JP3824213B2 - Sphygmomanometer exhaust valve - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、血圧計のカフと接続される血圧計用排気弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、血圧計用排気弁(以下、単に排気弁と記載する。)としては、ゴム弁にスリットを入れた簡単な構造のものが用いられていた。このゴム弁式排気弁は、部品点数が少なく安価であるが、排気は、ゴムの弾性特性とスリットの大きさに依存するため、カフ内圧力が初期設定範囲から外れると、一定速度で排気できず、また、急速排気が容易でないという問題があった。
【0003】
現在、この問題を解決するための排気弁としては、例えば、特開2000−346230号公報に開示されたものが用いられている。この排気弁の断面図を図3に示す。この排気弁は、ケース1の前面に設けた貫通孔1Bが図示しないカフにチューブで接続する。貫通孔1Bに面して、ケース1内に弾性材料からなる皿上のパッキン5が圧入され、パッキン5の中央部後方には、コイル3を巻いたコイルボビン2の中心孔内に摺動自在に支持された永久磁石のスライダ4が配設されている。
【0004】
このコイル3とスライダ4により、スライダ4を移動させる電磁式駆動手段が構成される。そして、コイル3に非通電時には、スライダ4は、パッキン5により押圧されて、貫通孔1Bとパッキン5が最も離れ、排気弁は全開とされる。コイル3に通電すると、スライダ4に働く電磁力により、パッキン5のバネ力に抗してスライダ4が貫通孔1B側へ移動し、パッキン5の中央部と貫通孔1Bの間の間隔が制御される。そこで、コイル3に送る電流を制御することにより、この排気弁により排気速度を適切に制御でき、しかも排気弁を全開することにより急速排気も容易にできる。
【0005】
また、この種の血圧計用排気弁としては、特開平6−47008号公報に開示されたようなものも用いられている。この排気弁の断面図を図4に示す。この排気弁は、円筒状のフレーム110と蓋であるフロントケース102からなり、フロントケース102に設けられた流出口1−1が図示しないカフにチューブで接続される。フレームの内部には、流出口1−1に対向したオリフィスパッキン(弁)103を設けた駆動軸(移動体)104を移動させるために、同心状のヨーク106、マグネット108、プレート107、駆動軸104に固定されたコイル105からなる電磁式駆動手段が配置されている。
【0006】
そして、駆動軸104がヨーク106に設けられた貫通孔内に挿入されるとともに、コイル105がヨーク106とプレート107との間の隙間に挿入された状態で、駆動軸104は、両端に固定されたダンパー(バネ)9−1、9−2で流出口1−1から離れるように付勢された状態でフレーム110に支持される。この排気弁も、コイル105に流す電流を制御することにより、前述の図3に示した排気弁と同様に排気速度を制御できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図3に示された排気弁では、次のような問題があった。
(1)スライダ4をコイルボビン2の中心孔内に摺動自在に支持するため、スライダ4とコイルボビン2の中心孔を高精度に加工しなければならず、この排気弁の製造が容易でないこと。
(2)永久磁石を保持するスライダ4が重く、コイルボビン2はスライダ4を摺動自在に支持するため、両者はある程度の長さを必要とするので、この排気弁の小型化と軽量化に限界があること。
(3)この排気弁の組み立て時において、パッキン5をケース1内に強い力で圧入しなければならないが、このときにパッキン5を不均一に歪ませて、組み立て誤差を生じ易く、この誤差により、パッキン5が貫通孔1Bに対して傾いてしまうと、この排気弁が排気制御不良となる恐れがあること。
(4)この排気弁の組み立て時において、小さなケース1内に、まずパッキン5を圧入し、続いてスライダ4を中心孔内に挿入されたコイルボビン2をケース1内に圧入するという作業は、作業員にとって容易でなく、この排気弁の製造が容易でないこと。
【0008】
また、図4に示された排気弁でも、次のような問題があった。
(1)この排気弁の組み立て時において、2つのダンパー9−1、9−2は、駆動軸104に対してバネ力を発生するように変形させた状態で、駆動軸104とフレーム110との間に固定されなければならないが、このとき、両ダンパーを互いに不均一に歪ませて、組み立て誤差を生じ易く、この誤差により、駆動軸104が傾いてしまうと、この排気弁が排気制御不良となる恐れがあること。
