JP3827372B2 - 開放式呼吸器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、開放式呼吸器に関する。
【0002】
【従来の技術】
開放式呼吸器の一例として、たとえば実公昭62−11630号公報に開示されたものが存在する。この公知の開放式呼吸器は、呼吸用気体が充填された圧力容器と、圧力容器からの呼吸用気体を減圧する減圧弁と、装着者の呼吸に応じて開閉される肺力弁と、装着者の頭部の前面を覆う面体を備えている。肺力弁は、装着者の口に対応して、面体の下部に配設されており、圧力容器と減圧弁とは供給流路を介して接続され、減圧弁と肺力弁とは給気流路を介して接続されている。この種の呼吸器においては、圧力容器からの高圧の気体は、供給流路を介して減圧弁に送給され、減圧弁の作用によって中程度の圧力に減圧される。減圧弁によって減圧された呼吸用気体は、送給流路を介して肺力弁に送給される。肺力弁の弁体は、装着者の呼吸に応じて開閉し(吸気によって開放する)、したがって装着者の呼吸に応じて肺力弁から面体に、減圧された(ほぼ大気圧に減圧された)吸気用気体が送給される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した開放式呼吸器には、次のとおりの解決すべき問題が存在する。一般に、開放式呼吸器においては、肺力弁にて中程度の圧力の呼吸用気体がほぼ大気圧まで減圧され、この減圧によって肺力弁の弁体近傍において呼吸用気体の断熱膨張が行われる。呼吸用気体が断熱膨張すると、それによって周囲の熱が奪われてその温度が低下し、周囲の温度よりたとえば5℃程度低下する。
【0004】
開放式呼吸器は、たとえば、有毒ガス、煙等が発生するまたはその恐れがある消火活動等に広く用いられており、消火活動に用いた場合には、消火用放水による水が面体に侵入する恐れがある。特に、面体を装着せずに装着者が保持している、または装着者に装着されたベルト等に吊下げているときには、面体の装着面が開放されるため、この開放された面から水が侵入しやすくなる。このようにして面体に水が侵入したときには、侵入した水が肺力弁まで到達し、肺力弁の弁体およびその近傍にて水が溜まる恐れがある。肺力弁の弁体およびその近傍に水が溜まると、周囲温度がたとえば約5℃以下のときには、肺力弁における呼吸用気体の断熱膨張によってその弁体近傍の温度が氷点以下となり、溜まった水が凍結するようになる。このような凍結が発生すると、肺力弁の弁体と弁座とが氷によって固定され、弁体の開閉動作が不能となり、減圧弁から面体への呼吸用気体の供給ができなくなる。
【0005】
本発明の目的は、肺力弁における凍結を効果的に防止することができる開放式呼吸器を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、呼吸用気体が充填された圧力容器と、前記圧力容器からの呼吸用気体を減圧する減圧弁と、呼吸に応じて開閉する肺力弁と、面体と、前記圧力容器と前記減圧弁を接続する供給流路と、前記減圧弁と前記肺力弁とを接続する送給流路と、前記肺力弁と前記面体とを接続する給気流路と、前記圧力容器を装着するための装着手段と、を具備し、
前記装着手段は、前記圧力容器が装着される容器取付部と、前記容器取付部に連結された一対の肩バンドと、前記一対の肩バンドを連結するための胸バンドを有し、
前記肺力弁は、ハウジングと、前記ハウジングに設けられた供給側接続部および排出側接続部と、前記ハウジング内に配設された肺力弁体および弁座と、を備え、前記供給側接続部が前記送給流路に連通され、前記排出用接続部が前記給気流路に連通され、前記肺力弁体が前記弁座から離れることによって前記減圧弁からの呼吸用気体が前記面体に送給され、
前記肺力弁の前記ハウジングは前記装着手段の前記胸バンドに装着され、前記肺力弁の前記排出側接続部は、前記胸バンドへの装着状態において実質上水平またはそれよりも下方に延びており、
前記給気流路を規定する給気管は、リング状の波山がその長手方向に複数設けられた蛇管部を少なくともその一部に有し、
前記肺力弁の前記ハウジングは、ダイヤフラムによって大気に連通する大気圧室と前記面体に連通する吸気圧室とに仕切られており、前記吸気圧室は、前記胸バンドへの装着状態において前記弁座よりも下方に位置して、前記吸気圧室に侵入した水を溜める水溜部を有し、
