JP3823951B2

JP3823951B2 - Performance information creation and display device and recording medium therefor

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Publication number: JP3823951B2
Application number: JP2003185660A
Authority: JP
Inventors: 康彦岡村; 謙一良斎藤; 由子福島; 明山内
Original assignee: Yamaha Corp
Current assignee: Yamaha Corp
Priority date: 2003-06-27
Filing date: 2003-06-27
Publication date: 2006-09-20
Anticipated expiration: 2018-06-02
Also published as: JP2003337586A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
この発明は、楽器の演奏情報、特に、複数のパートに夫々楽器及び楽器演奏データが割り当てられる演奏情報を、情報画面表示の援助によって作成する演奏情報作成表示装置及びそのための記録媒体に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、自動演奏装置においては、通常、複数パート分の演奏データを扱うことができ、パート毎に演奏データの入力及び編集並びに再生を行うことができるようになっている。このような自動演奏装置のために、楽曲データを新規に作成するときには、扱うことができる全パート分のトラックをディスプレイ上に表示して、ユーザによる演奏データの入力及び編集操作を待つ状態にしておくことが多い。また、楽曲データを新規に作成するときには、初期状態において、全パートのうちの特定のパート、例えば、第１０パートが「ドラム」に割当て（アサイン）され、残りのパートは、全て、「ピアノ」が割り当てられることが多い。これは、「ピアノ」が、通常、初期値として音色番号の先頭に設定されることによる。
【０００３】
さらに、自動伴奏機能をもった自動演奏装置においては、伴奏スタイルを選択すると共に、和音進行情報（コードシーケンスデータ）を用いて和音進行（コード進行）の指令を与えると、選択された伴奏スタイルデータが、与えられた和音進行に合った音で再生されるようになっている。そして、この種の自動演奏装置のために、どの伴奏スタイルデータが選択されたか、或いは、選択された伴奏スタイル内のセクション（イントロ、メイン、フィルイン、エンディング等）を順次切り換えて指定するセクション進行情報（セクションシーケンスデータ。尚、以下において、「スタイル・セクション切換えデータ」ということがある。）等を楽曲の進行に従って記録したり、和音進行情報を記録することができるようにしている。
【０００４】
上記のような従来の自動演奏装置用演奏情報作成表示方法では、全パート分のトラックが表示されているので、表示が煩雑となり、初心者にとっては、何をすればよいのか解りづらい。また、特定の第１０パートの「ドラム」以外のパートには、全て、「ピアノ」が割り当てられているので、各パートに割り当てる楽器種類の変更の仕方を知らないと、「ドラム」と「ピアノ」だけのパートしか入力及び編集することができない。
【０００５】
また、和音進行情報やセクション進行情報（スタイル・セクション切換えデータ）は、演奏データが記録されている通常のトラックとは異なるトラックに記録されるので、所望パートの編集操作を分かりにくくしている。例えば、伴奏スタイルデータによって再生される「ベース」パートを編集しようとした場合に、「『ベース』パートの編集＝セクション進行情報や和音進行情報の編集」という結びつきが解りづらく、従って、どこのトラックのデータを編集すれば所望の「ベース」パートに反映されるのか、解りづらい。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
この発明はこのような問題点を考慮してなされたもので、この発明の主たる目的は、入力及び編集当初の画面表示を工夫することによって、初心者であっても入力及び編集のための操作を容易に理解することができ、使い勝手を向上することができる演奏情報作成表示装置及びそのための記録媒体を提供することにある。
【０００７】
より具体的にいうと、この発明の主たる目的は、演奏情報の新規作成時には、基本的な楽器が自動的に割り当てられる一部のパートだけを初期状態として案内表示することによって、入力及び編集操作を容易にすることができる演奏情報作成表示装置及びそのための記録媒体を提供することにある。また、この発明の別の目的は、また、所定の楽器パートに対するセクション進行情報や和音進行情報の入力及び編集画面を表示することによって、初心者であっても伴奏スタイルデータに基づく楽器パートの入力及び編集を容易に行うことができる演奏情報作成表示装置及びそのための記録媒体を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
この発明の主たる特徴に従うと、複数パートの演奏データから成る演奏情報を画面表示に従って作成する演奏情報作成表示装置であって、演奏情報の新規作成の指示を入力する指示入力手段と、演奏データの入力乃至編集操作を行うことができる状態にあるパートを表示する表示手段と、新規作成の指示に基づいて、全パートから一部の複数のパートを抜き出して表示手段に表示させ、これらのパートのそれぞれに対して、基本的な楽器構成を形成する所定の複数の楽器を自動的に割り当てる制御手段であって、表示手段に表示されない残りのパートについては、ミュートされて発音の対象とならないパートに設定するものとを具備する演奏情報作成表示装置（請求項１）が提供される。また、この演奏情報作成表示装置は、さらに、表示手段に表示されるパートを変更するパート変更手段を具備する（請求項２）ように構成することができる。
【０００９】
この特徴に従い、複数パートの演奏データから成る演奏情報を画面表示に従って作成する演奏情報作成表示装置として機能するコンピュータに、演奏情報の新規作成の指示を受け付けるステップと、新規作成の指示に基づき、全パートのうち、所定の複数のパートのそれぞれに対して、基本的な楽器構成を形成する所定の複数の楽器を自動的に割り当てるステップと、割り当てられた複数のパートを画面上に表示し、これらのパートについて演奏データの入力乃至編集操作を行うことができる状態であることを表示するステップと、画面に表示されない残りのパートについて、ミュートされて発音の対象とならないパートに設定するステップとを実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体（請求項３）が提供される。また、このコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、プログラムは、さらに、画面に表示されるパートを変更するステップをコンピュータに実行させる（請求項４）ように構成することができる。
【００１０】
つまり、この発明によると、演奏情報の新規作成時には、全パートのうちの一部のパートを抜き出して入力及び編集が可能な状態であることを視覚表示すると共に、該一部の複数パートのそれぞれに対して、基本的な楽器構成の所定の複数楽器を自動的に割り当てるようにしている。従って、初期状態として、全パートのうちの一部の特定パートのみをデフォルトにして視覚表示することにより、初心者であっても、取り敢えず表示されているパートの演奏データを入力及び編集すればよいことが解り、使い勝手を向上することができる。また、表示されている一部のパートのそれぞれには、基本的な楽器構成の複数楽器が自動的に割り当てられるので、楽器種類の変更をしなくても、取り敢えず複数の楽器パートから成る楽曲データの入力及び編集を可能にする。また、表示されない編集不能な残りのパートは、ミュートされて発音の対象とならないように設定され（段落〔００５７〕参照）、さらに、ユーザ操作により、表示されているパートを表示しないように、或いは、表示されていないパートを表示するというようにパートを移動して、入力及び編集が可能な表示パートを変更することができる（段落〔００５９〕参照）。
【００１１】
なお、この発明の別の特徴に従うと、楽器の演奏情報を画面表示に従って作成する演奏情報作成表示装置であって、演奏情報を入力乃至編集するための画面を表示する表示手段と、伴奏スタイルデータに基づく楽器の演奏情報についての入力乃至編集を指示する指示手段と、入力乃至編集の指示に基づき、当該伴奏スタイルデータに基づく楽器のセクション進行情報乃至和音進行情報についての入力乃至編集画面を表示手段上に表示させる表示制御手段とを具備する和音進行情報表示装置を提供することができる。
【００１２】
また、記録媒体としては、楽器の演奏情報を画面表示に従って作成するために使用される記録媒体であって、伴奏スタイルデータに基づく楽器の演奏情報についての入力乃至編集を指示するステップと、入力乃至編集の指示に基づき、当該伴奏スタイルデータに基づく楽器のセクション進行情報乃至和音進行情報についての入力乃至編集画面を表示するステップとを含むプログラムを記録した演奏情報作成表示のための記録媒体を提供することができる。
【００１３】
このような別の特徴によれば、伴奏スタイルデータに基づく楽器パートの入力及び編集が指示されると、セクション進行情報や和音進行情報の入力及び編集の表示画面になる。従って、伴奏スタイルデータに基づいて再生される楽器パートを選択し、「入力・編集」を指示すると、セクション進行情報や和音進行情報の入力及び編集画面にすることにより、初心者であっても容易に伴奏スタイルデータに基づく楽器パートの入力及び編集を可能にする。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の好適な実施例を詳述する。なお、以下の実施例においては、パート数、デフォルトにされる特定パート、パートに対する楽器の割当て等に関して具体例を示しつつ、この発明が説明されるが、これらは単なる一例であって、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【００１５】
〔ハードウエア構成〕
図１を参照すると、ここには、この発明の一実施例による演奏情報作成表示装置のハードウエア構成が示されている。この例では、演奏情報作成表示装置は、中央処理装置（ＣＰＵ：central processing unit ）１、タイマ２、読出専用メモリ（ＲＯＭ：read only memory）３、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ：random access memory）４、第１の検出回路５、第２の検出回路６、表示回路７、音源回路８、効果回路９、外部記憶装置１０、ＭＩＤＩ（Musical Instrument Digital Interface）インターフェイス（Ｉ／Ｆ）１１及び通信インターフェイス１２等を備え、これらの装置はバス１３を介して互いに接続される。
【００１６】
また、第１及び第２の検出回路５，６には、キーボード１４やマウス１５等の入力装置が接続され、表示回路７にはディスプレイ１６が接続され、効果回路９には、音源回路８からの演奏データに基づく楽音を演奏することができるように、サウンドシステム１７が接続されている。
【００１７】
これらの装置１〜１７によるシステムは、パーソナルコンピュータにアプリケーションソフトウエアを加えた形態で実施することができ、音源内蔵パーソナルコンピュータシステムや、ハードディスク付きシーケンサに音源及びディスプレイを加えたシステムと同様の構成とすることができる。従って、アプリケーションソフトウエアは、外部記憶装置１０を利用して、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の記録媒体に記憶させてシステムに供給することができる。
【００１８】
また、この発明のシステムは、入力装置に鍵盤、ペダル、各種操作スイッチを備える操作パネル等を用いたり、音源装置、自動演奏装置等を内蔵した電子楽器の形態で実施することができる。電子楽器の形態を採る場合には、鍵盤楽器タイプに限らず、弦楽器タイプ、打楽器タイプ等の形態でもよい。さらに、音源装置や自動演奏装置を１つの電子楽器本体に内蔵したものに限らず、それぞれが別体の独立装置であり、後述するようなＭＩＤＩ機器や各種ネットワーク等の通信手段を用いて各装置を接続するものであってもよい。なお、この発明のシステムは、カラオケ装置における楽曲データの作成装置に適用することもできる。
【００１９】
この発明のシステムは、さらに、ＭＩＤＩインターフェイス１１を介してＭＩＤＩ機器１８に接続され、通信インターフェイス１２は、通信ネットワーク１９を介してサーバコンピュータ２０と通信することができる。従って、後述するように、アプリケーションソフトウエアをネットワーク１９を介して供給することもできる。
【００２０】
システム全体を制御するＣＰＵ１は、割込み処理に利用されるテンポクロックを発生するタイマ２を具備しており、所定のプログラムに従って種々の制御を行い、特に、後述する和音進行情報の表示及び編集機能を中枢的に遂行する。ＲＯＭ３には、このシステムを制御するための所定の制御プログラムが記憶されており、これらの制御プログラムには、後で説明する演奏情報作成時の表示及び編集に関する各種処理プログラムを含ませることができる。ＲＡＭ４は、これらの表示乃至編集に際して必要なデータやパラメータを記憶し、また、各種レジスタやフラグ等を一時記憶するためのワーク領域として用いられる。
【００２１】
第１及び第２の検出回路５，６は、入力装置１４，１５からの入力操作情報をそれぞれ検出するものである。入力装置には、操作パネルタイプのものとしてキーボード１４が用いられ、座標入力操作子タイプのものとしてマウス１５が用いられ、キーボード１４には、この演奏情報作成表示装置の操作に必要なスイッチ類を付設することができる。従って、これらの入力装置によって、各種の指示、選択、データ入力等々の入力操作を行うことができる。
【００２２】
〔記録媒体〕
外部記憶装置１０には、ハードディスクドライブ（ＨＤＤ：Hard Disk Drive）、フレキシブルディスクドライブ（ＦＤＤ：Flexible Disk Drive ）、ＣＤ−ＲＯＭ（Compact Disk Read Only Memory ）ドライブ、光磁気（ＭＯ：Magneto-Optical ）ディスクドライブ、ＤＶＤ（Digital Video Disk）タイプのディジタル多目的ディスクの駆動装置等々、種々ある記憶装置のうちから、必要に応じて一つ又は複数の記憶装置が使用される。外部記憶装置１０の記憶媒体には、各種伴奏データを含む楽曲データが、例えば、ＭＩＤＩフォーマットに従って記憶されている。
【００２３】
前述したように、ＲＯＭ３に記憶される制御プログラムには、この発明による演奏情報作成表示に関する各種処理プログラムを含ませることができるが、このような処理プログラムは、アプリケーションソフトウエアとして、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等の外部記憶装置１０の記憶媒体から、システムに供給するようにしてもよく、さらに、後述するように、通信ネットワーク１９を介して供給するようにしてもよい。そこで、ＨＤＤを用いて各種処理プログラムを含む制御プログラムを供給する場合の例を、以下に説明する。
【００２４】
〔ＨＤＤ、ＣＤ−ＲＯＭドライブを利用する例〕
ＨＤＤは、周知のように、制御プログラムや各種データを記憶しておくための記憶装置であって、ハードディスク（ＨＤ）を記録媒体としている。例えば、ＲＯＭ３に制御プログラムが記憶されていない場合には、このＨＤＤ内のハードディスクに制御プログラムを記憶させておき、このプログラムをＲＡＭ４に読み込むことによって、ＲＯＭ３に制御プログラムを記憶している場合と同様の操作をＣＰＵ１に行わせることができる。このようにすると、制御プログラムの追加やバージョンアップ等を容易に行うことができる。
【００２５】
一方、ＣＤ−ＲＯＭ（Compact Disk Read Only Memory ）ドライブは、可搬の記録媒体であるＣＤ−ＲＯＭに記憶されている制御プログラムや各種データを読み出すための装置である。従って、このＣＤ−ＲＯＭに制御プログラムや各種データを記憶させておき、この装置により読み出された制御プログラムや各種データを、ＨＤＤ内のハードディスク上にストアすることによって、同様の操作をＣＰＵ１に行わせるようにすることができる。このようにすると、制御プログラムの新規インストールやバージョンアップ等を容易に行うことができる。
【００２６】
なお、外部記憶装置１０としては、前述のように、ＣＤ−ＲＯＭドライブ以外にも、ＦＤＤ、ＭＯドライブのように挿脱可能な可搬の記録媒体を使用するもの等々、様々な形態のメディアを利用するための装置があるので、ＨＤＤに加えて、これらの装置の中から必要に応じて選ばれた一つ乃至複数の装置を設けるようにしてもよい。この場合、装着される記録媒体がフレキシブルディスク（ＦＤ）のように書込可能なものであれば、システムで得られたデータをこの記録媒体に記憶させて外部に取り出すことができる。
【００２７】
〔ネットワークを利用してプログラムをダウンロードする例〕
通信インターフェイス１２は、ＬＡＮ（Local Area Network）、インターネット（Internet）、電話回線等の通信ネットワーク１９に接続されており、このような通信ネットワーク１９を介してサーバコンピュータ２０に接続される。この通信インターフェイス１２は、例えば、ＲＯＭ３に制御プログラムが記憶されていない場合に、サーバコンピュータ２０から制御プログラムや各種データをダウンロードするために用いることができる。
