JP3821276B2 - N-substituted indole derivative and method for producing the same - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インドール類に属する新規化合物ならびにこれら化合物の製造用中間体、さらにこれらの化合物とその中間を製造するための方法に関するものであり、該誘導体は水田、畑地、果樹園、森林または環境衛生場面における殺虫剤として利用することができる。また、該誘導体は人又は動物を寄生虫の障害から保護するために寄生虫防除剤として利用することができる。
【0002】
【従来の技術】
農薬活性を有するN置換インドール類は、米国特許出願第3290332号および日本特開昭55−151505号において記述されているが、この場合窒素原子上の置換基としてアリールおよびピリジル基は含まれておらず、また用途は殺虫剤ではなく殺菌剤である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
水田、畑地、果樹園、森林、または環境衛生場面における有害生物防除場面で、より高い殺虫活性及び有益昆虫、環境等には害を及ぼさない性質を有し、かつ低毒性な化合物が要求されている。また、最近では公知の殺虫剤たとえば有機リン剤カーバメート剤、ピレスロイド剤等に対し抵抗性を示す害虫が増大し、防除が困難となってきており、新しいタイプの薬剤が要求されている。
本発明は、有益昆虫、環境等には実質的に害を及ぼさず、低毒性で薬剤抵抗性害虫にも卓効を示す新しいタイプの殺虫性化合物、それらを製造するための中間化合物ならびにそれを有効成分とする殺虫組成物を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために鋭意研究した結果、
一般式(1)
【0005】
【化6】
[式中XはCH、N、またはC−ハロゲン原子を示し;Yは水素、C1 −C5 アルキル、C2 −C5 アルケニル基、C2 −C5 アルキニル基、アルコキシ基、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1 −C5 ハロアルキル、C1 −C5 ハロアルコキシ、C2 −C5 ハロアルケニルまたはC2 −C5 ハロアルケニルを示し;R1 は、アルキル、ハロアルキル、アルコキシまたはハロアルコキシを示し;R2 、R3 、およびR4 は、それぞれ独立に水素、C1 −C5 アルキル、C2 −C5 アルケニル基、C2 −C5 アルキニル基、ハロゲン、シアノ、ホルミル、カルボキシル、アルコキシカルボニル、ハロアルコキシカルボニル、アルキルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、ニトロ、シアナト、チオシアナト、C1 −C5 ハロアルキル、C1 −C5 アルコキシ、C1 −C5 ハロアルコキシ、C2 −C5 ハロアルケニルまたは−S(O)kR5 (ここで、kは0 、1または2を示し、R5 は未置換のC1 −C5 アルキルまたは、同一もしくは異なる1つ以上のハロゲン原子で置換されているC1 −C5 アルキルを示す)を示し;mは0、1または2を示し;nは0、1、2、3または4を示す]で表わされる新規N置換インドール誘導体がすぐれた殺虫活性を有することを見いだし本研究を完成するに至った。
【0006】
本発明の一般式(1)の化合物は以下の方法で製造することができる。
方法1
一般式(4)
【0007】
【化7】
[式中R 2 ,R 3 およびnは本文前記と同じ意味を有する。]で表わされるインドール誘導体と一般式(5)
【0008】
【化8】
[式中Zは、ハロゲンを示し、X、YおよびR1 は本文中前記と同じ意味を有する。]の化合物を塩基存在下で反応する事により、一般式(2)
【0009】
【化9】
[式中X、Y、R2 −R4 およびnは本文中前記と同じ意味を有する。]の中間体を調製し、次いでハロゲン化スルフィニルR1 S−ハロゲン原子(式中、R1はアルキルもしくはハロアルキルである)と有機溶媒中で必要により三級アミンの様な塩基の存在下に反応させることにより調製される。
【0010】
方法2
一般式(4)
【0011】
【化10】
[式中R2 ,R3 およびnは本文前記と同じ意味を有する。]で表わされるインドール誘導体とハロゲン化スルフィニルR1 S−ハロゲン原子(式中、R1 はアルキルもしくはハロアルキルである)と有機溶媒中で必要により三級アミンの様な塩基の存在下に反応させることにより一般式(3)で表わされる中間体を調製し、次いで一般式(5)の化合物を塩基存在下で反応する事により調製される。
【0012】
反応は一般式(4)の化合物と一般式(5)の化合物または一般式(3)の化合物と一般式(5)の化合物を任意の割合で使用することができるが、好ましくは等モル比かほぼ等モル比で使用する。塩基としては例えば、水素化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムなどの無機塩基、トリエチルアミン、ピリジンなどの有機塩基を使用することができる。
【0013】
トリエチルアミン、ピリジンなどの有機塩基を用いた場合は大過剰に用いて溶媒として使用することもできる。塩基の量は理論量もしくは過剰に用いることができるが、好ましくは理論量がそれにより1.0〜5.0倍過剰な量を用いる。
【0014】
溶媒としては反応物に対して不活性溶媒たとえばヘキサン、ヘプタンなどの脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、クロロホルム、ジクロロメタン、クロロベンゼンなどのハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフランなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミドなどのアミド類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類などが挙げられる。これらの混合溶媒及びこれらと水との混合溶媒を用いることもできる。
【0015】
反応は、−20℃から溶媒の沸点までの温度範囲で行なうことができるが好ましくは0℃〜80℃の範囲である。一般式(1)、(2)および(3)の化合物の製造時における反応混合物は充分な時間攪拌され通常の後処理たとえば抽出、水洗、乾燥、溶媒留去等の過程により目的物が回収される。簡単な溶媒洗いをするだけで充分な場合が多いが、必要があれば再結晶あるいはカラムクロマトグラフィ−により精製を行うことができる。
