JP3821997B2

JP3821997B2 - Grip strength recovery sheet for banknote transport belt

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Publication number: JP3821997B2
Application number: JP18762599A
Authority: JP
Inventors: 正籏町; 好和森; 貢三上; 正松浦
Original assignee: Nippon Conlux Co Ltd
Current assignee: Nippon Conlux Co Ltd
Priority date: 1999-07-01
Filing date: 1999-07-01
Publication date: 2006-09-13
Anticipated expiration: 2019-07-01
Also published as: JP2001019200A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、紙幣処理機内に配設された紙幣搬送装置に関し、特に紙幣搬送装置を構成する紙幣搬送ベルトのグリップ力を回復する紙幣搬送ベルト用のグリップ力回復シートの改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、自動販売機、両替機、カードリーダライタ等には、投入紙幣の真偽を判別して、真券を収容するとともに偽券を返却するようにした紙幣処理機が配設されており、またこの紙幣処理機内には、紙幣挿入口から挿入された紙幣を紙幣搬送路に沿って搬送する紙幣搬送装置が配設されている。
【０００３】
この紙幣搬送装置は、紙幣搬送路に沿って配設される無端の紙幣搬送ベルトと、該紙幣搬送ベルトを巻回する一対のプーリと、該一対のプーリを時計方向、または反時計方向に回転するモータからなる駆動手段とから構成され、また、このうち、紙幣搬送ベルトは、通常、摩擦係数の高いゴム製のベルトから構成されている。
この紙幣搬送装置では、駆動手段を駆動すると、紙幣搬送ベルトがプーリを介し時計方向または反時計方向へ回転するので、紙幣挿入口から挿入された紙幣は紙幣搬送ベルト表面に配置されるとともに、回転する紙幣搬送ベルトの表面と挿入紙幣との摩擦力、すなわち紙幣搬送ベルトのグリップ力によって、紙幣搬送路の下流または上流へ搬送される。
また、この紙幣搬送装置では、紙幣搬送ベルトはゴム製のベルトから構成されているから、紙幣搬送ベルトのグリップ力は強力で、そのため、挿入紙幣は確実に搬送される。
【０００４】
ところで、上述した紙幣搬送装置では、長期間の使用によって、紙幣搬送ベルト表面に埃等の汚れが付着してグリップ力が低下し、これにより紙幣が滑って搬送できない虞がある。また、紙幣搬送ベルトはゴム製のベルトから構成されているから、長期間の使用によって、ベルト表面を構成するゴムが硬化してグリップ力が低下し、これにより紙幣が滑って搬送できない虞がある。
【０００５】
このような虞を防止するため、従来では、本願出願人が出願した特願平１１−１２４３４８号公報に開示されているように、紙幣搬送ベルト用グリップ力回復シート（以下、単に「グリップ力回復シート」という。）を定期的に紙幣搬送装置の紙幣挿入口に挿入し、これにより、紙幣搬送ベルトのグリップ力を回復させるようにしている。
【０００６】
この従来のグリップ力回復シートは、特願平１１−１２４３４８号公報に開示されているグリップ力回復シートを示す図８のように、使用する紙幣と平面略同一形状に形成されたシート材本体４２と、シート材本体４２の長手方向略中央の両端４２ａ、４２ｂに突設されたストッパー部４３と、シート材本体４２の表面４２ｃであってストッパー部４３に対し一方側４２ｄに配設されたサンドペーパー部４４ａと、シート材本体４２の表面４２ｃであって、ストッパー部４３に対し他方側４２ｅに配設されたクリーニング部４５ａとから構成されている。
【０００７】
このうち、シート材本体４２は、ポリエステル繊維を主要構成要素とする可撓性の素材からなる２枚のシート部材４２ｆ、４２ｇ（図１０）を貼着した１枚のシートから構成されている。
また、このシート材本体４２には、図８のグリップ力回復シート４１の組立分解平面図で示す図９のように、一方側４２ｄに、対向する２本の切り込みからなる第１の切り込み部５２と、半円弧状の切り込みからなる第１の支持部５３とが、それぞれ２か所ずつ形成されており、また、他方向側４２ｅに、対向する２本の切り込みからなる第２の切り込み部５４と、半円弧状の切り込みからなる第１の支持部５５とが、それぞれ２か所ずつ形成されている。
【０００８】
一方、図８のサンドペーパー部４４ａは、図９のように、シート材本体４２に着脱自在なサンドペーパー４４から構成されている。このサンドペーパー部４４ａは、図９の矢印Ｃで示すように、サンドペーパー４４を２か所の第１の切り込み部５２に編み込むように嵌挿することにより、図８および図８のＢＢ概念断面図で示す図１０のようにシート材本体４２に装着され、またサンドペーパー４４がシート材本体４２に装着されると、サンドペーパー４４の一部がシート材本体４２の表面から露出し、これにより２か所のサンドペーパー部４４ａが形成される。また、このサンドペーパー４４は第１の支持部５３で支持され、サンドペーパー４４はシート材本体４２に確実に装着される。
【０００９】
また、図８のクリーニング部４５ａは、図９で示すように、シート材本体４２に着脱自在な不織紙４５から構成されている。このクリーニング部４５ａは、図９の矢印Ｄで示すように不織紙４５を２か所の第２の切り込み部５４に編み込むように嵌挿することにより、図８、１０で示すようにシート材本体４２に装着され、また不織紙４５がシート材本体４２に装着されると、不織紙４５の一部がシート材本体４２の表面から露出し、これにより２か所のクリーニング部４５ａが形成される。また、この不織紙４５は第２の支持部５５で支持され、不織紙４５はシート材本体４２に確実に装着される。
【００１０】
また、図８のストッパー部４３は、シート部材４２ｆ、４２ｇの長手方向略中央で挟持された板状体から構成されている。
【００１１】
この従来のグリップ力回復シート４１では、紙幣搬送装置の下シュートの平面図を示す図１１のように、紙幣搬送装置１０の紙幣搬送口２７に、一方側４２ｄから挿入したシート材本体４２がストッパー部４３によって移動を停止した際には、回転する紙幣搬送ベルト表面２１ａとサンドペーパー部４４ａとの摺接によって、紙幣搬送ベルト表面２１ａを削り、これにより紙幣搬送ベルト表面２１ａに付着した埃等の汚れを除去して、紙幣搬送ベルト２１のグリップ力を回復させる。
【００１２】
また、紙幣搬送ベルト表面２１ａの硬化したゴムが削られると、紙幣搬送ベルト表面２１ａには硬化したゴムに比し摩擦係数が高い、柔らかな新しいゴムが露出するので、ゴム硬化によって低下した紙幣搬送ベルト２１のグリップ力も回復する。
また、この従来のグリップ力回復シート４１では、他方側４２ｅから紙幣搬送口２７に挿入したシート材本体４２がストッパー部４３によって移動を停止した際には、回転する紙幣搬送ベルト表面２１ａとクリーニング部４５ａとの摺接によって、紙幣搬送ベルト２１に付着した埃等の汚れや、サンドペーパー部４４ａによって削った紙幣搬送ベルト２１の削り屑を吸着し、その汚れや削り屑の付着により低下した紙幣搬送ベルト２１のグリップ力を回復させる。
【００１３】
また、この従来のグリップ力回復シート４１では、サンドペーパー部４４ａまたはクリーニング部４５ａは、上述のように、サンドペーパー４４または不織紙４５をそれぞれ第１の切り欠き部５２または第２の切り欠き部５４を介しシート材本体４２に着脱自在に装着することにより形成されるので、必要に応じてサンドペーパー４４または不織紙４５を着脱交換し、これにより、サンドペーパー部４４ａまたはクリーニング部４５ａを交換して、グリップ力回復シート４１を繰り返し使用するようにしている。
【００１４】
なお、この従来のグリップ力回復シート４１の構成、および紙幣搬送ベルト２１のグリップ力回復動作についての詳細は、特願平１１−１２４３４８号公報に開示されている。
【００１５】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の紙幣搬送ベルト用のグリップ力回復シート４１では、サンドペーパー部４４ａを構成する図９のサンドペーパー４４は、図１０で示すように第１の切り欠き部５２に編み込むように嵌挿することによりシート材本体４２に着脱自在に装着されるものであり、また、クリーニング部４５ａを構成する図９の不織紙４５は、図１０で示すように第２の切り欠き部５４に編み込むように嵌挿することによりシート材本体４２に着脱自在に装着されるものであるから、サンドペーパー４４や不織紙４５の着脱作業が煩雑で、これにより、サンドペーパー部４４ａやクリーニング部４５ａを交換する作業が煩雑である虞があった。
【００１６】
この発明は、上述した事情に鑑み、簡単な作業で繰り返し使用できる紙幣搬送ベルト用のグリップ力回復シートを提供することを目的とする。
