JP3825946B2 - Ornaments - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、観賞用の置物として使用される民芸品等の装飾品に係り、特に、その一部分が環境状態(湿度の高低)の変化により可動する装飾品に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、観賞用の置物として使用される装飾品には、木等の自然界に存在する材料を加工して作製することが行われている。この装飾品は、例えば、木片等を組み合わせることにより、胴体部分に頭部や手足を装着して動物等の外観に似せた形にするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような装飾品において、胴体部分に装着される手足部分は、環境変化により可動するように構成されていない。また、環境変化で可動するように構成するためには、環境変化を検知するセンサと可動させるための動力源が必要となる。
【0004】
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、動力源を使用することなく、環境変化によりその一部分が可動する構造の装飾品を提供することを目的としている。
【0005】
【発明が解決するための手段】
上記目的を達成するため請求項1の装飾品は、天狗面の面本体に眉毛、髭、鼻を可動部として装着した装飾品であって、前記眉毛及び髭は、松ぼっくりから分離した松ぼっくり片を用いて、前記松ぼっくりの中心軸部に繋がっていた基部側が前記面本体に固定されることで、前記基部を基点に前記面本体の面方向に可動するよう配置する一方、前記鼻は、前記面本体に固定され且つ松ぼっくり片の基部で構成された鼻付根を一端に有して成ることを特徴としている。
【0008】
本発明によれば、湿度変化により松ぼっくり片が反ったり締まったりする性質を利用し、環境変化に応じて装飾品の一部分が繰り返し可動する構造を得ることができる。
また、複数の松ぼっくり片を繋げて可動部とすることにより、可動の変化を大きくすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の一例としての装飾品について、図面を参照しながら説明する。松ぼっくり10は、図1に示すように、その中心軸部11の周囲に多段的に複数の松ぼっくり片12が連結した構造となっている。
そして、この松ぼっくり10は、乾燥している(湿度低い)場合は図1(a)に示すように、松ぼっくり片(羽根)12が開く(反る)ことにより、全体が大きく見えるようになる。各松ぼっくり片12は、中心軸部11に対する連結位置により大きさ及び変形(反り)具合が異なっている。
また、松ぼっくり10は、水分を含む(湿度高い)場合は図1(b)に示すように、松ぼっくり片(羽根)12が隙間なく締まる(閉じる)ことにより、その先端部分のみが表面に表れるようになって全体が小さく見えるようになる。
【0010】
乾燥時から水分を含む場合への変形は、例えば乾燥している状態の松ぼっくりを水に浸す等で行う場合、20分から40分程度の時間を要する。また、水分を含む場合から自然放置させて乾燥時の形状とするには、更に時間を要するものである。
【0011】
上記した乾湿(湿度の高低差)により松ぼっくり片(素子)12が開閉するという性質は、松ぼっくり10が親木から離れた状態でも持続するとともに、松ぼっくり10から各素子12を分離した場合であっても、各素子12において有するものである。
すなわち、乾燥時の松ぼっくり片12は、図2(a)に示すように、松ぼっくり10の中心軸部11に繋がる基部13から少し上がった部位14で内側12bから外側12aに折れ曲がることにより反った状態で変形している。また、水分を含んだ時には、前記した部位14が基部13及び先端部15に対して直線状となり(図2(b))、更に反対側(内側)に反る(図2(c))。
【0012】
したがって、松ぼっくり片12の大小、変形(反り)の大小、表裏を組み合わせて装飾品を作成することにより、その外観形状に湿度の高低に対して種々の変形効果を得ることが可能となる。
【0013】
次に、松ぼっくり片を使用して亀の装飾品20を作成した具体例について、図3を参照しながら説明する。
亀の甲羅部分に相当する胴体本体21は、竹等の素材で形成されている。この胴体本体21に対して、松ぼっくり片12を削る等で整形して構成された首22、尾23、手足24,24,24,24を装着し、首22には竹等の素材で形成された頭部25が装着されている。首22及び尾23については、松ぼっくり片12の内側12bが上面になるように、手足24は松ぼっくり片12の外側12aが上面になるように、整形された松ぼっくり片12の各基部13を胴体本体21に接着して固定する。
また、胴体本体21には甲羅模様が描かれ、頭部25にはガラスやビ−ズ等で構成された目が装着されている。
【0014】
上記構成により、乾燥時においては、各松ぼっくり片12が図2(a)の状態になるため、亀全体としては図3(a)に示すように、胴体本体21に対して首22及び尾23が下がり、手足24が上がった状態となる。
亀全体を水に浸す(胴体本体まで水につける)等により松ぼっくり片に水分を含ませると、各松ぼっくり片12が図2(b)の状態になるため、図3(b)に示すように、胴体本体21に対して首22及び尾23がはね上がり、手足24が下がった状態となり、水中で立ち上がるような形状となる。
【0015】
