【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機体フレーム上に設けた苗供給部より苗を移植爪内に投入して、該移植爪を畝上へ移動して移植する野菜移植機に関し、特に、玉葱の苗を二条ずつ移植する移植機の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、移植爪を左右一対有し、該移植爪の上方に苗供給部を配置して、苗を苗供給部のカップ内に挿入して、該苗を挿入したカップを受継部へ搬送して、該受継部においてカップより移植爪内に苗を落下させて投入して、該移植爪を畝上に下降させながら移動して、下端側において移植爪を開いて苗を植えつける野菜移植機が公知となっている。
【0003】
例えば、特開2002−84826の技術である。この技術は、2条植えの植付部を備えたものであり、左右一対の苗供給装置と左右一対の移植爪を有し、苗供給装置は苗供給カップを複数円周上に配置したターンテーブルを左右一対配置して、ターンテーブルに取り付けたラチェットを回動して間欠駆動し、苗供給カップより順に移植爪に落下させて、移植する構成としていた。
また、ターンテーブルの代わりに、苗供給カップを弾性体からなるチェーンで互いに連結して、駆動輪と従動輪の間に巻回して苗供給カップを長円状に配置して、間欠駆動して移植するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
左右一対の移植爪において、駆動構造や支持構造が左右で不均衡である場合は、左右での植付け性能が異なることがあった。
そこで、本発明は効率の良い作業ができる移植機を提供しようとする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、機体フレーム上に設けた苗供給部より苗を移植爪内に投入し、該移植爪を畝上へ移動し移植する野菜移植機であり、側面視略逆ヘ字状に折れ曲がり状に構成されている機体フレーム102を構成する後フレーム102b・102bの間の機体中央部でかつ、ハンドルフレーム106を構成する右フレーム106Rと中フレーム106Mの前部間にミッションケース104の上部を支持固定して側面視で後フレームとハンドルフレームとミッションケースの三者で略三角形を構成し、ミッションケース104の後方に移植部120を配設した野菜移植機において、
該移植部120は、機体左右位置に配置されて、苗供給部107側の受継部150から畝125へ苗を搬送する左右一対の移植爪151・151と、各移植爪151の左右一側にそれぞれ配置され左右一側の支持台121に固設した左右他側方向の支点軸154に回転自在に支持されて駆動ケースとなる一対のロータリケース152・152と、各移植爪151の左右他側に配置してガイド部となる一対の昇降ガイド153・153と、これらを連結するアームやリンクを備えており、
前記ロータリケース152・152と昇降ガイド153・153は、共に機体フレーム102に固定され、一組のロータリケース152と昇降ガイド153の間に、一つの移植爪151を配設し、各移植爪151・151を左右それぞれのロータリケース152・152に連結し、それぞれ独立したロータリケースで駆動する構成としたものである。
【0006】
請求項2においては、請求項1記載の野菜移植機において、前記左右一対の移植爪151・151は、平面視において、爪部128a・129aの上端部により形成される円の中心が、移植爪支持対160に形成したカップ160aの中心に対して左右方向にズラした位置となるように構成されて機体左右位置に配置されており、
各移植爪151・151の左右一側に配置したロータリケース152・152の他側より出力軸156・156が突出され、これにアーム157・157の一端が固設され、アーム157・157の他端は移植爪支持軸159に固設されており、
該移植爪151・151は前記受継部150の下方で側面視楕円状の軌跡で昇降するように構成されているものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
これより、本発明の実施形態を説明する。
まず、本発明の参考例の野菜移植機1について、図1から図13を用いて説明する。
図1は本発明の参考例である歩行型野菜移植機の全体的な構成を示した側面図、図2は同じく平面図、図3は機体フレームとミッションケース部分の側面図、図4は機体フレーム部分の平面図、図5は苗供給部の平面図、図6は受継部の後面断面図、図7は同じく平面図、図8は移植部の後面図、図9は同じく側面図、図10は同じく平面図、図11は移植爪の側面断面図、図12は覆土輪支持部の側面図、図13は覆土輪部分の後面図である。
【0008】
参考例である玉葱用の歩行型の野菜移植機1について、全体構成から説明する。
図1、図2において、野菜移植機1は、機体フレーム2の前部上にエンジン3を載置し、前後中央部上に走行ミッションケース4と植付けミッションケース5を配置し、機体フレーム2後部上から後方にハンドル部材となるハンドルフレーム6を水平方向に連設して、該ハンドルフレーム6の中途部上に苗供給部7を配置し、ハンドルフレーム6後部を運転操作部9としている。
【0009】
前記機体フレーム2の前部には前輪支持軸10を横架し、該前輪支持軸10の両側に前輪支持フレーム11・11の一端を取り付け、該前輪支持フレーム11・11の他端に前輪12・12を支持している。
また、機体フレーム2の中途部より回動支持軸13・14を横架し、走行ミッションケース4より後輪駆動軸15を水平方向側方に突出し、該後輪駆動軸15の両側に駆動ケース16・16を連設して、該駆動ケース16・16の後部に後輪17・17を支持している。
【0010】
そして、前輪支持フレーム11と駆動ケース16はリンク機構を介して連結されるとともに、機体フレーム2下部に設けた油圧シリンダ19とリンク機構を介して駆動ケース16が連結され、該油圧シリンダ19を伸縮させることにより前輪支持フレーム11と駆動ケース16が前輪支持軸10及び後輪駆動軸15を中心に回動されて、機体を昇降可能としている。
【0011】
そして、植付けミッションケース5の後部であって後述する後フレーム2b・2b(図3、図4に図示)の間の苗供給部7の下方に移植部20が配置され、後フレーム2b・2bで保護できるとともに、該移植部20は移植爪51を昇降して、上端位置で苗供給部7より苗26を受け取り、下端位置で移植爪51を開いて畝25中に苗を落下させて、その後方に配置した覆土輪22により苗の根部に土を寄せて覆土して移植する構成としている。
【0012】
次に各部の構成を説明する。
まず、走行部及び植付け部を支えるシャーシから説明する。図3、図4に示すように、シャーシは機体フレーム2と、該機体フレーム2に連設する走行ミッションケース4と植付けミッションケース5と、該走行ミッションケース4と植付けミッションケース5とを連結する連結部材となる連結プレート30と、前記植付けミッションケース5と機体フレーム2を連結するハンドルフレーム6から構成され、それぞれを連結固定することにより補強部材を必要とせず補強し合い剛性を高める構成としている。
【0013】
前記機体フレーム2は側面視略逆「へ」字状に構成して、該機体フレーム2を前フレーム2aと後フレーム2bから構成して略前後中央部で連結し、該前フレーム2aはプレート状に構成してその前部上にエンジン3を載置固定し、後部上にステー2cを介して走行ミッションケース4を載置固定している。
【0014】
前記後フレーム2bは横フレーム2dから左右両側より後方へパイプを延設した平面視Π状に構成して、該前部の左右水平方向の横フレーム2dに前フレーム2a後端を固設している。左側の後フレーム2bの前後中途部上より中柱2eを立設している。また、前フレーム2a後部に前記回動支点軸13を支持して側方に突出し、横フレーム2d延長上に回動支点軸14を支持し、走行ミッションケース4下部に後輪駆動軸15をそれぞれ左右水平方向に平行に支持している。
【0015】
そして、前フレーム2aの前後方向の左右中心線を走行部(機体)の中心線として、左右一側(本参考例では進行方向左側)に偏位して回動支持軸13・14と後輪駆動軸15が側方に延設されて、野菜移植機1が畝25を跨いで走行するときに、走行部が左右一側に偏位して走行し、後述するように往路と復路で左右一側2列ずつ(往路で1条目と二条目を、復路で3条目と4条目を)移植できるようにしている。なお、左右の前輪12・12と後輪17・17は畝25の形状や幅等に合わせて左右位置(車幅)を調整できるようにしている。
【0016】
そして、図2、図3に示すように、前記後フレーム2bの後部上及び中柱2e上部にハンドルフレーム6の前部が連結され、該ハンドルフレーム6の前部を植付けミッションケース5上部と連結し、前後中途部上に苗供給部7と左右の苗載台31・31を支持し、後部に昇降レバー32や主クラッチレバー33や作業レバーやアクセルレバーやサイドクラッチレバーや高さ調節レバー等の操作レバーを配置している。
【0017】
前記ハンドルフレーム6は平面視「E」状に右フレーム6Rと中フレーム6Mと左フレーム6Lから構成し、右フレーム6Rと中フレーム6Mの前部間に植付けミッションケース5を支持固定し、前後中途部間に連結プレート34を架設して、該連結プレート34の下面に前記右側の後フレーム2b後端上部が固設される。このようにして3者が互いに連結固定されて剛性をアップしている。該連結プレート34下部には苗供給部7の駆動ケースが付設される。
【0018】
また、中フレーム6Mと左フレーム6Lの前後中途部間に補強パイプ6aが連結され、該左フレーム6Lの前部下面には前記中柱2e上端が連結固定される。
このようにして、右フレーム6Rと中フレーム6Mと左フレーム6Lの間で連結固定することで剛性をアップしている。
また、右フレーム6Rの前後中途部より苗載台フレーム35が外側方に突設されて苗載台31を取り付け、左フレーム6Lより苗載台フレーム36を外側方に突設して苗載台31を取り付けている。
【0019】
本参考例では、機体右側のハンドルフレーム6側部の後輪17後方(苗供給部7の右斜め後方)に主作業者23が位置し、機体左側のハンドルフレーム6側部の後輪17後方(苗供給部7の左斜め後方)に補助作業者24が位置し、或いは、一人作業の場合は機体右側のみ位置し、主作業者23は前記操作レバーを操作するとともに、苗載台31から苗26を取り、苗供給部7の各苗搬送ポット40に一つずつ(あるいは所定本数ずつ)苗を挿入していく。補助作業者24は主作業者23が苗搬送ポット40に挿入できなかった苗搬送ポット40に苗を挿入して補完する。
【0020】
前記走行ミッションケース4と植付けミッションケース5はそれぞれ上下方向に向けて機体中央部の前後に並設され、該走行ミッションケース4と植付けミッションケース5の左右一側に連結プレート30を貼設して両ケースを連結する構成として一体的な構成物としている。そして、前述のように前フレーム2aの後部上に走行ミッションケース4を固設し、後フレーム2b上部にハンドルフレーム6を介して植付けミッションケース5の上部を固設している。
【0021】
こうして側面視において、機体フレーム2が逆「へ」字状に折れ曲がり状に構成されている中央の凹部上方を、走行ミッションケース4と植付けミッションケース5と連結プレート30により連結固定することによって、側面視で三角形を構成することができて剛性を高めているのである。
【0022】
次に苗供給部7について図2、図5、図6、図7より説明する。
図2に示すように、前記左フレーム6Lの中途部より補助作業者24側(機体中心と反対側)へ平面視U字状の支持フレーム37が水平側方へ突設され、該支持フレーム37とハンドルフレーム6の前後中途部上に、板体を長円形(長リング形)に構成した苗搬送台39が略水平に固設されている。
【0023】
そして、図2、図5に示すように、駆動スプロケット41が連結プレート34上に、従動スプロケット42が支持フレーム37上にそれぞれ回転自在に支持して配置され、該駆動スプロケット41と従動スプロケット42にチェーン状に連結した苗搬送ポット40連が巻回されている。該駆動スプロケット41へは前記植付けミッションケース5よりチェーン等の伝動機構を介して動力が伝達される。このようにして苗供給部7が構成される。
【0024】
こうして、苗搬送台39が機体中心から偏位した車輪(前輪12・後輪17)側へ延設されることで、苗供給部7が畝25を跨ぐように配設されて、二条植えの場合、四条の植付け幅を跨ぐようになり、畝25の両側に位置する主作業者23と補助作業24の両者が苗供給部7に対面して苗載台31より苗を取って苗搬送ポット40に苗を供給できるようにしている。そして、主作業者23が位置する走行部側に駆動スプロケット41を配置して苗供給部7を駆動するようにして、植付けミッションケース5からの駆動伝達経路が短く、伝達機構をコンパクトに構成できるようにしている。
【0025】
また、苗搬送ポット40連を長円形とすることで前後に左右方向の直線部分(または円弧状の略直線部分)を構成することができて、左右方向の搬送距離を長くして苗を挿入するための時間を長くして苗供給を行なえる時間を長くして挿入抜けがないようにできて、移植するタイミングを従来よりも速くすることで移植効率を上げられるようにしている。なお、本参考例では苗搬送を長円形としているが、少なくとも直線部分が苗供給部7と後述する受継部50にあればよく、三角形状に構成することも四角形状または多角形状に構成することも可能である。
【0026】
前記苗搬送ポット40は、図6、図7に示すように、筒体の上部を拡開した漏斗状に構成し、上方より苗を挿入し易い形状としている。苗搬送ポット40の下部外周には連結板43が直径方向に延設して水平方向に固設され、該連結板43の端部同士が隣接する苗搬送ポット40の連結板43と枢支ピン44により互いに回動自在に枢結され、苗搬送ポット40と連結板43と枢支ピン44によりチェーン状に連結して無端体を構成して、チェーン等を不要として簡単な構成としている。そして、該苗搬送ポット40の上下中途部側面に前記駆動スプロケット41と従動スプロケット42の外周面が当接するようにして、本参考例では平面視右回り回動して、補助作業者24側で反転して受継部50側へ苗を搬送するようにしている。なお、駆動スプロケット41と従動スプロケット42は上下複数枚(本参考例では二枚)配置して、苗搬送ポット40の上下中途部に当接して安定して搬送できるようにしている。但し、チェーンやベルト等の無端体に直接苗搬送ポット40を固定し、チェーンまたはベルトを回動駆動する構成とすることも可能である。
【0027】
前記連結板43の一側の下部(搬送方向前部が好ましい)にはプレート状の蓋体45の一側が支点ピン46により枢支され、該蓋体45の他側の上面で前記苗搬送ポット40の下面を蓋する構成としている。つまりシャッターとしている。そして、該蓋体45の他側の下面の左右一側にはローラ47が回転自在に枢支され、苗搬送台39上を転動するようにしている。該ローラ47は苗搬送ポット40毎に取り付けられるが、搬送方向に対して左右交互にローラ47が配置されている。つまり、一つの苗供給部7において、多数連結した苗搬送ポット40・40・・・は偶数個とし、それぞれ順に番号を付したときに、奇数に位置する苗搬送ポット40と偶数に位置する苗搬送ポットでは搬送方向に対して交互に左右逆側にローラ47・47・・・を配置しているのである。言い換えれば、奇数(または偶数)のローラ47は内周側に、偶数(または奇数)のローラ47は外周側に配置するのである。
【0028】
そして、前記苗搬送台39は前記ローラ47が転動するレールの役目を果たしており、該苗搬送台39の前記ローラ47が転動する経路において、受継部50、つまり、機体上方の苗搬送台39の前部側に開口部(または切欠)39a・39bを左右前後位置をズラせて並設配置して、該開口部39a・39bでローラ47を支えるものがなくなり支点ピン46を中心に蓋体45が下方に回動して、苗搬送ポット40の下方を開口し、苗を移植部20に落下させるようにしている。
【0029】
即ち、左右方向に長い長円形の苗搬送台39の前部右側の苗搬送ポット40の移動軌跡部に開口部39a・39bを搬送方向に沿って開口し、該開口部39a・39bは苗搬送ポット40の底面積よりも大きくして苗を落下できるようにするとともに、搬送方向に対しては連結した苗搬送ポット40の3ピッチまたは5ピッチ離れた位置に開口しており、この間隔は条幅(条間隔)に合わせている。そして、進行方向に対して一方は左右一側を、他方は左右他側をそれぞれローラ47が落ち込むように位置を合わせて側方に大きく開口し、ローラ47が位置しない側は苗搬送ポット40の底面よも若干広げる程度で苗は落下する(蓋体45が下方へ回動できる)が、進行方向前後隣接する苗搬送ポット40に付設されているローラ47は落ち込まないようにしている。つまり、開口部39a・39bは苗搬送ポット40の搬送方向中心線に対して、互いに左右逆側に広げて開口している。
そして、開口部39a・39b内における進行方向終端側のローラ47が通過する位置には、徐々に上昇して苗搬送台39のローラ47転動面につながるスロープ(傾斜面)39c・39cがそれぞれ設けられて、ローラ47が引っ掛かることなく移動に伴って徐々に蓋体45が閉じるようにしている。
【0030】
このように、苗供給部7は長円状に苗搬送ポット40・40・・・が配置されて、機体後方の主作業者23と補助作業者24が位置する前を順に通過して、その通過時に苗26を苗搬送ポット40内に挿入し、その前方の移植部20が位置する上方へ回転移動させる。この移植部20上方位置において、3ピッチ離れたローラ47・47が同時に開口部39a・39b内に落ち込み、蓋体45・45を下方に回動して開き、苗を落下させて移植部20の移植爪51・51内に投入するようにしている。この落下させる部分を受継部50とする。つまり、受継部50は駆動スプロケット41が位置する苗供給部7の駆動側に位置し、機体側に位置することによって移植部20と近づけることができて受継が良好となる。そして、ローラ47・47はスロープ39c・39cに当接して徐々に上昇して蓋体45・45を閉じるのである。従って、一つの移植爪51に対して苗搬送ポット40から一つおきに供給される。つまり、奇数となる苗搬送ポット40は左右の開口部の左側(または右側)、偶数となる苗搬送ポット40は右側(または左側)の開口部で下方の蓋体45が開かれ、奇数と偶数で左右の条(1条と2条または3条と4条)の移植爪51・51に落下することになる。よって、同時2条の植付けが可能となり、左右条の間隔も一定に保てるのである。
【0031】
次に、移植部20について図8乃至図10より説明する。
前記後フレーム2b・2bの間の機体中央部における植付けミッションケース5の後方に移植部20が配設され、該移植部20は、左右一側に配置され駆動部となるロータリケース52と、左右中央部に位置して受継部50から畝25へ搬送する左右の移植爪51・51と、左右他側方に配置してガイド部となる昇降ガイド53と、これらを連結するアームやリンク等から構成されている。ロータリケース52と昇降ガイド53は左右機体フレーム2に固定され、この間に移植爪51・51が配設され、該移植爪51・51は前記受継部50の下方で側面視楕円状の軌跡で昇降するように構成されている。
【0032】
前記ロータリケース52は一端が機体フレーム2より左右水平方向に突設した支点軸54に回転自在に支持され、該ロータリケース52の外側側面の支点軸54外周部に伝動体となるスプロケット55が固設され、チェーン等の伝動手段を介して前記植付けミッションケース5と連動連結され、該移植部20と前記苗供給部7が同期して駆動するように構成されている。尚、スプロケット55の代わりに歯車等により伝動する構成とすることもでき限定するものではない。
【0033】
前記ロータリケース52内には三つの歯車が直列的に配置してそれぞれ噛合され、ロータリケース52他側より出力軸56を前記スプロケット55と反対側に突出している。該出力軸56上にアーム57の一端が固設されている。こうして、ロータリケース52が一回転すると同時にアーム57が逆方向に一回転するように前記歯車が設定されている。
前記アーム57の他端に連結軸59の一端が固設され、該連結軸59上に条幅に合わせて移植爪支持体60・60の一側(前側)が軸受を介して回転自在に支持されている。該移植爪支持体60・60の前後中途部間には連結補助軸62が連結されて、剛性をアップしている。該移植爪支持体60は左右のプレートより構成して、左右のプレート間の連結軸59上に開閉カム61を固設している。
【0034】
前記移植爪支持体60の他側(後側)には漏斗状のカップ60aを形成して、受継部50より苗が入り易くし、該カップ60a下部に開閉可能に移植爪51を配置している。
移植爪51の開閉機構は、前記カップ60aの前部と後部に同距離はなれた位置に爪支点軸63・63を左右水平方向に設け、該爪支点軸63に移植爪51の上部の前後一端を枢支している。そして、移植爪51は前後略対称に構成したくちばし状の爪部51a・51aを合わせた状態で苗を収納支持し、開いた状態で苗を落下させるようにしており、合わせる側の爪部51a上部のカップ60aの左右両側に枢支軸64・64を設けて前後の爪部51a・51aを連結している。そして、該枢支軸64・64とカップ60a上部との間にバネ69・69を介装して、枢支軸64・64を持ち上げるようにして、移植爪51を閉じるように付勢している。
【0035】
また、前記開閉カム61側に位置する爪部51aの爪支点軸63上には当接アーム65の一端が枢支され、該当接アーム65の他端にローラ66を設けて前記開閉カム61の外周に当接するように構成している。該当接アーム65と爪部51a上部との間には爪開閉量調節機構67が設けられており、該爪開閉量調節機構67は両者間にボルト68を螺装して、該ボルト68を回動することにより両者の間隔を調節して、爪部51aの回動量を調節できるようにしている。
【0036】
つまり、前記バネ69により爪部51aは閉じるように付勢され、支点軸63に対して反対側に位置する当接アーム65の先端は開閉カム61に当接されて回動が規制されている。即ち、開閉カム61の外周形状によって爪部51aが回動して移植爪51が開閉されることになるのである。このように構成することによって、常に移植爪51は閉じ方向に付勢され、開閉カム61により強制的に開くように制御されるため、開き位置でロックするような構成では、十分な開きが得られないとロックできずに苗を落とすことができない場合があったが、本参考例のように構成することで確実に開いて苗を落下させることができるのである。
【0037】
そして、前記ロータリケース52と左右反対側に位置する移植爪支持体60の前部が上方に延出されて延出部60bが形成され、該延出部60bより支持軸70が昇降ガイド53側の側方に突出され、該支持軸70の端部にローラ71を設けて上下方向に配置した昇降ガイド53に嵌入して、移植爪51の昇降をガイドするようにしている。
【0038】
このような構成において、移植爪51が上昇端に位置して爪部51a・51aは閉じて、受継部50において、苗供給部7より苗が投入されると、植付けミッションケース5からの動力によりロータリケース52が回動され、アーム57も同時に回動されて、左右の一対の移植爪51・51は同時に、昇降ガイド53に沿って下降し、植付け爪51は略楕円軌跡を描いて下降する。
そして、下端位置まで下降すると、開閉カム61の回動により、該開閉カム61に当接した当接アーム65が回動されて(開閉カム61の小径部に当接する)、爪支点軸63・63を中心に爪部51aが回動されて、移植爪51・51が開かれ、畝25中の下端位置で苗が落下放出されるのである。更に回動すると、移植爪51・51が上昇されて、上昇位置で開閉カム61の回転により左右一対の移植爪51・51が同時に閉じられるのである。
【0039】
次に、覆土輪22の支持構成について図12、図13より説明する。
前記左右の後フレーム2b・2bの前後中途部下面から下方にステー72・72が突設され、該ステー72・72に覆土輪フレーム73の前端が支点軸80により枢支されて枢支部としている。該枢支部近傍に後述するロック部89が設けられている。該覆土輪フレーム73は平面視U字状に構成し、後端部より後方にハンドル74を突出し、左右中央部より上方に支持ステー75を突設し、下方に取付フレーム76を垂設している。
【0040】
前記取付ステー76下端に前後方向に枢支軸90を突設し、該枢支軸90上に覆土輪支持フレーム91の下部を枢支している。該覆土輪支持フレーム91は後面視において、横「E」型に構成して、中央のフレーム下部に前記枢支軸90を枢支し、左右両側のフレームと中央のフレームの下部の間に覆土輪22・22・22・22を左右一対ずつ回転自在に配置している。この一対の覆土輪22・22は前記移植爪51・51の進行方向の線を跨ぐ構成としている。こうして、左右中央下部に枢支軸90を配置して左右の覆土輪22・22・・・を左右傾倒自在に支持して、畝25上面の傾斜に追随して覆土精度を高め、移植後の苗26の根部の両側を押さえる構成としている。
【0041】
前記支持ステー75の上部に左右方向に枢支軸77を設け、該枢支軸77に延設部材となるガイド杆78の一側が摺動自在に挿入され、該枢支軸77の両側のガイド杆78上には付勢部材となるバネ79a・79bが外嵌されている。該ガイド杆78の他端は前記ハンドルフレーム6(中フレーム6M)の後部に支点軸81により回転自在に支持されている。
このように構成することによって、前記覆土輪22は前記バネ79bの付勢力により下方へ押圧するように付勢されている。そして、作業終了時や回行するときに、ハンドル74を持って覆土輪22を上昇させると、枢支軸77が支点軸80・81を結ぶ線上よりも上方に位置すると死点越えとなって、覆土輪22を上昇した位置に維持することができるのである。
【0042】
次に、覆土輪22を上昇させた位置にロックするためのロック部89の構成について説明する。前記枢支部近傍にはロック部89が設けられている。該ロック部89は前記覆土輪フレーム73の回動基部側に枢支軸93によりロックアーム94の一端を枢支し、該ロックアーム94の他側には長手方向と上方(支点軸80に対して半径方向)に延びるL字状の長孔94aが形成され、一方、機体フレーム2(後フレーム2b)の前記ステー72よりも上方位置に係止ピン95を突出して、該係止ピン95を前記長孔94aに挿入している。
【0043】
更に、前記ロックアーム94の他端(上端)にワイヤー96とバネ97の一端が連結され、該バネ97の他端は前方の後フレーム2bに連結されてロックアーム94を前方へ回動するように付勢し、ワイヤー96の他端は前記昇降レバー32の回動基部設けたアーム99と連結している。該昇降レバー32には更に図示しないワイヤー等を介してエンジン3近傍に設けた油圧操作レバーと連結され、該昇降レバー32の操作により前記油圧シリンダ19を作動させて機体を昇降可能としている。
【0044】
このような構成において、前記ハンドル74を持ち上げて覆土輪22を上昇させると、ロックアーム94も持ち上げられて、係止ピン95が長孔94aに沿って下降し、覆土輪22が上昇位置で前述の如く死点越えによって上昇位置で維持される位置に至ると、係止ピン95が長孔94aの垂直部94bに入り、ロックアーム94はバネ97の引っ張り力により下方へ回動付勢され、係止ピン95が長孔94aの垂直部94bに維持され、覆土輪22が自重等により下方へ回動しようとしても、垂直部94bに係止ピン95が係合されて回動できず、覆土輪22は上昇位置にロックされることになる。
そして、作業開始時や回行後の作業再開時に、昇降レバー32を機体が下降するように、前方へ回動操作すると、ワイヤー96が引っ張られてロックアーム94を後方へ回動し、この回動によって長孔94aの内面が係止ピン95を下方に押して覆土輪フレーム73を下方へ押し、死点越え部分を通過させて覆土輪22を下げるのである。つまり、昇降レバー32の下降操作に連動して覆土輪22を下降することができるのである。このようにして昇降レバー32の下降操作で覆土輪22も同時に下降させて操作性を向上しているのである。
なお、本参考例においては、2条植えとしているが、移植爪及びその駆動機構を更に一対左右方向に付加して4条植えとすることも可能である。また、本参考例では走行部が進行方向右側に偏心しているが、左側に偏心した構成とすることも可能である。
【0045】