【００１７】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、この発明の紙幣搬送ベルト用のグリップ力回復シートでは、回動する紙幣搬送ベルトを介し紙幣挿入口から挿入された紙幣を紙幣搬送路に沿って搬送するようにした紙幣搬送装置の前記紙幣挿入口に挿入される紙幣搬送ベルト用のグリップ力回復シートであって、前記紙幣と略同一形状に形成されたシート材本体と、該シート材本体の長手方向略中央に突設され、前記シート材本体が前記紙幣搬送路の所定位置に達した際、前記紙幣挿入口と係合して前記シート材本体の移動を阻止するストッパー部と、前記シート材本体表面の前記ストッパー部に対し一方側であって、前記紙幣搬送路を通過させた際に前記紙幣搬送ベルトと対向する位置に配設されたサンドペーパー部と、前記シート材本体表面の前記ストッパー部に対し他方側であって、前記紙幣搬送路を通過させた際に前記紙幣搬送ベルトと対向する位置に配設されたクリーニング部とを有し、前記一方側から前記紙幣搬送口に挿入した前記シート材本体が前記ストッパー部によって移動を停止した際に、回転する前記紙幣搬送ベルト表面と前記サンドペーパー部との摺接により、前記紙幣搬送ベルト表面を削って前記紙幣搬送ベルトのグリップ力を回復させ、前記他方側から前記紙幣搬送口に挿入した前記シート材本体が前記ストッパー部によって移動を停止した際に、回転する前記紙幣搬送ベルト表面と前記クリーニング部との摺接により、前記サンドペーパー部によって削った前記紙幣搬送ベルトの削り屑を吸着して前記紙幣搬送ベルト表面をクリーニングするようにした紙幣搬送ベルト用のグリップ力回復シートにおいて、前記シート材本体は連結手段を介し着脱自在に連結される第１のシートおよび第２のシートから構成され、前記第１のシートに前記サンドペーパー部を配設するとともに、前記第２のシートに前記クリーニング部を配設するようにしている。
【００１８】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係わる紙幣搬送ベルト用のグリップ力回復シート（以下、単にグリップ力回復シートという）について、詳述する。
図１は、この発明のグリップ力回復シート１を示す平面図である。
この発明のグリップ力回復シート１は、使用する紙幣と平面略同一形状に形成されたシート材本体２と、このシート本体２の長手方向略中央にシート材本体２の板厚方向に突設されたストッパー部３と、シート材本体２の表面２ｃであってストッパー部３に対し一方側２ｄに配設されたサンドペーパー部４ａと、シート材本体２の表面２ｃであって、ストッパー部３に対し他方側２ｅに配設されたクリーニング部５ａとから構成されている。
【００１９】
このうち、シート材本体２は、グリップ力回復シート１の組立分解平面図で示す図２のように、サンドペーパー部４ａが配設された第１のシート７１と、クリーニング部５ａが配設された第２のシート７２とから構成されている。
【００２０】
このうちの第１のシート７１は、グリップ力回復シートの概念組み立て分解断面図で示す図３のように、ポリエステル繊維を主要構成要素とする可撓性の素材からなる２枚のシート部材７１ａ、７１ｂを貼着して構成されており、このシート部材７１ａ、７１ｂのうち、表面２ｃを構成するシート部材７１ａには、図２で示すように、第１の孔６がシート材本体２の搬送方向と垂直方向に２か所形成されている。また、各第１の孔６からは、２枚のシート部材７１ａ、７１ｂで挟持されたサンドペーパー４が露出し、サンドペーパー部４ａを形成している。なお、この実施例では、サンドペーパー４に、＃５００程度のサンドペーパーを使用している。
また、サンドペーパー部４ａの互いに離間する間隔のピッチは、後述する紙幣搬送装置１０（図６）に配設された紙幣搬送ベルト２１の配設ピッチと同一ピッチに設定されている。
また、第１のシート７１には、図２、３で示すように、サンドペーパー部４ａと反対側に、複数の貫通孔８１が形成されている。
【００２１】
また、第２のシート７２は、図３で示すように、ポリエステル繊維を主要構成要素とする可撓性の素材からなる２枚のシート部材７２ａ、７２ｂを貼着して構成されている。このシート部材７２ａ、７２ｂのうち、表面２ｃを構成するシート部材７２ａには、図２で示すように、第２の孔７がシート材本体２の搬送方向と垂直方向に２か所形成されており、各第２の孔７からは、２枚のシート部材７２ａ、７２ｂで挟持された不織紙５が露出し、クリーニング部５ａを形成している。
また、クリーニング部５ａの互いに離間する間隔のピッチも、紙幣搬送ベルト２１（図６）の配設ピッチと同一ピッチに設定されている。
また、第２のシート７２には、図２、３で示すように、クリーニング部５ａの反対側に、複数の貫通孔８２が形成されている。
【００２２】
一方、図１のストッパー部３は、図２で示す第１の板状体７３と第２の板状体７４とから構成されている。この第１の板状体７３と、第２の板状体７４は、いずれも機械的強度の強い固い材質の板状体からなり、各板状体の長手方向はシート材本体２の幅と同一幅に形成されている。また、第１の板状体７３の下面には、図３で示すように、プラスチック製部材によって凹部８３が形成され、また、第２の板状体７４の上面には、上方に向けプラスチック製部材によって突起８４が形成されている。
【００２３】
なお、上述した凹部８３、貫通孔８１、貫通孔８２、突起８４は、第１のシート７１と第２のシート７２とを着脱自在に連結させる連結手段８０を構成している。
【００２４】
このように構成されるグリップ力回復シート１を組み立てるには、まず、図３で示す第２のシート７２の貫通孔８２を第２の板状体７４の突起８４に嵌挿させるとともに、第２のシート７２を第２の板状体７４の上に載置する。次に、この貫通孔８２を嵌挿した突起８４に、更に第１のシート７１の貫通孔８１を嵌挿させるとともに、第１のシート７１を第２のシート７２の上に載置する。そして、この貫通孔８１、８２を嵌挿した突起８４と第１の板状体７３の凹部８３とを位置決め合致するとともに第１の板状体７３を第１のシート７１の上に載置する。すると、突起８４と凹部８３とがスナップアクションにより容易に嵌着し、第１の板状体７３と第２の板状体７４は、図３と同一部分を同一符号で示す図４のように、第１のシート７１と第２のシート７２とを挟持し、第１のシート７１と第２のシート７２とを互いに連結するので、これにより、グリップ力回復シート１が組み立てられる。
【００２５】
なお、図４は、グリップ力回復シート１が組み立てられた様子を示す概念断面図であり、このグリップ力回復シート１が紙幣搬送装置１０（後述）の紙幣挿入口２７に停止している様子も併せて図示している。
【００２６】
このようにこのグリップ力回復シート１では、サンドペーパー部４ａが配設された第１のシート７１とクリーニング部５ａが配設された第２のシート７２とを連結手段８０によって連結させ、グリップ力回復シート１を組み立てるようにしているから、従来のようにサンドペーパー４４や不織紙４５をシート材本体４２に形成された第１の切り込み部５２または第２の切り込み部５４に編み込むように嵌挿して装着する場合（図８、１０）に比し、グリップ力回復シート１の組み立てを簡単にすることができる。
【００２７】
また、この実施例のグリップ力回復シート１のように、第１のシート７１と第２のシート７２とを着脱自在に連結する連結手段８０を、第１の板状体７３に形成された凹部８３、第１のシート７１に形成された貫通孔８１、第２のシート７２に形成された貫通孔８２、および第２の板状体７４に形成された突起８４とから構成すると、貫通孔８１、８２を嵌挿した突起８４に凹部８３を嵌着させるのみで、第１の板状体７３と第２の板状体７４が第１のシート７１と第２のシート７２を挟持し、第１のシート７１と第２のシート７２とが連結されるので、第１のシート７１と第２のシート７２の連結作業が簡単で、これにより、グリップ力回復シート７１の組み立てをさらに簡単にすることができる。
【００２８】
また、この実施例のグリップ力回復シート１では、連結手段８０を構成する凹部８３と突起８４を、それぞれ、ストッパー部３を構成する第１の板状体７３と第２の板状体７４に形成することとしたから、第１のシート７１と第２のシート７２とを連結してシート材本体２を形成する際、併せてストッパー部３を形成することができ、そのため、グリップ力回復シート７１の組み立てをさらに簡単にすることができる。
【００２９】
なお、上述した組み立て手順では、第２のシート７２の上に第１のシート７１を載置することとしたが、第１のシート７１の上に第２のシート７２を載置しても、グリップ力回復シート１を組み立てることができる。
【００３０】
次に、このように組み立てられたグリップ力回復シート１のグリップ力回復動作について説明する。
まず、このグリップ力回復シート１が使用される紙幣搬送装置１０について説明する。
図５は、紙幣搬送装置を示す要部概念断面図である。
この紙幣搬送装置１０は、所定の間隔を隔てて配設された上下シュート１１、１２とから構成され、その間には紙幣搬送路１３が形成されている。
【００３１】
また上下シュート１１、１２には、紙幣搬送路１３に案内された紙幣を搬送する紙幣搬送手段２０が配設されており、この紙幣搬送手段２０は、下シュート１２表面に配設される無端の紙幣搬送ベルト２１と、この紙幣搬送ベルト２１を巻回するプーリ２２、２３から構成されている。
【００３２】
このうち、紙幣搬送ベルト２１は、ゴム製のベルトから構成されており、下シュート１２の平面図で示す図６のように、紙幣搬送方向と垂直方向に、所定間隔を設け２か所配設されている。なお、図６では、図５と同一部分を同一符号で示しており、符号２１ａは、紙幣搬送ベルト２１の表面を示している。また、図６では、グリップ力回復シート１がグリップ力回復動作をしている様子も併せて図示しており、グリップ力回復シート１を一点鎖線で示している。
なお、図５で示す符号２４は、各搬送ベルト２１をガイドするアイドルプーリであって、このアイドルプーリ２４は紙幣搬送方向と垂直方向に２か所配設されている。また、各アイドルプーリ２４と対向する位置には、プレッシャーローラ２５が配設されている。また、プーリ２２、２３は、紙幣搬送方向と垂直方向に、それぞれ２か所ずつ配設されており、また、各プーリ２３と対向する位置にはプレッシャーローラ２６が配設されている。
