バスのような、市販の共通バスとして実現することができる。CNIネットワーク・バス712は、多機能スライス間を通るので、CNIネットワーク・バスは、スライス間通信、コマンド、および調整に用いられる。
【0052】
特に、CNIネットワーク・バス712は、殆どの場合、暗号化されていない(平文の)情報を搬送する。未暗号化情報は、一例として、音声データ、送信調整データ、およびリレー・データを含む場合がある。音声データは、送受信機704〜710から復元した音声通信、またはこれらを介した伝送のための音声通信を含む。送信調整データは、他の多機能スライスの実行中の動作に関する情報を含み、プロセッサ702に、使用可能なまたは使用中の通信周波数および通信スレッドがわかるようにする(共通サイト緩和)。リレー・データは、再送信または再処理のために(例えば、RF周波数バンドから別のRF周波数バンドへの中継)、他の多機能スライスからプロセッサ702に送られた情報を含む。
【0053】
CNIネットワーク・バス712は、例えば、電磁遮蔽736を用いて、ローカルRF制御バス726、および外部制御バス728とは分離することが好ましい。このようにCNIネットワーク・バス712を分離することによって、未暗号化情報、または一般的に機密情報が送受信機704〜710またはアンテナを介して、直接空間に放射されるのを防止するのに役立つ。
【0054】
送受信機704〜710は、広範囲の周波数にわたって独立して同調可能とし、中間周波数、帯域幅、および利得特性の実現、着信RF信号のディジタル化、送信機PAへの発信RF信号のアナログ変換、ならびにディジタル化前および後における着信および発信RF信号のフィルタリングを実現することが好ましい。送受信機を制御するために、ローカルRF制御バス726は、プロセッサ702から制御情報を搬送する。このために、プロセッサ702は、例えば、中間同調周波数、中間周波数帯域、および中間周波数利得特性構成情報を各送受信機704〜710に提供するとよい。これらの情報は、通信スレッドに対する所定の必要性によって決定される。
【0055】
ローカルRF制御バス726は、多機能スライス内部では分離されている。言い換えると、ローカルRF制御バス726は、構築ブロック700を組み込んだ多機能スライスの外側から直接アクセスすることはできない。RF制御バス726に関する情報は、構築ブロック700を離れて、ホスト多機能スライス内部の他のアセットを制御することができる。ローカルRF制御バス726に関する情報は、最終的に、プロセッサ702およびCNIネットワーク・バス712を通じて多機能スライスの外側に達することができるが、これはプロセッサ702によって「整理(sanitize)」される。ローカルRF制御バス726への直接アクセスは、設けられていない。
【0056】
しかしながら、外部制御バス728に関しては、外部制御バス728は多機能スライスを離れ、他のシステムに接続することができる。一例として、外部制御バス728は、アンテナ切り替えおよび干渉計構成情報を搬送することができる。このような情報は、例えば、識別または監視(サーベイランス)ビーム操舵に対応するように、アンテナを構成する際に用いることができる。
【0057】
次に図8に移ると、この図は、送信機能のために送受信機/プロセッサ構築ブロックを動作させるフロー図800を示す。ステップ802において、多機能スライスを設ける。これは、前述の送受信機/プロセッサ構築ブロックを含む(即ち、プロセッサに結合された数個の送受信機を含む)。次に、この方法は、好ましくは、CNIネットワーク・バスを通じてプロセッサに未暗号化データを通信(伝達)する(ステップ804)。先に注記したように、CNIネットワーク・バスは、多機能スライスの外部から、直接アクセス可能である。
【0058】
ステップ806に進み、プロセッサは、ネットワーク・バスを通じて受信したデータを処理して、制御データを形成する。次に、プロセッサは制御情報を、ローカルRF制御バスを通じて、送受信機に伝達する(ステップ808)。先に注記したように、ローカルRF制御バスは、多機能スライスの外側から直接アクセスすることはできない。更に、先に注記したように、外部制御バスは、多機能スライスの外側のアンテナにアンテナ制御データを直接伝達することができる(ステップ810)。
【0059】
したがって、送受信機/プロセッサ構築ブロック700は、多チャネル無線機能を備え、CNIネットワーク・バス712およびローカルRF制御バス726を用いてプログラムすれば、送受信機機能、ディジタル処理機能、および暗号化機能を実行し、広範囲の電子無線機能が得られる。このように、従来の無線システムに対する複雑でコストがかかる、統合(即ち、カスタム)設計手法を回避する。言い換えると、送受信機構築ブロック700は、単一の設計単位を提供し、従来用いられていた、多数の非共通受信機、送信機、予備処理器、信号プロセッサ、データ・プロセッサ、および暗号化プロセッサの必要性をなくす。これによって、新たなシステムを実装する際、新たなシステムを試験する際、および新たなシステムにロジスティックに対応する際に、必要な共通アセット集合が少なくて済むので、大幅な節約となる。
【0060】