【００２８】
この場合、クライアントとなる図１のシステムは、通信インターフェイス１２及び通信ネットワーク１９を介し、サーバコンピュータ２０に対して制御プログラムや各種データのダウンロードを要求するコマンドを送信する。サーバコンピュータ２０は、このコマンドを受けると、要求されたプログラムやデータを通信ネットワーク１９上に配信する。従って、これらのプログラム及びデータは、通信インターフェイス１２を介してこのシステムにより受信され、ＨＤＤ内のハードディスクに蓄積され、これによって、ダウンロードを完了することができる。
【００２９】
〔音源装置〕
音源回路８及び効果回路９は、作成された演奏情報に基づくデータを供給することによって、サウンドシステム１７から演奏楽音を試聴することができる。この音源回路８及びサウンドシステム１７は、また、必要に応じて、システム内の演奏データ或いはＭＩＤＩ機器１８からの演奏データを再生するように構成することもできる。
【００３０】
従って、音源回路８及び効果回路９の構成は、種々の形態で実施することができる。例えば、音源回路８の方式は、波形メモリ方式、ＦＭ方式、物理モデル方式、高調波合成方式、フォルマント方式、「ＶＣＯ＋ＶＣＦ＋ＶＣＡ」タイプのアナログシンセサイザ方式等々、どのような方式であってもよい。また、専用のハードウエアを使用して音源回路を構成するものに限らず、「ＤＳＰ（DigitalSignal Processor：ディジタル信号プロセッサ）＋マイクロプログラム」や「ＣＰＵ＋ソフトウエアプログラム」等のソフトウエアタイプの方式で音源回路を構成するようにしてもよい。さらに、この音源回路８の形式は、１つの回路を時分割で使用することによって複数の発音チャンネルを形成するようなものでもよいし、１つの発音チャンネルが１つの回路で構成されるような形式のものであってもよい。
【００３１】
なお、表示回路７は、この発明による演奏情報作成時の各種処理に基づいて得られる表示情報がバス１３を介して供給され、ディスプレイ１６の画面上に対応する表示を行う。また、ＭＩＤＩインターフェイス１１は、必要に応じて、ＭＩＤＩ機器等の他の外部楽音情報処理装置１８との間で、各種楽音データを送受することができるようにするために、所定のフォーマット変換を行うインターフェイスである。
【００３２】
〔演奏情報〕
この発明による演奏情報作成表示機能を具体的に説明する前に、この発明に関係する各種情報について簡単に説明しよう。先ず、１つの楽曲の「演奏情報」は、一般に、多数のパートの演奏データから構成され、パートの総数は、１６とすることが多いが、これに限らず任意に設定することができる。また、各パートには、対応する楽器及びその楽器の演奏データが設定される。図２には、パート総数を１６とした場合に構成される一曲分の演奏情報の一例が示されている。第１〜第１６パートから成る１６のパートには、通常、対応する楽器及びこの楽器の一曲分の演奏データがそれぞれ設定され、通常パートの演奏情報（ソングデータ）を構成する。
【００３３】
通常パートの演奏情報（ソングデータ）に並行して、マスタトラックには、テンポ、拍子、和音の進行、スタイル及びセクションの切換え等々に関する情報が設定される。また、演奏情報には、伴奏スタイルデータを使用するか否か、各パートが「ステージ」上にあがっており利用可能なのか「楽屋」裏に下がっていて利用不能なのか等を表わす管理データが付加される。
【００３４】
この発明は、このように構成される演奏情報を新規に作成したり、或いは、その入力及び編集等を行うものであるが、この発明の一つの特徴に従うと、通常パートの演奏情報のうち、所定数のパートに「伴奏スタイルデータ」を使用することができる。例えば、図２の下部に示されるように、第９〜第１６パートの８つの通常パートを使用せず、これらの通常パートに代えて、所定の楽器及び１〜数小節分の演奏データから成る伴奏スタイルデータを使用する８パートを、伴奏スタイルパートとして利用することができるようにしている。
【００３５】
この発明では、さらに、伴奏スタイルデータの使用に合わせて、マスタトラック上の、スタイル及びセクションの切換えに関する情報即ち「セクション進行情報」や、和音の進行に関する情報即ち「和音進行情報」を編集可能とし、編集の結果は、これらの情報に反映され、また、管理データには伴奏スタイルデータを使用する旨が反映される。
【００３６】
〔自動演奏データについて〕
なお、この発明の演奏情報のような自動演奏に用いられる自動演奏データは、種々多様な形態で実施することができる。例えば、演奏データのフォーマットについては、演奏イベントの発生時刻を１つ前のイベントからの時間で表わした「イベント＋相対時間」、演奏イベントの時刻を楽曲や小節内における絶対時間で表わした「イベント＋相対時間」、音符の音高と符長或いは休符と休符長で表わした「音高（休符）＋符長」、演奏の最小分解能毎にメモリの領域を確保しておき、演奏イベントの発生する時刻に対応するメモリ領域に演奏イベントを記憶した「べた方式」等、どのようなものでもよい。
【００３７】
また、自動演奏のテンポを変更する方法については、テンポクロックの周期を変更するものや、テンポクロックの周期はそのままでタイミングデータを変更するもの、或いは、１回の処理においてタイミングデータをカウントする値を変更もの等、どのようなものであってもよい。
【００３８】
さらに、自動演奏データは、複数のチャンネルのデータが混在した形式であってもよいし、各チャンネルのデータがトラック毎に分かれている形式であってもよい。
【００３９】
演奏データの記憶態様についても、時系列の演奏データが連続する領域に記憶されるものに限らず、飛び飛びの領域に散在して記憶されているデータを、連続するデータとして別途管理するようにしてもよい。要するに、時系列的に連続する演奏データとして管理することができればよく、メモリ上で連続して記憶されているか否かは問題ではない。
【００４０】
〔各種情報〕
次に、図３〜図５により、伴奏スタイルデータ、セクション進行情報、和音進行情報等について簡単に説明する。「伴奏スタイルデータ」は、図３に概略的に概念を例示するように、「ポップス１」、「ポップス２」、「ジャズ」、「クラシック」、…等々の「伴奏スタイル」毎に集めた伴奏音データ片を、伴奏パターンの最小単位である「セクション」（１〜数小節）毎に、夫々「セクションデータ」として纏めた伴奏音データ片の集合体であり、外部記憶装置１０の伴奏データ記憶部の所定領域に記憶される。
【００４１】
図３の例では、ポップス１の伴奏スタイルデータは、イントロ、メイン及びエンディング、並びに各セクションでの伴奏を滑らかに繋ぐためのフィルインという４つのセクションに区分され、各セクション毎に、イントロＡ・イントロＢ、メインＡ・メインＢ・メインＣ、フィルインＡＡ・フィルインＡＢ・フィルインＢＢ・フィルインＣＣ、エンディングＡ・エンディングＢという種類名で区分された複数のセクションデータ（伴奏音データ片）が設定されている。
【００４２】
また、各セクションデータには、リズム音、各種伴奏用楽器音及び和音についての演奏データが含まれ、各セクション情報中の和音演奏データについては、基準となる和音で所定のフォーマットで、例えば、Ｃｍａｊを用いてＭＩＤＩフォーマットに従って、記述されている。
【００４３】
次に、「セクション進行情報」は、楽曲演奏の進行に従って、伴奏スタイルデータ中からセクションデータを時系列的に順次指定するための情報であり、図４の構成例に示されるように、伴奏スタイルを指定する伴奏スタイル指定データＳｔ、各セクションの開始及び終了時間位置（通常、小節単位）を表すセクション開始タイミングデータＴｓｓｉ，Ｔｓｅｉ（ｉ＝１，２，３，…）、セクションデータ名を指定するセクション情報Ｓｎｉ、及び、セクション進行情報の最終位置を表すセクション進行エンドデータＳｅから構成することができ、例えば、外部記憶装置１０の伴奏データ記憶部の所定領域に記憶される。
【００４４】
つまり、各セクション情報Ｓｎｉは、対応するセクションデータの記憶領域を指定し、その前後にあるタイミングデータＴｓｓｉ，Ｔｓｅｉは、指定されたセクションデータによる伴奏の開始及び終了を指示する。従って、このセクション進行情報を用いて、伴奏スタイル指定データＳｔで指定された伴奏スタイルデータの中から、タイミングデータＴｓｓｉ，Ｔｓｅｉ及びセクション情報Ｓｎｉの組合わせの繰返しで、セクションデータを順次指定することができる。
【００４５】
一方、「和音進行情報」は、楽曲演奏の進行に従って演奏されるべき和音を時系列的に順次指定するための情報であり、図５の構成例に示されるように、調情報Ｋｙ、各和音の開始及び終了時間位置（通常、拍単位）を表す和音開始及び終了タイミングデータＴｃｓｊ，Ｔｃｅｊ（ｊ＝１，２，３，…）、和音名Ｃｎｊを規定するための和音根音情報Ｃｒｊ及び和音タイプ情報Ｃｔｊ、並びに、和音進行情報の最終位置を表す和音進行エンドデータＣｅから構成することができ、例えば、外部記憶装置１０の伴奏データ記憶部の所定領域に記憶される。
【００４６】
ここで、各２つの情報Ｃｒｊ，Ｃｔｊで規定される和音情報Ｃｎｊは、セクション情報Ｓｎｉで指定されたセクションデータ中の和音演奏データに対して演奏すべき和音の種類を指示し、その前後にあるタイミングデータＴｃｓｉ，Ｔｃｅｉは、この和音による演奏の開始及び終了を指示する。従って、この和音進行情報を用いると、調情報Ｋｙにより調を指定した上、タイミングデータＴｃｓｊ，Ｔｃｅｊ及び和音情報Ｃｎｊの組合わせの繰返しによって、演奏すべき和音を順次指定することができる。
【００４７】
なお、セクション進行情報や和音進行情報のタイミングは、通常、小節単位或いは拍単位で設定されるが、必要に応じて他の任意のタイミングを採用することができ、例えば、クロックタイミング単位でタイミング設定し、楽曲の小節先頭からのクロックタイミング数を各種タイミングデータ等に使用することができる。また、或るセクションＳｎｉ又は和音Ｃｎｊの終了後直ちに次のセクションＳｎｉ＋１或いは和音Ｃｎｊ＋１が開始する場合は、終了タイミングデータＴｓｅｉ，Ｔｃｅｉ又は開始タイミングデータＴｓｓ＋１，Ｔｃｅｉ＋１の何れかを省略することができる。また、この実施例においては、マスタトラック内にセクション進行情報及び和音進行情報が混在して記憶されている。
【００４８】
セクション情報及び和音進行情報から所望の演奏音を得る手法を簡単に説明する。「セクション進行情報」中の伴奏スタイル指定データＳｔと、順次読み出されるセクション情報Ｓｎｉにより指定されたセクション（例えば、「ポップス１」の「メインＡ」）の伴奏音データ片が読み出されると、読み出された伴奏音データ片は音高変換部に供給される。ここで、各セクションデータは、基準となる和音（例えば、「Ｃｍａｊ」）に従って記憶されている。音高変換部には、前記基準となる和音に従った伴奏音データ片を、指定された任意の和音に従った音に変換するための変換規則を記述した変換テーブルが用意されている。「和音進行情報」から順次読み出された任意の和音情報Ｃｎｊ（例えば、「Ｄｍａｊ」）が音高変換部に供給されると、前記基準となる和音に従った伴奏音データ片は、この変換テーブルに基づいて、前記読み出された任意の和音情報Ｃｎｊに従った音に変換される。この変換された音が音源回路８に与えられ、サウンドシステム１７を介して発音される。セクション進行情報から読み出されるセクション情報が変化する毎に、音高変換部に供給される伴奏音データ片が変化するので、発音される音が変化する。一方、和音進行情報から読み出される和音情報が変化したときは、音高変換部における変換規則が変化し、その結果、発音される音が変化する。
【００４９】
〔ステージ画面（初期状態）〕
次に、図６〜図１２には、この発明の一実施例による演奏情報作成表示処理においてディスプレイ１６上に現われる種々の表示画面が示されており、先ず、図６には、この演奏情報作成表示処理において最初に現われる初期状態の「ステージ画面」が示されている。
【００５０】
そこで最初に、図６の初期状態のステージ画面を例にしてこの発明の表示画面の基本的構成を説明すると、この発明による表示画面は、主表示エリアＭＲ、副表示エリアＡＲ、伴奏スタイル選択欄ＳＳ及び機能選択欄ＦＳを備えている。主表示エリアＭＲは、この発明の特徴に従った各種の主画像を表示するためのエリアであり、その下の副表示エリアＡＲは、エリアＭＲの主画像に対して各種案内を行う副次的な画像を表示するためのエリアである。また、左側の伴奏スタイル選択欄ＳＳには、伴奏スタイルを選択するための複数の伴奏スタイルアイコンＳｋ（ｋ＝１，２，３，…）が表示される。
【００５１】
下部左側の機能選択欄ＦＳには、各種処理機能を選択するために複数の機能選択ボタンＦＢｍ（ｍ＝１，２，３，…）が表示され、これらの機能選択ＦＢｍは、ディスプレイ１６上に表示される画面の内容に応じて、必要な機能が設定され、対応する表示がなされる。この初期画面の例では、機能選択ボタンＦＢｍとして、新たな楽曲を作成するための「新規作成」ボタンＮＢ、既存曲をロードして再生や編集を可能とするための「開く」ボタンＯＢ、作成・編集済みの楽曲を保存するための「保存」ボタンＳＢ、楽器を作成するための「入力・編集」ボタンＥＢ、各パートにおける楽器を変更するための「楽器」ボタンＩＢ等が表示されている。また、主表示エリアＭＲには「ステージ」が表示されると共に、このステージの右下隅には、後述する「楽屋画面」に切替え表示するための「楽屋」ボタンＢＢが表示されている。さらに、ステージ画面の右上隅にはメイン処理を終了させるための「クローズ（×）」ボタンがＣＬが表示されている。
【００５２】
図６に示されるように、初期状態の「ステージ画面」においては、ステージ上には何も表示されていない。すなわち、初期状態のステージ画面とは、これから新たな楽曲を作成する前、或いは、既に作成済みの楽曲を開く前の状態の画面である。この状態で「新規作成」ボタンＮＢ又は「開く」ボタンＯＢをマウス１５で操作することによって、新たな楽曲の作成準備或いは既存曲のロードがなされ、ステージ上には、各パートに対応した１乃至複数の楽器演奏者アイコンが表示される。
【００５３】
〔ステージ画面〕
一般に、１つの楽曲の演奏情報は１６パート分の演奏データから構成され、１６パートのそれぞれには、通常、対応する楽器及びその楽器の演奏データが設定される。この発明の特徴に従うと、演奏情報の新規作成時には、まず、これら全通常パートのうち、複数の特定のパートが編集可能な編集候補パートとして抜き出され、これらの特定パートには基本的構成の楽器が自動的に割り当てられ、このことがディスプレイ１６上にデフォルトにして表示される。この実施例では、第１、第２、第３、第４及び第１０パートの５つのパートが、デフォルトの特定パートとされ、それぞれ、「サックス（Ｓｘ）」、ギター（Ｇｔ）」、「ベース（Ｂｓ）」、「ピアノ（Ｐｎ）」及び「ドラム（Ｄｒ）」に割当てられる。このうち、第１パートは、メロディに対応するパートとされている。
【００５４】
図７（ａ）には、図６の初期状態のステージ画面において、機能選択欄ＦＳ内の新規作成ボタンＮＢ等をマウス１５で操作して「新規作成」機能等を選択した場合の「ステージ画面」の一例が示されている。主表示エリアＭＲには、ステージを背景にして、デフォルトの特定パートに対応する楽器演奏者アイコンＰｓｘ，Ｐｇｔ，Ｐｂｓ，Ｐｐｎ，Ｐｄｒが、それぞれ、パート番号“１”，“２”，“３”，“４”，“１０”と共に現われる。また、この画面のステージ画像のように、ステージ上にあがっていることが表わされる楽器演奏者に対応するパートは、発音並びに演奏データの入力及び編集の対象となる。
【００５５】
図７（ａ）のステージ画面の主表示エリアＭＲには、楽器演奏者アイコンＰＩが、図面表示の都合上実際の表示状態ではなく極めて簡略化して示されているが、実際には、アイコン画像を見ただけで楽器や通常パートを識別できるように、当該楽器及びその楽器を演奏している人物をデザイン化した画像を用いて表示するのが好ましい。例えば、図７（ｂ）には、一例としてドラム演奏者アイコンの画像例が示されており、この例では、楽器を容易に識別することができるように、楽器画像と人物画像の明度を異ならせている。なお、都合によっては、実際の表示も図７（ａ）に示されるような簡単な表示にしてもよい。
【００５６】
このようなステージ画面においては、主表示エリアＭＲに表示されている楽器演奏者アイコンＰＩから所望のアイコンを指定すると、このアイコンには、外枠を囲ったりアイコン画像全体の明度を上げたり或いは画像の明度を反転する等の、強調表示がなされると共に、これに対応する所定の楽器のパートに対して所望の処理を行うことが可能な状態になる。例えば、図７（ａ）のステージ画面では、マウス１５によりサックス演奏者アイコンＰｓｘが指定され、指定された演奏者アイコンＰｓｘが外枠で囲われて、第１パートのサックス（Ｓｘ）が処理可能な対象であることが表わされている。従って、この表示状態で、機能選択欄ＦＳ内から「入力・編集」ボタンＥＢを選択してこれを操作すると、これに対応する入力・編集画面がディスプレイ１６上に表示され、サックス（Ｓｘ) についての第１パートの演奏データを入力及び編集することができる。また、図示しない「ソロ再生」ボタンＧＢの選択によってこのパートのみの発音を行うことができる。
【００５７】