また、上シュート１１の先端には、投入された紙幣の有無を検出する光センサーからなる入り口センサー３０が配設されている。なお、この入り口センサー３０も、紙幣搬送方向と垂直方向に２か所配設されている。
【００３３】
この紙幣搬送手段２０では、図示せぬモータ等の駆動手段を介してプーリ２２、２３の一方を駆動すると、紙幣搬送ベルト２１が時計方向、あるいは反時計方向へ向けて回転し、紙幣挿入口２７から挿入された紙幣を、回転する紙幣搬送ベルト２１の表面２１ａに配置するとともに、該紙幣搬送ベルト２１のグリップ力によって紙幣搬送路１３に沿って下流または上流に搬送する。
【００３４】
次に、グリップ力回復シート１の作用を図５、６、図７のフローチャートに基づいて説明する。
まず、グリップ力回復シート１のサンドペーパー部４ａによって、紙幣搬送ベルト２１のグリップ力を回復する手順について説明する。
【００３５】
グリップ力回復シート１のサンドペーパー部４ａによって、紙幣搬送ベルト２１のグリップ力を回復するには、図３で示すように、グリップ力回復シート１を、そのサントペーパー部４ａを上方へ向けた姿勢で一方側２ｄから、矢印Ａのように紙幣搬送路１３内に挿入する（図７のステップ１００）。
【００３６】
すると、グリップ力回復シート１の先端が図５の入り口センサー３０に検出される（図７のステップ１０１）。
【００３７】
この入り口センサー３０により紙幣の挿入が検出されると、その検出信号に基づき、図示せぬ搬送モータが正転始動して（図７のステップ１０２）、図５に示す紙幣搬送手段２０の搬送ベルト２１が時計方向へ回転する。
【００３８】
すると、グリップ力回復シート１は図５の紙幣搬送ベルト２１の表面２１ａに配置されるとともに、回転する紙幣搬送ベルト２１のグリップ力によって紙幣搬送路１３内に搬送される。
そして、搬送されるグリップ力回復シート１のサンドペーパー部４ａが、図４、６で示すように、紙幣搬送路１３の所定の位置に達すると、その際、ストッパー部３が紙幣挿入口２７と係合し、これにより、シート材本体２の紙幣搬送路１３下流への移動は阻止され、グリップ力回復シート１は、サンドペーパー部４ａが紙幣搬送路１３の前記所定の位置に達した状態で停止する。
一方、紙幣搬送手段２０の紙幣搬送ベルト２１は、図示せぬ搬送モータの駆動によって回転し続けるので、これにより、紙幣搬送ベルト２１の表面２１ａとサンドペーパー部４ａとが摺接することとなる。
このように紙幣搬送ベルト２１の表面２１ａとサンドペーパー部４ａとが摺接すると、紙幣搬送ベルト表面２１ａの硬化したゴムが削られ、これにより、紙幣搬送ベルト表面２１ａに埃等の汚れが付着している場合には、この汚れをを除去することができるから、埃等の汚れによって低下した紙幣搬送ベルト２１のグリップ力が回復する。
【００３９】
また、紙幣搬送ベルト表面２１ａの硬化したゴムが削られると、紙幣搬送ベルト表面には、柔らかな新しいゴムが露出する。この露出した新しいゴムは、硬化したゴムに比し、摩擦係数が高いので、このように紙幣搬送ベルト表面２１ａの硬化したゴムが削られると、ゴム硬化によって低下した紙幣搬送ベルト２１のグリップ力も回復する。
【００４０】
一方、紙幣搬送路１３の下流では、入口センサー３０によりグリップ力回復シート１の挿入が検出されてから該グリップ力回復シート１が所定時間内に通過したか否かが図示せぬ通過センサーによって判断され、グリップ力回復シート１が所定時間内に通過が検出されない場合には、グリップ力回復シート１が真券でないと判断される。
ここでは、グリップ力回復シート１は、サンドペーパー部４ａが紙幣搬送路１３の所定の位置に達した際、ストッパー部３が紙幣挿入口２７と係合して、シート材本体２の紙幣搬送路１３下流への移動は阻止されるから、図示せぬ通過センサーは、所定時間内にシート材の通過を検出することができず、グリップ力回復シート１は、真券以外（偽券）と判断される（図７のステップ１０３）。
【００４１】
すると、今度は図示せぬ搬送モータが逆転始動して（図７のステップ１０４）図５に示す紙幣搬送手段２０の搬送ベルト２１を反時計方向へ回転させて、搬送されたグリップ力回復シート１を返却する（図７のステップ１０５）。
なお、紙幣搬送路１３内を搬送するグリップ力回復シート１は、そのサンドペーパー部４ａの互いに離間する間隔のピッチが、紙幣搬送ベルト２１の配設ピッチと同一ピッチに設定されているから、グリップ力回復シート１が紙幣搬送路１３内に搬送される際、各サンドペーパー部４ａは、常に、各紙幣搬送ベルト２１と対向する位置を通過し、そのため、サンドペーパー部４ａが、上シュートおよび下シュート１２に配設されている図示せぬ識別センサー等に接触して該識別センサー等が損傷する虞は可及的に防止されている。
【００４２】
なお、図７のステップ１０３で前記通過センサーによって真券と判断されると、図示せぬスタッカー内に収容される等の通常の紙幣搬送処理が行われる（図７のステップ１０６）。
【００４３】
次に、クリーニング部５ａによって紙幣搬送ベルト２１のグリップ力を回復する手順について説明する。
【００４４】
クリーニング部５ａによって紙幣搬送ベルト２１のグリップ力を回復するには、紙幣挿入口２７から返却されたグリップ力回復シート１を、図５の矢印Ａで示すように、クリーニング部５ａを上方へ向けた姿勢で他方側２ｅから、紙幣搬送路１３内に挿入する。
すると、上述した図７のステップ１００からステップ１０２と同様の処理が行われ、グリップ力回復シート１は紙幣搬送ベルト２１の表面２１ａに配置されるとともに、回転する紙幣搬送ベルト２１のグリップ力によって紙幣搬送路１３内に搬送される。
【００４５】
そして、搬送されるグリップ力回復シート１のクリーニング部５ａが、図６で示すように、紙幣搬送路１３の所定の位置に達すると、その際、ストッパー部３が紙幣挿入口２７と係合し、これにより、シート材本体２の紙幣搬送路１３下流への移動は阻止され、グリップ力回復シート１は、クリーニング部５ａが紙幣搬送路１３の前記所定の位置に達した状態で停止する。
一方、紙幣搬送手段２０の紙幣搬送ベルト２１は、図示せぬ搬送モータの駆動によって回転し続けるので、これにより、紙幣搬送ベルト２１の表面２１ａとクリーニング部５ａとが摺接することとなる。
このように紙幣搬送ベルト２１の表面２１ａとクリーニング部５ａとが摺接すると、紙幣搬送ベルト２１の表面２１ａに、埃等の汚れやサンドペーパー部４ａによって削られた削り屑のゴムが付着している場合には、この汚れや削り屑のゴムがクリーニング部５ａに吸着される。
【００４６】
そのため、紙幣搬送ベルト表面２１ａから埃等の汚れが可及的に除去され、これにより埃等の汚れによって低下した紙幣搬送ベルト２１のグリップ力が回復するとともに、また、サンドペーパー部４ａによって削られた削り屑のゴムが紙幣搬送ベルト表面２１ａから可及的に除去されるので、この削り屑が紙幣搬送ベルト２１に付着することによって、紙幣搬送ベルト２１のグリップ力が低下する虞が可及的に防止される。
【００４７】
一方、紙幣搬送路１３の下流では、入り口センサー３０によりグリップ力回復シート１の挿入が検出されてから該グリップ力回復シート１が所定時間内に通過したか否かが図示せぬ通過センサーによって判断され、所定時間内に通過が検出されない場合には、グリップ力回復シート１が真券でないと判断される。
ここでは、グリップ力回復シート１は、クリーニング部５ａが紙幣搬送路１３の所定の位置に達した際、ストッパー部３が紙幣挿入口２７と係合して、シート材本体２の紙幣搬送路１３下流への移動は阻止されるから、図示せぬ通過センサは所定時間内にシート材の通過を検出することができず、グリップ力回復シート１は、真券以外（偽券）と判断される（図７のステップ１０３）。
すると、図示せぬ搬送モータが逆転始動して（図７のステップ１０４）、図５に示す紙幣搬送手段２０の搬送ベルト２１を反時計方向へ回転させて、搬送されたグリップ力回復シート１を返却する（図７のステップ１０５）。
なお、紙幣搬送路１３内に搬送されるグリップ力回復シート１は、そのクリーニング部５ａの互いに離間する間隔のピッチが、紙幣搬送ベルト２１の配設ピッチと同一ピッチに設定されているから、グリップ力回復シート１が紙幣搬送路１３内を搬送する際、各クリーニング部５ａは、常に、各紙幣搬送ベルト２１と対向する位置を通過し、そのため、クリーニング部５ａが、上シュート１１および下シュート１２に配設されている図示せぬ識別センサー等に接触して該識別センサー等が損傷する虞は可及的に防止されている。
【００４８】
なお、図７のステップ１０３で前記通過センサによって真券と判断されると、図示せぬスタッカー内に収容される等の通常の紙幣搬送処理が行われる（図７のステップ１０６）。
【００４９】
次に、このようなグリップ力回復動作を行うグリップ力回復シート１を分解する手順について説明する。図１のグリップ力回復シート１を分解するには、図４で示す第１の板状体７３を第１のシート７１、第２のシート７２および第２の板状体７４から離間する。すると、第２の板状体７４の突起８４と第１の板状体７３の凹部８３との嵌着がスナップアクションによって簡単に解除され、これにより、図３で示すように、第１のシート７１と第２のシート７２との連結を容易に解除することができる。その後、第２のシート７２との連結が解除された第１のシート７１を、第２のシート７２と第２の板状体７４とから離間し、さらに第２のシート７２を第２の板状体７４から離間すると、グリップ力回復シート１を分解することができる。
【００５０】
したがって、このグリップ力回復シート１では、サンドペーパー部４ａとクリーニング部５ａのうちサンドペーパー部４ａのみが使用によって消耗した場合には、使用していたグリップ力回復シート１を上述の分解手順で分解し、第１のシート７１に代え、別途用意した同一構成の新たな第１のシート７１を、前述した組み立て手順で、使用していた第２のシート７２と連結させればよく、これによりサンドペーパー部４ａを簡単に交換することができる。