【0016】
本発明の一般式(1)の化合物を使用する場合、使用目的に応じてそのままかまたは効果を助長あるいは安定にするために農薬補助剤を混用して、農薬製造分野において一般に行なわれている方法により、粉剤、細粒剤、粒剤、水和剤、フロアブル剤、乳剤、マイクロカプセル剤、油剤、エアゾール、加熱燻蒸剤(蚊取線香、電気蚊取など)、フォッキングなどの煙霧剤、非加熱燻蒸剤、毒餌などの任意の製剤形態の組成物にして使用できる。
【0017】
これらの種々の製剤は実際の使用に際しては、直接そのまま使用するか、または水で所望の濃度に希釈して使用することができる。
ここに言う農薬補助剤として担体(希釈剤)およびその他の補助剤たとえば展着剤、乳化剤、湿展剤、分散剤、固着剤、崩壊剤等をあげることができる。液体担体としては、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素、ブタノール、オクタノール、グリコールなどのアルコール類、アセトン等のケトン類、ジメチルホルムアミド等のアミド類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、メチルナフタレン、シクロヘキサノン、動植物油、脂肪酸、脂肪酸エステルなどまたは灯油、軽油等の石油分留物や水などがあげられる。
【0018】
個体担体としてはクレー、カオリン、タルク、珪藻土、シリカ、炭酸カルシウム、モンモリロナイト、ベントナイト、長石、石英、アルミナ、鋸屑などがあげられる。
【0019】
また乳化剤または分散剤としては通常界面活性剤が使用され、たとえば高級アルコール硫酸ナトリウム、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、ポリオキシエチレンアルキルフエニルエーテル、ラウリルベタインなどの陰イオン系界面活性剤、陽イオン系界面活性剤、非イオン系界面活性剤、両性イオン系界面活性剤があげれらる。
又、展着剤としてはポリオキシエチレンノニルフエニルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテルなどがあげられ、湿展剤としてはポリオキシエチレンノニルフエニルエーテルジアルキルスルホサクシネートなとがあげられ、固着剤としてカルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコールなどがあげられ、崩壊剤としてはリグニンスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウムなどがあげられる。
【0020】
さらにこれら本発明化合物は2種以上の配合使用によって、より優れた殺虫力を発現させることも可能であり、また他の生理活性物質、たとえばアレスリン、フタルスリン、パ−メスリン、デカメスリン、フエンバレレート、シクロプロトリンなどのピレスロイドおよび各種異性体、除虫菊エキス、DDVP、フエニトロチオン、ダイアジノン、テメホスなどの有機リン系殺虫剤、NAC、MTMC、BPMC、ピリマーなどのカーバメート系殺虫剤、その他の殺虫剤、殺ダニ剤あるいは殺菌剤、殺線虫剤、除草剤、植物生長調整剤、肥料、BT剤、昆虫ホルモン剤その他の農薬などと混合することによりさらに効力のすぐれた多目的組成物をつくることもでき、また相剰効果も期待できる。
【0021】
さらに、たとえばピペロニルブトキサイド、サルホキサイド、サフロキサンなどのピレスロイド用共力剤として知られているものを加えることにより、この効力を数倍にすることもできる。
また、本発明化合物は光、熱、酸化等に安定性が高いが、必要に応じ酸化防止剤あるいは、紫外線吸収剤、たとえばBHT、BHAのようなフェノール類、α−ナフチルアミンなどのアリールアミン類あるいはベンゾフェノン系化合物類を安定剤として適宜加えることによって、より効果の安定した組成物を得ることができる。
本発明組成物中における有効成分含有量は製剤形態、施用する方法その他の条件により異なり場合によっては有効成分化合物のみでよいが通常は0.2〜95%(重量)好ましくは0.5〜80%(重量)の範囲である。
【0022】
本発明の組成物の使用量は剤形、施用する方法、時期、その他の条件によって変るが、農園芸用剤、森林防害虫用剤及び牧野害虫用剤は通常10ア−ル当り有効成分量で10〜300g、好ましくは15〜200gが使用され、衛生防害虫用剤は通常1m2 当り有効成分量で2〜200mg、好ましくは5〜100mgが使用される。たとえば粉剤は10アールあたり有効成分で15〜120g、粒剤は有効成分で30〜240g、また乳剤、水和剤は有効成分で40〜250gの範囲である。しかしながら特別の場合には、これらの範囲を越えることが、または下まわることが可能であり、また時には必要でさえある。
【0023】
また、寄生虫の防除のために、本発明の一般式(1)の化合物を使用する場合、体重につき、0.1〜200mg/kgに相当する投与量で用いることができる。与えられた状態に対する正確な投与量は、日常的に決定することができ、種々の因子、たとえば、用いられる物質、寄生虫の種類、用いられる配合及び寄生虫にかかったヒトあるいは動物の状態に依存する。
【0024】
本発明の殺虫組成物の適用できる具体的な害虫名を挙げる。
半翅目〔Hemiptera〕からたとえばツマグロヨコバイ(Nepho−tettix cincticeps)、セジロウンカ(Sogatellafurcifera)、トビイロウンカ(Nilaparvata luge−ns)、ヒメトビウンカ(Laodelphax striatellus)、ホソヘリカメムシ(Riptortus clavatus)、ミナミアオカメムシ(Nezaraviridula)、ナシグンバイ(Stephanit−is nashi)、
【0025】
オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、ヤノカネカイガラムシ(Unasqis y−anonensis)、鱗翅目〔Lepidopters〕からたとえばキンモンホソガ(Phyllonorycter ringoneella)、コナガ(Plutella xylostella)、ワタミガ(Promalac−tis inonisema)、コカクモンハマキ(Adoxophyes orana)、マメシンクイガ(Leguminivora glycinivorella)、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)、ニカメイガ(Chil−o supperessalis)、アワノメイガ(Ostrinia fu−rnacalis)、ヨトウガ(Mamestra brassicae)、アワヨトウ(Pseudaletia separata)、