さて、主表示エリアＭＲ内に表示されていない残りの１１パートは、楽屋に入っており、新規作成初期画面を表示する現段階では編集不能なパートである。このエリアＭＲの右下隅の「楽屋」ボタンＢＢの操作によって、残りの１１パートが入っている楽屋の画面を開くことができる。ここで、これらの残余パートに対応する楽器については、新規作成時には、取り敢えず、ピアノ（Ｐｎ）が割当てられており、この割当ては後で変更することができる。また、この画面の場合のように、楽屋に入っている楽器演奏者のパートは、演奏データの入力及び編集の対象とはならず、さらに、演奏データがあってもミュートされ発音の対象とはならない。なお、楽屋に入っている楽器演奏者のパートは、前述のように、演奏データの入力及び編集ができず、更に演奏データがあっても発音の対象にならないというものに限らず、演奏データがあってもミュートされて発音の対象とはならないだけでもよい。すなわち、楽屋に入っていても楽屋画面を開くことによって演奏データの入力及び編集ができるようにしてもよい。
【００５８】
〔楽屋画面〕
図７（ａ）のステージ画面のように、主表示エリアＭＲの全域にステージ画像が表示されている画面においては、楽屋ボタンＢＢ上で、例えば、マウス１５をクリック操作することによって、エリアＭＲに楽屋裏を表示した楽屋画面を開くことができる。例えば、図７（ａ）の画面において、何ら入力或いは編集を行わない状態でマウス１５の左クリックにより楽屋ボタンＢＢを操作して楽屋画面を開いた場合には、図８に示すような楽屋画面が表示され、図示の楽屋画面の例では、エリアＭＲ内が「楽屋」のタイトルが記された楽屋表示域ＢＲ及び「ステージ」のタイトルが記されたステージ表示域ＳＲに分かれる。
【００５９】
楽屋画面においては、楽器演奏者アイコンＰＩを、ステージ（ＳＲ）から楽屋（ＢＲ）に、或いはその逆にドラッグアンドドロップすると、そのパートを楽屋或いはステージに移動させる「ステージ上／楽屋裏間移動」の処理を行うことができる。なお、図８の楽屋画面でも、主表示エリアＭＲ内のアイコンが、前述したように、実際の表示状態ではなく簡略化して示されているが、実際の表示も図示のような簡単な表示にしてもよい。
【００６０】
また、楽屋表示域ＢＲ内には、ピアノ（Ｐｎ）に対応する演奏者アイコンＰｐｎがパート番号“５”〜“９”，“１１”〜“１６”と共に表示され、この表示によって、ステージに上がっていない残りの１１パートが、第５〜９及び第１１〜１６パートであり、取り敢えずピアノ（Ｐｎ）が割り当てされていることが解るようになっている。一方、ステージ表示域ＳＲ内には、ステージ画面（図６）のステージ画像（エリアＭＲ）と同じ内容が、縮小或いは簡略化して表示されると共に、下部に「ステージ」ボタンＳＢが表示される。ステージボタンＳＢを操作すると、表示域ＳＲのステージ画像が主表示エリアＭＲ全域に表示される図７（ａ）のようなステージ画面を開くことができる。
【００６１】
なお、ステージ画面や楽屋画面の実施形態は、図７や図８に示したタイプのものに限らず、この発明の趣旨を変更しない範囲で種々に変形することができる。新規作成当初にステージ上にあがる特定パートについていえば、第１、第２、第３、第４及び第１０パートの５つのパートに限らず、これより多くてもよいし少なくてもよい。例えば、新規作成当初にステージ上にあがるパートの数は、新規作成の都度設定可能としたり、楽曲のジャンル毎に異なるようにすることができる。パートの総数も、１６に限らず、これより多くてもよいし少なくてもよい。
【００６２】
特定パートに自動的に割当てされる楽器の種類については、サックス（Ｓｘ）、ギター（Ｇｔ）、ベース（Ｂｓ）、ピアノ（Ｐｎ）及びドラム（Ｄｒ）に限らず、他の楽器でもよい。例えば、新規作成しようとする楽曲のジャンルに応じてジャンルに適した楽器（即ちジャンル毎に異なる楽器）とすることができる。また、楽屋入りとした全てのパートについては、ピアノ（Ｐｎ）を割り当てたが、ピアノ（Ｐｎ）以外の楽器を割り当てても、或いは、ユーザによる指定があるまでは全く楽器を割り当てないようにしてもよい。
【００６３】
さらに、図７（ａ）のようなステージ画面で楽屋ボタンＢＢ上で、例えば、マウス１５を右クリック操作することによって、主表示エリアＭＲ全域に楽屋裏のみを詳細表示した楽屋画面を開くようにすることもできる。この場合にも、図８と同様のステージボタンＳＢが表示される。
【００６４】
また、図７（ａ）の例では、新規作成時に、初心者ユーザに適応するように、特定パートに所定種類の楽器を自動的に割り当てるものしか示されていないが、これに加えて、一般ユーザ向けに、機能選択欄ＦＳ内に「新規作成（任意）」等の表示を施したボタンを設け、このボタンの操作によって、主表示エリアＭＲ内に任意のパートに任意の楽器を指定することができるステージ画像を表示した初期画面が現われるようにしてもよい。
【００６５】
〔伴奏スタイルパート使用ステージ画面〕
この発明では、また、伴奏スタイルを選択して所要の操作を行うと、伴奏スタイルデータを使用して演奏データを編集することができる。例えば、図７（ａ）のステージ画面において、マウス１５を用いて、伴奏スタイル選択欄ＳＳから何れかの伴奏スタイルを選択し、これを主表示エリアＭＲのステージにドラッグアンドドロップすると、図９に示される「伴奏スタイルパート使用ステージ画面」が現われる。この例では、既に外枠等の強調表示されている第１パートのサックス演奏者アイコンＰｓｘ以外の、第２、第３、第４及び第１０パートの楽器演奏者アイコンＰｇｔ，Ｐｂｓ，Ｐｐｎ，Ｐｄｒに代わって、第９〜第１６パートの伴奏スタイルパートの楽器演奏者アイコンＰＳｇｔ，ＰＳｄｒ，ＰＳｂｓ，ＰＳｐｎ．ＰＳｏｒ，ＰＳｓｔ，ＰＳｂｒ，ＰＳｓｎが表示される。
【００６６】
即ち、この発明の別の特徴に従って、所定数の伴奏スタイルパートに伴奏スタイルデータ（１〜数小節分の演奏データである「セクションデータ」の集合体）を使用可能とするために、これらの伴奏スタイルパートに対応する楽器演奏者アイコンＰＳＩをステージ上に登場させるのである。図９の例では、８つの楽器演奏者アイコンＰＳｇｔ，ＰＳｄｒ，ＰＳｂｓ，ＰＳｐｎ．ＰＳｏｒ，ＰＳｓｔ，ＰＳｂｒ，ＰＳｓｎをステージ上に表示することによって、伴奏スタイルパートである第９〜第１６パートに対して、ギター（ＰＧｔ）、ドラム（ＰＤｒ）、ベース（ＰＢｓ）、ピアノ（ＰＰｎ）、オルガン（ＰＯｒ）、ストリングス（ＰＳｔ）、ブラス（ＰＢｒ）、シンセサイザ（ＰＳｎ）の伴奏スタイルデータを使用することができることが表わされている。
【００６７】
また、これらの伴奏スタイルパートの楽器演奏者アイコンＰＳＩは、図９の伴奏スタイルパートのドラム演奏者アイコンＰＳｄｒを図７（ａ）の通常パートのドラム演奏者アイコンＰｄｒと比較して分かるとおり、通常パートの楽器演奏者アイコンＰＩとは形状が異なる画像になっている。なお、画像の形状がことなるものに限らず、色、大きさ等が異なるようにしてもよい。つまり、両アイコンＰＩ，ＰＳＩの画像は、通常パートか伴奏スタイルパートかを明瞭に識別できるデザインであればよい。図７（ｂ）の上下には、両パートのドラム演奏者アイコンの実際の一画像例が夫々示されており、通常パートの演奏者アイコンＰｄｒ（上）は正面像とし、伴奏スタイルパートの演奏者アイコンＰＳｄｒ（下）は側面像としている。また、ステージ上に登場する伴奏スタイルパートの楽器の数及び種類は、図９の例のように、伴奏スタイル選択欄ＳＳ内からどの伴奏スタイルを選択しても同じものが現われるようにしてもよいが、選択される伴奏スタイル毎に異ならせてもよい。
【００６８】
ここで、図７（ａ）のステージ画面で表示されていた通常パートのドラム演奏者アイコンＰｄｒに対応する第１０パートのドラム（Ｄｒ）は、伴奏スタイルパートと重複するので、演奏データが削除されて楽屋にも入らず、残りの第２、第３及び第４パートの楽器演奏者アイコンＰｇｔ，Ｐｂｓ，Ｐｐｎは、楽屋に入る。そして、図９の主表示エリアＭＲに新たに表示された楽器演奏者アイコンが、新たに発音及び編集対象候補に加わる。
【００６９】
なお、伴奏スタイルデータを使用するときは、通常パートの演奏情報（ソングデータ）のうち、伴奏スタイルパートに対応する通常パート（図９の場合は第９〜第１６パート）はこのようにして不使用とされる。この際、これらのパートに記憶されていた通常の演奏データは、前述のドラムパートの例のように、削除されるようにすることもできるが、そのまま残しておいてもよく、そのまま残しておいた場合には、伴奏スタイルデータを使用しないように変更したときに、演奏情報を元の状態に復帰させることができる。
【００７０】
〔入力及び編集画面〕
この発明によると、図７（ａ）や図９のステージ画面において、マウス１５のクリック操作によって、主表示エリアＭＲ内の或る楽器演奏者アイコンＰＩ，ＰＳＩを指定して外枠で囲い表示をした上、機能選択欄ＦＳ内の「入力・編集」ボタンＥＢを選択すると、選択されたアイコンＰＩ，ＰＳＩが表わす楽器パートに応じて、図１０〜図１２に示すように、各種の入力・編集画面が現われる。
【００７１】
先ず、図７（ａ）のステージ画面において、通常パートの楽器演奏者アイコンＰＩをを選択して入力・編集ボタンＥＢを押すと、通常パートの入力・編集画面が現われ対応する楽器の演奏データを入力及び編集することができる。例えば、ドラム演奏者アイコンＰｄｒを選択して入力・編集ボタンＥＢを押した場合には、「入力・編集画面（１０：Ｄｒ）」が現われ、主表示エリアＭＲには、第１０パートのドラム（Ｄｒ）について演奏データを表わすための格子状のドラム譜が表示される。副表示エリアＡＲには主表示エリアＭＲを用いて演奏データを入力及び編集するために、各種の案内表示や操作ボタンが表示される。従って、このような操作ボタン等を操作しドラム譜の所定箇所を指示することによって、ドラム譜上で、演奏データを新規入力したり編集することができる。
【００７２】
図１０には、このような入力及び編集操作によって、ドラム（Ｄｒ）の演奏データが入力された状態の「入力・編集画面（１０：Ｄｒ）」の一表示例が示されており、入力された演奏データは、エリアＭＲ内のドラム譜の格子の交点に記入された丸印で表わされる。この画面の例では、ドラム譜は、格子状をしており、数字“１”〜“４”が付加された縦線が各拍の頭を表わし、これら縦線間の複数の縦線が１６分音符のタイミングを示す。また、複数の横線は、ドラム（Ｄｒ）の種類を示しており、バスドラムＢＤ、スネアドラムＳＤ、ハイハットクローズＨＣ、ハイハットオープンＨＯ、シンバルＣＹ、タムタムＴＭ等々の種類が例示されている。
【００７３】
この発明の一実施例によれば、図７（ａ）のステージ画面において、ドラム（Ｄｒ）以外の通常パートの音階楽器演奏者アイコンを選択指示した場合には、音階楽器の入力及び編集操作に適した画面がディスプレイ１６上に現われるようになっている。例えば、第４パートのピアノ演奏者アイコンＰｐｎを選択して入力・編集ボタンＥＢを押すと、「入力・編集画面（４：Ｐｎ）」が現われ、主表示エリアＭＲにはピアノロール譜が表示される。また、副表示エリアＡＲには、図１０と同様に、主表示エリアＭＲを用いて演奏データを入力及び編集するための各種操作ボタンが表示される。
【００７４】
図１１には、入力及び編集操作によって、ピアノ（Ｐｎ）の演奏データが入力された状態の「入力・編集画面（４：Ｐｎ）」の一表示例が示されており、入力された演奏データは、エリアＭＲ内のピアノロール譜に記入された音符ブロックＮｂｎ（ｎ＝１，２，３，…）で表わされている。このピアノロール譜の例では、数字“１”〜“４”が付加された縦線が各拍の頭を表わし、これら縦線間の縦線が８分音符のタイミングを示し、模擬鍵盤の縦軸に沿う位置が音高を示している。従って、マウス１５を操作してピアノロール譜の所定箇所を指示し画面上の操作ボタンを操作することによって、ピアノロール譜上で、演奏データを新規入力したり編集することができる。
【００７５】
この場合、主表示エリアＭＲ内には、上述のピアノロール譜に限らず、例えば、五線譜表示にしたり、或いは、演奏データのイベントリスト形式の表示でもよい。また、主表示エリアＭＲに表示される演奏データ入力用画像は、ドラム（Ｄｒ）以外の楽器として、例えば、第２パートのギター（Ｇｔ）或いは第３パートのベース（Ｂｓ）を選択してこれを入力及び編集する場合には、図１１のような形式だけではなく、ＴＡＢ形式でもよい。
【００７６】
〔伴奏スタイルパート使用入力及び編集画面〕
この発明の別の特徴に従って、図９の伴奏スタイルパートが使用されている状態のステージ画面において、主表示エリアＭＲから伴奏スタイルパートの所望の楽器演奏者アイコンＰＳＩを指定した上、機能選択欄ＦＳから入力・編集ボタンＥＢを操作すると、「伴奏スタイルパート使用入力及び編集画面」が現われ、この画面の援助により伴奏スタイルデータを使用したパートの入力及び編集を行うことができる。この編集により得られたセクション進行情報は、演奏情報再生の際に、伴奏スタイルデータから所望のセクションデータ（１〜数小節分の演奏データ）を指定するのに使用される。また、和音進行情報は、指定されたセクションデータ中の伴奏音データ片の音高変換に用いられる。
【００７７】
例えば、図９の伴奏スタイルパート使用ステージ画面において、マウス１５を用いて、伴奏スタイルパートのギター演奏者アイコンＰＳｇｔを指定すると、このアイコンが矩形の外枠で囲われて処理対象である旨の表示がなされる。そこで、入力・編集ボタンＥＢを操作すると、ディスプレイ１６上には、伴奏スタイルパート使用入力及び編集画面として、「入力及び編集画面（９〜１６：伴奏スタイルパート）」が現われる。なお、伴奏スタイルパートの他の楽器演奏者アイコンＰＳＩを指定した場合も、同じ画面が表示される。伴奏スタイルの各パートは、共通の和音進行情報及びセクション進行情報を使用しているからである。図１２には、入力及び編集操作によって、伴奏スタイルパートについて、和音進行情報及びセクション進行情報表示域ＣＲ，ＳＲ内に和音ブロックＣｂｊ及びセクション情報Ｓｎｉが入力された状態の「入力及び編集画面（９：ＳＧｔ）」の一表示エリアＭＲの一表示例が示されている。
【００７８】
この入力及び編集画面においては、主表示エリアＭＲには、マスタトラック中の、和音の進行に関する情報即ち和音進行情報、及び、スタイル及びセクションの切換えに関する情報即ちセクション進行情報を入力及び編集するために、和音進行情報表示域ＣＲ及びセクション進行情報表示域ＳＲが表示される。また、副表示エリアＡＲには、図１０や図１１と同様に、主表示エリアＭＲを用いて演奏データを入力及び編集するための各種操作ボタンＡＢｎ（ｎ＝１，２，３，…）が表示される。
【００７９】
図１２の例では、主表示エリアＭＲの横軸は、時間軸であり、和音進行情報表示域ＣＲ内は半小節を単位とした縦線で区画され、表示域ＣＲの縦軸は和音の根音を表わし、副表示エリアＡＲ内の操作ボタンＡＢｎは、表示域ＣＲ上に展開されるべき和音のタイプを色で指示する各種カラーパレットや、セクション進行情報表示域ＳＲ内にセクションデータを切換えるためのセクション情報を入力する各種操作スイッチ等からなる。従って、これらのパレットやスイッチを操作することにより、表示域ＣＲ，ＳＲ上で、和音進行情報の新規入力や編集、或いは、伴奏スタイルのセクションデータ切換え情報（セクション進行情報）や伴奏スタイル自体の切換え情報の新規入力や編集が可能となる。
【００８０】
〔メイン処理〕
さて、図１３には、この発明の一実施例による演奏情報作成表示処理に関する各種処理のフローチャートが示されており、この発明によるシステムを立ち上げると、「初期画面表示処理」ルーチンＩＮが実行され、ディスプレイ１６には図６に示す初期状態のステージ画面が表示される。そして、次のルーチンＥＤへと進む。ルーチンＥＤでは、「クローズ」ボタンＣＬが押されることにより、システムの終了が指示されたか否かを判断し、肯定的（ＹＥＳ）であればこのメイン処理を終了させる。一方、否定的（ＮＯ）であれば、ステップＳＭ１へと進む。
【００８１】
〔ステップＳＭ１〕
先ず、ステップＳＭ１においては、図６の初期画面において、主表示エリアＭＲ又は機能選択欄ＦＳから「新規作成」（ＭＢ）が選択指示されたか否かを判別する。新規作成が指示された（ＹＥＳ）場合には、ステップＳＭ２に進み、そうでない（ＮＯ）場合には、ステップＳＭ５に進む。
【００８２】
〔ステップＳＭ２〕
ステップＳＭ２では、空（演奏データ無し）の通常パートを１６パート分作成してステップＳＭ３に進む。なお、初期状態で「新規作成」が指示される場合に限らず、既に何らかの楽曲が作成された状態、或いは、既存楽曲がロードされている状態において上記の「新規作成」指示がなされる場合もある。この場合には、作成された楽曲、或いはロードされている既存楽曲をセーブした後に空パートを作成するとよく、また、それら楽曲をセーブするか否かをユーザに問い合わせるようにしてもよい。
【００８３】
〔ステップＳＭ３〕
ステップＳＭ３では、空の１６パートにそれぞれ所定の楽器を割り当てた後、ステップＳＭ４に進む。つまり、全パートのうち、複数の特定のパートが編集可能な編集候補パートとして抜き出される。この割当ては、例えば、ステップＳＭ３のブロック内に図示されるように、次のような内容である：
第１パート＝「サックス（Ｓｘ）」、
第２パート＝「ギター（Ｇｔ）」、
第３パート＝「ベース（Ｂｓ）」、
第４〜９、１１〜１６パート＝「ピアノ（Ｐｎ）」、
第１０パート＝「ドラム（Ｄｒ）」。
【００８４】
この割当内容からわかるように、全パートのうち、複数の特定パート（第１，２，３，４，１０パート）には、基本的な楽器構成としての所定の複数の楽器（サックス、ギター、ベース、ピアノ、ドラム）が自動的に割り当てられる。
【００８５】
〔ステップＳＭ４〕
ステップＳＭ４に進むと、前述した複数の特定パートが編集可能な編集候補パートとして抜き出され、これらの特定パートを「ステージ上」に設定して、これらのパートに対応する楽器演奏者アイコンＰＩ：Ｐｓｘ，Ｐｇｔ，Ｐｂｓ，Ｐｐｎ，Ｐｄｒをステージ画面の主表示エリアＭＲに表示するための処理を行うと共に、残りの第５〜第９及び第１１〜第１６パートを「楽屋」に設定する。従って、この結果、ディスプレイ１６上には、例えば、第１、第２、第３、第４及び第１０パートに対応して、図７（ａ）に示されるような楽器演奏者アイコンＰＩが現われる。
【００８６】
