JP3821889B2 - Disposal method for contaminated concrete waste - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、たとえば、原子力発電所や、この原子力発電所の燃料再処理工場などの原子力関連施設や有害物質などの取り扱い施設などの解体に際して発生する汚染されたコンクリート廃棄物の処理処分方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のコンクリート廃棄物の処理処分方法としては、図5に示すものがある。図5に示すように、原子力発電所101や再処理施設102を解体したときに、放射能で汚染された汚染廃棄物103が生じる。この汚染廃棄物103は、放射能で汚染された汚染コンクリート廃棄物105と、鉄骨などを含むその他の廃棄物104とを含んでいる。
【0003】
上記汚染コンクリート廃棄物105は、人頭大程度に破砕されてから、生コンプラント107から供給された充填モルタル108と混合され、ドラム缶110に充填される。このドラム缶110は、コンクリートピット内に配置され、土中に埋設されて、最終貯蔵される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の処理処分方法では、コンクリートピットやドラム缶110の遮蔽物が損傷して、汚染物質が地下水に直接接触した場合、比較的短い期間に汚染物質が地下水に溶出して地中に流れ出すから、コンクリートピットやドラム缶を修理して汚染物質を再遮蔽処理するまでに汚染領域が拡大するという問題がある。
【0005】
そこで、この発明の目的は、遮蔽物損傷時の汚染の拡大を抑制できる汚染コンクリート廃棄物の処理処分方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明の汚染コンクリート廃棄物の処理処分方法は、汚染されたコンクリート廃棄物を破砕して、水硬性物質の存在する連続した粒度分布の粒状のコンクリート廃棄物にし、この粒状のコンクリート廃棄物を、粒度が5mmを越えて40mm以下の粒からなる粗粒分と、粒度が0.15mmを超えて5mm以下の粒からなる細粒分とに分別する第1の工程と、
上記細粒分の一部を加熱,粉砕して、ブレーン値1000〜5000cm2/gの未水和の水硬性物質の存在する微細粒分を製造する第2の工程と、
上記粒状のコンクリート廃棄物としての粗粒分と細粒分と微細粒分とを混合し撹拌して汚染処理容器に充填し、地下貯蔵庫に保存する第3の工程とを備えることを特徴としている。
【0007】
この請求項1の発明によれば、長期保存の際に、上記粒状のコンクリート廃棄物が充填された汚染処理容器に、地下水などが侵入したときに、この地下水は上記水硬性物質と反応して上記粒状コンクリート廃棄物を固化させるのに利用される。したがって、地下水侵入による汚染物質の溶出を抑制できる。
【0008】
また、上記粒状のコンクリート廃棄物は連続した粒度分布になっているから、比較的粒度が小さな微細粒分は固化材として用いることができ、比較的粒度が大きな粗粒分は粗骨材として用いることができ、粒度が中程度の細粒分は細骨材として用いることができる。また、粗粒分および細粒分の表面に残留する水硬性物質も固化材として用いることができる。したがって、従来例のように固化材を外部から供給するといったことや、骨材の充填率が低いといったこともなく、処理後の廃棄物量を大幅に低減できる。
【0009】
また、連続した粒度分布の粒状のコンクリート廃棄物にするから、粗い粒子間に細かい粒子が入り込み、充填性が高くなるから、処理後の廃棄物量を大幅に低減できる。
【0010】
また、請求項3の発明は、請求項1または2に記載の汚染コンクリート廃棄物の処理処分方法において、上記第3の工程では、上記汚染コンクリート廃棄物の全重量に対して、5.0重量%以下の水を上記粒状のコンクリート廃棄物に加えることを特徴としている。
【0011】
この請求項3の発明によれば、コンクリート廃棄物に加える水量を上記粒状のコンクリート廃棄物を締め固めるのに必要な最小限度の量にし、かつ、余剰水が生じない程度の少量にした。