続いて、松ぼっくり片12を使用して天狗面の壁掛け装飾品30を作成した具体例について、図4を参照しながら説明する。
竹等の素材で形成された面本体31に目32、口33、髪部分34を描き、松ぼっくり片12を削る等で整形して構成した眉毛35及び髭36を、松ぼっくり片の基部13側が面本体31の中央側になるように所望部分に接着して固定する。鼻37は竹等の素材で形成し、その一端部分に形成された孔に、松ぼっくり片で構成した鼻付根38をはめ込んで接着することにより挿入固定し、この鼻付根38の基部13が面本体31に固定されている。鼻付根38は、松ぼっくり片において折り曲がる部位を残して切断(例えば図2の切断線39で切断)し、基部13側を使用する。
【0016】
上記構成により、乾燥時においては、各松ぼっくり片12が図2(a)の状態になるため、図4(a)に示すように、眉毛35及び髭36が固定されている基部13を基点として反り上がる。また、鼻付根38が反ることにより、その先端側に装着された鼻37がはね上がり、厳めしい表情の天狗面となる。
湿度が増して松ぼっくりが水分を含んだ場合、各松ぼっくり片12が図2(b)の状態になるため、図4(b)に示すように、眉毛35、髭36及び鼻付根38の反りが解消され、穏やかな表情の天狗面に変化する。
【0017】
図4(a)(b)では、天狗面における乾湿の両極の表情を示したが、その間の経過時間により色々な表情が観察できる。また、鼻37、眉毛35、髭36の動きにしたがった指示目盛り、色分けなどを行えば、環境状態(湿度)の目安表示とすることができる。
【0018】
次に、松ぼっくり片12を使用してトンボの装飾品40を作成した具体例について、図5を参照しながら説明する。
竹等の素材で形成された胴体本体41に、松ぼっくり片12を整形して構成された首42、一対の羽根43、43、尾44が接着により装着されている。羽根43には、松ぼっくり片12の基部13側を残すように先端側から割れ目45が形成されている。尾44は、複数の松ぼっくり片12を連結させて構成されている。
首42及び尾44については、松ぼっくり片12の外側12aが上面になるように、羽根43は松ぼっくり片12の内側12b部分が上面になるように、各基部13を胴体本体41に接着して固定する。
また、胴体本体41、首42、羽根43、尾44にはそれぞれ色又は模様が描かれている。
【0019】
上記構成により、乾燥時においては、各松ぼっくり片12が図2(a)の状態になるため、トンボ全体としては図5(a)に示すように、胴体本体41に対して首42及び尾44が上がり、羽根43は割れ目45を有していることにより4枚羽根となる。
湿度が高くなったり松ぼっくり片に水分を含ませたりすると、各松ぼっくり片12が図2(b)の状態になるため、図5(b)に示すように、胴体本体41に対して首42及び尾44が下を向き、羽根43については割れ目45が閉じるとともに上へはね上がる。
【0020】
次に、松ぼっくり片12を使用して孔雀の装飾品50を作成した具体例について、図6を参照しながら説明する。
松ぼっくり10で形成された胴体本体51に、複数の松ぼっくり片12を繋げて作成した尾羽根52が複数個装着されている。尾羽根52は、図7に示すように、複数の各松ぼっくり片12を長手方向に基部13と先端部15とを接着することにより繋げ、孔雀の胴体本体側に松ぼっくり片12の外側12aが向くように装着されている。
【0021】
また、胴体本体51の松ぼっくりの中心軸部53には、首部54が装着されている。この首部54は、図8に示すように、竹等で構成した棒状の基部素材55に対して、複数の松ぼっくり片12が下向きとなるように、その内側12bの基部13を基部素材55の周囲表面の数箇所に接着し、基部素材55の表面が隠れるようにしている。
【0022】
また、基部素材55の先端には、頭部を上方から見た図9に示すように、顔形に整形された一対の松ぼっくり片12の内側12bの基部13同士を接着して形成された頭部56を装着している。頭部56の頂部には、小さいトサカ形の松ぼっくり片16が装着されている。この松ぼっくり片16は、松ぼっくりを構成する場合に内側となる側(図2における内側部分12b)が下側となるように装着されている。
【0023】
胴体本体51の下側には、針金等の細線で形成された一対の脚部57が装着され、この脚部57は松ぼっくりで形成された尾羽根52の開閉動作を妨げない位置に設けられている。各脚部57の先端には、孔雀全体を支える足部58が松ぼっくり片や木片等で形成されている。
【0024】
上記構成により、乾燥時においては、松ぼっくり10及び各松ぼっくり片12が図1(a)及び図2(a)の状態(開き状態)になるため、図6(a)に示すように、頭部56を上げているように見えるとともに、トサカ(松ぼっくり片16)が立ち、尾羽根52が全て上方に反り立ち、胴体本体51の松ぼっくり片12も開いた状態となっている。
湿度が高くなったり松ぼっくり片12に水分を含ませたりすると、松ぼっくり10及び各松ぼっくり片12が図1(b)及び図2(b)の状態(閉じ状態)になるため、図6(b)に示すように、頭部56を下げているように見えるとともに、トサカ(松ぼっくり片16)が後方に寝て、尾羽根52が全て下方に反り下り、胴体本体51の松ぼっくり片12は締まって(閉じて)小さい卵型の状態となる。
この例では、複数の松ぼっくり片12を繋げて尾羽根52としているので、乾湿の変化により尾羽根52の全体の可動変化を大きくすることができる。
【0025】