(2)この排気弁の組み立て時において、小さなヨーク106、プレート107、マグネット108に貫通孔を設ける必要があり、さらに、これらの部品を小さなフレーム内に組付けることは、作業員にとって容易でないので、この排気弁の製造が容易でないこと。
【0009】
そこで、本発明は、前記問題に鑑みて、従来の排気速度の制御可能な血圧計用排気弁よりも、製造が容易で、組み立て誤差により排気制御不良になりにくく、いっそう小型で軽量な血圧計用排気弁を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明の血圧計用排気弁では、上ケースと下ケースからなるケースと、前記上ケースに設けられた排気口と、前記ケース内に配置され、前記排気口に対向する弁を設けた移動体と、前記ケース内に配置され、前記移動体を移動させることにより前記排気口の通気を制御する電磁式駆動手段と、前記移動体を支持しつつ、その移動を抑制するバネとを有する血圧計用排気弁において、前記バネは、1枚の円盤状のバネであり、その周縁が前記上ケースの下面と前記下ケースの上面との間に挟持され、前記移動体は、扁平な形状であり、上面中央に前記弁が接合されるとともに、上面周縁に前記バネが接合され、前記電磁式駆動手段は、前記下ケース内に嵌め込んで収容されるとともに底面と周壁からなる縦断面コ字形で円形容器状のヨーク(62)と、該ヨークの底面上に接合した円盤状のマグネット(64)と、該マグネット上に接合した円盤状のポールピース(66)と、前記ヨークの周壁(63)と前記ポールピースの間の隙間に配置されるとともに前記移動体に固定されたコイル(80)とから構成されたことを特徴とする。
【0015】
これによって、排気弁を組み立てるためには、下ケース内にヨーク、マグネット、ポールピース、予めコイルを固定した移動体、バネ、弁、上ケースと、下から順番に重ねながら必要個所を接合していくだけで、この排気弁を組み立てられる。特に、移動体をケース内に組み付けるためには、上ケースと下ケースとを接合するときに、移動体を支持する1枚のバネの周縁を下ケースの上面と上ケースの下面との間に挟持すればよく、このとき、圧入や溶着のようにバネに強い力や高熱を加えることがないので、バネを不均一に歪ませることがない。また、移動体が扁平であるから、移動体のスペースが小さくなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施例について、図1及び図2を参照して詳細に説明する。本実施例の排気弁50の縦断面図を図1に、この排気弁50に用いられる板バネ72の平面図を図2に示す。
この排気弁50は、縦断面コ字形で浅い円形容器状の下ケース52と、蓋である上ケース54とからケース56が形成され、上ケース54に排気口58が貫通された口金60が設けられ、この排気口58を図示しないカフとチューブで接続している。
【0018】
下ケース52の内部には、強磁性体の縦断面コ字形で円形容器状のヨーク62が嵌め込んで収容され、このヨーク62上に円盤状のマグネット64が接着剤により接合され、このマグネット64上に強磁性体の円盤状のポールピース66が接着剤により接合される。なお、ヨーク62は、単純に下ケース52内に収容され、下ケース52の底面又は底面と周壁53に接着剤により接合するように変更してもよい。そして、ヨーク62、マグネット64、ポールピース66、ヨーク62の周壁63とポールピース66間の隙間68とからなる磁気回路が構成され、隙間68には、ポールピース66からヨーク62の周壁63へ向かう放射方向磁界が生じている。この磁気回路の組み立ては、下ケース52内にヨーク62を嵌め込んで収容した後に、ヨーク62上にマグネット64、ポールピース66を下から順番に重ねながら接着剤等により接合していくだけでよいので、この組み立ては容易である。
【0019】
ケース56の内部で、ポールピース66と上ケース54との間には、排気口58に対向する弁78を備えた扁平な形状の移動体70が配置され、この移動体70は1枚の円盤状の板バネ72によってケース56に支持される。移動体70が扁平であることと、板バネ72が1枚であることから、スペースが節約され、排気弁を小型で軽量にできる。
【0020】
板バネ72は、厚さ0.3mm程度のリン青銅製で、可撓性を良くするため、図2に斜線で示したように同心円状に数本の弾力調整用のスリット76が設けられ、中心には移動体70を位置決めするための中心孔72aが、周縁72eにはケース56に固定するときの位置決め突片72bと表裏決め突片72cが設けられる。
【0021】