前記装着手段には吊下げ部材が設けられ、前記面体には前記吊下げ部材に吊下げられる取付具が設けられており、前記吊下げ部材に前記取付具を装着すると、前記面体と前記給気管との接続部が上側に位置することを特徴とする開放式呼吸器である。
本発明に従えば、肺力弁のハウジングは装着手段の胸バンドに装着され、この装着状態において、肺力弁の排出側接続部は実質上水平またはそれよりも下方に延びている。それ故に、仮に面体の開放された面から水が侵入しても、侵入した水は肺力弁に到達し難く、給気流路内に保持されるようになる。したがって、凍結の原因となる水が肺力弁に流れることが防止され、肺力弁における凍結が効果的に防止される。また、給気流路を規定する給気管は、リング状の波山がその長手方向に複数設けられた蛇管部を少なくともその一部に有するので、面体から侵入して給気流路を流れる水は、この蛇管部にて保持され、さらに下流側に肺力弁に向けて流れることが防止される。
また肺力弁におけるハウジングの吸気圧室には、弁座よりも下方に位置して、吸気圧室に侵入した水を溜める水溜部が設けられているので、仮に外部の水が面体から給気管を通して肺力弁に侵入したとしても、侵入した水は吸気圧室の水溜部に溜まり、弁体まで到達することが回避される。
【0009】
また、胸バンドの吊下げ部材に面体の取付具を装着すると、面体と給気管の接続部が上側に位置するので、面体から肺力弁に向かって延びる給気管の一端部(面体との接続部分)は、上方に向かって延びるようになり、したがって面体の開放された面から給気管への水の侵入が防止される。
また本発明は、呼吸用気体が充填された圧力容器と、前記圧力容器からの呼吸用気体を減圧する減圧弁と、呼吸に応じて開閉する肺力弁と、面体と、前記圧力容器と前記減圧弁を接続する供給流路と、前記減圧弁と前記肺力弁とを接続する送給流路と、前記肺力弁と前記面体とを接続する給気流路を規定する給気管と、前記圧力容器を装着するための装着手段と、を具備し、
前記装着手段には吊下げ部材が設けられ、前記面体には前記吊下げ部材に吊下げられる取付具が設けられており、前記吊下げ部材に前記取付具を装着すると、前記面体と前記給気管との接続部が面体に対して上側に位置するとともに、面体の開放された面が、装着手段を介して圧力容器を装着した装着者の胸側に位置することを特徴とする開放式呼吸器である。
本発明に従えば、吊り下げ部材に面体の取付具を装着すると、面体と給気管との接続部が、面体に対して上側に位置するので、面体から肺力弁に向かって延びる給気管の接続部は、上方に向かって延びるようになり、面体の開放された面から給気管への水の侵入が防止される。さらに面体の開放された面は、装着手段を介して圧力容器を装着した装着者の胸側に位置する。これによって面体の開放された面が装着者の体でもって覆われるようになり、外側から面体への水の浸入が防止できる。この場合、吊り下げ部材に面体を装着した状態から、装着者が面体を装着しても、面体から給気管への水の侵入をさらに防止することができる。これによって給気管から肺力弁に水が達することを防ぐことができ、肺力弁による呼吸気体の断熱膨張によって、弁体近傍の温度が氷点以下となったとしても、肺力弁における弁体の開閉動作不良を防ぐことができる。
【0010】
図1は、本発明に従う開放式呼吸器の一実施形態を示す正面図であり、図2は、図1の呼吸器の簡略化した系統図であり、図3は図1の呼吸器を装着者が装着した状態を示す斜視図である。図1〜図3において、図示の開放式呼吸器は、圧力容器2、減圧弁4、肺力弁6、面体8および呼気弁10を備えている。圧力容器2内には、呼吸用気体、たとえば空気が加圧充填される。圧力容器2内の気体は比較的高圧であり、たとえば300kg/cm2程度の圧力に設定される。減圧弁4は、圧力容器2からの高圧の気体を中程度の圧力、たとえば7〜8kg/cm2程度に減圧する。圧力容器2と減圧弁4とは、供給流路を規定する供給管12を介して接続され、この供給流路には、供給流路を開閉する容器弁14が配設されている。容器弁14を開状態にすると圧力容器2からの呼吸用気体が供給流路を介して減圧弁4に送給されるが、容器弁14を閉状態にすると圧力容器2からの呼吸用気体が減圧弁4に送給されることはない。なお、本実施形態では、減圧弁4の一部が供給管12を構成し供給流路を規定している。