JP3827342B2 - Developer composition - Google Patents

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JP3827342B2
JP3827342B2 JP08785895A JP8785895A JP3827342B2 JP 3827342 B2 JP3827342 B2 JP 3827342B2 JP 08785895 A JP08785895 A JP 08785895A JP 8785895 A JP8785895 A JP 8785895A JP 3827342 B2 JP3827342 B2 JP 3827342B2
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sulfone
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、感熱記録紙用顕色剤として汎用されている4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホンによる感熱記録紙の地肌汚れの発生を防止することを目的とした顕色剤組成物および分散液に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、フェノール化合物が顕色剤としてクリスタルバイオレットラクトンなどの通常無色または淡色の発色性物質と反応して発色させることは知られている。この反応の感熱記録紙への応用化が進み、最近では、サーマルプリンター、ファクシミリ、バーコード等の各種情報記録材料として広範囲に使用されている。
【0003】
ところで、4,4’−イソプロピリデンジフェノールやp−ヒドロキシ安息香酸ベンジル等を配合した感熱記録紙では、高温、高湿下においては、発色画像部の発色濃度が低下し、また、それを可塑剤または油等を接触させた場合、読み取り不可能なレベルまで消色してしまうという現象が生じる。また、これらの条件下においては、白色の用紙部が着色、すなわち、地肌汚れを生じるという現象も観察されていて、改善が求められている。
【0004】
特公平3−54655号公報には、白色度や白色感度が高く、また得られる発色画像の保存性がすぐれていて、特にバーコード用記録紙の顕色剤として汎用されている4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホンが開示されている。感熱記録紙を調製する場合、発色性物質および顕色剤を増感剤とともに湿式粉砕により微粒子化して分散液とし、記録用紙部に適用される。感熱記録紙の感度をより高めるために、この分散液調製に当たり、分散剤としての水溶性高分子化合物の水溶液中に分散させた顕色剤粒子を可能な限り微粒子化する必要がある。しかしながら、4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン粒子を水溶性高分子化合物の存在下に湿式粉砕すると粒子表面と水分子との接触により、4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホンの水和物が生成することがある。また、そのような方法により微粒子化した分散液の状態で保存した場合にも同様に対応する水和物が生成する。このようにして対応する水和物が生成すると、4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホンの融点が極端に低下し、この水和物を含有する分散液を用いて製造した感熱記録紙は激しい地肌汚れが発生することが知られている(特開平5−309949号公報)。
【0005】
4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホンの水和物が生成することを防止すること、すなわち、感熱記録紙用顕色剤として汎用されている4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホンによる感熱記録紙の地肌汚れの発生を防止することを目的として、たとえば特開平2−76779号公報により4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン100重量部にビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホンを0.03重量部以上配合すること、特開平5−309949号公報により分散液の温度を50℃以上にして分散を行うこと、特開平5−309951号公報によりメチルセルロースまたはヒドロキシエチルメチルセルロースの少なくとも一種からなる水和化防止剤を分散液調製時に存在させること等が知られている。しかしながら、4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホンにビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホンを配合することについては、特公平3−77187号公報によると、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホンが4−置換ヒドロキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホン中に混在すると、その量がごくわずかであっても、4−置換ヒドロキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホンを使用して製造した感熱記録紙の地肌汚れが生じると明記されていること、また、特開平2−76779号公報に関し、ビス(4ーヒドロキシフェニル)スルホンの配合量と水和物発生時間との間に相関がみられなかった等より、その作用効果は不明なものがあると考えられる。また、その他の方法でも充分な地肌汚れの防止がまだ図られていない。
【0006】
一方、特公平4−38599号公報、特公平5−79518号公報、特開平2−84386号公報にアルキル化されたビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン化合物が、感圧記録材料および感熱記録記録材料の電子受容性化合物として有用な化合物である旨開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、感熱記録紙用顕色剤として汎用されている4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホンによる感熱記録紙の地肌汚れの発生の原因となる4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホンの水和物の生成を防止することを目的として、新規な顕色剤組成物および分散液を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン含有顕色剤組成物または分散液中で上記した水和物の生成を抑制または防止させることを目的として鋭意研究を重ねた結果、4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン100重量部に対し、0.01重量部から1重量部未満の一般式
【化

Figure 0003827342
(式中、R1 およびR2 は水素またはイソプロピル基を示す。ただし、R1 ,R2 が同時に水素である場合を除く。)により表される化合物(以下、本化合物ともいう)を含有させることにより得られた顕色剤組成物および本化合物を存在させた分散液は、その調製中または保存中において地肌汚れの原因となる4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホンの水和物の生成が抑制または防止されること、さらに、本化合物は、ビス(ヒドロキシフェニル)スルホンおよび/または4,4’−ジイソプロポキシジフェニルスルホンと併用することに相乗効果が示されることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0011】
本発明は、4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン100重量部に対し、0.01重量部から1重量部未満の一般式
【0012】
【化8】
Figure 0003827342
【0013】
(式中、R1 およびR2 は水素またはイソプロピル基を示す。ただし、R1 ,R2 が同時に水素である場合を除く。)により表される化合物および0.01重量部から0.5重量部のビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホンを含有することを特徴とする−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン顕色剤組成物に関する。また、本発明は、4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン100重量部に対し、0.01重量部から1重量部未満の一般式
【0014】
【化9】
Figure 0003827342