【００５１】
また、サンドペーパー部４ａとクリーニング部５ａのうち、クリーニング部５ａのみが使用により消耗した場合には、使用していたグリップ力回復シート１を上述の分解手順で分解し、第２のシート７２に代え、新たなクリーニング部５ａが配設された同一構成の別の第２のシート７２を、前述した組み立て手順で、使用していた第１のシート７１と連結させればよく、これにより、クリーニング部５ａを簡単に交換することができる。
【００５２】
すなわち、この発明のグリップ力回復シート１では、サンドペーパー部４ａが配設された第１のシート７１と、クリーニング部５ａが配設された第２のシート７２とを連結手段８０を介し着脱自在に連結することとしたから、サンドペーパー部４ａとクリーニング部５ａのうちいずれか一方のみを交換することができ、また、その交換作業を簡単に行うことができる。したがって、グリップ力回復シート１を繰り返し使用することができ、紙幣搬送ベルト２１の保守点検作業を低コストで行うことができる。
また、このグリップ力回復シート１を繰り返し使用する場合、ストッパー部３を構成する第１、２の板状体７１、７２は常に繰り返し使用できるから、その分、紙幣搬送ベルト２１の保守点検作業を低コストで行うことができる。
また、そのようにサンドペーパー部４ａまたはクリーニング部５ａを交換する際には、上述のようにサンドペーパー部４ａが配設された第１のシート７１と、クリーニング部５ａが配設された第２のシート７２とを連結手段８０によって連結させたり、連結を解除したりすればよいので、従来のようにサンドペーパー４４または不織紙４５をシート材本体４２に形成された第１の切り込み部５２または第２の切り込み部５４に編み込むように嵌挿する等して交換作業を行なう場合（図９、１０）に比し、サンドペーパー部４ａやクリーニング部５ａの交換作業を簡単にすることができる。
また、この実施例のグリップ力回復シート１のように、第１のシート７１と第２のシート７２とを着脱自在に連結する連結手段８０を、第１の板状体７３に形成された凹部８３、第１のシート７１に形成された貫通孔８１、第２のシート７２に形成された貫通孔８２、および第２の板状体７４に形成された突起８４とから構成すると、第１のシート７１と第２のシート７２とを、第１の板状体７３と第２の板状体７４とで挟持することにより、貫通孔８１、８２を介し凹部８３と突起８４とを嵌着させることができ、また、第１の板状体７３を第１のシート７１、第２のシート７２および第２の板状体７４から離間することにより凹部８３と突起８４との嵌着を簡単に解除することができるから、第１のシート７１と第２のシート７２とを連結する作業、およびその連結を解除する作業が簡単となり、これにより、サンドペーパー４や不織紙５の交換作業をさらに簡単にすることができる。
【００５３】
また、この実施例のグリップ力回復シート１では、連結手段８０は、複数の凹部８３、複数の貫通孔８１、８２および複数の突起８４から構成されることとしたから、第１のシート７１と第２のシート７２の連結を一層強固できるとともに、連結の際の第１のシート７１と第２のシート７２の位置決めも確実に行うことができる。なお、この発明のグリップ力回復シートでは、連結手段８０を構成する凹部８３、貫通孔８１、８２および突起８４の数は、これに限定されず、少なくとも１つずつ配設されていればよい。
【００５４】
また、この実施例のグリップ力回復シート１では、連結手段８０は、ストッパー部３に形成された突起８４および凹部８３と、第１のシート７１に形成された貫通孔８１と、第２のシート７２に形成された貫通孔８２とから構成されることとしたが、この発明の連結手段８０はこれに限定されず、例えば、連結手段８０は、第１のシート７１に形成された凹部と第２のシート７２に形成された突起とからなり、第１のシート７１と第２のシート７２を直接連結するものであってもよい。
【００５５】
また、この実施例のグリップ力回復シート１では、第１のシート７１、第２のシート７２に、それぞれサンドペーパー部４ａ、クリーニング部５ａを２か所ずつ形成しているので、サンドペーパー部４ａまたはクリーニング部５ａを交換する際、２か所のサンドペーパー部４ａまたはクリーニング部５ａを一度に交換することができ、これにより、紙幣搬送ベルト２１の保守点検作業を簡単にすることができる。
また、この第１の実施例のグリップ力回復シート１では、サンドペーパー部４ａおよびクリーニング部５ａは、サンドペーパー４、不織紙５をそれぞれ第１のシート７１、第２のシート７２内に埋設して形成されているので、従来のようにサンドペーパー４４（図８）の端部４４ｂ、４４ｃ、４４ｄ、４４ｅまたは不織紙４５の端部４５ｂ、４５ｃ、４５ｄ、４５ｅがグリップ力回復シート４１の裏面に露出することによりめくれ、これによりグリップ力回復シート４１を紙幣搬送装置１０の紙幣挿入口２７に挿入する作業が困難となるという虞を可及的に防止することができる。
【００５６】
また、この実施例のグリップ力回復シート１では、ストッパー部３が、シート材本体２の板厚方向に突設されているから、紙幣搬送装置１０が自動販売機の扉から奥に配置されている場合にも、自動販売機内の所定位置で、シート材本体２の紙幣搬送路１３下流への移動を阻止し、上述のグリップ力回復動作を行なうことができるので、紙幣搬送装置１０が自動販売機の扉から奥に配置されているタイプの自動販売機には、有効である。
【００５７】
すなわち、自動販売機の扉側から、該扉の下流に位置する紙幣搬送装置１０に向け、グリップ力回復シート１を挿入した際には、挿入されたグリップ力回復シート１は、紙幣搬送装置１０に達するまで安定して自動販売機内に搬送され、ストッパー部３が紙幣搬送装置１０の紙幣挿入口２７に達した際には、紙幣挿入口２７に係合してシート材本体２の紙幣搬送路１３下流への移動を阻止してグリップ力回復動作をすることができる。
なお、この実施例のグリップ力回復シート１では、上述のようにストッパー部３は、シート材本体２の板厚方向に突設されることとしたが、この発明のグリップ力回復シートでは、ストッパー部３の突設方向はこれに限定されず、ストッパー部３は、シート材本体２のシート材幅方向両端２ａ、２ｂ（図１）に突設されていてもよい。
【００５８】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の紙幣搬送装置用グリップ力回復シートでは、シート材本体を連結手段を介し着脱自在に連結される第１のシートおよび第２のシートから構成し、第１のシートにサンドペーパー部を配設するとともに、第２のシートにクリーニング部を配設するようにしたから、連結手段を介し第１のシートと第２のシートとを連結させたり、その連結作業を解除させたりすることによって、簡単にサンドペーパー部またはクリーニング部を交換することができ、これにより、保守点検作業を極めて容易に行うことができ、また、紙幣グリップ力回復シートを繰り返し使用することができる。
【００５９】
したがって、この発明の紙幣搬送ベルト用のグリップ力回復シートによって、紙幣搬送ベルトのグリップ力を簡単に回復でき、紙幣搬送装置の紙幣の安定搬送が図られることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、この発明に係わる紙幣搬送ベルトのグリップ力回復シートを示す平面図。
【図２】図２は、この発明に係わる紙幣搬送ベルトのグリップ力回復シートの組み立て分解平面図。
【図３】図３は、この発明に係わる紙幣搬送ベルトのグリップ力回復シートの組立分解断面図。
【図４】図４は、この発明に係わる紙幣搬送ベルトのグリップ力回復シートおよび紙幣搬送装置の要部概念断面図。
【図５】図５は、この発明に係わる紙幣搬送ベルトのグリップ力回復シートおよび紙幣搬送装置の概念断面図。
【図６】図６は、紙幣搬送装置を構成する下シュートの平面図で、この発明に係わる紙幣搬送ベルトのグリップ力回復シートの動作を示す概念図。
【図７】図７は、この発明に係わる紙幣搬送ベルトのグリップ力回復シートの処理手順を示すフローチャート。
【図８】図８は、従来の紙幣搬送ベルトのグリップ力回復シートの平面図。
【図９】図９は、従来の紙幣搬送ベルトのグリップ力回復シートの組立分解平面図。
【図１０】図１０は、図８のＢＢ概念断面図。
【図１１】図１１は、紙幣搬送装置を構成する下シュートの平面図で、従来の紙幣搬送ベルトのグリップ力回復シートの動作を示す概念図。
【符号の説明】
１…グリップ力回復シート
２…シート材本体
２ｃ…シート材本体の表面
２ｄ…一方側
２ｅ…他方側
３…ストッパー部
４ａ…サンドペーパー部
５ａ…クリーニング部
１０…紙幣搬送装置
１３…紙幣搬送路
２１…紙幣搬送ベルト
２１ａ…紙幣搬送ベルト表面
２７…紙幣挿入口
７１…第１のシート
７２…第２のシート
７３、７４…板状体
７３…一方の板状体
７４…他方の板状体
８０…連結手段
８１…第１のシートに形成された貫通孔
８２…第２のシートに形成された貫通孔
８３…凹部
８４…突起[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a banknote transport device disposed in a banknote handling machine, and more particularly to an improvement of a grip force recovery sheet for a banknote transport belt that recovers the grip force of a banknote transport belt constituting the banknote transport device.