肺力弁6は、減圧弁4からの中程度の圧力の気体をほぼ大気圧に減圧して面体8に送給する。減圧弁4と肺力弁6とは、送給流路を規定する送給管16を介して接続されており、減圧弁4からの呼吸用気体は送給流路を通して肺力弁6に送給される。また、肺力弁6と面体8とは給気流路を規定する給気管18を介して接続されており、肺力弁6からの呼吸用気体は給気流路を通して面体8に供給され、装着者は面体8を通して供給された呼吸用気体を吸気する。なお、肺力弁6およびそれに関連する要素については、後述する。また、面体8には呼気弁10が設けられている。呼気弁10は、装着者が呼気したときに開状態となり、呼気を面体8の外部に排出する。減圧弁4からの高圧の呼吸用気体は警報器11に送給され、警報器11は、呼吸用気体の圧力が所定値より低下したときに、呼吸用気体が残り少ないことを知らせる。図2において、圧力容器2から減圧弁4に至る実線の矢印で示す流路(ライン)には比較的高圧の気体が流れ、減圧弁4から肺力弁6に至る破線の矢印で示す流路(ライン)には、中程度の圧力の気体が流れ、肺力弁6から呼気弁10に至る二重線の矢印で示す流路(ライン)には、ほぼ大気圧の気体が流れる。
【0011】
圧力容器2等は、装着手段20に取付けられ、この装着手段20および面体8は、図3に示すとおりに装着者に装着される。主として図1を参照して、図示の装着手段20は、圧力容器2に対応した大きさの細長い容器取付部22を有している。この容器取付部22には、圧力容器2が気体の出口を下方に向けて、すなわち容器弁14が下側となるように取換え自在に装着される。容器取付部22の長手方向中間部には締結バンド24が設けられており、この締結バンド24を締結することによって、圧力容器2が容器取付部22に確実に取付けられる。容器取付部22の上下方向両端部には、一対の肩バンド26,28が連結されている。片方の肩バンド26は、容器取付部22の図1において左側部に配設され、装着者の左腕が挿通される。また、他方の肩バンド28は、容器取付部22の図1において右側部に配設され、装着者の右腕が挿通される。実施の形態では、肩バンド26,28は、比較的幅の広い第1のバンド部26a,28aと、比較的幅の狭い第2のバンド部26b,28bら構成され、第1のバンド部26a,28aと第2のバンド部26b,28bが相互に連結されている。そして、装着者が装着手段20を背負ったとき、肩バンド26,28の第1のバンド部26a,28aが装着者の両肩に掛かるように構成されている。
【0012】
片方の肩バンド26の第1のバンド部26aと第2のバンド部26bとの連結部からは片方の胸バンド30が延び、他方の肩バンド28の第1バンド28aと第2のバンド部28bとの連結部からは他方の胸バンド32が延びている。胸バンド30,32の先端部には、相互に着脱自在に連結される連結金具34,36が配設されており、これら連結金具34,36を連結することによって、胸バンド30,32は装着者の胸前で締結される。実施の形態では、片方の胸バンド30に肺力弁6が装着される。肺力弁6はハウジング38を有し、このハウジング38の裏面には、取付具40が設けられている。図5も参照して、取付具40は、その4角部の穴33を通して取付ねじ(図示せず)を上記ハウジング38に螺着することによって、ハウジング38に装着される。片方の胸バンド30は、取付具40に設けられた一対の開口35,37を通して装着され、かく挿通することによって肺力弁6が胸バンド30に装着される。また、胸バンド30には、吊下げ部材41が装着されている。吊下げ部材41は、一端部にループ状の取付部42を有し、その他端部に略U字状係止部44を有し、取付部42と係止部44とがリング状金具45を介して連結されており、胸バンド30を取付部42に挿通することによって胸バンド30に装着される。吊下げ部材41の係止部44には、後述するごとくして面体8が着脱自在に係止される。胸バンド30に肺力弁6および吊下げ部材41が装着されるので、圧力容器2を背負った状態においては、装着者の左胸前に肺力弁6および頭部に装着される面体8が保持される。なお、装着者の作業性を考慮して、上述とは反対に、胸バンド32に吊下げ部材41を装着することもできる。
【0013】