【0015】
(式中、R1 およびR2 は水素またはイソプロピル基を示す。ただし、R1 ,R2 が同時に水素である場合を除く。)により表される化合物および0.01重量部から0.8重量部の4,4’−ジイソプロポキシジフェニルスルホンを含有することを特徴とする4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン顕色剤組成物に関する。また、本発明は、4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン100重量部に対し、0.01重量部から1重量部未満の一般式
【化10】
Figure 0003827342
(式中、R 1 およびR 2 は水素またはイソプロピル基を示す。ただし、R 1 ,R 2 が同時に水素である場合を除く。)により表される化合物、0.01重量部から0.5重量部のビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、および0.01重量部から0.8重量部の4,4’−ジイソプロポキシジフェニルスルホンを含有することを特徴とする4−ヒドロキシ−4−イソプロポキシジフェニルスルホン顕色剤組成物に関する。また、本発明は、4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン100重量部に対し、0.01重量部から1重量部未満の一般式
【化11】
Figure 0003827342
(式中、R 1 およびR 2 は水素またはイソプロピル基を示す。ただし、R 1 ,R 2 が同時に水素である場合を除く。)により表される化合物および0.01重量部から0.5重量部のビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホンを存在させることを特徴とする4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン分散液に関する。また、本発明は、4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン100重量部に対し、0.01重量部から1重量部未満の一般式
【化12】
Figure 0003827342
(式中、R 1 およびR 2 は水素またはイソプロピル基を示す。ただし、R 1 ,R 2 が同時に水素である場合を除く。)により表される化合物および0.01重量部から0.8重量部の4,4’−ジイソプロポキシジフェニルスルホンを存在させることを特徴とする4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン分散液に関する。また、本発明は、4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン100重量部に対し、0.01重量部から1重量部未満の一般式
【化13】
Figure 0003827342
(式中、R 1 およびR 2 は水素またはイソプロピル基を示す。ただし、R 1 ,R 2 が同時に水素である場合を除く。)により表される化合物、0.01重量部から0.5重量部のビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、および0.01重量部から0.8重量部の4,4’−ジイソプロポキシジフェニルスルホンを存在させることを特徴とする4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン分散液に関する。次に本化合物の具体例を示すが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0016】
(1) ビス(3−エチル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン
(2) ビス(3−イソプロピル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン
(3) ビス(3−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン
(4) 4−ヒドロキシフェニル−3’−イソプロピル−4’−ヒドロキシフェニルスルホン
(5) 4−ヒドロキシフェニル−3’−エチル−4’−ヒドロキシフェニルスルホン
これらの化合物(1)〜(5)のうち、本発明にとっては化合物(2)または化合物(4)が好ましく、特に化合物(4)が好ましい。
【0017】
【作用】
本化合物は、粉末固体状態で4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホンに配合または存在してよく、湿式粉砕過程または分散液調製時に4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホンの水和物の生成を抑制または防止する。本化合物の含有量は、4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン100重量部に対し1重量部未満であればよく、好ましくは0.01重量部から0.8重量部未満で、得られた分散液について長期間保存する場合の水和物生成防止を達成するためには、0.1重量部から0.5重量部がより好ましい。1重量部以上配合すると電子受容性化合物、すなわち顕色剤として作用し、0.01重量部未満では水和物生成防止効果が得られない。
【0018】
本発明の組成物は、4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホンへ本化合物の所定量配合添加することにより得られるが、本化合物中、上記化合物(2)または化合物(4)のようにR1 ,R2 の一方または両方がイソプロピル基の場合は4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホンをビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホンと臭化イソプロピルとを反応させて合成する際の副生成物であることが確認されたことから、本化合物が所定量含有されているように4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホンの製造条件を調整するか、またはその製造中に添加することによっても得られる。
【0019】
本発明の分散液は、水媒体中でそれぞれ所定量の4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホンおよび本化合物を湿式粉砕することにより製造される。分散を効率よく行うために、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、デンプン、変性デンプン、ポリビニルアルコール、カルボキシ変性ポリビニルアルコール、スルホン変性ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド等が用いられ、好ましくはポリビニルアルコールが用いられる。湿式粉砕には、ボールミル、サンドグラインダー等の粉砕機が用いられる。
【0020】
本発明の顕色剤組成物および分散液には、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホンが配合または共存していてもよい。その量は4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン100重量部に対し、0.01から0.5重量部程度である。また、4,4’−ジイソプロポキシジフェニルスルホンが配合または共存していてもよく、その量は4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン100重量部に対し、1重量部未満であり、好ましくは0.01から0.8重量部であり、より好ましくは0.1から0.5重量部である。さらにこれらビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホンおよび4,4’−ジイソプロポキシジフェニルスルホンを併用して用いることもできる。併用する場合の配合量は、上記した範囲内でよい。
【0021】
これらビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、4,4’−ジイソプロポキシジフェニルスルホンを各々単独で、または併用して用いる場合は、本発明の顕色剤組成物または分散液に所定量添加することによって行われるが、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホンと臭化イソプロピルとを反応させて4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホンを合成する際、反応物中にビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホンは未反応原料化合物として、また4,4’−ジイソプロポキシジフェニルスルホンは反応副生成物としてそれぞれ存在することからそれらが所定量含有されるように4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホンの製造条件を調整するか、またはその製造中に添加することによっても行われる。