また、プロセッサ702内部に暗号化処理を含ませることにより、構築ブロック700は赤(レッド:Red)CNIネットワーク・バス712および黒(ブラック:Black)ローカルRF制御バス726間で完全な分離が可能となることを注記しておく。システムのレッド/ブラック境界およびテンペスト(Tempest)境界は、プロセッサおよびその背面においてのみ確立される。言い換えると、CNIネットワーク・バス712を通じて受信したデータは、送信前に、どこにも伝搬させる必要がない。特に、ネットワーク・バス上のデータを空間に放射させる可能性がある電子無線システムの近接領域に伝搬させる必要がない。更に、独立したIQインターフェース718〜724、およびローカルRF制御バス726は、無線機能間の相互依存性を大きく低下させ、新たな無線機能を追加するときの電子無線システム全体に及ぼす影響を減らし、無線システムの他の部分に影響を及ぼす内部送受信機/プロセッサ構築ブロックの故障によって、本発明以外では生じてしまう、無線システムへの影響を抑え、開発サイクル中の統合および検査を簡略化する。
【0061】
以上、好適な実施形態を参照しながら本発明について説明したが、本発明の範囲から逸脱することなく、種々の変更や、同等のものとの置換が可能であることは、当業者には理解されよう。加えて、本発明の範囲から逸脱することなく、本発明の教示に対して特定のステップ、構造、または物的要素を適合化するような多くの変更を行なうことも可能である。したがって、本発明は、これまでに開示した特定実施形態に限定されるものではなく、本発明は、特許請求の範囲に該当する全ての実施形態を含むことを意図するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子無線システムの多機能スライスを示す図である。
【図2】多機能スライスを用いて実現した多機能電子無線システムを示す図である。
【図3】多機能スライスを用いて多機能電子無線システムを実現する方法を示す図である。
【図4】再プログラム可能リソース・アセットを有する電子無線システムを示す図である。
【図5】電子無線システムにおけるリソース・アセット集合を制御する方法を示す図である。
【図6】電子無線システムを設計する方法を示す図である。
【図7】電子無線システムの送受信機/プロセッサ構築ブロックを示す図である。
【図8】送受信機/プロセッサ構築ブロックを動作させる方法を示す図である。
【符号の説明】
100 多機能スライス
102 PA
104 ディジタル・プロセッサ
106,108,110,112 マルチバンド送受信機
114 アビオニクス・インターフェース
126 アビオニクス入力
128 アビオニクス出力
130 アビオニクス・コネクタ

Claims (17)

  1. 再構成可能な電子無線システムにおいて、
    電子無線システム多機能スライスと関連する複数のリソース・アセットであって、アンテナ・インターフェース、アビオニクス・インターフェース、送信および受信モードにおいて広い周波数範囲にわたって動作可能な複数の送受信機、および前記送受信機に結合されそれらの動作を制御するとともに前記送受信機を介して送信されたデータおよび受信されたデータを処理するスライス・プロセッサを含む複数のリソース・アセットと、
    前記複数のリソース・アセットに結合されたマスタ・プロセッサであって、
    第1ミッション・セグメントの間、RF制御信号を発生し、前記複数のリソース・アセットにおいて予め選択されたアセットの第1最適集合により、第1ミッション・セグメントの無線機能スレッドを確立することによって、第1ミッション・セグメントの無線機能を実現し、
    第2ミッション・セグメントの間、RF制御信号を発生し、前記複数のリソース・アセットにおいて予め選択されたアセットの第2最適集合により、第2ミッション・セグメントの無線機能スレッドを確立することによって、第2ミッション・セグメントの無線機能を実現するように動作可能な、マスタ・プロセッサと、
    を備えた再構成可能な電子無線システム。
  2. 請求項1記載の再構成可能な電子無線システムにおいて、更に、前記リソース・アセットおよび前記プロセッサに結合されたスイッチング・ハードウエアを備え、前記マスタ・プロセッサは、更に、
    第1ミッション・セグメント・スイッチング制御信号を発生して、前記第1ミッション・セグメントの無線機能を実現し、
    第2ミッション・セグメント・スイッチング制御信号を発生して、前記第2ミッション・セグメントの無線機能を実現する、
    ように動作可能である、再構成可能な電子無線システム。
  3. 請求項1記載の再構成可能な電子無線システムにおいて、更に、
    前記マスタ・プロセッサに結合された無線機能集合選択信号入力を備え、
    前記無線機能集合選択入力上の選択信号が、前記制御信号の第1集合および前記制御信号の第2集合のどちらを、前記マスタ・プロセッサが発生するかを決定する、
    再構成可能な電子無線システム。
  4. 請求項3記載の再構成可能な電子無線システムにおいて、前記選択信号は飛行する航空機の現在のミッション・セグメントを示す、再構成可能な電子無線システム。
  5. 請求項3記載の再構成可能な電子無線システムにおいて、前記選択信号がパイロットCNI機能集合選択を示す、再構成可能な電子無線システム。