ここで、板バネ72にスリット76を設けたことにより、各突片72bを通る半径上で周縁72eと中心孔72aの縁とを連結する連結部72dは、周方向に延び隣接する突片72b付近で折り返され、板バネ72の半径に比べて長い梁となるから、板バネ72は大きな可撓性(小さなバネ定数)を実現できる。可撓性が大きくなると、板バネ72の直径を小さくすることができるので、排気弁50の小型化と軽量化が図れる。なお、板バネ72のバネ力調整のためには、板バネ72に、図2に示したようなスリット76を設ける代わりに、板バネ72の厚さを変えてもよく、又は、板バネ72に図3に示した従来例のような貫通孔を設けてもよい。
【0022】
移動体70の下部には、ヨーク62とポールピース66間の隙間68に挿入されるコイル80が固定されている。コイル80は、リード線81に接続されていて、図示しない排気弁制御回路からの出力電流が供給される。ここで、コイル80、ヨーク62、マグネット64、ポールピース66とから、移動体70を移動させる電磁式駆動手段が構成される。
【0023】
移動体70の中央には貫通孔70aが設けられており、この貫通孔70a上に弁78が接着剤等により接合されている。弁78は、ゴム等の弾性体からなるとともにハット状をしていて、ケース56の内部へ突出している排気口58にいくらか傾いて当接したときでも、容易に変形して、確実に排気口58を閉鎖できるようにしてある。また、移動体70の上面には、弁78よりも外側に位置して段差部70bが設けられており、この段差部70bに板バネ72の中心孔72aを係合させて、段差部70bの上面と板バネ72の中心孔72aの縁が接着剤等により接合される。
【0024】
下ケース52の周壁53には、板バネ72の周縁72eを接合する段差部53aが設けられ、段差部53aの所定箇所では、板バネ72の位置決め突片72bと表裏決め突片72cを夫々係合させる係合部53bとして、段差部53aが外方まで延長されている(図1で、左側の段差部53aを参照)。一方、上ケース54の周縁55付近には、上ケース54と下ケース52とを結合したとき、下ケース52の周壁53の内周面に当接するリブ77が設けられている。そして、板バネ72の周縁72eは、上ケース54と下ケース52とを図示しない小ねじ等により接合したとき、このリブ77の下面と下ケース52に設けた段差部53aの上面との間に挟持されることにより、ケース56に固定される。
【0025】
このように、上ケース54と下ケース52とを接合するときに、移動体70を支持する1枚の板バネ72の周縁72eを周壁53の段差部53aの上面と上ケース54の下面に設けたリブ77との間に挟持すればよいので、移動体70をケース56内に組付けることは容易である。この際、圧入や溶着のように板バネ72に強い力や高熱を加えることがないから、板バネ72を不均一に歪ませることがなく、移動体70に設けた弁78が排気口58に対して傾いてしまって、排気制御不良になることがない。また、移動体70の段差部70bと板バネ72の中心孔72aとを係合させ、下ケース52の周壁53に設けた係合部53bと板バネ72の位置決め突片72bと表裏決め突片72cとを係合させることにより、移動体70と板バネ72とケース56とを互いに精度良く、裏表を間違えずに接合することができる。
【0026】
なお、板バネ72の周縁72eに位置決め突片72bと表裏決め突片72cとを設けず、下ケース52の周壁53に段差部53aと係合部53bとを設けず、上ケース54の下面にリブ77を設けずに、板バネ72の周縁72eを下ケース52の周壁53の上面と上ケース54の周縁55の下面との間に直接挟持してもよい。
【0027】
この排気弁50を組み立てるには、まず、下ケース52内にヨーク62を嵌め込み収容するインサート成形をし、次に、このヨーク62上にマグネット64、ポールピース66を下から順番に重ねながら接着剤等により接合していく。次に、予め移動体70の下面にコイル80を固定し、このコイル80をヨーク62とポールピース66間の隙間68内に挿入して、移動体70をポールピース66上に載置する。次に、移動体70の上面中央に弁78を夫々接合する。
【0028】
それから、板バネ72の位置決め突片72bと表裏決め突片72cを、下ケース52の周壁53に設けた係合部53bに係合させて、移動体70の段差部70bの上面と板バネ72の中心孔72aの縁とを接着剤等により接合する。このとき、板バネ72の周縁72eが周壁53に設けた段差部53aの上面からいくらか離間した状態になる。このまま、又は、予め板バネ72の周縁72eの下面又は段差部53aの上面に接着剤を塗布してから、上ケース54を下ケース52に図示しない小ねじ等により接合すると、上ケース54に設けたリブ77の下面と下ケース52に設けた段差部53aの上面との間に板バネ72の周縁72eが挟持されて、排気弁50は完成する。