水と振動による締め固め効果が働いて、混合物が汚染処理容器内により密に充填されるので、廃棄物量を削減でき、また、粗粒分および細粒分は内部は乾燥状態にあり、表面の一部にも乾燥部が残る。したがって、混合物を貯蔵庫に保存した際に、この貯蔵庫に地下水が侵入した時、侵入した水は、上記乾燥部に徐々に吸水され、さらに、上記乾燥部に残留する未水和の水硬性物質の固化に消費されて、汚染物の溶出が遅れる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0013】
図1に、この発明の汚染コンクリート廃棄物の処理処分方法の実施の形態の処理工程を示す。この実施の形態は、原子力発電所を解体したときにできた放射能で汚染された汚染廃棄物を処理する方法である。
【0014】
まず、この汚染廃棄物は、コンクリート廃棄物2と、その他の鉄骨などの廃棄物とに分別される。
【0015】
次に、上記コンクリート廃棄物2をクラッシャー5で砕いてから、粒度が5mmを越えて40mm以下の粒からなる粗粒分7と、粒度が0.15mmを超えて5mm以下の粒からなる細粒分6とに分別する。そして、この細粒分6は、加熱粉砕機8に導入されて微細粒分10になされる6Aと、そのまま細粒分としてドラム缶13に詰められる6Bとに分別される。
【0016】
この実施形態では、上記コンクリート廃棄物2の全重量100に対して、上記粗粒分7の重量%を50%にし、上記細粒分になされる分6Bの重量%を30%にし、上記微細粒分10になされる6Aの重量%を20%とした。この粉砕後の粗粒分7と細粒分になされる6Bと微細粒分10になされる6Aとの混合物の粒度分布を、図2に実線で接続された折れ線K1で示す。この折れ線K1は、各粒径の粒の重量%を粒径が小さいものから粒径が大きいものに向かって順に加算していった値を示している。尚、図2において、2つの点線K2とK3とが挟む領域は、混合物の粒間隙間の最小化を図れ、締め固め密度を高くできるような粒度分布の範囲を示している。
【0017】
次に、上記細粒分6のうちの微細粒分10になされる分6Aは、加熱粉砕機8によって加熱され、ブレーン値(粉末度)1000〜5000cm2/gに微粉砕される。
【0018】
また一方、上記粒径が5mmを越える粗粒分7は、粗骨材として小割りされて整形される。
【0019】
次に、上記粗粒分7と細粒分6Bと微細粒分6Aとをドラム缶13に詰め込んで、混合撹拌しながら、または混合撹拌した後、加振し、振動による締め固めを行う。
【0020】
尚、この実施形態では、上記粗粒分7と細粒分6Bと微細粒分6Aとをドラム缶13に詰め込んだ後に混合,撹拌したが、混合撹拌した後に、ドラム缶13に詰め込んで、加振し、振動による締め固めを行ってもよい。この混合には、パグルミキサー,モルタルミキサー,パンミキサー等の通常のミキサーを用いればよい。
【0021】
次に、上記ドラム缶13は、コンクリートピット15内に並べられてから、さらに、コンクリートが流し込まれて固められる。そして、そのコンクリートの上に土砂17が盛られて、最終貯蔵状態になる。
【0022】
ここで、上記粗粒分7と細粒分6Bと微細粒分10との混合物の配合内容を、図3の配合例1−0および2−0に示す。この1−0および2−0欄に示すように、上記混合物は、固化材が上記微細粒分10である。また、(粗粒分+細粒分)に対する細粒分6Bの容量%(細骨材率)を配合例1−0では40%にし、配合例2−0では31%にした。
【0023】
この実施形態によれば、長期保存の際に、上記粗粒分7と細粒分6Bと微細粒分10との混合物が充填された汚染処理容器としてのドラム缶13に、地下水などが侵入したときに、この地下水は微細粒分10中の未水和の水硬性物質を水和硬化させて上記混合物を固化させるのに消費される。したがって、この消費分だけ地下水侵入による汚染物質の溶出を遅らせることができ、汚染物質の地下水への溶出を抑制できる。
【0024】
また、上記粗粒分7と細粒分6Bと微細粒分10とからなる粒状のコンクリート廃棄物は、図2の折れ線K1に示したように連続した粒度分布になっているから、粒度が小さな微細粒分10は固化材として用いることができ、粒度が大きな粗粒分7は粗骨材として用いることができ、粒度が中程度の細粒分6Bは細骨材として用いることができる。したがって、従来例のように固化材を外部から供給するといったことや、骨材の充填率が低いといったこともなく、処理後の廃棄物量を大幅に低減できる。
【0025】
また、連続した粒度分布の粒状のコンクリート廃棄物にするから、粗い粒子間に細かい粒子が入り込み、充填性が高くなるから、処理後の廃棄物量を大幅に低減できる。
【0026】