次に、本発明の実施例の野菜移植機101について、図14から図31を用いて説明する。
図14は本発明の実施例である歩行型野菜移植機101の全体的な構成を示した側面図、図15は同じく平面図、図16は機体フレームとミッションケース部分の側面図、図17は機体フレーム部分の平面図、図18は苗供給部の平面図、図19は受継部の後面断面図、図20は同じく平面図、図21は移植部の後面図、図22は同じく側面図、図23は同じく平面図、図24は昇降ガイド153およびロータリケース152の支持構造を示す側面図、図25は灌水ポンプ187を示す側面図、図26は移植爪151のスクレパー機構を示す平面図、図27は同じく後面図、図28は覆土輪支持部の側面図、図29は同じく平面図、図30は同じく後面図、図31は同じく後面図である。
【0046】
実施例の野菜移植機101と参考例の野菜移植機1とは、基本構成は同一のものである。両移植機1・101において、異なる構成の部位には、明細書の記載中にその旨を記す。また、両移植機1・101において、特徴的である共通部分も、その旨を明細書の記載中に記す。
【0047】
まず、野菜移植機101の全体構成から説明する。
図14、図15において、野菜移植機101は、機体フレーム102の前部上にエンジン103を載置し、前後中央部上にミッションケース104を配置し、機体フレーム102後部上から後方にハンドル部材となるハンドルフレーム106を水平方向に連設して、該ハンドルフレーム106の中途部上に苗供給部107を配置し、ハンドルフレーム106後部を運転操作部109としている。
【0048】
前記機体フレーム102の前部には前輪支持軸110を横架し、該前輪支持軸110の両側に前輪支持フレーム111・111の一端を取り付け、該前輪支持フレーム111・111の他端に前輪112・112を支持している。また、機体の最前部には、左右一対の畦ローラ218・218を設けている(図14に図示)。
また、ミッションケース104より後輪駆動軸115を水平方向側方に突出し、該後輪駆動軸115の両側に駆動ケース116・116を連設して、該駆動ケース116・116の後部に後輪117・117を支持している。そして、前輪支持フレーム111と駆動ケース116はリンク機構を介して連結されるとともに、機体フレーム102下部に設けた油圧シリンダとリンク機構を介して駆動ケース116が連結され、該油圧シリンダを伸縮させることにより前輪支持フレーム111と駆動ケース116が前輪支持軸110及び後輪駆動軸115を中心に回動されて、機体を昇降可能としている。
【0049】
そして、ミッションケース104の後部であって後述する後フレーム102b・102bの間の苗供給部107の下方に移植部120が配置され、後フレーム102b・102bで保護できるとともに、該移植部120は移植爪151を昇降して、最上位置で苗供給部107より苗126を受け取り、下端位置で移植爪151を開いて畝125中に苗を落下させて、その後方に配置した覆土輪122により苗の根部に土を寄せて覆土して移植する構成としている。
【0050】
野菜移植機101は、機体フレーム102上(ハンドルフレーム106上)に設けた苗供給部107より苗を移植爪151内に投入して、該移植爪151を畝中へ移動して移植を行う移植機である。苗供給部107には、後述するように、長円状に連結した苗搬送体を連続的に回転駆動する構成を設けている。該苗搬送体は苗搬送ポット148とポット取付基部148より構成される。また、受継部150において、苗が苗搬送体より移植爪151へ投入される。
【0051】
次に、各部の構成について説明する。
まず、走行部及び植付け部を支えるシャーシから説明する。図16、図17に示すように、シャーシは機体フレーム102と、該機体フレーム102に連設するミッションケース104と、該ミッションケース104と機体フレーム102とに支持されるハンドルフレーム106から構成され、それぞれを連結固定することにより補強部材を必要とせず補強し合い剛性を高める構成としている。
【0052】
参考例と実施例間での相違点の一について説明する。
実施例における機体フレーム102の構成は、参考例における機体フレーム2の構成とは、異なるものとなっている。前記機体フレーム2が溶接等による固定式であるのに対し、機体フレーム102は各フレーム部材の合体構成であり、シャーシをミッションケース104の前後で分割可能である。
【0053】
機体フレーム102は、側面視略逆「へ」字状に構成される。
機体フレーム102は、前パイプフレーム102fと後パイプフレーム102dとを備え、両パイプフレーム102f・102d間は、左右に配置する連結フレーム102h・102hにより連結される。前パイプフレーム102fは前記前輪支持軸110を内部で軸支し、後パイプフレーム102dは前記後輪駆動軸115を内部で軸支する。
両パイプフレーム102f・102d間で、前記連結フレーム102h・102hの内側に、支持フレーム102aが橋架される。支持フレーム102aはプレート状に構成して、その前部上にエンジン103を載置固定し、後部上にステー102cを介してミッションケース104を載置固定している。
連結フレーム102h・102h間は、橋架フレーム102jにより橋架される。橋架フレーム102jと前パイプフレーム102fとの間は、支持フレーム102aの左右に配置される橋架フレーム102k・102kにより橋架される。
また、後パイプフレーム102dの後端には、左右方向に延出する後部支持フレーム102nが連結されており、該後部支持フレーム102nの左右両端に、後方へ延出する後フレーム102b・102bが連結されている。各後フレーム102bの前後中途部上には、ハンドルフレーム106(後述)と連結される中柱102eが立設される。また、後部支持フレーム102nの左右中央には後方へ延出する後中央フレーム102mが連結されており、該後中央フレーム102mの後部上に、ハンドルフレーム106(後述)と連結される中柱102gが立設される。
以上の各フレーム部材により、分割式の機体フレーム102が構成される。特に、ミッションケース104の前後で、シャーシの全体を前シャーシと後シャーシの二分割することが可能である。なお、各フレーム部材の連結はボルト締結固定により行われ、各フレーム部材への分割や、各フレーム部材を合体させての機体フレーム102の形成が容易である。
【0054】
そして、前フレーム102aの前後方向の左右中心線を走行部(機体)の中心線として、左右一側(本実施例では進行方向左側)に偏位して後輪駆動軸115が側方に延設されて、野菜移植機101が畝125を跨いで走行するときに、走行部が左右一側に偏位して走行し、後述するように往路と復路で左右一側二列ずつ(往路で一条目と二条目を、復路で三条目と四条目を)移植できるようにしている。なお、左右の前輪112・112と後輪117・117は畝125の形状や幅等に合わせて左右位置(車幅)を調整できるようにしている。
【0055】
また、図15、図16に示すように、前記後フレーム102bの後部上にハンドルフレーム106の前部が連結され、該ハンドルフレーム106の前部をミッションケース104上部と連結し、前後中途部上に苗供給部107と左右の苗載台131・131を支持し、後部に昇降レバー132や主クラッチレバー133や作業レバーやアクセルレバーやサイドクラッチレバーや高さ調節レバー等の操作レバーを配置している。
【0056】
前記ハンドルフレーム106は、図15に示すように、平面視「E」状に右フレーム106Rと中フレーム106Mと左フレーム106Lから構成し、右フレーム106Rと中フレーム106Mの前部間にミッションケース104を支持固定し、前後中途部間に連結プレート134を架設して、各連結プレート134の下面に前記後フレーム102b・102b後端上部が固設される。このようにして三者が互いに連結固定されて剛性をアップしている。該連結プレート134下部には苗供給部107の駆動ケースが付設される。
【0057】
右フレーム106Rおよび左フレーム106Lの前部下面には、前記中柱102e・102e上端が連結固定される。また、中フレームMの前部下面には、前記中柱102g上端が連結される。このようにして、ハンドルフレーム106と機体フレーム102とを連結固定することで剛性をアップしている。
また、右フレーム106Rの前後中途部より苗載台フレーム135が外側方に突設されて苗載台131を取り付け、左フレーム106Lより苗載台フレーム136を外側方に突設して苗載台131を取り付けている。
【0058】
本実施例では、機体右側のハンドルフレーム106側部の後輪117後方に主作業者123(図15に図示)が位置し、機体左側のハンドルフレーム106側部の後輪117後方に補助作業者124(図15に図示)が位置し、或いは、一人作業の場合は機体右側のみ位置し、主作業者123は前記操作レバーを操作するとともに、苗載台131から苗126を取り、苗供給部107の各苗搬送ポット148に一つずつ(あるいは所定本数ずつ)苗を挿入していく。補助作業者124は主作業者123が苗搬送ポット148に挿入できなかった苗搬送ポット148に苗を挿入して補完する。
【0059】
参考例と実施例間での相違点の二について説明する。
参考例では、走行駆動用の変速機構(走行ミッションケース4)と、移植部120等を駆動する作業駆動用の変速機構(植付けミッションケース5)とが別設されているのに対し、実施例では、一体型(兼用型)のミッションケース104が備えられている。
【0060】
ミッションケース104は、前述のように支持フレーム102aの後部上に固設され、後フレーム102b・102b上部にハンドルフレーム106を介してミッションケース104の上部を固設している。
こうして、側面視において、機体フレーム102が逆「へ」字状に折れ曲がり状に構成されている中央の凹部上方を、一体型のミッションケース104により連結固定することによって、側面視で三角形を構成することができて剛性を高めているのである。
【0061】
参考例と実施例間での相違点の三について説明する。
参考例においては、野菜移植機1に設ける前輪12・12および後輪17・17は、平面視平行に設けられているが、実施例では、前輪112・112がトーイン式に設けられている。
左右一対の前輪112・112は、図15(平面視)に示すように、トーイン式に設けられ、平面視「ハ」字状に配置している。
このため、野菜移植機101の走行直進性が向上している。
【0062】
次に、苗供給部107について図15、図18、図19、図20より説明する。
図15に示すように、ハンドルフレーム106上に苗供給部107が配置されている。つまり、前記左フレーム106Lの中途部より補助作業者124側(機体中心と反対側)へ平面視「コ」字状の支持フレーム137が水平側方へ突設され、該支持フレーム137とハンドルフレーム106の前後中途部上に、板体を長円形(長リング形)に構成した苗搬送台139が略水平に固設されている。
【0063】
そして、図18に示すように、駆動スプロケット141が左フレーム106Lと中フレーム106Mと右フレーム106Rを連結する連結プレート134上に、従動スプロケット142が左フレーム106Lより側方へ突設した支持フレーム137上にそれぞれ回転自在に支持して配置され、該駆動スプロケット141と従動スプロケット142に無端状に連結したポット取付基部140連が巻回されている。ポット取付基部140にはそれぞれ、一の苗が挿入される苗搬送ポット148が保持される。該駆動スプロケット141へは前記ミッションケース104よりチェーン等の伝動機構を介して動力が伝達される。このようにして苗供給部107が構成される。
【0064】
以上において、ポット取付基部140は、それぞれを連結して長円状を形成する連結体である。また、連結体であるポット取付基部140と、苗搬送ポット148とは、苗搬送手段としての苗搬送体を構成する。後述するが、苗搬送ポット148は、ポット取付基部140(連結体)に対して着脱自在である。
【0065】
参考例と実施例間での相違点の四について説明する。
苗搬送体を駆動する手段としての駆動スプロケット141と、該駆動スプロケット141に従動する従動スプロケット142とは、実施例においては、特に、アルミニウム製としている。参考例においては、駆動スプロケット41および従動スプロケット42の素材は限定していない。
【0066】
前記駆動スプロケット141および従動スプロケット142は、金属、特に、アルミニウムで成型される。また、両スプロケット141・142には、自らの回転中心回りに、それぞれ中抜き部分141a・142aが放射状に多数形成されている。
そして、両スプロケット141・142は、中抜き部分141a・142aの形成により軽量化が図られると共に、金属製(アルミ製)とすることで剛性が保たれている。また、両スプロケット141・142は、アルミ製であるので、成型が容易である。
【0067】
参考例と実施例間での特徴的な共通点の一について記す。
苗搬送体の駆動手段としてのスプロケット141・142(実施例)と、スプロケット41・42(参考例)とは、どちらにおいても、苗搬送体が当接する当接部が五つ以上形成されている。該当接部は、スプロケットの歯間に形成されるものである。つまり言い換えると、参考例と実施例の駆動および従動スプロケットにおいて、それぞれスプロケットの歯が五つ以上形成されている。
【0068】
両スプロケット141・142の外周には、該スプロケット141・142の有する歯と歯との間に、それぞれ、ポット取付基部140(連結体)の嵌合環158との当接部141c・142cが形成されている。該当接部141c・142cは嵌合環158と係合するように、円弧状に形成される。
両スプロケット141・142がそれぞれ有する当接部141c・142cの形成数は、本実施例では、16となっている。このため、長円状となるポット取付基部140連の円弧状となる一端部には、両スプロケット141・142の回動位置によらず、8から9のポット取付基部140が位置することとなる。
【0069】
そして、主作業者123は、右側の後輪117の後方を歩行して、長円状となるポット取付基部140連の右端部より苗126をポット取付基部140へ供給する。また、補助作業者124は、左側の後輪117の後方に歩行して、長円状となるポット取付基部140連の右左端部より苗126をポット取付基部140へ供給する。
【0070】
ポット取付基部140連の円弧状となる端部は、作業者123・124による苗供給位置である。両側の苗供給位置はそれぞれ、左右に位置する前記苗載台131・131の近傍に位置する。このため、作業者123・124はそれぞれ、片手の往復運動により、苗載台131から苗供給位置の苗搬送ポット148に苗供給が可能である。
以上において、常時位置するポット取付基部140の数が多ければ多いほど、作業者123・124は、苗搬送ポット148への苗の供給を確実に行うことができると共に、一方の作業者のみにより確実な苗供給を行うことも可能となる。つまり、2条植えにおける苗供給を、一人の作業者により行うことが可能である。
前記スプロケット141・142にそれぞれ、嵌合環158に対する当接部141c・142cを五つ以上形成することで、当接部が四つである十文字形の駆動輪(スプロケット)を用いる場合と比べて、円弧状部を移動する苗搬送ポット148の数が多いので、同じ搬送速度であれば苗を挿入する機会が増加して苗供給を確実に行うことが可能である。
【0071】
また、苗搬送台139が機体中心から偏位した車輪(前輪112・後輪117)側へ延設されることで、苗供給部107が畝125を跨ぐように配設されて、二条植えの場合、四条の植付け幅を跨ぐようになり、畝125の両側に位置する主作業者123と補助作業者124の両者が苗供給部107に対面して苗載台131より苗を取って苗搬送ポット148に苗を供給できるようにしている。そして、主作業者123が位置する走行部側に駆動スプロケット141を配置して苗供給部107を駆動するようにして、ミッションケース104からの駆動伝達経路が短く、伝達機構をコンパクトに構成できるようにしている。また、ポット取付基部140連を長円形とすることで前後に左右方向の直線部分(または円弧状の略直線部分)を構成することができて、左右方向の搬送距離を長くして苗を挿入するための時間を長くして苗供給を行なえる時間を長くして挿入抜けがないようにできて、移植するタイミングを従来よりも速くすることで移植効率を上げられるようにしている。なお、本実施例では苗搬送を長円形としているが、少なくとも直線部分が苗供給部107と後述する受継部150にあればよく、三角形状に構成することも四角形状または多角形状に構成することも可能である。
【0072】
参考例と実施例間での相違点の五について説明する。
参考例において一体である苗搬送体(苗搬送ポット40)は、実施例では、機能毎に二つの部材に分割される構成としている。実施例では苗搬送体を、互いに連結されて無端体を構成する連結体(ポット取付基部140)と、苗を挿入するポット(苗搬送ポット148)とで、構成している。
【0073】
前記ポット取付基部140(連結体)について、図19、図20を用いて説明する。
ポット取付基部140は、苗搬送ポット148を着脱自在とする嵌合環158と、該嵌合環158の両側に形成される第一連結部143aと第二延出部143b・143bとを備える。嵌合環158は、上下を開口した筒体である。また、連結体であるポット取付基部140は、次のようにして無端状に連結される。
水平面内で延出する第一連結部143aと、第二連結部143b・143bとは、嵌合環158の外周面に突設されている。また、第二連結部143b・143bは、それぞれ第一延出部143aの上下に位置する位置関係となる。隣接するポット取付基部140・140間において、一方のポット取付基部140の第一連結部143aと、他方のポット取付基部140の第二連結部143b・143bとは、平面視重複する。そして、第一連結部143aおよび第二連結部143b・143bが、上方より枢支ピン144を挿入して互いに左右回動自在に枢結されて、ポット取付基部140・140間が連結される。
以上のようにポット取付基部140を構成して、ポット取付基部140・140・・・を無端状に左右揺動自在に連結して無端体を構成し、チェーン等を不要として簡単な構成としている。
【0074】
そして、該ポット取付基部140の上下中途部側面に前記駆動スプロケット141と従動スプロケット142の外周面とが当接するようにして、本実施例では平面視右回り回動して、補助作業者124側で反転して受継部150側へ苗を搬送するようにしている。なお、駆動スプロケット141と従動スプロケット142は外周面に多数形成した凹部をポット取付基部140の上下中途部に当接して安定して搬送できるようにしている。但し、チェーンやベルト等の無端体に直接ポット取付基部140を固定し、チェーンまたはベルトを回動駆動する構成とすることも可能である。
【0075】
参考例と実施例間での相違点の六について説明する。
実施例では、前述したように、苗搬送体を苗搬送ポット148とポット取付基部140との二分割構成として着脱可能に構成するので、ポット取付基部140からの苗搬送ポット148の抜け防止構成が設けられている。
【0076】
前記苗搬送ポット148は、図19、図20に示すように、筒体の上部を拡開した形状に構成し、上方より苗を挿入し易い形状としている。
一方、ポット取付基部140の嵌合環158は内部に、苗搬送ポット148を挿入可能に形成されており、苗搬送ポット148の外周面が嵌合環158の内周面に略当接した状態で保持される。この状態の嵌合環158に対する苗搬送ポット148の位置を、苗搬送ポット148の保持位置とする。
以上構成により、苗搬送ポット148はポット取付基部140に対し着脱式に構成される。苗を挿入する苗搬送ポット148と、ポット取付基部140とが別体であるので、苗搬送ポット148の破損時等には苗搬送ポット148のみを交換するだけでよく、メンテナンス性が向上する。また、一条植えや半端な条ができた場合には、一つおきに、つまり、ポット連の奇数または偶数番目の苗搬送ポット148を取り外すことで、間違いなく容易に一条植えができる。また、奇数または偶数番目の苗搬送ポット148の色を他と異なるように構成することで、条毎に別の種類の苗を間違いなく挿入して植えつけることができる。
また、苗搬送ポット148は合成樹脂製であり、下部のポット取付基部140への挿入部がスリガラス状に形成され、上部が透明体である。一方、ポット取付基部140はアルミ製である。このため、苗搬送ポット148をポット取付基部140に対し着脱式としながら、走行時の振動等により、苗搬送ポット148とポット取付基部140との間で擦れ合って、相互が摩耗したり、異音を発生するなどの不具合が生じない。また、透明であるので、短い苗を挿入した場合でも、挿入ミスがないことも容易に判断できるのである。
【0077】
また、ポット取付基部140と苗搬送ポット148とには、苗搬送ポット148の抜け防止構成が設けられており、互いが嵌合可能に構成されている。
図19に示すように、苗搬送ポット148の外周面上に突起148aが設けられると共に、嵌合環158の内周面には、前記保持位置での突起148aに対応する位置に、嵌合孔158aが形成されている。前記保持位置では、嵌合孔158aに突起148aが嵌合し、ポット取付基部140と苗搬送ポット148との嵌合位置となっている。該両部材の嵌合により、ポット取付基部140からの苗搬送ポット148の抜けが防止される。特に、苗搬送ポット148は前述したように合成樹脂製なので、苗搬送ポット148を撓ませて、嵌合孔158aと突起148aとの係合・離脱を図ることができ、係合・離脱が容易である。
【0078】
このため、走行時の振動あるいは機体を運搬車での積載移動時などの風圧等により、苗搬送ポット148がポット取付基部140から脱落することがない。
なお、本実施例では、苗搬送ポット148の外周面に凸部として突起148aを形成し、嵌合環158の内周面に凹部として嵌合孔158aを形成して、苗搬送ポット148の抜け防止を構成している。本発明は、この構成に限定されるものではなく、嵌合環158の内周面と、苗搬送ポット148の外周面とに、それぞれ凹部または凸部が形成される構成であれば良い。例えば、凹部としては、貫通孔である嵌合孔158aに代えて、窪みを形成するものとしても良い。また、嵌合環158に凸部を形成し、苗搬送ポット148に凹部を形成する構成としても良い。また、ネジ式のように回転させて嵌合固定することも可能である。
【0079】
参考例と実施例間での相違点の七について説明する。
参考例では、前記シャッター45に設けるローラ47を金属製としているが、実施例では、シャッター145に設けるローラ147は樹脂製とし、シャッター145の板厚を厚くしている。
【0080】
ポット取付基部140・140間の連結箇所(第一連結部143aおよび第二連結部143b・143b)の下方には、図19、図20に示すように、シャッター145の回動支点、つまり、シャッター145の支持部が設けられている。
シャッター145は、板状部材の折曲加工により形成された部材であり、平面部145aと、平面部145aの一側に形成される回動支持部145bと、他側に形成されるローラ取付部145cとが備えられる。
回動支持部145bは、シャッター145の搬送方向前側で、前記板状部材が断面視U字状に折曲されて形成された部位である。該回動支持部145bに挿入される支点ピン146を、ポット取付基部140の外周面下部に突設されるシャッター支持部143cに水平方向に固定して、シャッター145がポット取付基部140に対して上下回動自在に係止される。
そして、平面部145aで前記苗搬送ポット148の下面を蓋する構成としている。また、シャッター145の枢支位置(支点ピン146および回動支持部145b)は、後述するシャッター145の開閉構成のため、シャッター145において搬送方向の前側に設けられている。
ローラ支持部145cは、シャッター145の搬送方向後側の左右一側で、前記板状部材を平面部145aに対して垂直下方に板面が進行方向と平行となるように折曲した部位である。ローラ支持部145cにはローラ147が配置され、該ローラ147は進行方向に対して直角水平方向に支持ピン149を支持して、シャッター145に対し回転自在に枢支される。
【0081】
シャッター145は金属製であり、ローラ支持部145cと平面部145aとはそれぞれ、金属製の一体成型部材(シャッター145)の一部として形成されている。苗搬送ポット148の搬送方向より見て、シャッター145は「L」字形状である。前記ローラ支持部145cは一端をL字状に折り曲げるだけの構成なので簡単に製作することができる。
このため、ローラ147の取付部材と、苗搬送ポット148の下面を蓋する部材とを別体で構成して、両部材を溶接等の連結方法により連結する場合と比べ、シャッター145の剛性を保つことができる。そして、シャッター145(ローラ支持部145c)の板厚を厚く形成して、錘を付設することなくシャッター145がスムースに回動できるようにしている。前記参考例ではシャッター45を薄く構成して、ローラ47を金属製として重くして錘の役割を果たしている。
【0082】
シャッター145に設けるローラ147は、苗搬送台139上を転動するようにしている。該ローラ147はポット取付基部140毎に取り付けられるが、搬送方向に対して左右交互にローラ147が配置されている。つまり、一つの苗供給部107において、多数連結したポット取付基部140・140・・・は偶数個とし、それぞれ順に番号を付したときに、奇数に位置するポット取付基部140と偶数に位置するポット取付基部140では搬送方向に対して交互に左右逆側にローラ147・147・・・を配置しているのである。言い換えれば、奇数(または偶数)のローラ147は内周側に、偶数(または奇数)のローラ147は外周側に配置するのである。
【0083】
また、ローラ147は合成樹脂で形成されて、自己潤滑性を有する合成樹脂とすることにより簡単な構成でスムースな回転が得られるようにしている。そして、ローラ147が金属製(アルミ製)の苗搬送台39上を転動する際に、相互が摩耗したり、異音が発生するのを、防止している。
【0084】
そして、前記苗搬送台139は前記ローラ147が転動するレールの役目を果たしている。転動させることでシャッター145が摺接する構成に比べて摩擦が小さく摩耗も殆どなく、動力負荷が小さく、騒音も小さくなる。そして、該苗搬送台139の前記ローラ147が転動する経路において、機体上方の苗搬送台139の前部側に開口部(または切欠)139a・139bを左右前後位置をズラせて並設配置している。該開口部139a・139bでローラ147を支えるものがなくなり支点ピン46を中心にシャッター145が下方に回動すると、ポット取付基部140の下方が開口されて、苗が移植部120に落下するようにしている。
つまり、前記受継部150とは、苗搬送台139から移植部120へ苗を受け渡す部位のことである。
【0085】
即ち、左右方向に長い長円形の苗搬送台139の前部右側のポット取付基部140の移動軌跡部に開口部139a・139bを搬送方向に沿って開口し、該開口部139a・139bはポット取付基部140の底面積よりも大きくして苗を落下できるようにするとともに、搬送方向に対しては連結したポット取付基部140の3ピッチまたは5ピッチ離れた位置に開口しており、この間隔は条幅(条間隔)に合わせている。そして、進行方向に対して一方は左右一側を、他方は左右他側をそれぞれローラ147が落ち込むように位置を合わせて側方に大きく開口し、ローラ147が位置しない側はポット取付基部140の底面よも若干広げる程度で苗は落下する(シャッター145が下方へ回動できる)が、進行方向前後隣接するポット取付基部140に付設されているローラ147は落ち込まないようにしている。つまり、開口部139a・139bはポット取付基部140の搬送方向中心線に対して、互いに左右逆側に広げて開口している。
【0086】
そして、開口部139a・139b内における進行方向終端側のローラ147が通過する位置には、徐々に上昇して苗搬送台139のローラ147転動面につながるスロープ(傾斜面)139c・139cがそれぞれ設けられている。スロープ139c・139cの傾斜方向は、搬送方向に対し前高後低であり、ローラ147が引っ掛かることなく移動に伴って徐々にシャッター145が閉じるようにしている。