装着手段20の容器取付部22の下端部には、両側に延びる腰バンド46,48が設けられている。腰バンド46,48の先端部には、相互に着脱自在に連結される連結具50,52が配設されており、これらの連結具50,52を連結することによって、腰バンド46,48は装着者の腰前で締結される。かくの通りであるので、実施形態の装着手段20においては、装着者は、容器取付部22に取付けられた圧力容器2を、一対の肩バンド26,28、胸バンド30,32および腰バンド46,48によって背負う。なお、圧力容器2が比較的軽い場合等においては、腰バンド46,48を省略することもできる。
【0014】
面体8は、その開放された面側に配設された装着具54を含んでいる。装着具54は複数(たとえば6つ)の接続部56を有し、これら接続部56が面体8に装着される。装着具54は装着者の頭部を包むように装着され、所要の通り装着されると、面体8は装着者の顔を覆い、装着具54は装着者の頭を覆う。面体8の前面には透明なアイピース60が設けられており、これによって視野が確保される。また、面体8には、その内側の下部に一体的に可撓性を有する隔障62が設けられており、隔障62は装着者の口および鼻を覆う。この隔障62は、面体8の内側に呼吸室を規定し、肺力弁6からの呼吸用気体は給気流路を通して面体8と装着者の頭部によって規定される空間に送給される。
【0015】
図4は肺力弁6の拡大断面図である。主として図4を参照して、図示の肺力弁6は、上述したハウジング38と、このハウジング38に装着される蓋体64から構成され、リング66をハウジング38に装着することによって、ハウジング38と蓋体64が着脱自在に装着される。ハウジング38および蓋体64の接合部は、ゴムなどの可撓性および弾発性を有する材料から成る環状のカバー体68によって覆われている。ハウジング38とそれに装着された蓋体64とは、ダイアフラム70が収納されるダイアフラム室72を規定し、ダイアフラム70の周縁部はハウジング38と蓋体64とによって挟持され、このダイアフラム70によって前記ダイアフラム室72は大気に連通する大気圧室74と、吸引力が導入される吸気圧室76とに仕切られる。前記吸気圧室76は、送給管16が接続される供給側の接続部78内の流路80と、給気管18が接続される排出側の接続部82の流路84とに連通しており、吸引によって前記ダイアフラム70が吸気圧室76側に変位すると、弁棒86が下方に変位して肺力弁体88が弁座90から離反し、供給側の流路80と吸気圧室76とが連通して呼吸用気体が流れ込み、この呼吸用気体は吸引によって、供給側の流路84から給気管18を介して面体8へ供給される。さらに説明すると、供給側の接続部78は、金属製であり、呼吸用気体の供給方向上流側の端部には送給管16を接続するための外ねじ90が刻設される。この接続部78の供給方向下流側の端部には、Oリング92が嵌着される。Oリング92の配設部位の供給方向上流側近傍には、凹溝94が形成され、図示しないピンなどが嵌まり込んで接続部78が回転自在に抜止めされている。なお、送給管16は、たとえばゴム管から形成することができる。
【0016】
このような接続部78は、ハウジング38に装着された取付部材96に接続される。取付部材96は金属製であって、接続部78の流路80に連通する流路98が形成される。この流路98の供給方向下流側の端部の内周面には内ねじが刻設され、この内ねじには、前記弁座90が一体的に形成され、外周面に外ねじが刻設されるねじ部材100が螺着される。このねじ部材100の外周にはOリング102が嵌着され、取付部材96の内ねじとねじ部材100の外ねじとの隙間からの呼吸用気体の漏洩を防止している。このようにして取付部材96にはねじ部材100によって弁体88および弁座90が着脱可能に装着されている。
【0017】
取付部材96には、この部材の直角方向(図4において略上下方向)に立上る立上り部104が一体的に形成され、立上り部104には前記流路80に連通する弁孔106を開放/遮断する調圧弁である弁体108が配設され、この弁体108は弁室110に収容されている。弁室110内には、弁体108が装着される弁棒112が嵌まり込み、その先端部には合成樹脂製の操作片114がピンによって固定される。この操作片114を角変位操作することによって弁棒112が螺進/螺退して、弁体108が弁孔106を閉鎖し、または開放することができる。
【0018】