【0029】
このように、排気弁50を組み立てる際には、概ね、各部品を下から順番に重ねながら必要個所を接合していくだけで、この排気弁50を組み立てられ、しかも図4に示した従来例のように、ヨーク62とマグネット64とポールピース66に貫通孔を開ける必要がないので、排気弁50の組み立てが容易である。
本実施例の動作について説明する。コイル80に非通電のときには、移動体70は、板バネ72のバネ力によってポールピース66に当接しており、排気口58と弁78が最も離れ、排気弁50は全開とされる。コイル80に所定方向へ電流を流すと、隙間68内の磁界がコイル80に及ぼす電磁力によって、移動体70は板バネ72のバネ力に抗して上ケース54の方向へ移動する。そこで、コイル80に流す電流を適当に制御すると、排気口58と弁78とを適当な間隔に制御して、排気弁50を適当な開度に制御でき、あるいは、弁78で排気口58を閉鎖して、排気弁50を完全に閉鎖できる。
【0030】
ところで、本発明は前記実施例に限るものではなく、種々の変形が可能である。たとえば、移動体70をケース56内に組付けたとき、移動体70の下端面をポールピース66に当接させずに、移動体70の下端面とポールピース66との間に隙間を存在させてもよい。両者の間に隙間を設けると、急速排気時には、この隙間の分だけ移動体70を排気口58から離すことができるので、いっそうの急速排気が可能となる。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、下ケース、ヨーク、マグネット、ポールピース、予めコイルを固定した移動体、バネ、弁、上ケースと、下から順番に重ねながら必要個所を接合していくだけで、この排気弁を組み立てられるので、排気弁の製造が容易になる。特に、移動体をケース内に組み付けるためには、上ケースと下ケースとを接合するときに、移動体に接合したバネの周縁を下ケースの上面と上ケース下面との間に挟持すればよいので、排気弁の製造がいっそう容易になる。しかも、バネの周縁を下ケースの上面と上ケース下面との間に挟持することで
は、バネを不均一に歪ませることによる組み立て誤差が生じないので、移動体に設けた弁が排気口に対して傾いてしまうことにより、排気制御不良になることがない。さらに、扁平な移動体を1枚のバネで支持しているから、移動体とバネのスペースが節約されるので、排気弁をいっそう小型で軽量にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る排気弁の断面図である。
【図2】前記排気弁に用いられる板バネの平面図である。
【図3】従来の血圧計に用いられる排気弁の断面図である。
【図4】従来の血圧計に用いられる別の排気弁の断面図である。
【符号の説明】
50 血圧計用排気弁
52 上ケース
54 下ケース
56 ケース
58 排気口
62 ヨーク(電磁式駆動手段)
64 マグネット(電磁式駆動手段)
66 ポールピース(電磁式駆動手段)
68 隙間
70 移動体
72 板バネ(バネ)
76 スリット
78 弁
80 コイル(電磁式駆動手段)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a blood pressure monitor exhaust valve connected to a cuff of a blood pressure monitor.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a sphygmomanometer exhaust valve (hereinafter simply referred to as an exhaust valve), a rubber valve having a simple structure with a slit is used. This rubber valve type exhaust valve has few parts and is inexpensive, but the exhaust depends on the elastic characteristics of the rubber and the size of the slit, so if the cuff pressure deviates from the initial setting range, it can be exhausted at a constant speed. In addition, there is a problem that rapid exhaust is not easy.