【0022】
さらに、本発明顕色剤組成物および分散液には増感剤、減感剤、粘着防止剤、充填剤、消泡剤、安定剤、増白剤等を適時含有させることができる。
【0023】
本発明の顕色剤組成物およびそれから得られる分散液は、別途公知の手法により調製される発色性物質の分散液と混合して記録紙用紙等の支持体に塗布し、乾燥することによって感熱記録紙が製造される。
【0024】
【実施例】
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの範囲に制限されるものではない。
参考例1
下記操作により4−ヒドロキシ−4'−イソプロポキシジフェニルスルホンの湿式粉砕を行い分散液を調製した。
【0025】
顕色剤分散液の組成
────────────────────────────────────
成 分 重 量
────────────────────────────────────
4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシ 13.95g
ジフェニルスルホン
4−ヒドロキシフェニル−3’−イソプロピル 0.042g
−4’−ヒドロキシフェニルスルホン
15%ポリビニルアルコール 41.5g
水 40 g
────────────────────────────────────
上記組成物にガラスビーズ(φ0.7〜1.5mm)195gを加え、サンドグラインダー(アイメックス社製)を用い室温下820r.p.m.で30分湿式粉砕し、さらに1000r.p.m.で室温下粉砕した。粉砕中1時間毎にサンプリングし、光学顕微鏡を用いて観察したが粉砕5時間まで水和物は生成してなかった。
参考例2
次の組成にしたがい、参考例1と同様の操作により湿式粉砕を行った。
────────────────────────────────────
成 分 重 量
────────────────────────────────────
4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシ 13.99g
ジフェニルスルホン
4−ヒドロキシフェニル−3’−イソプロピル 0.070g
−4’−ヒドロキシフェニルスルホン
15%ポリビニルアルコール 41.5g
水 40 g
────────────────────────────────────
参考例1と同様に光学顕微鏡で観察したところ、5時間以上粉砕しても水和物は生成してなかった。
実施例1
次の組成にしたがい、参考例1と同様の操作により湿式粉砕を行った。
────────────────────────────────────
成 分 重 量
────────────────────────────────────
4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシ 13.96g
ジフェニルスルホン
4−ヒドロキシフェニル−3’−イソプロピル 0.003g
−4’−ヒドロキシフェニルスルホン
ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン 0.04g
15%ポリビニルアルコール 41.5g
水 40 g
────────────────────────────────────
参考例1と同様に光学顕微鏡で観察したところ、5時間以上粉砕しても水和物は生成しなかった。
実施例2
次の組成にしたがい、参考例1と同様の操作により湿式粉砕を行った。
────────────────────────────────────
成 分 重 量
────────────────────────────────────
4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシ 13.92g
ジフェニルスルホン
4−ヒドロキシフェニル−3’−イソプロピル 0.01g
−4’−ヒドロキシフェニルスルホン
ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン 0.01g
15%ポリビニルアルコール 41.5g
水 40 g
────────────────────────────────────
参考例1と同様に光学顕微鏡で観察したところ、5時間以上粉砕しても水和物は生成しなかった。
実施例3
次の組成にしたがい、参考例1と同様の操作により湿式粉砕を行った。
────────────────────────────────────
成 分 重 量
────────────────────────────────────
4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシ 13.92g
ジフェニルスルホン
4−ヒドロキシフェニル−3’−イソプロピル 0.01g
−4’−ヒドロキシフェニルスルホン
ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン 0.01g
4,4’−ジイソプロポキシジフェニルスル 0.01g
ホン
15%ポリビニルアルコール 41.5g
水 40 g
────────────────────────────────────
参考例1と同様に光学顕微鏡で観察したところ、5時間以上粉砕しても水和物は生成しなかった。
比較例1
次の組成にしたがい、参考例1と同様の操作により湿式粉砕を行った。但し、2−イソプロピル−ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホンを添加しなかった。
────────────────────────────────────
成 分 重 量
────────────────────────────────────
4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシ 13.96g
ジフェニルスルホン
15%ポリビニルアルコール 41.5g
水 40 g
────────────────────────────────────
同様に光学顕微鏡で観察したところ、1時間以内に水和物の生成が認められた。
比較例2
次の組成にしたがい、参考例1と同様の操作により湿式粉砕を行った。
────────────────────────────────────
成 分 重 量
────────────────────────────────────
4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシ 13.92g
ジフェニルスルホン
ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン 0.01g
15%ポリビニルアルコール 41.5g
水 40 g
────────────────────────────────────
同様に光学顕微鏡で観察したところ、2時間目には水和物の生成が認められた。
【0026】
【発明の効果】
本化合物を含有する4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン顕色剤組成物の分散液は、製造および保存時のいずれも地肌汚れの原因となる水和物の生成が観察されない。[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a developer composition intended to prevent the occurrence of background stains on thermal recording paper due to 4-hydroxy-4'-isopropoxydiphenylsulfone, which is widely used as a developer for thermal recording paper, and Concerning the dispersion.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, it is known that a phenol compound reacts with a normally colorless or light-coloring substance such as crystal violet lactone as a developer to cause color development. The application of this reaction to thermal recording paper has progressed, and recently, it has been widely used as various information recording materials for thermal printers, facsimiles, barcodes, and the like.