弁棒112には、また、Oリング115が装着されており、弁室110内に気密な空間が形成される。この空間は弁体108が弁孔106から離反することによって流路98に連通する。このような空間は、バイパス孔116,118を介して吸気圧室76に連通している。したがって、弁体88が閉じた状態であっても、操作片114を操作して弁体108を開放すると、流路80,98に供給される呼吸用気体は弁孔106および各バイパス孔116,118を経て、吸気圧室76に導き、装着者の吸引または排気にかかわらず面体8内に一定の流量で呼吸用気体を供給することができる。これによって弁体88等の故障によって吸引によって吸気ができなくなっても、面体8内に呼吸用気体を導いて呼吸することができる。
【0019】
弁体88には、吸気圧室76内に突出する弁棒86の一端部が固定される。この弁棒86は、円錐ばね120によって弁体88が弁座90に周方向全周にわたって当接状態となるように支持され、この円錐ばね120のばね力に抗して弁棒86が角変位したときには、弁体88は弁座90から離反して開放し、流路80,98内の呼吸用気体は弁孔122を経て吸気圧室76内に流れ込む。このような弁棒86の他端部には、略球状の当接片86aが固定され、この当接片86aはダイアフラム70に吸気圧室76側から軽く当接している。弁棒86は、ハウジング38に固定される案内板124に形成された案内長孔126に沿って図4の上下方向に案内される。ダイアフラム70は、たとえばゴムなどのような可撓性および弾発性を有する材料から成る可撓膜128と、可撓膜128が圧着される金属製の保持板130とを有する。この保持板130には一対の支持片132(図4において片方のみ示す)が立設され、その上端部には連結片134が固定される。各支持片132によってダイアフラム70が大気圧室74側へ変位したとき、蓋体64に当接して、ダイアフラム70の大気圧室74側への変位が上死点で保持される。
【0020】
蓋体64には、その大気圧室74内で揺動自在な揺動部材138が設けられる。この揺動部材138には、たとえば赤色などに着色された逆U字状の表示片140が設けられ、揺動部材138が反時計方向に上昇したときに、蓋体64に形成される表示孔142を介して外部から表示片140を視認することができる。このように表示孔142から表示片140の赤色が表示された状態では、揺動部材138が連結片134を図4において下方から上方へ押上げてダイアフラム70は大気圧室74側へ変位した状態で吸気圧室76側への変位が阻止されたロック状態となっている。このロック状態においては、ばね120の作用によって弁体88が弁座90押圧され、弁孔122は弁体88によって閉状態に保持される。
【0021】
揺動部材138の長手方向一端部には、たとえば合成樹脂などの滑りのよい材料から成り、ダイアフラム70に臨んで球面の一部を構成する当接面が形成される当接片144が嵌着される。また揺動部材138にはばね146の一端部が係止されており、時計方向または反時計方向にばね付勢される。このばね146の他端部は、蓋体64に螺着された調整用ビス148に係止されており、この調整用ビス148を螺進/螺退することによって、ばね146のばね力を調整することができる。
【0022】
揺動部材138の先端部150は、揺動部材138が反時計方向に上昇したときに係止ばね152によって係止される。この係止状態は、吸引によるダイアフラム70の大気圧室74から吸気圧室76側への変位によって解除することができる。係止ばね152は、コイルばねをU字状に屈曲して、その両端部を蓋体64に一体的に形成される突部154に押え板156とボルト158とによって取付けられる。この係止ばね152は、図4において上方へは容易に屈曲して前記揺動部材138の先端部150が係止され、下方へは前記上方への変位よりも大きな力によって前記係止状態が解除される。
【0023】
揺動部材138の長手方向他端部には、その他端部からほぼ直角に立上がり、図4において上方になるにつれて左方に湾曲して延びる案内部158が形成される。この案内部158には、化粧カバー136に着脱可能に装着され、ゴムなどの可撓性および弾発性を有する材料から成る押圧片160の円錐状の楔面160aによって押圧される。この案内部158は、揺動部材138を枢支する枢支片162よりも前記一端部とは反対側で楔面160aの直下に湾曲して延びており、押圧片160を押圧操作することによって、この押圧片160は案内部158を側方、すなわち図4の左方に押圧する。このような楔面160aと案内部158とによって、わずかな力で揺動部材138を反時計方向へ上昇させて係止ばね152に係止させることができる。