なお、これらのステップＳＭ２〜ＳＭ４による新規作成時の処理例では、空のパートを１６パート分作成し、その内の一部をステージ上にあげ、残りのパートは、楽屋に入るようにしている。しかしながら、ステージ上にあがるパートについてのみ空のパートを作成してステージ上にあげるようにしてもよい。
【００８７】
〔ステップＳＭ５〕
ステップＳＭ５に進んだ場合には、先ず、このステップＳＭ５にて、図７（ａ）或いは図９に示されるようなステージ画面において、主表示エリアＭＲ内の楽器演奏者アイコンＰＩ，又はＰＳＩが新たに選択指示されたか否かを判別する。そして、アイコンが選択された（ＹＥＳ）場合には、ステップＳＭ６に進み、そうでない（ＮＯ）場合にはステップＳＭ７に進む。
【００８８】
〔ステップＳＭ６〕
ステップＳＭ６においては、主表示エリアＭＲ内から選択された楽器演奏者アイコンＰＩ，又はＰＳＩに対して矩形枠等の強調表示を施す処理を行うと共に、このアイコンに対応するパートが処理対象であることを記憶乃至更新しておき、楽器演奏者アイコン選択処理を終了する。従って、例えば、エリアＭＲ内からサックス演奏者アイコンＰｓｘを選択した場合には、図７（ａ）のように、このアイコンＰｓｘが矩形枠で囲まれる。
【００８９】
〔ステップＳＭ７〕
ステップＳＭ７に進んだ場合には、このステップで、機能選択欄ＦＳ内の「入力・編集」ボタンＥＢが選択指示されたか否かを判別し、このボタンＥＢが選択された（ＹＥＳ）場合にはステップＳＭ８に進む。一方、選択されない（ＮＯ）場合には、「その他の編集処理」のルーチンＥＲに進み、このルーチンでは、後述する種々の編集処理を行う。
【００９０】
〔ステップＳＭ８〕
ステップＳＭ８では、処理対象として選択されている楽器演奏者アイコンＰＩ，又はＰＳＩが伴奏スタイルパートに対応する楽器演奏者アイコンＰＳＩ：ＰＳｇｔ，ＰＳｄｒ，ＰＳｂｓ，ＰＳｐｎ，ＰＳｏｒ，ＰＳｓｔ，ＰＳｂｒ，ＰＳｓｎであるか否かを判別する。ここで、伴奏スタイルパートに対応する楽器演奏者アイコンＰＳＩである（ＹＥＳ）場合はステップＳＭ９に進み、そうでない（ＮＯ）場合にはステップＳＭ１０に進む。
【００９１】
〔ステップＳＭ９〕
ステップＳＭ９に進むと、主表示エリアＭＲ内に和音進行情報表示域ＣＲ及びセクション進行情報表示域ＳＲを表示するための処理を行う。従って、この処理の結果、ディスプレイ１６上には、図１２に示されるような伴奏スタイルパート使用の「入力及び編集画面（９〜１６：伴奏スタイルパート）」が現われ、この画面を用いて和音進行やセクション進行の入力及び編集操作を行うことができる。
【００９２】
〔ステップＳＭ１０〕
ステップＳＭ８で「ＮＯ」と判断されるのは、処理対象として選択されている楽器演奏者アイコンが伴奏スタイルパートのアイコンＰＳＩでなく、通常パートのアイコンＰＩの場合である。ステップＳＭ１０では、処理対象として選択されているパートの楽器種類が「ドラム（Ｄｒ）」であるか否かを判別し、ドラム（Ｄｒ）である（ＹＥＳ）場合にはステップＳＭ１１に進み、そうでない（ＮＯ）場合、即ちドラム以外の音階楽器である場合には、ステップＳＭ１２に進む。
〔ステップＳＭ１１〕
ステップＳＭ１１では、ドラム（Ｄｒ）の入力・編集画面を表示するための処理を行い、その結果、ディスプレイ１６上には、図１０に示すような「入力・編集画面（１０：Ｄｒ）」が現われる。
【００９３】
〔ステップＳＭ１２〕
ステップＳＭ１２では、音階楽器の入力・編集画面を表示するための処理を行い、その結果、例えば、ピアノ（Ｐｎ）が処理対象に選ばれている場合には、図１１に示すような、主表示エリアＭＲ内にピアノロール譜を表示した「入力・編集画面（４：Ｐｎ）」がディスプレイ１６上に現われる。この場合、既に説明したように、ピアノロール譜に代えて、五線譜、演奏データのイベントリスト等の形式で表示するようにしてもよい。また、楽器種類がギター（Ｇｔ）やベース（Ｂｓ）等の場合は、ＴＡＢ譜の形式で表示するようにしてもよい。
【００９４】
なお、入力・編集画面については、どのような形式で表示するかを、ユーザが選択することができるようにしてもよいし、何れかの形式で表示されるように予め固定的に決定しておいてもよい。
【００９５】
〔その他の編集処理〕
そして、ルーチンＥＲでは、例えば、次の（１）〜（７）のような処理を含む種々の編集処理を実行することができる：
（１）伴奏スタイル選択欄ＳＳから何れかの伴奏スタイルを選択し、これを主表示エリアＭＲのステージにドラッグアンドドロップした場合に伴奏スタイルパートをステージ上にあげるための処理、
（２）処理対象の楽器演奏者アイコンＰＩ，ＰＳＩに対応するパートについて、図０や図１１等の入力・編集画面を用いて演奏データを入力又は編集したり、或いは、図１２の入力・編集画面を用いて和音進行情報やセクション進行情報を入力及び編集するための処理、
（３）楽屋画面上でマウス１５をドラッグアンドドロップすることにより、楽器演奏者アイコンＰＩ，ＰＳＩをステージ上と楽屋裏との間で移動させるための処理、
（４）機能選択欄ＦＳ内の楽器ボタンＩＢ（図８）や副表示エリアＡＲ内の楽器アイコン（図示せず）を用いて各パートの楽器種類を指定乃至変更するための処理、
（５）開くボタンＯＢの操作により、既に作成されている楽器の演奏情報を外部記憶装置等からロードする処理、
（６）保存ボタンの操作により、作成された楽曲の演奏情報を外部記憶装置へとセーブする処理、
（７）図示しない再生ボタンＲＢの操作により、作成中の演奏情報或いは作成された演奏情報の一部乃至全部を再生する処理、等々。
【００９６】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、複数パートの演奏データから成る演奏情報を画面表示の援助によって作成するために、演奏情報の新規作成が指示されると、この指示に基づき、全パートのうち、複数の所定パートのそれぞれに対して、基本的な楽器構成を形成する所定の複数の楽器が自動的に割り当てられ、このように割り当てられた複数パートを画面上に表示し、これらのパートについて演奏データの入力乃至編集操作を行うことができる状態であることを表示するようにしている。つまり、演奏情報の新規作成時には、全パートから特定のパートを抜き出して入力及び編集が可能な状態であることが初期表示され、しかも、これらの特定パートには、それぞれ、基本的な楽器構成の所定の複数楽器が自動的に割り当てられる。
【００９７】
従って、初期状態として基本的な楽器構成の特定パートのみがデフォルトにして表示されるので、初心者であっても、取り敢えず表示されているパートの演奏データを入力及び編集すればよいことが解り、使い勝手を向上することができる。また、これらの特定パートには基本的な楽器構成の複数楽器が自動的に割り当てられるので、楽器種類の変更をしなくても、複数の楽器パートから成る楽曲データの入力及び編集が可能になる。
【００９８】
なお、別の特徴によれば、楽器の演奏情報を画面表示の援助によって作成するために、伴奏スタイルデータに基づく楽器の演奏情報についての入力乃至編集を指示すると、この指示に基づき、当該伴奏スタイルデータに基づく楽器のセクション進行情報乃至和音進行情報についての入力乃至編集画面が表示される。つまり、伴奏スタイルデータに基づいて再生される楽器パートについて入力・編集を指示すると、セクション進行情報や和音進行情報の入力及び編集画面が現われるので、初心者であっても容易に伴奏スタイルデータに基づく楽器パートの入力及び編集が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、この発明の一実施例による演奏情報作成表示装置のハードウエア構成を示す図である。
【図２】図２は、演奏情報の概念を概略的に例示する図である。
【図３】図３は、伴奏スタイルデータ（セクションデータ）の概念を概略的に例示する図である。
【図４】図４は、セクション進行情報の構成例を示す図である。
【図５】図５は、和音進行情報の構成例を示す図である。
【図６】図６は、この発明の一実施例による演奏情報作成表示処理における初期状態の「ステージ画面」の一例を示す図である。
【図７】図７（ａ）は、この発明の一実施例による演奏情報作成表示処理において、新規作成を指示すると共に、入力及び編集操作の対象を選択した場合の「ステージ画面」の一例を示す図であり、図７（ｂ）は、演奏者アイコンの実際画像の一例を示す図である。
【図８】図８は、この発明の一実施例による演奏情報作成表示処理における「楽屋画面」の一例を示す図である。
【図９】図９は、この発明の一実施例による演奏情報作成表示処理において伴奏スタイルパートを使用する場合の「ステージ画面」の一例を示す図である。
【図１０】図１０は、この発明の一実施例による演奏情報作成表示処理におけるドラムについての「入力・編集画面」の一例を示す図である。
【図１１】図１１は、この発明の一実施例による演奏情報作成表示処理における音階楽器についての「入力・編集画面」の一例を示す図である。
【図１２】図１２は、この発明の一実施例による演奏情報作成表示処理において伴奏スタイルパートを使用する場合の「入力・編集画面」の一例を示す図である。
【図１３】図１３は、この発明の一実施例による演奏情報作成表示に関わるメイン処理のフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
ＭＲ主表示エリア、
ＢＢ楽屋ボタン、
ＳＢステージボタン、
Ｎｂｎ音符ブロック、
Ｃｂｊ和音ブロック、
Ｓｎｉセクション情報、
ＡＲ副表示エリア、
ＡＢｐ各種操作ボタン、
ＳＳ各種伴奏スタイルアイコンＳｋが表示される伴奏スタイル選択欄、
ＦＳ各種機能選択ボタンＦＢｍが表示される伴奏スタイル選択欄、
ＰＩ；Ｐｓｘ，Ｐｇｔ，Ｐｂｓ，Ｐｐｎ，… 通常パートの各種楽器演奏者アイコン、
ＰＳＩ；ＰＳｇｔ，ＰＳｄｒ，ＰＳｂｓ，ＰＳｐｎ，… 伴奏スタイルパートの各種楽器演奏者アイコン。[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a performance information creation / display apparatus and a recording medium therefor for creating performance information of musical instruments, in particular, performance information in which musical instruments and musical instrument performance data are assigned to a plurality of parts, respectively, with the aid of information screen display.
[0002]
[Prior art]
In general, in an automatic performance device, performance data for a plurality of parts can be normally handled, and performance data can be input, edited, and reproduced for each part. For such an automatic performance device, when newly creating music data, tracks for all the parts that can be handled are displayed on the display, and waiting for the user to enter and edit performance data. Often left. Further, when newly creating music data, in the initial state, a specific part of all parts, for example, the tenth part is assigned (assigned) to “drum”, and the remaining parts are all “piano”. Is often assigned. This is because “piano” is usually set at the beginning of the timbre number as an initial value.
[0003]
Further, in an automatic performance device having an automatic accompaniment function, when an accompaniment style is selected and a chord progression (chord progression) command is given using chord progression information (chord sequence data), the selected accompaniment style data Is played with a sound that matches the given chord progression. Then, for this type of automatic performance device, which accompaniment style data has been selected, or section progress information that specifies the sections (intro, main, fill-in, ending, etc.) within the selected accompaniment style by sequentially switching. (Section sequence data; hereinafter, sometimes referred to as “style / section switching data”) or the like can be recorded in accordance with the progress of music, and chord progression information can be recorded.
[0004]
In the conventional performance information creation and display method for an automatic performance device as described above, since tracks for all parts are displayed, the display becomes complicated, and it is difficult for beginners to know what to do. In addition, since “piano” is assigned to all parts other than the specific “drum” of the tenth part, if “drum” and “piano” are not known unless the method of changing the instrument type assigned to each part is known. Can only be entered and edited.
[0005]
In addition, since chord progression information and section progression information (style / section switching data) are recorded on a track different from a normal track on which performance data is recorded, the editing operation of a desired part is difficult to understand. For example, when trying to edit the “bass” part that is played back by accompaniment style data, it is difficult to understand the link “editing the“ bass ”part = editing section progress information and chord progress information”. It is difficult to understand whether it is reflected in the desired “base” part by editing the data.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in consideration of such problems, and the main object of the present invention is to devise operations for input and editing even for beginners by devising a screen display at the beginning of input and editing. An object of the present invention is to provide a performance information creation / display apparatus and a recording medium therefor that can be easily understood and improved in usability.