上述した各例では、松ぼっくり片を可動部に使用した各種装飾品について説明したが、松ぼっくり片を使用して複数種類の動植物の装飾品を作成し、これらを基板(図示せず)上に載置することにより箱庭とすることもできる。この場合、乾湿の変化により情景変化を有する箱庭を得ることができる。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、湿度変化により松ぼっくり片が反ったり締まったりする性質を利用し、湿度の高低による環境変化に応じて装飾品の一部分が繰り返し可動する構造とすることができ、動力源を使用することなく可動部分を有する装飾品を得ることができる。
【0027】
また、複数の松ぼっくり片を繋げて可動部とすることにより、可動の変化の大小を調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)は本発明の装飾品に使用する松ぼっくりの外観説明図であり、(a)は乾燥した状態、(b)は水分を含んだ状態を示すものである。
【図2】(a)(b)(c)は本発明の装飾品に使用する松ぼっくり片の外観説明図であり、(a)は乾燥した状態、(c)は水分を含んだ状態,(b)は乾湿変化の途中の状態をそれぞれ示すものである。
【図3】(a)(b)は本発明の実施の形態の一例として亀の装飾品を示すもので、(a)は乾燥した状態、(b)は水分を含んだ状態を示すものである。
【図4】(a)(b)は本発明の実施の形態の一例として天狗面の装飾品を示すもので、(a)は乾燥した状態、(b)は水分を含んだ状態を示すものである。
【図5】(a)(b)は本発明の実施の形態の一例としてトンボの装飾品を示すもので、(a)は乾燥した状態、(b)は水分を含んだ状態を示すものである。
【図6】(a)(b)は本発明の実施の形態の一例として孔雀の装飾品を示すもので、(a)は乾燥した状態、(b)は水分を含んだ状態を示すものである。
【図7】孔雀の装飾品において、複数の松ぼっくりの連結させて構成する尾羽根部分の外観説明図である。
【図8】孔雀の装飾品における首部及び頭部の構成を示す外観説明図である。
【図9】孔雀の装飾品における頭部の構成を上方から見た平面説明図である。
【符号の説明】
10…松ぼっくり、 12…松ぼっくり片、 13…基部、
20…装飾品(亀)、 21…胴体本体、
22…首、 23…尾、 24…手足、
30…装飾品(天狗面)、 31…面本体、 35…眉毛、
36…髭、 38…鼻付根、
40…装飾品(トンボ)、 41…胴体本体、 42…頭部、
43…羽根、 44…尾、
50…装飾品(孔雀)、 51…胴体本体、 52…尾羽根、
54…首部、 55…基部素材、 56…頭部
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to ornaments such as folk crafts used as ornamental ornaments, and more particularly, to ornaments in which a part of the ornaments is movable due to changes in environmental conditions (humidity level).
[0002]
[Prior art]
Conventionally, ornaments used as ornamental ornaments have been made by processing materials existing in nature such as wood. For example, this decorative article is formed by combining a piece of wood or the like with a head or limbs attached to the body part to resemble the appearance of an animal or the like.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In such a decorative article, the limb portion attached to the trunk portion is not configured to move due to environmental changes. In addition, in order to be configured to move according to environmental changes, a sensor for detecting environmental changes and a power source for moving the sensors are required.
[0004]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a decorative product having a structure in which a part thereof can be moved by an environmental change without using a power source.
[0005]
[Means for Solving the Invention]