【0024】
肺力弁6に関連して、次のとおり構成されている。図1、図3および図4を参照して、肺力弁6の供給側接続部78および排出側接続部82は、装着者に装着した状態(この装着した状態とは、図3に示す如く、圧力容器2を所要のとおり背負って通常の直立の姿勢とした状態をいう)において実質上水平に延びている。送給管16は、装着者の肩の上側を通って下方に延び、肺力弁6の供給側接続部78に接続され、また給気管18の一端部は実質上水平な状態でもって肺力弁6の排出側接続部82に接続されている。特に、給気管18の一端部が実質上水平な状態で排出側接続部82に接続されているので、面体8の開放された面から水が流入し、給気管18を通して肺力弁6に向けて流れたとしても、給気管18の一端部において流入した水の自重による肺力弁6の吸気圧室76への侵入が低減される。この給気管18の接続構造に関連して水の侵入を一層効果的に防止するためには、水の自重による流下を確実に防止すればよく、それ故に、排出側接続部82を実質上水平よりも下方に延びるように設けるのがよい。このように構成することによって、給気管18の一端部は、装着者への装着状態において下方から上方に向けて肺力弁6の排出側接続部82に接続されるようになり、侵入した水の肺力弁6の吸気圧室76への侵入が一層確実に防止される。
【0025】
また、肺力弁6の排出側接続部82が実質上水平(またはこれよりも下方)に延びていることに関連して、次のとおりの特徴が生じる。すなわち、面体8は装着者の頭部に装着され、給気管18は面体8の下部に接続された他端部から実質上垂直下方に延びている。一方、本実施形態においては、肺力弁6は装着手段20の胸バンド30に取付けられ、装着者の左胸前に配設され(図3)、給気管18の一端部は実質上水平に(または下方から上方に向けて)肺力弁6の排出側接続部82に接続される。したがって、容易に理解される如く、給気管18をこのように面体8および肺力弁6に接続することによって、給気管18に実質上90度またはそれ以上の角度(または90度以上の角度)の湾曲部が生成される(図1、図3参照)。それ故に、面体8を通して給気管18に水が侵入しても、侵入した水は給気管18の湾曲部において流下しなくなり、この湾曲部にて保持され、肺力弁6の吸気圧室76への侵入が確実に防止される。なお、上述した記載から理解される如く、肺力弁6の排出側接続部82を実質上水平よりも下方に延びるように構成した場合、または肺力弁6の排出側接続部82を実質上水平に延びるようにするとともに給気管18の長さを長くして給気管16が比較的大きく湾曲するようにした場合には、給気管18に生成される湾曲部の曲げ角度α(図1)は90度を越えるようになり、それ故にこの湾曲部が侵入した水の溜部として有効に作用し、侵入した水の肺力弁6の吸気圧室76への侵入が確実に防止される。
【0026】
面体8から侵入した水が肺力弁6に流下しないようにするには、図4に示すとおり、給気管18を蛇管から構成するのが望ましい。本実施形態では、給気管18全体が蛇管から構成され、その一端部は、図4に示すとおり、締結金具170によって排出側接続部82の外周面に取付けられる。蛇管はリング状の波山がその長手方向に実質上全長にわたって連続して形成されている。給気管18を蛇管から構成することによって、給気管18の内周面の表面積が大きくなり、それ故に、給気管18の内面に付着可能な水の量が多くなり、侵入した水の肺力弁6への流下が防止される。また、給気管18の湾曲部においては、その溝部(蛇管の山に対応してその内面に形成される凹部)が水溜部として作用し、給気管18の内面に沿って流下する水はこの溝部に溜まり、肺力弁6に向けてさらに流れることが防止される。また、給気管18を蛇管から構成することによって給気管18自体に充分な可撓性を持たせることができ、装着者の作業性をも向上する。なお、本実施形態では、給気管18全体を蛇管から構成しているが、給気管18の一部(たとえば湾曲部およびその近傍)を蛇管から構成することによっても上述した作用効果が達成される。
【0027】