また、この実施形態によれば、上記粗粒分7と細粒分6Bと微細粒分10とからなる粒状コンクリート廃棄物の粒度分布を図2に示す点線K2,K3で挟まれた範囲に設定したから、粒間隙間の最小化を図って、粒状コンクリート廃棄物を上記ドラム缶13内に最も密に充填できる。したがって、最終的な廃棄物量を削減できる。
【0027】
また、第2の実施形態として、粗粒分7と細粒分6Bと微細粒分6Aとに、所定量の水を添加して混合撹拌し、その混合物をドラム缶13に詰め込み、加振し、振動による締め固めを行うようにしてもよい。この場合には、水による締め固めの効果が作用し、より密に充填できる。
【0028】
また、この実施形態は、コンクリート廃棄物2の微細粒分10に加える水量を、上記粗粒分7と細粒分6Bと微細粒分10とからなる粒状のコンクリート廃棄物を締め固めるのに必要な最小限度の量(具体的には、コンクリート廃棄物2の全重量に対して5.0重量%)にし、余剰水が生じない程度の少量にした。
【0029】
この実施形態は、水と振動による締め固め効果が働いて混合物がドラム缶により密に充填されるので、廃棄物量を削減できる。また、粗粒分および細粒分は、内部は乾燥状態にあり、表面の一部にも乾燥部が残る。したがって、混合物を貯蔵庫に保存した際に、この貯蔵庫に地下水が侵入した時、侵入した水は、上記乾燥部に徐々に吸水され、さらに、上記乾燥部に残留する未水和の水硬性物質の固化に消費されて、汚染物の溶出が遅れる。
【0030】
また、一般に放射性物質の多くはアルカリ性を呈するモルタルに吸着されるから、この実施形態によれば、廃棄物2からの放射性物質の溶出を押さえる効果が高い。
【0031】
尚、上記実施形態では、図3の1−1欄に示すように、微細粒分10を固化材としたが、図3の1−2欄に示すように、微細粒分10に石膏粉末と高炉スラグ粉末を添加した再生セメントを固化材としてもよい。また、上記実施形態では、図2の折れ線K1で示す粒度分布を採用したが、図2の折れ線K4で示す粒度分布を採用してもよい。この場合には、配合内容は、図3の2−1欄または2−2欄に示した配合内容であり、1−1欄や1−2欄に示した配合例に比べて、細骨材率を9%削減し、水・再生セメント比を3.2%削減したものである。
【0032】
〔実験例〕
ここで、上記配合例1-1,1-2,2-1,2-2のそれぞれについて、「流れにくさ」の指標であるコンシステンシー,圧縮強度(kgf/m2),充填率を計測した結果を、図4に示す。なお、上記コンシステンシーは、修正VC値で表した。この修正VC値とは、振動台(振動数:3000rpm,振幅:1mm)および上載重錘(20kg)を用いて被験体としてのコンクリートを締め固め、型くずれするまでの時間である(土木学会,コンクリート標準示方書〔平成8年度版〕,RCD用コンクリートのコンシステンシー試験方法(案)(JSCE−F507−1995)参照)。また、上記圧縮強度(kgf/m2)は、サンプルのコンクリートを練り上げてから所定日数が経過したサンプルに圧縮力を加えたときの破壊圧力である。また、上記充填率は、練り上げたサンプルのコンクリートを所定容器に充填したときの容積を100%としたときの、このサンプルに圧力を加えて気泡を分離,除去した後のサンプルの容積を百分率で表した値である。
【0033】
図4を参照すれば分かるように、圧縮強度については、固化材を再生セメントとした例(配合例1−2,配合例2−2)が、固化材を微細粒分とした例(配合例1−1,配合例2−1)に比べて、およそ8倍の値(28日目)を示し、格段に高い強度を示した。一方、「流れにくさ」の指標であるコンシステンシーを示す修正VC値については、微細粒分を固化材とした配合例1-1,2-1が、再生セメントを固化材とした配合例1-2,2-2の2倍,1.7倍の値を示した。
【0034】
また、配合例1-1,1-2に比べて細骨材率(容積%)を9%だけ低下させた配合例2-1,2-2では、充填率が3%だけ低下し、圧縮強度(28日目)が30%乃至40%だけ低下し、「流れにくさ」を示す修正VC値は、10秒だけ向上した。
【0035】
尚、上記実施形態では、汚染コンクリート廃棄物の全重量に対して、5.0重量%の水を添加したが、5.0重量%以下の水を添加してもよい。また、図3の配合例1ー0,2ー0に示すように、水を添加しなくてもよい。
【0036】
また、上記実施形態では、放射能で汚染されたコンクリート廃棄物2を処理する方法について説明したが、本発明の適用は、放射性コンクリート廃棄物2に限らず、化学薬品等の有害物質で汚染されたコンクリート廃棄物の処理にも適用できる。また、上記実施形態では、容器としてドラム缶13を用いたが、容器はドラム缶13に限らないことは勿論であり、ドラム缶とは別の形態の金属製容器であってもよく、樹脂製やガラス製の容器であってもよい。