In order to achieve the above object, the decorative article of claim 1 is a decorative article in which eyebrows, eyelids, and noses are mounted as movable parts on the surface main body of the top surface, and the eyebrows and eyelids are made of pine cone pieces separated from pine cones. The base side connected to the central axis portion of the pinecone is fixed to the surface main body so that the base side is movable in the surface direction of the surface main body, while the nose is It is characterized by having a nose root fixed to the main body and composed of a pine cone base at one end .
[0008]
According to the present invention, it is possible to obtain a structure in which a part of a decorative article can be repeatedly moved according to environmental changes by utilizing the property that a pinecone is warped or tightened due to a change in humidity.
Moreover, a movable change can be enlarged by connecting several pinecone pieces and making it a movable part.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An ornament as an example of an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. As shown in FIG. 1, the pinecone 10 has a structure in which a plurality of pinecone pieces 12 are connected around the central shaft portion 11 in multiple stages.
When the pine cone 10 is dry (humidity is low), as shown in FIG. 1 (a), the pine cone piece (blade) 12 is opened (warped) so that the entire pine cone 10 looks larger. Each pine cone piece 12 differs in size and deformation (warpage) depending on the connection position with respect to the central shaft portion 11.
When the pinecone 10 contains water (high humidity), as shown in FIG. 1 (b), the pinecone piece (blade) 12 is tightened (closed) without a gap, so that only the tip of the pinecone 10 appears on the surface. And the whole looks smaller.
[0010]
For example, when the dry pine cone is soaked in water, it takes about 20 to 40 minutes to transform from the dry state to the case containing water. In addition, it takes more time to leave it naturally when it contains water and to obtain a dry shape.
[0011]
The property that the pine cone piece (element) 12 opens and closes due to the above-described dry and wet (humidity difference) is that the pine cone 10 is maintained even when the pine cone 10 is separated from the parent tree, and each element 12 is separated from the pine cone 10. Are also included in each element 12.