[0003]
By the way, in the heat-sensitive recording paper containing 4,4′-isopropylidenediphenol, p-hydroxybenzoic acid benzyl, etc., the color density of the color image portion decreases under high temperature and high humidity, When an agent, oil, or the like is brought into contact, a phenomenon occurs that the color is erased to an unreadable level. Further, under these conditions, a phenomenon that the white paper portion is colored, that is, a background stain is observed, and improvement is demanded.
[0004]
Japanese Examined Patent Publication No. 3-54655 discloses 4-hydroxy-, which has high whiteness and white sensitivity, and has excellent storage stability of a color image to be obtained, and is widely used as a developer for recording paper for barcodes. 4'-isopropoxydiphenyl sulfone is disclosed. When preparing a heat-sensitive recording paper, a coloring material and a developer are finely divided by wet pulverization together with a sensitizer to form a dispersion, which is applied to the recording paper portion. In order to further increase the sensitivity of the thermal recording paper, it is necessary to make the developer particles dispersed in an aqueous solution of a water-soluble polymer compound as a dispersant as fine as possible when preparing the dispersion. However, when 4-hydroxy-4′-isopropoxydiphenylsulfone particles are wet-ground in the presence of a water-soluble polymer compound, the water of 4-hydroxy-4′-isopropoxydiphenylsulfone is caused by contact between the particle surface and water molecules. Japanese products may be produced. In addition, a corresponding hydrate is similarly formed when stored in the form of a dispersion finely divided by such a method. When the corresponding hydrate is produced in this way, the melting point of 4-hydroxy-4′-isopropoxydiphenyl sulfone is extremely lowered, and the thermal recording paper produced using the dispersion containing this hydrate is It is known that severe ground dirt occurs (Japanese Patent Laid-Open No. 5-3094949).
[0005]
Prevention of the formation of a hydrate of 4-hydroxy-4'-isopropoxydiphenylsulfone, that is, by 4-hydroxy-4'-isopropoxydiphenylsulfone, which is widely used as a developer for thermal recording paper For the purpose of preventing the occurrence of background stains on heat-sensitive recording paper, for example, Japanese Patent Laid-Open No. 2-76779 discloses that bis (4-hydroxyphenyl) sulfone is added to 100 parts by weight of 4-hydroxy-4′-isopropoxydiphenylsulfone. 0.03 part by weight or more, dispersion according to JP-A-5-309949 with the temperature of the dispersion set at 50 ° C. or more, and JP-A-5-309951 consisting of at least one of methylcellulose or hydroxyethylmethylcellulose Presence of hydration inhibitor during dispersion preparation, etc. It is known. However, regarding blending bis (4-hydroxyphenyl) sulfone with 4-hydroxy-4'-isopropoxydiphenylsulfone, according to Japanese Patent Publication No. 3-77187, bis (4-hydroxyphenyl) sulfone is 4- When mixed in the substituted hydroxy-4′-hydroxydiphenylsulfone, even if the amount thereof is very small, the background stain of the thermal recording paper produced using the 4-substituted hydroxy-4′-hydroxydiphenylsulfone occurs. In addition, with respect to the specification, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2-76779 discloses that there is no correlation between the blending amount of bis (4-hydroxyphenyl) sulfone and the hydrate generation time. Seems to be unknown. Further, other methods have not yet sufficiently prevented the background stain.