【0026】
ハスモンヨトウ(spodoptera litura)、イネツトムシ(P−arnara guttata)、モンシロチョウ(Pieris rapaecrucivora)、ヘリオチス(Heliothis spp.)、ヤガ(Agrotis spp.)、鞘翅目〔Coleoptera〕からたとえばドウガネブイブイ(Anomala cuprea)、マメコガネ(Popil−lia japonica)、イネゾウムシ(Echinocnemus s−oqameus)、イネミズゾウムシ(Lissorhoptrus ory−zophilus)、
【0027】
イネドロオイムシ(Oulema oryzae)、ヒメマルカツオブシムシ(Anthrenus verbasic)、コクヌスト(Tenebroides mauritanicus)、コクゾウムシ(Sitophilus zeamis)、ニジュウヤホシテントウ(Henosepilachna vi−gintioctopunctata)、アズキゾウムシ(Callosob−ruchus chinensis)、マツノマダラカミキリ(Monoch−amus alternatus)、
【0028】
ウリハムシ(Aulacophora femoralis)、レプチノタルサ・デセムリネアタ(Leptiontarsa decemlineta)、フェドン・コクレアリアエ(Phaedon cochlearias)、ジアプロチカ(Diabrotica spp.)、膜翅目〔Hymenoptera〕として、たとえばカブラハバチ(Athalia rosaejaponensis)、ルリチュウレンジハバチ(Argesimilis)双翅目〔Diptera〕としてはたとえばネッタイイエカ(Culex pipiens fatigans)、ネッタイシマカ(Aedes aegypti)、ダイズサヤタマバエ(Asphondylls sp.)、タネバエ(Hylemyaplatura)、
【0029】
イエバエ(Musca domestica viclna)、ウリミバエ(Dacus cucurcitae)、イネハモグリバエ(Agromyzaoryzae)、キンバエ(Lucllia spp.)隠翅目〔Aphan−iptera〕としてヒトノミ(Pulex irritans)、ケオブスネズミノミ(Xenopsylla cheopis)、イヌノミ(Cteno−cephalides canis)、総翅目〔Thysanoptera〕として
【0030】
チャノキイロアザミウマ(Scirtothrips dorsalls)、ネギアザミウマ(Thrips tabaci)、 ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)、イネアザミウマ(Baliothrips b−iformis)、シラミ目〔Anoplura〕として、たとえばコロモジラミ(Pediculs humanus corporis)、ケジラミ(P−thirus pubis)、
【0031】
チャタテムシ目〔Psocoptera〕として、たとえばコチャタテ(T−rogium pulsatorium)、ヒラタチャタテ(Liposce−lis bostrychophilus)、直翅目〔Orthoptera〕としてケラ(Gryllotalpaafricana)、トノサマバッタ(Locusta migratoria)、コバネイナゴ(Oxya ye−zoensis)、チャバネゴキブリ(Blattella germanl−ca)クロゴキブリ(Periplaneta fuliginosa)。
【0032】
また、本発明の殺虫組成物が適用できるヒトを苦しめる最も重要な寄生虫及びそれによる病気を次に要約するが、これらに限定されるものではない。
【0033】
【0034】
【0035】
【実例例】
以下に実施例をあげて本発明を説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
【0036】
合成例1
1−(3−クロロ−5−トリフルオロメチルピリジン−2−イル)インドールの合成;
インドール2.00gをジメチルホルムアミド20mlに溶解し、氷冷、窒素気流下で水素化ナトリウム(60%)0.69gを加え、30分撹拌した後、4mlのジメチルホルムアミドに溶解した2,3−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン3.70gを氷冷下に滴下した。滴下終了後60℃まで加熱しその温度で2.5時間撹拌した。
【0037】
室温に戻した後水中に注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。得られた酢酸エチル層を水洗し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、溶出液:n−ヘキサン/酢酸エチル=30/1)で精製して目的の1−(3−クロロ−5−トリフルオロメチルピリジン−2−イル)インドールを4.85g(収率95%)得た。
mp 52−53℃
【0038】
合成例2
1−(3−クロロ−5−トリフルオロメチルピリジン−2−イル)−3−(ジクロロフルオロメチルチオ)インドールの合成;
1−(3−クロロ−5−トリフルオロメチルピリジン−2−イル)インドール1.00gを塩化メチレン10mlに溶解し、ピリジン0.26ml加える。その溶液に氷冷下でジクロロフルオロメタンスルフェニルクロライド1.20gを滴下し、室温で4時間撹拌した。
【0039】
溶媒を減圧下に留去し、残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、溶出液n−ヘキサン)で精製して目的の1−(3−クロロ−5−トリフルオロメチルピリジン−2−イル)−3−(ジクロロフルオロメチルチオ)インドールを1.38g(収率95%)得た。
mp 101−104℃
【0040】
合成例3
3−(ジクロロフルオロメチルチオ)−5−フルオロインドールの合成;