That is, as shown in FIG. 2A, the pine cone piece 12 at the time of drying is warped by bending from the inner side 12b to the outer side 12a at a portion 14 slightly raised from the base portion 13 connected to the central shaft portion 11 of the pine cone 10. It is deformed by. Further, when moisture is contained, the above-described portion 14 becomes linear with respect to the base portion 13 and the tip portion 15 (FIG. 2B), and further warps on the opposite side (inner side) (FIG. 2C).
[0012]
Accordingly, by creating a decorative article by combining the size of the pinecone 12, the magnitude of deformation (warping), and the front and back, it is possible to obtain various deformation effects on the appearance shape with respect to high and low humidity.
[0013]
Next, a specific example in which the turtle ornament 20 is created using a pinecone will be described with reference to FIG.
The trunk body 21 corresponding to the turtle shell is made of a material such as bamboo. A neck 22, tail 23, limbs 24, 24, 24, 24, which are formed by shaping the pinecone 12, etc., are mounted on the body 21, and the neck 22 is made of a material such as bamboo. A head 25 is mounted. As for the neck 22 and the tail 23, the base 13 of the pine cone piece 12 is shaped so that the inner side 12b of the pine cone piece 12 is the upper surface, and the limb 24 is the outer side 12a of the pine cone piece 12 is the upper surface. Adhere to 21 and fix.
A shell pattern is drawn on the body main body 21, and eyes made of glass, beads, or the like are attached to the head 25.
[0014]
With the above configuration, each pine cone piece 12 is in the state shown in FIG. 2A during drying, and therefore the turtle as a whole has a neck 22 and a tail 23 with respect to the trunk body 21 as shown in FIG. Is lowered and the limb 24 is raised.
As shown in FIG. 3 (b), each pine cone piece 12 is brought into the state shown in FIG. 2 (b) when moisture is contained in the pine cone pieces by immersing the entire turtle in water (so that the trunk body is in contact with water). The neck 22 and the tail 23 spring up with respect to the body main body 21 and the limbs 24 are lowered, resulting in a shape that stands up in water.
[0015]
Next, a specific example in which the ceiling-mounted wall decoration 30 is created using the pinecone 12 will be described with reference to FIG.
The eyebrows 35 and the eyelids 36 formed by drawing the eyes 32, the mouth 33, and the hair portion 34 on the surface main body 31 made of a material such as bamboo and then shaping the pine cone pieces 12 are formed on the base 13 side of the pine cone pieces. Adhering and fixing to a desired portion so as to be on the center side of the main body 31. The nose 37 is made of a material such as bamboo, and is inserted and fixed by fitting and bonding a nose root 38 made of pine cones into a hole formed at one end of the nose 37. The base 13 of the nose root 38 is the surface main body. 31 is fixed. The nose root 38 is cut (for example, cut along the cutting line 39 in FIG. 2) while leaving a portion that is bent in the pinecone, and the base 13 side is used.
[0016]
With the above configuration, since each pine cone piece 12 is in the state of FIG. 2A during drying, as shown in FIG. 4A, the base 13 to which the eyebrows 35 and the heel 36 are fixed is used as a base point. Warps up. Further, when the nose root 38 is warped, the nose 37 attached to the tip side of the nose springs up, resulting in a tense face with a severe expression.
When the humidity increases and the pine cones contain water, each pine cone piece 12 is in the state shown in FIG. 2 (b). Therefore, as shown in FIG. 4 (b), the eyebrows 35, the heel 36 and the nose root 38 are warped. Eliminates and changes to a tengu with a gentle expression.
[0017]
4 (a) and 4 (b) show both wet and dry facial expressions on the top surface, various expressions can be observed depending on the elapsed time between them. In addition, if indication scales, colors, and the like according to the movements of the nose 37, the eyebrows 35, and the eyelids 36 are performed, it is possible to display a standard indication of the environmental state (humidity).