[0006]
On the other hand, bis (4-hydroxyphenyl) sulfone compounds alkylated in JP-B-4-38599, JP-B-5-79518, and JP-A-2-84386 are pressure-sensitive recording materials and heat-sensitive recording materials. It is disclosed that the compound is useful as an electron accepting compound.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention relates to 4-hydroxy-4'-isopropoxydiphenyl, which causes the occurrence of background stains on thermal recording paper, which is widely used as a developer for thermal recording paper, and 4-hydroxy-4'-isopropoxydiphenylsulfone. It is an object of the present invention to provide a novel developer composition and dispersion for the purpose of preventing the formation of sulfone hydrate.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors have conducted extensive research for the purpose of suppressing or preventing the formation of the hydrate described above in the 4-hydroxy-4′-isopropoxydiphenylsulfone-containing developer composition or dispersion. , 4-hydroxy-4'-isopropoxydiphenylsulfone 100 parts by weight, the general formula of less than 1 part by weight from 0.01 parts by weight of 7
Figure 0003827342
(Wherein R 1 and R 2 represent hydrogen or isopropyl group, except when R 1 and R 2 are simultaneously hydrogen) (hereinafter also referred to as this compound). The resulting developer composition and the dispersion in which the present compound was present were a 4-hydroxy-4′-isopropoxydiphenylsulfone hydrate hydrate that causes background staining during its preparation or storage. It is found that the formation is suppressed or prevented, and that the present compound has a synergistic effect when used in combination with bis (hydroxyphenyl) sulfone and / or 4,4′-diisopropoxydiphenylsulfone. It came to complete.
[0011]
The present invention relates to a general formula of 0.01 to less than 1 part by weight with respect to 100 parts by weight of 4-hydroxy-4′-isopropoxydiphenylsulfone.
[Chemical 8]
Figure 0003827342
[0013]
(Wherein R 1 and R 2 represent hydrogen or isopropyl group, except when R 1 and R 2 are simultaneously hydrogen) and 0.01 part by weight to 0.5 part by weight 4, characterized in that it contains a part of bis (4-hydroxyphenyl) sulfone - hydroxy - 4 '- Lee Seo propoxy diphenyl sulfone developer composition relates. In addition, the present invention relates to a general formula of 0.01 to less than 1 part by weight per 100 parts by weight of 4-hydroxy-4′-isopropoxydiphenylsulfone.
[Chemical 9]
Figure 0003827342
[0015]
(Wherein R 1 and R 2 represent hydrogen or isopropyl group, except when R 1 and R 2 are simultaneously hydrogen) and 0.01 part by weight to 0.8 part by weight to contain parts of 4,4'-isopropoxy diphenyl sulfone and wherein about 4-hydroxy-4'-isopropoxy diphenyl sulfonium emission color developer composition. In addition, the present invention relates to a general formula of 0.01 to less than 1 part by weight with respect to 100 parts by weight of 4-hydroxy-4′-isopropoxydiphenylsulfone.
Figure 0003827342
(Wherein R 1 and R 2 represent hydrogen or isopropyl group, except when R 1 and R 2 are simultaneously hydrogen), 0.01 part by weight to 0.5 part by weight 4-hydroxy-4-isopropoxy , characterized in that it contains 1 part by weight of bis (4-hydroxyphenyl) sulfone and 0.01 to 0.8 part by weight of 4,4'-diisopropoxydiphenylsulfone The present invention relates to a diphenylsulfone developer composition . The present invention also relates to a general formula of 0.01 to less than 1 part by weight per 100 parts by weight of 4-hydroxy-4′-isopropoxydiphenylsulfone.
Figure 0003827342
(Wherein R 1 and R 2 represent hydrogen or isopropyl group, except when R 1 and R 2 are simultaneously hydrogen) and 0.01 part by weight to 0.5 part by weight It relates to a 4-hydroxy-4′-isopropoxydiphenylsulfone dispersion characterized in that part of bis (4-hydroxyphenyl) sulfone is present. Further, the present invention relates to a general formula of 0.01 to less than 1 part by weight with respect to 100 parts by weight of 4-hydroxy-4′-isopropoxydiphenylsulfone.
Figure 0003827342
(Wherein R 1 and R 2 represent hydrogen or isopropyl group, except when R 1 and R 2 are simultaneously hydrogen) and 0.01 part by weight to 0.8 part by weight It relates to a 4-hydroxy-4'-isopropoxydiphenylsulfone dispersion, characterized in that part of 4,4'-diisopropoxydiphenylsulfone is present. The present invention also relates to a general formula of 0.01 to less than 1 part by weight with respect to 100 parts by weight of 4-hydroxy-4′-isopropoxydiphenylsulfone.
Figure 0003827342
(Wherein R 1 and R 2 represent hydrogen or isopropyl group, except when R 1 and R 2 are simultaneously hydrogen), 0.01 part by weight to 0.5 part by weight Part of bis (4-hydroxyphenyl) sulfone, and 0.01 to 0.8 part by weight of 4,4′-diisopropoxydiphenylsulfone are present. Propoxydiphenyl sulfone dispersion. Next, specific examples of the present compound will be shown, but the present invention is not limited thereto.