【0037】
また、汚染処理容器内での微細粒分の固化に際しては、リグニンスルホン酸類,ポリオール類およびオキシカルボン酸塩類などの減水剤やアルキルアリルスルホン酸塩類やスルホン化メラミン縮合物などの高性能減水剤を用いることができる。
【0038】
【発明の効果】
以上より明らかなように、この発明の汚染コンクリート廃棄物の処理処分方法は、汚染されたコンクリート廃棄物を破砕して、水硬性物質の存在する連続した粒度分布の粒状のコンクリート廃棄物にし、この粒状のコンクリート廃棄物を、粒度が5mmを越えて40mm以下の粒からなる粗粒分と、粒度が0.15mmを超えて5mm以下の粒からなる細粒分とに分別する第1の工程と、上記細粒分の一部を加熱,粉砕して、ブレーン値1000〜5000cm2/gの未水和の水硬性物質の存在する微細粒分を製造する第2の工程と、上記粒状のコンクリート廃棄物としての粗粒分と細粒分と微細粒分とを混合し撹拌して汚染処理容器に充填し、地下貯蔵庫に保存する第3の工程とを備える。
【0039】
この請求項1の発明によれば、長期保存の際に、上記粒状のコンクリート廃棄物が充填された汚染処理容器に、地下水などが侵入したときに、この地下水は上記水硬性物質と反応して上記粒状コンクリート廃棄物を固化させるのに利用される。したがって、地下水侵入による汚染物質の溶出を抑制できる。
【0040】
上記粒状のコンクリート廃棄物は連続した粒度分布になっているから、比較的粒度が小さな微細粒分は固化材として用いることができ、比較的粒度が大きな粗粒分は粗骨材として用いることができ、粒度が中程度の細粒分は細骨材として用いることができる。したがって、従来例のように固化材を外部から供給するといったことや、骨材の充填率が低いといったこともなく、処理後の廃棄物量を大幅に低減できる。
【0041】
また、連続した粒度分布の粒状のコンクリート廃棄物にするから、粗い粒子間に細かい粒子が入り込み、充填性が高くなるから、処理後の廃棄物量を大幅に低減できる。
【0042】
また、請求項3の発明は、請求項1または2に記載の汚染コンクリート廃棄物の処理処分方法において、上記第3の工程では、上記汚染コンクリート廃棄物の全重量に対して、5.0重量%以下の水を上記粒状のコンクリート廃棄物に加える。
【0043】
この請求項3の発明によれば、コンクリート廃棄物に加える水量を上記粒状のコンクリート廃棄物を締め固めるのに必要な最小限度の量にし、かつ、余剰水が生じない程度の少量にした。
水と振動による締め固め効果が働いて、混合物が汚染処理容器内により密に充填されるので、廃棄物量を削減でき、また、粗粒分および細粒分は内部は乾燥状態にあり、表面の一部にも乾燥部が残る。したがって、混合物を貯蔵庫に保存した際に、この貯蔵庫に地下水が侵入した時、侵入した水は、上記乾燥部に徐々に吸水され、さらに、上記乾燥部に残留する未水和の水硬性物質の固化に消費されて、汚染物の溶出が遅れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の汚染コンクリート廃棄物の処理処分方法の実施形態の処理工程を示す図である。
【図2】 上記実施形態で破砕したコンクリート廃棄物の粒度分布を示す特性図である。
【図3】 上記実施形態で破砕したコンクリート廃棄物の配合例を示す図表である。
【図4】 上記各配合例についての特性試験結果を示す図表である。
【図5】 従来の汚染コンクリート廃棄物の処理処分方法の処理工程を示す図である。
【符号の説明】
2…コンクリート廃棄物、5…クラッシャー、6…細粒分、
6A…微細粒になされる分、6B…細粒分、7…粗粒分、
8…加熱粉砕機、10…微細粒分、13…ドラム缶、
15…コンクリートピット。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for treating and disposing of contaminated concrete waste generated during dismantling of a nuclear power plant, a nuclear facility such as a fuel reprocessing plant of the nuclear power plant, and a facility for handling hazardous substances.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a method for treating and treating this type of concrete waste, there is one shown in FIG. As shown in FIG. 5, when the
[0003]
The contaminated
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional disposal method described above, when the concrete pits and the shields of the
[0005]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a method for treating and treating contaminated concrete waste that can suppress the spread of contamination when a shield is damaged.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the method for treating and disposing of contaminated concrete waste according to the first aspect of the present invention comprises crushing contaminated concrete waste to form granular concrete waste having a continuous particle size distribution in which hydraulic substances are present. The granular concrete waste is first separated into a coarse part composed of grains having a particle size of more than 5 mm and not more than 40 mm and a fine particle part comprising particles having a particle size of more than 0.15 mm and not more than 5 mm. And the process of
A second step of heating and pulverizing a part of the fine particles to produce fine particles containing unhydrated hydraulic material having a brain value of 1000 to 5000 cm 2 / g;
And a third step of mixing the coarse, fine, and fine particles as the granular concrete waste, mixing the mixture, agitating and filling the container, and storing it in an underground storage. .
[0007]
According to the first aspect of the present invention, when groundwater or the like enters the contamination processing container filled with the granular concrete waste during long-term storage, the groundwater reacts with the hydraulic substance. Used to solidify the granular concrete waste. Accordingly, it is possible to suppress the elution of pollutants due to groundwater intrusion.