シャッター145の開閉は、ローラ147の下方に、該ローラ147の当接する苗搬送台139の有無により行われる。特に、シャッター145において、開放から閉鎖に至る際には、スロープ139cにローラ147が案内されることで行われる。シャッター145の開閉構成が以上のようなものであるので、前述したように、シャッター145の枢支位置を搬送方向の前側とすることで、シャッター145がスロープ139cとの当接時に、必ず閉鎖方向に回転するようにしている。
シャッター145の枢支位置を搬送方向の後側に設ける場合は、シャッター145の開放角度やスロープ139cの傾斜角度の大きさによっては、シャッター145のスロープ139cへの当接時に、さらに開放方向へ回動したり、シャッター145がスロープ139cに抵抗したりする可能性がある。
【0087】
このように、苗供給部107は長円状にポット取付基部140・140・・・が配置されて、機体後方の主作業者123と補助作業者124が位置する前を順に通過して、その通過時に苗126を苗搬送ポット148内に挿入し、その前方の移植部120が位置する上方へ回転移動させる。この移植部120上方位置において、3ピッチ離れたローラ147・147が同時に開口部139a・139b内に落ち込み、シャッター145・145を下方に回動して開き、苗を落下させて移植部120の移植爪151・151内に投入するようにしている。この落下させる部分を受継部150とする。つまり、受継部150は駆動スプロケット141が位置する苗供給部107の駆動側に位置し、機体側に位置することによって移植部120と近づけることができて受継が良好となる。そして、ローラ147・147はスロープ139c・139cに当接して徐々に上昇してシャッター145・145を閉じるのである。従って、一つの移植爪151に対してポット取付基部140から一つおきに供給される。つまり、奇数となるポット取付基部140は左右の開口部の左側(または右側)、偶数となるポット取付基部140は右側(または左側)の開口部で下方のシャッター145が開かれ、奇数と偶数で左右の条(1条と2条または3条と4条)の移植爪151・151に落下することになる。よって、同時2条の植付けが可能となり、左右条の間隔も一定に保てるのである。
【0088】
前記駆動スプロケット141および従動スプロケット142には、前述したように、連結体であるポット取付基部140連が巻回されている。支持フレーム137上に回転自在に支持される両スプロケット141・142は、機体フレーム102の左右両側に配置されている。
そして、ポット取付基部140の嵌合環158が、両スプロケット141・142と当接するように配置される。スプロケット141・142の外周に形成される歯は、嵌合環158・158間に嵌まり込むと共に、前記歯間の外周は、嵌合環158の外周面と滑らかに接するように、円弧状の凹部に形成されている。そして、両スプロケット141・142と当接して係合するポット取付基部140連は、駆動スプロケット141の駆動により駆動される。
【0089】
参考例と実施例間での特徴的な共通点の二について記す。
苗搬送体の駆動手段としての駆動スプロケット141(実施例)と、駆動スプロケット41(参考例)とには、自らに巻回する苗搬送体連との係合位置を調整するための、位置調整部が形成されている。
【0090】
駆動スプロケット141の中心部には、自らに巻回するポット取付基部140連との係合位置を調整するための、位置調整部が形成されている。
図18に示すように、駆動スプロケット141と同心に駆動軸182が設けられている。駆動軸182には支持板183が固設されており、該支持板183には、後述のボルト184を締結可能とする一対のボルト孔(不図示)が形成されている。また、駆動スプロケット141には、駆動軸182を挟んで対抗する一対の調整用長孔141b・141bが形成されている。該一対の調整用長孔141b・141bにより、前記位置調整部が構成される。
そして、支持板183に調整用長孔141b・141bを挿通するボルト184・184を締結することで、駆動スプロケット141が駆動軸182に固定される。また、調整用長孔141bの形成長さの範囲内で、駆動軸182(支持板183)に対する駆動スプロケット141の固定位置を調整可能である。調整用長孔141b・141bは、駆動軸182と同心となる円弧に沿って形成されており、ボルト184による締結を緩めた状態で、支持板183に対し駆動スプロケット141を回転移動可能である。
【0091】
このため、前記受継部150において、苗搬送ポット148を備えるポット取付基部140(連結体)から移植部120への苗の受渡しに際し、前記位置調整により、苗供給部107での苗搬送と、移植部120での苗搬送とのタイミング合わせを図ることができる。なお、苗供給部107および移植部120は共に、ミッションケース104から駆動力を得ており、同期して駆動するものであるため、タイミングがズレた場合には、タイミング調整を要する。また、該タイミング合わせは、より詳細には、シャッター145の開放タイミングと、移植部120に設ける移植爪151が自らの移動軌跡の最上位置(苗受取位置)へ到達するタイミングとの調整である。
【0092】
参考例と実施例間での特徴的な共通点の三について記す。
苗搬送体の上端位置はそれぞれ、参考例のハンドルフレーム6および実施例のハンドルフレーム106の上端位置よりも、高くなるように構成されている。
【0093】
前記苗搬送ポット148の上端位置は、図14で矢視Aに示すように、ハンドルフレーム106の上端位置よりも高くなるように、構成されている。
このため、主作業者123および補助作業者124が、苗搬送ポット148に苗を供給する際に、ハンドルフレーム106が障害とならないので、苗供給が容易なものとなっている。
【0094】
次に、移植部120について図21乃至図24より説明する。
前記後フレーム102b・102bの間の機体中央部におけるミッションケース104の後方に移植部120が配設される。該移植部120は、機体左右対称位置に配置して受継部150から畝125へ搬送する左右一対の移植爪151・151と、各移植爪151の左右一側にそれぞれ配置され駆動ケースとなるロータリケース152・152と、各移植爪151の左右他側に配置してガイド部となる昇降ガイド153・153と、これらを連結するアームやリンク等から構成されている。ロータリケース152・152と昇降ガイド153・153は機体フレーム102に固定され、この間に移植爪151・151が配設され、該移植爪151・151は前記受継部150の下方で側面視楕円状の軌跡で昇降するように構成されている。
【0095】
参考例と実施例間での相違点の八および九について説明する。
実施例では、移植爪151を駆動する駆動ケース(ロータリケース152)が、左右の移植爪151・151に対応して左右に設けられている。参考例では、一つの駆動ケース(ロータリケース52)より動力を分岐して、左右の移植爪51・51を駆動する。
また、実施例では、移植爪151の移動軌跡を案内する昇降ガイド153・153が、左右の移植爪151・151に対応して左右に設けられている。参考例では、一つの昇降ガイド53により左右の移植爪51・51を案内する。
【0096】
前記左右のロータリケース152はそれぞれ、図21から図24に示すように、左右の支持台121に固設した左右方向の支点軸154に、回転自在に支持される。右側の支持台121は、後中央フレーム102mと中柱102gとに支持される支持フレーム138に、ボルト締結固定される。また、左側の支持台121は、左側の後フレーム102bと左側の中柱102eとに支持される支持フレーム138に、ボルト締結固定される。
支点軸154はそれぞれ、一端側がロータリケース152に挿入される。支点軸154の他端側では、支点軸154と同軸に、伝動体となるスプロケット155がロータリケース152に固設されている。ミッションケース104からは、図21に示すように、左右方向に植付出力軸104aが延出されており、該植付出力軸104aには、各支点軸154のスプロケット155と左右位置が対応する位置に、スプロケット127・127が設けられている。そして、左右それぞれで、スプロケット127・155間をチェーン等の伝動手段を介してミッションケース104と連動連結され、該移植部120と前記苗供給部107が同期して駆動するように構成されている。また、支持フレーム138にはボルト締結孔が上下方向の長溝に形成されており、支持フレーム138に対する支持台121(スプロケット155)の締結固定位置を変更して、チェーンのテンションを調整可能である。
なお、スプロケット127・155の代わりに歯車等により伝動する構成とすることもでき限定するものではない。
【0097】
以上のようにして、各移植爪151を左右でそれぞれロータリケース(駆動ケース)152と連結して、それぞれ独立したロータリケースで駆動する構成としている。
左右の移植爪151・151を同時に一つの駆動ケースで駆動する場合には、両移植爪151・151の同期を図るため両移植爪151・151を連結部材を介して連結することとなる。この場合、駆動ケースに対して近い側と遠い側とで作用する駆動力に不均衡が生じ、左右で植付け性能が異なったり、駆動時につっぱるなどの抵抗が生じたりする。
以上のように、二つの独立したロータリケース(駆動ケース)152により移植爪151・151を駆動することで、各移植爪151に作用する駆動力の不均衡を無くし、左右で同一の植付け性能が発揮されるようにしている。
【0098】
前記ロータリケース152内には三つの歯車が直列的に配置してそれぞれ噛合され、ロータリケース152他側より出力軸156を前記スプロケット155と反対側に突出している。該出力軸156上にアーム157の一端が固設されている。こうして、ロータリケース152が一回転すると同時にアーム157が逆方向に一回転するように前記歯車が設定されている。
前記アーム157の他端には、移植爪支持軸159の一端が固設され、該移植爪支持軸159の他端側には、図22、図23に示すように、左右のプレートより構成される移植爪支持体160の一側(前側)が軸受を介して回転自在に支持されている。また、左右のプレート間の移植爪支持軸159上には、開閉カム161を固設している。
【0099】
移植爪151は、くちばし状となる前後一対の爪体128・129から構成される。
爪体128・129はそれぞれ、土中に貫入する正面視(後面視)三角形状の爪部128a・129aを備えている。爪部128a・129bはそれぞれ、中空の円錐状部材を、中心軸に沿った平面で分割して形成される部材の一方および他方である。
爪体128・129は略同様の構成であるので、爪体128について説明し、その後に爪体129に関しては、爪体128と相違する点について説明する。
爪体128の爪部128aの上端には、平板状の基部128bが設けられる。前後方向(くちばし状による)反開孔側の左右両端には、上方へ延出する一対の第一支持部128c・128cが設けられ、開孔側の左右両端には、上方へ延出する一対の第二支持部128d・128dが設けられる。
爪体129にも、基部129b、第一支持部129c・129c、第二支持部129d・129dが備えられ、同様の構成であるが、第二支持部129d・129d間の間隔は、爪体128の第二支持部128d・128d間よりも幅広に形成されている。この点が相違している。
そして、支持部129d・129d間に支持部128d・128dが配置され、移植爪151の左右で、支持部128d・129d間がそれぞれ枢支軸164により枢支されて、爪体128・129が開閉可能とされる。
また、平板状の基部128b・129bは、図23に示すように、爪部128a・129aと平面視重複する部位が切除されて、移植爪151の上方から投下された苗126が爪部128a・129aの内部に収納されるようにしている。
【0100】
前記移植爪支持体160の他側(後側)には漏斗状のカップ160aを形成して、前記受継部150よりカップ160aに苗が入り易くし、該カップ160a下部に開閉可能に移植爪151を配置している。
移植爪151の開閉機構は、前記カップ160aの前方と後方に同距離離れた位置に、爪支点軸163・163を一対ずつ左右水平方向に設け、該爪支点軸163に移植爪151の前後一端(前記第一支持部128c・129c)を枢支している。カップ160aの前後には、カップ160aと固設される移植爪支持体160が位置し、カップ160aの前後で、移植爪支持体160および爪体128・129間に爪支点軸163・163が設けられる。
そして、移植爪151は前後略対称に構成したくちばし状の爪部128a・129aを合わせた状態で苗を収納支持し、開いた状態で苗を落下させるようにしている。
また、前記枢支軸164・164とカップ160a上部との間にバネ169・169を介装し、枢支軸164・164を持ち上げるようにして、移植爪151を閉じるように付勢している。
【0101】
参考例と実施例間での相違点の十について説明する。
実施例では、移植爪151は取付位置を変更することで、左右の移植爪151・151間の間隔を変更可能としている。参考例では、左右の移植爪51・51間の間隔は固定である。
【0102】
平面視において、爪部128a・129aの上端部により形成される円の中心は、カップ160aの中心に対し、左右方向にズラした位置となるように、移植爪151は構成されている。爪部128a・129aの上端の円内部に、カップ160a下端円が納まるように、該上端円は前記下端円よりも大きく形成されるので、前記上端円と前記下端円の中心がズレていても、受継部150における苗の受渡しは確実に行われる。
爪体128・129において、爪部128a・129aはそれぞれ、基部128b・128bの左右中心よりも左右方向にズラした位置に設けられている。前述したように、爪体128・129は略同様の構成であり、前後位置を置換して、移植部120に設けることが可能である。爪体128・129の前後位置を置換すると、爪部128a・129aの基部128b・128bに対する左右位置が逆転することとなる。
このため、移植爪151・151の取付間隔を調整することで、苗の植付幅を調節することができる。図21に示す移植爪151・151は、植付幅が広く取られた場合の配置である。図21に示す状態より、爪体128・129の取付位置の置換を行うことで、植付幅を狭くした配置とすることが可能である。
【0103】
前記開閉カム161側に位置する爪体129の爪支点軸163上には当接アーム165の一端が枢支され、該当接アーム165の他端にローラ166を設けて前記開閉カム161の外周に当接するように構成している。該当接アーム165と爪体129の第一支持部129c・129cとの間には、爪開閉量調節機構167が設けられており、該爪開閉量調節機構167は両者間にボルト168を螺装して、該ボルト168を回動することにより両者の間隔を調節して、爪体129の回動量を調節できるようにしている。
なお、爪体129と爪体128の取付位置を置換した場合には、爪開閉量調節機構167は、当接アーム165と爪体128の第一支持部129c・129c間に位置する。そして、前記と同様にして、爪体128の回動量を調節可能である。
【0104】
つまり、前記バネ169により爪体128・129は閉じるように付勢され、支点軸163に対して反対側に位置する当接アーム165の先端は開閉カム161に当接されて回動が規制されている。即ち、開閉カム161の外周形状によって爪体129が回動して移植爪151が開閉されることになるのである。このように構成することによって、常に移植爪151は閉じ方向に付勢され、開閉カム161により強制的に開くように制御されるため、開き位置でロックするような構成では、十分な開きが得られないとロックできずに苗を落とすことができない場合があったが、本実施例のように構成することで確実に開いて苗を落下させることができるのである。
【0105】
また、前記ロータリケース152と左右反対側に位置する移植爪支持体160の前部で、移植爪支持体160より支持軸170が昇降ガイド153側の側方に突出され、該支持軸170の端部にローラ171を設けて上下方向に配置した昇降ガイド153に嵌入して、移植爪151の昇降をガイドするようにしている。
【0106】
参考例と実施例間での特徴的な共通点の四について記す。
移植爪51の移動軌跡を案内する昇降ガイド53(参考例)の支持構造と、移植爪151の移動軌跡を案内する昇降ガイド153(実施例)の支持構造とは、同様のものである。ただし実施例では、一対の昇降ガイド153・153が備えられている。
【0107】
一対の昇降ガイド153・153は、図21、図23に示すように、ハンドルフレーム106と機体フレーム102との間に架設されている。
より詳細には、左側の昇降ガイド153は、図23、図24に示すように、前記中フレーム106Mと前記支持フレーム138とに支持されている。なお、該昇降ガイド153は、支持フレーム138の左側に固定され、ロータリケース152を回動自在に設ける前記支持台121は、支持フレーム138の左側に固定される。
また、右側の昇降ガイド153は、前記右フレーム106Rと右側の前記後フレーム102bとに支持されている。
昇降ガイド153・153はそれぞれ、移植爪151に対し、ロータリケース152の反対側(左右他側)に配置されており、ロータリケース152の移動軌跡と交わることがなく、駆動の障害とならない。
【0108】
このような構成において、移植爪151が上昇端に位置して爪体128・129は閉じて、受継部150において、苗供給部107より苗が投入されると、ミッションケース104からの動力によりロータリケース152が回動され、アーム157も同時に回動されて、左右の一対の移植爪151・151は同時に、昇降ガイド153に沿って下降し、移植爪151は略楕円軌跡を描いて下降する。
そして、下端位置まで下降すると、開閉カム161の回動により、該開閉カム161に当接した当接アーム165が回動されて(開閉カム161の小径部に当接する)、爪支点軸163・163を中心に爪体129が回動されて、移植爪151・151が開かれ、畝125中の下端位置で苗が落下放出されるのである。更に回動すると、移植爪151・151が上昇されて、上昇位置で開閉カム161の回転により左右一対の移植爪151・151が同時に閉じられるのである。
【0109】
参考例と実施例間での相違点の十一、十二について説明する。
実施例の野菜移植機101には、移植爪151への灌水機構が備えられる。つまり、該野菜移植機101には、水タンク186(相違点の十一)および灌水ポンプ187(相違点の十二)が備えられる。参考例の野菜移植機1は、灌水機構を備えない。
【0110】
移植爪151への灌水機構について、図14、図15、図17、図22、図25を用いて説明する。
該灌水機構は、シャーシに設ける水タンク186および灌水ポンプ187と、移植爪151の内部に挿入される灌水管188と、これらの部材間を連結するパイプやホース等の連通部材からなる。
【0111】
一対の水タンク186・186は、図14、図15に示すように、前後方向では、前記前パイプフレーム102fと前記橋架フレーム102jとの間で、左右方向では、エンジン103およびミッションケース104の側方となる部位に配置され、野菜移植機101の機体前側部に配置される。
水タンク186の支持構成は、次のようなものである。前記前パイプフレーム102fと前記橋架フレーム102jとの間には、図17に示すように、矩形状の支持フレーム108aが橋架され、支持フレーム108aの下端には第一ガイドフレーム108bが固設されている。第一ガイドフレーム108bは、正面視「L」字状、側面視および平面視では矩形状となる環状のフレームであり、右端部が上方に延出している。また、左側の前記連結フレーム102h上には、下方が開放側となる「コ」字形状の第二ガイドフレーム108cが固設されている。
支持フレーム108aは側面視では、上方が開放側となる「コ」字形状のフレームであり、支持フレーム108aの最下位置は、前パイプフレーム102fおよび橋架フレーム102jの下方となっている。このため、支持フレーム108a上に載置される左右一対の水タンク186・186は、前後方向に滑ることがない。また、一対の水タンク186・186の右側には、第一ガイドフレーム108bの上方延出部が位置し、左側には、第二ガイドフレーム108cが位置する。このため、水タンク186・186は、左右への傾動を制止される。
以上のようにして、水タンク186・186は、機体前側部の各フレームにより安定的に支持される。
【0112】
灌水ポンプ187は、図25に示すように、後パイプフレーム102d上に立設した支柱217に支持される。
支柱217上には支持フレーム187aが固設され、支持フレーム187aの前部にシリンダ187bが固設される。シリンダ187bには後方に延出するプランジャ187cが挿入されており、プランジャ187cの後端にはローラ187dが回動自在に設けられている。また、支持フレーム187aの後部には、ローラ187dと当接するアーム187eが枢支されており、アーム187eの反枢支側の端部には、ローラ187fが回動自在に設けられている。
一方、前記植付出力軸104aにはスプロケット127・127間に、図21に示すように、カム192が固設されており、該カム192はローラ187fと当接する。そして、植付出力軸104aの回転により、ローラ187fを枢支するアーム187eが前後回転し、ローラ187dを介してプランジャ187cが進退動されて、灌水ポンプ187が駆動する。
以上のように、移植部120を駆動する植付出力軸104aにカム192を設けて、灌水ポンプ187の駆動を行っているので、灌水ポンプ187からの水送出タイミングと、移植部120における移植爪151・151の植付けタイミングとを、同調させることが可能である。
【0113】
シリンダ187bには、吸入口と吐出口とが設けられ、吸入口と水タンク186とが灌水ホース198aを介して連結され、吐出口と移植爪151に設ける灌水管188とが同じく灌水ホース198bを介して連結される。
【0114】
灌水管188は前記移植爪支持体160に固設されており、一端が移植爪支持体160の前方に延出して灌水ポンプ187の吐出口と連結され、他端が移植爪151の爪体128・129間に挿入されている。
以上のようにして、灌水ポンプ187の駆動により、水タンク186内の水を灌水ホース198a・198bを介して、移植爪151内に挿入した灌水管188に送水して灌水する構成としている。
このため、苗が土中に安定して保持されると共に、植付直後の給水作業も不要となり、活着性が向上する。
【0115】
参考例と実施例間での相違点の十三について説明する。
実施例では、前記灌水機構を備えることに伴って、移植爪151のスクレパー機構が備えられる。参考例では、スクレパー機構は備えない。
【0116】
移植爪151のスクレパー機構について、図22、図26、図27を用いて説明する。
移植爪151には、前記灌水機構により水が供給される。本スクレパー機構は、植付時に供給される水のため、畝中への貫入時に爪体128・129に付着する泥を除くものである。
前記後フレーム102b・102bの前部下面にはそれぞれ、図22に示すように、支持フレーム201・201が固設されており、各支持フレーム201の下端部に支持アーム202が枢支されて昇降回動自在である。支持アーム202の前後中途部と、後フレーム102bの支持フレーム201後部とには、スプリング203が張設されており、支持アーム202の開放端(反枢支側端部)が常時上方に付勢されている。
【0117】
支持アーム202には、該支持アーム202に沿って移動自在とされる移動体204・204がそれぞれ設けられており、左右の移動体204・204間に一対のスクレパーワイヤー205・205が張設されている。一対であるスクレパーワイヤー205・205は、中央部で交わるように平面視「X」字状に設けられ、スクレパーワイヤー205・205と移動体204・204とによって、二つの空間が生じるようにしている。
スクレパーワイヤー205・205は、移植爪151・151との位置関係では、移植爪151・151の左右外側に張設されており、移植爪151・151の外周に当接するように配置されている。そして、前記空間の一方に、一方の移植爪151の爪体128・129が挿入され、前記空間の他方に、他方の移植爪151の爪体128・129が挿入される。
また、スクレパーワイヤー205・205の一端側(本実施例左側)は、それぞれスプリング206を介して移動体204に連結されている。このため、移植爪151の上下動に伴って、スクレパーワイヤー205・205は爪体128・129の外周に当接したまま、前後に伸張および収縮する。
【0118】
このため、ロータリケース152の駆動による移植爪151の上下動に伴って、スクレパーワイヤー205・205により、移植爪151の外周の付着物を除去することができる。特に、移植爪151に灌水する灌水機構を設けた場合には移植爪151の外周に泥が付着するが、スクレパーワイヤー205・205により、該泥を除去可能である。
また、本実施例では、スクレパーワイヤー205・205を交差させる構成としたが、スクレパーワイヤー205・205を左右方向に平行に設けるようにしてもよい。
なお、以上の効果は、スクレパーワイヤー205・205の支持構造を、機体フレーム102(後フレーム102b・102b)に対し昇降回動自在とした支持アーム202・202に設ける構成に限定されない。スクレパーワイヤー205・205が、移植爪151・151の左右に配置される構成であれば、機体フレーム102に対して固定した状態で張設する構成であっても良い。
【0119】
スクレパーワイヤー205・205は、前述したように、機体フレーム102に対し揺動自在とした支持アーム202・202に設けられており、移植爪151の上下動に伴って上下動する。
図22に示すように、移植爪151が最上位置(苗受取位置)にあるときには、支持アーム202・202も最上位置にあり、移植爪151が下端位置(苗植付位置)にあるときは、最下位置となる。移植爪151が最上位置のとき、爪体128・129の下端部のみが前記空間に挿入され、移植爪151が下端位置のとき、爪体128・129の上部が前記空間内に位置する。また、前記空間は移植爪151の下降に伴って、三角形状(移植爪151の最上位置)から五角形状(図26に図示)に拡張する。
【0120】
以上のように、上下動する移植爪151に対し、スクレパーワイヤー205・205が、移植爪151の上昇時に移植爪151の下端に位置し、下降時に移植爪151の上部に位置するように構成して、移植爪151の上下動にスクレパーワイヤー205・205が連動するようにしている。
このため、移植爪151の上下動によって、移植爪151とスクレパーワイヤー205・205との当接部位に加わる衝撃を和らげて、該当接部位の摩耗の防止と、移植爪151が上下動時に受ける抵抗の軽減とが図られるようにしている。前記衝撃は、支持アーム202を上方に付勢するスプリング203により、吸収されて低減される。
【0121】
前記移動体204は、図27に示すように、機体外側を開放側とする断面視「コ」字状の取付部材207を備え、該取付部材207の開放側(図27中左側)の上下間を連結ピン208・208により連結し、支持アーム202を囲うようにしている。
取付部材207の閉鎖側端面(図27中右側端面)には、機体内側へ延出するプレート219が固設されており、該プレート219には一対の取付孔219a・219aが形成されている。該取付孔219a・219aに、左側の移動体204においては、スクレパーワイヤー205・205の端部に設ける前記スプリング206の一端が取付けられる。また、右側の移動体では、該取付孔219a・219aに、スクレパーワイヤー205・205の他端(反スプリング206側端)に取り付けた取付板205a・205aが、連結ピン220・220を介して連結される。そして、左右の移動体204・204間で、スクレパーワイヤー205とスプリング206との連結体が一対、張設されるようにしている。
一方、前記連結ピン208・208にはそれぞれ、同軸上にローラ209が設けられており、ローラ209は連結ピン208に対して回動自在である。そして、ローラ209・209は、スプリング206による機体内向きへの付勢力により支持アーム202側面に当接し、支持アーム202に沿って転動可能である。
以上構成により、移動体204・204は、支持アーム202に沿って摺動自在である。
【0122】