[0016]
(1) Bis (3-ethyl-4-hydroxyphenyl) sulfone (2) Bis (3-isopropyl-4-hydroxyphenyl) sulfone (3) Bis (3-butyl-4-hydroxyphenyl) sulfone (4) 4- Hydroxyphenyl-3′-isopropyl-4′-hydroxyphenylsulfone (5) 4-hydroxyphenyl-3′-ethyl-4′-hydroxyphenylsulfone Among these compounds (1) to (5), for the present invention Compound (2) or compound (4) is preferable, and compound (4) is particularly preferable.
[0017]
[Action]
This compound may be blended or present in 4-hydroxy-4'-isopropoxydiphenylsulfone in a powdered solid state, and is a hydrate of 4-hydroxy-4'-isopropoxydiphenylsulfone during the wet grinding process or dispersion preparation. Suppresses or prevents the generation of The content of this compound may be less than 1 part by weight, preferably 0.01 to less than 0.8 part by weight, based on 100 parts by weight of 4-hydroxy-4′-isopropoxydiphenylsulfone. In order to achieve prevention of hydrate formation when the dispersion is stored for a long period of time, 0.1 to 0.5 parts by weight is more preferable. When added in an amount of 1 part by weight or more, it acts as an electron-accepting compound, that is, a developer, and if it is less than 0.01 part by weight, the effect of preventing hydrate formation cannot be obtained.
[0018]
The composition of the present invention can be obtained by adding a predetermined amount of this compound to 4-hydroxy-4′-isopropoxydiphenylsulfone, and in this compound, as in the above compound (2) or compound (4) When one or both of R 1 and R 2 are isopropyl groups, a by-product in the synthesis of 4-hydroxy-4′-isopropoxydiphenyl sulfone by reacting bis (4-hydroxyphenyl) sulfone with isopropyl bromide As a result, it was confirmed that the production conditions of 4-hydroxy-4′-isopropoxydiphenylsulfone were adjusted so as to contain a predetermined amount of this compound or added during the production thereof. Can also be obtained.
[0019]
The dispersion of the present invention is produced by wet-grinding a predetermined amount of 4-hydroxy-4′-isopropoxydiphenyl sulfone and the present compound in an aqueous medium. In order to perform dispersion efficiently, methyl cellulose, carboxymethyl cellulose, hydroxyethyl cellulose, starch, modified starch, polyvinyl alcohol, carboxy modified polyvinyl alcohol, sulfone modified polyvinyl alcohol, polyacrylamide, and the like are used, and preferably polyvinyl alcohol is used. A pulverizer such as a ball mill or a sand grinder is used for the wet pulverization.
[0020]
The developer composition and the dispersion of the present invention may contain or coexist with bis (4-hydroxyphenyl) sulfone. The amount thereof is about 0.01 to 0.5 parts by weight with respect to 100 parts by weight of 4-hydroxy-4′-isopropoxydiphenylsulfone. Further, 4,4′-diisopropoxydiphenylsulfone may be blended or coexistent, and the amount thereof is preferably less than 1 part by weight based on 100 parts by weight of 4-hydroxy-4′-isopropoxydiphenylsulfone, preferably Is from 0.01 to 0.8 parts by weight, more preferably from 0.1 to 0.5 parts by weight. Further, these bis (4-hydroxyphenyl) sulfone and 4,4′-diisopropoxydiphenylsulfone can be used in combination. When used in combination, the blending amount may be within the above range.
[0021]
When these bis (4-hydroxyphenyl) sulfone and 4,4′-diisopropoxydiphenylsulfone are used alone or in combination, a predetermined amount should be added to the developer composition or dispersion of the present invention. When bis (4-hydroxyphenyl) sulfone and isopropyl bromide are reacted to synthesize 4-hydroxy-4′-isopropoxydiphenylsulfone, the reaction product contains bis (4-hydroxyphenyl) sulfone. Is present as an unreacted raw material compound, and 4,4′-diisopropoxydiphenylsulfone is present as a reaction by-product, so that a predetermined amount of 4-hydroxy-4′-isopropoxydiphenylsulfone is contained. It is also carried out by adjusting the production conditions or adding them during the production.
[0022]
Furthermore, a sensitizer, a desensitizer, an anti-adhesive agent, a filler, an antifoaming agent, a stabilizer, a whitening agent, and the like can be contained in the developer composition and the dispersion of the present invention as appropriate.
[0023]
The developer composition of the present invention and the dispersion obtained therefrom are mixed with a dispersion of a chromogenic substance separately prepared by a known technique, applied to a support such as recording paper, and dried to heat. Recording paper is manufactured.
[0024]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, the present invention will be specifically described with reference to examples, but the present invention is not limited to these ranges.
Reference example 1
4-hydroxy-4'-isopropoxydiphenyl sulfone was wet-ground by the following operation to prepare a dispersion.