[0008]
Moreover, since the granular concrete waste has a continuous particle size distribution, the fine particles having a relatively small particle size can be used as a solidified material, and the coarse particles having a relatively large particle size can be used as a coarse aggregate. The fine particles having a medium particle size can be used as the fine aggregate. Further, a hydraulic substance remaining on the surface of the coarse and fine particles can also be used as the solidifying material. Therefore, the amount of waste after the treatment can be greatly reduced without supplying the solidification material from the outside as in the conventional example and without having a low filling rate of the aggregate.
[0009]
In addition, since the granular concrete waste having a continuous particle size distribution is used, fine particles enter between coarse particles and the filling property is improved, so that the amount of waste after treatment can be greatly reduced.
[0010]
Further, the invention of claim 3 is the method for treating and disposing of contaminated concrete waste according to
[0011]
According to the third aspect of the present invention, the amount of water added to the concrete waste is set to a minimum amount necessary for compacting the granular concrete waste, and is small enough not to generate excess water.
The compaction effect due to water and vibration works, and the mixture is packed more densely in the contamination treatment container, so the amount of waste can be reduced, and the coarse and fine particles are dry inside, and the surface Some dry parts remain. Therefore, when the mixture is stored in the storage, when the groundwater enters the storage, the intruded water is gradually absorbed by the drying unit, and further the unhydrated hydraulic substance remaining in the drying unit. Contamination is delayed due to consumption of solidification.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the illustrated embodiments.
[0013]
In FIG. 1, the process of embodiment of the disposal method of the contaminated concrete waste of this invention is shown. This embodiment is a method of treating contaminated waste contaminated with radioactivity generated when a nuclear power plant is dismantled.
[0014]
First, this contaminated waste is separated into
[0015]
Next, after crushing the
[0016]
In this embodiment, with respect to the
[0017]
Next, the
[0018]
On the other hand, the coarse particle portion 7 having a particle size exceeding 5 mm is subdivided and shaped as a coarse aggregate.
[0019]
Next, the coarse particle portion 7, the
[0020]
In this embodiment, the coarse particle portion 7, the
[0021]
Next, after the
[0022]
Here, the mixing | blending content of the mixture of the said coarse particle part 7, the
[0023]
According to this embodiment, during long-term storage, when groundwater or the like has entered the drum can 13 as a contamination treatment container filled with the mixture of the coarse particles 7, the
[0024]
In addition, the granular concrete waste composed of the coarse portion 7,
[0025]
In addition, since the granular concrete waste having a continuous particle size distribution is used, fine particles enter between coarse particles and the filling property is improved, so that the amount of waste after treatment can be greatly reduced.
[0026]
Moreover, according to this embodiment, the particle size distribution of the granular concrete waste composed of the above-mentioned coarse portion 7,
[0027]
In addition, as a second embodiment, a predetermined amount of water is added to the coarse particle portion 7, the
[0028]
In addition, this embodiment is necessary for compacting the granular concrete waste composed of the above-mentioned coarse fraction 7,
[0029]
This embodiment can reduce the amount of waste because the compaction effect by water and vibration works and the mixture is tightly filled with the drum can. In addition, the coarse particles and the fine particles are in a dry state, and a dry portion remains on a part of the surface. Therefore, when the mixture is stored in the storage, when the groundwater enters the storage, the intruded water is gradually absorbed by the drying unit, and further the unhydrated hydraulic substance remaining in the drying unit. Contamination is delayed due to consumption of solidification.