以上のようにして、スクレパーワイヤー205・205の両側は、機体フレーム102(後フレーム102b・102b)に対して昇降回動自在に設けた支持アーム202・202に、移動体204・204を介して、摺動自在に取り付けられている。また、支持アーム202・202は、左右一対設けた移植爪151・151の外側に位置している。
このため、上下に移動する移植爪151の移動軌跡が側面視曲線状となり、移植爪151が上下動に加えて前後動をも行う場合でも、スクレパーワイヤー205・205が移植爪151に追従して前後動でき、スクレパーワイヤー205・205と移植爪151外周との当接が確実に行われる。したがって、移植爪151外周の付着物(泥)の除去作業の効率が向上する。
【0123】
次に、覆土輪122の支持構成について図28乃至図31より説明する。
前記左右の後フレーム102b・102bの前後中途部下面から下方にステー172・172が突設され、該ステー172・172に覆土輪フレーム173の前端が支点軸180により枢支されて枢支部としている。該枢支部近傍に後述するロック部189が設けられている。該覆土輪フレーム173は平面視U字状に構成し、後端部より後方にハンドル174を突出し、左右中央部より上方に支持ステー175を突設し、下方に取付フレーム176を垂設している。
【0124】
前記取付ステー176下端に前後方向に枢支軸190を突設し、該枢支軸190上に覆土輪支持フレーム191の下部を枢支している。該覆土輪支持フレーム191は後面視において、横「E」型に構成して、中央のフレーム下部に前記枢支軸190を枢支し、左右両側のフレームと中央のフレームの下部の間に覆土輪122・122・122・122を左右一対ずつ回転自在に配置している。この一対の覆土輪122・122・・・は前記移植爪151・151の進行方向の線を跨ぐ構成としている。こうして、左右中央下部に枢支軸90を配置して左右の覆土輪122・122・・・を左右傾倒自在に支持して、畝125上面の傾斜に追随して覆土精度を高め、移植後の苗126の根部の両側を押さえる構成としている。
【0125】
覆土輪122・122・・・は、覆土輪支持フレーム191に次のようにして支持されている。
覆土輪支持フレーム191の左右下端部にはそれぞれ、図29、図30に示すように、前後方向に延出する支持フレーム210が固設されており、支持フレーム210の前端部には覆土輪支持フレーム191の内側へ延出する車軸211が突設されている。該車軸211に覆土輪122が回動自在に支持される。覆土輪支持フレーム191の中央下端部にも、前後方向に延出する支持フレーム212が固設されており、支持フレーム210の前端部には左右両側へ延出する車軸211・211が突設されている。該車軸211に覆土輪122が回動自在に支持され、中央の支持フレーム212により二輪の覆土輪122・122が支持される。また、覆土輪支持フレーム191の下部となる該支持フレーム212に、前記枢支軸190が回動自在に設けられている。
【0126】
参考例と実施例間での相違点の十四について説明する。
実施例では、前記灌水機構を備えるために、覆土輪122・122のスクレパー機構が備えられている。参考例には、覆土輪22・22のスクレパー機構は備えない。
【0127】
左右の支持フレーム210・210の後端部にはそれぞれ、図29、図30に示すように、覆土輪支持フレーム191の内側へ延出するスクレパー213が固設されている。スクレパー213は覆土輪122の外周後端に当接し、覆土輪122の外周形状に合わせて切欠きを設けた平面視略矩形状(台形状)に形成される。同じく、中央の支持フレーム212の後端部にも、左右両側へ延出する一対のスクレパー213・213が固設されている。
各スクレパー213はそれぞれ覆土輪122の外周後端に常時当接し、覆土輪122の外周上に付着した泥等の付着物を除去する。このため、前記灌水機構により移植爪151内への灌水を行って畝上に泥が生じても、覆土輪122に付着した泥を除去できる。
【0128】
参考例と実施例間での相違点の十五について説明する。
実施例では、覆土輪122・122間のトレッドを調整可能に構成されている。参考例では、覆土輪22・22のトレッドは固定に構成されている。
【0129】
前記左右で一対ずつ設けられる覆土輪122・122は、両覆土輪122・122間のトレッドを調整可能に構成されている。
前記車軸211には、図30に示すように、該車軸211の延出方向に沿って、外径の異なる二つの部位が形成されている。両部位は、覆土輪122に挿入される枢支部211aと、支持フレーム210・212への固設側の基部211bとである。基部211bは枢支部211aより外径が大きく形成されている。
枢支部211aは、覆土輪122中央部の車軸支持部の左右幅よりも長く形成されており、車軸211上での覆土輪122の取付位置を、枢支部211aに沿って調整可能である。車軸211の先端(反固設側端)に、枢支部211aの外径より幅広とした制止板214を配置し、ボルト215により締結固定して、車軸211から覆土輪122が脱落するのを防止する。また、枢支部211aの同軸上にボス216を設けて、覆土輪122が枢支部211aに沿って摺動することを制止する。
図30において、左端の覆土輪122のように、枢支部211aの後端側にボス216・216を配置することで、該覆土輪122の取付位置を右側(内側)に寄せることができる。該覆土輪122に対向する左から二番目の覆土輪122は、図30においては、枢支部211aの先端側および後端側に一つずつボス216をそれぞれ配置している。該覆土輪122においても、枢支部211aの後端側にボス216・216を配置することで、該覆土輪122の取付位置を左側(外側)に寄せることができる。以上のようにして、対抗する一対の覆土輪122・122間のトレッドを、狭めることが可能である。
対向する覆土輪122・122間において、枢支部211aの先端側にボス216・216を配置すると、両覆土輪122・122間のトレッドは広げられる。
【0130】
以上のように、覆土輪122の車軸211を、外径の異なる二つの部位を有すると共に、短径側の部位である枢支部211aの形成長さを、覆土輪122が摺動自在となる長さとし、ボス216を設けて覆土輪122の摺動を制止する構成とすることで、対向する覆土輪122・122間のトレッドの調整が可能である。ボス216を、覆土輪122に対し、枢支部211aの先端側もしくは後端側に付け替えるだけで覆土輪122の左右取付位置を調整可能であり、調整構造が簡単で耐久性に優れると共に、調整が容易である。
【0131】
前記支持ステー175の上部に左右方向に枢支軸77を設け、該枢支軸177に延設部材となるガイド杆178の一側が摺動自在に挿入され、該枢支軸177の両側のガイド杆178上には付勢部材となるバネ179a・179bが外嵌されている。該ガイド杆178の他端は前記ハンドルフレーム106(中フレーム6M)の後部に支点軸181により回転自在に支持されている。
このように構成することによって、前記覆土輪122は前記バネ179bの付勢力により下方へ押圧するように付勢されている。そして、作業終了時や回行するときに、ハンドル174を持って覆土輪122を上昇させると、枢支軸177が支点軸180・181を結ぶ線上よりも上方に位置すると死点越えとなって、覆土輪122を上昇した位置に維持することができるのである。
【0132】
次に、覆土輪122を上昇させた位置にロックするためのロック部189の構成について、図28、図31を用いて説明する。
前記枢支部近傍にはロック部189が設けられている。該ロック部189は前記覆土輪フレーム173の回動基部側に枢支軸193によりロックアーム94の一端を枢支し、該ロックアーム194の他側には長手方向と上方(支点軸180に対して半径方向)に延びるL字状の長孔194aが形成され、一方、機体フレーム102(後フレーム2b)の前記ステー172よりも上方位置に係止ピン195を突出して、該係止ピン195を前記長孔194aに挿入している。
【0133】
更に、前記ロックアーム194の他端(上端)にワイヤー196とバネ197の一端が連結され、該バネ197の他端は前方の後フレーム102bに連結されてロックアーム194を前方へ回動するように付勢し、ワイヤー196の他端は前記昇降レバー132の回動基部設けたアーム199と連結している。該昇降レバー132には更に図示しないワイヤー等を介してエンジン103近傍に設けた油圧操作レバーと連結され、該昇降レバー132の操作により前記油圧シリンダ119を作動させて機体を昇降可能としている。
【0134】
このような構成において、前記ハンドル174を持ち上げて覆土輪122を上昇させると、ロックアーム194も持ち上げられて、係止ピン195が長孔194aに沿って下降し、覆土輪122が上昇位置で前述の如く死点越えによって上昇位置で維持される位置に至ると、係止ピン195が長孔194aの垂直部194bに入り、ロックアーム194はバネ197の引っ張り力により下方へ回動付勢され、係止ピン195が長孔194aの垂直部194bに維持され、覆土輪122が自重等により下方へ回動しようとしても、垂直部194bに係止ピン195が係合されて回動できず、覆土輪122は上昇位置にロックされることになる。
そして、作業開始時や回行後の作業再開時に、昇降レバー132を機体が下降するように、前方へ回動操作すると、ワイヤー196が引っ張られてロックアーム194を後方へ回動し、この回動によって長孔194aの内面が係止ピン195を下方に押して覆土輪フレーム73を下方へ押し、死点越え部分を通過させて覆土輪122を下げるのである。つまり、昇降レバー132の下降操作に連動して覆土輪122を下降することができるのである。このようにして昇降レバー132の下降操作で覆土輪122も同時に下降させて操作性を向上しているのである。
なお、本実施例においては、2条植えとしているが、移植爪及びその駆動機構を更に一対左右方向に付加して4条植えとすることも可能である。また、本実施例では走行部が進行方向右側に偏心しているが、左側に偏心した構成とすることも可能である。
【0135】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏するのである。
機体フレーム上に設けた苗供給部より苗を移植爪内に投入し、該移植爪を畝上へ移動し移植する野菜移植機であり、側面視略逆ヘ字状に折れ曲がり状に構成されている機体フレーム102を構成する後フレーム102b・102bの間の機体中央部でかつ、ハンドルフレーム106を構成する右フレーム106Rと中フレーム106Mの前部間にミッションケース104の上部を支持固定して側面視で後フレームとハンドルフレームとミッションケースの三者で略三角形を構成し、ミッションケース104の後方に移植部120を配設した野菜移植機において、
該移植部120は、機体左右位置に配置されて、苗供給部107側の受継部150から畝125へ苗を搬送する左右一対の移植爪151・151と、各移植爪151の左右一側にそれぞれ配置され左右一側の支持台121に固設した左右他側方向の支点軸154に回転自在に支持されて駆動ケースとなる一対のロータリケース152・152と、各移植爪151の左右他側に配置してガイド部となる一対の昇降ガイド153・153と、これらを連結するアームやリンクを備えており、
前記ロータリケース152・152と昇降ガイド153・153は、共に機体フレーム102に固定され、一組のロータリケース152と昇降ガイド153の間に、一つの移植爪151を配設し、各移植爪151・151を左右それぞれのロータリケース152・152に連結し、それぞれ独立したロータリケースで駆動する、構成としたことにより、機体フレーム上に設けた苗供給部より苗を移植爪内に投入して、該移植爪を畝上へ移動して移植する野菜移植機において、左右一対の移植爪を機体左右位置に配置し、各移植爪を左右それぞれ駆動ケースと連結して、それぞれ独立した駆動ケースで駆動する構成としたので、二つの独立した駆動ケースにより左右の移植爪を駆動することで、各移植爪に作用する駆動力の不均衡を無くし、左右で同一の植付け性能が発揮される。
【0136】
請求項2に示す如く、請求項1記載の野菜移植機において、前記左右一対の移植爪151・151は、平面視において、爪部128a・129aの上端部により形成される円の中心が、移植爪支持対160に形成したカップ160aの中心に対して左右方向にズラした位置となるように構成されて機体左右位置に配置されており、
各移植爪151・151の左右一側に配置したロータリケース152・152の他側より出力軸156・156が突出され、これにアーム157・157の一端が固設され、アーム157・157の他端は移植爪支持軸159に固設されており、
該移植爪151・151は前記受継部150の下方で側面視楕円状の軌跡で昇降するように構成されていることから、前記左右一対の移植爪を機体左右位置に配置し、各移植爪の左右一側に駆動ケースを配置し、他側にガイドレールを配置したので、各移植爪に作用する駆動力の不均衡を無くし、左右で同一の植付け性能が発揮される。また、昇降ガイドが駆動の障害とならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考例に係る歩行型野菜移植機の全体的な構成を示した側面図である。
【図2】 同じく平面図である。
【図3】 機体フレームとミッションケース部分の側面図である。
【図4】 機体フレーム部分の平面図である。
【図5】 苗供給部の平面図である。
【図6】 受継部の後面断面図である。
【図7】 同じく平面図である。
【図8】 移植部の後面図である。
【図9】 同じく側面図である。
【図10】 同じく平面図である。
【図11】 移植爪の側面断面図である。
【図12】 覆土輪支持部の側面図である。
【図13】 覆土輪部分の後面図である。
【図14】 本発明の実施例である歩行型野菜移植機101の全体的な構成を示した側面図である。
【図15】 同じく平面図である。
【図16】 機体フレームとミッションケース部分の側面図である。
【図17】 機体フレーム部分の平面図である。
【図18】 苗供給部の平面図である。
【図19】 受継部の後面断面図である。
【図20】 同じく平面図である。
【図21】 移植部の後面図である。
【図22】 同じく側面図である。
【図23】 同じく平面図である。
【図24】 昇降ガイド153およびロータリケース152の支持構造を示す側面図である。
【図25】 灌水ポンプ187を示す側面図である。
【図26】 移植爪151のスクレパー機構を示す平面図である。
【図27】 同じく後面図である。
【図28】 覆土輪支持部の側面図である。
【図29】 同じく平面図である。
【図30】 同じく後面図である。
【図31】 同じく後面図である。
【符号の説明】
1・101 野菜移植機
2・102 機体フレーム
7・107 苗供給部
20・120 移植部
25・125 畝
26・126 苗
40・148 苗搬送ポット
140 ポット取付基部
50・150 受継部
51・151 移植爪
140 ポット取付基部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vegetable transplanting machine in which a seedling is introduced into a transplanting nail from a seedling supply unit provided on a body frame, and the transplanting nail is moved onto a cocoon and transplanted. It is related to the transplant machine technology.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, there are a pair of left and right transplanted nails, a seedling supply part is arranged above the transplanted nails, the seedling is inserted into the cup of the seedling supply part, and the cup with the seedling inserted is transported to the succession part. A vegetable transplanter that drops the seedling into the transplanted nail from the cup in the transfer section, moves the transplanted nail while moving it down on the heel, and opens the transplanted nail on the lower end side to plant the seedling Is known.
[0003]
For example, it is the technique of Unexamined-Japanese-Patent No. 2002-84826. This technique is provided with a two-row planting part, and has a pair of left and right seedling supply devices and a pair of left and right transplanting claws, and the seedling supply device has a turn in which seedling supply cups are arranged on a plurality of circumferences. A pair of left and right tables are arranged, a ratchet attached to the turntable is rotated and intermittently driven, and is dropped from the seedling supply cup to the transplanting claws in order and transplanted.
Also, instead of a turntable, the seedling supply cups are connected to each other with a chain made of an elastic body, wound around a drive wheel and a driven wheel, the seedling supply cup is arranged in an oval shape, and intermittently driven. I was trying to transplant.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In a pair of left and right transplanted nails, if the drive structure and support structure are unbalanced on the left and right, planting on the left and rightThePerformance may have been different.
Therefore, the present invention seeks to provide a transplanter capable of performing efficient work.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The problems to be solved by the present invention are as described above. Next, means for solving the problems will be described.
The vegetable transplanting machine according to claim 1, wherein a seedling is introduced into a transplanting nail from a seedling supply unit provided on the body frame, and the transplanting nail is moved to a heel and transplanted.AndIn the central part of the fuselage between the rear frames 102b and 102b constituting the fuselage frame 102 that is bent in a substantially inverted shape when viewed from the side.AndThe upper part of the transmission case 104 is supported and fixed between the front part of the right frame 106R and the middle frame 106M constituting the handle frame 106.TheIn side viewAbbreviation for the rear frame, handle frame and mission caseA triangle is formed, and the transplant part 120 is arranged behind the mission case 104.In the vegetable transplanter,
The transplant part 120 is arranged in the left and right position of the aircraft.The seedling supply unit 107 sideFrom succession 150 to 畝 125SeedlingA pair of left and right transplanted nails 151 and 151 to be transported and arranged on one side of each of the transplanted nails 151It is rotatably supported by a fulcrum shaft 154 fixed to the left and right support base 121 in the left and right direction.A pair of rotary cases 152 and 152 as drive casesWhen, A pair of elevating guides 153 and 153 which are arranged on the left and right other sides of each transplanting claw 151 and serve as a guide, and an arm and a link connecting themWith,
The rotary cases 152 and 152 and the lifting guides 153 and 153 are both fixed to the body frame 102,One setofRotary case 152WhenLifting guide 153In betweenOneThe transplanting nails 151 are arranged, and the transplanting nails 151 and 151 are respectively left and right.ofRotary case 152 ・ 152InConcatenate,RespectivelyIndependentIn a rotary caseIt is configured to drive.
[0006]
In Claim 2, in the vegetable transplanting machine according to Claim 1, the pair of left and right transplanting claws 151 and 151 is a center of a circle formed by upper ends of the claws 128a and 129a in a plan view.But,Formed on the transplanted nail support pair 160It is configured to be shifted in the left-right direction with respect to the center of the cup 160a.TheArranged in the left and right positionHas been,
On the left and right sides of each transplanted claw 151, 151ArrangedRotary case 152 ・ 152ofOutput shaft 156/156 from the other sideThis is protrudingArm 157 ・ 157The other end of the arm 157, 157 is fixed to the transplanting nail support shaft 159,
The transplanting claws 151 and 151 are configured to move up and down along an elliptical locus in a side view below the transfer portion 150.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Now, an embodiment of the present invention will be described.
First, the present inventionreferenceThe vegetable transplanter 1 of an example is demonstrated using FIGS. 1-13.
FIG. 1 illustrates the present invention.referenceFIG. 2 is a plan view, FIG. 3 is a side view of the fuselage frame and the mission case part, and FIG. 4 is a plan view of the fuselage frame part. 5 is a plan view of the seedling supply part, FIG. 6 is a rear sectional view of the succession part, FIG. 7 is also a plan view, FIG. 8 is a rear view of the transplant part, FIG. 9 is a side view, and FIG. 11 is a side sectional view of the transplanting claw, FIG. 12 is a side view of the covering ring support portion, and FIG. 13 is a rear view of the covering ring portion.
[0008]
referenceAn example of a walking type vegetable transplanter 1 for onion is described from the overall configuration.