5−フルオロインドール1.00gを10mlの塩化メチレンに溶解し、ピリジン0.7ml加た後、氷冷下で10mlの塩化メチレンに溶解したジクロロフルオロメタンスルフェニルクロライド1.5gを滴下し室温で2時間反応した。酢酸エチル100mlおよびnヘキサン100mlを加え有機層を10%塩酸水溶液で2回、さらに水で1回洗浄した。
【0041】
得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後溶媒を減圧下に留去し目的の3−(ジクロロフルオロメチルチオ)−5−フルオロインドールを1.8g(収率91%)得た。
【0042】
合成例4
1−(3−クロロ−5−トリフルオロメチルピリジン−2−イル)−3−(ジクロロフルオロメチルチオ)−5−フルオロインドールの合成;
3−(ジクロロフルオロメチルチオ)−5−フルオロインドール0.6gをジメチルホルムアミド15mlに溶解し、氷冷、窒素気流下で水素化ナトリウム(60%)0.1gを加え、30分撹拌した後、2mlのジメチルホルムアミドに溶解した2,3−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン0.5gを氷冷下に滴下した。
【0043】
滴下終了後100℃まで加熱し、その温度で3時間撹拌した。室温に戻した後、水中に注ぎ酢酸エチル100mlおよびnヘキサン100mlの混合溶媒で抽出した。得られた有機層を10%塩酸及び水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、溶出液n−ヘキサン/酢酸エチル=30/1)で精製して目的の1−(3−クロロ−5−トリフルオロメチルピリジン−2−イル)−3−(ジクロロフルオロメチルチオ)−5−フルオロインドールを0.6g(収率60%)得た。
mp107−108℃
【0044】
次に本発明に係る一般式(1)で表わされる化合物の代表例を表1に示す。
【0045】
【化11】
【0046】
【0047】
【0048】次に本発明に係る一般式(2)で表わされる化合物の代表例を表2に
示す。
【0049】
【化12】
【0050】
【0051】
次に本発明に係る一般式(3)で表わされる化合物の代表例を表3に
示す。
【0052】
【化13】
【0053】
表3
No. m R1 R2 R3 mp(℃)
19 0 CCl2F H 5−F
20 0 CCl2F H 5−CN
【0054】
次に殺虫組成物を製剤例を用いて具体的に説明する。
製剤例1. 乳剤
化合物番号1の化合物20部にキシレン−メチルナフタレンの混合液65部を加え溶解し、次いでこれにアルキルフェノール酸化エチレン縮合物とアルキルベンゼンスルホン酸カルシウムの混合物(8:2)15部を混合して乳剤とした。本剤は水で希釈し散布液として使用する。
【0055】
製剤例2. 水和剤
化合物番号1の化合物20部にカオリン35部、クレー30部、珪藻土7.5部を混合し、さらにラウエン酸ソーダとジナフチルメタンスルホン酸ナトリウムの混合物(1:1)7.5部を混合して微粉砕して粉剤を得た。本剤は水で希釈し散布液として使用する。
【0056】
製剤例3. 粉剤
化合物番号8の化合物1部にタルクと炭酸カルシウムの混合物(1:1)97部を加え混合磨砕して充分均等に分散配合した後、さらに無水珪酸2部を添加し、混合粉砕し粉剤とした。本剤はこのまま散布して使用する。
【0057】
製剤例4.粒剤
化合物番号8の化合物2部をベントナイト微粉末48部、タルク48部、リグニンスルホン酸ナトリウム2部と混合した後、水を加え均等になるまで混練する。次に射出成型機を通して造粒し、整粒機、乾燥機篩を通すことにより粒径0.6〜1mmの粒剤とした。本剤は直接水田面および土壌面に散粒して使用する。
【0058】
製剤例5.油剤
化合物番号1の化合物0.1部にピペロニルブトキサイド0.5部を加え白灯油に溶解し、全体を100部とし、油剤を得た。本剤はこのまま使用する。
次に本発明に係る一般式(1)で表わされる化合物の生物効果を試験例により具体的に説明する。
【0059】
試験例1.コナガに対する効果(茎葉浸漬法)
本発明化合物の20%水和剤あるいは20%乳剤を製剤例1および2に従って製造し、供試薬剤とした。
試験方法:キャベツ本葉10枚程度に生育したキャベツの中位葉を切りとり、各供試薬剤の有効成分が200ppmになるように水で希釈した処理液に20秒間浸漬した。風乾後、径9cmのプラスチック容器に入れ、コナガ3令幼虫10頭を放虫した。容器には小穴を5〜6ケ所あけたふたをして、25℃の低温室内に静置した。処理、放虫してから4日後に生死虫数を調査し、死虫率を算出した。結果は2連の平均値で表4に示した。
【0060】
【0061】
試験例2. トビイロウンカに対する効果
本発明化合物の20%水和剤あるいは20%乳剤を製剤例1および2に従って製造し、供試薬剤とした。
試験方法:3〜4葉期のイネ8本を1株として、各供試薬剤の有効成分が200ppmになるように水で希釈した処理液に20秒間浸漬した。風乾後、直径4.5cm、高さ15cmのガラス円筒に入れ、これにトビイロウンカの3令幼虫10頭を放虫し、処理6日後に生死虫数を調査し、死虫率を算出した。結果は2連の平均値で表5に示した。
【0062】
【0063】
【発明の効果】
本発明は、以上実施例をあげて説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
本発明のN置換インドール誘導体は、水田、畑地、果樹園、森林または環境衛生場面における有害生物防除場面で有効である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to novel compounds belonging to indoles, intermediates for the production of these compounds, and further to these compounds and methods for producing the intermediates, which derivatives are paddy fields, upland fields, orchards, forests or environments. It can be used as an insecticide in hygiene situations. The derivative can also be used as a parasite control agent to protect humans or animals from parasite damage.