[0018]
Next, a specific example in which the dragonfly ornament 40 is created using the pinecone 12 will be described with reference to FIG.
A neck 42, a pair of blades 43 and 43, and a tail 44 formed by shaping the pinecone 12 are attached to a body main body 41 made of a material such as bamboo by bonding. A crack 45 is formed in the blade 43 from the tip side so as to leave the base 13 side of the pinecone 12. The tail 44 is configured by connecting a plurality of pinecone pieces 12.
For the neck 42 and the tail 44, each base 13 is bonded and fixed to the body main body 41 so that the outer side 12a of the pine cone piece 12 is the upper surface and the blade 43 is the upper side 12b of the pine cone piece 12 is the upper surface. To do.
In addition, a color or a pattern is drawn on the body main body 41, the neck 42, the blades 43, and the tail 44, respectively.
[0019]
With the above configuration, each pine cone piece 12 is in the state shown in FIG. 2A at the time of drying. Therefore, as a whole dragonfly, the neck 42 and the tail 44 with respect to the body main body 41 as shown in FIG. And the blades 43 have four wings because they have the cracks 45.
When the humidity becomes high or moisture is contained in the pine cone pieces, each pine cone piece 12 is in the state shown in FIG. 2B. Therefore, as shown in FIG. The tail 44 is directed downward, and the blade 45 is lifted up as the crack 45 is closed.
[0020]
Next, a specific example in which the peacock ornament 50 is created using the pinecone 12 will be described with reference to FIG.
A plurality of tail feathers 52 formed by connecting a plurality of pine cone pieces 12 to a trunk body 51 formed of pine cones 10 are mounted. As shown in FIG. 7, the tail blade 52 connects a plurality of pine cone pieces 12 by bonding the base portion 13 and the tip portion 15 in the longitudinal direction, and the outer side 12a of the pine cone piece 12 faces the peacock body side. It is so fitted.
[0021]
A neck portion 54 is attached to the central shaft portion 53 of the pinecone of the trunk body 51. As shown in FIG. 8, the neck 54 has a base 13 on the inner side 12b around the base material 55 so that a plurality of pinecone pieces 12 face downward with respect to a rod-like base material 55 made of bamboo or the like. It adheres to several places on the surface so that the surface of the base material 55 is hidden.
[0022]
Further, as shown in FIG. 9 when the head is viewed from above, a head formed by adhering the bases 13 of the inner side 12b of the pair of pinecone pieces 12 shaped into a face shape at the tip of the base material 55 Part 56 is attached. On the top of the head 56, a small pine cone-shaped pinecone 16 is mounted. The pine cone piece 16 is mounted so that the inner side (inner portion 12b in FIG. 2) is the lower side when the pine cone is formed.
[0023]
A pair of leg portions 57 formed of thin wires such as wires are mounted on the lower side of the body main body 51, and the leg portions 57 are provided at positions that do not hinder the opening and closing operation of the tail blades 52 formed of pine cones. Yes. At the tip of each leg 57, a foot 58 that supports the entire peacock is formed of a pinecone or a piece of wood.
[0024]
With the above configuration, when drying, the pine cone 10 and each pine cone piece 12 are in the state of FIG. 1 (a) and FIG. 2 (a) (opened state), so as shown in FIG. 6 (a) 56 appears to be raised, and the Tosaka (pine cone piece 16) stands, the tail blades 52 all warp upward, and the pine cone piece 12 of the trunk body 51 is also open.
When the humidity becomes high or moisture is included in the pine cone piece 12, the pine cone 10 and each pine cone piece 12 are in the state (closed state) of FIG. 1B and FIG. As shown in FIG. 4, the head 56 appears to be lowered, the scorpion (pine cone piece 16) lies backward, the tail feathers 52 all warp downward, and the pine cone piece 12 of the trunk body 51 is tightened ( (Closed) it becomes a small egg-shaped state.