1 and 2, the vegetable transplanter 1 has an engine 3 mounted on the front part of the body frame 2, and a traveling mission case 4 and a planting mission case 5 are arranged on the front and rear center part, and the rear part of the body frame 2. A handle frame 6 serving as a handle member is provided in a horizontal direction from the rear to the rear, a seedling supply unit 7 is disposed on a middle portion of the handle frame 6, and a rear portion of the handle frame 6 is used as a driving operation unit 9.
[0009]
A front wheel support shaft 10 is horizontally mounted on the front part of the body frame 2, one end of the front wheel support frame 11, 11 is attached to both sides of the front wheel support shaft 10, and the front wheel 12 is connected to the other end of the front wheel support frame 11, 11.・ We support 12.
Further, the rotation support shafts 13 and 14 are horizontally mounted from the middle part of the body frame 2, the rear wheel drive shaft 15 protrudes laterally from the traveling mission case 4, and the drive cases are provided on both sides of the rear wheel drive shaft 15. The rear wheels 17 and 17 are supported on the rear portions of the drive cases 16 and 16.
[0010]
The front wheel support frame 11 and the drive case 16 are connected via a link mechanism, and the drive case 16 is connected via a hydraulic cylinder 19 provided at the lower part of the machine body frame 2 and the link mechanism. As a result, the front wheel support frame 11 and the drive case 16 are rotated about the front wheel support shaft 10 and the rear wheel drive shaft 15 so that the airframe can be raised and lowered.
[0011]
And the transplant part 20 is arrange | positioned under the seedling supply part 7 in the rear part of the planting mission case 5 and between the rear frames 2b and 2b (shown in FIGS. 3 and 4), which will be described later, in the rear frames 2b and 2b. The transplanting part 20 raises and lowers the transplanting nail 51, receives the seedling 26 from the seedling supply part 7 at the upper end position, opens the transplanting nail 51 at the lower end position, drops the seedling into the cocoon 25, and then The soil is brought close to the root part of the seedling by the cover ring 22 arranged on the side, and is transplanted after being covered.
[0012]
Next, the configuration of each unit will be described.
First, the chassis that supports the traveling unit and the planting unit will be described. As shown in FIGS. 3 and 4, the chassis connects the body frame 2, the traveling mission case 4 and the planting mission case 5 connected to the body frame 2, and the traveling mission case 4 and the planting mission case 5. The connecting plate 30 is a connecting member, and the handle frame 6 that connects the planting mission case 5 and the body frame 2 is connected and fixed to reinforce each other without the need for a reinforcing member, thereby increasing rigidity. .
[0013]
The fuselage frame 2 is formed in a substantially reverse “h” shape when viewed from the side, and the fuselage frame 2 is constituted by a front frame 2a and a rear frame 2b, and is connected at a substantially front and rear central portion, and the front frame 2a is plate-shaped. The engine 3 is placed and fixed on the front part, and the traveling mission case 4 is placed and fixed on the rear part via a stay 2c.
[0014]
The rear frame 2b is configured in a plan view shape with pipes extending rearward from the left and right sides from the horizontal frame 2d, and the rear end of the front frame 2a is fixed to the horizontal frame 2d in the horizontal direction at the front. Yes. A middle pillar 2e is erected from the middle of the front and rear of the left rear frame 2b. Further, the rotation fulcrum shaft 13 is supported at the rear part of the front frame 2a and protrudes laterally, the rotation fulcrum shaft 14 is supported on the extension of the horizontal frame 2d, and the rear wheel drive shaft 15 is provided at the lower part of the traveling mission case 4 respectively. It is supported parallel to the horizontal direction.
[0015]
Then, the left and right sides of the front frame 2a are used as the center line of the traveling part (airframe).referenceWhen the vegetable transplanter 1 travels across the rod 25 when the pivot support shafts 13 and 14 and the rear wheel drive shaft 15 are extended laterally by shifting to the left in the traveling direction in the example) It is shifted to the left and right sides so that it can be transplanted in two rows on the left and right sides on the forward and return paths (1st and 2nd line on the forward path, 3rd and 4th line on the return path) as described later. Yes. The left and right front wheels 12 and 12 and the rear wheels 17 and 17 can be adjusted in left and right positions (vehicle width) in accordance with the shape and width of the flange 25.
[0016]
2 and 3, the front part of the handle frame 6 is connected to the rear part of the rear frame 2b and the upper part of the middle pillar 2e, and the front part of the handle frame 6 is connected to the upper part of the planting mission case 5. In addition, the seedling supply section 7 and the left and right seedling mounts 31 and 31 are supported on the front and rear halfway parts, and the lift lever 32, the main clutch lever 33, the work lever, the accelerator lever, the side clutch lever, the height adjustment lever, etc. The operation lever is arranged.
[0017]
The handle frame 6 is composed of a right frame 6R, a middle frame 6M and a left frame 6L in a plan view “E” shape, and the planting mission case 5 is supported and fixed between the front portions of the right frame 6R and the middle frame 6M. A connecting plate 34 is installed between the sections, and the rear end upper portion of the right rear frame 2 b is fixed to the lower surface of the connecting plate 34. In this way, the three members are connected and fixed to each other to increase the rigidity. A drive case for the seedling supply unit 7 is attached to the lower part of the connection plate 34.
[0018]
In addition, a reinforcing pipe 6a is connected between the front and rear middle portions of the middle frame 6M and the left frame 6L, and the upper end of the middle pillar 2e is connected and fixed to the front lower surface of the left frame 6L.
In this way, the rigidity is improved by connecting and fixing the right frame 6R, the middle frame 6M, and the left frame 6L.
A seedling stage frame 35 is projected outward from the middle part of the right frame 6R to attach the seedling stage 31, and a seedling stage frame 36 is projected outward from the left frame 6L. 31 is attached.
[0019]
BookreferenceIn the example, the main worker 23 is located behind the rear wheel 17 on the right side of the handle frame 6 on the right side of the machine body (diagonal right behind the seedling supply unit 7), and behind the rear wheel 17 on the left side of the machine body 6 on the handle frame 6 side (seedling). Auxiliary worker 24 is located behind the supply unit 7), or in the case of single work, only the right side of the machine body is located, and the main worker 23 operates the operation lever and from the seedling stage 31 to the seedling 26. The seedlings are inserted one by one (or a predetermined number) into each seedling transport pot 40 of the seedling supply unit 7. The auxiliary operator 24 inserts the seedling into the seedling transport pot 40 that the main worker 23 could not insert into the seedling transport pot 40 to supplement the auxiliary seeder.
[0020]
The traveling mission case 4 and the planting mission case 5 are arranged side by side in front of the center of the machine body in the vertical direction, and a connecting plate 30 is attached to the left and right sides of the traveling mission case 4 and the planting mission case 5. It is set as an integral structure as a structure which connects both cases. As described above, the traveling mission case 4 is fixed on the rear portion of the front frame 2a, and the upper portion of the planting mission case 5 is fixed on the upper portion of the rear frame 2b via the handle frame 6.
[0021]
In this way, in the side view, the machine body frame 2 is bent and folded in an inverted “h” shape, and the upper side of the central concave portion is connected and fixed by the traveling mission case 4, the planting mission case 5, and the connecting plate 30. The triangle can be configured visually, and the rigidity is increased.
[0022]
Next, the seedling supply unit 7 will be described with reference to FIGS. 2, 5, 6, and 7.
As shown in FIG. 2, a U-shaped support frame 37 in a plan view is projected from the middle of the left frame 6L toward the auxiliary worker 24 (on the opposite side to the center of the machine body) in the horizontal direction. In addition, a seedling transport base 39 having a plate body formed in an oval shape (long ring shape) is fixed substantially horizontally on the middle part of the handle frame 6 in the front-rear direction.
[0023]
2 and 5, the drive sprocket 41 is disposed on the connecting plate 34 and the driven sprocket 42 is rotatably supported on the support frame 37. The drive sprocket 41 and the driven sprocket 42 are connected to the drive sprocket 41 and the driven sprocket 42, respectively. 40 seedling transport pots connected in a chain are wound. Power is transmitted to the drive sprocket 41 from the planting mission case 5 through a transmission mechanism such as a chain. In this way, the seedling supply unit 7 is configured.
[0024]
Thus, the seedling carrier 39 is extended to the side of the wheel (front wheel 12 / rear wheel 17) deviated from the center of the machine body, so that the seedling supply unit 7 is arranged so as to straddle the heel 25, so In this case, the planting width of the four strips is straddled, and both the main worker 23 and the auxiliary work 24 located on both sides of the heel 25 face the seedling supply unit 7 and take seedlings from the seedling mount 31 to transfer seedlings. 40 so that seedlings can be supplied. And the drive sprocket 41 is arrange | positioned in the driving | running | working part side in which the main worker 23 is located, and the seedling supply part 7 is driven, the drive transmission path | route from the planting mission case 5 is short, and a transmission mechanism can be comprised compactly. I am doing so.
[0025]
In addition, by forming the 40 seedling transport pots into an oval shape, it is possible to form a straight part in the left and right direction (or an arcuate substantially straight part) in the front and back direction, and insert the seedling by increasing the transport distance in the left and right direction. In order to increase the transplanting efficiency, the time for transplanting can be increased so that the seedling can be supplied for a long time so that there is no omission of insertion. BookreferenceIn the example, the seedling conveyance is an oval, but it is sufficient that at least the straight part is in the seedling supply unit 7 and the inheriting unit 50 described later, and it can be configured in a triangular shape, a rectangular shape or a polygonal shape. .
[0026]
As shown in FIGS. 6 and 7, the seedling transport pot 40 is formed in a funnel shape in which the upper part of the cylindrical body is expanded, and has a shape in which a seedling can be easily inserted from above. A connecting plate 43 extends in the diameter direction and is fixed in the horizontal direction on the outer periphery of the lower portion of the seedling transport pot 40, and the connecting plate 43 and the pivot pin of the seedling transport pot 40 where the ends of the connecting plates 43 are adjacent to each other. 44 are pivotably connected to each other, and are connected in a chain shape by the seedling transport pot 40, the connecting plate 43, and the pivotal support pin 44 to form an endless body, and a simple structure without a chain or the like is required. The outer peripheral surfaces of the drive sprocket 41 and the driven sprocket 42 are in contact with the side surfaces of the seedling transport pot 40 in the middle of the upper and lower sides.referenceIn the example, it is rotated clockwise in a plan view, reversed on the auxiliary worker 24 side, and conveyed to the succession portion 50 side. The drive sprocket 41 and the driven sprocket 42 are a plurality of upper and lower (thisreferenceIn the example, two sheets are arranged so that the seedling transport pot 40 can be stably transported by abutting against the middle part of the seedling transport pot 40. However, the seedling transport pot 40 may be directly fixed to an endless body such as a chain or a belt, and the chain or the belt may be driven to rotate.
[0027]
One side of a plate-like lid 45 is pivotally supported by a fulcrum pin 46 on the lower part of one side of the connecting plate 43 (preferably in the front part in the carrying direction), and the seedling carrying pot on the upper surface of the other side of the lid 45 The lower surface of 40 is covered. In other words, it is a shutter. A roller 47 is rotatably supported on one side of the lower surface of the other side of the lid 45 so as to roll on the seedling transport table 39. The roller 47 is attached to each seedling transport pot 40, and the rollers 47 are alternately arranged on the left and right in the transport direction. That is, in one seedling supply unit 7, when the number of seedling transport pots 40, 40,... Connected in large numbers is an even number, and numbered in order, the seedling transport pot 40 located at an odd number and the seedlings located at an even number In the transport pot, rollers 47, 47,... Are arranged alternately on the left and right sides with respect to the transport direction. In other words, the odd (or even) rollers 47 are arranged on the inner peripheral side, and the even (or odd) rollers 47 are arranged on the outer peripheral side.
[0028]
The seedling transport table 39 serves as a rail on which the roller 47 rolls. In the path along which the roller 47 of the seedling transport table 39 rolls, the seedling transport table 39, that is, the seedling transport table above the machine body. Openings (or notches) 39a and 39b are arranged side by side on the front side of 39 so that the front and rear positions are shifted from each other, and there is no support for the rollers 47 at the openings 39a and 39b. The body 45 is rotated downward to open the lower part of the seedling transport pot 40 so that the seedling is dropped onto the transplanting unit 20.
[0029]
That is, the openings 39a and 39b are opened along the transport direction in the movement locus part of the seedling transport pot 40 on the front right side of the oblong seedling transport base 39 which is long in the left-right direction, and the openings 39a and 39b are transported as seedlings. It is larger than the bottom area of the pot 40 so that the seedling can be dropped, and is opened at a position 3 or 5 pitch apart from the connected seedling transport pot 40 in the transport direction, and this interval is the width of the strip. (Strip interval). Then, one side is left and right side with respect to the advancing direction, and the other side is left and right side and the other side is opened so that the roller 47 falls down. The seedlings fall to the extent that they are slightly expanded from the bottom surface (the lid body 45 can be rotated downward), but the rollers 47 attached to the seedling transport pots 40 adjacent to the front and rear in the traveling direction are prevented from falling. That is, the openings 39a and 39b are opened to the left and right opposite sides with respect to the center line in the transport direction of the seedling transport pot 40.
Slopes (inclined surfaces) 39c and 39c that gradually rise and are connected to the roller 47 rolling surface of the seedling carrier stand 39 at positions where the rollers 47 on the end side in the traveling direction pass through the openings 39a and 39b, respectively. The lid 45 is gradually closed as the roller 47 is moved without being caught.
[0030]
In this way, the seedling supply section 7 is arranged in an oval shape so that the seedling transport pots 40, 40,... Are arranged in order, and sequentially pass before the main worker 23 and the auxiliary worker 24 at the rear of the machine body are located. At the time of passing, the seedling 26 is inserted into the seedling transport pot 40, and is rotated and moved upward where the transplant part 20 in front thereof is located. At the upper position of the transplanted portion 20, the rollers 47 and 47 separated by 3 pitches simultaneously fall into the openings 39a and 39b, and the lids 45 and 45 are pivoted downward to open the seedlings to drop the seedling. It is designed to be put into the transplanting nails 51 and 51. The part to be dropped is referred to as a transfer part 50. That is, the inheritance part 50 is located on the drive side of the seedling supply part 7 where the drive sprocket 41 is located, and can be brought close to the transplant part 20 by being located on the machine body side, so that the inheritance is good. Then, the rollers 47 and 47 come into contact with the slopes 39c and 39c and gradually rise to close the lids 45 and 45. Therefore, every other transplanted nail 51 is supplied from the seedling transport pot 40. That is, the lower seedling transport pot 40 is opened on the left (or right) of the left and right openings, and the even seedling transport pot 40 is opened on the right (or left) of the opening 45 on the lower side. In this case, the left and right strips (rows 1 and 2 or strips 3 and 4) will fall into the transplanted claws 51 and 51. Therefore, it becomes possible to plant two strips at the same time, and the distance between the left and right strips can be kept constant.
[0031]
Next, the transplant part 20 will be described with reference to FIGS.
A transplant section 20 is disposed behind the planting mission case 5 in the center of the airframe between the rear frames 2b and 2b. The transplant section 20 is disposed on one side of the left and right sides, and a rotary case 52 serving as a drive section, From the left and right transplanting claws 51 and 51 which are located in the central portion and transported from the inheritance unit 50 to the heel 25, the lifting guide 53 which is arranged on the left and right other side to be a guide unit, and the arm or link which connects these It is configured. The rotary case 52 and the raising / lowering guide 53 are fixed to the left and right body frames 2, and grafting claws 51, 51 are disposed between them, and the grafting claws 51, 51 are lifted and lowered along an elliptical trajectory in a side view below the transfer part 50. Is configured to do.
[0032]
One end of the rotary case 52 is rotatably supported by a fulcrum shaft 54 projecting from the body frame 2 in the horizontal direction, and a sprocket 55 serving as a transmission is fixed to the outer periphery of the fulcrum shaft 54 on the outer side surface of the rotary case 52. It is configured to be interlocked with the planting mission case 5 through a transmission means such as a chain so that the transplanting unit 20 and the seedling supply unit 7 are driven in synchronization. In addition, it can also be set as the structure transmitted with a gear etc. instead of the sprocket 55, and is not limited.
[0033]
Three gears are arranged in series in the rotary case 52 and engaged with each other, and the output shaft 56 projects from the other side of the rotary case 52 to the opposite side of the sprocket 55. One end of an arm 57 is fixed on the output shaft 56. Thus, the gear is set so that the rotary case 52 rotates once and the arm 57 rotates once in the opposite direction.
One end of a connecting shaft 59 is fixed to the other end of the arm 57, and one side (front side) of the graft claw supports 60, 60 is rotatably supported on the connecting shaft 59 via a bearing. ing. A connecting auxiliary shaft 62 is connected between the front and rear intermediate portions of the transplanting claw supports 60 and 60 to increase rigidity. The transplanting claw support 60 is composed of left and right plates, and an open / close cam 61 is fixed on a connecting shaft 59 between the left and right plates.
[0034]
A funnel-shaped cup 60a is formed on the other side (rear side) of the transplant nail support 60 so that seedlings can easily enter from the inheriting portion 50, and the transplant nail 51 is disposed at the bottom of the cup 60a so as to be opened and closed. Yes.
The opening / closing mechanism of the transplanting claw 51 is provided with claw fulcrum shafts 63, 63 in the horizontal direction at positions spaced the same distance from the front part and the rear part of the cup 60a. Is pivotally supported. The transplanted claw 51 stores and supports the seedling in a state where the beak-shaped claw portions 51a and 51a configured substantially symmetrically in the front-rear direction are arranged, and the seedling is dropped in the opened state. The pivot shafts 64 and 64 are provided on the left and right sides of the upper cup 60a to connect the front and rear claw portions 51a and 51a. Then, springs 69 and 69 are interposed between the pivot shafts 64 and 64 and the upper portion of the cup 60a, and the pivot shafts 64 and 64 are lifted to urge the graft claw 51 to close. Yes.
[0035]
Further, one end of a contact arm 65 is pivotally supported on the claw fulcrum shaft 63 of the claw portion 51a located on the opening / closing cam 61 side, and a roller 66 is provided on the other end of the contact arm 65 so that the opening / closing cam 61 It is configured to contact the outer periphery. A claw opening / closing amount adjusting mechanism 67 is provided between the abutment arm 65 and the upper portion of the claw portion 51a. The claw opening / closing amount adjusting mechanism 67 is screwed between the two to rotate the bolt 68. By moving, the distance between the two is adjusted so that the amount of rotation of the claw portion 51a can be adjusted.
[0036]
That is, the claw portion 51a is urged to be closed by the spring 69, and the tip of the abutment arm 65 located on the opposite side to the fulcrum shaft 63 is abutted against the opening / closing cam 61 to restrict the rotation. . That is, the nail | claw part 51a rotates by the outer periphery shape of the opening-and-closing cam 61, and the transplanting claw 51 will be opened and closed. With this configuration, the transplanting claw 51 is always urged in the closing direction and is controlled to be forcibly opened by the opening / closing cam 61. Therefore, the configuration in which the transplantation claw is locked at the open position can provide sufficient opening. Otherwise, the seedling could not be dropped without being locked.referenceBy configuring as in the example, the seedlings can be opened reliably and dropped.
[0037]
And the front part of the graft nail support body 60 located on the opposite side of the rotary case 52 is extended upward to form an extension part 60b, and the support shaft 70 is connected to the lifting guide 53 side from the extension part 60b. The roller 71 is provided at the end of the support shaft 70 and is fitted into an elevating guide 53 arranged in the vertical direction to guide the elevating and lowering of the transplanting claw 51.
[0038]
In such a configuration, when the transplanting claw 51 is positioned at the rising end, the claw portions 51a and 51a are closed, and when seedlings are introduced from the seedling supply unit 7 in the inheritance unit 50, the power from the planting mission case 5 is used. The rotary case 52 is rotated and the arm 57 is also rotated at the same time, so that the pair of left and right transplanting claws 51 and 51 are simultaneously lowered along the lifting guide 53, and the planting claws 51 are lowered while drawing a substantially elliptical locus. .
When the lower end position is lowered, the opening / closing cam 61 rotates to rotate the contact arm 65 in contact with the opening / closing cam 61 (contacts the small diameter portion of the opening / closing cam 61). The nail | claw part 51a is rotated centering | focusing on 63, the transplant nail | claw 51 * 51 is opened, and a seedling falls and discharge | releases in the lower end position in the collar 25. When further rotated, the transplanting claws 51 and 51 are raised, and the pair of left and right transplanting claws 51 and 51 are simultaneously closed by the rotation of the opening and closing cam 61 in the raised position.
[0039]
Next, the support structure of the earth covering ring 22 will be described with reference to FIGS.
Stays 72, 72 project downward from the lower surfaces of the left and right rear frames 2b, 2b, and the front ends of the cover ring frame 73 are pivotally supported by a fulcrum shaft 80 as pivots. . A lock part 89 described later is provided in the vicinity of the pivotal support part. The cover ring frame 73 is formed in a U shape in a plan view, a handle 74 projects rearward from the rear end portion, a support stay 75 projects from the left and right central portions, and a mounting frame 76 is suspended below. Yes.
[0040]
A pivot shaft 90 projects from the lower end of the mounting stay 76 in the front-rear direction, and a lower portion of the cover ring support frame 91 is pivoted on the pivot shaft 90. The cover ring support frame 91 is configured in a lateral “E” shape in the rear view, and pivotally supports the pivot shaft 90 at the lower part of the center frame, and covers the soil between the left and right frames and the lower part of the center frame. The wheels 22, 22, 22, 22 are arranged so as to be rotatable in pairs on the left and right. The pair of soil covering rings 22 and 22 are configured to straddle the line in the traveling direction of the transplanting claws 51 and 51. In this way, the pivot shaft 90 is arranged at the lower left and right center to support the left and right cover rings 22, 22... The structure is such that both sides of the root of the seedling 26 are pressed.
[0041]
A pivot shaft 77 is provided on the upper portion of the support stay 75 in the left-right direction. One side of a guide rod 78 serving as an extending member is slidably inserted into the pivot shaft 77, and guides on both sides of the pivot shaft 77 are provided. On the collar 78, springs 79a and 79b serving as biasing members are fitted. The other end of the guide rod 78 is rotatably supported by a fulcrum shaft 81 at the rear portion of the handle frame 6 (the middle frame 6M).
With this configuration, the cover ring 22 is urged so as to be pressed downward by the urging force of the spring 79b. When the work ring 74 is lifted by holding the handle 74 at the end of the work or turning, the dead center is exceeded when the pivot shaft 77 is positioned above the line connecting the fulcrum shafts 80 and 81. The covering ring 22 can be maintained in the raised position.
[0042]
Next, the structure of the lock part 89 for locking the cover ring 22 to the raised position will be described. A lock part 89 is provided in the vicinity of the pivotal support part. The lock portion 89 pivotally supports one end of a lock arm 94 by a pivot shaft 93 on the rotation base portion side of the cover ring frame 73, and on the other side of the lock arm 94 in the longitudinal direction and above (with respect to the fulcrum shaft 80). L-shaped elongated holes 94a extending in the radial direction are formed, and on the other hand, the locking pin 95 protrudes above the stay 72 of the body frame 2 (rear frame 2b), and the locking pin 95 is The long hole 94a is inserted.
[0043]
Furthermore, one end of a wire 96 and a spring 97 is connected to the other end (upper end) of the lock arm 94, and the other end of the spring 97 is connected to the front rear frame 2b so that the lock arm 94 is rotated forward. The other end of the wire 96 is connected to an arm 99 provided on the rotating base of the lift lever 32. The lift lever 32 is further connected to a hydraulic operation lever provided in the vicinity of the engine 3 via a wire (not shown), and the hydraulic cylinder 19 is operated by the operation of the lift lever 32 so that the airframe can be raised and lowered.
