JP3826454B2 - 電気炉のスクラップ炉頂予熱装置 - Google Patents

電気炉のスクラップ炉頂予熱装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気炉上に廃ガスによって金属スクラップを予熱する予熱室が設けられた装置において、スクラップがその廃ガスの流れに乗って煙道に流出するのを防ぐものである。
【0002】
【従来の技術】
金属スクラップを溶解させるアーク炉等の電気炉において、該炉上に予熱室を設け、金属スクラップを該予熱室にいったん収容することにより廃ガスによって該金属スクラップを予熱し、省エネルギー化に資するようにした炉頂予熱装置は特開平8−136163号公報,その他の刊行物により従来から知られている。
【0003】
ところでこのような炉頂予熱装置では、スクラップを最上部のルーフから上段の予熱室,下段の予熱室,電気炉という具合に移動させるものであり、その移動中も電気炉は操業状態にあるので、廃ガスを常に煙道に吸引している。このためその煙道に薄板状のスクラップが吸引され、脱臭塔や冷却塔の内部、送風機内、或いはバグハウス内、等にこれらのスクラップが噛み込み、或いは堆積し、送風機の異常振動を起こしたり、配管圧損が異常上昇するなどの吸引トラブルを起こすことがあった。そしていったんこのようなトラブルを引き起こすと、ダクト内,塔内等からそのスクラップを取り除くのに大変な手間が掛かるために、メンテナンスが非常に高価なものとなるおそれがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、上記のような炉頂予熱装置を備えた電気炉において、スクラップ吸引による上記のようなトラブル発生のおそれを解消しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そのために本発明の電気炉のスクラップ炉頂予熱装置は、電気炉上に直立筒状の予熱室を形成し、該予熱室にスクラップを支持し得る格子状の通風性底板を枢支すると共に、該通風性底板が下方に垂下状に開いたとき該通風性底板によって覆われるように廃ガスの排出口を該予熱室の側壁に開設し、さらに該排出口から斜め上方に延びる煙道を形成してなることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に本発明に係る電気炉のスクラップ炉頂予熱装置の実施の形態を図1〜図3に示したものについて説明する。同図において、1は基台2上にローラ6を介して傾動可能に設けられた電気炉(アーク炉)、3はその電気炉1の出湯口、4は電極支持装置5に支持され先端が電気炉1内に垂下している電極である。
【0007】
7は電気炉1の両側に設けられた支持台で、該支持台7上にレール8が敷設され該レール8に沿って移動可能なるようにフレーム9の下端部に車輪30が設けられている。そしてフレーム9上に上下に貫通した直立筒状の予熱室10および予熱室11が支持され、該予熱室10,予熱室11を該フレーム9によって電気炉1上に上下積重ね状に設けている。12は図3にも示したように上段の予熱室10の底部の両側壁に枢軸22を軸受23により回転自在に支持することによりシリンダ13の作動により下方に垂下状に開くように枢支された一対の格子状の通風性底板である。また14は下段の予熱室11の底部に同様にシリンダ15の作動により下方に垂下状に開くように枢支された一対の格子状の通風性底板である。予熱室11の下端に延設された延長筒部16の開口縁は電気炉1の上縁開口に合致しかつ該電気炉1の傾動を可能ならしめるため互いに摺接する円弧状に形成されている。また、予熱室10の上端開口にはシリンダ17により開閉動し得る一対のシャッタ18が設けられている。なお、20はスクラップを搬送するためにクレーンワイヤにより吊下されるクラムシェル型バケットである。
【0008】
該バケット20により運ばれて来たスクラップはシャッタ18を開けることにより予熱室10中に落下し通風性底板12上に支持される。また、該通風性底板12を開けることにより予熱室10中のスクラップは予熱室11に落下し通風性底板14上に支持される。さらに該通風性底板14を開けることにより該予熱室11中のスクラップは電気炉1中に落下する。21は電気炉1の排ガスを予熱室10に導くため延長筒部18の側壁と予熱室10の側壁とを連通させている循環ダクトである。
【0009】
しかして、24は予熱室11の側壁における前記通風性底板12の枢軸22の下側に開設された廃ガスの排出口で、該排出口24は通風性底板12が下方に垂下状に開いたとき該通風性底板12によって覆われるようにしている。また、25は該排出口24から斜め上方に延びるように形成された煙道で、該煙道25の先には脱臭塔,冷却塔,バッグフィルター等の廃ガス処理装置(図示せず)が連設され、プロワにより該廃ガスをこれらの処理装置に吸引し清浄化して大気中に排出できるようにしている。
【0010】
なお、26は煙道25の傾斜部分にシリンダ27の作動により開閉自在なるように設けられた格子状シャッターである。また、28は隙間を形成し外気を必要に応じ煙道中に吸引し得るようにするためにまたフレーム9が移動時に固定側煙道29と切り離される様に設けられた可動フランジである。
【0011】
このためこのスクラップ炉頂予熱装置では、電気炉1で発生した高温度の廃ガスは予熱室11中のスクラップを貫流して該スクラップを予熱し排出口24より排出されると共に、一部の廃ガスは循環ダクト21を通って予熱室10に直接流れ該予熱室10中のスクラップを上から下に貫流することにより該スクラップを予熱し排出口24に排出される。
【0012】
そしてシリンダ15の作動により通風性底板14を下方に垂下状に開くことにより予熱室11中のスクラップを電気炉1中に落下させると共に、シリンダ13の作動により通風性底板12を下方に垂下状に開き予熱室10中のスクラップを予熱室11中に落下移動させる。そのとき、該通風性底板12は図2に破断線で示したように排出口24を覆うようになるため、予熱室11にて散乱するスクラップが該排出口24に吸引されるのを防止できる。即ち、垂下状となることで排出口24を覆う通風性底板12は格子状フィルターとして機能し、スクラップが排出口24に入るのを防ぐ。また、該煙道25が傾斜状に形成されていることで、該煙道25に堆積したスクラップも自重によりその斜面を滑って予熱室11中に戻され易い。さらには、格子状シャッター26を閉じておくことにより、該格子状シャッター26により煙道25中のスクラップをより確実に遮断することができる。
【0013】
【発明の効果】
このように本発明に係る電気炉のスクラップ炉頂予熱装置では、スクラップを支持するために設けられている格子状の通風性底板が下方に垂下状に開いたときその後側に位置するように予熱室の側壁に廃ガスの排出口を開設したものであるから、スクラップ落下時に宙に浮いたスクラップが廃ガスとともに排出口に吸引されるのを効果的に防ぐことができる。また、排出口から延びる煙道を斜め上方に形成したことで煙道中に堆積したスクラップが自重で戻されるようになる。このためスクラップが煙道に流れ込みトラブルを発生させるおそれをなくし、メンテナンス作業を大幅に軽減させる有益な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気炉のスクラップ炉頂予熱装置の縦断面正面図。
【図2】本発明に係る電気炉のスクラップ炉頂予熱装置の縦断面側面図。
【図3】図1のA−A線断面図。
【符号の説明】
1 電気炉
10 予熱室
11 予熱室
12 通風性底板
13 シリンダ
14 通風性底板
15 シリンダ
24 排出口
25 煙道

Claims (1)

  1. 電気炉上に直立筒状の予熱室を形成し、該予熱室にスクラップを支持し得る格子状の通風性底板を枢支すると共に、該通風性底板が下方に垂下状に開いたとき該通風性底板によって覆われるように廃ガスの排出口を該予熱室の側壁に開設し、さらに該排出口から斜め上方に延びる煙道を形成してなることを特徴とした電気炉のスクラップ炉頂予熱装置。
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