[0007]
More specifically, the main object of the present invention is to input and edit operations by displaying only a part of parts to which basic musical instruments are automatically assigned as an initial state when newly creating performance information. It is an object of the present invention to provide a performance information creation / display apparatus and a recording medium therefor. Another object of the present invention is to display an input and edit screen for section progress information and chord progress information for a predetermined instrument part, so that even a beginner can input instrument parts based on accompaniment style data. It is an object of the present invention to provide a performance information creation / display apparatus and a recording medium therefor that can be easily edited.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
According to the main feature of the present invention, there is provided a performance information creation / display device for creating performance information comprising performance data of a plurality of parts according to a screen display, an instruction input means for inputting an instruction for newly creating performance information, Display means for displaying parts in a state where input or editing operations can be performed, and based on a new creation instruction, a plurality of parts are extracted from all parts and displayed on the display means. Control means for automatically assigning a plurality of predetermined musical instruments that form a basic musical instrument configuration to each of the remaining parts that are not displayed on the display means are muted and are not subject to sound generation. There is provided a performance information creating / displaying device comprising: The performance information creation / display apparatus can further comprise a part changing means for changing the part displayed on the display means (claim 2).
[0009]
In accordance with this feature, the computer functioning as a performance information creation / display device that creates performance information composed of performance data of a plurality of parts according to the screen display accepts a new performance information creation instruction, and based on the new creation instruction, A step of automatically assigning a plurality of predetermined instruments forming a basic musical instrument configuration to each of a plurality of predetermined parts of the parts, and displaying the plurality of assigned parts on the screen, The step of displaying that the performance data can be input or edited with respect to the part is displayed, and the remaining part not displayed on the screen is muted and set to a part not to be pronounced. A computer-readable recording medium (Claim 3) on which a program for recording is recorded is provided. It is. In this computer-readable recording medium, the program can be configured to further cause the computer to execute a step of changing a part displayed on the screen.
[0010]
In other words, according to the present invention, when new performance information is created, a part of all the parts is extracted and visually displayed that input and editing are possible, and each of the parts of the plurality of parts is displayed. On the other hand, a predetermined plurality of musical instruments having a basic musical instrument configuration are automatically assigned. Therefore, as a default, only some specific parts of all parts are visually displayed as defaults, so even beginners need to input and edit the performance data of the displayed parts for the time being. This will improve usability. In addition, since multiple musical instruments with basic musical instrument configurations are automatically assigned to each of the displayed parts, music data consisting of multiple musical instrument parts can be used without changing the instrument type. Allows input and editing. Further, the remaining uneditable parts that are not displayed are muted and set so as not to be sounded (see paragraph [0057]), and the displayed parts are not displayed by the user operation, or The display part that can be input and edited can be changed by moving the part so that the part that is not displayed is displayed (see paragraph [0059]).
[0011]
According to another aspect of the present invention, there is provided a performance information creation / display device for creating musical performance information according to a screen display, a display means for displaying a screen for inputting or editing performance information, and accompaniment style data Instructing means for instructing input or editing of performance information of musical instruments based on the above, and a means for displaying input or editing screens for section progress information or chord progression information of musical instruments based on the accompaniment style data based on the input or editing instructions It is possible to provide a chord progression information display device comprising display control means for displaying on top.
[0012]
Further, the recording medium is a recording medium used for creating musical instrument performance information according to the screen display, instructing input or editing of musical instrument performance information based on accompaniment style data; Provided is a recording medium for creating and displaying performance information in which a program including a step of displaying an editing screen or an input of section progression information or chord progression information of an instrument based on the accompaniment style data is provided based on an instruction for editing. be able to.
[0013]
According to such another feature, when input and editing of an instrument part based on accompaniment style data is instructed, a display screen for inputting and editing section progress information and chord progress information is displayed. Therefore, selecting an instrument part to be played back based on accompaniment style data and instructing "input / edit" makes it easy for beginners to enter and edit section progress information and chord progress information. Allows input and editing of instrument parts based on accompaniment style data.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In the following embodiments, the present invention will be described while showing specific examples regarding the number of parts, a specific part to be defaulted, assignment of musical instruments to the parts, etc., but these are merely examples, and the present invention Various modifications can be made without departing from the spirit of the present invention.
[0015]
[Hardware configuration]
Referring to FIG. 1, there is shown a hardware configuration of a performance information creation / display apparatus according to an embodiment of the present invention. In this example, the performance information creation / display device includes a central processing unit (CPU) 1, a timer 2, a read only memory (ROM) 3, a random access memory (RAM) 4, First detection circuit 5, second detection circuit 6, display circuit 7, sound source circuit 8, effect circuit 9, external storage device 10, MIDI (Musical Instrument Digital Interface) interface (I / F) 11, communication interface 12, etc. These devices are connected to each other via a bus 13.
[0016]
Input devices such as a keyboard 14 and a mouse 15 are connected to the first and second detection circuits 5 and 6, a display 16 is connected to the display circuit 7, and a sound source circuit 8 is connected to the effect circuit 9. A sound system 17 is connected so that a musical tone based on the performance data can be played.