[0044]
In such a configuration, when the handle 74 is lifted and the cover ring 22 is raised, the lock arm 94 is also lifted, the locking pin 95 is lowered along the long hole 94a, and the cover ring 22 is in the raised position. When reaching the position maintained at the raised position by exceeding the dead point, the locking pin 95 enters the vertical portion 94b of the long hole 94a, and the lock arm 94 is urged downward by the pulling force of the spring 97, Even if the locking pin 95 is maintained in the vertical portion 94b of the long hole 94a and the cover ring 22 tries to rotate downward due to its own weight or the like, the locking pin 95 is engaged with the vertical portion 94b and cannot rotate, so The wheel 22 is locked in the raised position.
When the lifting lever 32 is rotated forward so that the machine body is lowered when starting the work or when the work is resumed after turning, the wire 96 is pulled and the lock arm 94 is rotated backward. By the movement, the inner surface of the long hole 94a pushes the locking pin 95 downward, pushes the cover ring frame 73 downward, passes the portion beyond the dead center, and lowers the cover ring 22. That is, the earth covering ring 22 can be lowered in conjunction with the lowering operation of the elevating lever 32. In this way, the cover ring 22 is also lowered simultaneously by the lowering operation of the elevating lever 32 to improve the operability.
BookreferenceIn the example, two rows are planted, but it is also possible to add four pairs of transplanting claws and their driving mechanisms in the left-right direction to form four rows. Also bookreferenceIn the example, the traveling portion is eccentric to the right in the traveling direction, but it may be configured to be eccentric to the left.
[0045]
Next, the present inventionExampleThe vegetable transplanter 101 will be described with reference to FIGS. 14 to 31.
FIG. 14 shows the present invention.ExampleFIG. 15 is a plan view, FIG. 16 is a side view of the fuselage frame and the mission case portion, and FIG. 17 is a plan view of the fuselage frame portion. 18 is a plan view of the seedling supply part, FIG. 19 is a rear sectional view of the succession part, FIG. 20 is also a plan view, FIG. 21 is a rear view of the transplant part, FIG. 22 is a side view, and FIG. 24 is a side view showing the support structure of the lifting guide 153 and the rotary case 152, FIG. 25 is a side view showing the irrigation pump 187, FIG. 26 is a plan view showing the scraper mechanism of the transplanting claw 151, and FIG. 28 is a side view of the cover ring support, FIG. 29 is a plan view, FIG. 30 is a rear view, and FIG. 31 is a rear view.
[0046]
ExampleVegetable transplanter 101 andreferenceThe basic configuration of the vegetable transplanter 1 of the example is the same. In both transplanters 1 and 101, the different parts are indicated in the description of the specification. In addition, common features that are characteristic in both transplanters 1 and 101 are also described in the description.
[0047]
First, the overall configuration of the vegetable transplanter 101 will be described.
14 and 15, the vegetable transplanter 101 has the engine 103 mounted on the front part of the machine frame 102, the mission case 104 is arranged on the front and rear center part, and the handle member is rearward from the rear part of the machine frame 102. A handle frame 106 is continuously provided in the horizontal direction, a seedling supply unit 107 is disposed on the middle part of the handle frame 106, and a rear part of the handle frame 106 is used as a driving operation unit 109.
[0048]
A front wheel support shaft 110 is horizontally mounted on the front portion of the body frame 102, one end of the front wheel support frames 111 and 111 is attached to both sides of the front wheel support shaft 110, and a front wheel 112 is connected to the other end of the front wheel support frames 111 and 111. -112 is supported. In addition, a pair of left and right saddle rollers 218 and 218 are provided at the forefront of the machine body (shown in FIG. 14).
Further, the rear wheel drive shaft 115 protrudes laterally from the transmission case 104, and drive cases 116 and 116 are connected to both sides of the rear wheel drive shaft 115. 117 and 117 are supported. The front wheel support frame 111 and the drive case 116 are connected via a link mechanism, and the drive case 116 is connected via a link mechanism and a hydraulic cylinder provided in the lower part of the machine body frame 102 to expand and contract the hydraulic cylinder. As a result, the front wheel support frame 111 and the drive case 116 are rotated about the front wheel support shaft 110 and the rear wheel drive shaft 115, so that the airframe can be raised and lowered.
[0049]
And the transplant part 120 is arrange | positioned in the rear part of the mission case 104 and under the seedling supply part 107 between the rear frames 102b and 102b described later, and the transplant part 120 can be protected by the rear frames 102b and 102b. The nail | claw 151 is raised / lowered, the seedling 126 is received from the seedling supply part 107 in the uppermost position, the transplanting claw 151 is opened in the lower end position, the seedling is dropped into the cocoon 125, and the seedling ring 122 disposed behind the seedling It has a structure in which soil is brought close to the root and covered and transplanted.
[0050]
The vegetable transplanting machine 101 inputs a seedling into a transplanting claw 151 from a seedling supply unit 107 provided on the machine body frame 102 (on the handle frame 106), and transplants the transplanted claw 151 by moving the transplanting claw 151 into a cage. Machine. As will be described later, the seedling supply unit 107 is configured to continuously rotate and drive the seedling carrier connected in an oval shape. The seedling carrier comprises a seedling carrying pot 148 and a pot mounting base 148. Further, in the inheritance unit 150, the seedling is introduced from the seedling carrier to the transplanting claw 151.
[0051]
Next, the configuration of each unit will be described.
First, the chassis that supports the traveling unit and the planting unit will be described. As shown in FIGS. 16 and 17, the chassis includes a body frame 102, a transmission case 104 connected to the body frame 102, and a handle frame 106 supported by the transmission case 104 and the body frame 102. By connecting and fixing each of them, a reinforcing member is reinforced without requiring a reinforcing member, and the rigidity is increased.
[0052]
Reference examples andOne difference between the embodiments will be described.
ExampleThe structure of the fuselage frame 102 in FIG.referenceThe configuration of the body frame 2 in the example is different. The machine body frame 2 is fixed by welding or the like, whereas the machine body frame 102 is a combined structure of each frame member, and the chassis can be divided before and after the mission case 104.
[0053]
The fuselage frame 102 is configured in a substantially reverse “h” shape when viewed from the side.
The body frame 102 includes a front pipe frame 102f and a rear pipe frame 102d, and the pipe frames 102f and 102d are connected by connecting frames 102h and 102h arranged on the left and right. The front pipe frame 102f supports the front wheel support shaft 110 inside, and the rear pipe frame 102d supports the rear wheel drive shaft 115 inside.
A support frame 102a is bridged between the pipe frames 102f and 102d inside the connecting frames 102h and 102h. The support frame 102a is configured in a plate shape, and the engine 103 is placed and fixed on the front part thereof, and the transmission case 104 is placed and fixed on the rear part via the stay 102c.
The connecting frames 102h and 102h are bridged by a bridge frame 102j. The bridge frame 102j and the front pipe frame 102f are bridged by bridge frames 102k and 102k arranged on the left and right of the support frame 102a.
A rear support frame 102n extending in the left-right direction is connected to the rear end of the rear pipe frame 102d, and rear frames 102b and 102b extending rearward are connected to the left and right ends of the rear support frame 102n. Has been. A middle post 102e connected to a handle frame 106 (described later) is erected on a middle part in the front and rear of each rear frame 102b. Further, a rear center frame 102m extending rearward is connected to the left and right center of the rear support frame 102n, and a middle column 102g connected to a handle frame 106 (described later) is connected to the rear portion of the rear center frame 102m. Established.
Each of the above frame members constitutes a split type body frame 102. In particular, before and after the mission case 104, the entire chassis can be divided into a front chassis and a rear chassis. The frame members are connected by bolt fastening, and it is easy to divide the frame members into frame members and to form the body frame 102 by combining the frame members.
[0054]
The left and right center line in the front-rear direction of the front frame 102a is used as the center line of the traveling portion (airframe), and the rear wheel drive shaft 115 extends laterally by shifting to the left and right sides (the left side in the traveling direction in this embodiment). When the vegetable transplanter 101 travels across the ridge 125, the traveling part deviates to the left and right sides and travels in two rows on the left and right sides on the forward and return routes as described later (on the forward route). The first and second items can be transplanted on the return route). The left and right front wheels 112 and 112 and the rear wheels 117 and 117 can be adjusted in the left and right positions (vehicle width) in accordance with the shape and width of the rod 125.
[0055]
15 and 16, the front part of the handle frame 106 is connected to the rear part of the rear frame 102b, and the front part of the handle frame 106 is connected to the upper part of the transmission case 104, so that The seedling supply unit 107 and the left and right seedling platforms 131 and 131 are supported on the rear side, and operation levers such as an elevating lever 132, a main clutch lever 133, a work lever, an accelerator lever, a side clutch lever, and a height adjusting lever are arranged at the rear. ing.
[0056]
As shown in FIG. 15, the handle frame 106 includes a right frame 106R, a middle frame 106M, and a left frame 106L in a plan view “E” shape, and a transmission case 104 between the front portions of the right frame 106R and the middle frame 106M. The connecting plate 134 is installed between the front and rear intermediate parts, and the rear frame upper portions of the rear frames 102b and 102b are fixed to the lower surface of each connecting plate 134. In this way, the three members are connected and fixed to each other to increase the rigidity. A driving case for the seedling supply unit 107 is attached to the lower part of the connection plate 134.
[0057]
The upper ends of the middle pillars 102e and 102e are connected and fixed to the lower surfaces of the front portions of the right frame 106R and the left frame 106L. The upper end of the middle pillar 102g is connected to the lower surface of the front portion of the middle frame M. In this way, the handle frame 106 and the body frame 102 are connected and fixed to increase the rigidity.
A seedling stage frame 135 is projected outward from the middle part of the right frame 106R to attach the seedling stage 131, and a seedling stage frame 136 is projected outward from the left frame 106L. 131 is attached.
[0058]
In this embodiment, a main worker 123 (shown in FIG. 15) is located behind the rear wheel 117 on the right side of the handle frame 106 on the right side of the machine body, and an auxiliary worker is located behind the rear wheel 117 on the side of the handle frame 106 on the left side of the machine body. 124 (shown in FIG. 15) is located, or in the case of single work, only the right side of the machine body is located, and the main worker 123 operates the operation lever and also removes the seedling 126 from the seedling stand 131, One seedling is inserted into 107 seedling transport pots 148 (or a predetermined number). The auxiliary worker 124 supplements the main worker 123 by inserting the seedling into the seedling transport pot 148 that could not be inserted into the seedling transport pot 148.
[0059]
Reference examples andTwo differences between the embodiments will be described.
referenceIn the example, a traveling drive speed change mechanism (travel mission case 4) and a work drive speed change mechanism (planting mission case 5) for driving the transplanting unit 120 and the like are provided separately.ExampleThen, an integral type (combined type) mission case 104 is provided.
[0060]
The mission case 104 is fixed on the rear portion of the support frame 102a as described above, and the upper portion of the mission case 104 is fixed on the upper portions of the rear frames 102b and 102b via the handle frame 106.
In this way, in the side view, the fuselage frame 102 is bent in an inverted “h” shape, and the upper part of the central recess is connected and fixed by the integrated mission case 104 to form a triangle in the side view. It is possible to increase the rigidity.
[0061]
Reference examples andThree differences between the embodiments will be described.
referenceIn the example, the front wheels 12 and 12 and the rear wheels 17 and 17 provided in the vegetable transplanter 1 are provided in parallel in plan view.ExampleThen, the front wheels 112 and 112 are provided in a toe-in manner.
As shown in FIG. 15 (plan view), the pair of left and right front wheels 112 and 112 are provided in a toe-in manner and arranged in a “C” shape in plan view.
For this reason, the traveling straightness of the vegetable transplanter 101 is improved.
[0062]
Next, the seedling supply unit 107 will be described with reference to FIGS. 15, 18, 19, and 20.
As shown in FIG. 15, a seedling supply unit 107 is disposed on the handle frame 106. That is, a support frame 137 having a “U” shape in plan view is projected from the middle of the left frame 106L toward the auxiliary worker 124 (on the side opposite to the center of the machine body) in the horizontal direction, and the support frame 137 and the handle frame A seedling conveyance table 139 having a plate body formed in an oval shape (long ring shape) is fixed substantially horizontally on the middle part of the front and rear 106.
[0063]
As shown in FIG. 18, a support frame 137 in which a drive sprocket 141 protrudes laterally from the left frame 106L on a connecting plate 134 that connects the left frame 106L, the middle frame 106M, and the right frame 106R. A series of pot attachment bases 140 are wound around the drive sprocket 141 and the driven sprocket 142 so as to be rotatably supported. Each pot mounting base 140 holds a seedling transport pot 148 into which one seedling is inserted. Power is transmitted to the drive sprocket 141 from the transmission case 104 via a transmission mechanism such as a chain. In this way, the seedling supply unit 107 is configured.
[0064]
In the above, the pot attachment base 140 is a connecting body that connects the respective parts to form an oval shape. In addition, the pot mounting base 140 and the seedling transport pot 148 which are connected bodies constitute a seedling transport body as a seedling transport means. As will be described later, the seedling transport pot 148 is detachable from the pot mounting base 140 (connector).
[0065]
Reference examples andThe fourth difference between the embodiments will be described.
A driving sprocket 141 as a means for driving the seedling carrier and a driven sprocket 142 driven by the driving sprocket 141 are:ExampleIn particular, it is made of aluminum.referenceIn the example, the materials of the driving sprocket 41 and the driven sprocket 42 are not limited.
[0066]
The drive sprocket 141 and the driven sprocket 142 are formed of metal, particularly aluminum. The sprockets 141 and 142 are formed with a large number of hollow portions 141a and 142a around the rotation center of the sprockets 141 and 142, respectively.
The sprockets 141 and 142 are reduced in weight by the formation of the hollow portions 141a and 142a, and the rigidity is maintained by being made of metal (aluminum). Moreover, since both the sprockets 141 and 142 are made of aluminum, molding is easy.
[0067]
Reference examples andOne characteristic common point between the embodiments will be described.
Sprockets 141 and 142 as driving means for the seedling carrier (Example) And sprockets 41 and 42 (referenceIn any case, five or more contact portions with which the seedling carrier is in contact are formed. The abutting portion is formed between the teeth of the sprocket. In other words,Reference examples andIn the driving and driven sprockets of the embodiment, five or more sprocket teeth are formed respectively.
[0068]
On the outer circumferences of both sprockets 141 and 142, contact portions 141c and 142c are formed between the teeth of the sprockets 141 and 142 and the fitting ring 158 of the pot mounting base 140 (connector). Has been. The contact portions 141 c and 142 c are formed in an arc shape so as to engage with the fitting ring 158.
In this embodiment, the number of contact portions 141c and 142c formed by the sprockets 141 and 142 is 16, respectively. Therefore, 8 to 9 pot mounting bases 140 are positioned at one end of the arcuate shape of the elliptical pot mounting bases 140 regardless of the rotational positions of the sprockets 141 and 142. .
[0069]
Then, the main worker 123 walks behind the right rear wheel 117 and supplies the seedling 126 to the pot mounting base 140 from the right end of the oval pot mounting base 140 series. In addition, the auxiliary worker 124 walks behind the left rear wheel 117 and supplies the seedling 126 to the pot mounting base 140 from the right and left ends of the oval pot mounting base 140 series.
[0070]
The arc-shaped end portion of the pot attachment base 140 is a seedling supply position by the workers 123 and 124. The seedling supply positions on both sides are positioned in the vicinity of the seedling mounts 131 and 131 located on the left and right, respectively. Therefore, each of the workers 123 and 124 can supply seedlings from the seedling mount 131 to the seedling transport pot 148 at the seedling supply position by reciprocating movement of one hand.
In the above description, the more pot mounting bases 140 that are always positioned, the more the workers 123 and 124 can reliably supply the seedlings to the seedling transport pot 148 and the more reliably only one operator is. It is also possible to supply an appropriate seedling. That is, it is possible to supply seedlings in double row planting by one worker.
By forming five or more contact portions 141c and 142c with respect to the fitting ring 158 on the sprockets 141 and 142, respectively, compared to the case where cross-shaped drive wheels (sprockets) having four contact portions are used. Since there are a large number of seedling transport pots 148 that move along the arcuate portion, opportunities for inserting seedlings can be increased and the seedling supply can be reliably performed at the same transport speed.
[0071]
In addition, the seedling carrier 139 is extended to the side of the wheel (front wheel 112 / rear wheel 117) that is deviated from the center of the machine body, so that the seedling supply unit 107 is disposed so as to straddle the ridge 125, so In this case, the planting width of the four strips is straddled, and both the main worker 123 and the auxiliary worker 124 located on both sides of the rod 125 face the seedling supply unit 107 and take seedlings from the seedling placing stand 131 to transport the seedlings. A seedling can be supplied to the pot 148. The drive sprocket 141 is arranged on the traveling unit side where the main worker 123 is located to drive the seedling supply unit 107, so that the drive transmission path from the mission case 104 is short and the transmission mechanism can be configured compactly. I have to. In addition, by making the pot mounting base 140 series into an oval shape, a straight portion in the left-right direction (or a substantially arc-like straight portion) can be formed in the front and rear direction, and a seedling is inserted with a longer transfer distance in the left-right direction. In order to increase the transplanting efficiency, the time for transplanting can be increased so that the seedling can be supplied for a long time so that there is no omission of insertion. In addition, although seedling conveyance is made into an oval in a present Example, at least a straight line part should just exist in the seedling supply part 107 and the succession part 150 mentioned later, and it may comprise a triangular shape or a rectangular shape or a polygonal shape. Is also possible.
[0072]
Reference examples andThe fifth difference between the embodiments will be described.
referenceIn the example, the seedling carrier (seedling carrying pot 40) that is integral is:ExampleThen, it is set as the structure divided | segmented into two members for every function.ExampleThen, the seedling transport body is composed of a connecting body (pot mounting base 140) that is connected to each other to form an endless body, and a pot (seedling transport pot 148) into which a seedling is inserted.
[0073]
The pot mounting base 140 (connector) will be described with reference to FIGS. 19 and 20.
The pot mounting base 140 includes a fitting ring 158 that allows the seedling transport pot 148 to be detachable, and a first connecting portion 143 a and second extending portions 143 b and 143 b formed on both sides of the fitting ring 158. The fitting ring 158 is a cylindrical body that is open at the top and bottom. Moreover, the pot attachment base 140 which is a connection body is connected endlessly as follows.
The first connecting portion 143 a and the second connecting portions 143 b and 143 b extending in the horizontal plane are projected from the outer peripheral surface of the fitting ring 158. In addition, the second connecting portions 143b and 143b are in a positional relationship located above and below the first extending portion 143a, respectively. Between the adjacent pot mounting bases 140 and 140, the first connecting portion 143a of one pot mounting base 140 and the second connecting portions 143b and 143b of the other pot mounting base 140 overlap in plan view. The first connecting portion 143a and the second connecting portions 143b and 143b are pivotally connected to each other by inserting the pivot pin 144 from above, and the pot mounting base portions 140 and 140 are connected.
As described above, the pot mounting base 140 is configured, and the pot mounting bases 140, 140,... Are connected endlessly in a swingable manner to form an endless body, and a simple structure without a chain or the like is required. .
[0074]
Then, in this embodiment, the driving sprocket 141 and the outer peripheral surface of the driven sprocket 142 are in contact with the side surfaces of the upper and lower middle portions of the pot mounting base 140, and in this embodiment, the pot sprocket rotates clockwise in plan view. So that the seedlings are conveyed to the successor 150 side. The drive sprocket 141 and the driven sprocket 142 are configured so that a plurality of recesses formed on the outer peripheral surface abut against the upper and lower middle portions of the pot mounting base 140 and can be stably conveyed. However, it is also possible to fix the pot mounting base 140 directly to an endless body such as a chain or a belt, and to rotate the chain or belt.
[0075]
Reference examples andSix points of difference between the embodiments will be described.
ExampleThen, as described above, since the seedling transport body is configured to be detachable as a two-part configuration of the seedling transport pot 148 and the pot mounting base 140, a configuration for preventing the seedling transport pot 148 from coming off from the pot mounting base 140 is provided. ing.
[0076]
As shown in FIGS. 19 and 20, the seedling transport pot 148 has a shape in which the upper part of the cylindrical body is expanded, and has a shape in which a seedling can be easily inserted from above.
On the other hand, the fitting ring 158 of the pot mounting base 140 is formed so that the seedling transport pot 148 can be inserted therein, and the outer peripheral surface of the seedling transport pot 148 is substantially in contact with the inner peripheral surface of the fitting ring 158. Held in. The position of the seedling transport pot 148 relative to the fitting ring 158 in this state is set as a holding position of the seedling transport pot 148.
With the above configuration, the seedling transport pot 148 is configured to be detachable from the pot mounting base 140. Since the seedling transport pot 148 into which the seedling is inserted and the pot mounting base 140 are separate, only the seedling transport pot 148 needs to be replaced when the seedling transport pot 148 is damaged, and the maintainability is improved. In addition, when single-row planting or half-row planting is performed, single-row planting can definitely be easily performed by removing every other, that is, by removing odd-numbered or even-numbered seedling transport pots 148 in the pot series. In addition, by configuring the odd or even-numbered seedling transport pot 148 to have a different color from the others, another type of seedling can be definitely inserted and planted for each line.
In addition, the seedling transport pot 148 is made of synthetic resin, the insertion portion to the lower pot mounting base 140 is formed in a ground glass shape, and the upper portion is a transparent body. On the other hand, the pot mounting base 140 is made of aluminum. For this reason, while the seedling transport pot 148 is detachable from the pot mounting base 140, the seedling transport pot 148 and the pot mounting base 140 are rubbed against each other due to vibrations during traveling and the like. There are no problems such as generating sound. Moreover, since it is transparent, even when a short seedling is inserted, it can be easily determined that there is no insertion error.
[0077]
Further, the pot mounting base 140 and the seedling transport pot 148 are provided with a structure for preventing the seedling transport pot 148 from coming off, and are configured to be fitted to each other.
As shown in FIG. 19, a protrusion 148a is provided on the outer peripheral surface of the seedling transport pot 148, and a fitting hole is formed on the inner peripheral surface of the fitting ring 158 at a position corresponding to the protrusion 148a in the holding position. 158a is formed. In the holding position, the protrusion 148a is fitted into the fitting hole 158a, and the pot mounting base 140 and the seedling transport pot 148 are fitted. The fitting of the two members prevents the seedling transport pot 148 from coming off from the pot mounting base 140. In particular, since the seedling transport pot 148 is made of a synthetic resin as described above, the seedling transport pot 148 can be bent to engage / disengage the fitting hole 158a and the protrusion 148a, and the engagement / disengagement is easy. It is.
[0078]
For this reason, the seedling transport pot 148 does not fall off from the pot mounting base 140 due to vibration during traveling or wind pressure when the machine body is loaded and moved on a transport vehicle.
In this embodiment, a protrusion 148 a is formed as a convex portion on the outer peripheral surface of the seedling transport pot 148, and a fitting hole 158 a is formed as a concave portion on the inner peripheral surface of the fitting ring 158 so that the seedling transport pot 148 is removed. Constitutes prevention. The present invention is not limited to this configuration, and any configuration may be used as long as concave portions or convex portions are formed on the inner peripheral surface of the fitting ring 158 and the outer peripheral surface of the seedling transport pot 148, respectively. For example, as the concave portion, a recess may be formed instead of the fitting hole 158a which is a through hole. Moreover, it is good also as a structure which forms a convex part in the fitting ring 158, and forms a recessed part in the seedling conveyance pot 148. Moreover, it is also possible to rotate and fix like a screw type.
[0079]
Reference examples andSeven of the differences between the embodiments will be described.
referenceIn the example, the roller 47 provided on the shutter 45 is made of metal.ExampleThen, the roller 147 provided in the shutter 145 is made of resin, and the thickness of the shutter 145 is increased.
[0080]
As shown in FIG. 19 and FIG. 20, below the connecting portion (the first connecting portion 143a and the second connecting portions 143b and 143b) between the pot mounting base portions 140 and 140, the rotation fulcrum of the shutter 145, that is, the shutter 145 support portions are provided.
The shutter 145 is a member formed by bending a plate-like member, and includes a flat surface portion 145a, a rotation support portion 145b formed on one side of the flat surface portion 145a, and a roller mounting portion formed on the other side. 145c.