上述した構成は、面体8から侵入した水が肺力弁6まで流下しないようにするものであるが、仮に肺力弁6の吸気圧室76まで水が侵入したときでも、次のとおりに構成することによって肺力弁体88の凍結を防止することができる。本実施の形態では、肺力弁6を胸バンド30に装着した状態において、肺力弁6の供給側接続部78および排出側接続部82がハウジング38の上下方向略中央部に配設されており、このことに関して、肺力弁体88および弁座90もハウジング38内の上下方向略中央部に配置されている。それ故に、図4から理解される通り、肺力弁6の吸気圧室76における弁体88および弁座90の配置部位よりも下方に比較的大きい空間が存在し、この空間が水溜部として機能する。したがって、仮に面体8および給気管18を通して肺力弁6の吸気圧室76に水が侵入したとしても、この侵入した水は吸気圧室76の下部空間、すなわち水溜部として機能する空間に溜まり、弁体88および弁座90が水に侵ることが少なく、吸気圧室76内にて水が凍結しても弁体88の作動に影響を与えることが少ない。
【0028】
このような面体8は、装着者の頭部に装着しないときは図5に示すように保持される。図1および図5を参照して、装着手段20の胸バンド30には吊下げ部材41が装着されており、この吊下げ部材41の係止部44は幾分弾性変形可能な金属プレートから形成され、上方に向けて開放されている。一方、装着者の頭に装着した状態において面体8の下端部、換言すると面体8と給気管18との接続部近傍には、取付具174が取付ベルト175によって取付けられている。取付具174は、略矩形状の挿通開口を有する取付部174aを有しており、この挿通開口を通して吊下げ部材41の係止部144の自由端部を挿通することによって、取付具174が吊下げ部材41に取付けられる。この取付状態においては、面体8と給気管18との接続部(装着者の頭部に装着した状態における下端部)が上側に位置するので、放水等による上から落下してくる水は面体8の開放した面から入ることはなく、仮に面体8の開放した面(装着者の顔に取付けられる接面口)から水が侵入したとしても、侵入した水は給気管18側に流れることなく、面体8の内面に沿って下方に流下し、面体8の上部側(吊下げられた状態において面体8は上下逆に保持されているので、この上部側は吊下げられた状態においては下側に位置している)から外部に排出され、侵入した水が給気管18を通して肺力弁6に向けて流れることはない。また、この吊下げ状態においては、面体8の開放された面を装着者の胸側に位置させることによって、この開放された面が装着者の体でもって覆われるようになり、外側から面体8への水の侵入が防止できる。
【0029】
【発明の効果】
本発明によれば、肺力弁のハウジングは装着手段の胸バンドに装着され、この装着状態において、肺力弁の排出側接続部は実質上水平またはそれよりも下方に延びている。それ故に、仮に面体の開放された面から水が侵入しても、侵入した水は肺力弁に到達し難く、給気流路に保持されるようになる。したがって、凍結の原因となる水が肺力弁に流れることが防止され、肺力弁における凍結が効果的に防止される。また、給気管は、リング状の波山がその長手方向に複数設けられた蛇管部を少なくともその一部に有するので、面体から侵入して給気管内を流れる水は、この蛇管部にて保持され、さらに下流側に肺力弁に向けて流れることが防止される。
【0030】
た肺力弁におけるハウジングの吸気圧室には、弁座よりも下方に位置して、前記吸気圧室に侵入した水を溜める水溜部が設けられているので、仮に外部の水が面体から給気管を通して肺力弁に侵入したとしても、侵入した水は吸気圧室の水溜部に溜まり、弁体まで到達することが回避される。これによって弁体が水に浸ることが少なく、吸気圧室にて水が凍結しても弁体の作動に影響を与えることが少ない。
【0032】
さらに、胸バンドの吊下げ部材に面体の取付具を装着すると、面体と給気管の接続部が上側に位置するので、面体から肺力弁に向かって延びる給気管の一端部(面体との接続部分)は、上方に向かって延びるようになり、したがって面体の開放された面から給気管への水の侵入が防止される。