[0017]
The system using these devices 1 to 17 can be implemented in a form in which application software is added to a personal computer, and has the same configuration as a personal computer system with a built-in sound source or a system in which a sound source and a display are added to a sequencer with a hard disk. can do. Therefore, the application software can be stored in a recording medium such as a magnetic disk, an optical disk, or a semiconductor memory and supplied to the system using the external storage device 10.
[0018]
The system of the present invention can be implemented in the form of an electronic musical instrument that uses a keyboard, pedals, an operation panel provided with various operation switches as an input device, or a sound source device, an automatic performance device, or the like. When taking the form of an electronic musical instrument, it is not limited to a keyboard musical instrument type, and may be a string musical instrument type, a percussion instrument type, or the like. Furthermore, the sound source device and the automatic performance device are not limited to those built in one electronic musical instrument main body, but each is a separate independent device, and each device using communication means such as a MIDI device or various networks as described later. May be connected. The system of the present invention can also be applied to a music data creation apparatus in a karaoke apparatus.
[0019]
The system of the present invention is further connected to the MIDI device 18 via the MIDI interface 11, and the communication interface 12 can communicate with the server computer 20 via the communication network 19. Therefore, as will be described later, application software can be supplied via the network 19.
[0020]
The CPU 1 that controls the entire system includes a timer 2 that generates a tempo clock used for interrupt processing, and performs various controls according to a predetermined program. In particular, a display and editing function for chord progression information described later is provided. Perform centrally. The ROM 3 stores predetermined control programs for controlling the system, and these control programs can include various processing programs relating to display and editing at the time of performance information creation, which will be described later. . The RAM 4 is used as a work area for storing data and parameters necessary for display and editing, and for temporarily storing various registers and flags.
[0021]
The first and second detection circuits 5 and 6 detect input operation information from the input devices 14 and 15, respectively. As the input device, a keyboard 14 is used as an operation panel type, and a mouse 15 is used as a coordinate input operator type, and switches necessary for operation of the performance information creation / display device are provided on the keyboard 14. Can be attached. Therefore, input operations such as various instructions, selection, data input, and the like can be performed by these input devices.
[0022]
〔recoding media〕
The external storage device 10 includes a hard disk drive (HDD), a flexible disk drive (FDD), a compact disk read only memory (CD-ROM) drive, a magneto-optical (MO) disk. One or a plurality of storage devices are used as required from various storage devices such as a drive, a drive for a DVD (Digital Video Disk) type digital multipurpose disk, and the like. Music data including various accompaniment data is stored in the storage medium of the external storage device 10 in accordance with, for example, the MIDI format.
[0023]
As described above, the control program stored in the ROM 3 can include various processing programs related to performance information creation and display according to the present invention. Such processing programs include, as application software, magnetic disks and optical disks. The data may be supplied to the system from a storage medium of the external storage device 10 such as a magneto-optical disk or a semiconductor memory, and may be supplied via the communication network 19 as will be described later. An example of supplying a control program including various processing programs using the HDD will be described below.
[0024]
[Example of using HDD, CD-ROM drive]
As is well known, the HDD is a storage device for storing control programs and various data, and uses a hard disk (HD) as a recording medium. For example, when the control program is not stored in the ROM 3, the control program is stored in the hard disk in the HDD, and this program is read into the RAM 4, so that the control program is stored in the ROM 3. The CPU 1 can be operated. In this way, it is possible to easily add a control program or upgrade a version.
[0025]
On the other hand, a CD-ROM (Compact Disk Read Only Memory) drive is a device for reading a control program and various data stored in a CD-ROM which is a portable recording medium. Accordingly, the control program and various data are stored in the CD-ROM, and the control program and various data read by the apparatus are stored on the hard disk in the HDD, whereby the CPU 1 performs the same operation. You can make it. In this way, it is possible to easily perform a new installation or upgrade of the control program.
[0026]
As described above, the external storage device 10 is not limited to the CD-ROM drive, but can be a variety of media such as an FDD or MO drive that uses a removable recording medium. Since there are devices to be used, one or more devices selected from these devices as necessary may be provided in addition to the HDD. In this case, if the recording medium to be loaded is writable like a flexible disk (FD), the data obtained by the system can be stored in this recording medium and taken out to the outside.
[0027]
[Example of downloading a program using a network]
The communication interface 12 is connected to a communication network 19 such as a LAN (Local Area Network), the Internet, and a telephone line, and is connected to the server computer 20 via the communication network 19. The communication interface 12 can be used for downloading a control program and various data from the server computer 20 when, for example, no control program is stored in the ROM 3.
[0028]
In this case, the system shown in FIG. 1 serving as a client transmits a command requesting download of a control program and various data to the server computer 20 via the communication interface 12 and the communication network 19. Upon receiving this command, the server computer 20 distributes the requested program and data over the communication network 19. Therefore, these programs and data are received by this system via the communication interface 12 and stored in the hard disk in the HDD, thereby completing the download.
[0029]
[Sound source device]
The tone generator circuit 8 and the effect circuit 9 can audition the performance musical sound from the sound system 17 by supplying data based on the created performance information. The sound source circuit 8 and the sound system 17 can also be configured to reproduce performance data in the system or performance data from the MIDI device 18 as necessary.
[0030]
Therefore, the configurations of the sound source circuit 8 and the effect circuit 9 can be implemented in various forms. For example, the method of the tone generator circuit 8 may be any method such as a waveform memory method, FM method, physical model method, harmonic synthesis method, formant method, “VCO + VCF + VCA” type analog synthesizer method, and the like. In addition, the sound source circuit is not limited to using a dedicated hardware, but a sound source using a software type method such as “DSP (Digital Signal Processor) + microprogram” or “CPU + software program”. A circuit may be configured. Further, the format of the tone generator circuit 8 may be such that one circuit is used in a time-sharing manner to form a plurality of tone generation channels, or one tone generation channel is composed of one circuit. It may be.
[0031]
The display circuit 7 is supplied with display information obtained through various processes at the time of creating performance information according to the present invention via the bus 13 and performs a corresponding display on the screen of the display 16. The MIDI interface 11 performs predetermined format conversion so that various musical tone data can be transmitted to and received from another external musical tone information processing apparatus 18 such as a MIDI device, if necessary. Interface.
[0032]
[Performance information]
Before specifically describing the performance information creation / display function according to the present invention, various information related to the present invention will be briefly described. First, “performance information” of one piece of music is generally composed of performance data of a large number of parts, and the total number of parts is often 16. However, the number of parts is not limited to this and can be arbitrarily set. Each part is set with a corresponding musical instrument and performance data of the musical instrument. FIG. 2 shows an example of performance information for one song configured when the total number of parts is 16. The sixteen parts, which are the first to sixteenth parts, are usually set with corresponding musical instruments and performance data for one piece of the musical instruments, respectively, and constitute performance information (song data) for the normal parts.
[0033]
In parallel with the performance information (song data) of the normal part, information on the tempo, time signature, chord progression, style, section switching, etc. is set in the master track. In addition, the performance information includes management data indicating whether or not to use accompaniment style data, whether each part is on the "stage" and can be used, or whether it is down on the back of the "backstage" and cannot be used. Added.
[0034]
The present invention is to newly create performance information configured as described above, or to input and edit the performance information. According to one aspect of the present invention, among the performance information of the normal part, “Accompaniment style data” can be used for a predetermined number of parts. For example, as shown in the lower part of FIG. 2, eight normal parts of the ninth to sixteenth parts are not used, and instead of these normal parts, a predetermined musical instrument and performance data for one to several measures are included. Eight parts using accompaniment style data can be used as accompaniment style parts.
[0035]
Further, according to the present invention, in accordance with the use of accompaniment style data, information related to style and section switching, ie, “section progress information”, and information related to chord progression, ie, “chord progress information”, can be edited on the master track. The editing result is reflected in these pieces of information, and the management data reflects that the accompaniment style data is used.
[0036]
[About automatic performance data]
It should be noted that automatic performance data used for automatic performance such as performance information of the present invention can be implemented in various forms. For example, with respect to the format of performance data, “event + relative time” indicating the time of occurrence of a performance event as the time from the previous event, and “event” indicating the time of the performance event as an absolute time within a song or measure. “Relative time”, “pitch (rest) + note length” expressed in terms of note pitch and note length or rest and rest length, and a memory area for each minimum performance resolution. Any method may be used such as a “solid method” in which performance events are stored in a memory area corresponding to the time at which the event occurs.
[0037]
As for the method of changing the tempo of automatic performance, the tempo clock period is changed, the tempo clock period is changed as it is, the timing data is changed as it is, or the timing data is counted in one process. Anything such as a change may be used.
[0038]
Furthermore, the automatic performance data may be in a format in which data of a plurality of channels are mixed, or may be in a format in which data of each channel is divided for each track.
[0039]
The performance data storage mode is not limited to that in which time-series performance data is stored in a continuous area, and data stored in a scattered area is separately managed as continuous data. Also good. In short, it is only necessary that the performance data can be managed as time-sequential performance data, and it does not matter whether the performance data is continuously stored in the memory.
[0040]
[Various information]
Next, accompaniment style data, section progression information, chord progression information, and the like will be briefly described with reference to FIGS. The “accompaniment style data” is an accompaniment collected for each “accompaniment style” such as “pops 1”, “pops 2”, “jazz”, “classical”, etc., as schematically illustrated in FIG. The sound data pieces are aggregates of accompaniment sound data pieces each collected as “section data” for each “section” (1 to several bars) which is the minimum unit of the accompaniment pattern. Stored in a predetermined area of the copy.
[0041]
In the example of FIG. 3, the accompaniment style data of Pops 1 is divided into four sections, intro, main and ending, and fill-in to smoothly connect the accompaniment in each section. B, Main A, Main B, Main C, Fill-in A / Fill-in AB / Fill-in BB / Fill-in CC, Ending A / Ending B, section data (accompaniment sound data pieces) are set. .
[0042]
Each section data includes performance data for rhythm sounds, various accompaniment instrument sounds, and chords. The chord performance data in each section information is a standard chord in a predetermined format, for example, Cmaj. Is described according to the MIDI format.
[0043]
Next, the “section progress information” is information for sequentially specifying the section data in time series from the accompaniment style data in accordance with the progress of the musical performance. As shown in the configuration example of FIG. Accompaniment style designation data St for designating, section start timing data Tssi, Tsei (i = 1, 2, 3,...) Representing the start and end time positions (usually in measure units) of each section, and section data names are designated. It can be composed of section information Sni and section progress end data Se representing the final position of the section progress information, and is stored in a predetermined area of the accompaniment data storage unit of the external storage device 10, for example.
[0044]
That is, each section information Sni designates a storage area for the corresponding section data, and the timing data Tssi and Tsei before and after the section data Sni instruct the start and end of accompaniment by the designated section data. Therefore, using this section progress information, section data can be specified sequentially by repeating combinations of timing data Tssi, Tsei and section information Sni from the accompaniment style data specified by the accompaniment style specification data St. it can.
[0045]
On the other hand, the “chord progression information” is information for sequentially specifying chords to be played in time series in accordance with the progress of the music performance. As shown in the configuration example of FIG. Chord start and end timing data Tcsj, Tcej (j = 1, 2, 3,...) Representing the start and end time positions (usually in beat units), chord root information Crj and chord for defining the chord name Cnj It can be composed of type information Ctj and chord progression end data Ce representing the final position of the chord progression information, and is stored in a predetermined area of the accompaniment data storage unit of the external storage device 10, for example.
[0046]
Here, the chord information Cnj defined by the two pieces of information Crj and Ctj indicates the type of chord to be played with respect to the chord performance data in the section data designated by the section information Sni, and is before and after that. The timing data Tcsi and Tcei instruct the start and end of performance with this chord. Therefore, by using this chord progression information, it is possible to sequentially specify chords to be played by repeating the combination of the timing data Tcsj, Tcej and the chord information Cnj after specifying the key by the key information Ky.
[0047]
Note that the timing of section progress information and chord progress information is usually set in units of measures or beats, but any other timing can be adopted as necessary. For example, timing is set in units of clock timing. In addition, the number of clock timings from the beginning of the measure of the music can be used for various timing data. Further, when the next section Sni + 1 or chord Cnj + 1 starts immediately after the end of a certain section Sni or chord Cnj, either the end timing data Tsei, Tcei or the start timing data Tss + 1, Tce + 1 can be omitted. In this embodiment, section progress information and chord progression information are mixedly stored in the master track.
[0048]
A method for obtaining a desired performance sound from the section information and chord progression information will be briefly described. When the accompaniment style designation data St in the “section progress information” and the accompaniment sound data pieces of the sections (for example, “main A” of “Pops 1”) designated by the section information Sni that are sequentially read out are read out. The accompaniment sound data piece is supplied to the pitch conversion unit. Here, each section data is stored in accordance with a reference chord (for example, “Cmaj”). The pitch conversion unit is provided with a conversion table that describes conversion rules for converting an accompaniment sound data piece according to the reference chord into a sound according to any specified chord. When arbitrary chord information Cnj (for example, “Dmaj”) sequentially read out from the “chord progression information” is supplied to the pitch conversion unit, the accompaniment data piece according to the reference chord is converted into this conversion. Based on the table, the sound is converted into sound according to the read arbitrary chord information Cnj. The converted sound is given to the sound source circuit 8 and is generated via the sound system 17. Each time the section information read from the section progress information changes, the accompaniment sound data piece supplied to the pitch converter changes, so that the sound to be generated changes. On the other hand, when the chord information read from the chord progression information changes, the conversion rule in the pitch converter changes, and as a result, the sound to be generated changes.
[0049]
[Stage screen (initial state)]
Next, FIGS. 6 to 12 show various display screens that appear on the display 16 in the performance information creation and display processing according to one embodiment of the present invention. First, FIG. 6 shows the performance information creation and display. An initial stage screen that appears first in the display process is shown.
[0050]
First, the basic configuration of the display screen of the present invention will be described by taking the stage screen in the initial state of FIG. 6 as an example. The display screen according to the present invention includes a main display area MR, a sub display area AR, an accompaniment style selection field. An SS and a function selection field FS are provided. The main display area MR is an area for displaying various main images according to the features of the present invention, and the sub display area AR below it is a secondary display that provides various guidance for the main image in the area MR. This is an area for displaying various images. A plurality of accompaniment style icons Sk (k = 1, 2, 3,...) For selecting an accompaniment style are displayed in the accompaniment style selection field SS on the left side.