[0003]
Currently, as an exhaust valve for solving this problem, for example, an exhaust valve disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 2000-346230 is used. A cross-sectional view of this exhaust valve is shown in FIG. In this exhaust valve, a through hole 1B provided in the front surface of the case 1 is connected to a cuff (not shown) by a tube. A packing 5 on a plate made of an elastic material is press-fitted into the case 1 so as to face the through hole 1B, and in the center of the packing 5 is slidable in the center hole of the coil bobbin 2 around which the coil 3 is wound. A supported permanent magnet slider 4 is provided.
[0004]
The coil 3 and the slider 4 constitute electromagnetic driving means for moving the slider 4. When the coil 3 is not energized, the slider 4 is pressed by the packing 5 so that the through hole 1B and the packing 5 are farthest apart, and the exhaust valve is fully opened. When the coil 3 is energized, the electromagnetic force acting on the slider 4 causes the slider 4 to move toward the through hole 1B against the spring force of the packing 5, and the distance between the central portion of the packing 5 and the through hole 1B is controlled. The Therefore, by controlling the current sent to the coil 3, the exhaust speed can be appropriately controlled by this exhaust valve, and rapid exhaust can be facilitated by fully opening the exhaust valve.
[0005]
Further, as this type of sphygmomanometer exhaust valve, one disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 6-47008 is also used. A cross-sectional view of this exhaust valve is shown in FIG. The exhaust valve includes a
[0006]
The
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
Incidentally, the exhaust valve shown in FIG. 3 has the following problems.
(1) Since the slider 4 is slidably supported in the center hole of the coil bobbin 2, the center hole of the slider 4 and the coil bobbin 2 must be processed with high accuracy, and the exhaust valve cannot be easily manufactured.
(2) Since the slider 4 for holding the permanent magnet is heavy and the coil bobbin 2 supports the slider 4 in a slidable manner, both of them require a certain length. Therefore, this exhaust valve is limited in size and weight. That there is.
(3) When assembling the exhaust valve, the packing 5 must be pressed into the case 1 with a strong force. At this time, the packing 5 is distorted unevenly, and an assembly error is likely to occur. If the packing 5 is inclined with respect to the through-hole 1B, this exhaust valve may cause exhaust control failure.
(4) When the exhaust valve is assembled, the packing 5 is first press-fitted into the small case 1, and then the coil bobbin 2 with the slider 4 inserted into the center hole is press-fitted into the case 1. The exhaust valve is not easy to manufacture.
[0008]
Also, the exhaust valve shown in FIG. 4 has the following problems.
(1) When the exhaust valve is assembled, the two dampers 9-1 and 9-2 are deformed so as to generate a spring force with respect to the
(2) When assembling the exhaust valve, it is necessary to provide through holes in the
[0009]
Therefore, in view of the above problems, the present invention is easier to manufacture than a conventional sphygmomanometer exhaust valve capable of controlling the evacuation speed, and is less likely to cause exhaust control failure due to an assembly error, and is a smaller and lighter sphygmomanometer. An object is to provide an exhaust valve.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problem, in the exhaust valve for a blood pressure monitor according to the first aspect of the present invention, a case consisting of an upper case and a lower case, an exhaust port provided in the upper case, and an exhaust port provided in the case A movable body provided with a valve facing the exhaust port, an electromagnetic drive means disposed in the case and controlling ventilation of the exhaust port by moving the movable body, and supporting the movable body, in the sphygmomanometer exhaust valve having an inhibiting spring movement thereof, said spring is a single disk-shaped spring, whose periphery is sandwiched between the upper surface of the lower case and the lower surface of the upper case , the moving body is a flat shape, together with the valve center of the upper surface is joined, the spring is joined to the top rim, said electromagnetic driving means is accommodated by fitting inside the lower case consisting of a bottom and a peripheral wall with A circular container-like yoke (62) in a U-shaped section, a disc-shaped magnet that is bonded on the bottom surface of the yoke (64), a disk-shaped pole pieces joined on the magnet (66), said yoke characterized in that it is constituted from a peripheral wall (63) and the coil fixed to the movable body while being arranged in the gap between the pole piece (80).