[0025]
Composition of developer dispersion ────────────────────────────────────
Component Weight ─────────────────────────────────────
4-Hydroxy-4′-isopropoxy 13.95 g
Diphenylsulfone 4-hydroxyphenyl-3′-isopropyl 0.042 g
-4'-hydroxyphenylsulfone 15% polyvinyl alcohol 41.5 g
40 g of water
────────────────────────────────────
195 g of glass beads (φ0.7 to 1.5 mm) were added to the above composition, and 820 r. p. m. For 30 minutes and then 1000 r. p. m. At room temperature. Sampling was performed every hour during pulverization and observed using an optical microscope, but no hydrate was produced until pulverization for 5 hours.
Reference example 2
According to the following composition, wet pulverization was performed by the same operation as in Reference Example 1.
────────────────────────────────────
Component Weight ─────────────────────────────────────
4-Hydroxy-4′-isopropoxy 13.99 g
Diphenylsulfone 4-hydroxyphenyl-3′-isopropyl 0.070 g
-4'-hydroxyphenylsulfone 15% polyvinyl alcohol 41.5 g
40 g of water
────────────────────────────────────
When observed with an optical microscope in the same manner as in Reference Example 1, no hydrate was produced even after grinding for 5 hours or longer.
Example 1
According to the following composition, wet pulverization was performed by the same operation as in Reference Example 1.
────────────────────────────────────
Component Weight ─────────────────────────────────────
4-Hydroxy-4′-isopropoxy 13.96 g
Diphenylsulfone 4-hydroxyphenyl-3′-isopropyl 0.003 g
-4'-hydroxyphenylsulfone bis (4-hydroxyphenyl) sulfone 0.04 g
41.5 g of 15% polyvinyl alcohol
40 g of water
────────────────────────────────────
When observed with an optical microscope in the same manner as in Reference Example 1, no hydrate was produced even after grinding for 5 hours or longer.
Example 2
According to the following composition, wet pulverization was performed by the same operation as in Reference Example 1.
────────────────────────────────────
Component Weight ─────────────────────────────────────
4-Hydroxy-4′-isopropoxy 13.92 g
Diphenylsulfone 4-hydroxyphenyl-3′-isopropyl 0.01 g
-4′-hydroxyphenylsulfone bis (4-hydroxyphenyl) sulfone 0.01 g
41.5 g of 15% polyvinyl alcohol
40 g of water
────────────────────────────────────
When observed with an optical microscope in the same manner as in Reference Example 1, no hydrate was produced even after grinding for 5 hours or longer.
Example 3
According to the following composition, wet pulverization was performed by the same operation as in Reference Example 1.
────────────────────────────────────
Component Weight ─────────────────────────────────────
4-Hydroxy-4′-isopropoxy 13.92 g
Diphenylsulfone 4-hydroxyphenyl-3′-isopropyl 0.01 g
-4′-hydroxyphenylsulfone bis (4-hydroxyphenyl) sulfone 0.01 g
0.01 g of 4,4′-diisopropoxydiphenylsulfur
Hong 15% polyvinyl alcohol 41.5g
40 g of water
────────────────────────────────────
When observed with an optical microscope in the same manner as in Reference Example 1, no hydrate was produced even after grinding for 5 hours or longer.
Comparative Example 1
According to the following composition, wet pulverization was performed by the same operation as in Reference Example 1. However, 2-isopropyl-bis (4-hydroxyphenyl) sulfone was not added.
────────────────────────────────────
Component Weight ─────────────────────────────────────
4-Hydroxy-4′-isopropoxy 13.96 g
Diphenylsulfone
41.5 g of 15% polyvinyl alcohol
40 g of water
────────────────────────────────────
Similarly, when observed with an optical microscope, formation of a hydrate was observed within 1 hour.
Comparative Example 2
According to the following composition, wet pulverization was performed by the same operation as in Reference Example 1.
────────────────────────────────────
Component Weight ─────────────────────────────────────
4-Hydroxy-4′-isopropoxy 13.92 g
Diphenylsulfone bis (4-hydroxyphenyl) sulfone 0.01 g
41.5 g of 15% polyvinyl alcohol
40 g of water
────────────────────────────────────
Similarly, when observed with an optical microscope, formation of a hydrate was observed at 2 hours.
[0026]
【The invention's effect】
In the dispersion of the 4-hydroxy-4′-isopropoxydiphenylsulfone developer composition containing this compound, formation of hydrates that cause background stains is not observed during production and storage.

Claims (6)

4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン100重量部に対し、0.01重量部から1重量部未満の一般式
Figure 0003827342
(式中、R1 およびR2 は水素またはイソプロピル基を示す。ただし、R1 ,R2 が同時に水素である場合を除く。)により表される化合物および0.01から0.5重量部のビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホンを含有することを特徴とする4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン顕色剤組成物
General formula of 0.01 parts by weight to less than 1 part by weight with respect to 100 parts by weight of 4-hydroxy-4′-isopropoxydiphenylsulfone
Figure 0003827342
(Wherein R 1 and R 2 represent hydrogen or isopropyl group, except when R 1 and R 2 are simultaneously hydrogen) and 0.01 to 0.5 parts by weight of A 4-hydroxy-4′-isopropoxydiphenylsulfone developer composition comprising bis (4-hydroxyphenyl) sulfone.