また本発明によれば、吊り下げ部材に面体の取付具を装着すると、面体と給気管との接続部が、面体に対して上側に位置するとともに、面体の開放された面は、装着手段を介して圧力容器を装着した装着者の胸側に位置するので、面体の開放された面が装着者の体でもって覆われるようになり、外側から面体への水の浸入を防止でき、面体の開放された面から給気管への吊り下げ部材に面体の取付具を装着すると、面体と給気管との接続部が、面体に対して上側に位置するので、面体から肺力弁に向かって延びる給気管の接続部は、上方に向かって延びるようになり、面体の開放された面から給気管への水の侵入が防止される。さらに面体の開放された面は、装着手段を介して圧力容器を装着した装着者の胸側に位置する。これによって面体の開放された面が装着者の体でもって覆われるようになり、外側から面体への水の浸入が防止できる。この場合、吊り下げ部材に面体を装着した状態から、装着者が面体を装着しても、面体から給気管への水の侵入をさらに防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う開放式呼吸器の一実施形態を示す正面図である。
【図2】図1の呼吸器の簡略化した系統図である。
【図3】図1の呼吸器を装着者が装着した状態を示す斜視図である。
【図4】図1の呼吸器における肺力弁を示す断面図である。
【図5】図1の呼吸器における面体を吊下げ部材に吊下げた状態を示す部分斜視図である。
【符号の説明】
2 圧力容器
4 減圧弁
6 肺力弁
8 面体
10 呼気弁
12 供給管
16 送給管
18 給気管(蛇管)
20 装着手段
22 容器取付部
26,28 肩バンド
30,32 胸バンド
38 ハウジング
41 吊下げ部材
70 ダイヤフラム
74 大気圧室
76 吸気圧室
78 供給側接続部
82 排出側接続部
88 肺力弁体
90 弁座
174 取付具

Claims (2)

  1. 呼吸用気体が充填された圧力容器と、前記圧力容器からの呼吸用気体を減圧する減圧弁と、呼吸に応じて開閉する肺力弁と、面体と、前記圧力容器と前記減圧弁を接続する供給流路と、前記減圧弁と前記肺力弁とを接続する送給流路と、前記肺力弁と前記面体とを接続する給気流路と、前記圧力容器を装着するための装着手段と、を具備し、
    前記装着手段は、前記圧力容器が装着される容器取付部と、前記容器取付部に連結された一対の肩バンドと、前記一対の肩バンドを連結するための胸バンドを有し、
    前記肺力弁は、ハウジングと、前記ハウジングに設けられた供給側接続部および排出側接続部と、前記ハウジング内に配設された肺力弁体および弁座と、を備え、前記供給側接続部が前記送給流路に連通され、前記排出用接続部が前記給気流路に連通され、前記肺力弁体が前記弁座から離れることによって前記減圧弁からの呼吸用気体が前記面体に送給され、
    前記肺力弁の前記ハウジングは前記装着手段の前記胸バンドに装着され、前記肺力弁の前記排出側接続部は、前記胸バンドへの装着状態において実質上水平またはそれよりも下方に延びており、
    前記給気流路を規定する給気管は、リング状の波山がその長手方向に複数設けられた蛇管部を少なくともその一部に有し、
    前記肺力弁の前記ハウジングは、ダイヤフラムによって大気に連通する大気圧室と前記面体に連通する吸気圧室とに仕切られており、前記吸気圧室は、前記胸バンドへの装着状態において前記弁座よりも下方に位置して、前記吸気圧室に侵入した水を溜める水溜部を有し、
    前記装着手段には吊下げ部材が設けられ、前記面体には前記吊下げ部材に吊下げられる取付具が設けられており、前記吊下げ部材に前記取付具を装着すると、前記面体と前記給気管との接続部が上側に位置することを特徴とする開放式呼吸器。
  2. 呼吸用気体が充填された圧力容器と、前記圧力容器からの呼吸用気体を減圧する減圧弁と、呼吸に応じて開閉する肺力弁と、面体と、前記圧力容器と前記減圧弁を接続する供給流路と、前記減圧弁と前記肺力弁とを接続する送給流路と、前記肺力弁と前記面体とを接続する給気流路を規定する給気管と、前記圧力容器を装着するための装着手段と、を具備し、
    前記装着手段には吊下げ部材が設けられ、前記面体には前記吊下げ部材に吊下げられる取付具が設けられており、前記吊下げ部材に前記取付具を装着すると、前記面体と前記給気管との接続部が面体に対して上側に位置するとともに、面体の開放された面が、装着手段を介して圧力容器を装着した装着者の胸側に位置することを特徴とする開放式呼吸器。
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