  6. 請求項1記載の再構成可能な電子無線システムにおいて、前記第1ミッション・セグメントが出発および復帰ミッション・セグメントであり、該第1ミッション・セグメントのCNI機能は、音声通信、グライドスロープ指示、および無線ビーコン取得を含む、再構成可能な電子無線システム。
  7. 請求項6記載の再構成可能な電子無線システムにおいて、前記第2ミッション・セグメントが戦闘ミッション・セグメントであり、該第2ミッション・セグメントのCNI機能は、暗号化音声機密保護およびECCM通信を含む、再構成可能な電子無線システム。
  8. 請求項6記載の再構成可能な電子無線システムにおいて、前記第2ミッション・セグメントは航行機能を使用したミッション・セグメントである、再構成可能な電子無線システム。
  9. 再構成可能な電子無線システムにおいてリソース・アセット集合を制御する方法において、
    第1ミッション・セグメントに対して、第1ミッション・セグメント無線機能を特定するステップと、
    第2ミッション・セグメントに対して、第2ミッション・セグメント無線機能を特定するステップと、
    前記第1ミッション・セグメントの間、前記第1ミッション・セグメント無線機能を実現するように、少なくとも1つの電子無線システム多機能スライスにおいてリソース・アセット集合を構成するステップと、
    前記第2ミッション・セグメントの間、前記第2ミッション・セグメント無線機能を実現するように前記リソース・アセット集合を再構成するステップと、
    を含み、各電子無線システム多機能スライスが、アンテナ・インターフェース、アビオニクス・インターフェース、送信および受信モードにおいて広い周波数範囲にわたって動作可能な複数の送受信機、および前記送受信機に結合されそれらの動作を制御するとともに前記送受信機を介して送信されたデータおよび受信されたデータを処理するスライス・プロセッサを含む、方法。
  10. 請求項9記載の方法において、前記構成するステップは、更に、プロセッサにおいて、前記リソース・アセットに対するRF制御信号を発生するステップを含む方法。
  11. 請求項9記載の方法において、前記構成するステップは、更に、前記リソース・アセットに結合されるハードウエアを切り替えるためのスイッチング制御信号を発生するステップを含む方法。
  12. 請求項9記載の方法において、前記再構成するステップは、更に、前記リソース・アセットに対するRF制御信号を発生するステップを含む方法。
  13. 請求項9記載の方法において、前記再構成するステップは、更に、前記リソース・アセットに結合されるハードウエアを切り替えるためのスイッチング制御信号を発生するステップを含む方法。
  14. 請求項9記載の方法において、前記第1ミッション・セグメント無線機能を特定するステップは、音声通信、グライドスロープ指示、および無線ビーコン取得無線機能を特定するステップを含む、方法。
  15. 請求項9記載の方法において、前記第2ミッション・セグメント無線機能を特定するステップは、暗号化音声機密保護データおよびECCM通信無線機能を特定するステップを含む、方法。
  16. 電子無線システムの設計方法において、
    第1ミッション・セグメントおよび第2ミッション・セグメントを規定するステップと、
    前記第1ミッション・セグメントに対して第1ミッション・セグメント無線機能を決定し、前記第2ミッション・セグメントに対して第2ミッション・セグメント無線機能を決定するステップと、
    全てのミッション・セグメントにわたる全ての機能のRF周波数、シグナリング形式およびRF帯域幅に基づいて、最適なリソース・アセット集合を規定するステップであって、複数のリソース・アセットは電子無線システム多機能スライスと関連し、該複数のリソース・アセットは、アンテナ・インターフェース、アビオニクス・インターフェース、送信および受信モードにおいて広い周波数範囲にわたって動作可能な複数の送受信機、および前記送受信機に結合されそれらの動作を制御するとともに前記送受信機を介して送信されたデータおよび受信されたデータを処理するスライス・プロセッサを含む、ステップと、
    前記第1ミッション・セグメントに対するリソース・アセットの最少の割り当てを決定して、前記最適アセット集合に基づいて前記第1ミッション・セグメントのCNI機能を実現し、前記第2ミッション・セグメントに対するリソース・アセットの最少の割り当てを決定して、前記最適アセット集合に基づいて前記第2ミッション・セグメントのCNI機能を実現するステップと、
    前記リソース・アセットを構成するスイッチング・ハードウエアによりリソース・アセットの相互接続を指定し、前記第1ミッション・セグメントの間前記第1ミッション・セグメントのCNI機能を実現し、前記リソース・アセットを再構成するスイッチング・ハードウエアにより前記第2ミッション・セグメントの間前記第2ミッション・セグメントのCNI機能を実現するステップと、
    を含む方法。
  17. 請求項16記載の方法において、更に、前記第1および第2ミッション・セグメントに対する無線機能を実現するために用いるリソース・セグメントを最少化するステップを含む方法。
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