[0030]
In addition, since most of the radioactive substances are generally adsorbed by alkaline mortar, according to this embodiment, the effect of suppressing the elution of radioactive substances from the
[0031]
In addition, in the said embodiment, as shown to 1-1 column of FIG. 3, although the
[0032]
[Experimental example]
Here, the consistency, compressive strength (kgf / m 2 ) and filling rate, which are indicators of “hardness to flow”, are measured for each of the above blending examples 1-1, 1-2, 2-1 and 2-2. The results are shown in FIG. The consistency is expressed as a modified VC value. This corrected VC value is the time from compacting the concrete as a test object using a shaking table (frequency: 3000 rpm, amplitude: 1 mm) and an overweight (20 kg) (JST) Standard specification [1996 version], RCD concrete consistency test method (draft) (JSCE-F507-1995)). The compressive strength (kgf / m 2 ) is a breaking pressure when a compressive force is applied to a sample that has passed a predetermined number of days after the concrete of the sample is kneaded. In addition, the filling rate is expressed as a percentage of the volume of the sample after applying pressure to this sample to separate and remove bubbles when the concrete container of the kneaded sample is filled in a predetermined container. It is the expressed value.
[0033]
As can be seen from FIG. 4, for compressive strength, the example in which the solidified material is recycled cement (Formulation Example 1-2, Formulation Example 2-2) is the example in which the solidified material is a fine particle (Formation Example). Compared to 1-1, Formulation Example 2-1), the value was about 8 times (28th day), indicating a significantly higher strength. On the other hand, with regard to the corrected VC value indicating the consistency, which is an index of “hardness to flow”, the blending examples 1-1 and 2-1 using the fine particles as the solidifying material are the blending examples 1 using the recycled cement as the solidifying material. The values were -2 and 2-2 twice and 1.7 times.
[0034]
In addition, in the blending examples 2-1 and 2-2 in which the fine aggregate ratio (volume%) is decreased by 9% compared to the blending examples 1-1 and 1-2, the filling rate is decreased by 3% and the compression is reduced. The strength (28th day) decreased by 30% to 40%, and the corrected VC value indicating “hardness of flow” increased by 10 seconds.
[0035]
In addition, in the said embodiment, although 5.0 weight% of water was added with respect to the total weight of a contaminated concrete waste, you may add 5.0 weight% or less of water. Further, as shown in formulation examples 1-0 and 2-0 in FIG. 3, it is not necessary to add water.
[0036]
Moreover, although the said embodiment demonstrated the method to process the
[0037]
In addition, when solidifying fine particles in a contamination treatment container, water reducing agents such as lignin sulfonic acids, polyols and oxycarboxylates, and high performance water reducing agents such as alkylallyl sulfonates and sulfonated melamine condensates are used. Can be used.
[0038]
【The invention's effect】
As apparent from the above, the method for treating and treating contaminated concrete waste according to the present invention crushes the contaminated concrete waste into granular concrete waste having a continuous particle size distribution in which hydraulic substances are present. A first step of separating the granular concrete waste into a coarse portion composed of particles having a particle size exceeding 5 mm and not exceeding 40 mm and a fine particle portion including particles having a particle size exceeding 0.15 mm and not exceeding 5 mm; A second step of heating and pulverizing part of the fine particles to produce fine particles containing unhydrated hydraulic material having a brain value of 1000 to 5000 cm 2 / g, and the granular concrete And a third step of mixing coarse particles, fine particles, and fine particles as waste, stirring them, filling them into a contaminated container, and storing them in an underground storage.
[0039]
According to the first aspect of the present invention, when groundwater or the like enters the contamination processing container filled with the granular concrete waste during long-term storage, the groundwater reacts with the hydraulic substance. Used to solidify the granular concrete waste. Accordingly, it is possible to suppress the elution of pollutants due to groundwater intrusion.
[0040]
Since the granular concrete waste has a continuous particle size distribution, fine particles with relatively small particle size can be used as a solidified material, and coarse particles with relatively large particle size can be used as coarse aggregate. The fine particles having a medium particle size can be used as the fine aggregate. Therefore, the amount of waste after the treatment can be greatly reduced without supplying the solidification material from the outside as in the conventional example and without having a low filling rate of the aggregate.
[0041]
In addition, since the granular concrete waste having a continuous particle size distribution is used, fine particles enter between coarse particles and the filling property is improved, so that the amount of waste after treatment can be greatly reduced.