The rotation support portion 145b is a portion formed by bending the plate-like member into a U shape in a sectional view on the front side in the transport direction of the shutter 145. The fulcrum pin 146 inserted into the rotation support part 145b is fixed in a horizontal direction to a shutter support part 143c projecting from the lower part of the outer peripheral surface of the pot attachment base part 140 so that the shutter 145 is fixed to the pot attachment base part 140. Locked up and down.
And it is set as the structure which covers the lower surface of the said seedling conveyance pot 148 with the plane part 145a. Further, the pivot position (the fulcrum pin 146 and the rotation support portion 145b) of the shutter 145 is provided on the front side in the transport direction in the shutter 145 because of the opening / closing configuration of the shutter 145 described later.
The roller support portion 145c is a portion where the plate-like member is bent vertically downward with respect to the flat portion 145a so that the plate surface is parallel to the traveling direction on the left and right sides of the rear side of the shutter 145 in the conveyance direction. . A roller 147 is disposed on the roller support portion 145c. The roller 147 supports a support pin 149 in a horizontal direction perpendicular to the traveling direction, and is rotatably supported with respect to the shutter 145.
[0081]
The shutter 145 is made of metal, and the roller support portion 145c and the flat portion 145a are each formed as a part of a metal integral molding member (shutter 145). The shutter 145 has an “L” shape when viewed from the transport direction of the seedling transport pot 148. The roller support portion 145c can be easily manufactured because it is configured to bend one end into an L shape.
For this reason, the rigidity of the shutter 145 is maintained as compared with the case where the attachment member of the roller 147 and the member that covers the lower surface of the seedling transport pot 148 are configured separately and the two members are connected by a connection method such as welding. be able to. The shutter 145 (roller support portion 145c) is formed thick so that the shutter 145 can be smoothly rotated without attaching a weight. SaidreferenceIn the example, the shutter 45 is configured to be thin, and the roller 47 is made of metal and plays a role of a weight.
[0082]
A roller 147 provided on the shutter 145 rolls on the seedling conveying table 139. The roller 147 is attached to each pot attachment base 140, but the rollers 147 are alternately arranged on the left and right in the transport direction. That is, in one seedling supply unit 107, the number of pot attachment bases 140, 140... Connected in large numbers is an even number, and when each is numbered in turn, the pot attachment base 140 located at an odd number and the pot located at an even number. In the mounting base 140, rollers 147, 147,... Are alternately arranged on the opposite left and right sides with respect to the transport direction. In other words, odd (or even) rollers 147 are arranged on the inner peripheral side, and even (or odd) rollers 147 are arranged on the outer peripheral side.
[0083]
Further, the roller 147 is formed of a synthetic resin and is made of a synthetic resin having a self-lubricating property so that smooth rotation can be obtained with a simple configuration. When the roller 147 rolls on the metal (aluminum) seedling carrier 39, it is possible to prevent mutual wear and noise.
[0084]
The seedling carrier 139 serves as a rail on which the roller 147 rolls. By rolling, the friction is small and there is almost no wear compared to the configuration in which the shutter 145 is in sliding contact, the power load is small, and the noise is also small. In the path along which the roller 147 of the seedling transport table 139 rolls, the openings (or notches) 139a and 139b are arranged in parallel on the front side of the seedling transport table 139 above the machine body with the left and right front and rear positions shifted. is doing. When there is no support for the roller 147 at the openings 139a and 139b, and the shutter 145 rotates downward about the fulcrum pin 46, the lower part of the pot mounting base 140 is opened so that the seedlings fall to the transplant part 120. ing.
That is, the inheritance part 150 is a part that delivers seedlings from the seedling transporting base 139 to the transplanting part 120.
[0085]
That is, the openings 139a and 139b are opened along the transport direction in the movement locus part of the pot mounting base 140 on the front right side of the oval seedling transport base 139 that is long in the left-right direction, and the openings 139a and 139b are mounted on the pot. It is larger than the bottom area of the base 140 so that the seedling can be dropped, and the pot mounting base 140 connected to the transport direction is opened at a position 3 or 5 pitch apart, and this interval is the width of the strip. (Strip interval). Then, one side is set to the left and right sides with respect to the traveling direction, and the other side is set to a large side so that the rollers 147 fall on the left and right sides, and the side where the rollers 147 are not positioned is the side of the pot mounting base 140. The seedlings fall to a degree slightly wider than the bottom surface (the shutter 145 can rotate downward), but the rollers 147 attached to the pot mounting bases 140 adjacent to the front and rear in the traveling direction are prevented from falling. That is, the openings 139a and 139b are opened to the left and right opposite sides with respect to the center line in the conveyance direction of the pot mounting base 140.
[0086]
Slopes (inclined surfaces) 139c and 139c that gradually rise and are connected to the roller 147 rolling surface of the seedling carrier stand 139 at positions where the rollers 147 on the end side in the traveling direction pass in the openings 139a and 139b, respectively. Is provided. The inclination directions of the slopes 139c and 139c are high and low before and after the conveyance direction, and the shutter 145 is gradually closed as the roller 147 is not caught.
The shutter 145 is opened / closed depending on the presence / absence of the seedling carrier stand 139 that is in contact with the roller 147 below the roller 147. In particular, when the shutter 145 is opened to closed, the roller 147 is guided by the slope 139c. Since the opening / closing configuration of the shutter 145 is as described above, when the shutter 145 is in contact with the slope 139c, the shutter 145 is always in the closing direction by setting the pivotal support position of the shutter 145 to the front side in the transport direction. To rotate.
When the pivot support position of the shutter 145 is provided on the rear side in the conveyance direction, depending on the opening angle of the shutter 145 or the inclination angle of the slope 139c, the shutter 145 may be further rotated in the opening direction when contacting the slope 139c. Or the shutter 145 may resist the slope 139c.
[0087]
In this way, the seedling supply unit 107 is arranged in an oval shape with the pot mounting bases 140, 140... Passing through before the main worker 123 and the auxiliary worker 124 at the rear of the machine are located, At the time of passage, the seedling 126 is inserted into the seedling transport pot 148, and is rotated and moved upward where the transplant part 120 in front thereof is located. Rollers 147 and 147 separated by 3 pitches simultaneously fall into the openings 139a and 139b at the upper position of the transplanting part 120, and the shutters 145 and 145 are rotated downward to open and the seedlings are dropped to transplant the transplanting part 120. The claws 151 and 151 are inserted. The part to be dropped is referred to as a transfer part 150. That is, the inheritance part 150 is located on the drive side of the seedling supply part 107 where the drive sprocket 141 is located, and can be brought closer to the transplant part 120 by being located on the machine body side, so that the inheritance is good. The rollers 147 and 147 come into contact with the slopes 139c and 139c and gradually rise to close the shutters 145 and 145. Accordingly, every other transplanting claw 151 is supplied from the pot mounting base 140. That is, the odd pot mounting base 140 is the left (or right) of the left and right openings, and the even pot mounting base 140 is the right (or left) opening of the lower shutter 145. The left and right strips (1 and 2 or 3 and 4) will fall on the transplanting claws 151 and 151. Therefore, it becomes possible to plant two strips at the same time, and the distance between the left and right strips can be kept constant.
[0088]
The drive sprocket 141 and the driven sprocket 142 are wound with the pot mounting base 140 series as a connecting body as described above. Both sprockets 141 and 142 that are rotatably supported on the support frame 137 are disposed on both the left and right sides of the body frame 102.
Then, the fitting ring 158 of the pot mounting base 140 is disposed so as to contact both the sprockets 141 and 142. The teeth formed on the outer circumferences of the sprockets 141 and 142 are fitted between the fitting rings 158 and 158, and the outer circumference between the teeth is formed in an arc shape so as to smoothly contact the outer circumferential surface of the fitting ring 158. It is formed in the recess. The pot mounting base 140 series that comes into contact with and engages with both the sprockets 141 and 142 is driven by driving of the drive sprocket 141.
[0089]
Reference examples andTwo common features between the embodiments will be described.
Drive sprocket 141 as drive means for the seedling carrier (Example) And drive sprocket 41 (referenceIn the example), a position adjusting unit for adjusting the engagement position with the seedling carrier body wound around itself is formed.
[0090]
At the center of the drive sprocket 141, a position adjusting portion is formed for adjusting the engagement position with the pot attachment base 140 series wound around itself.
As shown in FIG. 18, a drive shaft 182 is provided concentrically with the drive sprocket 141. A support plate 183 is fixed to the drive shaft 182, and a pair of bolt holes (not shown) are formed in the support plate 183 so that a bolt 184 described later can be fastened. The drive sprocket 141 is formed with a pair of adjustment long holes 141b and 141b that oppose each other with the drive shaft 182 interposed therebetween. The pair of adjusting long holes 141b and 141b constitute the position adjusting portion.
The drive sprocket 141 is fixed to the drive shaft 182 by fastening bolts 184 and 184 that pass through the adjustment long holes 141b and 141b to the support plate 183. Further, the fixed position of the drive sprocket 141 with respect to the drive shaft 182 (support plate 183) can be adjusted within the range of the formation length of the adjustment long hole 141b. The adjustment long holes 141 b and 141 b are formed along an arc concentric with the drive shaft 182, and the drive sprocket 141 can be rotated with respect to the support plate 183 in a state where the fastening by the bolt 184 is loosened.
[0091]
For this reason, in the transfer part 150, when the seedling is transferred from the pot mounting base 140 (connector) including the seedling transport pot 148 to the transplanting part 120, the seedling supply and transplantation in the seedling supply part 107 are performed by the position adjustment. Timing alignment with seedling conveyance in the section 120 can be achieved. Note that both the seedling supply unit 107 and the transplanting unit 120 obtain driving force from the mission case 104 and are driven in synchronism, so that timing adjustment is required when the timing is shifted. More specifically, the timing adjustment is an adjustment of the opening timing of the shutter 145 and the timing at which the transplanting claw 151 provided in the transplanting unit 120 reaches the uppermost position (seedling receiving position) of its own movement trajectory.
[0092]
Reference examples andThree common features between the embodiments will be described.
The upper end position of the seedling carrier isreferenceExample handle frame 6 andExampleThe handle frame 106 is configured to be higher than the upper end position.
[0093]
The upper end position of the seedling transport pot 148 is configured to be higher than the upper end position of the handle frame 106 as shown by an arrow A in FIG.
For this reason, when the main worker 123 and the auxiliary worker 124 supply seedlings to the seedling transport pot 148, the handle frame 106 does not become an obstacle, so that seedling supply is easy.
[0094]
Next, the transplant part 120 will be described with reference to FIGS.
A transplant portion 120 is disposed behind the mission case 104 in the center of the airframe between the rear frames 102b and 102b. The transplant part 120 is arranged at a symmetrical position on the left and right sides of the machine body, and a pair of left and right transplant claws 151 and 151 that are transported from the inheritance part 150 to the bag 125, and a rotary that serves as a drive case arranged on one side of each transplant claw 151. It is comprised from case 152 * 152, the raising / lowering guides 153 * 153 which are arrange | positioned at the right-and-left other side of each transplanting nail | claw 151, and becomes a guide part, the arm, link, etc. which connect these. The rotary cases 152 and 152 and the raising / lowering guides 153 and 153 are fixed to the body frame 102, and grafting claws 151 and 151 are disposed between the rotary cases 152 and 152, and the grafting claws 151 and 151 have an elliptical shape in a side view below the transfer portion 150. It is configured to move up and down along a trajectory.
[0095]
Reference examples andThe eighth and ninth differences between the examples will be described.
ExampleThen, driving cases (rotary case 152) for driving the transplanting claws 151 are provided on the left and right sides corresponding to the left and right transplanting claws 151 and 151, respectively.referenceIn the example, the power is branched from one drive case (rotary case 52), and the left and right transplanting claws 51 and 51 are driven.
Also,ExampleThen, the raising / lowering guides 153 and 153 for guiding the movement trajectory of the transplanting claw 151 are provided on the left and right sides corresponding to the left and right transplanting claws 151 and 151.referenceIn the example, the left and right transplanting nails 51 and 51 are guided by one lifting guide 53.
[0096]
As shown in FIGS. 21 to 24, the left and right rotary cases 152 are respectively supported in the left-right direction fixed to the left and right support bases 121.pointThe shaft 154 is rotatably supported. The right support base 121 is bolted and fixed to a support frame 138 supported by the rear center frame 102m and the middle pillar 102g. Further, the left support base 121 is bolted and fixed to a support frame 138 supported by the left rear frame 102b and the left middle column 102e.
One end side of each of the fulcrum shafts 154 is inserted into the rotary case 152. On the other end side of the fulcrum shaft 154, a sprocket 155 serving as a transmission body is fixed to the rotary case 152 so as to be coaxial with the fulcrum shaft 154. As shown in FIG. 21, a planting output shaft 104a extends in the left-right direction from the mission case 104, and the sprocket 155 of each fulcrum shaft 154 corresponds to the planting output shaft 104a. Sprockets 127 and 127 are provided at the positions. The sprockets 127 and 155 are linked to the transmission case 104 via transmission means such as a chain on both the left and right sides, and the transplanting unit 120 and the seedling supply unit 107 are driven in synchronization. . In addition, a bolt fastening hole is formed in the vertical frame in the support frame 138, and the chain tension can be adjusted by changing the fastening fixing position of the support base 121 (sprocket 155) with respect to the support frame 138.
In addition, it can also be set as the structure transmitted with a gear etc. instead of the sprocket 127 * 155, and is not limited.
[0097]
As described above, the transplantation claws 151 are connected to the rotary case (drive case) 152 on the left and right sides, respectively, and are independent from each other.In a rotary caseIt is configured to drive.
When the left and right transplanting claws 151 and 151 are simultaneously driven by one drive case, both the transplanting claws 151 and 151 are connected via a connecting member in order to synchronize the transplanting claws 151 and 151. In this case, an imbalance occurs in the driving force acting on the side closer to the driving case and on the side far from the driving case, so that the planting performance differs between the left and right, and resistance such as catching during driving occurs.
As above, the twoIndependentTransplanting claws 151 and 151 by a rotary case (drive case) 152The driveBy doing so, the imbalance of the driving force acting on each transplanting claw 151 is eliminated, and the same planting performance is exhibited on the left and right.
[0098]
Three gears are arranged in series in the rotary case 152 and engaged with each other, and the output shaft 156 protrudes from the other side of the rotary case 152 to the side opposite to the sprocket 155. One end of an arm 157 is fixed on the output shaft 156. Thus, the gear is set so that the rotary case 152 makes one rotation and the arm 157 makes one rotation in the opposite direction.
One end of a graft claw support shaft 159 is fixed to the other end of the arm 157, and the other end of the transplant claw support shaft 159 is composed of left and right plates as shown in FIGS. One side (front side) of the graft claw support 160 is rotatably supported via a bearing. In addition, an open / close cam 161 is fixed on the transplanting claw support shaft 159 between the left and right plates.
[0099]
The transplantation nail 151 is composed of a pair of front and rear nail bodies 128 and 129 having a beak shape.
The claw bodies 128 and 129 are respectively provided with claw portions 128a and 129a having a triangular shape in front view (rear view) penetrating into the soil. The claw portions 128a and 129b are one and the other of members formed by dividing a hollow conical member by a plane along the central axis.
Since the nail bodies 128 and 129 have substantially the same configuration, the nail body 128 will be described, and thereafter, the nail body 129 will be described in terms of differences from the nail body 128.
At the upper end of the claw portion 128a of the claw body 128, a flat base portion 128b is provided. A pair of first support portions 128c and 128c extending upward are provided at the left and right ends on the side opposite to the opening (in the form of beaks), and a pair extending upward is provided at the left and right ends on the opening side. The second support portions 128d and 128d are provided.
The nail body 129 is also provided with a base portion 129b, first support portions 129c and 129c, and second support portions 129d and 129d, and has the same configuration, but the interval between the second support portions 129d and 129d is the nail body 128. The second support portions 128d and 128d are formed wider than each other. This is a difference.
The support portions 128d and 128d are arranged between the support portions 129d and 129d, and the support portions 128d and 129d are pivotally supported by the pivot shaft 164 on the left and right sides of the transplanting claw 151, so that the nail bodies 128 and 129 are opened and closed. It is possible.
Further, as shown in FIG. 23, the flat base portions 128b and 129b are cut off at portions overlapping with the nail portions 128a and 129a in plan view, and the seedlings 126 dropped from above the transplanting nails 151 are transferred to the nail portions 128a and 129b. 129a is housed inside.
[0100]
A funnel-shaped cup 160a is formed on the other side (rear side) of the transplant nail support 160 so that seedlings can easily enter the cup 160a from the transfer part 150, and the transplant nail 151 can be opened and closed at the bottom of the cup 160a. Is arranged.
The opening / closing mechanism of the transplanting claw 151 is provided with a pair of claw fulcrum shafts 163 and 163 in the horizontal direction at the same distance from the front and rear of the cup 160a. (The first support portions 128c and 129c) are pivotally supported. Before and after the cup 160a, a transplant claw support 160 fixed to the cup 160a is located, and claw fulcrum shafts 163 and 163 are provided between the transplant claw support 160 and the claw bodies 128 and 129 before and after the cup 160a. It is done.
The transplanting claw 151 accommodates and supports the seedling in a state where the beak-shaped claw portions 128a and 129a configured substantially symmetrically in the front-rear direction are combined, and the seedling is dropped in the opened state.
Further, springs 169 and 169 are interposed between the pivot shafts 164 and 164 and the upper portion of the cup 160a, and the pivot shafts 164 and 164 are lifted to urge the graft claws 151 to be closed. .
[0101]
Reference examples andTen differences between the embodiments will be described.
ExampleThen, the space | interval between the right and left transplanting claws 151 and 151 can be changed by changing the mounting position of the transplanting claws 151.referenceIn the example, the distance between the left and right transplanted nails 51 is fixed.
[0102]
In plan view, the transplanting claw 151 is configured such that the center of the circle formed by the upper ends of the claw portions 128a and 129a is shifted in the left-right direction with respect to the center of the cup 160a. Since the upper end circle is formed larger than the lower end circle so that the lower end circle of the cup 160a fits inside the upper end circle of the claw portions 128a and 129a, the center of the upper end circle and the lower end circle may be misaligned. The delivery of seedlings at the transfer unit 150 is performed reliably.
In the claw bodies 128 and 129, the claw portions 128a and 129a are provided at positions shifted in the left-right direction from the left and right centers of the base portions 128b and 128b, respectively. As described above, the nail bodies 128 and 129 have substantially the same configuration, and can be provided in the transplant part 120 by replacing the front and rear positions. When the front and rear positions of the claw bodies 128 and 129 are replaced, the left and right positions of the claw portions 128a and 129a with respect to the base portions 128b and 128b are reversed.
For this reason, the planting width | variety of a seedling can be adjusted by adjusting the attachment space | interval of the transplanting claw 151 * 151. The transplanting claws 151 and 151 shown in FIG. 21 are arranged when the planting width is wide. From the state shown in FIG. 21, by replacing the attachment positions of the claws 128 and 129, it is possible to obtain an arrangement in which the planting width is narrowed.
[0103]
One end of a contact arm 165 is pivotally supported on the claw fulcrum shaft 163 of the claw body 129 located on the opening / closing cam 161 side, and a roller 166 is provided on the other end of the contact arm 165 so as to be arranged on the outer periphery of the opening / closing cam 161. It is comprised so that it may contact | abut. A claw opening / closing amount adjusting mechanism 167 is provided between the contact arm 165 and the first support portions 129c and 129c of the claw body 129, and the claw opening / closing amount adjusting mechanism 167 is screwed with a bolt 168 therebetween. Then, by rotating the bolt 168, the distance between them is adjusted so that the amount of rotation of the claw body 129 can be adjusted.
When the attachment positions of the claw body 129 and the claw body 128 are replaced, the claw opening / closing amount adjusting mechanism 167 is positioned between the contact arm 165 and the first support portions 129c and 129c of the claw body 128. And the amount of rotation of the nail | claw body 128 can be adjusted like the above.
[0104]
That is, the claw bodies 128 and 129 are urged to be closed by the spring 169, and the tip of the abutment arm 165 located on the opposite side to the fulcrum shaft 163 is abutted against the opening / closing cam 161 to restrict the rotation. ing. That is, the nail body 129 is rotated by the outer peripheral shape of the opening / closing cam 161 so that the transplanting nail 151 is opened and closed. With this configuration, the transplanting claw 151 is always urged in the closing direction and controlled to be forcibly opened by the opening / closing cam 161. Therefore, in the configuration in which it is locked at the open position, sufficient opening can be obtained. In some cases, the seedling cannot be dropped without being locked unless it is configured. However, by configuring as in this embodiment, the seedling can be reliably opened and dropped.
[0105]
Further, at the front portion of the graft claw support 160 located on the opposite side to the rotary case 152, the support shaft 170 protrudes from the graft claw support 160 to the side of the lifting guide 153, and the end of the support shaft 170. A roller 171 is provided in the part and is fitted into an elevating guide 153 arranged in the vertical direction to guide the elevating of the transplanting claw 151.
[0106]
Reference examples andThe four points in common between the examples will be described.
Elevating guide 53 (which guides the movement trajectory of the transplantation nail 51)referenceExample) support structure and an elevating guide 153 for guiding the movement trajectory of the transplantation claw 151 (ExampleThe support structure of) is the same. However,ExampleThen, a pair of lifting guides 153 and 153 are provided.
[0107]
The pair of elevating guides 153 and 153 are provided between the handle frame 106 and the body frame 102 as shown in FIGS.
More specifically, the left lifting guide 153 is supported by the middle frame 106M and the support frame 138 as shown in FIGS. The elevating guide 153 is fixed to the left side of the support frame 138, and the support base 121 on which the rotary case 152 is rotatably provided is fixed to the left side of the support frame 138.
The right lifting guide 153 is supported by the right frame 106R and the right rear frame 102b.
The raising / lowering guides 153 and 153 are respectively arranged on the opposite side (left and right other side) of the rotary case 152 with respect to the transplanting claw 151 and do not intersect with the movement locus of the rotary case 152 and do not hinder driving.
[0108]
In such a configuration, when the transplanting claw 151 is positioned at the ascending end and the claw bodies 128 and 129 are closed, and the seedling is introduced from the seedling supply unit 107 in the inheritance unit 150, the power from the transmission case 104 causes the rotary to rotate. The case 152 is rotated and the arm 157 is also rotated at the same time, so that the pair of left and right transplanting claws 151 and 151 are simultaneously lowered along the lifting guide 153, and the transplanting claw 151 is lowered while drawing a substantially elliptical locus.
When the lower end position is lowered, the contact arm 165 contacting the opening / closing cam 161 is rotated by the rotation of the opening / closing cam 161 (contacts the small-diameter portion of the opening / closing cam 161). The nail | claw body 129 is rotated centering on 163, the transplanting nail | claw 151 * 151 is opened, and a seedling falls and discharge | releases in the lower end position in the cage | basket 125. FIG. When further rotated, the transplanting claws 151 and 151 are raised, and the pair of left and right transplanting claws 151 and 151 are simultaneously closed by the rotation of the opening and closing cam 161 in the raised position.
[0109]
Reference examples andEleventh and twelve differences between the embodiments will be described.
ExampleThe vegetable transplanting machine 101 is provided with a irrigation mechanism for the transplanting claw 151. That is, the vegetable transplanter 101 includes a water tank 186 (eleventh difference) and an irrigation pump 187 (twelfth difference).referenceThe example vegetable transplanter 1 does not include an irrigation mechanism.
[0110]
The irrigation mechanism for the transplanted nail 151 will be described with reference to FIGS. 14, 15, 17, 22, and 25. FIG.
The irrigation mechanism includes a water tank 186 and an irrigation pump 187 provided in the chassis, an irrigation pipe 188 inserted into the transplantation claw 151, and a communication member such as a pipe or a hose connecting these members.
[0111]
As shown in FIGS. 14 and 15, the pair of water tanks 186 and 186 are arranged between the front pipe frame 102f and the bridge frame 102j in the front-rear direction and on the engine 103 and the transmission case 104 side in the left-right direction. It arrange | positions in the site | part used as the direction, and is arrange | positioned at the body front side part of the vegetable transplanter 101. FIG.