4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン100重量部に対し、0.01重量部から1重量部未満の一般式
Figure 0003827342
(式中、R1 およびR2 は水素またはイソプロピル基を示す。ただし、R1 ,R2 が同時に水素である場合を除く。)により表される化合物および0.01重量部から0.8重量部の4,4’−ジイソプロポキシジフェニルスルホンを含有することを特徴とする4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン顕色剤組成物。
General formula of 0.01 parts by weight to less than 1 part by weight with respect to 100 parts by weight of 4-hydroxy-4′-isopropoxydiphenylsulfone
Figure 0003827342
(Wherein R 1 and R 2 represent hydrogen or isopropyl group, except when R 1 and R 2 are simultaneously hydrogen) and 0.01 part by weight to 0.8 part by weight to contain parts of 4,4'-isopropoxy diphenyl sulfone, wherein the 4-hydroxy-4'-isopropoxy diphenyl sulfonium emission color developer composition.
4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン100重量部に対し、0.01重量部から1重量部未満の一般式
Figure 0003827342
(式中、R 1 およびR 2 は水素またはイソプロピル基を示す。ただし、R 1 ,R 2 が同時に水素である場合を除く。)により表される化合物0.01重量部から0.5重量部のビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、および0.01重量部から0.重量部4,4’−ジイソプロポキシジフェニルスルホンを含有することを特徴とする4−ヒドロキシ−4−イソプロポキシジフェニルスルホン顕色剤組成物。
General formula of 0.01 parts by weight to less than 1 part by weight with respect to 100 parts by weight of 4-hydroxy-4′-isopropoxydiphenylsulfone
Figure 0003827342
(Wherein R 1 and R 2 represent hydrogen or isopropyl group, except when R 1 and R 2 are simultaneously hydrogen) , 0.01 part by weight to 0.5 part by weight Parts of bis (4-hydroxyphenyl) sulfone , and from 0.01 parts by weight to 0. A 4-hydroxy-4-isopropoxydiphenylsulfone developer composition containing 8 parts by weight of 4,4′-diisopropoxydiphenylsulfone.
4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン100重量部に対し、0.01重量部から1重量部未満の一般式
Figure 0003827342
(式中、R1 およびR2 は水素またはイソプロピル基を示す。ただし、R1 ,R2 が同時に水素である場合を除く。)により表される化合物および0.01重量部から0.5重量部のビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホンを存在させることを特徴とする4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン分散液。
General formula of 0.01 parts by weight to less than 1 part by weight with respect to 100 parts by weight of 4-hydroxy-4′-isopropoxydiphenylsulfone
Figure 0003827342
(Wherein R 1 and R 2 represent hydrogen or isopropyl group, except when R 1 and R 2 are simultaneously hydrogen) and 0.01 part by weight to 0.5 part by weight part bis (4-hydroxyphenyl), characterized in that the presence of sulfonic 4-hydroxy-4'-isopropoxy diphenyl sulfonium emissions minute dispersion liquid.
4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン100重量部に対し、0.01重量部から1重量部未満の一般式
Figure 0003827342
(式中、R 1 およびR 2 は水素またはイソプロピル基を示す。ただし、R 1 ,R 2 が同時に水素である場合を除く。)により表される化合物および0.01重量部から0.重量部4,4’−ジイソプロポキシジフェニルスルホンを存在させることを特徴とする4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン分散液。
General formula of 0.01 parts by weight to less than 1 part by weight with respect to 100 parts by weight of 4-hydroxy-4′-isopropoxydiphenylsulfone
Figure 0003827342
(Wherein R 1 and R 2 represent hydrogen or isopropyl group, except when R 1 and R 2 are simultaneously hydrogen) and 0.01 part by weight to 0. A 4-hydroxy-4'-isopropoxydiphenylsulfone dispersion characterized by the presence of 8 parts by weight of 4,4'-diisopropoxydiphenylsulfone.
4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン100重量部に対し、0.01重量部から1重量部未満の一般式
Figure 0003827342
(式中、R 1 およびR 2 は水素またはイソプロピル基を示す。ただし、R 1 ,R 2 が同時に水素である場合を除く。)により表される化合物、0.01重量部から0.5重量部のビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、および0.01重量部から0.8重量部の4,4’−ジイソプロポキシジフェニルスルホンを存在させることを特徴とする4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン分散液
General formula of 0.01 parts by weight to less than 1 part by weight with respect to 100 parts by weight of 4-hydroxy-4′-isopropoxydiphenylsulfone
Figure 0003827342
(Wherein R 1 and R 2 represent hydrogen or isopropyl group, except when R 1 and R 2 are simultaneously hydrogen), 0.01 part by weight to 0.5 part by weight Part of bis (4-hydroxyphenyl) sulfone, and 0.01 to 0.8 part by weight of 4,4′-diisopropoxydiphenylsulfone are present. Propoxydiphenyl sulfone dispersion .
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