[0051]
In the function selection field FS on the lower left side, a plurality of function selection buttons FBm (m = 1, 2, 3,...) Are displayed for selecting various processing functions, and these function selections FBm are displayed on the display 16. Necessary functions are set according to the contents of the displayed screen, and a corresponding display is made. In this example of the initial screen, as the function selection button FBm, a “new creation” button NB for creating a new song, an “open” button OB for loading an existing song and enabling playback and editing, creation A “Save” button SB for saving the edited music, an “Input / Edit” button EB for creating a musical instrument, an “Musical instrument” button IB for changing a musical instrument in each part, and the like are displayed. . In addition, a “stage” is displayed in the main display area MR, and a “backstage” button BB for switching to a “backstage screen” described later is displayed in the lower right corner of the stage. Furthermore, CL is displayed in the upper right corner of the stage screen as a “close (×)” button for ending the main process.
[0052]
As shown in FIG. 6, in the initial stage screen, nothing is displayed on the stage. That is, the stage screen in the initial state is a screen in a state before creating a new music or opening a music that has already been created. In this state, by operating the “Create New” button NB or the “Open” button OB with the mouse 15, preparation for creating a new song or loading an existing song is made, and 1 to 1 corresponding to each part is placed on the stage. Multiple instrument player icons are displayed.
[0053]
[Stage screen]
In general, the performance information of one piece of music is composed of 16 parts of performance data, and each of the 16 parts is usually set with a corresponding instrument and performance data of the instrument. According to the feature of the present invention, when new performance information is created, first, a plurality of specific parts are extracted as editable candidate parts from among all the normal parts, and these basic parts have a basic configuration. Instruments are automatically assigned and this is displayed on display 16 by default. In this embodiment, five parts of the first, second, third, fourth and tenth parts are set as default specific parts, which are “sax (Sx)”, “guitar (Gt)”, “bass”, respectively. (Bs) "," Piano (Pn) "and" Drum (Dr) ". Among these, the first part is a part corresponding to the melody.
[0054]
7A shows the “stage screen” when the “new creation” function or the like is selected by operating the new creation button NB or the like in the function selection field FS with the mouse 15 in the initial stage screen of FIG. "Is shown. In the main display area MR, instrument player icons Psx, Pgt, Pbs, Ppn, and Pdr corresponding to a default specific part with the stage as the background are part numbers “1”, “2”, and “3”, respectively. , “4”, “10”. Further, as in the stage image on this screen, the part corresponding to the musical instrument player who is shown to be on the stage is the target of pronunciation and performance data input and editing.
[0055]
In the main display area MR of the stage screen of FIG. 7A, the musical instrument player icon PI is shown in a very simplified manner rather than an actual display state for the convenience of drawing display. It is preferable that the musical instrument and the person playing the musical instrument are displayed using designed images so that the musical instrument and the normal part can be identified simply by looking at the screen. For example, FIG. 7B shows an example of an image of a drum player icon as an example. In this example, the brightness of the instrument image and the person image are different so that the instrument can be easily identified. It is Depending on circumstances, the actual display may be a simple display as shown in FIG.
[0056]
In such a stage screen, when a desired icon is designated from the musical instrument player icon PI displayed in the main display area MR, the icon surrounds the outer frame, increases the brightness of the entire icon image, or the image. Is highlighted, such as reversing the brightness of the instrument, and a desired process can be performed on the corresponding part of the predetermined instrument. For example, on the stage screen of FIG. 7A, a saxophone player icon Psx is designated by the mouse 15, and the designated player icon Psx is surrounded by an outer frame so that the first part sax (Sx) can be processed. It is expressed that it is an object. Accordingly, when the “input / edit” button EB is selected from the function selection field FS and operated in this display state, the corresponding input / edit screen is displayed on the display 16 and the sax (Sx) is displayed. The performance data of the first part can be input and edited. In addition, by selecting a “solo playback” button GB (not shown), only this part can be sounded.
[0057]
The remaining 11 parts that are not displayed in the main display area MR are in the dressing room and are parts that cannot be edited at the current stage of displaying the newly created initial screen. By operating the “backstage” button BB in the lower right corner of this area MR, the screen of the backstage containing the remaining 11 parts can be opened. Here, for the musical instruments corresponding to these remaining parts, piano (Pn) is assigned for the time being newly created, and this assignment can be changed later. Also, as in the case of this screen, the parts of musical instrument performers in the dressing room are not subject to performance data input and editing. Don't be. In addition, as described above, the part of the musical instrument player in the dressing room cannot input and edit the performance data, and the performance data is not limited to that which is not subject to pronunciation even if there is performance data. Even if it exists, it does not have to be muted and not subject to pronunciation. That is, even if you are in the dressing room, you may be able to enter and edit performance data by opening the dressing room screen.
[0058]
[Backstage screen]
On the screen where the stage image is displayed in the entire main display area MR as in the stage screen of FIG. 7A, for example, by clicking the mouse 15 on the dressing room button BB, the area MR is displayed. You can open the dressing room screen showing the back of the dressing room. For example, when the dressing room screen is opened by operating the dressing button BB by left clicking the mouse 15 on the screen of FIG. 7A without any input or editing, the dressing room screen as shown in FIG. In the example of the dressing room screen shown in the drawing, the area MR is divided into a dressing room display area BR in which the title of “backstage” is written and a stage display area SR in which the title of “stage” is written.
[0059]
On the dressing room screen, dragging and dropping the musical instrument player icon PI from the stage (SR) to the dressing room (BR) or vice versa moves the part to the dressing room or stage. Processing can be performed. In the dressing room screen of FIG. 8, the icons in the main display area MR are shown in a simplified manner instead of the actual display state, as described above, but the actual display is also simplified as shown in the figure. May be.
[0060]
In the dressing room display area BR, a player icon Ppn corresponding to the piano (Pn) is displayed together with part numbers “5” to “9”, “11” to “16”, and this display raises the stage. The remaining 11 parts are the 5th to 9th parts and the 11th to 16th parts, and it is understood that the piano (Pn) is assigned for the time being. On the other hand, in the stage display area SR, the same contents as the stage image (area MR) on the stage screen (FIG. 6) are displayed in a reduced or simplified manner, and a “stage” button SB is displayed at the bottom. When the stage button SB is operated, a stage screen as shown in FIG. 7A in which the stage image of the display area SR is displayed in the entire main display area MR can be opened.
[0061]
The embodiment of the stage screen or the dressing room screen is not limited to the type shown in FIGS. 7 and 8 and can be variously modified without changing the gist of the present invention. Speaking of specific parts that appear on the stage at the time of new creation, the number of parts is not limited to the five parts of the first, second, third, fourth, and tenth parts, but may be more or less. For example, the number of parts on the stage at the beginning of new creation can be set each time new creation is made, or can be different for each genre of music. The total number of parts is not limited to 16, but may be more or less.
[0062]
The type of musical instrument automatically assigned to the specific part is not limited to saxophone (Sx), guitar (Gt), bass (Bs), piano (Pn), and drum (Dr), but may be other musical instruments. For example, a musical instrument suitable for the genre (that is, a different musical instrument for each genre) can be set according to the genre of the music to be newly created. In addition, the piano (Pn) is assigned to all the parts in the dressing room, but no instrument is assigned even if an instrument other than the piano (Pn) is assigned or until the user designates it. Also good.
[0063]
Further, on the stage screen BB on the stage screen as shown in FIG. 7A, for example, by right-clicking the mouse 15, the backstage screen in which only the backstage is displayed in detail in the entire main display area MR is opened. You can also Also in this case, the same stage button SB as in FIG. 8 is displayed.
[0064]
In addition, in the example of FIG. 7A, only the automatic assignment of a predetermined type of musical instrument to a specific part is shown so as to adapt to a novice user at the time of new creation. For this purpose, a button with a display such as “New creation (arbitrary)” is provided in the function selection field FS, and by operating this button, an arbitrary instrument can be designated for an arbitrary part in the main display area MR. An initial screen displaying a possible stage image may appear.
[0065]
[Accompaniment style part use stage screen]
In the present invention, when the accompaniment style is selected and a required operation is performed, the performance data can be edited using the accompaniment style data. For example, when any accompaniment style is selected from the accompaniment style selection column SS on the stage screen of FIG. 7A using the mouse 15 and dragged and dropped onto the stage in the main display area MR, FIG. The “accompaniment style part use stage screen” shown appears. In this example, the instrument player icons Pgt, Pbs, Ppn, Pdr of the second, third, fourth, and tenth parts other than the saxophone player icon Psx of the first part in which the outer frame or the like is already highlighted. In place of the instrument player icons PSgt, PSdr, PSbs, PSpn. PSor, PSst, PSbr, and PSsn are displayed.
[0066]
That is, according to another feature of the present invention, in order to make it possible to use accompaniment style data (an aggregate of “section data” which is performance data for one to several bars) for a predetermined number of accompaniment style parts. The musical instrument player icon PSI corresponding to the style part appears on the stage. In the example of FIG. 9, eight musical instrument player icons PSgt, PSdr, PSbs, PSpn. By displaying PSor, PSst, PSbr, and PSsn on the stage, guitar (PGt), drum (PDr), bass (PBs), and piano (PPn) for the 9th to 16th parts that are accompaniment style parts , Organ (POr), strings (PSt), brass (PBr), and synthesizer (PSn) accompaniment style data can be used.
[0067]
Also, the instrument player icon PSI of these accompaniment style parts is normal as shown by comparing the drum performer icon PSdr of the accompaniment style part of FIG. 9 with the drum performer icon Pdr of the normal part of FIG. The image is different in shape from the musical instrument player icon PI of the part. The image is not limited to a different shape, but may be different in color, size, and the like. That is, the images of both icons PI and PSI only need to be designed so that the normal part or the accompaniment style part can be clearly identified. In the upper and lower parts of FIG. 7B, actual image examples of the drum performer icons for both parts are shown. The performer icon Pdr (upper) for the normal part is a front image, and the performance of the accompaniment style part is shown. The person icon PSdr (bottom) is a side image. Further, the number and type of musical instruments of the accompaniment style part appearing on the stage may be the same regardless of which accompaniment style is selected from the accompaniment style selection column SS as in the example of FIG. However, different accompaniment styles may be selected.
[0068]
Here, since the drum (Dr) of the tenth part corresponding to the drum performer icon Pdr of the normal part displayed on the stage screen of FIG. 7 (a) overlaps with the accompaniment style part, the performance data is deleted. The remaining second, third, and fourth instrument player icons Pgt, Pbs, and Ppn enter the dressing room without entering the dressing room. Then, the musical instrument player icon newly displayed in the main display area MR of FIG. 9 is newly added to the pronunciation and editing candidate.
[0069]
When using accompaniment style data, the normal part corresponding to the accompaniment style part (the 9th to 16th parts in the case of FIG. 9) of the performance information (song data) of the normal part is invalid in this way. It is used. At this time, the normal performance data stored in these parts can be deleted as in the example of the drum part described above, but can be left as it is, or left as it is. In such a case, when the accompaniment style data is changed so as not to be used, the performance information can be restored to the original state.
[0070]
[Input and edit screen]
According to the present invention, on the stage screens of FIGS. 7A and 9, by clicking the mouse 15, certain musical instrument player icons PI and PSI in the main display area MR are designated and displayed in an outer frame. In addition, when the “input / edit” button EB in the function selection field FS is selected, various input / edits are made as shown in FIGS. 10 to 12 in accordance with the musical instrument part represented by the selected icons PI and PSI. A screen appears.
[0071]
First, on the stage screen of FIG. 7A, when the instrument player icon PI of the normal part is selected and the input / edit button EB is pressed, the input / edit screen of the normal part appears and the performance data of the corresponding instrument is displayed. Can be entered and edited. For example, when the drum performer icon Pdr is selected and the input / edit button EB is pressed, the “input / edit screen (10: Dr)” appears, and the tenth part drum (in the main display area MR ( A grid-like drum score for displaying performance data is displayed for Dr). In the sub display area AR, various guidance displays and operation buttons are displayed in order to input and edit performance data using the main display area MR. Therefore, by operating such an operation button or the like and instructing a predetermined part of the drum score, performance data can be newly input or edited on the drum score.
[0072]
FIG. 10 shows a display example of the “input / edit screen (10: Dr)” in which the performance data of the drum (Dr) is input by such input and editing operations. The performance data is represented by circles written at the intersections of the grids of drum staves in the area MR. In the example of this screen, the drum notation has a lattice shape, and a vertical line to which numerals “1” to “4” are added represents the head of each beat, and a plurality of vertical lines between these vertical lines are 16 lines. Indicates the timing of half notes. The plurality of horizontal lines indicate the types of drums (Dr), and examples include bass drum BD, snare drum SD, hi-hat close HC, hi-hat open HO, cymbal CY, and Tam-Tum TM.
[0073]
According to one embodiment of the present invention, when the scale instrument player icon for the normal part other than the drum (Dr) is selected on the stage screen of FIG. A suitable screen appears on the display 16. For example, if the piano player icon Ppn of the fourth part is selected and the input / edit button EB is pressed, the “input / edit screen (4: Pn)” appears, and the piano roll score is displayed in the main display area MR. The In the sub display area AR, various operation buttons for inputting and editing performance data using the main display area MR are displayed as in FIG.
[0074]
FIG. 11 shows a display example of an “input / edit screen (4: Pn)” in which piano (Pn) performance data has been input by input and editing operations. Are represented by note blocks Nbn (n = 1, 2, 3,...) Entered in the piano roll score in the area MR. In this example of a piano roll score, a vertical line to which numbers “1” to “4” are added represents the beginning of each beat, and a vertical line between these vertical lines indicates the timing of an eighth note, and the vertical pitch of the simulated keyboard. The position along the axis indicates the pitch. Therefore, the performance data can be newly input or edited on the piano roll score by operating the mouse 15 to indicate a predetermined part of the piano roll score and operating the operation button on the screen.
[0075]
In this case, the main display area MR is not limited to the above-mentioned piano roll score, and may be displayed in a staff score or in an event list format of performance data. The performance data input image displayed in the main display area MR is selected by selecting, for example, the second part guitar (Gt) or the third part base (Bs) as an instrument other than the drum (Dr). Is input and edited, not only the format shown in FIG. 11 but also the TAB format may be used.