[0002]
[Prior art]
N-substituted indoles having pesticidal activity are described in US Patent Application No. 3290332 and Japanese Patent Application Laid-Open No. 55-151505, in which aryl and pyridyl groups are not included as substituents on the nitrogen atom. In addition, the use is not an insecticide but a fungicide.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the field of pest control in paddy fields, upland fields, orchards, forests, or environmental hygiene scenes, there is a demand for compounds with higher insecticidal activity and beneficial insects, properties that do not harm the environment, and low toxicity. Yes. In recent years, pests showing resistance to known insecticides such as organophosphorus carbamates and pyrethroids have increased, making it difficult to control them, and new types of drugs are required.
The present invention provides a new type of insecticidal compound that does not substantially harm beneficial insects, the environment, etc., and that is also effective against drug-resistant pests, an intermediate compound for producing them, and an An object is to provide an insecticidal composition as an active ingredient.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
As a result of earnest research to achieve the above objective,
General formula (1)
[0005]
[Chemical 6]
[Wherein X represents CH, N, or C-halogen atom; Y represents hydrogen, C 1 -C 5 alkyl, C 2 -C 5 alkenyl group, C 2 -C 5 alkynyl group, alkoxy group, halogen, cyano] , Nitro, C 1 -C 5 haloalkyl, C 1 -C 5 haloalkoxy, C 2 -C 5 haloalkenyl or C 2 -C 5 haloalkenyl; R 1 represents alkyl, haloalkyl, alkoxy or haloalkoxy R 2 , R 3 , and R 4 are each independently hydrogen, C 1 -C 5 alkyl, C 2 -C 5 alkenyl group, C 2 -C 5 alkynyl group, halogen, cyano, formyl, carboxyl, alkoxycarbonyl; , haloalkoxycarbonyl, alkylcarbonyl, haloalkylcarbonyl, nitro, cyanato, thiocyanato, C 1 -C 5 Roarukiru, C 1 -C 5 alkoxy, C 1 -C 5 haloalkoxy, C 2 -C 5 haloalkenyl or -S (O) kR 5 (wherein, k represents 0, 1 or 2, R 5 is not yet C 1 -C 5 alkyl substituted or shows a C 1 -C 5 alkyl substituted by identical or different one or more halogen atoms) indicates; m represents 0, 1 or 2; n is 0, The present invention was completed by finding that the novel N-substituted indole derivatives represented by 1, 2, 3 or 4 have excellent insecticidal activity.
[0006]
The compound of the general formula (1) of the present invention can be produced by the following method.
Method 1
General formula (4)
[0007]
[Chemical 7]
[Wherein R 2 , R 3 And n have the same meaning as described above. ] Indole derivatives represented by the general formula (5)
[0008]
[Chemical 8]
[Wherein Z represents halogen, and X, Y, and R 1 have the same meaning as described above in the text. The compound of general formula (2) is reacted in the presence of a base.
[0009]
[Chemical 9]
[Wherein X, Y, R 2 -R 4 and n have the same meaning as described above in the text. And then reacting with a halogenated sulfinyl R 1 S-halogen atom (where R 1 is alkyl or haloalkyl) in an organic solvent, optionally in the presence of a base such as a tertiary amine. Prepared.
[0010]
Method 2
General formula (4)
[0011]
[Chemical Formula 10]
[Wherein R 2 , R 3 and n have the same meaning as described above in the text. And a sulfinyl halide R 1 S-halogen atom (wherein R 1 is alkyl or haloalkyl) and an organic solvent, if necessary, in the presence of a base such as a tertiary amine. To prepare an intermediate represented by the general formula (3), and then reacting the compound of the general formula (5) in the presence of a base.
[0012]
In the reaction, the compound of the general formula (4) and the compound of the general formula (5) or the compound of the general formula (3) and the compound of the general formula (5) can be used in any ratio, but preferably an equimolar ratio. Or approximately equimolar ratio. Examples of the base that can be used include inorganic bases such as sodium hydride, potassium hydroxide and sodium hydroxide, and organic bases such as triethylamine and pyridine.
[0013]
When an organic base such as triethylamine or pyridine is used, it can be used in a large excess and used as a solvent. The amount of the base can be used theoretically or in excess, but preferably the theoretical amount is 1.0 to 5.0 times excess.
[0014]
Solvents are inert to the reactants such as aliphatic hydrocarbons such as hexane and heptane, aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene and xylene, halogenated hydrocarbons such as chloroform, dichloromethane and chlorobenzene, diethyl Examples thereof include ethers such as ether and tetrahydrofuran, amides such as N, N-dimethylformamide, and nitriles such as acetonitrile and propionitrile. These mixed solvents and mixed solvents of these and water can also be used.