[0015]
In this way, to assemble the exhaust valve, the yoke, magnet, pole piece, movable body with a pre-fixed coil, spring, valve, and upper case are joined together in order from the bottom in the lower case. This exhaust valve can be assembled with just a few steps. In particular, in order to assemble the movable body in the case, when joining the upper case and the lower case, the peripheral edge of one spring supporting the movable body is placed between the upper surface of the lower case and the lower surface of the upper case. At this time, since a strong force or high heat is not applied to the spring unlike press-fitting or welding, the spring is not distorted unevenly. Moreover, since the moving body is flat, the space of the moving body is reduced.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a preferred embodiment of the present invention will be described in detail with reference to FIGS. A longitudinal sectional view of the
The
[0018]
In the
[0019]
Inside the
[0020]
The
[0021]
Here, by providing the
[0022]
A
[0023]
A through
[0024]
The
[0025]
Thus, when the
[0026]
It should be noted that the
[0027]
In order to assemble the
[0028]
Then, the
[0029]
In this way, when assembling the
The operation of this embodiment will be described. When the
[0030]
By the way, the present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications are possible. For example, when the moving
[0034]
【The invention's effect】
According to the present invention, the exhaust valve is simply joined to the lower case, the yoke, the magnet, the pole piece, the movable body, the spring, the valve, and the upper case in which the coil is fixed in advance, while overlapping the necessary portions in order from the bottom. As a result, the exhaust valve can be easily manufactured. In particular, in order to assemble the movable body in the case, when joining the upper case and the lower case, the peripheral edge of the spring joined to the movable body may be sandwiched between the upper surface of the lower case and the lower surface of the upper case. Therefore, the manufacture of the exhaust valve becomes easier. Moreover, by sandwiching the peripheral edge of the spring between the upper surface and the upper case lower surface of the lower case, so assembly errors by distorting the spring uneven does not occur, a valve provided on the moving body exhaust port to Therefore, the exhaust control does not become poor. Furthermore, since the flat movable body is supported by a single spring, the space between the movable body and the spring is saved, so that the exhaust valve can be made smaller and lighter.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of an exhaust valve according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view of a leaf spring used in the exhaust valve.
FIG. 3 is a cross-sectional view of an exhaust valve used in a conventional blood pressure monitor.
FIG. 4 is a cross-sectional view of another exhaust valve used in a conventional blood pressure monitor.
[Explanation of symbols]
50
64 Magnet (Electromagnetic drive means)
66 Pole piece (Electromagnetic drive means)
68
76
Claims (1)
前記バネは、1枚の円盤状のバネであり、その周縁が前記上ケースの下面と前記下ケースの上面との間に挟持され、
前記移動体は、扁平な形状であり、上面中央に前記弁が接合されるとともに、上面周縁に前記バネが接合され、
前記電磁式駆動手段は、前記下ケース内に嵌め込んで収容されるとともに底面と周壁からなる縦断面コ字形で円形容器状のヨーク(62)と、該ヨークの底面上に接合した円盤状のマグネット(64)と、該マグネット上に接合した円盤状のポールピース(66)と、前記ヨークの周壁(63)と前記ポールピースの間の隙間に配置されるとともに前記移動体に固定されたコイル(80)とから構成されたことを特徴とする血圧計用排気弁。 A case composed of an upper case and a lower case, an exhaust port provided in the upper case, a movable body disposed in the case and provided with a valve facing the exhaust port, and disposed in the case, In an exhaust valve for a sphygmomanometer having electromagnetic driving means that controls ventilation of the exhaust port by moving a moving body, and a spring that supports the moving body and suppresses the movement thereof,
The spring is a single disk-shaped spring, whose periphery is sandwiched between the upper surface of the lower case and the lower surface of the upper case,
The moving body has a flat shape, the valve is joined to the center of the upper surface, and the spring is joined to the periphery of the upper surface,
The electromagnetic drive means is fitted into the lower case and accommodated, and has a circular container-shaped yoke (62) having a U-shaped longitudinal section composed of a bottom surface and a peripheral wall, and a disk-shaped joint joined on the bottom surface of the yoke. A magnet (64), a disc-shaped pole piece (66) joined on the magnet, and a coil disposed in a gap between the peripheral wall (63) of the yoke and the pole piece and fixed to the moving body (80) The sphygmomanometer exhaust valve characterized by comprising the following.
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