[0076]
[Accompaniment style part use input and edit screen]
According to another feature of the present invention, on the stage screen in the state where the accompaniment style part of FIG. 9 is used, the desired instrument player icon PSI of the accompaniment style part is designated from the main display area MR, and the function selection field FS is selected. When the input / edit button EB is operated, an “accompaniment style part use input and edit screen” appears. With the aid of this screen, the part can be input and edited using the accompaniment style data. The section progress information obtained by this editing is used for designating desired section data (1 to several bars of performance data) from the accompaniment style data when reproducing the performance information. The chord progression information is used for pitch conversion of the accompaniment sound data piece in the designated section data.
[0077]
For example, when the accompaniment style part guitar player icon PSgt is designated using the mouse 15 on the accompaniment style part use stage screen of FIG. 9, this icon is surrounded by a rectangular outer frame to indicate that it is a processing target. Is made. When the input / edit button EB is operated, an “input and edit screen (9 to 16: accompaniment style part)” appears on the display 16 as an accompaniment style part use input and edit screen. Note that the same screen is also displayed when another musical instrument player icon PSI is specified in the accompaniment style part. This is because the accompaniment style parts use common chord progression information and section progression information. FIG. 12 shows an “input and edit screen (9) in which the chord block Cbj and the section information Sni are input in the chord progression information and section progression information display areas CR and SR for the accompaniment style part by the input and editing operations. : SGt) ", a display example of one display area MR is shown.
[0078]
In this input and edit screen, the main display area MR is used for inputting and editing information related to the progression of chords in the master track, that is, chord progression information, and information relating to style and section switching, that is, section progression information. The chord progression information display area CR and the section progression information display area SR are displayed. Also, in the sub display area AR, various operation buttons ABn (n = 1, 2, 3,...) For inputting and editing performance data using the main display area MR are provided as in FIGS. Is displayed.
[0079]
In the example of FIG. 12, the horizontal axis of the main display area MR is the time axis, the chord progression information display area CR is divided by vertical lines in units of half bars, and the vertical axis of the display area CR is the root of the chord. The operation button ABn in the sub display area AR represents a sound, and is used to switch the section data in the various color palettes that indicate the type of chord to be developed on the display area CR by color or in the section progress information display area SR. It consists of various operation switches for inputting section information. Therefore, by operating these palettes and switches, new input and editing of chord progression information, or accompaniment style section data switching information (section progression information) and accompaniment style itself can be switched on the display areas CR and SR. New information can be input and edited.
[0080]
[Main processing]
FIG. 13 shows a flowchart of various processes related to performance information creation / display processing according to an embodiment of the present invention. When the system according to the present invention is started up, an “initial screen display processing” routine IN is executed. The initial stage screen shown in FIG. 6 is displayed on the display 16. Then, the process proceeds to the next routine ED. In the routine ED, it is determined whether or not the system has been instructed by pressing the “close” button CL. If the determination is affirmative (YES), the main process is terminated. On the other hand, if negative (NO), the process proceeds to step SM1.
[0081]
[Step SM1]
First, in step SM1, it is determined whether or not “new creation” (MB) is instructed from the main display area MR or the function selection field FS on the initial screen of FIG. If new creation is instructed (YES), the process proceeds to step SM2, and if not (NO), the process proceeds to step SM5.
[0082]
[Step SM2]
In step SM2, 16 empty normal parts (no performance data) are created and the process proceeds to step SM3. In addition, not only when “new creation” is instructed in the initial state, but also when the above “new creation” instruction is given in a state where some music has already been created or an existing music is loaded is there. In this case, an empty part may be created after saving the created music or the existing music loaded, and the user may be inquired whether or not to save the music.
[0083]
[Step SM3]
In step SM3, a predetermined musical instrument is assigned to each of the empty 16 parts, and then the process proceeds to step SM4. That is, among all the parts, a plurality of specific parts are extracted as editable candidate parts that can be edited. This assignment has the following contents, for example, as shown in the block of step SM3:
1st part = “Sachs (Sx)”,
2nd part = “Guitar (Gt)”,
3rd part = “Base (Bs)”,
4th-9th, 11th-16th parts = “Piano (Pn)”,
10th part = “Drum (Dr)”.
[0084]
As can be seen from this allocation content, among all the parts, a plurality of specific parts (first, second, third, fourth, and tenth parts) have a predetermined plurality of musical instruments (saxophone, guitar, (Bass, piano, drum) are automatically assigned.
[0085]
[Step SM4]
When the process proceeds to step SM4, the plurality of specific parts described above are extracted as editable candidate parts that can be edited, these specific parts are set to "on stage", and the instrument player icon PI corresponding to these parts: A process for displaying Psx, Pgt, Pbs, Ppn, and Pdr in the main display area MR of the stage screen is performed, and the remaining fifth to ninth and eleventh to sixteenth parts are set to “backstage”. Therefore, as a result, an instrument player icon PI as shown in FIG. 7A appears on the display 16 corresponding to the first, second, third, fourth and tenth parts, for example. .
[0086]
In addition, in the processing example at the time of new creation by these steps SM2 to SM4, 16 empty parts are created, and a part of them is put on the stage, and the remaining parts enter the dressing room. . However, it is also possible to create an empty part only for a part that rises on the stage and raise it on the stage.
[0087]
[Step SM5]
When the process proceeds to step SM5, first, at this step SM5, the instrument player icon PI or PSI in the main display area MR is newly displayed on the stage screen as shown in FIG. 7A or FIG. It is determined whether or not a selection instruction has been issued. If the icon is selected (YES), the process proceeds to step SM6, and if not (NO), the process proceeds to step SM7.
[0088]
[Step SM6]
In step SM6, the instrument player icon PI or PSI selected from the main display area MR is subjected to processing for emphasizing a rectangular frame or the like, and the part corresponding to this icon is to be processed. Is stored or updated, and the musical instrument player icon selection process is terminated. Therefore, for example, when the saxophone player icon Psx is selected from the area MR, the icon Psx is surrounded by a rectangular frame as shown in FIG.
[0089]
[Step SM7]
When the process proceeds to step SM7, it is determined at this step whether or not the “input / edit” button EB in the function selection field FS is instructed, and if this button EB is selected (YES). Proceed to step SM8. On the other hand, if it is not selected (NO), the routine proceeds to the “other editing process” routine ER, in which various editing processes to be described later are performed.
[0090]
[Step SM8]
In step SM8, whether the musical instrument player icon PI or PSI selected as the processing target is a musical instrument player icon PSI corresponding to the accompaniment style part: PSgt, PSdr, PSbs, PSpn, PSor, PSst, PSbr, PSsn. Determine whether or not. Here, if the musical instrument player icon PSI corresponding to the accompaniment style part (YES), the process proceeds to step SM9, and if not (NO), the process proceeds to step SM10.
[0091]
[Step SM9]
In step SM9, processing for displaying the chord progression information display area CR and the section progression information display area SR in the main display area MR is performed. Therefore, as a result of this processing, an “input and edit screen (9 to 16: accompaniment style part)” for use of the accompaniment style part as shown in FIG. 12 appears on the display 16, and the chord progression is performed using this screen. And section progress input and editing operations can be performed.
[0092]
[Step SM10]
In step SM8, “NO” is determined when the instrument player icon selected as the processing target is not the accompaniment style part icon PSI but the normal part icon PI. In step SM10, it is determined whether or not the instrument type of the part selected as the processing target is “drum (Dr)”. If it is drum (Dr) (YES), the process proceeds to step SM11; If (NO), that is, if it is a musical instrument other than a drum, the process proceeds to step SM12.
[Step SM11]
In step SM11, a process for displaying an input / edit screen for the drum (Dr) is performed. As a result, an “input / edit screen (10: Dr)” as shown in FIG. .
[0093]
[Step SM12]
In step SM12, a process for displaying the scale instrument input / edit screen is performed. As a result, for example, when a piano (Pn) is selected as a processing target, a main display as shown in FIG. An “input / edit screen (4: Pn)” displaying a piano roll score in the area MR appears on the display 16. In this case, as already described, it may be displayed in the form of a staff score, performance data event list or the like instead of the piano roll score. When the instrument type is guitar (Gt), bass (Bs), or the like, it may be displayed in a TAB score format.
[0094]
It should be noted that the input / edit screen may be selected by the user so that the display format is displayed, or is fixedly determined in advance so as to be displayed in any format. It may be left.
[0095]
[Other editing processes]
In the routine ER, for example, various editing processes including the following processes (1) to (7) can be executed:
(1) Processing for raising an accompaniment style part on the stage when any accompaniment style is selected from the accompaniment style selection field SS and dragged and dropped on the stage in the main display area MR;
(2) For the parts corresponding to the musical instrument player icons PI and PSI to be processed, the performance data is input or edited using the input / edit screen of FIG. 0, FIG. 11 or the like, or the input / edit of FIG. Processing to input and edit chord progression information and section progression information using the screen,
(3) A process for moving the musical instrument performer icons PI and PSI between the stage and the back of the dressing room by dragging and dropping the mouse 15 on the dressing room screen.
(4) Processing for designating or changing the instrument type of each part using the instrument button IB (FIG. 8) in the function selection field FS and the instrument icon (not shown) in the sub display area AR;
(5) A process of loading musical instrument performance information already created from an external storage device or the like by operating the open button OB;
(6) A process of saving performance information of the created music to an external storage device by operating the save button;
(7) A process of reproducing part or all of the performance information being created or the created performance information by operating a play button RB (not shown).
[0096]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, in order to create performance information composed of performance data of a plurality of parts with the aid of screen display, when new creation of performance information is instructed, all parts are based on this instruction. Among these, a plurality of predetermined instruments that form a basic musical instrument configuration are automatically assigned to each of the plurality of predetermined parts, and the plurality of parts assigned in this way are displayed on the screen. It is displayed that the performance data can be input or edited for the part. In other words, when new performance information is created, it is initially displayed that a specific part is extracted from all parts and can be input and edited, and each of these specific parts has a basic instrument configuration. A predetermined plurality of musical instruments are automatically assigned.
[0097]
Therefore, since only a specific part of the basic instrument configuration is displayed as a default as an initial state, even a beginner can understand that it is only necessary to input and edit performance data of the displayed part for the time being. Can be improved. In addition, since a plurality of musical instruments having a basic musical instrument configuration are automatically assigned to these specific parts, music data composed of a plurality of musical instrument parts can be input and edited without changing the instrument type. .
[0098]
According to another feature, in order to create musical instrument performance information with the aid of screen display, when an instruction to input or edit musical instrument performance information based on accompaniment style data is given, the accompaniment style is based on this instruction. An input or edit screen for the section progress information or chord progress information of the musical instrument based on the data is displayed. In other words, when input / editing is instructed for an instrument part that is played back based on accompaniment style data, the section progress information and chord progression information input and edit screens appear, so even beginners can easily use instruments based on accompaniment style data. Parts can be input and edited.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a hardware configuration of a performance information creation / display apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram schematically illustrating the concept of performance information.
FIG. 3 is a diagram schematically illustrating the concept of accompaniment style data (section data).
FIG. 4 is a diagram illustrating a configuration example of section progress information.
FIG. 5 is a diagram illustrating a configuration example of chord progression information.
FIG. 6 is a diagram showing an example of the “stage screen” in the initial state in the performance information creation / display process according to one embodiment of the present invention;
FIG. 7 (a) is an example of a “stage screen” when a new creation is instructed and an input and editing operation target is selected in the performance information creation / display processing according to one embodiment of the present invention; FIG. 7B is a diagram showing an example of the actual image of the player icon.
FIG. 8 is a diagram showing an example of a “backstage screen” in performance information creation / display processing according to an embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a diagram showing an example of a “stage screen” when an accompaniment style part is used in performance information creation / display processing according to an embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a diagram showing an example of an “input / edit screen” for drums in the performance information creation / display process according to one embodiment of the present invention;
FIG. 11 is a diagram showing an example of an “input / edit screen” for a musical instrument in the performance information creation / display process according to one embodiment of the present invention;
FIG. 12 is a diagram showing an example of an “input / edit screen” when an accompaniment style part is used in the performance information creation / display process according to one embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a diagram showing a flowchart of main processing relating to performance information creation and display according to one embodiment of the present invention;
[Explanation of symbols]
MR main display area,
BB Backstage button,
SB stage button,
Nbn note block,
Cbj chord block,
Sni section information,
AR secondary display area,
ABp various operation buttons,
SS Accompaniment style selection field in which various accompaniment style icons Sk are displayed,
FS Accompaniment style selection field where various function selection buttons FBm are displayed,
PI; Psx, Pgt, Pbs, Ppn, ... Various musical instrument player icons for normal parts,
PSI; PSgt, PSdr, PSbs, PSpn, ... Various musical instrument performer icons for accompaniment style parts.

Claims

A performance information creation and display device for creating performance information comprising performance data of a plurality of parts according to a screen display,
An instruction input means for inputting an instruction to newly create performance information;
Display means for displaying parts in a state where performance data can be input or edited;
On the basis of the new creation instruction, a plurality of parts are extracted from all the parts and displayed on the display means, and a predetermined plurality of musical instruments forming a basic musical instrument configuration for each of these parts. Control means for automatically assigning a performance information creating and displaying apparatus comprising: a remaining part that is not displayed on the display means is set to a part that is muted and is not subject to sound generation .

further,
2. The performance information creating and displaying apparatus according to claim 1, further comprising a part changing means for changing a part displayed on the display means.

In a computer that functions as a performance information creation and display device that creates performance information consisting of performance data of multiple parts according to the screen display,
A step of receiving an instruction to newly create performance information;
Automatically assigning a predetermined plurality of musical instruments that form a basic musical instrument configuration to each of a plurality of predetermined parts among all the parts based on the instruction of the new creation;
Displaying the plurality of assigned parts on the screen and displaying that the performance data can be input or edited for these parts;
A computer-readable recording medium having recorded thereon a program for executing a step of setting a remaining part not displayed on the screen to a part that is muted and not to be sounded.

The program further includes:
The computer-readable recording medium according to claim 3, wherein the computer is caused to execute a step of changing a part displayed on the screen.