[0002]
[Prior art]
In general, a vending machine, a change machine, a card reader / writer, etc. are provided with a banknote handling machine that determines the authenticity of inserted banknotes, accommodates genuine tickets, and returns counterfeits. Moreover, in this banknote processing machine, the banknote conveying apparatus which conveys the banknote inserted from the banknote insertion port along a banknote conveyance path is arrange | positioned.
[0003]
The banknote transport apparatus includes an endless banknote transport belt disposed along a banknote transport path, a pair of pulleys around which the banknote transport belt is wound, and the pair of pulleys rotated clockwise or counterclockwise. The bill transport belt is usually composed of a rubber belt having a high friction coefficient.
In this banknote transport apparatus, when the driving means is driven, the banknote transport belt rotates clockwise or counterclockwise via the pulley, so that the banknote inserted from the banknote insertion slot is placed on the surface of the banknote transport belt and rotated. The bill is conveyed downstream or upstream of the bill conveyance path by the frictional force between the surface of the bill conveyance belt and the inserted bill, that is, the grip force of the bill conveyance belt.
Moreover, in this banknote conveyance apparatus, since the banknote conveyance belt is comprised from the rubber-made belt, the grip force of a banknote conveyance belt is strong, Therefore, an insertion banknote is conveyed reliably.
[0004]
By the way, in the banknote transport apparatus described above, dirt such as dust adheres to the surface of the banknote transport belt due to long-term use, and grip force is reduced, which may prevent the banknote from slipping and transporting. Further, since the banknote transport belt is composed of a rubber belt, the rubber constituting the belt surface is cured and the gripping power is lowered due to long-term use, which may cause the banknote to slip and not be transported. .
[0005]
In order to prevent such a risk, conventionally, as disclosed in Japanese Patent Application No. 11-124348 filed by the applicant of the present application, a grip force recovery sheet for a banknote transport belt (hereinafter simply referred to as “grip force recovery”). Sheet ") is periodically inserted into the bill insertion slot of the bill transport device, thereby restoring the grip force of the bill transport belt.
[0006]
This conventional grip force recovery sheet is a sheet material main body 42 formed in substantially the same shape as a bill to be used as shown in FIG. 8 showing the grip force recovery sheet disclosed in Japanese Patent Application No. 11-124348. A stopper portion 43 projecting from both ends 42a and 42b at substantially the center in the longitudinal direction of the sheet material body 42, and a sand disposed on one side 42d of the surface 42c of the sheet material body 42 with respect to the stopper portion 43 The paper part 44 a and the surface 42 c of the sheet material main body 42, which are a cleaning part 45 a disposed on the other side 42 e with respect to the stopper part 43.
[0007]
Among these, the sheet material main body 42 is composed of one sheet on which two sheet members 42f and 42g (FIG. 10) made of a flexible material having polyester fiber as a main component are bonded.
Further, in this sheet material main body 42, as shown in FIG. 9 which is an exploded view of the grip force recovery sheet 41 in FIG. 8, a first cut portion 52 comprising two cuts facing each other on one side 42d. And the first support portion 53 formed of a semicircular arc-shaped cut, and two second cut portions 54 formed of two cuts facing each other on the other direction side 42e. And the 1st support part 55 which consists of a semicircular arc-shaped cut is formed in two places, respectively.
[0008]
On the other hand, the sandpaper portion 44a of FIG. 8 is composed of a sandpaper 44 that is detachably attached to the sheet material body 42 as shown in FIG. The sandpaper portion 44a is inserted into the first cut portions 52 at two locations so as to be knitted into the two first cut portions 52 as shown by an arrow C in FIG. When the sheet material main body 42 is attached as shown in FIG. 10 and the sandpaper 44 is attached to the sheet material main body 42, a part of the sandpaper 44 is exposed from the surface of the sheet material main body 42, thereby Two sandpaper portions 44a are formed. The sandpaper 44 is supported by the first support portion 53, and the sandpaper 44 is securely attached to the sheet material main body 42.
[0009]
Further, as shown in FIG. 9, the cleaning unit 45 a in FIG. 8 includes a non-woven paper 45 that is detachably attached to the sheet material main body 42. The cleaning portion 45a is inserted into the second cut portion 54 so as to be knitted into the non-woven paper 45 as indicated by an arrow D in FIG. When the non-woven paper 45 is attached to the main body 42 and the non-woven paper 45 is attached to the sheet material main body 42, a part of the non-woven paper 45 is exposed from the surface of the sheet material main body 42. It is formed. The nonwoven paper 45 is supported by the second support portion 55, and the nonwoven paper 45 is securely attached to the sheet material main body 42.
[0010]
Moreover, the stopper part 43 of FIG. 8 is comprised from the plate-shaped body pinched by the longitudinal direction approximate center of the sheet members 42f and 42g.
[0011]
In this conventional grip force recovery sheet 41, as shown in FIG. 11 showing a plan view of the lower chute of the banknote transport apparatus, the sheet material body 42 inserted from the one side 42d into the banknote transport port 27 of the banknote transport apparatus 10 is a stopper. When the movement is stopped by the portion 43, the bill conveyance belt surface 21a is scraped by sliding contact between the rotating bill conveyance belt surface 21a and the sandpaper portion 44a, and thereby dust or the like adhering to the bill conveyance belt surface 21a. The dirt is removed and the gripping force of the banknote transport belt 21 is recovered.
[0012]
Further, when the hardened rubber on the banknote transport belt surface 21a is scraped, a new soft rubber having a higher friction coefficient than the hardened rubber is exposed on the banknote transport belt surface 21a. The grip strength of the belt 21 is also restored.
Further, in this conventional grip force recovery sheet 41, when the sheet material body 42 inserted into the banknote transport port 27 from the other side 42e stops moving by the stopper section 43, the rotating banknote transport belt surface 21a and the cleaning section Due to the sliding contact with 45a, dirt such as dust attached to the banknote transport belt 21 and shavings of the banknote transport belt 21 shaved by the sandpaper portion 44a are adsorbed, and the banknote transport is reduced due to adhesion of the dirt and shavings. The grip force of the belt 21 is restored.
[0013]
Further, in this conventional grip force recovery sheet 41, the sandpaper portion 44a or the cleaning portion 45a, as described above, removes the sandpaper 44 or the non-woven paper 45 from the first cutout portion 52 or the second cutout portion, respectively. Since it is formed by detachably attaching to the sheet material main body 42 via the part 54, the sandpaper 44 or the non-woven paper 45 is attached and detached as necessary, whereby the sandpaper part 44a or the cleaning part 45a is replaced. The grip force recovery sheet 41 is used repeatedly by exchanging.
[0014]
Details of the configuration of the conventional grip force recovery sheet 41 and the grip force recovery operation of the banknote transport belt 21 are disclosed in Japanese Patent Application No. 11-124348.
[0015]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the conventional grip force recovery sheet 41 for the banknote transport belt, the sandpaper 44 of FIG. 9 constituting the sandpaper portion 44a is inserted so as to be knitted into the first cutout portion 52 as shown in FIG. Thus, the non-woven paper 45 of FIG. 9 constituting the cleaning portion 45a is knitted into the second cutout portion 54 as shown in FIG. Since the sheet material main body 42 is detachably attached by being inserted in the manner described above, the work of attaching and detaching the sandpaper 44 and the non-woven paper 45 is complicated, and thus the sandpaper portion 44a and the cleaning portion 45a are attached. There was a possibility that the exchange work was complicated.
[0016]
This invention aims at providing the grip force recovery sheet | seat for banknote conveyance belts which can be repeatedly used by simple operation | work in view of the situation mentioned above.
[0017]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, in the grip force recovery sheet for a banknote transport belt according to the present invention, a banknote inserted from a banknote insertion port via a rotating banknote transport belt is transported along a banknote transport path. A grip force recovery sheet for a banknote transport belt inserted into the banknote insertion slot of a banknote transport apparatus, wherein the sheet material body is formed in substantially the same shape as the banknote, and is approximately at the center in the longitudinal direction of the sheet material body. When the sheet material main body reaches a predetermined position in the bill conveyance path, a stopper portion that engages with the bill insertion slot and prevents the sheet material main body from moving, and the surface of the sheet material main body, A sandpaper portion disposed on one side of the stopper portion at a position facing the banknote transport belt when passing through the banknote transport path, and the stop on the surface of the sheet material main body. And a cleaning unit disposed at a position opposite to the banknote transport belt when passing through the banknote transport path and inserted into the banknote transport port from the one side. When the sheet material main body stopped moving by the stopper portion, the bill conveyance belt surface is scraped by sliding contact between the rotating bill conveyance belt surface and the sandpaper portion, and the grip force of the bill conveyance belt When the sheet material body inserted into the banknote transport port from the other side stops moving by the stopper section, the sandpaper is brought into sliding contact with the rotating banknote transport belt surface and the cleaning section. A banknote transport belt that cleans the surface of the banknote transport belt by adhering shavings of the banknote transport belt shaved by a paper section. In the grip force recovery sheet, the sheet material body is composed of a first sheet and a second sheet that are detachably connected via a connecting means, and the sandpaper portion is disposed on the first sheet. The cleaning unit is disposed on the second sheet.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a grip force recovery sheet (hereinafter simply referred to as a grip force recovery sheet) for a banknote transport belt according to the present invention will be described in detail.
FIG. 1 is a plan view showing a grip force recovery sheet 1 of the present invention.
The grip force recovery sheet 1 of the present invention is provided with a sheet material body 2 formed in substantially the same shape as the bill to be used, and a sheet material body 2 projecting in the plate thickness direction at substantially the center in the longitudinal direction of the sheet body 2. The stopper portion 3, the surface 2 c of the sheet material body 2, the sandpaper portion 4 a disposed on one side 2 d with respect to the stopper portion 3, and the surface 2 c of the sheet material body 2, On the other hand, the cleaning unit 5a is disposed on the other side 2e.