[0015]
The reaction can be carried out in the temperature range from −20 ° C. to the boiling point of the solvent, preferably in the range of 0 ° C. to 80 ° C. The reaction mixture in the production of the compounds of the general formulas (1), (2) and (3) is stirred for a sufficient period of time, and the desired product is recovered by the usual post-treatment processes such as extraction, washing with water, drying and solvent distillation. The In many cases, simple washing with a solvent is sufficient, but if necessary, purification can be performed by recrystallization or column chromatography.
[0016]
When using the compound of the general formula (1) of the present invention, a method generally used in the field of agrochemical production by using an agrochemical adjuvant as it is or depending on the purpose of use in order to promote or stabilize the effect. , Powders, fine granules, granules, wettable powders, flowables, emulsions, microcapsules, oils, aerosols, heat fumigants (mosquito coils, electric mosquito traps, etc.) It can be used in the form of a composition in any preparation form such as a heat fumigant and poison bait.
[0017]
These various preparations can be used directly as they are in actual use or diluted to a desired concentration with water.
Examples of the agricultural chemical adjuvants mentioned here include carriers (diluents) and other auxiliary agents such as spreading agents, emulsifiers, wetting agents, dispersing agents, fixing agents, disintegrating agents and the like. Examples of liquid carriers include aromatic hydrocarbons such as toluene and xylene, alcohols such as butanol, octanol and glycol, ketones such as acetone, amides such as dimethylformamide, sulfoxides such as dimethyl sulfoxide, methylnaphthalene, cyclohexanone, Examples include animal and vegetable oils, fatty acids, fatty acid esters, etc., petroleum fractions such as kerosene and light oil, and water.
[0018]
Solid carriers include clay, kaolin, talc, diatomaceous earth, silica, calcium carbonate, montmorillonite, bentonite, feldspar, quartz, alumina, sawdust and the like.
[0019]
In addition, surfactants are usually used as emulsifiers or dispersants, for example, anionic surfactants such as higher alcohol sodium sulfate, stearyltrimethylammonium chloride, polyoxyethylene alkylphenyl ether, lauryl betaine, and cationic surfactants. Agents, nonionic surfactants, and zwitterionic surfactants.
Examples of the spreading agent include polyoxyethylene nonyl phenyl ether and polyoxyethylene lauryl ether. Examples of the wetting agent include polyoxyethylene nonyl phenyl ether dialkyl sulfosuccinate. Examples thereof include carboxymethyl cellulose and polyvinyl alcohol, and examples of the disintegrant include sodium lignin sulfonate and sodium lauryl sulfate.
[0020]
Furthermore, these compounds of the present invention can also exhibit more excellent insecticidal power by using two or more kinds of compounds, and other physiologically active substances such as allethrin, phthalthrin, permethrin, decameslin, fuvalerate, Pyrethroids such as cycloprotolin and various isomers, insecticidal chrysanthemum extract, DDVP, fenitrothion, diazinon, temefos and other organophosphorus insecticides, carbamate insecticides such as NAC, MTMC, BPMC and pyrimer, other insecticides, acaricides It is possible to make a multipurpose composition with higher efficacy by mixing it with an agent or fungicide, nematicide, herbicide, plant growth regulator, fertilizer, BT agent, insect hormone agent or other agricultural chemicals. A surplus effect can also be expected.
[0021]
Furthermore, this potency can be multiplied several times by adding what are known as pyrethroid synergists such as piperonyl butoxide, sulfoxide, safroxan and the like.
The compounds of the present invention are highly stable to light, heat, oxidation, etc., but if necessary, antioxidants or UV absorbers such as phenols such as BHT and BHA, arylamines such as α-naphthylamine, By adding benzophenone compounds as a stabilizer as appropriate, a more stable composition can be obtained.
The active ingredient content in the composition of the present invention varies depending on the preparation form, application method and other conditions. In some cases, only the active ingredient compound may be used, but usually 0.2 to 95% (weight), preferably 0.5 to 80. % (Weight) range.
[0022]
The amount of the composition of the present invention varies depending on the dosage form, method of application, timing, and other conditions. However, the amount of active ingredient is usually 10 g / hr for agricultural and horticultural agents, forest pesticides and Makino pesticides. 10 to 300 g, preferably 15 to 200 g is used, and the sanitary insecticide is usually used in an amount of 2 to 200 mg, preferably 5 to 100 mg, per 1 m 2 . For example, powders are in the range of 15 to 120 g of active ingredient per 10 ares, granules are in the range of 30 to 240 g of active ingredient, and emulsions and wettable powders are in the range of 40 to 250 g of active ingredient. However, in special cases, it is possible to exceed or fall below these ranges, and sometimes even be necessary.
[0023]
Moreover, when using the compound of the general formula (1) of the present invention for controlling parasites, it can be used at a dose corresponding to 0.1 to 200 mg / kg per body weight. The exact dosage for a given condition can be routinely determined and depends on various factors such as the substance used, the type of parasite, the formulation used and the condition of the human or animal affected by the parasite. Dependent.
[0024]
Specific pest names to which the insecticidal composition of the present invention can be applied are listed.