[0042]
Further, the invention of claim 3 is the method for treating and disposing of contaminated concrete waste according to
[0043]
According to the third aspect of the present invention, the amount of water added to the concrete waste is set to a minimum amount necessary for compacting the granular concrete waste, and is small enough not to generate excess water.
The compaction effect due to water and vibration works, and the mixture is packed more densely in the contamination treatment container, so the amount of waste can be reduced, and the coarse and fine particles are dry inside, and the surface Some dry parts remain. Therefore, when the mixture is stored in the storage, when the groundwater enters the storage, the intruded water is gradually absorbed by the drying unit, and further the unhydrated hydraulic substance remaining in the drying unit. Contamination is delayed due to consumption of solidification.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing processing steps of an embodiment of a processing and disposal method for contaminated concrete waste according to the present invention.
FIG. 2 is a characteristic diagram showing a particle size distribution of the concrete waste crushed in the embodiment.
FIG. 3 is a chart showing an example of mixing concrete waste crushed in the embodiment.
FIG. 4 is a chart showing the result of a characteristic test for each of the above blending examples.
FIG. 5 is a diagram showing processing steps of a conventional contaminated concrete waste processing and disposal method.
[Explanation of symbols]
2 ... concrete waste, 5 ... crusher, 6 ... fine fraction,
6A: Minute portion, 6B: Fine portion, 7: Coarse portion,
8 ... Heat crusher, 10 ... Fine particles, 13 ... Drum,
15 ... Concrete pit.
Claims (4)
上記細粒分の一部を加熱,粉砕して、ブレーン値1000〜5000cm2/gの未水和の水硬性物質の存在する微細粒分を製造する第2の工程と、
上記粒状のコンクリート廃棄物としての粗粒分と細粒分と微細粒分とを混合し撹拌して汚染処理容器に充填し、地下貯蔵庫に保存する第3の工程とを備えることを特徴とする汚染コンクリート廃棄物の処理処分方法。The contaminated concrete waste is crushed into a granular concrete waste having a continuous particle size distribution in the presence of a hydraulic substance, and the granular concrete waste is coarsely composed of grains having a particle size of more than 5 mm and not more than 40 mm. A first step of separating into a granule and a fine granule having a grain size exceeding 0.15 mm and not more than 5 mm;
A second step of heating and pulverizing a part of the fine particles to produce fine particles containing unhydrated hydraulic material having a brain value of 1000 to 5000 cm 2 / g;
A third step of mixing the coarse, fine and fine particles as the granular concrete waste, agitating and filling the contaminated container and storing it in an underground storage; Disposal method of contaminated concrete waste.
上記第3の工程は、
上記汚染処理容器に充填した粒状のコンクリート廃棄物を加振して、振動による締め固めを行うことを特徴とする汚染コンクリート廃棄物の処理処分方法。In the disposal method of the contaminated concrete waste according to claim 1 ,
The third step is
A method for treating and treating contaminated concrete waste, characterized in that the concrete waste filled in the container is vibrated and compacted by vibration.
上記第3の工程では、上記汚染コンクリート廃棄物の全重量に対して、5.0重量%以下の水を上記粒状のコンクリート廃棄物に加えることを特徴とする汚染コンクリート廃棄物の処理処分方法。In the disposal method of the contaminated concrete waste according to claim 1 or 2 ,
In the third step, a contaminated concrete waste disposal method, wherein 5.0% by weight or less of water is added to the granular concrete waste with respect to the total weight of the contaminated concrete waste.
上記第3の工程は、
上記微細粒分に石膏粉末と高炉スラグ粉末を添加することを特徴とする汚染コンクリート廃棄物の処理処分方法。In the disposal method of the contaminated concrete waste according to any one of claims 1 to 3 ,
The third step is
A method for treating and treating contaminated concrete waste, characterized in that gypsum powder and blast furnace slag powder are added to the fine particles.
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