[0019]
Among them, the sheet material body 2 is provided with a first sheet 71 provided with a sandpaper portion 4a and a cleaning portion 5a as shown in FIG. 2 which is an exploded view of the grip force recovery sheet 1. And a second sheet 72.
[0020]
Of these, the first sheet 71 is composed of two sheet members 71a made of a flexible material having polyester fiber as a main component, as shown in FIG. 71b is bonded, and among these sheet members 71a and 71b, the sheet member 71a constituting the surface 2c has a first hole 6 for conveying the sheet material body 2 as shown in FIG. Two places are formed in the direction perpendicular to the direction. Further, the sandpaper 4 sandwiched between the two sheet members 71a and 71b is exposed from each first hole 6 to form a sandpaper portion 4a. In this embodiment, sandpaper of about # 500 is used as the sandpaper 4.
Moreover, the pitch of the space | interval which mutually separates the sandpaper part 4a is set to the same pitch as the arrangement | positioning pitch of the banknote conveyance belt 21 arrange | positioned by the banknote conveying apparatus 10 (FIG. 6) mentioned later.
Further, as shown in FIGS. 2 and 3, a plurality of through holes 81 are formed in the first sheet 71 on the side opposite to the sandpaper portion 4 a.
[0021]
Further, as shown in FIG. 3, the second sheet 72 is configured by adhering two sheet members 72a and 72b made of a flexible material whose main constituent is polyester fiber. Of the sheet members 72a and 72b, the sheet member 72a constituting the surface 2c has two second holes 7 formed in the direction perpendicular to the conveying direction of the sheet material body 2 as shown in FIG. The non-woven paper 5 sandwiched between the two sheet members 72a and 72b is exposed from each second hole 7 to form a cleaning portion 5a.
Moreover, the pitch of the space | interval which mutually separates the cleaning part 5a is also set to the same pitch as the arrangement | positioning pitch of the banknote conveyance belt 21 (FIG. 6).
In addition, as shown in FIGS. 2 and 3, the second sheet 72 has a plurality of through holes 82 formed on the opposite side of the cleaning portion 5 a.
[0022]
On the other hand, the stopper part 3 of FIG. 1 is comprised from the 1st plate-shaped body 73 and the 2nd plate-shaped body 74 which are shown in FIG. Each of the first plate 73 and the second plate 74 is made of a hard material having a high mechanical strength, and the longitudinal direction of each plate is the width of the sheet material body 2. The same width is formed. Further, as shown in FIG. 3, a concave portion 83 is formed on the lower surface of the first plate-like body 73 by a plastic member, and the upper surface of the second plate-like body 74 is made of plastic facing upward. A protrusion 84 is formed by the member.
[0023]
The concave portion 83, the through hole 81, the through hole 82, and the protrusion 84 described above constitute a connecting means 80 that detachably connects the first sheet 71 and the second sheet 72.
[0024]
In order to assemble the grip force recovery sheet 1 configured as described above, first, the through hole 82 of the second sheet 72 shown in FIG. The sheet 72 is placed on the second plate-like body 74. Next, the through hole 81 of the first sheet 71 is further inserted into the protrusion 84 into which the through hole 82 is inserted, and the first sheet 71 is placed on the second sheet 72. Then, the projection 84 into which the through holes 81 and 82 are inserted and the concave portion 83 of the first plate-like body 73 are positioned and matched, and the first plate-like body 73 is placed on the first sheet 71. . Then, the protrusion 84 and the recessed part 83 are easily fitted by a snap action, and the first plate 73 and the second plate 74 are as shown in FIG. Since the first sheet 71 and the second sheet 72 are sandwiched and the first sheet 71 and the second sheet 72 are connected to each other, the grip force recovery sheet 1 is assembled.
[0025]
FIG. 4 is a conceptual cross-sectional view showing a state in which the grip force recovery sheet 1 is assembled, and the grip force recovery sheet 1 is stopped at the bill insertion slot 27 of the bill transport device 10 (described later). It is also illustrated.
[0026]
Thus, in this grip force recovery sheet 1, the first sheet 71 provided with the sandpaper portion 4 a and the second sheet 72 provided with the cleaning portion 5 a are connected by the connecting means 80, and the grip force Since the recovery sheet 1 is assembled, the sandpaper 44 and the non-woven paper 45 are fitted so as to be knitted into the first cut portion 52 or the second cut portion 54 formed in the sheet material body 42 as in the past. As compared with the case of inserting and mounting (FIGS. 8 and 10), the assembly of the grip force recovery sheet 1 can be simplified.
[0027]
Further, as in the grip force recovery sheet 1 of this embodiment, the connecting means 80 for detachably connecting the first sheet 71 and the second sheet 72 is a recess formed in the first plate-like body 73. 83, a through hole 81 formed in the first sheet 71, a through hole 82 formed in the second sheet 72, and a protrusion 84 formed in the second plate 74, the through hole 81 The first plate 73 and the second plate 74 sandwich the first sheet 71 and the second sheet 72 by simply fitting the recess 83 into the projection 84 into which the first and second sheets 82 are inserted. Since the first sheet 71 and the second sheet 72 are connected, the connecting operation of the first sheet 71 and the second sheet 72 is simple, thereby further simplifying the assembly of the grip force recovery sheet 71. be able to.
[0028]
Further, in the grip force recovery sheet 1 of this embodiment, the concave portion 83 and the protrusion 84 constituting the connecting means 80 are respectively formed on the first plate-like body 73 and the second plate-like body 74 constituting the stopper portion 3. Since the first sheet 71 and the second sheet 72 are connected to form the sheet material main body 2, the stopper portion 3 can be formed together, so that the grip force recovery sheet is formed. The assembly of 71 can be further simplified.
[0029]
In the assembly procedure described above, the first sheet 71 is placed on the second sheet 72. However, even if the second sheet 72 is placed on the first sheet 71, The grip force recovery sheet 1 can be assembled.
[0030]
Next, the grip force recovery operation of the grip force recovery sheet 1 assembled in this way will be described.
First, the banknote conveying apparatus 10 in which the grip force recovery sheet 1 is used will be described.
FIG. 5 is a conceptual cross-sectional view showing a main part of the banknote transport apparatus.
This banknote conveying apparatus 10 is comprised from the up-and-down chute | shoots 11 and 12 arrange | positioned at predetermined intervals, and the banknote conveyance path 13 is formed among them.
[0031]
The upper and lower chutes 11 and 12 are provided with a banknote transporting means 20 for transporting banknotes guided by the banknote transporting path 13, and the banknote transporting means 20 is endless disposed on the surface of the lower chute 12. It is comprised from the banknote conveyance belt 21 and the pulleys 22 and 23 around which this banknote conveyance belt 21 is wound.
[0032]
Among these, the banknote transport belt 21 is composed of a rubber belt, and as shown in FIG. 6, which is a plan view of the lower chute 12, is provided at predetermined intervals in a direction perpendicular to the banknote transport direction. Has been. In FIG. 6, the same parts as those in FIG. 5 are denoted by the same reference numerals, and reference numeral 21 a indicates the surface of the banknote transport belt 21. FIG. 6 also shows a state in which the grip force recovery sheet 1 is performing a grip force recovery operation, and the grip force recovery sheet 1 is indicated by a one-dot chain line.
Reference numeral 24 shown in FIG. 5 is an idle pulley that guides each conveyor belt 21, and the idle pulley 24 is disposed at two locations in the direction perpendicular to the bill conveyance direction. A pressure roller 25 is disposed at a position facing each idle pulley 24. The pulleys 22 and 23 are disposed at two locations in the direction perpendicular to the bill conveyance direction, and pressure rollers 26 are disposed at positions facing the pulleys 23.
In addition, an entrance sensor 30 composed of an optical sensor that detects the presence or absence of inserted bills is disposed at the tip of the upper chute 11. The entrance sensor 30 is also provided at two locations in the direction perpendicular to the bill conveyance direction.
[0033]
In this banknote transport means 20, when one of the pulleys 22 and 23 is driven via a driving means such as a motor (not shown), the banknote transport belt 21 rotates in the clockwise direction or the counterclockwise direction. The banknote inserted from is arranged on the surface 21 a of the rotating banknote transport belt 21, and is transported downstream or upstream along the banknote transport path 13 by the grip force of the banknote transport belt 21.
[0034]
Next, the effect | action of the grip force recovery sheet | seat 1 is demonstrated based on the flowchart of FIG.
First, the procedure for recovering the grip force of the banknote transport belt 21 by the sandpaper portion 4a of the grip force recovery sheet 1 will be described.
[0035]
In order to recover the gripping force of the banknote transport belt 21 by the sandpaper portion 4a of the gripping force recovery sheet 1, as shown in FIG. 3, the gripping force recovery sheet 1 is positioned with its saint paper portion 4a facing upward. Then, from one side 2d, it is inserted into the bill conveyance path 13 as indicated by arrow A (step 100 in FIG. 7).
[0036]
Then, the front end of the grip force recovery sheet 1 is detected by the entrance sensor 30 in FIG. 5 (step 101 in FIG. 7).
[0037]
When insertion of a bill is detected by the entrance sensor 30, a transport motor (not shown) starts normal rotation based on the detection signal (step 102 in FIG. 7), and the transport belt of the bill transport means 20 shown in FIG. 21 rotates clockwise.
[0038]
Then, the grip force recovery sheet 1 is disposed on the surface 21 a of the banknote transport belt 21 in FIG. 5 and is transported into the banknote transport path 13 by the grip force of the rotating banknote transport belt 21.