The support structure of the water tank 186 is as follows. As shown in FIG. 17, a rectangular support frame 108a is bridged between the front pipe frame 102f and the bridge frame 102j, and a first guide frame 108b is fixed to the lower end of the support frame 108a. Yes. The first guide frame 108b is an annular frame that has a “L” shape in a front view, a rectangular shape in a side view and a plan view, and has a right end portion extending upward. In addition, a “U” -shaped second guide frame 108 c is fixedly mounted on the left connecting frame 102 h.
The support frame 108a is a “U” -shaped frame whose upper side is the open side in a side view, and the lowest position of the support frame 108a is below the front pipe frame 102f and the bridge frame 102j. For this reason, the pair of left and right water tanks 186 and 186 placed on the support frame 108a do not slide in the front-rear direction. Further, the upper extension portion of the first guide frame 108b is positioned on the right side of the pair of water tanks 186 and 186, and the second guide frame 108c is positioned on the left side. For this reason, the water tanks 186 and 186 are prevented from tilting left and right.
As described above, the water tanks 186 and 186 are stably supported by the frames on the front side of the machine body.
[0112]
As shown in FIG. 25, the irrigation pump 187 is supported by a column 217 standing on the rear pipe frame 102d.
A support frame 187a is fixed on the support column 217, and a cylinder 187b is fixed to the front portion of the support frame 187a. A plunger 187c extending rearward is inserted into the cylinder 187b, and a roller 187d is rotatably provided at the rear end of the plunger 187c. An arm 187e that contacts the roller 187d is pivotally supported at the rear portion of the support frame 187a, and a roller 187f is rotatably provided at the end of the arm 187e on the side opposite to the pivot.
On the other hand, as shown in FIG. 21, a cam 192 is fixed between the sprockets 127 and 127 on the planting output shaft 104a, and the cam 192 contacts the roller 187f. Then, by the rotation of the planting output shaft 104a, the arm 187e pivotally supporting the roller 187f rotates back and forth, and the plunger 187c is advanced and retracted via the roller 187d, so that the irrigation pump 187 is driven.
As described above, since the irrigation pump 187 is driven by providing the cam 192 on the planting output shaft 104a that drives the transplant unit 120, the timing of water delivery from the irrigation pump 187, and the transplant claws in the transplant unit 120 It is possible to synchronize the planting timings 151 and 151.
[0113]
The cylinder 187b is provided with a suction port and a discharge port, the suction port and the water tank 186 are connected via an irrigation hose 198a, and the discharge port and the irrigation pipe 188 provided in the transplanting claw 151 are also connected to the irrigation hose 198b. Connected through.
[0114]
The irrigation tube 188 is fixed to the graft nail support 160, and one end extends forward of the graft nail support 160 and is connected to the discharge port of the irrigation pump 187, and the other end is the nail body 128 of the graft nail 151. -It is inserted between 129.
As described above, by driving the irrigation pump 187, the water in the water tank 186 is supplied to the irrigation pipe 188 inserted into the transplantation claw 151 through the irrigation hoses 198a and 198b for irrigation.
For this reason, while a seedling is stably hold | maintained in soil, the water supply operation | work immediately after planting becomes unnecessary, and a survival property improves.
[0115]
Reference examples andThirteen of the differences between the embodiments will be described.
ExampleThen, the scraper mechanism of the transplantation nail 151 is provided with the irrigation mechanism.referenceIn the example, the scraper mechanism is not provided.
[0116]
The scraper mechanism of the transplantation claw 151 will be described with reference to FIGS.
Water is supplied to the transplantation nail 151 by the irrigation mechanism. Since this scraper mechanism is water supplied at the time of planting, it removes mud adhering to the claws 128 and 129 when penetrating into the cage.
As shown in FIG. 22, support frames 201 and 201 are fixed to the lower surfaces of the front portions of the rear frames 102b and 102b, and a support arm 202 is pivotally supported at the lower end of each support frame 201 to move up and down. It can rotate freely. A spring 203 is stretched between the front and rear halfway part of the support arm 202 and the rear part of the support frame 201 of the rear frame 102b, and the open end (reverse support side end part) of the support arm 202 is always biased upward. Has been.
[0117]
The support arm 202 is provided with movable bodies 204 and 204 that are movable along the support arm 202, and a pair of scraper wires 205 and 205 are stretched between the left and right movable bodies 204 and 204. ing. The pair of scraper wires 205 and 205 are provided in an “X” shape in plan view so as to intersect at the center, and two spaces are generated by the scraper wires 205 and 205 and the moving bodies 204 and 204. .
The scraper wires 205 and 205 are stretched on the left and right outer sides of the transplanting claws 151 and 151 in a positional relationship with the transplanting claws 151 and 151, and are disposed so as to contact the outer periphery of the transplanting claws 151 and 151. Then, the nail bodies 128 and 129 of one transplantation claw 151 are inserted into one of the spaces, and the nail bodies 128 and 129 of the other transplantation claw 151 are inserted into the other of the spaces.
Also, one end side (left side of the present embodiment) of the scraper wires 205 and 205 is connected to the moving body 204 via a spring 206, respectively. For this reason, as the transplanting claw 151 moves up and down, the scraper wires 205 and 205 expand and contract back and forth while being in contact with the outer periphery of the claw bodies 128 and 129.
[0118]
For this reason, as the transplantation claw 151 moves up and down by driving the rotary case 152, the scraper wires 205 and 205 can remove deposits on the outer periphery of the transplantation claw 151. In particular, when an irrigation mechanism for irrigating the transplantation claw 151 is provided, mud adheres to the outer periphery of the transplantation claw 151, but the mud can be removed by the scraper wires 205 and 205.
Further, in the present embodiment, the scraper wires 205 and 205 intersect with each other, but the scraper wires 205 and 205 may be provided in parallel in the left-right direction.
The above-described effects are not limited to the configuration in which the support structure for the scraper wires 205 and 205 is provided on the support arms 202 and 202 that can be moved up and down with respect to the body frame 102 (rear frames 102b and 102b). As long as the scraper wires 205 and 205 are arranged on the left and right of the transplanting claws 151 and 151, the scraper wires 205 and 205 may be configured to be stretched in a fixed state with respect to the body frame 102.
[0119]
As described above, the scraper wires 205 and 205 are provided on the support arms 202 and 202 that are swingable with respect to the machine body frame 102, and move up and down as the transplantation claw 151 moves up and down.
As shown in FIG. 22, when the transplanting claw 151 is at the uppermost position (seedling receiving position), the support arms 202 and 202 are also at the uppermost position, and when the transplanting claw 151 is at the lower end position (seedling planting position), The lowest position. When the transplantation claw 151 is at the uppermost position, only the lower ends of the nail bodies 128 and 129 are inserted into the space, and when the transplantation claw 151 is at the lower end position, the upper parts of the nail bodies 128 and 129 are located in the space. Further, as the transplantation claw 151 is lowered, the space expands from a triangular shape (the uppermost position of the transplantation claw 151) to a pentagonal shape (shown in FIG. 26).
[0120]
As described above, the scraper wires 205 and 205 are positioned at the lower end of the transplantation claw 151 when the transplantation claw 151 is raised and positioned above the transplantation claw 151 when the transplantation claw 151 is moved down. Thus, the scraper wires 205 and 205 are interlocked with the vertical movement of the transplantation claw 151.
For this reason, the vertical movement of the graft claw 151 reduces the impact applied to the contact part between the graft claw 151 and the scraper wires 205 and 205, thereby preventing wear of the contact part and the resistance that the graft claw 151 receives during the vertical movement. It is intended to reduce this. The impact is absorbed and reduced by the spring 203 that urges the support arm 202 upward.
[0121]
As shown in FIG. 27, the moving body 204 includes a mounting member 207 having a “U” shape in sectional view with the outer side of the machine body as an open side, and the upper and lower spaces between the open side of the mounting member 207 (left side in FIG. 27). Are connected by connecting pins 208 and 208 so as to surround the support arm 202.
A plate 219 extending to the inside of the machine body is fixed to the closing side end surface (right side end surface in FIG. 27) of the mounting member 207, and a pair of mounting holes 219a and 219a are formed in the plate 219. In the left moving body 204, one end of the spring 206 provided at the end of the scraper wire 205, 205 is attached to the attachment holes 219a, 219a. In the right moving body, the mounting plates 205a and 205a attached to the other ends of the scraper wires 205 and 205 (on the side opposite to the spring 206) are connected to the mounting holes 219a and 219a via connecting pins 220 and 220, respectively. Is done. A pair of connecting bodies of the scraper wire 205 and the spring 206 is stretched between the left and right moving bodies 204.
On the other hand, each of the connecting pins 208 and 208 is provided with a roller 209 coaxially, and the roller 209 is rotatable with respect to the connecting pin 208. The rollers 209 and 209 abut against the side surface of the support arm 202 by the urging force of the spring 206 toward the body, and can roll along the support arm 202.
With the above configuration, the moving bodies 204 and 204 are slidable along the support arm 202.
[0122]
As described above, both sides of the scraper wires 205 and 205 are attached to the support arms 202 and 202 provided so as to be rotatable up and down with respect to the body frame 102 (rear frames 102b and 102b) via the moving bodies 204 and 204. It is slidably attached. Further, the support arms 202 and 202 are positioned outside the transplanted claws 151 and 151 provided on the left and right sides.
For this reason, the movement trajectory of the transplantation claw 151 that moves up and down becomes a curved shape in a side view, and the scraper wires 205 and 205 follow the transplantation claw 151 even when the transplantation claw 151 moves back and forth in addition to the vertical movement. It can be moved back and forth, and the scraper wires 205 and 205 and the outer periphery of the transplanting claw 151 are reliably brought into contact with each other. Therefore, the efficiency of the removal work of the deposit (mud) on the outer periphery of the transplanting claw 151 is improved.
[0123]
Next, the support structure of the cover ring 122 will be described with reference to FIGS.
Stays 172 and 172 protrude downward from the lower surfaces of the front and rear middle parts of the left and right rear frames 102b and 102b, and the front ends of the cover ring frames 173 are pivotally supported by the fulcrum shaft 180 on the stays 172 and 172 to serve as pivot parts. . A lock portion 189 described later is provided in the vicinity of the pivotal support portion. The cover ring frame 173 is formed in a U shape in a plan view. A handle 174 protrudes rearward from the rear end portion, a support stay 175 protrudes upward from the left and right central portions, and a mounting frame 176 extends downward. Yes.
[0124]
A pivot shaft 190 projects from the lower end of the mounting stay 176 in the front-rear direction, and a lower portion of the cover ring support frame 191 is pivoted on the pivot shaft 190. The cover ring support frame 191 is configured in a lateral “E” shape in the rear view, and pivotally supports the pivot shaft 190 at the lower portion of the center frame, and covers the soil between the left and right frames and the lower portion of the center frame. The wheels 122, 122, 122, 122 are arranged so as to be rotatable in pairs on the left and right. The pair of covering rings 122, 122,... Straddles a line in the traveling direction of the transplanting claws 151, 151. In this way, the pivot shaft 90 is arranged at the lower left and right center to support the left and right earthen rings 122, 122... The structure is such that both sides of the root of the seedling 126 are pressed.
[0125]
The earth covering rings 122, 122... Are supported on the earth covering ring support frame 191 as follows.
As shown in FIGS. 29 and 30, a support frame 210 extending in the front-rear direction is fixed to the left and right lower ends of the cover ring support frame 191, and a cover ring support is provided at the front end of the support frame 210. An axle 211 extending inward of the frame 191 is provided. A cover ring 122 is rotatably supported on the axle 211. A support frame 212 extending in the front-rear direction is also fixed to the lower end of the center of the cover ring support frame 191, and axles 211 and 211 extending from the left and right sides project from the front end of the support frame 210. ing. A cover ring 122 is rotatably supported on the axle 211, and two cover rings 122 and 122 are supported by a central support frame 212. Further, the pivot shaft 190 is rotatably provided on the support frame 212 which is the lower part of the cover ring support frame 191.
[0126]
Reference examples andFourteenth differences between the embodiments will be described.
ExampleThen, in order to provide the irrigation mechanism, a scraper mechanism for the soil covering rings 122 and 122 is provided.referenceIn the example, the scraper mechanism of the cover rings 22 and 22 is not provided.
[0127]
As shown in FIGS. 29 and 30, scrapers 213 extending to the inside of the cover ring support frame 191 are fixed to the rear ends of the left and right support frames 210 and 210, respectively. The scraper 213 comes into contact with the outer peripheral rear end of the cover ring 122 and is formed in a substantially rectangular shape (trapezoidal shape) in plan view provided with a notch in accordance with the outer shape of the cover ring 122. Similarly, a pair of scrapers 213 and 213 extending to the left and right sides are also fixed to the rear end portion of the central support frame 212.
Each scraper 213 is always in contact with the outer peripheral rear end of the cover ring 122 to remove deposits such as mud adhering to the outer periphery of the cover ring 122. For this reason, even if irrigation into the transplanting claw 151 is performed by the irrigation mechanism, mud adhering to the soil covering ring 122 can be removed even if mud is generated on the cage.
[0128]
Reference examples andFifteenth difference between the embodiments will be described.
ExampleThen, the tread between the covering rings 122 and 122 is configured to be adjustable.referenceIn the example, the treads of the covering rings 22 and 22 are configured to be fixed.
[0129]
The earthen rings 122 and 122 provided in pairs on the left and right are configured so that the tread between the earthen rings 122 and 122 can be adjusted.
As shown in FIG. 30, the axle 211 is formed with two parts having different outer diameters along the extending direction of the axle 211. Both parts are a pivot part 211a inserted into the earth covering ring 122 and a base part 211b on the side fixed to the support frames 210 and 212. The base 211b is formed to have a larger outer diameter than the pivot 211a.
The pivot part 211a is formed longer than the lateral width of the axle support part at the center of the cover ring 122, and the mounting position of the cover ring 122 on the axle 211 can be adjusted along the pivot part 211a. A stop plate 214 wider than the outer diameter of the pivotal support 211a is disposed at the tip of the axle 211 (on the anti-fixed side end) and fastened and fixed with bolts 215 to prevent the cover ring 122 from falling off the axle 211. To do. Moreover, the boss | hub 216 is provided on the coaxial of the pivot part 211a, and it stops that the earth covering ring | wheel 122 slides along the pivot part 211a.
In FIG. 30, by disposing the bosses 216 and 216 on the rear end side of the pivot portion 211a like the left end cover ring 122, the mounting position of the cover ring 122 can be moved to the right side (inner side). In the second cover ring 122 from the left facing the cover ring 122, in FIG. 30, one boss 216 is arranged on each of the front end side and the rear end side of the pivotal support portion 211a. Also in the cover ring 122, the bosses 216 and 216 are arranged on the rear end side of the pivotal support portion 211a, so that the mounting position of the cover ring 122 can be moved to the left side (outside). As described above, it is possible to narrow a tread between a pair of opposing cover rings 122 and 122.
When the bosses 216 and 216 are arranged between the opposing cover rings 122 and 122 on the distal end side of the pivotal support portion 211a, the tread between the cover rings 122 and 122 is widened.
[0130]
As described above, the axle 211 of the cover ring 122 has two parts having different outer diameters, and the length of the pivotal support part 211a that is the part on the short diameter side is a length that allows the cover ring 122 to slide freely. Furthermore, by providing a boss 216 to prevent the cover ring 122 from sliding, it is possible to adjust the tread between the cover cover rings 122 and 122 facing each other. The left and right mounting positions of the cover ring 122 can be adjusted simply by replacing the boss 216 with the cover ring 122 on the front end side or the rear end side of the pivotal support portion 211a, and the adjustment structure is simple and excellent in durability. Easy.
[0131]
A pivot shaft 77 is provided on the upper portion of the support stay 175 in the left-right direction. One side of a guide rod 178 serving as an extending member is slidably inserted into the pivot shaft 177, and guides on both sides of the pivot shaft 177 are inserted. On the flange 178, springs 179a and 179b which are urging members are fitted. The other end of the guide rod 178 is rotatably supported by a fulcrum shaft 181 at the rear portion of the handle frame 106 (middle frame 6M).
With this configuration, the cover ring 122 is urged so as to be pressed downward by the urging force of the spring 179b. When the earthen ring 122 is lifted by holding the handle 174 at the end of the work or turning, if the pivot shaft 177 is positioned above the line connecting the fulcrum shafts 180 and 181, the dead center is exceeded. The covering ring 122 can be maintained in the raised position.
[0132]
Next, the structure of the lock part 189 for locking the cover ring 122 to the raised position will be described with reference to FIGS.
A lock portion 189 is provided in the vicinity of the pivot portion. The lock portion 189 pivotally supports one end of the lock arm 94 by a pivot shaft 193 on the rotation base portion side of the cover ring frame 173, and on the other side of the lock arm 194 in the longitudinal direction and above (with respect to the fulcrum shaft 180). L-shaped elongated holes 194a extending in the radial direction) are formed, and on the other hand, the locking pins 195 protrude above the stay 172 of the machine body frame 102 (rear frame 2b), and the locking pins 195 are It is inserted into the long hole 194a.
[0133]
Further, one end of a wire 196 and a spring 197 is connected to the other end (upper end) of the lock arm 194, and the other end of the spring 197 is connected to the front rear frame 102b so that the lock arm 194 is rotated forward. The other end of the wire 196 is connected to an arm 199 provided on the rotating base of the elevating lever 132. The lift lever 132 is further connected to a hydraulic operation lever provided in the vicinity of the engine 103 via a wire (not shown), and the hydraulic cylinder 119 is operated by the operation of the lift lever 132 so that the airframe can be raised and lowered.
[0134]
In such a configuration, when the handle 174 is lifted to raise the cover ring 122, the lock arm 194 is also lifted, the locking pin 195 is lowered along the long hole 194a, and the cover ring 122 is in the raised position as described above. When reaching the position that is maintained at the raised position by exceeding the dead center as shown in the figure, the locking pin 195 enters the vertical portion 194b of the long hole 194a, and the lock arm 194 is urged downward by the pulling force of the spring 197, Even if the locking pin 195 is maintained in the vertical portion 194b of the elongated hole 194a and the cover ring 122 tries to rotate downward due to its own weight or the like, the locking pin 195 is engaged with the vertical portion 194b and cannot rotate. The wheel 122 is locked in the raised position.
When the lifting lever 132 is rotated forward so that the machine body is lowered at the start of work or when the work is resumed after turning, the wire 196 is pulled and the lock arm 194 is rotated backward. By the movement, the inner surface of the long hole 194a pushes the locking pin 195 downward to push the cover ring frame 73 downward, and passes the portion beyond the dead center to lower the cover ring 122. That is, the earth covering ring 122 can be lowered in conjunction with the lowering operation of the elevating lever 132. In this manner, the cover ring 122 is also lowered simultaneously by the lowering operation of the elevating lever 132 to improve operability.
In this embodiment, two-row planting is used, but it is also possible to add four pairs of transplanting claws and their driving mechanisms in the left-right direction to form four-row planting. Further, in the present embodiment, the traveling unit is eccentric to the right in the traveling direction, but it may be configured to be eccentric to the left.
[0135]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, the following effects can be obtained.
A vegetable transplanting machine that inserts seedlings into a transplanted nail from a seedling supply unit provided on the machine frame, and moves the transplanted nail onto a cocoon for transplantingAndIn the central part of the fuselage between the rear frames 102b and 102b constituting the fuselage frame 102 that is bent in a substantially inverted shape when viewed from the side.AndThe upper part of the transmission case 104 is supported and fixed between the front part of the right frame 106R and the middle frame 106M constituting the handle frame 106.TheIn side viewAbbreviation for the rear frame, handle frame and mission caseA triangle is formed, and the transplant part 120 is arranged behind the mission case 104.In the vegetable transplanter,
The transplant part 120 is arranged in the left and right position of the aircraft.The seedling supply unit 107 sideFrom succession 150 to 畝 125SeedlingA pair of left and right transplanted nails 151 and 151 to be transported and arranged on one side of each of the transplanted nails 151It is rotatably supported by a fulcrum shaft 154 fixed to the left and right support base 121 in the left and right direction.A pair of rotary cases 152 and 152 as drive casesWhen, A pair of elevating guides 153 and 153 which are arranged on the left and right other sides of each transplanting claw 151 and serve as a guide, and an arm and a link connecting themWith,
The rotary cases 152 and 152 and the lifting guides 153 and 153 are both fixed to the body frame 102,One setofRotary case 152WhenLifting guide 153In betweenOneThe transplanting nails 151 are arranged, and the transplanting nails 151 and 151 are respectively left and right.ofRotary case 152 ・ 152InConcatenate,RespectivelyIndependentIn a rotary caseIn the vegetable transplanting machine in which the seedling is fed into the transplanting nail from the seedling supply unit provided on the machine frame by moving and transplanted by moving the transplanting nail onto the heel and transplanting a pair of left and right transplants Place the nails on the left and right sides of the machine, and connect the transplanted nails to the left and right drive cases respectively.Drive caseBecause it is configured to drive withIndependentLeft and right transplanted nails by drive caseThe driveBy doing so, the imbalance of the driving force acting on each transplanted claw is eliminated, and the same planting performance is exhibited on the left and right.
[0136]
As shown in claim 2, in the vegetable transplanting machine according to claim 1, the pair of left and right transplanting claws 151 and 151 is a center of a circle formed by upper ends of the claws 128a and 129a in a plan view.But,Formed on the transplanted nail support pair 160It is configured to be shifted in the left-right direction with respect to the center of the cup 160a.TheArranged in the left and right positionHas been,
On the left and right sides of each transplanted claw 151, 151ArrangedRotary case 152 ・ 152ofOutput shaft 156/156 from the other sideThis is protrudingArm 157 ・ 157The other end of the arm 157, 157 is fixed to the transplanting nail support shaft 159,
Since the transplanting claws 151 and 151 are configured to move up and down along an elliptical trajectory in a side view below the transfer portion 150, the pair of left and right transplanting nails are arranged at the left and right positions of the body, Since the drive case is arranged on the left and right sides and the guide rail is arranged on the other side, the driving force acting on each transplanting claw is eliminated, and the same planting performance is exhibited on the left and right. Also, the lifting guide does not become an obstacle to driving.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 of the present inventionreferenceIt is the side view which showed the whole structure of the walk type vegetable transplanter which concerns on an example.
FIG. 2 is also a plan view.
FIG. 3 is a side view of an airframe frame and a mission case part.
FIG. 4 is a plan view of a body frame portion.
FIG. 5 is a plan view of a seedling supply unit.
FIG. 6 is a rear cross-sectional view of a transfer portion.
FIG. 7 is also a plan view.
FIG. 8 is a rear view of the transplanted part.
FIG. 9 is a side view of the same.
FIG. 10 is also a plan view.
FIG. 11 is a side cross-sectional view of a graft nail.
FIG. 12 is a side view of the soil covering ring support portion.
FIG. 13 is a rear view of the cover ring portion.
FIG. 14 shows the present invention.ImplementationIt is the side view which showed the whole structure of the walk type vegetable transplanter 101 which is an example.
FIG. 15 is also a plan view.
FIG. 16 is a side view of an airframe frame and a mission case part.
FIG. 17 is a plan view of a body frame portion.
FIG. 18 is a plan view of a seedling supply unit.
FIG. 19 is a rear cross-sectional view of the transfer portion.
FIG. 20 is a plan view of the same.
FIG. 21 is a rear view of the transplanted portion.
FIG. 22 is a side view of the same.
FIG. 23 is also a plan view.
24 is a side view showing a support structure for the lifting guide 153 and the rotary case 152. FIG.
FIG. 25 is a side view showing an irrigation pump 187. FIG.
FIG. 26 is a plan view showing a scraper mechanism of the transplantation claw 151. FIG.
FIG. 27 is a rear view of the same.
FIG. 28 is a side view of the soil covering ring support portion.
FIG. 29 is a plan view of the same.
FIG. 30 is a rear view of the same.
FIG. 31 is a rear view of the same.
[Explanation of symbols]
1.101 Vegetable transplanter
2.102 Airframe frame
7.107 Seedling supply department
20.120Transplanting department
25 ・ 125 畝
26.126 Seedling
40.148 Seedling transport pot
140 Pot mounting base
50/150 Succession Department
51 ・ 151 Transplanted nails
140 Pot mounting base