In this example, since the plurality of pinecone pieces 12 are connected to form the tail blade 52, the entire movable change of the tail blade 52 can be increased by the change in the wet and dry conditions.
[0025]
In each example described above, various ornaments using pine cones as moving parts have been described. However, a plurality of types of animal and plant ornaments are created using pine cones, and these are mounted on a substrate (not shown). It can also be used as a miniature garden. In this case, it is possible to obtain a miniature garden having a scene change due to a change in wet and dry conditions.
[0026]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to use a structure in which a part of a decorative article can be repeatedly moved in accordance with an environmental change due to a high or low humidity by utilizing the property that a pinecone is warped or tightened due to a change in humidity. It is possible to obtain a decorative product having a movable part without doing so.
[0027]
Moreover, the magnitude | size of a movable change can be adjusted by connecting several pinecone pieces and making it a movable part.
[Brief description of the drawings]
FIGS. 1A and 1B are explanatory views of the appearance of a pinecone used in a decorative article of the present invention, where FIG. 1A shows a dried state and FIG. 1B shows a state containing moisture.
FIGS. 2 (a), (b) and (c) are explanatory views of the appearance of a pine cone piece used in the decorative article of the present invention, (a) in a dry state, (c) in a state containing moisture, b) shows a state in the middle of a change in wet and dry conditions.
FIGS. 3A and 3B show a turtle ornament as an example of an embodiment of the present invention. FIG. 3A shows a dry state, and FIG. 3B shows a state containing moisture. is there.
FIGS. 4 (a) and 4 (b) show an ornament on the top surface as an example of an embodiment of the present invention, (a) shows a dried state, and (b) shows a state containing moisture. It is.
FIGS. 5A and 5B show dragonfly ornaments as an example of an embodiment of the present invention. FIG. 5A shows a dried state and FIG. 5B shows a state containing moisture. is there.
6A and 6B show a peacock ornament as an example of an embodiment of the present invention, FIG. 6A shows a dried state, and FIG. 6B shows a state containing moisture. is there.
FIG. 7 is an external explanatory view of a tail feather portion formed by connecting a plurality of pine cones in a peacock ornament.
FIG. 8 is an external appearance explanatory view showing a configuration of a neck and a head in a peacock ornament.
FIG. 9 is an explanatory plan view of the configuration of the head of a peacock ornament viewed from above.
[Explanation of symbols]
10 ... pine cones, 12 ... pine cone pieces, 13 ... base,
20 ... decoration (turtle), 21 ... fuselage body,
22 ... neck, 23 ... tail, 24 ... limbs,
30 ... Decorative product (Tengu side), 31 ... Main body, 35 ... Eyebrows,
36 ... 髭, 38 ... Nose root,
40 ... decoration (dragonfly), 41 ... body, 42 ... head,
43 ... feathers, 44 ... tails,
50 ... Decorative items (peacock), 51 ... Body, 52 ... Tail feathers,
54 ... Neck, 55 ... Base material, 56 ... Head

Claims (1)

天狗面の面本体に眉毛、髭、鼻を可動部として装着した装飾品であって、
前記眉毛及び髭は、松ぼっくりから分離した松ぼっくり片を用いて、前記松ぼっくりの中心軸部に繋がっていた基部側が前記面本体に固定されることで、前記基部を基点に前記面本体の面方向に可動するよう配置する一方、
前記鼻は、前記面本体に固定され且つ松ぼっくり片の基部で構成された鼻付根を一端に有して成る
ことを特徴とする装飾品。
It is a decorative item with eyebrows, eyelids, and nose as moving parts on the surface of the top surface,
The eyebrows and the eyelids are pine cone pieces separated from the pine cones, and the base side connected to the central axis portion of the pine cones is fixed to the surface main body, so that the base body serves as a base in the surface direction of the surface main body. While arranged to move,
The ornamental article characterized in that the nose has a nose root fixed to the face body and composed of a pine cone base at one end .
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