And when the sandpaper part 4a of the conveyed grip force recovery sheet 1 reaches a predetermined position of the banknote transport path 13 as shown in FIGS. Thus, the sheet material body 2 is prevented from moving downstream of the banknote transport path 13, and the grip force recovery sheet 1 is in a state where the sandpaper portion 4 a has reached the predetermined position of the banknote transport path 13. Stop.
On the other hand, since the banknote transport belt 21 of the banknote transport means 20 continues to rotate by driving a transport motor (not shown), the surface 21a of the banknote transport belt 21 and the sandpaper portion 4a come into sliding contact.
Thus, when the surface 21a of the banknote transport belt 21 and the sandpaper portion 4a are in sliding contact with each other, the hardened rubber on the surface of the banknote transport belt 21a is scraped, whereby dirt such as dust adheres to the banknote transport belt surface 21a. If this is the case, the dirt can be removed, so that the gripping force of the banknote transport belt 21 reduced by dirt such as dust is recovered.
[0039]
Moreover, when the hardened rubber | gum of the banknote conveyance belt surface 21a is shaved, soft new rubber will be exposed on the banknote conveyance belt surface. Since the exposed new rubber has a higher coefficient of friction than the cured rubber, when the hardened rubber on the banknote transport belt surface 21a is shaved in this way, the gripping force of the banknote transport belt 21 that has decreased due to rubber curing is also recovered. To do.
[0040]
On the other hand, at the downstream side of the banknote transport path 13, whether or not the grip force recovery sheet 1 has passed within a predetermined time after the insertion of the grip force recovery sheet 1 is detected by the entrance sensor 30 is determined by a passage sensor (not shown). If the grip force recovery sheet 1 is not detected to pass within a predetermined time, it is determined that the grip force recovery sheet 1 is not a genuine note.
Here, the grip force recovery sheet 1 is configured such that when the sandpaper portion 4a reaches a predetermined position in the bill conveyance path 13, the stopper portion 3 engages with the bill insertion slot 27, and the bill conveyance path of the sheet material body 2 is obtained. 13 Since the downstream movement is blocked, a passage sensor (not shown) cannot detect the passage of the sheet material within a predetermined time, and the grip force recovery sheet 1 is determined to be other than a genuine note (fake note). (Step 103 in FIG. 7).
[0041]
Then, a conveyance motor (not shown) is started reversely (step 104 in FIG. 7), and the conveyance belt 21 of the banknote conveyance means 20 shown in FIG. 5 is rotated counterclockwise to convey the grip force recovery sheet 1 conveyed. Is returned (step 105 in FIG. 7).
The grip force recovery sheet 1 transported in the banknote transport path 13 has a gripping pitch that is set to the same pitch as the disposition pitch of the banknote transport belt 21 in the gap between the sandpaper portions 4a. When the force recovery sheet 1 is transported into the banknote transport path 13, each sandpaper portion 4a always passes through a position facing each banknote transport belt 21, so that the sandpaper section 4a is connected to the upper chute and the lower The possibility that the identification sensor or the like (not shown) disposed on the chute 12 contacts with the identification sensor or the like is prevented as much as possible.
[0042]
When the pass sensor determines that the bill is a genuine note in step 103 in FIG. 7, a normal banknote transport process such as being accommodated in a stacker (not shown) is performed (step 106 in FIG. 7).
[0043]
Next, a procedure for recovering the gripping force of the banknote transport belt 21 by the cleaning unit 5a will be described.
[0044]
In order to recover the gripping force of the banknote transport belt 21 by the cleaning unit 5a, the gripping force recovery sheet 1 returned from the banknote insertion port 27 is directed upward as indicated by an arrow A in FIG. It inserts into the banknote conveyance path 13 from the other side 2e in a posture.
Then, the processing similar to that in step 100 to step 102 in FIG. 7 described above is performed, and the grip force recovery sheet 1 is arranged on the surface 21a of the bill transport belt 21 and the bill is generated by the grip force of the rotating bill transport belt 21. It is transported into the transport path 13.
[0045]
Then, when the cleaning unit 5a of the conveyed grip force recovery sheet 1 reaches a predetermined position on the banknote transport path 13 as shown in FIG. 6, the stopper unit 3 engages with the banknote insertion slot 27 at that time. Thereby, the movement of the sheet material body 2 to the downstream side of the banknote transport path 13 is prevented, and the grip force recovery sheet 1 stops in a state where the cleaning unit 5a reaches the predetermined position of the banknote transport path 13.
On the other hand, since the banknote transport belt 21 of the banknote transport means 20 continues to rotate by driving a transport motor (not shown), the surface 21a of the banknote transport belt 21 and the cleaning unit 5a come into sliding contact with each other.
When the surface 21a of the banknote transport belt 21 and the cleaning unit 5a are in sliding contact with each other in this way, dirt such as dust or scrap rubber scraped by the sandpaper section 4a adheres to the surface 21a of the banknote transport belt 21. If so, the dirt or shavings rubber is adsorbed to the cleaning unit 5a.
[0046]
Therefore, dirt such as dust is removed as much as possible from the banknote transport belt surface 21a, whereby the gripping force of the banknote transport belt 21 reduced by dirt such as dust is recovered, and the sandpaper portion 4a is scraped off. Since the scrap rubber is removed from the banknote transport belt surface 21a as much as possible, the gripping force of the banknote transport belt 21 may be reduced by attaching the shavings to the banknote transport belt 21. To be prevented.
[0047]
On the other hand, on the downstream side of the banknote conveyance path 13, whether or not the grip force recovery sheet 1 has passed within a predetermined time after the insertion sensor 30 detects the insertion of the grip force recovery sheet 1 is determined by a passage sensor (not shown). When the passage is not detected within the predetermined time, it is determined that the grip strength recovery sheet 1 is not a genuine note.
Here, in the grip force recovery sheet 1, when the cleaning unit 5 a reaches a predetermined position of the banknote transport path 13, the stopper unit 3 engages with the banknote insertion slot 27, and the banknote transport path 13 of the sheet material body 2. Since the downstream movement is prevented, a passage sensor (not shown) cannot detect the passage of the sheet material within a predetermined time, and the grip force recovery sheet 1 is determined to be other than a genuine note (fake note). (Step 103 in FIG. 7).
Then, a conveyance motor (not shown) starts reverse rotation (step 104 in FIG. 7), and the conveyance belt 21 of the banknote conveyance means 20 shown in FIG. 5 is rotated counterclockwise so that the conveyed grip force recovery sheet 1 is recovered. Return (step 105 in FIG. 7).
The grip force recovery sheet 1 transported into the banknote transport path 13 is set to have the same pitch as the disposition pitch of the banknote transport belt 21 because the pitch of the cleaning portions 5a is spaced from each other. When the force recovery sheet 1 is transported in the banknote transport path 13, each cleaning unit 5 a always passes through a position facing each banknote transport belt 21, so that the cleaning unit 5 a has the upper chute 11 and the lower chute 12. The possibility of damaging the identification sensor or the like by contact with an identification sensor or the like (not shown) disposed in the case is prevented as much as possible.
[0048]
Note that if the pass sensor determines that the bill is a genuine note in step 103 in FIG. 7, a normal banknote transport process such as being accommodated in a stacker (not shown) is performed (step 106 in FIG. 7).
[0049]
Next, a procedure for disassembling the grip force recovery sheet 1 that performs such grip force recovery operation will be described. To disassemble the grip force recovery sheet 1 of FIG. 1, the first plate 73 shown in FIG. 4 is separated from the first sheet 71, the second sheet 72, and the second plate 74. Then, the fitting between the projection 84 of the second plate-like body 74 and the recess 83 of the first plate-like body 73 is easily released by the snap action, and as a result, as shown in FIG. The connection between 71 and the second sheet 72 can be easily released. Thereafter, the first sheet 71 released from the connection with the second sheet 72 is separated from the second sheet 72 and the second plate 74, and the second sheet 72 is further moved to the second plate. The grip force recovery sheet 1 can be disassembled when separated from the shaped body 74.
[0050]
Therefore, in this grip strength recovery sheet 1, when only the sandpaper portion 4a of the sandpaper portion 4a and the cleaning portion 5a is consumed by use, the grip strength recovery sheet 1 used is disassembled by the above disassembling procedure. However, instead of the first sheet 71, a new first sheet 71 having the same configuration prepared separately may be connected to the second sheet 72 that has been used in the assembly procedure described above. The paper part 4a can be easily replaced.
[0051]
In addition, when only the cleaning unit 5a of the sandpaper unit 4a and the cleaning unit 5a is consumed due to use, the used grip strength recovery sheet 1 is disassembled by the above disassembling procedure, and the second sheet 72 is obtained. Instead, another second sheet 72 having the same configuration in which the new cleaning unit 5a is disposed may be connected to the first sheet 71 that has been used in the assembly procedure described above. The part 5a can be easily replaced.
[0052]
That is, in the grip force recovery sheet 1 of the present invention, the first sheet 71 provided with the sandpaper portion 4a and the second sheet 72 provided with the cleaning portion 5a are detachable via the connecting means 80. Therefore, only one of the sandpaper portion 4a and the cleaning portion 5a can be replaced, and the replacement operation can be easily performed. Therefore, the grip force recovery sheet 1 can be used repeatedly, and maintenance and inspection work for the banknote transport belt 21 can be performed at low cost.
Further, when the grip force recovery sheet 1 is repeatedly used, the first and second plate bodies 71 and 72 constituting the stopper portion 3 can always be used repeatedly. This can be done at low cost.