For example, from Hemiptera [Hemiptera] leafhopper (Nepho-tettix cincticeps), Sejirounka (Sogatellafurcifera), brown planthopper (Nilaparvata luge-ns), small brown planthopper (Laodelphax striatellus), bombardier helicopter bug (Riptortus clavatus), southern green stink bug (Nezaraviridula), Nasigunbai (Stephanit-is nashi),
[0025]
Greenhouse whitefly (Trialeurodes vaporariorum), cotton aphid (Aphis gossypii), green peach aphid (Myzus persicae), Yano money scale insects (Unasqis y-anonensis), for example, from the Lepidoptera [Lepidopters] apple leaf miner (Phyllonorycter ringoneella), diamondback moth (Plutella xylostella), Cotton moth (Promalac-tis inonisema), Cockweed spider (Adoxophys orana), Leguminova glycinivolorella, Cnaphlocolis medinaris (Cnaphalocis medinaris) supersalis), Ostrinia fu-rnacalis, mushrooms (Mamestra brassicae), mushrooms (Pseudaletia separata),
[0026]
Spodoptera litura, P-arnara guttata, Pieris rapaecrucivora, Heliothis spp., Moth (Agrotis spp.) -Lia japonica), rice weevil (Echinocnemus s-ogameus), rice weevil (Lissorhoptrus ory-zophilus),
[0027]
Inedorooimushi (Oulema oryzae), varied carpet beetle (Anthrenus verbasic), red flour (Tenebroides mauritanicus), maize weevil (Sitophilus zeamis), the beetle, Epilachna vigintioctopunctata (Henosepilachna vi-gintioctopunctata), adzuki bean weevil (Callosob-ruchus chinensis), Japanese pine sawyer (Monoch -Amus alternatus),
[0028]
Corn rootworm (Aulacophora femoralis), Leptinotarsa Desemurineata (Leptiontarsa decemlineta), Hoedong-cochleariae (Phaedon cochlearias), Jiapurochika (Diabrotica spp.), As the Hymenoptera [Hymenoptera], for example Kaburahabachi (Athalia rosaejaponensis), Ruri Chu range sawfly (Argesimilis ) Diptera includes, for example, Culex pipiens fatigans, Aedes aegypti, soybean flies (Asphondylls sp.), And flyfly (Hylemiaplata).
[0029]
Musca domestica viculna, Dacus cucurcitae, Agromyzaoryzae, Agromys pneum (Aphan-iptera) (Cteno-cephalides canis), as the total cell [Thysanoptera]
Chick thrips (Sirtotrips dorsalls), Nephes thrips (Thrips tabaci), Southern thrips (Trips palmi), Thrips palmi, -Thirus pubis),
[0031]
For example, T-rogium pulsatorium (Liposce-Lisotagosagota), Grylottalpaatoto (Plycoptera) , Blattella german-ca black cockroach (Periplaneta fulriginosa).
[0032]
In addition, the most important parasites and diseases caused by humans to which the insecticidal composition of the present invention can be applied are summarized below, but are not limited thereto.
[0033]
[0034]
[0035]
[Example]
Hereinafter, the present invention will be described with reference to examples, but the present invention is not limited to these examples.
[0036]
Synthesis example 1
Synthesis of 1- (3-chloro-5-trifluoromethylpyridin-2-yl) indole;
2.00 g of indole is dissolved in 20 ml of dimethylformamide, 0.69 g of sodium hydride (60%) is added under ice-cooling and nitrogen flow, stirred for 30 minutes, and then 2,3-dichloroform dissolved in 4 ml of dimethylformamide. 3.70 g of -5- (trifluoromethyl) pyridine was added dropwise under ice cooling. After completion of dropping, the mixture was heated to 60 ° C. and stirred at that temperature for 2.5 hours.
[0037]
After returning to room temperature, it was poured into water and extracted with ethyl acetate. The obtained ethyl acetate layer was washed with water, dried over anhydrous magnesium sulfate, and concentrated under reduced pressure. The residue was purified by column chromatography (silica gel, eluent: n-hexane / ethyl acetate = 30/1) to obtain 4 of the desired 1- (3-chloro-5-trifluoromethylpyridin-2-yl) indole. Obtained .85 g (95% yield).
mp 52-53 ° C
[0038]
Synthesis example 2
Synthesis of 1- (3-chloro-5-trifluoromethylpyridin-2-yl) -3- (dichlorofluoromethylthio) indole;
1.00 g of 1- (3-chloro-5-trifluoromethylpyridin-2-yl) indole is dissolved in 10 ml of methylene chloride and 0.26 ml of pyridine is added. To the solution, 1.20 g of dichlorofluoromethanesulfenyl chloride was added dropwise under ice cooling, and the mixture was stirred at room temperature for 4 hours.
[0039]
The solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by column chromatography (silica gel, eluent n-hexane) to obtain the desired 1- (3-chloro-5-trifluoromethylpyridin-2-yl) -3. 1.38 g (yield 95%) of-(dichlorofluoromethylthio) indole was obtained.
mp 101-104 ° C
[0040]
Synthesis example 3
Synthesis of 3- (dichlorofluoromethylthio) -5-fluoroindole;
Dissolve 1.00 g of 5-fluoroindole in 10 ml of methylene chloride, add 0.7 ml of pyridine, add dropwise 1.5 g of dichlorofluoromethanesulfenyl chloride dissolved in 10 ml of methylene chloride under ice cooling, and add 2 ml at room temperature. Reacted for hours. Ethyl acetate (100 ml) and n-hexane (100 ml) were added, and the organic layer was washed twice with 10% aqueous hydrochloric acid and once with water.
[0041]
The obtained organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate, and then the solvent was distilled off under reduced pressure to obtain 1.8 g (yield 91%) of the desired 3- (dichlorofluoromethylthio) -5-fluoroindole.