Further, when the sandpaper portion 4a or the cleaning portion 5a is replaced in this way, the first sheet 71 provided with the sandpaper portion 4a as described above and the second sheet provided with the cleaning portion 5a are provided. Since the sheet 72 may be connected to or disconnected from the sheet 72 by the connecting means 80, the first cut portion 52 in which the sandpaper 44 or the non-woven paper 45 is formed in the sheet material body 42 as in the prior art. Alternatively, the replacement work of the sandpaper portion 4a and the cleaning portion 5a can be simplified as compared with the case where the replacement operation is performed by inserting the second cut portion 54 so as to be knitted or the like (FIGS. 9 and 10). .
Further, as in the grip force recovery sheet 1 of this embodiment, the connecting means 80 for detachably connecting the first sheet 71 and the second sheet 72 is a recess formed in the first plate-like body 73. 83, a through hole 81 formed in the first sheet 71, a through hole 82 formed in the second sheet 72, and a protrusion 84 formed in the second plate 74, the first By sandwiching the sheet 71 and the second sheet 72 between the first plate 73 and the second plate 74, the recess 83 and the protrusion 84 are fitted through the through holes 81 and 82. Also, the first plate 73 can be separated from the first sheet 71, the second sheet 72, and the second plate 74, so that the recess 83 and the projection 84 can be easily fitted. Since it can be released, the first sheet 71 and the second sheet 72 are connected to each other. Operation of, and work is simple to release the connection, which makes it possible to further simplify the replacement of sandpaper 4 and nonwoven paper 5.
[0053]
In the grip force recovery sheet 1 of this embodiment, the connecting means 80 is composed of the plurality of recesses 83, the plurality of through holes 81, 82, and the plurality of protrusions 84. The connection of the second sheet 72 can be further strengthened, and the positioning of the first sheet 71 and the second sheet 72 during the connection can be performed reliably. In the grip force recovery sheet of the present invention, the number of the recesses 83, the through holes 81 and 82, and the protrusions 84 constituting the connecting means 80 is not limited to this, and it is sufficient that at least one is provided.
[0054]
Further, in the grip force recovery sheet 1 of this embodiment, the connecting means 80 includes the protrusion 84 and the recess 83 formed in the stopper portion 3, the through hole 81 formed in the first sheet 71, and the second sheet. However, the connecting means 80 of the present invention is not limited to this. For example, the connecting means 80 includes a recess formed in the first sheet 71 and a first portion. The first sheet 71 and the second sheet 72 may be directly connected to each other by the protrusions formed on the second sheet 72.
[0055]
In the grip force recovery sheet 1 of this embodiment, since the sandpaper portion 4a and the cleaning portion 5a are formed in the first sheet 71 and the second sheet 72, respectively, the sandpaper portion 4a. Alternatively, when the cleaning unit 5a is replaced, the two sandpaper units 4a or the cleaning unit 5a can be replaced at a time, whereby the maintenance and inspection work of the banknote transport belt 21 can be simplified.
In the grip force recovery sheet 1 of the first embodiment, the sandpaper portion 4a and the cleaning portion 5a embed the sandpaper 4 and the non-woven paper 5 in the first sheet 71 and the second sheet 72, respectively. Therefore, the end portions 44b, 44c, 44d, 44e of the sandpaper 44 (FIG. 8) or the end portions 45b, 45c, 45d, 45e of the non-woven paper 45 are used as the grip strength recovery sheet 41 as in the prior art. It is possible to prevent as much as possible the risk that the work of inserting the grip force recovery sheet 41 into the banknote insertion slot 27 of the banknote transport apparatus 10 becomes difficult.
[0056]
Further, in the grip force recovery sheet 1 of this embodiment, since the stopper portion 3 protrudes in the thickness direction of the sheet material main body 2, the banknote transport device 10 is disposed at the back from the door of the vending machine. Even in such a case, since the sheet material main body 2 can be prevented from moving downstream of the banknote transport path 13 at a predetermined position in the vending machine and the above-described grip force recovery operation can be performed, the banknote transport apparatus 10 is automatically sold. This is effective for vending machines of the type located behind the machine door.
[0057]
That is, when the grip force recovery sheet 1 is inserted from the door side of the vending machine toward the banknote transport apparatus 10 located downstream of the door, the inserted grip force recovery sheet 1 is stored in the banknote transport apparatus 10. Until the stopper part 3 reaches the banknote insertion slot 27 of the banknote transport apparatus 10, it engages with the banknote insertion slot 27 and the banknote transport path of the sheet material body 2. 13 Grip force recovery operation can be performed by preventing downstream movement.
In the grip force recovery sheet 1 of this embodiment, the stopper 3 is projected in the thickness direction of the sheet material body 2 as described above. However, in the grip force recovery sheet of the present invention, the stopper The protruding direction of the portion 3 is not limited to this, and the stopper portion 3 may be protruded from both ends 2a and 2b (FIG. 1) of the sheet material body 2 in the sheet material width direction.
[0058]
【The invention's effect】
As described above, in the grip force recovery sheet for a banknote conveying apparatus according to the present invention, the sheet material main body is constituted by the first sheet and the second sheet that are detachably connected via the connecting means, and the first sheet Since the sandpaper part is arranged on the second sheet and the cleaning part is arranged on the second sheet, the first sheet and the second sheet are connected via the connecting means, or the connecting work is released. By doing so, it is possible to easily replace the sandpaper portion or the cleaning portion, thereby making it possible to perform maintenance and inspection work very easily and to repeatedly use the banknote grip force recovery sheet. .
[0059]
Therefore, the grip force recovery sheet for the banknote transport belt according to the present invention can easily recover the grip force of the banknote transport belt, thereby achieving stable transport of banknotes in the banknote transport apparatus.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing a grip force recovery sheet of a banknote transport belt according to the present invention.
FIG. 2 is an assembly exploded plan view of a grip force recovery sheet of a banknote transport belt according to the present invention.
FIG. 3 is an exploded cross-sectional view of a grip force recovery sheet of a banknote conveying belt according to the present invention.
FIG. 4 is a conceptual cross-sectional view of a principal part of a grip force recovery sheet for a banknote transport belt and a banknote transport apparatus according to the present invention.
FIG. 5 is a conceptual cross-sectional view of a grip force recovery sheet for a banknote transport belt and a banknote transport apparatus according to the present invention.
FIG. 6 is a plan view of a lower chute constituting the banknote transport apparatus, and is a conceptual diagram showing the operation of the grip force recovery sheet of the banknote transport belt according to the present invention.
FIG. 7 is a flowchart showing a processing procedure for a grip force recovery sheet of a banknote transport belt according to the present invention.
FIG. 8 is a plan view of a grip force recovery sheet of a conventional banknote transport belt.
FIG. 9 is an exploded plan view of a grip force recovery sheet of a conventional banknote transport belt.
FIG. 10 is a conceptual cross-sectional view of BB in FIG. 8;
FIG. 11 is a plan view of a lower chute constituting the banknote transport apparatus, and is a conceptual diagram illustrating the operation of a grip force recovery sheet of a conventional banknote transport belt.
[Explanation of symbols]
1. Grip strength recovery sheet
2. Sheet material body
2c ... the surface of the sheet material body
2d ... One side
2e ... the other side
3. Stopper part
4a ... Sandpaper section
5a: Cleaning section
10. Banknote transport device
13 ... bill transport path
21 ... bill transport belt
21a ... bill transfer belt surface
27 ... bill insertion slot
71 ... 1st sheet
72. Second sheet
73, 74 ... plate-like body
73. One plate-like body
74 ... The other plate-shaped body
80. Connection means
81 ... Through hole formed in the first sheet
82 ... Through hole formed in the second sheet
83 ... recess
84 ... Protrusions

Claims

A grip force recovery sheet for a banknote transport belt inserted into the banknote insertion slot of a banknote transport apparatus configured to transport a banknote inserted from a banknote insertion slot through a rotating banknote transport belt along a banknote transport path. There,
A sheet material main body formed in substantially the same shape as the banknotes, and protrudes at a substantially central position in the longitudinal direction of the sheet material main body, and when the sheet material main body reaches a predetermined position in the banknote conveyance path, A stopper part that engages with the sheet material body to prevent movement of the sheet material body, and is one side with respect to the stopper part on the surface of the sheet material body, and the banknote transport belt when passing through the banknote transport path; The sandpaper portion disposed at the opposite position and the stopper portion on the surface of the sheet material main body are disposed on the other side of the sheet material main body so as to face the bill conveyance belt when passing through the bill conveyance path. The sheet material body inserted from the one side into the banknote transport port when the movement of the sheet material is stopped by the stopper section, and the surface of the banknote transport belt rotating and the support. The surface of the banknote transport belt is scraped to recover the grip force of the banknote transport belt by sliding contact with the paper section, and the sheet material body inserted into the banknote transport port from the other side is moved by the stopper section. When stopped, the surface of the banknote transport belt is cleaned by adhering shavings of the banknote transport belt shaved by the sandpaper section by sliding contact between the surface of the rotating banknote transport belt and the cleaning section. Grip strength recovery sheet for the bill transport belt
The sheet material body is composed of a first sheet and a second sheet that are detachably connected via a connecting means, the sandpaper portion is disposed on the first sheet, and the second sheet A grip force recovery sheet for a banknote transport belt, characterized in that the cleaning unit is arranged on the banknote transport belt.

The stopper portion is composed of two plate-like bodies that sandwich the first sheet and the second sheet,
The connecting means includes a recess formed in one plate-like body of the plate-like bodies, a protrusion formed on the other plate-like body of the plate-like bodies and fitted into the recess, and the first Each of the sheet and the second sheet is formed from a through-hole into which the protrusion is inserted;
When the protrusion and the recess are fitted through the through hole formed in the first sheet and the through hole formed in the second sheet, the one plate-like body and the other sheet The plate-like body sandwiches the first sheet and the second sheet, and connects the first sheet and the second sheet. The grip force recovery sheet for the banknote transport belt described.