[0042]
Synthesis example 4
Synthesis of 1- (3-chloro-5-trifluoromethylpyridin-2-yl) -3- (dichlorofluoromethylthio) -5-fluoroindole;
0.6 g of 3- (dichlorofluoromethylthio) -5-fluoroindole is dissolved in 15 ml of dimethylformamide, 0.1 g of sodium hydride (60%) is added under ice-cooling and nitrogen stream, and the mixture is stirred for 30 minutes. 2,3-dichloro-5- (trifluoromethyl) pyridine 0.5 g dissolved in dimethylformamide was added dropwise under ice cooling.
[0043]
After completion of dropping, the mixture was heated to 100 ° C. and stirred at that temperature for 3 hours. After returning to room temperature, the mixture was poured into water and extracted with a mixed solvent of 100 ml of ethyl acetate and 100 ml of n-hexane. The obtained organic layer was washed with 10% hydrochloric acid and water, dried over anhydrous magnesium sulfate, and concentrated under reduced pressure. The residue was purified by column chromatography (silica gel, eluent n-hexane / ethyl acetate = 30/1) to obtain the desired 1- (3-chloro-5-trifluoromethylpyridin-2-yl) -3- ( 0.6 g (yield 60%) of dichlorofluoromethylthio) -5-fluoroindole was obtained.
mp107-108 ° C
[0044]
Next, typical examples of the compound represented by the general formula (1) according to the present invention are shown in Table 1.
[0045]
Embedded image
[0046]
[0047]
Next, typical examples of the compound represented by the general formula (2) according to the present invention are shown in Table 2.
[0049]
Embedded image
[0050]
[0051]
Next, Table 3 shows typical examples of the compound represented by the general formula (3) according to the present invention.
[0052]
Embedded image
[0053]
Table 3
No. m R 1 R 2 R 3 mp (° C.)
19 0 CCl 2 F H 5-F
20 0 CCl 2 F H 5-CN
[0054]
Next, the insecticidal composition will be specifically described using formulation examples.
Formulation Example 1 65 parts of a xylene-methylnaphthalene mixed solution is added to 20 parts of Emulsion Compound No. 1 and dissolved, and then 15 parts of a mixture of alkylphenol ethylene oxide condensate and calcium alkylbenzenesulfonate (8: 2) is mixed into the emulsion. It was. This product is diluted with water and used as a spray.
[0055]
Formulation Example 2 35 parts of kaolin, 30 parts of clay, and 7.5 parts of diatomaceous earth are mixed with 20 parts of the wettable powder compound No. 1, and 7.5 parts of a mixture of sodium laurate and sodium dinaphthylmethanesulfonate (1: 1). Were mixed and pulverized to obtain a powder. This product is diluted with water and used as a spray.
[0056]
Formulation Example 3 After adding 97 parts of a mixture of talc and calcium carbonate (1: 1) to 1 part of the compound of dust compound number 8 and mixing and dispersing and blending sufficiently evenly, 2 parts of anhydrous silicic acid is further added, mixed and ground, and powdered It was. Disperse this product as it is.
[0057]
Formulation Example 4 After mixing 2 parts of granule compound No. 8 compound with 48 parts bentonite fine powder, 48 parts talc and 2 parts sodium lignin sulfonate, water is added and kneaded until uniform. Next, the mixture was granulated through an injection molding machine and passed through a granulator and a dryer sieve to obtain granules having a particle diameter of 0.6 to 1 mm. This agent should be used by directly granulating on the paddy surface and soil surface.
[0058]
Formulation Example 5 Piperyl butoxide 0.5 part was added to 0.1 part of the compound of oil agent compound No. 1, and dissolved in white kerosene to make 100 parts as a whole to obtain an oil agent. Use this drug as is.
Next, the biological effect of the compound represented by the general formula (1) according to the present invention will be specifically described with reference to test examples.
[0059]
Test Example 1 Effect on Japanese black moth (stem-and-leaf dipping method)
A 20% wettable powder or 20% emulsion of the compound of the present invention was produced in accordance with Formulation Examples 1 and 2, and used as a reagent.
Test method: The middle leaves of cabbage grown on about 10 cabbage true leaves were cut out and immersed in a treatment solution diluted with water so that the active ingredient of each reagent was 200 ppm. After air drying, it was put into a plastic container with a diameter of 9 cm, and 10 long-tailed moths were released. The container was capped with 5-6 small holes and allowed to stand in a low-temperature room at 25 ° C. Four days after the treatment and release, the number of live and dead insects was examined, and the death rate was calculated. The results are shown in Table 4 as the average of duplicates.
[0060]
[0061]
Test Example 2 Effect on green planthopper A 20% wettable powder or 20% emulsion of the compound of the present invention was produced according to Formulation Examples 1 and 2 to provide a reagent.
Test method: Eight rice plants in the 3-4 leaf stage were taken as one strain and immersed in a treatment solution diluted with water so that the active ingredient of each reagent was 200 ppm. After air drying, it was placed in a glass cylinder having a diameter of 4.5 cm and a height of 15 cm, and 10 third-instar larvae of the green planthopper were released, and the number of live and dead insects was examined 6 days after the treatment, and the death rate was calculated. The results are shown in Table 5 as the average of duplicates.
[0062]
[0063]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described with reference to the embodiments, the following effects can be obtained.
The N-substituted indole derivatives of the present invention are effective in pest control scenes in paddy fields, upland fields, orchards, forests, or environmental hygiene scenes.
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